JPH10325972A - 全領域撮影用カメラ - Google Patents

全領域撮影用カメラ

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JPH10325972A
JPH10325972A JP9140247A JP14024797A JPH10325972A JP H10325972 A JPH10325972 A JP H10325972A JP 9140247 A JP9140247 A JP 9140247A JP 14024797 A JP14024797 A JP 14024797A JP H10325972 A JPH10325972 A JP H10325972A
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JP
Japan
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shooting
close
photographing
management system
lens
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Application number
JP9140247A
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Inventor
Tadashi Goto
正 後藤
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GOKOU INTERNATL CORP KK
Original Assignee
GOKOU INTERNATL CORP KK
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/08Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
    • G03B7/091Digital circuits
    • G03B7/097Digital circuits for control of both exposure time and aperture
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
    • G02B7/105Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens with movable lens means specially adapted for focusing at close distances
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/16Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly in accordance with both the intensity of the flash source and the distance of the flash source from the object, e.g. in accordance with the "guide number" of the flash bulb and the focusing of the camera

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
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  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来特にコンパクトカメラでは不可能であっ
た極至近距離(0.1m)までのマクロ撮影を簡単に行
う。 【解決手段】 撮影モード設定レバー4と一体的に回動
する保持筒6の外周面の一部にカムダボ6aを突設し、
保持筒6を同軸的に受容するカム筒5に湾曲状にカムス
ロット5aを設け、カムダボ6aとカムスロット5aと
を係合し、レバー4を動かすことにより、保持筒6が軸
線方向に往復動し、レンズ2が前後に変位するようにす
る。さらに、保持筒6の回動に応じて絞り口径が連動す
るようになっており、通常撮影モード(N)からマクロ
撮影モード(SM・USM)にレバー4を切り替えるこ
とにより、撮影条件管理体制が全く変更され、至近距離
の撮影に好適な条件(強制的にストロボ12を発光させ
ることを含む)が設定されるため、従来不可能であった
0.1m程度の極至近距離の撮影が可能になった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、至近距離の被写体
を撮影可能なカメラのカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、通常のカメラ、特にコンパクトカ
メラにあっては、被写体までの距離が約1m以遠の通常
被写界領域に位置する被写体の撮影を可能としており、
一部に0.6m程度の至近距離の撮影を可能にしたマク
ロ撮影モードを設けたものがあるが、0.6m程度では
真のマクロ撮影とは言い難く、また至近距離撮影のため
に最適な専用の撮影条件管理体制が設定されていないた
め、撮影結果は合焦点の前後がぼけてしまい、一般ユー
ザにとって満足する結果が得られなかった。さらに、
0.1〜0.3m程度の極至近距離を対象とする真のマ
クロ撮影をその対象とすることは不可能であった。
【0003】上記理由としては、無限遠から1mまでの
被写体に対する合焦のために必要なレンズの移動量に比
して、1m以内の至近距離の被写体に合焦させるための
レンズの移動量が大幅に増大するため、そのためのみに
レンズを大幅に移動させる機構を設けることが不合理と
の考え方があったものと思われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主な目的は、
従来のカメラが不可能であったレンズ直前の0.1〜
0.3mの極至近距離を含めて至近距離の撮影を容易に
可能にし、カメラ直前から無限遠までの全領域の撮影を
可能にするカメラを提供することにある。従来のカメラ
においてマニュアル設定で近距離の0.6m程度まで合
焦させ得るものがあるが、この領域では被写界深度が極
端に浅くなるため、合焦前後が直ぐにぼけてしまい、好
結果を得られるものではなかった。また、オートフォー
カス機にも同様に0.6m程度まで撮影可能にしたもの
があるが、これは、それ以遠のオートフォーカス管理対
象をこの領域まで無理に広げたものであり、上記と同様
に被写界深度に対する対処がなされていない。
【0005】これらを一般にマクロ撮影機能と称してい
る場合が多いが、現在一般に流通するカメラ、特にコン
パクトカメラでは、レンズ直前の被写体を撮影可能にし
たものは存在しない。本発明が目指すものは、これらと
は全く別の思想によるものであり、従来の1mから無限
遠までの風景を中心とした被写体に加え、レンズ直前
(0.1m程度)から1m近辺までの至近距離の領域に
存在する多くの被写体を撮影することにより生まれる大
きな価値を容易に見出すことが可能なカメラを提供する
ことにある。
【0006】すなわち、これら極至近距離の被写体を容
易に撮影することが可能になれば、それらの被写体の描
写や記録が可能になり、カメラの撮影目的及び対象が画
期的に広がり、その利用価値の革新的な広がりを期待で
きる。そして、本発明は、従来の一般のカメラでは持ち
得なかった機能を可能にし、至近距離領域に位置する被
写体を簡単に撮影可能なカメラの全く新しい利用範囲を
開発することを最大の課題とする。
【0007】本発明によれば、特殊な高価な専用機を用
い、特殊な技能及び知識をもった者のみが困難ではある
が撮影可能な極至近距離撮影を、安価な普及機で可能に
し、しかも、初心者で十分に撮影可能なカメラを提供す
ることもできる。
【0008】さらに、オートフォーカス機構の測距領域
を広げて、1m以内の被写体を含めて合焦可能にしたも
のがあるが、この場合であっても極端に浅い被写界深度
への対処がされれていず、特に奥行きのある立体的な被
写体(例えば茶器や装飾品)の撮影には適していないと
いう問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、通常撮影範囲の撮影が可能でありかつ従来の一般カ
メラでは不可能であった極至近距離の真の接写撮影にお
ける良好な映像を簡単に得られることを実現するため
に、本発明に於いては、レンズを通常撮影範囲において
操作される当該レンズの焦点移動のためのレンズ移動量
よりも大きな移動量をもって当該通常撮影範囲よりも近
い至近撮影範囲に位置する被写体に合焦させるように移
動させるレンズ変位手段と、前記至近撮影範囲内での広
範囲に渡って被写体を鮮明に撮影可能にする被写界深度
を確保するべく前記通常撮影範囲における絞り口径より
も小径にされた至近距離用絞り口径を選択する強制絞り
手段と、撮影時に強制的に発光させる強制発光手段とを
有する至近撮影管理体制と、前記通常撮影範囲に位置す
る被写体を撮影するための通常撮影管理体制とをそれぞ
れ別個に設定可能であって前記被写体を鮮明に撮影し得
るように前記強制発光手段による発光量と前記至近距離
用絞り口径とにより定まる至近撮影範囲が、前記至近距
離の領域において広範囲に渡りかつ前記通常撮影管理体
制における通常撮影範囲に隣接するように設定されてい
るものとした。特に、前記通常撮影管理体制と前記至近
撮影管理体制とが、カメラに設けた1つの操作部材を操
作するのみで切り替えられたり、また、前記通常撮影管
理体制から前記至近撮影管理体制に切り替わった場合に
は、前記レンズ変位手段により前記レンズが前記通常撮
影管理体制機能における場合よりも前記至近距離撮影に
適する方向に移動すると同時に、前記絞り口径を前記通
常撮影管理体制における被写体の明るさ調整用から切り
離して前記レンズの移動距離に応じて漸減させ、かつ前
記発光手段を前記通常撮影管理体制における被写体の明
るさ補填用から切り離して撮影時に強制発光させる撮影
管理体制に切り替えたり、また、前記強制絞り手段が、
前記通常撮影状態で前記絞り口径を変えるための通常撮
影用絞り変更手段とは別個に設けられた可動板に設けら
れた小径孔からなったり、さらに、前記至近撮影管理体
制が、前記至近撮影範囲における前記通常撮影範囲側の
第1の至近撮影管理体制と、前記至近撮影範囲における
接写側の第2の至近撮影管理体制とに分割され、かつ前
記レンズ位置と前記絞り口径とが前記第1及び第2の至
近撮影管理体制別に設定されていると共に、前記操作部
材により前記第1及び第2の至近撮影管理体制を切り替
えられると良い。
【0010】風景撮影である通常撮影範囲に位置する被
写体に対する通常撮影管理体制のままでは、よりカメラ
に近い至近距離に位置する被写体の撮影を簡単かつ良好
に行うことはできないが、至近撮影管理体制を通常撮影
管理体制とは別個に設定して、その至近撮影管理体制に
切り換えた際には、レンズを至近撮影範囲に位置する被
写体に合焦させるように移動させ、絞り口径を通常撮影
時よりも小径にし、かつ撮影時に強制発光させることに
より、至近距離の被写体に対して、被写界深度が極力深
く、かつ鮮明な撮影を行うことができ、奥行きのある被
写体に対しても十分にピントの合った撮影を行うことが
できる。また、通常撮影管理体制と至近撮影管理体制と
の切り替えをカメラに設けた1つの操作部材を操作する
のみで行うことにより、至近距離から無限遠までの全領
域の撮影を極めて簡単な操作で行うことができる。ま
た、至近撮影管理体制に切り替えた場合に、レンズ・絞
り・発光の条件を、通常撮影管理体制から切り離して、
至近距離撮影に好適な設定にすることから、通常撮影管
理体制を何ら変更することなく至近距離撮影を簡単に行
い得る。また、至近距離撮影時に用いる絞りを別個の可
動板に設けた小径孔により機能させるようにしても良
い。さらに、レンズに近付けば近付くほど被写界深度が
浅くなって1つの設定で接写状態まで良好に撮影するこ
とが困難になるが、至近撮影範囲を通常撮影範囲側と接
写側とに分割し、それぞれに応じた第1及び第2の至近
撮影管理体制を設定することにより、容易に接写状態に
よる撮影を行い得る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0012】図1は、本発明が適用された普及用カメラ
の正面図である。図に示されるように、カメラボディ1
の前面にレンズ2が臨み、そのレンズ2を外囲して保護
する化粧リング3に、半径方向外向きに突出するように
設けられたレンズ変位手段としての撮影モード設定レバ
ー4が一体に形成されている。
【0013】本図示例では、撮影モード設定レバー4を
回動して所定位置にすることにより4つのモードを設定
し得る。各モードは、図示されないバリアを閉じてレン
ズ2を隠す非撮影モード(O)と、通常撮影範囲として
の例えば1m以遠の被写体を対象とする風景撮影用の通
常撮影管理体制としての通常撮影モード(N)と、至近
撮影範囲の通常撮影範囲側になる例えば0.3〜1mの
至近距離の被写体を対象とする第1の至近撮影管理体制
としてのスーパーマクロ撮影モード(SM)と、至近撮
影範囲の接写側になる例えば0.1〜0.3mの極至近
距離の被写体を対象とする第2の至近撮影管理体制とし
てのウルトラスーパーマクロ撮影モード(USM)とか
らなる。これらの撮影モード(SM・USM)が選択さ
れたら、それぞれに応じた撮影管理体制が設定される。
通常撮影モード(N)が選択されたら、一般のカメラに
おける風景撮影に適する通常撮影機能を発揮する撮影管
理体制が設定されるようになっている。
【0014】次に、図2のカメラ本体の部分斜視図、及
び図3のレンズ筒体の部分破断斜視図を参照して、本カ
メラのレンズ2回りの構造について以下に示す。カメラ
ボディ1内に埋没状態に設けられて固定されたカム筒5
内に、レンズ2を保持する保持筒6が同軸的に受容され
ている。その保持筒6は、撮影モード設定レバー4を操
作することにより周方向に対して撮影モード設定レバー
4と一体的に回動する。
【0015】そして、保持筒6の外周面の一部に突設し
たカムダボ6aが、カム筒5の周壁に図示したように湾
曲状に設けたカムスロット5aと係合しており、保持筒
6が回動することにより、カムスロット5aによりカム
ダボ6aがガイドされて、保持筒6が軸線方向に往復動
し得るようになっている。上記カムスロット5aの湾曲
形状は、撮影モード設定レバー4を図1(図2)の矢印
Aの向きに動かして、通常撮影モード(N)からマクロ
撮影側に動かすに連れて、カムダボ6aのレンズ前方側
への移動量が大きくなるように形成されている。このよ
うにして、撮影モード設定レバー4を動かすことによ
り、被写体までの距離に合わせてレンズ2を移動させる
ことができる。
【0016】また、上記保持筒6内には絞り機構が設け
られているが、その絞り機構は、カメラの絞りとして一
般的な複数枚の絞り羽根7aを用いて構成されている。
各絞り羽根7aは保持筒6内に同軸的に受容された環状
体7bに連係し、図4乃至図7の説明図に示されるよう
に、環状体7bの回動角度に連動して各絞り羽根7aの
重なり合いが変化して、各絞り羽根7aにより中央に形
成される開口からなる絞り7cの口径が大小変化する。
なお、環状体7bは保持筒6と一体的に軸線方向に変位
し得るように設けられている。
【0017】本図示例では、環状体7bに半径方向外向
きの係合片7dが一体に形成されていると共に、保持筒
6の内周面には、保持筒6の回動位置に応じて適宜係合
片7dと係合可能な係合レバー6bが半径方向内向きに
突設されている。また、環状体7bには、通常撮影時の
絞り変更用駆動レバー8に係合するアーム7dが一体に
設けられており、そのアーム7dには、絞り7cを開く
方向に環状体7bを回動させる向きに付勢するばね9が
連結されている。
【0018】なお、図4乃至図7は概念図であり、各ア
ーム7d・駆動レバー8・ばね9の形状は実際とは異な
る。また、シャッター10は、図3の想像線に示される
ように絞りのフィルム側に配設されており、保持筒6と
共に一体的に軸線方向に変位し得るようにされている。
また、カメラボディ1には、シャッターボタン11及び
発光手段としてのストロボ12が図1及び図2に示され
るように配設されている。
【0019】このようにして構成された絞り機構による
絞りの変更形態を、図4乃至図7を参照して以下に示
す。まず、例えば1m以遠の被写体を対象とする通常撮
影範囲での絞り7cの大きさは、比較的明るい場所での
発光無しの状態で撮影可能な程度である。前記した通常
撮影モード位置に撮影モード設定レバー4を合わせるこ
とにより、係合レバー6bは係合片7dとは係合しない
図4の状態にある。そして、ばね9の付勢力に抗してア
ーム7eに駆動レバー8が係合しており、図4の通常撮
影状態が保持される。
【0020】なお、通常撮影状態において例えば夜間時
の撮影では、その状態を図示されない光センサにより検
出し、または手動で発光モードを設定する。すると、モ
ータあるいはソレノイドにより図4の矢印Bの向きに駆
動レバー8が所定量変位して、ばね9により引っ張られ
たアーム7eが駆動レバー8に衝当するまで変位する。
そして、環状体7bが図における反時計方向に所定角度
回動し、図5に示されるように絞り7cを大きく開いた
状態になる。通常撮影状態では上記図4及び図5の状態
が適宜選択され、シャッターボタン10を押して、撮影
を行う。
【0021】本願発明における至近撮影範囲(1m以
内)を対象とするマクロ撮影モードとして、まず例えば
0.3〜1mの被写体を対象とした撮影を行う場合に
は、撮影モード設定レバー4を、図4の矢印Cに示され
る向きに動かして、スーパーマクロ撮影モード(SM)
位置まで動かす。すると、レンズ2がカムスロット5a
の湾曲に合わせて所定量前方に繰り出されると同時に、
保持筒6が所定角度回動して係合レバー6bが図6の状
態になり、それにより各絞り羽根7aが口径を小さくす
る向きに重なり合い、この状態における絞り7cの大き
さとしての口径が例えば1.2mmになる。なお、例え
ば保持筒6とカム筒5との嵌合による摩擦状態を強くし
ておくことにより、保持筒6をばね9の弾発力に抗して
上記状態に保持しておくことができる。
【0022】このスーパーマクロ撮影モード(SM)で
は、例えば、35mmカメラで焦点距離35mmのレンズを
設けたものであって、レンズの焦点位置を0.7mの被
写体に合わせ、絞りをF:22に絞り、ストロボを常時
発光(強制発光)状態にした場合には、0.3〜1.2
mにある被写体に対して不満のない撮影を行うことがで
きた。したがって、従来の普及用カメラでは不可能に近
かった至近距離での撮影に好適な静物・置物・果物・絵
画・昆虫・生け花・器具類・陶器などを、鑑賞に好適な
サイズで容易に撮影することができる。
【0023】次に、撮影モード設定レバー4を、図6の
状態から矢印Dに示される向きに動かして、ウルトラス
ーパーマクロ撮影モード(USM)にすると、保持筒6
が所定角度回動してその係合レバー6bが図7の状態ま
で変位する。この状態では、各絞り羽根7aが口径をさ
らに小さくするように重なり合い、この状態における絞
り7cの大きさとしての口径が例えば0.7mmにな
る。
【0024】このウルトラスーパーマクロ撮影モード
(USM)では、レンズ2を最も前方に繰り出してレン
ズの焦点位置を0.17mの被写体に合わせると共に絞
りをF:44に絞ることになり、他の条件をスーパーマ
クロ撮影モード(SM)と同一にして、0.1〜0.4
mにある被写体に対して不満のない撮影を行うことがで
きた。さらに、0.1mの被写体の撮影の場合には、一
般的な焼き付けサイズ(サービス版など)の大きさで、
現物の1.7倍程度の大きさで鑑賞することができ、特
別な引き伸ばし処理を行わずに、対象物を拡大した状態
で視認することができる。
【0025】これらマクロ撮影モード(SM・USM)
にすると、通常撮影モード(N)とは別個にレンズ位置
・絞り口径・発光の各条件が設定されることになり、マ
クロ撮影時の撮影条件管理体制が、通常撮影状態の管理
体制から切り離されることになる。なお、この切り替え
をCPU及びモータアクチュエータ用いたカメラでは自
動的に行うことができる。
【0026】また、普及用カメラに用いられている通常
の絞り羽根では、上記マクロ撮影時の極小の口径を高精
度に再現することが困難であることが考えられる。例え
ば、通常撮影モードの撮影には従来の口径調節可能な上
記したような絞り羽根7aの構造を用い、図8に示され
るように、絞り羽根7aとは別個に形成した板状体13
を配設し、その板状体13に、スーパーマクロ撮影モー
ド(SM)の絞り径に相当する小径孔13aと、ウルト
ラスーパーマクロ撮影モード(USM)の絞り径に相当
する極小径孔13bを設けておく。
【0027】なお、本図示例における板状体13は、絞
り羽根7aを選択的に覆い得るように揺動自在に枢支さ
れていると共に、アイドルギア14を介して保持筒6に
設けられた内歯ギア6cとギア結合されており、保持筒
6の回動に連動して揺動運動を行うようになっている。
【0028】この図8に示される構造のものでは、通常
撮影モード(N)時には、板状体13は図の想像線に示
されるように絞り羽根7aと干渉しない位置にあり、前
記と同様にしてスーパーマクロ撮影モード(SM)にす
ると板状体13が矢印Eの向きに変位して図8の状態に
なり、光軸に合致した小径孔13aにより絞りが決定さ
れる。さらに、ウルトラスーパーマクロ撮影モード(U
SM)にすると、極小径孔13bが図8の小径孔13a
の代わりに位置することになり、その極小径孔13bに
より絞りが決定される。
【0029】なお、絞り羽根7aのみで絞りの口径を変
化させた構造のものにあっては、前記図示例では2つの
マクロ撮影モード(SM・USM)の切り替えで説明し
たが、それらの間及び通常撮影モード(N)との間を、
連続して可変に設定可能であり、2つのマクロ撮影モー
ド(SM・USM)に対する撮影モード設定レバー4の
位置は目安であり、撮影距離に応じた細かな調節も可能
である。また、板状体に小さな孔を設ける構造にあって
も同様に、上記2つの径違いの孔を設けることに限るこ
となく、径を順次小さくした多数の孔を配置し、前記撮
影モード設定レバー4の設定位置目盛りを同数描いてお
くことにより、撮影距離に応じた細かな調節も可能であ
る。
【0030】しかしながら、本願発明によれば、被写界
深度が極めて深く、被写体までの距離の誤差を撮影者が
特に認識する必要はなく、上記連続可変調節にあって
は、画角の大きさの調節程度であり、撮影を難しくする
ものではない。さらに、被写体の明るさの条件によって
は無限遠までの鮮明な映像の撮影を行うことができる。
【0031】次に、本発明の至近撮影管理体制の設定要
領について以下に示す。
【0032】前記したように、撮影モード設定レバー4
を通常撮影モード(N)からマクロ撮影モード(SM・
USM)側に動かすに連れて、レンズの前方側への移動
量が大きくなるようにしているのは、同一焦点距離のレ
ンズを用いた場合に、被写体までの距離が短くなるに連
れて、焦点位置の移動量の増加率が増大するためであ
る。
【0033】図9において、無限遠からの光線がレンズ
を通過して固有焦点位置(フィルム面)に図の実線に示
されるように収束すると、至近距離の任意の位置からの
光線は図の想像線に示されるように固有焦点位置からず
れた有限距離の焦点位置に収束する。このように、カメ
ラと被写体との距離が近付くと焦点位置が移動すること
になり、通常はレンズをカメラ前方に出して調節する。
【0034】その説明を図10を参照して示す。なお、
図10乃至13における図示例ではf=25ミリレンズ
にてISO100のフィルムを用いた例を示すが、それ
らに限定するものではなく、他の規格のものでは具体的
な数値が変わるだけで、相対的な関係は同じである。
【0035】図10では、横軸に、カメラから被写体ま
での距離(被写体距離)を示しており、縦軸に、無限遠
における固有焦点位置からの焦点位置の移動量aを示し
ている。図10に示されるように、カメラと被写体との
距離が短くなればなる程、特に通常撮影範囲と至近撮影
範囲との境(一般的に1m近辺)を境として、焦点位置
の移動量aが急激に増大する。このように至近距離撮影
の場合にはレンズ2を極力大幅に移動させることが望ま
しいが、製品化する際の種々の制約により、レンズ2の
移動量には限度がある。
【0036】また、レンズにはフィルム面上の像の鮮明
さが許容できる幅(S1=S2=S3=S4)があり、
その中心を被写体距離の任意の位置に対応するレンズ位
置(焦点位置の移動量)に合わせた場合におけるその前
後の合焦範囲を各被写界深度(H1、H2、H3、H
4)で図示している。図に示されるように、レンズ位置
(S1〜S4の各中心位置)に応じて被写界深度(H1
〜H4)が異なることが分かる。なお、被写界深度の計
算には、錯乱円の直径が0.05mm以下を条件としてい
る。
【0037】図10に示されるように、S1で示される
位置(例えば被写体距離が3.2m)にレンズを位置さ
せた場合には、被写界深度は図のH1で示されるように
無限遠に至り、無限遠までの広大な範囲の被写体に対す
る鮮明な撮影が可能になる。それよりも至近距離側の位
置(例えば被写体距離が1.3m)にレンズを位置させ
た場合には、被写体を撮影可能にする位置にレンズを位
置させた場合(S2)には、その被写界深度は図のH2
で示されるように若干狭くなる(例えば1m弱〜2m
強)。そして、至近撮影範囲でのほぼ中間位置にレンズ
を位置させた場合(S3)には、その被写界深度はかな
り狭く(図のH3)なり、さらに、接写状態の位置にレ
ンズを位置させた場合(S4)には、その被写界深度は
極端に狭く(図のH4)なる。
【0038】このように、至近撮影範囲で被写体に焦点
を合わせた場合には、その被写界深度は、カメラを被写
体に近付ければ近付ける程狭くなるため、合焦を意識せ
ずに撮影を行うことは不可能であり、合焦させたとして
も、奥行きのある被写体の場合には合焦の前後の部分が
ぼけてしまうという問題が生じる。また、オートフォー
カス機構を働かせることは、特に略0.3m以内の極至
近距離の被写体に対しては、その機構上ほとんど不可能
である。
【0039】そこで、本発明では至近撮影範囲の被写体
を撮影対象とする各マクロ撮影モード(SM・USM)
にした場合には、絞り口径を大幅に小径にしている。そ
の絞りの違いによる被写界深度の違いを図11に示す。
図11にあっては、例えば通常撮影範囲になる被写体距
離1.5mに対応するレンズ位置を設定しかつ絞りをF
5.6にした場合と、至近撮影範囲の第1の範囲になる
被写体距離0.5mに対応するレンズ位置を設定しかつ
絞りをF22にした場合と、至近撮影範囲の第2の範囲
になる被写体距離0.2mに対応するレンズ位置を設定
しかつ絞りをF44にした場合を各白帯で示している。
【0040】図11に示されるように設定することによ
り、上記3種類の設定の組み合わせで、接写状態の約1
0cmから無限遠までの全領域を十分な被写界深度を確保
して撮影可能である。なお、図11において、通常撮影
範囲で用いる絞りF5.6のまま至近撮影範囲での撮影
を行おうとすると、図の波線帯で示されるようになり、
至近距離の領域を部分的にしか撮影可能にならず、実用
的でない。
【0041】本発明のカメラにおける通常撮影管理体制
であり、また従来の一般のカメラにおける撮影管理体制
においては、測距センサにより検出された被写体までの
距離に応じてレンズ位置を移動し、測光センサにより検
出された明るさに対して好適なシャッター速度及び絞り
口径を選択し、必要に応じて補助光としてストロボの発
光の適否を決めて撮影を行う。したがって、この通常撮
影範囲に適応した撮影管理体制のまま、その撮影可能な
距離を至近距離側にある程度拡大したとしても、上記し
たように被写界深度の極端な減少により、良好な撮影結
果を得ることができない。
【0042】本至近撮影管理体制では、至近撮影範囲の
被写体に対する撮影での好適な被写界深度を確保するた
めに、距離や明るさの検出は行わず、またシャッター速
度も一定で変更せず、雰囲気に関係なく強制発光し、各
マクロモードに応じてレンズ位置を設定し、レンズ位置
に応じかつ大幅に絞った絞り口径を設定するものであ
る。
【0043】上記したように絞りを通常撮影管理体制の
場合よりも大幅に絞っており、そのために不足する明る
さをストロボ12を発光させることによって確保してい
る。そのストロボ光の撮影最適光量は、フィルムのIS
O感度が100の場合には、(ストロボのガイドナンバ
ー)/(レンズのF値)により算出され、ISO感度が
200であれば1ステップ、400であれば2ステッ
プ、同一絞り径でもFの値が明るくなったものとして、
ストロボ光到達距離を計算可能である。一般的に、フィ
ルムのラチチュウドによって、あるいは現像所の調整に
よって、上記算出値に対して光量過剰側に3ステップ、
光量不足側に2ステップ程度は、良好なプリント結果を
得るために調整可能範囲とされている。
【0044】図12には、至近撮影範囲における各被写
体距離毎(1m以内を10cmステップで区切ってい
る)にレンズが位置した場合の最適な明るさとなるF値
を算出し、その絞りに対して光量過剰側に3ステップか
つ光量不足側に2ステップの許容範囲を計算したストロ
ボ光適応範囲を白帯で示している。また、上記条件での
各F値を用いた場合の被写界深度をハッチングを施した
帯で示す。上記図12における両帯の互いに重なり合う
範囲が、各設定条件における鮮明な撮影結果を得られる
被写界深度になる。
【0045】そして、至近撮影範囲における設定を、上
記図12により求めることができる。例えば、前記具体
例で示した撮影モード設定レバー4を無段階に回動させ
ることにより、レンズ2及び絞り羽根7aを無段階に変
位させることができることから、至近撮影範囲内におけ
る連続的設定が可能である。また前記具体例で示した各
マクロモード別に好適な被写体距離を設定して、段階的
に設定するようにしても良く、本具体例では後者を採用
している。
【0046】図13に至近撮影範囲内を2段階に分けた
場合の例を示す。図13では、通常撮影範囲と隣接する
方としてスーパーマクロモード(SM)による設定を、
レンズ位置を0.5mにしかつF値を20にして、接写
側の方としてウルトラスーパーマクロモード(USM)
による設定を、レンズ位置を0.2mにしかつF値を5
0にしている。このようにすることにより、通常撮影範
囲から接写に至るまでの全領域において鮮明に撮影可能
な対象とすることができる。
【0047】なお、本具体的設計にあっては、被写界深
度内の映像において錯乱円の直径が0.05mm以下とい
う高品質な解像度が得られるものとしている。また、ス
トロボの発光量は従来の普及型カメラに用いられるもの
であって良く、ストロボを何ら大型化することなく、上
記被写界深度の全域に渡って好適な水準が得られる。ま
た、カメラから被写体までの距離は、通常はカメラのフ
ィルム位置からを基準としているが、一般ユーザに対す
る表現としてはレンズ先端からとするのが分かり易く、
その場合にはフィルムからレンズまでの距離(例えば3
cm)を差し引いて適用すれば良い。
【0048】このようにして、従来の普及用カメラでは
不可能であり、特殊なカメラでは条件設定に経験や技能
が必要であった1mの至近距離の撮影を簡単な操作(1
動作による管理体制の切り替え)で実現することができ
た。これにより、微細な部分の精密な撮影を簡単に行う
ことが可能になり、特に多くの対象物の詳細な資料の作
成に対して大きく貢献するものである。すなわち、産業
の各分野に適用可能であり、例えば、医学治療における
患部、教育用の生物・昆虫・植物、土木工事における微
細な亀裂、警察における現場証拠、家庭や商店における
料理・生け花・置物・人形・手芸品、等の記録や資料等
に好適である。そして、それらを撮影の専門家に依頼す
ることなく、特別な撮影技術を取得することなく、各人
が容易に撮影して作成することができる。
【0049】特に、上記マクロ撮影を、専用のカメラに
よるものではなく、通常の風景を撮影可能な普及用カメ
ラであっても、何ら機構を複雑化することなく達成可能
であり、比較的安価な普及用カメラに本発明構造を採用
してもコストの上昇はわずかであり、コストアップ(微
少)以上の多大な効果を得られる。
【0050】また、焦点距離f:25mmのカメラの場
合のレンズの位置の移動は、通常撮影モードでは近距離
(1m前後)から無限遠まで対応させる場合であっても
0.6〜7mm程度であるが、本願発明の対象となる至
近距離に対応させる場合には4.5〜4.8mm程度に
なる。しかしながら、この程度のレンズ可動構造につい
ては特別な機構にすることなく可能である。また、焦点
距離f:35mmのカメラの場合のレンズの全移動距離
は7〜8mmである。なお、焦点距離が長いほどレンズ
の移動距離も長くなる。
【0051】また、シャッター速度については、微調整
する必要が生じた時に変えるようにしても良いが、特に
通常撮影時における発光時のシャッター速度と変える必
要はない。なぜなら、至近撮影管理体制では、強制的に
発光させており、その発光時間はシャッター開放時間よ
りも極めて短く、高速シャッターにしても、その開放時
間内に発光が終了するためである。したがって、普及用
カメラにおいてシャッター速度を一定速にしておくこと
ができ、コストの上昇を好適に抑制し得る。また、絞り
口径の管理とフィルムのラチチュードとにより何ら問題
なく鮮明な画質を得られることが確認された。
【0052】なお、上記図示例では各撮影モードの切り
替えをレバーによる手動切り替えを示したが、その切り
替えを自動で設定することに何ら支障はなく、図9に示
されるように、至近距離撮影機能切り替え用の操作部材
として、スーパーマクロ撮影モード(SM)用の押しボ
タン15と、ウルトラスーパーマクロ撮影モード(US
M)用の押しボタン16とをカメラボディ1の例えば上
面に配設すると良い。通常撮影機能用には非撮影モード
(O)と通常撮影モード(N)とを選択する押しボタン
を別個に設けても良く、各押しボタンを選択的に操作す
ることにより、適宜それぞれに応じた撮影モードが自動
的に設定される。
【0053】至近距離撮影を行う場合には、各押しボタ
ン15・16を適宜押すことにより、図示されないレン
ズ駆動モータによりカム筒5をそれぞれに応じた角度だ
け回動して、それに伴ってレンズ2を移動させる。この
場合にあっては、前記図示例でレバー4を手動で操作し
たことに代えてモータ駆動するものであり、他のカム筒
5・レンズ2・絞りの連動については前記図示例と同様
であって良い。なお、レンズ駆動モータは、一般のズー
ム機構付きカメラに用いられる公知のレンズ駆動モータ
であって良く、その図示を省略する。
【0054】
【発明の効果】このように本発明によれば、至近距離の
被写体撮影用には絞りの口径を大幅に小さくして、非常
に広範囲の被写界深度を得られるようにして、被写体ま
での距離をそれほど意識することなく撮影しても、十分
に鮮明な映像を得ることができ、従来の普及用カメラで
は実現していなかった1m以内の、さらに高級コンパク
トカメラでも不可能であった接写状態の0.1〜0.3
mの極至近距離をも含む近接撮影を容易に行うことがで
きる。また、至近距離撮影時には、通常撮影管理体制と
は切り離して、至近撮影管理体制により、絞りを十分に
絞ることとストロボの強制発光とを組み合わせた撮影管
理体制を設定しており、被写体本来の明るさに関係な
く、常に必要な撮影光量をもって撮影を行うことから、
絞ることにより暗い画像になってしまうことがない。そ
して、レンズ位置・絞り口径・発光の各設定を個別に行
うものではなく、1つの操作部材による1動作で設定す
ることができ、通常撮影範囲に対する撮影に加えて、接
写を含む至近距離の撮影を撮影者の経験に左右されずに
常に良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された普及用カメラの正面図。
【図2】カメラ本体の部分斜視図。
【図3】レンズ筒体の部分破断斜視図。
【図4】通常撮影時の絞り部分の概念図。
【図5】通常撮影時の絞りを大きく開いた状態を示す図
4と同様の図。
【図6】至近距離撮影時の絞り部分の図4と同様の図。
【図7】至近距離撮影時のさらに絞りを絞った場合を示
す図4と同様の図。
【図8】他の具体例を示す図4に対応する図。
【図9】焦点位置の移動量aを示す説明図。
【図10】焦点位置の違いによる被写界深度の変化を示
す説明図。
【図11】絞り違いによる被写界深度の例を示す説明
図。
【図12】被写体までの距離に応じた被写界深度と光量
との関係を示す説明図。
【図13】本発明に基づく至近撮影範囲おける設定例を
示す説明図。
【図14】自動設定カメラの図2に対応する図。
【符号の説明】
1 カメラボディ 2 レンズ 3 化粧リング 4 撮影モード設定レバー 5 カム筒、5a カムスロット 6 保持筒、6a カムダボ、6b 係合レバー、6c
内歯ギア 7a 絞り羽根、7b 環状体、7c 絞り、7d 係
合片、7e アーム 8 駆動レバー 9 ばね 10 シャッター 11 シャッターボタン 12 ストロボ 13 板状体、13a 小径孔、13b 極小径孔 14 アイドルギア 15・16 押しボタン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズを通常撮影範囲において操作され
    る当該レンズの焦点移動のためのレンズ移動量よりも大
    きな移動量をもって当該通常撮影範囲よりも近い至近撮
    影範囲に位置する被写体に合焦させるように移動させる
    レンズ変位手段と、前記至近撮影範囲内での広範囲に渡
    って被写体を鮮明に撮影可能にする被写界深度を確保す
    るべく前記通常撮影範囲における絞り口径よりも小径に
    された至近距離用絞り口径を選択する強制絞り手段と、
    撮影時に強制的に発光させる強制発光手段とを有する至
    近撮影管理体制と、前記通常撮影範囲に位置する被写体
    を撮影するための通常撮影管理体制とをそれぞれ別個に
    設定可能であって、 前記被写体を鮮明に撮影し得るように前記強制発光手段
    による発光量と前記至近距離用絞り口径とにより定まる
    至近撮影範囲が、前記至近距離の領域において広範囲に
    渡りかつ前記通常撮影管理体制における通常撮影範囲に
    隣接するように設定されていることを特徴とする全領域
    撮影用カメラ。
  2. 【請求項2】 前記通常撮影管理体制と前記至近撮影管
    理体制とが、カメラに設けた1つの操作部材を操作する
    のみで切り替えられることを特徴とする請求項1若しく
    は請求項1に記載の全領域撮影用カメラ。
  3. 【請求項3】 前記通常撮影管理体制から前記至近撮影
    管理体制に切り替わった場合には、前記レンズ変位手段
    により前記レンズが前記通常撮影管理体制機能における
    場合よりも前記至近距離撮影に適する方向に移動すると
    同時に、前記絞り口径を前記通常撮影管理体制における
    被写体の明るさ調整用から切り離して前記レンズの移動
    距離に応じて漸減させ、かつ前記発光手段を前記通常撮
    影管理体制における被写体の明るさ補填用から切り離し
    て撮影時に強制発光させる撮影管理体制に切り替えるこ
    とを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の全領
    域撮影用カメラ。
  4. 【請求項4】 前記強制絞り手段が、前記通常撮影状態
    で前記絞り口径を変えるための通常撮影用絞り変更手段
    とは別個に設けられた可動板に設けられた小径孔からな
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の全領
    域撮影用カメラ。
  5. 【請求項5】 前記至近撮影管理体制が、前記至近撮影
    範囲における前記通常撮影範囲側の第1の至近撮影管理
    体制と、前記至近撮影範囲における接写側の第2の至近
    撮影管理体制とに分割され、かつ前記レンズ位置と前記
    絞り口径とが前記第1及び第2の至近撮影管理体制別に
    設定されていると共に、前記操作部材により前記第1及
    び第2の至近撮影管理体制を切り替えられることを特徴
    とする請求項2乃至請求項4に記載の全領域撮影用カメ
    ラ。
JP9140247A 1997-03-24 1997-05-29 全領域撮影用カメラ Pending JPH10325972A (ja)

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JP9-88765 1997-03-24
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