JPH10323892A - ポリオレフィンシートの製造方法 - Google Patents
ポリオレフィンシートの製造方法Info
- Publication number
- JPH10323892A JPH10323892A JP13370697A JP13370697A JPH10323892A JP H10323892 A JPH10323892 A JP H10323892A JP 13370697 A JP13370697 A JP 13370697A JP 13370697 A JP13370697 A JP 13370697A JP H10323892 A JPH10323892 A JP H10323892A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- polyolefin
- stretching
- temperature
- heating
- Prior art date
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- Pending
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 透明性に優れ、機械的物性がより一層改善さ
れたポリオレフィンシートの製造方法を提供する。 【解決手段】 ポリオレフィンを主成分とするシートを
延伸した後、該ポリオレフィンの融点をT℃としたとき
に、(T−25)℃〜(T+5)℃の範囲の温度で加熱
しつつ圧縮し、さらに好ましくは、加熱圧縮後に再延伸
するポリオレフィンシートの製造方法。
れたポリオレフィンシートの製造方法を提供する。 【解決手段】 ポリオレフィンを主成分とするシートを
延伸した後、該ポリオレフィンの融点をT℃としたとき
に、(T−25)℃〜(T+5)℃の範囲の温度で加熱
しつつ圧縮し、さらに好ましくは、加熱圧縮後に再延伸
するポリオレフィンシートの製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、延伸によりポリオ
レフィンシートを製造する方法に関し、より詳細には、
延伸後に圧縮することにより機械的物性及び透明性を改
善し得るポリオレフィンシートの製造方法に関する。
レフィンシートを製造する方法に関し、より詳細には、
延伸後に圧縮することにより機械的物性及び透明性を改
善し得るポリオレフィンシートの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】透明なポリエチレンシートなどのポリオ
レフィンシートは、安価であり機械的性能が良好である
ため、各種包装材に広く用いられている。もっとも、包
装材などの用途に用いる場合、機械的物性及び透明性に
優れていることが強く求められる。
レフィンシートは、安価であり機械的性能が良好である
ため、各種包装材に広く用いられている。もっとも、包
装材などの用途に用いる場合、機械的物性及び透明性に
優れていることが強く求められる。
【0003】特公昭55−31725号公報には、熱可
塑性樹脂のシートまたはフィルムを、その結晶融点もし
くは軟化点より低い温度で圧延するに際し、圧延された
シートまたはフィルムを特定の速度で引き取ることによ
り、厚みムラ、透明度及び機械的物性が改善された熱可
塑性樹脂シートまたはフィルムの製造を可能とする方法
が開示されている。
塑性樹脂のシートまたはフィルムを、その結晶融点もし
くは軟化点より低い温度で圧延するに際し、圧延された
シートまたはフィルムを特定の速度で引き取ることによ
り、厚みムラ、透明度及び機械的物性が改善された熱可
塑性樹脂シートまたはフィルムの製造を可能とする方法
が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術に記載の製造方法により得られた熱可塑性樹脂シ
ートでは、圧延倍率をさほど高くすることができないた
め、機械的物性をより一層高めることは困難であった。
また、上記製造方法で得られた熱可塑性樹脂シートをさ
らに延伸すると、機械的物性は高められるものの、透明
性が損なわれるという問題があった。
行技術に記載の製造方法により得られた熱可塑性樹脂シ
ートでは、圧延倍率をさほど高くすることができないた
め、機械的物性をより一層高めることは困難であった。
また、上記製造方法で得られた熱可塑性樹脂シートをさ
らに延伸すると、機械的物性は高められるものの、透明
性が損なわれるという問題があった。
【0005】よって、本発明の目的は、上述した先行技
術の欠点を解消し、延伸倍率をさらに高めて機械的物性
の向上を図ることができ、かつ透明性に優れたポリオレ
フィンシートを得ることを可能とする製造方法を提供す
ることにある。
術の欠点を解消し、延伸倍率をさらに高めて機械的物性
の向上を図ることができ、かつ透明性に優れたポリオレ
フィンシートを得ることを可能とする製造方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ポリオレフィンを主成分とするシートを延伸した
後、該ポリオレフィンの融点をT℃としたとき、(T−
25)℃〜(T+5)℃の範囲の温度で加熱しつつ圧縮
することを特徴とするポリオレフィンシートの製造方法
である。
は、ポリオレフィンを主成分とするシートを延伸した
後、該ポリオレフィンの融点をT℃としたとき、(T−
25)℃〜(T+5)℃の範囲の温度で加熱しつつ圧縮
することを特徴とするポリオレフィンシートの製造方法
である。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、前記ポリ
オレフィンを主成分とするシートを加熱しながら圧縮し
た後、さらに延伸することを特徴とする。以下、本発明
の詳細を説明する。
オレフィンを主成分とするシートを加熱しながら圧縮し
た後、さらに延伸することを特徴とする。以下、本発明
の詳細を説明する。
【0008】(ポリオレフィン)本発明で用いられるポ
リオレフィンとしては、特に限定されるわけではない
が、例えば、ポリエチレン;ポリプロピレン;1−ブテ
ンや1−ペンテンなどの単独重合体;エチレン、プロピ
レン、1−ブテン、1−ペンテンなどの共重合体であっ
て、共重合成分が好ましくは10重量%以下の共重合体
などを挙げることができ、特に、エチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、1−ペンテンなどと、例えば酢酸ビニ
ル、ビニルアルコール、塩化ビニルもしくはアクリル酸
などのビニル系単量体との共重合体であって、ビニル系
単量体が好ましくは10重量%以下の割合で共重合され
たものを用いることができる。
リオレフィンとしては、特に限定されるわけではない
が、例えば、ポリエチレン;ポリプロピレン;1−ブテ
ンや1−ペンテンなどの単独重合体;エチレン、プロピ
レン、1−ブテン、1−ペンテンなどの共重合体であっ
て、共重合成分が好ましくは10重量%以下の共重合体
などを挙げることができ、特に、エチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、1−ペンテンなどと、例えば酢酸ビニ
ル、ビニルアルコール、塩化ビニルもしくはアクリル酸
などのビニル系単量体との共重合体であって、ビニル系
単量体が好ましくは10重量%以下の割合で共重合され
たものを用いることができる。
【0009】中でも、本発明においては、各種の包装材
で幅広く用いられており、軽量であり、透明性に優れた
高密度ポリエチレンが好適に用いられる。ポリオレフィ
ンとして高密度ポリエチレンを用いる場合、その密度は
0.94g/cm3 以上のものであることが好ましい。
密度が0.94g/cm3 未満の場合には、延伸を行っ
ても強度及び弾性率の向上をあまり望めないことがあ
る。
で幅広く用いられており、軽量であり、透明性に優れた
高密度ポリエチレンが好適に用いられる。ポリオレフィ
ンとして高密度ポリエチレンを用いる場合、その密度は
0.94g/cm3 以上のものであることが好ましい。
密度が0.94g/cm3 未満の場合には、延伸を行っ
ても強度及び弾性率の向上をあまり望めないことがあ
る。
【0010】また、上記高密度ポリエチレンは、そのメ
ルトインデックス(MI)が0.1〜20の範囲にある
ことが好ましく、より好ましくは0.1〜10の範囲に
あることが望ましい。メルトインデックスが0.1より
小さいと、押出機等の成形機に負担がかかることがあ
り、20より大きくなると成形が困難となることがあ
る。
ルトインデックス(MI)が0.1〜20の範囲にある
ことが好ましく、より好ましくは0.1〜10の範囲に
あることが望ましい。メルトインデックスが0.1より
小さいと、押出機等の成形機に負担がかかることがあ
り、20より大きくなると成形が困難となることがあ
る。
【0011】また、本発明において、上記ポリオレフィ
ンとしては、複数種のポリオレフィンをブレンドして用
いてもよい。例えば、上記高密度ポリエチレンに、ポリ
プロピレン、低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、ポリ酢酸ビニル、もしくはポリビニルアル
コールなどの他のポリオレフィンを好ましくはポリオレ
フィン全体の10重量%以下の割合で混入させたもので
あってもよい。
ンとしては、複数種のポリオレフィンをブレンドして用
いてもよい。例えば、上記高密度ポリエチレンに、ポリ
プロピレン、低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、ポリ酢酸ビニル、もしくはポリビニルアル
コールなどの他のポリオレフィンを好ましくはポリオレ
フィン全体の10重量%以下の割合で混入させたもので
あってもよい。
【0012】(ポリオレフィンを主成分とするシート)
本発明において用いられるポリオレフィンを主成分とす
るシートの製造方法については、特に限定されないが、
高密度ポリエチレンを用いた場合を例にとり、製造方法
の一例を説明する。
本発明において用いられるポリオレフィンを主成分とす
るシートの製造方法については、特に限定されないが、
高密度ポリエチレンを用いた場合を例にとり、製造方法
の一例を説明する。
【0013】高密度ポリエチレンを押出機などで溶融成
形する場合、その溶融温度は好ましくは130℃以上、
より好ましくは140℃以上とする。溶融温度が130
℃未満の場合には、高密度ポリエチレンの溶融が不完全
となることがあり、押出機等の成形機に負担がかかるこ
とになる。また、あまり高温で溶融成形すると、ポリエ
チレンが分解し、変色等が発生したり、分子量の低下に
伴う強度の低下などを招くおそれがある。従って、溶融
温度は、実質的に300℃以下で行うのが望ましい。
形する場合、その溶融温度は好ましくは130℃以上、
より好ましくは140℃以上とする。溶融温度が130
℃未満の場合には、高密度ポリエチレンの溶融が不完全
となることがあり、押出機等の成形機に負担がかかるこ
とになる。また、あまり高温で溶融成形すると、ポリエ
チレンが分解し、変色等が発生したり、分子量の低下に
伴う強度の低下などを招くおそれがある。従って、溶融
温度は、実質的に300℃以下で行うのが望ましい。
【0014】上記のようにして高密度ポリエチレンを溶
融させた後、原反シートに成形するが、この成形方法に
ついては特に限定されず、通常のロール成形法やカレン
ダー成形法などを用いることができる。また、原反シー
トの厚みも特に限定されないが、本発明にかかる製造方
法における延伸工程の前に圧延を施さない場合には、5
00μm以下が好ましく、圧延を施す場合には4mm以
下であることが好ましい。
融させた後、原反シートに成形するが、この成形方法に
ついては特に限定されず、通常のロール成形法やカレン
ダー成形法などを用いることができる。また、原反シー
トの厚みも特に限定されないが、本発明にかかる製造方
法における延伸工程の前に圧延を施さない場合には、5
00μm以下が好ましく、圧延を施す場合には4mm以
下であることが好ましい。
【0015】(圧延)本発明においては、ポリオレフィ
ンを主成分とするシートを延伸するに先立ち、用意した
ポリオレフィンを主成分とするシートの厚みが厚い場
合、例えば高密度ポリエチレンを用い、シート厚みが5
00μmを超える場合、機械的強度の向上を図る上で延
伸に先立って圧延を施すことが好ましい。
ンを主成分とするシートを延伸するに先立ち、用意した
ポリオレフィンを主成分とするシートの厚みが厚い場
合、例えば高密度ポリエチレンを用い、シート厚みが5
00μmを超える場合、機械的強度の向上を図る上で延
伸に先立って圧延を施すことが好ましい。
【0016】上記圧延方法は特に限定されず、通常行わ
れている圧延方法、すなわち、一対の互いに反対方向に
回転している圧延ロール間のクリアランスを、原反シー
トの厚みよりも狭くし、圧延ロール間に原反シートを挿
入し、該シートの厚みを減少させると共に長さ方向に伸
長することにより行われる。
れている圧延方法、すなわち、一対の互いに反対方向に
回転している圧延ロール間のクリアランスを、原反シー
トの厚みよりも狭くし、圧延ロール間に原反シートを挿
入し、該シートの厚みを減少させると共に長さ方向に伸
長することにより行われる。
【0017】圧延工程における圧延ロールの温度が低す
ぎると圧下力が大きくなるため、均一な圧延が困難とな
ることがあり、温度が高すぎると原反シートが圧延中に
溶融切れすることがある。従って、圧延工程における圧
延ロールの温度は、高密度ポリエチレンを用いた場合、
好ましくは、70〜125℃、より好ましくは90〜1
20℃とすることが望ましい。
ぎると圧下力が大きくなるため、均一な圧延が困難とな
ることがあり、温度が高すぎると原反シートが圧延中に
溶融切れすることがある。従って、圧延工程における圧
延ロールの温度は、高密度ポリエチレンを用いた場合、
好ましくは、70〜125℃、より好ましくは90〜1
20℃とすることが望ましい。
【0018】また、圧延倍率が低すぎると、圧延の効果
を期待することができないだけでなく、後の延伸工程に
おいて負担がかかることになり、逆に圧延倍率が大きす
ぎると圧下力が大きくなり、均一な圧延が困難となるだ
けでなく、圧延後のシートの厚みが薄くなりすぎて、後
の延伸工程中にシートが切断するおそれがある。従っ
て、圧延倍率は2〜10倍が好ましい。なお、本明細書
において圧延倍率とは、次式により定義される値であ
る。 (圧延倍率)=(原反シートの厚さ)/(原反シートの
圧延後の厚さ)
を期待することができないだけでなく、後の延伸工程に
おいて負担がかかることになり、逆に圧延倍率が大きす
ぎると圧下力が大きくなり、均一な圧延が困難となるだ
けでなく、圧延後のシートの厚みが薄くなりすぎて、後
の延伸工程中にシートが切断するおそれがある。従っ
て、圧延倍率は2〜10倍が好ましい。なお、本明細書
において圧延倍率とは、次式により定義される値であ
る。 (圧延倍率)=(原反シートの厚さ)/(原反シートの
圧延後の厚さ)
【0019】(延伸)本発明の製造方法では、原反シー
トまたは上記のようにして圧延されたシートを延伸する
が、延伸方法についても特に限定されず、通常のロール
延伸法やゾーン延伸法を用いることができる。中でも、
特別な装置を必要とせず、延伸倍率の制御が容易である
ため、生産性に優れたロール延伸法が好適に用いられ
る。
トまたは上記のようにして圧延されたシートを延伸する
が、延伸方法についても特に限定されず、通常のロール
延伸法やゾーン延伸法を用いることができる。中でも、
特別な装置を必要とせず、延伸倍率の制御が容易である
ため、生産性に優れたロール延伸法が好適に用いられ
る。
【0020】延伸に際してのシートの加熱方法について
も、特に限定されず、熱風加熱、熱水加熱、赤外線加熱
またはマイクロ波加熱等の1種以上を用いることができ
るが、中でも、装置が簡便であり、温度制御も容易であ
る熱風加熱が好適に用いられる。
も、特に限定されず、熱風加熱、熱水加熱、赤外線加熱
またはマイクロ波加熱等の1種以上を用いることができ
るが、中でも、装置が簡便であり、温度制御も容易であ
る熱風加熱が好適に用いられる。
【0021】延伸回数についても特に限定されないが、
延伸切れが少なく、安定して延伸が可能であるため、低
延伸倍率の延伸を複数回行う、いわゆる多段延伸法が好
ましい。もっとも、延伸回数を多くすると、安定して延
伸が可能であり、延伸倍率が高くなるものの、装置が大
きくなる。従って、延伸回数は、実質的には5回以下で
あることが好ましい。
延伸切れが少なく、安定して延伸が可能であるため、低
延伸倍率の延伸を複数回行う、いわゆる多段延伸法が好
ましい。もっとも、延伸回数を多くすると、安定して延
伸が可能であり、延伸倍率が高くなるものの、装置が大
きくなる。従って、延伸回数は、実質的には5回以下で
あることが好ましい。
【0022】また、延伸温度は、用いるポリオレフィン
によっても異なるが、例えば高密度ポリエチレンを例に
とると、用いる高密度ポリエチレンの融点をT℃とした
とき、70℃〜T℃の範囲とすることが好ましく、より
好ましくは80℃〜(T−10)℃の範囲とすることが
望ましい。
によっても異なるが、例えば高密度ポリエチレンを例に
とると、用いる高密度ポリエチレンの融点をT℃とした
とき、70℃〜T℃の範囲とすることが好ましく、より
好ましくは80℃〜(T−10)℃の範囲とすることが
望ましい。
【0023】なお、本明細書において、ポリオレフィン
の融点とは、示差走査型熱量測定装置(DSC)などの
熱分析にかけた際に見られる、結晶の融解に伴う吸熱ピ
ークの最大点をいうものとする。
の融点とは、示差走査型熱量測定装置(DSC)などの
熱分析にかけた際に見られる、結晶の融解に伴う吸熱ピ
ークの最大点をいうものとする。
【0024】高密度ポリエチレンを用いた場合、70℃
より低い温度で延伸すると、シートが白化する可能性が
あり、T℃より高い温度では、延伸による強度向上効果
があまり得られず、シートが延伸切れを起こすおそれが
ある。
より低い温度で延伸すると、シートが白化する可能性が
あり、T℃より高い温度では、延伸による強度向上効果
があまり得られず、シートが延伸切れを起こすおそれが
ある。
【0025】延伸倍率は、5倍以上とすることが好まし
く、より好ましくは7倍以上である。延伸倍率が5倍未
満では、シートの強度及び弾性率の向上が望めないこと
がある。なお、本明細書中において、延伸倍率とは、次
式により定義される値である。 (延伸倍率)=(シートの延伸前断面積)/(シートの
延伸後断面積)
く、より好ましくは7倍以上である。延伸倍率が5倍未
満では、シートの強度及び弾性率の向上が望めないこと
がある。なお、本明細書中において、延伸倍率とは、次
式により定義される値である。 (延伸倍率)=(シートの延伸前断面積)/(シートの
延伸後断面積)
【0026】(加熱圧縮)本発明では、延伸されたシー
トを、加熱しつつ圧縮する。加熱圧縮の方法についても
特に限定されないが、ロール間クリアランスがシート
の厚みより狭くされている加熱ロール間に延伸シートを
挿入し、ロールを互いに反対方向に回転させる方法、
加熱した一対の板の間に延伸シートを挿入し、板の間の
クリアランスをシートの厚みよりも狭くした後、延伸シ
ートを引き抜く方法などが挙げられる。もっとも、生産
性を高めることができ、シート表面の傷の低減を図るこ
とができるため、加熱ロール法が好適に用いられる。
トを、加熱しつつ圧縮する。加熱圧縮の方法についても
特に限定されないが、ロール間クリアランスがシート
の厚みより狭くされている加熱ロール間に延伸シートを
挿入し、ロールを互いに反対方向に回転させる方法、
加熱した一対の板の間に延伸シートを挿入し、板の間の
クリアランスをシートの厚みよりも狭くした後、延伸シ
ートを引き抜く方法などが挙げられる。もっとも、生産
性を高めることができ、シート表面の傷の低減を図るこ
とができるため、加熱ロール法が好適に用いられる。
【0027】加熱圧縮に際しての加熱温度については、
用いるポリオレフィンの融点をT℃としたとき、(T−
25)℃〜(T+5)℃の範囲とすることが必要であ
る。(T−25)℃より低い温度で圧縮すると、延伸シ
ートの機械的物性及び透明性が向上せず、(T+5)℃
より高い温度で延伸すると、延伸シートが溶融する可能
性があり、最悪の場合延伸シートが切断する。
用いるポリオレフィンの融点をT℃としたとき、(T−
25)℃〜(T+5)℃の範囲とすることが必要であ
る。(T−25)℃より低い温度で圧縮すると、延伸シ
ートの機械的物性及び透明性が向上せず、(T+5)℃
より高い温度で延伸すると、延伸シートが溶融する可能
性があり、最悪の場合延伸シートが切断する。
【0028】高密度ポリエチレンを用いた場合を例にと
ると、樹脂のグレードによっても融点が異なるが、加熱
圧縮温度は、上記理由により、110〜140℃の範囲
とすることが好ましく、より好ましくは120〜130
℃とすることが望ましい。
ると、樹脂のグレードによっても融点が異なるが、加熱
圧縮温度は、上記理由により、110〜140℃の範囲
とすることが好ましく、より好ましくは120〜130
℃とすることが望ましい。
【0029】(再延伸)本発明においては、請求項2に
記載のように、上記のように加熱圧縮された延伸シート
を、さらに延伸してもよい。この場合の延伸方法につい
ても特に限定されないが、特別な装置を必要とせずかつ
延伸倍率の制御が容易であるため、熱風加熱式のロール
延伸法を用いることが望ましい。
記載のように、上記のように加熱圧縮された延伸シート
を、さらに延伸してもよい。この場合の延伸方法につい
ても特に限定されないが、特別な装置を必要とせずかつ
延伸倍率の制御が容易であるため、熱風加熱式のロール
延伸法を用いることが望ましい。
【0030】また、延伸温度は、使用するポリオレフィ
ンの融点によっても異なるが、高密度ポリエチレンを例
にとると、該高密度ポリエチレンの融点をT℃としたと
き、70℃〜T℃の範囲とすることが好ましく、より好
ましくは80℃〜(T−10)℃の範囲とすることが望
ましい。
ンの融点によっても異なるが、高密度ポリエチレンを例
にとると、該高密度ポリエチレンの融点をT℃としたと
き、70℃〜T℃の範囲とすることが好ましく、より好
ましくは80℃〜(T−10)℃の範囲とすることが望
ましい。
【0031】70℃より低い温度で延伸すると、シート
が白化する可能性があり、融点T℃より高い温度では、
延伸による強度向上効果があまり得られず、シートが延
伸切れを起こすおそれがある。
が白化する可能性があり、融点T℃より高い温度では、
延伸による強度向上効果があまり得られず、シートが延
伸切れを起こすおそれがある。
【0032】また、再延伸に際しての延伸倍率を高くす
ると、機械的物性が向上するため好ましいが、延伸切れ
などのトラブルが発生するおそれがあるので、再延伸に
おいては、実質的には延伸倍率を2倍以下とすることが
好ましい。
ると、機械的物性が向上するため好ましいが、延伸切れ
などのトラブルが発生するおそれがあるので、再延伸に
おいては、実質的には延伸倍率を2倍以下とすることが
好ましい。
【0033】(作用)高密度ポリエチレンなどのポリオ
レフィンを延伸すると、強度及び弾性率を高めることが
できるものの、透明性が低下することが知られている。
これは、高倍率延伸すると、シート内に微小の割れ(ミ
クロクラック)や空孔(ボイド)が発生しているためと
推測される。
レフィンを延伸すると、強度及び弾性率を高めることが
できるものの、透明性が低下することが知られている。
これは、高倍率延伸すると、シート内に微小の割れ(ミ
クロクラック)や空孔(ボイド)が発生しているためと
推測される。
【0034】従って、ポリオレフィンシートを高倍率延
伸すると、上記ミクロクラックやボイドの発生により実
質的な断面積が低下しているためか、引張強度や弾性率
といった機械的物性も期待した程向上しない。加えて、
延伸方向に微小な割れが発生し、高倍率延伸にも限度が
あった。
伸すると、上記ミクロクラックやボイドの発生により実
質的な断面積が低下しているためか、引張強度や弾性率
といった機械的物性も期待した程向上しない。加えて、
延伸方向に微小な割れが発生し、高倍率延伸にも限度が
あった。
【0035】これに対して、本発明の製造方法では、延
伸シートを、上記ポリオレフィンの融点をT℃としたと
きに、(T−25)℃〜(T+5)℃の範囲で加熱しつ
つ圧縮することにより、透明性を損なうことなく、機械
的物性を改善することが可能とされる。これは、延伸に
より生じたミクロクラックやボイド等の多くが加熱圧縮
により消失しているためと推測される。
伸シートを、上記ポリオレフィンの融点をT℃としたと
きに、(T−25)℃〜(T+5)℃の範囲で加熱しつ
つ圧縮することにより、透明性を損なうことなく、機械
的物性を改善することが可能とされる。これは、延伸に
より生じたミクロクラックやボイド等の多くが加熱圧縮
により消失しているためと推測される。
【0036】
【実施例】以下、本発明の非限定的な実施例を挙げるこ
とにより、本発明をより具体的に説明する。
とにより、本発明をより具体的に説明する。
【0037】(実施例1)重量平均分子量=3.3×1
05 、メルトインデックス(MI)=1.0、融点13
5℃の高密度ポリエチレン(日本ポリケム社製、グレー
ド:HY540)を、同方向2軸混練押出機(池貝鉄鋼
社製、PCM30)を用いて樹脂温度約200℃で溶融
混練し、ロール温度を90℃に制御したカレンダー成形
機にて幅70mm及び厚さ1.8mmのシートに成形
し、巻き取った後、120℃に加熱した熱ロール(小平
製作所社製、ロール直径=15.24cm)を用い、9
倍に圧延し、厚み0.2mmの圧延シートを得た。
05 、メルトインデックス(MI)=1.0、融点13
5℃の高密度ポリエチレン(日本ポリケム社製、グレー
ド:HY540)を、同方向2軸混練押出機(池貝鉄鋼
社製、PCM30)を用いて樹脂温度約200℃で溶融
混練し、ロール温度を90℃に制御したカレンダー成形
機にて幅70mm及び厚さ1.8mmのシートに成形
し、巻き取った後、120℃に加熱した熱ロール(小平
製作所社製、ロール直径=15.24cm)を用い、9
倍に圧延し、厚み0.2mmの圧延シートを得た。
【0038】次に、熱風加熱式二段延伸機を用い、延伸
温度100℃で、一段目の延伸倍率を1.8倍、二段目
の延伸倍率を1.6倍とし、上記圧延シートの二段延伸
を行い、厚み0.12mmのシートとした。
温度100℃で、一段目の延伸倍率を1.8倍、二段目
の延伸倍率を1.6倍とし、上記圧延シートの二段延伸
を行い、厚み0.12mmのシートとした。
【0039】次に、延伸されたシートを、115℃に加
熱された熱ロール(小平製作所社製、ロール直径=1
5.24cm)を用い、加熱ロール間のクリアランスを
0.1mmとし、加熱圧縮した。
熱された熱ロール(小平製作所社製、ロール直径=1
5.24cm)を用い、加熱ロール間のクリアランスを
0.1mmとし、加熱圧縮した。
【0040】(実施例2)加熱圧縮に際しての熱ロール
の温度を115℃から125℃に変更したことを除いて
は、実施例1と同様にして、ポリオレフィンシートを得
た。
の温度を115℃から125℃に変更したことを除いて
は、実施例1と同様にして、ポリオレフィンシートを得
た。
【0041】(実施例3)加熱圧縮の温度を115℃か
ら135℃に変更したことを除いては、実施例1と同様
にしてポリオレフィンシートを得た。
ら135℃に変更したことを除いては、実施例1と同様
にしてポリオレフィンシートを得た。
【0042】(実施例4)実施例1で得たポリオレフィ
ンシートを、さらに延伸温度100℃で1.2倍の延伸
倍率で一軸一段延伸した。
ンシートを、さらに延伸温度100℃で1.2倍の延伸
倍率で一軸一段延伸した。
【0043】(実施例5)実施例2で得たポリオレフィ
ンシートを、さらに延伸温度100℃で1.2倍の延伸
倍率で一軸一段延伸した。
ンシートを、さらに延伸温度100℃で1.2倍の延伸
倍率で一軸一段延伸した。
【0044】(実施例6)実施例3で得たポリオレフィ
ンシートを、さらに延伸温度100℃で1.2倍の延伸
倍率で一軸一段延伸した。
ンシートを、さらに延伸温度100℃で1.2倍の延伸
倍率で一軸一段延伸した。
【0045】(比較例1)加熱圧縮を行わなかったこと
を除いては、実施例1と同様にしてポリオレフィンシー
トを得た。
を除いては、実施例1と同様にしてポリオレフィンシー
トを得た。
【0046】(比較例2)加熱圧縮の温度を115℃か
ら105℃に変更したことを除いては、実施例1と同様
にしてポリオレフィンシートを得た。
ら105℃に変更したことを除いては、実施例1と同様
にしてポリオレフィンシートを得た。
【0047】(比較例3)加熱圧縮に際しての温度を1
15℃から145℃に変更したことを除いては、実施例
1と同様とした。
15℃から145℃に変更したことを除いては、実施例
1と同様とした。
【0048】(比較例4)比較例1で得たポリオレフィ
ンシートについて、100℃でさらに1.2倍の延伸倍
率で延伸を試みた。
ンシートについて、100℃でさらに1.2倍の延伸倍
率で延伸を試みた。
【0049】(比較例5)比較例2で得たポリオレフィ
ンシートを、100℃でさらに1.2倍の延伸倍率で延
伸した。
ンシートを、100℃でさらに1.2倍の延伸倍率で延
伸した。
【0050】(得られたシートの評価)上記のようにし
て得られた実施例及び比較例の各ポリオレフィンシート
の引張強度及び引張弾性率を評価した。結果を下記の表
1に示す。
て得られた実施例及び比較例の各ポリオレフィンシート
の引張強度及び引張弾性率を評価した。結果を下記の表
1に示す。
【0051】なお、引張強度及び引張弾性率について
は、引張試験機(オリエンティック社製、機種名:テン
シロン)を用い、試験片を2号ダンベルを用いて作製
し、JIS K 7113に準拠して測定した。
は、引張試験機(オリエンティック社製、機種名:テン
シロン)を用い、試験片を2号ダンベルを用いて作製
し、JIS K 7113に準拠して測定した。
【0052】
【表1】
【0053】実施例1〜3では、加熱圧縮に際しての温
度を115℃、125℃及び135℃と、(T−25)
℃〜(T+5)℃の範囲内で加熱圧縮を行っているため
か、得られたポリオレフィンシートは透明性が良好であ
り、引張強度及び引張弾性率も高い値を示した。特に、
加熱圧縮温度を125℃とした実施例2では、引張強度
及び引張弾性率について優れた結果を示した。
度を115℃、125℃及び135℃と、(T−25)
℃〜(T+5)℃の範囲内で加熱圧縮を行っているため
か、得られたポリオレフィンシートは透明性が良好であ
り、引張強度及び引張弾性率も高い値を示した。特に、
加熱圧縮温度を125℃とした実施例2では、引張強度
及び引張弾性率について優れた結果を示した。
【0054】これに対して、比較例1では、引張強度及
び弾性率が低く、透明性についても、実施例1〜3に比
べると劣っていた。また、比較例2では、加熱圧縮温度
が105℃と低かったためか、引張強度及び引張弾性率
がさほど向上していなかった。
び弾性率が低く、透明性についても、実施例1〜3に比
べると劣っていた。また、比較例2では、加熱圧縮温度
が105℃と低かったためか、引張強度及び引張弾性率
がさほど向上していなかった。
【0055】さらに、比較例3では、加熱圧縮温度を1
45℃と非常に高い温度で行ったため、加熱圧縮中に延
伸シートが溶融し、切断した。また、実施例4〜6で
は、実施例1〜3で得たポリオレフィンシートをさらに
延伸しているため、引張強度及び引張弾性率がより一層
高められ、かつ透明性も損なわれなかった。
45℃と非常に高い温度で行ったため、加熱圧縮中に延
伸シートが溶融し、切断した。また、実施例4〜6で
は、実施例1〜3で得たポリオレフィンシートをさらに
延伸しているため、引張強度及び引張弾性率がより一層
高められ、かつ透明性も損なわれなかった。
【0056】これに対して、加熱圧縮を行わずに再延伸
した比較例4では、延伸中に延伸方向に割れが発生し、
延伸を続行することが不可能であった。また、105℃
で加熱圧縮を行った後、再延伸した比較例5では、比較
例2に比べれば機械的物性が高められているものの、再
延伸を施したとしても、実施例4〜6だけでなく、再延
伸前の実施例1〜3で得られたポリオレフィンシートよ
りも機械的物性が低かった。
した比較例4では、延伸中に延伸方向に割れが発生し、
延伸を続行することが不可能であった。また、105℃
で加熱圧縮を行った後、再延伸した比較例5では、比較
例2に比べれば機械的物性が高められているものの、再
延伸を施したとしても、実施例4〜6だけでなく、再延
伸前の実施例1〜3で得られたポリオレフィンシートよ
りも機械的物性が低かった。
【0057】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、ポリオレフィンを主成分とするシートを延伸し
た後、ポリオレフィンの融点をT℃としたとき、(T−
25)℃〜(T+5)℃の温度範囲で加熱しつつ圧縮す
るため、透明性に優れ、かつ引張強度や引張弾性率など
の機械的物性に優れたポリオレフィンシートを安定に提
供することが可能となる。
よれば、ポリオレフィンを主成分とするシートを延伸し
た後、ポリオレフィンの融点をT℃としたとき、(T−
25)℃〜(T+5)℃の温度範囲で加熱しつつ圧縮す
るため、透明性に優れ、かつ引張強度や引張弾性率など
の機械的物性に優れたポリオレフィンシートを安定に提
供することが可能となる。
【0058】また、請求項1に記載の発明によれば、延
伸後に、特定の温度範囲で加熱圧縮するという単純な工
程により、ポリオレフィンシートの機械的強度を効果的
に高めることができるので、高価な設備も必要としな
い。
伸後に、特定の温度範囲で加熱圧縮するという単純な工
程により、ポリオレフィンシートの機械的強度を効果的
に高めることができるので、高価な設備も必要としな
い。
【0059】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明で得られたポリオレフィンシートをさらに
延伸するため、ポリオレフィンシートの機械的物性をよ
り一層高めることが可能となる。
に記載の発明で得られたポリオレフィンシートをさらに
延伸するため、ポリオレフィンシートの機械的物性をよ
り一層高めることが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 23:00
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリオレフィンを主成分とするシートを
延伸した後、該ポリオレフィンの融点をT℃としたと
き、(T−25)℃〜(T+5)℃の範囲の温度で加熱
しつつ圧縮することを特徴とするポリオレフィンシート
の製造方法。 - 【請求項2】 前記ポリオレフィンを主成分とするシー
トを加熱しながら圧縮した後、さらに延伸することを特
徴とする請求項1に記載のポリオレフィンシートの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13370697A JPH10323892A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | ポリオレフィンシートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13370697A JPH10323892A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | ポリオレフィンシートの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10323892A true JPH10323892A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15110993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13370697A Pending JPH10323892A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | ポリオレフィンシートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10323892A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002022343A1 (fr) * | 2000-09-11 | 2002-03-21 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Feuille etiree en polyolefine et son procede de production |
WO2008001772A1 (fr) | 2006-06-27 | 2008-01-03 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Feuille de polyoléfine de poids moléculaire ultra élevé, moulée par étirement, présentant une excellente transparence et d'excellentes propriétés mécaniques, et son procédé de fabrication |
US8029888B2 (en) | 2008-06-30 | 2011-10-04 | Basell Polyolefine Gmbh | Preparation of transparent high density polyethylene sheets |
-
1997
- 1997-05-23 JP JP13370697A patent/JPH10323892A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002022343A1 (fr) * | 2000-09-11 | 2002-03-21 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Feuille etiree en polyolefine et son procede de production |
WO2008001772A1 (fr) | 2006-06-27 | 2008-01-03 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Feuille de polyoléfine de poids moléculaire ultra élevé, moulée par étirement, présentant une excellente transparence et d'excellentes propriétés mécaniques, et son procédé de fabrication |
US8304064B2 (en) | 2006-06-27 | 2012-11-06 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Stretch-formed sheet of ultra-high molecular weight polyolefin having excellent transparency and mechanical properties, and production method thereof |
US8029888B2 (en) | 2008-06-30 | 2011-10-04 | Basell Polyolefine Gmbh | Preparation of transparent high density polyethylene sheets |
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