JPH1032667A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JPH1032667A
JPH1032667A JP18980096A JP18980096A JPH1032667A JP H1032667 A JPH1032667 A JP H1032667A JP 18980096 A JP18980096 A JP 18980096A JP 18980096 A JP18980096 A JP 18980096A JP H1032667 A JPH1032667 A JP H1032667A
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Tadayuki Yasumoto
格之 安本
Toshiya Kumano
俊哉 熊野
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のファクシミリ兼用の通信端末装置で
は、送信すべき原稿をTIFFファイルのような画像データ
用の電子メール形式のデータに変換する等の処理が必要
であり、このため、本来は文字データの通信が可能な電
子メールを利用して文字データを画像データとして通信
するという無駄が行なわれていた。 【解決手段】 送信すべき原稿を画像データとして読み
取る読取部2と、読み取られた画像データをファクシミ
リ画像データに変換する符号化・復号化部21及び文字認
識して文字コード列に変換する OCR処理部26と、 OCR処
理部26により得られた文字コード列を電子メールとして
送信可能なフォーマットに編集するメール編集部24とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メール送信機
能を有する通信端末装置、たとえばインターネット等の
コンピュータ通信網に接続して電子メールの送信が可能
なファクシミリ兼用の通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通信端末装置としてのファクシミリ装置
には、アナログ回線に接続されるタイプとデジタル回線
に接続されるタイプとがあり、前者は一般的にはG3機,
後者は一般的にはG4機と称される。但し、G4機ではG3機
としての機能も併せ持っているのが一般的である。
【0003】近年、インターネット等のコンピュータ通
信網が普及している。その理由としては、コンピュータ
通信網は誤り訂正機能に優れており、またユーザは最寄
りの契約プロバイダ (コンピュータ通信網への接続業
者) までの通信費用を負担するのみで国内のみならず全
世界のコンピュータとの間で通信を行なうことが可能で
ある等が挙げられる。
【0004】ところで、従来のG3, G4ファクシミリの通
信手順は上述のようなコンピュータ通信網を利用するコ
ンピュータ通信のそれとは異なるため、ファクシミリ装
置からコンピュータ通信網へ直接通信を行なうことは通
常は出来ない。しかし、ファクシミリ通信で通常送受信
されるイメージデータであっても、たとえばTIFF(Tagge
d Image File Format)ファイルのような電子メール形式
のデータに変換した上であればコンピュータ通信網を介
してファクシミリ装置で送受信することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
通信端末装置では、送信すべき原稿をTIFF(Tagged Imag
e File Format)ファイルのような画像データ用の電子メ
ール形式のデータに変換する等の処理が必要であり、ま
た受信側においても画像データとしての再生しかできな
い。このため、本来は文字データの通信が可能な電子メ
ールを利用して文字データを画像データとして通信する
という無駄が行なわれることになる。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、送信すべき文字原稿を画像データとして読
み取った後においても文字データとして電子メールで送
信可能な通信端末装置の提供を目的とする。
【0007】また本発明は、送信すべき文字原稿を画像
データとして読み取った後においても文字データとして
電子メールで送信可能な他に、写真,イラスト等の画像
原稿をも画像データとして読み取った後に電子メールと
して送信可能な通信端末装置の提供を目的とする。
【0008】更に本発明は、送信すべき原稿を画像デー
タとして読み取ってファクシミリ通信により送信する
か、または電子メールとして送信するかを選択すること
が可能な通信端末装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る通信端末装
置は、送信すべき原稿を画像データとして読み取る手段
と、読み取られた画像データをファクシミリ画像データ
に変換する第1の変換手段及び文字認識して文字コード
列に変換する第2の変換手段と、第2の変換手段により
得られた文字コード列を電子メールとして送信可能なフ
ォーマットに編集する編集手段とを備えたことを特徴と
する。
【0010】また本発明に係る通信端末装置は、第1の
変換手段により得られたファクシミリ画像データを符号
データに変換する第3の変換手段を更に備え、第3の変
換手段により得られた符号データを編集手段により電子
メールのフォーマットに編集すべくなしてあることを特
徴とする。
【0011】更に本発明に係る通信端末装置は、第1の
変換手段を使用して原稿をファクシミリ送信するか、ま
たは第2の変換手段及び/又は第3の変換手段を使用し
て原稿を電子メールとして送信するかの選択が可能な切
り換え手段を更に備えたことを特徴とする。
【0012】このような本発明の通信端末装置では、送
信すべき原稿が画像データとして読み取られた後にファ
クシミリ画像データに変換されるか、または文字認識に
より文字コード列に変換されて電子メールとして送信可
能なフォーマットに編集される。
【0013】また本発明の通信端末装置では更に、ファ
クシミリ画像データが符号データに変換されて電子メー
ルとして送信可能なフォーマットに編集される。
【0014】更に本発明の通信端末装置では、送信すべ
き原稿をファクシミリ送信するか、または電子メールと
して送信するかの選択が可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面を参照して詳述する。但し、以下に説明する本
発明の実施の形態では、本来はファクシミリ通信される
べきイメージデータを電子メールとして送信するように
構成された通信端末装置に本発明を適用しており、また
コンピュータ通信網としてはインターネットを使用する
ものとする。
【0016】まず最初に、本発明の通信端末装置Tのハ
ードウェア構成を図1を参照して説明する。本発明の通
信端末装置Tは従来のG3, G4のファクシミリ通信機能に
加えてインターネットと通信(送受信)するための機能
を備えている。
【0017】CPU1は、バス12を通じてハードウェア各部
を制御する他、後述する符号化, 復号化, 画像(TIFF)
変換, バイナリ・テキスト変換, メール編集, 通信手順
等のソフトウェア的機能を実行する。
【0018】読取部2は、 CCD等を利用したスキャナで
原稿を読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデ
ータを出力する。記録部3は電子写真方式等のプリンタ
を備え、他のG3, G4ファクシミリ装置からファクシミリ
通信により受信したイメージデータ、またはインターネ
ットから受信したイメージデータをハードコピーとして
再生し、記録する。
【0019】表示部4は、液晶表示装置(LCD) または C
RTディスプレイ等の表示手段を備え、本発明の通信端末
装置Tの動作状態を表示したり、タッチパネル方式で操
作時の入力指示を行なったり、または送信すべき原稿の
イメージデータ,受信したイメージデータの表示を行
う。
【0020】操作部5は、本発明の通信端末装置Tを操
作するために必要な文字キー, テンキー (数字キー),短
縮ダイヤルキー, ワンタッチダイヤルキー, 各種のファ
ンクションキー等を備えている。なお、上述の表示部4
をタッチパネル方式とすることにより、操作部5の各種
キーの内の一部を代用することも可能である。
【0021】ROM6は、本発明の通信端末装置Tの動作に
必要な種々のソフトウェアのプログラムを予め格納して
いる。RAM7は、SRAMまたはフラッシュメモリ等で構成さ
れ、ソフトウェアの実行時に発生する一時的なデータを
記憶する他、各種のテーブル(後述)を記憶している。
なお、RAM7にフラッシュメモリを使用した場合には、停
電,装置の移動等のために電源が遮断された場合にも各
種のテーブルの内容が失われない。イメージメモリ8は
DRAM等で構成され、送信すべきイメージデータまたは受
信したイメージデータを記憶する。
【0022】DSU(データ回線終端装置:Digital Servic
e Unit)9は、ベースバンド伝送方式を使用しているデ
ジタル回線L1に接続できるように、送受信データと電圧
の変換を行う。モデム10は、この例では従来の FAXモデ
ム機能の他にデータモデム機能を備えている。NCU(Netw
ork Control Unit)11 はアナログ回線L2の閉結及び開放
の動作を行う。
【0023】本発明の通信端末装置Tは以上のようなハ
ードウェア構成を有しており、通常のG3, G4機としての
機能は勿論のこと、主としてTIFFファイル化されたイメ
ージデータを電子メールとして送受信することが可能で
あり、更に本発明の特徴たる文字データをOCR(Optical
Character Reader) で認識して文字コード列(テキスト
データ)に変換し、電子メールのフォーマットに編集し
て送信することも可能である。但し、そのための機能は
ソフトウェアプログラムとしてROM6に格納されているた
め、以下にそれらの機能について説明する。
【0024】図2は、本発明の通信端末装置Tの機能構
成及びデータの流れを模式的に示したブロック図であ
る。なお、図1に対応する部分(ハードウェア要素)は
同一の参照符号で示してある。従って、それぞれの詳細
は後述するが、図1に対応する参照符号が示されていな
い符号化・復号化部21, 画像変換部22, バイナリ・テキ
スト変換部23, メール編集部24, オートダイヤラ25及び
OCR処理部26の各ブロックは、ROM6に予め格納されてい
るソフトウェアプログラムに従ってCPU1によって処理さ
れる機能的なブロックである。
【0025】読取部2により読み取られたドットイメー
ジデータは切り換え手段を構成する二つのスイッチの内
の一方のスイッチS1を経由して第1の変換手段である符
号化・復号化部21または第2の変換手段である OCR処理
部26のいずれかに送られる。なお、スイッチS1の機能は
実際には、符号化・復号化部21または OCR処理部26のい
ずれかを読取部2からのデータ転送のデスティネーショ
ンとしてCPU1が指定する機能である。
【0026】OCR処理部26は、読取部2により読み取ら
れたドットイメージデータを公知の手法で文字認識処理
することにより文字コード列、即テキストデータに変換
し、切り換え手段を構成する二つのスイッチの内の他方
のスイッチS2を経由して後述するメール編集部24へ送
る。なお、この OCR処理部26によるテキストデータへの
変換は、特定のワードプロセッサソフトウェアのフォー
マットに準拠して行なうことが可能である。また、スイ
ッチS2の機能はスイッチS1と同様に実際には、 OCR処理
部26または後述するバイナリ・テキスト変換部23のいず
れかをメール編集部24へのデータ転送のソースとしてCP
U1が指定する機能である。
【0027】一方、符号化・復号化部21は、読取部2に
より読み取られたドットイメージデータをファクシミリ
通信の規格で定められているMH, MR, MMR 等の符号化方
式によって符号化し、また逆に外部から受信した符号化
されたイメージデータを復号化し、記録部3にハードコ
ピーとして出力させる。以下、このような符号化方式に
よって符号化されたイメージデータを「G3形式のイメー
ジデータ」と称する。なお、イメージメモリ8はG3形式
のイメージデータを符号化・復号化部21から受け取って
記憶し、また逆に記憶しているG3形式のイメージデータ
を符号化・復号化部21に送る。
【0028】画像変換部22は、送信時には、G3形式のイ
メージデータをコンピュータで使用される一般的な画像
フォーマットであるTIFF(Tagged Image File Format)形
式に変換し、受信時には、TIFF形式からG3形式のイメー
ジデータに変換する。なお、TIFFの仕様はAdobe System
s 社によって公開されており、白黒2値のみならず、白
黒多値, フルカラー等の種々のデータを扱うためにそれ
ぞれに対応した Classが定義されている。それらの内の
一つである CLASS FはG3形式のイメージデータを定義し
ている。従って、G3形式のイメージデータの先頭に、CL
ASS F のTIFFヘッダ情報を付加する等の比較的容易な処
理を施すことによってTIFF形式に変換することが可能で
ある。以下、CLASS F のTIFFヘッダ情報が付加されたG3
形式のイメージデータを「TIFFイメージデータ」と称す
る。
【0029】第3の変換手段であるバイナリ・テキスト
変換部23は、送信時には、画像変換部22により得られた
TIFFイメージデータのバイナリデータをテキストデータ
に変換し、受信時には、その逆の処理、即ちテキストデ
ータをバイナリデータに変換する。これは、インターネ
ットにはバイナリデータの電子メールを扱うことが出来
ないコンピュータも接続されているからである。このた
め、相手先に確実に電子メールが届くようにするため
に、TIFFイメージデータ等のバイナリデータを送信する
場合にはそれを一旦テキストデータに変換して送信す
る。なお、インターネットで扱うテキストデータはIETF
(Internet Engineering Task Force) が発行するドキュ
メントであるRFC(Request For Comments) 822 におい
て、7ビットのコードとして規定されている。
【0030】そこで、一例としてMIME(Multipurpose In
ternet Mail Extensions) のエンコーディングタイプの
一つであるbase64を利用してテキストデータへの変換を
行うと、バイナリデータは6ビット単位で64種類のキャ
ラクタ (大文字及び小文字のアルファベット, 数字,
+, /) の内の一つに置換されることにより、テキスト
データに変換される。なお、MIMEに関しては前述のRFC
で規定されており、たとえば上述のbase64の他に”7bi
t”, ”8bit”, ”binary”等のエンコーディングタイ
プが規定されている。
【0031】メール編集部24は送信時には、前述のスイ
ッチS1を介して OCR処理部26からはOCR処理後のテキス
トデータが、バイナリ・テキスト変換部23からは「TIFF
イメージデータ」をテキストデータに変換したデータが
送られてくる。また受信時にはDSU9から受信した電子メ
ールのデータを受け取る。
【0032】メール編集部24は送信すべきファイルを電
子メールの体裁に整え、また逆に受信した電子メールか
ら本体とヘッダ情報(メールヘッダ)とを分離する。具
体的には、メール編集部24は、送信時にはスイッチS1を
経由して OCR処理部26から送られてくるテキストデータ
に通信管理情報としてのメールヘッダ情報を付加して電
子メール形式に編集し、またはスイッチS1を経由してバ
イナリ・テキスト変換部23から送られてくるテキストデ
ータに変換されたTIFFイメージデータに通信管理情報と
してのメールヘッダ情報を付加して電子メール形式に編
集する。また受信時には、電子メール形式のデータから
メールヘッダ情報を分離し、残りのテキストデータに変
換されたTIFFイメージデータのみを取り出す。
【0033】このようなメール編集部24による操作は、
インターネットの電子メールには所定のヘッダ情報を付
加することが規定されているために必須であり、送信時
にはTIFFイメージデータの先頭に、"Date:"(その電子メ
ールの発信日時), "From:" (その電子メールの発信者),
"To:" (その電子メールの宛先), "Subject:"(その電子
メールの題名、但し本発明の通信端末装置Tでは符号化
方式), "Cc:" (その電子メールのコピーの宛先) 等の各
項目からなるヘッダ情報を追加し、受信時にはこれらの
ヘッダ情報を分離する。
【0034】オートダイヤラ25はハードウェアとしては
RAM7内に存在する相手先テーブルT1, プロバイダテーブ
ルT3から読み出された電話番号へ発呼すべく、DSU9, モ
デム10またはNCU 11へ相手先電話番号データを送る。
【0035】ここで、各テーブルについて説明する。相
手先テーブルT1は、図3に示すように、短縮番号または
ワンタッチダイヤルそれぞれに関して相手先名称, イン
ターネットe-mailアドレス, ファクシミリ番号及びファ
クシミリ種別 (G3またはG4)がそれぞれ登録されてい
る。
【0036】利用者 (発信者) テーブルT2は、図4に示
すように、本発明の通信端末装置Tのユーザ名, インタ
ーネットe-mailアドレス, プロバイダ種別, インターネ
ットにログインするためのユーザID及びパスワードが登
録されている。なお、事業所等において、複数の利用者
が1台の通信端末装置を共用する場合には、それぞれの
利用者について登録を行なっておき、送信時に選択する
ことも可能である。
【0037】プロバイダテーブルT3は、図5に示すよう
に、インターネットに接続する際に使用するプロバイダ
の電話番号, 回線種別 (アナログまたはデジタル),プロ
バイダの名称及びプロバイダ種別を記憶している。プロ
バイダ種別は利用者テーブルT2のプロバイダ種別と対応
しており、プロバイダ毎に異なるログイン手順を識別す
るためのものである。一つのプロバイダが複数の電話回
線を有している場合、または複数のプロバイダを利用す
る場合等には、それぞれの電話番号について登録を行な
っておき、送信時に選択することも可能である。
【0038】次に、インターネットへ電子メールを送信
する手順について説明する。プロトコルは OSI参照モデ
ムの各層において下記表1に示すものを使用する。
【0039】
【表1】
【0040】まず、ログイン手順について説明する。本
発明の通信端末装置Tは、図6のタイムチャートに示さ
れているように、プロバイダのコンピュータ (以下、サ
ーバSという) との回線が設定されると、たとえば、PA
P(Password AuthenticationProtocol) に従って、ユー
ザIDとパスワードとをサーバSから Ackまたは Nackを
受信するまで送信し続ける。サーバSからNackを受信し
た場合には、本発明の通信端末装置Tは回線を一旦開放
し、その後にリダイヤルする。一方、サーバSからAck
を受信した場合には、本発明の通信端末装置Tからサー
バSへのログインが完了する。
【0041】サーバSへのログイン完了後、図7のタイ
ムチャートに示されているように、本発明の通信端末装
置Tはたとえばインターネット上で電子メールの通信を
行なう際の標準的なプロトコルであるSMTP(Simple Mail
Transfer Protocol) により電子メールを送信する。
【0042】まず、本発明の通信端末装置TはサーバS
に対してSMTPの接続要求をする。サーバSは、接続可能
であれば応答コード220 を本発明の通信端末装置Tへ返
送する。更に、本発明の通信端末装置Tが”HELO”コマ
ンドで自分自身のドメイン名を送信する。これに対し
て、サーバSが本発明の通信端末装置Tのドメイン名を
認識出来れば、応答コード250 とサーバS自身のドメイ
ン名とを返送する。この後、本発明の通信端末装置Tが
電子メールの送信を開始する。電子メールの送信が完了
すると、本発明の通信端末装置Tは”QUIT”コマンドを
送信する。これに応じてサーバSが応答コード221 を返
送するとSMTPが終了し、電子メールの送信が完了する。
【0043】次に、本発明の通信端末装置Tの電子メー
ル送信時の動作について図8乃及び図9示されているフ
ローチャートを参照して説明する。
【0044】まず、利用者が送信する原稿を本発明の通
信端末装置Tの原稿台 (図示せず)にセットし (ステッ
プS1) 、操作部5のキー等を操作することにより指示を
与えて OCR処理による電子メール送信を行なうか否かを
選択する (ステップS100) 。OCR処理が選択されなかっ
た場合には、CPU1は読取部2が符号化・復号化部21に接
続するようにスイッチS1を、バイナリ・テキスト変換部
23がメール編集部24に接続するようにスイッチS2をそれ
ぞれ制御する (ステップS110) 。
【0045】そして、ユーザが操作部5のキー等を操作
することにより指示を与えて使用するプロバイダまたは
回線をプロバイダテーブルT3から選択する (ステップS
2) 。更に、登録されているユーザー名を選択するため
のパスコードをユーザ自身が入力して利用者テーブルT2
から選択する (ステップS3) 。パスコードによってユー
ザー名を特定する理由は第三者による不正使用を防止す
るためである。このパスコードは、インターネットへ接
続するためのパスワードと兼用することも可能である。
次に、ユーザが相手先の短縮番号に続いてスタートキー
(図示せず) を押すか、ワンタッチキーを押して相手先
テーブルT1から相手先を選択する (ステップS4) 。
【0046】以上により、選択されたプロバイダまたは
回線, ユーザー名, 相手先は一旦RAM7に記憶される。
【0047】本発明の通信端末装置Tは、原稿台の原稿
の全てを1枚づつ順次的にドットイメージデータとして
読み取り、全ページを符号化・復号化部3で MMR方式に
より一旦符号化してG3形式のイメージデータとしてイメ
ージメモリ8に蓄積する (ステップS5) 。そして、CPU1
は先に使用者により短縮番号またはワンタッチダイヤル
で指定されてRAM7に記憶されている相手先を読み出し、
更にその相手先に関するデータを相手先テーブルT1から
読み出す。
【0048】この結果、相手先テーブルT1にインターネ
ットe-mailアドレスが登録されていない場合には (ステ
ップS6) 、電子メールの送信は出来ないため、CPU1はイ
メージメモリ8に蓄積されているG3形式のイメージデー
タをアナログの音声信号に変換してG3方式で、またはそ
のままデジタル信号でG4方式でファクシミリ送信する
(ステップS7) 。インターネットe-mailアドレスが登録
されていれば、CPU1はそれを電子メールとして送信する
ための以下のような処理を行う。
【0049】ところで、インターネットでは、G3形式の
イメージデータを直接送信することはできないため、以
下のようにして電子メール形式に変換する (ステップS
8) 。まず画像変換部22は、G3形式のイメージデータの
先頭にTIFF CLASS Fのヘッダ情報を付加し、TIFFイメー
ジデータを作成する。このTIFFイメージデータはバイナ
リデータであるので、バイナリ・テキスト変換部23はこ
れをテキストデータに変換する (ステップS9) 。
【0050】更に、メール編集部24は、テキストデータ
に変換されたTIFFイメージデータに電子メールのヘッダ
を付加する (ステップS10)。このヘッダには、少なくと
も"From:", "To:", "Subject:", の項目が含まれる。"F
rom:" には、ステップS3において利用者テーブルT2から
選択された利用者のインターネットe-mailアドレス
が、"To:" には、ステップS4において相手先テーブルT1
から選択された相手先のインターネットe-mailアドレス
が、"Subject:"には、TIFF形式のイメージデータを含む
電子メールであることを示す"TIFF(G3)"がそれぞれ設定
される。
【0051】このようにして電子メール形式のデータが
完成すると、CPU1はインターネットへのダイヤルアップ
接続を行なう。まずCPU1は、プロバイダテーブルT3から
ステップS2で選択されたプロバイダの回線の種別 (アナ
ログ/デジタル) を判断し (ステップS11)、アナログ回
線である場合にはモデム10を設定し (ステップS12)、デ
ジタル回線である場合にはDSU9を設定し (ステップS1
3)、選択されたプロバイダの電話番号へ発呼し (ステッ
プS14)、応答を待つ (ステップS15)。
【0052】プロバイダとの電話回線が設定されると、
CPU1は前述したPAP に従ってログインし、SMTPにより電
子メールを送信し、送信が完了した後にログアウトし
(ステップS16)、電話回線を開放する (ステップS17)。
【0053】一方、ステップS100において OCR処理が選
択された場合には、CPU1は読取部2及びメール編集部24
が共に OCR処理部26に接続するようにスイッチS1及びS2
をそれぞれ制御する (ステップS111) 。
【0054】そして、ユーザが操作部5のキー等を操作
することにより指示を与えて使用するプロバイダまたは
回線をプロバイダテーブルT3から選択する (ステップS1
02)。更に、登録されているユーザー名を選択するため
のパスコードをユーザ自身が入力して利用者テーブルT2
から選択する (ステップS103) 。パスコードによってユ
ーザー名を特定する理由は第三者による不正使用を防止
するためである。このパスコードは、インターネットへ
接続するためのパスワードと兼用することも可能であ
る。次に、ユーザが相手先の短縮番号に続いてスタート
キー (図示せず)を押すか、ワンタッチキーを押して相
手先テーブルT1から相手先を選択する (ステップS104)
【0055】以上により、選択されたプロバイダまたは
回線, ユーザー名, 相手先は一旦RAM7に記憶される。
【0056】本発明の通信端末装置Tは、 OCR処理によ
る電子メール送信に際しては、原稿台の原稿の全てを1
枚づつ順次的にドットイメージデータとして読み取り、
スイッチS1を経由して OCR処理部26に転送して文字認識
を行なわせてテキストデータに変換する (ステップS10
5) 。そして、CPU1は先に使用者により短縮番号または
ワンタッチダイヤルで指定されてRAM7に記憶されている
相手先を読み出し、更にその相手先に関するデータを相
手先テーブルT1から読み出す。
【0057】この後、前述同様のステップS10 の処理、
即ちメール編集部24によるメールヘッダの付加の処理が
行なわれれば、 OCR処理されたテキストデータも前述の
「TIFFイメージデータ」の場合と同様に電子メールとし
て送信される。
【0058】なお、本発明の通信端末装置Tを通常のフ
ァクシミリ通信と OCR処理したテキストデータの電子メ
ール送信の機能のみを有するように構成することも勿論
可能である。そのような構成を採った場合の本発明の通
信端末装置Tの機能構成及びデータの流れを図10のブロ
ック図に模式的に示す。
【0059】この図10に示されている構成例の前述の図
2に示されている構成例に対する相違は、符号化・復号
化部21により得られた「G3形式のイメージデータ」を
「TIFFイメージデータ」に変換する画像変換部22及び
「TIFFイメージデータ」をMIMEによりテキストデータに
変換するバイナリ・テキスト変換部23とが不要になるこ
とである。またそれに伴って、切り換え手段としてのス
イッチS1及びS2の内のS2も不要なる。
【0060】更に、本発明の通信端末装置Tがこのよう
な図10に示されている構成を採った場合の送信時の処理
手順は図11及び図12のフローチャートに示されているよ
うになる。
【0061】この図11及び図12に示されているフローチ
ャートの前述の図8及び図9のフローチャートに示され
ている処理手順に対する相違は、 OCR処理が選択された
場合のステップS101において読取部2を OCR処理部26に
接続させるのみでよいこと、OCR処理が選択されなかっ
た場合には通常のファクシミリ通信のみがおこなわれる
ため、ステップS110において読取部2を符号化・復号化
部21に接続させるのみでよいこと、及びステップS110の
次にステップS5, S7の処理を行なえばよいことである。
【0062】なお、上述の実施の形態において、白黒2
値のイメージデータ以外のデータ、たとえば白黒多値,
カラー等のイメージデータを電子メールとしてインター
ネットへ送信することも勿論可能である。また、イメー
ジデータ以外の音声, 動画等のデータであっても同様で
ある。
【0063】また更に、インターネット以外のコンピュ
ータ通信網、たとえば事業所内の LAN等、コンピュータ
通信網であれば本発明の効果を得ることができる。
【0064】更にまた、上記実施の形態においては、フ
ァクシミリ通信としてG3, G4方式を例に挙げているがそ
れらに限定されるものではなく、他の方式のファクシミ
リ通信方式であってもよいことは言うまでもない。
【0065】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明の通信端末
装置によれば、送信すべき文字原稿を画像データとして
読み取った後においても文字データとして電子メールで
送信可能になる。そしてこの場合、送信すべき原稿をTI
FF(Tagged Image File Format)ファイルのような画像デ
ータ用の電子メール形式のデータに変換する等の処理が
不要になる。
【0066】また本発明の通信端末装置によれば、送信
すべき原稿をTIFFファイルのような画像データ用の電子
メール形式のデータに変換する等の処理がを行なえば、
送信すべき文字原稿を画像データとして読み取った後に
おいても文字データとして電子メールで送信可能な他
に、写真,イラスト等の画像原稿をも画像データとして
読み取った後に電子メールとして送信可能になる。
【0067】更に本発明の通信端末装置によれば、送信
すべき原稿を画像データとして読み取ってファクシミリ
通信により送信するか、または電子メールとして送信す
るかを選択することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信端末装置のハードウェア構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の通信端末装置の機能構成及びデータの
流れを模式的に示したブロック図である。
【図3】相手先テーブルの内容例を示す模式図である。
【図4】利用者 (発信者) テーブルの内容例を示す模式
図である。
【図5】プロバイダテーブルの内容例を示す模式図であ
る。
【図6】本発明の通信端末装置によるサーバへのログイ
ン手順を示すタイムチャートである。
【図7】本発明の通信端末装置によるインターネットへ
の電子メールの通信手順を示すタイムチャートである。
【図8】本発明の通信端末装置の電子メール送信時の動
作手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の通信端末装置の電子メール送信時の動
作手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明の通信端末装置のハードウェア構成の
他の例を示すブロック図である。
【図11】本発明の通信端末装置の電子メール送信時の
動作手順の他の例を示すフローチャートである。
【図12】本発明の通信端末装置の電子メール送信時の
動作手順の他の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU1 2 読取部 3 記録部 23 バイナリ・テキスト変換部 24 メール編集部 26 OCR処理部 S1 切り換えスイッチ S2 切り換えスイッチ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/54 9744−5K H04L 11/20 101B 12/58

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信すべき原稿を画像データとして読み
    取る手段と、読み取られた画像データをファクシミリ画
    像データに変換する第1の変換手段及び文字認識して文
    字コード列に変換する第2の変換手段と、前記第2の変
    換手段により得られた文字コード列を電子メールとして
    送信可能なフォーマットに編集する編集手段とを備えた
    ことを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の変換手段により得られたファ
    クシミリ画像データを符号データに変換する第3の変換
    手段を更に備え、前記第3の変換手段により得られた符
    号データを前記編集手段により電子メールのフォーマッ
    トに編集すべくなしてあることを特徴とする請求項1に
    記載の通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の変換手段を使用して原稿をフ
    ァクシミリ送信するか、または前記第2の変換手段及び
    /又は前記第3の変換手段を使用して原稿を電子メール
    として送信するかの選択が可能な切り換え手段を更に備
    えたことを特徴とする請求項2に記載の通信端末装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6651120B2 (en) 2000-09-14 2003-11-18 Fujitsu Limited Image data converting system and a storage medium thereof
CN100338608C (zh) * 1999-02-15 2007-09-19 松下电器产业株式会社 电子邮件准备装置、终端装置、信息发送系统和程序记录媒体
JP2010098703A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Futoshi Kaneko 携帯型画像送受信機

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