JPH10327617A - 藺草移植機 - Google Patents
藺草移植機Info
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- JPH10327617A JPH10327617A JP14188597A JP14188597A JPH10327617A JP H10327617 A JPH10327617 A JP H10327617A JP 14188597 A JP14188597 A JP 14188597A JP 14188597 A JP14188597 A JP 14188597A JP H10327617 A JPH10327617 A JP H10327617A
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- seedlings
- mat
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 苗載台に載置する藺草苗として取り扱い性に
優れたマット状苗を採用するとともに、検出手段として
比較的に安価なリミットスイッチを採用しながらも、縦
送り機構の縦送りに伴って通過する藺草苗の有無をメン
テナンス性の低下を招くことなく確実に検出できるよう
にする。 【解決手段】 藺草移植機において、複数の藺草苗9c
が縦横に一定間隔を隔てて整列するマット状苗9を載置
する苗載台7、マット状苗9を一定ピッチで間歇縦送り
する縦送り機構10、マット状苗9の縦送りにより通過
する藺草苗9cの有無を検出する検出手段A、及び検出
手段Aの検出に基づいてマット状苗9の縦送り状態を検
知する検知手段15Aを備え、検出手段Aを苗載台7の
各条間に立設した仕切り壁7Aの上端部に設けたリミッ
トスイッチ14で構成し、リミットスイッチ14の検出
片14aを藺草苗9cの株元に向けて延出した。
優れたマット状苗を採用するとともに、検出手段として
比較的に安価なリミットスイッチを採用しながらも、縦
送り機構の縦送りに伴って通過する藺草苗の有無をメン
テナンス性の低下を招くことなく確実に検出できるよう
にする。 【解決手段】 藺草移植機において、複数の藺草苗9c
が縦横に一定間隔を隔てて整列するマット状苗9を載置
する苗載台7、マット状苗9を一定ピッチで間歇縦送り
する縦送り機構10、マット状苗9の縦送りにより通過
する藺草苗9cの有無を検出する検出手段A、及び検出
手段Aの検出に基づいてマット状苗9の縦送り状態を検
知する検知手段15Aを備え、検出手段Aを苗載台7の
各条間に立設した仕切り壁7Aの上端部に設けたリミッ
トスイッチ14で構成し、リミットスイッチ14の検出
片14aを藺草苗9cの株元に向けて延出した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、苗載台から藺草苗
を取り出して圃場に植え付ける藺草移植機に関する。
を取り出して圃場に植え付ける藺草移植機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような藺草移植機において
は、苗載台の各条ごとに一株ずつに株分けされた複数の
藺草苗が縦姿勢で詰め込み載置されるとともに、それら
の藺草苗を苗載台上部の苗補給口から下部の苗取出口に
向けて押圧して密状態にする苗押具が装備されているこ
とによって、苗載台上の藺草苗がその先端側においても
剛性を有するようになることから、縦送り機構の縦送り
に伴って通過する藺草苗の有無を検出する検出手段とし
て比較的に安価な接触式のリミットスイッチを採用する
とともに、このリミットスイッチを、交換などのメンテ
ナンスが行い易くなるように苗載台の各条間に立設した
仕切り壁の上端部に配置して、苗載台に載置された藺草
苗の先端側に接触させるようにしていた。
は、苗載台の各条ごとに一株ずつに株分けされた複数の
藺草苗が縦姿勢で詰め込み載置されるとともに、それら
の藺草苗を苗載台上部の苗補給口から下部の苗取出口に
向けて押圧して密状態にする苗押具が装備されているこ
とによって、苗載台上の藺草苗がその先端側においても
剛性を有するようになることから、縦送り機構の縦送り
に伴って通過する藺草苗の有無を検出する検出手段とし
て比較的に安価な接触式のリミットスイッチを採用する
とともに、このリミットスイッチを、交換などのメンテ
ナンスが行い易くなるように苗載台の各条間に立設した
仕切り壁の上端部に配置して、苗載台に載置された藺草
苗の先端側に接触させるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年で
は苗載台に載置する藺草苗として、一株ずつに株分けさ
れた複数の藺草苗が縦横に所定間隔を隔てて整列する状
態に形成された取り扱い性の良いマット状苗を採用する
ことが考えられているのであるが、上記の従来技術に基
づく藺草移植機においてマット状苗を採用すると、マッ
ト状苗の各藺草苗は、所定間隔を隔てる状態で位置して
いるため、その先端側に、藺草苗を密状態に詰め込み載
置した場合にようにリミットスイッチを押圧操作するほ
どの剛性を有していないことから、検出手段による藺草
苗の検出が行えない不都合が生じるようになっていた。
は苗載台に載置する藺草苗として、一株ずつに株分けさ
れた複数の藺草苗が縦横に所定間隔を隔てて整列する状
態に形成された取り扱い性の良いマット状苗を採用する
ことが考えられているのであるが、上記の従来技術に基
づく藺草移植機においてマット状苗を採用すると、マッ
ト状苗の各藺草苗は、所定間隔を隔てる状態で位置して
いるため、その先端側に、藺草苗を密状態に詰め込み載
置した場合にようにリミットスイッチを押圧操作するほ
どの剛性を有していないことから、検出手段による藺草
苗の検出が行えない不都合が生じるようになっていた。
【0004】そこで、マット状苗の各藺草苗において剛
性を有する株元側にてリミットスイッチを押圧操作させ
るように、仕切り壁の下部側にリミットスイッチを配置
することも考えられるが、この場合には、藺草移植機に
おいて苗載台の各条間に立設されている仕切り壁は、丈
の長い藺草苗の各条間での絡みを防止する上において高
く形成されていることから、交換などのメンテナンスが
行い難くなる不都合が生じるようになる。
性を有する株元側にてリミットスイッチを押圧操作させ
るように、仕切り壁の下部側にリミットスイッチを配置
することも考えられるが、この場合には、藺草移植機に
おいて苗載台の各条間に立設されている仕切り壁は、丈
の長い藺草苗の各条間での絡みを防止する上において高
く形成されていることから、交換などのメンテナンスが
行い難くなる不都合が生じるようになる。
【0005】本発明の目的は、苗載台に載置する藺草苗
として取り扱い性に優れたマット状苗を採用するととも
に、検出手段として比較的に安価なリミットスイッチを
採用しながらも、縦送り機構の縦送りに伴って通過する
藺草苗の有無をメンテナンス性の低下を招くことなく確
実に検出できるようにすることにある。
として取り扱い性に優れたマット状苗を採用するととも
に、検出手段として比較的に安価なリミットスイッチを
採用しながらも、縦送り機構の縦送りに伴って通過する
藺草苗の有無をメンテナンス性の低下を招くことなく確
実に検出できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のうちの請求項1記載の発明では、複数の藺
草苗を縦横に一定間隔を隔てて整列する状態に移植して
形成されたマット状苗を各条ごとに載置する苗載台と、
前記マット状苗を一定ピッチで間歇的に縦送りする縦送
り機構と、前記マット状苗の縦送りに伴って通過する前
記藺草苗の有無を検出する検出手段と、該検出手段から
の検出情報に基づいて前記縦送り機構による前記マット
状苗の縦送り状態を検知する検知手段とを備え、かつ、
前記検出手段を、前記苗載台の各条間に立設した仕切り
壁の上端部に設けたリミットスイッチにて構成するとと
もに、該リミットスイッチの検出片を前記藺草苗の株元
に向けて延出した。
め、本発明のうちの請求項1記載の発明では、複数の藺
草苗を縦横に一定間隔を隔てて整列する状態に移植して
形成されたマット状苗を各条ごとに載置する苗載台と、
前記マット状苗を一定ピッチで間歇的に縦送りする縦送
り機構と、前記マット状苗の縦送りに伴って通過する前
記藺草苗の有無を検出する検出手段と、該検出手段から
の検出情報に基づいて前記縦送り機構による前記マット
状苗の縦送り状態を検知する検知手段とを備え、かつ、
前記検出手段を、前記苗載台の各条間に立設した仕切り
壁の上端部に設けたリミットスイッチにて構成するとと
もに、該リミットスイッチの検出片を前記藺草苗の株元
に向けて延出した。
【0007】〔作用〕上記請求項1記載の発明による
と、検出手段として比較的に安価な接触式のリミットス
イッチを採用していることによって、検出手段を比較的
安価に構成することができ、又、そのリミットスイッチ
を苗載台の各条間に立設した仕切り壁の上端部に配置し
ていることによって、リミットスイッチを仕切り壁の下
部側に配置した場合に比較して、リミットスイッチの交
換などのメンテナンスを容易に行うことができ、更に、
リミットスイッチの検出片を藺草苗の株元に向けて延出
していることによって、その検出片がマット状苗の縦送
りに伴って藺草苗の剛性を有する株元側に接触して押圧
操作されるようになることから、縦送り機構の縦送りに
伴って通過する藺草苗の有無をリミットスイッチにて確
実に検出することができるようになる。
と、検出手段として比較的に安価な接触式のリミットス
イッチを採用していることによって、検出手段を比較的
安価に構成することができ、又、そのリミットスイッチ
を苗載台の各条間に立設した仕切り壁の上端部に配置し
ていることによって、リミットスイッチを仕切り壁の下
部側に配置した場合に比較して、リミットスイッチの交
換などのメンテナンスを容易に行うことができ、更に、
リミットスイッチの検出片を藺草苗の株元に向けて延出
していることによって、その検出片がマット状苗の縦送
りに伴って藺草苗の剛性を有する株元側に接触して押圧
操作されるようになることから、縦送り機構の縦送りに
伴って通過する藺草苗の有無をリミットスイッチにて確
実に検出することができるようになる。
【0008】そして、リミットスイッチが縦送り機構の
縦送りに伴って通過する藺草苗の有無を確実に検出する
ことによって、検知手段は、縦送り機構によるマット状
苗の縦送り状態を正確に検知できるようになることか
ら、縦送り機構によるマット状苗の縦送りが行われてい
るにもかかわらず、リミットスイッチにより藺草苗の存
在が検出されない場合には、苗載台上のマット状苗の残
量がリミットスイッチにて検出される所定量よりも少な
くなったことを検知することができ、これによって、苗
載台に対する的確な苗補給作業を行えるようになる。
又、リミットスイッチが、縦送り機構によるマット状苗
の縦送りが一定ピッチで間歇的に行われるごとにオン→
オフ→オン又はオフ→オン→オフと操作されることによ
って縦送り機構の縦送りに伴って通過する藺草苗の有無
を検出するよう構成されたものにおいては、縦送り機構
によるマット状苗の縦送りが正確に一定ピッチで間歇的
に行われている際には、その縦送りに同期してオン→オ
フ→オン又はオフ→オン→オフと操作されるリミットス
イッチが、その縦送りからズレた状態でオフ・オン操作
される場合には、縦送り機構によるマット状苗の縦送り
に異常があることを検知できるようになる。
縦送りに伴って通過する藺草苗の有無を確実に検出する
ことによって、検知手段は、縦送り機構によるマット状
苗の縦送り状態を正確に検知できるようになることか
ら、縦送り機構によるマット状苗の縦送りが行われてい
るにもかかわらず、リミットスイッチにより藺草苗の存
在が検出されない場合には、苗載台上のマット状苗の残
量がリミットスイッチにて検出される所定量よりも少な
くなったことを検知することができ、これによって、苗
載台に対する的確な苗補給作業を行えるようになる。
又、リミットスイッチが、縦送り機構によるマット状苗
の縦送りが一定ピッチで間歇的に行われるごとにオン→
オフ→オン又はオフ→オン→オフと操作されることによ
って縦送り機構の縦送りに伴って通過する藺草苗の有無
を検出するよう構成されたものにおいては、縦送り機構
によるマット状苗の縦送りが正確に一定ピッチで間歇的
に行われている際には、その縦送りに同期してオン→オ
フ→オン又はオフ→オン→オフと操作されるリミットス
イッチが、その縦送りからズレた状態でオフ・オン操作
される場合には、縦送り機構によるマット状苗の縦送り
に異常があることを検知できるようになる。
【0009】〔効果〕従って、苗載台に載置する藺草苗
として取り扱い性に優れたマット状苗を採用するととも
に、検出手段として比較的に安価なリミットスイッチを
採用しながらも、縦送り機構の縦送りに伴って通過する
藺草苗の有無をメンテナンス性の低下を招くことなく確
実に検出することができ、もって、苗載台に対する的確
な苗補給作業を容易に行えるとともに、縦送り機構の縦
送り異常検出を容易に行えるようにすることも可能にな
った。
として取り扱い性に優れたマット状苗を採用するととも
に、検出手段として比較的に安価なリミットスイッチを
採用しながらも、縦送り機構の縦送りに伴って通過する
藺草苗の有無をメンテナンス性の低下を招くことなく確
実に検出することができ、もって、苗載台に対する的確
な苗補給作業を容易に行えるとともに、縦送り機構の縦
送り異常検出を容易に行えるようにすることも可能にな
った。
【0010】本発明のうちの請求項2記載の発明では、
上記請求項1記載の発明において、前記検出片を前記藺
草苗から離間させた状態で固定できるように構成した。
上記請求項1記載の発明において、前記検出片を前記藺
草苗から離間させた状態で固定できるように構成した。
【0011】〔作用〕上記請求項2記載の発明による
と、リミットスイッチの検出片を藺草苗から離間させた
状態で固定できることから、植え付け作業終了後に苗載
台から残苗を取り出す際に、検出片が藺草苗の株元側に
引っ掛かって取り出し難くなる不都合が生じることを防
止できるようになる。又、リミットスイッチを仕切り壁
の上端部に配置していることから、リミットスイッチを
仕切り壁の下部側に配置した場合に比較して、検出片を
藺草苗から離間させた状態で固定する、あるいはその固
定を解除するといった操作が行い易くなる。
と、リミットスイッチの検出片を藺草苗から離間させた
状態で固定できることから、植え付け作業終了後に苗載
台から残苗を取り出す際に、検出片が藺草苗の株元側に
引っ掛かって取り出し難くなる不都合が生じることを防
止できるようになる。又、リミットスイッチを仕切り壁
の上端部に配置していることから、リミットスイッチを
仕切り壁の下部側に配置した場合に比較して、検出片を
藺草苗から離間させた状態で固定する、あるいはその固
定を解除するといった操作が行い易くなる。
【0012】〔効果〕従って、苗載台からの残苗の取り
出しを円滑にすることができるとともに、そのための藺
草苗から離間させた状態での検出片の固定、あるいは検
出片の固定解除を容易にすることができるようになっ
た。
出しを円滑にすることができるとともに、そのための藺
草苗から離間させた状態での検出片の固定、あるいは検
出片の固定解除を容易にすることができるようになっ
た。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0014】図1には藺草移植機の全体側面が示されて
おり、この藺草移植機は、乗用型に構成された走行機体
1の後部に、昇降リンク機構2を介して藺草用の苗植付
装置3を昇降自在に連結することによって構成されてい
る。図2にも示すように、苗植付装置3は、走行機体1
側からの動力が伝達されるフィードケース4、フィード
ケース4に連動連結された状態で左右に並列配備された
複数の植付伝動ケース5、各植付伝動ケース5の後部に
軸支された左右一対の植付機構6、植付機構6に対して
一定のストロークで往復横移動する苗載台7、及び植付
機構6による苗植え付け箇所に対して整地作用を施す複
数の整地フロート8、などによって構成されている。苗
載台7には、植え付け条数分のマット状苗9が並列載置
されるようになっている。図3に示すように、マット状
苗9は、V字状溝9aにより縦横に一定間隔を隔てて整
列する状態に区画形成される複数の苗ポット9bのうち
の所定のものに一株ずつに株分けされた複数の藺草苗9
cが一株ずつ位置するように移植して生育させることに
よって形成されている。つまり、苗植付装置3は、走行
機体1側からの動力によって各植付機構6が往復横移動
する苗載台7に載置された各マット状苗9から藺草苗9
cを一株ずつ苗ポット9bごと切り取って圃場に植え付
けるよう構成されている。
おり、この藺草移植機は、乗用型に構成された走行機体
1の後部に、昇降リンク機構2を介して藺草用の苗植付
装置3を昇降自在に連結することによって構成されてい
る。図2にも示すように、苗植付装置3は、走行機体1
側からの動力が伝達されるフィードケース4、フィード
ケース4に連動連結された状態で左右に並列配備された
複数の植付伝動ケース5、各植付伝動ケース5の後部に
軸支された左右一対の植付機構6、植付機構6に対して
一定のストロークで往復横移動する苗載台7、及び植付
機構6による苗植え付け箇所に対して整地作用を施す複
数の整地フロート8、などによって構成されている。苗
載台7には、植え付け条数分のマット状苗9が並列載置
されるようになっている。図3に示すように、マット状
苗9は、V字状溝9aにより縦横に一定間隔を隔てて整
列する状態に区画形成される複数の苗ポット9bのうち
の所定のものに一株ずつに株分けされた複数の藺草苗9
cが一株ずつ位置するように移植して生育させることに
よって形成されている。つまり、苗植付装置3は、走行
機体1側からの動力によって各植付機構6が往復横移動
する苗載台7に載置された各マット状苗9から藺草苗9
cを一株ずつ苗ポット9bごと切り取って圃場に植え付
けるよう構成されている。
【0015】図1及び図2に示すように、苗載台7に
は、往復横移動する苗載台7に載置されたマット状苗9
から下端横一列分の藺草苗9cが植付機構6により切り
取られた後の苗載台7の横送りと同時にマット状苗9を
一定ピッチ(苗ポット9bの一ピッチ分)で間歇的に縦
送りする植え付け条数分の縦送り機構10が並列装備さ
れている。各縦送り機構10は、上下一対の転輪10
A,10Bと上下一対の転輪10A,10Bに掛け渡す
よう巻回された突起付き無端ベルト10Cによって構成
されるとともに、往復横移動する苗載台7が左右の各ス
トロークエンドに達して逆方向への横送りが開始される
と同時に、フィードケース4からの動力が、フィードケ
ース4から縦送り機構10に掛け渡すよう連係された伝
動リンク機構11、及び、伝動リンク機構11と下側転
輪10Bの駆動軸12との間に介装されたワンウェイク
ラッチ13を介して伝達されることによって、各マット
状苗9を一定ピッチ(苗ポット9bの一ピッチ分)だけ
下方側(植付機構6側)に縦送りするようになってい
る。つまり、この藺草移植機は、苗載台7に載置された
マット状苗9の横送りによる横一列分の植え付けが終了
するのに伴ってマット状苗9の一定ピッチでの縦送りと
横送りとを行い、次列の最外側端から二つ目に位置する
藺草苗9cから順にマット状苗9の横送りによる横一列
分の植え付けを行うよう構成されている。そこで、その
藺草移植機の植え付け動作に適合させるために、図3に
示すように、マット状苗9の左右両端列に位置する藺草
苗9cを各列一つ置きで互いに千鳥状に位置する状態に
配置している。
は、往復横移動する苗載台7に載置されたマット状苗9
から下端横一列分の藺草苗9cが植付機構6により切り
取られた後の苗載台7の横送りと同時にマット状苗9を
一定ピッチ(苗ポット9bの一ピッチ分)で間歇的に縦
送りする植え付け条数分の縦送り機構10が並列装備さ
れている。各縦送り機構10は、上下一対の転輪10
A,10Bと上下一対の転輪10A,10Bに掛け渡す
よう巻回された突起付き無端ベルト10Cによって構成
されるとともに、往復横移動する苗載台7が左右の各ス
トロークエンドに達して逆方向への横送りが開始される
と同時に、フィードケース4からの動力が、フィードケ
ース4から縦送り機構10に掛け渡すよう連係された伝
動リンク機構11、及び、伝動リンク機構11と下側転
輪10Bの駆動軸12との間に介装されたワンウェイク
ラッチ13を介して伝達されることによって、各マット
状苗9を一定ピッチ(苗ポット9bの一ピッチ分)だけ
下方側(植付機構6側)に縦送りするようになってい
る。つまり、この藺草移植機は、苗載台7に載置された
マット状苗9の横送りによる横一列分の植え付けが終了
するのに伴ってマット状苗9の一定ピッチでの縦送りと
横送りとを行い、次列の最外側端から二つ目に位置する
藺草苗9cから順にマット状苗9の横送りによる横一列
分の植え付けを行うよう構成されている。そこで、その
藺草移植機の植え付け動作に適合させるために、図3に
示すように、マット状苗9の左右両端列に位置する藺草
苗9cを各列一つ置きで互いに千鳥状に位置する状態に
配置している。
【0016】図2,図4及び図5に示すように、苗載台
7には、マット状苗9を載置する載置面を植え付け条数
分に区画するよう各条間に立設された複数の仕切り壁7
Aが並列形成されており、左右一側端の仕切り壁7Aを
除く各仕切り壁7A(植え付け条数分の仕切り壁7A)
における苗取出口側の上端部には、縦送り機構10によ
るマット状苗9の縦送りに伴って通過する藺草苗9cの
有無をオン・オフ検出する検出手段Aとしてのリミット
スイッチ14が設けられている。リミットスイッチ14
は、その検出片14aが縦送り機構10によるマット状
苗9の縦送りに伴って通過する藺草苗9cの剛性を有す
る株元側に向けて延出されており、検出片14aの側方
に、対応する植え付け条に載置されたマット状苗9が位
置している間は、そのいずれかの藺草苗9cに検出片1
4aが接触して押圧操作されることによってオン信号を
出力し、又、検出片14aの側方を、対応する植え付け
条に載置されたマット状苗9の全ての藺草苗9cが通過
し終えると、検出片14aの藺草苗9cとの接触による
押圧操作が解除されてオフ信号を出力するようになって
いる。つまり、検出手段Aとして比較的に安価な接触式
のリミットスイッチ14を採用していることによって、
検出手段Aを比較的安価に構成することができ、又、そ
のリミットスイッチ14を苗載台7の各条間に立設した
仕切り壁7Aの上端部に配置していることによって、リ
ミットスイッチ14を仕切り壁7Aの下部側に配置した
場合に比較して、リミットスイッチ14の交換などのメ
ンテナンスを容易に行うことができ、更に、リミットス
イッチ14の検出片14aを剛性を有する藺草苗9cの
株元に向けて延出していることによって、縦送り機構1
0の縦送りに伴って通過する藺草苗9cの有無をリミッ
トスイッチ14にて確実に検出することができるように
なっている。
7には、マット状苗9を載置する載置面を植え付け条数
分に区画するよう各条間に立設された複数の仕切り壁7
Aが並列形成されており、左右一側端の仕切り壁7Aを
除く各仕切り壁7A(植え付け条数分の仕切り壁7A)
における苗取出口側の上端部には、縦送り機構10によ
るマット状苗9の縦送りに伴って通過する藺草苗9cの
有無をオン・オフ検出する検出手段Aとしてのリミット
スイッチ14が設けられている。リミットスイッチ14
は、その検出片14aが縦送り機構10によるマット状
苗9の縦送りに伴って通過する藺草苗9cの剛性を有す
る株元側に向けて延出されており、検出片14aの側方
に、対応する植え付け条に載置されたマット状苗9が位
置している間は、そのいずれかの藺草苗9cに検出片1
4aが接触して押圧操作されることによってオン信号を
出力し、又、検出片14aの側方を、対応する植え付け
条に載置されたマット状苗9の全ての藺草苗9cが通過
し終えると、検出片14aの藺草苗9cとの接触による
押圧操作が解除されてオフ信号を出力するようになって
いる。つまり、検出手段Aとして比較的に安価な接触式
のリミットスイッチ14を採用していることによって、
検出手段Aを比較的安価に構成することができ、又、そ
のリミットスイッチ14を苗載台7の各条間に立設した
仕切り壁7Aの上端部に配置していることによって、リ
ミットスイッチ14を仕切り壁7Aの下部側に配置した
場合に比較して、リミットスイッチ14の交換などのメ
ンテナンスを容易に行うことができ、更に、リミットス
イッチ14の検出片14aを剛性を有する藺草苗9cの
株元に向けて延出していることによって、縦送り機構1
0の縦送りに伴って通過する藺草苗9cの有無をリミッ
トスイッチ14にて確実に検出することができるように
なっている。
【0017】図6に示すように、各リミットスイッチ1
4は、その検出したオン・オフ信号を走行機体1に搭載
されたマイクロコンピュータからなる制御装置15へ出
力するよう構成されている。制御装置15には、各リミ
ットスイッチ14からのオン・オフ信号に基づいて縦送
り機構10によるマット状苗9の縦送り状態を検知する
検知手段15Aが制御プログラムとして備えられてい
る。検知手段15Aは、リミットスイッチ14が縦送り
機構10の縦送りに伴って通過する藺草苗9cの有無を
確実に検出することによって、縦送り機構10によるマ
ット状苗9の縦送り状態を正確に検知できるようになっ
ている。これによって、例えば、各条での縦送り機構1
0によるマット状苗9の縦送りが行われているにもかか
わらず、いずれかのリミットスイッチ14により藺草苗
9cの存在が検出されていない場合には、そのリミット
スイッチ14が配備されている植え付け条に対応する警
報ランプ16を点灯させることによって、その植え付け
条のマット状苗9の残量がリミットスイッチ14にて検
出される所定量よりも少なくなったことを作業者に認識
させることができ、もって、苗載台7に対する苗補給作
業を的確な時期に行えるようになっている。
4は、その検出したオン・オフ信号を走行機体1に搭載
されたマイクロコンピュータからなる制御装置15へ出
力するよう構成されている。制御装置15には、各リミ
ットスイッチ14からのオン・オフ信号に基づいて縦送
り機構10によるマット状苗9の縦送り状態を検知する
検知手段15Aが制御プログラムとして備えられてい
る。検知手段15Aは、リミットスイッチ14が縦送り
機構10の縦送りに伴って通過する藺草苗9cの有無を
確実に検出することによって、縦送り機構10によるマ
ット状苗9の縦送り状態を正確に検知できるようになっ
ている。これによって、例えば、各条での縦送り機構1
0によるマット状苗9の縦送りが行われているにもかか
わらず、いずれかのリミットスイッチ14により藺草苗
9cの存在が検出されていない場合には、そのリミット
スイッチ14が配備されている植え付け条に対応する警
報ランプ16を点灯させることによって、その植え付け
条のマット状苗9の残量がリミットスイッチ14にて検
出される所定量よりも少なくなったことを作業者に認識
させることができ、もって、苗載台7に対する苗補給作
業を的確な時期に行えるようになっている。
【0018】図2,図4及び図5に示すように、リミッ
トスイッチ14が配備された各仕切り壁7Aには、リミ
ットスイッチ14の検出片14aの先端部が係入される
係合孔7aが形成されており、この係合孔7aに検出片
14aの先端部を係入させることによって、検出片14
aを藺草苗9cから離間させた状態で固定できるように
なっている。つまり、植え付け作業終了後に苗載台7か
ら残苗を取り出す際には、上記のようにリミットスイッ
チ14の検出片14aを藺草苗9cから離間させた状態
で固定することにより、検出片14aが藺草苗9cの株
元側に引っ掛かることによって苗載台7から残苗を取り
出し難くなる不都合が生じることを防止できるようにな
っている。又、リミットスイッチ14を仕切り壁7Aの
上端部に配置していることにより、リミットスイッチ1
4を仕切り壁7Aの下部側に配置した場合に比較して、
検出片14aを藺草苗9cから離間させた状態で固定す
る、あるいはその固定を解除するといった操作が行い易
くなっている。
トスイッチ14が配備された各仕切り壁7Aには、リミ
ットスイッチ14の検出片14aの先端部が係入される
係合孔7aが形成されており、この係合孔7aに検出片
14aの先端部を係入させることによって、検出片14
aを藺草苗9cから離間させた状態で固定できるように
なっている。つまり、植え付け作業終了後に苗載台7か
ら残苗を取り出す際には、上記のようにリミットスイッ
チ14の検出片14aを藺草苗9cから離間させた状態
で固定することにより、検出片14aが藺草苗9cの株
元側に引っ掛かることによって苗載台7から残苗を取り
出し難くなる不都合が生じることを防止できるようにな
っている。又、リミットスイッチ14を仕切り壁7Aの
上端部に配置していることにより、リミットスイッチ1
4を仕切り壁7Aの下部側に配置した場合に比較して、
検出片14aを藺草苗9cから離間させた状態で固定す
る、あるいはその固定を解除するといった操作が行い易
くなっている。
【0019】図1,図7及び図8に示すように、走行機
体1の前部左右には、夫々、複数の載置台17Aを上下
に所定間隔を隔てる状態に配設して構成された予備苗載
台17が装備されている。各載置台17Aは、複数の杆
材17aを格子状に組み合わせることによって構成され
ている。又、各載置台17Aには、前後向きの杆材17
aに対して上下方向の一方から係合する第一凹部aと他
方から係合する第二凹部bとが形成された一対の第一板
材17b、及び各板材17bの一端に一側辺が突出する
状態で溶着された第二板材17cにより構成された補助
金具17Bが装備されている。第二板材17cには、各
載置台17Aにおける横向きの杆材17aに対して係合
可能な第三凹部cが形成されている。図7及び図8の
(イ)に示すように、各補助金具17Bは、第一凹部a
を各載置台17Aにおける外側から三本目の前後向き杆
材17aに対して下方から係合し、かつ、第二凹部cを
各載置台17Aにおける外側の二本の前後向き杆材17
aに対して上方から係合することによって、各載置台1
7Aに対して、第一板材17bに対して第二板材17c
が上方向きに突出する姿勢で、かつ、第二板材17cが
各載置台17Aの外側縁から突出する状態に取り付ける
ことができるようになっている。そして、この状態で
は、図7の(イ)において二点鎖線で示すように、各載
置台17Aに対して前後向きに二枚で左右向きに一枚の
合計三枚ずつのマット状苗9を載置することができるよ
うになっている。又、図7及び図8の(ロ)に示すよう
に、各補助金具17Bは、第一凹部aを各載置台17A
における内側から一本目の前後向き杆材17aに対して
上方から係合し、かつ、第二凹部cを各載置台17Aの
左右中間に位置する二本の前後向き杆材17aに対して
下方から係合し、更に、第三凹部cを各載置台17Aに
おける後方から二本目の横向き杆材17aに対して後方
から係合することによって、各載置台17Aに対して、
第一板材17bに対して第二板材17cが下方向きに突
出する姿勢で、かつ、第二板材17cが各載置台17A
の外側縁から突出しない状態に取り付けることができる
ようになっている。つまり、この状態では、補助金具1
7Bが他物に接触することを回避できるようになってい
る。又、この状態では、図7の(ロ)において二点鎖線
で示すように、一株ずつに株分けされた複数の藺草苗9
cが詰め込まれた藺草収容カセット18を各載置台17
Aに対して前後向きに二組ずつ載置できるようになって
いる。
体1の前部左右には、夫々、複数の載置台17Aを上下
に所定間隔を隔てる状態に配設して構成された予備苗載
台17が装備されている。各載置台17Aは、複数の杆
材17aを格子状に組み合わせることによって構成され
ている。又、各載置台17Aには、前後向きの杆材17
aに対して上下方向の一方から係合する第一凹部aと他
方から係合する第二凹部bとが形成された一対の第一板
材17b、及び各板材17bの一端に一側辺が突出する
状態で溶着された第二板材17cにより構成された補助
金具17Bが装備されている。第二板材17cには、各
載置台17Aにおける横向きの杆材17aに対して係合
可能な第三凹部cが形成されている。図7及び図8の
(イ)に示すように、各補助金具17Bは、第一凹部a
を各載置台17Aにおける外側から三本目の前後向き杆
材17aに対して下方から係合し、かつ、第二凹部cを
各載置台17Aにおける外側の二本の前後向き杆材17
aに対して上方から係合することによって、各載置台1
7Aに対して、第一板材17bに対して第二板材17c
が上方向きに突出する姿勢で、かつ、第二板材17cが
各載置台17Aの外側縁から突出する状態に取り付ける
ことができるようになっている。そして、この状態で
は、図7の(イ)において二点鎖線で示すように、各載
置台17Aに対して前後向きに二枚で左右向きに一枚の
合計三枚ずつのマット状苗9を載置することができるよ
うになっている。又、図7及び図8の(ロ)に示すよう
に、各補助金具17Bは、第一凹部aを各載置台17A
における内側から一本目の前後向き杆材17aに対して
上方から係合し、かつ、第二凹部cを各載置台17Aの
左右中間に位置する二本の前後向き杆材17aに対して
下方から係合し、更に、第三凹部cを各載置台17Aに
おける後方から二本目の横向き杆材17aに対して後方
から係合することによって、各載置台17Aに対して、
第一板材17bに対して第二板材17cが下方向きに突
出する姿勢で、かつ、第二板材17cが各載置台17A
の外側縁から突出しない状態に取り付けることができる
ようになっている。つまり、この状態では、補助金具1
7Bが他物に接触することを回避できるようになってい
る。又、この状態では、図7の(ロ)において二点鎖線
で示すように、一株ずつに株分けされた複数の藺草苗9
cが詰め込まれた藺草収容カセット18を各載置台17
Aに対して前後向きに二組ずつ載置できるようになって
いる。
【0020】要するに、カセット式に比較して苗数が少
ないマット状苗9を使用する場合には、各載置台17A
に対して三枚ずつの予備苗を載置できるようにしている
ことから、マット状苗9を使用することによって、カセ
ット式に比較して作業効率が低下することを抑制できる
ようになっている。
ないマット状苗9を使用する場合には、各載置台17A
に対して三枚ずつの予備苗を載置できるようにしている
ことから、マット状苗9を使用することによって、カセ
ット式に比較して作業効率が低下することを抑制できる
ようになっている。
【0021】図6に示すように、走行機体1には、植え
付け作業用の最低速走行状態を現出する「1速」位置、
移動用の低速走行状態を現出する「2速」位置、移動用
の中速走行状態を現出する「3速」位置、及び移動用の
高速走行状態を現出する「4速」位置、に位置切り換え
操作可能な副変速レバー19と、苗植付装置3の上昇状
態を現出する「上昇」位置、苗植付装置3の昇降停止状
態を現出する「中立」位置、苗植付装置3の下降状態を
現出する「下降」位置、苗植付装置3の植え付け作動停
止状態する「切(植付)」位置、及び苗植付装置3の植
え付け作動状態を現出する「入(植付)」位置、に位置
切り換え操作可能な植付クラッチレバー20とが装備さ
れている。副変速レバー19及び植付クラッチレバー2
0には、各レバー19,20の操作位置を検出して制御
装置15へ出力するレバーセンサ19s,20sが装備
されている。制御装置15は、副変速レバー19が「1
速」位置に位置している状態において、植付クラッチレ
バー20が「入」位置に操作されると、電磁ソレノイド
21の作動により出退揺動操作されるロック金具22を
突出揺動させることによって、副変速レバー19の「1
速」位置からの操作を阻止するようになっている。又、
植付クラッチレバー20が「切」位置に操作されると、
電磁ソレノイド21の作動によりロック金具22を退避
揺動させることによって、副変速レバー19の「1速」
位置からの操作を許容するようになっている。一方、副
変速レバー19が「1速」位置以外の操作位置に位置し
ている状態において、植付クラッチレバー20が「入」
位置に操作されると、警報ブザー23を作動させるよう
になっている。
付け作業用の最低速走行状態を現出する「1速」位置、
移動用の低速走行状態を現出する「2速」位置、移動用
の中速走行状態を現出する「3速」位置、及び移動用の
高速走行状態を現出する「4速」位置、に位置切り換え
操作可能な副変速レバー19と、苗植付装置3の上昇状
態を現出する「上昇」位置、苗植付装置3の昇降停止状
態を現出する「中立」位置、苗植付装置3の下降状態を
現出する「下降」位置、苗植付装置3の植え付け作動停
止状態する「切(植付)」位置、及び苗植付装置3の植
え付け作動状態を現出する「入(植付)」位置、に位置
切り換え操作可能な植付クラッチレバー20とが装備さ
れている。副変速レバー19及び植付クラッチレバー2
0には、各レバー19,20の操作位置を検出して制御
装置15へ出力するレバーセンサ19s,20sが装備
されている。制御装置15は、副変速レバー19が「1
速」位置に位置している状態において、植付クラッチレ
バー20が「入」位置に操作されると、電磁ソレノイド
21の作動により出退揺動操作されるロック金具22を
突出揺動させることによって、副変速レバー19の「1
速」位置からの操作を阻止するようになっている。又、
植付クラッチレバー20が「切」位置に操作されると、
電磁ソレノイド21の作動によりロック金具22を退避
揺動させることによって、副変速レバー19の「1速」
位置からの操作を許容するようになっている。一方、副
変速レバー19が「1速」位置以外の操作位置に位置し
ている状態において、植付クラッチレバー20が「入」
位置に操作されると、警報ブザー23を作動させるよう
になっている。
【0022】以上の構成により、植え付け作業用の最低
速走行状態以外の走行状態で苗植付装置3の植え付け作
動状態が現出されることによって生じる虞のある、植え
付け精度が低下する、植え付け作動時の騒音が激しくな
る、あるいは苗植付装置3の駆動系が損傷するといった
不都合を回避できるようになっている。
速走行状態以外の走行状態で苗植付装置3の植え付け作
動状態が現出されることによって生じる虞のある、植え
付け精度が低下する、植え付け作動時の騒音が激しくな
る、あるいは苗植付装置3の駆動系が損傷するといった
不都合を回避できるようになっている。
【0023】尚、図9に示すように、副変速レバー19
が「1速」位置以外の操作位置に位置している状態にお
いては、制御装置15が、電磁ソレノイド24の作動に
より出退揺動操作されるロック金具25を突出揺動させ
ることによって、植付クラッチレバー20の「入」位置
への操作を阻止するよう構成してもよい。
が「1速」位置以外の操作位置に位置している状態にお
いては、制御装置15が、電磁ソレノイド24の作動に
より出退揺動操作されるロック金具25を突出揺動させ
ることによって、植付クラッチレバー20の「入」位置
への操作を阻止するよう構成してもよい。
【0024】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態
を列記する。 いずれかのリミットスイッチ14により藺草苗9c
の存在が検出されない場合には、単一の警報ランプ16
を点灯させて、いずれかの植え付け条のマット状苗9の
残量がリミットスイッチ14にて検出される所定量より
も少なくなったことを作業者に認識させるようにしても
よい。 いずれかのリミットスイッチ14により藺草苗9c
の存在が検出されない場合には、そのリミットスイッチ
14が配備されている植え付け条のマット状苗9の残量
がリミットスイッチ14により検出される所定量よりも
少なくなったことを、液晶による文字表示や音声出力に
よって作業者に認識させるようにしてもよい。 リミットスイッチ14を、縦送り機構10によりマ
ット状苗9が一定ピッチで間歇的に縦送りされるごと
に、オン→オフ→オン又はオフ→オン→オフの順にオン
・オフ信号を出力するように、その検出片14aがマッ
ト状苗9の左右一端列に位置する藺草苗9cに接触する
よう構成してもよい。この場合、縦送り機構10による
マット状苗9の縦送りが正確に一定ピッチで間歇的に行
われている際には、その縦送りに同期して各リミットス
イッチ14がオン→オフ→オン又はオフ→オン→オフと
間歇的にオン・オフ信号を出力するようになることか
ら、検知手段15Aは、例えば、各条での縦送り機構1
0によるマット状苗9の縦送りが二回以上行われている
にもかかわらず、いずれかのリミットスイッチ14によ
りオフ信号が連続的に出力されている場合には、その出
力から、その植え付け条のマット状苗9の残量がリミッ
トスイッチ14にて検出される所定量よりも少なくなっ
たことを検知することができ、その検知に基づいて、そ
のリミットスイッチ14が配備されている植え付け条に
対応する警報ランプ16を点灯させるなどの報知作動を
行うことによって、苗載台7に対する苗補給を作業者に
促すことができるようになる。又、例えば、いずれかの
リミットスイッチ14により出力されるオン・オフ信号
がマット状苗9の縦送りと同期していない場合には、そ
のリミットスイッチ14が配備されている植え付け条に
おいて縦送り機構10によるマット状苗9の縦送りに異
常があることを検知することができ、その検知に基づい
て、そのリミットスイッチ14が配備されている植え付
け条に対応する警報ランプ16を点滅させるなどの報知
作動を行うことによって、その縦送り異常を作業者に認
識させることができて、縦送りに異常がある状態で作業
が継続されることによって欠株などが生じることを防止
できるようになる。 リミットスイッチ14の検出片14aを、藺草苗9
cの株元に向けて延出した状態から、藺草苗9cから離
間する状態の一例として苗載台7の仕切り壁7A上方に
向けて延出した状態に姿勢変更固定可能となるように構
成してもよい。
を列記する。 いずれかのリミットスイッチ14により藺草苗9c
の存在が検出されない場合には、単一の警報ランプ16
を点灯させて、いずれかの植え付け条のマット状苗9の
残量がリミットスイッチ14にて検出される所定量より
も少なくなったことを作業者に認識させるようにしても
よい。 いずれかのリミットスイッチ14により藺草苗9c
の存在が検出されない場合には、そのリミットスイッチ
14が配備されている植え付け条のマット状苗9の残量
がリミットスイッチ14により検出される所定量よりも
少なくなったことを、液晶による文字表示や音声出力に
よって作業者に認識させるようにしてもよい。 リミットスイッチ14を、縦送り機構10によりマ
ット状苗9が一定ピッチで間歇的に縦送りされるごと
に、オン→オフ→オン又はオフ→オン→オフの順にオン
・オフ信号を出力するように、その検出片14aがマッ
ト状苗9の左右一端列に位置する藺草苗9cに接触する
よう構成してもよい。この場合、縦送り機構10による
マット状苗9の縦送りが正確に一定ピッチで間歇的に行
われている際には、その縦送りに同期して各リミットス
イッチ14がオン→オフ→オン又はオフ→オン→オフと
間歇的にオン・オフ信号を出力するようになることか
ら、検知手段15Aは、例えば、各条での縦送り機構1
0によるマット状苗9の縦送りが二回以上行われている
にもかかわらず、いずれかのリミットスイッチ14によ
りオフ信号が連続的に出力されている場合には、その出
力から、その植え付け条のマット状苗9の残量がリミッ
トスイッチ14にて検出される所定量よりも少なくなっ
たことを検知することができ、その検知に基づいて、そ
のリミットスイッチ14が配備されている植え付け条に
対応する警報ランプ16を点灯させるなどの報知作動を
行うことによって、苗載台7に対する苗補給を作業者に
促すことができるようになる。又、例えば、いずれかの
リミットスイッチ14により出力されるオン・オフ信号
がマット状苗9の縦送りと同期していない場合には、そ
のリミットスイッチ14が配備されている植え付け条に
おいて縦送り機構10によるマット状苗9の縦送りに異
常があることを検知することができ、その検知に基づい
て、そのリミットスイッチ14が配備されている植え付
け条に対応する警報ランプ16を点滅させるなどの報知
作動を行うことによって、その縦送り異常を作業者に認
識させることができて、縦送りに異常がある状態で作業
が継続されることによって欠株などが生じることを防止
できるようになる。 リミットスイッチ14の検出片14aを、藺草苗9
cの株元に向けて延出した状態から、藺草苗9cから離
間する状態の一例として苗載台7の仕切り壁7A上方に
向けて延出した状態に姿勢変更固定可能となるように構
成してもよい。
【図1】藺草移植機の全体側面図
【図2】苗植付装置の構成を示す側面図
【図3】マット状苗の斜視図
【図4】苗載台の要部の構成を示す平面図
【図5】苗載台の要部の構成を示す縦断正面図
【図6】制御構成を示すブロック図
【図7】予備苗載台の構成を示す平面図
【図8】予備苗載台の構成を示す縦断正面図
【図9】副変速レバーの操作位置に基づいて植付クラッ
チレバーの操作を規制する構造を示すブロック図
チレバーの操作を規制する構造を示すブロック図
7 苗載台 7A 仕切り壁 9 マット状苗 9c 藺草苗 10 縦送り機構 14 リミットスイッチ 14a 検出片 15A 検知手段 A 検出手段
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の藺草苗を縦横に一定間隔を隔てて
整列する状態に移植して形成されたマット状苗を各条ご
とに載置する苗載台と、前記マット状苗を一定ピッチで
間歇的に縦送りする縦送り機構と、前記マット状苗の縦
送りに伴って通過する前記藺草苗の有無を検出する検出
手段と、該検出手段からの検出情報に基づいて前記縦送
り機構による前記マット状苗の縦送り状態を検知する検
知手段とを備え、かつ、前記検出手段を、前記苗載台の
各条間に立設した仕切り壁の上端部に設けたリミットス
イッチにて構成するとともに、該リミットスイッチの検
出片を前記藺草苗の株元に向けて延出してある藺草移植
機。 - 【請求項2】 前記検出片を前記藺草苗から離間させた
状態で固定できるように構成してある請求項1記載の藺
草移植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14188597A JPH10327617A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 藺草移植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14188597A JPH10327617A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 藺草移植機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10327617A true JPH10327617A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15302435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14188597A Pending JPH10327617A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 藺草移植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10327617A (ja) |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP14188597A patent/JPH10327617A/ja active Pending
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