JPH1032653A - データ通信システム - Google Patents

データ通信システム

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Publication number
JPH1032653A
JPH1032653A JP8203171A JP20317196A JPH1032653A JP H1032653 A JPH1032653 A JP H1032653A JP 8203171 A JP8203171 A JP 8203171A JP 20317196 A JP20317196 A JP 20317196A JP H1032653 A JPH1032653 A JP H1032653A
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JP
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data
file
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time
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JP8203171A
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English (en)
Inventor
Kiyoharu Nishiyama
清春 西山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電話機またはFAX機あるいはそれらの両方
を使用して、音声データや画像データ等を統合して送受
信することが可能なデータ通信システムを提供する。 【解決手段】 送信側には音声データに送信者の識別信
号、受信者の識別信号、及び画像データとの関連付けを
示すファイル識別信号を付加してホスト装置4へ送信す
る手段を設け、受信側には、ホスト装置4に対し、関連
付けされた音声データファイルとFAXデータファイル
の送信要求を出す手段と、それぞれのファイル属性をデ
コードし、音声ファイルは音声データとして、FAXデ
ータファイルは、適切なデータとして再生する手段とを
設け、ホスト装置4には、送信側からの音声データを格
納する手段と、送信側からのFAXデータを格納する手
段と、送信側からの識別信号をデコードして送信者、受
信者、及びファイルを識別し且つファイル同士の関連付
けを識別する手段と、音声データファイルとFAXデー
タファイルを送信するファイル送信手段とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
を利用して文字データ、画像データおよび音声データを
送受信するデータ通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、通信機能を備えたパソコンの普及
により画像データ、音声データ、文字データ(テキスト
データ)などを統合したいわゆるマルチメディアデータ
を送受信できる機能がパソコン通信などで実現され、個
人レベルの通信においても盛んに利用されている。しか
し、FAX機や電話機は所有しているが通信機能を備え
たパソコンを所有していない人が、これらのデータを統
合して送受信できる手軽な手段はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来に
おいては、通信機能を備えたパソコンを所有していない
人が画像データや音声データ等を統合して送受信できる
手段はなかった。そこで、本発明の課題は、電話機また
はFAX機あるいはそれらの両方を使用して、音声デー
タや画像データ等を統合して送受信することが可能なデ
ータ通信システムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、データ送信端末として電話
機およびFAX機、データ受信端末として電話機および
FAX機あるいは更にパソコンを備え、これらとホスト
装置とを通信回線で結んで通信ネットワークを構成した
通信システムにおいて、前記データ送信端末には、送信
者が電話機またはFAX機より音声データを送信する
際、その音声データに送信者の識別信号、受信者の識別
信号、及び画像データとの関連付けを示すファイル識別
信号を付加してホスト装置へ送信するための識別情報入
力手段を設け、前記データ受信端末には、ホスト装置に
対し、関連付けされた音声データファイルとFAXデー
タファイルの送信要求を出すファイル送信要求手段と、
関連付けされたファイルのそれぞれのファイル属性をデ
コードし、音声ファイルは音声データとして、FAXデ
ータファイルは、適切なデータとして再生する再生手段
とを設け、前記ホスト装置には、前記データ送信端末側
の電話機またはFAX機からの音声データを受信し、こ
の受信した音声データを音声データファイルとして格納
する音声データ記憶手段と、前記データ送信端末側のF
AX機から受信したFAXデータをFAXデータファイ
ルとして格納するFAXデータ記憶手段と、前記データ
送信端末側からの前記識別信号をデコードして送信者、
受信者、及びファイルを識別し、且つファイル同士の関
連付けを識別するファイル識別手段と、前記データ受信
端末側からのファイル送信要求に応じて音声データファ
イルとFAXデータファイルを送信するファイル送信手
段とを設けたことによって、通信機能を備えたパソコン
を用いることなく、電話機とFAX機だけで、音声デー
タとFAXデータ(画像データ、テキストデータなど)
とを統合して送受信することができるようにした。
【0005】また、請求項2記載の発明は、請求項1の
データ通信システムを前提にして、前記ホスト装置のフ
ァイル識別手段に、前記データ受信端末のパソコンから
送信されるデータファイルを識別する機能を持たせるこ
とで、前記パソコン上で作成したデータを、電話機やF
AX機のデータと関連付けて前記データ送信端末へ送信
できるようにした。また、請求項3記載の発明は、請求
項1のデータ通信システムを前提にして、前記ホスト装
置が、前記データ送信端末側から送信されてきたデータ
を複数のファイルに変換し、各ファイル毎に属性(音声
情報、画像、テキスト情報、その他のデータ)を指定し
て前記データ受信端末側へ送信することで、受信側で、
送信されてきた一連の関連付けされたファイルのうち、
音声データ、画像データ、テキストデータなどのデータ
の属性ごとに選択して再生できるようにした。
【0006】また、請求項4記載の発明は、請求項1の
データ通信システムを前提にして、前記データ送信端末
には、ファイルの属性毎に再生する順番を指定する再生
順指定手段を設け、前記データ受信端末には、指定され
た順番でファイルの再生を行う再生手段を設けること
で、送信側で、受信側がファイルを再生する際の順番を
指定することを可能とし、ストーリー性のある情報など
を伝達することができるようにした。また、請求項5記
載の発明は、請求項1のデータ通信システムを前提にし
て、前記データ受信端末は、ファイル再生時間、例えば
全ファイルを一覧するサーチ再生の際にファイル一件当
たりに要する再生時間などの設定情報を前記ホスト装置
に伝える再生時間送信手段を備え、前記データ受信端末
は、前記ホスト装置から前記設定情報を取得する再生時
間取得手段を備えることで、送信側では、受信側で設定
されている一件のファイルの再生時間分に応じて必要な
情報を送信することができ、また受信側では、多数の受
信データがある場合にも、それらの内の一部のデータを
インデックス情報のように使用して再生することによ
り、全体の概要を一覧的にすばやく知ることができるよ
うにした。この場合、前記データ送信端末は、ファイル
を再生する日時をあらかじめ指定するための再生日時指
定手段を備え、前記ホスト装置は、この指定された日時
を前記データ受信端末に通知する再生日時通知手段を備
え、前記前記データ受信端末は、通知された再生日時を
表示する表示手段を備えていることが望ましい。
【0007】また、請求項6記載の発明は、請求項1の
データ通信システムを前提にして、前記データ送信端末
は、前記データ受信端末がファイルを再生できる日時を
予め設定するための再生可能日時設定手段を備え、前記
ホスト装置は、この設定された日時以外に前記データ受
信端末からファイル転送要求を受けた場合にはその要求
に応じないようにすることで、設定された日時以降でな
いと受信側で再生できないようにした。したがって、送
信側は、受信側に受け取ってもらいたい日時以前に一括
してデータを送信することができるので、その都度送信
する手間を省くことができ、また受信者にとって適切な
時期に情報を提供することが可能になる。また、請求項
7記載の発明は、請求項1記載のデータ通信システムを
前提にして、前記データ送信端末は、前記ホスト装置に
対し、前記データ受信端末へ送信するファイルを指定す
る送信ファイル指定手段を備え、前記ホスト装置は、前
記データ送信端末からの複数の送信データをそれぞれデ
ータファイルとして前記音声データ記憶手段または前記
FAXデータ記憶手段に蓄積し、それら複数のファイル
の中から前記データ送信端末によって指定されたファイ
ルのみを選択して前記データ受信端末へ送信することこ
とにより、送信側であらかじめホスト装置に送信してお
いた複数の情報のうち、送信側の事情に応じて受信者に
伝えたい情報のみを受信側に送信することができるよう
にした。なお、送信側で送信データの重要性にランク付
けをし、受信側でそのランクに応じて再生することは従
来の技術でも可能であったが、それらの重要性が同レベ
ルに設定されているものが多数ある場合には、受信側で
すべての情報を確認するのに時間がかかるという問題が
ある。これは画像データなどのデータ量の多いファイル
を逐次展開して再生する場合には、特に大きな問題とな
る。本発明によれば、このような問題も回避できる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明に係るデータ通信シ
ステムの実施の形態の一例を示すシステム構成図であ
る。このデータ通信システムは、データ送信端末として
電話機1AおよびFAX機2A、データ受信端末として
電話機1B、FAX機2B、およびパソコン3Bを備
え、これらとホスト装置4とを通信回線5で結んで通信
ネットワークを構成してなる。データ送信端末側の電話
機1AおよびFAX機2Aは回線インターフェース6A
を介して通信回線5に接続されている。データ受信端末
側の電話機1BおよびFAX機2Bは回線インターフェ
ース6Bを介して通信回線5に接続されている。また、
パソコン3Bはモデム7及び回線インターフェース6B
を介して通信回線5に接続されている。なお、データ送
信端末、データ受信端末という区別は単に説明上のこと
であり、どちらの端末も送信機能及び受信機能を備えて
いることは無論である。ホスト装置4は、電話機1A,
1BまたはFAX機2A、2Bとの間で音声データの送
受信を行う電話音声データ送受信手段8と、FAX機2
A、2Bとの間でFAXデータの送受信を行うFAXデ
ータ送受信手段9と、音声データ及びFAXデータ以外
のデータ、例えば、各種識別情報、各種属性情報、再生
日時指定情報、制御情報などの送受信を行うデータ送受
信手段10と、データ処理手段11とからなり、データ
処理手段11がホスト装置4のシステム全体の動作制御
及びデータ制御を行っている。上記電話音声データ送受
信手段8、FAXデータ送受信手段9、およびデータ送
受信手段10は回線インターフェース12を介して通信
回線5に接続されている。
【0009】図2は上記ホスト装置4のデータ処理手段
11の要部の構成を示すブロック図である。このデータ
処理手段11は、受信した音声データ及びFAXデータ
をファイル化するファイル化部13と、電話機1A,1
BまたはFAX機2A、2Bから送られてくるプッシュ
ボタンのトーン信号をでコードするトーン信号デコード
部14と、ファイル化部13からのファイルをトーン信
号デコード部14からの情報に応じてファイリングする
ファイリング部15と、ファイリングされた音声データ
ファイル及びFAXデータファイルを蓄積する記憶部1
6と、トーン信号デコード部14からの情報に応じて記
憶部16からデータファイルを読み出すファイル読み出
し手段17とからなる。図3は、属性指定機能を有する
構成とした場合のファイル再生手段のブロック構成図で
ある。この場合、ファイル再生手段は、受信側の端末の
プッシュボタン操作により属性指定を行う属性指定部1
8と、属性指定手段18によって指定された属性に応じ
てファイル検索を行って、該当するファイルのみ記憶部
30から読み出して再生するファイル再生制御部19と
を有する。
【0010】図4は送信側で指定された再生順に従って
ファイル再生する構成とした場合のファイル再生手段の
ブロック構成図である。この場合、ファイル再生手段
は、ホスト装置4から送られてくるファイル再生順番の
情報をデコード(解読)するファイル再生順デコード部
20と、デコードされた内容に従って再生する順番を決
定して記憶部30からその順番でファイルの読み出し行
うファイル再生制御部21とを有している。図5はサー
チ再生制御機能を有する構成とした場合のファイル再生
手段のブロック構成図である。この場合、ファイル再生
手段は、送信されているすべてのファイルのすべてのデ
ータを逐一再生する通常再生を行う通常再生制御部24
と、全体のファイルのうち特定の一部のみを指定して再
生するサーチ再生を行うサーチ再生制御部23と、プッ
シュボタンなどによって通常再生を行うか、サーチ再生
を行うかを指定することができる再生方法指定部22
と、再生方法指定部22による指定に応答してサーチ再
生制御部23と通常再生制御部24とを切り換えるスイ
ッチ部25とを有している。
【0011】図6は送信側から受け取った設定日時デー
タに基づいて受信側へファイルの受け渡しを行う機能を
有する場合のホスト装置のデータ制御手段の要部ブロッ
ク図である。この場合、ホスト装置4のデータ制御手段
11は、ホスト装置4で設定している日時データ(内部
の時計回路により計時している日時)と送信側での設定
日時データを比較する日時比較部26と、日時比較部2
6での比較結果を受けて、ホスト装置4側の設定日時が
送信側での設定日時を経過していれば、受信側で再生可
能なファイルであると判断し、該当するファイルを選択
して記憶部16より読み出して受信側に送信する送信デ
ータ選択部27とを有している。
【0012】図7は送信側で受信側に送信可能な情報を
指定して送受信を行う機能を有する場合のホスト装置の
データ制御手段の要部ブロック図である。この場合、ホ
スト装置4のデータ制御手段11は、送信側から送られ
てくる送信可能ファイル選択データに基づいて送信可能
ファイルを判定する送信可能ファイル判定部28と、こ
の送信可能ファイル判定部28での判定結果を受けて、
該当するファイルを記憶部6から読み出して送信する送
信データ選択部29とを有している。次に、上記データ
通信システムの動作について説明する。まず、電話機に
よる音声データとFAX機によるFAXデータとを関連
付けして送信する場合について説明する。例えば、電話
機1Aによる音声データとFAX機2AによるFAXデ
ータとを関連付けして送信する場合、まず、電話機1A
によりホスト装置4に電話をする。電話がつながると、
ホスト装置4側は応答メッセージを送信し、それに従っ
て送信者は自分のID番号、パスワード、受信者のID
番号、ファイルのID番号をそれぞれホスト装置4から
の応答メッセージ(操作ガイダンス)に従ってプッシュ
ボタンの操作により設定し送信する。次に、送信者は送
話機を通して音声を送信する。音声の送信の開始と終了
の合図は、特定のプッシュボタンの操作によって行うこ
とができる。次にFAX機1Aによって、FAXデータ
を送信する。この場合もプッシュボタン操作によって、
自分のID番号、パスワード、受信者のID番号、ファ
イルのID番号を送信する。このとき、上記の手順で送
信した音声データとリンクさせる場合は、ファイルのI
D番号としては上記と同じファイルのID番号を送信す
る。この場合、ホスト装置4側からの応答メッセージに
従って、通常のFAX送信手順でFAXデータを送信す
る。このFAXの送信の開始、終了の合図も、特定のプ
ッシュボタンの操作によって行うようにしてもよい。
【0013】受信側であるホスト装置4は、送られてき
たデータが電話機1Aからの音声データであれば音声フ
ァイルとして、FAX機2BからのFAXデータであれ
ばFAXデータファイルとして、ファイル化部13によ
りそれぞれファイル化し、ファイリング部15を通して
記憶部16に格納する。このとき、各々のデータに付随
する送信者と受信者のIDとファイルIDもそれらのフ
ァイルにヘッダ情報として付加する。そして、同じ送信
者ID番号でかつ、同じファイルID番号のファイル
は、ファイルリンク部15によって関連付けられて、記
憶部16の所定の記憶領域にそれぞれ格納される。受信
者は、パソコン3B上で通常のパソコン通信と同様に自
分のID番号、パスワードをキー入力し、送信されたフ
ァイルをダウンロードし展開して再生する。また、受信
者は、パソコン3Bを使用せず、電話機1BとFAX機
2Bのみによっても、ファイルを受け取ることができ
る。すなわち、ホスト装置4に電話をかけ自分のID番
号、パスワードをプッシュボタンにより送信して、ホス
ト装置4からのメッセージに従った操作を行うことによ
り、自分宛てに送信されているファイルを再生して、電
話機1Bにより音声を聞き、FAX機2BによりFAX
データを受信することができる。
【0014】また、データ受信端末側がパソコン3B上
で作成したデータを、電話機1BやFAX機2Bのデー
タと関連付けして送信する場合、パソコン3Bからは、
キー入力等により自分のID番号、パスワード、相手の
ID番号、ファイルID番号を入力し、ホスト装置4側
に送信する。そして、パソコン3B上のアプリケーショ
ンプログラム等で作成したデータファイルを送信する。
送信制御は通信プログラムによって実行される。そし
て、ホスト装置4側でこれらのID番号等をそれぞれデ
コードし、上記プッシュボタンの操作によって送信され
たものと同じ場合には、送信されたファイルは、電話機
1Bからの音声ファイル、FAX機2BからのFAXデ
ータファイルとリンクされて記憶部6に格納される。次
に、データ送信端末から各データ毎に属性を指定して送
信を行う場合について説明する。この場合、送信されて
きたファイルには、そのデータの種類によって属性(例
えば、拡張子など)が付けられているので、受信側で
は、再生するファイルの属性をプッシュボタン操作によ
り属性指定部18に入力する。属性指定手段18によっ
て音声属性が指定された場合、ファイル再生制御部19
は、指定されたファイル属性に従って該当するファイル
を検索し、音声ファイルのみ記憶部30から読み出して
再生する。その結果、音声のみが再生される。その他の
属性のファイル形式の場合についても同様である。
【0015】次に、送信側で指定された再生順に従って
受信端末がファイル再生を行う場合の動作について説明
する。この場合、送信側で端末のプッシュボタンを操作
することによってファイル再生順番の情報を入力して送
信を行う。受信側では、ホスト装置4を経由して送信さ
れるこの情報をファイル再生順デコード部20でデコー
ドし、デコードされた内容に従ってファイル再生制御部
21により再生する順番を決定して記憶部30からその
順番でファイルの読み出し行う。たとえば、画像データ
1、2、音声データ1、2、テキストデータ1とあると
きに、再生側の意図として、音声1→画像データ1→画
像データ2→テキストデータ1→音声データ2の順で再
生することを望む場合は、再生順指定モードでプッシュ
ボタンを操作して、これらのファイル名をその順序で再
生順指定データとして送信する。受信側では、再生順デ
コード部20の結果に従って、再生制御部21で再生順
を決定し、その順で再生を行う。なお、送信時は、音
声、画像、テキストのデータをそれぞれデータ属性ごと
にまとめて送信できる。
【0016】次に、受信側で設定されたサーチ再生時の
時間設定情報に従って送受信を行う場合の動作について
説明する。この場合、受信側の端末を時間設定モードに
設定しプッシュボタンを操作してサーチ再生時の時間を
入力すると、端末内部のサーチ再生時間設定部でサーチ
再生時の時間が設定され、その設定情報がホスト装置4
へ送出される。送信側はこの設定情報をホスト装置4経
由で取得することにより、受信側で設定されたサーチ再
生時の時間を知ることができる。受信側では、再生方法
指定部22によって、通常再生を行うか、サーチ再生を
行うかを指定することができる。サーチ再生が指定され
ると、スイッチ部25がサーチ再生制御部23側に切り
替わり、記憶部30から指定された時間だけ次々とファ
イルが読み出され再生される。したがって、送信側でこ
の時間分だけ、サーチ情報としてのデータを作成して送
信すると、受信側のサーチ再生制御手段26によって、
サーチ再生の時にはこのサーチ情報のみが再生される。
音声ファイルの場合には、音声ファイルの全再生時間の
うちの所定の時間のみを再生することになる。なお、テ
キストや画像ファイルの場合には再生時間に代わって、
再生する情報量を指定することになる。送信側は、この
再生時間の分だけはどうしても伝えたいエッセンスの部
分として、または、ファイルの概要をインデックス情報
とすればよい。受信側はサーチ再生によって、これらの
比較的短い時間に収められている音声データのみを次々
に再生して聞くことができるので、時間をかけずに重要
なものを聞くことができる。
【0017】次に、ファイル再生日時を予め設定して送
受信を行う場合の動作について説明する。この場合、送
信側の端末の再生可能日時設定モードに設定しプッシュ
ボタンを操作して再生可能日時を入力すると、端末内部
の再生可能日時設定手段で再生可能日時が設定され、そ
の設定情報がホスト装置4へ送出される。ホスト装置4
は、送信側から受け取った設定日時データを記憶し、ホ
スト装置4で設定されている日時データと送信側での設
定日時データを日時比較部26で比較し、ホスト装置4
側の設定日時が送信側での設定日時を経過していれば、
受信側で再生可能なファイルであると判断し、送信デー
タ選択部27により該当するファイルを選択して記憶部
16より読み出し受信側に送信する。たとえば、音声デ
ータ1、2、画像データ1を送信する場合、受信側が再
生可能な日時として、音声データ1には任意の日時(即
ちホストはいつでも受信側ファイルを送信してよい)と
し、音声データ2、画像データ1には、1999年07
月07日07時07分を指定した場合、ホスト側は送信
側から送信されてきた日時とホスト側で設定されている
日時とを比較して、ホスト側の設定時間が送信されてき
た日時(この場合は、1999年07月07日07時0
7分)以降であれば、音声データ2および画像データ1
を再生することができる。
【0018】次に、送信側で受信側に送信可能な情報を
指定して送受信を行う場合の動作ににいて説明する。こ
の場合、送信側の端末を送信可能ファイル指定モードに
設定しプッシュボタンを操作して送信可能とするファイ
ルのファイル番号などを入力すると、端末内部の再生フ
ァイル選択用情報設定手段によって送信可能ファイルが
設定され、その送信可能ファイル選択データがホスト装
置4へ送出される。ホスト装置4は、送信可能ファイル
選択データに基づいて送信可能ファイル判定部28にて
送信可能ファイルを判定し、送信データ選択部29によ
り該当するファイルを選択して記憶部16から読み出し
受信側に送信する。例えば、送信側が音声データ1、
2、画像データ1、2を送信した後、ある条件(Aとす
る)が成立した場合には、音声データ1と画像データ1
のみを受信側に送信し、成立しなかった場合には、音声
データ2と画像データ2のみを受信側に送信したい場合
は、Aが成立した場合には、上記のファイルのみを受信
側に送信する旨のデータをホストに送信し、ホストはこ
れに従って、これらのファイルのみを受信側に送信す
る。Aが成立しなかった場合には、同様にしてホストは
送信側の指定通りに音声データ2と画像データ2にそれ
ぞれ対応するファイルのみを送信する。
【0019】図8は送信側の動作内容を概略的に示すフ
ローチャート、図9はホスト装置側の送信動作の内容を
概略的に示すフローチャート、図10は受信側の動作内
容を概略的に示すフローチャートである。図8のフロー
では、ホスト装置4側からの応答メッセージに従って送
信者が電話機1A等のプッシュボタンを操作して自分の
ID番号、パスワード、受信者のID番号、ファイルの
ID番号をそれぞれ設定し送信する(S1)。そして、
ID番号等を全て設定し終えたら(S2でYES)、ホ
スト装置4からID番号等をヘッダ情報として付加した
ファイルを受信側へ送信した後(S3)、後処理(S
4)を行って処理を終了する。図9のフローでは、ホス
ト装置4は、送信側から受け取ったID番号等を基に送
信可能ファイルを選択する(S11)。その後、ホスト
装置4で設定されている日時データと送信側での設定日
時データと比較し、ホスト装置4側の設定日時が送信側
での設定日時を経過していれば(S12でYES)、受
信側で再生可能なファイルであると判断し、該当するフ
ァイルを記憶部16より読み出し受信側に送信した後
(S13)、後処理(S14)を行って処理を終了す
る。図10のフローでは、ホスト装置4側からの応答メ
ッセージに従って送信者がパソコン3B等を操作して自
分のID番号、パスワード、受信者のID番号、ファイ
ルのID番号をそれぞれ設定し送信する(S21)。そ
して、ID番号等を全て設定し終えたら(S22でYE
S)、ホスト装置4からファイルをダウンロードする
(S23)。その後、ファイルの再生方法の選択及び再
生順序の指定を行い(S24)、再生するファイルの属
性をプッシュボタン操作などにより選択した後(S2
5)、選択された再生方法及び再生順序で、選択された
属性のファイルの再生を行った後(S26)、後処理
(S27)を行って処理を終了する。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は以下のよ
うな優れた効果を発揮する。請求項1記載の発明に係る
データ通信システムによれば、通信機能を備えたパソコ
ンを所有していない人でも、電話機とFAX機だけで、
音声データとFAXデータとを統合して送受信すること
ができる。請求項2記載の発明に係るデータ通信システ
ムによれば、請求項1の効果に加え、パソコン上で作成
したデータを、電話機やFAX機のデータと関連付けて
送信できるので、電話機とFAX機、あるいはその一方
だけしか所有していない人でとの間でも、パソコン上で
作成したデータを送受信することができる。請求項3記
載の発明に係るデータ通信システムによれば、請求項1
の効果に加え、送信されてきた一連の関連付けされたフ
ァイルを、データの属性ごとに選択して再生できるの
で、ファイルの再生を自動化することが可能になる。し
たがって、受信者がいちいち再生のための操作を行うこ
となく、他の操作をしながら送信されてきたファイルの
情報を得ることができる。
【0021】請求項4記載の発明に係るデータ通信シス
テムによれば、請求項1の効果に加え、受信側がファイ
ルを再生する際の順番を送信側で指定することができる
ので、送信者の意図どおりにストーリー性のある情報な
どを伝達することができるようにした。請求項5記載の
発明に係るデータ通信システムによれば、請求項1の効
果に加え、送信側では、受信側で設定されている一件の
ファイルの再生時間分に応じて必要な情報を送信するこ
とができ、また受信側では、多数の受信データがある場
合にも、それらの内の一部のデータをインデックス情報
のように使用して再生することにより、全体の概要を一
覧的にすばやく知ることができる。請求項6記載の発明
に係るデータ通信システムによれば、請求項1の効果に
加え、送信側で設定された日時以降でないと受信側で再
生できないようにしたため、送信側は、受信側に受け取
ってもらいたい日時以前に一括してデータを送信するこ
とにより、その都度送信する手間を省くことができ、ま
た受信者にとって適切な時期に情報を提供することがで
きる。
【0022】請求項7記載の発明に係るデータ通信シス
テムによれば、請求項1の効果に加え、あらかじめホス
ト装置に一括して送信しておいた複数の情報のうち、送
信側の事情に応じて受信者に伝えたい情報のみを受信側
に送信することができるので、その都度送信する手間を
省くことができ、また受信者にとって適切な時期に適切
な情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ通信システムの実施の形態
の一例を示すシステム構成図である。
【図2】ホスト装置のデータ処理手段の要部の構成を示
すブロック図である。
【図3】属性指定機能を有する構成とした場合のファイ
ル再生手段のブロック構成図である。
【図4】送信側で指定された再生順に従ってファイル再
生する構成とした場合のファイル再生手段のブロック構
成図である。
【図5】サーチ再生制御機能を有する構成とした場合の
ファイル再生手段のブロック構成図である。
【図6】送信側から受け取った設定日時データに基づい
て受信側へファイルの受け渡しを行う機能を有する場合
のホスト装置のデータ制御手段の要部ブロック図であ
る。
【図7】送信側で受信側に送信可能な情報を指定して送
受信を行う機能を有する場合のホスト装置のデータ制御
手段の要部ブロック図である。
【図8】送信側の動作内容を概略的に示すフローチャー
トである。
【図9】ホスト装置側の送信動作の内容を概略的に示す
フローチャートである。
【図10】受信側の動作内容を概略的に示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1A、1B 電話機、2A 2B FAX機、1A、1
B 電話機、2B FAX機、3B パソコン、4 ホ
スト装置、5 通信回線、8 電話音声データ送受信手
段、9 FAXデータ送受信手段、10 データ送受信
手段10、11データ処理手段、18 属性指定部、1
9 ファイル再生制御部 、20 ファイル再生順デコ
ード部、21 ファイル再生制御部、22 再生方法指
定部、23 サーチ再生制御部、24 通常再生制御
部、26 日時比較部、27 送信データ選択部、28
送信可能ファイル判定部、29 送信データ選択部、
30記憶部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ送信端末として電話機およびFA
    X機、データ受信端末として電話機およびFAX機ある
    いは更にパソコンを備え、これらデータ端末とホスト装
    置とを通信回線で結んで通信ネットワークを構成した通
    信システムにおいて、 前記データ送信端末には、送信者が電話機またはFAX
    機より音声データを送信する際、その音声データに送信
    者の識別信号、受信者の識別信号、及び画像データとの
    関連付けを示すファイル識別信号を付加してホスト装置
    へ送信するための識別情報入力手段を設け、 前記データ受信端末には、ホスト装置に対し、関連付け
    された音声データファイルとFAXデータファイルの送
    信要求を出すファイル送信要求手段と、関連付けされた
    ファイルのそれぞれのファイル属性をデコードし、音声
    ファイルは音声データとして、FAXデータファイル
    は、適切なデータとして再生する再生手段とを設け、 前記ホスト装置には、前記データ送信端末側の電話機ま
    たはFAX機からの音声データを受信し、この受信した
    音声データを音声データファイルとして格納する音声デ
    ータ記憶手段と、前記データ送信端末側のFAX機から
    受信したFAXデータをFAXデータファイルとして格
    納するFAXデータ記憶手段と、前記データ送信端末側
    からの前記識別信号をデコードして送信者、受信者、及
    びファイルを識別し、且つファイル同士の関連付けを識
    別するファイル識別手段と、前記データ受信端末側から
    のファイル送信要求に応じて音声データファイルとFA
    Xデータファイルを送信するファイル送信手段とを設け
    たことを特徴とするデータ通信システム。
  2. 【請求項2】 前記ファイル識別手段は、前記パソコン
    から送信されるデータファイルを識別する機能を備えて
    いることを特徴とする請求項1記載のデータ通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記ホスト装置は、前記データ送信端末
    側から送信されてきたデータを複数のファイルに変換
    し、各ファイル毎に属性を指定して前記データ受信端末
    側へ送信することを特徴とする請求項1記載のデータ通
    信システム。
  4. 【請求項4】 前記データ送信端末には、ファイルの属
    性毎に再生する順番を指定する再生順指定手段を設け、
    前記データ受信端末には、指定された順番でファイルの
    再生を行う再生手段を設けたことを特徴とする請求項1
    記載のデータ通信システム。
  5. 【請求項5】 前記データ受信端末は、予めファイル再
    生時間の設定情報を前記ホスト装置に伝える再生時間送
    信手段を備え、前記データ受信端末は、前記ホスト装置
    から前記ファイル再生時間の設定情報を取得する再生時
    間取得手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のデ
    ータ通信システム。
  6. 【請求項6】 前記データ送信端末は、前記データ受信
    端末がファイルを再生できる日時を予め設定するための
    再生可能日時設定手段を備え、前記ホスト装置は、この
    設定された日時以外に前記データ受信端末からファイル
    転送要求を受けた場合にはその要求に応じないことを特
    徴とする請求項1記載のデータ通信システム。
  7. 【請求項7】 前記データ送信端末は、前記ホスト装置
    に対し、前記データ受信端末へ送信するファイルを指定
    する送信ファイル指定手段を備え、前記ホスト装置は、
    前記データ送信端末からの複数の送信データをそれぞれ
    データファイルとして前記音声データ記憶手段または前
    記FAXデータ記憶手段に蓄積し、それら複数のファイ
    ルの中から前記データ送信端末によって指定されたファ
    イルのみを選択して前記データ受信端末へ送信すること
    を特徴とする請求項1記載のデータ通信システム。
JP8203171A 1996-07-12 1996-07-12 データ通信システム Pending JPH1032653A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7684071B2 (en) 2003-06-09 2010-03-23 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Data communication device, computer readable medium and method for transmitting and managing data

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7684071B2 (en) 2003-06-09 2010-03-23 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Data communication device, computer readable medium and method for transmitting and managing data
US8004709B2 (en) 2003-06-09 2011-08-23 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Data communication device, computer readable medium and method for transmitting and managing data
US8520245B2 (en) 2003-06-09 2013-08-27 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Data communication device, computer readable medium and method for transmitting and managing data

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