JPH10324384A - ディスク状記録媒体の支持体 - Google Patents

ディスク状記録媒体の支持体

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Publication number
JPH10324384A
JPH10324384A JP13258997A JP13258997A JPH10324384A JP H10324384 A JPH10324384 A JP H10324384A JP 13258997 A JP13258997 A JP 13258997A JP 13258997 A JP13258997 A JP 13258997A JP H10324384 A JPH10324384 A JP H10324384A
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JP
Japan
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disk
support
storage medium
cover
shaped
Prior art date
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Application number
JP13258997A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Okuma
義則 大熊
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PURODEYUUSU ADO KK
Original Assignee
PURODEYUUSU ADO KK
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Publication date
Application filed by PURODEYUUSU ADO KK filed Critical PURODEYUUSU ADO KK
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  • Packaging For Recording Disks (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第一種定形郵便として郵送できると共に、簡
単な構造で容易に加工でき、コストの低減を図ることが
可能なディスクケースの提供。 【解決手段】 第1種定形郵便で郵送可能なように、短
辺が120mm以下で、長辺が235mm以下となる郵送用
のディスクケース1であり、展開状態が平板状で連続す
るディスク支持部7と第1のカバー部9とを有する厚紙
5を折り返すことによって形成され、ディスク支持部7
は差込部23と当接部25,27とを一体的に備え、デ
ィスク3をスライド移動させて差込部23をディスク3
の穴部31へ差し込むと、差込部23がディスク3の他
面3b側に突出して他面3bに沿うように延び、ディス
ク3が差込部23と当接部25,27との間で挟持さ
れ、第1のカバー部9を第1の境界部13に沿って折り
返すことにより、ディスク3の他面3b側が第1のカバ
ー部9によって覆われ、ディスク3がディスク支持部7
と第1のカバー部9との間に収容支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、略中央に穴部を
有する薄肉円盤状のディスク状記憶媒体を郵送のために
支持するディスク状記録媒体の支持体に関する。
【0002】
【従来の技術】第一種定形郵便として郵送できるように
した従来の郵送用のディスクケースとしては、実登30
22482号公報、特開平8−168497号公報、特
開平9−58779号公報等に記載されたものが知られ
ている。
【0003】実登3022482号公報に記載されたデ
ィスクケースは、樹脂製のケース本体及び蓋体から構成
されたものであり、ケース本体にディスク状記憶媒体の
収納部が設けられている。
【0004】特開平8−168497号公報に記載され
たディスクケースは、台紙と、台紙上に一体形成された
樹脂製のベースとから構成されたものであり、ベースに
ディスク状記憶媒体の載置部が設けられている。
【0005】特開平9−58779号公報に記載された
ディスクケースは、別体に形成された紙製の内箱及び外
箱から構成されたものであり、外箱の内部に内箱が貼付
され、内箱にディスク状記憶媒体が収容される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
ディスクケースは、複数の部品を組み付けて一体化した
ものであり、複雑な構造となっている。このため、材料
費や加工費が高価となり、コストの低減が困難であっ
た。
【0007】本発明は、このような従来の問題を解決す
るためになされたもので、第一種定形郵便として郵送で
きると共に、簡単な構造で容易に加工でき、コストの低
減を図ることが可能なディスク状記録媒体の支持体の提
供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1に記載の発明は、略中央に穴部を有する薄肉円盤
状のディスク状記憶媒体を支持し、短辺が120mm以下
で長辺が235mm以下の状態で郵送可能とするディスク
状記録媒体の支持体であって、前記支持体は、平板状の
厚紙によって形成されたディスク支持部を有し、前記デ
ィスク支持部は、前記ディスク状記憶媒体の穴部に差し
込まれる差込部と、前記穴部に差し込まれた差込部の反
対側から前記ディスク状記憶媒体に当接する当接部とを
一体的に備え、前記ディスク状記憶媒体を前記ディスク
支持部の表面に沿ってスライド移動させ、前記差込部を
前記ディスク状記憶媒体の一面側から前記穴部へ差し込
んだ状態で、該差込部は、該ディスク状記憶媒体の他面
側に突出して該他面に沿うように延び、前記ディスク状
記憶媒体は、該差込部と当接部との間で挟持されると共
に、前記ディスク状記録媒体の一面側は、前記ディスク
支持部によって覆われることを特徴とするものである。
【0009】請求項1に記載の発明では、ディスク状記
憶媒体を支持体によって支持する場合、ディスク状記憶
媒体をディスク支持部の表面に沿ってスライド移動さ
せ、差込部をディスク状記憶媒体の一面側から穴部へ差
し込んで、ディスク状記憶媒体を差込部と当接部との間
に挟持させる。これにより、ディスク状記憶媒体は、そ
の一面側がディスク支持部によって覆われた状態で、デ
ィスク支持部によって支持される。そして、係る状態で
の全体寸法は、短辺が120mm以下で、長辺が235mm
以下となり、第1種定形郵便による郵送が可能となる。
【0010】また、支持体が厚紙によって形成され、且
つディスク支持部のうち差込部以外の部分では、ディス
ク状記録媒体を収容した後もほぼ平面状態が維持される
ので、支持体のほぼ全域を、ディスク状記録媒体の商品
案内や説明等の文字や図形を印刷するためのスペースと
して有効に活用することができる。
【0011】また、所望の形状に打ち抜かれた平板状の
厚紙によって支持体を形成することができるので、支持
体の構造が簡素化され、材料費や加工費が低減され、こ
の結果、支持体の生産コストを大幅に低減することがで
きる。
【0012】請求項2に記載の発明は、略中央に穴部を
有する薄肉円盤状のディスク状記憶媒体を収容支持し、
短辺が120mm以下で長辺が235mm以下の状態で郵送
可能なディスク状記録媒体の支持体であって、前記支持
体は、展開状態が平板状の厚紙を折り返すことによって
形成され、前記厚紙は、第1の境界部を介して連続する
ディスク支持部と第1のカバー部とを有し、前記ディス
ク支持部は、前記ディスク状記憶媒体の穴部に差し込ま
れる差込部と、前記穴部に差し込まれた差込部の反対側
から前記ディスク状記憶媒体に当接する当接部とを一体
的に備え、前記ディスク状記憶媒体を前記ディスク支持
部の表面に沿ってスライド移動させ、前記差込部を前記
ディスク状記憶媒体の一面側から前記穴部へ差し込んだ
状態で、該差込部は、該ディスク状記憶媒体の他面側に
突出して該他面に沿うように延び、前記ディスク状記憶
媒体は、該差込部と当接部との間で挟持され、前記ディ
スク状記憶媒体を前記差込部と当接部とによって挟持す
ると共に、前記第1のカバー部を前記第1の境界部に沿
って前記ディスク状記憶媒体の他面側へ折り返すことに
より、前記ディスク状記憶媒体の他面側が前記第1のカ
バー部によって覆われて、前記ディスク状記憶媒体が前
記ディスク支持部と第1のカバー部との間に収容支持さ
れることを特徴とするものである。
【0013】請求項2に記載の発明では、ディスク状記
憶媒体を支持体によって収容支持する場合、まず、ディ
スク状記憶媒体をディスク支持部の表面に沿ってスライ
ド移動させ、差込部をディスク状記憶媒体の一面側から
穴部へ差し込んで、ディスク状記憶媒体を差込部と当接
部との間に挟持させる。次に、第1のカバー部を第1の
境界部に沿ってディスク状記憶媒体の他面側へ折り返し
て、第1のカバー部によってディスク状記憶媒体の他面
側を覆う。これにより、ディスク状記憶媒体が、ディス
ク支持部と第1のカバー部との間に収容支持された状態
となる。そして、係る状態での全体の寸法は、短辺が1
20mm以下で、長辺が235mm以下となり、第1種定形
郵便による郵送が可能となる。
【0014】また、支持体が厚紙によって形成され、且
つディスク支持部及び第1のカバー部のうち差込部以外
の部分では、ディスク状記録媒体を収容した後もほぼ平
面状態が維持されるので、支持体のほぼ全域を、ディス
ク状記録媒体の商品案内や説明等の文字や図形を印刷す
るためのスペースとして有効に活用することができる。
【0015】また、所望の形状に打ち抜かれた平板状の
厚紙を折り返すだけで、支持体を形成することができる
ので、支持体の構造が簡素化され、材料費や加工費が低
減され、この結果、支持体の生産コストを大幅に低減す
ることができる。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のディスク状記録媒体の支持体であって、前記厚紙は、
第2の境界部を介して前記ディスク支持部又は第1のカ
バー部の一方と連続する第2のカバー部を有し、前記デ
ィスク支持部の縁部には、該縁部を、前記差込部と前記
当接部とに分ける2箇所の切り込み部が形成され、前記
ディスク支持部と第1のカバー部との間に前記ディスク
状記憶媒体が収容支持された状態で、前記第2のカバー
部を前記第2の境界部に沿って前記ディスク支持部側へ
折り返すことにより、前記第2のカバー部は、前記ディ
スク状記憶媒体のうち前記ディスク支持部から露出した
部分を覆うことを特徴とするものである。
【0017】請求項3に記載の発明では、請求項2記載
の発明の作用に加えて、差込部が2箇所の切り込み部に
よってディスク支持部の縁部に形成されているので、差
込部の先端が常に露出した状態となる。従って、差込部
をディスク状記憶媒体の穴部に差し込み易くなり、ディ
スク状記憶媒体の収容作業を効率良く行うことができ
る。
【0018】また、ディスク状記憶媒体の一面側は、デ
ィスク支持部及び/又は第2のカバー部とによって覆わ
れた状態となり、ディスク状記憶媒体の他面側は第1の
カバー部によって覆われた状態となるので、ディスク状
記憶媒体の両面を完全に覆うことができ、ディスク状記
憶媒体を十分に保護することができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のディスク状記録媒体の支持体であって、前記厚紙は、
平面視略長方形状に形成され、前記ディスク支持部と第
1のカバー部と第2のカバー部とは、前記厚紙の長手方
向に沿って並設され、前記第2のカバー部は、前記第2
の境界部を介して前記第2のカバー部と連続し、前記第
1の境界部と第2の境界部とは、前記厚紙の長手方向の
両端辺とほぼ平行に設けられていることを特徴とするも
のである。
【0020】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明の作用に加えて、厚紙が平面視略長方形状に形
成されているので、原紙から複数の厚紙を打ち抜く場
合、原紙に残存する無駄な部分を少なく抑えることがで
き、材料費をさらに低減させることができる。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のディスク状記録媒体の支持体であって、前記差込部及
び当接部は、前記厚紙の長手方向一側の端辺の縁部に設
けられていることを特徴とするものである。
【0022】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明の作用に加えて、差込部及び当接部を、厚紙の
長手方向一側の端辺の縁部に設けられているので、ディ
スク状記憶媒体が収容支持された状態で、ディスク状記
憶媒体の差込後方(引出方向)に第2の境界部が位置す
る。従って、第2のカバー部が折り返された状態では、
収容支持されたディスク状記憶媒体の引出方向への移動
が第2の境界部によって阻止され、ディスク状記憶媒体
の収容状態が確実に維持される。
【0023】請求項6に記載の発明は、請求項2に記載
のディスク状記録媒体の支持体であって、前記厚紙は、
平面視略長方形状に形成され、前記ディスク支持部と第
1のカバー部とは、前記厚紙の長手方向に沿って並設さ
れ、前記第1の境界部は、前記厚紙の長手方向の両端辺
とほぼ平行に設けられ、前記ディスク支持部の中央部に
は、該中央部を、前記差込部と前記当接部とに分ける平
面視略コ字状の切り込み部が形成され、前記ディスク状
記憶媒体を前記ディスク支持部の表面に沿ってスライド
移動させ、前記差込部を前記ディスク状記憶媒体の一面
側から前記穴部へ差し込んだ状態で、前記ディスク状記
憶媒体の一面側が前記ディスク支持部によって覆われる
ことを特徴とするものである。
【0024】請求項6に記載の発明では、請求項2に記
載の発明の作用に加えて、ディスク状記憶媒体の一面側
は、ディスク支持部によって覆われた状態となり、ディ
スク状記憶媒体の他面側は第1のカバー部によって覆わ
れた状態となるので、ディスク状記憶媒体の両面をほぼ
完全に覆うことができ、ディスク状記憶媒体を十分に保
護することができる。
【0025】また、厚紙が平面視略長方形状に形成され
ているので、原紙から複数の厚紙を打ち抜く場合、原紙
に残存する無駄な部分を少なく抑えることができ、材料
費をさらに低減させることができる。
【0026】請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求
項6のいずれかに記載のディスク状記録媒体の支持体で
あって、前記厚紙は、前記スライド移動時にディスク状
記憶媒体の周縁を露出させる切欠部を有することを特徴
とするものである。
【0027】請求項7に記載の発明では、請求項5又は
請求項6に記載の発明の作用に加えて、ディスク状記憶
媒体を収容又は取出すためにスライド移動させる場合、
ディスク状記憶媒体の周縁が切欠部から露出しているの
で、作業者はディスク状記憶媒体の周縁を容易に把持し
て収容又は取出しを行うことができる。
【0028】請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求
項7のいずれかに記載のディスク状記録媒体の支持体で
あって、前記差込部は、前記厚紙に複数設けられている
ことを特徴とするものである。
【0029】請求項8に記載の発明では、1つの支持体
によって複数のディスク状記録媒体を支持した状態で、
第1種郵便による郵送が可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】この発明に係る第1の実施の形態
について、図1〜図7に基づき詳述する。
【0031】図1は本実施の形態に係るディスケースの
斜視図、図2はディスクケースの展開状態を示す平面
図、図3はディスクケースにディスクを収容する直前の
状態を示す平面図、図4はディスクの穴部にディスクケ
ースの差込部を差し込んだ状態を示す平面図、図5はデ
ィスクが収容支持されたディスクケースとその収納用の
封筒とを示す平面図、図6はディスクの穴部にディスク
ケースの差込部を差し込んだ状態を示す断面図、図7は
ディスクが収容支持されたディスクケースを示す断面図
である。
【0032】図1〜図3に示すように、本実施の形態に
係るディスク状記録媒体の支持体としてのディスクケー
ス1は、薄肉円盤状のディスク状記憶媒体(以下ディス
クと略称する)3を郵送のために収容支持するものであ
る。このディスク3は、コンパクトディスク(CD)、
CD−ROM、デジタルビデオディスク(DVD)等を
含むディスク状のあらゆる記憶媒体を意味し、その外径
が120mm以下のものを対象としている。本実施の形態
に係るディスク3は、その外径R1が120mmであり、
ディスク3の略中央には、内径R2が15mmの円形貫通
状の穴部31が形成されている。
【0033】ディスクケース1は、展開状態が平板状と
なる厚紙5を折り返すことによって形成される。厚紙5
は、図示外の原紙から予め所望の形状に打ち抜き形成さ
れている。
【0034】厚紙5は、平面視略長方形状に形成され、
ディスク支持部7と第1のカバー部9と第2のカバー部
11とに区画されている。これらディスク支持部7,第
1のカバー部9,及び第2のカバー部11は、厚紙5の
長手方向に沿って並設され、ディスク支持部7と第1の
カバー部9とは、第1の境界部13を介して連続し、第
1のカバー部9と第2のカバー部11とは、第2の境界
部15を介して連続している。第1の境界部13と第2
の境界部15とは、厚紙5の長手方向の両端辺5a,5
bとほぼ平行な線状に設けられ、第1の境界部13及び
第2の境界部15には、折り返しを容易とするためのス
ジ押し加工がそれぞれ施されている。
【0035】ディスク支持部7を第1の境界部13で折
り返すことにより、ディスク支持部7と第1のカバー部
9とが重ねられ、ディスク支持部7の内表面7aと第1
のカバー部9の内表面9aとが対向する。そして、第2
のカバー部11をディスク支持部7の上方に向かって第
2の境界部15で折り返すことにより、ディスク支持部
7,第1のカバー部9,及び第2のカバー部11が重ね
られ、第2のカバー部11の内表面11aがディスク支
持部7の外表面7b及び/又は第1のカバー部の内表面
9aと対向する。ディスクケース1は、このように厚紙
5を折り返すことによって形成され、係る状態で郵送さ
れる。
【0036】厚紙5の各寸法は、第1のカバー部9の長
さL2がディスク3の外径R1以上で、ディスク支持部
7の長さL1と第2のカバー部11の長さL3とを合わ
せた長さ(L1+L2)が第1のカバー部の長さL2以
上で、第1の境界部13及び第2の境界部15の幅L
4,L5が10mm以下で、且つディスク支持部7,第1
のカバー部9,及び第2のカバー部11が重ねられた前
記状態において、その短辺が120mm以下で、長辺が2
35mm以下となるように設定されている。さらに、厚紙
5の重量は、ディスク3及び封筒33(図5参照)と合
わせた総量が50g以内となるように設定されている。
なお、本実施の形態における具体的な寸法は、厚紙5の
幅Dがディスク3の外径R1(図3参照)と同寸法の1
20mm、長さLが354mm、ディスク支持部7の長さL
1が86mm、第1のカバー部9及び第2のカバー部11
の長さL2,L3が共に132mm、第1の境界部13及
び第2の境界部15の幅L4,L5が共に2mmに設定さ
れている。また、厚紙5の厚さは、素材の剛性の確保、
折り返し加工性の低下防止、及びディスク3収容時の厚
さを10mm以内に納める目的から、0.1mm以上5mm以
下が好ましい。
【0037】厚紙5の長手方向の一端辺5aの縁部17
には、2本の切り込み部19,21が形成されている。
両切り込み部19,21は、厚紙5の長手方向に沿って
ほぼ平行に設けられ、この両切り込み部19,21によ
って、縁部17は、1つの差込部23と2つの当接部2
5,27とに分割されている。すなわち、両切り込み部
19,21の間の部分が差込部23となり、差込部23
の両側の部分が当接部25,27となる。また、差込部
23は、第1の境界部13側から一端辺5a側へ向かっ
て延びている。
【0038】差込部23の幅D1は、ディスク3の穴部
31に差し込み可能なように、穴部31の内径R2と同
じか又は僅かに小さい寸法に設定されている。両切り込
み部19,21は、差込部23が厚紙5の幅方向の略中
央となる位置に形成されている。本実施の形態では、差
込部23の幅D1が14mm、両当接部25,27の幅D
2,D3が共に53mmに設定されている。また、両切り
込み部19,21の長さL6は、共に28mmに設定さ
れ、両切り込み部19,21の最奥部には、厚紙5の破
断の発生を阻止するための小孔19a,21aが形成さ
れている。また、差込部23の先端部分は、ディスク3
の穴部31への差込みを容易とするため、円弧状に形成
されている。
【0039】ディスク3をディスク支持部7の内表面7
aに沿って第1の境界部13側から一端辺5a側へスラ
イド移動させながら、差込部23をディスク3の一面3
a側から穴部31へ差し込むことにより、差込部23は
ディスク3の他面3b側に突出してこの他面3bに沿う
ように略平面状に延びた状態となる。係る状態で、当接
部25,27は、ディスク3の他面3bに当接し、ディ
スク3は差込部23と当接部25,27との間で挟持さ
れる。
【0040】ディスク支持部7の一端辺5aの幅方向両
端部には、差込部23と当接部25,27との間で挟持
されたディスク3の周縁を露出させる切欠部29がそれ
ぞれ形成されている。切欠部29は、ディスク3の周縁
よりも僅かに内側で該周縁に沿うように形成されてい
る。
【0041】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0042】ディスク3をディスクケース1に収容する
場合、まず、ディスク3をディスク支持部7の内表面7
aに沿って第1の境界部13側から一端辺5a側へスラ
イド移動させながら、差込部23をディスク3の一面3
a側から穴部31へ差し込み、ディスク3を差込部23
と当接部25,27との間に挟持させる。
【0043】次に、第1のカバー部9を第1の境界部1
3に沿ってディスク3の他面3b側へ折り返して、第1
のカバー部9によってディスク3の他面3b側を覆う。
【0044】なお、第1のカバー部9を予め折り返して
おき、ディスク支持部7と第1のカバー部9の間にディ
スク3を挿入しながら、穴部31へ差込部23を差し込
むようにしてもよい(図3、図4、及び図6参照)。
【0045】次に、第2のカバー部11をディスク支持
部7の上方に向かって第2の境界部15で折り返す。こ
れにより、図7に示すように、ディスク3がディスク支
持部7と第1のカバー部9との間に支持されると共に、
ディスク3の一面3a側がディスク支持部1及び第2の
カバー部11によって、また他面3b側が第1のカバー
部9によって覆われた状態となる。
【0046】係る状態で、ディスクケース1の寸法は、
短辺が120mm以下で、長辺が235mm以下となる。本
実施の形態では、図5に示すように、厚紙5の幅D(1
20mm)が短辺に相当し、第1のカバー部9及び第2の
カバー部11の長さL2,L3(132mm)とほぼ等し
い長さL7が長辺に相当する。
【0047】最後に、第1種定形郵便の規格(短辺が9
0mm以上120mm以下、長辺が140mm以上235mm以
下、厚さが10mm以下)に収まるように形成された封筒
33内に、ディスクケース1を収納する。係る状態で、
ディスクケース1、ディスク3、及び封筒33の総重量
が50g以下となるため、第1種定形郵便による郵送が
可能となる。
【0048】このようなディスクケース1によれば、所
望の形状に打ち抜かれた平板状の厚紙5を折り返すだけ
で、ディスクケース1を形成することができるので、デ
ィスクケース1の構造が簡素化され、材料費や加工費が
低減される。
【0049】さらに、厚紙5が平面視略長方形状に形成
されているので、原紙から複数の厚紙5を打ち抜く場
合、原紙に残存する無駄な部分を少なく抑えることがで
き、材料費をさらに低減させることができる。
【0050】この結果、ディスクケース1の生産コスト
を大幅に低減することができる。
【0051】また、ディスクケース1が厚紙5によって
形成され、且つディスク支持部7の差込部23以外の部
分と第1のカバー部9と第2のカバー部11では、ディ
スク3を収容した後もほぼ平面状態が維持されるので、
ディスクケース1のほぼ全域(ディスク支持部7の内表
面7a及び外表面7b、第1のカバー部9の内表面9a
及び外表面9b、及び第2のカバー部11の内表面11
a及び外表面11b)を、ディスク3の商品案内や説明
等の文字や図形を印刷するためのスペースとして有効に
活用することができる。
【0052】また、差込部23が2箇所の切り込み部1
9,21によってディスク支持部7の縁部17に形成さ
れているので、差込部23の先端が常に露出した状態と
なる。従って、差込部23をディスク3の穴部31に差
し込み易くなり、ディスク3の収容作業を効率良く行う
ことができる。
【0053】また、ディスク3の一面3a側は、ディス
ク支持部7と第2のカバー部11とによって覆われた状
態となり、ディスク3の他面3b側は第1のカバー部9
によって覆われた状態となるので、ディスク3の両面3
a,3bを完全に覆うことができ、ディスク3を十分に
保護することができる。
【0054】また、差込部23及び当接部25,27
を、厚紙5の長手方向一側の端辺5aの縁部17に設け
られているので、ディスク3が収容支持された状態で、
ディスク3の差込後方(引出方向)に第2の境界部15
が位置する。従って、第2のカバー部11が折り返され
た状態では、収容支持されたディスク3の引出方向への
移動が第2の境界部15によって阻止され、ディスク3
の収容状態が確実に維持される。
【0055】さらに、ディスク支持部7の一端辺5aの
幅方向両端部にはそれぞれ切欠部29が形成され、スラ
イド移動時にはディスク3の周縁が切欠部29から常に
露出するので、作業者は、露出するディスク3の周縁を
容易に把持して、ディスク3の収容又は取出しを行うこ
とができる。
【0056】なお、本実施の形態では、平面視略長方形
状の厚紙5を使用してディスク支持部7,第1のカバー
部9,及び第2のカバー部11を並設したが、本発明は
これに限定されるものではなく、例えば、ディスク支持
部7,第1のカバー部9,及び第2のカバー部11が平
面視略L字状に配設されるように厚紙を形成することも
できる。
【0057】また、差込部23及び当接部25,27を
厚紙5の長手方向の一端辺5aの縁部17に設けたが、
本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、差込
部及び当接部を厚紙の幅方向の一端辺の縁部に設けるこ
ともできる。
【0058】次に、本発明に係る第2の実施の形態につ
いて説明する。
【0059】本実施の形態に係るディスク状記録媒体の
支持体としてのディスクケース41は、図8及び図9に
示すように、ディスク支持部45と第1のカバー部47
とを有し第2のカバー部を有しない厚紙43を用いてい
る点と、差込部53がディスク支持部45のほぼ中央部
に設けられている点で、前記第1の実施の形態と相違す
る。なお、第1の実施例と同様の構成部分については、
その説明を省略する。
【0060】すなわち、厚紙43は、平面視略長方形状
に形成され、ディスク支持部45と第1のカバー部47
とに区画されている。ディスク支持部45と第1のカバ
ー部47とは厚紙43の長手方向に並設され、ディスク
支持部45と第1のカバー部47とは、第1の境界部4
9を介して連続している。第1の境界部49は、厚紙4
3の長手方向の両端辺とほぼ平行な線状に設けられ、第
1の境界部49にはスジ押し加工が施されている。そし
て、ディスク支持部45を第1の境界部49で折り返す
ことにより、ディスク支持部45と第1のカバー部47
とが重ねられ、ディスク支持部45の内表面45aと第
1のカバー部47の内表面47aとが対向する。
【0061】厚紙43の各寸法は、ディスク支持部45
及び第1のカバー部47の長さが共にディスク3の外径
R1以上で、第1の境界部49の幅が10mm以下で、且
つディスク支持部45及び第1のカバー部47が重ねら
れた前記状態において、その短辺が120mm以下で、長
辺が235mm以下となるように設定されている。さら
に、厚紙43の重量は、ディスク3及び封筒33(図5
参照)と合わせた総量が50g以内となるように設定さ
れている。
【0062】ディスク支持部45の中央部には、平面視
略コ字状の切り込み部51が形成されている。この切り
込み部51に囲まれた部分が差込部53を構成し、差込
部53の両側を含む周囲の部分が当接部を構成してい
る。差込部53は、第1の境界部49の反対側でその周
囲の部分と連続し、厚紙43の長手方向に沿って第1の
境界部49に向かって延びている。
【0063】差込部53の幅は、ディスク3の穴部31
に差し込み可能なように、穴部31の内径R2(図3参
照)と同じか又は僅かに小さい寸法に設定されている。
切り込み部51は、差込部53が厚紙43の幅方向の略
中央となる位置に形成されている。
【0064】ディスク3をディスク支持部45の表面に
沿って第1の境界部49側からスライド移動させなが
ら、差込部53をディスク3の一面3a側から穴部31
へ差し込むことにより、差込部53はディスク3の他面
3b側に突出してこの他面3bに沿うように略平面状に
延びた状態となる。係る状態で、差込部53の周囲の部
分は、ディスク3の一面3aに当接してこれを覆い、デ
ィスク3は差込部53とその周囲の部分との間で挟持さ
れる。そして、第1のカバー部47をディスク3側へ折
り返すことにより、ディスク3の他面3bが第1のカバ
ー部47によって覆われる。
【0065】本実施の形態では、第2のカバー部を有し
ない厚紙43を用いている分だけ、前記第1の実施の形
態よりも簡単な包装形態とすることができ、さらにコス
トの低減を図ることができる。
【0066】なお、第1種定形郵便による郵送が可能な
こと、ディスクケース41のほぼ全域を印刷用のスペー
スとして有効に活用できること、ディスク3の両面3
a,3bがほぼ完全に覆われること、ディスク3の引出
方向への移動が第1の境界部49によって阻止されるこ
とについては、前記第1の実施の形態と同様である。
【0067】次に、本発明に係る第3の実施の形態につ
いて説明する。
【0068】本実施の形態に係るディスク状記録媒体の
支持体としてのディスクケース61は、図10及び図1
1に示すように、差込部53が、第1の境界部69側で
その周囲の部分と連続し、厚紙63の長手方向に沿って
第1の境界部69の反対側に向かって延びるように、平
面視略コ字状の切り込み部51が形成されている点と、
ディスク支持部65の幅方向両端縁に、ディスク3の周
縁を露出させる切欠部71が形成されている点で、前記
第2の実施の形態と相違する。なお、第2の実施例と同
様の構成部分については、その説明を省略する。
【0069】すなわち、ディスク3をディスク支持部6
5の表面に沿って第1の境界部69に向かってスライド
移動させながら、差込部53をディスク3の一面3a側
から穴部31へ差し込むことにより、差込部53はディ
スク3の他面3b側に突出してこの他面3bに沿うよう
に略平面状に延びた状態となる。係るスライド移動の間
において、ディスク3の周縁は切欠部71から露出して
いる。
【0070】本実施の形態によっても、前記第2の実施
の形態と同様に、第2のカバー部を有しない厚紙63を
用いている分だけ簡単な包装形態とすることができ、さ
らにコストの低減を図ることができる。
【0071】また、第1種定形郵便による郵送が可能な
こと、ディスクケース41のほぼ全域を印刷用のスペー
スとして有効に活用できること、ディスク3の両面3
a,3bがほぼ完全に覆われること、切欠部71により
ディスク3の収容又は取出しを容易に行うことができる
ことについては、前記第1の実施の形態と同様である。
【0072】なお、前記第1〜第3の実施の形態では、
ディスクケース1,41,61を封筒33に入れて郵送
するようにしたが、例えば、折り返された厚紙5,4
3,63が展開しないように、ディスク3収容後に糊付
け等の加工を施すことにより、ディスクケース1,4
1,61を直接郵送することもできる。この場合には、
厚紙5,43,63の寸法形状を、糊付けされた状態で
第1種定形郵便の規格(短辺が90mm以上120mm以
下、長辺が140mm以上235mm以下、厚さが10mm以
下)に収まるように設定しておく必要がある。
【0073】次に、本発明に係る第4の実施の形態につ
いて説明する。
【0074】本実施の形態は、図12に示すように、デ
ィスク状記録媒体の支持体として、厚紙83を平板状の
ままで使用するディスク支持板81を用いた点で、前記
第1〜第3の実施の形態と相違する。なお、第1〜第3
の実施の形態と同様の構成部分については、その説明を
省略する。
【0075】すなわち、厚紙83は、ディスク支持部8
5のみを有し、ディスク支持部85には、第2及び第3
の実施の形態と同様の切り込み部51、差込部53、及
び切欠部71が形成されている。
【0076】本実施の形態では、ディスク3の一面3a
側では、そのほぼ全域がディスク支持部85によって覆
われた状態となるが、ディスク3の他面3b側では、そ
のほぼ全域が露出した状態となる。従って、例えばコン
パクトディスクのように片面にのみ情報が記憶されてい
るタイプのディスク3に対しては、この記憶面がディス
ク支持部85によって覆われるように、ディスク3をデ
ィスク支持板81によって支持すれば良い。また、ディ
スク支持板81が収容される郵送用の封筒によって、デ
ィスク3の一面3a側はある程度保護されるので、ディ
スク3を極めて簡単に郵送する場合には、このようなデ
ィスク支持板81が有効である。
【0077】なお、第1種定形郵便による郵送が可能で
あること、材料費や加工費が低減され生産コストを大幅
に低減することができること、ディスク支持板81のほ
ぼ全域を印刷用のスペースとして有効に活用することが
できること、切欠部71によりディスク3の収容又は取
出しを容易に行うことができることについては、前記第
1の実施の形態と同様である。
【0078】また、前記第2〜第4の実施の形態では、
差込部53を穴部31に差し込んだ状態で、切り込み部
51に囲まれた部分が開口し、この部分からディスク3
の一面3a側が部分的に露出する。従って、差込部51
を大きく形成する場合等には、切り込み部51に囲まれ
た部分を覆うように、シール材を貼付する等の加工が有
効である。
【0079】次に、本発明に係る第5の実施の形態につ
いて説明する。
【0080】本実施の形態に係るディスク状記録媒体の
支持体としてのディスクケース91は、図13及び図1
4に示すように、2組のディスク支持部7と第1のカバ
ー部9とからなり、差込部23が複数(2箇所)設けら
れた厚紙93を用いている点で、前記第1の実施の形態
と相違する。なお、第1の実施例と同様の構成部分につ
いては、その説明を省略する。
【0081】厚紙93は、平面視略長方形状に形成さ
れ、2箇所のディスク支持部7と2箇所の第1のカバー
部9とに区画されている。これらディスク支持部7と第
1のカバー部9とは厚紙93の長手方向に並設され、デ
ィスク支持部7が厚紙93の長手方向両端に位置してい
る。ディスク支持部7と第1のカバー部9とは、それぞ
れ第1の境界部13を介して連続し、第1のカバー部9
同士は、中央境界部95を介して連続している。第1の
境界部13及び中央境界部95は、厚紙93の長手方向
の両端辺5aとほぼ平行な線状に設けられ、両境界部1
3,95にはスジ押し加工が施されている。両ディスク
支持部7をそれぞれ第1の境界部13で折り返すことに
より、ディスク支持部7と第1のカバー部9とが重ねら
れ、係る状態から、ディスク支持部7同士が対向するよ
うに第1のカバー部9を中央境界部95で折り返すと、
ディスク支持部7及び第1のカバー部9が四層に重な
る。
【0082】厚紙93の各寸法は、ディスク支持部7及
び第1のカバー部9の長さが共にディスク3の外径R1
以上、第1の境界部13の幅が5mm以下、中央境界部9
5の幅が10mm以下で、且つディスク支持部7及び第1
のカバー部9が四層に重ねられた前記状態において、そ
の短辺が120mm以下で、長辺が235mm以下となるよ
うに設定されている。さらに、厚紙93の重量は、2枚
のディスク3及び封筒33(図5参照)と合わせた総量
が50g以内となるように設定されている。
【0083】厚紙93の長手方向の両端辺93a,93
bの各縁部17には、それぞれ第1の実施の形態と同様
に、2本の切り込み部19,21が形成され、この両切
り込み部19,21によって、縁部17は、差込部23
と当接部25,27とに分割されている。これにより、
厚紙93の両端の縁部17において、それぞれディスク
3が支持されるため、1つのディスクケース91によっ
て2枚のディスク3を収容支持することができる。
【0084】このように、本実施の形態によれば、前記
第1の実施の形態の作用効果に加えて、複数のディスク
3を1つのディスクケース91により収容支持して、第
1種郵便により郵送することができる。
【0085】なお、前記第1〜第3の実施の形態と同様
に、厚紙93を糊付け等することによりディスクケース
91を直接郵送することもできる。
【0086】また、厚紙に複数の挿入部を形成する形態
は、前記第5の実施の形態に限定されるものではなく、
例えば、同一のディスク支持部に複数の挿入部を形成す
ることもできる。
【0087】さらに、前記第1〜第5の実施の形態で用
いた厚紙5,43,63,83,93は、紙を基材とし
たものであれば良く、例えば、その表面に樹脂材による
コーティングが施された積層材を含むことは勿論であ
る。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、ディスクを支持した支持体の全体寸法
は、短辺が120mm以下で、長辺が235mm以下とな
り、第1種定形郵便による郵送が可能となる。
【0089】また、支持体が厚紙によって形成され、且
つディスク支持部のうち差込部以外の部分では、ディス
ク状記録媒体を収容した後もほぼ平面状態が維持される
ので、支持体のほぼ全域を、ディスク状記録媒体の商品
案内や説明等の文字や図形を印刷するためのスペースと
して有効に活用することができる。
【0090】また、所望の形状に打ち抜かれた平板状の
厚紙によって支持体を形成することができるので、支持
体の構造が簡素化され、材料費や加工費が低減され、こ
の結果、支持体の生産コストを大幅に低減することがで
きる。
【0091】請求項2に記載の発明によれば、ディスク
を支持した支持体の全体寸法は、短辺が120mm以下
で、長辺が235mm以下となり、第1種定形郵便による
郵送が可能となる。
【0092】また、支持体が厚紙によって形成され、且
つディスク支持部及び第1のカバー部のうち差込部以外
の部分では、ディスク状記録媒体を収容した後もほぼ平
面状態が維持されるので、支持体のほぼ全域を、ディス
ク状記録媒体の商品案内や説明等の文字や図形を印刷す
るためのスペースとして有効に活用することができる。
【0093】また、所望の形状に打ち抜かれた平板状の
厚紙を折り返すだけで、支持体を形成することができる
ので、支持体の構造が簡素化され、材料費や加工費が低
減され、この結果、支持体の生産コストを大幅に低減す
ることができる。
【0094】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加えて、差込部が2箇所の切り込
み部によってディスク支持部の縁部に形成されているの
で、差込部の先端が常に露出した状態となる。従って、
差込部をディスク状記憶媒体の穴部に差し込み易くな
り、ディスク状記憶媒体の収容作業を効率良く行うこと
ができる。
【0095】また、ディスク状記憶媒体の一面側は、デ
ィスク支持部及び/又は第2のカバー部とによって覆わ
れた状態となり、ディスク状記憶媒体の他面側は第1の
カバー部によって覆われた状態となるので、ディスク状
記憶媒体の両面を完全に覆うことができ、ディスク状記
憶媒体を十分に保護することができる。
【0096】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明に効果に加えて、厚紙が平面視略長方形状
に形成されているので、原紙から複数の厚紙を打ち抜く
場合、原紙に残存する無駄な部分を少なく抑えることが
でき、材料費をさらに低減させることができる。
【0097】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の効果に加えて、差し込部及び当接部を、
厚紙の長手方向一側の端辺の縁部に設けられているの
で、ディスク状記憶媒体が収容支持された状態で、ディ
スク状記憶媒体の差込後方(引出方向)に第2の境界部
が位置する。従って、第2のカバー部が折り返された状
態では、収容支持されたディスク状記憶媒体の引出方向
への移動が第2の境界部によって阻止され、ディスク状
記憶媒体の収容状態が確実に維持される。
【0098】請求項6に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の作用に加えて、ディスク状記憶媒体の一
面側は、ディスク支持部によって覆われた状態となり、
ディスク状記憶媒体の他面側は第1のカバー部によって
覆われた状態となるので、ディスク状記憶媒体の両面を
ほぼ完全に覆うことができ、ディスク状記憶媒体を十分
に保護することができる。
【0099】また、厚紙が平面視略長方形状に形成され
ているので、原紙から複数の厚紙を打ち抜く場合、原紙
に残存する無駄な部分を少なく抑えることができ、材料
費をさらに低減させることができる。
【0100】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項6のいずれかに記載の発明の効果に加えて、デ
ィスク状記憶媒体を収容又は取出すためにスライド移動
させる場合、ディスク状記憶媒体の周縁が切欠部から露
出しているので、作業者はディスク状記憶媒体の周縁を
容易に把持して収容又は取出しを行うことができる。
【0101】請求項8に記載の発明によれば、1つの支
持体によって複数のディスク状記録媒体を支持した状態
で、第1種郵便による郵送が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るディスクケースの斜視
図である。
【図2】ディスクケースの展開状態を示す平面図であ
る。
【図3】ディスクケースにディスクを収容する直前の状
態を示す平面図である。
【図4】ディスクの穴部にディスクケースの差込部を差
し込んだ状態を示す平面図である。
【図5】ディスクが収容支持されたディスクケースとそ
の収納用の封筒とを示す平面図である。
【図6】ディスクの穴部にディスクケースの差込部を差
し込んだ状態を示す断面図である。
【図7】ディスクが収容支持されたディスクケースを示
す断面図である。
【図8】第2の実施の形態に係るディスクケースの斜視
図である。
【図9】図8の断面図である。
【図10】第3の実施の形態に係るディスクケースの斜
視図である。
【図11】図10の断面図である。
【図12】第4の実施の形態に係るディス支持板の斜視
図である。
【図13】第5の実施の形態に係るディスクケースの斜
視図である。
【図14】図13の断面図である。
【符号の説明】
1 ディスクケース(ディスク状記録媒体の支持体) 3 ディスク(ディスク状記録媒体) 3a ディスクの一面側 3b ディスクの他面側 5 厚紙 7 ディスク支持部 9 第1のカバー部 11 第2のカバー部 13 第1の境界部 15 第2の境界部 21 切り込み部 23 差込部 25 当接部 27 当接部 29 切欠部 31 穴部 41 ディスクケース(ディスク状記録媒体の支持体) 43 厚紙 45 ディスク支持部 47 第1のカバー部 49 第1の境界部 51 切り込み部 53 差込部 61 ディスクケース(ディスク状記録媒体の支持体) 63 厚紙 65 ディスク支持部 67 第1のカバー部 69 第1の境界部 71 切り込み部 73 差込部 81 ディスク支持板(ディスク状記録媒体の支持体) 83 厚紙 85 ディスク支持部 91 ディスクケース(ディスク状記録媒体の支持体) 93 厚紙

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略中央に穴部を有する薄肉円盤状のディ
    スク状記憶媒体を支持し、短辺が120mm以下で長辺が
    235mm以下の状態で郵送可能とするディスク状記録媒
    体の支持体であって、 前記支持体は、平板状の厚紙によって形成されたディス
    ク支持部を有し、 前記ディスク支持部は、前記ディスク状記憶媒体の穴部
    に差し込まれる差込部と、前記穴部に差し込まれた差込
    部の反対側から前記ディスク状記憶媒体に当接する当接
    部とを一体的に備え、 前記ディスク状記憶媒体を前記ディスク支持部の表面に
    沿ってスライド移動させ、前記差込部を前記ディスク状
    記憶媒体の一面側から前記穴部へ差し込んだ状態で、該
    差込部は、該ディスク状記憶媒体の他面側に突出して該
    他面に沿うように延び、前記ディスク状記憶媒体は、該
    差込部と当接部との間で挟持されると共に、前記ディス
    ク状記録媒体の一面側は、前記ディスク支持部によって
    覆われることを特徴とするディスク状記録媒体の支持
    体。
  2. 【請求項2】 略中央に穴部を有する薄肉円盤状のディ
    スク状記憶媒体を収容支持し、短辺が120mm以下で長
    辺が235mm以下の状態で郵送可能とするディスク状記
    録媒体の支持体であって、 前記支持体は、展開状態が平板状の厚紙を折り返すこと
    によって形成され、 前記厚紙は、第1の境界部を介して連続するディスク支
    持部と第1のカバー部とを有し、 前記ディスク支持部は、前記ディスク状記憶媒体の穴部
    に差し込まれる差込部と、前記穴部に差し込まれた差込
    部の反対側から前記ディスク状記憶媒体に当接する当接
    部とを一体的に備え、 前記ディスク状記憶媒体を前記ディスク支持部の表面に
    沿ってスライド移動させ、前記差込部を前記ディスク状
    記憶媒体の一面側から前記穴部へ差し込んだ状態で、該
    差込部は、該ディスク状記憶媒体の他面側に突出して該
    他面に沿うように延び、前記ディスク状記憶媒体は、該
    差込部と当接部との間で挟持され、 前記ディスク状記憶媒体を前記差込部と当接部とによっ
    て挟持すると共に、前記第1のカバー部を前記第1の境
    界部に沿って前記ディスク状記憶媒体の他面側へ折り返
    すことにより、前記ディスク状記憶媒体の他面側が前記
    第1のカバー部によって覆われて、前記ディスク状記憶
    媒体が前記ディスク支持部と第1のカバー部との間に収
    容支持されることを特徴とするディスク状記録媒体の支
    持体。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のディスク状記録媒体の
    支持体であって、 前記厚紙は、第2の境界部を介して前記ディスク支持部
    又は第1のカバー部の一方と連続する第2のカバー部を
    有し、 前記ディスク支持部の縁部には、該縁部を、前記差込部
    と前記当接部とに分ける2箇所の切り込み部が形成さ
    れ、 前記ディスク支持部と第1のカバー部との間に前記ディ
    スク状記憶媒体が収容支持された状態で、前記第2のカ
    バー部を前記第2の境界部に沿って前記ディスク支持部
    側へ折り返すことにより、前記第2のカバー部は、前記
    ディスク状記憶媒体のうち前記ディスク支持部から露出
    した部分を覆うことを特徴とするディスク状記録媒体の
    支持体。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のディスク状記録媒体の
    支持体であって、 前記厚紙は、平面視略長方形状に形成され、 前記ディスク支持部と第1のカバー部と第2のカバー部
    とは、前記厚紙の長手方向に沿って並設され、 前記第2のカバー部は、前記第2の境界部を介して前記
    第2のカバー部と連続し、 前記第1の境界部と第2の境界部とは、前記厚紙の長手
    方向の両端辺とほぼ平行に設けられていることを特徴と
    するディスク状記録媒体の支持体。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のディスク状記録媒体の
    支持体であって、 前記差込部及び当接部は、前記厚紙の長手方向一側の端
    辺の縁部に設けられていることを特徴とするディスク状
    記録媒体の支持体。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載のディスク状記録媒体の
    支持体であって、 前記厚紙は、平面視略長方形状に形成され、 前記ディスク支持部と第1のカバー部とは、前記厚紙の
    長手方向に沿って並設され、 前記第1の境界部は、前記厚紙の長手方向の両端辺とほ
    ぼ平行に設けられ、 前記ディスク支持部の中央部には、該中央部を、前記差
    込部と前記当接部とに分ける平面視略コ字状の切り込み
    部が形成され、 前記ディスク状記憶媒体を前記ディスク支持部の表面に
    沿ってスライド移動させ、前記差込部を前記ディスク状
    記憶媒体の一面側から前記穴部へ差し込んだ状態で、前
    記ディスク状記憶媒体の一面側が前記ディスク支持部に
    よって覆われることを特徴とするディスク状記録媒体の
    支持体。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
    ディスク状記録媒体の支持体であって、 前記厚紙は、前記スライド移動時にディスク状記憶媒体
    の周縁を露出させる切欠部を有することを特徴とするデ
    ィスク状記録媒体の支持体。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の
    ディスク状記録媒体の支持体であって、 前記差込部は、前記厚紙に複数設けられていることを特
    徴とするディスク状記録媒体の支持体。
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