JPH10326740A - 位置検出装置及びそれを用いた加工機 - Google Patents

位置検出装置及びそれを用いた加工機

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JPH10326740A
JPH10326740A JP9150072A JP15007297A JPH10326740A JP H10326740 A JPH10326740 A JP H10326740A JP 9150072 A JP9150072 A JP 9150072A JP 15007297 A JP15007297 A JP 15007297A JP H10326740 A JPH10326740 A JP H10326740A
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JP9150072A
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Kenji Saito
謙治 斉藤
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70375Multiphoton lithography or multiphoton photopolymerization; Imaging systems comprising means for converting one type of radiation into another type of radiation

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナノメートル以下の位置検出も可能な分子原
子レベルの高精度な位置検出を可能とする位置検出装置
及びそれを用いた加工機を得ること。 【解決手段】 物体面上に設けたアライメントマークに
照明手段から励起光を照射し、該アライメントマーク近
傍に励起された近接場光をプローブを利用して検出する
ことによって該物体の位置情報を検出していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置検出装置及び
それを用いた加工機に関し、例えば物体の位置情報をナ
ノメートルの精度で検出し、該位置情報を利用して該物
体面上を光加工したり、又は該物体面上の微細構造を検
査する際に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より物体面(シリコン面)上に電子
回路パターンを逐次形成して半導体素子を製造する光加
工機(微細加工機)や物体面上の分子構造等の微細構造
を高精度に検査する検査機等においては物体の位置情報
を検出する位置検出装置を用い、それより得られた位置
情報を利用して該物体を駆動制御している。
【0003】位置検出装置として、例えば特開平4−2
67536号公報,特開平4−186716号公報、特
開平8−321454号公報等では物体面上にアライメ
ントマークを設け、該アライメントマークをアライメン
ト光で照射し、該アライメントマークの光学像を観察系
(TVカメラ等)で検出し、画像処理を行うことによっ
て、該物体の位置情報を検出している。
【0004】又、特開平7−270123号公報では物
体面上に回折格子を設け、該回折格子より生じる±n次
回折光を利用することによって物体の位置情報を検出し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】物体面上に設けたアラ
イメントマークの位置を光学的に検出して物体の位置情
報を得る位置検出装置においては、アライメント光の波
長による光学像の拡がり,アライメント検出系の製造誤
差,アライメント光学系の収差等によって検出精度に限
界があり、例えばナノメートル以下とするのが大変困難
である。
【0006】本発明は、物体面上に設けたアライメント
マークに励起光を照射したときにその物体面上に形成さ
れる近接場にプローブを接近させ、このとき得られる近
接場光に基づく散乱光を検出することによって該物体の
位置情報を高精度に検出することができる半導体素子製
造用の微細加工機や物体表面の微細構造を検査する微細
構造検査機等に好適な位置検出装置及びそれを用いた加
工機の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の位置検出装置
は、 (1-1) 物体面上に設けたアライメントマークに照明手段
から励起光を照射し、該アライメントマーク近傍に励起
された近接場光をプローブを利用して検出することによ
って該物体の位置情報を検出していることを特徴として
いる。
【0008】特に、 (1-1-1) 前記プローブは微小粒子から成っていること。
【0009】(1-1-2) 前記微小粒子の位置を光タラップ
により制御していること。等を特徴としている。
【0010】本発明の加工機は、 (2-1) 構成(1-1) の位置検出装置を用いて加工部材の位
置情報を検出し、該位置情報を利用して該加工部材の面
上を加工していることを特徴としている。
【0011】本発明の検査機は、 (3-1) 構成(1-1) の位置検出装置を用いて評価試料の位
置情報を検出し、該位置情報を利用して該評価試料の検
査を行っていることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の位置検出装置の検
出原理を示す要部概略図である。本発明の位置検出装置
は励起光を物体面上に照射して、その領域に近接場を形
成している。光照射により物体中に生じた分極の場は、
物質構造によって形成される不均質で非放射な局在電磁
場であり、近接場とよばれ、その分極間の局所的相互作
用を光として表現したものが近接場光である。このよう
な近接場光は物体の表面近傍に該光の波長オーダーの範
囲に広がる。この近接場光に微小物体を近づけると近接
場が変化し、散乱光が生じる。
【0013】本実施形態ではこのときの散乱光を検出す
ることによって物体の光学情報分布を得ることにより、
分子オーダーの分解能を持って物体の位置情報を検出し
ている。
【0014】本実施形態ではこのときの各要素より位置
検出系を構成している。この位置検出系の分解能は近づ
ける微小物体(プローブ)の大きさで決まり、光の波長
によらず、波長よりはるかに小さいものまで分解でき
る。
【0015】本実施形態ではこのときの位置検出系を利
用して物体の位置情報をナノメートル以下の精度で検出
している。
【0016】図1は近接場光を利用した位置検出装置の
検出原理を示している。位置検出をしたい物体5上にア
ライメントマーク1を設けている。
【0017】同図におけるアライメントマーク1の周辺
領域を励起光(照射光)6で照射する光照射手段(照射
手段)11,プローブ2,集光レンズ3、そして検出器
4等の各要素で構成される近接場光学系10でアライメ
ントマーク1近傍の近接場8の光分布を画像(近接場光
学像)として検出する。
【0018】近接場光学系10と通常の光学顕微鏡との
違いは物体5面上に設けたアライメントマーク1の上に
微小散乱体(プローブ)2が存在することである。光照
射手段11からの光(照射光)6は物体5面上に設けた
アライメントマーク1によって回折・散乱し、あるいは
吸収される。そしてアライメントマーク1の近傍に近接
場8が形成される。プローブ2はこの近接場8と相互作
用し、近接場8を変化させ、新しい近接場を形成する。
【0019】このようにして変化した近接場により、そ
こに存在していた近接場光に基づいて散乱光9を発生さ
せて、レンズ3を通して検出器4で検出している。この
為、レンズ3はプローブ2から散乱される散乱光を集め
るだけであるので、結像機能の必要性はない。
【0020】分解能は通常の光学系とは異なり、プロー
ブ2の大きさや、そのアライメントマーク1からの距離
等で決まり、レンズ3の像性能にはよらない。このよう
な近接場光学系10により求めたアライメントマーク1
に基づく画像データを制御装置7により処理し、解析し
てアライメントマーク1の位置情報を求め、これにより
物体5の位置情報を検出している。
【0021】同図においては位置検出したい物体5はス
テージ12上に置かれ、ステージ駆動系13でその位置
を制御している。
【0022】図2は図1に示した本発明の位置検出装置
をフォーカスイオンビーム(FIB)を用いて、例えば
半導体素子を製造したり、微細加工物を製造したりする
微細加工機(光加工機)に適用したときの実施形態1の
要部概略図である。
【0023】同図において、ステージ駆動系13により
駆動可能となっている加工ステージ12a上に加工部材
5aを載せ、加工ビームを放射する照射手段14より、
加工ビーム15を加工部材5aに照射し、パターン16
を作成している。その際、加工ビーム15の制御並び
に、加工位置制御の全体を統括する制御装置7により、
所望のパターンを加工部材5a上に形成している。
【0024】このとき加工部材5aの位置情報を検出す
る為に図1で示した位置検出用の励起光(アライメント
光)6を照射する光照射手段11,プローブ2,集光レ
ンズ3、そして検出器4で構成される近接場光学系10
を用いている。光照射手段11より照射された励起光
(照明光,波長785nm)6はアライメントマーク1
によって回折・散乱し、あるいは吸収される。プローブ
2はこの近接場8と相互作用し、新しい場(近接場)を
形成する。このようにして変化した近接場に存在する近
接場光に基づく散乱光9をレンズ3を通して検出器4で
検出している。
【0025】本実施形態では励起光6として波長785
nmの光を用いている。その際、プローブ2は図3に示
されるようなシアフォース制御法により1nmの精度で
制御され、幅2nm,長さ50nmの十字型のアライメ
ントマーク1の像を1nmの位置精度で検出している。
【0026】図3は本実施形態におけるプローブ制御系
の要部概略図である。プローブ制御系はシアフォース制
御用の検出光17aを放射する光源17,検出光17a
の入射位置を検出する位置検出器18そしてプローブを
駆動させる圧電素子19、そして各種の要素の駆動制御
をする制御装置7を有している。
【0027】図3のプローブ制御系と図2の近接場光学
系10は3次元的な配置となっており、アライメントマ
ーク1を中心に紙面の前後に相対的に所定の角度回転し
て配置され、両者が機械的に干渉しないように設定され
ている。プローブ2には先端径が10nmの金の針を用
いている。プローブ2とアライメントマーク1との距離
をナノメートルの精度で一定にする為、プローブ2をア
ライメントマーク1上で圧電素子19を用い、微小振動
させて共振周波数のずれ量を制御することによって、プ
ローブ2とアライメントマーク1との距離を一定に保っ
ている。
【0028】シアフォース制御用の検出光17aをプロ
ーブ2に垂直に照射し、プローブ両端を通過した光を位
置検出器18に入射させ、位置検出器18からの信号を
用いることによりプローブ2の振動を計測する方式をと
っている。尚、シアフォース制御用の検出光17aとし
ては波長は630nmのLD(レーザーダイオード)か
らの光を用い、位置検出系では不図示のアライメント光
の波長のみを透過するフィルターを用いることによりア
ライメント信号へのノイズ低減を図っている。
【0029】このようにしてプローブ2とアライメント
マーク1とのナノメートルオーダーの位置検出を行な
い、その信号をもとに、加工ステージ12aをステージ
駆動系13を用いて所望の位置に駆動させて加工部材5
aの位置を制御している。そして加工ビーム15を加工
部材5aに照射することにより、所望のパターン(微細
パターン)を加工部材5a上に形成している。
【0030】図4は本実施形態において複数のプロセス
にまたがって微細加工を行なう場合のフローチャートで
ある。まずアライメントマークを本実施形態に従い加工
部材上に形成する。その後、アライメントマーク形状に
適したエッチングやデポジションによるプロセス処理を
施す。
【0031】つぎに加工部材を加工ステージ上に装着
し、該アライメントマークを用いて、アライメントを行
ない、加工ビームにより加工部材上の所定位置に所定の
パターンを加工する。
【0032】ついで、加工部材を取り外し、次のプロセ
ス処理を行なう。プロセス処理が完了したら、再び加工
部材を加工ステージ上に装着し、次の加工を行なう。
【0033】このようにして、接着,アライメント,加
工,プロセス処理を繰り返し行ない、所望の複数のプロ
セスを経た微細パターンを有した加工物を製造してい
る。
【0034】本実施形態においては近接場光学系10の
一要素として、金属性のプローブ2を用いて散乱光を検
出する方式を用いたが、ファイバーより成るプローブを
用い、ファイバー先端から近接場光(散乱光)を検出す
る方式を用いても良い。
【0035】また、ファイバー中から光を照射すると同
時に近接場光を受光する所謂反射検出光モードを用いて
も良い。微細加工部の構成において、本実施形態では加
工ビームとしてFIBを用いたが、その他の加工ビー
ム、例えば電子ビーム等を用いても良い。
【0036】図5は本実施形態におけるアライメントマ
ークの形成方法の他の実施形態のフローチャートであ
る。同図は加工ビームを用いて逐次加工部材上にアライ
メントマークを形成し、その後アライメントマークをも
とにアライメントをすることにより広範囲の領域を高精
度に位置決めしながら、加工している場合を示してい
る。
【0037】図5においては、加工部材を加工ステージ
上に装着後、アライメントマークをまず所定位置に形成
する。
【0038】次に加工ステージを駆動し、所定の位置に
所望のパターンを加工する。その後、次のアライメント
マークを加工部材上に加工ビームで形成する。このアラ
イメントマークを用い、次の所望のパターンを加工す
る。これを繰り返すことにより広範囲の高精度加工を可
能としている。
【0039】尚、本実施形態においてアライメントマー
クと加工ビームの位置の較正の為に加工ビームで較正用
マークを一度加工部材上に作成し、該較正用マークを本
発明に係る近接場光学系で検出することにより較正して
も良い。
【0040】又アライメントマークを加工部材上の複数
箇所に設け、それぞれの位置情報を検出することにより
全体の加工部材の位置を定め、加工する方式をとること
によりアライメント精度向上を図ってもよい。
【0041】図6は本発明の実施形態2の要部概略図、
図7は図6の一部分の説明図である。本実施形態は実施
形態1で用いたプローブとして微小粒子を光タラップし
て制御したものを用いている。
【0042】図7はその微小粒子より成るプローブ2が
光タラップされ、プローブ制御光(光タラップ光)24
により位置制御用の微小粒子をプローブ2として用い、
この微小粒子を実施形態1のプローブと同様にアライメ
ントマーク1からの近接場光8中に置くことにより近接
場が変化する場合を示している。この変化した近接場8
に存在する近接場光による散乱光9をレンズ3を通して
検出器4で検出している。この微小粒子より成るプロー
ブ2の位置を制御する為の光タラップ光学系は光タラッ
プ光源22,レンズ21,ハーフミラー20、そしてレ
ンズ3等から構成されている。
【0043】光タラップ光源22としてNd:YAGレ
ーザー(波長1.06μm:100mW)を用いてい
た。光タラップ光源22から出射された光タラップ光2
4はレンズ21により集光され、ハーフミラー20で折
り曲げられ、近接場光学系10と共有化したレンズ3を
介し、プローブ2に照射している。プローブ2の微小粒
子として、ポリスチレン100nm径の球を用いてい
る。
【0044】図7は光タラップ光24と微小粒子より成
るプローブ2に働く力の方向25を示している。集光さ
れた光タラップ光24は微小粒子より成るプローブ2に
よって散乱され、プローブ2自身はビーム電場分布の中
心、ビームフォーカス位置に引き寄せられ、方向25に
動き、フォーカス位置(ビームウエスト)で安定する。
【0045】ビームウエストの位置がプローブ2の中心
よりやや下方にくるように不図示のフォーカス位置調整
手段により調整すると、プローブ2はアライメントマー
ク1の表面上にわずかに押しつけられる。その結果、プ
ローブ2とアライメントマーク1の表面間の距離は略0
に保つことができる。
【0046】こうして位置制御されたプローブ2を用
い、不図示のフォーカス位置制御手段により画角100
nmのスキャンを行なうことにより、アライメントマー
ク1の位置情報をナノメートルの精度で得ている。
【0047】加工部材5aを大まかな所定の位置にセッ
ティングする前はプローブ2は不図示のフォーカス位置
制御手段により加工部材5aがセットされる位置より僅
かに上方に待機するような構成をとっている。その他の
基本構成は実施形態1と同様である。
【0048】図8は本発明の実施形態3の要部概略図で
ある。実施形態においては位置検出装置を微細構造検査
手段としての近接場蛍光顕微鏡系の一部に適用した場合
を示している。
【0049】検査ステージ12b上に微細構造を有する
評価試料5bを載せ、その評価領域33を検査ユニット
34で検査している。その際、評価領域33の所定位置
が検査できるように、評価試料5b上に設けたアライメ
ントマーク1を位置検出装置10を用いて検出してい
る。その結果をもとにステージ駆動系13が制御装置7
からの指令のもとに検査ステージ12bを動かし、検査
する構成をとっている。
【0050】このような微細構造を有する評価試料5b
の評価領域33の所定位置に正確に評価試料5bがくる
ようにアライメントする為の位置検出装置の構造は実施
形態2と同様である。
【0051】一方、検査ユニット34は検査光源28、
該検査光源28から出射されたビームをハーフミラー2
7を介して評価試料5bに近接場光として照射する為の
微細構造評価用のファイバープローブ26、評価領域3
3から生じた蛍光を検出系へ導くハーフプリズム27、
蛍光を分光する分光器29、そして分光された光を検出
する検出器30を有している。
【0052】尚、微細構造評価用のファイバープローブ
26は前記実施形態1で述べたのと同様の構成のシアフ
ォーカス検出系(そのための光源31,検出器32)に
より制御している。
【0053】本実施形態によれば、ナノメートルオーダ
ーで顕微蛍光分光が行なえ、評価試料の微細構造がナノ
メートルオーダーで検査できる。微細構造の評価試料5
b上のアライメントマーク1の作成に関しては、評価試
料5bが、例えば生体試料等の場合、試料作成前の予め
作成した基板を用意し、その上で試料を作成しておく。
又、半導体素子製造用の構造物の評価試料であれば、試
料作成時に同時に作成しておくことにより実施しても良
い。
【0054】本実施形態では微細構造の検査手段として
近接場蛍光顕微鏡系を用いたが、その他、電子ビームに
よる検査、走査型トンネル顕微鏡(STM)、原子間力
顕微鏡(AFM)等、様々なナノメートルオーダーの微
細構造の検査手段を用いた装置に適用可能である。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、物体面上
に設けたアライメントマークに励起光を照射したときに
その物体面上に形成される近接場にプローブを接近さ
せ、このとき得られる近接場光に基づく散乱光を検出す
ることによって該物体の位置情報を高精度に検出するこ
とができる半導体素子製造用の微細加工機や物体表面の
微細構造を検査する微細構造検査機等に好適な位置検出
装置及びそれを用いた加工機を達成することができる。
【0056】特に本発明によれば、従来アライメントマ
ークを検出する際、波長オーダーの分解能しかなかった
画像を、近接場光学系を組むことにより波長の100分
の1以下のナノメートルオーダーの分解能で得ることが
可能となり、サブナノメートルの位置検出が可能とな
る。
【0057】又、本発明の位置検出装置を微細加工機に
搭載することにより、複雑な構造を持つ素子を、ナノメ
ートルオーダーで加工できる。
【0058】又、本発明の位置検出装置を微細構造検査
装置に搭載することにより、ナノメートルオーダーの微
細構造が正確に計測できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置検出装置の検出原理の説明図
【図2】本発明の位置検出装置を用いた加工機の実施形
態1の要部概略図
【図3】本発明の位置検出装置を用いた加工機の実施形
態1におけるプローブ制御の説明図
【図4】本発明の位置検出装置を用いた加工機の実施形
態1における複数プロセス加工のフローチャート
【図5】本発明の位置検出装置を用いた加工機の実施形
態1における広範囲加工のフローチャート
【図6】本発明の位置検出装置を用いた加工機の実施形
態2の要部概略図
【図7】本発明の位置検出装置を用いた加工機の実施形
態2の光タラップの説明図
【図8】本発明の位置検出装置を用いた検査機の実施形
態3の要部概略図
【符号の説明】
1 アライメントマーク 2 プローブ 3 レンズ 4 検出器 5 物体 5a 加工部材 5b 評価試料 6 励起光 7 制御手段 8 近接場 9 変化した場による散乱光(近接場光) 10 近接場光学系 11 光照射手段 12 ステージ 12a 加工ステージ 12b 検査ステージ 13 ステージ駆動系 14 加工用ビーム照射手段 15 加工ビーム 16 パターン 17,31 シアフォース制御用検出光源 18 位置検出器 19 圧電素子 20 ハーフミラー 21 レンズ 22 光タラップ光源 23 光タラップ光源制御手段 24 光タラップ光束 25 力の方向 26 ファイバー 27 ハーフプリズム 28 分光用レーザー(検査光源) 29 分光器 30 検出器 31 光源 32 検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/66 H01L 21/66 J

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体面上に設けたアライメントマークに
    照明手段から励起光を照射し、該アライメントマーク近
    傍に励起された近接場光をプローブを利用して検出する
    ことによって該物体の位置情報を検出していることを特
    徴とする位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記プローブは微小粒子から成っている
    ことを特徴とする請求項1の位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記微小粒子の位置を光タラップにより
    制御していることを特徴とする請求項2の位置検出装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項記載の位
    置検出装置を用いて加工部材の位置情報を検出し、該位
    置情報を利用して該加工部材の面上を加工していること
    を特徴とする加工機。
  5. 【請求項5】 請求項1から3のいずれか1項記載の位
    置検出装置を用いて評価試料の位置情報を検出し、該位
    置情報を利用して該評価試料の検査を行っていることを
    特徴とする検査機。
JP9150072A 1997-05-23 1997-05-23 位置検出装置及びそれを用いた加工機 Pending JPH10326740A (ja)

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EP98304004A EP0880078A3 (en) 1997-05-23 1998-05-20 Position detection device, apparatus using the same, exposure apparatus, and device manufacturing method using the same
US09/082,587 US6946666B2 (en) 1997-05-23 1998-05-21 Position detection device, apparatus using the same, exposure apparatus, and device manufacturing method using the same
US09/645,434 US6806477B1 (en) 1997-05-23 2000-08-25 Position detection device, apparatus using the same, exposure apparatus, and device manufacturing method using the same

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