JPH10326867A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH10326867A
JPH10326867A JP13521597A JP13521597A JPH10326867A JP H10326867 A JPH10326867 A JP H10326867A JP 13521597 A JP13521597 A JP 13521597A JP 13521597 A JP13521597 A JP 13521597A JP H10326867 A JPH10326867 A JP H10326867A
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JP
Japan
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circuit
semiconductor device
delay
supplied
power supply
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JP13521597A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Soneda
光生 曽根田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最小の設計マージンで安定な動作を得る。 【解決手段】 集積回路装置(LSI)1の電源端子V
ccには、2次電池2からの電源電圧がDC−DCコンバ
ータ3を通じて供給されている。またLSI1には本来
の処理経路の回路と同様のゲート回路等で形成される遅
延モニター回路4、マージン用の遅延回路(τ)5、位
相比較回路6、積分回路7等が同じプロセスによって設
けられる。そして任意の動作クロックが端子8を通じて
供給され、このクロックが遅延モニター回路4及び遅延
回路5の直列回路を通じて位相比較回路6の一方の入力
に供給されると共に、端子8からのクロックが位相比較
回路6の他方の入力に供給される。さらにこの位相比較
回路6の比較出力が積分回路7に供給され、この積分出
力が端子9を通じてDC−DCコンバータ3に供給され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば論理回路の
ような動作クロックに従って処理の行われる集積回路装
置(LSI)等に使用して好適な半導体装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば論理回路のような動作クロックに
従って処理の行われる集積回路装置(LSI)において
は、製造プロセスのばらつきや、電源変動、温度変化等
に対して常に正常な動作を行わせるために、例えば図3
のAに示すような大きな設計マージンを設ける必要があ
った。
【0003】すなわちこのようなLSIにおいては、通
常の処理動作は動作クロックの1周期内で完了するよう
に設計が行われる。その場合に、上述の各種の変動等に
よって遅延時間が増加しても全体の動作時間が1周期内
に収まるように大きな設計マージンが設けられるもので
ある。これは同時に、装置の高速化の障害にもなってい
るものである。
【0004】一方、このようなLSIの処理動作の速度
は、電源電圧Vccを高くすると速度が速くなるものであ
る。そこで、上述の設計マージンにおいては、特に電源
電圧Vccを高くする手段が実施されている。このため従
来の装置では、全ての条件が最悪になっても動作する充
分過ぎる電源電圧Vccが印加されるために、装置の消費
電力が増大する要因となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この出願はこのような
点に鑑みて成されたものであって、解決しようとする問
題点は、従来の装置では、設計上大きなマージンを設け
る必要があったために、装置の高速化や低消費電力化の
障害になっていたというものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明において
は、処理経路の遅延量をモニターし、こ遅延量が動作ク
ロックの1周期内となるように電源電圧の制御を行うよ
うにしたものであって、これによれば、最小の設計マー
ジンで安定な動作を得ることができると共に、消費電力
も必要最小限に制御することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】すなわち本発明においては、本来
の処理経路の遅延に相当する遅延モニター回路を設け、
遅延モニター回路の入出力間の遅延量が動作クロックの
1周期内となるように電源電圧を制御してなるものであ
る。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を説明するに、
図1は本発明を適用した半導体装置の一例の構成を示す
ブロック図である。
【0009】この図1において、集積回路装置(LS
I)1の電源端子Vccには、例えば内蔵される2次電池
2からの電源電圧が、電圧レギュレータとしてのDC−
DCコンバータ3を通じて供給されている。また、LS
I1には本来の処理経路の回路(図示せず)と共に、遅
延モニター回路4、マージン用の遅延回路(τ)5、位
相比較回路6、積分回路7等が同じプロセスによって設
けられる。
【0010】ここで遅延モニター回路4及び遅延回路5
は、例えば本来の処理経路の回路と同様のゲート回路等
で形成される。そして例えば本来の処理経路のゲート回
路の段数をn、遅延モニター回路4及び遅延回路5の合
計のゲート回路の段数をmとしたときに、m>nとなる
ように、回路4及び5が形成される。なおこのゲート回
路の段数には、配線部分もその遅延量をゲート回路に換
算して設けられる。
【0011】そして任意の動作クロックが端子8を通じ
て供給され、このクロックが遅延モニター回路4及び遅
延回路5の直列回路を通じて位相比較回路6の一方の入
力に供給されると共に、端子8からのクロックが位相比
較回路6の他方の入力に供給される。さらにこの位相比
較回路6の比較出力が積分回路7に供給され、この積分
出力が端子9を通じてDC−DCコンバータ3に供給さ
れる。
【0012】すなわちこの装置において、上述の位相比
較回路6では、端子8からのクロックとこのクロックが
遅延モニター回路4及び遅延回路5で遅延された信号が
位相比較される。これによって位相比較回路6では、遅
延量とクロックの1周期との差分が検出される。
【0013】一方、上述の遅延モニター回路4及び遅延
回路5は、本来の処理経路の回路と同じプロセスによっ
て設けられるものである。このためこの回路4及び5の
遅延量には、例えば製造プロセスのばらつきや、電源変
動、温度変化等に対して、本来の処理経路の回路と全く
同じ変動を生じるものである。
【0014】そこでこの遅延モニター回路4及び遅延回
路5からの遅延信号と端子8からの元のクロックとを位
相比較することにより、上述の例えば製造プロセスのば
らつきや、電源変動、温度変化等に対して、本来の処理
経路の回路で生じる遅延量と同等のクロックの1周期と
の差分を検出することができる。
【0015】そしてさらにこの差分の検出値を、LSI
1の電源に設けられたDC−DCコンバータ3に供給す
ることによって、この差分が略零、あるいは上述の生じ
る遅延量がクロックの1周期より僅かに小さくなるよう
に、LSI1の電源電圧Vccを制御することができ
る。
【0016】すなわち、例えばLSI1の温度が上昇し
遅延モニター回路4の遅延量がクロックの1周期より大
きくなると、位相比較回路6から電位上昇の信号が発生
し、積分回路7からの制御信号の電位が高くなる。これ
によってDC−DCコンバータ3からLSI1への供給
される電源電圧Vccが上昇される。
【0017】さらにこの電源電圧Vccが上昇されること
によって、LSI1の動作速度が速くなり、遅延モニタ
ー回路4の遅延量が短くされる。そしてこの負帰還動作
によって、遅延モニター回路4の遅延量が常にクロック
の1周期より僅かに小さくなるように、LSI1の電源
電圧Vccが制御される。
【0018】そしてこの場合に、LSI1の電源電圧V
ccが常に最小限の大きさに制御されるので、装置の消費
電力も最小限に抑えることができる。また、遅延量が常
にクロックの1周期より僅かに小さくなるように制御さ
れるので、これによって装置の駆動速度を決定すること
ができ、高速化も容易に行うことができる。
【0019】さらに上述の例えば製造プロセスのばらつ
きや、電源変動、温度変化等に対しても制御が行われる
ので、これらの変動等に対するマージンも大きく取る必
要がなく、例えば図3のBに示すように最小のマージン
を設けるのみで、装置の設計値を大幅に小さくすること
ができる。
【0020】従ってこの装置において、処理経路の遅延
量をモニターし、こ遅延量が動作クロックの1周期内と
なるように電源電圧の制御を行うことによって、最小の
設計マージンで安定な動作を得ることができると共に、
消費電力も必要最小限に制御することができるものであ
る。
【0021】これによって、従来の装置では、設計上大
きなマージンを設ける必要があったために、装置の高速
化や低消費電力化の障害になっていたものを、本発明に
よればこれらの問題点を容易に解消することができるも
のである。
【0022】なお上述の装置において、電圧レギュレー
タとしてのDC−DCコンバータ3は、上述のLSI1
に内蔵されていてもよい。
【0023】さらにこの電圧レギュレータは、具体的に
は例えば図2に示すように構成される。すなわち図2に
おいて、上述の2次電池2から端子30に供給された電
圧がトランジスタ31のコレクタ、エミッタを通じてL
SI1に供給される端子32に取り出される。
【0024】また、この端子32に取り出される電圧が
抵抗器33、34で分圧されて、演算増幅器35の反転
入力に供給される。さらに上述の制御信号が端子36を
通じて演算増幅器35の非反転入力に供給される。そし
てこの演算増幅器35の出力がトランジスタ31のベー
スに供給される。
【0025】これによってこの回路において、制御信号
の電位が高くなるとLSI1への供給される電源電圧V
ccを上昇させ、制御信号の電位が低くなるとLSI1へ
の供給される電源電圧Vccを低下させる制御が行われ
る。
【0026】また、上述の装置において、積分回路7
は、例えば上述の比較出力をカウントしそのカウント値
をD/A変換するか、あるいは比較出力をローパスフィ
ルタを介して直流アンプに供給することによって実現す
ることができるものである。
【0027】こうして上述の半導体装置によれば、本来
の処理経路の遅延に相当する遅延モニター回路を設け、
遅延モニター回路の入出力間の遅延量が動作クロックの
1周期内となるように電源電圧を制御することにより、
最小の設計マージンで安定な動作を得ることができると
共に、消費電力も必要最小限に制御することができるも
のである。
【0028】
【発明の効果】従って請求項1の発明によれば、処理経
路の遅延量をモニターし、こ遅延量が動作クロックの1
周期内となるように電源電圧の制御を行うことによっ
て、最小の設計マージンで安定な動作を得ることができ
ると共に、消費電力も必要最小限に制御することができ
るものである。
【0029】これによって、従来の装置では、設計上大
きなマージンを設ける必要があったために、装置の高速
化や低消費電力化の障害になっていたものを、本発明に
よればこれらの問題点を容易に解消することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される半導体装置の一例の構成図
である。
【図2】その要部の一例の構成図である。
【図3】その説明のための図である。
【符号の説明】
1…集積回路装置(LSI)、2…2次電池、3…DC
−DCコンバータ、4…遅延モニター回路、5…マージ
ン用の遅延回路(τ)、6…位相比較回路、7…積分回
路、8,9…端子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本来の処理経路の遅延に相当する遅延モ
    ニター回路を設け、 上記遅延モニター回路の入出力間の遅延量が動作クロッ
    クの1周期内となるように電源電圧を制御することを特
    徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 上記遅延モニター回路は複数段のゲート回路で形成し、 上記遅延モニター回路のゲート回路の段数を上記本来の
    処理経路のゲート回路の段数より多くすることを特徴と
    する半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体装置において、 上記ゲート回路の段数には上記遅延モニター回路及び上
    記本来の処理経路の配線部分の遅延もゲート回路に換算
    して含めることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体装置において、 上記遅延モニター回路に上記動作クロックを供給し、 この供給された動作クロックと上記遅延モニター回路か
    ら取り出される動作クロックとを位相比較し、 この比較出力を積分して上記電源電圧の制御信号を形成
    することを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体装置において、 上記積分は上記比較出力をカウントしそのカウント値を
    D/A変換するか、 または上記比較出力をローパスフィルタを介して直流ア
    ンプに供給して行うことを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の半導体装置において、 上記電源電圧の制御は入力電圧をトランジスタを介して
    取り出すと共に、 この出力電圧を分圧して演算増幅器の反転入力に供給
    し、 制御信号を上記演算増幅器の非反転入力に供給して、 上記演算増幅器の出力で上記トランジスタの導通を制御
    して行うことを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の半導体装置において、 上記電源電圧の制御は電圧レギュレータ、若しくはDC
    −DCコンバータを用いて行うことを特徴とする半導体
    装置。
JP13521597A 1997-05-26 1997-05-26 半導体装置 Abandoned JPH10326867A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001244421A (ja) * 1999-12-22 2001-09-07 Sony Corp 電圧供給回路及びその制御方法
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