JPH10328440A - 合成樹脂製コルゲート管用カッタ - Google Patents

合成樹脂製コルゲート管用カッタ

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JPH10328440A
JPH10328440A JP15737897A JP15737897A JPH10328440A JP H10328440 A JPH10328440 A JP H10328440A JP 15737897 A JP15737897 A JP 15737897A JP 15737897 A JP15737897 A JP 15737897A JP H10328440 A JPH10328440 A JP H10328440A
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corrugated pipe
cutting
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多加志 佐々木
Munenori Shimada
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管を被覆してなる断面長円形状の合成樹脂
製コルゲート管の所定個所の山部を全周に亘って確実且
つ能率よく切断し得るカッタを提供する。 【解決手段】 挿入口5と受入孔4とを有し、且つこれ
らの挿入口5の対向端面と受入孔4の内周面との中央部
にコルゲート管Cの山部C3を案内する嵌入溝6a、6cを設
けてなるカッタ本体1の左右に挿入口5側に設けている
嵌入溝6aの端部中央から突出した第1切刃8と受入孔4
側に設けている嵌入溝6cの端部中央から突出した直状の
第2切刃9とを有するカッタプレート7を取り替え可能
に装着し、挿入口5にコルゲート管Cを挿入して該コル
ゲート管Cの両側壁部C1、C1の山部C3を第1切刃8、8
により切断したのち、カッタ本体1をコルゲート管回り
に回動させることによって上記左右のカッタプレート
7、7の互いに平行な直状の第2切刃9、9によりコル
ゲート管Cの両端湾曲壁部C2、C2の山部C3を連続的に切
断するように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配管や配線を被覆し
た合成樹脂製コルゲート管を切断するためのカッタの改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物内に例えば暖房用配管を行う場合、
給湯管や排湯管を配線と共に合成樹脂製コルゲート管に
内蔵し、配管作業時に必要に応じて該コルゲート管の一
部を切除して上記給排湯管等を露出させることが行われ
ている。このようなコルゲート管を切除する器具として
は、例えば、実開昭61ー160869号に記載されて
いるようなカッタが採用されている。
【0003】上記カッタは図8に示すように、2枚の金
属板を重ね合わせて一体に固着してなる本体21にコルゲ
ート管挿入口22とコルゲート管受入孔23を設けると共に
これらのコルゲート管挿入口22と受入口23の左右対向面
に第1切刃24、24と第2切刃25、25をそれぞれ突設し、
且つコルゲート管挿入口22と受入口23の端縁に内方に向
かって小幅の係止条片26を突設してなる構造を有してい
る。
【0004】そして、コルゲート管Cを、その両側壁部
C1、C1を左右の第1切刃24、24側に向けながら挿入口22
に差し込むことによって両側壁部C1、C1の山部を該第1
切刃24、24により切断し、次いで、受入孔23内に達した
該コルゲート管Cに対してその周方向に本体21を回動さ
せることにより第2切刃25、25でコルゲート管Cの両端
半円状湾曲壁部C2、C2の山部を切断するように構成して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記カ
ッタによれば、左右の第1切刃24、24によってコルゲー
ト管Cの両側壁部C1、C1を切断したのち、本体21をコル
ゲート管回りに回動させて左右の第2切刃25、25をコル
ゲート管Cの両端半円状湾曲壁部C2、C2の端部にそれぞ
れ対向させ、しかるのち、本体21をさらに同一方向に回
動させて半円状湾曲壁部C2、C2を切断しなければならな
いために、本体21をコルゲート管21の手前から裏面側に
まで130 度回動操作する必要があり、そのため、既に配
管されたコルゲート管Cの一部を切断したい場合には該
コルゲート管Cの背面側に殆ど隙間がない時には切断作
業が行われなくなる事態が生じるという問題点があっ
た。
【0006】その上、このような作業性から本体21に比
較的長い把手を一体に設けることができず、作業員が本
体21を直接、把持してコルゲート管Cの切断作業を行っ
ているために、本体21を把持した手をコルゲート管Cの
裏面側まで移動させるにはその操作性や作業性に困難が
生じることになる。
【0007】さらに、コルゲート管受入孔23の対向面に
突設している左右の第2切刃25、25には、一方の切刃25
の上縁側と他方の切刃25の下縁側とに刃を設けて、本体
21をコルゲート管Cに対して一方向に回動させることに
よりコルゲート管Cの半円状湾曲壁部C2、C2を切断する
ように構成しているため、本体21を他方向に回動させて
切断することができなく、使用勝手が悪いという問題点
がある。
【0008】また、コルゲート管挿入口22にコルゲート
管Cを差し込む際に、その対向面に突設している係止条
片26をコルゲート管Cの谷部に係入させた状態にし、該
係止条片26をガイドとして左右の第1切刃24、24により
コルゲート管Cの両側壁部C1、C1を切断しているが、コ
ルゲート管Cの谷部が挿入口22側の係止条片26を通過す
る際には受入孔23側の係止条片26に係止しておらず、そ
のため、受入孔23内に差し込まれたコルゲート管Cに対
して本体21が上記挿入口22と受入孔23との連設部に突設
している係止条片部を支点として上下方向にこじれて切
刃を傷める事態が生じ易くなる。
【0009】さらにまた、第1、第2切刃24、25は別体
に形成され且つ本体1に取り外し不能に挟着されている
ので、交換ができなく、1つの切刃でも欠損等によって
切れやみが生じるとカッタ全体が使用できなくなるとい
う問題点があった。
【0010】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところはコルゲート管を正確
且つ簡便に切断し得ると共に切刃の交換や互換性を可能
にした合成樹脂製コルゲート管用カッタを提供するにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、両側壁部の両端に半円形状
の湾曲壁部を一体に設けてなる断面長円形状の合成樹脂
コルゲート管を切断するカッタであって、カッタ本体は
把手部の先端に偏平板状の拡大頭部を設けてなり、この
カッタ本体の上記拡大頭部の中央部に上記コルゲート管
が回動可能な大きさのコルゲート管受入孔を設けている
と共に該受入孔からコルゲート管の両側壁部間が挿入可
能な幅でもって上記拡大頭部の先端面に開口したコルゲ
ート管挿入口を設けてあり、この挿入口の対向面にコル
ゲート管の両側壁部の山部を切断する第1切刃を突設し
ていると共に上記受入孔の対向周縁部に挿入口の対向面
の延長線の外側に平行な一定長の直状の第2切刃を突設
して該第2切刃によりコルゲート管Cの両端湾曲壁部を
切断させるようにし、さらに、上記挿入口の対向端面の
中央部に全長に亘ってコルゲート管の山部の嵌入溝を設
けていると共に上記受入孔の内周面における第2切刃の
長さ方向の中央部分以外の円弧面に同じくコルゲート管
の山部の嵌入溝を設けてなる構造としている。
【0012】請求項2に係る発明は、カッタ本体に対す
る切刃の取付構造するもので、カッタ本体は把手部片と
拡大頭部片とを形成してなる表裏2枚の本体半片を重ね
合わせて一体に連結してなる一方、上記第1、第2切刃
はこの本体半片の両側部対向面間に介在させてボルト・
ナットにより取り外し可能に固着してなる構造を有して
いる。
【0013】また、請求項3に係る発明は、上記請求項
1及び請求項2に記載の発明において、上記第1、第2
切刃をカッタ本体の本体半片間に介在させる一定厚みの
金属板製カッタプレートの内側縁の先端部と該先端部に
連なる直状縁辺部とにそれぞれ形成していると共に第2
切刃の基端側に上記第1切刃と同一形状の第3切刃を突
設してあり、この第3切刃をカッタ本体の本体半片間に
没入させた状態でカッタプレートを本体半片間に上記ボ
ルト・ナットによって取り外し可能に固着した構造を有
している。
【0014】
【作用及び効果】請求項1に係る発明によれば、カッタ
本体のコルゲート管挿入口をコルゲート管に対して該コ
ルゲート管の両側壁部が挿入口の対向面に沿うようにし
て差し込むと、左右の第1切刃によってコルゲート管の
両側壁部の山部を切断することができ、該両側山部を切
断した直後にコルゲート管の挿入側の半円形状湾曲壁部
が受入孔における上記挿入口の延長方向の周縁部に受止
される。この状態からカッタ本体をコルゲート管回りに
回動させることによって、受入孔の対向周縁部に突設し
ている第2切刃によりコルゲート管の両端湾曲壁部の山
部を切断することができる。
【0015】この際、第2切刃は挿入口の対向面の延長
線における外側に平行して一定長の直状刃に形成されて
いるので、カッタ本体をコルゲート管の回りに僅かに回
動させるだけでこれらの第2切刃をコルゲート管の湾曲
壁部に切り込ませることができると共にカッタ本体をコ
ルゲート管回りに略90度回動させると、一方の第2切刃
により一端側の湾曲壁部の半周部分を、他方の第2切刃
により他端側の湾曲壁部の半周部分をそれぞれ切断する
ことができると共にその状態からカッタ本体を逆方向に
回動させれば、今度は一方の第2切刃により他端側の湾
曲壁部の半周部分を、他方の第2切刃により一端側の湾
曲壁部の半周部分をそれぞれ切断することができる。
【0016】従って、カッタ本体の回動操作角度が左右
略90度ですみ、既に配管されたコルゲート管であって裏
面側に隙間が殆ど存在しない場合においても、該コルゲ
ート管を確実に切断することができるものであり、その
上、カッタ本体の把手部が比較長く形成しておいても何
等の障害も生じなく、該把手部を把持してカッタ本体を
軽快に操作しながらコルゲート管の切断作業が円滑に行
えるものである。また、カッタ本体をいずれの方向に回
動操作してもさらにはカッタ本体を表裏反転させた状態
で使用してもコルゲート管の切断作業を行うことができ
る。
【0017】さらに、上記挿入口の対向端面の中央部に
全長に亘ってコルゲート管の山部の嵌入溝を設けている
と共に上記受入孔の内周面における第2切刃の長さ方向
の中央部分以外の円弧面に同じくコルゲート管の山部の
嵌入溝を設けているコルゲート管が完全に切断されるま
で常にその嵌入溝と受入孔に向かって突出しているカッ
タプレートの内側縁とのいずれかに支持させておくこと
ができる。従って、カッタ本体がガタついたり抜け出る
ことなく該嵌入溝とカッタプレートとをガイドとして正
確且つ円滑に切断操作をすることができると共にコルゲ
ート管の山部の中央部が上記切刃によって全周に亘って
切断されると、その山部の半部分が自動的に除去される
ので、該半部分を保持していたカッタプレートの係合が
解かれてコルゲート管からのカッタ本体の取り外しが容
易に行えるものである。
【0018】また、請求項2に係る発明によれば、カッ
タ本体は2枚の本体半片を連結してなる一方、上記第1
および第2切刃はこの本体半片の両側部対向面間に介在
させてボルト・ナットにより取り外し可能に固着してい
るものであるから、第1および第2切刃の少なくともい
ずれか一方が切れやんだ場合にはボルト・ナットを取り
外すことによってカッタプレートを交換が簡単に行うこ
とができる。
【0019】さらに、請求項3に係る発明によれば、上
記第1、第2切刃は一定厚みの金属板製カッタプレート
の内側縁の先端部と該先端部に連なる直状縁辺部とにそ
れぞれ形成されていると共に第2切刃の基端側に上記第
1切刃と同一形状の第3切刃を突設しているので、この
カッタプレートをカッタ本体の左右いずれ側にも共用し
て設けることができると共に第1切刃が切りやんだり欠
損した場合には該カッタプレートをカッタ本体から取り
外したのち反転させれば、第3切刃を第1切刃として使
用することができ、現場におけるコルゲート管の切断作
業に支障をきたすことはない。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の具体的な実施例を図面に
ついて説明すると、1は所定長さを有する把手部3の先
端に拡大頭部2を一体に形成してなる金属板製のカッタ
本体で、拡大頭部2は円板形状に形成されていると共に
その中央部に切断すべき合成樹脂製コルゲート管Cを挿
通状態に受入可能な大きさを有する受入孔4を表裏面に
亘って貫設していると共にこの受入孔4の先端側周縁部
から拡大頭部2の先端面間に亘ってコルゲート管Cの直
状の両側壁部C1、C1間が挿入可能な幅でもって連通した
挿入口5を形成している。
【0021】上記コルゲート管Cは図2、図3に示すよ
うに、その両側壁部C1、C1の両端に半円形状の湾曲壁部
C2、C2を一体に設けてなる断面長円形状に形成されてい
ると共に長さ方向に一定幅を有する山部C3と谷部C4とが
交互に連続形成してなる構造を有している。
【0022】カッタ本体1の上記拡大頭部2の中央部に
設けている受入孔4は、上記挿入口5と対向した基端部
側周縁部に挿入口5の幅に略等しい円弧長部分に亘って
上記コルゲート管Cの湾曲壁部C2を受止する円弧縁部4a
に形成していると共に該円弧縁部4aの両端から挿入口5
の互いに平行な直状対向端面5a、5aに到る左右円弧長部
分をコルゲート管Cの上記両端湾曲壁部C2、C2の山部頂
面が摺接可能な円弧縁部4b、4bに形成している。
【0023】また、挿入口5の左右直状対向端面5a、5a
の中央部には全長に亘ってコルゲート管Cの両側壁部
C1、C1の山部が摺動可能に嵌入させる第1嵌入溝6a、6a
を形成していると共にこれらの第1嵌入溝6a、6aの基端
に連通して上記受入孔4の左右円弧縁部4b、4bの先端部
分の中央部に第2嵌入溝6b、6bを設けてあり、さらに、
上記受入孔4の基端側の円弧縁部4aの中央部に第3嵌入
溝6cを形成している。これらの第2、第3嵌入溝6b、6c
もコルゲート管Cの山部C3が摺動可能に嵌入させる幅を
有していると共に第2、第3嵌入溝6b、6c間の左右円弧
縁部4b、4bの円弧長の中央部には嵌入溝は設けられてい
ない。
【0024】このように構成しているカッタ本体1は、
図5に示すように同一形状を有する一定厚みの表裏2枚
の本体半片1a、1bを重ね合わせて一体に固着してなるも
のであり、これらの本体半片1a、1bは図6に示すよう
に、上記把手部3を形成するための把手部片3'と、上記
受入孔4と挿入口5とを備えた拡大頭部2を形成するた
めの拡大頭部片2'とを有し、受入孔4と挿入口5とをそ
れぞれ形成するための直状端縁と円弧縁部との対向面の
所定個所に、本体半片1a、1bを重ね合わせた時に上記第
1〜第3嵌入溝6a〜6cを形成するための断面L字状の切
欠部6a' 〜6c' を設けているものである。
【0025】さらに、拡大頭部片2'には一定間隔毎に3
個のボルト取付孔11が穿設されてあり、上記本体半片1
a、1bの把手部片3'、3'間に一定厚みのスペーサを介し
て把手部片3'、3'同士を一体に固着することによりカッ
タ本体1を形成していると共に小間隔を存して対向した
拡大頭部片2'、2'の左右側における対向面間に後述する
カッタプレート7を抜き取り可能に介在させて上記ボル
ト取付孔11間をボルト・ナット13で結合することにより
カッタプレート7を装着しているものである。
【0026】カッタプレート7は図7に示すように拡大
頭部2の円弧状に湾曲した左右のアーム形状の長さ方向
に沿う外側縁が円弧状に湾曲した形状に形成されてあ
り、その内側縁にカッタ本体1の上記挿入口5の対向面
の長さ方向の中間部から挿入口5に向かって突出する第
1切刃8と、受入孔4側に向かってコルゲート管Cの山
部C3を切断可能な幅でもって突出する第2切刃9とカッ
タ本体1の本体半片1a、1bの拡大頭部片2'、2'の基端部
間内に没入状態で挟着される第3切刃8aとを順次形成し
ている。
【0027】上記第2切刃9はカッタプレート7の直縁
状に形成された内側縁に形成されている一方、第1切刃
8と第3切刃8aとはこの第2切刃9の両端部から内側方
に向かってV字状に突出してあり、その先鋭端を挟む両
縁片を刃部に形成している。また、カッタプレート7の
中央部と長さ方向の両端部にはカッタ本体1の本体半片
1a、1bに設けている上記3個のボルト取付孔11と同一間
隔毎にボルト挿通孔12を穿設している。
【0028】このように、カッタプレート7は長さ方向
の中央部から先端側と基端側とが対称形状に形成されて
あり、このカッタプレート7、7を2枚、それぞれ本体
半片1a、1bの上記拡大頭部片2'、2'の左右アーム部間に
介在して該ボルト挿通孔12をボルト取付孔11に合致させ
た状態でボルト・ナット13により固定することによりカ
ッタを構成した状態においては、これらのカッタプレー
ト7、7の第1切刃8、8はカッタ本体1の挿入口5の
対向面に設けている第1嵌入溝6a、6aの長さ方向の中間
部から挿入口5に向かってコルゲート管Cの山部C3を切
断可能な突出長でもって突出していると共に第2切刃
9、9はその中央部を受入孔4の左右円弧縁部4b、4bか
ら受入孔4に向かってそれぞれコルゲート管Cの山部C3
を切断可能な突出長でもって且つ挿入口5の対向面の延
長線の外側で互いに平行にして突出している。一方、第
3切刃8aは上述したように、本体半片1a、1bの拡大頭部
片2'、2'の基端部間内に没入状態で挟着されている。
【0029】このように構成したカッタによって配管や
配線を被覆してなるコルゲート管Cの所望部分を切断す
るには、カッタ本体1の把手部3を把持して挿入口5の
直状対向端面5a、5aをコルゲート管Cの両側壁部C1、C1
の一端側に対向させたのち該挿入口5を両側壁部C1、C1
の一端部に差し込むと、挿入口5の対向面に設けている
第1嵌入溝6a、6a内に切断すべきコルゲート管Cの山部
C3が嵌合すると共に第1切刃8、8が該山部C3の頂面中
央部に食い込む。
【0030】この状態から山部C3をガイドとしてカッタ
本体1をコルゲート管Cの両側壁部C1、C1の他端に向か
って押し込むと、コルゲート管Cはその両側壁部C1、C1
の山部C3を他端に向かって第1切刃8、8により切断さ
れながらカッタ本体1の挿入口5から受入孔4内に入っ
ていく。カッタ本体1をさらに押し込んで図3に示すよ
うに第1切刃8、8によりコルゲート管Cの両側壁部
C1、C1の山部C3を全長に亘って切断すると、コルゲート
管Cの一端側半円形状湾曲壁部C2が受入孔4の基端側円
弧縁部4aによって受止されると共に第2切刃9はコルゲ
ート管Cの両側壁部C1、C1から外れた状態となる。
【0031】この状態おいては、コルゲート管Cの他端
側山部C3が第2嵌入溝6bに嵌合した状態を維持している
と共に、コルゲート管Cの両端側湾曲壁部C2は左右の第
2切刃9、9の両端に近接しており、且つ該一端側の湾
曲壁部C2の山部C3が第3嵌入溝6cに嵌合した状態となっ
ており、コルゲート管Cは受入孔4から離脱することな
く受入孔4にガタつくことなく保持された状態となって
いる。
【0032】さらに、この状態からカッタ本体1をコル
ゲート管C回りに回動、例えば、図4に示すように左方
向に回動させると、コルゲート管Cの両端湾曲壁部C2
C2の山部C3がそれぞれ第2、第3嵌入溝6b、6cに嵌合さ
せた状態で右側のカッタプレート7の第2切刃9の長さ
方向の先端部と左側のカッタフレート7の第2切刃9の
長さ方向の基端部とによってコルゲート管Cの両端湾曲
壁部C2、C2の山部C3の中央部がそれぞれ切断されてい
く。カッタ本体1をさらに略90度の角度までコルゲート
管C回りに回動させていくと、コルゲート管Cの両端湾
曲壁部C2、C2の山部C3に対する左右の第2切刃9、9に
よる切り込み刃部がこれらの第2切刃9の長さ方向に中
央部に移動しながら山部C3を切断していく。
【0033】さらに、カッタ本体1を同一方向に回動操
作すれば、両カッタプレート7、7の第2切刃9によっ
て両端湾曲壁部C2、C2が完全に切断することができる
が、配管されたコルゲート管Cの所定個所を切断して該
コルゲート管Cに被覆されていた内部の配管類を露出さ
せる場合、このコルゲート管Cの裏面側空間部が狭くて
把手部3がそれ以上回動させることが困難な場合には、
カッタ本体1を逆方向に回動させれば、左側のカッタプ
レート7の第2切刃9の長さ方向の先端部と右側のカッ
タフレート7の第2切刃9の長さ方向の基端部とによっ
てコルゲート管Cの両端湾曲壁部C2、C2の未だ切断され
ていない半周部分の山部C3を切断することができる。
【0034】こうしてコルゲート管Cの所定部分の山部
C3を全周を亘って切断した直後の状態においては、該コ
ルゲート管Cの両端湾曲壁部C2、C2の山部C3が上記第
2、第3嵌入溝6b、6cから外れて嵌入溝が存在しない受
入孔4の左右円弧縁部4b、4bに接した状態にあり、従っ
て、切断部分から分離したコルゲート管Cが受入孔4か
ら管軸方向に容易に離脱してカッタを簡単にコルゲート
管Cから外すことができる。
【0035】カッタプレート7に設けている第1切刃8
が切れやんだり欠損した場合、該カッタプレート7を固
定していたボルト・ナット13を取り外して第3切刃8aが
先端側、即ち、カッタ本体1の挿入口5側に位置させる
ように反転させた状態にして再びこのカッタプレート7
をカッタ本体1に装着すれば、コルゲート管Cの切断に
使用することができ、また、これらの切刃による切断が
円滑に行えなくなった場合には新しいカッタプレートと
交換すればよい。なお、カッタプレート7に設けている
上記第1切刃8と第3切刃8aとはその突出端を先鋭端に
形成しておいてもよく、また、その先鋭端部をカッタプ
レート7の長さ方向に切除した台形形状に形成しておい
てもよい。この場合、直状の先端縁と該先端縁に連なる
両辺とを刃縁に形成しておくものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】カッタの正面図、
【図2】コルゲート管を切断している状態の簡略側面
図、
【図3】コルゲート管の両側壁部を切断した状態の一部
切欠正面図、
【図4】コルゲート管の両端湾曲壁部を切断した状態の
正面図、
【図5】コルゲート管を切断している状態の要部の拡大
縦断面図、
【図6】本体半片の正面図、
【図7】カッタプレートの正面図、
【図8】従来のカッタによってコルゲート管を切断して
いる状態の簡略正面図。
【符号の説明】 1 カッタ本体 1a、1b 本体半片 2 拡大頭部 3 把手部 4 受入孔 5 挿入口 6a〜6c 嵌入溝 7 カッタプレート 8 第1切刃 8a 第3切刃 9 第2切刃 13 ボルト・ナット C コルゲート管 C1 両側壁部 C2 湾曲壁部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側壁部の両端に半円形状の湾曲壁部を
    一体に設けてなる断面長円形状の合成樹脂コルゲート管
    を切断するカッタであって、カッタ本体は把手部の先端
    に偏平板状の拡大頭部を設けてなり、このカッタ本体の
    上記拡大頭部の中央部に上記コルゲート管が回動可能な
    大きさのコルゲート管受入孔を設けていると共に該受入
    孔からコルゲート管の両側壁部間が挿入可能な幅でもっ
    て上記拡大頭部の先端面に開口したコルゲート管挿入口
    を設けてあり、この挿入口の対向面にコルゲート管の両
    側壁部の山部を切断する第1切刃を突設していると共に
    上記受入孔の対向周縁部に挿入口の対向面の延長線の外
    側に平行な一定長の直状の第2切刃を突設して該第2切
    刃によりコルゲート管Cの両端湾曲壁部を切断させるよ
    うにし、さらに、上記挿入口の対向端面の中央部に全長
    に亘ってコルゲート管の山部の嵌入溝を設けていると共
    に上記受入孔の内周面における第2切刃の長さ方向の中
    央部分以外の円弧面に同じくコルゲート管の山部の嵌入
    溝を設けていることを特徴とする合成樹脂製コルゲート
    管用カッタ。
  2. 【請求項2】 上記カッタ本体は把手部片と拡大頭部片
    とを形成してなる表裏2枚の本体半片を重ね合わせて一
    体に連結してなる一方、上記第1、第2切刃はこの本体
    半片の両側部対向面間に介在させてボルト・ナットによ
    り取り外し可能に固着していることを特徴とする請求項
    1に記載の合成樹脂製コルゲート管用カッタ。
  3. 【請求項3】 上記第1、第2切刃はカッタ本体の本体
    半片間に介在させる一定厚みの金属板製カッタプレート
    の内側縁の先端部と該先端部に連なる直状縁辺部とにそ
    れぞれ形成されていると共に第2切刃の基端側に上記第
    1切刃と同一形状の第3切刃を突設してあり、この第3
    切刃をカッタ本体の本体半片間に没入させた状態でカッ
    タプレートを本体半片間に上記ボルト・ナットによって
    取り外し可能に固着していることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載のコルゲート管用カッタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015073642A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 未来工業株式会社 保護管用の切断工具
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CN107756496A (zh) * 2017-11-20 2018-03-06 徐州华显凯星信息科技有限公司 一种电力施工布线塑管管体开槽装置
CN107838959A (zh) * 2017-12-09 2018-03-27 黄晓峰 一种波纹管指钩切割器

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