JPH10323752A - 溶融金属容器用耐火物の交換方法及び溶融金属容器用耐火物の交換装置 - Google Patents
溶融金属容器用耐火物の交換方法及び溶融金属容器用耐火物の交換装置Info
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- JPH10323752A JPH10323752A JP15302497A JP15302497A JPH10323752A JP H10323752 A JPH10323752 A JP H10323752A JP 15302497 A JP15302497 A JP 15302497A JP 15302497 A JP15302497 A JP 15302497A JP H10323752 A JPH10323752 A JP H10323752A
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Abstract
ができ、しかも溶融金属容器を劣化させることなく、ま
た設備費用を抑えることのできる溶融金属容器用耐火物
の交換方法、及び溶融金属容器用耐火物の交換装置を提
供する。 【解決手段】 複数の出鋼口を備える溶融金属容器1に
取り付けられた耐火物3N1 〜3N6 を交換する溶融金
属容器用耐火物の交換方法であって、前記複数の出鋼口
を複数のグル−プに分け、一のグル−プに属する出鋼口
の耐火物3N1 、3N2 の交換を行った後、溶融金属容
器を鋳造に供し、その後他のグル−プに属する出鋼口の
耐火物3N1 、3N2 の交換を行う。また、耐火物の交
換装置は、溶融金属容器の出鋼口の数より少ない台数が
設置され、前記耐火物の交換装置によって、溶融金属容
器の下面に取り付けられた耐火物の一部を交換するよう
に構成されている。
Description
けるタンディッシュあるいはレ−ドル等の溶融金属容器
に取り付けられたスライドプレ−ト、上ノズル、浸漬ノ
ズル等の耐火物を交換する際、用いられる溶融金属容器
用耐火物の交換装置及び溶融金属容器用耐火物の交換方
法に関する。
おいて、タンディッシュ及びレードル(以下溶融金属容
器と称す)等の底部には溶融金属の出鋼口が設けられて
おり、この出鋼口には出鋼量を制御するための流量制御
装置が設置されている。
えば、図8に示すように、容器本体100の内側には内
張りレンガ101が張り付けられており、また溶融金属
が出鋼する出鋼口102の近傍には、羽口ブロック10
3が設置されている。そして、この羽口ブロック103
に形成された取付孔に上ノズル104が組付けられ、上
ノズル104の下方には溶融金属の出鋼量を制御するス
ライドプレ−トを有する流量制御装置105が設置さ
れ、この流量制御装置105には浸漬ノズル106が着
脱自在に設置されている。またこの浸漬ノズル106に
は、浸漬ノズル106の着脱作業を容易にするために、
左右方向にロッドまたはアーム107を突設した着脱用
のノズルホルダ−108がノズル本体106aの基端部
に着脱自在に取付けられている。
レ−トを保持するカセット及びスライドプレ−トをカセ
ットに固定するクランプ装置を有しているが、図8には
示されていない。また浸漬ノズル106を流量制御装置
105に取り付ける取り付け装置についても、図8には
示されていない。
浸漬ノズル等の耐火物は、高耐熱・耐蝕性を有する材質
によって形成されているが、鋳造行程において使用され
るにつれて溶損するため、所定時間使用した後、新しい
耐火物に交換される。この交換作業は、容器内の溶鋼を
全て注湯した後になされるため、耐火物はかなり高温に
なっており、極めて危険度が高く、しかも重労働でもあ
った。また人手作業によって行っていたため、作業能率
が好ましいものではなかった。
−66268号公報に示されるものが、提案されてい
る。この提案されている交換装置について、図9に基づ
いて説明する。尚、図9は交換装置の全体平面図であ
る。タンディッシュ100は保持装置(図示せず)によ
りその底面100aが起立面となるように傾転姿勢に保
持されている。110はスライドプレ−ト115等を交
換する交換ヤ−ドであって、この交換ヤ−ド110に
は、レール111が敷設され、このレール111上を移
動可能にスライドプレ−ト着脱装置112及び上ノズル
抜き取り装置、ノズル受加工装置、清掃装置及び上ノズ
ルセット装置より構成された上ノズル交換装置113が
設置されている。
(図示せず)と、該台車上に固定設置された第1ベース
部112aと、該第1ベース部112a上に回転軸を介
して水平方向に回動自在に設置された第2ベース部11
4とを備えている。第2ベース部114には、スライド
プレ−ト115の保持を行うためのスライドプレ−ト保
持機構116が設けられている。116aはスライドプ
レ−ト115を2点ないし4点で把むためのアームであ
る。なお、第2ベース部114にはこのスライドプレ−
ト保持機構116が2台設けられている。一方のスライ
ドプレ−ト保持機構116はスライドプレ−トの取外し
用のものであり、他方のスライドプレ−ト保持機構はス
ライドプレ−トの装着用である。
ず)と、該台車上に設けられた第1ベース部117と、
該第1ベース部117の上側に水平方向に回動可能に設
置された第2ベース部118を備えている。該第2ベー
ス部118には、タンディッシュ100の上ノズルの抜
取装置119と、該上ノズルが挿入されてる孔(ノズル
受け)の内面のモルタル及びレンガ屑等を加工除去する
加工装置120と、該ノズル受け内面の清掃装置121
と、新しい上ノズルをノズル受けに装入するための上ノ
ズルセット装置122とが設けられている。また、第1
ベース部117には上ノズル交換装置113の位置決め
機構123が設けられている。第9図の124はタンデ
ィッシュ100に設けられたスライドプレ−ト115の
クランプ装置を示す。
交換を行うには、まずタンディッシュ100を交換ヤ−
ドに移動させ、溶融金属容器保持装置により該タンディ
ッシュ100の底面100aが起立面となるように傾転
した姿勢とする。そして、まず上ノズルやスライドプレ
−ト耐火物のノズル内を図示しない装置を用いて酸洗
(酸素吹きつけ洗浄)する。次に、スライドプレ−ト着
脱装置112を底面100aに対峙させ、スライドプレ
−ト115を該スライドプレ−ト着脱装置112で保持
する。
ているクランプ装置124のクランプ状態を解除した
後、スライドプレ−ト115をタンディッシュ底面10
0aから取り外す。スライドプレ−ト着脱装置112
は、この取り外したスライドプレ−ト115を整備ヤー
ド125に運び、該整備ヤード125にスライドプレ−
ト115を置くと共に、代わりに整備済みスライドプレ
−ト115を保持する。
ている間に、タンディッシュ底面100aに上ノズル交
換装置113を対峙させ、抜取装置119で上ノズル1
04を羽口ブロック103から引き抜く。次いで、加工
装置120でモルタル及びレンガ屑等を加工除去する。
そして、上ノズル交換装置113の清掃装置121で羽
口ブロック103のノズル孔を清掃した後、新しい上ノ
ズル104の外側にモルタルを塗布するか又は耐火性パ
ッキンを取り付け、ノズル孔に装着する。その後、上ノ
ズル交換装置113をタンディッシュ底面100aから
退避させる。
わりにスライドプレ−ト着脱装置112をタンディッシ
ュ底面100aに対峙させ、該スライドプレ−ト着脱装
置に保持されていた整備済みのスライドプレ−ト115
に振動を加えながら押圧し、該スライドプレ−ト115
をタンディッシュ底面100aに装着する。このスライ
ドプレ−ト115はクランプ装置124によりクランプ
される。
れたタンディッシュ100は、その後予熱され、鋳造に
用いられる。この間に、整備ヤード125において取り
外されたスライドプレ−ト115の整備が行われる。
に示した溶融金属容器は、その底面に1つの出鋼口が設
けられたものである。しかしながら、今日、溶融金属容
器は、鋳造工程の能率向上のため、複数の出鋼口が設け
られたものが用いられる傾向にある。そのため、前記し
た従来の交換装置を用いて、それぞれの出鋼口の耐火物
を交換しようとすると、すべての耐火物を交換するに
は、かなりの長時間を必要とする。この交換時間が長く
なると、溶融金属容器は外気によって冷却されるため、
鋳造工程に用いる前に、溶融金属容器を予熱しなれけば
ならなく、この予熱によって、予熱のための燃料の消費
によるコスト高、また冷却によって溶融金属容器の劣化
を招くという技術的課題があった。
して、前記した従来の交換装置を設け、全ての出鋼口の
耐火物を同時に交換するようにすれば、耐火物の交換作
業は短時間で終了する。しかしながら、出鋼口に対応し
た台数の交換装置を設置することは、多大の設備費用が
かかるという課題があった。
決するためになされたものであり、耐火物の交換作業を
短時間で終了させることができ、しかも溶融金属容器に
使用されている耐火物を劣化させることなく、また設備
費用を抑えることのできる溶融金属容器用耐火物の交換
方法、及び溶融金属容器用耐火物の交換装置を提供する
ことを目的とする。
容器用耐火物の交換方法は、複数の出鋼口を備える溶融
金属容器に取り付けられた耐火物を交換する溶融金属容
器用耐火物の交換方法であって、前記複数の出鋼口を複
数のグル−プに分け、一のグル−プに属する出鋼口の耐
火物の交換を行った後、溶融金属容器を鋳造に供し、そ
の後他のグル−プに属する出鋼口のンドの耐火物の交換
を行うように、各グル−プ毎に前記耐火物の交換を行う
ことを特徴としている。
物の交換方法は、複数の出鋼口を備える溶融金属容器に
取り付けられた浸漬ノズルを交換する溶融金属容器用耐
火物の交換方法であって、前記複数の出鋼口を複数のグ
ル−プに分け、一のグル−プに属する出鋼口の浸漬ノズ
ルの交換を行った後、溶融金属容器を鋳造に供し、その
後他のグル−プに属する出鋼口の浸漬ノズルの交換を行
うように、各グル−プ毎に浸漬ノズルの交換を行うこと
を特徴としている。
物の交換方法は、複数の出鋼口を備える溶融金属容器に
取り付けられた上ノズル、スライドプレ−トを交換する
溶融金属容器用耐火物の交換方法であって、前記複数の
出鋼口を複数のグル−プに分け、一のグル−プに属する
出鋼口の上ノズル、スライドプレ−トの交換を行った
後、溶融金属容器を鋳造に供し、その後他のグル−プに
属する出鋼口の上ノズル、スライドプレ−トの交換を行
うように、各グル−プ毎に前記上ノズル、スライドプレ
−トの交換を行うことを特徴としている。
火物の交換方法は、複数の出鋼口を備える溶融金属容器
に取り付けられた上ノズル、スライドプレ−トを交換す
る溶融金属容器用耐火物の交換方法であって、前記複数
の出鋼口を複数のグル−プに分け、一のグル−プに属す
る第1の出鋼口における第1の交換作業の後、そのグル
−プの第2の出鋼口において前記第1の交換作業と同一
の作業を行い、その後、前記第1の出鋼口において第2
の交換作業を行い、その後、前記第2の出鋼口において
前記第2の交換作業と同一の作業を行い、一のグル−プ
に属する各出鋼口の上ノズル、スライドプレ−トを交換
した後、溶融金属容器を鋳造に供し、その後他のグル−
プに属する各出鋼口の上ノズル、スライドプレ−トの交
換を行うように、グル−プ毎に前記上ノズル、スライド
プレ−トの交換を行うことを特徴としている。ここで、
好ましくは前記複数の出鋼口を、2乃至4つのグル−プ
に分けるのが、望ましい。
物の交換装置は、複数の出鋼口を備える溶融金属容器に
取り付けられた複数の浸漬ノズルを交換する溶融金属容
器用耐火物の交換装置であって、前記溶融金属容器の下
方に敷設された一対のレ−ルと、前記レ−ルを走行する
浸漬ノズル交換台車と、前記浸漬ノズル交換台車に設置
された、溶融金属容器の浸漬ノズルを交換する浸漬ノズ
ル交換装置とを備え、前記浸漬ノズル交換台車には、溶
融金属容器の出鋼口の数より少ない台数の浸漬ノズル交
換装置が設置され、前記浸漬ノズル交換装置によって、
溶融金属容器の下面に取り付けられた一部の浸漬ノズル
を交換するように構成されていることを特徴としてい
る。
物の交換装置は、複数の出鋼口を備える溶融金属容器に
取り付けられた上ノズル、スライドプレ−トを交換する
溶融金属容器用耐火物の交換装置であって、溶融金属容
器の側方に敷設された一対のレ−ルと、前記レ−ル上を
走行する上ノズル、スライドプレ−ト交換台車を備え、
前記上ノズル、スライドプレ−ト台車には、溶融金属容
器の出鋼口の数より少ない台数の上ノズル、スライドプ
レ−ト交換装置が設置され、溶融金属容器の下面に取り
付けられた上ノズル、スライドプレ−トを交換するよう
に構成されていることを特徴としている。
装置は、上ノズル、スライドプレ−トを交換をするため
のハンド及び前記ハンドが装着されるロボットとを備
え、前記ロボットは溶融金属容器の2つの出鋼口の上ノ
ズル、スライドプレ−トを交換可能に、その動作範囲が
設定されていることを特徴としている。
は、前記上ノズル、スライドプレ−ト交換装置に対して
スライドプレ−トを供給するスライドプレ−ト供給装置
と、上ノズル、スライドプレ−ト交換装置に対して上ノ
ズルを供給する上ノズル供給装置とを備えているのが望
ましい。
器用耐火物の交換方法は、前記複数の出鋼口を複数のグ
ル−プに分け、一のグル−プに属する出鋼口の耐火物の
交換を行い、その後前記溶融金属容器を鋳造に供する。
そして、交換されていない他のグル−プに属する出鋼口
の耐火物に交換の必要が生ずると、かかるグル−プに属
する出鋼口の耐火物の交換を行う。このように、出鋼口
を複数のグル−プに分け、そのグル−プ毎に耐火物の交
換作業を行うため、すべての出鋼口の耐火物を交換する
場合に比べて、短時間で作業を終了させることができ
る。そのため、溶融金属容器を予熱する必要もなく、溶
融金属容器に使用されている耐火物を劣化させることも
ない。また、全ての出鋼口の数に対応して交換装置が設
けられていないため、設備費用を抑えることができる。
物の交換方法は、浸漬ノズルの交換に適用することがで
き、この場合、複数の出鋼口を複数のグル−プに分け、
一のグル−プに属する出鋼口の浸漬ノズルの交換を行っ
た後、溶融金属容器を鋳造に供し、その後他のグル−プ
に属する出鋼口の浸漬ノズルの交換を行う。
物の交換方法は、上ノズル、スライドプレ−トの交換に
適用することができ、この場合、前記複数の出鋼口を複
数のグル−プに分け、一のグル−プに属する出鋼口の上
ノズル、スライドプレ−トの交換を行った後、溶融金属
容器を鋳造に供し、その後他のグル−プに属する出鋼口
の上ノズル、スライドプレ−トの交換を行う。
ル、スライドプレ−トを効率よく交換することができ、
溶融金属容器を予熱する必要もなく、溶融金属容器に使
用されている耐火物を劣化させることもない。また、全
ての出鋼口に対応して交換装置が設けられていないた
め、設備費用を抑えることができる。
物の交換方法は、前記複数の出鋼口を複数のグル−プに
分け、一のグル−プに属する第1の出鋼口における第1
の交換作業の後、そのグル−プの第2の出鋼口において
前記第1の交換作業と同一の作業を行い、その後、前記
第1の出鋼口において第2の交換作業を行い、その後、
前記第2の出鋼口において前記第2の交換作業と同一の
作業を行い、一のグル−プに属する各出鋼口の上ノズ
ル、スライドプレ−トを交換した後、溶融金属容器を鋳
造に供し、その後他のグル−プに属する各出鋼口の上ノ
ズル、スライドプレ−トの交換を行う。このように、同
一のグル−プに含まれる各出鋼口の上ノズル、スライド
プレ−トに対して一の作業を行い、その一の作業終了の
後、前記上ノズル、スライドプレ−トに対して他の作業
を行うため、ロボットに装着される作業ハンドの交換回
数を減らすことができ、交換作業の能率を向上させるこ
とができる。
2乃至4つのグル−プに分けるのが、望ましい。このよ
うに、溶融金属容器の複数の出鋼口は2乃至4つのグル
−プに分けられ、そのグル−プ毎に交換がなされるた
め、2回乃至4回の交換によって、溶融金属容器に取り
付けられている耐火物の全てを交換することができる。
ここで、2回乃至4回の交換が望ましいのは、1回の交
換作業で浸漬ノズルの全てを交換することは交換装置の
台数が多くなり、設備費用が多大となるからである。一
方、5回以上では交換作業を頻繁に行わなければなら
ず、却って鋳造工程の製造効率の低下を招くからであ
る。
物の交換装置は、前記溶融金属容器の下方に敷設された
一対のレ−ルと、前記レ−ルを走行する浸漬ノズル交換
台車と、前記浸漬ノズル交換台車に設置された、溶融金
属容器の浸漬ノズルを交換する浸漬ノズル交換装置とを
備え、前記浸漬ノズル交換台車には、溶融金属容器の出
鋼口の数より少ない台数の浸漬ノズル交換装置が設置さ
れている。そのため、複数の出鋼口を複数のグル−プに
分け、一のグル−プに属する出鋼口の浸漬ノズルの交換
を行った後、溶融金属容器を鋳造に供し、その後他のグ
ル−プに属する出鋼口の浸漬ノズルの交換を行う。この
ように、グル−プ毎に浸漬ノズルの交換を行うため、す
べての浸漬ノズルの耐火物を交換する場合に比べて、短
時間で作業を終了させることができる。その結果、溶融
金属容器を予熱する必要もなく、溶融金属容器に使用さ
れている耐火物を劣化させることもない。また、全ての
浸漬ノズルに対応して交換装置が設けられていないた
め、設備費用を抑えることができる。
物の交換装置は、溶融金属容器の側方に敷設された一対
のレ−ルと、前記レ−ル上を走行する上ノズル、スライ
ドプレ−ト交換台車を備え、前記上ノズル、スライドプ
レ−ト台車には、溶融金属容器の出鋼口の数より少ない
上ノズル、スライドプレ−ト交換装置が設置されてい
る。
り少ない台数の上ノズル、スライドプレ−ト交換装置に
よって、グル−プ毎に上ノズル、スライドプレ−トの交
換を行うため、すべての上ノズル、スライドプレ−トの
耐火物を交換する場合に比べて、短時間で作業を終了さ
せることができる。その結果、溶融金属容器を予熱する
必要もなく、溶融金属容器に使用されている耐火物を劣
化させることもない。また、全ての上ノズル、スライド
プレ−トに対応した交換装置が設けられていないため、
設備費用を抑えることができる。
装置は、上ノズル、スライドプレ−トを交換をするため
のハンド及び前記ハンドが装着されるロボットとを備
え、前記ロボットは溶融金属容器の2つの出鋼口の上ノ
ズル、スライドプレ−トを交換可能に、その動作範囲が
設定されているため、1台の上ノズル、スライドプレ−
ト交換装置によって、2ストランドの上ノズル、スライ
ドプレ−トを交換をすることができる。
スライドプレ−ト供給装置と上ノズル供給装置とが備え
られている場合には、効率よく交換作業を行うことがで
きる。
用耐火物の交換装置の実施形態について詳述する。ここ
で、金融金属容器用耐火物としては、例えば、浸漬ノズ
ル、上ノズル、スライドプレ−トがあり、まず、浸漬ノ
ズルを交換する溶融金属容器用耐火物交換装置(以下、
浸漬ノズル交換装置という)について、図1至図5に基
づいて説明する。尚、図1は、前記装置の正面図であ
り、図2は図1の側面を示す側面図である。また、図3
乃至図5は本発明にかかる浸漬ノズル交換装置の1つの
ノズル交換装置を示し、図3は平面図、図4は側面図、
図5は正面図である。
浸漬ノズル交換装置の概略構成について説明する。図に
示すように、1は連続鋳造装置におけるタンディッシュ
あるいはレ−ドル等の溶融金属容器であって、6個の出
鋼口を備えた溶融金属容器である。即ち、前記溶融金属
容器1の下面には浸漬ノズル取付装置2を介して、6本
の複数の浸漬ノズル3(3N1 〜3N6 )が取り付けら
れている。この前記溶融金属容器1は図示しない保持手
段によって、溶融金属容器台車4に載置されている。
尚、図1には、その溶融金属容器台車4の右側の一部分
のみが表わされている。
aが設けられ、前記溶融金属容器台車4の鋳造ヤ−ドと
耐火物交換ヤ−ド間に設された一対のレ−ル5上を走行
可能に構成されている。即ち、溶融金属容器1は、前記
溶融金属容器台車4によって、鋳造ヤ−ドから耐火物交
換ヤ−ドへ、また耐火物交換ヤ−ドから鋳造ヤ−ドへ搬
送されるように構成されている。
−ル5間であって、しかも前記レ−ル5よりも低い位置
に設けられた一対のレ−ル6上を走行可能な浸漬ノズル
交換台車7が設けられ、この浸漬ノズル交換台車7には
2つのノズル交換装置8(8a、8b)が載置されてい
る。この浸漬ノズル交換台車7の車輪7aは、図2に示
すように前記台車7の両側面に設けられ、高さを低く抑
えるように構成されている。尚、前記浸漬ノズル交換台
車7の左端部(前端部)には溶融金属容器内の残滓を廃
棄する廃棄ポット9が設けられている。
各ノズル交換装置8等の動作を制御するための信号ケ−
ブル10が導出され、前記信号ケ−ブル10から制御信
号を受けて、ノズル交換装置8は所定の動作をなすよう
に構成されている。尚、図中、11は信号ケ−ブル10
のメインテナンスデッキを示し、12は作業者を示して
いる。
交換台車7に載置された1つのノズル交換装置について
説明する。このノズル交換装置は、溶融金属容器1の下
面に取り付けられた浸漬ノズル3を取り外すための取外
しハンド21と、取り外した浸漬ノズルを収納するノズ
ル収納部22と、新しい浸漬ノズルを予熱する予熱炉2
3と、予熱された浸漬ノズルを溶融金属容器の下面に取
り付けるための取付けハンド24と、予熱された浸漬ノ
ズルを溶融金属容器の下面に取り付ける際、浸漬ノズル
の上部にモルタルからなるパッキンを取り付けるための
パッキン装着装置25と、浸漬ノズルを取り外した後、
ダボ面に付着した溶融金属の残滓を切削するためのダボ
面切削装置26と、前記基台20を溶融金属容器1に対
して、位置決めするための位置決めピン27が備えられ
ている。
ル交換台車7の進行方向に対して、前後方向に移動可能
な第1の基台28と、前記第1の基台28と直角方向
(左右方向)に移動可能な第2の基台29とを備え、ま
た前記第2の基台29と基台20との間にはボ−ルベア
リング30が介装されている。そして、前記した取外し
ハンド21、収納部22、予熱炉23等のノズル交換の
ための各装置は、基台20上に搭載されている。
9、基台20の関係について説明すると、第1の基台2
8は浸漬ノズル交換台車7に固定されたピストンシリン
ダ(図示せず)によって、浸漬ノズル交換台車7上に付
設されたレ−ル7b上を前後方向に移動することがで
き、また前記第2の基台29は第1の基台28上に固定
されたピストンシリンダ31によって、第1の基台28
上に付設されたレ−ル28a上を左右方向に移動するこ
とができるように構成されている。
台20との間に装着されたボ−ルベアリング30によっ
て、水平面上、あらゆる方向に一定量移動できるように
構成されている。また、図示しないが、前記基台20を
第2の基台29に対して、ボ−ルベアリング30による
移動を阻止して、両者を一体的に固定する固定手段が設
けられている。
基台20が構成されているため、基台20の位置が正規
の位置からずれている場合には、基台20に搭載された
位置決めピン27が、後述する溶融金属容器1の下面に
設けられた位置決めブロック36と係合する際、基台2
0は正規な位置に移動する。そしてその正規な位置の状
態において、前記基台20を第2の基台29に固定手段
により固定する。これによって、基台20上の各装置は
正規な位置に置かれると共に、第2の基台29に対して
固定された状態となる。そして、ピストンシリンダ31
等を動作させることによって、第1の基台28、第2の
基台29を浸漬ノズル交換台車7に対して、前後左右方
向に移動させる。
れた浸漬ノズル3を取り外すための取外しハンド21、
及び浸漬ノズルを溶融金属容器の下面に取り付けるため
の取付けハンド24について詳細に説明すると、ハンド
21、ハンド24の形状は図3に示すようにその先端は
二又状に形成されており、図8に示す浸漬ノズルホルダ
−108に形成された係合ピン107aと係合するよう
に構成されている。
ンド21を昇降させるピストンシリンダ32が取り付け
られ、前記ハンド21を上下方向に移動できるように形
成されている。また、予熱された浸漬ノズルを溶融金属
容器の下面に取り付けるための取付けハンド24も同様
に、ピストンシリンダ33が取り付けられ、前記ハンド
24を上下方向に移動できるように形成されている。
尚、この実施の形態では取外しハンド21、取付けハン
ド24を別体ものとして説明したが、1つのハンドによ
って取外し及び取付け動作を行うように構成しても良
い。
23には、予熱バーナ−34が設けられ、予熱バーナ−
34からの火炎が前記予熱炉23内に導入され、浸漬ノ
ズル3を加熱するように構成されている。尚、図2に示
すように予熱炉23の上方には、排気ダクト37が設け
られ、予熱炉23から排ガスを外部に排気するように構
成されている。この排気ダクト37は図2にのみ示し、
他の図面では省略されている。
容器1の下面に取り付ける際に用いられる、浸漬ノズル
3の上部にモルタル製のパッキンを取付けのためのパッ
キン装着装置25は、吸着ヘッド25aと、前記吸着ヘ
ッド25aを上下方向と回動させる駆動源とを備え、図
示しないパッキン載置テ−ブルに置かれたパッキンを前
記吸着ヘッド25aで吸着し、前記駆動源によって吸着
ヘッド25aを移動させ、前記パッキンを浸漬ノズル3
の上部に取付けるように構成されている。
3を取り外した後、浸漬ノズル3の上端面が接するダボ
面に付着している残滓を取り除くための装置であって、
カッタ−26aと、前記カッタ−26aを回転させる駆
動源26bと、前記カッタ−26aの昇降を行うピスト
ンシリンダ26cとから構成されている。
して、位置決めするための位置決めピン27には、前記
ピン27の昇降を行うピストンシリンダ35が設けら
れ、位置決めする際には、前記位置決めピン27を上昇
させ、図2に示した溶融金属容器1の下面に設けられた
位置決めブロック36に係合させることによって、位置
決めがなさせるように構成されている。
の動作について説明する。この実施形態は、6個の出鋼
口を3つのグル−プに分け、3回の交換作業によって、
溶融金属容器1に取り付けられている全ての浸漬ノズル
を交換するものである。まず、準備工程として、第1、
第2のノズル交換装置8a、8bの予熱炉23内に浸漬
ノズル3を装填し加熱し、浸漬ノズル3の予熱状態を維
持する。この実施形態にあっては、2本の浸漬ノズル3
が装填される。そして、浸漬ノズル3の交換を行う必要
のある溶融金属容器1が発生すると、その溶融金属容器
台車4を、鋳造ヤ−ドから耐火物交換ヤ−ドに移動させ
る。また一方、浸漬ノズル交換台車7を溶融金属容器台
車4の下方を移動させ、廃棄ポット9を交換を必要とす
る第1のグル−プに属する浸漬ノズル3N1 、3N2 の
真下で停止させ、溶融金属容器内に残ってる残滓を廃棄
ポット9に廃棄する。浸漬ノズル3N1 、3N2 につい
て残滓の廃棄が終了すると、第1、第2のノズル交換装
置8a、8bを交換を必要とする浸漬ノズル3N1 、3
N2 の真下に位置するように、浸漬ノズル交換台車7を
停止させる。
8bの位置決めピン27をピストンシリンダ35によっ
て上昇させ、前記ピン27を溶融金属容器1の下面に設
けられた位置決めブロック36に係合させる。このとき
基台20が溶融金属容器1に対して位置ずれしている場
合には、基台20はボ−ルベアリング30によって自由
状態となっているため、位置決めピン27がブロック3
6に係合することによって、基台20は位置ずれを修正
する方向に移動する。
いて、基台20を第2の基台29に固定する。この位置
を原点位置として、信号ケ−ブル10からの制御信号を
受けて各シリンダを動作させ、第1、第2の基台を移動
させることによって、予熱炉23、ダボ面切削カッタ2
6等の各装置は浸漬ノズル取付け装置2の真下に位置す
る。尚、基台20の位置ずれを修正し、基台20を第2
の基台29に固定した後は、位置決めピン27とブロッ
ク36との係合は解かれる。
ノズル収納部22が浸漬ノズル取付け装置2の真下に位
置している。この状態から、ピストンシリンダ32によ
って、取外しハンド21を上昇させ、浸漬ノズル取付け
装置2を解放し、浸漬ノズル3N1 、3N2 のホルダ−
に設けられたピンに前記ハンド21を係合させることに
よって、浸漬ノズルN1 、3N2 を受け取る。浸漬ノズ
ル3N1 、3N2 を受け取った後、ピストンシリンダ3
2を収縮させ、ハンド21を下降させて、前記浸漬ノズ
ルN1 、3N2 を収納部22に格納する。
ボ面に付着した溶融金属の残滓を取り除くことが行われ
る。まず、第2の基台29を第1の基台28に対して移
動させ、ダボ面切削装置26を浸漬ノズル3の取付け位
置の真下に位置させる。その後、カッタ−26aを駆動
源26bによって回転させながら、ピストンシリンダ2
6cによって上昇させ、ダボ面に付着した溶融金属の残
滓を取り除く。この残滓の取り除きが終了すると、前記
ピストンシリンダ36cを収縮させ、カッタ−26aを
初期の状態に戻し、ダボ面の切削を終了する。
台29を、浸漬ノズル交換台車7に対して移動させ、取
付けハンド24及び予熱炉23を浸漬ノズル3の取付け
位置の真下に位置させる。このとき、排気ダクト37は
浸漬ノズル交換台車7に固定されているため、取付けハ
ンド24及び予熱炉23が移動することによって、取付
けハンド24及び予熱炉23の上方から、排気ダクト3
7は取り除かれる。
せ、予熱されている浸漬ノズル3の上部にパッキンを装
着する。パッキンが装着された浸漬ノズル3は取付けハ
ンド24によって上方に持ち上げられ、前記浸漬ノズル
3は、浸漬ノズル取付装置2に取り付けられる。浸漬ノ
ズル取付装置2に浸漬ノズル3が取り付けられた後、取
付けハンド24は下降し、初期状態に復帰する。
換装置8a、8bにおいて同時になされ、第1のグル−
プに属する2つの出鋼口の浸漬ノズル3N1 、3N2 の
交換が終了する。この一連の動作が終了した後、溶融金
属容器1が載置された溶融金属容器台車4は耐火物交換
ヤ−ドから鋳造ヤ−ドに移動し、鋳造に供される。ま
た、浸漬ノズルをノズル収納部22に格納した第1、第
2のノズル交換装置8a、8bは、浸漬ノズル交換台車
7によって待機ヤ−ドに移動し、ノズル収納部21に収
納された浸漬ノズルを排出すると共に、予熱炉23内に
新たに浸漬ノズルを装填し、浸漬ノズルを加熱状態とな
し待機する。
口の浸漬ノズル3N3 、3N4 の交換の必要性が生ずる
と、溶融金属容器1が載置された溶融金属容器台車4は
鋳造ヤ−ドから耐火物交換ヤ−ドに移動し、前述の動作
が繰り返され、前記浸漬ノズル3N3 、3N4 の交換が
なされ、交換終了後、鋳造に供される。更に、第2のグ
ル−プに属する出鋼口の浸漬ノズル3N5 、3N6 の交
換の必要性が生ずると、前述の動作が繰り返され、浸漬
ノズルの交換がなされる。
器の浸漬ノズルを、3つのグル−プに分け、2つのノズ
ル交換装置を用いて3回の交換作業を、順次行うように
なしているため、1台の浸漬ノズル交換装置を用いて、
浸漬ノズルを交換する場合に比べて、短時間でその作業
を終了させることができる。また、短時間で交換作業が
終了するため、溶融金属容器の予熱する必要もない。更
に、溶融金属容器の全ての出鋼口に対応して浸漬ノズル
交換装置が設けられていないため、設備費用も安価に抑
えることができる。
グル−プに分け、2台のノズル交換装置を用いて3回の
交換作業を行うようになしているが、出鋼口を2つのグ
ル−プに分け、3台のノズル交換装置を用いて2回の交
換作業を行うようにしても良い。
する溶融金属容器用耐火物の交換装置(以下、SN交換
装置という)について、図6、図7に基づいて説明す
る。尚、図6は図7の正面を表しているが、簡略化して
SN交換装置が設置されている台車(以下、SN交換台
車という)及び後述する作業用ロボットのみ表してい
る。
ル39上を走行可能に構成され、そのSN交換台車40
には、SN交換装置の他、上ノズル、スライドプレ−ト
交換するために用いられ各種装置が設置されている。具
体的には、図6に示すように、SN交換台車40には、
ア−ムの先端部分にオ−トツ−ルチェンジャ−(以下、
ATC)41aを有する作業用ロボット41が搭載され
ている。この作業用ロボット41は、図6に示すように
SN交換台車の移動を伴うことなく、所定の位置に停止
した状態で2つの出鋼口の上ノズル、スライドプレ−ト
を交換できるように、その動作範囲が設定されている。
各種作業を行う各種ハンド、即ち作業開始前において前
記ロボット41と溶融金属容器1との位置関係を計測す
る位置測定用ハンド42と、スライドプレ−トを保持し
ているカセットのクランパの開閉を行うクランパ駆動ハ
ンド43と、スライドプレ−トの脱着に用いられるプレ
−ト交換用のハンド44と、前記した押抜き装置によっ
て押抜かれる上ノズルを受けるために用いられる上ノズ
ル受けハンド45、新たな上ノズルを装着するために用
いられる上ノズル取り付けハンド46と、羽口内に残留
したモルタルを除去する羽口はつりハンド47と、羽口
はつり作業終了後、仕上げ削りを行うために用いられる
羽口清掃ハンド48と、上ノズルダボ面に付着したモル
タルを除去するために用いられる上ノズルダボ面切削ハ
ンド49と、上ノズルを取り付けた際に、付着するモル
タルを除去するモルタル清掃ハンド50と、スライドプ
レ−トを保持しているカセットのスライドプレ−ト取付
け部及びその周囲に付着したモルタルを清掃するカセッ
ト清掃ハンド51とが、配置されている。尚、図6には
示されていないが、上ノズルを引く抜くことによって取
り外すための上ノズル引抜きハンドを配置してもよい。
この場合、前記した押抜き装置は設ける必要がない。
は、使用済み上ノズルを廃棄するための上ノズル廃棄箱
52と、使用済みスライドプレ−トを廃棄するためのス
ライドプレ−ト廃棄箱53と、新しいスライドプレ−ト
を前記作業用ロボット41に供給するスライドプレ−ト
供給装置54が設置されている。更に、スライドプレ−
ト供給装置54に隣接して、回転テ−ブル上に載置され
た上ノズルを前記作業用ロボット41に供給する上ノズ
ル供給装置55が設置されている。また前記上ノズル供
給装置55上の上ノズルの外周囲にモルタルを塗布する
モルタル塗布装置56が設置されている。
新しいスライドプレ−トが置かれるスライドプレ−ト収
納部57と、前記スライドプレ−ト収納部57からスラ
イドプレ−ト供給装置54に搬送するための搬送ロボッ
ト58が設置されている。このスライドプレ−ト搬送用
ロボット58は、前記したロボット41と同様、回動自
在のア−ムを有し、前記ア−ムに装着されたハンドによ
ってスライドプレ−トを把持することによって、前記ス
ライドプレ−トを搬送できるように構成されている。
ル、スライドプレ−トの交換に用いられる各装置の動作
について説明する。この実施形態は、6個の出鋼口を3
つのグル−プに分け、2個の出鋼口毎に3回の交換作業
を行うことによって、溶融金属容器1に取り付けられて
いる全ての上ノズル、スライドプレ−トを交換するもの
である。まず、準備工程として、新しいスライドプレ−
トをスライドプレ−ト収納部57に収納すると共に、搬
送ロボット58によって前記スライドプレ−ト収納部5
7からスライドプレ−ト供給装置54に、2個の出鋼口
分、即ち2枚のスライドプレ−トを搬送すると共に、上
ノズルを上ノズル供給装置55の回転テ−ブル上に設置
し、モルタル塗布装置56によって上ノズルの周囲にモ
ルタルを塗布する。
交換する必要が生ずると、6個の出鋼口を備える溶融金
属容器1を設置した溶融金属容器台車4を交換ヤ−ドに
移動させ、所定位置に停止させる。そして、前述した浸
漬ノズル交換台車7を移動させ、所定位置に停止後、浸
漬ノズル交換装置20を動作させ、浸漬ノズル3N1 、
3N2 を取り外す。その後、図示しない溶融金属容器保
持機構によって、溶融金属容器底面を水平状態とする。
この状態で、作業者は、上ノズルやスライドプレ−トの
ノズル孔の酸洗作業を行う。
用ロボット41が溶融金属容器の交換を必要とする第1
のグル−プの2つの出鋼口の間に位置するように、SN
交換台車40は停止する。このとき、溶融金属容器1の
底面は、前記保持機構によって起立状態になされる。そ
して、作業用ロボット41のATC部41aに位置測定
ハンド42を装着し、前記ロボット41と溶融金属容器
1との位置関係を計測する。ここで、SN交換台車の停
止位置が所定位置に対して、位置がずれている場合に
は、前記計測の結果に基づいて、作業用ロボット41の
制御部(図示せず)は予め教示されている位置座標の補
正を行い、この位置ずれの状態においても、後の作業が
作業用ロボット41によって行えるようにする。
TC部41aに、クランパ駆動ハンド43を取り付け、
まず浸漬ノズル3N1 に対応するスライドプレ−トを保
持しているカセットのクランパの開放を行う。またその
クランパ駆動ハンド43によって、同様に浸漬ノズル3
N2 に対応するスライドプレ−トを保持しているカセッ
トのクランパの開放を行う。
プに属する2つの出鋼口において同一の作業を行うた
め、ハンド交換のための時間を節約することができ、作
業効率が向上する。以下に説明するハンドにおいても同
様に、同一のハンドで2つの出鋼口における作業を連続
して行うようになしているため、作業効率が向上する。
ト41のATC部41aに、スライドプレ−ト交換ハン
ド44を取り付け、浸漬ノズル3N1 、3N2 に対応す
るスライドプレ−トの交換を行う。即ち、前記スライド
プレ−ト交換ハンド44が装着された作業用ロボット4
1は、浸漬ノズル3N1 3N2 に対応するカセットから
スライドプレ−トを外し、それをスライドプレ−ト廃棄
箱54に廃棄する。同様にして、浸漬ノズル3N2 に対
応するスライドプレ−トを外し、それをスライドプレ−
ト廃棄箱54に廃棄する。
1aに、上ノズル受けハンド45を装着し、溶融金属容
器1の上ノズルの近傍に位置させる。そして、図示しな
い押抜き装置を動作させ、浸漬ノズル3N1 に対応する
上ノズルを押抜く。押抜かれた上ノズルは上ノズル受け
ハンド45側に脱落し、上ノズル受けハンド45に収納
される。そして、前記上ノズルは作業用ロボット41に
よって前記上ノズルは廃棄箱54に廃棄される。更に、
このハンド45を用いて浸漬ノズル3N2 に対応する押
抜かれた上ノズルを収納し、その後廃棄する。
ンド47によって、各出鋼口の羽口ブロックのノズル孔
内に残留したモルタルを除去し、羽口はつり作業終了
後、羽口清掃ハンド48によって、各出鋼口のノズル孔
内の仕上げ削りを行う。そして、作業用ロボット41の
ATC部41aに、上ノズル取り付けハンド46を装着
し、周囲にモルタルが塗布されている上ノズル供給装置
上の上ノズルを把持し、各出鋼口の羽口ブロックに取り
付ける。その後、作業用ロボット41のATC部41a
にモルタル清掃ハンド50を装着し、上ノズルを取り付
けた際に、取付け部周辺に付着するモルタルを除去す
る。
1aに、スライドプレ−ト交換ハンド43を再び取り付
け、スライドプレ−ト供給装置54上のスライドプレ−
トを把持して、各出鋼口のカセットに対して前記スライ
ドプレ−トを装着する。このスライドプレ−トの装着に
際しては、予めカセット清掃ハンド51によって、事前
にカセットのスライドプレ−ト取付け部及びその周囲に
付着したモルタルを清掃する。前記スライドプレ−ト装
着後、作業用ロボット41のATC部41aに、再びク
ランパ駆動ハンド43を取り付け、スライドプレ−トを
保持しているカセットのクランパを閉じ、上ノズル及び
プレ−トの交換が終了する。
交換の終了後、溶融金属容器保持機構によって、溶融金
属容器底面が水平となるように、溶融金属容器の状態を
復帰させ、浸漬ノズル交換装置の前記した動作によっ
て、新しい浸漬ノズルが装着される。このように、第1
のグル−プに属する2個の出鋼口分の上ノズル及びスラ
イドプレ−トの交換が終了した溶融金属容器1は、鋳造
ヤ−ドに移動し、鋳造に供される。
口の上ノズル、スライドプレ−トの交換の必要性が生ず
ると、溶融金属容器1が載置された溶融金属容器台車4
は、再び鋳造ヤ−ドから耐火物交換ヤ−ドに移動し、前
述の動作が繰り返され、前記上ノズル、スライドプレ−
トの交換がなされる。そして。その交換終了後、再び鋳
造に供される。更に、第3のグル−プに属する出鋼口の
上ノズル、スライドプレ−トの交換の必要性が生ずる
と、前述の動作が繰り返され、上ノズル、スライドプレ
−トの交換がなされる。
器の上ノズル及びスライドプレ−トを、3つのグル−プ
に分け、上ノズル、スライドプレ−ト交換装置を用いて
3回の交換作業を、順次行うようになしているため、1
台の上ノズル、スライドプレ−ト交換装置を用いて、全
ての出鋼口の上ノズル、スライドプレ−トを交換する場
合に比べて、短時間でその作業を終了させることができ
る。また、短時間で交換作業が終了するため、溶融金属
容器の予熱する必要もない。更に、溶融金属容器の全て
の出鋼口に対応した上ノズル、スライドプレ−トを交換
装置が設けられていないため、設備費用も安価に抑える
ことができる。
換装置の作業用ロボットは、2つの出鋼口分の上ノズ
ル、スライドプレ−トを交換可能に、その動作範囲が設
定されているため、1台の上ノズル、スライドプレ−ト
交換装置によって、一のグル−プに属する2つの出鋼口
の上ノズル、スライドプレ−トを交換することができ
る。
スライドプレ−トの両方を交換する場合について説明し
たが、必要によりスライドプレ−トのみ交換してもよ
い。また、上記実施形態にあっては、上ノズル、スライ
ドプレ−トを交換する場合について説明したが、下ノズ
ルを交換する場合にも、本発明は当然に適用することが
できる。更に、上記実施形態では、1台のSN交換装置
を用いて3回の交換作業を行うようになしているが、動
作範囲が1つの出鋼口に限定される2台のSN交換装置
を用いて3回の交換作業を行うようにしても良い。
複数の出鋼口に分け、溶融金属容器の出鋼口の数より少
ない耐火物交換装置を用いて、溶融金属容器に取り付け
られている浸漬ノズル、上ノズル、スライドプレ−トを
複数回に分けて、順次交換するようになしているため、
1台の耐火物交換装置を用いて、浸漬ノズルを交換する
場合に比べて、短時間でその作業を終了させることがで
きる。また、短時間で交換作業が終了するため、溶融金
属容器の予熱する必要もない。更に、溶融金属容器の全
ての出鋼口に対応した浸漬ノズル交換装置が設けられて
いないため、設備費用も安価に抑えることができる。
ズル交換装置の正面を示す概略正面図である。
示す図である。
示す図である。
示す図である。
す図である。
す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 複数の出鋼口を備える溶融金属容器に取
り付けられた耐火物を交換する溶融金属容器用耐火物の
交換方法であって、 前記複数の出鋼口を複数のグル−プに分け、一のグル−
プに属する出鋼口の耐火物の交換を行った後、溶融金属
容器を鋳造に供し、その後他のグル−プに属する出鋼口
の耐火物の交換を行うように、 各グル−プ毎に前記耐火物の交換を行うことを特徴とす
る溶融金属容器用耐火物の交換方法。 - 【請求項2】 複数の出鋼口を備える溶融金属容器に取
り付けられた浸漬ノズルを交換する溶融金属容器用耐火
物の交換方法であって、 前記複数の出鋼口を複数のグル−プに分け、一のグル−
プに属する出鋼口の浸漬ノズルの交換を行った後、溶融
金属容器を鋳造に供し、その後他のグル−プに属する出
鋼口の浸漬ノズルの交換を行うように、 各グル−プ毎に浸漬ノズルの交換を行うことを特徴とす
る溶融金属容器用耐火物の交換方法。 - 【請求項3】 複数の出鋼口を備える溶融金属容器に取
り付けられた上ノズル、スライドプレ−トを交換する溶
融金属容器用耐火物の交換方法であって、 前記複数の出鋼口を複数のグル−プに分け、一のグル−
プに属する出鋼口の上ノズル、スライドプレ−トの交換
を行った後、溶融金属容器を鋳造に供し、その後他のグ
ル−プに属する出鋼口の上ノズル、スライドプレ−トの
交換を行うように、 各グル−プ毎に前記上ノズル、スライドプレ−トの交換
を行うことを特徴とする溶融金属容器用耐火物の交換方
法。 - 【請求項4】 複数の出鋼口を備える溶融金属容器に取
り付けられた上ノズル、スライドプレ−トを交換する溶
融金属容器用耐火物の交換方法であって、 前記複数の出鋼口を複数のグル−プに分け、一のグル−
プに属する第1の出鋼口における第1の交換作業の後、
そのグル−プの第2の出鋼口において前記第1の交換作
業と同一の作業を行い、その後、前記第1の出鋼口にお
いて第2の交換作業を行い、その後、前記第2の出鋼口
において前記第2の交換作業と同一の作業を行い、一の
グル−プに属する各出鋼口の上ノズル、スライドプレ−
トを交換した後、溶融金属容器を鋳造に供し、その後他
のグル−プに属する各出鋼口の上ノズル、スライドプレ
−トの交換を行うように、 グル−プ毎に前記上ノズル、スライドプレ−トの交換を
行うことを特徴とする溶融金属容器用耐火物の交換方
法。 - 【請求項5】 前記複数の出鋼口を、2乃至4つのグル
−プに分けられていることを特徴とする請求項1乃至請
求項4のいずれかに記載された溶融金属容器用耐火物の
交換方法。 - 【請求項6】 複数の出鋼口を備える溶融金属容器に取
り付けられた複数の浸漬ノズルを交換する溶融金属容器
用耐火物の交換装置であって、 前記溶融金属容器の下方に敷設された一対のレ−ルと、
前記レ−ルを走行する浸漬ノズル交換台車と、前記浸漬
ノズル交換台車に設置された、溶融金属容器の浸漬ノズ
ルを交換する浸漬ノズル交換装置とを備え、 前記浸漬ノズル交換台車には、溶融金属容器の出鋼口の
数より少ない台数の浸漬ノズル交換装置が設置され、前
記浸漬ノズル交換装置によって、溶融金属容器の下面に
取り付けられた一部の浸漬ノズルを交換するように構成
されていることを特徴とする溶融金属容器用耐火物の交
換装置。 - 【請求項7】 複数の出鋼口を備える溶融金属容器に取
り付けられた上ノズル、スライドプレ−トを交換する溶
融金属容器用耐火物の交換装置であって、 溶融金属容器の側方に敷設された一対のレ−ルと、前記
レ−ル上を走行する上ノズル、スライドプレ−ト交換台
車を備え、 前記上ノズル、スライドプレ−ト台車には、溶融金属容
器の出鋼口の数より少ない台数の上ノズル、スライドプ
レ−ト交換装置が設置され、溶融金属容器の下面に取り
付けられた上ノズル、スライドプレ−トを交換するよう
に構成されていることを特徴とする溶融金属容器用耐火
物の交換装置。 - 【請求項8】 上ノズル、スライドプレ−ト交換装置
は、上ノズル、スライドプレ−トを交換をするためのハ
ンド及び前記ハンドが装着されるロボットとを備え、前
記ロボットは溶融金属容器の2つの出鋼口の上ノズル、
スライドプレ−トを交換可能に、その動作範囲が設定さ
れていることを特徴とする請求項7に記載された溶融金
属容器用耐火物の交換装置。 - 【請求項9】 前記上ノズル、スライドプレ−ト交換装
置に対してスライドプレ−トを供給するスライドプレ−
ト供給装置と、上ノズル、スライドプレ−ト交換装置に
対して上ノズルを供給する上ノズル供給装置とを備えて
いることを特徴とする請求項7または請求項8に記載さ
れた溶融金属容器用耐火物の交換装置。
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JP15302497A JP3273427B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 溶融金属容器用耐火物の交換方法及び溶融金属容器用耐火物の交換装置 |
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JPH10323752A true JPH10323752A (ja) | 1998-12-08 |
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JP2021000643A (ja) * | 2019-06-19 | 2021-01-07 | 黒崎播磨株式会社 | プレート保持装置及びプレート着脱装置 |
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