JPH11218831A - 全領域撮影カメラ用ファインダ構造 - Google Patents

全領域撮影カメラ用ファインダ構造

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JPH11218831A
JPH11218831A JP2187598A JP2187598A JPH11218831A JP H11218831 A JPH11218831 A JP H11218831A JP 2187598 A JP2187598 A JP 2187598A JP 2187598 A JP2187598 A JP 2187598A JP H11218831 A JPH11218831 A JP H11218831A
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Tadashi Goto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影時にファインダで決めた構図に合った撮
影結果を得る。 【解決手段】 略1m以内の至近撮影を容易に可能にす
るべく、レンズ及び絞りを受容する保持筒6を設定レバ
ー4の操作に応じて回動させることにより、レンズを至
近距離の被写体に応じて変位させると共に絞り口径を極
端に絞るように連動させる。保持筒6の外周面に2つの
突片22・23を設け、一方の突端部に至近撮影範囲の
遠い側の被写体を撮影する際の視野中心となるSM用マ
ーク22aを、他方の突端部に接写側の被写体を撮影す
る際の視野中心となるUSM用マーク23aをそれぞれ
設ける。設定レバー4を操作して至近撮影位置に保持筒
6を回動すると、各マークがファインダ21内の所定の
位置に設定に応じて表れるため、各マークを視野中心と
して撮影を行うことにより、至近撮影時のレンズ光軸に
対するファインダ光軸のずれを補正した構図にて撮影を
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、極至近距離の被写
体まで撮影可能にした全領域撮影カメラのファインダ構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、通常のカメラ、特にコンパクトカ
メラにあっては、被写体までの距離が約1m以遠の通常
撮影領域に位置する被写体の撮影を可能としており、一
部に0.6m程度の至近距離の撮影を可能にしたマクロ
撮影モードを設けたものがあるが、0.6m程度では真
の接写撮影とは言い難く、また至近距離撮影のために最
適な専用の撮影条件管理体制が設定されていないため、
撮影結果は合焦点の前後がぼけてしまい、一般ユーザに
とって満足する結果が得られなかった。さらに、0.1
〜0.3m程度の極至近距離を対象とする真の接写撮影
をその対象とすることは不可能であった。
【0003】上記理由としては、無限遠から1mまでの
被写体に対する合焦のために必要なレンズの移動量に比
して、1m以内の至近距離の被写体に合焦させるための
レンズの移動量が大幅に増大するため、そのためのみに
レンズを大幅に移動させる機構を設けることが不合理と
の考え方があったものと思われる。
【0004】それに対して、約0.1mまでの極至近距
離に位置する被写体を簡単に撮影可能にし、かつ通常撮
影領域の撮影も確保した全領域撮影用カメラが、同一出
願人による特願平9−号明細書に記載されている。それ
によれば、従来のカメラが不可能であったレンズ直前の
0.1〜0.3mの極至近距離を含めて至近距離の撮影
を容易に可能にし、カメラ直前から無限遠までの全領域
の撮影が可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記全領域撮影カメラ
にあっては、簡単に至近距離の良好な撮影を行い得るこ
とから、多くの者が気軽に扱える普及型カメラに用いる
と良い。しかしながら、そのような普及型カメラでは、
ファインダ用の被写体に臨む窓と撮影レンズとが互いに
離間して配設されており、ファインダからの視野と撮影
レンズによる視野とが一致せず、その大きさは被写体ま
での距離が近くなる程大きくなる。
【0006】したがって、1m以内の至近距離、特にカ
メラ直前の極至近距離の被写体を撮影する場合には、撮
影レンズの光軸とファインダの光軸との差、すなわちパ
ララックスが大きくなり、ファインダを介して構図を決
めても、撮影結果が希望したものと異なってしまうとい
う問題が発生する。また、被写体との距離に応じて通常
撮影モードと至近距離撮影モードとの切り替えを行う
が、そのモードの切り替えを間違えて撮影を行ってしま
った場合には、撮影時の希望した画像を得られないとい
う問題もある。
【0007】このような問題点に鑑み、本発明の主な目
的は、従来のカメラでは不可能であったレンズ直前の
0.1〜0.3mの極至近距離を含む真の接写撮影を容
易に可能にし、カメラ直前から無限遠までの全領域の撮
影を可能にするカメラにおいて、撮影時にファインダで
決めた構図に合った撮影結果を得られる全領域撮影カメ
ラ用ファインダ構造を提供することにある。
【0008】本発明によれば、特殊な高価な専用機を用
い、特殊な技能及び知識をもった者のみが困難ではある
が撮影可能な極至近距離撮影を、安価な普及機で可能に
し、しかも、初心者で十分に撮影可能なカメラを提供す
ることもできる。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、通常撮影範囲の撮影が可能でありかつ従来の一般カ
メラでは不可能であった極至近距離の真の接写撮影にお
ける良好な映像を撮影時にファインダをのぞいて決めた
構図に合った希望通りの撮影結果が簡単に得られること
を実現するために、本発明に於いては、通常撮影範囲に
位置する被写体に合焦させて撮影を行う通常撮影管理体
制と、レンズを前記通常撮影範囲において操作される当
該レンズの焦点移動のためのレンズ移動量よりも大きな
移動量をもって前記通常撮影範囲よりも近い至近撮影範
囲に位置する被写体に合焦させて撮影を行う至近撮影管
理体制とをそれぞれ別個に設定可能であり、かつファイ
ンダの被写体に臨む窓の位置が前記レンズの光軸から離
間して配設された全領域撮影カメラ用ファインダ構造で
あって、前記至近撮影管理体制が設定された場合には、
前記ファインダ内における前記至近撮影範囲の視野中心
となる至近撮影用指標を、前記ファインダ内の前記通常
撮影範囲の視野中心となる位置よりも前記レンズの光軸
側に近付いた位置に表示させるようにしたものとした。
特に、前記通常撮影管理体制と前記至近撮影管理体制と
を切り替えるための回動可能な操作部材を設け、前記操
作部材に前記回動に応じて前記至近撮影用指標を前記フ
ァインダ内に出没させるためのカム手段を設けると良
い。
【0010】このようにすることにより、カメラ直前を
含む至近撮影範囲の撮影を行うべく至近撮影管理体制を
設定したら、その至近撮影範囲に位置する被写体のファ
インダ内における視野中心となる位置を、ファインダ内
の至近撮影用指標により視認することができ、その指標
を視野中心として構図を決めれば、希望する構図通りの
撮影結果を得ることができる。また、通常撮影管理体制
と至近撮影管理体制との切り替えを行う1つの操作部材
に、上記至近撮影用指標を一体的に設けることにより、
簡単な機構にて、指標を撮影管理体制の切り替えに連動
させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0012】図1は、本発明が適用された普及用カメラ
の正面図である。図に示されるように、カメラボディ1
の前面にレンズ2が臨み、そのレンズ2を外囲して保護
する化粧リング3に、半径方向外向きに突出するように
設けられた撮影モード設定レバー4が一体に形成されて
いる。
【0013】本図示例では、撮影モード設定レバー4を
回動して所定位置で停止することにより4つのモードを
設定し得る。各モードは、図示されないバリアを閉じて
レンズ2を隠す非撮影モード(O)と、通常撮影範囲と
しての例えば1m以遠の被写体を対象とする風景撮影用
の通常撮影管理体制としての通常撮影モード(N)と、
至近撮影範囲の通常撮影範囲側になる例えば0.3〜1
mの至近距離の被写体を対象とする第1の至近撮影管理
体制としてのスーパーマクロ撮影モード(SM)と、至
近撮影範囲の接写側になる例えば0.1〜0.3mの極
至近距離の被写体を対象とする第2の至近撮影管理体制
としてのウルトラスーパーマクロ撮影モード(USM)
とからなる。これらのマクロ撮影モード(SM・US
M)が選択されたら、至近撮影管理体制における個々の
撮影管理体制がそれぞれ設定される。通常撮影モード
(N)が選択されたら、一般のカメラにおける風景撮影
に適する通常撮影機能を発揮する撮影管理体制が設定さ
れるようになっている。
【0014】次に、図2のカメラ本体の部分斜視図、及
び図3のレンズ筒体の部分破断斜視図を参照して、本カ
メラのレンズ2回りの構造について以下に示す。カメラ
ボディ1内に埋没状態に設けられて固定されたカム筒5
内に、レンズ2を保持する保持筒6が同軸的に受容され
ている。その保持筒6は、撮影モード設定レバー4を操
作(回動)することにより周方向に対して撮影モード設
定レバー4と一体的に回動する。これら互いに一体をな
す保持筒6と撮影モード設定レバー4とにより1つの操
作部材が構成されている。
【0015】そして、保持筒6の外周面の一部に突設し
たカムダボ6aが、カム筒5の周壁に図示したように湾
曲状に設けたカムスロット5aと係合しており、保持筒
6が回動することにより、カムスロット5aによりカム
ダボ6aがガイドされて、保持筒6が軸線方向に往復動
し得るようになっている。上記カムスロット5aの湾曲
形状は、撮影モード設定レバー4を図1(図2)の矢印
Aの向きに動かして、通常撮影モード(N)からマクロ
撮影側に動かすに連れて、カムダボ6aのレンズ前方側
への移動量が大きくなるように形成されている。このよ
うにして、撮影モード設定レバー4を動かすことによ
り、被写体までの距離に合わせてレンズ2を移動させる
ことができる。
【0016】また、上記保持筒6内には絞り機構が設け
られているが、その絞り機構は、カメラの絞りとして一
般的な複数枚の絞り羽根7aを用いて構成されている。
各絞り羽根7aは保持筒6内に同軸的に受容された環状
体7bに連係し、図4乃至図7の説明図に示されるよう
に、環状体7bの回動角度に連動して各絞り羽根7aの
重なり合いが変化して、各絞り羽根7aにより中央に形
成される開口からなる絞り7cの口径が大小変化する。
なお、環状体7bは保持筒6と一体的に軸線方向に変位
し得るように設けられている。
【0017】本図示例では、環状体7bに半径方向外向
きの係合片7dが一体に形成されていると共に、保持筒
6の内周面には、保持筒6の回動位置に応じて適宜係合
片7dと係合可能な係合レバー6bが半径方向内向きに
突設されている。また、環状体7bには、通常撮影時の
絞り変更用駆動レバー8に係合するアーム7dが一体に
設けられており、そのアーム7dには、絞り7cを開く
方向に環状体7bを回動させる向きに付勢するばね9が
連結されている。
【0018】このようにして構成された絞り機構による
絞りの変更形態を、図4乃至図7を参照して以下に示
す。まず、例えば1m以遠の被写体を対象とする通常撮
影範囲での絞り7cの大きさは、比較的明るい場所での
発光無しの状態で撮影可能な程度である。前記した通常
撮影モード位置に撮影モード設定レバー4を合わせるこ
とにより、係合レバー6bは係合片7dとは係合しない
図4の状態にある。そして、ばね9の付勢力に抗してア
ーム7eに駆動レバー8が係合しており、図4の通常撮
影状態が保持される。
【0019】なお、図4乃至図7は概念図であり、各ア
ーム7d・駆動レバー8・ばね9の形状は実際とは異な
る。また、シャッター10は、図3の想像線に示される
ように絞りのフィルム側に配設されており、保持筒6と
共に一体的に軸線方向に変位し得るようにされている。
また、カメラボディ1には、シャッターボタン11及び
ストロボ12が図1及び図2に示されるように配設され
ている。
【0020】なお、通常撮影状態において例えば夜間時
の撮影では、その雰囲気を光センサCDSにより検出
し、または手動で発光モードにする。すると、モータあ
るいはソレノイドにより図4の矢印Bの向きに駆動レバ
ー8が所定量変位して、ばね9により引っ張られたアー
ム7eが駆動レバー8に衝当するまで変位する。そし
て、環状体7bが図における反時計方向に所定角度回動
し、図5に示されるように絞り7cを大きく開いた状態
になる。通常撮影状態では上記図4及び図5の状態が適
宜選択され、シャッターボタン10を押して、撮影を行
う。
【0021】本願発明における至近撮影範囲(1m以
内)を対象とするマクロ撮影モードとして、まず例えば
0.3〜1mの被写体を対象とした撮影を行う場合に
は、撮影モード設定レバー4を、図4の矢印Cに示され
る向きに動かして、スーパーマクロ撮影モード(SM)
位置まで動かす。すると、レンズ2がカムスロット5a
の湾曲に合わせて所定量前方に繰り出されると同時に、
保持筒6が所定角度回動して係合レバー6bが図6の状
態になり、それにより各絞り羽根7aが口径を小さくす
る向きに重なり合い、この状態における絞り7cの大き
さとしての口径が例えば1.2mmになる。なお、例え
ば保持筒6とカム筒5との嵌合による摩擦状態を強くし
ておくことにより、保持筒6をばね9の弾発力に抗して
上記状態に保持しておくことができる。
【0022】このスーパーマクロ撮影モード(SM)で
は、例えば、35mmカメラで焦点距離35mmのレンズを
設けたものであって、レンズの焦点位置を0.7mの被
写体に合わせ、絞りをF:22に絞り、ストロボを常時
発光(強制発光)状態にした場合には、0.3〜1.2
mにある被写体に対して不満のない撮影を行うことがで
きた。したがって、従来の普及用カメラでは不可能に近
かった至近距離での撮影に好適な静物・置物・果物・絵
画・昆虫・生け花・器具類・陶器などを、鑑賞に好適な
サイズで容易に撮影することができる。
【0023】次に、撮影モード設定レバー4を、図6の
状態から矢印Dに示される向きに動かして、ウルトラス
ーパーマクロ撮影モード(USM)にすると、保持筒6
が所定角度回動してその係合レバー6bが図7の状態ま
で変位する。この状態では、各絞り羽根7aが口径をさ
らに小さくするように重なり合い、この状態における絞
り7cの大きさとしての口径が例えば0.7mmにな
る。
【0024】このウルトラスーパーマクロ撮影モード
(USM)では、レンズ2を最も前方に繰り出してレン
ズの焦点位置を0.17mの被写体に合わせると共に絞
りをF:44に絞ることになり、他の条件をスーパーマ
クロ撮影モード(SM)と同一にして、0.1〜0.4
mにある被写体に対して不満のない撮影を行うことがで
きた。さらに、0.1mの被写体の撮影の場合には、一
般的な焼き付けサイズ(サービス版など)の大きさで、
現物の1.7倍程度の大きさで鑑賞することができ、特
別な引き伸ばし処理を行わずに、対象物を拡大した状態
で視認することができる。
【0025】これらマクロ撮影モード(SM・USM)
にすると、通常撮影モード(N)とは別個にレンズ位置
・絞り口径・発光の各条件が設定されることになり、マ
クロ撮影時の撮影条件管理体制が、通常撮影状態の管理
体制から切り離されることになる。なお、この切り替え
をCPU及びモータアクチュエータ用いたカメラでは自
動的に行うことができる。
【0026】また、普及用カメラに用いられている通常
の絞り羽根では、上記マクロ撮影時の極小の口径を高精
度に再現することが困難であることが考えられる。例え
ば、通常撮影モードの撮影には従来の口径調節可能な上
記したような絞り羽根7aの構造を用い、図8に示され
るように、絞り羽根7aとは別個に形成した板状体13
を配設し、その板状体13に、スーパーマクロ撮影モー
ド(SM)の絞り径に相当する小径孔13aと、ウルト
ラスーパーマクロ撮影モード(USM)の絞り径に相当
する極小径孔13bを設けておく。
【0027】なお、本図示例における板状体13は、絞
り羽根7aを選択的に覆い得るように揺動自在に枢支さ
れていると共に、アイドルギア14を介して保持筒6に
設けられた内歯ギア6cとギア結合されており、保持筒
6の回動に連動して揺動運動を行うようになっている。
【0028】この図8に示される構造のものでは、通常
撮影モード(N)時には、板状体13は図の想像線に示
されるように絞り羽根7aと干渉しない位置にあり、前
記と同様にしてスーパーマクロ撮影モード(SM)にす
ると板状体13が矢印Eの向きに変位して図8の状態に
なり、光軸に合致した小径孔13aにより絞りが決定さ
れる。さらに、ウルトラスーパーマクロ撮影モード(U
SM)にすると、極小径孔13bが図8の小径孔13a
の代わりに位置することになり、その極小径孔13bに
より絞りが決定される。
【0029】なお、絞り羽根7aのみで絞りの口径を変
化させた構造のものにあっては、前記図示例では2つの
マクロ撮影モード(SM・USM)の切り替えで説明し
たが、それらの間及び通常撮影モード(N)との間を、
連続して可変に設定可能であり、2つのマクロ撮影モー
ド(SM・USM)に対する撮影モード設定レバー4の
位置は目安であり、撮影距離に応じた細かな調節も可能
である。また、板状体に小さな孔を設ける構造にあって
も同様に、上記2つの径違いの孔を設けることに限るこ
となく、径を順次小さくした多数の孔を配置し、前記撮
影モード設定レバー4の設定位置目盛りを同数描いてお
くことにより、撮影距離に応じた細かな調節も可能であ
る。しかしながら、被写界深度が極めて深く、被写体ま
での距離の誤差を撮影者が特に認識する必要はなく、上
記連続可変調節にあっては、画角の大きさの調節程度で
あり、撮影を難しくするものではない。さらに、被写体
の明るさの条件によっては無限遠までの鮮明な映像の撮
影を行うことができる。
【0030】次に、このようにしてなる本全領域撮影カ
メラにおける至近距離撮影時の被写体とレンズ2及びフ
ァインダ21との関係を示す(図9参照)。通常撮影モ
ード(N)では、約1m以遠の無限遠までの被写体を対
象とすることから、ファインダ21とレンズ2との光軸
差(カメラ本体における配置のずれ)による視差は小さ
く、その場合の視野中心はファインダの中心であって良
い。
【0031】それに対して、各マクロ撮影モード設定時
には、約1m以内の被写体を撮影対象とすることから、
上記光軸差の影響が大きくなってくる。例えば図9に示
されるように、カメラに近い位置の被写体をファインダ
21から見た場合には、その被写体がレンズ2の光軸L
C上に位置する状態での視野中心は図の波線矢印に示さ
れるようになる。そのため、被写体が遠ければファイン
ダ21の光軸FCに対する被写体を視認する角度αを略
0とみなすことができるが、被写体に対してカメラを近
付けるに連れて上記被写体視認角度αが大きくなる。
【0032】したがって、近くの被写体をファインダ2
1から見た際の視野中心が、被写体との距離が短くなる
に連れてファインダ21内で下方に移動することにな
る。そこで、本発明によるカメラでは、至近距離撮影時
でのファインダ21内における上記視野中心のずれを補
正する構造を設けており、その構造を以下に示す。
【0033】図2に示されるように、保持筒6には、例
えば透明樹脂板からなる2枚の突片22・23が固着な
どにより一体的に設けられており、それら突片22・2
3は、カム筒5に設けられた周方向スロット24を介し
て、カム筒5の半径方向外方に突出している。
【0034】その一方の突片22の突端部には、図10
に良く示されるように、至近撮影用指標としてのSM
(スーパーマクロ)用マーク22aが例えば赤丸形状に
て設けられ、他方の突片23の突端部には同じく至近撮
影用指標としてのUSM(ウルトラスーパーマクロ)用
マーク23aが例えば黄色環形状にて設けられている。
なお、図10の実線で示した状態では、設定レバー4を
通常撮影モード(N)に合わせた場合が示されている。
【0035】次に、設定レバー4を図10の想像線に示
されるようにスーパーマクロ撮影モード(SM)に合わ
せた場合には、設定レバー4の操作量に応じて保持筒6
が所定角度回動するため、保持筒6に一体化した突片2
2・23も所定角度回動する。そして、図11の実線で
示されるように、一方の突片22に設けたSM用マーク
22aのみが、ファインダ21内に表示されるようにな
り、他方の突片23に設けたUSM用マーク23aはフ
ァインダ21内には現れない位置に退避している。この
状態のファインダ21内の状態にあっては、図12の実
線で示されるように、ファインダ21の中心からレンズ
2の光軸側(図において下側)に若干離間した位置にス
ーパーマクロ撮影モード(SM)に適合する視野中心を
示すSM用マーク21aが表われている。
【0036】さらに、設定レバー4をウルトラスーパー
マクロ撮影モード(USM)に合わせると、上記と同様
に保持筒6がさらに回動し、その回動角度分だけ突片2
2・23も回動する。この場合には、図11の想像線に
示されるようにSM用マーク22aがファインダ21の
外へ逃げ、USM用マーク23aのみがファインダ21
内の所定の所に位置するようになる。このときのファイ
ンダ21内の状態にあっては、図12の想像線に示され
るようになり、上記と同様にウルトラスーパーマクロ撮
影モード(USM)に適合する視野中心の位置がUSM
マーク23aにより表示されるようになる。
【0037】本発明では、各マーク22a・23aをそ
れぞれのマクロ撮影モードSM・USMにおける範囲の
略中心に被写体が位置する場合の視野中心と一致するよ
うに設けている。具体的には、図12に示されるよう
に、至近距離内での遠い側に対応するスーパーマクロ撮
影モードSM設定時にはファインダ21の中心から若干
下側の位置にSM用マーク22aが位置し、至近距離内
での接写側に対応するウルトラスーパーマクロ撮影モー
ドUSM設定時には上記SM用マーク22aの位置より
もさらに下側にUSM用マーク23aが位置している。
【0038】このようにモード切替に応じて、ファイン
ダ21内において各設定モードに対応した視野中心とな
るべき位置が各マーク22a・23aにより示されるよ
うになっている。したがって、ファインダ21内にて各
マーク22a・23aの位置が視野中心であるとして構
図を決めれば、その希望した撮影結果が得られることに
なる。
【0039】なお、本具体例では、上記したように各範
囲内における略中心に被写体が位置する場合に対応する
視野中心の位置を用いており、各マクロモード毎に撮影
範囲に幅があるため、厳密には視野中心も被写体までの
距離の違いで異なることになるが、本具体例のように設
定した場合の誤差は許容範囲になり得る。また、通常撮
影範囲における視野中心を示すために特別に指標を設け
る必要はないが、ファインダ21の中央に例えば十字の
線で示すようにしても良い。
【0040】また、上記各マクロ撮影モードSM・US
Mにあっては至近撮影管理体制における強制発光を行う
が、本具体例では、図10に示されるように、通常撮影
管理体制における雰囲気の明暗を検出するための光セン
サCDSを、上記各マクロ撮影モードSM・USM設定
時に覆うことにより擬似的に暗状態にするための遮蔽レ
バー25が設けられている。
【0041】この遮蔽レバー25は、揺動自在に中間部
を枢支されていると共に、一端を保持筒6の外周面に当
接させるように図示されない弾発付勢手段により付勢さ
れている。また、保持筒6の外周面には所定の周方向長
さにて形成されたカム部26が設けられており、設定レ
バー4を動かして両マクロ撮影モードSM・USMに対
応する位置まで保持筒6が回動したら、遮蔽レバー25
の一端がカム部26に係合して遮蔽レバー25が傾動
し、通常撮影管理体制下では光センサCDSを開放して
いる遮蔽レバー25の他端部が光センサCDSを覆うよ
うになる。
【0042】したがって、マクロ撮影モードにしたら強
制発光の制御を行うように特別に回路やプログラム設計
をすることなく、通常撮影管理体制において一般ユーザ
が設定する自動発光条件のままにしておいて、設定レバ
ー4を操作してマクロ撮影モード状態に保持筒6を回動
させるのみで、撮影時に強制発光させる状態にすること
ができる。
【0043】また本発明によれば、指標の表示の仕方を
前記具体例に限定するものではなく、至近距離の撮影管
理体制に設定した状態でレンズを無断階に移動させる構
造において、そのレンズ移動量すなわち操作レバーの変
位量に応じて連続的に指標を動かすようにしても良い。
その具体的構造を図13に示す。
【0044】図13に示されるものでは、保持筒6の外
周面側に向けて弾発付勢されると共に、保持筒6の外周
面に設けられたカム部27によりファインダ21内に直
線的に突出するように支持された直動レバー28が透明
板材により形成されて設けられており、そのファインダ
21内に臨む突出方向端部には、前記具体例の各マーク
22a・23aの代わりとしての1つのマーク28aが
例えば赤丸形状にて設けられている。
【0045】また、カム部27の形状は、至近撮影に対
応する位置まで保持筒6が回動したら、直動レバー28
をファインダ21側へ所定量突出させる半径方向外向き
の高さにて形成されていると共に、さらに接写側に保持
筒6を回動させるに連れて、直動レバー28のファイン
ダ21内への突出量すなわちカム部27の高さ(保持筒
6の半径方向外向きの高さ)が漸減する傾斜面が形成さ
れている。
【0046】したがって、マーク28aは、至近撮影状
態に保持筒6が位置したら、前記SM用マーク22aの
位置よりもファインダ21の中心寄りに位置し、設定レ
バー4を接写位置まで操作すると、前記USMマーク2
3aの位置よりもファインダ21の下縁寄りに位置する
ようになり、その間にあっては、連続的に変化する。こ
のようにして、至近撮影状態において、視野中心の指標
となるマーク28aを無断階に連続的に変位させること
ができ、より一層細かな構図の設定を行うことができ
る。
【0047】あるいは、図14に示されるように3つの
撮影モードの視野中心を同一の指標で表示させるように
しても良い。図14に示される構造のものにあっては、
保持筒6の外周面にカム手段として半径方向に深さが2
段階に変化するカム面29a・29bが設けられてい
る。
【0048】また、指標となるマーク30を一体的に有
する透明樹脂板からなる直動レバー31が設けられてい
る。その直動レバー31の図における上端部に例えば赤
丸形状のマーク30が設けられており、そのマーク30
がファインダ21内の中心と下縁近傍との間で上下動す
るように直動レバー30が支持されている。なお、本直
動レバー30も、その図における下端を保持筒6の外周
面に当接させる向きに弾発付勢されている。
【0049】この図14に示されるものでは、設定レバ
ー4の操作により保持筒6が回動すると、保持筒6の外
周面及び各カム面29a・29b上を直動レバー30の
下端が摺接する。設定レバー4を通常撮影モードN
(N)の位置にすると、保持筒6の外周面に直動レバー
30の下端が当接している状態になり、その状態では直
動レバー30がファインダ21側に向けて最も突出した
状態であり、図14の矢印イに示されるようにファイン
ダ21内の中心にマーク30が位置する。
【0050】次に、設定レバー4をスーパーマクロ撮影
モード(SM)の位置にすると、保持筒6の外周面から
一段下がったカム面29aに直動レバー30の下端が当
接し、その状態では図14の矢印ロに示されるようにフ
ァインダ21内の中心からレンズ2の光軸側に若干近付
いた所定の位置にマーク30が位置するようになってい
る。さらに、設定レバー4をウルトラスーパーマクロ撮
影モード(USM)の位置にすると、図の実線で示され
るように、さらに一段下がったカム面29bに直動レバ
ー30の下端が当接し、その状態では図14の矢印ハに
示されるようにファインダ21内の下縁に近い位置にマ
ーク30が位置する。
【0051】この図14の図示例の場合における効果も
上記各具体例と同様であるが、通常撮影モード(N)時
の視野中心の指標も同一マーク30で表示することか
ら、常にマーク30を視野中心とした撮影を行えば良
い。したがって、ファインダ21内には、各撮影モード
における視野中心となる位置にマーク30のみが表示さ
れるようになり、撮影時の視野中心を誤ることがないと
共に、ファインダ21内が簡素化される。また、2段の
カム面29a・29bを設けたが、上記図12と同様に
一連の斜面からなるカム面の形状にして、マーク30を
連続的に移動させるようにしても良い。
【0052】このようにして、従来の普及用カメラでは
不可能であり、特殊なカメラでは条件設定に経験や技能
が必要であった1mの至近距離の撮影を簡単な操作で望
み通りの撮影結果が得られるようにすることができた。
これにより、微細な部分の精密な撮影を簡単に行うこと
が可能になり、特に多くの対象物の詳細な資料の作成に
対して大きく貢献するものである。すなわち、産業の各
分野に適用可能であり、例えば、医学治療における患
部、教育用の生物・昆虫・植物、土木工事における微細
な亀裂、警察における現場証拠、家庭や商店における料
理・生け花・置物・人形・手芸品、等の記録や資料等に
好適である。そして、それらを撮影の専門家に依頼する
ことなく、特別な撮影技術を取得することなく、1操作
で撮影管理体制を切り替えるのみで、各人がファインダ
をのぞいて、そこに表れる指標を視野中心として構図を
決めてシャッターボタンを押すだけで、従来困難であっ
た至近撮影範囲の被写体に対する鮮明かつ希望通りの構
図による撮影を行うことができる。
【0053】特に、上記マクロ撮影を、専用のカメラに
よるものではなく、通常の風景を撮影可能な普及用カメ
ラであっても、具体例で示したように何ら機構を複雑化
することなく達成可能であり、比較的安価な普及用カメ
ラに本発明構造を採用してもコストの上昇はわずかであ
り、コストアップ(微少)以上の多大な効果を得ること
ができる。
【0054】なお、上記図示例では各撮影モードの切り
替えをレバーによる手動切り替えを示したが、その切り
替えを自動で設定することに何ら支障はなく、図15に
示されるように、至近距離撮影機能切り替え用の操作部
材として、スーパーマクロ撮影モード(SM)用の押し
ボタン15と、ウルトラスーパーマクロ撮影モード(U
SM)用の押しボタン16とをカメラボディ1の例えば
上面に配設すると良い。通常撮影機能用には非撮影モー
ド(O)と通常撮影モード(N)とを選択する押しボタ
ンを別個に設けても良く、各押しボタンを選択的に操作
することにより、適宜それぞれに応じた撮影モードが自
動的に設定される。
【0055】至近距離撮影を行う場合には、各押しボタ
ン15・16を適宜押すことにより、図示されないレン
ズ駆動モータによりカム筒5をそれぞれに応じた角度だ
け回動して、それに伴ってレンズ2を移動させる。この
場合にあっては、前記図示例でレバー4を手動で操作し
たことに代えてモータ駆動するものであり、他のカム筒
5・レンズ2・絞りの連動については前記図示例と同様
であって良い。なお、レンズ駆動モータは、一般のズー
ム機構付きカメラに用いられる公知のレンズ駆動モータ
であって良く、その図示を省略する。
【0056】
【発明の効果】このように本発明によれば、至近距離の
被写体撮影用には絞りの口径を大幅に小さくして、非常
に広範囲の被写界深度を得られるようにして、被写体ま
での距離をそれほど意識することなく、1m以内の、さ
らに接写状態の0.1〜0.3mの極至近距離をも含む
近接撮影における鮮明な撮影を容易に行うことができる
が、そのような至近距離に位置する被写体の視野中心が
ファインダ内において通常撮影時における視野中心から
大きくずれてしまうため、通常撮影時と同様に撮影した
場合には撮影時に望んだ視野中心に被写体が位置しない
撮影結果となってしまうのに対して、近接撮影に応じた
視野中心となる指標をファインダ内に表示させたことか
ら、その指標を視野中心として撮影すれば、望み通りの
構図による撮影結果を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された普及用カメラの正面図。
【図2】カメラ本体の部分斜視図。
【図3】レンズ筒体の部分破断斜視図。
【図4】通常撮影時の絞り部分の概念図。
【図5】通常撮影時の絞りを大きく開いた状態を示す図
4と同様の図。
【図6】至近距離撮影時の絞り部分の図4と同様の図。
【図7】至近距離撮影時のさらに絞りを絞った場合を示
す図4と同様の図。
【図8】他の具体例を示す図4に対応する図。
【図9】ファインダとレンズとの光軸差を示す説明図。
【図10】本発明に基づくファインダの指標構造を示す
要部拡大正面図。
【図11】至近撮影時における視野中心を示すマーク位
置を示す図10に対応する図。
【図12】至近撮影時の2状態におけるファインダ内の
各マーク位置を示す拡大図。
【図13】マーク表示構造の第2の具体例を示す図。
【図14】マーク表示構造の第3の具体例を示す図。
【図15】自動設定カメラの図2に対応する図。
【符号の説明】
1 カメラボディ 2 レンズ 3 化粧リング 4 撮影モード設定レバー 5 カム筒、5a カムスロット 6 保持筒、6a カムダボ、6b 係合レバー、6c
内歯ギア 7a 絞り羽根、7b 環状体、7c 絞り、7d 係
合片、7e アーム 8 駆動レバー 9 ばね 10 シャッター 11 シャッターボタン 12 ストロボ 13 板状体、13a 小径孔、13b 極小径孔 14 アイドルギア 15・16 押しボタン 21 ファインダ 22 突片、22a SM用マーク 23 突片、23a USM用マーク 24 スロット 25 遮蔽レバー 26 カム部 27 カム部 28 直動レバー、28aマーク 29a・29b カム面 30 マーク 31 直動レバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常撮影範囲に位置する被写体に合焦さ
    せて撮影を行う通常撮影管理体制と、レンズを前記通常
    撮影範囲において操作される当該レンズの焦点移動のた
    めのレンズ移動量よりも大きな移動量をもって前記通常
    撮影範囲よりも近い至近撮影範囲に位置する被写体に合
    焦させて撮影を行う至近撮影管理体制とをそれぞれ別個
    に設定可能であり、かつファインダの被写体に臨む窓の
    位置が前記レンズの光軸から離間して配設された全領域
    撮影カメラ用ファインダ構造であって、 前記至近撮影管理体制が設定された場合には、前記ファ
    インダ内における前記至近撮影範囲の視野中心となる至
    近撮影用指標を、前記ファインダ内の前記通常撮影範囲
    の視野中心となる位置よりも前記レンズの光軸側に近付
    いた位置に表示させるようにしたことを特徴とする全領
    域撮影カメラ用ファインダ構造。
  2. 【請求項2】 前記通常撮影管理体制と前記至近撮影管
    理体制とを切り替えるための回動可能な操作部材を設
    け、前記操作部材に前記回動に応じて前記至近撮影用指
    標を前記ファインダ内に出没させるためのカム手段を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の全領域撮影カメ
    ラ用ファインダ構造。
JP2187598A 1998-02-03 1998-02-03 全領域撮影カメラ用ファインダ構造 Withdrawn JPH11218831A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113703160A (zh) * 2020-05-08 2021-11-26 宏碁股份有限公司 虚拟现实定位装置及其制作方法、虚拟现实定位系统
US11846729B2 (en) 2020-04-10 2023-12-19 Acer Incorporated Virtual reality positioning device, virtual reality positioning system, and manufacturing method of virtual reality positioning device

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