JPH1032467A - 受信機における受信周波数の設定方法及び装置 - Google Patents

受信機における受信周波数の設定方法及び装置

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JPH1032467A
JPH1032467A JP20530896A JP20530896A JPH1032467A JP H1032467 A JPH1032467 A JP H1032467A JP 20530896 A JP20530896 A JP 20530896A JP 20530896 A JP20530896 A JP 20530896A JP H1032467 A JPH1032467 A JP H1032467A
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JP
Japan
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installation position
information
receiver
electric field
input
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Application number
JP20530896A
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English (en)
Inventor
Masayuki Nakajima
雅之 中嶋
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信機の設置地域において受信可能な放送周
波数(チャンネル)を、簡単な操作によりプリセットで
きるようにすること。 【解決手段】 地図データベース24より地図データが
読み出され、CRT8に表示される。さらにポインティ
ング位置制御プログラム27により、CRT8に表示さ
れた地図上にポイントマークが表示され、ポイントマー
クは入力装置14により地図上を移動できるように構成
されている。入力装置14によりポイントマークを移動
し、受信機の設置位置を地図上に設定することにより、
電波塔情報データベース23、電界強度算出プログラム
26、緯度/経度算出プログラム28の働きにより電界
強度の高い放送周波数(チャンネル)が自動的に演算抽
出され、その放送周波数(チャンネル)が選局メモリ1
3に対してプリセットされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、受信周波数をプ
リセットできるようにされた例えばラジオ受信機あるい
はテレビジョン受像機などに適用される受信機における
受信周波数の設定方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】受信周波数(チャンネル)をプリセット
しておくことで、その地域において受信可能な放送番組
を即座に選択することができるようにされた例えばラジ
オ受信機あるいはテレビジョン受像機などが提供されて
いる。
【0003】図6は従来のこの種のテレビジョン受像機
の一例をブロック図によって示したものである。
【0004】すなわち、このテレビジョン受像機は、ア
ンテナ1からのRF信号がUHF/VHFチューナ2に
供給され、チューナ2において選択されたRF信号は中
間周波信号に変換されて中間周波増幅器3に供給され
る。
【0005】この中間周波増幅器3によって増幅された
中間周波信号は、映像検波回路4に供給され、映像検波
回路4によって検波された検波出力は、それぞれトラッ
プ回路5およびフィルタ回路6に供給されるように構成
されている。
【0006】トラップ回路5は、映像検波出力中におけ
る4.5MHzの音声キャリアを除去するものであり、
このトラップ回路5を経た映像検波出力は、CRTドラ
イバ7によって電力増幅され、表示手段としてのCRT
8に供給されて受信映像が再生される。
【0007】一方、フィルタ回路6は、4.5MHzを
キャリアとするFM音声中間周波信号を通過させるもの
であり、このフィルタ回路6によって抽出されたFM音
声中間周波信号は、FM検波回路9によってFM検波さ
れ、音声信号に復調される。そして復調された音声信号
は、オーディオアンプ10により増幅され、スピーカ1
1によって再生される。
【0008】チューナ2には、マイクロプロセッサを含
む選局制御部12が接続されており、この選局制御部1
2からの選局電圧を受けることにより、チューナ2は所
定の受信周波数(チャンネル)に同調するように作用す
る。
【0009】選局制御部12には、さらに選局メモリ1
3が接続されており、選局制御部12は例えばリモコン
コマンダなどの入力装置14からの指令を受けて、選局
メモリ13にプリセットされている所定の選局電圧を呼
び出し、チューナ2に対して与えることができるように
構成されている。
【0010】図7は、選局メモリ13に格納されている
選局電圧テーブルの例を示したものであり、チャンネル
番号に対応してプリセットされた選局電圧(xxxxx) がテ
ーブル内に格納されている。
【0011】ここで、入力装置14から視聴しようとす
るチャンネル番号を受けると、選局制御部12は選局メ
モリ13をアクセスし、図7に示すチャンネル番号(N
o.)に対応する選局電圧(xxxxx) を呼び出す。呼び出
された選局電圧はチューナ2に与えられ、チューナ2は
与えられた選局電圧にしたがって、選局周波数を決定
し、所定の周波数(チャンネル)に同調するように作用
する。
【0012】この様に、チャンネル番号に対応させてそ
れぞれの放送周波数(チャンネル)をプリセットしてお
くことで、即座に視聴しようとする放送番組を呼び出す
ことができる。
【0013】ところで、前記したようなテレビジョン受
像機においては、引越しなどでその設置地域が変わった
場合には、当然ながら以前と同一のチャンネル番号にお
いて同一の放送番組を受信することは不可能となる。
【0014】このために、その地域において受信可能な
放送チャンネルを受信チャンネル番号に対応させてプリ
セットし直す必要が生ずる。
【0015】この場合、図6に示した従来のテレビジョ
ン受像機においては、中間周波増幅器3より得られるA
GC出力が、選局制御部12に供給されるように構成さ
れており、選局制御部12は受信レベルに対応するAG
C出力を利用して、それぞれの放送周波数をサーチする
ことができるように構成されている。
【0016】この受信レベルに対応するAGC出力は、
例えば図8に示した形態を有しており、横軸が選局電圧
に対応し、縦軸が受信レベル(電界強度)に対応する。
【0017】ここで、テレビジョン受像機本体に配置さ
れたサーチキー(図示せず)を操作することにより、受
像機の選局制御部12はチューナ2に与える選局電圧を
順次変化させるように作用する。
【0018】図8においてAGC出力がaの状態である
場合には、選局制御部12は選局周波数を上昇させるよ
うに作用し、AGC出力がbの状態である場合には、選
局制御部12は選局周波数を下降させるように作用す
る。したがってこの様な増減を繰り返し、終局的に選局
制御部12は受信レベルが最大であるcの位置(周波
数)でサーチを停止する。
【0019】図9に14Aとして示す入力装置は、図6
に示す入力装置14のレイアウトの例を示した模式図で
あり、前記のようにサーチが完了した状態において、サ
ーチした受信周波数を例えばチャンネル番号1にプリセ
ットしようとした場合、メモリキーa1を操作すると共
に、番号1のチャンネルキーa2を操作することで、サ
ーチされた受信周波数に対応する選局電圧がチャンネル
1に書き込まれ、プリセットが完了する。
【0020】以上のようにして次のサーチを実行し、同
様に入力装置14(14A)を用いてプリセット作業を
順次繰り返すことにより、その地域において受信可能な
放送チャンネルの全てをプリセットすることができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のプリ
セット機能を備えたテレビジョン受像機においては、受
信可能電波のサーチ作業と、そのプリセット作業とを1
局ごとに繰り返し実行する必要が生ずるため、プリセッ
ト操作が繁雑であり、また不慣れな者にとってはこれら
の一連の操作を満足に行うことが困難であるという課題
を有していた。
【0022】本発明は、このような従来の技術的課題を
解決するために成されたものであり、その地域において
受信可能な一連の放送周波数(チャンネル)を一度の操
作でプリセットすることを可能とし、さらにその操作も
容易に成すことができる受信機における受信周波数の設
定方法および装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1に記
載の発明は、受信機の設置位置を入力する設置位置入力
ステップと、前記設置位置入力ステップにより設置位置
情報が入力されたことに基づいて電波塔情報データベー
スをアクセスし、電波塔情報データベースにおける電波
塔情報と前記設置位置情報とから電界強度の高い受信電
波に対応する受信周波数情報を選択する受信周波数情報
選択ステップと、前記受信周波数情報選択ステップによ
り選択された受信周波数情報を選局メモリに対して記憶
させるプリセット入力ステップと、を具備することを特
徴とする受信機における受信周波数の設定方法にある。
【0024】そして、この請求項1に記載の発明によれ
ば、受信機の設置位置を入力することで、電波塔情報デ
ータベースからの情報に基づいて電界強度の高い受信電
波に対応する受信周波数情報が選択され、この選択され
た情報が選局メモリに対して記憶され、プリセットが完
了する。
【0025】この出願の請求項2に記載の発明は、地図
データベースからの地図情報を読み出して受信機の設置
位置を含む地図映像を表示手段に対して表示させる地図
映像表示ステップと、前記表示手段に表示された地図映
像上に移動制御可能なポイントマークを表示させて受信
機の設置位置を入力する設置位置入力ステップと、前記
設置位置入力ステップにより設置位置情報が入力された
ことに基づいて電波塔情報データベースをアクセスし、
電波塔情報データベースにおける電波塔情報と前記設置
位置情報とから電界強度の高い受信電波に対応する受信
周波数情報を選択する受信周波数情報選択ステップと、
前記受信周波数情報選択ステップにより選択された受信
周波数情報を選局メモリに対して記憶させるプリセット
入力ステップと、を具備することを特徴とする受信機に
おける受信周波数の設定方法にある。
【0026】この請求項2に記載の発明によれば、例え
ばCRTなどの表示手段によって地図映像を表示し、地
図映像上に表示された移動制御可能なポイントマークに
よって受信機の設置位置を入力することができる。この
様にして受信機の設置位置を入力することで、電波塔情
報データベースからの情報に基づいて電界強度の高い受
信電波に対応する受信周波数情報が選択され、この選択
された情報が選局メモリに対して記憶され、プリセット
が完了する。
【0027】この出願の請求項3に記載の発明は、受信
機の設置位置を入力する設置位置入力手段と、前記設置
位置入力手段により入力された受信機の設置位置情報
と、電波塔情報データベースに格納されている電波塔情
報とにより電界強度を演算する電界強度演算手段と、前
記電界強度演算手段により演算されたうちの高い電界強
度に対応する受信周波数情報を抽出する受信周波数情報
抽出手段と、前記受信周波数情報抽出手段により抽出さ
れた受信周波数情報を選局メモリに対して記憶させるプ
リセット入力手段と、を具備することを特徴とする受信
機における受信周波数の設定装置にある。
【0028】この請求項3に記載の発明によれば、設置
位置入力手段を用いて受信機の設置位置を入力すること
で、電界強度演算手段は電波塔情報データベースに格納
されている電波塔情報と、受信機の設置位置の情報とに
より、電界強度を演算する。
【0029】そして、受信周波数情報抽出手段が、電界
強度演算手段により演算した各放送電波のうち、高い電
界強度に対応する受信周波数情報を抽出し、抽出された
受信周波数情報はプリセット入力手段の作用により選局
メモリに対して記憶される。
【0030】この出願の請求項4に記載の発明は、地図
データベースからの地図情報を読み出して受信機の設置
位置を含む地図映像を表示させる表示手段と、前記表示
手段に表示された地図映像上に移動制御可能なポイント
マークを表示させて受信機の設置位置を入力させる設置
位置入力手段と、前記設置位置入力手段により入力され
た受信機の設置位置情報と、電波塔情報データベースに
格納されている電波塔情報とにより電界強度を演算する
電界強度演算手段と、前記電界強度演算手段により演算
されたうちの高い電界強度に対応する受信周波数情報を
抽出する受信周波数情報抽出手段と、前記受信周波数情
報抽出手段により抽出された受信周波数情報を選局メモ
リに対して記憶させるプリセット入力手段と、を具備し
たことを特徴とする受信機における受信周波数の設定装
置にある。
【0031】この出願の請求項4に記載の発明によれ
ば、例えばCRTなどの表示手段によって表示された地
図映像上に、ポイントマークを移動させて受信機の設置
位置を入力することで、電界強度演算手段は電波塔情報
データベースに格納されている電波塔情報と、受信機の
設置位置の情報とにより、電界強度を演算する。
【0032】そして、受信周波数情報抽出手段が、電界
強度演算手段により演算した各放送電波のうち、高い電
界強度に対応する受信周波数情報を抽出し、抽出された
受信周波数情報はプリセット入力手段の作用により選局
メモリに対して記憶される。
【0033】この出願の請求項5に記載の発明は、電界
強度演算手段は、電波塔情報データベースに格納されて
いる電波塔の位置と受信機の設置位置との距離、および
電波塔情報データベースに格納されている当該電波塔よ
り発信される送信電力とにより電界強度を演算するよう
にしたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の
受信機における受信周波数の設定装置にある。
【0034】そして、この請求項5に記載の発明によれ
ば、当該受信機の設置位置において良好に受信すること
が可能な放送周波数を自動的に演算し、抽出することが
できる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる受信機にお
ける受信周波数の設定方法および装置を、テレビジョン
受像機に適用した第1の実施の形態に基づいて説明す
る。図1乃至図3は、その第1の実施の形態を示したも
のであり、図6に示した従来の装置と同一機能部分は、
同一符号で示しており、したがってその詳細な説明は省
略する。
【0036】まず図1において、マイクロプロセッサに
より構成され、中央演算機能として機能する選局制御部
12には、バスライン21が接続されており、このバス
ライン21上には、各種プログラムの実行の際にワーク
エリアとして使用されるRAM22、テーブル情報とし
て構成された電波塔情報データベース23、地図情報を
格納した地図データベース24、地図データベース24
からの情報を映像信号にデコードする地図情報デコーダ
25、電界強度を演算するための電界強度算出プログラ
ム26、ポイントマークの位置を制御するためのポイン
ティング位置制御プログラム27、緯度および経度を演
算するための緯度/経度算出プログラム28が接続され
ている。なお、概念を明確にするため各プログラム26
〜28は個別に表されているが、当業者には容易に理解
されるように、これらのプログラム26〜28はROM
内の所定領域に格納されている。
【0037】またトラップ回路5とCRTドライバ7と
の間には、選局制御部12からの指令により択一的に切
り替えられる切り替えスイッチ29が介在されており、
この切り替えスイッチ29の一方の入力端はトラップ回
路5に、また他方の入力端は地図情報デコーダ25に接
続されている。
【0038】図2に14Bとして示す入力装置は、図1
に示す入力装置14の操作部レイアウトの一例を示した
模式図であり、この入力装置14Bには、上下左右方向
にポイントマークを移動制御させるための移動制御キー
b1〜b4、地図表示を指示するための地図表示指令キ
ーb5、プリセットメモリを指示するためのメモリキー
b6、放送チャンネルの呼び出しを行うためのチャンネ
ルキーb7、および電源オン/オフキーb8などが配置
されている。
【0039】また図3は電波塔情報データベース23の
管理項目を示したものであり、各電波塔が設置された位
置における緯度、経度、設置位置の高度(標高)、電波
塔の送信出力、および送信チャンネル群が管理されてい
る。
【0040】以上図1乃至図3に示すテレビジョン受像
機の構成において、受像機が設置された地域において受
信可能なチャンネル(受信周波数)を受像機に対してプ
リセットさせる作用について説明する。
【0041】まず、入力装置14(14B)における電
源オン/オフキーb8を操作すると、受像機に対して動
作電源が供給され、前記電界強度算出プログラム26、
ポインティング位置制御プログラム27、緯度/経度算
出プログラム28は、それぞれ起動可能な状態となり、
また選局制御部12はこれらのプログラムに従った動作
が可能となる。
【0042】ここで、入力装置14(14B)における
地図表示指令キーb5を操作すると、選局制御部12は
これを受けて地図情報デコーダ25に指令を与え、地図
データベース24からの地図情報を読み込み、映像信号
にデコードする。
【0043】これと同時に選局制御部12は切り替えス
イッチ29に対して地図情報デコーダ25側への切り替
え指令を送る。すると、表示手段としてのCRT8には
地図情報デコーダ25によってデコードされた地図映像
が表示される(表示手段)。
【0044】一方、ポインティング位置制御プログラム
27に基づいて地図情報デコーダ25はポイントマーク
を地図映像上に表示させる。このポイントマークは、入
力装置14(14B)における移動制御キーb1〜b4
をそれぞれ操作することによりCRT8に表示された地
図映像上を上下左右に移動できるように、前記ポインテ
ィング位置制御プログラム27によってサポートされて
いる。緯度/経度算出プログラム28は、ポインティン
グ位置制御プログラム27によって、地図上を上下左右
に移動制御されるポイントマークの位置に対応した緯度
および経度を算出する。
【0045】そして、前記移動制御キーb1〜b4の操
作により、CRT8に表示された地図上において、受像
機の設置位置に対応する位置にポイントマークを移動
し、前記入力装置14(14B)におけるメモリキーb
6を操作することで、ポイントマークの当該位置に対応
する緯度および経度が前記緯度/経度算出プログラム2
8により算出され、その緯度および経度は、RAM22
に格納される(設置位置入力手段)。
【0046】選局制御部12は、電界強度算出プログラ
ムにしたがって、RAM22に格納された受像機の設置
位置(緯度および経度)と、電波塔情報データベース2
3における各電波塔の緯度および経度、さらには電波塔
の送信出力から受像機が設置された位置においての各電
波塔からの電界強度を算出する。
【0047】その演算プロセスは、次の通りである。ま
ずRAM22に格納された受像機の設置位置、すなわち
その緯度および経度と、電波塔情報データベース23に
おける電波塔の緯度および経度とから電波塔と受像機の
設置位置との直線距離を算出する。
【0048】続いて、電波塔情報データベース23より
当該電波塔における送信出力を参照し、前記直線距離
と、参照した送信出力とにより次の演算を実行する。
【0049】 電波塔の送信出力÷((電波塔と受像機の設置位置との直線距離)の6乗) ……式1 この式1にしたがう演算により、簡易的に当該電波塔か
ら受ける放送電波の受信電界強度を算出することができ
る(電界強度演算手段)。
【0050】そして、式1にしたがう演算をそれぞれの
電波塔に対して実行し、演算結果をRAM22に順次格
納する。
【0051】次に電波塔情報データベース23に格納さ
れている全ての電波塔に対する電界強度が演算された状
態で、RAM22に格納された各電波塔に対応する電界
強度の演算結果を比較し、最も電界強度の高い電波塔を
選定する(受信周波数情報抽出手段)。
【0052】続いて、再び電波塔情報データベース23
を参照し、選定された最も電界強度の高い電波塔のチャ
ンネル群を抽出し、選局制御部12はそれぞれのチャン
ネルに対応する選局電圧を選局メモリ13に書き込むプ
リセット入力動作を実行する(プリセット入力手段)。
【0053】この様なプログラムの実行により選局メモ
リ13に対して前記図7に示したと同様な選局電圧テー
ブルが作成され、続いて選局制御部12は切り替えスイ
ッチ29をトラップ回路5側に切り替え、プリセット動
作が終了する。
【0054】したがって、入力装置14(14B)にお
けるチャンネルキーb7を操作することにより、選局制
御部12は選局メモリ13をアクセスし、図7に示すチ
ャンネル番号(No.)に対応する選局電圧(xxxxx) を
呼び出す。呼び出された選局電圧はチューナ2に与えら
れ、チューナ2は与えられた選局電圧にしたがって、選
局周波数を決定し、所定の周波数(チャンネル)に同調
するように作用する。
【0055】次に、図4は、本発明にかかる受信周波数
の設定方法および装置を、FM受信機に適用した第2の
実施の形態について示したものである。なお図4に示す
第2の実施の形態において、前記した図1に示した第1
の実施の形態と同一機能部分は、同一符号で示してい
る。
【0056】図4に示す例においては、符号2で示すチ
ューナは、FM放送帯域を受信するFMチューナであ
り、FMチューナ2によって生成された中間周波信号
は、FM中間周波増幅機3によって増幅され、FM検波
回路4によって復調される。そして、FM検波回路4に
よって復調された復調信号は、FMマルチプレックス回
路31に供給され、このマルチプレックス回路31によ
って右チャンネルおよび左チャンネルのステレオ信号に
分離される。
【0057】FMチューナ2に対して選局電圧を供給す
る選局制御部12には、図1に示した例と同様に入力装
置14が接続されると共に、選局メモリ13が接続され
ている。そして選局制御部12には、バスライン21を
介してRAM22、電波塔情報データベース23、電界
強度算出プログラム26、および緯度/経度算出プログ
ラム28が接続されている。
【0058】この様に構成されたFM受信機における入
力装置14におけるレイアウト例を図5に示す。図5に
示すように入力装置14Cには、緯度入力キーc1およ
び経度入力キーc2が配置されており、この他にメモリ
キーc3、並びにテンキーc4などが配列されている。
そして、これらのキーを用いて受信機が設置された位置
を入力する。
【0059】受信機の設置位置の入力にあたっては、受
信機の販売と共に、例えば地名対緯度/経度の対照表付
属として提供し、ユーザはこの対照表から受信機の設置
位置の緯度および経度を確認する。
【0060】そして入力装置14(14C)の緯度入力
キーc1を操作してテンキーc4により緯度データを入
力し、続いてメモリキーc3を操作することで緯度デー
タが選局制御部12を介してRAM22に格納される。
【0061】次に入力装置14(14C)の経度入力キ
ーc2を操作してテンキーc4により経度データを入力
し、続いてメモリキーc3を操作することで経度データ
が選局制御部12を介してRAM22に格納される。
【0062】以上の操作により受信機が設置された位置
の緯度および経度データの入力が成される。
【0063】以上のようにして緯度および経度データの
入力が成されると、選局制御部12は電波塔情報データ
ベース23、電界強度算出プログラム26、および緯度
/経度算出プログラム28を用いて、前記図1に示した
テレビジョン受像機の例と同様に電界強度が高い放送周
波数を演算抽出し、テンキーc4に対応させて、その放
送周波数をプリセットする。
【0064】したがって、テンキーc4の“0”から
“9”の各キーを操作することで、プリセットされた各
放送番組を呼び出すことが可能となる。
【0065】
【発明の効果】以上の説明で明らかなとおり、本発明に
かかる請求項1および請求項3に記載の受信周波数の設
定方法および装置によると、受信機の設置位置を入力す
ることで、電波塔情報データベースからの情報に基づい
て電界強度の高い受信電波に対応する受信周波数情報が
選択され、この選択された情報が選局メモリに対して記
憶されプリセットが完了する。
【0066】したがって、その地域において受信可能な
放送周波数(チャンネル)を簡単な操作でプリセットす
ることができる。
【0067】また本発明にかかる請求項2および請求項
4に記載の受信周波数の設定方法および装置によると、
さらにCRTなどの表示手段によって地図映像を表示さ
れるように成され、地図映像上に表示された移動制御可
能なポイントマークによって受信機の設置位置を入力す
ることができるので、不慣れな者に対する入力操作の支
援をはかることができ、その操作性をより向上させるこ
とができる。
【0068】さらに本発明にかかる請求項5に記載の受
信周波数の設定装置によると、電波塔情報データベース
に格納されている電波塔の位置と送信電力とのデータに
より、受信機の設置位置での電界強度が演算されるよう
に構成されているので、当該受信機の設置位置において
良好に受信することが可能な放送周波数を自動的に演算
し抽出することができ、従来のAGC信号を利用するよ
うにした装置に比較してプリセットの設定も迅速に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をテレビジョン受像機に適用した第1の
実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示す受像機に備えられた入力装置の例を
示したレイアウト図である。
【図3】図1に示す受像機に備えられた電波塔情報デー
タベースの管理項目を示す図である。
【図4】本発明をFM受信機に適用した第2の実施の形
態を示すブロック図である。
【図5】図4に示す受信機に備えられた入力装置の例を
示したレイアウト図である。
【図6】従来のプリセット機能を備えたテレビジョン受
像機の例を示すブロック図である。
【図7】選局メモリの管理項目を示す図である。
【図8】受信機のAGC特性を示した特性図である。
【図9】図6に示す受信機に備えられた入力装置の例を
示したレイアウト図である。
【符号の説明】
2 チューナ 3 中間周波増幅器 4 映像検波回路 7 CRTドライバ 8 CRT(表示手段) 10 オーディオアンプ 11 スピーカ 12 選局制御部 13 選局メモリ 14 入力装置(入力手段) 21 バスライン 22 RAM 23 電波塔情報データベース 24 地図データベース 25 地図情報デコーダ 26 電界強度算出プログラム 27 ポインティング位置制御プログラム 28 緯度/経度算出プログラム 29 切り替えスイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信機の設置位置を入力する設置位置入
    力ステップと、 前記設置位置入力ステップにより設置位置情報が入力さ
    れたことに基づいて電波塔情報データベースをアクセス
    し、電波塔情報データベースにおける電波塔情報と前記
    設置位置情報とから電界強度の高い受信電波に対応する
    受信周波数情報を選択する受信周波数情報選択ステップ
    と、 前記受信周波数情報選択ステップにより選択された受信
    周波数情報を選局メモリに対して記憶させるプリセット
    入力ステップと、 を具備したことを特徴とする受信機における受信周波数
    の設定方法。
  2. 【請求項2】 地図データベースからの地図情報を読み
    出して受信機の設置位置を含む地図映像を表示手段に対
    して表示させる地図映像表示ステップと、 前記表示手段に表示された地図映像上に移動制御可能な
    ポイントマークを表示させて受信機の設置位置を入力す
    る設置位置入力ステップと、 前記設置位置入力ステップにより設置位置情報が入力さ
    れたことに基づいて電波塔情報データベースをアクセス
    し、電波塔情報データベースにおける電波塔情報と前記
    設置位置情報とから電界強度の高い受信電波に対応する
    受信周波数情報を選択する受信周波数情報選択ステップ
    と、 前記受信周波数情報選択ステップにより選択された受信
    周波数情報を選局メモリに対して記憶させるプリセット
    入力ステップと、 を具備したことを特徴とする受信機における受信周波数
    の設定方法。
  3. 【請求項3】 受信機の設置位置を入力する設置位置入
    力手段と、 前記設置位置入力手段により入力された受信機の設置位
    置情報と、電波塔情報データベースに格納されている電
    波塔情報とにより電界強度を演算する電界強度演算手段
    と、 前記電界強度演算手段により演算されたうちの高い電界
    強度に対応する受信周波数情報を抽出する受信周波数情
    報抽出手段と、 前記受信周波数情報抽出手段により抽出された受信周波
    数情報を選局メモリに対して記憶させるプリセット入力
    手段と、 を具備したことを特徴とする受信機における受信周波数
    の設定装置。
  4. 【請求項4】 地図データベースからの地図情報を読み
    出して受信機の設置位置を含む地図映像を表示させる表
    示手段と、 前記表示手段に表示された地図映像上に移動制御可能な
    ポイントマークを表示させて受信機の設置位置を入力さ
    せる設置位置入力手段と、 前記設置位置入力手段により入力された受信機の設置位
    置情報と、電波塔情報データベースに格納されている電
    波塔情報とにより電界強度を演算する電界強度演算手段
    と、 前記電界強度演算手段により演算されたうちの高い電界
    強度に対応する受信周波数情報を抽出する受信周波数情
    報抽出手段と、 前記受信周波数情報抽出手段により抽出された受信周波
    数情報を選局メモリに対して記憶させるプリセット入力
    手段と、 を具備したことを特徴とする受信機における受信周波数
    の設定装置。
  5. 【請求項5】 前記電界強度演算手段は、電波塔情報デ
    ータベースに格納されている電波塔の位置と受信機の設
    置位置との距離、および電波塔情報データベースに格納
    されている当該電波塔より発信される送信電力とにより
    電界強度を演算するようにしたことを特徴とする請求項
    3または請求項4に記載の受信機における受信周波数の
    設定装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999029111A1 (en) * 1997-11-26 1999-06-10 Force Electronics A/S A method and an apparatus for updating transmitting specifications

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999029111A1 (en) * 1997-11-26 1999-06-10 Force Electronics A/S A method and an apparatus for updating transmitting specifications

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