JPH08292351A - レンズバリア付きカメラ - Google Patents

レンズバリア付きカメラ

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Publication number
JPH08292351A
JPH08292351A JP9928895A JP9928895A JPH08292351A JP H08292351 A JPH08292351 A JP H08292351A JP 9928895 A JP9928895 A JP 9928895A JP 9928895 A JP9928895 A JP 9928895A JP H08292351 A JPH08292351 A JP H08292351A
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JP
Japan
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camera
lens
focus
lens barrier
barrier
Prior art date
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Application number
JP9928895A
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English (en)
Inventor
Hirosuke Maeda
啓輔 前田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズバリア開閉機構とピント調整機構との
操作部の共通化を図り、操作性を向上したカメラを提供
する。 【構成】 カメラ1の前面に、光軸回りに回転する操作
リングを備える。操作リングは、レンズを繰り出すフォ
ーカスリングとともに、一体的に回転する。操作レバー
32を反時計方向100に回転すると、操作リングの回
転によりレンズバリア22が開き、かつ、フォーカスリ
ングに突設されたスイッチ部がメインスイッチをオンと
する。そして、ピントが無限遠まで合った過焦点距離に
レンズが繰り出されるスナップショットモードとなる。
さらに操作レバー32を反時計方向100に回転する
と、クリック機構によって、近距離、中距離、遠距離に
焦点距離が変化し、より正確にピント調整できるゾーン
フォーカスモードとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズバリア付きカメ
ラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、特にコンパクトカメラの分野にお
いては、レンズを保護するレンズバリアを備えた種々の
レンズバリア付きカメラが提供されている。たとえば、
レンズバリアを開閉するための開閉レバーを備え、この
開閉レバーによって、ズームレンズの画角(標準・望遠)
を切り換えることができるようにしたものや(たとえ
ば、実開昭61−88137号公報、実開昭61−20
3732号公報)、レンズを覆うレンズバリア自体を移
動することによって2つの焦点距離を選択できるように
したカメラ(たとえば、実開昭60−84538号公報)
などがある。また、単焦点カメラについてもレンズバリ
アを備えたものがあり、多くはオートフォーカス機構を
備えている。
【0003】しかし、ズームカメラ、2焦点カメラ、オ
ートフォーカスタイプの単焦点カメラは、一般に高価で
ある。低価格のレンズバリア付きカメラを提供するに
は、手動でピント調整するタイプの単焦点カメラが好ま
しい。
【0004】ところが、従来の手動ピント調整タイプの
レンズバリア付き単焦点カメラは、レンズバリア開閉機
構の操作部とピント調整機構の操作部とは別個独立に設
けられていたため、操作箇所が多くなり、簡単に操作す
ることができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決しようとする技術的課題は、手動ピント調整タイプ
のレンズバリア付き単焦点カメラにおいて、レンズバリ
ア開閉機構とピント調整機構との操作部の共通化を図
り、操作性を向上することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の技術的課題を解決
するため、本発明によれば、以下の構成のレンズバリア
付きカメラが提供される。
【0007】すなわち、レンズバリア付きカメラは、レ
ンズバリアと、このレンズバリアを開閉する操作部材
と、ピントを調整するピント調整機構とを備える。上記
操作部材の操作移動領域は、上記レンズバリアを閉じる
閉操作位置と上記レンズバリアを開く開操作位置との間
の開閉操作領域と、この開操作位置に続きかつ上記レン
ズバリアの開状態を維持したままでピント調整を行なう
ピント調整移動領域とよりなる。さらに、このピント調
整移動領域における上記操作部材の位置に対応して上記
ピント調整機構を作動させるピント連動機構を備える。
【0008】上記構成においては、操作部材を移動する
ことによって、レンズバリアの開閉操作を行なうことが
できる。操作部材が開閉操作領域の閉操作位置にあると
き、レンズバリアは閉じた状態であり、カメラは撮影で
きない状態である。操作部材が開閉操作領域の開操作位
置またはピント調整移動領域にあるとき、レンズバリア
は開いた状態であり、カメラは撮影可能な状態となる。
そして、操作部材がピント調整移動領域内にあるとき、
操作部材の位置に対応じて、ピント連動機構はピント調
整機構を作動させる。つまり、ピント調整移動領域内の
どこに操作部材を位置させるかによって、ピントを調整
することができる。このように、操作部材を操作するこ
とによって、レンズバリアの開閉操作とピント調整操作
とを行なうことができる。
【0009】したがって、手動ピント調整タイプのレン
ズバリア付き単焦点カメラにおいて、レンズバリア開閉
機構とピント調整機構との操作部の共通化を図り、操作
性を向上することができる。
【0010】上記構成において、開閉操作領域の開操作
位置とピント調整移動領域とは、重なっても、離れてい
てもよい。また、たとえばシャッタやフラッシュなどの
電動機構を有するカメラでは、操作部材が閉操作位置に
あるときにはメインスイッチがオフとなり、操作部材が
開操作位置およびピント調整移動領域にあるときにはメ
インスイッチがオンとなるように構成する。操作部材
は、たとえば直線移動するように構成することもでき
る。
【0011】好ましくは、上記操作部材は、カメラの前
面に備えられ光軸中心に回動する操作リングである。上
記ピント調整機構は、上記操作リングよりカメラ後方側
に設けられ光軸中心に回動する回動部材と、この回動部
材よりカメラ前方側に配置されレンズを収納する回動不
自在かつ光軸方向移動自在であるレンズホルダーと、こ
のレンズホルダーより前方側に配置されこのレンズホル
ダーをカメラ後方側へ付勢する押えバネとを備える。上
記回動部材には周方向に高さを変えながら光軸に沿って
カメラ前方側に突出するレンズ繰り出し壁が形成され
る。このレンズ繰り出し壁のカメラ前方側側斜面に上記
レンズホルダーが当接する。上記ピント連動調整機構
は、上記操作リングと上記ピント調整機構の上記回動部
材とを一体回動可能に結合する結合部材である。
【0012】上記構成において、操作リングを回動する
と、結合部材によって結合されたピント調整機構の回動
部材は操作リングと一体回転する。このとき、回動部材
のレンズ繰り出し壁は、回動不自在であるレンズホルダ
ーに対して相対回転する。レンズホルダーは、押えバネ
によって付勢されて回動部材のレンズ繰り出し壁のカメ
ラ前方側斜面に当接するので、回動部材の相対回転によ
って、光軸方向に移動する。レンズホルダーの移動によ
ってレンズも光軸方向に移動されるので、ピントが調整
されることになる。なお、回動部材のレンズ繰り出し壁
のカメラ前方側斜面は、高さが変化しない平面を含んで
もよい。
【0013】上記構成においては、バリア開閉およびピ
ント調整のための部材は、光学系構成部材の一部として
兼用化することが容易である。また、ピント調整機構の
回動部材はカメラ後方側に配置されるので、レンズ部の
カメラ前方への突出を小さくできる。したがって、カメ
ラの構成は簡単となり、また、コンパクト化が図れる。
【0014】好ましくは、フラッシュの動作モード、た
とえば自動発光、発光禁止、近接ソフト発光などの動作
モードを選択するフラッシュ動作モード選択機構と、上
記ピント調整移動領域における上記操作部材の位置に対
応して、上記フラッシュ動作モード選択機構を作動させ
るフラッシュ動作モード連動機構とをさらに備える。
【0015】上記構成において、ピント調整移動領域に
おける操作部材の位置、すなわち、撮影距離に応じて、
所定のフラッシュ動作モードを設定することができる。
たとえば、撮影距離が近距離または中距離においては、
フラッシュ光が到達するので、フラッシュが自動発光す
る動作モードに設定し、遠距離においては、フラッシュ
光が到達しないので、発光を禁止する動作モードに設定
する。
【0016】したがって、フラッシュの動作モードの選
択は、ピント調整操作に連動して行なわれるため、特別
な操作が不要であり、カメラの操作性が向上する。
【0017】好ましくは、上記操作部材の上記開操作位
置において、上記ピント調整機構は過焦点距離又は常焦
点距離にピントを調整する。
【0018】上記構成において、操作部材が開操作位置
に移動されると、固定焦点位置となる。固定焦点位置に
おいては、過焦点距離または常焦点距離にピントが調整
される。過焦点距離では、それより後方にある被写界深
度の遠点が、無限遠(∞)と一致する。つまり、無限遠ま
での広い範囲にピントを合せた撮影をすることができ
る。また、厳密に過焦点距離でなくとも、おおよそその
付近の位置であれば、実用に耐え得る。さらに、過焦点
以外でも、使用頻度が高いと思われる距離に焦点が合う
常焦点距離にピントを調整するように、固定焦点位置を
構成してもよい。
【0019】好ましくは、さらに上記操作部材の上記ピ
ント調整移動領域において、上記ピント調整機構は上記
操作部材が上記開操作位置から遠くなるに連れて焦点距
離が順次変化し、かつ、適宜撮影距離にクリック機構に
よって設定される複数の選択焦点位置を含む。
【0020】上記構成において、操作部材がピント調整
移動領域に移動されると、設定される焦点距離が近距離
から遠距離へもしくはその逆の順に配置された複数の選
択焦点位置(たとえば、近距離位置、中距離位置、遠距
離位置)が、順にクリック設定される。被写体までの距
離に応じて1つの選択焦点位置に操作部材を設定する
と、固定焦点位置に操作部材を設定する場合より、一般
に、より厳密なピント調整が可能となる。
【0021】したがって、開操作位置では、ピント調整
を気にせずに気軽に撮影できる一方、ピント調整移動領
域では、複数の選択焦点位置から1つの選択焦点位置を
選択して設定するという比較的簡単な操作で、より厳密
なピント調整を行なうことができる。
【0022】
【実施例】以下に、図1〜図5に示した本発明の一実施
例に係るレンズバリア付きカメラについて詳細に説明す
る。
【0023】図1は、本発明の一実施例に係るレンズバ
リア付きカメラの正面図である。図2は、図1のカメラ
の光学系の要部断面図である。図3および図4は、図1
のカメラの分解斜視図である。図3は前側部分を、図4
は後側部分を示す。図5は、図1のカメラのピント調整
の説明図である。(I)は、ピント調整機構の展開図であ
り、(II)は操作位置によるスイッチ動作の説明図であ
る。
【0024】図1の正面図に示すように、このカメラ1
は、レンズバリア22と、内蔵フラッシュ8と、セルフ
タイマーとを備える。レンズバリア22は、操作リング
30から径方向外側に突出した操作レバー32の回転操
作によって開閉される。内蔵フラッシュ8は、受光窓1
7から測光した被写体輝度と操作レバー32によるモー
ド設定とに応じて、自動発光する。ランプ16は、フラ
ッシュ発光時に赤目軽減のため、点滅する。セルフタイ
マーは、セルフタイマーレバー18によって操作でき
る。セルフタイマー作動中には、ランプ16が点滅す
る。
【0025】カメラ1は、図3および図4の分解斜視図
に示すように構成されている。次に、図3に示したカメ
ラ本体2の前側部分の構成と、図4に示したカメラ本体
2の後側部分の構成、すなわちカメラ本体2の内部に収
納される光学系ユニット82の構成とに分けて説明す
る。
【0026】まず、カメラ本体2の前側部分の構成につ
いて、説明する。すなわち、カメラ本体2の前面3に
は、図3に示すように、光軸に沿って前方から順に、前
面かざり板20と、レンズバリア22と、操作リング3
0とが取付られる。
【0027】カメラ本体2の前面3の上部には、透明カ
バー12が取付られ、ファインダー対物窓10と、内蔵
フラッシュ8と、赤目軽減/セルフタイマーランプ16
と、受光窓17とを保護している。透明カバー12の下
部には、撮影モードを表示する目盛板14が取付られて
いる。目盛板14には、撮影距離も表示するようにして
もよい。また、カメラ本体2の前面3には、光軸に沿っ
て前方に突設された2つのレンズバリア支持ピン6と、
光軸に沿って周方向かつ前方に延在する2つの周壁4と
を有する。カメラ本体2の前面3には、貫通する光路穴
と前面かざり板取付穴7とが形成される。
【0028】前面かざり板20の後面には、光軸に沿っ
て突出する取付脚21が形成され、この取付脚21がカ
メラ本体2の前面かざり板取付穴7に係合することによ
って、前面かざり板20は、カメラ本体2に対して固定
される。そして、レンズバリア22と操作リングと30
は、前面かざり板20とカメラ本体2の前面3との間に
挾持される。
【0029】レンズバリア22は、上下に分割された2
つのバリア部材23a,23bからなる。両バリア部材2
3a,23bは、大略三角形形状のバリア部24と、バリ
ア部24の一端から光軸に沿って後方に突出する案内突
起26と有し、バリア部24の案内突起26近傍には、
支持穴25が形成される。支持穴25には、カメラ本体
2の前面3に突設されたレンズバリア支持ピン6が挿入
され、両バリア部材23a,23bは、レンズバリア支持
ピン6の回りに回転可能に支持される。
【0030】操作リング30は、大略ドーナツ状形状の
円板部31と、円板部31から径方向外側に突出する操
作レバー32と、円板部31の後面から光軸に沿って後
方に突出する係合脚36とを有する。
【0031】操作リング30の円板部31は、カメラ本
体2の前面3に突設された周壁4内に挿入され、回転自
在に支持される。操作リング30は、操作レバー32に
よって、カメラ1の外部から回転される。操作リング3
0の係合脚36は、カメラ本体2の内部に収納されるフ
ォーカスリング60の係合爪64(後述する)に係合し、
フォーカスリング60と操作リング30とが一体的に回
転するようにする。
【0032】操作リング30の円板部31の後面にはク
リック溝38が形成される。クリック溝38には、カメ
ラ本体2内に後端が固定されたクリックバネ39bによ
って付勢されるクリックボール39aが係合し、クリッ
ク機構を構成する。操作リング30の外周面33には指
標が設けられ、各クリック停止位置において、その位置
に対応する目盛板14上の撮影モードを示す。
【0033】円板部31には、貫通する2つの案内溝3
4形成される。各案内溝34は、光軸からの径方向距離
が一定かつ短かい第1溝35aと、光軸からの径方向距
離が一定かつ長い第3溝35cと、両溝35a,35cを滑
らかに接続する第2溝35bとからなる。カメラ前方か
ら見て反時計方向(矢印100で示す)に、第1溝35
a、第2溝35b、第3溝35cの順に配置されている。
【0034】カメラ本体2のレンズバリア支持ピン6
は、操作リング30の回転範囲内位置においては、常
時、案内溝34の第1溝35aを貫通して、カメラ前方
へ突出する。一方、レンズバリア支持ピン6に支持され
た両バリア部材23a,23bの案内突起26は、操作リ
ング30の回転によって、案内溝34の第1溝35a、
第2溝35b、第3溝35cに摺接する。
【0035】詳しくは、カメラ前方から見て時計方向
(矢印101で示す)に最も回転された位置に操作リング
30があるとき、両バリア部材23a,23bの案内突起
26は、操作リング30の案内溝34の第3溝35cに
摺接する。そして、両バリア部材23a,23bのバリア
部24は互いに接近して接触する。つまり、レンズバリ
ア22は閉状態となる。
【0036】一方、操作リング30がカメラ前方から見
て半時計方向(矢印100で示す)に回転すると、両バリ
ア部材23a,23bの案内突起26は、案内溝34の第
3溝35cから第2溝35bを経て第1溝35aに摺接す
る。そして、両バリア部材23a,23bはレンズバリア
支持突起6の回りにカメラ前方からみて反時計方向に回
転し、バイア部24が互いに最も離れる。つまり、レン
ズバリア22は開状態となる。
【0037】次に、カメラ本体2の後側部分の構成、す
なわちカメラ本体2の内部に収納される光学系ユニット
82について、図2、図4、および図5を参照しなが
ら、説明する。
【0038】すなわち、図2、図4に示すように、光学
系ユニット82は、押さえバネ46(図2では図示せず)
と、レンズユニット40と、レンズホルダー50と、フ
ォーカスリング60と、レンズ支持台板70と、シャッ
タ78と、共通台板80とを、カメラ前方からこの順に
備える。光学系ユニット82は、共通台板80上に一体
的に構成される。
【0039】共通台板80は、支持部81を有する。共
通台板80の支持部81がカメラ本体2に後方から固定
されることによって、光学系ユニット82はカメラ本体
2の内部に収納される。
【0040】共通台板80には、図4に示すように、ス
イッチ基板68と、レンズ支持台板70とが、前方より
固定される。レンズ支持台板70と共通台板80との間
には、シャッタ78が取付られる。レンズ支持台板70
は、光軸に沿って前方に突出する筒壁72およびレンズ
ホルダ案内ピン74とを備える。
【0041】フォーカスリング60は、光路穴が形成さ
れたドーナツ状の円板部61と、円板部61から光軸に
沿って周方向に延在しかつ前方に突出する3つのレンズ
繰り出し壁62と、円板部61から径方向外側に突出す
る係合爪64およびスイッチ部66とを備える。
【0042】フォーカスリング60の円板部61の光路
穴に、レンズ支持台板70から突出する筒壁72が挿入
され、フォーカスリング60は、回転自在に支持され
る。フォーカスリング60レンズ繰り出し壁62は段状
に形成され、光軸方向の高さすなわちカメラ前方へと突
出高さが異なる。
【0043】詳しくは、レンズ繰り出し壁62の前縁面
すなわちレンズ繰り出し面63は、図5(I)の展開図に
示すように構成される。この図の上下方向は光軸方向に
一致し、図において上側が、カメラ前方に対応する。レ
ンズ繰り出し面63は、大略一定高さの第1段面63a
と、第1段面63aより高いすなわちカメラ前方に突出
する大略一定高さの第2段面63cと、第1段面63aお
よび第2段面63cより低い大略一定高さの第3段面6
3eとが、この順にカメラ前方から見て反時計方向に配
置され、かつ、第1段面63aと第2段面63cとの間を
第1斜面63bが、第2段面63cと第3段面63eとの
間を第2斜面63dが、それぞれ滑らかに連続するよう
に構成される。フォーカスリング60のスイッチ部66
は、共通台板80に固定された基板68に接触する。フ
ォーカスリング60の回転によって、スイッチ部66の
接触端子および突起と、基板68上のパターンおよびス
イッチ要素との接触状態が変更される。
【0044】レンズホルダー50は、光路穴を有する大
略ドーナツ状の円板部51と、円板部51から光軸に沿
って周方向に延在しかつ前方に突出する3つのレンズ支
持壁52と、円板部51から径方向外側に突出する係合
爪56とを備える。
【0045】レンズホルダー50の円板部51は、その
後面の径方向内側には、図2に示すように、筒壁58が
形成される。この筒壁58の外周面は、レンズ支持台板
50の筒壁72の内周面に摺接し、レンズホルダー50
は径方向に位置決めされる。また、レンズホルダー50
の円板部51の後面の径方向外側には、図2および図5
に示すように、3つの支持突起54が形成され、フォー
カスリング60のレンズ繰り出し壁62のレンズ繰り出
し面63にそれぞれ当接する。レンズホルダー50のレ
ンズ支持壁52は、図4に示すように、カメラ前方から
見て反時計方向に次第に高くなるすなわちカメラ前方に
突出するテーパ形状を有する。レンズホルダー50の係
合爪56は、レンズ支持台板70のレンズホルダ案内ピ
ン74に軸方向移動自在に摺接し、レンズホルダー50
の回転を阻止する。
【0046】レンズユニット40は、図4に示すよう
に、レンズ本体41と、3つのフランジ43を有するレ
ンズ鏡胴42とからなる。レンズユニット40のレンズ
鏡胴42は、図2に示すように、レンズホルダー50の
光路穴に挿入され、径方向に位置決めされる。レンズ鏡
胴42のフランジ43の後面には、図2および図5(I)
に示すように、それぞれ支持突起44が形成される。こ
の支持突起44は、図5に示すように、レンズホルダー
50のレンズ支持壁52のレンズ支持斜面53にそれぞ
れ当接する。レンズホルダー50のレンズ支持壁52が
テーパ形状であるので、レンズホルダー50とレンズユ
ニット40との光軸方向相対位置は、互いに相対回転す
ることによって調整できるようになっている。調整後、
レンズユニット40は接着によってレンズホルダー50
と一体化される、すなわち光軸方向相対位置が固定され
る。
【0047】押さえバネ46は、レンズ支持台板70に
ネジ止め固定される固定部47a,47bと、固定部47
a,47b間のバネ部47cと、上記固定部47a,47bか
ら延在して片持ち梁を構成する3つのバネ部48a,48
b,48cとからなる。バネ部47cはフォーカスリング6
0に設けられたスイッチ部66をスイッチ基板68へ付
勢する。バネ部48a,48b,48cの自由端には、図5
に示すように、先端突起49が形成される。この先端突
起49がレンズユニット40に当接して、押えバネ46
はレンズユニット40とレンズホルダー50とをカメラ
後方に付勢する。
【0048】次に、カメラ1の操作とともに、構成につ
いて、さらに説明する。
【0049】すなわち、このカメラ1の操作リング30
の操作レバー32を、カメラ前方から見て反時計方向に
回転すると、操作レバー32は、図5(II)に示す、オフ
モード位置88、スナップショットモード位置90、ゾ
ーンフォーカスモード位置92である近景モード位置9
4、中景モード位置96、および遠景モード位置98の
順に移動する。このとき、操作リング30とフォーカス
リング60とは一体的に回転する。このとき、フォーカ
スリング60は、レンズユニット40およびレンズホル
ダー50に対して相対回転する。
【0050】操作レバー32が最も時計方向に回転され
たオフモード位置88では、カメラ1は、レンズバリア
22が閉じて撮影不可能な状態であるオフモードとな
る。このとき、フォーカスリング60のスイッチ部66
の突起がスイッチ基板68のスイッチ部に当接してスイ
ッチ要素の接点を開き、メインスイッチSW1をオフ状
態とする。また、図5(I)に示すように、レンズホルダ
ー50のレンズ支持突起54は、フォーカスリング60
のレンズ繰り出し壁62の第1段面63aに位置する。
【0051】次に、操作レバー32がカメラ前方から見
て反時計方向に回転されると、スナップショットモード
位置90にクリック設定される。すなわち、カメラ1
は、レンズバリア22が開き撮影可能な状態であるスナ
ップショットモードとなる。このとき、フォーカスリン
グ60が回転し、フォーカスリング60のスイッチ部6
6の突起がスイッチ基板68のスイッチ部から移動して
スイッチ要素の接点を閉じ、カメラ1のメインスイッチ
SW1がオンとなる。
【0052】同時に、操作リング30の案内溝34も回
転移動するので、レンズバリア22のバリア部材23a,
23bの案内突起26は、案内溝34の第3溝35cから
第2溝35bを経て第1溝35aに摺接しながら移動す
る。これによって、レンズバリア22は開状態となる。
なお、操作レバー32がカメラ前方から見て反時計方向
にさらに回転されても、バリア部材23a,23bの案内
突起26は、径方向距離が一定である案内溝34の第1
溝35aに摺接したままであるので、レンズバリア22
の開状態はそのまま保持される。
【0053】また、レンズホルダー50のレンズ支持突
起54は、操作レバー32の回転によりフォーカスリン
グ60が回転しても、図5(I)に示したフォーカスリン
グ60のレンズ繰り出し壁62の第1段面63a上を矢
印102で示す方向に相対移動するだけである。このよ
うにレンズ支持突起54がレンズ繰り出し壁62の第1
段面63aに当接しているとき、レンズホルダー50を
介してのレンズユニット40の繰り出しによって、過焦
点距離又は常焦点距離にピント調整される。たとえば、
ストップ位置が2.7メートル、撮影距離が1〜7メー
トルに設定される。このスナップショトモードにおいて
は、広い撮影距離でピントが合った撮影が可能であるの
で、撮影者はピントを気にすることなく手軽に撮影を行
なうことができる。
【0054】次に、スナップショットモード位置90か
ら、操作レバー32がカメラ前方から見て反時計方向に
さらに回転されると、カメラ1は、ピント調整が可能な
ゾーンフォーカスモードに設定される。ゾーンフォーカ
スモードでは、近距離から遠距離(無限遠)までの適宜距
離に、より正確にピントを合わせた撮影が可能となる。
【0055】すなわち、スナップショットモード位置9
0から、操作レバー32がカメラ前方から見て反時計方
向に回転されると、近景モード位置94、中景モード位
置96、遠景モード位置68が、順にクリック設定され
る。このとき、メインスイッチSW1は、図5(II)に示
すように、スナップショットモード位置90からゾーン
フォーカスモード位置92への切り換え途中で、一旦オ
フとなり、撮影が禁止されるが、ゾーンフォーカスモー
ド位置92内に移動した後にはオン状態が保持され、撮
影可能状態が継続される。スナップショットモード位置
90とゾーンフォーカスモード位置92との切り換え途
中でメインスイッチSW1が一旦オフになるのは、この
ような中間位置では、撮影距離の調整が過渡的な状態で
あり、ピントが合っていない写真ができる可能性がある
からである。なお、各モード位置94,96,98の間の
中間位置に操作レバー32を設定できるようにすること
も、可能である。
【0056】ゾーンフォーカスモードの近景モード位置
94に設定するとき、フォーカスリング60の回転によ
り、レンズホルダー50のレンズ支持突起54は、図5
(I)に示すように、フォーカスリング60のレンズ繰
り出し壁62の第1段面63aから第1斜面63bを経
て第2段面63cと第2斜面63dとの交点まで、矢印1
02方向に相対移動する。第2段面63cは第1段面6
3aより高いので、レンズユニット40がカメラ前方に
繰り出される。これによって、たとえば、ストップ位置
が1.3メートル、撮影距離が1〜1.8メートルに設定
される。このゾーンフォーカスモードの近景モードおい
ては、人の上半身程度の大きさでピントがよく合った撮
影を行なうことができるようになる。
【0057】近景モード位置94からさらに反時計方向
に操作レバー32が回転されると、中景モード位置96
にクリック設定される。すなわち、フォーカスリング6
0の回転により、レンズホルダー50のレンズ支持突起
54は、図5(I)に示すように、フォーカスリング60
のレンズ繰り出し壁62の第2段面63cと第2斜面6
3dとの交点から、第2段面63cよりも次第に低くなる
よう第2斜面63d上を第2斜面63dの途中位置まで相
対移動する。第2斜面63dの途中位置にレンズ支持突
起54が当接しているとき、押えバネ46に付勢された
レンズユニット40はカメラ後方に繰り込まれる。これ
によって、たとえば、ストップ位置が2.2メートル、
撮影距離が1.5〜4.3メートルに設定される。この中
景モードにおいては、2人が並んで上半身程度の大きさ
でピントがよく合った撮影を行なうことができるように
なる。
【0058】中景モード位置96からさらに反時計方向
に操作レバー32が回転されると、遠景モード位置98
にクリック設定される。すなわち、フォーカスリング6
0の回転によって、レンズホルダー50のレンズ支持突
起54は、図5(I)に示すように、フォーカスリング6
0のレンズ繰り出し壁62の第2斜面63d上を移動し
て、最も低い第3段面63eとの交点に達する。レンズ
繰り出し壁62の第2斜面63dと第3段面63eとの交
点にレンズ支持突起54が当接するとき、レンズユニッ
ト40はカメラ後方へさらに繰り込まれる。これによっ
て、たとえば、ストップ位置が7メートル、撮影距離が
2.7メートル〜∞(無限遠)に設定される。この遠景モ
ードにおいては、無限遠によくピントが合った撮影を行
なうことができるようになる。
【0059】上記のように操作レバー32の操作により
ピント調整されるが、他の撮影条件は、操作レバー32
の操作量と、受光窓17から測光する被写体輝度と、装
填されたフィルム感度とによって、設定される。
【0060】詳しくは、カメラ1の絞りはF4で固定で
ある。シャッター速度は、1/30秒と1/125秒と
の2速であり、被写体輝度に応じて自動的に切り替わる
ようになっている。
【0061】また、カメラ1は、ゾーンフォーカスモー
ド位置92の近景モード位置94と中景モード位置96
及びその間に設定されると、被写体がEV9.5より低
輝度であると判断したときには、LEDで光量不足警告
を表示し、シャッター速度を自動的に1/30秒とし、
撮影時にフラッシュ8を自動発光させる。
【0062】すなわち、図5(II)に示すように、ゾーン
フォーカスモード位置92の近景モード位置94と中景
モード位置96及びその間においては、フラッシュ光が
到達する範囲で撮影されるものと考えられるので、フラ
ッシュ発光モード切り替えスイッチSW2がオフとな
り、フラッシュ8が撮影時に輝度に応じて自動発光す
る。これ以外の位置では、フラッシュ発光モード切り替
えスイッチSW2はオンとなり、フラッシュ8は自動発
光しない。フラッシュ8が自動発光しないのは、ゾーン
フォーカスモードの遠景モード側においてはフラッシュ
光が到達しない距離に被写体があると考えられるためで
あり、スナップショッフモードでは被写体が遠距離また
は最近接距離にあって露光不足または過露光となり適正
露出が得られない可能性があるためである。ただし、強
制発光ボタン19が押されたときには、フラッシュ8は
撮影時に発光するように構成する。
【0063】以上説明したように、上記構成のカメラ1
は、わずか1箇所の操作レバー32を操作するだけで、
レンズバリア22の開閉と、メインスイッチSW1のオ
ン/オフと、ピント調整とを連続して行なうことがで
き、操作性に優れている。また、バリア開閉やピント調
整のための部材を光学系構成部材と兼用化でき、電動機
構などを用いなくても構成可能であるので、低価格化、
コンパクト化を図ることができる。
【0064】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その他種々の態様で実施可能である。たと
えば、フラッシュ8を強制的に発光させるための強制発
光ボタン19を備えない簡略化された構成としてもよ
い。また、フラッシュ8をモード設定に連動して自動発
光させる代わりに、フラッシュ発光モード切り替えスイ
ッチSW2がオフのとき、すなわち、近景モード位置と
中景モード位置及びその間の場合のみ、別の操作によっ
てフラッシュ強制発光モードに切り替えることが可能と
なるように構成することもできる。また、本発明は、単
焦点タイプのカメラのみならず、ズームレンズを備える
カメラ等にも適用可能である。
【0065】また、フォーカスリング60とレンズホル
ダー50の構成を入れ替え、レンズホルダー側にレンズ
繰り出し面63に相当する面を設け、フォーカスリング
側にレンズ支持突起54に相当する突起を設けてもよ
い。
【0066】さらに、レンズ繰り出し面63の形状はス
ナップショットモード位置に近い側から遠景モード、中
景モード、近景モードとしてもよい。この時フラッシュ
発光モード切り替えスイッチSW2のオン位置とオフ位
置もそれにあわせて決定する。
【0067】また、上記実施例では、ゾーンフォーカス
モード位置92においてレンズ支持突起54はレンズ繰
り出し面63の第2斜面63d上に位置するようになっ
ている。したがって、クリック停止される位置以外の位
置で中間的な距離に焦点を合わせることができ、連続的
に撮影距離を変えることができる。しかし、例えば、中
景モードに対応する位置に第4段面を設け、近景モード
時には第2段面63cに、遠景モード時には第3段面6
3eにレンズ支持突起が54が当接するようにしてもよ
い。その場合には、移動方向102に関するフォーカス
リング60とレンズホルダー50の相対位置が多少ずれ
ても光軸方向に関するレンズ位置が変化しないため、多
少の製造誤差や組立誤差があっても正確に所期の撮影距
離に焦点を合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るレンズバリア付きカ
メラの正面図である。
【図2】 図1のカメラの光学系の要部断面図である。
【図3】 図1のカメラの分解斜視図である。前側部分
を示す。
【図4】 図1のカメラの分解斜視図である。後側部分
を示す。
【図5】 図1のカメラのピント調整の説明図である。
(I)は、ピント調整機構の展開図であり、(II)は操作位
置によるスイッチ動作の説明図である。
【符号の説明】
1 カメラ 2 カメラ本体 3 前面 4 周壁 6 レンズバリア支持ピン 7 前面かざり板係合穴 8 内蔵フラッシュ(フラッシュ) 10 ファインダー対物窓 12 上部透明カバー 14 目盛板 16 赤目軽減/セルフタイマーランプ 17 受光窓 18 セルフタイマーレバー 19 強制発光ボタン 20 前面かざり板 21 取付脚 22 レンズバリア 23a,23b バリア部材 24 バリア部 25 支持穴 26 案内突起 30 操作リング(操作部材) 31 円板部 32 操作レバー 33 外周面 34 案内溝 35a 第1溝 35b 第2溝 35c 第3溝 36 係合脚(ピント連動機構、結合部材、フラッシュ
動作モード連動機構) 38 クリック溝(クリック機構) 39a クリックボール(クリック機構) 39b クリックバネ(クリック機構) 40 レンズユニット 41 レンズ本体 42 レンズ鏡胴 43 フランジ 44 支持突起 46 押えバネ(ピント調整機構) 47a,47b 固定部 47c バネ部 48a,48b,48c バネ部 49 先端突起 50 レンズホルダー(ピント調整機構、結合部材) 51 円板部 52 レンズ支持壁 53 レンズ支持斜面 54 支持突起 56 係合爪 58 筒壁 60 フォーカスリング(ピント調整機構、回動部材) 61 円板部(フラッシュ動作モード連動機構) 62 レンズ繰り出し壁(レンズ繰り出し壁) 63 レンズ繰り出し面(カメラ前方側斜面) 63a 第1段面 63b 第1斜面 63b 第2段面 63c 第2斜面 63e 第3段面 64 係合爪(ピント連動機構、フラッシュ動作モード
連動機構) 66 スイッチ部(フラッシュ動作モード選択機構) 68 スイッチ基板(フラッシュ動作モード選択機構) 70 レンズ支持台板 72 筒壁 73 外周面 74 レンズホルダー案内ピン 78 シャッタ 80 共通基板 82 光学系ユニット 88 オフモード位置(閉操作位置) 90 スナップショットモード位置(開操作位置、固定
焦点位置) 92 ゾーンフォーカスモード位置(ピント調整移動領
域) 94 近景モード位置(選択焦点位置) 96 中景モード位置(選択焦点位置) 98 遠景モード位置(選択焦点位置) 100,101,102 矢印 SW1 メインスイッチ SW2 フラッシュ発光モード切り替えスイッチ
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】操作レバー32が最も時計方向に回転され
たオフモード位置88では、カメラ1は、レンズバリア
22が閉じて撮影不可能な状態であるオフモードとな
る。このとき、フォーカスリング60のスイッチ部66
の突起がスイッチ基板68の開スイッチパターン部に当
接してスイッチ要素の接点を開き、メインスイッチSW
1をオフ状態とする。また、図5(I)に示すように、レン
ズホルダー50のレンズ支持突起54は、フォーカスリ
ング60のレンズ繰り出し壁62の第1段面63aに位
置する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】次に、操作レバー32がカメラ前方から見
て反時計方向に回転されると、スナップショットモード
位置90にクリック設定される。すなわち、カメラ1
は、レンズバリア22が開き撮影可能な状態であるスナ
ップショットモードとなる。このとき、フォーカスリン
グ60が回転し、フォーカスリング60のスイッチ部6
6の突起がスイッチ基板68の開スイッチパターン部か
ら移動してスイッチ要素の接点を閉じ、カメラ1のメイ
ンスイッチSW1がオンとなる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズバリア(22)と、該レンズバリア
    (22)を開閉する操作部材(30)と、ピントを調整する
    ピント調整機構(46,50,60)とを備えるレンズバリ
    ア付きカメラ(1)において、 上記操作部材(30)の操作移動領域は、上記レンズバリ
    ア(22)を閉じる閉操作位置(88)と上記レンズバリア
    (22)を開く開操作位置(90)との間の開閉操作領域
    と、該開操作位置(90)に続きかつ上記レンズバリア
    (22)の開状態を維持したままでピント調整を行なうピ
    ント調整移動領域(92)とよりなり、 さらに、該ピント調整移動領域(92)における上記操作
    部材(30)の位置に対応して上記ピント調整機構(46,
    50,60)を作動させるピント連動機構(36,64)を
    備えることを特徴とするレンズバリア付きカメラ。
  2. 【請求項2】 上記操作部材(30)は、カメラの前面
    (3)に備えられ光軸中心に回動する操作リング(30)で
    あり、 上記ピント調整機構(46,50,60)は、上記操作リン
    グ(30)よりカメラ後方側に設けられ光軸中心に回動す
    る回動部材(60)と、該回動部材(60)よりカメラ前方
    側に配置されレンズ(41)を収納する回動不自在かつ光
    軸方向移動自在であるレンズホルダー(50)と、該レン
    ズホルダー(50)より前方に配置され該レンズホルダー
    (50)をカメラ後方側へ付勢する押えバネ(46)とを備
    え、上記回動部材(60)には周方向に高さを変えながら
    光軸に沿ってカメラ前方側に突出するレンズ繰り出し壁
    (62)が形成され、該レンズ繰り出し壁(62)のカメラ
    前方側斜面(63)に上記レンズホルダー(50)が当接
    し、 上記ピント連動調整機構(36,64)は、上記操作リン
    グ(30)と上記ピント調整機構(46,50,60)の上記
    回動部材(60)とを一体回動可能に結合する結合部材
    (36,64)であることを特徴とする請求項1記載のレ
    ンズバリア付きカメラ。
  3. 【請求項3】 フラッシュ(8)の動作モードを選択する
    フラッシュ動作モード選択機構(66,68)と、 上記ピント調整移動領域(92)における上記操作部材
    (30)の位置に対応して、上記フラッシュ動作モード選
    択機構(66,68)を作動させるフラッシュ動作モード
    連動機構(36,61,64)とをさらに備えることを特徴
    とする請求項1記載のレンズバリア付きカメラ。
  4. 【請求項4】 上記操作部材(30)の上記開操作位置
    (90)において、上記ピント調整機構(46,50,60)
    は過焦点距離又は常焦点距離にピントを調整することを
    特徴とする、請求項1、2又は3記載のレンズバリア付
    きカメラ。
  5. 【請求項5】 上記操作部材(30)の上記ピント調整移
    動領域(92)において、上記ピント調整機構(46,5
    0,60)は上記操作部材(30)が上記開操作位置(90)
    から遠くなるに連れて焦点距離が順次変化し、かつ、適
    宜撮影距離にクリック機構(38,39a,39b)によって
    設定される複数の選択焦点位置(94,96,98)を含む
    ことを特徴とする、請求項4記載のレンズバリア付きカ
    メラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006080443A1 (ja) * 2005-01-31 2006-08-03 Konica Minolta Opto, Inc. 撮像装置及び電子機器
WO2006080305A1 (ja) * 2005-01-31 2006-08-03 Konica Minolta Opto, Inc. 撮像装置及び電子機器
JP2015118287A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 株式会社デンソー 顔画像撮影装置、および運転者状態判定装置

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