JPH10326042A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH10326042A
JPH10326042A JP9134556A JP13455697A JPH10326042A JP H10326042 A JPH10326042 A JP H10326042A JP 9134556 A JP9134556 A JP 9134556A JP 13455697 A JP13455697 A JP 13455697A JP H10326042 A JPH10326042 A JP H10326042A
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JP
Japan
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developer
layer thickness
charging member
thickness regulating
developing device
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Application number
JP9134556A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kawamoto
博司 川本
Yasutaka Maeda
恭孝 前田
Katsushi Inoue
克志 井上
Itaru Kawabata
格 川端
Yuuichi Kazaki
祐一 蚊崎
Hiroko Ishibashi
裕子 石橋
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤は流動性が悪いため、層厚規制帯電部
材へ送り込まれる現像剤量が多いと、層厚規制帯電部材
より返ってくる余剰現像剤が多くなり、層厚規制帯電部
材に送り込まれる現像剤と層厚規制帯電部材より返って
くる余剰現像剤が衝突し、層厚規制帯電部材の上流側で
現像剤がパッキングが発生し、層厚規制帯電部材への現
像材の送り込み量が変化し、現像剤担持体上の現像剤層
の状態が不安定になり、コピー画質を悪化させてしまい
ミスコピーになる虞れがあった。 【解決手段】 現像剤を担持して搬送する現像剤担持体
1と、現像剤担持体1に担持された現像剤を帯電させる
第1現像剤層厚規制帯電部材2と、第1現像剤層厚規制
帯電部材2より現像剤担持体1の回転方向上流側に現像
剤を補助帯電させる第2現像剤層厚規制帯電部材4と、
現像剤を貯蔵する現像剤貯蔵部6と、該第2現像剤層厚
規制帯電部材2に現像剤貯蔵部の現像剤を供給する現像
剤搬送ローラ5とを備え、第2現像剤層厚規制帯電部材
4の上面に余剰現像剤を現像剤貯蔵部6へ搬送する余剰
現像剤搬送面4aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の、複写機,プリンタ
等の現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、現像剤を用いての電子写真方式で
画像を形成する画像形成装置としては、感光体ドラムに
おける静電潛像に現像剤を供給するための現像装置が設
けられている。
【0003】この現像装置は、特に、1成分系の現像装
置では現像剤の層厚規制と帯電を行う現像剤層厚規制帯
電部材と現像剤担持体によって摩擦帯電することによっ
て、現像剤担持体上に供給し対向する感光体ドラムにク
ーロン力によって可視像化することが可能になる。
【0004】しかし、現像剤を安定帯電するのは非常に
困難であり、特に、環境の変化等に対応できないケース
がある。こういった場合、現像剤担持体上に未帯電現像
剤が流出し現像剤層を形成するのが困難になり、ミスコ
ピーを行うことになる。
【0005】そこで、現像剤を安定帯電行うために、例
えば、特開平1−140173号公報に開示されたもの
がある。この特開平1−140173号公報では、摩擦
帯電機能を備えた層厚規制補助部材により、予備帯電を
行い現像剤層の安定化を図っている。また、スリーブの
内部に設けられた磁石により磁界を発生させたり、補助
部材に電圧を印加させることによって、さらに帯電の安
定化を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
現像装置では現像剤の帯電は安定させることが可能にな
るが、現像剤は流動性が悪いため、層厚規制帯電部材へ
送り込まれる現像剤量が多いと、層厚規制帯電部材より
返ってくる余剰現像剤が多くなり、層厚規制帯電部材に
送り込まれる現像剤と層厚規制帯電部材より返ってくる
余剰現像剤が衝突し、層厚規制帯電部材の上流側で現像
剤がパッキングが発生する虞れがあった。これにより、
層厚規制帯電部材への現像材の送り込み量が変化し、現
像剤担持体上の現像剤層の状態が不安定になり、コピー
画質を悪化させてしまいミスコピーになる虞れがあっ
た。
【0007】本発明は上記の課題に鑑みなされたもので
あり、第1現像剤層厚規制帯電部材より現像剤担持体の
回転方向上流側に設けられた現像剤を補助帯電させる第
2現像剤層厚規制帯電部材の上面を余剰現像剤の搬送面
とすることにより、該第1現像剤層厚規制帯電部材の上
流側でのパッキングの発生を防止することを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の現像装置
は、現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、該現像
剤担持体に担持された現像剤を帯電させる第1現像剤層
厚規制帯電部材と、第1現像剤層厚規制帯電部材より現
像剤担持体の回転方向上流側に現像剤を補助帯電させる
第2現像剤層厚規制帯電部材と、現像剤を貯蔵する現像
剤貯蔵部と、該第2現像剤層厚規制帯電部材に現像剤貯
蔵部の現像剤を供給する現像剤供給部とを備え、上記第
2現像剤層厚規制帯電部材の上面を余剰現像剤の搬送面
としている。
【0009】請求項2記載の現像装置は、上記第1現像
剤層厚規制帯電部材によって搬送を阻止された現像剤を
再び現像剤貯蔵部に誘導する誘導部材を設け、上記第2
現像剤層厚規制帯電部材の上記現像剤担持体の回転方向
下流側の先端を該誘導部材の上流側よりも下流側に配設
している。
【0010】請求項3記載の現像装置は、上記第2現像
剤層厚規制帯電部材の設置角度を現像剤の安息角以上と
している。
【0011】請求項4記載の現像装置は、上記第2現像
剤層厚規制帯電部材の搬送面の帯電特性を第1現像剤層
厚規制帯電部材及び現像剤の帯電特性と逆極性の帯電特
性に形成している。
【0012】請求項5記載の現像装置は、上記第2現像
剤層厚規制帯電部材の搬送面を誘電性部材で形成し、こ
の搬送面に現像剤の極性と同極性のバイアス電圧を印加
している。
【0013】請求項6記載の現像装置は、上記現像剤供
給部を現像剤搬送ローラを設け、該現像剤搬送ローラに
上記第2現像剤層厚規制帯電部材の上流側端部を接触さ
せ、当該上流側端部を弾性部材により形成し第2現像剤
層厚規制帯電部材への現像剤の搬送量が多いときにその
余剰現像剤を第2現像剤層厚規制帯電部材の上流側端部
を介して上記現像剤貯蔵部へ誘導する。
【0014】請求項7記載の現像装置は、上記第2現像
剤層厚規制帯電部材の上記現像剤担持体への圧接力を可
変する圧接力可変手段を設けている。
【0015】請求項8記載の現像装置は、上記現像剤担
持体に現像剤パッチを形成し、該現像剤パッチの濃度を
検出し、この検出結果に基づいて上記圧接力可変手段を
制御し上記第2現像剤層厚規制帯電部材の圧接力を可変
する制御手段を設けている。
【0016】請求項9記載の現像装置は、上記現像剤担
持体上の現像剤の電位を検出し、この検出結果に基づい
て上記圧接力可変手段を制御し上記第2現像剤層厚規制
帯電部材の圧接力を可変する制御手段を設けている。
【0017】請求項10記載の現像装置は、装置本体の
電源投入時及び待機状態からの復帰時には、上記第2現
像剤層厚規制帯電部材の現像剤担持体への圧接力を増加
させている。
【0018】請求項11記載の現像装置は、上記現像剤
貯蔵部の現像剤の残量に応じて上記第2現像剤層厚規制
帯電部材の現像剤担持体への圧接力を増加させている。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の現像装置の第1実施形態
を図1の概略断面図とともに説明すると、1は現像剤を
担持して搬送するシリコンゴムで形成された現像剤担持
体であり、この現像剤担持体1の周辺には時計回りにア
ルミで形成された第1現像剤層厚規制帯電部材2と、現
像剤誘導部材3と、アルミで形成された第2現像剤層厚
規制帯電部材4と、現像剤搬送ローラ5とが設置されて
いて、現像剤担持体1は反時計回りに、現像剤搬送ロー
ラ5は時計回りに回転している。
【0020】そして、上記第2現像剤層厚規制帯電部材
4の上面に余剰現像剤を搬送する余剰現像剤搬送面4a
を形成している。
【0021】上記現像剤搬送ローラ5は現像剤を貯蔵し
ている現像剤貯蔵部6に配設されており、この現像剤搬
送ローラ5によって現像剤担持体1方向に搬送された現
像剤は、第2現像剤層厚規制帯電部材4によって前帯電
された後、第1現像剤層厚規制帯電部材2に搬送され現
像剤担持体1上に均一に帯電薄層化され図示しない感光
体方向に搬送された後、この現像剤担持体1と対向する
感光体に搬送され感光体の静電潛像を現像剤により現像
し可視像化する。
【0022】この時、余剰現像剤は第1現像剤層厚規制
帯電部材2上流から現像剤貯蔵部6に戻る。
【0023】また、現像剤担持体1の下方に形成された
現像剤シール7は現像剤が現像剤担持体1下部から現像
剤が流出するのを防止している。
【0024】上記作用を行う現像装置において、第1現
像剤層厚規制帯電部材2で余剰となった現像剤を、第2
現像剤層厚規制帯電部材4の上面の余剰現像剤搬送面4
aを通過させ現像剤貯蔵部6へ搬送して戻すことによ
り、第1現像剤層厚規制帯電部材2上流での第1現像剤
層厚規制帯電部材2より返ってくる余剰現像剤と第1現
像剤層厚規制帯電部材2に送り込まれる現像剤との衝突
により発生するパッキング等を防止することができ、現
像剤担持体1上に安定して現像剤薄層を形成することが
できる。
【0025】特に、従来の現像装置では、現像剤の残量
によって現像剤搬送ローラより搬送される現像剤の搬送
量が変化するため、第1現像剤層厚規制帯電部材2前で
の現像剤の状態が変化(パッキング状態)し、現像剤担
持体1上の現像剤薄層に影響を与えていたが、上記構成
の現像装置ではこの点が解消され現像剤の残量等の影響
を受けず現像剤担持体1上に安定した現像剤薄層を形成
することができた。
【0026】そして、現像剤誘導部材3の現像剤担持体
1の回転方向に対する上流側(図1において右端部)よ
りも下流側に上記第2現像剤層厚規制帯電部材4の下流
端を位置させている。
【0027】このことによって、第1現像剤層厚規制帯
電部材2の上流側の余剰現像剤をより速やかに現像剤貯
蔵部6側へ搬送することができる。また、第1現像剤層
厚規制帯電部材2前の現像剤の状態を安定させることが
できる。
【0028】また、図2に示すように第1現像剤層厚規
制帯電部材2と第2現像剤層厚規制帯電部材4とを一体
成型し、第1現像剤層厚規制帯電部材2の上流側に余剰
現像剤流出口8を設けることにより、第1現像剤層厚規
制帯電部材2の上流側の余剰現像剤が余剰現像剤流出口
8から流出し、第2現像剤層厚規制帯電部材4の上面の
余剰現像剤搬送面4aにより搬送され、現像剤貯蔵部6
へ戻される。
【0029】上記構成により、第1現像剤層厚規制帯電
部材2と第2現像剤層厚規制帯電部材4とを一体成型し
ているので、部品点数を削減することができ、組み立て
時の第1現像剤層厚規制帯電部材2と第2現像剤層厚規
制帯電部材4との位置関係の精度の向上を容易に行うこ
とができるとともに、組み立て時間を短縮させることが
できる。
【0030】本発明の現像装置の第2実施形態を図3と
ともに説明すると、第2現像剤層厚規制帯電部材4の現
像装置への設置角度を図3の水平線Xからの角度を現像
剤の安息角以上の角度とする。
【0031】すなわち、本第2実施形態で使用した現像
剤では安息角度が40°であるので、第2現像剤層厚規
制帯電部材4の設置角度を水平線Xから45°に設定
し、第2現像剤層厚規制帯電部材4を設置した。
【0032】これによって、第1現像剤層厚規制帯電部
材2の上流側で余剰となった現像剤が第2現像剤層厚規
制帯電部材4を介して現像剤貯蔵部6へ搬送される際、
第2現像剤層厚規制帯電部材4の余剰現像剤搬送面4a
上に静止することなく、現像剤貯蔵部6へ速やかに搬送
することができる。
【0033】本発明の現像装置の第3実施形態を図4と
ともに説明すると、第2現像剤層厚規制帯電部材4の余
剰現像剤搬送面4aの帯電特性を第1現像剤層厚規制帯
電部材2の帯電特性の逆極性にしている。
【0034】すなわち、本実施形態で使用した現像装置
では第1現像剤層厚規制帯電部材2を正に帯電し、現像
剤を負に帯電しているので、第2現像剤層厚規制帯電部
材4の帯電特性を第1現像剤層厚規制帯電部材2に対し
て逆極性の負に極性としたことにより、第2現像剤層厚
規制帯電部材4の余剰現像剤搬送面4aに現像剤が付着
することがなく、現像剤貯蔵部6へ余剰現像剤が速やか
に搬送させることができる。
【0035】また、第2現像剤層厚規制帯電部材4の余
剰現像剤搬送面4aを誘電部材により形成し、誘電部材
以外の部分をアルマイト処理を行い絶縁を行い、余剰現
像剤搬送面4aに現像剤の極性と同極性のバイアス電圧
を印加する。
【0036】すなわち、本実施形態で使用した現像装置
では現像剤の帯電極性が負に帯電されているので、第2
現像剤層厚規制帯電部材4の誘電部材で形成された余剰
現像剤搬送面4aに負極性のバイアス電圧を印加したこ
とにより、第2現像剤層厚規制帯電部材4の余剰現像剤
搬送面4aに現像剤が付着することがなく、現像剤貯蔵
部6へ余剰現像剤が速やかに搬送させることができる。
【0037】本発明の現像装置の第4実施形態を図5と
ともに説明すると、第2現像剤層厚規制帯電部材4の上
流側に現像剤搬送ローラ5と接触する弾性体により形成
された弁体9を設けている。
【0038】これは、現像剤搬送ローラ5から第2現像
剤層厚規制帯電部材4に現像剤が搬送される際、現像剤
貯蔵部6の現像剤残量によって第2現像剤層厚規制帯電
部材4への現像剤の搬送量が変化し、第2現像剤層厚規
制帯電部材4での現像剤への帯電に影響を与えることと
なるため、第2現像剤層厚規制帯電部材4の上流側へ弁
体9を設けることによって、第2現像剤層厚規制帯電部
材4への現像剤の搬送量を現像剤の残量に関係なく一定
に保持することができる。
【0039】すなわち、現像剤貯蔵部6の現像剤残量が
多い場合には、現像剤搬送ローラ5の現像剤の搬送量も
多くなるが、余剰現像剤が弾性部材で形成された弁体9
を押して弁体9と現像剤搬送ローラ5の間に間隙を形成
することにより、現像剤貯蔵部6への通路を形成しこの
通路から現像剤貯蔵部6へ余剰現像剤が流出され、現像
剤の残量が少ない場合には、弁体9が現像剤搬送ローラ
5に接触したままとなり、現像剤は全て第2現像剤層厚
規制帯電部材4へ搬送されることとなる。
【0040】したがって、現像剤の残量に関係なく、第
2現像剤層厚規制帯電部材4から第1現像剤層厚規制帯
電部材2に安定した現像剤量を供給することができ、現
像剤の残量に関係なく安定した薄層を現像剤担持体1に
形成することができる。
【0041】本発明の現像装置の第5実施形態を図6と
ともに説明すると、第2現像剤層厚規制帯電部材4の上
流側端部に回動支点10を設けて当該第2現像剤層厚規
制帯電部材4を回動支点10で回動自在に支持し、第2
現像剤層厚規制帯電部材4の下流側端部に第2現像剤層
厚規制帯電部材4を移動させ現像剤担持体1への接離を
行うためのアーム11の一端を接続し、アーム11の他
端をアーム11を駆動するための駆動用円盤12に接続
している。
【0042】この駆動用円盤12の回転によりアーム1
1が図6で示す左右方向へ移動し、第2現像剤層厚規制
帯電部材4の移動させて現像剤担持体1への接離及び圧
接力の制御を行う。
【0043】これによって、現像剤担持体1への第2現
像剤層厚規制帯電部材4の圧接力を可変することで、現
像剤の帯電性を制御することが可能となり、現像剤によ
り像形成の濃度を制御することができる。
【0044】また、現像剤担持体1から感光体へ現像さ
れた現像剤パッチを用いて現像剤の現像濃度を検出し、
その検出結果に基づいて駆動用円盤12の回転量を制御
し、第2現像剤層厚規制帯電部材4の現像剤担持体1へ
の圧接力を制御する。
【0045】つまり、感光体上の現像剤濃度が基準値よ
り低い時には、現像剤担持体1への第2現像剤層厚規制
帯電部材4の圧接力を低下させる。これによって、現像
剤担持体1上の現像剤の非電荷量が低下し、感光体上に
現像される現像濃度が上昇する。
【0046】また、感光体上の現像剤濃度が基準値より
も高い時には、現像剤担持体1への第2現像剤層厚規制
帯電部材4の圧接力を増加させる。これによって、現像
剤担持体1上の現像剤の非電荷量が増加し、感光体上に
現像される現像濃度が低下する。
【0047】したがって、現像剤の状態、環境条件の変
化による現像濃度(コピー濃度)の変化を防止すること
ができ、常に所望の現像濃度を得ることができる。
【0048】また、現像剤担持体1上の現像剤の表面電
位を測定可能な位置に電位検出手段を設け、この電位検
出手段で検出した現像剤の表面電位に基づいて駆動用円
盤12の回転量を制御し、第2現像剤層厚規制帯電部材
4の現像剤担持体1への圧接力を制御する。
【0049】つまり、感光体上の現像剤濃度が基準値よ
り低い時には、現像剤担持体1への第2現像剤層厚規制
帯電部材4の圧接力を低下させる。これによって、現像
剤担持体1上の現像剤の表面電位を基準値まで低下させ
ることができる。
【0050】また、感光体上の現像剤濃度が基準値より
も高い時には、現像剤担持体1への第2現像剤層厚規制
帯電部材4の圧接力を増加させる。これによって、現像
剤担持体1上の現像剤の表面電位を増加させることがで
きる。
【0051】したがって、現像剤の状態、環境条件の変
化による現像濃度(コピー濃度)の変化を防止すること
ができ、常に所望の現像濃度を得ることができる。
【0052】また、現像剤の非電荷量が低いと予想され
るときに現像剤担持体1への第2現像剤層厚規制帯電部
材4の圧接力を増加させる。
【0053】つまり、現像剤の非電荷量が低いとコピー
上に地カブリが発生するので、現像剤の非電荷量が低い
と予想される放置後のコピー(待機状態からのコピー)
時、電源投入時、現像剤の補給時には、現像剤担持体1
への第2現像剤層厚規制帯電部材4の圧接力を増加させ
ることによって、現像剤の非電荷量は上昇し、現像剤補
給時でも地カブリのないコピーを得ることができる。
【0054】また、現像剤貯蔵部6に現像剤の残量を検
出する現像剤残量検出手段を設け、この現像剤残量検出
手段の検出結果に基づいて駆動用円盤12の回転量を制
御し、第2現像剤層厚規制帯電部材4の現像剤担持体1
への圧接力を制御する。
【0055】つまり、現像剤の残量が多いときは、第2
現像剤層厚規制帯電部材4への現像剤の送り込み量が増
し現像剤の帯電性が低下するため、現像剤担持体1への
第2現像剤層厚規制帯電部材4の圧接力を増加させ、帯
電性を向上させ帯電量を上昇させる。
【0056】また、現像剤の残量が少ないときは、第2
現像剤層厚規制帯電部材4への現像剤の送り込み量が少
なくなり現像剤の帯電性が上昇するため、現像剤担持体
1への第2現像剤層厚規制帯電部材4の圧接力を低下さ
せ、帯電性を低下させ帯電量を低下させる。
【0057】これによって、現像剤の残量に影響を受け
ない安定した非電荷量の現像剤を現像剤担持体上に担持
させることができる。
【0058】
【発明の効果】請求項1の現像装置によれば、第2現像
剤層厚規制帯電部材の余剰現像剤搬送面により第1現像
剤層厚規制帯電部材の上流側の余剰現像剤を整流して現
像剤貯蔵部に搬送するので、第1現像剤層厚規制帯電部
材の上流側での現像剤の状態が安定することになり、第
1現像剤層厚規制帯電部材によって現像剤担持体に与え
られる現像剤の非電荷量、付着量が安定し、安定した画
像を得ることができる。
【0059】請求項2の現像装置によれば、誘導部材に
より第1現像剤層厚規制帯電部材の上流に余剰現像剤が
山積み状態となるのを防止し、安定した現像剤の溜まり
が形成されるとともに必要以外の現像剤を速やかに第2
現像剤層厚規制帯電部材の余剰現像剤搬送面で現像剤貯
蔵部へ搬送するので、請求項1よりもより安定した現像
剤担持体への現像剤供給が可能となり、現像剤の流動特
性等の変化や環境条件等の変化により画像劣化を防止す
ることができ、安定した画質を長期にわたり得ることが
できる。
【0060】請求項3の現像装置によれば、第2現像剤
層厚規制帯電部材の設置角度を現像剤の安息角以上であ
るので、第2現像剤層厚規制帯電部材の搬送面に余剰現
像剤が堆積することなく、速やかに現像剤貯蔵部に搬送
することができ、第1現像剤層厚規制帯電部材によって
現像剤担持体に与えられる現像剤の非電荷量、付着量の
安定化を図ることができる。
【0061】請求項4及び請求項5の現像装置によれ
ば、第2現像剤層厚規制帯電部材の余剰現像剤搬送面に
余剰現像剤が電位特性により付着することなく、速やか
に現像剤貯蔵部に搬送することができ、第1現像剤層厚
規制帯電部材によって現像剤担持体に与えられる現像剤
の非電荷量、付着量の安定化を図ることができる。
【0062】請求項6の現像装置によれば、第2現像剤
層厚規制帯電部材の上流側端部が弾性部材により形成さ
れているので、第2現像剤層厚規制帯電部材への現像剤
の搬送量が多くなると、現像剤に押されてこの上流側端
部が変形し現像剤搬送ローラとの間に間隙が生じ、この
間隙から現像剤が現像剤貯蔵部へ流出するため、現像剤
貯蔵部の現像剤量に影響されず第2現像剤層厚規制帯電
部材への現像剤を安定させて搬送することができ、現像
剤の残量に関係なく安定した薄層を現像剤担持体に形成
することができ、安定した画像を得ることができる。
【0063】請求項7の現像装置によれば、第2現像剤
層厚規制帯電部材の現像剤担持体への圧接力を可変する
ことにより、画像濃度の可変を行うことができ、所望の
濃度を得ることができる。
【0064】請求項8乃至請求項11の現像装置によれ
ば、種々の条件に基づいて第2現像剤層厚規制帯電部材
の現像剤担持体への圧接力を可変することにより、現像
剤の帯電を安定させることができ、現像剤担持体上の非
電荷量及び付着量の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置の第1実施形態を示す概略断
面図である。
【図2】本発明の現像装置における第1現像剤層厚規制
帯電部材と第2現像剤層厚規制帯電部材とを一体成型し
たものを示す斜視図である。
【図3】本発明の現像装置の第2実施形態を示す概略断
面図である。
【図4】本発明の現像装置の第3実施形態を示す概略断
面図である。
【図5】本発明の現像装置の第4実施形態を示す概略断
面図である。
【図6】本発明の現像装置の第5実施形態を示す概略断
面図である。
【符号の説明】
1 現像剤担持体 2 第1現像剤層厚規制帯電部材 3 現像剤誘導部材 4 第2現像剤層厚規制帯電部材 4a 余剰現像剤搬送面 5 現像剤搬送ローラ 6 現像剤貯蔵部 7 現像剤シール 8 現像剤流出口 9 弁体 10 回動支点 11 アーム 12 駆動用円盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 格 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 蚊崎 祐一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 石橋 裕子 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を担持して搬送する現像剤担持体
    と、 該現像剤担持体に担持された現像剤を帯電させる第1現
    像剤層厚規制帯電部材と、 第1現像剤層厚規制帯電部材より現像剤担持体の回転方
    向上流側に現像剤を補助帯電させる第2現像剤層厚規制
    帯電部材と、 現像剤を貯蔵する現像剤貯蔵部と、 該第2現像剤層厚規制帯電部材に現像剤貯蔵部の現像剤
    を供給する現像剤供給部とを備え、 上記第2現像剤層厚規制帯電部材の上面を余剰現像剤の
    搬送面としたことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 上記第1現像剤層厚規制帯電部材によっ
    て搬送を阻止された現像剤を再び現像剤貯蔵部に誘導す
    る誘導部材を設け、 上記第2現像剤層厚規制帯電部材の上記現像剤担持体の
    回転方向下流側の先端を該誘導部材の上流側よりも下流
    側に配設したことを特徴とする請求項1記載の現像装
    置。
  3. 【請求項3】 上記第2現像剤層厚規制帯電部材の設置
    角度を現像剤の安息角以上であることを特徴とする請求
    項1記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 上記第2現像剤層厚規制帯電部材の搬送
    面の帯電特性を第1現像剤層厚規制帯電部材の帯電特性
    と逆極性の帯電特性に形成したことを特徴とする請求項
    1記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 上記第2現像剤層厚規制帯電部材の搬送
    面を誘電性部材で形成し、この搬送面に現像剤の極性と
    同極性のバイアス電圧を印加したことを特徴とする請求
    項1記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 上記現像剤供給部を現像剤搬送ローラを
    設け、 該現像剤搬送ローラに上記第2現像剤層厚規制帯電部材
    の上流側端部を接触させ、当該上流側端部を弾性部材に
    より形成し第2現像剤層厚規制帯電部材への現像剤の搬
    送量が多いときにその余剰現像剤を第2現像剤層厚規制
    帯電部材の上流側端部を介して上記現像剤貯蔵部へ誘導
    することを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  7. 【請求項7】 上記第2現像剤層厚規制帯電部材の上記
    現像剤担持体への圧接力を可変する圧接力可変手段を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  8. 【請求項8】 上記現像剤担持体に現像剤パッチを形成
    し、該現像剤パッチの濃度を検出し、この検出結果に基
    づいて上記圧接力可変手段を制御し上記第2現像剤層厚
    規制帯電部材の圧接力を可変する制御手段を設けたこと
    を特徴とする請求項7記載の現像装置。
  9. 【請求項9】 上記現像剤担持体上の現像剤の電位を検
    出し、この検出結果に基づいて上記圧接力可変手段を制
    御し上記第2現像剤層厚規制帯電部材の圧接力を可変す
    る制御手段を設けたことを特徴とする請求項7記載の現
    像装置。
  10. 【請求項10】 装置本体の電源投入時及び待機状態か
    らの復帰時には、上記第2現像剤層厚規制帯電部材の現
    像剤担持体への圧接力を増加させることを特徴とする請
    求項7記載の現像装置。
  11. 【請求項11】 上記現像剤貯蔵部の現像剤の残量に応
    じて上記第2現像剤層厚規制帯電部材の現像剤担持体へ
    の圧接力を増加させることを特徴とする請求項7記載の
    現像装置。
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