JPH1032497A - エラー評価多項式係数計算装置 - Google Patents
エラー評価多項式係数計算装置Info
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- JPH1032497A JPH1032497A JP9046095A JP4609597A JPH1032497A JP H1032497 A JPH1032497 A JP H1032497A JP 9046095 A JP9046095 A JP 9046095A JP 4609597 A JP4609597 A JP 4609597A JP H1032497 A JPH1032497 A JP H1032497A
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Abstract
の個数をより一層減らして製造コストを節減し、且つよ
り単純化された装置を具現し得るエラー評価多項式計算
装置を提供する。 【解決手段】 エラー評価多項式係数計算装置は、エラ
ー位置多項式の係数を第1出力として、シンドローム値
を第2出力として、予め決められた順序で順に発生する
係数入力ブロック30と、ここからの第1出力と第2出
力とを乗じることによって、乗算結果を順に発生するG
F乗算器31と、複数のレジスタR0〜R3の中のいず
れか一つの内容を予め決められた順序で発生するレジス
タブロック35と、GF乗算器31からの乗算結果の各
々とレジスタの中のいずれか一つの内容とを加算して加
算結果を発生するGF加算器33と、第1出力、または
加算結果を選択的に発生するMUX37とを含む。
Description
データに内存するエラーを訂正する装置に関し、特に、
リードソロモン符号(Reed−Solomon Co
de)により符号化されたデータ内に存在するエラーを
訂正するのに用いられる、エラー評価多項式の係数を決
定するエラー評価多項式係数計算装置に関する。
程の際に発生する雑音は、対応する各過程においてエラ
ーをもたらすこととなる。従って、そのようなエラーを
正すために、伝送されるべきまたは格納されるべきデー
タを符号化するデータ符号化方法が多様に提案されてき
た。
チェックビットが1群のメッセージ即ち、情報ビットに
付加されて符号語を形成する。このチェックビットはエ
ンコーダにより定まるもので、エラーの検出及び訂正に
用いられる。ここで、エンコーダは基本的に、メッセー
ジビットからなるビットを2進メッセージ多項式の係数
として取り扱うと共に、メッセージ多項式i(X)と符
号生成多項式g(X)との間の乗算または除算を行って
チェックビットを求めることによって、符号語多項式c
(X)を得る。符号生成多項式g(X)は符号語に所望
の特性を付加して、符号語がエラー訂正2進群符号の特
定のクラスに属するようにする(例えば、エス.リン
(S.Lin)らの論文、「Error Contro
l Coding:Fundamentals and
Applications」,Prentice−H
all,1983年参照)。エラー訂正符号の1つとし
て、リードソロモン符号(以下、「RS符号」とも称す
る)を備えるBCH(Bose−Chaudhuri−
Hocquenghen)符号クラスが周知にされてい
る。このRS符号の数学的基礎は、例えば、エス.リン
らによる上記論文及びベーレカンプ(Berlekam
p)による論文「Algebraic Coding
Theory」,McGraw−Hill,1968
年)に述べられており、更にベーレカンプに付与された
米国特許番号第4,162,480号明細書にも開示さ
れている。下記式(1)のように、RS符号生成多項式
g(X)の根が、αに対して連続した2T個の乗数であ
るならば、T個のエラーが訂正され得る。
要素であり、Tは予め定められた正の整数である。
を取り出す際に、付随して或る雑音が符号語のエラーパ
ターンに変換され得る。RS符号から発生したエラーパ
ターンを取り扱うためには、普通、4段階の過程が行わ
れる。エラー訂正過程を説明するために、1つのRS符
号がN個のMビットシンボルを有する符号語からなるこ
とと仮定する。ここで、K個のシンボルは情報シンボル
を、(N−K)個のシンボルはチェックシンボルを各々
表す。この場合、符号語の多項式c(X)は(N−1)
次多項式であり、2Tは(N−K)と等しい。まず、第
1段階においては、シンドロームS0 ,S1 、... ,S
2T-1が受信符号語を表す(N−1)次の受信符号語の多
項式r(X)を用いて求められる。
XN-1 +rN-2 XN-2 +... +r1X1 +r0 として表
現され、rj は符号語の(N−j)番目のシンボルを表
す。第2段階においては、上記のシンドロームを用いて
エラー位置多項式σ(X)の係数が求められる。第3段
階においては、エラー位置多項式σ(X)の根を求める
もので、該当根は受信符号語におけるエラーの位置を表
す。詳述すれば、基本要素の乗数α-jをエラー位置多項
式σ(X)での変数Xに代入すると、該式は0になる
(即ち、α-jがエラー位置多項式σ(X)の根とな
る)。これは、rj (即ち、符号語の(N−j)番目の
シンボル)にエラーが発生したことを意味する。
エラー位置及びシンドロームを用いて計算される。シン
ドローム及びエラー位置多項式の係数に対する数学的表
現は、前述したベーレカンプ氏に付与された米国特許出
願第4,162,480号明細書に述べられている。
まず、エラー評価多項式Ω(x)が下記式のように求め
られる。
シンドローム多項式を表す。エラー評価多項式Ω(X)
を求めた後、エラー値ej は次式のように計算され得
る。
導関数であり、α-jは第3段階にて求めたエラー位置多
項式σ(X)の根であり、そして、エラー値e j は第3
段階にて求められたエラーの位置を表す(N−j)番目
のシンボルに対応する。エラー値を求めた後、該当エラ
ー値を対応するシンボルに加えることによって、元の符
号語が復元され得る。上記式(2)を整理して書き直す
と、次の通りである。
評価多項式の係数を上記式(4)を用いて求める、従来
のエラー評価多項式係数計算装置1の概略的なブロック
図が示されている。
各々がシンドロームレジスタ(SRi)、係数レジスタ
(CRi)、ガロアフィールド(Galois fie
ld;GF)乗算器及びガロアフィールド加算器を有す
る5個のエラー評価多項式計算セル21〜25から構成
されている。シンドロームレジスタSR1〜SR5は、
その中に格納されたシンドローム値が右方にシフトされ
るように直列接続されている。各々の乗算器41〜45
に対しては、エラー位置多項式σi の係数が順に供給さ
れる。
ロームレジスタSR1〜SR5はシンドローム値S0 〜
S4 にて各々初期化され、係数レジスタCR1〜CR5
はゼロにて初期化される。
多項式計算過程は次のようである。即ち、値1を有する
σ0 が各乗算器に供給されて、各シンドロームレジスタ
SR1〜SR5からのシンドローム値S0 〜S4 と各々
乗算される。その後、各乗算器4iからの乗算結果S
i-1 (iは、1から5)は各々の加算器6iに送られ
る。加算器6iにおいては、乗算器4iからの乗算結果
と係数レジスタCRiの内容(即ち、0)とが加算され
て、その結果Si-1 が再度係数レジスタCRiに供給さ
れる。
程に於いては、各シンドロームレジスタに格納された各
シンドローム値が右側にシフトされて、SR5に格納さ
れたS4 は外側にシフトされ、ゼロがSR1に入力され
る。しかる後、σ1 が各乗算器4iに供給されて、各シ
ンドロームレジスタSR1〜SR5からのシンドローム
値0、S0 、S1 、S2 及びS3 と各々乗算される。そ
の後、各乗算器4iからの乗算結果(即ち、0、σ1 S
0 、σ1 S1 、σ1 S2 及びσ1 S3 )は各々の加算器
6iに送られる。加算器6iにおいては、乗算器4iか
らの乗算結果と対応する係数レジスタCRiの内容とが
加算されて、その結果のS0 、S1 +σ 1 S0 、S2 +
σ1 S1 、S3 +σ1 S2 及びS4 +σ1 S3 が再度係
数レジスタCRiに供給される。 同様な方式にて、シ
ンドロームレジスタSRi及び係数レジスタCRiの内
容は次表[1]、[2]に示したように更新される。各
表中、第1カラムは段階の数を表し、各段階は1システ
ムクロックサイクルに対応する。ここで、S0 は1であ
るので、表中で「1」として置き換えられていることに
注目されたい。
装置1に於いては、T次のエラー評価多項式を得るには
(T+1)個のエラー評価多項式計算セルを要する。従
って、エラー評価多項式計算装置1は(T+1)個のガ
ロアフィールド加算器及び(T+1)個のガロアフィー
ルド乗算器を必要とするので、装置の構造が複雑となる
ことによって、VLSI技術を通じてそれを具現するの
が困難になる。
目的は、組み込まれるべきGF乗算器及びGF加算器の
個数をより一層減らして製造コストを節減し、且つより
単純化された装置を具現し得るエラー評価多項式計算装
置を提供することにある。
に、本発明の好適実施例によれば、リードソロモン復号
化器で用いられ、Si がi番目のシンドローム値で、σ
i がエラー位置多項式のi番目の係数で、iが1〜Tの
範囲にあり、Tが予め決められた数である時、下記式に
より、
多項式係数計算装置であって、前記エラー位置多項式の
係数を第1出力として、前記シンドローム値を第2出力
として、予め決められた順序で順に発生する入力手段
と、前記入力手段からの前記第1出力と前記第2出力と
を乗じることによって、乗算結果を順に発生する乗算手
段と、T個のメモリ手段と、前記T個のメモリ手段の中
のいずれか一つの内容を予め決められた順序で発生する
出力手段と、前記乗算手段からの乗算結果の各々と前記
出力手段からの前記T個のメモリ手段の中のいずれか一
つの内容とを加算することによって、加算結果を発生す
る加算手段と、前記第1出力、または前記加算結果を選
択的に発生する第1選択手段と、前記第1選択手段から
の前記第1出力、または前記加算結果を前記T個のメモ
リ手段の中のいずれか一つに送り出して、その中に格納
されるようにする第2選択手段とを含むことを特徴とす
る。
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。図2を参照
すると、本発明のエラー評価多項式計算装置2のブロッ
ク図が示されている。従来の装置1とは異なり、本発明
のエラー評価多項式計算装置2はT個の係数を同時に決
定することができ、(T+1)個の計算セルが不要であ
る。図2及び図3に示した実施例に於いて、説明の便宜
上、T=4と設定する。エラー評価多項式係数計算装置
2は、図1に示したGF乗算器41〜45及びGF加算
器61〜65に各々対応するGF乗算器11及びGF加
算器13を備える。また、このエラー評価多項式係数計
算装置2は、図1に示した係数レジスタCR1〜CR5
に対応するレジスタブロック15と、シンドロームの係
数及びエラー位置多項式の係数を予め決められた順序で
GF乗算器11へ供給する係数入力ブロック10と、選
択信号SEL1に応じて、係数入力ブロック10から供
給されたエラー位置多項式の係数またはGF加算器13
からの出力をレジスタブロック15のディマルチプレク
サ(DEMUX)15bへ選択的に供給するマルチプレ
クサ(MUX)17とから構成されている。SEL1
は、MUX17が係数入力ブロック10の出力を0番目
段階の間入力ポート1によって選択し、0番目段階を除
いてはGF加算器13の出力を入力ポート0によって選
択するように制御するに用いられる。レジスタブロック
15は、パラレルに接続された4個のレジスタR0〜R
3と、各レジスタからの出力及び各レジスタへの入力
を、各々制御するMUX15a及びディマルチプレクサ
(DEMUX)15bとを備える。レジスタR0〜R3
としては、エッジトリガ型Dフリップフロップが用いら
れ得る。従来の装置1とは異なり、本発明のエラー評価
多項式計算装置2ではエラー評価多項式の第1〜第4係
数Ω1 〜Ω4 のみが計算される。ここで、各係数は各係
数に対する計算動作の終了後に、各レジスタR0〜R3
から供給される。0番目の係数Ω0 は、その値が1とし
て設定されているので、エラー評価多項式計算装置2で
は計算されない。
装置2の動作について、以下詳しく述べる。第1段階と
してのエラー評価多項式計算過程の間、各レジスタR0
〜R3はエラー位置多項式の係数σ1 〜σ4 にて各々初
期化される。このために、係数入力ブロック10はその
第1出力として係数σi (即ち、σ1 〜σ4 )をマルチ
プレクサ(MUX)17に順に供給し、マルチプレクサ
(MUX)17は受け取った係数を選択信号SEL1に
応じて、ディマルチプレクサ(DEMUX)15bに供
給する。マルチプレクサ(MUX)17はハイレベルの
選択信号SEL1に合わせて、係数入力ブロック10か
らのエラー位置多項式σiの係数を選択し、選択信号S
EL1がローレベルの信号である場合は、GF加算器1
3からの出力を選択することによって、選択した入力値
をディマルチプレクサ(DEMUX)15bに順に供給
する。SEL2は、各ビットブロックサイクル間の4個
のレジスタの間のいずれか一つを表す。ディマルチプレ
クサ(DEMUX)15bは選択信号SEL2に応じ
て、取り込んだ各係数を対応するレジスタに供給する。
詳述すると、ディマルチプレクサ(DEMUX)15b
は係数σ1 をレジスタR0に、σ2 をレジスタR1に、
係数σ3 をレジスタR2に、σ4 をレジスタR3に送り
出してその中に格納されるようにする。このディマルチ
プレクサ(DEMUX)15bは各係数がシステムクロ
ック信号(図2中、CLK)の立ち上がりエッジにて対
応するレジスタにクロックされるように、各係数を各レ
ジスタに送り出し得る。各レジスタがエラー位置多項式
の係数にて初期化される間、係数入力ブロック10から
の第2出力(即ち、Sj )は「ドント ケア(don´
t care)」状態になる。これは、第2出力(即
ち、Sj )は初期化過程に影響を及ぼさないということ
を意味する。各レジスタは係数σ1 〜σ4 にて各々初期
化された後、係数入力ブロック10は第1出力σi とし
てσ0 (即ち、1)を、第2出力Sj としてS1 をGF
乗算器11に供給する。その後、GF乗算器11は二つ
の入力値を乗じて、乗算結果σ0 S1 (即ち、S1 )を
GF加算器13に供給する。同時に、レジスタR0の内
容、σ1 は選択信号SEL3に応じて、MUX15aか
らGF加算器13に供給される。 SEL3は、MUX
15aが時間的にΩi を発生するように制御する信号で
ある。GF加算器13はS1 と係数σ1 とを加算して、
その結果S1 +σ1 をマルチプレクサ(MUX)17の
入力ポート0に供給する。この場合、マルチプレクサ
(MUX)17は加算結果を選択すると共に、選択信号
SEL1に応じて、選択値をディマルチプレクサ(DE
MUX)15bに供給する。ディマルチプレクサ(DE
MUX)15bは選択信号SEL2に応じて、S1 +σ
1 をレジスタR0に再度送り出してその中に格納される
ようにする。
される。詳述すると、係数入力ブロック10はσ0 (即
ち、1)及びS2 をGF乗算器11に送り出して、その
中で乗算されるようにする。GF乗算器11は乗算結果
S2 をGF加算器13に送る。このGF加算器13で
は、S2 がレジスタR0から選択信号SEL3に応動し
てMUX15aを通じて取り込んだσ2 と加算されて、
その結果S2 +σ2 がマルチプレクサ(MUX)17を
介してディマルチプレクサ(DEMUX)15bに入力
される。その後、S2 +σ2 はレジスタR0にクロック
される。このような方法で、各レジスタの内容は下記
[表3]に与えられたように、順序に更新される。
入力ブロック10の第1出力σi を、第2カラムは係数
入力ブロック10の第2出力Sj を、各々表し、また、
各ロウ(段)で第3〜6カラムの内容は、各レジスタが
各ロウで指定された係数入力ブロック10の出力を用い
て更新された後の各レジスタの内容を各々表す。前述し
たように、4個のレジスタを更新するには4個のシステ
ムクロックサイクルを用いられ得る。[表3]におい
て、レジスタR0の内容がΩ1 であるので、さらに更新
される必要がないということが分かる。
スタR1〜R3が更新される。このために、係数入力ブ
ロック10はσi としてσ1 と、順序にS1 、S2 及び
S3をGF乗算器11に供給する。GF乗算器11は取
り込んだ3個の組の値(即ち、σ1 S1 、σ1 S2 、σ
1 S3 )をGF加算器13に送り出す。このGF加算器
13では、σ1 S1 、σ1 S2 及びσ1 S3 が選択信号
SEL3に応動してMUX15aを通じて取り込んだレ
ジスタR1〜R3からの内容と各々加算されて、その結
果がレジスタR1〜R3に再度入力される。このような
動作の終端では、レジスタR1の内容はΩ2 となり、レ
ジスタR1はさらに更新される必要がなくなる。その
後、同様な方法で、レジスタR2及びR3はσi として
のσ2 にてさらに更新され、順序にSj としてのS1 及
びS2 が供給されることによって、最後に、レジスタR
3が下記[表4]に与えられたように、σi としてのσ
2 とSj としてのS1 にて更新される。その結果、各レ
ジスタは計算動作の終りで、エラー評価多項式の対応係
数を発生することができる。即ち、Ω1 はレジスタR0
に、Ω2 はレジスタR1に、Ω3 はレジスタR2に、Ω
4 はレジスタR3に各々格納される。
スタに格納された後、各係数はリードソロモン復号化装
置(図示せず)の他の構成要素に用いるために順序に発
生される。かくして、本発明の好ましい実施例によるエ
ラー評価多項式計算装置2はエラー評価多項式の係数を
計算することができる。
よるエラー評価多項式計算装置3のブロック図が示され
ている。図3に示したエラー評価多項式計算装置3の構
造は、レジスタブロック35が直列接続されている4個
のレジスタR0〜R3を有することを除いては、基本的
に図2に示したエラー評価多項式係数計算装置2の構造
と同じである。また、図3に示したエラー評価多項式計
算装置3はエラー評価多項式の第1〜第4係数、Ω1 〜
Ω4 、を発生する。
程の間、各レジスタR0〜R3はエラー位置多項式の係
数σ4 〜σ1 にて各々初期化される。このために、係数
入力ブロック30はその第1出力として係数σi (即
ち、σ1 〜σ4 )をMUX37に順に供給し、MUX3
7は受け取った係数を選択信号SELに応じて、レジス
タブロック35のレジスタR0に供給する。SELは、
MUX37が係数入力ブロック30の出力を初期化段階
の間入力ポート1によって選択し、初期化段階を除いて
はGF加算器33の出力を入力ポート0によって選択す
るように制御するに用いられる。レジスタの内容は係数
σ4 〜σ1 が対応するレジスタR0〜R3に各々格納さ
れるように、右側にシフトされる。
化された後、係数入力ブロック30は第1出力σi とし
てσ0 (即ち、1)と第2出力Sj としてS1 をGF乗
算器31に供給する。その後、GF乗算器31は二つの
入力値を乗じて、乗算結果σ 0 S1 (即ち、S1)をG
F加算器33に供給する。同時に、レジスタR0の内
容、σ1 、はGF加算器33に供給される。GF加算器
33はS1 と係数σ1 とを加算して、その結果S1 +σ
1 をMUX37の入力ポート0に供給する。この場合、
MUX37は選択信号SELに応じて加算結果を選択す
ると共に、その選択値をレジスタR0に送り出してその
中に格納されるようにする。続けて、各レジスタの内容
は右側にシフトされる。その結果、各レジスタR0〜R
3の内容は各々S1 +σ1 、σ4 、σ3 及びσ2 とな
る。
ち、1)及びS2 をGF乗算器31に供給してその中で
乗算されるようにする。GF乗算器31はS2 をGF加
算器33に送り出す。このGF加算器33では、S2 が
レジスタR3からのσ2 と加算されることによって、そ
の加算結果S2 +σ2 がレジスタR0に供給されてその
中に格納されるようにする。このような方法で、各レジ
スタの内容は下記[表5]に与えられたように、順序に
更新される。
入力ブロック30の第1出力σi を、第2カラムは係数
入力ブロック30の第2出力Sj を各々表し、また、各
ロウで第3〜6カラムの内容は、各レジスタが各ロウで
指定された係数入力ブロック30の出力を用いて更新さ
れた後の各レジスタの内容を各々表す。
スは、循環型シフト方式でのみ可能であることに注目さ
れたい。従って、任意の次数にて各レジスタを更新する
ことができない。このために、係数入力ブロック30は
[表5]に示したようにσi及びSj を発生する。即
ち、あるレジスタが更新される必要がない場合、[表
5]の第2カラムに示したように、ゼロがレジスタの内
容に加算されるように、係数入力ブロック30は0を発
生する。
で、Ω1 はレジスタR3に、Ω2 はレジスタR2に、Ω
3 はレジスタR1に、Ω4 はレジスタR0に各々格納さ
れる。これらの各係数は、リードソロモン復号化装置
(図示せず)に組み込まれた他の構成要素に用いるため
に順序に発生される。
を係数入力ブロック10または30の出力の特定シーケ
ンスに対して述べたが、その他のシーケンスがエラー評
価多項式の係数を計算するのに用いられ得る。
いて説明したが、本発明の特許請求の範囲を逸脱するこ
となく、種々の変更を加え得ることは勿論である。
れるべきGF乗算器及びGF加算器の個数をより一層減
らして製造コストを節減し、且つより単純化された装置
を具現化し得ることができる。
なブロック図である。
算装置の概略的なブロック図である。
算装置の概略的なブロック図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 リードソロモン復号化器で用いられ、S
i がi番目のシンドローム値で、σi がエラー位置多項
式のi番目の係数で、iが1〜Tの範囲にあり、Tが予
め決められた数である時、下記式により、 【数1】 エラー評価多項式Ω(X)の係数を計算するエラー評価
多項式係数計算装置であって、 前記エラー位置多項式の係数を第1出力として、前記シ
ンドローム値を第2出力として、予め決められた順序で
順に発生する入力手段と、 前記入力手段からの前記第1出力と前記第2出力とを乗
じることによって、乗算結果を順に発生する乗算手段
と、 T個のメモリ手段と、 前記T個のメモリ手段の中のいずれか一つの内容を予め
決められた順序で発生する出力手段と、 前記乗算手段からの乗算結果の各々と前記出力手段から
の前記T個のメモリ手段の中のいずれか一つの内容とを
加算することによって、加算結果を発生する加算手段
と、 前記第1出力、または前記加算結果を選択的に発生する
第1選択手段と、 前記第1選択手段からの前記第1出力、または前記加算
結果を前記T個のメモリ手段の中のいずれか一つに送り
出して、その中に格納されるようにする第2選択手段と
を含むことを特徴とするエラー評価多項式係数計算装
置。 - 【請求項2】 前記T個のメモリ手段が、Dフリップフ
ロップからなることを特徴とする請求項1に記載のエラ
ー評価多項式係数計算装置。 - 【請求項3】 前記Tが4であり、前記入力手段が前記
エラー位置多項式の係数を(σ1 、σ2 、σ3 、σ4 、
σ0 、σ0 、σ0 、σ0 、σ1 、σ1 、σ1、σ2 、σ
2 、σ3 )の順で発生し、Xが「ドント ケア(don
´t care)」状態を表す時、前記シンドローム値
を(X、X、X、X、S1 、S2 、S 3 、S4 、S1 、
S2 、S3 、S1 、S2 、S1 )の順で発生する手段を
有することを特徴とする請求項1に記載のエラー評価多
項式係数計算装置。 - 【請求項4】 リードソロモン復号化器で用いられ、S
i がi番目のシンドローム値で、σi がエラー位置多項
式のi番目の係数で、iが1〜Tの範囲にあり、Tが予
め決められた数である時、下記式により、 【数2】 エラー評価多項式Ω(X)の係数を計算するエラー評価
多項式係数計算装置であって、 前記エラー位置多項式の係数を第1出力として、前記シ
ンドローム値を第2出力として、予め決められた順序で
順に発生する入力手段と、 前記入力手段からの前記第1出力と前記第2出力とを乗
じることによって、乗算結果を順に発生する乗算手段
と、 各々が直列接続された第1〜T番目のメモリ手段と、 前記乗算手段からの乗算結果の各々と前記T番目のメモ
リ手段の内容とを加算することによって、加算結果を発
生する加算手段と、 前記第1出力、または前記加算結果を選択的に前記第1
のメモリ手段に発生する選択手段とを含むことを特徴と
するエラー評価多項式係数計算装置。 - 【請求項5】 前記第1〜T番目のメモリ手段が、Dフ
リップフロップからなることを特徴とする請求項4に記
載のエラー評価多項式係数計算装置。 - 【請求項6】 前記Tが4であり、前記入力手段が前記
エラー位置多項式の係数を(σ1 、σ2 、σ3 、σ4 、
σ0 、σ0 、σ0 、σ0 、σ1 、σ1 、σ1、σ1 、σ
2 、σ2 、σ2 、σ2 、σ3 、σ3 、σ3 、σ3 )の順
で発生し、Xが「ドント ケア(don´t car
e)」状態を表す時、前記シンドローム値を(X、X、
X、X、S1 、S2 、S3 、S4 、0、S1 、S2 、S
3 、0、0、S1 、S2 、0、0、0、S1 )の順で発
生する手段を有することを特徴とする請求項4に記載の
エラー評価多項式係数計算装置。
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