JPH10324188A - 容器ホルダ - Google Patents

容器ホルダ

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JPH10324188A
JPH10324188A JP13497897A JP13497897A JPH10324188A JP H10324188 A JPH10324188 A JP H10324188A JP 13497897 A JP13497897 A JP 13497897A JP 13497897 A JP13497897 A JP 13497897A JP H10324188 A JPH10324188 A JP H10324188A
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container
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JP13497897A
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文秀 ▲舘▼野
Fumihide Tateno
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Hino Motors Ltd
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Hino Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性を有し且つ安価な容器ホルダを提供す
る。 【解決手段】 容器が挿入されるよう保持孔3を有する
ホルダフレーム2と前記容器の底部を支えるよう前記ホ
ルダフレーム2の下面に上下方向に回動可能に設けられ
た底部受け具6とを備えた容器ホルダ1において、前記
ホルダフレーム2には、前記保持孔3の外周に隣接して
保持孔3と連通するよう空間19を形成し、該空間19
内には、容器の外周部を保持し得る保持部21aを回転
中心となる軸部21cから離れた側に有するクランク軸
状の保持部材21を上下へ回動可能に配設し、前記空間
19内の側壁部には、前記保持部材21の下方向若しく
は上方向への回動に伴い保持部材21を案内しつつ前記
アーム部21bを徐々に空間の幅方向中心側へ変形させ
る案内部材22を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器ホルダに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、車両においては、缶やカップなど
の飲み物用の容器を倒さないよう保持するために容器ホ
ルダが使用されている。
【0003】斯かる容器ホルダの従来の一例は図10〜
図12に示されている。
【0004】而して容器ホルダ1は、挿入された缶やカ
ップの如き容器7を保持するための所定数の保持孔3
(図10では2個)が上下に向けて貫通された、上面が
平面板状のホルダフレーム2と、ホルダフレーム2下面
のホルダフレーム2引出し方向Pの後方位置に固設した
ブラケット4に水平ピン5を介して上下へ回動するよう
設けられた側部形状がくの字状の底部受け具6を備えて
いる。
【0005】ホルダフレーム2の下面水平ピン5側に
は、水平ピン5の軸線方向へ延在すると共に両端がホル
ダフレーム2下面に固定され、しかも水平ピン5の軸線
方向の中央部が両端部よりも保持孔3の中心側に向け若
干突出したつるまきバネ状の弾撥体9が設けられてい
る。
【0006】使用時には、図12に示すごとく収納室1
0に収納された容器ホルダ1をホルダフレーム2の引出
し方向P先端に形成された取っ手部11を介して引出し
方向Pに引き出すと、底部受け具6は自重により水平ピ
ン5を支点として下方に回動すると共に、底部受け具6
の水平ピン5側の端部に設けられた位置決め突部8の上
端面が図11に示すごとくホルダフレーム2の下面に当
接することにより、底部受け具6の水平ピン5から離反
した側がフラットになり容器7を支持できる状態にな
る。
【0007】そこで、容器7を、弾撥体9を基準として
水平ピン5から離れた側においてホルダフレーム2の保
持孔3に挿入させる。容器7には、例えば、190m
l、250ml缶のごとき小径の容器7と、350m
l、500ml缶のごとき大径の容器7があり、小径の
容器7を容器ホルダ1の保持孔3に挿入する場合は、弾
撥体9の変形量は小さく、大径の容器7を容器ホルダ1
の保持孔3に挿入する場合は、弾撥体9の変形量は大き
い。しかし、何れの容器7の場合も弾撥体9の反発力に
より押され、容器7の外周は弾撥体9と保持孔3の内周
に当接した状態で保持孔3に保持されるため、容器7は
ガタ付きがなく、安定して容器ホルダ1に保持される。
【0008】容器ホルダ1を収納室10に収納する時
は、容器7を容器ホルダ1から取り除き、ホルダフレー
ム2を引出し方向Pと逆の方向に押し込む。このため、
底部受け具6の傾斜部が収納室10の収納口の下縁に当
接して押上げられることにより、底部受け具6は水平ピ
ン5を支点として上方に回動しホルダフレーム2の下面
に自動的に折畳まれ、図12に示すごとく収納室10内
に収納される。
【0009】容器ホルダの従来の他の例は図13〜図1
5に示されている。
【0010】而して斯かる従来の容器ホルダ1は、大径
の容器7を保持するための保持孔12を有する、上面が
凹んだ平面板状のホルダフレーム13と、ホルダフレー
ム13上面の引出し方向Pの後方端部上側面に固設した
ブラケット17に水平ピン16を介し上下へ回動し得る
よう設けられ、小径の容器7を保持するための保持孔1
4を有するホルダフレーム15と、ホルダフレーム13
下面のホルダフレーム引出し方向Pの後方位置に固設し
たブラケット4に水平ピン16と平行な水平ピン5を介
し上下方向へ回動するよう設けられた側面形状がくの字
状の底部受け具6を備えており、ホルダフレーム15を
倒してホルダフレーム13の凹部18に嵌入しホルダフ
レーム15をホルダフレーム13の凹部18上面に載置
した際には、ホルダフレーム15の保持孔14がホルダ
フレーム13の保持孔12に対して略同心状に位置する
ようになっている。
【0011】使用時には、図15に示すごとく収納室1
0に収納された容器ホルダ1をホルダフレーム13の引
出し方向P先端に形成された取っ手部11を介して引出
し方向Pに引き出すと、底部受け具6は自重により水平
ピン5を支点として下方に回動すると共に、底部受け具
6の水平ピン5側の端部に設けられた位置決め突部8の
上端面が図14に示すごとくホルダフレーム13の下面
に当接することにより、底部受け具6の水平ピン5から
離反した側がフラットになり、容器7を支持できる状態
になる。又、容器ホルダ1を収納室10から引出した際
にはホルダフレーム15はホルダフレーム13の凹部1
8に嵌入されている。
【0012】小径の容器7を保持する場合には、ホルダ
フレーム15がホルダフレーム13の凹部18に嵌入さ
れた状態で小径の容器7を保持孔14及び保持孔12に
挿入して容器7の底部を底部受け具6に載置、支持し、
大径の容器7を保持する場合には、ホルダフレーム15
を水平ピン16を基準として上方に回動し開いた状態で
静止させた後、大径の容器7を保持孔12に挿入して底
部を底部受け具6に載置、支持する。
【0013】このため、小径の容器7は、底部受け具6
とホルダフレーム15の保持孔14に保持され、大径の
容器7は、底部受け具6とホルダフレーム13の保持孔
12に保持されるので、何れの容器7の場合もガタ付き
がなく安定して容器ホルダ1に保持される。
【0014】容器ホルダ1を収納室10に収納する時
は、容器7を取り除き、ホルダフレーム15を倒してホ
ルダフレーム13の凹部18に嵌入し、ホルダフレーム
15をホルダフレーム13の凹部18上面に載置した状
態でホルダフレーム2を引出し方向Pと逆の方向に押
す。このため、底部受け具6は図10〜図12で示した
場合と同様に折畳まれ、容器ホルダ1は図15のごとく
収納される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
〜図12に示す従来の容器ホルダ1はつるまきバネ状の
弾撥体9を備えているため、使用頻度により弾撥体9が
容器7の挿入方向である下方に延びて弾撥力を失い、そ
のため容器7、特に小径の容器7の保持が不安定になっ
てガタ付きの防止が困難となり、従って容器ホルダ1は
耐久性に劣るという問題があり、又、図13〜図15に
示す従来の容器ホルダ1は耐久性の点では特に問題はな
いが、大径容器用のホルダフレーム13と小径容器用の
ホルダフレーム15の2種類のホルダフレームが必要に
なるため、製造コストが高くなるという問題がある。
【0016】本発明は上述の実情に鑑み、耐久性を有し
且つ安価な容器ホルダを提供することを目的としてなし
たものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の容器ホルダは、
径の異なる複数種類の容器が挿入されるよう上下に貫通
した保持孔を有するホルダフレームと前記保持孔に挿入
された容器の底部を支えるよう前記ホルダフレームの下
面に上下方向に回動可能に設けられた底部受け具とを備
えた、収納室に引出し押込み可能な容器ホルダにおい
て、前記ホルダフレームには、前記保持孔の外周に隣接
して保持孔と連通するよう空間を形成し、該空間内に
は、前記保持孔に挿入された容器の外周部を保持し得る
保持部を回転中心となる軸部から離れた側に有すると共
に保持部の両端部に保持部と軸部を接続するアーム部を
有するクランク軸状の保持部材を上下へ回動可能に配設
し、前記空間内の側壁部には、前記保持部材の下方向若
しくは上方向への回動に伴い保持部材を案内しつつ前記
アーム部を徐々に空間の幅方向中心側へ変形させる案内
部材を、基準位置から下方若しくは上方へ行くに従い空
間の幅方向中心側への突出量が徐々に増大するよう設け
たものである。
【0018】本発明では、小径の容器を容器ホルダに保
持する場合には、小径の容器をホルダフレームの保持孔
に挿入して、その底部を底部受け具に載置、支持させ
る。この場合に保持部材は上下に回動せず変形しない
が、小径の容器の外周部と保持孔内周及び保持部材の保
持部外周との間の隙間はごく僅かであるため、小径の容
器は底部受け具と保持孔内周と保持部材の保持部外周と
によって、容器ホルダに保持され、小径の容器のガタ付
きは確実に防止される。
【0019】保持部材を下方に回動させることにより大
径の容器を容器ホルダに保持する場合には、大径の容器
の底部により保持部材を押して下方へ回動させ、保持部
材の保持部外周と、保持部材に対向する保持孔内周との
間の間隔を大きくしつつ、大径の容器をホルダフレーム
の保持孔に挿入する。
【0020】保持部材を上方に回動させることにより大
径の容器を容器ホルダに保持する場合には、人が手で保
持部材を上方へ回動させ、保持部材の保持部外周と該保
持部材に対向する保持孔内周との間の間隔を大きくし、
しかる後、大径の容器を保持孔に挿入する。
【0021】又、大径の容器を保持する際に、保持部材
を下方若しくは上方に回動させると、保持部材は案内部
材の凸部に押圧されて空間中心側へ変形するため、保持
部材には変形反力が生じる。このため、大径の容器の底
部が底部受け具に載置、支持されると共に、大径の容器
の外周部は保持部を介して保持部材の変形反力により押
され、保持部材の保持部外周と対向する側において保持
孔内周に押付けられ、従って大径の容器は底部受け具と
保持孔内周及び保持部材の保持部外周により保持され、
大径の容器のガタ付きは確実に防止される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0023】図1〜図5は本発明の実施の形態の第一例
を示す。
【0024】容器ホルダ1は、挿入された容器7を保持
するための所定数の保持孔3(図1では2個)が上下に
向けて貫通された上面が平面板状のホルダフレーム2
と、ホルダフレーム2下面のホルダフレーム引出し方向
Pの後方位置に固設したブラケット4に水平ピン5を介
し上下へ回動するよう設けられた側部形状がくの字状の
底部受け具6を備えている。
【0025】ホルダフレーム2には、保持孔3の水平ピ
ン5側に隣接して保持孔3側及び下側が開口し上部が閉
塞された空間19が形成されると共に、空間19内に
は、容器7の外周部を保持し得るよう容器7の外周に沿
って若干凹形円弧状に形成された保持部21aを、回転
中心となる軸部21cから離れた側に有すると共に保持
部21aの両端部に保持部21aと軸部21cを接続す
るアーム部21bを有する弾性針金製のクランク軸状の
保持部材21が収納され、空間19を仕切るよう空間1
9の幅方向(水平ピン5軸線方向)両側に設けられた壁
面に形成したピン孔20には、保持部材21の両端の軸
部21cが嵌入され、保持部材21はピン孔20を支点
として上下へ回動し得るようになっている。又、保持部
材21の保持部21aは保持孔3内に若干突出してい
る。
【0026】壁面のピン孔20と保持孔3側の端部の間
には、図1〜図5に示すごとく案内部材22が設けられ
ている。而して案内部材22は水平断面形状が空間19
の幅方向中心側へ突出する円弧状の凸部に形成されて上
下方向に延在し且つ下方から高さ方向中途部までは円弧
状の凸部の空間19の幅方向中心側への突出量は徐々に
小さくなり、突出量が最小の凸部の位置すなわち基準位
置から上方に行くにつれて円弧状の凸部の空間19の幅
方向中心側への突出量は徐々に大きくなっている。
【0027】又、案内部材22の円弧状の凸部の空間1
9の幅方向中心側への突出量の最小の部分の高さ位置
は、ピン孔20の高さ位置と略同じ位置となっている。
【0028】保持部材21のアーム部21bは、容器7
が挿入されていない状態では、案内部材22の突出量が
最小の部分すなわち基準位置に位置するようになってい
ると共に容器7を保持孔3に挿入する際に容器により下
方へ押されるとピン孔20を支点として案内部材22に
案内されつつ下方へ回動し、案内部材22の円弧状の凸
部に押圧されて空間19の幅方向中心側へ変形し得るよ
うになっている。
【0029】而して、保持部材21が案内部材22の突
出量が最小の部分に位置する場合には、保持部材21の
保持部21a外周と、保持部21aに対向する保持孔3
内周までの間隔は小径の容器7の外径よりも僅かに大き
く形成されている。なお、図中、11はホルダフレーム
2の引出し方向P先端部に形成された取っ手部である。
【0030】以下、本発明の実施の形態例の作用を説明
する。
【0031】使用時に容器ホルダ1を収納室10から取
っ手部11により引出すと、従来例と同様に底部受け具
6は自重により水平ピン5を支点として下方に回動する
と共に、底部受け具6の水平ピン5側の端部に設けられ
た位置決め突部8の上端面がホルダフレーム2の下面に
当接することにより、底部受け具6の水平ピン5から離
反した側がフラットになり容器7を支持できる状態にな
る。
【0032】小径の容器7を容器ホルダ1に保持する場
合には、小径の容器7を保持孔3に挿入してその底部を
底部受け具6に載置、支持させる。この場合に保持部材
21は案内部材22の突出量が最小の部分に位置してお
り、保持部材21は変形しないか或いは僅かに変形する
だけである。しかし、小径の容器7の外周部と保持孔3
内周及び保持部材21の保持部21a外周との間の隙間
はごく僅かか或いはないため、小径の容器7はガタ付く
ことなく保持される。
【0033】又、大径の容器7を容器ホルダ1に保持す
る場合には、大径の容器7の保持孔3への挿入に伴い大
径の容器7の底部が保持部材21の保持部21aに当接
し、保持部材21は容器7に押されてピン孔20を支点
として案内部材22の凸部に沿って摺動しつつ下方向に
回動し、案内部材22により空間19の幅方向中心側へ
押圧されてアーム部21bは空間19の幅方向中心側へ
変形し、保持部材21には変形反力が生じる。
【0034】保持部材21の下方への回動に伴い、保持
部材21の保持部21a外周と保持部21aに対向する
保持孔3内周の間の間隔が大きくなるため、大型の容器
7は保持孔3内に挿入されて、底部が底部受け具6に載
置、支持されると共に、保持部21aが当接する大径の
容器7の外周部は、保持部材21の変形反力により押さ
れ、保持部材21と対向する側に位置する保持孔3内周
に押付けられ、従って大径の容器7は底部受け具6に支
持された状態で保持孔3内周及び保持部材21の保持部
21a外周部により保持され、ガタ付きが防止される。
【0035】大径の容器7を保持孔3から引抜いた時に
は、保持部材21は上述の変形反力によりピン孔20を
支点として案内部材22に沿って上方へ回動し、保持部
材21の案内部材22に対する当接部は、案内部材22
の突出量が最小の部分である基準位置に移動し、元の形
状に戻る。
【0036】容器ホルダ1を収納室10に収納する時
は、容器7を取り除いた後、ホルダフレーム2を引出し
方向Pと逆の方向に押込む。このため、従来例と同様に
底部受け具6の傾斜部が収納室10の収納口の下縁に当
接することによって押上げられ、底部受け具6は水平ピ
ン5を中心として上方に回動してホルダフレーム2の下
面に自動的に折畳まれ、図4のごとく収納室10内に収
納される。
【0037】保持部材21のアーム部21bは、案内部
材22により押圧されて弾性変形し、塑性変形しないた
め耐久性に優れており、又、簡単な形状であるため容器
7のガタ付きを確実に防止することのできる容器ホルダ
1を安価に提供することができる。更に、空間19の上
面は閉塞されているため、ピン孔20、案内部材22、
保持部材21の大部分は隠されて外部から見えないので
見映えがよい。
【0038】図6は前述の本発明の実施の形態に示す容
器ホルダに適用する案内部材及び保持部材の部分の他の
例を示し、ホルダフレーム2及び底部支持受け具6並び
に保持部材21の構造は図1〜図5のものと同じである
が、案内部材22の形状が前述の実施の形態例と相違し
ている。
【0039】すなわち図6の案内部材22は、空間19
内壁面のピン孔20と保持孔3側の端部の間に位置して
水平断面形状が空間19の幅方向中心側へ突出する凸部
状に形成されており、該凸部の空間19の幅方向中心に
面した側は下方近傍から高さ方向中途部までは、なだら
かな円弧形状の曲率が徐々に小さくなると共に、凸部の
空間19の幅方向中心側への突出量は徐々に小さくなっ
ており、しかも凸部の空間19の幅方向中心側への突出
量が最小の位置すなわち基準位置では、案内部材22の
水平断面形状は略水平な直線形状に形成されている。
【0040】突出量の最小の位置である略直線状の中途
部から上方向及び上方端部における案内部材22の水平
断面形状は、上方向に向かうに従って徐々に空間19の
幅方向中心側へ突出する突出量が増加し曲率が徐々に大
きくなる円弧形状に形成されている。
【0041】図7は本発明の実施の形態に示す容器ホル
ダに適用する案内部材及び保持部材の部分の更に他の例
を示し、ホルダフレーム2及び底部支持受け具6並びに
保持部材21の構造は図1〜図5のものと同じであっ
て、且つ案内部材22も図1〜図5と略同位置及び略同
形状に形成されているが、図7の案内部材22は下端部
がホルダフレーム2の下面よりも下方へ突出している。
【0042】上記図6,図7に示す案内部材22を備え
た容器ホルダ1においても、小径の容器7を容器ホルダ
1に保持する場合には、図1〜図5に示した場合と同様
に容器ホルダ1を収納室10から引出して底部受け具6
の水平ピン5から離反した側をフラットな状態にし、小
径の容器7をフレーム2の保持孔3に挿入してその底部
を底部受け具6に載置、支持させる。この場合に保持部
材21は案内部材22の凸部の最も凹んだ部分に位置し
ており、保持部材21は変形しないか或いは僅かに変形
するだけである。しかし、小径の容器7の外周部と保持
孔3内周及び保持部材21の保持部21a外周との間の
隙間はごく僅かか或いはないため、小径の容器7はガタ
付くことなく保持される。
【0043】大径の容器7を容器ホルダ1に保持する場
合には、大径の容器7の保持孔3への挿入に伴い大径の
容器7の底部が保持部材21の保持部21aに当接し、
保持部材21は容器7に押されてピン孔20を支点とし
て案内部材22の凸部に沿って摺動しつつ下方向に回動
し、案内部材22により空間19の幅方向中心側へ押圧
されてアーム部21bは空間19の幅方向中心側へ変形
し、保持部材21には変形反力が生じる。
【0044】又、保持部材21の下方への回動に伴い、
保持部材21の保持部21a外周と保持部21aに対向
する保持孔3内周の間の間隔が大きくなるため、大型の
容器7は保持孔3内に挿入されて、底部が底部受け具6
に載置、支持されると共に、保持部21aが当接する大
径の容器7の外周部は、保持部材21の変形反力により
押され、保持部材21と対向する側に位置する保持孔3
内周に押付けられ、従って大径の容器7は底部受け具6
に支持された状態で保持孔3内周及び保持部材21の保
持部21a外周部により保持され、ガタ付きが防止され
る。
【0045】大径の容器7を保持孔3から引抜いた時に
は、保持部材21は上述の変形反力によりピン孔20を
支点として案内部材22に沿って上方へ回動し、保持部
材21の案内部材22に対する当接部は、案内部材22
の突出量が最小である基準位置に移動し、元の形状に戻
る。
【0046】保持部材21のアーム部21bは、案内部
材22により押圧されて弾性変形し、塑性変形しないた
め耐久性に優れており、又、簡単な形状であるため容器
7のガタ付きを確実に防止することのできる容器ホルダ
1を安価に提供することができる。更に、空間19の上
面は閉塞されているため、ピン孔20、案内部材22、
保持部材21の大部分は隠されて外部から見えないので
見映えがよい。
【0047】又、図6に示す保持部材21のアーム部2
1bは案内部材22の空間19の幅方向中心側の面に沿
って曲るため、案内部材22の空間19の幅方向中心側
の面に対して線接触しやすく、従って、大径の容器7の
容器ホルダ1に対する保持、抜出しのために案内部材2
2が頻繁に上下方向への回動を行っても案内部材22に
摩耗が生じにくく耐久性を向上することができる。
【0048】更に、図7に示す案内部材22において
は、ホルダフレーム2の厚さを案内部材22の上下方向
の長さに関係なく薄くすることができるので、ホルダフ
レーム2の材料の使用量を軽減し、容器ホルダ1を一層
安価にすることできる。
【0049】図8,図9は、本発明の実施の形態の第二
例を示しており、ホルダフレーム2に設けられた空間1
9は保持孔3側及び上方が開口し下方が閉塞されたもの
である。底部受け具6及び保持部材21は図1〜図5に
示すものと同じであり、案内部材22も図1〜図5の案
内部材22と略同形状に形成されて略同位置に設けられ
ている。
【0050】又、案内部材22としては、図6のもの、
又は図7のものを用いることもできる。
【0051】以下、本発明の実施の形態の第二例の作用
を説明する。
【0052】小径の容器7を容器ホルダ1に保持する場
合には、図1〜図5に示した場合と同様に容器ホルダ1
を収納室10から引出して底部受け具6の水平ピン5か
ら離反した側をフラットな状態にし、小径の容器7をフ
レーム2の保持孔3に挿入してその底部を底部受け具6
に載置、支持させる。この場合に保持部材21は案内部
材22の突出量が最小の部分である基準位置に位置して
おり、保持部材21は変形しないか或いは僅かに変形す
るだけである。しかし、小径の容器7の外周部と保持孔
3内周及び保持部材21の保持部21a外周との間の隙
間はごく僅かか或いはないため、小径の容器7はガタ付
くことなく保持される。
【0053】大径の容器7を容器ホルダ1に保持する場
合には、人が手で基準位置に位置する保持部材21を案
内部材22の凸部の形状に沿って上方に摺動させつつピ
ン孔20を支点として回動するよう持上げる。このた
め、保持部材21のアーム部21bは、案内部材22に
より押圧されて空間19の幅方向中心側へ変形し、保持
部材21には変形弾力が生じる。
【0054】又、保持部材21を上方へ回動させると保
持部材21の保持部21a外周と保持部21aに対向す
る保持孔3内周の間の間隔が大きくなるため、大型の容
器7は保持孔3内に挿入されて、底部が底部受け具6に
載置、支持されると共に、保持部21aが当接する大径
の容器7の外周部は、保持部材21の変形反力により押
され、保持部材21と対向する側に位置する保持孔3内
周に押付けられ、従って大径の容器7は底部受け具6に
支持された状態で保持孔3内周及び保持部材21の保持
部21a外周部により保持され、ガタ付きが防止され
る。
【0055】大径の容器7を保持孔3から引抜いた時に
は、保持部材21は上述の変形反力によりピン孔20を
支点として下方へ回動し、保持部材21の案内部材22
に対する当接部は、案内部材22の基準位置に移動し、
元の形状に戻る。
【0056】容器ホルダ1を収納室10に収納する時
は、容器7を取り除いた後、ホルダフレーム2を引出し
方向Pと逆の方向に押込む。このため、底部受け具6の
傾斜部が収納室10の収納口の下縁に当接することによ
って押上げられ、底部受け具6は水平ピン5を中心とし
て上方に回動してホルダフレーム2の下面に自動的に折
畳まれ、図4のごとく収納室10内に収納される。
【0057】保持部材21のアーム部21bは、案内部
材22により押圧されて変形し、塑性変形しないため耐
久性に優れており、又、簡単な形状であるため容器7の
ガタ付きを確実に防止することのできる容器ホルダ1を
提供することができる。
【0058】更に大径の容器7の外周部は保持部材21
により上方から押圧されるので、容器7は上方から下方
へ作用する保持部材21の変形反力と底部受け具6とで
支持される。従って大径の容器7は左右方向のみならず
上下方向のガタ付きも確実に防止することができる。
【0059】なお、本発明の容器ホルダは、上述の実施
の形態例のみに限定されるものではなく、案内部材22
を空間19の水平ピン5軸線方向に設けられた壁面の一
方にのみ設けることが可能なこと、その他本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。
【0060】
【発明の効果】本発明の容器ホルダによれば、小型の容
器は、底部受け具により底部を支持されると共に小径の
容器の外径よりも若干大きく形成された保持孔内周と保
持部材との間でその外周を保持され、又、大径の容器は
底部受け具により底部を支持されると共に保持部材の変
形反力により保持孔内周に押付けられて、その外周を保
持されるため、小径の容器及び大径の容器の何れもガタ
付くことなく、確実に保持することが可能となり、案内
部材及び案内部材により押されて変形反力の生じる保持
部材は機構が簡単で耐久性に優れているため、安価で長
期間使用可能である等種々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器ホルダの実施の形態の第一例を示
す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態の第一例を示す容器ホルダ
に小径の容器を挿入して保持した状態を示す図1のII
−II方向矢視図である。
【図3】本発明の実施の形態の第一例を示す容器ホルダ
に大径の容器を挿入して保持した状態を示す図1のII
−II矢視相当図である。
【図4】本発明の実施の形態の第一例を示す容器ホルダ
を収納室に収納した状態を示す縦断側面図である。
【図5】本発明の実施の形態の第一例を示す容器ホルダ
に適用する案内部材及び保持部材の部分の拡大斜視図で
ある。
【図6】本発明の実施の形態の第一例を示す容器ホルダ
に適用する案内部材及び保持部材の部分の他の例の拡大
斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態の第一例を示す容器ホルダ
に適用する案内部材及び保持部材の部分の更に他の例の
拡大斜視図である。
【図8】本発明の容器ホルダの実施の形態の第二例を示
す斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態の第二例を示す容器ホルダ
に適用する保持部材及び案内部材の部分の拡大斜視図で
ある。
【図10】従来の容器ホルダの一例を示す斜視図であ
る。
【図11】従来の一例の容器ホルダに大径の容器を挿入
して保持した状態を示す図10のXI−XI方向矢視図
である。
【図12】従来の一例の容器ホルダを収納室に収納した
状態を示す縦断側面図である。
【図13】従来の容器ホルダの他の例を示す斜視図であ
る。
【図14】従来の他の例の容器ホルダに小径の容器を挿
入して保持した状態を示す縦断側面図である。
【図15】従来の他の例の容器ホルダを収納室に収納し
た状態を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 容器ホルダ 2 ホルダフレーム 3 保持孔 6 底部受け具 7 容器 10 収納室 19 空間 21 保持部材 21a 保持部 21b アーム部 21c 軸部 22 案内部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 径の異なる複数種類の容器が挿入される
    よう上下に貫通した保持孔を有するホルダフレームと前
    記保持孔に挿入された容器の底部を支えるよう前記ホル
    ダフレームの下面に上下方向に回動可能に設けられた底
    部受け具とを備えた、収納室に引出し押込み可能な容器
    ホルダにおいて、前記ホルダフレームには、前記保持孔
    の外周に隣接して保持孔と連通するよう空間を形成し、
    該空間内には、前記保持孔に挿入された容器の外周部を
    保持し得る保持部を回転中心となる軸部から離れた側に
    有すると共に保持部の両端部に保持部と軸部を接続する
    アーム部を有するクランク軸状の保持部材を上下へ回動
    可能に配設し、前記空間内の側壁部には、前記保持部材
    の下方向若しくは上方向への回動に伴い保持部材を案内
    しつつ前記アーム部を徐々に空間の幅方向中心側へ変形
    させる案内部材を、基準位置から下方若しくは上方へ行
    くに従い空間の幅方向中心側への突出量が徐々に増大す
    るよう設けたことを特徴とする容器ホルダ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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