JPH1032717A - 画像データ処理装置 - Google Patents

画像データ処理装置

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JPH1032717A
JPH1032717A JP20317296A JP20317296A JPH1032717A JP H1032717 A JPH1032717 A JP H1032717A JP 20317296 A JP20317296 A JP 20317296A JP 20317296 A JP20317296 A JP 20317296A JP H1032717 A JPH1032717 A JP H1032717A
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JP20317296A
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Masakazu Oshita
政和 大下
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】輪郭線のジャギーが周囲に有る無しに関わら
ず、所要の各ドットに対して画像データの補間をい画質
の向上を図る。 【解決手段】ビットマップ状に展開された画像データの
黒ドット領域の白ドット領域との境界部分の線分形状を
認識して、所要の各ドットに対して認識した線分形状の
特徴を複数ビットのコード情報に置き換え、少なくとも
そのコード情報の一部を利用して補正が必要と判別した
ドットに対して前記コード情報に応じた補正を行う画像
データ処理装置7において、補正が必要と判別したドッ
トに対して置き換えられた複数ビットのコード情報に応
じた補正を行う第一補正手段11と、それ以外のドット
に対して同様に任意のビットマップ状に展開された画像
データの形状の特徴を認識して、第一補正手段のコード
情報以外の組み合わせの、別コード情報に応じた補正を
行う第二補正手段10を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
レーザプリンタ、ファクシミリ等の画像データ処理装置
にに係り、特に画質向上のためにビットマップ状に展開
された画像データのドットに対して補正処理を行う画像
データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビットマップ状に展開された画像データ
のドットに対して輪郭線のジャギーを補正して画質向上
を図るために、画像データうちの補正が必要なドットと
不必要なドットの判別、及びに補正が必要なドット対す
る補正データの決定を、マイクロプロセッサ等による簡
単な判定及び演算によって極めて短時間に行なえるよう
にした従来の画像データ処理装置として特開平4−30
1395号公報に開示された技術が知られている。この
従来技術によればビットマップ状に展開された画像デー
タの黒ドット領域の白ドット領域との境界部分の線分形
状を認識し、所要の各ドットに対して認識した線分形状
の特徴を複数ビットのコード情報に置き換え、少なくと
もそのコード情報の一部のビットを利用して補正が必要
なドットであるか否かを判別し、補正が必要と判別した
ドットに対しては上記コード情報に応じた補正を行なう
ものである。
【0003】そのための基本的な構成としては、ビット
マップ状に展開された画像データの対象とするドットを
中心として所定領域の各ドットのデータを抽出するため
のウインドウと、ウインドウを介して抽出される画像デ
ータによって、画像データの黒ドット領域の白ドット領
域との境界部分の線分形状の特徴を認識し、前記対象と
するドットに対して認識した線分形状の特徴を表す複数
ビットのコード情報を生成するパターン認識手段と、少
なくとも前記パターン認識手段によって生成されたコー
ド情報の一部を利用して補正が必要なドットか否かを判
別する判別手段と、前記判別手段によって補正が必要と
判別されたドットに対して、前記パターン認識手段によ
って生成されたコード情報をアドレスとして予め記憶さ
れている補正データを読み出して出力するメモリブロッ
クとを備えている。また、前記パターン認識手段は所要
の各ドットに対して認識した線分形状の特徴を表すコー
ド情報として、パターン認識対象とするドットが黒ドッ
ト或いは白ドットのいずれであったかを示すコードと、
線分の傾斜方何を示すコードと、傾きの度合いを示すコ
ードと、対象とするドットの水平或いは垂直方何に連続
する線分の端部のドットからの位置を示すコードを合む
コード情報を生成するものである。
【0004】さらに、ビットマップ状に展開された画像
データの黒ドット領域の白ドット領域との境界部分(文
字等の輪郭線)の線分形状の特徴を認識し、所要の各ド
ットに対して複数ビットのコード情報に置き換え、少な
くともそのコード情報の一部を利用して補正が必要なド
ットか否かを判別し、補正が必要なドットに対しては前
記コード情報に応じた補正を行なうため、予め補正が必
要な全ての特徴パターンをテンプレートとして作成して
記憶させておく必要が無く、前記メモリブロックの容量
を小さくすることができると共に、補正が必要なドット
の判別と補正が必要なドットに対する補正データの決定
を前記コード情報を用いて簡単に短時間で行うなうこと
が可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の画像データ処理装置は、ビットマップ状に展開
された画像データの黒ドット領域の白ドット領域との境
界部分の線分形状の特徴を認識して、所要の各ドットに
対して認識した線分形状の特徴を複数ビットのコード情
報に置き換え、少なくともそのコード情報の一部のビッ
トを利用して補正が必要なドットであるか否かを判別
し、補正が必要と判別したドットに対しては前記コード
情報に応じた補正を行なうもの、すなわち、ビットマッ
プ状に展開された画像データに対して輪郭線のジャギー
を補正して画質の向上を図るため、黒ドット領域の白ド
ット領域との境界部分以外の任意のビットマップ状に展
開された画像データを認識して、所要の各ドットに対し
て画像データの補間を行うことができなかった。したが
って、ジャギー以外の線分として認識される垂直線分や
水平線分に対する画像の補間を行うことができず、垂直
線分や水平線分の幅の比率を電気的に1対1するための
画像データ補間や、ディザパターンに含まれないような
特異点の画像データを除去を行えず、見た目に違和感の
ある画像データしか得ることができないと云う問題点が
あった。そこで本発明は上述したような従来の画像デー
タ処理に加え、黒ドット領域の白ドット領域との境界部
分以外の任意のビットマップ状に展開された画像データ
を認識する手段を設け、輪郭線のジャギーが周囲に有る
無しに拘わらず、所要の各ドットに対して画像データの
補間を行うことにより画質の向上を図ることができる画
像データ処理装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、請求項1の発明は、ビットマップ状に展開された画
像データの黒ドット領域の白ドット領域との境界部分の
線分形状を認識して、所要の各ドットに対して認識した
線分形状の特徴を複数ビットのコード情報に置き換え、
少なくともそのコード情報の一部を利用して補正が必要
なドットか否かを判別し、補正が必要と判別したドット
に対しては前記コード情報に応じた補正を行う画像デー
タ処理装置において、補正が必要と判別したドットに対
して置き換えられた複数ビットの前記コード情報に応じ
た補正を行う第一補正手段と、前記第一補正手段で補正
が必要と判別した以外のドットに対して同様に任意のビ
ットマップ状に展開された画像データの形状の特徴を認
識して、前記第一補正手段のコード情報以外の組み合わ
せの別コード情報に置き換えて、前記別コード情報に応
じた補正を行う第二補正手段を備えることを特徴とす
る。また請求項2の発明は、請求項1記載の発明に加
え、第二補正手段の補正を行うか否かの切り換えを行う
切り換え手段を備えることを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1の発明は、黒ドット領域の白ドット領
域との境界部分以外の任意のビットマップ状に展開され
た画像データを認識し、所要の各ドットに対して画像デ
ータの補間を行うことを可能とすることにより、黒ドッ
ト領域の白ドット領域との境界部分であるジャギーに対
する画像補正以外に、通常ジャギー以外の線分として認
識される垂直線分や水平線分に対する画像の補間を可能
とし、前記垂直線分や水平線分の幅の比率を電気的に1
対1するための画像データ補間や、ディザパターンに含
まれないような特異点の画像データの除去を行うことが
出来る。請求項2の発明は、上記請求項1の発明に加え
て第二補正手段の補正を行うか否かを切り換え手段によ
って切り換えられるので、画像データ処理装置の操作性
を向上させることが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施の形態例
に基づき、本発明を詳細に説明する。図1は本発明の実
施例であるレーザプリンタ2の要部を示すブロック図で
あり、同図においてレーザプリンタ2はコントローラ
3、エンジンドライバ4、プリンタエンジン5、及び内
部インターフェース6等から構成されている。また、レ
ーザプリンタ2はホストコンピュータ1から転送される
プリントデー夕をI/O34で受信し、コントローラ3
内のMPU(マイクロコンピュータ)31によってペー
ジ単位のビットマップデータに展開し、レーザを駆動す
るためのドット情報であるビデオデータに変換して内部
インターフェース6を介してエンジンドライバ4に送
り、プリンタエンジン5をシーケンス制御して用紙上に
可視像を形成する。内部インターフェース6内にはドッ
ト補正部7が設けられており、コントローラ3から送出
されるビデオデータに対してドット補正を行ない画質の
向上が計られている。コントローラ3はMPU31と、
MPU31が必要とするプログラムや定数デー夕、及び
文字フォント等を格納するROM32と、一時的なデー
タやドツトパターン等を記憶するRAM33と、デー夕
の入出力を制御するI/O34と、そのI/O34を介
してMPU31と接続される操作パネル35とから構成
され、互いにデータバス、アドレスバス、コントロール
バス等で接続されている。さらに、ホストコンピュータ
1及び内部インターフェース6もI/O34を介してM
PU31に接続されている。
【0009】エンジンドライバ4はサブマイクロコンピ
ュー夕(以下「CPU」という)41と、そのCPU4
1が必要とするプログラムや定数データ等を格納したR
OM42と、一時的なデータを記憶するRAM43と、
データの入出力を制御するI/O44とから構成され、
互いにデータバス、アドレスバス、コントロールバス等
で接続されている。I/O44は、内部インターフェー
ス6に接続され、コントローラ3からのビデオデータや
操作パネル35上の各種スイッチの状態を入力したり、
画像クロック(WCLK)やペーパーエンド等のステー
タス信号をコントローラ3へ出力する。前記I/O44
はプリンタエンジン5を構成する書き込みユニット26
と、その他のシーケンス機器群27と、後述する同期セ
ンサを含む各種のセンサ類28とも接続されている。さ
らに、コントローラ3は、ホストコンピュータ1からの
プリント命令等のコマンド、文字データや画像データ等
のプリントデータを受信し、それらを編集して文字コー
ドならばROM32に記憶している文字フオントによっ
て画像書き込みに必要なドットパターンに変換し、それ
らの文字及び画像(以下、「画像」という)のビットマ
ップデータをRAM33内の予め定められたビデオRA
M領域にページ単位で格納する。
【0010】エンジンドライバ4からレディー信号と共
に画像クロック(WCLK信号)が入力すると、コント
ローラ3はRAM33内のビデオRAM領域に格納され
ているビットマップデータ(ドットパターン)を、画像
クロック(WCLK信号)に同期したビデオデータとし
て内部インターフェース6を介してエンジンドライバ4
に出力する。その転送の最中にビデオデータに対して内
部インターフェース6内のドット補正部7によって、後
述するようにドット補正が行なわれる。操作パネル35
内には図示しないスイッチや表示器が設定されており、
オペレータからの指示によりデー夕を制御したり、その
情報をエンジンドライバ4に伝えたり、プリンタの状況
を表示器に図示したりする。コントローラ3からのビデ
オデータは、内部インターフェース6内のドット補正部
7によりドット補正されてエンジンドライバ4に渡され
る。エンジンドライバ4では、プリンタエンジン5の書
き込みユニット26、及び帯電チャージャや現像ユニッ
ト等のシーケンス機器群27等を制御したり、画像書き
込みに必要なビデオデー夕を書き込みユニット26に出
力し、同期センサや他のセンサ類28からエンジン各部
の状態を示す信号を人力し、必要な情報やエラー状況
(例えばペーパーエンド等)のステータス信号を内部イ
ンターフェース6を介してコントローラ3の操作パネル
35へ出力する。
【0011】図2はレーザプリンタ2の要部を示す断面
図である。レーザプリンタ2は上下2段の給紙カセット
10a、10bのいずれか、例えば上段の給紙カセット
10aの用紙スタック1laから給紙ローラ12によっ
て用紙11が給送され、該用紙11はレジストローラ対
13によってタイミングをとられた後、感光体ドラム1
5の転写位置へ搬送される。また、メインモータ14に
より矢印方何に回転駆動される感光体ドラム15は、帯
電チャージャ16によってその表面が帯電され、書き込
みユニット26からのPWM変調されたスポットで操作
されて表面に静電潜像が形成される。感光体ドラム15
上に形成された静電潜像は現像ユニット17によってト
ナーを付着され可視像化され、そのトナー像はレジスト
ローラ対13によって搬送されてきた用紙1l上に転写
チャージャ18の作用により転写され、転写された用紙
は感化体ドラム15から分離され、搬送ベルト19によ
って定着ユニット20に送られ、その加圧ローラ20a
によって定着ローラ20bに圧接され、その圧力と定着
ローラ20bからの加熱にって定着される。定着ユニッ
ト20を出た用紙は、排紙ローラ21によって側面に設
けられた排紙トレイ22へ排出される。一方、感光体ド
ラム15に残留しているトナーは、クリーニングユニッ
ト23によって除去されて回収される。また、このレー
ザプリンタ2内の上方には、図示を省略したコントロー
ラ3、エンジンドライバ4及び内部インターフェース6
を構成する複数枚のプリント回路基板24が搭載されて
おり、本発明の主要部であるドット補正部7も上記プリ
ント回路基板24の中に設けられている。
【0012】次に図3〜図10を用いて本発明を詳細に
説明する。図3はレーザプリンタの補正部を含んだ要部
のブロック図であり、第一補正部11はパラレル/シリ
アル(P/S)コンバータ71、FIFOメモリ72、
ウインドウ73、パターン認識部74、メモリブロック
75、ビデオデータ出力部76、及びこれら各部を同期
制御するタイミング制御部77とによって構成されてい
る。前記P/Sコンバータ71は図1に示したコントロ
ーラ3から転送されるビデオデータがパラレル(8ビッ
ト)データの場合、それをシリアル(1ビット)データ
に変換してFIFOメモリ72へ送るためのものであ
り、ドットの補正に関して基本的には関与しない。した
がって、コントローラ3から転送されるビデオデータが
シリアルデータの場合には、このP/Sコンバータ71
は不要である。前記FIFOメモリ72は先入れ先出し
のメモリ(Fist In FirstOut mem
ory)であり、図5に示すようにコントローラ3から
送られてきた複数ライン分(この実施例では6ライン
分)のビデオデータを格納するラインバッファ72a〜
72fがシリアルに接続されている。
【0013】前記ウインドウ73は図5に示すようにコ
ントローラ3からP/Sコンバータ71を介して送出さ
れるシリアルのビデオデータ1ライン分と、FIFOメ
モリ72の各ラインバッファ72a〜72fから出力さ
れる6ライン分との計7ライン分のデータに対して、各
々11ビット分のシフトレジスタ73a〜73gがシリ
アルに接続されており、パターン検出用のウインドウ
(サンプル窓:図6にその形状例を示す)を構成してい
る。なお、中央のシフトレジスタ73dの真中のビット
(図5に×印で示している)がターゲットとなる注目ド
ットの格納位置である。このウインドウ73を構成する
各シフトレジスタ73a〜73gのうち、シフトレジス
タ73aと73gは7ビット、シフトレジスタ73bと
73fは8ビットで足り、図5のウインドウ73に破線
で示す部分は無くてもよい。このFIFOメモリ72を
構成するラインバッファ72a〜72g及びウインドウ
73を構成するシフトレジスタ73a〜73g内をビデ
オデータが順次1ビットずつシフトされることによっ
て、注目ドットが順次変化し、その各注目ドットを中心
とするウインドウ73のビデオデータを連続的に抽出す
ることができる。
【0014】前記パターン認識部74はウインドウ73
から抽出したドット情報をもとに、ターゲットとなって
いるドット(注目ドット)及びその周囲の情報、特に画
像データの黒ドットと白ドットの境界の線分形状の特徴
を認識し、その認識結果を定められたフォーマットのコ
ード情報にして出力する。このコード情報がメモリブロ
ック75のアドレスコードとなる。前記第二補正部10
は、照合一致部8とビットマップ設定部9等で構成さ
れ、該照合一致部8は、前記第一補正手段で補正が必要
と判別した以外のドットに対してウインドウ73に設定
されているパターンと、ビットマップ設定部9に設定さ
れているパターンを照合し、一致していればパターン認
識部74にmatch信号として出力する。またパター
ン認識部74では、照合一致部8からのmatch信号
を受け取ると、前記第一補正部11のコード情報以外の
組み合わせの別コード情報に置き換えてメモリブロック
75に出力される。メモリブロック75では、第一補正
部11のコード情報以外の組み合わせの別コード情報に
応じた補正されたビットをメモリブロック75から出力
する。
【0015】図4はパターン認識部74の内部構成及び
ウインドウ73との関係を示すブロック図である。サン
プル窓であるウインドウ73は、中央の3×3ビットの
コア(Core)領域73Cと、その上領域(uppe
r)73U及び下領域(Lower)73Dと、左領域
(Left)73L及び右領域(Right)73Rに
区分される。更に、パターン認識部74はコア領域認識
部741、周辺領域認識部742、マルチプレクサ74
3、744、傾き(Gragient)計算部745、
位置(Position)計算部746、判別部74
7、及びゲート748によって構成されており、周辺領
域認識部742はさらに、上領域認識部742U、右領
域認識部742R、下領域認識部742D、及び左領域
認識部742L等によって構成されている。メモリブロ
ック75はパターン認識部74から出力されるコード情
報(全12ビット:A0〜A11)をアドレスとして、
予め記憶された補正データを読み出して、レーザ駆動用
のビデオデー夕を出力し、これが補正されたドットパタ
ーンとなる。ここで、上記パターン認識部74から出力
されるコード情報(この場合全12ビット=A0〜A1
1)は、各ビットについて以下の意味があるものとす
る。
【0016】即ち、 A11:線分の傾斜方向を示すビット A10〜A9:判別部747により補正が必要なドット
か否かを判別するビット(但し、ここでの要否判別の対
象はジャギー補正を意味する) A8:対象とするドットが黒ドットと白ドットの境界領
域のいずれの遷移位置にあったかを示すビット A7:対象とするドットが黒ドット或いは白ドットのい
ずれであったかを示すビット A6〜A4:線分の傾きの度合いを示すビット A3:対象とするドットが1ドット或いは2ドット以上
の線分のいずれであったかを示すビット A2〜A0:対象とするドットの水平或いは垂直方向に
連続する線分の端部のドットからのドット数を示すビッ
ト 以上が各ビットの意味であり、前述したウインドウ73
のシフトレジスタ73dの真中のビット(図5に×印で
示している)に格納され注目ドットとなったデータに関
しては、全て上記12ビットの組み合わせによるコード
情報がパターン認識部74より出力される。
【0017】なお、上述したビットマップ状に展開され
た画像データに対して輪郭線のジャギーを第一補正部1
1によって補正する過程や、ウインドウ73、パターン
認識部74、及びメモリブロック75の各部の作用につ
いては前述した特開平4−301395号公報で詳しく
述べられているので省略する。上述した従来技術におい
て、図8(A)に示すようなビットマップ状に展開され
た2値の画像データがウインドウ73に展開された場合
には、図9の表に示す12ビットのコード情報がパター
ン認識部74より出力される。ここでの注目ドットは、
ジャギー線分の一部として、すなわち画像データの補正
されるべきドットとして認識されるものであるため、コ
ード情報のA10〜A9の組み合わせが、(A10、A
9)=(1、1)となり、その他のコード情報のビット
の意味から、ここでの注目ドットは傾斜方向が水平に近
い線分(A11)=(1)の黒ドット(A7)=(1)
で、その線分は傾きが7(A6、A5、A4)=(1、
1、1)である1ドットの線分(A3)=(1)であ
り、この線分に対する注目ドットの位置は線分の端部か
ら4ドット目の位置にあること(A2、A1、A0)=
(1、0、0)になり、図8(A)に図示するビットマ
ップ状に展開された2値の画像データと一致することに
なる。また、コード情報のうち前記A8のビットは、こ
こでの注目ドットが1ドットラインの黒ドットであり、
黒ドットと白ドットの境界領域のいずれの遷移位置にあ
ったかは、2ドットラインの垂直方向に対して上下どち
らのドットかのように意味をなさないため、ここでは
0、1のどちらの値でも構わない(A8)=(×)。
【0018】次に、図8(B)に示すようなビットマッ
プ状に展開された2値の画像データがウインドウ73に
展開された場合のパターン認識部74より出力される1
2ビットのコード情報を図9の表に示す。ここでの注目
ドットは、ジャギー線分の一部として、すなわち画像デ
ータの補正されるべきドットとして認識されるもの以外
の垂直1ドット線分を構成するドットであるため、コー
ド情報のA10〜A9の組み台わせが、(A10、A
9)=(0、0)となり、基本的にはジャギーとしての
画像データの補正を行なわない。従って、このような注
目ドットに対しては前記A10とA9の2ビットの補正
が必要か否かを判別するビットと、対象とするビットが
黒ドットか白ドットかを示すA7ビットのみがメモリブ
ロックのアドレスコードとして有効であり、その他のコ
ード情報のビットは意味をなさないため、各ビットに対
して0、1のどちらの値でも構わないものであった。即
ち、(A11、A8、A6、A5、A4、A3、A2、
A1、A0)=(×、×、×、×、×、×、×、×、
×)となる。
【0019】このようなコード情報の場合、ビットA7
が(A7)=(1)のとき、1ドット全区間黒ドットの
データのパターン出力を行い、(A7)=(0)のと
き、1ドット全区間白ドットのデータのパターン出力を
行う構成となっていた。ここで、ジャギー線分の一部と
して画像データの補正を行わない注目ドットであると認
識された図8(B)のような垂直1ドット線分に対し
て、画像データの補正を行うことによりジャギー補正で
はなく単に前記線分を1ドット以下の幅の線分として補
正したい場合について述べる。従来はジャギー線分の一
部として画像データの補正を行わないドットとして認識
される図8(B)の注目ドットは、1ドット全区間黒ド
ットのデータにそのまま置き換えたパターン出力が行な
われ、画像データの補正(置き換え)は行なわなかっ
た。従って、上記のような垂直1ドットの線分に対し
て、任意の要因により例えば、1ドットの約80%程度
の幅で線分の画像データを出力し、1ドット以下の線幅
の線分に置き換えたい場合には、従来のドット補正部7
では不可能であったが、本発明に係る画像データ処理装
置は以下に説明する構成により前記ジャギー線分の一部
として第一補正部11では画像データの補正を行なわな
いドットとして認識される図8(B)の注目ドットを、
1ドット以下の線幅の線分に置き換えることを可能とす
る。
【0020】まず、図3に示すようにパターン認識部7
4によりジャギー線分の一部として画像データの補正を
行なわないドットとして認識される注目ドットに対する
2値の画像デー夕のビットマップを設定するためのビッ
トマップ設定部9と照合一致部8から構成される第二補
正部10をドット補正部7に設ける。このビットマップ
設定部9は図7に示すように、ウインドウ73の主走査
11ドット、副走査7ライン(ドット)の大きさのマト
リクスと同じサイズであり、ウインドウ73に展開され
たビットマップ状に展開された2値の画像データとのド
ット構成の比較のために用いられ、例えば図5で図示す
るようなマトリクスの複数のレジスタにより構成する。
前記ビットマップ設定部9に設定されたパターンにより
ジャギー線分の一部として画像データの補正を行なわな
いドットとして認識される注目ドットに対する2値の画
像データのビットマップとウインドウ73に展開された
ビットマップとの一致・不一致の判定信号(match
信号)は、パターン認識部74に供給され、更に図4に
示すパターン認識部74内の傾き計算部745にも供給
されており、前記ビットマップの一致を示す時(mat
ch信号が1)には傾き計算部745の出力コード情報
であるA6〜A4を、例えば(A6、A5、A4)=
(1、1、1)のような値で出力する。この時のパター
ン認識部74より出力される12ビットのコード情報を
図9の表(図8(c)の場合)に示す。
【0021】このように、ジャギー線分の一部として画
像データの補正を行なわないドットとして認識される注
目ドットに対する2値の画像データのビットマップとウ
インドウ73に展開されたビットマップとが一致した場
合に、出力コード情報A6〜A4を不定でなく1又は0
のビットとして傾き計算部745が出力することができ
るので、図8(B)のようなジャギー線分の一部として
画像データの補正を行なわない注目ドットであると認識
された垂直1ドット線分に対して、図8(C)のような
1ドット以下の幅の線分として補正することが可能であ
る。また更に、前記ビツトマップの一致・不一致の判定
信号(match信号)に対して、図10に図示する回
路を追加することにより、本発明におけるジャギー線分
の一部として画像データの補正を行なわない注目ドット
であると認識された図8(B)のような垂直1ドット線
分もしくはビットマップ設定部9に設定されたビットマ
ップの注目ドットの2値の画像データに対して、画像デ
ータの補正を行なうか否かの設定も可能となる。ここ
で、図10のON/OFF設定信号が1の時は、前記対
象とする注目ドットに対して画像デー夕の補正を行い、
0の時は補正を行なわない動作となる。
【0022】以上のように、前記補正データ出力(ドッ
トパターン)は、コントローラ3から送られてきたビデ
オデータの1ドット毎にその正規の幅すなわちレーザ発
光時間を複数に分割した値の整数倍(10分割の場合の
最大値は10倍)の情報としてパラレル出力される。ビ
デオデータ出力部76はメモリブロック75から出力さ
れたパラレル情報をシリアル化してプリンタエンジン4
へ送出し、その書き込みユニット26に設けられた光源
であるLDユニット50のレーザダイオードをON/O
FFする信号源とする。但し、前述の説明におけるLD
ユニット50のレーザダイオードのON/OFF制御は
2値データによる制御を想定したものであるが、多値デ
ータによる制御を想定した場合には、前述のメモリブロ
ック75から出力されたパラレル情報をシリアル化して
プリンタエンジン4へ送出する必要は無くなり、前述の
メモリブロック75からのパラレル情報をそのままLD
ユニット(この場合は多値制御用LDユニットを示す)
のレーザダイオードのON/OFF制御に関するデータ
に対応させることにより、書き込みユニット26による
書き込みを行う。
【0023】タイミング制御部77はエンジンドライバ
4から1ページ分の書き込み期間を規定するFGATE
信号、1ライン分の書き込み期間を規定するLGATE
信号、各ラインの書き込み開始及び終了タイミングを示
すLSYNC信号、1ドット毎の読み出し及び書き込み
の周期を取る画像クロックWCLK、及びRESET信
号を入力し、上述の各部ブロック71〜76に対してそ
の動作の同期をとるために必要なクロック信号等を発生
する。尚、補正パターンを記憶するメモリブロック75
のデータはコントローラ3のMPU31あるいはエンジ
ンドライバ4のCPU41によりROM32又は42か
ら選択的にロードされたりホストコンピュータ1からダ
ウンロードすることもでき、画像データの被補正パター
ンに対する補正デー夕を容易に変更することが可能であ
る。さらに、以上説明してきた内容以外に、以下のa〜
dの内容の詳細については、特願平3−314928号
や特願平4−301395号で説明している内容と同じ
であるため省略する。 a.マッチングのためのウインドウの領域分割とその検
出パターン及び使用領域について b.図4に示したパターン認識部74を構成する各ブロ
ック741〜748の各出力信号について c.図4に示したパターン認識部74における各ブロッ
クの作用について d.ドットの補正方法について さらに、上述の実施例ではレーザプリンタ2のコントロ
ーラ3とエンジンドライバ4とを結ぶ内部インターフェ
ース6内にこの発明による画像データ処理装置のドット
補正部7を設けた場合の実施例について説明したが、こ
のドット補正部7をコントローラ3側あるいはエンジン
ドライバ4側に設けるようにすることも可能である。さ
らに、この発明はレーザプリンタ2に限るものではな
く、LEDプリンタその他の各種光プリンタ、または、
デジタル複写器、普通紙ファクシミリ等のビットマップ
状に展開して画像を形成する各種の画像データ処理装
置、及び前記画像データ処理装置によって形成された画
像を表示する画像表示装置にも同様に適用することがで
きる。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、黒ドット領域
の白ドット領域との境界部分であるジャギーに対する画
像補正以外に、通常ジャギー以外の線分として認識され
る垂直線分や水平線分に対する画像の補間を可能とし、
前記垂直線分や水平線分の幅の比率を電気的に1対1す
るための画像データ補間や、ディザパターンに含まれな
いような特異点の画像データを除去が可能になったの
で、見た目に違和感のない美しい画像が得られる画像デ
ータ処理装置を提供することが出来るようになった。請
求項2の発明によれば、黒ドット領域の白ドット領域と
の境界部分であるジャギーに対する画像補正以外に、通
常ジャギー以外の線分として認識される垂直線分や水平
線分に対する画像の補間を行うか否かの切り換えを設け
たので、容易に選択が可能になって、画像データ処理装
置の操作性を向上させることが出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示すレーザプリンタの
要部のブロック図。
【図2】本発明の実施の形態例を示すレーザプリンタの
要部を示す断面図。
【図3】本発明の実施の形態例を示すレーザプリンタの
補正部を含んだ要部のブロック図。
【図4】本発明の実施の形態例を示すパターン認識部周
辺の要部のブロック図。
【図5】本発明の実施の形態例を示すパターン認識部前
段周辺の要部のブロック図。
【図6】本発明の実施の形態例を示すパターン検出用の
ウインドウのサンプル窓を説明する説明図。
【図7】本発明の実施の形態例を示す第二補正部のビッ
トマップ設定部の構成を説明する説明図。
【図8】(A)本発明の実施の形態例を示すウインドウ
に展開した2値の画像データの例を説明する説明図。 (B)本発明の実施の形態例を示すウインドウに展開し
た他の2値の画像データの例を説明する説明図。 (C)本発明の実施の形態例を示す第二補正部によって
補正された2値の画像データの例を説明する説明図。
【図9】本発明の実施の形態例を示す第二補正部のビッ
トマップ設定部の構成を説明する説明図。
【図10】本発明の実施の形態例を示す第二補正部のパ
ターン認識部から出力されるコード情報の例を説明する
説明図。
【符号の説明】
1・・・ホストコンピュータ、2・・・レーザプリン
タ、3・・・コントローラ、4・・・エンジンドライ
バ、5・・・プリンタエンジン、6・・・内部インター
フェース、7・・・ドット補正部、8・・・照合一致
部、9・・・ビットマップ設定部、10・・・第二補正
部、11・・・第一補正部、71・・・パラレル/シリ
アル・コンバータ、72・・・FIFOメモリ、73・
・・ウインドウ、74・・・パターン認識部、75・・
・メモリブロック、76・・・ビデオデータ出力部、7
7・・・タイミング制御部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビットマップ状に展開された画像データ
    の黒ドット領域の白ドット領域との境界部分の線分形状
    を認識して、所要の各ドットに対して認識した線分形状
    の特徴を複数ビットのコード情報に置き換え、少なくと
    もそのコード情報の一部を利用して補正が必要なドット
    か否かを判別し、補正が必要と判別したドットに対して
    は前記コード情報に応じた補正を行う画像データ処理装
    置において、補正が必要と判別したドットに対して置き
    換えられた複数ビットの前記コード情報に応じた補正を
    行う第一補正手段と、前記第一補正手段で補正が必要と
    判別した以外のドットに対して同様に任意のビットマッ
    プ状に展開された画像データの形状の特徴を認識して、
    前記第一補正手段のコード情報以外の組み合わせの別コ
    ード情報に置き換えて、前記別コード情報に応じた補正
    を行う第二補正手段を備えたことを特徴とする画像デー
    タ処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像データ処理装置にお
    いて、第二補正手段の補正を行うか否かの切り換えを行
    う切り換え手段を備えたことを特徴とする画像データ処
    理装置。
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