JPH10327076A - 1ビット信号処理装置 - Google Patents

1ビット信号処理装置

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JPH10327076A
JPH10327076A JP31240797A JP31240797A JPH10327076A JP H10327076 A JPH10327076 A JP H10327076A JP 31240797 A JP31240797 A JP 31240797A JP 31240797 A JP31240797 A JP 31240797A JP H10327076 A JPH10327076 A JP H10327076A
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bit
bit signal
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signal
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JP31240797A
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Peter Charles Eastty
ピーター チャールズ イースティ
Christopher Sleight
クリストファー スライト
Peter Damien Thorpe
ピーター ダミアン ソープ
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Sony United Kingdom Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1ビット信号を圧縮する1ビット信号処理装
置を提供する。 【解決手段】 エンコーダ12は、1ビット信号のビッ
トストリームをnビットのワードに分割し、ワードの発
生確率に基づいてワードを符号化することにより、ビッ
トストリームを圧縮する。ヒストグラム回路13は、ワ
ードの発生頻度のヒストグラムを作成して、ワードの発
生確率を求め、エンコーダ12に供給する。符号化され
たビットストリームは、記録再生装置14に供給され、
記録媒体に記録される。1ビット信号を符号化すること
により、必要とされる記録媒体の記録容量を削減するこ
とができる。デコーダ15及びヒストグラム回路16
は、符号化処理に対応した逆の処理により、記録再生装
置14から供給される符号化たワードを復号化して、1
ビット信号を再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1ビット信号処理
装置に関する。また、本発明は、n(≧1)次のデルタ
−シグマ変調器を備えた1ビット信号処理装置に関す
る。なお、本発明の実施例では、音声信号処理装置につ
いて述べているが、本発明は、音声信号処理装置に限定
されるものではない。
【0002】
【従来の技術】アナログ信号を、ナイキスト周波数以上
の周波数でサンプリングし、得られるサンプルの振幅を
mビットで量子化することによって、アナログ信号をデ
ィジタル信号に変換することが知られている。例えばm
=8のときは、サンプル値は、8ビットの精度で量子化
される。一般的に、mは1以上とされる。
【0003】アナログ信号を1ビットのディジタル信号
に量子化するアナログ/ディジタル変換器(以下、A/
D変換器という。)として、「シグマ−デルタA/D変
換器」又は「デルタ−シグマA/D変換器」が知られて
いる。ここでは、「デルタ−シグマ」の用語を用いる。
そのようなデルタ−シグマA/D変換器は、例えば、ク
レイグ・マービン(Craig Marven)、ギリアン・イーワ
ース(Gillian Ewers)著、1993年、テキサスイン
ストルメント(Texas Instruments)出版の「ディジタル
信号処理への簡単なアプローチ(A Simple Approach to
Digital Signal Processing)」(ISBN 0-904.047-00-
8)に記述されている。
【0004】デルタ−シグマA/D変換器では、図4に
示すように、アナログ入力信号と、1ビットの出力信号
の積分値(シグマ)との差分(デルタ)が加算器101
によって求められ、1ビット量子化器102に供給され
る。出力信号は、論理0と論理1のビットよりなるが、
論理0と論理1は、実際の値としては−1と+1をそれ
ぞれ表している。積分器103は、1ビットの出力信号
を累積し、アナログ入力信号の値に追従する累積値を出
力する。1ビット量子化器102は、生成するビット毎
に、累積値を増加(+1)又は減少(−1)させる。デ
ルタ−シグマA/D変換器のサンプリング周波数は、累
積値がアナログ入力信号に追従するような出力ビットス
トリームを生成することができるように、高い周波数と
される。
【0005】特許請求の範囲及び以下の説明で用いてい
る「1ビット」信号の用語は、例えばデルタ−シグマA
/D変換器によって生成され、1ディジタルビットの精
度で量子化された信号を意味する。
【0006】デルタ−シグマ変調器(以下、DSMとい
う。)は、1ビット信号を直接処理するn次のフィルタ
として構成され、このn次のフィルタは、1993年1
0月7日〜10日に行われた第95回AES(Audio En
gineering Society)会議でエヌ.エム.ケーシー(N.M.
Casey)、ジェームス エー.エス.アンガス(James
A.S. Angus)によって発表された論文「音声信号の1ビ
ットディジタル処理(One Bit Digital Processing of
Audio Signals)」−信号処理:音声研究グループ、電
気部門、ヨーク大学、ヘスリングトン、ヨークY01
5DD 英国(Signal Processing : Audio Research G
roup, The Electronics Department, The University o
f York, Heslington, York YO1 5DD England)で提案さ
れたものである。図5は、DSMの3(n=3)次のフ
ィルタ部分の構成を示すブロック図である。
【0007】DSMは、図5に示すように、1ビット信
号が入力される入力端子111と、処理された1ビット
信号を出力する出力端子117とを備える。1ビット信
号の各ビットは、DSM全体において所定のクロック
(図示せず)に同期して処理される。出力ビット信号
は、例えば閾値が0の比較器からなる1ビット量子化器
115によって生成される。DSMは、入力端子111
に接続された1ビット乗算器1121,1122,112
3と、出力端子117に接続された1ビット乗算器11
1,1162,1163と、加算器1131,1132
1133と、積分器1141,1142,1143とを備え
ている。
【0008】1ビット乗算器1121〜1123は、入力
端子111を介して供給される1ビット信号にpビット
からなる係数A1〜A3をそれぞれ乗算し、得られるpビ
ットの乗算値を加算器1131〜1133にそれぞれ供給
し、1ビット乗算器1161〜1163は、出力信号にp
ビットの係数C1〜C3をそれぞれ乗算し、得られるpビ
ットの乗算値を加算器1131〜1133にそれぞれ供給
する。加算器1131〜1133は、それらの乗算値をそ
れぞれ加算し、得られる加算値を積分器1141〜11
3に供給する。また、中間段の加算器1132,113
3は、前段の積分器1141,1142の出力もそれぞれ
加算する。最終段は、入力端子111に接続された1ビ
ット乗算器1124と、加算器1134とを備え、1ビッ
ト乗算器1124は、入力1ビット信号にpビットの係
数A4を乗算し、加算器1134は、この乗算値に前段の
積分器1143の出力を加算する。そして、得られる加
算値は、1ビット量子化器115に供給される。
【0009】DSMでは、正及び負のpビットの数を表
すために2の補数計算が用いられる。1ビット量子化器
115は、正の値が入力されると、それを+1(論理
1)に量子化し、負の値が入力されると、それを−1
(論理0)に量子化して出力する。
【0010】ケーシー及びアンガス著の論文には、「1
ビットの処理装置は、雑音により許容できないほど不明
瞭な音声信号を含む1ビットの出力信号を生成するの
で、・・・量子化雑音を適切に除去しなければならな
い。」との記載がある。音声信号を不明瞭にする雑音
は、1ビット量子化器115によって発生する量子化雑
音である。
【0011】1ビット量子化器115は、音声信号が供
給される第1の入力端子と、音声信号と実質的に相関が
ないランダムビットストリーム(量子化雑音)が供給さ
れる第2の入力端子とを有する加算器と見なすことがで
きる。このモデルでは、入力端子111を介して入力さ
れる音声信号は、1ビット乗算器1121〜1124によ
って出力端子117にフィードフォワードされるととも
に、1ビット乗算器1161〜1163によってフィード
バックされる。したがって、フィードフォワードパスに
おける係数A1〜A4は、音声信号の伝達関数のz変換に
おける零点を定め、フィードバックパスにおける係数C
1〜C3は、伝達関数のz変換における極を定めている。
【0012】一方、雑音信号は、1ビット量子化器11
5から1ビット乗算器1161〜1163によってフィー
ドバックされ、係数C1〜C3は、雑音信号の伝達関数の
極を定めている。雑音信号の伝達関数は、入力信号の伝
達関数とは異なっている。
【0013】係数A1〜A4,C1〜C3は、他の所望の特
性の中で回路安定度が得られるように定められる。
【0014】係数C1〜C3は、例えば図6に実線120
で示すように、音声帯域内における量子化雑音を除去し
て最小にするように定められる。
【0015】係数A1〜A4,C1〜C3は、また所望の音
声信号特性が得られるように定められる。
【0016】係数A1〜A4,C1〜C3は、以下のように
して定めることができる。
【0017】a)例えば雑音除去機能を有する所望のフ
ィルタ特性の伝達関数をz変換してH(z)を求める。
【0018】b)H(z)を係数に変換する。
【0019】これは、「5次のシグマ−デルタA/D変
換器の理論と実践(Theory and Practical Implementat
ion of a Fifth Order Sigma-Delta A/D Converte
r)」、オーディオ・エンジニアリング・ソサィティ・
ジャーナル、39巻、No.7/8、1991年、7月
/8月、アール.ダブル.アダムス等著(Journal of A
udioEngineering Society, Volume 39, no. 7/8, 1991
July/August by R.W Adamset al.)、及びアンガスとケ
ーシーの上述した論文に記述されている方法を用いて、
行うことができる。
【0020】ここで、係数を定める具体的な方法につい
て説明する。
【0021】5次のDSMを解析する過程と、所望のフ
ィルタ特性が得られる係数を計算する過程とを概説す
る。
【0022】5次のDSMは、図7に示すように、係数
a〜fの乗算器1211〜1216と、加算器1221
1225と、積分器1231〜1235と、係数A〜Eの
乗算器1251〜1255とを備えている。積分器123
1〜1235は、それぞれ単位遅延時間を有する。積分器
1231〜1235は、それぞれ信号s[n],t[n],u
[n],v[n],w[n]を出力する。DSMには、信号x
[n]が入力される。ここで、[n]は、クロックに同期し
た連続のサンプルにおける1つのサンプルを表してい
る。量子化器124は、信号y[n]を出力し、この信号
y[n]は、DSMの出力信号でもある。量子化器124
を信号にランダム雑音を加える単なる加算器として動作
すると見なしたモデルに基づいて解析する。したがっ
て、量子化器124は、この解析では無視される。
【0023】サンプル[n]における出力信号y[n]は、
入力信号x[n]に係数fを乗算し、それに前段の積分器
1235の出力信号w[n]を加算したものであり、例え
ばy[n]=fx[n]+w[n]で表される。
【0024】同じ原理を積分器1231〜1234の各出
力信号に適用すると、下記式1が得られる。
【0025】 y[n]=fx[n]+w[n] w[n]=w[n−1]+ex[n−1]+Ey[n−1]+v[n−1] v[n]=v[n−1]+dx[n−1]+Dy[n−1]+u[n−1] u[n]=u[n−1]+cx[n−1]+Cy[n−1]+t[n−1] t[n]=t[n−1]+bx[n−1]+By[n−1]+s[n−1] s[n]=s[n−1]+ax[n−1]+Ay[n−1] ・・・式1 これらの式1をz変換すると、下記式2が得られる。
【0026】 Y(z)=fX(z)+W(z) W(z)(1−z-1)=z-1(eX(z)+EY(z)+V(z)) V(z)(1−z-1)=z-1(dX(z)+DY(z)+U(z)) U(z)(1−z-1)=z-1(cX(z)+CY(z)+T(z)) T(z)(1−z-1)=z-1(bX(z)+BY(z)+S(z)) S(z)(1−z-1)=z-1(aX(z)+AY(z)) ・・・式2 z変換式2において、Y(z)をX(z)の単一関数として
解くと、下記式3が得られる。
【0027】
【数1】
【0028】DSMの伝達関数は、Y(z)/X(z)であ
り、下記式4に示すように、zの級数で表される。この
式4の右辺の1行目は、式3に基づいて2行目に示すよ
うに表すことができる。
【0029】
【数2】
【0030】式4において、所望の伝達関数を満足する
ように係数αn,βnを決め、係数α0〜α5から係数f〜
aを、係数β0〜β5から係数E〜Aを導く。
【0031】右辺の2行目の分子におけるz0の項はf
だけであり、したがって、f=α0である。
【0032】次に、右辺の1行目の分子からα0(1−z
-1)5を引くと、α0+α1-1・・・+・・・α5-5
α0(1−z-1)5が得られる。
【0033】同様に、右辺の2行目の分子からf(1−
-1)5を引く。このとき、z-1の項はeだけであり、こ
のeは、右辺の1行目の対応したα1と等しい。
【0034】以上の処理を、式4の分子の全ての項に対
して繰り返して、係数d〜aを求める。また、この処理
を式4の分母の全ての項に対して繰り返して、係数E〜
Aを求める。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】ところで、DSMによ
って生成された1ビット信号のビットストリームは、0
と1がランダムに連続したものに近いため、1ビット信
号には冗長性や相関性が余り無いと考えられており、1
ビット信号を圧縮のために符号化することは行われてい
なかった。
【0036】本発明の目的は、1ビット信号を符号化し
て圧縮する1ビット信号処理装置を提供することであ
る。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明に係る1ビット信
号処理装置は、1ビット信号のストリームをn(>>
1)ビットからなるワードに分割する分割手段と、nビ
ットのワードを符号化して、nビットよりも少ないビッ
ト数が少ない符号化ワードを生成する符号化手段とを備
える。
【0038】1ビット信号のビットストリーム、特にD
SMにより生成された1ビット信号のビットストリーム
は、0と1がランダムに連続したものに近いため、信号
が有する冗長性及び/又は相関性を利用した圧縮技術に
は適していないように思われる。しかし、本発明による
と、あるビットの連続は、他のビットの連続よりも発生
する頻度が少なく、実際に、そのようなビットの連続
は、発生することがあったとしても、非常に希である。
例えば、+1又は−1が長く続く連続は、信号の正又は
負の最大振幅を表すため、非常に発生しにくい。したが
って、本発明では、ビットストリームをnビットからな
るワードに分割し、発生確率に基づいてワードを符号化
することにより、ビットストリームを圧縮する。
【0039】1ビットのビットストリームを圧縮するに
は、他の符号化、例えば予測符号化を用いることができ
る。すなわち、(n−1)ビットの長さのウィンドウを
用い、このウィンドウの内の(n−1)ビットに基づい
て、次の第n番目のビットを予測符号化する。
【0040】また、本発明に係る1ビット信号処理装置
は、少なくとも1段の積分手段を有するn(≧1)次の
デルタ−シグマ変調手段(以下、DSMという。)と、
デルタ−シグマ変調手段の各積分手段のデータ量に基づ
いて、1ビット信号のビットレートを低減する符号化手
段とを備える。
【0041】信号の連続は、信号に施される処理に依存
するため、1ビット信号の符号化は、1ビット信号を生
成するプロセッサの情報に基づいて効率よく行うことが
できる。DSMの積分手段に累積された値として表され
るDSMの状態変数を用いることにより、符号化を効率
よく行うことができる。
【0042】また、本発明に係る1ビット信号処理装置
では、1ビット信号のサンプリング周波数を高めること
により、量子化雑音の電力をより広い帯域に拡散し、信
号帯域における雑音を減少させる。符号化手段は、より
高いサンプリング周波数の1ビット信号を符号化して、
1ビット信号のデータ量を減少させる。これにより、例
えばテープ又はディスク等の信号を記録する記録媒体上
のデータ量を減少させる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る1ビット信号
処理装置について図面を参照しながら説明する。
【0044】図1に示すように、1ビット信号が、入力
端子11を介してエンコーダ12に供給される。エンコ
ーダ12は、ビットストリームをnビットのワードに分
割し、ワードの発生確率に基づいてワードを符号化する
ことにより、ビットストリームを圧縮する。発生確率の
評価は、ヒストグラム回路13によって行われ、このヒ
ストグラム回路13は、ワードの発生頻度のヒストグラ
ムを作成する。
【0045】符号化されたビットストリームは、例えば
テープレコーダやディスクプレーヤ等の記録再生装置1
4に供給される。1ビット信号を符号化することによ
り、必要とされる記録媒体の記録容量を削減することが
できる。
【0046】デコーダ15とヒストグラム回路16は、
符号化処理に対応した逆の処理により、記録再生装置1
4から供給される符号化されたワードを復号化する。
【0047】1ビット信号は、図2に示すように、デル
タ−シグマ変調器(以下、DSMという。)20や、関
連出願(英国出願番号9624674.9、96246
71.5、9624673.1)に記載のデルタ−シグ
マ変調器によって処理される。DSM20は、図2に示
すように、少なくとも1つの積分器211,212・・・
(以下、単に積分器21という。)を備え、各積分器2
1は、加算器21aと、加算器21aの出力を単位時間
遅延して加算器21aにフィードバックする遅延器21
bとからなる。そして、加算器21aは、1ビット信号
を累積(積分)する。各積分器21の加算器21aの値
は、DSMの状態変数である。この実施例では、状態変
数は、エンコーダ23に供給され、符号化処理が施され
る。エンコーダ23は、DSMの状態変数に基づいて、
ビットストリームを圧縮する。
【0048】図3において、入力端子31を介して供給
される1ビット信号のサンプリング周波数は、64fs
である。ここで、fsは、ディジタルオーディオ信号の
標準のサンプリング周波数であり、fs=44.1kH
z又は48kHzである。
【0049】アップコンバータ32は、ビットストリー
ム中にサンプル値を重複させて挿入したり、0のサンプ
ル値を挿入することにより、サンプリング周波数を例え
ば128fsに高める。サンプリング周波数を高くする
ことにより、雑音の電力は広い帯域に拡散する。
【0050】図3の具体例では、1ビット信号は、縦続
接続された1つ以上のDSM33,34により処理さ
れ、図2を用いて説明したのと同様にデータを圧縮する
ために、DSM34状態変数に基づいてエンコーダ35
によって符号化される。
【0051】符号化された信号は、図2を用いて説明し
たのと同様に、記録再生装置14に供給される。
【0052】記録再生装置14により再生された信号
は、エンコーダ35に対応したデコーダ36により復号
化される。
【0053】
【発明の効果】本発明に係る1ビット信号処理装置は、
1ビット信号のストリームをn(>>1)ビットからな
るワードに分割する分割手段と、nビットのワードを符
号化して、nビットよりもビット数が少ない符号化ワー
ドを生成する符号化手段とを備え、1ビット信号を符号
化して圧縮する。これにより、記録媒体の記録容量を削
減したり、1ビット信号を伝送する際のビットレートを
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る1ビット信号処理装置の具体的な
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る1ビット信号処理装置の他の具体
的な構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る1ビット信号処理装置の他の具体
的な構成を示すブロック図である。
【図4】従来のデルタ−シグマ変調器の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】n次のフィルタとして構成されたデルタ−シグ
マ変調器の構成を示すブロック図である。
【図6】雑音除去特性を示す図である。
【図7】5次のデルタ−シグマ変調器の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
12 エンコーダ、13 ヒストグラム回路、14 記
録再生装置、15 デコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 9624673.1 (32)優先日 1996年11月27日 (33)優先権主張国 イギリス(GB) (72)発明者 イースティ ピーター チャールズ イギリス国 ケーティー13 0エックスダ ブリュー サリー ウェイブリッジ ブル ックランズ ザ ハイツ(番地なし) ソ ニー ユナイテッド キングダム リミテ ッド 内 (72)発明者 スライト クリストファー イギリス国 ケーティー13 0エックスダ ブリュー サリー ウェイブリッジ ブル ックランズ ザ ハイツ(番地なし) ソ ニー ユナイテッド キングダム リミテ ッド 内 (72)発明者 ソープ ピーター ダミアン イギリス国 ケーティー13 0エックスダ ブリュー サリー ウェイブリッジ ブル ックランズ ザ ハイツ(番地なし) ソ ニー ユナイテッド キングダム リミテ ッド 内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1ビット信号のストリームをn(>>
    1)ビットからなるワードに分割する分割手段と、 上記nビットのワードを符号化して、nビットよりもビ
    ット数が少ない符号化ワードを生成する符号化手段と、 を備える1ビット信号処理装置。
  2. 【請求項2】 上記符号化手段は、上記ワードを、その
    発生確率に基づいて符号化する、 ことを特徴とする請求項1記載の1ビット信号処理装
    置。
  3. 【請求項3】 上記ワードの発生頻度のヒストグラムを
    生成するヒストグラム生成手段を備え、 上記符号化手段は、上記ヒストグラムに基づいて、上記
    ワードを符号化する、ことを特徴とする請求項2記載の
    1ビット信号処理装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも1段の積分手段を有するn
    (≧1)次のデルタ−シグマ変調手段と、 上記デルタ−シグマ変調手段の各積分手段のデータ量に
    基づいて、1ビット信号のビットレートを低減する符号
    化手段と、 を備える1ビット信号処理装置。
  5. 【請求項5】 更に、1ビット信号のサンプリング周波
    数を高める手段を備え、 上記デルタ−シグマ変調手段は、サンプリング周波数が
    高められた1ビット信号を処理し、上記符号化手段は、
    1ビット信号のデータ量を低減する、 ことを特徴とする請求項4記載の1ビット信号処理装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至3のいずれか1項記載の1
    ビット信号処理装置で符号化された符号化ワードを復号
    化する復号化手段を備える1ビット信号処理装置。
  7. 【請求項7】 上記符号化ワードの発生頻度のヒストグ
    ラムを生成するヒストグラム生成手段を備え、 上記復号化手段は、上記ヒストグラムに基づいて、符号
    化ワードを復号化する、 ことを特徴とする請求項6記載の1ビット信号処理装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項4又は5記載の1ビット信号処理
    装置で符号化された符号化1ビット信号を復号化する復
    号化手段と、 少なくとも1段の積分手段を有するデルタ−シグマ変調
    手段と、 を備え、 上記復号化手段は、各積分手段のデータ量に基づいて符
    号化1ビット信号を復号化する、 1ビット信号処理装置。
  9. 【請求項9】 上記1ビット信号は、音声信号からな
    る、 ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の
    1ビット信号処理装置。
JP31240797A 1996-11-27 1997-11-13 1ビット信号処理装置 Withdrawn JPH10327076A (ja)

Applications Claiming Priority (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9624703A GB2320165A (en) 1996-11-27 1996-11-27 Signal processors
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