JP2591611B2 - t重誤り訂正符号の符号化復号化回路 - Google Patents

t重誤り訂正符号の符号化復号化回路

Info

Publication number
JP2591611B2
JP2591611B2 JP61304558A JP30455886A JP2591611B2 JP 2591611 B2 JP2591611 B2 JP 2591611B2 JP 61304558 A JP61304558 A JP 61304558A JP 30455886 A JP30455886 A JP 30455886A JP 2591611 B2 JP2591611 B2 JP 2591611B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coefficient
data
polynomial
circuit
register
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP61304558A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63156428A (ja
Inventor
佳之 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP61304558A priority Critical patent/JP2591611B2/ja
Publication of JPS63156428A publication Critical patent/JPS63156428A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2591611B2 publication Critical patent/JP2591611B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Error Detection And Correction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は誤り訂正符号の符号化であるECCの作成及び
復号化であるシンドローム演算とをガロア体GF(2m)で
定義された積回路と和回路及びパイプライン・レジスタ
を用いた帰還回路で構成することによって同一の回路で
実現させるようにしたので回路構成が簡単化される。
〔産業上の利用分野〕
本発明は光ディスク等の大容量記憶装置の誤り訂正符
号として用いられるt重誤り訂正リードソロモン符号等
の符号化回路及び復号化におけるシンドローム演算回路
に係り、特に誤りの訂正対象である情報データから作成
される情報多項式を生成多項式で割って剰余を求めるこ
とにより所定の訂正能力を有する誤り訂正符号の作成
(符号化)をおこなうECC作成及びガロア体GF(2m)上
(m=1,2,…)の元α及びそのべき乗(生成多項式の
根)と誤り訂正符号との積をとることにより情報データ
の誤り位置数及び誤り位置を知る(復号化)のために使
用するシンドロームの作成を行う誤り訂正符号の符号化
及び復合化回路に関する。
〔技術の背景〕
電子計算機のメモリ等を介してデータを伝送する際の
伝送により生じる伝送誤りに対する対策として誤り訂正
符号が伝送するデータに付加される。伝えたい記号k個
を情報記号といい、付加する余分の符号j個を検査符号
といい、情報記号k個と検査記号j個を合計したn=k
+j個の記号列を符号語といい、このnの値を符号長と
いう。送信側で検査符号を付加する操作を符号化とい
い、受信側で誤りを検出して正しい情報記号列を復元す
る操作を復号化という。
ここでは検査符号としてt重誤り訂正リードソロモン
符号等を対象としている。リードソロモン符号(以下
「RS符号」という)はBCH符号の一種である。一般にBCH
符号はGalois体GF(qm)の原始元をαとすると、α,α
2,…,α2tを根とする最小次数の多項式を生成多項式と
すれば、符号長n=qm−1、情報記号数k≧qm−1−2m
t、検査記号数n−k≦2mt、最小距離dmin≦2t+1であ
る。RS符号はm=1の非2元BCH符号であり、RS符号は
同一の最小距離をもつ線形符号の中で検査記号数が最小
となる優れた符号である。そのため、2m元の符号はその
各記号をGF(2)上のm次元ベクトルで表現することに
より2元符号として用い、これによりt重誤り訂正符号
が構成できることになる。
RS符号はランダム誤りに対してバイト単位で訂正する
ことのできる最も訂正能力の高い誤り訂正符号の1つで
あり、1バイトのデータはガロア体GF(2m)上の元α及
びそのべき乗で表される。またRS符号は巡回符号の一種
でありt重誤り訂正のECC(Error corecting code)は
入力データを情報多項式で表現した場合その情報多項式
を次の生成多項式で割った剰余多項式に相当し、情報デ
ータに付加されて使用される。
符号長n≦2m−1、誤り訂正能力t、最小距離dmin
2t+1の多重誤り訂正RS符号の生成多項式は次のように
なる。(情報点数k=n−2tとする) 従って、情報データk個(a0,a1,a2,…,ak-1)を次の
情報多項式に置換し、 I(x)=a0x2t+a1x2t+1+…+ak-1xn (2) これを(1)式で割った剰余多項式R(x)がECCに
なる。
I(x)=Q(x)G(x)+R(x) (2a) すなわち、 R(x)=Q(x)G(x)+I(x) (3) (註;加減同一) I(x):情報多項式 G(x):生成多項式 Q(x):商多項式 R(x):剰余多項式 よって全体の符号多項式X(x)は次のようになる。
X(x)=I(x)+R(x) =x0+x1x+x2x2+…+xnxn (4) 但し、x0,x1,…,xnはX(x)の係数、すなわち誤り訂
正符号の符号語である。また、このRS符号の復号では誤
り訂正のための中間情報、すなわち2t個のシンドローム
S0,S1,…,S2t-1をまず計算しなければならない。
各シンドロームは次式で与えられる。
Si=x0+x1α+x2α2i+…+xnαni (i=0,1,…,2t−1) このシンドロームがすべて“0"であれば、この符号語
には誤りなしと判定される。また1つでも“0"でなけれ
ば、このシンドロームを使って誤り位置、誤り量を求
め、t個までの誤りを訂正することができる。本発明で
は訂正処理は無関係であり、ここでは説明しない。
〔従来の技術〕
従来のECC作成及びシンドローム演算回路のブロック
構成を第8図に示す。一般にECCを付加したデータを送
る(または蓄積する)媒体は通信機器や光ディスク等で
あり、データとしては“0",“1"をシリアルで取り扱
う。例えば1バイト=8ビットの場合、まずECC作成で
は8ビットのデータが入力シフトレジスタ81にパラレル
ロードされ、デマルチプレクサ82によってデータがECC
作成回路83に送出されてECCが計算される。1ブロック
の情報データがデマルチプレクサ82及びマルチプレクサ
85を介して順々に出力シフトレジスタ86にロードされ8
→1ビット変換(パラレル→シリアル)して転送された
後に、作成されたECCをマルチプレクサ85で選択して同
じ出力レジスタ86にロードして転送する。また、シンド
ローム演算では、ECCを付加した1ブロックの符号デー
タをシフトレジスタ81によって1→8ビット変換(シリ
アル→パラレル)した後デマルチプレクサ82を介してシ
ンドローム演算回路84でシンドロームが計算され誤り訂
正処理がなされる。
第9図にECC作成回路回路を示す。
入力データ(情報多項式I(x)の各係数)が最終段
のレジスタまで送られた後、その最高次数の係数
(ak-1)と(1)式の生成多項式G(x)の各係数との
積をとって、各レジスタに格納されている情報多項式I
(x)の係数値に加算(減算に相当)する。これによっ
て、1回の除算が(商多項式の最高次の係数が求まっ
た)成立し、これによって各レジスタに格納されている
内容が1つずつ移動していく。こうして順次以上の除算
を繰返すことにより商多項式Q(x)が求まり、最終段
のレジスタに転送されずに他のレジスタに残った値が剰
余多項式の係数になる。
このタイミング・チャートを第10図に示す。
出力シフトレジスタ86が除算結果の商多項式や剰余多
項式の係数を8ビット出力した時点で一回の除算が行わ
れる。
第11図にシンドローム演算回路及び第12図にそのタイ
ミングチャートを示す。第11図では(5)式を変形した Si=[…{(xnα+xn-1+xn-2+…+]α
+x0 (6) に従って2t個のシンドロームS0〜S2t-1を#1〜#2tの
各部分で並列に計算される。1ブロックの最終データが
転送された後に和回路の出力レジスタに残った値がシン
ドロームになる。第12図では入力シフトレジスタに8ビ
ットのデータが満たされた時点で1回のシンドローム演
算が行われる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、従来のt重誤り訂正符号のECC作成回路83
とシンドローム回路84は第8図に示すように、符号化、
復号化という異なった処理内容から別々の回路で構成さ
れていた。符号化及び復号化において使用する積回路は
例えばGF(28)上で原始多項式P(x)=x8+x4+x3
x2+1の剰余を行う場合には第13図に示すようにANDゲ
ート64個、EXORゲート77個を必要とするものであるが、
従来の符号化復号化回路では第9図のECC作成回路及び
第11図のシンドローム演算回路で示すように各々2t個の
積回路を使用することになる。従って従来の回路にあっ
ては回路規模が非常に大きくなるという問題点を有して
いた。
また第10図及び第12図のタイミング・チャートに示す
ように入力レジスタにデータが満たされている場合以外
は待ち状態となり動作効率が悪いという問題点を有して
いた。
そこで、本発明は以上の問題点を解決するためになさ
れたものであり、簡単な回路構成により効率良く演算を
行うことのできるRS符号等の誤り訂正符号の符号化及び
復号化の回路を提供することを目的としてなされたもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の問題点を解決するため本発明は第1図に示すよ
うに、ガロア体GF(2m)(m=1,2,…)上のベクトルに
おいて、所定の多項式の係数データを項毎に降べき順に
順次発生させる係数順次発生手段1と、入力する係数デ
ータを2t個入力順に前段から後段の各段に項毎に桁移動
可能に格納する係数格納手段2と、係数順次発生手段1
が発生させた前記多項式の係数データと帰還させた前記
係数格納手段2の最終段から1段前に格納されている係
数データのどちらか一方を選択する入力選択手段6と、
生成多項式の係数データまたは根データを順次発生させ
る生成多項式データ順次発生手段5と、当該発生手段5
の発生させたデータと係数格納手段2の最後段に格納さ
れている係数データとの乗算を行う積回路3と、入力選
択手段6が選択したデータと積回路3の出力したデータ
とを加算して前記格納手段2の最前段に順次送出する和
回路4とを設けたものである。
〔作用〕
本発明はECC作成を行う場合には、入力多項式の係数
として情報データから作成された(2)式の情報多項式
の係数データ(ak-1,ak-2,…,a1,a0)を入力多項式の係
数順次発生手段1が降べき順(次数の大きいものから順
に)に順次発生させる。入力選択手段6は当該係数デー
タ(ak-1,ak-2,…,a1,a0)を選択して順次和回路4に送
出する。選択された係数データは初期値である係数格納
手段2の最後段に格納されている0と和回路4で加算さ
れた後係数格納手段2の最後段から最前段に向けて降べ
きの順に順次2t個分((1)式の生成多項式の最大項数
−1個分)の係数データ(ak-1,ak-2,…,ak-t)が格納
される。すると、当該係数格納手段2の最後段に格納さ
れた最高次数の係数データak-1は、生成多項式データ順
次発生手段5が順次発生させた生成多項式の係数データ
(g2t-1,g2t-2,…,g1,g0)と積回路3で降べき順に順次
乗算され、その乗算結果g2t-1ak-1,g2t-2ak-2,…,g1a
k-1,g0ak-1が順次出力(2t個)される。
一方、係数格納手段2の最後段の1段手前に格納され
ている係数データak-2が読み出されて帰還され入力選択
手段6を介して選択され積回路3の出力結果g2t-1ak-1
と順次和回路4で加算され当該出力結果g2t-1ak-1+a
k-2は前記係数格納手段2の最前段に向けて出力され
る。当該出力結果は係数格納手段2の最後段の1段前に
格納されているデータak-2が読み出されるタイミングに
同期して格納手段2の最前段に格納される。格納手段2
の最後段の1段前にはak-2が読み出された後に次のデー
タak-3が桁移動により格納され、次の前述した乗算結果
であるg2t-2ak-1と加算され当該加算結果g2t-2ak-1+a
k-3は格納手段2に格納される。同時に桁移動によって
最初に格納されていた情報多項式の係数(ak-1,ak-2,
…,ak-2t)と順次入れ代わりながら格納手段2内で繰り
上がる。
こうして、同様の手順を繰り返すことにより係数格納
手段2に格納されている最初の情報多項式の係数データ
(2t個)は和回路4の出力結果と完全に入れ代わる。こ
の段階で係数格納手段2に格納されている和回路4の全
出力結果は1桁移動して当該格納手段2の最後段に当該
処理が終了されるまで保持されていた最高次の係数デー
タak-1は当該出力結果の最高次数のものg2t-1ak-1+a
k-2と入れ代えられることになる。その桁移動により空
白となった係数格納手段2の最前段には入力多項式の係
数データのうち生成多項式の前記処理によって処理され
た次数個(2t個)分を除いた次の新たな次数の係数デー
タak-2t-1が係数順次発生手段1により発生して入力選
択手段6によって選択されて格納補充される。このよう
にして前記と同様の処理が順次繰り返され、残余の入力
多項式としての情報多項式の係数の次数が生成多項式の
最高次の次数(2t)よりも小さくなった場合に処理を中
止し係数格納手段2に格納されている多項式が剰余多項
式となり、当該剰余多項式から誤り訂正符号が得られ
る。
一方、シンドロームの作成を行う場合には、以下のよ
うにする。
入力多項式の係数データとしては情報多項式に前記処
理により得られた誤り訂正符号を意味する剰余多項式を
付加した(4)式の符号多項式の係数データ(すなわち
符号語、x0,x1,…,xn)であり、当該入力多項式の係数
データが降べきの順に順次発生手段1により発生され
る。最初当該多項式の最高次の係数データxnは入力選択
手段6により選択され第4図に示すタイミングで係数格
納手段2レジスタ11,12の各段に順次格納され、レジス
タ12に格納された係数データは生成多項式データ順次発
生手段5により降べきの順に順次発生した生成多項式の
根データ(α2t-1,…,α2,α,1)と積回路3で乗算が
行われその積α2t-1xn,…,α2xn,αxn,1xnが和回路4
に順次送出される。和回路4では係数順次発生手段1が
発生させた入力多項式としての符号多項式の次の次数の
係数データxn-1との加算が行われる。和回路4の出力結
果α2t-1xn+xn-1,…,α2xn+xn-1,αxn+xn-1,1xn+x
n-1は係数格納手段2に各段に各々格納される。格納さ
れた当該出力結果は再び読み出されて積回路3に送出さ
れ生成多項式データ順次発生手段5により次に発生され
た生成多項式の根データ(α2t-1,…,α2,α,1)と順
次乗算されて和回路4に送出され、符号多項式の次デー
タxn-2と各々加算される。このようにして同様の手順が
符号長n回繰り返される。こうして、係数格納手段の各
段にシンドローム多項式の各係数である2t個のシンドロ
ームS0,S1,…,S2t-1が得られることになる。
〔実施例〕
次に本発明に係る実施例を説明する。
第2図に第1の実施例を示す。
本実施例は4バイト訂正RS符号(t=4)のECC作成
及びシンドローム演算回路を示す。
本実施例は主として係数順次発生手段1、係数格納手
段2、積回路13、和回路14、生成多項式発生手段5及び
入力選択手段6から構成されている。
係数順次発生手段1は入力多項式の係数データを項毎
に順次降べき順に発生させるものであって、シフト・レ
ジスタ17及びレジスタ19から構成されている。シフト・
レジスタ17はシリアルに入力した係数データをパラレル
に出力する直並列変換を所定のタイミングで行うもので
ある。
係数格納手段2は入力多項式の係数データを順次項毎
に桁移動が可能となるように格納するものであり、パイ
プライン・レジスタ11,12から構成され、この例では合
計8段(すなわちt=4の4バイト訂正の場合には生成
多項式の次数は2t=8であるから)のレジスタが用いら
れ、レジスタ12はレジスタ11の最後段のものと直列に接
続され入力多項式の最高次の次数の係数データを格納す
るものである。
積回路3に相当する積回路13は生成多項式データ順次
発生手段5が発生させた生成多項式の係数データまたは
根データのどちらか一方とレジスタ12に格納されている
係数データとの乗算を行うものである。
和回路4に相当する和回路14は積回路13の出力結果と
入力選択手段6としてのマルチプレクサ16が選択したも
のとの加算を行うものである。
生成多項式データ順次発生手段5は生成多項式の係数
データと生成多項式の根データとを選択するマルチプレ
クサ15を有している。
入力選択手段6に相当するマルチプレクサ16はレジス
タ19に格納されている内容またはレジスタ11の最後段に
格納されている内容を選択して和回路14に送出するもの
である。
またマルチプレクサ20はレジスタ12またはレジスタ19
に格納されている内容を選択してレジスタ18に送出する
ものである。
レジスタ18はデータをパラレルからシリアルにすなわ
ち、並直列変換を行ってデータを転送するシフトレジス
タである。
次に本実施例に係る回路の動作を第3,4図に示したタ
イミング・チャートに基づいて説明する。
本回路を用いてECCの作成を行う場合には、第3図に
示すように、時刻t0においてECCの対象となる情報多項
式の係数データ(ak-1,ak-2,…,a1,a0)をシリアルに係
数順次発生手段2としてのレジスタ17に降べき順に入力
させ、パラレルに出力しレジスタ19に一旦格納される。
時刻t1でその入力データが出力レジスタ18にロードされ
る。8→1ビットにパラレルからシリアルに変換されて
出力され、光ディスク等の記憶媒体に格納される。その
間を利用して時刻t1から時刻t3までに初期値として既に
レジスタ12に格納されている“0"と、生成多項式データ
順次発生手段5としてのマルチプレクサ15が選択した生
成多項式の係数データg7〜g0との乗算を積回路13によっ
て第3図に示すタイミングで行われるので、最初は積回
路3の出力結果は0であり、その出力結果を和回路12で
加算しても係数順次発生手段1が発生させた8個(2t=
8)の係数データ(ak-1,ak-2,…,ak-8)は変化なくそ
のまま係数格納手段2に順次格納される。こうして一旦
係数データが係数格納手段2に降べき順に生成多項式の
最大項数−1個(8個)格納された後に、以上述べた処
理が再び繰り返され、積回路13によりレジスタ12に格納
されている最高次数の係数データak-1とマルチプレクサ
15が選択した生成多項式の係数データa7〜g0との乗算が
行われ当該出力結果ak-1g7,ak-1g6,…,ak-1g0と入力選
択手段6としてのマルチプレクサ16が選択したレジスタ
11に既に格納されている情報多項式の係数データak-2,a
k-3,…ak-8と降べき順に順次和回路14によって加算し、
加算結果ak-1g6+ak-2,ak-1g5+ak-3,…ak-1g0+ak-8
順次係数格納手段2に係数データak-2,ak-3,…ak-8と桁
移動により順次入れ換えながら格納する。こうして、係
数格納手段2としてのレジスタ11に格納されている係数
データについての前記処理がg0付近まで終了した段階
で、時刻t2でマルチプレクサ16の出力を順次レジスタ19
に格納されている新たな係数データak-9,…,ak-16の出
力に切り換える。時刻t3ではレジスタ12に格納されてい
る前記処理結果の係数データak-1g7+ak-2,ak-1g6+a
k-3,…,ak-1g0+ak-8のうち、レジスタ11の最後段に格
納されていた出力結果ak-1g7+ak-2,をレジスタ12に移
動して格納し、前に格納されてあった係数データak-1
入れ換え、同時に桁移動により空白となった係数格納手
段2の最前段に前述した新たな係数データak-9が格納さ
れる。こうして同様の手順を繰り返すことにより、残余
の入力多項式の係数の次数が生成多項式の最高次の次数
よりも小さくなった場合に処理を中止しレジスタ11の各
段に格納されている係数データを係数とする多項式が剰
余多項式となり、当該剰余多項式に基づいて誤り訂正符
号としてのRS符号を得ることができる。
一方、シンドロームを得るには第4図に示すように、
時刻t0で入力多項式順次発生手段2としてのシフト・レ
ジスタ17に光ディスク等の記憶媒体から転送されシリア
ルに入力した入力多項式としての情報データにRS符号を
付加された符号多項式の係数データ、すなわち符号語
(xn,xn-1,…,x0:n=2m,m=8)が1バイト(=8ビッ
ト)毎にパラレルに順次出力されレジスタ19に格納され
る。その間を利用して時刻t1からt2までに最初にxnが第
4図に示すタイミングでレジスタ11,12の各段に格納さ
れ生成多項式データ順次発生手段5としてのマルチプレ
クサ15が選択した生成多項式の根α7,…,αとの積が
前記タイミングで各々積回路13により行われ、当該出力
結果α7xn,…,α0xnは、係数順次発生手段1としての
レジスタ19から出力された次の新たな係数データxn-1
各々和回路12で加算され、その出力結果としてα7xn+x
n-1,…,α0xn+xn-1が得られる。こうして以上の手順
をn回繰り返すことにより、(6)式で示したようなシ
ンドロームS7=[…{(xnα+xn-1)α+xn-2}α
+…+x1]α+x0,S6=[…{(xnα+xn-1)α
+xn-2}α+…+x1]α+x0,S5,…,S0がレジス
タ11,12の各段に得られることになる。
次に第2の実施例を第5図に基づいて説明する。本実
施例は8バイト訂正RS符号によるECC作成及びシンドロ
ームの作成を行うものである。本実施例は第1の実施例
と異なりレジスタを単に直列に接続するのではなく処理
の速度を高めるため4バイト訂正ずつ(合計8バイト訂
正)並列に処理するようにしているものである。
すなわち、本実施例では、係数順次発生手段1、g7
g0〜αについて処理する部分50及びg15〜g8
15〜αについて処理する部分51並びにこれらの部分を
接続するマルチプレクサ52等のその他の部分から主とし
て構成されている。
g7〜g0〜αについて処理する部分50は入力選
択手段6としてのマルチプレクサ26、和回路4に相当す
る和回路24、係数格納手段2としてののレジスタ21,2
2、積回路3に相当する積回路23、生成多項式データ順
次発生手段5としてのマルチプレクサ25から構成され
る。但し本実施例は第1の実施例と異なりマルチプレク
サ52を介してg15〜g815〜αについて処理する部分
51と接続され、当該部分51からの出力とレジスタ22から
の出力とを選択して積回路23に入力することができるよ
うにしている。
g15〜g815〜αについて処理する部分51は同様に
マルチプレクサ36、和回路4に相当する和回路34、係数
格納手段2に相当するレジスタ31,32、積回路3に相当
する積回路33及び生成多項式データ順次発生手段5に相
当するマルチプレクサ35から構成されている。その他入
力レジスタ27出力レジスタ28及びマルチプレクサ30を有
する。
本実施例は次のように動作する。
本実施例はECCの作成をする場合においては第1図の
実施例と異なり、g15〜g8についての処理を行うに際し
て、より下位の次数に相当するg7〜g0についての係数デ
ータや処理結果を使用する必要がある場合がある。すな
わち第1回目の除算を行う場合にはレジスタ22に格納さ
れている前記部分50で取り扱う情報多項式の最高次数の
係数データは前記部分51においての処理に続いて必要と
なり、読み出されてマルチプレクサ36を介して和回路34
に入力される。また、g7〜g0について処理をする場合に
もg15〜g8についての処理結果が必要となる場合があ
り、この場合にはマルチプレクサ52を介してレジスタ32
の内容が部分50の積回路23に出力される。この動作は第
6図のタイミング・チャートに示すように時刻t2におい
てなされる。このような接続を行う点が従来と異なる。
一方、シンドロームの作成を行う場合においては生成
多項式の根データα〜αを処理する部分50と根デー
タα15〜αを処理する部分51との処理の接続に関して
も同様に接続することができる。こうして本実施例にお
いては第6図及び第7図のタイミング・チャートに示す
ように同時に処理を行うので処理時間が短縮されること
になる。
〔発明の効果〕
こうして、本発明によればECCの作成及びシンドロー
ムの作成を同一の回路構成で達成することができるので
回路規模が縮小化され低価格及び高速に処理することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理ブロック図、第2図は第1の実施
例に係るブロック図、第3図は第1の実施例に係るECC
作成のタイミング・チャート、第4図は第1の実施例に
係るシンドローム作成のタイミング・チャート、第5図
は本発明の第2の実施例に係るブロック図、第6図は第
2の実施例に係るECC作成のタイミング・チャート、第
7図は第2の実施例に係るシンドローム作成のタイミン
グ・チャート、第8図は従来例に係るブロック図、第9
図は従来例に係るECC作成回路を示すブロック図、第10
図はECC作成回路のタイミング・チャート、第11図は従
来例に係るシンドローム演算回路図、第12図従来例に係
るシンドローム演算回路のタイミング・チャート、第13
図はGF(28)上での8×8積回路を示す図である。 1……係数順次発生手段 2……係数格納手段 3……積回路 4……和回路 5……生成多項式データ順次発生手段 6……入力選択手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガロア体GF(2m)(m=1,2,…)上のベク
    トルにおいて、 所定の多項式の係数データを項毎に降べき順に順次発生
    させる係数順次発生手段(1)と、 入力する係数データを2t個入力順に前段から後段の各段
    に項毎に桁移動可能に格納する係数格納手段(2)と、 係数順次発生手段(1)が発生させた前記多項式の係数
    データと帰還させた前記係数格納手段(2)の最終段か
    ら1段前に格納されている係数データのどちらか一方を
    選択する入力選択手段(6)と、 生成多項式の係数データまたは根データを順次発生させ
    る生成多項式データ順次発生手段(5)と、 当該発生手段(5)の発生させたデータと係数格納手段
    (2)の最後段に格納されている係数データとの乗算を
    行う積回路(3)と、 入力選択手段(6)が選択したデータと積回路(3)の
    出力したデータとを加算して前記格納手段(2)の最前
    段に順次送出する和回路(4)とを設けたことを特徴と
    するt重誤り訂正符号の符号化復号化回路。
JP61304558A 1986-12-19 1986-12-19 t重誤り訂正符号の符号化復号化回路 Expired - Fee Related JP2591611B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61304558A JP2591611B2 (ja) 1986-12-19 1986-12-19 t重誤り訂正符号の符号化復号化回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61304558A JP2591611B2 (ja) 1986-12-19 1986-12-19 t重誤り訂正符号の符号化復号化回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63156428A JPS63156428A (ja) 1988-06-29
JP2591611B2 true JP2591611B2 (ja) 1997-03-19

Family

ID=17934437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61304558A Expired - Fee Related JP2591611B2 (ja) 1986-12-19 1986-12-19 t重誤り訂正符号の符号化復号化回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2591611B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016181756A (ja) * 2015-03-23 2016-10-13 ラピスセミコンダクタ株式会社 半導体装置及びデータの送受信方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001188468A (ja) * 1999-12-27 2001-07-10 Toyo Commun Equip Co Ltd ガロア体上の元の除算演算方法および除算演算回路

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63132532A (ja) * 1986-11-25 1988-06-04 Ricoh Co Ltd 拡張ガロア体上の多項式除算回路
JPS63132531A (ja) * 1986-11-25 1988-06-04 Ricoh Co Ltd 拡張ガロア体上の多項式除算回路

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63132532A (ja) * 1986-11-25 1988-06-04 Ricoh Co Ltd 拡張ガロア体上の多項式除算回路
JPS63132531A (ja) * 1986-11-25 1988-06-04 Ricoh Co Ltd 拡張ガロア体上の多項式除算回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016181756A (ja) * 2015-03-23 2016-10-13 ラピスセミコンダクタ株式会社 半導体装置及びデータの送受信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63156428A (ja) 1988-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4845713A (en) Method and apparatus for determining the coefficients of a locator polynomial
US5440570A (en) Real-time binary BCH decoder
JP3233860B2 (ja) リードソロモン復号器
EP0114938A2 (en) On-the-fly multibyte error correction
US6571368B1 (en) Systolic Reed-Solomon decoder
JPH09507117A (ja) リードソロモン復号化器
US5805617A (en) Apparatus for computing error correction syndromes
JP2005218098A (ja) 順方向のチェンサーチ方式のリードソロモンデコーダ回路
JPH07312560A (ja) 誤り訂正符号化装置及び誤り訂正復号装置及び誤り訂正符号付きデータ伝送システム及び誤り訂正符号の復号方法
US7870468B1 (en) Reed-solomon decoder using a configurable arithmetic processor
EP0963047A2 (en) Reed Solomon coding apparatus and Reed Solomon coding method
KR20060125837A (ko) 데이터를 인코딩하기 위한 방법 및 장치
JP3834122B2 (ja) 誤り位置検出多項式計算装置
US20060090119A1 (en) System and method for implementing a Reed Solomon multiplication section from exclusive-OR logic
US6263471B1 (en) Method and apparatus for decoding an error correction code
JP2001127645A (ja) 誤り訂正方法および誤り訂正装置
JP2591611B2 (ja) t重誤り訂正符号の符号化復号化回路
US5971607A (en) Polynomial evaluator for use in a Reed-Solomon decoder
EP0991196B1 (en) Method of correcting lost data and circuit thereof
EP0793352B1 (en) Apparatus for determining the error evaluator polynomial for use in a Reed-Solomon decoder
JPH0476540B2 (ja)
JP2000020333A (ja) 復号装置、演算装置およびこれらの方法
US5978950A (en) Polynomial evaluator for use in a reed-solomon decoder
US5751732A (en) Polynomial evaluator for use in a reed-solomon decoder
Lee et al. An efficient recursive cell architecture of modified Euclid's algorithm for decoding Reed-Solomon codes

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees