JPH10329173A - スクリュー式可塑化装置 - Google Patents

スクリュー式可塑化装置

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JPH10329173A
JPH10329173A JP9146494A JP14649497A JPH10329173A JP H10329173 A JPH10329173 A JP H10329173A JP 9146494 A JP9146494 A JP 9146494A JP 14649497 A JP14649497 A JP 14649497A JP H10329173 A JPH10329173 A JP H10329173A
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JP
Japan
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molding material
screw
hopper
plasticizing
cylinder
Prior art date
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JP9146494A
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English (en)
Inventor
Takashi Ikeno
▲隆▼ 池野
Hiroyuki Sato
弘幸 佐藤
Shuichi Maruyama
秀一 丸山
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/36Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
    • B29C48/375Plasticisers, homogenisers or feeders comprising two or more stages
    • B29C48/39Plasticisers, homogenisers or feeders comprising two or more stages a first extruder feeding the melt into an intermediate location of a second extruder
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/001Combinations of extrusion moulding with other shaping operations
    • B29C48/0011Combinations of extrusion moulding with other shaping operations combined with compression moulding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/18Feeding the material into the injection moulding apparatus, i.e. feeding the non-plastified material into the injection unit
    • B29C2045/1891Means for detecting presence or level of raw material inside feeding ducts, e.g. level sensors inside hoppers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト式無段変速機等に使用される伝動ベル
トの製造時にエンドレスの張力帯にベルト長さ方向に等
間隔に係止固定されるベルト用ブロックを熱硬化性樹脂
に強化繊維が混入されてなるペレット状の成形材料を用
いてインサート成形するために使用されるインラインス
クリュー式射出装置において、成形材料wの寸法形状に
ばらつきがあっても、その成形材料がホッパー1内でブ
リッジ現象を起こすことなくシリンダ2内に円滑に入っ
ていくようにする。 【解決手段】 ホッパー1に成形材料を供給する供給機
構11と、ホッパー1での成形材料の貯留量を検出する
反射型光電センサ18と、このセンサ18からの検出信
号を受けて成形材料の貯留量が一定になるように供給機
構11の作動を制御するコントローラ19とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペレット状の成形
材料を可塑化するために用いられるスクリュー式の可塑
化装置に関し、特に可塑化シリンダのホッパーに成形材
料を供給する機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、自動車を始め、農業機械や産
業機械等の種々の分野において、ベルト式の無段変速機
が注目されるようになってきている。この変速機に用い
られる伝動ベルトは、図3に例示するように、ベルト長
さ方向に等間隔に配置された多数のブロックW,W,…
をエンドレス状の張力帯35に係止固定させてなるもの
であって、上記各ブロックWは、図4に模式的に示すよ
うに、成形材料w1 にアルミ合金製等のインサートw2
が埋め込まれてなっており、その成形時の成形材料w1
としては、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂に強化繊維
が混入されたペレット状のものが使用される。
【0003】上記のようなブロックW,W,…を成形す
る際には、従来では、図5に示すように、インラインス
クリュー式の射出装置Aと、金型Bと、この金型Bの開
閉及び型締めを行なう型締装置Cとからなる射出成形機
が用いられる。具体的には、上記射出装置Aは、ペレッ
ト状の成形材料w1 を貯留するためのホッパーaと、軸
心が略水平方向に延びるように配置されていて、一端側
にホッパーaの下端開口に接続された導入路bを有する
一方、他端にノズルcを有するシリンダdと、このシリ
ンダd内に回転可能に嵌挿されていて、ホッパーaから
導入路bを経由してシリンダd内に導入された成形材料
1 を噛み込んで可塑化しつつ計量してノズルcから射
出するためのスクリューeとを備えている。
【0004】そして、上記の射出装置Aでは、ホッパー
aに成形材料w1 を供給して貯留させておく一方、シリ
ンダd内において成形材料w1 がノズルc側に圧送され
るようにスクリューeを回転させることで、ホッパーa
から導入路bを経由してシリンダd内に導入された成形
材料w1 をスクリューeに噛み込ませて可塑化を行ない
つつ該スクリューeがノズルcから離れる方向に移動し
て1ショット分の計量を行ない、その後、スクリューe
をノズルc側に移動させることで、1ショット分の成形
材料w1 をノズルcから押し出して金型B内に注入させ
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の成形
材料w1 には、強化繊維が混入されていることもあっ
て、ペレット化の際に生じた寸法形状の大きなばらつき
がある。したがって、上記従来の射出装置Aにおいて、
そのような成形材料w1 をホッパーa内に多量に供給し
て貯留させておくと、ブリッジ現象を起こしてシリンダ
d内に円滑に入っていかず、そのために、可塑化された
成形材料w1 にボイド(中空)が発生し易いという問題
がある。
【0006】また、上記のような寸法形状のばらつきに
より、導入路bからスクリューdへの成形材料w1 の噛
込みがよくなく、このことも上記ボイドの発生を助長し
ている。
【0007】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その主な目的は、インラインスクリュー式射出
装置等のスクリュー式可塑化装置において、そのホッパ
ーへの成形材料の供給の仕方を改良することで、ペレッ
ト状の成形材料の寸法形状にばらつきがあっても、その
成形材料がブリッジ現象を起こすことなくシリンダ内に
円滑に入っていくようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、ホッパー内に成形材料を供給する際
に、ホッパー内に一定量の成形材料を貯留させるように
することで、成形材料の貯留量が多過ぎることに起因す
るブリッジ現象が起きないようにした。
【0009】具体的には、請求項1の発明では、ペレッ
ト状の成形材料を貯留するためのホッパーと、軸心が略
水平方向に延びるように配置されていて、一端側に上記
ホッパーの下端開口に接続された導入路を有する一方、
他端に押出口を有する可塑化シリンダと、この可塑化シ
リンダ内に回転可能に嵌挿されていて、上記ホッパーか
ら導入路を経由して可塑化シリンダ内に導入された成形
材料を噛み込みつつ可塑化して押出口から押し出すため
の可塑化スクリューとを備えたスクリュー式可塑化装置
が前提である。
【0010】そして、上記ホッパーに成形材料を供給す
る供給機構と、ホッパーにおける成形材料の貯留量を検
出する検出手段と、この検出手段からの検出信号を受け
て、ホッパーにおける成形材料の貯留量が一定になるよ
うに供給機構の作動を制御する制御手段とを備えるよう
にする。
【0011】上記の構成において、スクリュー式可塑化
装置のホッパーには、供給機構により成形材料が供給さ
れる。そして、ホッパーが貯留する成形材料は、可塑化
シリンダ内の成形材料が可塑化スクリューに噛み込まれ
て可塑化されるのに伴い、導入路を経由して可塑化シリ
ンダ内に導入される。このとき、上記ホッパーにおける
成形材料の貯留量は検出手段により検出されており、上
記供給機構の作動は、上記検出手段からの検出信号に基
づいて制御手段により制御される。これにより、上記ホ
ッパーの成形材料の貯留量が一定化されるようになるの
で、貯留量が多過ぎることに起因するホッパー内での成
形材料のブリッジ現象は回避される。
【0012】請求項2の発明では、上記請求項1の発明
において、供給機構は、略水平方向に延びるように配置
されていて一端側に成形材料を貯留するための貯留部を
有する一方、他端側にホッパーの上方に位置付けられた
供給口を有する供給シリンダと、この供給シリンダ内に
回転可能に嵌挿されていて、上記貯留部内の成形材料を
供給口からホッパーに供給するための供給スクリュー
と、この供給スクリューを回転駆動するとともに制御手
段により作動制御される駆動部とを有するものとする。
【0013】上記の構成において、供給機構の貯留部に
貯留されている成形材料は、駆動部が制御手段に作動制
御されて供給スクリューを回転駆動することにより、供
給シリンダの供給口からホッパーに供給される。よっ
て、上記請求項1の発明での作用は具体的に営まれる。
【0014】請求項3の発明では、上記請求項1の発明
において、導入路は、可塑化シリンダの周壁上部を貫通
して設けられているものとする。そして、上記導入路の
押出口側の壁面は、該導入路内において上記可塑化シリ
ンダの軸心と鋭角をなす傾斜面に形成されているものと
する。
【0015】上記の構成において、ホッパー内の成形材
料は、導入路を経由して可塑化シリンダ内に入り、可塑
化スクリューに噛み込まれて可塑化する。このとき、上
記導入路の押出口側の壁面が該導入路内において可塑化
シリンダの軸心と鋭角をなす傾斜面であるので、導入路
内の成形材料は、可塑化スクリューの作動に応じて押出
口側に向かって移動するときに、上記壁面により可塑化
スクリューの側に案内されこととなり、よって、可塑化
スクリューへの成形材料の噛込みは促進されるようにな
る。
【0016】請求項4の発明では、上記請求項1又は3
の発明において、可塑化スクリューは、成形材料を噛み
込んで可塑化しつつ計量して押出口から射出するように
構成されているものとする。つまり、本発明に係るスク
リュー式可塑化装置は、インラインスクリュー式射出装
置により構成されているものとする。
【0017】上記の構成において、インラインスクリュ
ー式射出装置では、その射出スクリュー(可塑化スクリ
ュー)は、成形材料を噛み込んで可塑化しつつ計量して
押出口から射出するように作動する。よって、上記請求
項1又は3の発明での作用は具体的に営まれる。
【0018】請求項5の発明では、上記請求項1又は3
の発明において、成形材料は、熱硬化性樹脂に強化繊維
が混入されてなるものとする。
【0019】上記の構成において、スクリュー式可塑化
装置により可塑化される成形材料は、熱硬化性樹脂に強
化繊維が混入されてなっているので、その寸法形状には
大きなばらつきが生じ易く、このために、ホッパー内で
の貯留量が多過ぎるとブリッジ現象を起こし易いととも
に、可塑化スクリューへの噛込みもよくない。よって、
上記請求項1及び3の発明での作用は効率よく営まれ
る。
【0020】請求項6の発明では、上記請求項5の発明
において、成形材料は、エンドレスの張力帯に該張力帯
の長さ方向に等間隔に係止固定されて伝動ベルトを形成
するベルト用ブロックを成形するためのものとする。
【0021】上記の構成において、スクリュー式可塑化
装置により可塑化される成形材料は、エンドレスの張力
帯に該張力帯の長さ方向に等間隔に係止固定されて伝動
ベルトを形成するベルト用ブロックを成形するために使
用される。このベルト用ブロックの成形材料は、伝動ベ
ルトの使用時に加わる高負荷に耐え得るためにフェノー
ル樹脂等の熱硬化性樹脂に例えば30wt%程度の強化
繊維が混入されてなるものであることから、ペレット化
の際に寸法形状のばらつきが極めて生じ易い。よって、
上記請求項4の発明での作用はさらに効率よく営まれ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0023】図2は、本発明の実施形態に係るインライ
ンスクリュー式の射出装置Pが備えられた射出成形機の
全体構成を模式的に示しており、この射出成形機は、図
3に示すような伝動ベルトの製造時に用いられるブロッ
クW,W,…をインサート成形するために使用される。
また、射出装置Pは、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂
に強化繊維が例えば30wt%だけ混入されてなるペレ
ット状の成形材料w1を可塑化しつつ計量して射出する
ために使用される。
【0024】先ず、上記ブロックW,W,…について説
明しておくと、これら各ブロックWは、図4に示すよう
に、ベルト幅方向(同図の左右方向)に互いに平行に延
びかつベルト厚さ方向(同図の上下方向)に並ぶように
配置される上ビーム部31及び下ビーム部32と、これ
ら両ビーム部31,32をベルト幅方向の中央で互いに
連結するピラー部33とからなっており、そのベルト幅
方向の両側部には、側方に開放された1対のスリット3
4,34が形成されている。各ブロックWは、上記成形
材料w1 に例えばアルミ合金製のインサートw2 が埋め
込まれた状態で成形される。そして、所定数のブロック
W,W,…をベルト長さ方向に等間隔に並べ、その両側
に1対の張力帯35,35を配置し、それら各張力帯3
5を各ブロックWの対応するスリット34内に嵌挿して
ブロックW,W,…をベルト長さ方向に係止固定するこ
とにより上記伝動ベルトは得られる。
【0025】次に、上記射出成形機について詳しく説明
する。この射出成形機は、上記射出装置Pと、この射出
装置Pにより成形材料w1 が注入される金型21と、こ
の金型21の開閉及び型締めを行なう型締装置29とか
らなっている。
【0026】具体的に説明すると、射出装置Pは、成形
材料w1 を貯留するためのホッパー1と、軸心Qが略水
平方向に延びるように配置されていて、一端側(図2の
右端側)にホッパー1の下端開口に接続された導入路3
を有する一方、他端(同図の左端)に、押出口4aが形
成されたノズル4を有する可塑化シリンダとしての射出
シリンダ2と、このシリンダ2内に回転可能に嵌挿され
ていて、ホッパー1から導入路3を経由してシリンダ2
内に導入された成形材料w1 を噛み込んで可塑化しつつ
計量してノズル4から射出するための可塑化スクリュー
としての射出スクリュー5と、射出シリンダ2の一端側
に配置されていて、射出スクリュー5を回転駆動すると
ともに該スクリュー5をノズル4に向かって移動させる
駆動部6とを備えている。そして、射出シリンダ2内の
成形材料w1 がノズル4側に圧送されるように射出スク
リュー5を回転させることで、該成形材料w1 の可塑化
を行ないつつ該射出スクリュー5がノズル4から離れる
方向に移動して1ショット分の計量を行ない、その後、
射出スクリュー5をノズル4側に移動させることで、1
ショット分の成形材料w1 をノズル5から押し出して金
型21内に注入するようになっている。
【0027】上記金型21は、上型22と、この上型2
2に対し開閉可能な下型23とからなっており、その側
面に、上記射出装置Pのノズル4が密接状態に接合され
るスプルー口24が形成されているとともに、合せ面に
は、スプルー口24から延びるスプルー25と、このス
プルー25の先端から分岐して延びるランナー26,2
6,…と、各ランナー26の先端に接続するキャビティ
27とが形成されている。また、上型22及び下型23
の両方には図外のヒータが埋設されていて、各キャビテ
ィ27に充填された成形材料w1 を加熱して硬化させる
ようになっている。
【0028】以上のように構成された射出成形機により
伝動ベルト用のブロックW,W,…をインサート成形す
る際の手順について説明する。先ず、金型21が開いた
状態で、下型23の各キャビティ用凹部の所定位置に各
々のインサートw2 をセットし、その後、金型21を閉
じる。一方、射出装置Pでは、ホッパー1から導入路3
を経由して射出シリンダ2内に導入される成形材料w1
を射出スクリュー5に噛み込ませつつ成形材料w1 の可
塑化及び計量を行なう。
【0029】上記可塑化及び計量の後、射出装置Pのノ
ズル5を金型21のスプルー口24に接合させた状態で
該ノズル5から1ショット分の成形材料w1 を射出す
る。すると、射出された成形材料w1 は、スプルー25
及びランナー26を順に経由して各キャビティ27に充
填される。
【0030】上記各キャビティ27内に充填された成形
材料w1 は、ヒータにより加熱されることで硬化する。
一方、上記射出装置Pは、1ショット分の射出が完了し
た後、金型21から離れて次のショットサイクルに入
る。そして、上記成形材料w1が完全硬化した後、金型
21を開いて脱型させる。これにより、所定の成形体が
得られる。
【0031】そして、本実施形態では、図1に拡大して
示すように、上記射出装置Pのホッパー1に成形材料w
1 を供給する供給機構11と、ホッパー1における成形
材料w1 の貯留量を検出する検出手段としての反射型光
電センサ18と、このセンサ18からの検出信号を受け
て、ホッパー1における成形材料w1 の貯留量が一定に
なるように供給機構11の作動を制御する制御手段とし
てのコントローラ19とを備えている。
【0032】具体的には、上記供給機構11は、略水平
方向に延びるように配置されていて一端側に成形材料w
1 を貯留するための貯留部13を有する一方、他端側に
上記ホッパー1の上方に位置付けられた供給口14を有
する供給シリンダ12と、この供給シリンダ12内に回
転可能に嵌挿されていて、貯留部13の成形材料w1
供給口14からホッパー1に供給するための供給スクリ
ュー15と、この供給スクリュー15を回転駆動すると
ともに上記コントローラ19に作動制御される駆動部1
6とを有してなっている。
【0033】また、上記射出シリンダ2の導入路3は、
該射出シリンダ2の周壁上部を貫通して設けられてお
り、導入路3におけるノズル4側(図1の左側)の壁面
3aは、該導入路3内において可塑化シリンダ2の軸心
Qとのなす角度θが鋭角(例えばθ=45°)である傾
斜面に形成されている。
【0034】したがって、本実施形態によれば、エンド
レスの1対の張力帯35,35によりベルト長さ方向に
等間隔に係止固定されて伝動ベルトを形成するためのブ
ロックW,W,…を、熱硬化性樹脂に強化繊維が混入さ
れてなるペレット状の成形材料w1 を用いてインサート
成形する射出成形機のインラインスクリュー式射出装置
Pにおいて、ホッパー1に成形材料w1 を供給する供給
機構11と、ホッパー1での成形材料w1 の貯留量を検
出する反射型光電センサ18と、このセンサ18からの
検出信号を受けてホッパー1における成形材料w1 の貯
留量が一定になるように供給機構11の作動を制御する
コントローラ19とを備えるようにしたので、上記ホッ
パー1の成形材料w1 の貯留量を一定化することがで
き、よって、貯留量が多過ぎることに起因するホッパー
1内での成形材料w1 のブリッジ現象を回避して射出シ
リンダ2内に成形材料w1 を円滑に導入させることがで
き、その結果、可塑化状態の成形材料w1 におけるボイ
ドの発生を少なく抑えることができる。
【0035】また、上記射出装置Pの射出シリンダ2の
導入路3におけるノズル4側の壁面3aを、該導入路3
内において射出シリンダ2の軸心Qとのなす角度θが鋭
角である傾斜面に形成するようにしたので、この壁面3
aにより導入路3内の成形材料w1 を射出スクリュー5
の作動に応じて該射出スクリュー5の側に案内し、射出
スクリュー5への成形材料w1 の噛込みを促進すること
ができる結果、このことによっても、ボイドの発生を抑
えることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ペレット状の成形材料を貯留するためのホッパ
ーと、軸心が略水平方向に延びるように配置され、一端
側にホッパーの下端開口に接続された導入路を有する一
方、他端に押出口を有する可塑化シリンダと、この可塑
化シリンダ内に回転可能に嵌挿され、ホッパーから導入
路を経由して可塑化シリンダ内に導入された成形材料を
噛み込みつつ可塑化して押出口から押し出すための可塑
化スクリューとを備えたスクリュー式可塑化装置におい
て、上記ホッパーに成形材料を供給する供給機構と、ホ
ッパーにおける成形材料の貯留量を検出する検出手段
と、該検出手段からの検出信号を受けてホッパーにおけ
る成形材料の貯留量が一定になるように供給機構の作動
を制御する制御手段とを備えるようにしたので、上記ホ
ッパーの成形材料の貯留量を一定化することができ、よ
って、貯留量が多過ぎることに起因するホッパー内での
成形材料のブリッジ現象を回避して可塑化シリンダ内に
成形材料を円滑に導入させることができ、その結果、可
塑化状態の成形材料におけるボイドの発生を少なく抑え
ることができる。
【0037】請求項2の発明によれば、上記供給機構
を、略水平方向に延びるように配置されていて一端側に
成形材料を貯留するための貯留部を有する一方、他端側
にホッパーの上方に位置付けられた供給口を有する供給
シリンダと、該供給シリンダ内に回転可能に嵌挿され、
上記貯留部の成形材料を供給口からホッパーに供給する
ための供給スクリューと、該供給スクリューを回転駆動
するとともに制御手段により作動制御される駆動部とを
有するものとしたので、上記請求項1の発明による効果
を具体的にかつ適正に得ることができる。
【0038】請求項3の発明によれば、上記導入路が、
可塑化シリンダの周壁上部を貫通して設けられている場
合に、上記導入路の押出口側の壁面を、該導入路内にお
いて可塑化シリンダの軸心と鋭角をなす傾斜面に形成す
るようにしたので、この傾斜壁面により可塑化スクリュ
ーへの成形材料の噛込みを促進することができる結果、
可塑化状態の成形材料におけるボイドの発生をさらに抑
えることができる。
【0039】請求項4の発明によれば、上記可塑化スク
リューを、成形材料を噛み込んで可塑化しつつ計量して
押出口から射出する構成とし、本発明をインラインスク
リュー式射出装置に適用することとしたので、上記請求
項1及び3の発明による効果を具体的に得ることができ
る。
【0040】請求項5の発明によれば、上記成形材料
を、熱硬化性樹脂に強化繊維が混入されてなるものとし
たので、上記請求項1及び3の発明による効果を効率よ
く得ることができる。
【0041】請求項6の発明によれば、上記強化繊維混
入の熱硬化性樹脂からなる成形材料を、エンドレスの張
力帯に該張力帯の長さ方向に等間隔に係止固定されて伝
動ベルトを形成するベルト用ブロックを成形するための
ものとしたので、上記請求項5の発明による効果を具体
的にかつ適正に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るインラインスクリュー
式射出装置の要部を示す縦断面図である。
【図2】射出成形機の全体構成を示す縦断面図である。
【図3】伝動ベルトを示す斜視図である
【図4】ベルト用ブロックを示す正面図である。
【図5】従来のインラインスクリュー式射出装置が備え
られた射出成形機の全体構成を示す図2相当図である。
【符号の説明】
P インラインスクリュー式射出装置(スクリュー式可
塑化装置) 1 ホッパー 2 射出シリンダ(可塑化シリンダ) 3 導入路 3a 壁面 4a 押出口 5 射出スクリュー(可塑化スクリュー) 11 供給機構 12 供給シリンダ 13 貯留部 14 供給口 15 供給スクリュー 16 駆動部 18 反射型光電センサ(検出手段) 19 コントローラ(制御手段) w1 成形材料 Q 軸心 θ 角度

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペレット状の成形材料を貯留するための
    ホッパーと、軸心が略水平方向に延びるように配置さ
    れ、一端側に上記ホッパーの下端開口に接続された導入
    路を有する一方、他端に押出口を有する可塑化シリンダ
    と、該可塑化シリンダ内に回転可能に嵌挿され、上記ホ
    ッパーから上記導入路を経由して上記可塑化シリンダ内
    に導入された成形材料を噛み込みつつ可塑化して上記押
    出口から押し出すための可塑化スクリューとを備えたス
    クリュー式可塑化装置において、 上記ホッパーに上記成形材料を供給する供給機構と、 上記ホッパーにおける成形材料の貯留量を検出する検出
    手段と、 上記検出手段からの検出信号を受け、上記ホッパーにお
    ける成形材料の貯留量が一定になるように上記供給機構
    の作動を制御する制御手段とを備えていることを特徴と
    するスクリュー式可塑化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスクリュー式可塑化装置
    において、 供給機構は、 略水平方向に延びるように配置され、一端側に成形材料
    を貯留するための貯留部を有する一方、他端側にホッパ
    ーの上方に位置付けられた供給口を有する供給シリンダ
    と、 上記供給シリンダ内に回転可能に嵌挿され、上記貯留部
    の成形材料を上記供給口から上記ホッパーに供給するた
    めの供給スクリューと、 上記供給スクリューを回転駆動するとともに制御手段に
    より作動制御される駆動部とを有してなることを特徴と
    するスクリュー式可塑化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のスクリュー式可塑化装置
    において、 導入路は、可塑化シリンダの周壁上部を貫通して設けら
    れ、 上記導入路の押出口側の壁面は、該導入路内において上
    記可塑化シリンダの軸心と鋭角をなす傾斜面に形成され
    ていることを特徴とするスクリュー式可塑化装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は3記載のスクリュー式可塑
    化装置において、 可塑化スクリューは、成形材料を噛み込んで可塑化しつ
    つ計量して押出口から射出するように構成されているこ
    とを特徴とするスクリュー式可塑化装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は3記載のスクリュー式可塑
    化装置において、 成形材料は、熱硬化性樹脂に強化繊維が混入されてなる
    ものであることを特徴とするスクリュー式可塑化装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のスクリュー式可塑化装置
    において、 成形材料は、エンドレスの張力帯に該張力帯の長さ方向
    に等間隔に係止固定されて伝動ベルトを形成するベルト
    用ブロックを成形するためのものであることを特徴とす
    るスクリュー式可塑化装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000176958A (ja) * 1998-12-15 2000-06-27 Niigata Eng Co Ltd 発泡成形用射出成形機及び溶解促進工程における樹脂圧の制御方法
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