JPH10326091A - 画像表示システムにおける情報処理装置の制御方法及びその実施の為のプログラムの記録媒体 - Google Patents

画像表示システムにおける情報処理装置の制御方法及びその実施の為のプログラムの記録媒体

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JPH10326091A
JPH10326091A JP1537798A JP1537798A JPH10326091A JP H10326091 A JPH10326091 A JP H10326091A JP 1537798 A JP1537798 A JP 1537798A JP 1537798 A JP1537798 A JP 1537798A JP H10326091 A JPH10326091 A JP H10326091A
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JP1537798A
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English (en)
Inventor
Shigeo Sawada
栄夫 澤田
Ikuya Arai
郁也 荒井
Nobuaki Kabuto
展明 甲
Koji Kito
浩二 木藤
Kazufumi Kikuchi
和文 菊池
Kazunori Iwabuchi
一則 岩渕
Kenichi Saito
賢一 斎藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像表示装置、情報処理装置及び情報処理装
置を制御するオペレーティングシステムの機能分担を明
確化し、画像表示装置の表示画面上の特定領域毎に異な
る表示属性の表示を行うことが可能な技術を提供する。 【解決手段】 表示画面上の特定領域の表示属性を変更
する特定領域表示属性変換手段を有する画像表示装置
と、画像信号を生成して前記画像表示装置に送信する表
示制御手段を有する情報処理装置と、前記情報処理装置
と前記画像表示装置の各々に設けられたUSB規格に従
って通信を行う通信手段とを備え、前記情報処理装置
は、表示画面上の特定領域の表示属性を変更する為の領
域属性情報を前記通信手段を介して前記画像表示装置に
送信し、前記画像表示装置は、前記情報処理装置から受
信した領域属性情報に従って表示画面上の特定領域の表
示属性を前記特定領域表示属性変換手段により変更する
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置から
出力された画像信号の表示属性を変更して画像表示装置
に表示する画像表示システムに関し、特に、情報処理装
置から出力されたテキストデータや動画データ等の画像
信号を画像表示装置の表示画面に表示する際に、表示す
るデータの種類に合わせて画像信号のコントラストを変
更して表示する画像表示システムに適用して有効な技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ、特にパーソナルコ
ンピュータ(以下、PCと記す)の性能は飛躍的に進歩
し、静止画像のみならず動画像までも扱える様になって
来ている。また、好きなときに好きな番組が見られるV
OD(Video On Demmand)サービス、C
D−ROMを使った電子百科事典やDVD(Digit
al Video Disk)を用いた動画再生等、いわ
ゆるマルチメディアサービスが盛んになってきている。
【0003】この様なマルチメディアサービスでは、コ
ンピュータのテキストや図形が表示された画像表示装置
の表示画面にテレビ映像等の動画データを表示すること
が多いが、それらのコンピュータと接続され、コンピュ
ータの出力する画像信号を表示する画像表示装置である
CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレ
イや液晶ディスプレイの表示画面は、精細度が高く、一
般的にテレビ受像機に比較して表示コントラストは低い
設定になっている。
【0004】例えば、そのピークコントラストで比較す
ると、テレビ受像機のピークコントラストは通常300
cd/m2以上であるのに対し、コンピュータの出力す
る画像信号に基づく画像を表示する画像表示装置のピー
クコントラストは、通常150cd/m2前後の設定と
なっており、テレビ受像機のコントラストと比較して1
/2程度の低い設定となっている。
【0005】これは、コンピュータを使用して文書作成
やCAD(Computer Aided Desig
n)等の作業を長時間行う場合には作業者の目の疲労度
等にとって都合が良いが、上述の動画表示を行う場合等
ではテレビ受像機との対比から見栄えが劣り、表示上マ
イナス要因となっている。
【0006】そこで、従来のコンピュータにおいて動画
表示を行う様な場合には、画像表示装置の表示コントラ
ストを全体的(全表示画面)に高められる様に手動の切
換手段を付加した画像表示装置等が発表されている。
【0007】前記の様な、従来の調整項目の明るさに関
する制御では、コントラスト調整、ブライトネス調整、
赤・青・緑等の各色画像信号振幅制御等が含まれるが、
いずれも全表示画面に対する制御項目であり、動画部分
等の表示画面上の一部コントラストを制御する場合等に
ついては規定されていない。
【0008】また、指定されたウインドウ領域の輝度を
別個に調整することが可能なウインド輝度調整方式につ
いては、特開昭61−248083号公報、特開昭63
−158587号公報、特開平4−220691号公
報、特開平7−225575号公報及び特開平8−25
1503号公報に記載されているが、いずれも、画像表
示装置及び画像信号を作成する情報処理装置のそれぞれ
の機能分担が明確になっていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
画像表示装置では表示画面全体のコントラストを制御し
ている為、現在の様にコンピュータ画像をウィンドウで
表示する事が一般的になっている場合、表示画面の一部
のウィンドウのみが動画であり、その他のウィンドウ部
分は文書作成等の作業を行う部分であっても表示画面全
体が明るくなる。従って、文書作成等の作業を行いなが
ら動画を表示させている様な状況では、作業者の目の疲
労が増すことがあった。
【0010】本発明の目的は、上記問題を解決し、画像
表示装置、情報処理装置及び情報処理装置を制御するオ
ペレーティングシステムの機能分担を明確化し、画像表
示装置の表示画面上の特定領域毎に異なる表示属性の表
示を行うことが可能な技術を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】画像信号を情報処理装置
から画像表示装置に送信して表示する画像表示システム
において、表示画面上に表示される表示データに応じて
表示画面上の特定領域の表示属性を変更する為の領域属
性情報を情報処理装置で生成し、前記生成した領域属性
情報を通信手段を介して情報処理装置から画像表示装置
に送信し、前記受信した領域属性情報に従って表示画面
上の特定領域の表示属性を変更して画像表示装置の表示
画面上に表示するものである。
【0012】前記画像表示システムでは、動画データ等
の特定の種類の表示データや、アクティブウィンドウ等
の特定の表示要素が表示されるときの表示属性を予め設
定しておき、前記表示データが表示されるときに画像表
示装置の表示画面上の特定領域を示す領域情報と前記設
定しておいた属性情報とから成る領域属性情報を生成す
る。
【0013】次に、前記生成した領域属性情報の領域情
報が示す特定領域内に表示される表示データの表示属性
を特定領域表示属性変換手段により変更し、画像表示装
置の表示画面に表示する。
【0014】以上の様に、本発明の画像表示システムに
よれば、表示される表示データに応じて領域属性情報を
情報処理装置で生成し画像表示装置の表示画面上の特定
領域の表示属性を変更して表示するので、画像表示装
置、情報処理装置及び情報処理装置を制御するオペレー
ティングシステムの機能分担を明確化し、画像表示装置
の表示画面上の特定領域毎に異なる表示属性の表示を行
うことが可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)以下に、表示画面上の特定領域の表示属
性を変更する為の領域属性情報を情報処理装置から画像
表示装置に送信し、前記特定領域の表示属性を画像表示
装置で変更して表示する実施形態1の画像表示システム
について説明する。
【0016】図1は、本実施形態の画像表示システムの
概略構成を示す図である。図1に示す様に、この画像表
示システムでは、画像表示装置110から画像表示装置
情報を受信して画像信号及び領域属性情報を送信する情
報処理装置100と、情報処理装置100から画像信号
及び領域属性情報を受信し、表示画面上の特定領域の表
示属性を変更して表示する画像表示装置110とが接続
されている。
【0017】情報処理装置100のCPU101は、情
報処理装置100全体の制御を行うプロセッサであり、
メインメモリ102にロードされたアプリケーションプ
ログラム、オペレーティングシステム、USB(Uni
versal SerialBus)デバイスドライバ
及び画像表示デバイスドライバ等のプログラム群を実際
に解釈実行し、情報処理装置100全体の制御を行って
いる。
【0018】情報処理装置100のHDD103(Ha
rd Disk Drive)は、アプリケーションプロ
グラム、オペレーティングシステム、GUI(Grap
hical User Interface)プログラ
ム、API(Application Program
Interface)プログラム、USBデバイスドラ
イバ及び画像表示デバイスドライバ等のプログラムを格
納した記録媒体であり、DVD104は、画像表示装置
110に表示するテキスト、静止画像及び動画像等の表
示データを格納した記録媒体である。
【0019】情報処理装置100の表示コントローラ1
05は、画像表示装置110に表示する表示データを記
憶する表示メモリ106への書き込みを制御し、表示メ
モリ106から表示データを読み出して画像信号を生成
し画像表示装置110に送信する表示制御手段である。
【0020】情報処理装置100のUSBコントローラ
107は、USB規格に従って、表示画面上の特定領域
の表示属性を変更して表示する表示能力を問い合わせる
問い合わせ信号やその応答である報告信号を画像表示装
置110との間で送受信し、表示画面上の特定領域の表
示属性を変更する為の領域属性情報を画像表示装置11
0に送信する通信手段である。
【0021】画像表示装置110のCPU111は、R
OM112の一部に格納された(図示せず)制御プログ
ラムを解釈実行し画像表示装置110全体の制御を行う
プロセッサである。
【0022】画像表示装置110のROM112は、画
像表示装置110が特定領域表示属性変換手段113を
備えているかどうか等の、特定領域の表示属性を変更し
て表示する表示能力を示す画像表示装置情報を格納した
記録媒体であり、特定領域表示属性変換手段113は、
画像表示装置110の画像表示素子114上の特定領域
の表示属性を変更する手段である。
【0023】画像表示装置110のUSBコントローラ
115は、USB規格に従って、表示画面上の特定領域
の表示属性を変更して表示する表示能力を問い合わせる
問い合わせ信号やその応答である報告信号を情報処理装
置100との間で送受信し、前記領域属性情報を情報処
理装置100から受信する通信手段である。
【0024】図2は、本実施形態の画像表示システムの
処理概要を示す図である。図2に示す様に、この画像表
示システムでは、アプリケーションプログラム200、
オペレーティングシステム210、USBデバイスドラ
イバ230及び画像表示デバイスドライバ240を情報
処理装置100に有し、画像表示装置情報260を画像
表示装置110に有している。
【0025】情報処理装置100のアプリケーションプ
ログラム200は、情報処理装置100を操作している
オペレータに直接見える部分(GUI)とオペレーティ
ングシステム210との仲介を行っているプログラムで
ある。
【0026】情報処理装置100のオペレーティングシ
ステム210は、アプリケーションプログラム200と
USBデバイスドライバ230や画像表示デバイスドラ
イバ240等ハードウェアを直接制御するプログラム部
位とを結び、システムの中核を成す基本プログラムであ
る。
【0027】情報処理装置100の画像表示デバイスド
ライバ240は、オペレーティングシステム210と表
示コントローラ105や表示メモリ106といったハー
ドウェア部位との間に入り、表示コントローラ105の
内部レジスタ(図示せず)や表示メモリ106を読み書
きし、オペレーティングシステム210からの描画命令
を具体化するプログラムである。
【0028】情報処理装置100のアプリケーションプ
ログラム200は、画像表示装置110の表示画面上の
特定領域の表示属性を変更させるべきことを検出したと
きに、画像表示装置110の表示画面上の特定領域の表
示属性を変更する為の情報である領域属性情報250を
アプリケーションプログラム200で生成し、オペレー
ティングシステム210に渡す領域属性情報生成手段2
01を備えている。
【0029】情報処理装置100のオペレーティングシ
ステム210は、表示画面上の特定領域の表示属性を変
更して表示する表示能力を問い合わせ、前記問い合わせ
に対する応答を受け取って情報処理装置100全体の表
示属性変更処理を制御する表示属性変更制御手段211
と、画像表示装置110の表示画面上の特定領域の表示
属性を変更させるべきことを検出したときに領域属性情
報251をオペレーティングシステム210で生成する
領域属性情報生成手段212と、アプリケーションプロ
グラム200の領域属性情報生成手段201が生成した
領域属性情報250を取得する領域属性情報取得手段2
13とを備えている。
【0030】また、オペレーティングシステム210
は、USB規格に従って、領域属性情報251及び画像
表示装置情報260とUSBデータ・パケットとの変換
を行い、情報処理装置100と画像表示装置110との
間で領域属性情報252及び画像表示装置情報261を
送受信するUSBデバイスドライバ230と、表示デー
タを表示メモリ106に格納する画像表示デバイスドラ
イバ240とを備えている。
【0031】USBデバイスドライバ230は、USB
コントローラ107を制御して、表示画面上の特定領域
の表示属性を変更して表示する表示能力を問い合わせる
問い合わせをUSBコントローラ107から送信し、前
記問い合わせに対する応答である、表示画面上の特定領
域の表示属性を変更して表示する表示能力を示す報告を
USBコントローラ107から受け取るものである。ま
た、USBデバイスドライバ230は、USBコントロ
ーラ107を制御して、表示属性変更制御手段211か
ら渡された領域属性情報251をUSBコントローラ1
07から送信する処理も行う。
【0032】USBデバイスドライバ230は、表示属
性変更制御手段211から領域属性情報251を受け取
ると、USBのプロトコルに合う様に領域属性情報25
1の内容を格納したパケットを組み立て、USBコント
ローラ107にそのパケットを送る。USBコントロー
ラ107は、前記送られたパケットを電気信号に直して
USBコントローラ107に接続された画像表示装置1
10に情報を伝える。USBコントローラ107に接続
されている画像表示装置110は、USBコントローラ
115により自分宛のパケットを受信し、領域属性情報
252から領域情報と属性情報を取り出して指定された
特定領域の表示属性を特定領域表示属性変換手段113
により変更する。
【0033】図3は、本実施形態の情報処理装置100
の一具体例を示す図である。図3に示す様に、情報処理
装置100では、CPU101と、2次キャッシュメモ
リ305と、メインメモリ102とのアクセスを行うメ
モリコントローラ302がホストバス301に接続さ
れ、HDD103及びDVD104とアクセスを行うバ
スコントローラ307と、表示コントローラ105と、
USBコントローラ107がシステムバス306に接続
され、システムROM312と、I/Oコントローラ3
18がI/Oバス310に接続されている。
【0034】メモリコントローラ302は、メモリバス
303を通してメインメモリ102へのアクセス制御
や、2次キャッシュメモリ305の制御、更に、ホスト
バス301とシステムバス306間の接続制御を行う。
バスコントローラ307は、システムバス306とI/
Oバス310との接続制御を行い、HDD103やDV
D104の制御も行う。
【0035】システムバス306は、高速なデバイスや
コントローラ等を接続するバスである。図3ではPCI
(Peripheral Component Inte
rconnect)バスの例を示し、バスアドレス/デ
ータをマルチプレクスしているが、ホストバス301の
様にアドレスとデータを分離したバスを用いても良い。
また、中・低速なデバイスやコントローラ等は、システ
ムバス306からバスコントローラ307により接続さ
れたI/Oバス310に接続される。
【0036】表示コントローラ105は、システムバス
306に接続され、CPU101からの表示メモリ10
6への表示データの読み書きの制御や、表示メモリ10
6に書き込まれている表示データを、画像表示装置11
0であるCRTディスプレイ322や液晶ディスプレイ
323に表示する為の制御を行う。
【0037】USBコントローラ107には、USBに
対応したキーボード313、マウス314、シリアルポ
ート316及びパラレルポート317と、CRTディス
プレイ322または液晶ディスプレイ323が接続され
ている。
【0038】USBコントローラ107は、図3に示さ
れる如く、表示コントローラ105と同様に、情報処理
装置100内のシステムバス306に接続され、キーボ
ード313やマウス314等の入力装置や出力装置を制
御するものであり、本実施形態の画像表示システムで
は、画像表示装置110としてのCRTディスプレイ3
22や液晶ディスプレイ323の制御を行う。
【0039】USBデバイスドライバ230が組み立て
た、領域属性情報251の内容を格納したパケットは、
CPU101からメモリコントローラ302を通しシス
テムバス306に送出され、USBコントローラ107
に伝達される。USBコントローラ107は、受け取っ
たパケットをCRTディスプレイ322または液晶ディ
スプレイ323に送出する。
【0040】尚、表示コントローラ105及びUSBコ
ントローラ107に接続される画像表示装置110は、
CRTディスプレイ322や液晶ディスプレイ323の
様に複数でも良く、また1つでも良い。
【0041】I/Oバス310に接続されたシステムR
OM312は、システム立ち上げ時のIPL(Init
ial Program Loader)、BIOS(B
asic Input Output System)、
表示制御プログラム、表示フォント等を格納しており、
I/Oコントローラ318は、FDD319のアクセス
の制御を行う。
【0042】本実施形態の画像表示システムでは、情報
処理装置100と画像表示装置110と間で領域属性情
報252や画像表示装置情報261を送受信する通信手
段は、USB以外のもの、例えばDDC(Displa
y Data Channel、登録商標)を用いても良
い。
【0043】図4は、本実施形態のDDCコントローラ
を用いた画像表示システムの概略構成を示す図である。
図4に示す様に、DDCコントローラを用いた画像表示
システムでは、画像表示装置110から画像表示装置情
報を受信して画像信号及び領域属性情報を送信する情報
処理装置100にDDCコントローラ401を有し、情
報処理装置100から画像信号及び領域属性情報を受信
し、表示画面上の特定領域の表示属性を変更して表示す
る画像表示装置110にDDCコントローラ411を有
している。
【0044】情報処理装置100のCPU101は、情
報処理装置100全体の制御を行うプロセッサであり、
メインメモリ102にロードされたアプリケーションプ
ログラム200、オペレーティングシステム210、D
DCデバイスドライバ及び画像表示デバイスドライバ2
40等のプログラム群を実際に解釈実行し、情報処理装
置100全体の制御を行っている。
【0045】情報処理装置100のHDD103は、ア
プリケーションプログラム200、オペレーティングシ
ステム210、GUIプログラム、APIプログラム、
DDCデバイスドライバ及び画像表示デバイスドライバ
240等のプログラムを格納した記録媒体であり、DV
D104は、画像表示装置110に表示するテキスト、
静止画像及び動画像等の表示データを格納した記録媒体
である。
【0046】情報処理装置100の表示コントローラ1
05は、画像表示装置110に表示する表示データを記
憶する表示メモリ106への書き込みを制御し、表示メ
モリ106から表示データを読み出して画像信号を生成
し画像表示装置110に送信する表示制御手段である。
【0047】情報処理装置100のDDCコントローラ
401は、DDC規格に従って、表示画面上の特定領域
の表示属性を変更して表示する表示能力を問い合わせる
問い合わせ信号やその応答である報告信号を画像表示装
置110との間で送受信し、表示画面上の特定領域の表
示属性を変更する為の領域属性情報を画像表示装置11
0に送信する通信手段である。
【0048】画像表示装置110のCPU111は、R
OM112の一部に格納された(図示せず)制御プログ
ラムを解釈実行し画像表示装置110全体の制御を行う
プロセッサである。
【0049】画像表示装置110のROM112は、画
像表示装置110が特定領域表示属性変換手段113を
備えているかどうか等の、特定領域の表示属性を変更し
て表示する表示能力を示す画像表示装置情報を格納した
記録媒体であり、特定領域表示属性変換手段113は、
画像表示装置110の画像表示素子114上の特定領域
の表示属性を変更する手段である。
【0050】また、画像表示装置110のDDCコント
ローラ411は、DDC規格に従って、表示画面上の特
定領域の表示属性を変更して表示する表示能力を問い合
わせる問い合わせ信号やその応答である報告信号を情報
処理装置100との間で送受信し、前記領域属性情報を
情報処理装置100から受信する通信手段である。
【0051】DDC規格の場合のインタフェースでは、
双方向のデータ線とクロック線とを使用し、データの送
信元がクロック信号を発生するマルチマスター動作を行
う。更に、同インタフェースでは、前記データ線及びク
ロック線は、情報処理装置100と画像表示装置110
との間の画像信号線と同一ケーブル内に配される。
【0052】図5は、本実施形態のDDCコントローラ
を用いた画像表示システムの処理概要を示す図である。
図5に示す様に、DDCコントローラを用いた画像表示
システムでは、アプリケーションプログラム200、オ
ペレーティングシステム210、DDCデバイスドライ
バ501及び画像表示デバイスドライバ240を情報処
理装置100に有している。
【0053】情報処理装置100のアプリケーションプ
ログラム200は、情報処理装置100を操作している
オペレータに直接見える部分(GUI)とオペレーティ
ングシステム210との仲介を行っているプログラムで
ある。
【0054】情報処理装置100のオペレーティングシ
ステム210は、アプリケーションプログラム200と
DDCデバイスドライバ501や画像表示デバイスドラ
イバ240等ハードウェアを直接制御するプログラム部
位とを結び、システムの中核を成す基本プログラムであ
る。
【0055】情報処理装置100の画像表示デバイスド
ライバ240は、オペレーティングシステム210と表
示コントローラ105や表示メモリ106といったハー
ドウェア部位との間に入り、表示コントローラ105の
内部レジスタ(図示せず)や表示メモリ106を読み書
きし、オペレーティングシステム210からの描画命令
を具体化するプログラムである。
【0056】オペレーティングシステム210は、DD
C規格に従って、領域属性情報251及び画像表示装置
情報260とDDC信号伝送フォーマットとの変換を行
い、情報処理装置100と画像表示装置110との間で
領域属性情報252及び画像表示装置情報261を送受
信するDDCデバイスドライバ501を備えている。D
DCデバイスドライバ501は、DDCコントローラ4
01を制御して、表示画面上の特定領域の表示属性を変
更して表示する表示能力を問い合わせる問い合わせをD
DCコントローラ401から送信し、前記問い合わせに
対する応答である、表示画面上の特定領域の表示属性を
変更して表示する表示能力を示す報告をDDCコントロ
ーラ401から受け取るものである。また、DDCデバ
イスドライバ501は、DDCコントローラ401を制
御して、表示属性変更制御手段211から渡された領域
属性情報251をDDCコントローラ401から送信す
る処理も行う。
【0057】DDCデバイスドライバ501は、表示属
性変更制御手段211から領域属性情報251を受け取
ると、DDCのプロトコルに合う様に領域属性情報25
1の内容を格納したデータを組み立て、DDCコントロ
ーラ401にそのデータを送る。DDCコントローラ4
01は、前記送られたデータを電気信号に直してDDC
コントローラ401に接続された画像表示装置110に
情報を伝える。
【0058】DDCコントローラ401に接続されてい
る画像表示装置110は、DDCコントローラ411に
より自分宛のデータを受信し、領域属性情報252から
領域情報と属性情報を取り出して指定された特定領域の
表示属性を特定領域表示属性変換手段113により変更
する。
【0059】図6は、本実施形態のDDCコントローラ
を用いた情報処理装置100の一具体例を示す図であ
る。図6に示す様に、DDCコントローラを用いた情報
処理装置100では、システムバス306にDDCコン
トローラ401が接続されており、DDCコントローラ
401には、DDCに対応したキーボード313、マウ
ス314、シリアルポート316及びパラレルポート3
17と、CRTディスプレイ322または液晶ディスプ
レイ323が接続されている。
【0060】DDCコントローラ401は、図6に示さ
れる如く、表示コントローラ105と同様に、情報処理
装置100内のシステムバス306に接続され、キーボ
ード313やマウス314等の入力装置や出力装置を制
御するものであり、画像表示装置110としてのCRT
ディスプレイ322や液晶ディスプレイ323の制御を
行う。
【0061】DDCデバイスドライバ501が組み立て
た、領域属性情報251の内容を格納したデータは、C
PU101からメモリコントローラ302を通しシステ
ムバス306に送出され、DDCコントローラ401に
伝達される。DDCコントローラ401は、受け取った
データをCRTディスプレイ322または液晶ディスプ
レイ323に送出する。
【0062】前記の様に本実施形態の画像表示システム
では、情報処理装置100と画像表示装置110と間で
領域属性情報252や画像表示装置情報261を送受信
する通信手段は、USB以外のDDC等の通信手段を用
いても良いが、以下では主にUSBを用いた場合につい
て説明する。
【0063】システム立ち上げ時にシステムROM31
2から読み出されたBIOSプログラム、HDD103
から読み出されたオペレーティングシステム210、G
UIプログラム、APIプログラム、USBデバイスド
ライバ230及び画像表示デバイスドライバ240等の
プログラムは、システム立ち上げ時に起動された後、メ
インメモリ102に常駐する。
【0064】図7は、本実施形態のメモリ空間の一例を
示す図である。図7に示す様に、メモリ空間では、1M
メモリ空間の00000H〜9FFFFHは、メインメ
モリ空間でメインメモリ102を配置しており、C00
00H〜E0000Hは、拡張空間で特定のメモリ(シ
ステムROM312内の表示制御プログラム領域)やメ
インメモリ102等を配置している。また、F0000
H〜FFFFFHは、システムメモリ空間で、システム
ROM312のBIOS領域を配置している。4Gメモ
リ空間の1Mメモリ空間を越える空間には、メインメモ
リ空間及びシステムメモリ空間(1Mメモリ空間のF0
000H〜FFFFFHのシステムメモリ空間)のイメ
ージ空間を配置し、また、A0000H〜BFFFFH
は、表示メモリ空間で、表示メモリ106を配置してい
る。
【0065】以下に、本実施形態の画像表示システムに
おいて、特定領域の表示属性を変更する際にアプリケー
ションプログラム200またはオペレーティングシステ
ム210によって生成される領域属性情報250につい
て説明する。
【0066】情報処理装置100では、予め属性情報が
設定された表示データの表示処理を行うと、領域属性情
報生成手段201または領域属性情報生成手段212に
より前記表示データが表示される特定領域の表示属性を
変更する為の情報である領域属性情報250を生成す
る。
【0067】前記生成される領域属性情報250は、表
示データが表示される特定領域の位置を指定する領域情
報と、表示データが表示されるときの表示属性を指定す
る属性情報とを含んでいる。領域属性情報250の属性
情報としては、コントラスト、ブライトネス、色度、γ
特性等があり、また、前記属性情報は、表示データの種
類毎、表示要素等の特定の単位毎に設定されるものとす
る。
【0068】例えば、テキスト、静止画像または動画像
等の表示データの種類毎に前記属性情報の設定を行った
り、ウィンドウ、ボックス、カーソル、ボタン、アイコ
ン等の表示要素毎に前記属性情報の設定を行ったり、或
いは、特定の文字列、図形または表示要素の一部や特定
の表示領域等のユーザが指定した任意の単位に対して前
記属性情報の設定を行っても良い。
【0069】また、領域属性情報250の属性情報を、
動画データ等の特定の表示データを表示するアプリケー
ションプログラム200の実行時のパラメータとして予
め設定しておいたり、また、動画用ウィンドウ等の表示
を行うオペレーティングシステム210が参照するデー
タベースに、例えばウィンドウ毎に予め設定しておいて
も良い。
【0070】更に、前記属性情報は、表示データの特定
の状態、例えば、特定のウィンドウに入出力装置が接続
され、アクティブウィンドウとなった状態や、入力操作
が最後に行われてから特定の時間が経過した状態等に対
して設定することとしても良い。
【0071】前記の様に予め属性情報が設定された表示
データに対して特定の処理を行う等の、画像表示装置1
10の表示画面上の特定領域の表示属性を変更させるべ
きことを示すイベントが生じると、領域属性情報生成手
段201または領域属性情報生成手段212により、表
示データが表示される表示画面上の特定領域の表示属性
を変更する為の領域属性情報250を生成する。
【0072】前記イベントとしては、前記属性情報が設
定された表示データの表示処理の開始/終了、前記属性
情報が設定された表示データを表示している表示属性変
更領域の移動/複写、前記表示属性変更領域の拡大/縮
小、前記表示属性変更領域の重なり状態の変更、属性変
更が設定された状態を発生する操作の実行等がある。ア
プリケーションプログラム200の領域属性情報生成手
段201は、アプリケーションプログラム200が管理
する表示データについて前記イベントが生じると領域属
性情報250を生成する。
【0073】図8は、本実施形態のアプリケーションプ
ログラム200による領域属性情報生成処理の一例を示
す図である。図8に示す様に、アプリケーションプログ
ラム200による領域属性情報生成処理では、アプリケ
ーションプログラム200により、テキストデータを表
示するテキスト表示画面811と、テキスト表示画面8
11よりも高いコントラストで動画データを表示する動
画表示画面812とをアプリケーションプログラム表示
画面810中に表示する例を表している。
【0074】テキストデータを表示しているテキスト表
示画面811上に高コントラストの動画データを表示す
る場合に、アプリケーションプログラム200は、領域
属性情報生成手段201により、動画データの表示領域
を示す領域情報と動画データのコントラスト値を示す属
性情報とから成る領域属性情報250を生成する。
【0075】例えば、領域属性情報生成手段201は、
まず、動画データを表示するアプリケーションプログラ
ム200に予め設定されているパラメータを参照し、動
画データを表示する際のコントラスト値を示す属性情報
を取得する。
【0076】次に、領域属性情報生成手段201は、動
画データを表示する動画表示画面812の領域情報を取
得する。前記動画データを表示する表示領域は他から与
えられることも考えられるが、ここでは、アプリケーシ
ョンプログラム200自身が表示領域を設定して表示を
行うものとし、前記設定した表示領域を表示属性の変更
を行う領域情報として取得する。
【0077】アプリケーションプログラム200は、前
記の様にして生成した属性情報及び領域情報から成る領
域属性情報250を、オペレーティングシステム210
を介して画像表示装置110に送り、画像表示装置11
0の特定領域表示属性変換手段113により動画表示画
面812の表示属性を高コントラストに変更して表示デ
ータの表示を行う。
【0078】前記の様にして生成される領域属性情報2
50の領域情報には、以下の様に幾つかの表現形式が考
えられる。
【0079】図9は、本実施形態の単一の表示領域の領
域情報の概要を示す図である。図9に示す様に、単一の
表示領域の領域情報では、画像表示装置110に表示さ
れ、表示属性の変更が行われるウィンドウAと入力され
る同期信号との関係を表している。一般的に情報処理装
置100の出力する画像信号は水平及び垂直同期信号の
後縁から所定期間(いわゆるバックポーチ期間であり、
図中のTHFP、TVFP期間)後に画像表示が開始される。
表示期間(図中のTHD、TVD期間)はその表示解像度に
より定められる。
【0080】例えばビデオグラフィックアダプタ(Vi
deo Graphic Adaptor:VGA)仕様
の画像信号では水平640ドット、垂直480ラインで
あり、図9の表示画面の座標軸(X、Y)の最大値は
(640、480)となる。ここで、1ドットは画像信
号を発生させる為に情報処理装置100側で使用される
クロック信号(いわゆるドットクロック)の1周期であ
る。
【0081】以上より、画像表示装置110側での矩形
のウィンドウAの開始位置(x0、y0)と終了位置
(x1、y1)を正確に知る為に、情報処理装置100
側からは、少なくとも水平及び垂直バックポーチ期間の
情報、表示解像度の情報、ドットクロック周波数または
周期、及び上記のウィンドウ開始位置座標と終了位置座
標の送信が必要であることが判る。
【0082】上記では、矩形ウィンドウAの絶対的な領
域情報を伝送する場合について述べたが、ウィンドウ位
置として開始位置(x0、y0)、水平方向のウィンド
ウ表示期間のドット数及び垂直方向のウィンドウ表示期
間のライン数でもウィンドウAの位置を同様に指定でき
る。
【0083】更に、ウィンドウの領域情報として、水平
及び垂直同期信号の後縁を基準として該基準位置を2次
元XY座標(0、0)とし、この点からのウィンドウ開
始までのドット数やライン数で表すことで開始位置を特
定して上記と同様なウィンドウ指定を行うことも可能で
ある。
【0084】また、上述の各情報をドット数やライン数
で規定する代わりに1水平走査周期或いは1垂直走査周
期との割合で規定しても良い。例えば、ウィンドウの領
域情報は水平同期信号の後縁を基準として1水平走査期
間のx1パーセントのところからx2パーセントまで、
垂直同期信号の後縁を基準として1垂直周期のy1パー
セントのところからy2パーセントのところまでとして
規定することも出来る。ウィンドウの領域情報を上記水
平、垂直走査周期の割合で規定する場合にはドットクロ
ック周波数或いは周期の情報を画像表示装置110側で
知る必要は特になくなる。
【0085】図9は単一のウィンドウ部分の表示属性を
変更する為のウィンドウの領域情報について示している
が、複数のウィンドウの表示属性を変更することも考え
られる。
【0086】図10は、本実施形態の複数の表示領域の
領域情報の概要を示す図である。図10に示す様に、複
数の表示領域の領域情報では、重なりの無いウィンドウ
A及びウィンドウBの表示属性を変更する例を表してお
り、この場合には、図9で示したウィンドウAの領域情
報に加え、ウィンドウBの領域情報を画像表示装置11
0に送ることにより複数の表示領域の領域情報を送るこ
とができる。
【0087】この様に、本実施形態の画像表示システム
では、更に追加されるウィンドウの領域情報が規定され
ており、重なりの無い複数のウィンドウの領域情報につ
いては、所要数のウィンドウの領域情報を画像表示装置
110に与えることにより、複数のウィンドウの表示属
性の変更を可能としている。
【0088】図11は、本実施形態の矩形以外の形状の
領域情報の概要を示す図である。図11に示す様に、矩
形以外の形状の領域情報では、矩形以外の形状のウィン
ドウ領域の表示属性を変更する場合の領域情報の規定の
仕方について表しており、この場合の領域情報は以下の
様になる。
【0089】まず、ウィンドウBの様な多角形領域に対
しては、多角形の有する各点情報を規定する。例えばn
角形ではn個の各点の座標が規定され、図11のウィン
ドウBの様な領域ではm点の座標(x1、y1)、(x
2、y2)、・・・、(xm、ym)の各点情報が規定
される。
【0090】また、ウィンドウCの様な円形もしくは楕
円形領域に対しては、その中心座標(x0、y0)と水
平方向の径xcと垂直方向の径ycの情報を規定する。
更に、上述の各領域情報がどの様な形状かを示す形状情
報についても、上記の領域情報に先立って規定される。
【0091】図12は、本実施形態の重なり合う複数の
表示領域で形成される領域情報の概要を示す図である。
図12に示す様に、重なり合う複数の表示領域で形成さ
れる領域情報では、ウィンドウが複数存在し、それぞれ
が重なり合っている場合の領域情報の規定の仕方を表し
ており、複数のウィンドウ領域が存在する場合に、それ
ぞれのウィンドウが重なり合う場合の表示属性の変更も
行うことができる。
【0092】図12(a)はウィンドウBが最上面に表
示されている場合を表しており、図12(b)はウィン
ドウBがウィンドウAの下に一部隠れている場合を示し
ている。以下、ここでは簡潔の為、ウィンドウAは通常
の表示属性のウィンドウであり、そのウィンドウAに対
して表示属性を変更したウィンドウBを適正に表示画面
上に表示させることを主題として説明する。
【0093】図12(a)の場合には、ウィンドウBの
領域情報は全て表示されるので、上述の矩形ウィンドウ
の場合と同様に処理できる。一方、図12(b)の場合
には領域情報を上述の多角形情報として規定し直すか、
或いは複数の矩形ウィンドウ領域に分割して規定し直す
ことによりウィンドウBの適正な表示を実現する。
【0094】多角形情報として規定する場合は、図12
(b)中の各黒点の座標情報を作成し、また、複数の矩
形ウィンドウとして規定する場合には、例えば、図12
(b)に示す様に、ウィンドウBを上側矩形ウィンドウ
領域と下側の矩形ウィンドウ領域の2つに分割して領域
情報を作成する様にする。この場合、図12(b)に示
した分割は1例であり、ウィンドウBの分割は、その他
の分割方法でも実現可能であることはいうまでもない。
【0095】更に、図12でウィンドウAもまた、ウィ
ンドウBと同様に表示属性を変更するウィンドウである
場合には、各ウィンドウの領域は、上述のウィンドウ領
域の重なりの場合のウィンドウ領域と同様にも規定でき
るし、各ウィンドウの領域情報に更に画像表示装置11
0の表示画面上での上下関係情報を付加して各ウィンド
ウの領域情報を3次元座標化することも可能である。こ
の場合には、前述の領域情報の2次元座標に表示画面に
対して垂直方向のZ軸情報を付加してウィンドウの3次
元座標化をすれば良い。
【0096】画像表示装置110に3次元座標化された
領域情報が送られて来た場合には、画像表示装置110
の特定領域表示属性変換手段113が各ウィンドウ間の
上下関係を識別し、最上層に表示される領域の表示属性
の変更を行う。
【0097】以下に、本実施形態の画像表示システムに
おいて、情報処理装置100から画像表示装置110に
送信される各種情報の例を示す。
【0098】
【表1】
【0099】
【表2】
【0100】
【表3】
【0101】表1は、領域情報に先だって画像表示装置
110側へ送られる表示属性変更の為に必要な画像信号
情報の例を示す表である。また、表2は、前記の表示属
性の変更を行う領域情報の例を表しており、表2におい
て、対応レベルとは、ウィンドウの数、形状及び重なり
を示すパラメータである。例えば、表2に示されたレベ
ル1は、単一の矩形ウィンドウの領域情報をウィンドウ
始点情報及び終点情報で表す例を示しており、レベル2
は、レベル1の領域情報が複数ある場合について示して
いる。
【0102】更に、表3は、領域情報の後に情報処理装
置100から画像表示装置110に送られる属性情報の
例を示す表であり、前記属性情報には先だって送られた
領域情報が示す特定領域のコントラストやブライトネス
等の表示属性を示す情報が含まれている。
【0103】表3において、対応レベル切替えは、画像
表示装置110が表2に示した領域情報の各レベルに対
応可能な場合に、どのレベルで表示を行うかを決定する
為の切替情報を示しており、表示属性変更制御オン・オ
フは、画像表示装置110の表示属性変更制御を許可す
るか否かの情報を示している。
【0104】全画面属性変更/ウィンドウ属性変更切替
えは、画像表示装置110に表示される表示画面全体或
いは領域情報に示される部分のどちらの表示属性を変更
するかを決定する切替情報であり、本情報を使用する
と、以下に示す全表示画面に対する表示属性変更または
領域情報に示される部分の表示属性変更のどちらかが行
われる。
【0105】全画面コントラスト制御は、画像表示装置
110の全表示画面のコントラストを制御する為の制御
情報であり、コントラスト制御ウィンドウ個数は、領域
情報に示される幾つの表示部分のコントラストを制御す
るかを示す情報である。
【0106】制御対象ウィンドウ番号指示は、属性情報
を変更可能な表示領域(ウィンドウ)が複数個存在する
場合に各表示領域に割り当てた番号を指定し、制御対象
を明確化する為の指示情報であり、ウィンドウ部コント
ラスト制御は、指定表示領域のコントラスト制御情報で
ある。
【0107】全画面ブライトネス制御は、表示全体のブ
ライトネス制御情報であり、ウィンドウ部ブライトネス
制御は、指定表示領域のブライトネス制御情報である。
【0108】ABL制御方式切替えは、表示画面全体の
平均輝度を一定とするか特定表示領域を除いた表示領域
の平均輝度を一定とするかの切替え情報であり、ABL
制御レベル指定は、選択したABL制御方式で輝度制御
される部分の最大輝度レベル(CRTディスプレイ32
2の定格以上にビーム電流が流れない様に抑制するレベ
ル)を指定する情報である。
【0109】全面色温度制御は、表示全体の白色表示の
色温度設定(赤味がかった白か青味がかった白か)情報
であり、ウィンドウ部色温度制御は、特定表示領域の色
温度設定情報である。
【0110】ウィンドウ部R/G/Bゲイン制御は、特
定表示領域のRGB各色のビデオ利得制御情報であり、
全面γ値設定は、表示部全体のγ特性(ビデオ電圧振幅
と表示輝度特性)を補正する為の情報で、ウィンドウ部
γ値設定は、特性領域のγ特性補正情報である。
【0111】表示属性変更部縁取りオン/オフは、表示
属性の変更を行う特定領域に対して縁取りを行うか否か
の切替え情報であり、縁取り色設定は、上記縁取りを行
う場合の縁取りの色を設定する情報で、表示属性変更部
分の拡大縮小は、表示属性の変更を行う部分を拡大また
は縮小表示するか否かの制御情報である。
【0112】尚、表3の各制御情報は、全てが伝送され
る必要はなく、必要に応じた情報が情報処理装置100
側から画像表示装置110側へ伝送されれば良い。
【0113】また、本実施形態の画像表示システムで
は、以下の様にカーソル等の任意の形状の表示領域や、
3次元の表示領域の表示属性を設定することとしても良
い。
【0114】図13は、本実施形態の任意の形状や3次
元の領域情報の概要を示す図である。図13に示す様
に、任意の形状や3次元の領域情報では、矢印の形状の
カーソル1301や光源1302からの光を反射してい
る立方体1303の領域情報を表しており、カーソル1
301の様に、任意の形状の表示領域の属性を変更する
場合には、その形状を示すビットパターンとその開始ア
ドレスで領域情報を形成する。
【0115】また、立方体1303の様に各面の表示属
性が異なり、また、同一面上でも光源1302からの距
離により表示属性が異なる場合には、各面毎に領域情報
を設定すると共に同一領域内でも座標によって異なる属
性情報を設定することにより領域属性情報250を生成
することができる。
【0116】尚、前記のカーソル1301や立方体13
03の様な任意の形状や3次元の形状の領域属性情報2
50は、例えば後述する様に表示メモリ106上の表示
データの各画素毎に属性情報を展開することにより表現
することが可能である。
【0117】以下に、本実施形態の画像表示システムに
おいて特定領域の表示属性を変更する際のアプリケーシ
ョンプログラム200及びオペレーティングシステム2
10の処理について説明する。
【0118】図14は、本実施形態のオペレーティング
システム210による初期化処理の処理手順を示すフロ
ーチャートである。図14に示す様に、オペレーティン
グシステム210による初期化処理では、オペレーティ
ングシステム210により行われる表示属性変更処理の
初期化処理の概要を表しており、まず、ステップ140
1の処理で情報処理装置100の電源が投入されると、
ステップ1411の処理でUSBデバイスドライバ23
0によりUSBコントローラ107の初期化が行われ
る。
【0119】オペレーティングシステム210の表示属
性変更制御手段211は、ステップ1402の処理で、
画像表示装置110が特定領域表示属性変換手段113
を備えているかどうか等の表示属性変更能力に関する問
い合わせをUSBデバイスドライバ230に行う。
【0120】USBデバイスドライバ230は、ステッ
プ1412の処理で、表示画面上の特定領域の表示属性
を変更して表示する表示能力を問い合わせるパケットを
作成し、前記作成したパケットを問い合わせ信号として
USBコントローラ107を介して画像表示装置110
に送信する。
【0121】画像表示装置110は、前記問い合わせ信
号をUSBコントローラ115を介して情報処理装置1
00から受信し、情報処理装置100からの問い合わせ
に応える形で、特定領域表示属性変換手段113を備え
ていることを示す画像表示装置情報261格納したパケ
ット作成し、前記作成したパケットを報告信号としてU
SBコントローラ115を介して情報処理装置100へ
送る。
【0122】情報処理装置100は、特定領域表示属性
変換手段113を備えているかどうかを示す報告信号を
USBコントローラ107を介して画像表示装置110
から受信し、情報処理装置100のUSBデバイスドラ
イバ230は、ステップ1412の処理で、USBコン
トローラ107を介して送られてきた画像表示装置情報
261を受信し、受信した画像表示装置情報261を画
像表示装置情報262として表示属性変更制御手段21
1に渡す。
【0123】ステップ1403の処理で、表示属性変更
制御手段211は、ステップ1402の処理で取得した
画像表示装置情報262の内容を参照し、画像表示装置
110が、特定領域の表示属性を変更可能な装置である
かどうかを調べる。画像表示装置110が、特定領域の
表示属性を変更可能な装置である場合には、ステップ1
404の処理に進み、特定領域の表示属性の変更が可能
であることを示す属性変更フラグを設定する。
【0124】ステップ1403の処理で画像表示装置情
報262の内容を調べた結果、画像表示装置110が特
定領域の表示属性を変更可能な装置ではない場合や、画
像表示装置110からの画像表示装置情報262の送信
が無い場合には、特定領域の表示属性の変更ができない
ものとして前記属性変更フラグの設定を行わずに初期化
処理を終了する。
【0125】前記ステップ1402の処理で取得される
画像表示装置情報260の内容については、表4にその
一例を示す。
【0126】
【表4】
【0127】表4において、対応レベルは、表2に示し
た各レベルとの対応(画像表示装置110の表示能力変
更)を示すものであり、ピーク輝度は、画像表示装置1
10で表示可能な最大輝度レベルで、平均輝度は、画像
表示装置110の全表示画面白表示での輝度レベルであ
る。
【0128】部分制御可能項目は、表3に示した属性情
報の内、変更可能な項目を示しており、画像信号の振幅
レベルであるコントラスト、画像信号の直流レベルであ
るブライトネス、リミッタが動作する電子銃の電流波形
の平均値である平均輝度レベル(ABL)や、色温度、
γ特性、RGBレベル等が制御可能であることを示して
いる。
【0129】標準設定値(全面)は、表3に示した全面
表示制御可能な項目のデフォルト設定値であり、標準設
定値(部分)は、表3に示した特定領域の制御可能な項
目のデフォルト設定値である。
【0130】推奨表示解像度は、表示属性変更を有効に
行える様にする為の推奨表示解像度(例えば1024ド
ット×768ライン)であり、入力画像信号振幅は、表
示属性変更が有効に行える様にする為の入力画像信号振
幅(例えば、0.7V)である。
【0131】次に、前記初期化処理の結果、画像表示装
置110で特定領域の表示属性の変更が可能である場合
に、アプリケーションプログラム200で動画データを
高コントラストで再生する表示属性変更処理について説
明する。
【0132】図15は、本実施形態のアプリケーション
プログラム200の表示属性変更処理の処理手順を示す
フローチャートである。図15に示す様に、アプリケー
ションプログラム200の表示属性変更処理では、アプ
リケーションプログラム200によって動画データを再
生するときに動画データを再生する動画ウィンドウを高
コントラストで表示する表示属性変更処理の概要を表し
ている。
【0133】まず、ステップ1501の処理でユーザが
動画データを再生するアプリケーションプログラム20
0を起動すると、ステップ1502の処理でアプリケー
ションプログラム200は、オペレーティングシステム
210にDVD104等に格納されている動画データを
格納したファイルの一覧を問い合わせる。
【0134】ステップ1511の処理で、オペレーティ
ングシステム210は、ファイルシステムドライバ及び
DVDインタフェースを経由してDVD104上のファ
イルを参照してファイルメニューを開く。
【0135】動画データを格納したファイルの一覧が表
示されると、ステップ1502の処理で、ユーザは表示
されたファイル一覧の中から再生したい動画データのフ
ァイルを選択する。
【0136】ステップ1503の処理で、アプリケーシ
ョンプログラム200が、前記選択された動画データを
表示する動画ウィンドウを表示する為にオペレーティン
グシステム210に対して前記動画ウィンドウを表示さ
せる描画命令を出すと、ステップ1512の処理で、オ
ペレーティングシステム210は、前記描画命令によっ
て指定された領域情報を用いて動画ウィンドウを表示す
る様に画像表示デバイスドライバ240に命令し、その
結果表示コントローラ105経由で画像表示装置110
に動画ウィンドウが表示される。
【0137】続いて、ステップ1504の処理で、アプ
リケーションプログラム200の領域属性情報生成手段
201は、前記動画ウィンドウが高コントラストとなる
様に、前記動画ウィンドウの表示の際に指定した領域情
報と実行時のパラメータとして予め設定されている動画
データのコントラスト値を示す属性情報とにより領域属
性情報250を生成し、前記表示した動画ウィンドウを
高コントラスト化する高コントラスト化命令をオペレー
ティングシステム210に指示する。
【0138】ステップ1513の処理で、オペレーティ
ングシステム210の表示属性変更制御手段211は、
領域属性情報取得手段213によりアプリケーションプ
ログラム200からの前記高コントラスト化命令を受け
取ると、初期化処理で設定した属性変更フラグを参照
し、画像表示装置110が特定領域の表示属性を変更可
能な装置である場合には、USBデバイスドライバ23
0に領域属性情報251を伝え、高コントラスト化を指
示する。
【0139】ステップ1521の処理で、USBデバイ
スドライバ230は、USBのプロトコルに合う様に前
記高コントラスト化を行う為の領域属性情報251を格
納した命令パケットを組み立て、USBコントローラ1
07にそのパケットを送る。USBコントローラ107
は、受け取った命令パケットを電気信号に直してUSB
コントローラ107に接続された画像表示装置110に
領域属性情報252を伝える。USBコントローラ10
7に接続された画像表示装置110は、USBコントロ
ーラ115を介して自分宛の命令パケットを受信し、領
域情報とコントラスト情報を取り出し、指定された動画
ウィンドウのコントラストを変更する。
【0140】ステップ1505の処理で、アプリケーシ
ョンプログラム200は、選択された動画ファイルの動
画データをファイルシステムドライバ及びDVDインタ
フェースを経由して読み出してメインメモリ102に転
送し、メインメモリ102に転送した動画データを、画
像表示デバイスドライバ240及び表示コントローラ1
05を経由して画像表示装置110に送って、表示属性
が動画データ用の高コントラスト値に変更された動画ウ
ィンドウに動画を再生する。
【0141】次に、ステップ1506の処理で、アプリ
ケーションプログラム200は、再生している動画デー
タが終了したかどうかを調べ、再生する動画データがま
だ有る場合には、ステップ1505の処理に戻り、再生
する動画データが終了した場合には、ステップ1507
の処理に進む。
【0142】動画データの再生が終了し、ステップ15
07の処理に進むと、アプリケーションプログラム20
0の領域属性情報生成手段201は、動画ウィンドウの
表示属性をデフォルトの値に戻す為の領域属性情報25
0を作成し、オペレーティングシステム210に対し、
デフォルトコントラスト化命令を出力する。
【0143】ステップ1514の処理で、オペレーティ
ングシステム210の表示属性変更制御手段211は、
領域属性情報取得手段213によりアプリケーションプ
ログラム200からデフォルトコントラスト化命令を受
け取ると、デフォルトコントラスト化を行う為の領域属
性情報251をUSBデバイスドライバ230に伝え、
動画ウィンドウの表示属性をデフォルトの値に戻すデフ
ォルトコントラスト化を指示する。
【0144】ステップ1522の処理で、USBデバイ
スドライバ230は、USBのプロトコルに合う様に前
記デフォルトコントラスト化を行う為の領域属性情報2
51を格納した命令パケットを組み立て、USBコント
ローラ107にそのパケットを送り、指定された動画ウ
ィンドウのコントラストをデフォルトの値に戻す。
【0145】ステップ1508の処理で、アプリケーシ
ョンプログラム200が動画ウィンドウを閉じる命令を
アプリケーションプログラム200に送ると、オペレー
ティングシステム210はステップ1515の処理で動
画ウィンドウを消し、アプリケーションプログラム20
0は、動画データを再生する処理を終了する。
【0146】以上の説明では、動画データのコントラス
ト値を示す属性情報は、アプリケーションプログラム2
00の実行時のパラメータとして予め設定されているも
のとしたが、動画データ等の表示データを格納している
DVD104等の媒体に表示データと共に属性情報を格
納しておき、表示データの表示を行うときに当該表示デ
ータと共に格納されている属性情報を媒体から読み出し
て、前記読み出した属性情報を特定領域の表示属性の変
更に用いても良い。
【0147】図16は、本実施形態の動画データと共に
格納された属性情報による表示属性変更処理の処理手順
を示すフローチャートである。図16に示す様に、動画
データと共に格納された属性情報による表示属性変更処
理では、アプリケーションプログラム200によって動
画データを再生するときに動画データと共に媒体に格納
されている属性情報により、動画データを再生する動画
ウィンドウを高コントラストで表示する表示属性変更処
理の概要を表している。
【0148】まず、ステップ1501の処理でユーザが
動画データを再生するアプリケーションプログラム20
0を起動すると、ステップ1502の処理でアプリケー
ションプログラム200は、オペレーティングシステム
210にDVD104等に格納されている動画データを
格納したファイルの一覧を問い合わせる。
【0149】ステップ1511の処理で、オペレーティ
ングシステム210は、ファイルシステムドライバ及び
DVDインタフェースを経由してDVD104上のファ
イルを参照してファイルメニューを開く。
【0150】動画データを格納したファイルの一覧が表
示されると、ステップ1502の処理で、ユーザは表示
されたファイル一覧の中から再生したい動画データのフ
ァイルを選択する。
【0151】再生した動画データのファイルを選択した
後、ステップ1601の処理に移り、前記選択した動画
データの属性情報であるコントラスト値を読み出す為に
オペレーティングシステム210に対してファイルリー
ドを要求する。
【0152】ステップ1602の処理では、前記選択さ
れた動画データのファイルに予め設定されている属性情
報であるコントラスト値をオペレーティングシステム2
10により読み出し、前記読み出したコントラスト値を
アプリケーションプログラム200に渡す。
【0153】ステップ1503の処理で、アプリケーシ
ョンプログラム200が、前記選択された動画データを
表示する動画ウィンドウを表示する為にオペレーティン
グシステム210に対して前記動画ウィンドウを表示さ
せる描画命令を出すと、ステップ1512の処理で、オ
ペレーティングシステム210は、前記描画命令によっ
て指定された領域情報を用いて動画ウィンドウを表示す
る様に画像表示デバイスドライバ240に命令し、その
結果表示コントローラ105経由で画像表示装置110
に動画ウィンドウが表示される。
【0154】続いて、ステップ1504の処理で、アプ
リケーションプログラム200の領域属性情報生成手段
201は、前記動画ウィンドウが高コントラストとなる
様に、前記動画ウィンドウの表示の際に指定した領域情
報と前記選択したファイルから読み出した動画データの
コントラスト値を示す属性情報とにより領域属性情報2
50を生成し、前記表示した動画ウィンドウを高コント
ラスト化する高コントラスト化命令をオペレーティング
システム210に指示する。
【0155】ステップ1513の処理で、オペレーティ
ングシステム210の表示属性変更制御手段211は、
領域属性情報取得手段213によりアプリケーションプ
ログラム200からの前記高コントラスト化命令を受け
取ると、初期化処理で設定した属性変更フラグを参照
し、画像表示装置110が特定領域の表示属性を変更可
能な装置である場合には、USBデバイスドライバ23
0に領域属性情報251を伝え、高コントラスト化を指
示する。
【0156】ステップ1521の処理で、USBデバイ
スドライバ230は、USBのプロトコルに合う様に前
記高コントラスト化を行う為の領域属性情報251を格
納した命令パケットを組み立て、USBコントローラ1
07にそのパケットを送る。USBコントローラ107
は、受け取った命令パケットを電気信号に直してUSB
コントローラ107に接続された画像表示装置110に
領域属性情報252を伝える。USBコントローラ10
7に接続された画像表示装置110は、USBコントロ
ーラ115を介して自分宛の命令パケットを受信し、領
域情報とコントラスト情報を取り出し、指定された動画
ウィンドウのコントラストを変更する。
【0157】以下のステップでは、図15で説明した処
理と同様にして、アプリケーションプログラム200
は、選択された動画ファイルの動画データを、表示属性
が動画データ用の高コントラスト値に変更された動画ウ
ィンドウに再生する。
【0158】図17は、本実施形態の動画属性情報と動
画ファイルとを共に格納した媒体の例を示す図である。
図17に示す様に、動画属性情報と動画ファイルとを共
に格納した媒体では、動画データを格納した動画ファイ
ル1701〜1703と、動画ファイル1701〜17
03中の動画データに対応する属性情報とがDVD10
4に格納されている。
【0159】表示データと共に媒体に格納される属性情
報は、図17(a)に示す様に、複数の動画ファイル1
701〜1703に対して共通の動画属性情報1700
を設定しても良いし、図17(b)に示す様に、動画デ
ータのタイトル毎に作成された動画ファイル1701〜
1703の内部にそれぞれ動画属性情報1711〜17
13が存在していても良い。
【0160】ここで、前記属性情報は、ファイルの形で
媒体に格納されていても良いし、その数値が媒体に記録
されるものとしても良い、また、図17(c)に示す様
に、動画ファイル1701〜1703中の動画データを
構成する特定の単位である場面データ1731〜173
6毎に動画属性情報1721〜1726を設定してお
き、動画データを再生中に再生場面に応じてその表示属
性を変更しても良い。
【0161】前記の様に、表示データを構成する特定の
単位毎に属性情報を設定し、前記設定された属性情報に
従って、表示データの表示中に特定の単位毎に表示属性
を変更することにより、例えば、表示データの作者が特
定の表示効果を狙って特定のデータ毎に設定した表示属
性を忠実に再現することが可能である。
【0162】図18は、本実施形態のイベント発生時の
表示属性変更処理の処理手順を示すフローチャートであ
る。図18に示す様に、イベント発生時の表示属性変更
処理では、高コントラスト化表示が行われているウィン
ドウに対して特定のイベントが発生したときにオペレー
ティングシステム210により行われる表示属性変更処
理の概要を表しており、イベントが発生すると、オペレ
ーティングシステム210の表示属性変更制御手段21
1は、まず、ステップ1801の処理で、発生したイベ
ント要因を取得する。
【0163】ステップ1802の処理で、表示属性変更
制御手段211は、発生したイベントが高コントラスト
化の行われているウィンドウの移動を示すものであるか
どうかを調べ、高コントラスト化の行われているウィン
ドウの移動が生じている場合にはステップ1805の処
理に進み、領域属性情報生成手段212により、移動後
の領域情報を使用した領域属性情報251を生成して当
該ウィンドウのコントラスト値の再設定をUSBデバイ
スドライバ230に指示する。
【0164】ステップ1811の処理で、USBデバイ
スドライバ230は、USBのプロトコルに合う様に前
記コントラスト値の再設定を行う為の領域属性情報25
1を格納した命令パケットを組み立て、USBコントロ
ーラ107にそのパケットを送り、コントラストの再設
定を行う。
【0165】ステップ1802の処理で発生したイベン
トが高コントラスト化の行われているウィンドウの移動
を示すものではない場合には、ステップ1803の処理
に進み、表示属性変更制御手段211は、発生したイベ
ントが高コントラスト化の行われているウィンドウのサ
イズの変更を示すものであるかどうかを調べる。
【0166】以下同様にして、高コントラスト化の行わ
れているウィンドウに関するイベントが生じているかど
うかを調べ、特定のイベントが生じている場合にはステ
ップ1805の処理に進み、そうでない場合には処理を
終了する。
【0167】以上述べた様にして、常に領域属性情報2
50に応じて画像表示装置110の表示画面の表示属性
を更新することができ、ウィンドウの表示画面上での表
示を適正に行うことができる。
【0168】図19は、本実施形態のオペレーティング
システム210による領域属性情報生成処理の概要を示
す図である。図19に示す様に、オペレーティングシス
テム210による領域属性情報生成処理では、オペレー
ティングシステム210により、画像表示装置表示画面
800中のウィンドウ表示画面1901〜1903の内
でアクティブウィンドウとなっているウィンドウ表示画
面1901を高コントラストで表示する例を表してい
る。
【0169】オペレーティングシステム210は、アプ
リケーションプログラム200から領域情報が含まれた
ウィンドウ描画命令を受け取り、画像表示装置110の
表示画面上にウィンドウを表示する。或いは、ユーザに
情報通知を行う為にオペレーティングシステム210内
部で表示画面上にウィンドウを表示する。そのときの領
域情報は、オペレーティングシステム210内部で決め
られた値となる。
【0170】上記ウィンドウは複数個表示可能であり、
新しくウィンドウを表示する際、それまで最上位(最前
面)にあったウィンドウ枠の色を他のウィンドウと同じ
にし、新しいウィンドウ枠の色を他のウィンドウとは異
なるものにする。その結果、新しく表示されたウィンド
ウは、アクティブウィンドウとしてユーザに現在注目す
べきウィンドウが判別し易い様に表示される。
【0171】オペレーティングシステム210の表示属
性変更制御手段211は、新しくウィンドウ表示画面1
901が表示されたり、表示済みのウィンドウ表示画面
1901がマウス314によりクリックされてアクティ
ブウィンドウとなったというイベントが生じると、領域
属性情報生成手段212により、アクティブウィンドウ
の属性情報とアクティブウィンドウが表示されている領
域情報から成る領域属性情報251を生成する。
【0172】すなわち、ウィンドウ表示画面1901が
マウス314によりクリックされてアクティブウィンド
ウとなると、オペレーティングシステム210の領域属
性情報生成手段212は、まず、ウィンドウの各種設定
値を格納したデータベースを参照し、アクティブウィン
ドウに対して予め設定されている属性情報であるコント
ラスト情報を取得する。
【0173】次に、領域属性情報生成手段212は、ア
クティブウィンドウであるウィンドウ表示画面1901
の表示領域を示す領域情報を取得する。ウィンドウ表示
画面1901を表示する表示領域は、オペレーティング
システム210自身が管理しており、前記管理している
表示領域を表示属性の変更を行う領域情報として取得す
る。
【0174】オペレーティングシステム210の領域属
性情報生成手段212は、前記の様にして取得した属性
情報及び領域情報から成る領域属性情報251を表示属
性変更制御手段211に渡す。表示属性変更制御手段2
11が、領域属性情報生成手段212から渡された領域
属性情報251を、USBデバイスドライバ230を介
して画像表示装置110に送ると、画像表示装置110
は、特定領域表示属性変換手段113によりウィンドウ
表示画面1901のコントラストを領域属性情報252
が示す値に合わせて変更してウィンドウ表示画面190
1の表示を行う。
【0175】図20は、本実施形態のUSBインタフェ
ースのデータ・パケットの概要を示す図である。図20
に示す様に、USBインタフェースのデータ・パケット
では、情報処理装置100と画像表示装置110との間
の通信インタフェースとしてUSBインタフェースを用
いた場合に、情報処理装置100から画像表示装置11
0の制御或いは調整を行う際のパケットの内容を表して
いる。
【0176】セットアップトークン・パケット2001
は、画像表示装置110に対して通信を開始することを
知らせるものであり、情報処理装置100から画像表示
装置110に送られる。データ・パケット2002は、
セットアップトークン・パケット2001に続いて情報
処理装置100から画像表示装置110に送られるパケ
ットであり、このパケット以降にどの様な種別の情報の
やり取り、及び情報量が送られるかを示すパケットであ
る。
【0177】画像表示装置110は、以上のセットアッ
プトークン・パケット2001及びデータ・パケット2
002が送られてくると、それらのパケットに対する返
答として、ハンドシェーク・パケット2003を情報処
理装置100へ返す。
【0178】その後、情報処理装置100は、アウトプ
ットトークン・パケット2004を出力し、画像表示装
置110に対して所定のデータ設定を行うことを知らせ
る。データ・パケット2005は、どの様なデータ設定
をどれだけの量行うかを4バイトのデータ部分で示すパ
ケットである。
【0179】上記のアウトプットトークン・パケット2
004及びデータ・パケット2005が画像表示装置1
10で正常に受信されると、画像表示装置110は、ハ
ンドシェーク・パケット2006を情報処理装置100
へ返信する。
【0180】データ・パケットデータ部2007は、デ
ータ・パケット2005のデータ部分4バイトの詳細を
示しており、固定のID番号に続いて、どの様な制御や
調整を行うかを示すオペコード1バイトと、そのオペコ
ードに対する実際の設定値2バイトが設定されている。
【0181】USBインタフェースにより画像表示装置
110を制御または調整する場合の標準的なオペコード
の一例を表5に示す。
【0182】
【表5】
【0183】画像表示装置110は、表5のオペコード
全てに対応する必要は無く、その中の必要なコードに対
応すれば良い。また、オペコードは1バイトであるか
ら、16進表示00hからffhまで設定可能である。
【0184】従って、表5の中で未使用のコード番号は
リザーブとして扱われ、将来の拡張用として使用可能で
あり、表1〜3に示した表示属性変更の為の各種制御や
調整項目をそこに割り付ければ、USBインタフェース
を使用して各種表示属性の変更の為の制御が可能とな
る。前記の様に未使用のコード番号を使用することによ
り、表示属性変更機能を持たないが情報処理装置100
との通信機能は標準的に有する画像表示装置110に対
して領域属性情報250が出力されても通信エラーや誤
った表示制御が行われない様にすることが出来る。
【0185】例えば、USBインタフェースでは表5の
00h〜60hに記載されるオペコードが標準的なもの
として用意されているが、表示画面上の特定領域のコン
トラスト制御に関する拡張オペコードとして62h等の
値を割り付ければ良い。
【0186】更に、領域情報の変更に対するオペコード
として、例えば領域の開始点情報変更オペコードを64
h、領域の終了点情報変更オペコードを66hと言う様
にすれば、USBインタフェースを使用して画像表示装
置110側で有する領域情報を更新出来る。
【0187】また、上記のコントラスト制御及び領域情
報変更制御を同時に行う為の拡張オペコードを設けても
良い。或いは、セットアップトークン・パケット200
1に続くデータ・パケット2002で領域情報を更新す
る為の新たなSet_Report Request要求を定義してやれ
ば、次のアウトプットトークン・パケット2004に続
くデータ・パケット2005では領域情報を示すデータ
をそのまま伝送することが出来る。この場合に、伝送デ
ータ量が多いと1回のデータパケットでは伝送出来なく
なるが、その際には数回のデータ・パケット2005に
分けて伝送すれば良い。
【0188】図21は、本実施形態の画像表示装置情報
260の送信の概要を示す図である。図21に示す様
に、画像表示装置情報260の送信では、情報処理装置
100が画像表示装置110に対して画像表示装置情報
260を要求したときのUSBパケットを表している。
【0189】同図で、セットアップトークン・パケット
2101〜ハンドシェーク・パケット2103までは図
20の場合と同様であり、アドレスコードADDRで指
定される周辺装置を呼び出し、次のデータ・パケット2
102のDATA部分に情報処理装置100が周辺装置
に対してどの様な要求を行うかを示している。
【0190】以上のパケットが、周辺装置である画像表
示装置110によって受け入れられると画像表示装置1
10は、情報処理装置100にハンドシェーク・パケッ
ト2103を返す。
【0191】次に、データ・パケット2102の要求
が、画像表示装置110の有する画像表示装置情報26
0を情報処理装置100側へ送出させる要求の場合に
は、インプットトークン・パケット2104が情報処理
装置100から画像表示装置110に対して発行され、
続くデータ・パケット2105で指定された情報を情報
処理装置100側へ送出する。USB通信が成功すると
情報処理装置100側から画像表示装置110側へハン
ドシェーク・パケット2106が送られる。
【0192】上記、インプットトークン・パケット21
04による表4に示される画像表示装置情報260の取
得は、USBインタフェースの初期化の際に行われる。
その際には、セットアップトークン・パケット2101
に続くデータ・パケット2102で、画像表示装置情報
取得要求(USB仕様で規定されるGet_Descriptor要
求)を発行し、インプットトークン・パケット2104
に続くデータ・パケット2105で表4に示される各情
報を情報処理装置100側へ伝送する。
【0193】このとき、画像表示装置110が発行する
データ・パケット2105で伝送できる情報量は最大8
バイトである為、画像表示装置情報260を幾つかのデ
ータ・パケット2105として伝送する。その際、発行
されるハンドシェーク・パケット2106は各データ・
パケット2105に対して発行される。
【0194】また、本実施形態の画像表示システムにお
いて、DDC規格に従って情報処理装置100と画像表
示装置110との間の通信を行う場合には、以下の様な
信号伝送フォーマットを用いる。
【0195】図22は、本実施形態のDDCを使用した
信号伝送フォーマットの概要を示す図である。図22に
示す様に、DDCを使用した信号伝送フォーマットで
は、DDC規格で情報を伝送する場合の標準的な信号伝
送フォーマットを表しており、第1バイトは情報を伝送
する送り先アドレスであり、情報処理装置100の各周
辺機器に割り当てられるアドレスである。次の1バイト
は、情報の送信元を示すアドレスであり、3バイト目は
伝送する情報量を表している。
【0196】更に、続く4バイト目では、どの様な情報
のやり取りを行うのかを示すコマンドがあり、続くオペ
コードでは実際の制御等に関する情報が送られる。その
後にはオペコードに対応する調整量があり、最後のバイ
トでは伝送データのエラーチェックを行う為のチェック
サムが挿入されている。
【0197】以上の信号伝送フォーマットを用いて、例
えば特定領域のコントラスト制御を行うことが可能であ
る。その場合、コマンドとしては、情報処理装置100
から画像表示装置110を制御することを示す命令が送
られ、その後のオペコードにはUSBの場合と全く同様
のコード(表5と同じもの)が使われる。従って、画像
表示装置110に対する要求や指示は、インタフェース
の種類が変わっても、同様に行うことができる。
【0198】以下に、本実施形態の画像表示システムに
おいて、情報処理装置100から送信された領域属性情
報252により画像A上にあるテレビジョン画像信号等
の動画像である画像Bのコントラストを上げて表示する
画像表示装置110について説明する。
【0199】図23は、本実施形態の画像表示装置11
0の一具体例を示す図である。図23に示す様に、画像
表示装置110では、画像信号の振幅を制御を変更する
振幅制御手段2301と、画像信号の直流レベルを制御
する直流制御手段2302と、加算器2303と、可変
電源2304〜2306と、切換スイッチ2307と、
可変電源2304〜2306の電圧値をセットするデー
タラッチ2310〜2312と、データラッチ2310
〜2312にデータをラッチするアドレスデコーダ23
20〜2322と、切換スイッチ2307の切換制御の
為のタイミング信号Keyを生成する回路とを備えてい
る。
【0200】タイミング信号Keyを発生する回路は、
画像A中の画像Bの領域を特定する信号を発生するもの
であって、画像Bの垂直、水平方向の開始アドレスと終
了アドレスとを特定する垂直開始カウンタ2330、垂
直終了カウンタ2331、水平開始カウンタ2332及
び水平終了カウンタ2333と、アンドゲート2340
〜2342と、垂直開始カウンタ2330、垂直終了カ
ウンタ2331、水平開始カウンタ2332及び水平終
了カウンタ2333に夫々アドレス値をセットするデー
タラッチ2313〜2316と、アドレスデコーダ23
23〜2326から構成されている。
【0201】情報処理装置100から供給される画像信
号Video1の表示画面全体のブライトネスを定める直流レ
ベルのデータがデータラッチ2310に、この表示画面
全体のコントラストを定める振幅のデータがデータラッ
チ2311に、画像Bの部分のコントラストを決める振
幅のデータがデータラッチ2312に、画像Bの垂直開
始アドレスがデータラッチ2313に、垂直終了アドレ
スがデータラッチ2314に、水平開始アドレスがデー
タラッチ2315に、水平終了アドレスがデータラッチ
2316に夫々格納される。
【0202】図24は、本実施形態の領域属性情報25
2の概要を示す図である。図24に示す様に、領域属性
情報252では、情報処理装置100から送信され各ラ
ッチに格納される領域情報及びその属性情報であるコン
トラスト値を示すコントラストレベルを表しており、図
24(a)では開始アドレス及び終了アドレス、図24
(b)では開始アドレスと水平垂直幅、図24(c)で
は終了アドレスと水平垂直幅により領域情報を表してい
る。
【0203】図23に示した特定領域表示属性変換手段
113では、図24(a)に示した様に、領域属性情報
252として開始/終了アドレス及びコントラストレベ
ルが送られるものとして回路が構成されているが、図2
4(b)や図24(c)に示した様な他の形式の領域属
性情報252が送られて来る場合には、そのデータに合
う様にタイミング信号Keyを発生する回路を変更すれ
ば良い。
【0204】尚、画像信号Video1の表示画面全体の直流
レベルを定めるデータ、この表示画面全体の振幅を定め
るデータは、そのアドレスとともに、初期データとして
ROM112に格納されており、CPU111によって
読み出されて供給されるものとする。かかる初期データ
は、ユーザによる操作により、CPU111で変更でき
る様にすることも可能である。
【0205】また、図23に示した特定領域表示属性変
換手段113では、データラッチ2310〜2316に
格納されるデータと、それに対応したアドレスデコーダ
2320〜2326がデコードするアドレスとが対とな
ってCPU111から供給され、各アドレスデコーダ2
320〜2326は、前記供給されたアドレスをデコー
ドすることにより、同時に供給されたデータが対応する
データラッチ2310〜2316のものであるかどうか
判定し、対応するラッチのものであればデータをラッチ
する。
【0206】例えば、表示画面全体の直流レベルを定め
るデータが供給されたものとすると、これと同時にCP
U111から供給されるアドレスをアドレスデコーダ2
320がデコードすることにより、このデータがデータ
ラッチ2310でラッチするデータであるかどうかを判
定し、アドレスデコーダ2320からのラッチパルスに
より、このデータをデータラッチ2310にラッチす
る。
【0207】垂直開始カウンタ2330と垂直終了カウ
ンタ2331には夫々、データラッチ2313のデータ
及びデータラッチ2314のデータが夫々垂直同期信号
Vsyncのタイミングでプリセットされ、水平開始カ
ウンタ2332と水平終了カウンタ2333には夫々、
データラッチ2315のデータ及びデータラッチ231
6のデータが夫々水平同期信号Hsyncのタイミング
でプリセットされる。そして、垂直開始カウンタ233
0と垂直終了カウンタ2331は夫々水平同期信号Hs
yncをカウンタクロックとしてカウントし、水平開始
カウンタ2332と水平終了カウンタ2333は夫々ド
ットクロック信号DOTCKをカウンタクロックとして
カウントとする。尚、図23に示した様に、水平同期信
号HsyncをPLLで逓倍してドットクロック信号D
OTCKを生成することとしても良い。
【0208】垂直開始カウンタ2330及び水平開始カ
ウンタ2332は、カウント値がプリセットされたラッ
チデータに達するまでの間は“0”を出力し、ラッチデ
ータに達した後は“1”を出力するカウンタであり、垂
直終了カウンタ2331及び水平終了カウンタ2333
は、カウント値がプリセットされたラッチデータに達す
るまでの間は“1”を出力し、ラッチデータを越えた後
は“0”を出力するカウンタである。
【0209】垂直開始カウンタ2330と垂直終了カウ
ンタ2331のカウント出力はアンドゲート2341で
論理積がとられ、水平開始カウンタ2332と水平終了
カウンタ2333のカウント出力はアンドゲート234
2で論理積がとられる。そして、更に、これらアンドゲ
ート2341及び2342の出力がアンドゲート234
0で論理積がとられて、画像Bの領域を示すタイミング
信号Keyが得られる。
【0210】図25は、本実施形態のタイミング信号K
eyと画像信号のレベルの概要を示す図である。図25
に示す様に、タイミング信号Keyと画像信号のレベル
では、図25(a)は水平走査周期でのタイミング信号
Keyと画像信号のレベルとの関係を、図25(b)は
垂直走査周期でのタイミング信号Keyと画像信号のレ
ベルとの関係を夫々表しており、画像信号Video1の斜線
でハッチングされた部分が画像Bの部分であって、タイ
ミング信号Key は、通常“0”(ローレベル)であ
るが、この部分で“1”(ハイレベル)となる。
【0211】図23に戻って、切換スイッチ2307
は、このタイミング信号Keyによって制御され、通
常、電圧0の接片q側に閉じているが、タイミング信号
Keyが“1”になると、可変電源2306が接続され
た接片p側に閉じる。
【0212】切換スイッチ2307の出力電圧は加算器
2303に供給され、可変電源2304の電源電圧と加
算されるが、画像信号Video1の画像Bの部分以外では、
切換スイッチ2307の出力電圧が0であるから、加算
器2303からは可変電源2304の電源電圧がそのま
ま出力され、画像信号Video1の画像Bの部分で、可変電
源2304及び可変電源2306の電源電圧の加算電圧
が加算器2303から出力される。
【0213】ここで、可変電源2306の電源電圧はデ
ータラッチ2312にラッチされているデータに応じた
値の電圧であり、また、可変電源2304の電源電圧は
データラッチ2311にラッチされているデータに応じ
た値の電圧である。
【0214】加算器2303の出力電圧は、振幅制御手
段2301に制御電圧として供給され、振幅制御手段2
301は、入力される画像信号Video1の振幅を、供給さ
れる制御電圧に応じて制御する。上記の様に、この制御
電圧は、画像信号Video1の画像Bの部分でレベルが高く
なるので、振幅制御手段2301により、画像信号Vide
o1での画像Bの部分がより増幅され、更に、直流制御手
段2302で可変電源2305からの電源電圧に応じた
直流レベルが設定されて、この部分の振幅が他の部分よ
りも増加した画像信号Video2が得られる。
【0215】この様にして、可変電源2304及び可変
電源2306の電圧を適宜設定することにより、画像信
号Video1での画像Bの部分とそれ以外の部分とのコント
ラストレベルを、夫々互いに独立な任意のレベルに設定
することができる。例えば、画像Aがテキスト画面で画
像Bがテレビ画面である場合、テレビ画面のコントラス
トを高めてテキスト画面のコントラストを抑える様に
し、テレビ画面を明るくきれいな表示画面とし、テキス
ト画面を読み易い表示画面として同時に表示することが
可能となる。
【0216】以上説明した様に、本実施形態の画像表示
システムによれば、表示画面上の特定領域の表示属性を
変更する為の領域属性情報250を情報処理装置100
で生成して画像表示装置110に送り、画像表示装置1
10で特定領域の表示属性を変更して表示するので、情
報処理装置100側はプログラムの変更だけで特定領域
の表示属性変更処理に対応することが可能である。
【0217】(実施形態2)以下に、特定領域内の表示
データ及び対応する属性データを情報処理装置から画像
表示装置に送信し、前記特定領域の表示属性を画像表示
装置で変更して表示する実施形態2の画像表示システム
について説明する。
【0218】図26は、本実施形態の画像表示システム
の概略構成を示す図である。図26に示す様に、この画
像表示システムでは、表示データが表示属性を変更する
特定領域内にあるかどうかを判定する領域判定手段26
00を備える情報処理装置100に、画像信号の表示属
性を変更する表示属性変換手段2601を備える画像表
示装置110が接続されている。
【0219】本実施形態の画像表示システムでは、情報
処理装置100の表示コントローラ105の領域判定手
段2600により、表示データが表示属性を変更する特
定領域にあるかどうかを判定した後、情報処理装置10
0から画像表示装置110に画像信号及び属性制御信号
を送信し、画像表示装置110で表示属性変換手段26
01により表示属性の変更を行った後に表示を行う。
【0220】情報処理装置100のCPU101は、情
報処理装置100全体の制御を行うプロセッサであり、
メインメモリ102にロードされたアプリケーションプ
ログラム200、オペレーティングシステム210、U
SBデバイスドライバ230及び画像表示デバイスドラ
イバ240等のプログラム群を実際に解釈実行し、情報
処理装置100全体の制御を行っている。
【0221】情報処理装置100のHDD103は、ア
プリケーションプログラム200、オペレーティングシ
ステム210、GUIプログラム、APIプログラム、
USBデバイスドライバ230及び画像表示デバイスド
ライバ240等のプログラムを格納した記録媒体であ
り、DVD104は、画像表示装置110に表示するテ
キスト、静止画像及び動画像等の表示データを格納した
記録媒体である。
【0222】情報処理装置100の表示コントローラ1
05は、画像表示装置110に表示する表示データを記
憶する表示メモリ106への書き込みを制御し、表示メ
モリ106から表示データを読み出して画像信号を生成
し画像表示装置110に送信する表示制御手段であり、
表示画面上の特定領域の表示属性を変更する為の領域属
性情報251が設定される記憶手段である複数のレジス
タを有し、領域属性情報251に基づいて生成した、画
像信号の表示属性を変更する為の属性制御信号を画像表
示装置110に送信する。
【0223】情報処理装置100のUSBコントローラ
107は、USB規格に従って、表示画面上の特定領域
の表示属性を変更して表示する表示能力を問い合わせる
問い合わせ信号やその応答である報告信号を画像表示装
置110との間で送受信する通信手段である。
【0224】画像表示装置110のCPU111は、R
OM112の一部に格納された(図示せず)制御プログ
ラムを解釈実行し画像表示装置110全体の制御を行う
プロセッサである。
【0225】画像表示装置110のROM112は、画
像表示装置110が表示属性変換手段2601を備えて
いるかどうか等の、特定領域の表示属性を変更して表示
する表示能力を示す画像表示装置情報を格納した記録媒
体であり、表示属性変換手段2601は、画像表示装置
110に入力された画像信号の表示属性を属性制御信号
に従って変更する手段である。
【0226】画像表示装置110のUSBコントローラ
115は、USB規格に従って、表示画面上の特定領域
の表示属性を変更して表示する表示能力を問い合わせる
問い合わせ信号やその応答である報告信号を情報処理装
置100との間で送受信する通信手段である。
【0227】図27は、本実施形態の画像表示システム
の処理概要を示す図である。図27に示す様に、この画
像表示システムでは、領域判定手段2600を情報処理
装置100に有し、画像信号及び属性制御信号により表
示属性の変更を行う表示属性変換手段2601を画像表
示装置110に有しており、領域判定手段2600及び
表示属性変換手段2601で特定領域表示属性変換手段
113に相当している。
【0228】情報処理装置100のアプリケーションプ
ログラム200は、情報処理装置100を操作している
オペレータに直接見える部分(GUI)とオペレーティ
ングシステム210との仲介を行っているプログラムで
ある。
【0229】情報処理装置100のオペレーティングシ
ステム210は、アプリケーションプログラム200と
USBデバイスドライバ230や画像表示デバイスドラ
イバ240等ハードウェアを直接制御するプログラム部
位とを結び、システムの中核を成す基本プログラムであ
る。
【0230】情報処理装置100の画像表示デバイスド
ライバ240は、オペレーティングシステム210と表
示コントローラ105や表示メモリ106といったハー
ドウェア部位との間に入り、表示コントローラ105の
内部レジスタ(図示せず)や表示メモリ106を読み書
きし、オペレーティングシステム210からの描画命令
を具体化するプログラムである。
【0231】情報処理装置100のアプリケーションプ
ログラム200は、画像表示装置110の表示画面上の
特定領域の表示属性を変更させるべきことを検出したと
きに、画像表示装置110の表示画面上の特定領域の表
示属性を変更する為の情報である領域属性情報250を
アプリケーションプログラム200で生成し、オペレー
ティングシステム210に渡す領域属性情報生成手段2
01を備えている。
【0232】情報処理装置100のオペレーティングシ
ステム210は、表示画面上の特定領域の表示属性を変
更して表示する表示能力を問い合わせ、前記問い合わせ
に対する応答を受け取って情報処理装置100全体の表
示属性変更処理を制御する表示属性変更制御手段211
と、画像表示装置110の表示画面上の特定領域の表示
属性を変更させるべきことを検出したときに領域属性情
報251をオペレーティングシステム210で生成する
領域属性情報生成手段212と、アプリケーションプロ
グラム200の領域属性情報生成手段201が生成した
領域属性情報250を取得する領域属性情報取得手段2
13とを備えている。
【0233】また、オペレーティングシステム210
は、USB規格に従って、領域属性情報251及び画像
表示装置情報260とUSBデータ・パケットとの変換
を行い、情報処理装置100と画像表示装置110との
間で画像表示装置情報261を送受信するUSBデバイ
スドライバ230と、表示データを表示メモリ106に
格納する画像表示デバイスドライバ240とを備えてい
る。
【0234】USBデバイスドライバ230は、USB
コントローラ107を制御して、表示画面上の特定領域
の表示属性を変更して表示する表示能力を問い合わせる
問い合わせをUSBコントローラ107から送信し、前
記問い合わせに対する応答である、表示画面上の特定領
域の表示属性を変更して表示する表示能力を示す報告を
USBコントローラ107から受け取るものである。
【0235】尚、本実施形態の画像表示システムの領域
属性情報250及び画像表示装置情報260では、表1
〜表4に示したものと同様な情報が用いられるものとす
る。また、情報処理装置100と画像表示装置110と
間で領域属性情報250や画像表示装置情報260を送
受信する通信手段は、実施形態1に示した様にUSB以
外のDDC等の通信手段を用いても良い。
【0236】以下に、本実施形態の画像表示システムに
おいて特定領域の表示属性を変更する際のアプリケーシ
ョンプログラム200及びオペレーティングシステム2
10の処理について説明する。
【0237】図28は、本実施形態のオペレーティング
システム210による初期化処理の処理手順を示すフロ
ーチャートである。図28に示す様に、オペレーティン
グシステム210による初期化処理では、オペレーティ
ングシステム210により行われる表示属性変更処理の
初期化処理の概要を表しており、まず、ステップ140
1の処理で情報処理装置100の電源が投入されると、
ステップ1411の処理でUSBデバイスドライバ23
0によりUSBコントローラ107の初期化が行われ
る。
【0238】オペレーティングシステム210の表示属
性変更制御手段211は、ステップ1402の処理で、
画像表示装置110が表示属性変換手段2601を備え
ているかどうか等の表示属性変更能力に関する問い合わ
せをUSBデバイスドライバ230に行う。
【0239】USBデバイスドライバ230は、ステッ
プ2801の処理で、表示画面上の特定領域の表示属性
を変更して表示する表示能力を問い合わせるパケットを
作成し、前記作成したパケットを問い合わせ信号として
USBコントローラ107を介して画像表示装置110
に送信する。
【0240】画像表示装置110は、前記問い合わせ信
号をUSBコントローラ115を介して情報処理装置1
00から受信し、情報処理装置100からの問い合わせ
に応える形で、表示属性変換手段2601を備えている
ことを示す画像表示装置情報261格納したパケット作
成し、前記作成したパケットを報告信号としてUSBコ
ントローラ115を介して情報処理装置100へ送る。
【0241】情報処理装置100は、表示属性変換手段
2601を備えているかどうかを示す報告信号をUSB
コントローラ107を介して画像表示装置110から受
信し、情報処理装置100のUSBデバイスドライバ2
30は、ステップ2801の処理で、USBコントロー
ラ107を介して送られてきた画像表示装置情報261
を受信し、受信した画像表示装置情報261を画像表示
装置情報262として表示属性変更制御手段211に渡
す。
【0242】ステップ1403の処理で、表示属性変更
制御手段211は、ステップ1402の処理で取得した
画像表示装置情報262の内容を参照し、画像表示装置
110が、表示属性を変更可能な装置であるかどうかを
調べる。画像表示装置110が、表示属性を変更可能な
装置である場合には、ステップ1404の処理に進み、
表示属性の変更が可能であることを示す属性変更フラグ
を設定する。
【0243】ステップ1403の処理で画像表示装置情
報262の内容を調べた結果、画像表示装置110が表
示属性を変更可能な装置ではない場合や、画像表示装置
110からの画像表示装置情報262の送信が無い場合
には、表示属性の変更ができないものとして前記属性変
更フラグの設定を行わずに初期化処理を終了する。
【0244】図29は、本実施形態のアプリケーション
プログラム200の表示属性変更処理の処理手順を示す
フローチャートである。図29に示す様に、アプリケー
ションプログラム200の表示属性変更処理では、アプ
リケーションプログラム200によって動画データを再
生するときに動画データを再生する動画ウィンドウを高
コントラストで表示する表示属性変更処理の概要を表し
ている。
【0245】まず、ステップ1501の処理でユーザが
動画データを再生するアプリケーションプログラム20
0を起動すると、ステップ1502の処理でオペレーテ
ィングシステム210に動画データを格納したファイル
の一覧を問い合わせる。
【0246】ステップ1511の処理でオペレーティン
グシステム210が、ファイルメニューを開くと、ステ
ップ1502の処理でユーザは再生したい動画データの
ファイルを選択する。
【0247】ステップ1503の処理で、アプリケーシ
ョンプログラム200が、オペレーティングシステム2
10に対して前記動画ウィンドウを表示させる描画命令
を出すと、ステップ1512の処理で、オペレーティン
グシステム210は、前記描画命令によって指定された
領域情報を用いて動画ウィンドウを表示する様に画像表
示デバイスドライバ240に命令し、ステップ2901
の処理で画像表示デバイスドライバ240が表示データ
を表示メモリ106に格納することにより画像表示装置
110に動画ウィンドウが表示される。
【0248】続いて、ステップ1504の処理で、アプ
リケーションプログラム200の領域属性情報生成手段
201は、前記動画ウィンドウが高コントラストとなる
様に、前記動画ウィンドウの表示の際に指定した領域情
報と動画データのコントラスト値を示す属性情報とによ
り領域属性情報250を生成し、前記表示した動画ウィ
ンドウを高コントラスト化する高コントラスト化命令を
オペレーティングシステム210に指示する。
【0249】ステップ1513の処理で、オペレーティ
ングシステム210の表示属性変更制御手段211は、
領域属性情報取得手段213によりアプリケーションプ
ログラム200からの前記高コントラスト化命令を受け
取ると、初期化処理で設定した属性変更フラグを参照
し、画像表示装置110が表示属性を変更可能な装置で
ある場合には、画像表示デバイスドライバ240に領域
属性情報251を伝え、高コントラスト化を指示する。
【0250】ステップ2902の処理で、画像表示デバ
イスドライバ240は、表示コントローラ105の色情
報制御レジスタ、領域開始位置レジスタ及び領域終了位
置レジスタに前記高コントラスト化を行う為の領域属性
情報251を設定する。
【0251】表示コントローラ105は、受け取った領
域属性情報251を使用し、領域判定手段2600によ
り動画データが表示される特定領域を判定して、前記特
定領域のコントラスト値を示す属性制御信号を動画デー
タの画像信号と共に画像表示装置110に送る。
【0252】ステップ1505の処理で、アプリケーシ
ョンプログラム200は、表示属性が動画データ用の高
コントラスト値に変更された動画ウィンドウに動画を再
生し、ステップ1506の処理で再生する動画データが
終了した場合には、ステップ1507の処理に進む。
【0253】動画データの再生が終了しステップ150
7の処理に進むと、アプリケーションプログラム200
の領域属性情報生成手段201は、動画ウィンドウの表
示属性をデフォルトの値に戻す為の領域属性情報250
を作成し、オペレーティングシステム210に対し、デ
フォルトコントラスト化命令を出力する。
【0254】ステップ1514の処理で、オペレーティ
ングシステム210の表示属性変更制御手段211は、
領域属性情報取得手段213によりアプリケーションプ
ログラム200からデフォルトコントラスト化命令を受
け取ると、デフォルトコントラスト化を行う為の領域属
性情報251を画像表示デバイスドライバ240に伝
え、動画ウィンドウの表示属性をデフォルトの値に戻す
デフォルトコントラスト化を指示する。
【0255】ステップ2903の処理で、画像表示デバ
イスドライバ240は、表示コントローラ105の色情
報制御レジスタ、領域開始位置レジスタ及び領域終了位
置レジスタに前記デフォルトコントラスト化を行う為の
領域属性情報251を設定し、指定された動画ウィンド
ウのコントラストをデフォルトの値に戻す。
【0256】ステップ1508の処理で、アプリケーシ
ョンプログラム200が動画ウィンドウを閉じる命令を
アプリケーションプログラム200に送ると、オペレー
ティングシステム210はステップ1515の処理で動
画ウィンドウを消し、アプリケーションプログラム20
0は、動画データを再生する処理を終了する。
【0257】図30は、本実施形態の色情報制御レジス
タ、領域開始位置レジスタ及び領域終了位置レジスタの
概要を示す図である。図30に示す様に、色情報制御レ
ジスタ、領域開始位置レジスタ及び領域終了位置レジス
タでは、図30(a)の色情報制御レジスタは、領域0
〜3の表示データのコントラストを変更するかどうかを
示す属性情報を表しており、図30(b)の領域開始位
置レジスタ及び領域終了位置レジスタは、図30(a)
の色情報制御レジスタに対応してそれぞれ4つの領域情
報を表している。
【0258】図30(a)の色情報制御レジスタのレジ
スタ幅は8ビットで、2制御ビットの4領域(領域0〜
3)で構成されており、各制御ビット(Xは0〜3で領域
番号を示す)は、(CCX1,CCX0)=(0,0)のとき、制御
オフで通常コントラスト、(CCX1,CCX0)=(0,1)のと
き、制御オンで通常コントラストの2倍のコントラス
ト、(CCX1,CCX0)=(1,0)のとき、制御オンで通常コ
ントラストの3倍のコントラスト、(CCX1,CCX0)=(1,
1)のとき、制御オンで通常コントラストの4倍のコン
トラストに制御することを示している。
【0259】図30(b)の領域開始位置レジスタ及び
領域終了位置レジスタは、32ビット幅を持ち、領域0
開始位置レジスタは、X方向開始位置を表す16ビット
幅のX0SとY方向開始位置を表す16ビット幅のY0
Sとで構成され、領域1、2及び3開始位置レジスタも
同様に構成されている。
【0260】領域0終了位置レジスタは、X方向終了位
置を表す16ビット幅のX0Eと、Y方向終了位置を表
す16ビット幅のY0Sとで構成されており、領域1、
2及び3終了位置レジスタも同様に構成されている。
【0261】図31は、本実施形態の表示コントローラ
105の内部構成を示す図である。図31に示す様に、
表示コントローラ105では、色情報コントローラ24
00で画像信号の表示属性を変更する為の属性制御信号
2500を生成しており、画像表示装置110であるC
RTディスプレイ322側でその属性制御信号2500
を用いてコントラスト等の表示属性の調節をすることが
可能で、また、ブライトネス、色温度、γ特性、RGB
レベル等の調節を行っても良い。
【0262】前記の色情報コントローラ2400から生
成される属性制御信号2500は、画像信号を送信する
ケーブル中の空きの信号線により画像表示装置110に
送られるものとする。尚、属性制御信号2500をUS
Bコントローラ107を介して画像表示装置110に送
ることとしても良い。
【0263】表示コントローラ105は、CPUインタ
フェース・コントローラ2100により、CPU101
と表示コントローラ105との間のアクセスを制御して
おり、表示メモリ・インタフェース・コントローラ22
00は、表示コントローラ105と表示メモリ106と
の間のアクセスを制御している。
【0264】CPU101から表示メモリ106にデー
タを設定する場合、または逆にデータをCPU101に
読み出す場合には、CPU101、ホストバス301、
メモリコントローラ302、システムバス306、表示
コントローラ105(CPUインタフェース・コントロ
ーラ2100、表示メモリ・インタフェース・コントロ
ーラ2200)及び表示メモリ106の経路でデータの
やりとりを行う。
【0265】また、CPUインタフェース・コントロー
ラ2100は、CRTコントローラ2300や色情報コ
ントローラ2400にあるレジスタへのCPU101か
らのデータ設定及び読み出しも制御する。
【0266】CRTコントローラ2300は、水平同期
信号Hsync、垂直同期信号Vsyncを生成し、更
に、表示データの読み出しの為の位置情報2350を表
示メモリ・インタフェース・コントローラ2200に与
え、表示メモリ106から表示に必要なデータである原
表示データ2203を読み出す。
【0267】図32は、本実施形態の色情報コントロー
ラ2400の内部構成を示す図である。図32に示す様
に、色情報コントローラ2400では、表示画面上の特
定領域の表示属性を変更する為の領域属性情報251が
設定される記憶手段である領域開始位置レジスタ及び領
域終了位置レジスタ並びに色情報制御レジスタ2640
を備えている。
【0268】尚、図では、領域開始位置レジスタ及び領
域終了位置レジスタとして領域0開始位置レジスタ26
10及び領域0終了位置レジスタ2620のみを示して
いるが、領域1〜3の領域開始位置レジスタ及び領域終
了位置レジスタについても領域0の場合と同様に備えら
れているものとする。
【0269】CPU101からのデータである領域属性
情報251が、CPUインタフェース・コントローラ2
100からのデータ信号2102により、領域0開始位
置レジスタ2610及び領域0終了位置レジスタ262
0並びに色情報制御レジスタ2640にそれぞれ設定さ
れる。
【0270】比較器2630は、領域判定手段2600
に相当し、CRTコントローラ2300からの位置情報
2350と、領域0開始位置レジスタ2610の設定デ
ータ2611及び領域0終了位置レジスタ2620の設
定データ2621とを比較し、比較結果を制御信号26
31に出力する。
【0271】色情報コントローラ2400では、色情報
制御レジスタ2640の設定データ2641をDAC2
560で変換したアナログ信号2541と設定データ2
641とをマルチプレクサ2550、マルチプレクサ2
559及びマルチプレクサ2650で選択して属性制御
信号2500に出力している。マルチプレクサ2550
及びマルチプレクサ2559の選択動作の制御は制御信
号2631で行う。
【0272】マルチプレクサ2550は、CRTコント
ローラ2300の位置情報2350が領域0の範囲(X
方向領域情報がX0S以上でX0E以下で、かつY方向
領域情報がY0S以上でY0E以下の場合)にあれば、
出力された制御信号2631により、色情報制御レジス
タ2640の設定データ2641をDAC2560で変
換したアナログ信号2541を選択して制御信号255
1にその値を出力し、それ以外は“0”を出力する。
【0273】マルチプレクサ2559は、CRTコント
ローラ2300の位置情報2350が領域0の範囲(X
方向領域情報がX0S以上でX0E以下で、かつY方向
領域情報がY0S以上でY0E以下の場合)にあれば、
出力された制御信号2631により色情報制御レジスタ
2640の設定データ2641を選択して制御信号25
58にその値を出力し、それ以外は“0”を出力する。
【0274】制御信号2558と制御信号2551は、
制御信号2700によりマルチプレクサ2650で選択
され、属性制御信号2500に出力される。制御信号2
700は予め固定しておいても良いし、情報処理装置1
00に接続されたCRTディスプレイ322の種別情報
で制御しても良い。
【0275】図33は、本実施形態のパレット2520
の内部構成を示す図である。図33に示す様に、パレッ
ト2520では、表示データを格納したパレットRAM
2526は、赤表示データR、緑表示データG、青表示
データB各8ビットのブロックを16個有し、各ブロッ
クへのデータ設定は、CPUインタフェース・コントロ
ーラ2100からのデータ信号2102で行う。
【0276】原表示データ2203(ここでは4ビッ
ト)の情報により、マルチプレクサ2529がR0〜R
15の内の1つを選択してデジタルデータ2521に出
力し、マルチプレクサ2528がG0〜G15の内の1
つを選択してデジタルデータ2522に出力し、マルチ
プレクサ2527がB0〜B15の内の1つを選択して
デジタルデータ2523に出力する。
【0277】図34は、本実施形態の比較器2630の
内部構成を示す図である。図34に示す様に、比較器2
630では、コンパレータ2632は、位置情報235
0のX方向データと領域0開始位置レジスタ2610の
X0Sとを比較し、位置情報2350のX方向データが
領域0開始位置レジスタ2610のX0S以上であれ
ば、信号26320に“1”を出力し、それ以外であれ
ば“0”を出力する。
【0278】コンパレータ2633は、位置情報235
0のX方向データと領域0終了位置レジスタ2620の
X0Eとを比較し、位置情報2350のX方向データが
領域0開始位置レジスタ2610のX0E以下であれ
ば、信号26330に“1”を出力し、それ以外であれ
ば“0”を出力する。
【0279】コンパレータ2634は、位置情報235
0のY方向データと領域0開始位置レジスタ2610の
Y0Sとを比較し、位置情報2350のY方向データが
領域0開始位置レジスタ2610のY0S以上であれ
ば、信号26340に“1”を出力し、それ以外であれ
ば“0”を出力する。
【0280】コンパレータ2635は、位置情報235
0のY方向データと領域0終了位置レジスタ2620の
Y0Eとを比較し、位置情報2350のY方向データが
領域0終了位置レジスタ2620のY0E以下であれ
ば、信号26350に“1”を出力し、それ以外であれ
ば“0”を出力する。
【0281】アンドゲート2636は、信号26320
及び26330が共に“1”の時(位置情報2350の
X方向データがX0S以上でX0E以下の場合)に信号
26361に“1”を出力する。
【0282】同様に、アンドゲート2637は、信号2
6340及び26350が共に“1”の時(位置情報2
350のY方向データがY0S以上でY0E以下の場
合)に信号26371に“1”を出力する。
【0283】アンドゲート2638は、信号26361
及び26371が共に“1”の時(位置情報2350の
X方向データがX0S以上でX0E以下でかつ、位置情
報2350のY方向データがY0S以上でY0E以下の
場合)に制御信号2631に“1”を出力する。
【0284】即ち、CRTコントローラ2300からの
位置情報2350のX方向データがX0S以上でX0E
以下でかつ、位置情報2350のY方向データがY0S
以上でY0E以下の場合のみ、制御信号2631が
“1”となる。
【0285】図35は、本実施形態の色情報コントロー
ラ2400の動作のタイミングチャートを示す図であ
る。図35に示す様に、色情報コントローラ2400の
動作では、属性制御信号2500は、アナログ表示デー
タ2501〜2503に同期して出力され、CRTディ
スプレイ322側では、与えられたアナログ表示データ
2501〜2503と属性制御信号2500の情報によ
りコントラスト等の表示属性の調節を行うことが可能で
あり、また、ブライトネス、色温度、γ特性、RGBレ
ベル等の調節を行っても良い。
【0286】この様に、領域0開始位置レジスタ261
0、領域0終了位置レジスタ2620及び色情報制御レ
ジスタ2640で任意の領域の表示属性を制御できる。
【0287】本実施形態の画像表示システムでは領域0
のみで説明しているが、領域0の場合と同様にして領域
1、領域2及び領域3の複数の領域においても各領域開
始位置レジスタ及び領域終了位置レジスタ並びに色情報
制御レジスタ2640を用いて表示属性の制御ができ
る。
【0288】図36は、本実施形態の画像表示装置11
0の一具体例を示す図である。図36に示す様に、画像
表示装置110では、情報処理装置100から送られて
くる属性制御信号2500を用いて、画像表示装置11
0側で画像信号の表示属性を変更する表示属性変換手段
2601の例を表しており、情報処理装置100から送
られてきた属性制御信号2500をバッファ/DAC3
600を介して可変電源2306に接続し、属性制御信
号2500に応じて可変電源2306を制御している。
【0289】情報処理装置100が表示データの特定領
域に応じて属性制御信号2500を送れば、画像表示装
置110の表示属性変換手段2601では特定領域のみ
の表示属性が変更され、例えば画像Bのみが高コントラ
ストとなる。
【0290】以上説明した様に、本実施形態の画像表示
システムによれば、特定領域内にある表示データを情報
処理装置100で判定して画像信号及び対応する属性制
御信号2500を画像表示装置110に送信し、表示デ
ータの表示属性を画像表示装置110で変更するので、
特定領域の表示属性を変更する処理を情報処理装置10
0と画像表示装置110とで分散して行うことが可能で
ある。
【0291】(実施形態3)以下に、特定領域内の表示
データに対応する表示メモリ上の記憶部分に属性情報を
展開して属性データを格納した後、表示データ及び対応
する属性データを読み出して情報処理装置から画像表示
装置に送信し、前記特定領域の表示属性を画像表示装置
で変更して表示する実施形態3の画像表示システムにつ
いて説明する。
【0292】図37は、本実施形態の画像表示システム
の概略構成を示す図である。図37に示す様に、この画
像表示システムでは、表示データ及び属性データを格納
した表示メモリ106を備える情報処理装置100に、
画像信号の表示属性を変更する表示属性変換手段260
1を備える画像表示装置110が接続されている。
【0293】本実施形態の画像表示システムでは、情報
処理装置100の表示コントローラ105で表示メモリ
106から表示データ及び属性データを読み出し、情報
処理装置100から画像表示装置110に画像信号及び
属性制御信号2500を送信して、画像表示装置110
で表示属性変換手段2601により表示属性の変更を行
った後に表示を行う。
【0294】情報処理装置100のCPU101は、情
報処理装置100全体の制御を行うプロセッサであり、
メインメモリ102にロードされたアプリケーションプ
ログラム200、オペレーティングシステム210、U
SBデバイスドライバ230及び画像表示デバイスドラ
イバ240等のプログラム群を実際に解釈実行し、情報
処理装置100全体の制御を行っている。
【0295】情報処理装置100のHDD103は、ア
プリケーションプログラム200、オペレーティングシ
ステム210、GUIプログラム、APIプログラム、
USBデバイスドライバ230及び画像表示デバイスド
ライバ240等のプログラムを格納した記録媒体であ
り、DVD104は、画像表示装置110に表示するテ
キスト、静止画像及び動画像等の表示データを格納した
記録媒体である。
【0296】情報処理装置100の表示コントローラ1
05は、画像表示装置110に表示する表示データを記
憶する表示メモリ106への書き込みを制御し、表示メ
モリ106から表示データを読み出して画像信号を生成
し画像表示装置110に送信する表示制御手段であり、
領域属性情報251に基づいて表示メモリ106に展開
された属性データにより生成した、画像信号の表示属性
を変更する為の属性制御信号2500を画像表示装置1
10に送信する。
【0297】情報処理装置100の表示メモリ106
は、表示画面上の特定領域の表示属性を変更する為の領
域属性情報251が示す特定領域内の属性情報が展開さ
れる記憶部分を有している。
【0298】情報処理装置100のUSBコントローラ
107は、USB規格に従って、表示画面上の特定領域
の表示属性を変更して表示する表示能力を問い合わせる
問い合わせ信号やその応答である報告信号を画像表示装
置110との間で送受信する通信手段である。
【0299】画像表示装置110のCPU111は、R
OM112の一部に格納された(図示せず)制御プログ
ラムを解釈実行し画像表示装置110全体の制御を行う
プロセッサである。
【0300】画像表示装置110のROM112は、画
像表示装置110が表示属性変換手段2601を備えて
いるかどうか等の、特定領域の表示属性を変更して表示
する表示能力を示す画像表示装置情報を格納した記録媒
体であり、表示属性変換手段2601は、画像表示装置
110に入力された画像信号の表示属性を属性制御信号
に従って変更する手段である。
【0301】画像表示装置110のUSBコントローラ
115は、USB規格に従って、表示画面上の特定領域
の表示属性を変更して表示する表示能力を問い合わせる
問い合わせ信号やその応答である報告信号を情報処理装
置100との間で送受信する通信手段である。
【0302】図38は、本実施形態の画像表示システム
の処理概要を示す図である。図38に示す様に、この画
像表示システムでは、表示属性の変更を行う領域を判定
する領域判定手段3800を備える画像表示デバイスド
ライバ240を情報処理装置100に有し、画像信号の
表示属性を変更する表示属性変換手段2601を画像表
示装置110に有しており、領域判定手段3800及び
表示属性変換手段2601で特定領域表示属性変換手段
113に相当している。
【0303】情報処理装置100のアプリケーションプ
ログラム200は、情報処理装置100を操作している
オペレータに直接見える部分(GUI)とオペレーティ
ングシステム210との仲介を行っているプログラムで
ある。
【0304】情報処理装置100のオペレーティングシ
ステム210は、アプリケーションプログラム200と
USBデバイスドライバ230や画像表示デバイスドラ
イバ240等ハードウェアを直接制御するプログラム部
位とを結び、システムの中核を成す基本プログラムであ
る。
【0305】情報処理装置100の画像表示デバイスド
ライバ240は、オペレーティングシステム210と表
示コントローラ105や表示メモリ106といったハー
ドウェア部位との間に入り、表示コントローラ105の
内部レジスタ(図示せず)や表示メモリ106を読み書
きし、オペレーティングシステム210からの描画命令
を具体化するプログラムである。
【0306】情報処理装置100のアプリケーションプ
ログラム200は、画像表示装置110の表示画面上の
特定領域の表示属性を変更させるべきことを検出したと
きに、画像表示装置110の表示画面上の特定領域の表
示属性を変更する為の情報である領域属性情報250を
アプリケーションプログラム200で生成し、オペレー
ティングシステム210に渡す領域属性情報生成手段2
01を備えている。
【0307】情報処理装置100のオペレーティングシ
ステム210は、表示画面上の特定領域の表示属性を変
更して表示する表示能力を問い合わせ、前記問い合わせ
に対する応答を受け取って情報処理装置100全体の表
示属性変更処理を制御する表示属性変更制御手段211
と、画像表示装置110の表示画面上の特定領域の表示
属性を変更させるべきことを検出したときに領域属性情
報251をオペレーティングシステム210で生成する
領域属性情報生成手段212と、アプリケーションプロ
グラム200の領域属性情報生成手段201が生成した
領域属性情報250を取得する領域属性情報取得手段2
13とを備えている。
【0308】また、オペレーティングシステム210
は、USB規格に従って、領域属性情報251及び画像
表示装置情報260とUSBデータ・パケットとの変換
を行い、情報処理装置100と画像表示装置110との
間で画像表示装置情報261を送受信するUSBデバイ
スドライバ230と、表示データを表示メモリ106に
格納する画像表示デバイスドライバ240とを備えてい
る。
【0309】USBデバイスドライバ230は、USB
コントローラ107を制御して、表示画面上の特定領域
の表示属性を変更して表示する表示能力を問い合わせる
問い合わせをUSBコントローラ107から送信し、前
記問い合わせに対する応答である、表示画面上の特定領
域の表示属性を変更して表示する表示能力を示す報告を
USBコントローラ107から受け取るものである。
【0310】画像表示デバイスドライバ240の領域判
定手段3800は、領域属性情報251の領域情報を用
いて、表示メモリ106に格納された表示データが表示
属性を変更する特定領域内にあるかどうかを判定し、当
該表示データが前記特定領域内にある場合に、当該表示
データに対応付けられた表示メモリ106上の特定のア
ドレスにある、表示画面上の特定領域の表示属性を変更
する為の領域属性情報251が展開される記憶部分に属
性データを格納する手段である。
【0311】尚、本実施形態の画像表示システムの領域
属性情報250及び画像表示装置情報260では、表1
〜表4に示したものと同様な情報が用いられるものとす
る。また、情報処理装置100と画像表示装置110と
間で領域属性情報250や画像表示装置情報260を送
受信する通信手段は、実施形態1に示した様にUSB以
外のDDC等の通信手段を用いても良い。
【0312】以下に、本実施形態の画像表示システムに
おいて特定領域の表示属性を変更する際のアプリケーシ
ョンプログラム200の処理について説明する。尚、オ
ペレーティングシステム210の初期化処理については
実施形態2で説明したものと同様とする。
【0313】図39は、本実施形態のアプリケーション
プログラム200の表示属性変更処理の処理手順を示す
フローチャートである。図39に示す様に、アプリケー
ションプログラム200の表示属性変更処理では、アプ
リケーションプログラム200によって動画データを再
生するときに動画データを再生する動画ウィンドウを高
コントラストで表示する表示属性変更処理の概要を表し
ている。
【0314】まず、ステップ1501の処理でユーザが
動画データを再生するアプリケーションプログラム20
0を起動すると、ステップ1502の処理でオペレーテ
ィングシステム210に動画データを格納したファイル
の一覧を問い合わせる。
【0315】ステップ1511の処理でオペレーティン
グシステム210が、ファイルメニューを開くと、ステ
ップ1502の処理でユーザは再生したい動画データの
ファイルを選択する。
【0316】ステップ1503の処理で、アプリケーシ
ョンプログラム200が、オペレーティングシステム2
10に対して前記動画ウィンドウを表示させる描画命令
を出すと、ステップ1512の処理で、オペレーティン
グシステム210は、前記描画命令によって指定された
領域情報を用いて動画ウィンドウを表示する様に画像表
示デバイスドライバ240に命令し、ステップ2901
の処理で画像表示デバイスドライバ240が表示データ
を表示メモリ106に格納することにより画像表示装置
110に動画ウィンドウが表示される。
【0317】続いて、ステップ1504の処理で、アプ
リケーションプログラム200の領域属性情報生成手段
201は、前記動画ウィンドウが高コントラストとなる
様に、前記動画ウィンドウの表示の際に指定した領域情
報と動画データのコントラスト値を示す属性情報とによ
り領域属性情報250を生成し、前記表示した動画ウィ
ンドウを高コントラスト化する高コントラスト化命令を
オペレーティングシステム210に指示する。
【0318】ステップ1513の処理で、オペレーティ
ングシステム210の表示属性変更制御手段211は、
領域属性情報取得手段213によりアプリケーションプ
ログラム200からの前記高コントラスト化命令を受け
取ると、初期化処理で設定した属性変更フラグを参照
し、画像表示装置110が表示属性を変更可能な装置で
ある場合には、画像表示デバイスドライバ240に領域
属性情報251を伝え、高コントラスト化を指示する。
【0319】ステップ3901の処理で、画像表示デバ
イスドライバ240は、領域判定手段3800により動
画データが表示される特定領域を判定して、表示メモリ
106上の動画データに対応する記憶部分に前記特定領
域のコントラスト値を示す属性情報を展開して属性デー
タを格納する。表示コントローラ105は、表示メモリ
106に展開された属性データを読み出して動画データ
と共に画像表示装置110に送る。
【0320】ステップ1505の処理で、アプリケーシ
ョンプログラム200は、表示属性が動画データ用の高
コントラスト値に変更された動画ウィンドウに動画を再
生し、ステップ1506の処理で再生する動画データが
終了した場合には、ステップ1507の処理に進む。
【0321】動画データの再生が終了しステップ150
7の処理に進むと、アプリケーションプログラム200
の領域属性情報生成手段201は、動画ウィンドウの表
示属性をデフォルトの値に戻す為の領域属性情報250
を作成し、オペレーティングシステム210に対し、デ
フォルトコントラスト化命令を出力する。
【0322】ステップ1514の処理で、オペレーティ
ングシステム210の表示属性変更制御手段211は、
領域属性情報取得手段213によりアプリケーションプ
ログラム200からデフォルトコントラスト化命令を受
け取ると、デフォルトコントラスト化を行う為の領域属
性情報251を画像表示デバイスドライバ240に伝
え、動画ウィンドウの表示属性をデフォルトの値に戻す
デフォルトコントラスト化を指示する。
【0323】ステップ3902の処理で、画像表示デバ
イスドライバ240は、表示メモリ106上の動画デー
タに対応する記憶部分に前記デフォルトコントラスト値
を示す属性情報を展開して属性データを格納し、指定さ
れた動画ウィンドウのコントラストをデフォルトの値に
戻す。
【0324】ステップ1508の処理で、アプリケーシ
ョンプログラム200が動画ウィンドウを閉じる命令を
アプリケーションプログラム200に送ると、オペレー
ティングシステム210はステップ1515の処理で動
画ウィンドウを消し、アプリケーションプログラム20
0は、動画データを再生する処理を終了する。
【0325】本実施形態の画像表示システムでは、実施
形態2で色情報制御レジスタ2640に格納していた属
性情報を展開した属性データを、対応する表示データと
共に表示メモリ106に格納しており、前記の様に表示
メモリ106上に表示データと属性データを配置する代
表的な例には、図40に示す様なプレーン方式と図41
に示す様なパックド・ピクセル方式がある。
【0326】図40は、本実施形態の表示メモリ106
の配置(プレーン方式)の概要を示す図である。図40
に示す様に、表示メモリ106の配置(プレーン方式)
では、1画素の表示データと属性データを奥行き方向に
配置する記憶部分を有しており、表示データとして(P0
0,P01,P02,P03)、(P10,P11,P12,P13)…、属性データ
として(C00,C01)、(C10,C11)…等の、表示データの
4ビット、表示データの属性データである2ビットの計
6ビットで1画素を構成している。
【0327】図41は、本実施形態の表示メモリ106
の配置(パックド・ピクセル方式)の概要を示す図であ
る。図41に示す様に、表示メモリ106の配置(パッ
クド・ピクセル方式)では、1画素の表示データ及び属
性データを連続的に配置する記憶部分を有しており、表
示データとして(P00,P01,P02,P03)、(P10,P11,P12,P
13)…、属性データとして(C00,C01)、(C10,C11)…
等の、表示データの4ビット、表示データの属性データ
である2ビットの計6ビットで1画素を構成している。
【0328】もし、ユーザが画像表示装置110(CR
Tディスプレイ322または液晶ディスプレイ323)
のコントラストやシャープネス等を変更する場合には、
オペレーティングシステム210の画像表示デバイスド
ライバ240の領域判定手段3800を用いて、表示コ
ントローラ105の表示メモリ106に表示データ(P0
0,P01等)及び属性データ(C00,C01等)を展開する。
【0329】図42は、本実施形態の表示コントローラ
105の内部構成を示す図である。図42に示す様に、
表示コントローラ105では、表示メモリ106から属
性データ2202を入力して色情報コントローラ240
0で属性制御信号2500を生成しており、画像表示装
置110であるCRTディスプレイ322側でその属性
制御信号2500を用いてコントラスト等の表示属性の
調節をすることが可能で、また、ブライトネス、色温
度、γ特性、RGBレベル等の調節を行っても良い。
【0330】前記の色情報コントローラ2400から生
成される属性制御信号2500は、画像信号を送信する
ケーブル中の空きの信号線により画像表示装置110に
送られるものとする。尚、属性制御信号2500をUS
Bコントローラ107を介して画像表示装置110に送
ることとしても良い。
【0331】CRTコントローラ2300は、水平同期
信号Hsync、垂直同期信号Vsyncを生成し、更
に、表示データ読み出しの為の位置情報2350を表示
メモリ・インタフェース・コントローラ2200に与
え、表示メモリ106から表示に必要なデータである原
表示データ2203及び属性データ2202を読み出
す。
【0332】図43は、本実施形態の色情報コントロー
ラ2400の内部構成を示す図である。図43に示す様
に、色情報コントローラ2400では、属性データ22
02をDAC2560で変換したアナログ信号2541
と属性データ2202をマルチプレクサ2550で選択
して属性制御信号2500に出力している。
【0333】マルチプレクサ2550の選択動作の制御
は、制御信号2700で行う。制御信号2700は、予
めどちらかに固定しておいても良いし、情報処理装置1
00に接続されたCRTディスプレイ322の種別情報
で制御しても良い。
【0334】図44は、本実施形態の色情報コントロー
ラ2400の動作のタイミングチャートを示す図であ
る。図44に示す様に、色情報コントローラ2400の
動作では、属性制御信号2500は、アナログ表示デー
タ2501〜2503に同期して出力される。画像表示
装置110であるCRTディスプレイ322側では、与
えられたアナログ表示データ2501〜2503と属性
制御信号2500の情報によりコントラスト等の表示属
性の調節を行うことが可能であり、また、ブライトネ
ス、色温度、γ特性、RGBレベル等の調節を行っても
良い。
【0335】また、本実施形態の画像表示システムで
は、実施形態2の図36に示したものと同様な画像表示
装置110を用いることができる。
【0336】以上説明した様に、本実施形態の画像表示
システムによれば、特定領域内にある表示データを情報
処理装置100で判定して対応する属性データ2202
を表示メモリ106に格納するので、ピクセル毎に表示
属性を制御することが可能であり、表示データ及び属性
データ2202を同列に扱うことで表示データの原画像
を作成するデザイナーの表現における制約が少なくな
る。
【0337】また、本実施形態の画像表示システムによ
れば、表示データの表示位置を移動させる場合には、表
示データが特定領域内にあるかどうかを判定すること無
く、表示データと共に対応する属性データ2202を移
動させれば良いので、表示属性を変更した特定領域の表
示データの移動を高速に行うことが可能である。
【0338】また、本実施形態の画像表示システムによ
れば、表示メモリ106中の記憶部分に表示データに対
応する属性データ2202を格納するので、属性データ
2202を格納する為の記憶手段を新たに備えることな
く、属性データ2202の格納を行うことが可能であ
る。
【0339】(実施形態4)以下に、特定領域内の表示
属性を情報処理装置で変更し、前記表示属性を変更した
画像信号を画像表示装置で表示する実施形態4の画像表
示システムについて説明する。
【0340】図45は、本実施形態の画像表示システム
の概略構成を示す図である。図45に示す様に、この画
像表示システムでは、表示画面上の特定領域の表示属性
を変更する特定領域表示属性変換手段4500を備える
情報処理装置100に、特定領域の表示属性を変更した
画像信号を入力して表示する画像表示装置110が接続
されている。
【0341】本実施形態の画像表示システムでは、情報
処理装置100の表示コントローラ105の特定領域表
示属性変換手段4500により特定領域の表示属性の変
更を行った後、情報処理装置100から画像表示装置1
10に画像信号を送信して表示を行う。
【0342】情報処理装置100のCPU101は、情
報処理装置100全体の制御を行うプロセッサであり、
メインメモリ102にロードされたアプリケーションプ
ログラム200、オペレーティングシステム210、U
SBデバイスドライバ230及び画像表示デバイスドラ
イバ240等のプログラム群を実際に解釈実行し、情報
処理装置100全体の制御を行っている。
【0343】情報処理装置100のHDD103は、ア
プリケーションプログラム200、オペレーティングシ
ステム210、GUIプログラム、APIプログラム、
USBデバイスドライバ230及び画像表示デバイスド
ライバ240等のプログラムを格納した記録媒体であ
り、DVD104は、画像表示装置110に表示するテ
キスト、静止画像及び動画像等の表示データを格納した
記録媒体である。
【0344】情報処理装置100の表示コントローラ1
05は、画像表示装置110に表示する表示データを記
憶する表示メモリ106への書き込みを制御し、表示メ
モリ106から表示データを読み出して画像信号を生成
し画像表示装置110に送信する表示制御手段であり、
表示画面上の特定領域の表示属性を変更する為の領域属
性情報251が設定される記憶手段である複数のレジス
タを有し、領域属性情報251に基づいて表示属性を変
更した画像信号を画像表示装置110に送信する。
【0345】情報処理装置100のUSBコントローラ
107は、USB規格に従って、表示画面上の特定領域
の表示属性を変更して表示する表示能力を問い合わせる
問い合わせ信号やその応答である報告信号を画像表示装
置110との間で送受信する通信手段である。
【0346】画像表示装置110のCPU111は、R
OM112の一部に格納された(図示せず)制御プログ
ラムを解釈実行し画像表示装置110全体の制御を行う
プロセッサである。
【0347】画像表示装置110のROM112は、画
像表示装置110が表示画面上の特定領域の表示属性を
変更した画像信号を表示可能であるかどうか等の画像表
示装置情報260を格納した記録媒体である。
【0348】画像表示装置110のUSBコントローラ
115は、USB規格に従って、問い合わせ信号やその
応答である報告信号を情報処理装置100との間で送受
信する通信手段である。
【0349】図46は、本実施形態の画像表示システム
の処理概要を示す図である。図46に示す様に、この画
像表示システムでは、特定領域の表示属性を変更する特
定領域表示属性変換手段4500を情報処理装置100
に有している。
【0350】情報処理装置100のアプリケーションプ
ログラム200は、情報処理装置100を操作している
オペレータに直接見える部分(GUI)とオペレーティ
ングシステム210との仲介を行っているプログラムで
ある。
【0351】情報処理装置100のオペレーティングシ
ステム210は、アプリケーションプログラム200と
USBデバイスドライバ230や画像表示デバイスドラ
イバ240等ハードウェアを直接制御するプログラム部
位とを結び、システムの中核を成す基本プログラムであ
る。
【0352】情報処理装置100の画像表示デバイスド
ライバ240は、オペレーティングシステム210と表
示コントローラ105や表示メモリ106といったハー
ドウェア部位との間に入り、表示コントローラ105の
内部レジスタ(図示せず)や表示メモリ106を読み書
きし、オペレーティングシステム210からの描画命令
を具体化するプログラムである。
【0353】情報処理装置100のアプリケーションプ
ログラム200は、画像表示装置110の表示画面上の
特定領域の表示属性を変更させるべきことを検出したと
きに、画像表示装置110の表示画面上の特定領域の表
示属性を変更する為の情報である領域属性情報250を
アプリケーションプログラム200で生成し、オペレー
ティングシステム210に渡す領域属性情報生成手段2
01を備えている。
【0354】情報処理装置100のオペレーティングシ
ステム210は、表示画面上の特定領域の表示属性を変
更して表示する表示能力を問い合わせ、前記問い合わせ
に対する応答を受け取って情報処理装置100全体の表
示属性変更処理を制御する表示属性変更制御手段211
と、画像表示装置110の表示画面上の特定領域の表示
属性を変更させるべきことを検出したときに領域属性情
報251をオペレーティングシステム210で生成する
領域属性情報生成手段212と、アプリケーションプロ
グラム200の領域属性情報生成手段201が生成した
領域属性情報250を取得する領域属性情報取得手段2
13とを備えている。
【0355】また、オペレーティングシステム210
は、USB規格に従って、領域属性情報251及び画像
表示装置情報260とUSBデータ・パケットとの変換
を行い、情報処理装置100と画像表示装置110との
間で画像表示装置情報261を送受信するUSBデバイ
スドライバ230と、表示データを表示メモリ106に
格納する画像表示デバイスドライバ240とを備えてい
る。
【0356】USBデバイスドライバ230は、USB
コントローラ107を制御して、表示画面上の特定領域
の表示属性を変更して表示する表示能力を問い合わせる
問い合わせをUSBコントローラ107から送信し、前
記問い合わせに対する応答である、表示画面上の特定領
域の表示属性を変更して表示する表示能力を示す報告を
USBコントローラ107から受け取るものである。
【0357】尚、本実施形態の画像表示システムの領域
属性情報250及び画像表示装置情報260では、表1
〜表4に示したものと同様な情報が用いられるものとす
る。また、情報処理装置100と画像表示装置110と
間で領域属性情報250や画像表示装置情報260を送
受信する通信手段は、実施形態1に示した様にUSB以
外のDDC等の通信手段を用いても良い。
【0358】以下に、本実施形態の画像表示システムに
おいて特定領域の表示属性を変更する際のオペレーティ
ングシステム210の処理について説明する。尚、アプ
リケーションプログラム200の表示属性変更処理につ
いては実施形態2に示したものと同様とする。
【0359】図47は、本実施形態のオペレーティング
システム210による初期化処理の処理手順を示すフロ
ーチャートである。図47に示す様に、オペレーティン
グシステム210による初期化処理では、オペレーティ
ングシステム210により行われる表示属性変更処理の
初期化処理の概要を表しており、まず、ステップ140
1の処理で情報処理装置100の電源が投入されると、
ステップ1411の処理でUSBデバイスドライバ23
0によりUSBコントローラ107の初期化が行われ
る。
【0360】オペレーティングシステム210の表示属
性変更制御手段211は、ステップ1402の処理で、
画像表示装置110が特定領域の表示属性を変更した画
像信号を表示可能な装置であるかどうかを示す最大許容
入力電圧等の表示能力に関する問い合わせをUSBデバ
イスドライバ230に行う。
【0361】USBデバイスドライバ230は、ステッ
プ4701の処理で、表示画面上の特定領域の表示属性
を変更して表示する表示能力を問い合わせるパケットを
作成し、前記作成したパケットを問い合わせ信号として
USBコントローラ107を介して画像表示装置110
に送信する。
【0362】画像表示装置110は、前記問い合わせ信
号をUSBコントローラ115を介して情報処理装置1
00から受信し、情報処理装置100からの問い合わせ
に応える形で、特定領域の表示属性を変更した画像信号
を表示可能な装置であることを示す画像表示装置情報2
61格納したパケット作成し、前記作成したパケットを
報告信号としてUSBコントローラ115を介して情報
処理装置100へ送る。
【0363】情報処理装置100は、特定領域の表示属
性を変更した画像信号を表示可能な装置であるかどうか
を示す報告信号をUSBコントローラ107を介して画
像表示装置110から受信し、情報処理装置100のU
SBデバイスドライバ230は、ステップ4701の処
理で、USBコントローラ107を介して送られてきた
画像表示装置情報261を受信し、受信した画像表示装
置情報261を画像表示装置情報262として表示属性
変更制御手段211に渡す。
【0364】ステップ1403の処理で、表示属性変更
制御手段211は、ステップ1402の処理で取得した
画像表示装置情報262の内容を参照し、画像表示装置
110が、特定領域の表示属性を変更した画像信号を表
示可能な装置であるかどうかを調べる。画像表示装置1
10が、特定領域の表示属性を変更した画像信号を表示
可能な装置である場合には、ステップ1404の処理に
進み、特定領域の表示属性を変更した画像信号入力が可
能であることを示す属性変更フラグを設定する。
【0365】ステップ1403の処理で画像表示装置情
報262の内容を調べた結果、画像表示装置110が特
定領域の表示属性を変更した画像信号を表示可能な装置
ではない場合や、画像表示装置110からの画像表示装
置情報262の送信が無い場合には、特定領域の表示属
性の変更ができないものとして前記属性変更フラグの設
定を行わずに初期化処理を終了する。
【0366】以上の様に初期化が行われた後、オペレー
ティングシステム210の表示属性変更制御手段211
は、領域属性情報取得手段213によりアプリケーショ
ンプログラム200からの前記高コントラスト化命令を
受け取ると、初期化処理で設定した属性変更フラグを参
照し、画像表示装置110が表示属性を変更した画像信
号を表示可能な装置である場合には、画像表示デバイス
ドライバ240に領域属性情報251を伝え、高コント
ラスト化を指示する。
【0367】画像表示デバイスドライバ240は、表示
コントローラ105の各レジスタに前記高コントラスト
化を行う為の領域属性情報251を設定し、表示コント
ローラ105は、受け取った領域属性情報251を使用
し、特定領域表示属性変換手段4500により、動画デ
ータが表示される特定領域を判定してコントラスト値を
変更し、前記特定領域の表示属性を変更した画像信号を
画像表示装置110に送る。
【0368】図48は、本実施形態の表示コントローラ
105の内部構成を示す図である。図48に示す様に、
表示コントローラ105では、特定領域表示属性変換手
段4500に相当する色情報コントローラ2400に原
表示データ2203と位置情報2350とが入力されて
おり、色情報コントローラ2400でコントラスト等の
表示属性の調節をすることが可能で、また、ブライトネ
ス、色温度、γ特性、RGBレベル等の調節を行っても
良い。
【0369】CRTコントローラ2300は、水平同期
信号Hsync、垂直同期信号Vsyncを生成し、更
に、表示データ読み出しの為の位置情報2350を表示
メモリ・インタフェース・コントローラ2200に与
え、表示メモリ106から表示に必要なデータである原
表示データ2203を読み出す。
【0370】図49は、本実施形態の色情報コントロー
ラ2400の内部構成を示す図である。図49に示す様
に、色情報コントローラ2400では、表示画面上の特
定領域の表示属性を変更する為の領域属性情報251が
設定される記憶手段である領域開始位置レジスタ及び領
域終了位置レジスタ並びに色情報制御レジスタ2640
を備えている。
【0371】尚、図では、領域開始位置レジスタ及び領
域終了位置レジスタとして領域0開始位置レジスタ26
10及び領域0終了位置レジスタ2620のみを示して
いるが、領域1〜3の領域開始位置レジスタ及び領域終
了位置レジスタについても領域0の場合と同様に備えら
れているものとする。
【0372】CPU101からのデータである領域属性
情報251が、CPUインタフェース・コントローラ2
100からのデータ信号2102により、領域0開始位
置レジスタ2610及び領域0終了位置レジスタ262
0並びに色情報制御レジスタ2640にそれぞれ設定さ
れる。
【0373】比較器2630は、CRTコントローラ2
300からの位置情報2350と、領域0開始位置レジ
スタ2610の設定データ2611及び領域0終了位置
レジスタ2620の設定データ2621とを比較し、比
較結果を制御信号2631に出力する。
【0374】図50は、本実施形態の色情報コントロー
ラ2400の動作のタイミングチャートを示す図であ
る。図50に示す様に、色情報コントローラ2400の
動作では、マルチプレクサ2650は、制御信号263
1により色情報制御レジスタ2640の設定データ26
41か“0”を選択し、制御信号2651を出力する。
即ち、CRTコントローラ2300の位置情報2350
が、領域0の範囲(X方向領域情報がX0S以上でX0
E以下で、かつY方向領域情報がY0S以上でY0E以
下の場合)にあれば出力された制御信号2631によ
り、色情報制御レジスタ2640の設定データ2641
を制御信号2651に出力し、それ以外は“0”を出力
する。
【0375】色情報制御レジスタ2640の領域0制御
ビット(CC00、CC01)=(0、1)が設定され
ているとすると、領域範囲内では制御信号2651には
01Bが出力され、範囲外であれば00Bが出力され
る。
【0376】増幅器2540は、制御信号2651によ
り、アナログデータ2531〜2533を増幅するか否
かを決定する。
【0377】領域範囲内では制御信号2651からは0
1Bが出力され、増幅器2540でアナログデータ25
31〜2533は2倍に増幅される。
【0378】また、範囲外であれば00Bが出力され、
増幅器2540ではアナログデータ2531〜2533
は増幅されないで、そのままアナログ表示データ250
1〜2503に出力される。
【0379】この様に、領域0開始位置レジスタ261
0、領域0終了位置レジスタ2620、色情報制御レジ
スタ2640で任意の領域のコントラストを制御するこ
とが可能であり、また、ブライトネス、色温度、γ特
性、RGBレベル等の調節を行っても良い。
【0380】尚、本実施形態の画像表示システムでは領
域0のみで説明しているが、領域0の場合と同様にして
領域1、領域2及び領域3の複数の領域においても各領
域開始位置レジスタ及び領域終了位置レジスタ並びに色
情報制御レジスタ2640を用いて表示属性の制御がで
きる。
【0381】図51は、本実施形態の画像表示装置11
0の一具体例を示す図である。図51に示す様に、画像
表示装置110では、特定領域の表示属性が変更された
画像信号を入力して表示する一例を表しており、画像表
示装置110は、情報処理装置100側で変更された画
像信号を表示するだけであるので、表示属性が変更され
た画像信号を表示可能な装置であればどのような装置で
あっても良い。
【0382】以上説明した様に、本実施形態の画像表示
システムによれば、特定領域の表示属性を情報処理装置
100で変更して画像表示装置110に送るので、従来
の画像表示装置110を用いて特定領域の表示属性を変
更した表示を行うことが可能である。
【0383】(実施形態5)以下に、特定領域内の表示
データに対応する表示メモリ上の記憶部分に属性データ
を格納した後、表示データ及び対応する属性データを読
み出して表示属性を情報処理装置で変更し、前記特定領
域の表示属性を変更した画像信号を画像表示装置で表示
する実施形態5の画像表示システムについて説明する。
【0384】図52は、本実施形態の画像表示システム
の概略構成を示す図である。図52に示す様に、この画
像表示システムでは、表示データ及び属性データを格納
した表示メモリ106と前記属性データに応じて画像信
号の表示属性を変更する表示属性変換手段5200とを
備える情報処理装置100に、特定領域の表示属性が変
更された画像信号を入力して表示する画像表示装置11
0が接続されている。本実施形態の画像表示システムで
は、情報処理装置100の表示コントローラ105で表
示メモリ106から表示データ及び属性データを読み出
し、表示属性変換手段5200により表示属性の変更を
行った後、情報処理装置100から画像表示装置110
に画像信号を送信して表示を行う。
【0385】情報処理装置100のCPU101は、情
報処理装置100全体の制御を行うプロセッサであり、
メインメモリ102にロードされたアプリケーションプ
ログラム200、オペレーティングシステム210、U
SBデバイスドライバ230及び画像表示デバイスドラ
イバ240等のプログラム群を実際に解釈実行し、情報
処理装置100全体の制御を行っている。
【0386】情報処理装置100のHDD103は、ア
プリケーションプログラム200、オペレーティングシ
ステム210、GUIプログラム、APIプログラム、
USBデバイスドライバ230及び画像表示デバイスド
ライバ240等のプログラムを格納した記録媒体であ
り、DVD104は、画像表示装置110に表示するテ
キスト、静止画像及び動画像等の表示データを格納した
記録媒体である。
【0387】情報処理装置100の表示コントローラ1
05は、画像表示装置110に表示する表示データを記
憶する表示メモリ106への書き込みを制御し、表示メ
モリ106から表示データを読み出して画像信号を生成
し画像表示装置110に送信する表示制御手段であり、
領域属性情報251に基づいて表示メモリ106に展開
された属性データにより表示属性を変更した画像信号を
画像表示装置110に送信する。
【0388】情報処理装置100のUSBコントローラ
107は、USB規格に従って、表示画面上の特定領域
の表示属性を変更して表示する表示能力を問い合わせる
問い合わせ信号やその応答である報告信号を画像表示装
置110との間で送受信する通信手段である。
【0389】画像表示装置110のCPU111は、R
OM112の一部に格納された(図示せず)制御プログ
ラムを解釈実行し画像表示装置110全体の制御を行う
プロセッサである。
【0390】画像表示装置110のROM112は、画
像表示装置110が表示画面上の特定領域の表示属性を
変更した画像信号を表示可能であるかどうか等の画像表
示装置情報260を格納した記録媒体である。
【0391】画像表示装置110のUSBコントローラ
115は、USB規格に従って、表示画面上の特定領域
の表示属性を変更して表示する表示能力を問い合わせる
問い合わせ信号やその応答である報告信号を情報処理装
置100との間で送受信する通信手段である。
【0392】図53は、本実施形態の画像表示システム
の処理概要を示す図である。図53に示す様に、この画
像表示システムでは、表示属性の変更を行う領域を判定
する領域判定手段3800を備える画像表示デバイスド
ライバ240と、表示データに対応付けられた属性デー
タにより表示属性の変更を行う表示属性変換手段520
0とを情報処理装置100に有しており、領域判定手段
3800及び表示属性変換手段5200で特定領域表示
属性変換手段4500に相当している。
【0393】情報処理装置100のアプリケーションプ
ログラム200は、情報処理装置100を操作している
オペレータに直接見える部分(GUI)とオペレーティ
ングシステム210との仲介を行っているプログラムで
ある。
【0394】情報処理装置100のオペレーティングシ
ステム210は、アプリケーションプログラム200と
USBデバイスドライバ230や画像表示デバイスドラ
イバ240等ハードウェアを直接制御するプログラム部
位とを結び、システムの中核を成す基本プログラムであ
る。
【0395】情報処理装置100の画像表示デバイスド
ライバ240は、オペレーティングシステム210と表
示コントローラ105や表示メモリ106といったハー
ドウェア部位との間に入り、表示コントローラ105の
内部レジスタ(図示せず)や表示メモリ106を読み書
きし、オペレーティングシステム210からの描画命令
を具体化するプログラムである。
【0396】情報処理装置100のアプリケーションプ
ログラム200は、画像表示装置110の表示画面上の
特定領域の表示属性を変更させるべきことを検出したと
きに、画像表示装置110の表示画面上の特定領域の表
示属性を変更する為の情報である領域属性情報250を
アプリケーションプログラム200で生成し、オペレー
ティングシステム210に渡す領域属性情報生成手段2
01を備えている。
【0397】情報処理装置100のオペレーティングシ
ステム210は、表示画面上の特定領域の表示属性を変
更して表示する表示能力を問い合わせ、前記問い合わせ
に対する応答を受け取って情報処理装置100全体の表
示属性変更処理を制御する表示属性変更制御手段211
と、画像表示装置110の表示画面上の特定領域の表示
属性を変更させるべきことを検出したときに領域属性情
報251をオペレーティングシステム210で生成する
領域属性情報生成手段212と、アプリケーションプロ
グラム200の領域属性情報生成手段201が生成した
領域属性情報250を取得する領域属性情報取得手段2
13とを備えている。
【0398】また、オペレーティングシステム210
は、USB規格に従って、領域属性情報251及び画像
表示装置情報260とUSBデータ・パケットとの変換
を行い、情報処理装置100と画像表示装置110との
間で画像表示装置情報261を送受信するUSBデバイ
スドライバ230と、表示データを表示メモリ106に
格納する画像表示デバイスドライバ240とを備えてい
る。
【0399】USBデバイスドライバ230は、USB
コントローラ107を制御して、表示画面上の特定領域
の表示属性を変更して表示する表示能力を問い合わせる
問い合わせをUSBコントローラ107から送信し、前
記問い合わせに対する応答である、表示画面上の特定領
域の表示属性を変更して表示する表示能力を示す報告を
USBコントローラ107から受け取るものである。
【0400】画像表示デバイスドライバ240の領域判
定手段3800は、領域属性情報251の領域情報を用
いて、表示メモリ106に格納された表示データが表示
属性を変更する特定領域内にあるかどうかを判定し、当
該表示データが前記特定領域内にある場合に、当該表示
データに対応付けて表示メモリ106の特定のアドレス
に属性データを格納する手段である。表示コントローラ
105の表示属性変換手段5200は、表示メモリ10
6内の表示データと属性データを同時に読み出して、表
示属性の変更を行う。
【0401】尚、本実施形態の画像表示システムの領域
属性情報250及び画像表示装置情報260では、表1
〜表4に示したものと同様な情報が用いられるものとす
る。また、情報処理装置100と画像表示装置110と
間で領域属性情報250や画像表示装置情報260を送
受信する通信手段は、実施形態1に示した様にUSB以
外のDDC等の通信手段を用いても良い。
【0402】本実施形態の画像表示システムのオペレー
ティングシステム210の行う初期化処理は、実施形態
4に示したものと同様とし、アプリケーションプログラ
ム200の表示属性変更処理については実施形態3に示
したものと同様とする。
【0403】まず、オペレーティングシステム210の
表示属性変更制御手段211は、画像表示装置110が
特定領域の表示属性を変更した画像信号を表示可能な装
置である場合には、そのことを示す属性変更フラグを設
定する初期化を行っておく。オペレーティングシステム
210の表示属性変更制御手段211は、領域属性情報
取得手段213によりアプリケーションプログラム20
0からの前記高コントラスト化命令を受け取ると、初期
化処理で設定した属性変更フラグを参照し、画像表示装
置110が表示属性を変更した画像信号を表示可能な装
置である場合には、画像表示デバイスドライバ240に
領域属性情報251を伝え、高コントラスト化を指示す
る。
【0404】画像表示デバイスドライバ240は、領域
判定手段3800により動画データが表示される特定領
域を判定して、表示メモリ106上の動画データに対応
する記憶部分に前記特定領域のコントラスト値を示す属
性情報を展開して属性データを格納し、表示コントロー
ラ105は、表示メモリ106に展開された動画データ
と属性データとを読み出して表示属性変換手段5200
により、動画データが表示される特定領域のコントラス
ト値を変更し、前記特定領域の表示属性を変更した画像
信号を画像表示装置110に送る。
【0405】以下に、本実施形態の画像表示システムに
おいて、表示メモリ106に格納された属性データ22
02を用いてコントラスト制御を行う動作を説明する。
【0406】図54は、本実施形態の表示コントローラ
105の内部構成を示す図である。図54に示す様に、
表示コントローラ105では、表示属性変換手段520
0に相当する色情報コントローラ2400に原表示デー
タ2203と属性データ2202とが入力されており、
色情報コントローラ2400でコントラスト等の表示属
性の調節をすることが可能で、また、ブライトネス、色
温度、γ特性、RGBレベル等の調節を行っても良い。
【0407】CRTコントローラ2300は、水平同期
信号Hsync、垂直同期信号Vsyncを生成し、更
に、表示データ読み出しの為の位置情報2350を表示
メモリ・インタフェース・コントローラ2200に与
え、表示メモリ106から表示に必要なデータである原
表示データ2203及び属性データ2202を読み出
す。
【0408】図55は、本実施形態の色情報コントロー
ラ2400の内部構成を示す図である。図55に示す様
に、色情報コントローラ2400では、パレット252
0、DAC2530及び増幅器2540を備えており、
色情報コントローラ2400は、原表示データ2203
の表示属性を変更する表示属性変換手段5200に相当
している。
【0409】パレット2520から出力されたデジタル
データ2521〜2523は、DAC2530でアナロ
グデータ2531〜2533に変換される。変換された
アナログデータ2531〜2533は、増幅器2540
で属性データ2202により増幅され、アナログ表示デ
ータ2501〜2503に変換される。
【0410】しかし、属性データ2202の状態によっ
ては増幅なしで、アナログデータ2531をアナログ表
示データ2501に、アナログデータ2532をアナロ
グ表示データ2502に、アナログデータ2533をア
ナログ表示データ2503に、そのまま出力する。
【0411】図56は、本実施形態の色情報コントロー
ラ2400の動作のタイミングチャートを示す図であ
る。図56に示す様に、色情報コントローラ2400の
動作では、属性データ2202が”00B”のときは“増
幅せず”、”01B”のときは“2倍増幅”、”10B”のと
きは“3倍増幅”、”11B”のときは“4倍増幅”す
る。いま、原表示データ2203が”0002B”、”0000
B”、”0000B”、”0000B”、”0000B”、”0001B”(B
は2進数を表す)で、属性データ2202が”11
B”、”00B”、”11B”、”01B”、”10B”、”11B”
で、パレット2520からの出力信号であるデジタルデ
ータ2521〜2523が”1FH”、”3FH”、”3F
H”、”3FH”、”3FH”、”00H”であれば、アナログ表
示データ2501、2502、2503は、”2PV/
4”、”1PV/4”、”PV”、”2PV/4”、”3PV/4”、”PV
/4”、となり、1画素毎にコントラストを調節できる。
(PVはピーク電圧である)また、ここで、ブライトネ
ス、色温度、γ特性、RGBレベル等の調節を行っても
良い。
【0412】ところで、これまで、ROM112に格納
された画像表示装置110の画像表示装置情報260を
必要に応じて情報処理装置100に送り、表示属性の変
更を行うものとして説明してきた。しかし、ROM11
2に格納された情報だけでなく、時々刻々変化する駆動
電圧の値等、動的な情報もUSBコントローラ115を
介して送る様にすることもできる。
【0413】図57は、本実施形態の動的情報を送る画
像表示装置110の一具体例を示す図である。図57に
示す様に、動的情報を送る画像表示装置110では、画
像表示素子114の駆動電圧をADC5700でA/D
変換し、そのディジタルデータをUSBコントローラ1
15を介して情報処理装置100に送る等、予め決めら
れた情報だけではなく、時々刻々変化する駆動電圧の値
等の動的な情報も送る様にすることもできる。
【0414】これにより、現在の画像表示素子114の
駆動状況、例えば、ブラウン管では、平均ビーム電流等
も検出することができ、その検出結果を必要に応じて情
報処理装置100等に送って特定領域の表示属性を変更
すべきイベントとすることにより、例えば、過大なビー
ム電流が検出されると、コントラストレベルを低くして
異常事態に対処するということが可能となる。
【0415】以上説明した様に、本実施形態の画像表示
システムによれば、特定領域内にある表示データを情報
処理装置100で判定して属性データ2202を表示メ
モリ106に格納した後、特定領域の表示属性を情報処
理装置100で変更して画像表示装置110に送るの
で、従来の画像表示装置110を用いてピクセル毎に表
示属性を変更した表示を行うことが可能であり、表示デ
ータ及び属性データ2202を同列に扱うことで表示デ
ータの原画像を作成するデザイナーの表現における制約
を減少させることができる。
【0416】また、本実施形態の画像表示システムによ
れば、表示データの表示位置を移動させる場合には、表
示データが特定領域内にあるかどうかを判定すること無
く、表示データと共に対応する属性データ2202を移
動させれば良いので、表示属性を変更した特定領域の表
示データの移動を高速に行うことが可能である。
【0417】また、本実施形態の画像表示システムによ
れば、表示メモリ106中の記憶部分に表示データに対
応する属性データ2202を格納するので、属性データ
2202を格納する為の記憶手段を新たに備えることな
く、属性データ2202の格納を行うことが可能であ
る。
【0418】以上、本発明を前記実施形態に基づき具体
的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々
変更可能であることは勿論である。
【0419】
【発明の効果】本発明によれば、表示される表示データ
に応じて領域属性情報を情報処理装置で生成し画像表示
装置の表示画面上の特定領域の表示属性を変更して表示
するので、画像表示装置、情報処理装置及び情報処理装
置を制御するオペレーティングシステムの機能分担を明
確化し、画像表示装置の表示画面上の特定領域毎に異な
る表示属性の表示を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の画像表示システムの概略構成を示
す図である。
【図2】実施形態1の画像表示システムの処理概要を示
す図である。
【図3】実施形態1の情報処理装置100の一具体例を
示す図である。
【図4】実施形態1のDDCコントローラを用いた画像
表示システムの概略構成を示す図である。
【図5】実施形態1のDDCコントローラを用いた画像
表示システムの処理概要を示す図である。
【図6】実施形態1のDDCコントローラを用いた情報
処理装置100の一具体例を示す図である。
【図7】実施形態1のメモリ空間の一例を示す図であ
る。
【図8】実施形態1のアプリケーションプログラム20
0による領域属性情報生成処理の一例を示す図である。
【図9】実施形態1の単一の表示領域の領域情報の概要
を示す図である。
【図10】実施形態1の複数の表示領域の領域情報の概
要を示す図である。
【図11】実施形態1の矩形以外の形状の領域情報の概
要を示す図である。
【図12】実施形態1の重なり合う複数の表示領域で形
成される領域情報の概要を示す図である。
【図13】実施形態1の任意の形状や3次元の領域情報
の概要を示す図である。
【図14】実施形態1のオペレーティングシステム21
0による初期化処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図15】実施形態1のアプリケーションプログラム2
00の表示属性変更処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図16】実施形態1の動画データと共に格納された属
性情報による表示属性変更処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図17】実施形態1の動画属性情報と動画ファイルと
を共に格納した媒体の例を示す図である。
【図18】実施形態1のイベント発生時の表示属性変更
処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図19】実施形態1のオペレーティングシステム21
0による領域属性情報生成処理の概要を示す図である。
【図20】実施形態1のUSBインタフェースのデータ
・パケットの概要を示す図である。
【図21】実施形態1の画像表示装置情報260の送信
の概要を示す図である。
【図22】実施形態1のDDCを使用した信号伝送フォ
ーマットの概要を示す図である。
【図23】実施形態1の画像表示装置110の一具体例
を示す図である。
【図24】実施形態1の領域属性情報252の概要を示
す図である。
【図25】実施形態1のタイミング信号Keyと画像信
号のレベルの概要を示す図である。
【図26】実施形態2の画像表示システムの概略構成を
示す図である。
【図27】実施形態2の画像表示システムの処理概要を
示す図である。
【図28】実施形態2のオペレーティングシステム21
0による初期化処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図29】実施形態2のアプリケーションプログラム2
00の表示属性変更処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図30】実施形態2の色情報制御レジスタ、領域開始
位置レジスタ及び領域終了位置レジスタの概要を示す図
である。
【図31】実施形態2の表示コントローラ105の内部
構成を示す図である。
【図32】実施形態2の色情報コントローラ2400の
内部構成を示す図である。
【図33】実施形態2のパレット2520の内部構成を
示す図である。
【図34】実施形態2の比較器2630の内部構成を示
す図である。
【図35】実施形態2の色情報コントローラ2400の
動作のタイミングチャートを示す図である。
【図36】実施形態2の画像表示装置110の一具体例
を示す図である。
【図37】実施形態3の画像表示システムの概略構成を
示す図である。
【図38】実施形態3の画像表示システムの処理概要を
示す図である。
【図39】実施形態3のアプリケーションプログラム2
00の表示属性変更処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図40】実施形態3の表示メモリ106の配置(プレ
ーン方式)の概要を示す図である。
【図41】実施形態3の表示メモリ106の配置(パッ
クド・ピクセル方式)の概要を示す図である。
【図42】実施形態3の表示コントローラ105の内部
構成を示す図である。
【図43】実施形態3の色情報コントローラ2400の
内部構成を示す図である。
【図44】実施形態3の色情報コントローラ2400の
動作のタイミングチャートを示す図である。
【図45】実施形態4の画像表示システムの概略構成を
示す図である。
【図46】実施形態4の画像表示システムの処理概要を
示す図である。
【図47】実施形態4のオペレーティングシステム21
0による初期化処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図48】実施形態4の表示コントローラ105の内部
構成を示す図である。
【図49】実施形態4の色情報コントローラ2400の
内部構成を示す図である。
【図50】実施形態4の色情報コントローラ2400の
動作のタイミングチャートを示す図である。
【図51】実施形態4の画像表示装置110の一具体例
を示す図である。
【図52】実施形態5の画像表示システムの概略構成を
示す図である。
【図53】実施形態5の画像表示システムの処理概要を
示す図である。
【図54】実施形態5の表示コントローラ105の内部
構成を示す図である。
【図55】実施形態5の色情報コントローラ2400の
内部構成を示す図である。
【図56】実施形態5の色情報コントローラ2400の
動作のタイミングチャートを示す図である。
【図57】実施形態5の動的情報を送る画像表示装置1
10の一具体例を示す図である。
【符号の説明】
100…情報処理装置、101…CPU、102…メイ
ンメモリ、103…HDD、104…DVD、105…
表示コントローラ、106…表示メモリ、107…US
Bコントローラ、110…画像表示装置、111…CP
U、112…ROM、113…特定領域表示属性変換手
段、114…画像表示素子、115…USBコントロー
ラ、200…アプリケーションプログラム、201…領
域属性情報生成手段、210…オペレーティングシステ
ム、211…表示属性変更制御手段、212…領域属性
情報生成手段、213…領域属性情報取得手段、230
…USBデバイスドライバ、240…画像表示デバイス
ドライバ、250〜252…領域属性情報、260〜2
62…画像表示装置情報、301…ホストバス、302
…メモリコントローラ、303…メモリバス、305…
2次キャッシュメモリ、306…システムバス、307
…バスコントローラ、310…I/Oバス、312…R
OM、313…キーボード、314…マウス、316…
シリアルポート、317…パラレルポート、318…I
/Oコントローラ、319…FDD、322…CRTデ
ィスプレイ、323…液晶ディスプレイ、401…DD
Cコントローラ、411…DDCコントローラ、501
…DDCデバイスドライバ、800…画像表示装置表示
画面、810…アプリケーションプログラム表示画面、
811…テキスト表示画面、812…動画表示画面、1
301…カーソル、1302…光源、1303…立方
体、1700…動画属性情報、1701〜1703…動
画ファイル、1711〜1713…動画属性情報、17
21〜1726…動画属性情報、1731〜1736…
場面データ、1901〜1903…ウィンドウ表示画
面、2001…セットアップトークン・パケット、20
02…データ・パケット、2003…ハンドシェーク・
パケット、2004…アウトプットトークン・パケッ
ト、2005…データ・パケット、2006…ハンドシ
ェーク・パケット、2007…データ・パケットデータ
部、2101…セットアップトークン・パケット、21
02…データ・パケット、2103…ハンドシェーク・
パケット、2104…インプットトークン・パケット、
2105…データ・パケット、2106…ハンドシェー
ク・パケット、2301…振幅制御手段、2302…直
流制御手段、2303…加算器、2304〜2306…
可変電源、2307…切換スイッチ、2310〜231
6…データラッチ、2320〜2326…アドレスデコ
ーダ、2330…垂直開始カウンタ、2331…垂直終
了カウンタ、2332…水平開始カウンタ、2333…
水平終了カウンタ、2340〜2342…アンドゲー
ト、2600…領域判定手段、2601…表示属性変換
手段、2100…CPUインタフェース・コントロー
ラ、2101及び2102…データ信号、2200…表
示メモリ・インタフェース・コントローラ、2203…
原表示データ、2300…CRTコントローラ、235
0…位置情報、2400…色情報コントローラ、250
0…属性制御信号、2501〜2503…アナログ表示
データ、2700…制御信号、2520…パレット、2
521〜2523…デジタルデータ、2530…DA
C、2541…アナログ信号、2550…マルチプレク
サ、2551…制御信号、2558…制御信号、255
9…マルチプレクサ、2560…DAC、2610…領
域0開始位置レジスタ、2611…設定データ、262
0…領域0終了位置レジスタ、2621…設定データ、
2630…比較器、2631…制御信号、2640…色
情報制御レジスタ、2641…設定データ、2650…
マルチプレクサ、2526…パレットRAM、2527
〜2529…マルチプレクサ、2632〜2635…コ
ンパレータ、26320、26330、26340及び
26350…信号、2636〜2638…アンドゲー
ト、26361及び26371…信号、3600…バッ
ファ/DAC、3800…領域判定手段、2202…属
性データ、4500…特定領域表示属性変換手段、25
31〜2533…アナログデータ、2540…増幅器、
2651…制御信号、5200…表示属性変換手段、5
700…ADC。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/14 G09G 5/14 Z (72)発明者 甲 展明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 木藤 浩二 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 菊池 和文 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 岩渕 一則 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 斎藤 賢一 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内

Claims (71)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示装置と画像表示装置の為の画像
    信号を生成する情報処理装置とを備える画像表示システ
    ムにおける情報処理装置の制御方法において、 オペレーティングシステムにより情報処理装置内に設け
    られた通信手段を制御し、表示画面上の特定領域の表示
    属性を変更して表示する表示能力を前記通信手段を介し
    て画像表示装置に問い合わせし、表示画面上の特定領域
    の表示属性を変更して表示する制御を行うことを特徴と
    する情報処理装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 画像表示装置と画像表示装置の為の画像
    信号を生成する情報処理装置とを備える画像表示システ
    ムにおける情報処理装置の制御方法において、 オペレーティングシステムにより情報処理装置内に設け
    られた通信手段を制御し、表示画面上の特定領域の表示
    属性を変更して表示する表示能力を示す報告を前記通信
    手段を介して画像表示装置から受け取り、表示画面上の
    特定領域の表示属性を変更して表示する制御を行うこと
    を特徴とする情報処理装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 オペレーティングシステムにより前記通
    信手段を制御し、前記表示能力を前記通信手段を介して
    画像表示装置に問い合わせることを特徴とする請求項2
    に記載された情報処理装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 オペレーティングシステムにより前記通
    信手段を制御し、表示画面上の特定領域の表示属性を変
    更する為の領域属性情報を前記通信手段を介して画像表
    示装置に送信することを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれか1項に記載された情報処理装置の制御方
    法。
  5. 【請求項5】 画像表示装置と画像表示装置の為の画像
    信号を生成する情報処理装置とを備える画像表示システ
    ムにおける情報処理装置の制御方法において、 オペレーティングシステムにより情報処理装置内に設け
    られた通信手段を制御し、表示画面上の特定領域の表示
    属性を変更する為の領域属性情報を前記通信手段を介し
    て画像表示装置に送信し、表示画面上の特定領域の表示
    属性を変更して表示する制御を行うことを特徴とする情
    報処理装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 オペレーティングシステムにより前記通
    信手段を制御し、表示画面上の特定領域の表示属性を変
    更して表示する表示能力を前記通信手段を介して画像表
    示装置に問い合わせることを特徴とする請求項5に記載
    された情報処理装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 オペレーティングシステムにより前記通
    信手段を制御し、前記表示能力を示す報告を前記通信手
    段を介して画像表示装置から受け取ることを特徴とする
    請求項5または請求項6のいずれかに記載された情報処
    理装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記領域属性情報は、特定領域の位置を
    指定する領域情報と表示属性を指定する属性情報を含む
    ことを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれか1項
    に記載された情報処理装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記領域属性情報は、表示画面上の特定
    領域の表示属性を変更させるべきことを検出したときに
    アプリケーションプログラムが生成し、オペレーティン
    グシステムに渡すものであることを特徴とする請求項4
    乃至請求項8のいずれか1項に記載された情報処理装置
    の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記領域属性情報は、表示画面上の特
    定領域の表示属性を変更させるべきことを検出したとき
    にオペレーティングシステムが生成するものであること
    を特徴とする請求項4乃至請求項8のいずれか1項に記
    載された情報処理装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 表示画面上のアクティブウィンドウが
    変更されたときに、特定領域の表示属性を変更させるべ
    きことを検出するものであることを特徴とする請求項1
    0に記載された情報処理装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記領域属性情報の属性情報は、アプ
    リケーションプログラムに予め設定されたものであるこ
    とを特徴とする請求項9に記載された情報処理装置の制
    御方法。
  13. 【請求項13】 前記領域属性情報の属性情報は、オペ
    レーティングシステムに予め設定されたものであること
    を特徴とする請求項10または請求項11のいずれかに
    記載された情報処理装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記領域属性情報の属性情報は、表示
    データに予め設定されたものであることを特徴とする請
    求項9乃至請求項11のいずれか1項に記載された情報
    処理装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記領域属性情報の属性情報は、表示
    データを記録した媒体毎に設定されたものであることを
    特徴とする請求項14に記載された情報処理装置の制御
    方法。
  16. 【請求項16】 前記領域属性情報の属性情報は、表示
    データを格納したファイル毎に設定されたものであるこ
    とを特徴とする請求項14に記載された情報処理装置の
    制御方法。
  17. 【請求項17】 前記領域属性情報の属性情報は、表示
    データを構成する特定の単位毎に設定されたものである
    ことを特徴とする請求項14に記載された情報処理装置
    の制御方法。
  18. 【請求項18】 USB規格に従って前記通信手段を制
    御することを特徴とする請求項1乃至請求項17のいず
    れか1項に記載された情報処理装置の制御方法。
  19. 【請求項19】 DDC規格に従って前記通信手段を制
    御することを特徴とする請求項1乃至請求項17のいず
    れか1項に記載された情報処理装置の制御方法。
  20. 【請求項20】 画像表示装置と画像表示装置の為の画
    像信号を生成する情報処理装置とを備える画像表示シス
    テムにおける情報処理装置の制御方法において、 オペレーティングシステムにより画像信号を生成して送
    信する表示制御手段の記憶手段に、表示画面上の特定領
    域の表示属性を変更する為の領域属性情報を設定し、表
    示画面上の特定領域の表示属性を変更して表示する制御
    を行うことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  21. 【請求項21】 画像表示装置と画像表示装置の為の画
    像信号を生成する情報処理装置とを備える画像表示シス
    テムにおける情報処理装置の制御方法において、 オペレーティングシステムにより表示データを記憶する
    表示メモリに、表示画面上の特定領域の表示属性を変更
    する為の領域属性情報を展開し、表示画面上の特定領域
    の表示属性を変更して表示する制御を行うことを特徴と
    する情報処理装置の制御方法。
  22. 【請求項22】 オペレーティングシステムにより情報
    処理装置内に設けられた通信手段を制御し、表示画面上
    の特定領域の表示属性を変更して表示する表示能力を前
    記通信手段を介して画像表示装置に問い合わせることを
    特徴とする請求項20または請求項21のいずれかに記
    載された情報処理装置の制御方法。
  23. 【請求項23】 オペレーティングシステムにより情報
    処理装置内に設けられた通信手段を制御し、表示画面上
    の特定領域の表示属性を変更して表示する表示能力を示
    す報告を前記通信手段を介して画像表示装置から受け取
    ることを特徴とする請求項20乃至請求項22のいずれ
    か1項に記載された情報処理装置の制御方法。
  24. 【請求項24】 USB規格に従って前記通信手段を制
    御することを特徴とする請求項22または請求項23の
    いずれかに記載された情報処理装置の制御方法。
  25. 【請求項25】 DDC規格に従って前記通信手段を制
    御することを特徴とする請求項22または請求項23の
    いずれかに記載された情報処理装置の制御方法。
  26. 【請求項26】 前記領域属性情報は、特定領域の位置
    を指定する領域情報と表示属性を指定する属性情報を含
    むことを特徴とする請求項20乃至請求項25のいずれ
    か1項に記載された情報処理装置の制御方法。
  27. 【請求項27】 前記領域属性情報は、表示画面上の特
    定領域の表示属性を変更させるべきことを検出したとき
    にアプリケーションプログラムが生成し、オペレーティ
    ングシステムに渡すものであることを特徴とする請求項
    20乃至請求項26のいずれか1項に記載された情報処
    理装置の制御方法。
  28. 【請求項28】 前記領域属性情報は、表示画面上の特
    定領域の表示属性を変更させるべきことを検出したとき
    にオペレーティングシステムが生成するものであること
    を特徴とする請求項20乃至請求項26のいずれか1項
    に記載された情報処理装置の制御方法。
  29. 【請求項29】 表示画面上のアクティブウィンドウが
    変更されたときに、特定領域の表示属性を変更させるべ
    きことを検出するものであることを特徴とする請求項2
    8に記載された情報処理装置の制御方法。
  30. 【請求項30】 前記領域属性情報の属性情報は、アプ
    リケーションプログラムに予め設定されたものであるこ
    とを特徴とする請求項27に記載された情報処理装置の
    制御方法。
  31. 【請求項31】 前記領域属性情報の属性情報は、オペ
    レーティングシステムに予め設定されたものであること
    を特徴とする請求項28または請求項29のいずれかに
    記載された情報処理装置の制御方法。
  32. 【請求項32】 前記領域属性情報の属性情報は、表示
    データに予め設定されたものであることを特徴とする請
    求項27乃至請求項29のいずれか1項に記載された情
    報処理装置の制御方法。
  33. 【請求項33】 前記領域属性情報の属性情報は、表示
    データを記録した媒体毎に設定されたものであることを
    特徴とする請求項32に記載された情報処理装置の制御
    方法。
  34. 【請求項34】 前記領域属性情報の属性情報は、表示
    データを格納したファイル毎に設定されたものであるこ
    とを特徴とする請求項32に記載された情報処理装置の
    制御方法。
  35. 【請求項35】 前記領域属性情報の属性情報は、表示
    データを構成する特定の単位毎に設定されたものである
    ことを特徴とする請求項32に記載された情報処理装置
    の制御方法。
  36. 【請求項36】 画像表示装置と画像表示装置の為の画
    像信号を生成する情報処理装置とを備える画像表示シス
    テムにおける情報処理装置を制御する為のプログラムを
    記録した媒体において、 情報処理装置内に設けられた通信手段を制御し、表示画
    面上の特定領域の表示属性を変更して表示する表示能力
    を前記通信手段を介して画像表示装置に問い合わせる為
    のプログラムを記録したことを特徴とする媒体。
  37. 【請求項37】 画像表示装置と画像表示装置の為の画
    像信号を生成する情報処理装置とを備える画像表示シス
    テムにおける情報処理装置を制御する為のプログラムを
    記録した媒体において、 情報処理装置内に設けられた通信手段を制御し、表示画
    面上の特定領域の表示属性を変更して表示する表示能力
    を示す報告を前記通信手段を介して画像表示装置から受
    け取る為のプログラムを記録したことを特徴とする媒
    体。
  38. 【請求項38】 前記通信手段を制御し、前記表示能力
    を前記通信手段を介して画像表示装置に問い合わせる為
    のプログラムを記録したことを特徴とする請求項37に
    記載された媒体。
  39. 【請求項39】 前記通信手段を制御し、表示画面上の
    特定領域の表示属性を変更する為の領域属性情報を前記
    通信手段を介して画像表示装置に送信する為のプログラ
    ムを記録したことを特徴とする請求項36乃至請求項3
    8のいずれか1項に記載された媒体。
  40. 【請求項40】 画像表示装置と画像表示装置の為の画
    像信号を生成する情報処理装置とを備える画像表示シス
    テムにおける情報処理装置を制御する為のプログラムを
    記録した媒体において、 情報処理装置内に設けられた通信手段を制御し、表示画
    面上の特定領域の表示属性を変更する為の領域属性情報
    を前記通信手段を介して画像表示装置に送信する為のプ
    ログラムを記録したことを特徴とする媒体。
  41. 【請求項41】 前記通信手段を制御し、表示画面上の
    特定領域の表示属性を変更して表示する表示能力を前記
    通信手段を介して画像表示装置に問い合わせる為のプロ
    グラムを記録したことを特徴とする請求項40に記載さ
    れた媒体。
  42. 【請求項42】 前記通信手段を制御し、前記表示能力
    を示す報告を前記通信手段を介して画像表示装置から受
    け取る為のプログラムを記録したことを特徴とする請求
    項40または請求項41のいずれかに記載された媒体。
  43. 【請求項43】 前記領域属性情報は、特定領域の位置
    を指定する領域情報と表示属性を指定する属性情報を含
    むことを特徴とする請求項39乃至請求項42のいずれ
    か1項に記載された媒体。
  44. 【請求項44】 前記領域属性情報は、表示画面上の特
    定領域の表示属性を変更させるべきことを検出したとき
    にアプリケーションプログラムが生成し、オペレーティ
    ングシステムに渡すものであることを特徴とする請求項
    39乃至請求項43のいずれか1項に記載された媒体。
  45. 【請求項45】 前記領域属性情報は、表示画面上の特
    定領域の表示属性を変更させるべきことを検出したとき
    にオペレーティングシステムが生成するものであること
    を特徴とする請求項39乃至請求項43のいずれか1項
    に記載された媒体。
  46. 【請求項46】 表示画面上のアクティブウィンドウが
    変更されたときに、特定領域の表示属性を変更させるべ
    きことを検出するものであることを特徴とする請求項4
    5に記載された媒体。
  47. 【請求項47】 前記領域属性情報の属性情報は、アプ
    リケーションプログラムに予め設定されたものであるこ
    とを特徴とする請求項44に記載された媒体。
  48. 【請求項48】 前記領域属性情報の属性情報は、オペ
    レーティングシステムに予め設定されたものであること
    を特徴とする請求項45または請求項46のいずれかに
    記載された媒体。
  49. 【請求項49】 前記領域属性情報の属性情報は、表示
    データに予め設定されたものであることを特徴とする請
    求項44乃至請求項46のいずれか1項に記載された媒
    体。
  50. 【請求項50】 USB規格に従って前記通信手段を制
    御する為のプログラムを記録したことを特徴とする請求
    項36乃至請求項49のいずれか1項に記載された媒
    体。
  51. 【請求項51】 DDC規格に従って前記通信手段を制
    御する為のプログラムを記録したことを特徴とする請求
    項36乃至請求項49のいずれか1項に記載された媒
    体。
  52. 【請求項52】 画像表示装置と画像表示装置の為の画
    像信号を生成する情報処理装置とを備える画像表示シス
    テムにおける情報処理装置を制御する為のプログラムを
    記録した媒体において、 画像信号を生成して送信する表示制御手段の記憶手段
    に、表示画面上の特定領域の表示属性を変更する為の領
    域属性情報を設定する為のプログラムを記録したことを
    特徴とする媒体。
  53. 【請求項53】 画像表示装置と画像表示装置の為の画
    像信号を生成する情報処理装置とを備える画像表示シス
    テムにおける情報処理装置を制御する為のプログラムを
    記録した媒体において、 表示データを記憶する表示メモリに、表示画面上の特定
    領域の表示属性を変更する為の領域属性情報を展開する
    為のプログラムを記録したことを特徴とする媒体。
  54. 【請求項54】 情報処理装置内に設けられた通信手段
    を制御し、表示画面上の特定領域の表示属性を変更して
    表示する表示能力を前記通信手段を介して画像表示装置
    に問い合わせる為のプログラムを記録したことを特徴と
    する請求項52または請求項53のいずれかに記載され
    た媒体。
  55. 【請求項55】 情報処理装置内に設けられた通信手段
    を制御し、表示画面上の特定領域の表示属性を変更して
    表示する表示能力を示す報告を前記通信手段を介して画
    像表示装置から受け取る為のプログラムを記録したこと
    を特徴とする請求項52乃至請求項54のいずれか1項
    に記載された媒体。
  56. 【請求項56】 USB規格に従って前記通信手段を制
    御する為のプログラムを記録したことを特徴とする請求
    項54または請求項55のいずれかに記載された媒体。
  57. 【請求項57】 DDC規格に従って前記通信手段を制
    御する為のプログラムを記録したことを特徴とする請求
    項54または請求項55のいずれかに記載された媒体。
  58. 【請求項58】 前記領域属性情報は、特定領域の位置
    を指定する領域情報と表示属性を指定する属性情報を含
    むことを特徴とする請求項52乃至請求項57のいずれ
    か1項に記載された媒体。
  59. 【請求項59】 前記領域属性情報は、表示画面上の特
    定領域の表示属性を変更させるべきことを検出したとき
    にアプリケーションプログラムが生成し、オペレーティ
    ングシステムに渡すものであることを特徴とする請求項
    52乃至請求項57のいずれか1項に記載された媒体。
  60. 【請求項60】 前記領域属性情報は、表示画面上の特
    定領域の表示属性を変更させるべきことを検出したとき
    にオペレーティングシステムが生成するものであること
    を特徴とする請求項52乃至請求項57のいずれか1項
    に記載された媒体。
  61. 【請求項61】 表示画面上のアクティブウィンドウが
    変更されたときに、特定領域の表示属性を変更させるべ
    きことを検出するものであることを特徴とする請求項6
    0に記載された媒体。
  62. 【請求項62】 前記領域属性情報の属性情報は、アプ
    リケーションプログラムに予め設定されたものであるこ
    とを特徴とする請求項59に記載された媒体。
  63. 【請求項63】 前記領域属性情報の属性情報は、オペ
    レーティングシステムに予め設定されたものであること
    を特徴とする請求項60または請求項61のいずれかに
    記載された媒体。
  64. 【請求項64】 前記領域属性情報の属性情報は、表示
    データに予め設定されたものであることを特徴とする請
    求項59乃至請求項61のいずれか1項に記載された媒
    体。
  65. 【請求項65】 表示データとその表示属性を表す属性
    情報を共に記録しておくことを特徴とする媒体。
  66. 【請求項66】 表示データを記録した媒体毎に前記属
    性情報を設定しておくことを特徴とする請求項65に記
    載された媒体。
  67. 【請求項67】 表示データを格納したファイル毎に前
    記属性情報を設定しておくことを特徴とする請求項65
    に記載された媒体。
  68. 【請求項68】 表示データを構成する特定の単位毎に
    前記属性情報を設定しておくことを特徴とする請求項6
    5に記載された媒体。
  69. 【請求項69】 前記属性情報は、表示画面上の特定領
    域の表示属性を変更させるべきことを検出したときにア
    プリケーションプログラムによって読み出されるもので
    あることを特徴とする請求項65乃至請求項68のいず
    れか1項に記載された媒体。
  70. 【請求項70】 前記属性情報は、表示画面上の特定領
    域の表示属性を変更させるべきことを検出したときにオ
    ペレーティングシステムによって読み出されるものであ
    ることを特徴とする請求項65乃至請求項68のいずれ
    か1項に記載された媒体。
  71. 【請求項71】 表示画面上のアクティブウィンドウが
    変更されたときに、特定領域の表示属性を変更させるべ
    きことを検出するものであることを特徴とする請求項7
    0に記載された媒体。
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