JPH10325887A - 論理緩急回路 - Google Patents

論理緩急回路

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JPH10325887A
JPH10325887A JP10010429A JP1042998A JPH10325887A JP H10325887 A JPH10325887 A JP H10325887A JP 10010429 A JP10010429 A JP 10010429A JP 1042998 A JP1042998 A JP 1042998A JP H10325887 A JPH10325887 A JP H10325887A
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temperature
circuit
output
data
signal
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JP10010429A
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Kazuo Kato
一雄 加藤
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Seiko Instruments Inc
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Seiko Instruments Inc
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    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04GELECTRONIC TIME-PIECES
    • G04G3/00Producing timing pulses
    • G04G3/02Circuits for deriving low frequency timing pulses from pulses of higher frequency
    • G04G3/022Circuits for deriving low frequency timing pulses from pulses of higher frequency the desired number of pulses per unit of time being obtained by adding to or substracting from a pulse train one or more pulses

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水晶の2次温度特性に対する緩急量の調整を
行う論理緩急回路を、半導体プロセス上容易に実現す
る。 【解決手段】 水晶等の振動子を原振とする発振手段1
が基準クロックを出力し、分周手段2はその基準クロッ
クを順次2分の1の周波数に分周する。温度補正データ
生成手段3は、温度を検知して、温度変化に対する論理
緩急データを演算し、所定の周期ごとに論理緩急データ
を出力する。温度補正データ入力手段4は、温度補正デ
ータ生成手段3が出力する論理緩急データを受信し、論
理緩急手段5へ論理緩急データを出力する。論理緩急手
段5は、設定された論理緩急データをもとに所定の周期
ごとに分周手段2の状態を操作して、分周手段2の分周
出力信号の周期を所望の周期に一致するように制御す
る。この温度補正データ入力手段4により、従来、内蔵
されていた温度補正データ生成手段3を分離することが
可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時間精度の微調整
を論理回路的に行う論理緩急回路、及びその論理緩急回
路を用いて高い時間精度を達成する電子時計等の電子機
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発振回路の源振として使用される
水晶振動子の、製造上のバラツキに起因する発振周波数
のズレを補償するために、図9に示すような回路を用い
て分周クロックの一周期単位で論理緩急を行う方法が行
われていた。その論理緩急動作を図9及びタイミングチ
ャートを示した図10をもとに簡単に説明する。水晶発
振回路501から出力される基準クロックaはT型フリ
ップフロップ(以後TFFと称す)502〜509で構
成される分周回路に入力され順次分周される。
【0003】論理緩急動作を行わない場合は図10のタ
イミングAからタイミングBの区間のように正確に1/
2分周される。ICの端子511〜514はIC内部で
論理緩急データ信号であるD1〜D4と接続し、またデ
ータ信号D1〜D4は抵抗によりプルアップされてい
る。論理緩急制御信号であるVCWXと論理緩急データ
信号であるD1〜D4を入力とするORゲート521〜
524の出力はTFF503〜506のセット入力SX
に接続されている。
【0004】論理緩急動作は通常10秒周期で実行され
るが、そのとき図10のタイミングBでTFF507Q
出力の立ち上がりに同期して、”L”レベルのパルス信
号VCWXが発生する。信号VCWXのパルス幅は基準
クロックの周期の半分である。この”L”レベルのパル
ス信号VCWXによって、TFF502〜506のうち
所定のTFFを強制的にプリセットすることにより、所
定の量の論理緩急動作が行われる。例えば、IC端子5
12〜514は、回路基板のパターンカットによりオー
プンで、IC端子511は回路基板の配線パターンでV
SSに接続されている場合、論理緩急データ信号である
D2〜D4は”H”、D1は”L”となり、信号VCW
Xに同期して、ORゲート521〜524の出力信号
c、d、e、fが、各々”L”、”H”、”H”、”
H”レベルで出力される。従って、この場合、TFF5
03のセット入力SXに”L”レベルのパルス信号が印
加され、TFF503のQ出力は強制的に”H”レベル
となる(タイミングB)。TFF502の分周クロック
bは連続してTFF503に入力されるため、図10の
タイミングCでTFF503のQ出力信号は立ち下が
り、以降通常の1/2分周が行われる。
【0005】この一連の動作によりTFF503のQ出
力の”L”レベルの一区間、つまりTFF502の分周
クロックの一周期分の時間が省略されたことになる。T
FF506のQ出力信号の立ち上がりタイミングで見れ
ば、本来、図10のタイミングEで立ち上がるはずであ
ったものが、図10のタイミングDで立ち上がったこと
になる。よって、結果的にTFF502のQ出力の一周
期分の時間だけ進み方向に緩急されたことになる。
【0006】以上のような方式により、所定のタイミン
グで分周回路の状態を適宜操作することによって、遅れ
又は進み方向の論理緩急を行うことが知られていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の論理緩急方式で
は、論理緩急データ入力手段として用意される信号線を
工場出荷時に、回路基板のパターンカットにより緩急量
が決まってしまう。このため、水晶歩度の2次温度特性
に対する緩急量の調整を行おうとした場合、温度変化に
対する緩急量の調整手段をIC内部に用意する必要があ
る。しかし、温度変化を検出するICとロジックICは
半導体プロセスが異なることが多いため、半導体プロセ
ス上の調整を行わなければならず、コスト高で、かつ開
発期間が長くなるという課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】水晶等の振動子を原振と
する発振手段1が基準クロックを出力し、分周手段2は
その基準クロックを順次2分の1の周波数に分周する。
温度補正データ生成手段3は、温度を検知して、温度変
化に対する論理緩急データを演算し、所定の周期ごとに
論理緩急データを出力する。温度補正データ入力手段4
は、温度補正データ生成手段3が出力する緩急データを
受信し、論理緩急手段5へ論理緩急データを出力する。
論理緩急手段5は、設定された論理緩急データをもとに
所定の周期ごとに分周手段2の状態を操作して、分周手
段2の分周出力信号の周期を所望の周期に一致するよう
に制御する。この温度補正データ入力手段4により、従
来、内蔵されていた温度補正データ生成手段3を分離す
ることが可能となった。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図面に
基づいて説明する。本発明の実施の形態を図1に基づい
て説明する。水晶等の振動子を原振とする発振手段1が
基準クロックを出力し、分周手段2はその基準クロック
を順次2分の1の周波数に分周する。 温度補正データ
生成手段3は、温度を検知して、温度変化に対する緩急
データを演算し、所定の周期ごとに緩急データを出力す
る。 温度補正データ入力手段4は、温度補正データ生
成手段3が出力するデータを受信し、論理緩急手段5へ
論理緩急データを出力する。この温度補正データ入力手
段4により、従来、内蔵されていた温度補正データ生成
手段3を分離することが可能となった。論理緩急手段5
は、設定された論理緩急データをもとに所定の周期ごと
に分周手段2の状態を操作して、分周手段2の分周出力
信号の周期を所望の周期に一致するように制御する。ま
た、分周手段2の分周出力信号を時間基準信号として、
その時間基準信号をもとに表示駆動手段6により、指
針、あるいは液晶表示装置、発光ダイオード等の光学的
表示装置を含む表示手段7を駆動するための表示駆動出
力信号を生成する。この構成により、時刻あるいは経過
時間のような時間情報を、論理回路的手段により正確に
調整可能な、電子時計等の電子機器を得ることができ
る。
【0010】図2の水晶発振回路201は基準クロック
信号を出力する。本実施例では基準クロックの周波数を
32kHzとする。分周回路299は、8段のTFF2
02〜209で構成する。実際には表示駆動回路等を動
作させるための制御信号を合成するために、TFF20
9の後ろに数段のTFFが接続されるが、ここでは省略
する。
【0011】測温制御回路295は、分周回路299及
びTFF209の後段の分周出力を入力信号とし、温度
補正データ生成ICの制御信号CEを端子250に出力す
る。AND252は、TFF205の出力信号2kQと
測温制御回路295の出力信号CEを入力信号とし、C
Eが”H”であるとき、温度補正データ生成ICの基準
クロックCLKを端子251に出力する。
【0012】緩急データ受信回路298は、端子21
1、212と接続された、温度補正データ生成ICから
出力される同期信号SCKと緩急データ信号SDATA
と、分周回路299の出力信号を合成した制御信号であ
るRDとを入力信号とし、RDが”H”であるとき、S
CKに同期してSDATAを受信し、論理緩急データ受
信信号DB1〜DB10を出力する。論理緩急端子回路
297は、IC端子221〜230を入力とし、IC内
部で抵抗によりプルアップされ、論理緩急データ信号D
A1〜DA10を出力する。論理緩急端子回路297
は、IC端子211〜225をVSSに接続した場合
は”L”レベルを、オープンの場合はプルアップ抵抗に
より”H”レベルを論理緩急データ信号DA1〜DA1
0に出力する。分周制御回路296は、緩急データ受信
回路298から出力されるDB1〜DB10と、論理緩
急端子回路297から出力されるDA1〜DA10と分
周回路299の出力信号を合成した制御信号であるVC
WA、VCWB、VCWC、VCWDとを入力信号と
し、DA1〜DA10、DB1〜DB10のいずれか1
つ以上の信号が”H”レベルのとき、VCWA、VCW
B、VCWCに同期して分周回路299内のTFF20
2〜206をプリセットするための論理緩急動作信号S
16KX、S8KX、S4KX、S2KX、S1KXを
出力する。
【0013】図3は温度補正データ生成手段3のブロッ
ク図で、図4は図中の308、309、310、311
及び312の内容を具体的に示した図であり、図5はそ
の動作を説明するためのタイミングチャート図である。
AND301は、図2の測温制御回路295が出力す
る、温度補正データ生成ICの制御信号CEと基準クロ
ックCLKを入力信号とし、CEが”H”であるとき、
クロックCLKを分周回路302に出力する。
【0014】感温発振回路304は温度に対して直線的
に変化する出力信号周波数fsを出力する温度検出回路
である。感温発振回路304の出力はゲート回路307
に接続される。ゲート回路307の他方の入力にはゲー
ト信号発生回路306が接続される。ゲート信号発生回
路306の出力するゲート信号Wの時間幅は、傾き調整
回路305の傾き調整値Aによって変化する。ゲート回
路307の出力にはゲート信号発生回路306の出力が
“H”の区間において、感温発振回路304の出力信号
が温度数値化カウンタ309に入力される。
【0015】温度数値化カウンタ回路309の初期値は
オフセット調整回路308のオフセット調整値Bによっ
て設定される。この結果、温度数値化カウンタ309に
残る数値情報mは次の式で表すことができる。 m=A×τ×fs+B−2L×j τは、ゲート信号発生回路306の出力するゲート信号
の単位時間、Lは温度数値化カウンタ309のビット数
を示し、fsは感温発振回路304の出力周波数を示し
ている。
【0016】jはオーバーフローの回数を示している。
温度数値化カウンタ309のビット数を10ビットとす
るとmは、0〜1023の間で変化する。このmの中心
値である512を図2の発振回路201の水晶振動子の
零温度係数温度(以下Tpと略称する)Tpと合わせる
操作をAとBで行う。
【0017】Tpを中心にmが高温低温で対称に変化す
るようにするために温度数値化カウンタ309の出力m
を折り返し回路310で最上位ビットを見て反転し温度
データnを作成する。この温度データnは、図2の発振
回路201の水晶振動子のTpを中心にしてどれだけ温
度がずれているかという情報であるため、このnを二乗
して、ある係数Kをかけてやれば温度補償データRを計
算することができる。
【0018】Rを計算する際、Tpに対してRが低温、
高温側で左右対称になるように、温度データnに+0.
5した値を二乗し整数化する。この様子を図6に示す。
緩急データ生成回路311は9ビットのアドレス、10
ビットのデータのROMで構成され、計算した温度補償
データRをデータとして記憶しており、折り返し回路3
10が出力する9ビットの温度データnを、ROMのア
ドレスとして入力し、10ビットの温度補償データRを
出力する。
【0019】係数Kは緩急分解能と水晶振動子の二次温
度係数及び感温発振回路の温度係数によって決まる値で
あり、本実施例の場合は1/256となる。緩急データ
生成回路311は温度データnから水晶振動子の二次温
度特性の温度補償データRを出力する回路であるため、
二乗演算回路を用いて温度データnから温度補償データ
Rを演算し出力する構成でも構わない。
【0020】緩急データ送信回路は、緩急データ生成回
路311が出力する温度補償データRを入力し、制御回
路303の同期信号SCKに従って、緩急データ信号S
DATAに緩急データをシリアル出力する。図4におい
て、オフセット調整回路308はオフセット調整値Bを
出力する。オフセット調整値Bは10ビットで構成され
0から1023の値をとる。
【0021】温度数値化カウンタ回路309は、10個
のTFFから成るカウンタとカウンタにオフセット調整
値Bをセットする10個のANDゲートで構成される。
各ANDゲートはオフセット調整回路308の出力と制
御回路303の出力信号RD1を入力信号とし、RD1
が“H”の区間においてオフセット調整回路308の出
力を各TFFのセットに出力し、カウンタにオフセット
調整値Bがセットされる。温度数値化カウンタ回路30
9は、図3のゲート307の出力fctを入力とし、各
TFFの出力とその反転出力を折り返し回路310へ出
力する。
【0022】折り返し回路310は、9個の信号選択回
路402で構成され、その信号選択回路は2組のトラン
スミッションゲ−トで構成される。折り返し回路310
は、温度数値化カウンタ309の下位9ビットのTFF
の出力と反転出力を入力とし、温度数値化カウンタ30
9の最上位ビット出力により、温度数値化カウンタ30
9の出力あるいは反転出力を選択し、温度データnとし
て緩急データ生成回路311へ出力する。
【0023】緩急データ生成回路311は、9ビットの
アドレス、10ビットのデータのROMで構成され、計
算した温度補償データRをデータとして記憶しており、
折り返し回路310が出力する9ビットの温度データn
を、ROMのアドレスとして入力し、10ビットの温度
補償データRを出力する。緩急データ送信回路312は
10個のDFFから成るシフトレジスタと、シフトレジ
スタに送信データをセットする10個のANDゲートで
構成される。緩急データ生成回路311の10ビットの
出力が各ANDゲートに接続され、他方の入力には制御
回路303の出力信号RD2が接続される。各ANDゲ
ートの出力は信号RD2が“H”の区間において、緩急
データ生成回路311の緩急データを出力し、シフトレ
ジスタにセットされる。緩急データ送信回路312のシ
フトレジスタは制御回路303の出力信号SCKXを入
力とし、クロックの立ち上がりに同期して緩急データの
シリアル出力信号SDATAへ緩急データを順次出力す
る。また信号SCKXはインバータ401で反転し、緩
急データのシリアル出力信号SDATAの同期信号SC
Kを出力する。
【0024】次に図5のタイミングチャートに従い、温
度補正データ生成手段3の動作を説明する。温度測定す
べき時間がくると、図2の測温制御回路295の出力信
号CEが“H”となると同時に、2kHzのクロック信
号CLKが入力される。信号CEが“H”となった直後
に制御回路303は信号RSTを出力し、温度数値化カ
ウンタ309と緩急データ送信回路312を初期化す
る。分周回路302の1Hz出力信号1Qの立ち下がり
の直前に、図3の制御回路303は信号RD1を出力
し、傾き調整値Aとオフセット調整値Bをセットする。
次に信号1Qの立ち下がりで図3の制御回路303は感
温発振回路304の動作信号TONを出力し、感温発振
回路304が温度に対して直線的に変化する出力信号周
波数fsを出力する。信号1Qの次の立ち上がりで図3
のゲート信号発生回路306は、傾き調整値Aに従って
ゲート信号Wを出力する。ゲート信号Wが“H”の区間
において、感温発振回路304の出力信号周波数fs
が、温度数値化カウンタ309に入力される。信号1Q
の次の立ち下がりでゲート信号Wが立ち下がり、温度数
値化カウンタ309へのクロック入力が停止し、同時に
感温発振回路304の動作信号TONも立ち下がる。ゲ
ート信号Wが立ち下がった後、制御回路303は信号R
D2を出力し、緩急データ送信回路312に緩急データ
生成回路311から出力される緩急データがセットされ
る。次に制御回路303は信号SCKXにクロックを出
力し、緩急データ送信回路312のシフトレジスタを動
作させて緩急データSDATAをシリアル出力し、SC
Kに同期信号を出力する。
【0025】図7は本実施例の論理緩急データ受信動作
のタイミングチャートである。図3の温度補正データ生
成ICからは、緩急データ信号SDATAと同期信号S
CKが出力される。論理緩急データ受信回路298はD
型フリップフロップ(以後DFFと称す)240〜24
9とAND217で構成され、信号RDが”H”レベル
のとき、信号SCKに同期して、SDATAのデータが
順次DFF240〜249に保持され、論理緩急データ
信号DB1〜DB10として出力し保持する。
【0026】図8は論理緩急動作のタイミングチャート
である。制御信号VCWAは320秒周期で分周回路2
99が出力する128Hzの立ち上がりに同期したタイ
ミングAで”H”レベルのパルスが入力される。制御信
号VCWBは10秒周期で分周回路299が出力する1
28Hzの立ち上がりに同期したタイミングAで”H”
レベルのパルスが入力される。制御信号VCWCは32
0秒周期で分周回路299が出力する128Hzの立ち
上がりに同期したタイミングCで”H”レベルのパルス
が入力される。制御信号VCWDは10秒周期で分周回
路299が出力する128Hzの立ち上がりに同期した
タイミングDで”H”レベルのパルスが入力される。但
し制御信号VCWA、VCWB、VCWC、VCWDは
それぞれの信号出力タイミングが同一タイミングに重な
らないように出力される。分周制御回路296はAND
−NORゲート231〜235で構成され、制御信号V
CWAに同期して信号DA1〜DA5のデータを、制御
信号VCWBに同期して信号DA6〜DA10のデータ
を、制御信号VCWCに同期して信号DB1〜DB5の
データを、制御信号VCWDに同期して信号DB6〜D
B10のデータを論理緩急動作信号、S16K、S8
K、S4K、S2K、S1Kとして各々出力する。
【0027】例えば、SDATAのデータ列が時系列順
序で”L””L””L””L””L””L””L””
L””H””L”の場合、緩急データ受信回路298は
信号DB1〜DB10に対して”L””H””L””
L””L””L””L””L””L””L”を出力保持
し、図8に示したタイミングチャートに従った論理緩急
動作を行う。即ち、分周回路299が出力する128H
zの立ち上がり(タイミングC)に同期して出力され
る”H”レベルのパルス信号VCWCにより、TFF2
03Q出力がセットされる。以降、通常の分周動作を継
続してタイミングEでTFF205Q出力は立ち下が
る。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。温
度補正データ入力手段により、温度補正データ生成手段
を分離することができるため、温度など環境変化を検出
するICは、ロジックICと異なるプロセスによる設計
が可能となり、双方の最適なプロセスを採用すること
で、総合的なコストの低減が可能となる。
【0029】温度補正データ生成手段を姿勢差補正デー
タ生成手段に換えた場合、あるいは温度補正データ生成
手段に姿勢差補正データ生成手段を追加した場合におい
ても、同様の効果が得られる。また、温度補正データ入
力手段を用いない場合は、通常の論理緩急機能として動
作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的構成の一例を示す機能ブロック
回路である。
【図2】本発明の温度補正データ受信回路の実施例の回
路図である。
【図3】本発明の温度補正データ生成回路の実施例のブ
ロック図である。
【図4】本発明の温度補正データ生成回路の実施例の回
路図である。
【図5】本発明の温度補正データ生成回路の動作のタイ
ミングチャ−トである。
【図6】温度データn+0.5を二乗し整数化した温度
補正データRを示した図である。
【図7】本発明の温度補正データ受信回路の受信動作の
タイミングチャートである。
【図8】本発明の温度補正データ受信回路による論理緩
急動作のタイミングチャートである。
【図9】従来の論理緩急回路の回路図である。
【図10】従来の論理緩急回路の回路図による論理緩急
動作のタイミングチャ−トである。
【符号の説明】
201 水晶発振回路 202〜209 TFF 211、212 IC端子 217 ANDゲート 221〜230 IC端子 231〜235 AND−NORゲート 241〜249 DFF 250〜251 IC端子 252 ANDゲート 295 測温制御回路 296 分周制御回路 297 論理緩急端子回路 298 緩急データ受信回路 299 分周回路 301、307 ANDゲート 401 NOTゲート 402 信号選択回路 501 水晶発振回路 502〜509 TFF 511〜514 IC端子 521〜524 ORゲート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準クロックを出力する発振手段と、 前記基準クロックが入力され順次分周する分周手段と、 温度を検知して、温度変化に対する論理緩急データを演
    算し、所定の周期ごとに論理緩急データを出力する温度
    補正データ生成手段と、 前記温度補正データ生成手段により出力された論理緩急
    データを入力する温度補正データ入力手段と、 前記温度補正データ入力手段により設定された論理緩急
    データをもとに所定の周期毎に前記分周手段の状態を操
    作するための論理緩急手段と、を有することを特徴とす
    る論理緩急回路。
JP10010429A 1997-03-28 1998-01-22 論理緩急回路 Pending JPH10325887A (ja)

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