JPH10323025A - 出力電圧補正回路 - Google Patents

出力電圧補正回路

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JPH10323025A
JPH10323025A JP9122439A JP12243997A JPH10323025A JP H10323025 A JPH10323025 A JP H10323025A JP 9122439 A JP9122439 A JP 9122439A JP 12243997 A JP12243997 A JP 12243997A JP H10323025 A JPH10323025 A JP H10323025A
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voltage
output voltage
output
input
input voltage
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JP9122439A
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Akifumi Nonaka
昭文 野中
Hidekazu Ebihara
英和 海老原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減電検知が容易になると共に無駄な電圧を出
力しないようにすることができる出力電圧補正回路を提
供することを目的とするものである。 【解決手段】 この出力電圧補正回路は、入力電圧Vi
nに対して所定の処理を施して出力電圧Voを出力電圧
供給対象装置に出力する出力電圧補正回路において、入
力電圧Vinに対して所定倍の出力電圧Voを出力電圧
供給対象装置に出力すると共に、出力電圧Voを出力電
圧供給対象装置の入力電圧範囲内にするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば外部電源と
して使用するバッテリーアダプターに適用して好適な出
力電圧補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ある電源供給対象装置に外部から
電源電圧を供給する外部電源としてバッテリーアダプタ
ー等の電子機器が用いられていた。このようなバッテリ
ーアダプターにおいては、電源供給対象装置の内蔵電源
よりも長時間動作が可能なように電力的に大きなものを
使用していた。
【0003】このようなバッテリーアダプターは電流容
量が大きいだけでなく、例えば、電池の場合には本数を
多くするようにしたり、また、リチウム電池などの高電
圧電源を接続したりしていた。このため、容量の大きい
バッテリーアダプターを電源供給対象装置に接続した場
合には、このバッテリーアダプターを接続する電源供給
対象装置の入力電圧範囲に対してこのバッテリーアダプ
ターの外部電源の出力電圧を制限する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のバッテリーアダ
プターでは、図8に従来の入力電圧範囲に対する外部電
源の出力電圧特性を示すように、外部電源の出力電圧8
0が入力電圧範囲81を超える斜線で示す部分82はカ
ットされて無駄に捨てられてしまっていた。また、この
ような場合は接続された電源供給対象装置に入力される
入力電圧は傾きがなだらかでなく、図8に示すように、
入力電圧範囲81までは右肩上がりの傾斜で入力電圧範
囲81で横軸に平行となるので、電源供給対象装置内で
電源減電検知などを行っている場合には、その傾きから
正確な減電検知ができなくなってしまうという不都合が
あった。
【0005】本発明はこのような点を考慮し、減電検知
が容易になると共に無駄な電圧を出力しないようにする
ことができる出力電圧補正回路を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の出力電圧補正
回路は、入力電圧に対して所定の処理を施して出力電圧
を出力電圧供給対象装置に出力する出力電圧補正回路に
おいて、上記入力電圧に対して所定倍の出力電圧を上記
出力電圧供給対象装置に出力すると共に、上記出力電圧
を上記出力電圧供給対象装置の入力電圧範囲内にするよ
うにしたものである。
【0007】このようなこの発明の出力電圧補正回路に
よれば以下の作用をする。入力電圧が供給されると、入
力電圧が所定の比により分圧される。分圧された電圧か
ら入力電圧に関連する電圧が生成される。入力電圧には
所定の処理が施されて出力電圧として出力される。出力
電圧は所定の比によりリファレンス電圧に分圧される。
【0008】入力電圧に関連する電圧がリファレンス電
圧になるように、出力電圧がコントロールされる。入力
電圧が変化したときに、入力電圧に関連する電圧が変化
するので、この入力電圧に関連する電圧の変化に応じ
て、出力電圧を変化させるようにする。これにより、入
力電圧の変化に応じて、入力電圧の1/nとなる出力電
圧のカーブを得ることができる。このとき、得られる出
力電圧のカーブを入力電圧範囲内に補正して出力するこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の一実施の形態について説明する。図1に本実施の形態
の出力電圧補正回路は、入力電圧Vinが供給される入
力端子1と、入力電圧Vinを抵抗値R1、R2の比に
より分圧する直列接続された抵抗器2、3と、抵抗器
2、3により分圧された電圧がベースに供給されてこの
電圧によりオンまたはオフされるエミッタ接地のNPN
トランジスタ(Q1)5と、トランジスタ(Q1)5の
コレクタに一端が接続された抵抗値R5の抵抗器6と、
入力端子1が抵抗器12を介して8番端子に接続され、
抵抗値R5の抵抗器6の他端が5番端子に接続され、8
番端子と1番端子とが接続されたDC/DCコンバータ
ー(IC1)4と、(IC1)4の1番端子がエミッタ
に接続され、エミッタベース間を抵抗器16を介して接
続されたPNPトランジスタ(Q2)7と、DC/DC
コンバーター(IC1)4の2番端子の電圧を分圧する
直列接続された抵抗器14、15と、抵抗器14、15
により分圧された電圧がベースに供給されて、抵抗器1
7を介してトランジスタ(Q2)7のベースとコレクタ
とが接続されるエミッタ接地のNPNトランジスタ(Q
3)8と、トランジスタ(Q2)7のコレクタの電圧を
抵抗値R3、R4の比によりリファレンス電圧Vrに分
圧してリファレンス電圧VrをDC/DCコンバーター
(IC1)4の5番端子に供給する直列接続された抵抗
器9、10と、直列接続された抵抗器9、10の両端の
電圧を出力電圧Voとして出力する出力端子11とを有
する。
【0010】ここで、入力電圧Vinは、例えば電池パ
ックに装填された多数本の電池またはリチウム電池など
である。また、DC/DCコンバーター(IC1)4は
直流電圧の入力電圧Vinを直流電圧の出力電圧Voに
変換する機能を有するDC/DCコンバーターである。
このDC/DCコンバーター(IC1)4は5番端子の
電圧がリファレンス電圧Vrになるように、出力電圧V
oをコントロールする機能を有する。
【0011】図2にDC/DCコンバーター(IC1)
4の内部構成を示す。図2において、DC/DCコンバ
ーター(IC1)4は、グランドに接続された4番端子
(GND)に対してDC/DCコンバーター(IC1)
4内部の基準となるリファレンス電圧(1.25V)を
発生するリファレンス電圧発生器20と、リファレンス
電圧が非反転入力端子(+)に供給され、5番端子(V
IN(−))に供給される図1に示したリファレンス電
圧Vrが反転入力端子(−)に供給されるコンパレータ
21と、4番端子(GND)とコンデンサCを介して接
続された3番端子(CT)と第1のCT端子が接続され
て3番端子(CT)に接続されたコンデンサCに発振電
圧を充電するオシレータ22と、8番端子(CD)と接
続された7番端子(IPK)の電圧が6番端子(VC
C)に接続された電池Eの電圧(0.3V:TYP.)
よりも大きいときにピーク電圧を検知してオシレータ2
2のIPK端子に供給するオペアンプ23と、オシレー
タ22の第2のCT端子がA入力端子に接続され、コン
パレータ21の出力端子がB入力端子に接続されるアン
ドゲート24と、アンドゲート24の出力端子がS入力
端子に接続され、オシレータ22の第2のCT端子がリ
セット端子Rに接続されるフリップ・フロップ25と、
フリップフロップ25の出力端子Qがベースに接続さ
れ、8番端子(CD)にコレクタが接続されるNPNト
ランジスタ26と、トランジスタ26のエミッタとベー
スが接続され、トランジスタ26のエミッタとエミッタ
とが抵抗器Rを介して接続され、コレクタが1番端子
(CS)に接続され、エミッタが2番端子に接続された
NPNトランジスタ27とを有する。ここで、トランジ
スタ26とトランジスタ27とでドライバ28を構成す
る。
【0012】図3を用いてこのように構成されたDC/
DCコンバーター(IC1)4の動作を簡単に説明す
る。図2において、オシレータ22はCT端子を介して
図2Bに示すように、下限から上限の間でコンデンサC
に発振電圧を充放電させる。充放電の電流は所定値でラ
ンプアップの時間はランプダウンの時間よりも大きい。
アンドゲート24のA入力は、オシレータ22のランプ
アップ時間にハイレベルになる。一方、アンドゲート2
4のB入力は、コンパレータ21の反転入力端子に供給
される図3Dに示す電圧VINが、Vth(1.25
v)よりも低いとき、図3Aに示すようにハイレベルと
なる。アンドゲート24のA入力及びB入力が共にハイ
レベルのときフリップフロップ25がセットされ、Q出
力がハイレベルとなり、ドライバ28がオンする。オシ
レータ22からコンデンサCに対する充放電電圧CTが
Vth(1.25v)になるとコンデンサCの充放電電
圧CTは放電し始め、アンドゲート24のA入力はロー
レベルとなる。このとき、フリップフロップ25はリセ
ットされ、ドライバ28はオフとなる。なお、フリップ
フロップ25は、一度セットされると、充放電電圧CT
がランプダウンするまでリセットされない。このように
して、図3Cに示すような出力スイッチの波形が1番端
子(CS)に出力される。電流制限動作は、8番端子
(CD)と1番端子(CS)に直列に接続された外部検
出抵抗12の電圧降下を、オシレータ22のIPK端子
で検出し、この電圧降下が所定値以上になると、電流制
限動作により、もう一つのパスが作られ、コンデンサC
の充放電電圧CTを充電する。これにより、コンデンサ
Cの充放電電圧CTは高速で充電される。
【0013】次に、図1に示した本実施の形態の出力電
圧補正回路の動作を説明する。図1において、入力電圧
Vinが入力端子1に供給されると、入力電圧Vinが
抵抗器2、3の抵抗値R1、R2の比により分圧され
る。抵抗器2、3により分圧された電圧がエミッタ接地
のNPNトランジスタ(Q1)5のベースに供給されて
この電圧によりオンまたはオフされる。トランジスタ
(Q1)5のコレクタには抵抗値R5の抵抗器6を介し
てDC/DCコンバーター(IC1)4の5番端子の電
圧が供給される。
【0014】このように、入力電圧Vinが抵抗器12
を介してDC/DCコンバーター(IC1)4の8番端
子に供給され、入力電圧Vinに応じてトランジスタ
(Q1)5がオンまたはオフすることにより変化するコ
レクタ電圧が抵抗値R5の抵抗器6を介してDC/DC
コンバーター(IC1)4の5番端子に供給される。D
C/DCコンバーター(IC1)4の1番端子の出力電
圧はトランジスタ(Q2)7のエミッタに供給され、エ
ミッタベース間の抵抗器16を介してベースに供給され
る。また、DC/DCコンバーター(IC1)4の2番
端子の出力電圧は抵抗器14、15により分圧されてト
ランジスタ(Q3)8のベースに供給される。トランジ
スタ(Q2)7のベース電流はトランジスタ(Q3)8
のコレクタに供給される。トランジスタ(Q2)7のコ
レクタ電圧は抵抗器9、10の抵抗値R3、R4の比に
よりリファレンス電圧Vrに分圧される。さらに、抵抗
器9、10の両端の電圧は出力電圧Voとして出力端子
11の両端に出力される。
【0015】上述したように、DC/DCコンバーター
(IC1)4は、5番端子の電圧がリファレンス電圧V
rになるように、出力電圧Voをコントロールする。こ
こで、トランジスタ(Q1)5がないときを考えると、
リファレンス電圧Vrは以下の数1式に示すようにな
る。
【0016】
【数1】Vr=Vo×R4/(R3+R4) 数1式より、出力電圧Voは以下の数2式に示すように
なる。
【0017】
【数2】Vo=Vr×(R3+R4)/R4 数2式においては、入力電圧Vinが変化しても、出力
電圧Voは一定である。
【0018】次に、図1に示すように入力電圧Vinが
変化したときに、この変化に応じて、リファレンス電圧
Vrを変化させるように抵抗値R5の抵抗器6をトラン
ジスタ(Q1)5を介して接続する。今、入力電圧Vi
nに応じてトランジスタ(Q1)5がオンしたときのト
ランジスタ(Q1)5のオン抵抗値をRonとすると、
出力電圧Voは以下の数2式に示すようになる。
【0019】
【数3】Vo=Vr×{R3+R4//(R5+Ro
n)}/{R4//(R5+Ron)}
【0020】数3式において、トランジスタ(Q1)5
が完全にオンしたとき抵抗値Ronははほとんど0オー
ムで導通状態となり、完全にオフしたとき抵抗値Ron
は無限大となる。従って、このときの抵抗値R1、R
2、R3、R4、R5、Ronの値を適宜設定して数3
式において出力電圧Voを計算することにより、入力電
圧Vinの変化に応じて、図4Aに示すような入力電圧
Vinの1/2となる出力電圧Voのカーブを得ること
ができる。または図4Bに示すような入力電圧Vinの
1/n(nは整数)となる任意の倍率の出力電圧Voの
カーブを得ることができる。このとき、図4Aまたは図
4Bにおいて、得られる出力電圧Voのカーブを入力電
圧範囲40、41内に補正して出力するので、これによ
り、入力電圧Vinの傾きに沿った出力電圧Voのカー
ブを検知することができるので、出力電圧供給対象装置
から出力電圧補正回路に対する減電検知を容易かつ正確
に行うことができ、しかも、出力電圧Voのうちの無駄
に捨てる部分をなくして効率を向上させることができ
る。
【0021】次に、図5を用いて、図1に示した本実施
の形態の出力電圧補正回路の効率改善の動作を説明す
る。図1において示したトランジスタ(Q2)7、トラ
ンジスタ(Q3)8は、上述した入力電圧Vinの1/
nとなる出力電圧Voのカーブを得て、出力電圧Voの
カーブを入力電圧範囲内に補正して出力する動作の際
の、特に、効率改善のために設けられたものである。
【0022】以下、図5を用いて説明する。図5Aに示
すように改善前には、DC/DCコンバーター(IC
1)4内のトランジスタ27のエミッタにアノードを接
地したダイオード50のカソードを接続すると共に、エ
ミッタにコイル51の一端を接続し、コイル51の他端
はコンデンサ52の一端を接続し、他端を接地すると共
に、コイル51の他端は出力端子11と接続される。こ
の場合、DC/DCコンバーター(IC1)4内のトラ
ンジスタ27のコレクタ−エミッタ間電圧VCEをそれほ
ど小さくできないため、DC/DCコンバーター(IC
1)4からの出力に対して出力端子11の出力電圧Vo
の効率が悪くなる。
【0023】このため、図5Bに示すように、DC/D
Cコンバーター(IC1)4の外部に、コレクタ−エミ
ッタ間電圧VCEの小さなトランジスタ(Q2)7、トラ
ンジスタ(Q3)8を設けることにより、DC/DCコ
ンバーター(IC1)4内のトランジスタ27のコレク
タ−エミッタ間電圧VCEをそれほど小さくできない場合
でも、DC/DCコンバーター(IC1)4からの出力
に対して出力端子11の出力電圧Voの効率をよくする
ことができる。
【0024】ここで、図5Aに示す回路においては、D
C/DCコンバーター(IC1)4内のトランジスタ2
7のエミッタにアノードを接地したダイオード50のカ
ソードを接続すると共に、エミッタにコイル51の一端
を接続し、コイル51の他端はコンデンサ52の一端を
接続し、他端を接地すると共に、コイル51の他端は出
力端子11と接続している例を示し、図5Bに示す回路
においては、トランジスタ(Q2)7のコレクタにアノ
ードを接地したダイオード50のカソードを接続すると
共に、コレクタにコイル51の一端を接続し、コイル5
1の他端はコンデンサ52の一端を接続し、他端を接地
すると共に出力端子11と接続している例を示したが、
これは、共に、DC/DCコンバーター(IC1)4内
で発振された出力電圧Voを半波整流、平滑する動作を
行うものである。
【0025】以上、図1乃至図5において、入力電圧V
inの1/n倍となる出力電圧Voのカーブを得るよう
に入力電圧Vinに対して出力電圧Voをステップダウ
ンすることができ、得られる出力電圧Voのカーブを入
力電圧範囲内に補正して出力することができる例を示し
たが、図6に入力電圧Vinのn倍となる出力電圧Vo
のカーブを得るように入力電圧Vinに対して出力電圧
Voをステップアップすることができる例を示す。な
お、図6に示す回路図の構成が図1乃至図5に示したも
のと対応するものには同一の符号を付してその詳細な説
明を省略し、図6に示す回路図の構成が図1乃至図5に
示したものと異なる点のみを説明する。
【0026】図6において、DC/DCコンバーター
(IC1)4の8番端子と1番端子とが発振作用をする
コイル70を介して接続され、DC/DCコンバーター
(IC1)4の1番端子と、半波整流をするダイオード
71のアノードを接続し、ダイオード71のカソード
を、一端を接地したコンデンサ72の他端と接続すると
共に、出力端子11と接続している。
【0027】従って、このときの抵抗値R1、R2、R
3、R4、R5、Ronの値を適宜設定して数3式にお
いて出力電圧Voを計算することにより、入力電圧Vi
nの変化に応じて、図7に示すような入力電圧Vinの
n倍となる出力電圧Voのカーブを得ることができる。
このときも上述したと同様に、得られる出力電圧Voの
カーブを入力電圧範囲内に補正して出力することができ
ることはいうまでもない。
【0028】また、図1乃至図6に示した回路図におい
て、抵抗器3と抵抗器2との接続点と反対のアース側
に、抵抗器と並列接続されたサーミスタを設けることに
より、トランジスタ5の温度を検出して、検出温度に応
じて入力電圧Vinの1/n倍となる出力電圧Voのカ
ーブを得るように温度補正するようにしてもよい。
【0029】本実施の形態の出力電圧補正回路によれ
ば、入力電圧Vinに対して所定の処理を施して出力電
圧Voを出力電圧供給対象装置に出力する出力電圧補正
回路において、入力電圧Vinに対して所定倍の出力電
圧Voを出力電圧供給対象装置に出力すると共に、出力
電圧Voを出力電圧供給対象装置の入力電圧範囲内にす
るようにしたので、入力電圧の所定倍の出力電圧Voを
接続される出力電圧供給対象装置の入力電圧範囲に合わ
せて入力電圧範囲内で得ることができ、これにより、入
力電圧Vinの傾きに沿った電圧カーブを検知すること
ができるので、出力電圧供給対象装置から出力電圧補正
回路に対する減電検知を容易かつ正確に行うことがで
き、しかも、出力電圧Voのうちの無駄に捨てる部分を
なくして効率を向上させることができる。
【0030】また、本実施の形態の出力電圧補正回路
は、上述において、入力電圧Vinに対して1/n(n
は整数)倍の出力電圧Voを出力電圧供給対象装置に出
力するようにしたので、入力電圧Vinに対して出力電
圧Voをステップダウンさせることができる。
【0031】また、本実施の形態の出力電圧補正回路
は、上述において、入力電圧Vinに対してn(nは整
数)倍の出力電圧Voを出力電圧供給対象装置に出力す
るようにしたので、入力電圧Vinに対して出力電圧V
oをステップアップさせることができる。
【0032】また、本実施の形態の出力電圧補正回路
は、上述において、入力電圧Vinに関する電圧が所定
のリファレンス電圧Vrになるように出力電圧Voを制
御するので、正確に出力電圧Voを出力電圧供給対象装
置の入力電圧範囲内に制御することができ、これによ
り、入力電圧Vinの所定倍の出力電圧Voを出力電圧
供給対象装置の入力電圧範囲内で確実に得ることができ
る。
【0033】また、本実施の形態の出力電圧補正回路
は、上述において、DC/DCコンバーター(IC1)
4を用いて、入力電圧Vinに対して所定倍の出力電圧
Voを出力するようにしたので、簡単な構成で、入力電
圧Vinの所定倍の出力電圧Voを出力電圧供給対象装
置の入力電圧範囲内で確実に得ることができる。
【0034】また、本実施の形態の出力電圧補正回路
は、上述において、DC/DCコンバーター(IC1)
4を用いて、入力電圧Vinに対して所定倍の出力電圧
Voを出力すると共に、DC/DCコンバーター(IC
1)4の出力側にコレクターエミッタ間電圧VCEの小さ
なトランジスタ7、8を設けるようにしたので、DC/
DCコンバーター(IC1)4の動作の効率を向上させ
ることができる。
【0035】
【発明の効果】この発明の出力電圧補正回路によれば、
入力電圧に対して所定の処理を施して出力電圧を出力電
圧供給対象装置に出力する出力電圧補正回路において、
上記入力電圧に対して所定倍の出力電圧を上記出力電圧
供給対象装置に出力すると共に、上記出力電圧を上記出
力電圧供給対象装置の入力電圧範囲内にするようにした
ので、入力電圧の所定倍の出力電圧を接続される出力電
圧供給対象装置の入力電圧範囲に合わせて入力電圧範囲
内で得ることができ、これにより、入力電圧の傾きに沿
った電圧カーブを検知することができるので、出力電圧
供給対象装置から出力電圧補正回路に対する減電検知を
容易かつ正確に行うことができ、しかも、出力電圧のう
ちの無駄に捨てる部分をなくして効率を向上させること
ができるという効果を奏する。
【0036】また、この発明の出力電圧補正回路は、上
述において、上記入力電圧に対して1/n(nは整数)
倍の出力電圧を上記出力電圧供給対象装置に出力するよ
うにしたので、入力電圧に対して出力電圧をステップダ
ウンさせることができるという効果を奏する。
【0037】また、この発明の出力電圧補正回路は、上
述において、上記入力電圧に対してn(nは整数)倍の
出力電圧を上記出力電圧供給対象装置に出力するように
したので、入力電圧に対して出力電圧をステップアップ
させることができるという効果を奏する。
【0038】また、この発明の出力電圧補正回路は、上
述において、上記入力電圧に関する電圧が所定のリファ
レンス電圧になるように上記出力電圧を制御するので、
正確に出力電圧を出力電圧供給対象装置の入力電圧範囲
内に制御することができ、これにより、入力電圧の所定
倍の出力電圧を出力電圧供給対象装置の入力電圧範囲内
で確実に得ることができるという効果を奏する。
【0039】また、この発明の出力電圧補正回路は、上
述において、DC/DCコンバーターを用いて、上記入
力電圧に対して所定倍の出力電圧を出力するようにした
ので、簡単な構成で、入力電圧の所定倍の出力電圧を出
力電圧供給対象装置の入力電圧範囲内で確実に得ること
ができるという効果を奏する。
【0040】また、この発明の出力電圧補正回路は、上
述において、DC/DCコンバーターを用いて、上記入
力電圧に対して所定倍の出力電圧を出力すると共に、上
記DC/DCコンバーターの出力側にコレクターエミッ
タ間電圧の小さなトランジスタを設けるようにしたの
で、DC/DCコンバーターの動作の効率を向上させる
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の出力電圧補正回路の
構成を示す回路図である。
【図2】この発明の一実施の形態のDC/DCコンバー
ターICの回路図である。
【図3】この発明の一実施の形態のDC/DCコンバー
ターICの動作を示す波形図であり、図3Aはアンドゲ
ートのB入力波形、図3Bは3番端子(CT)の出力波
形、図3Cは出力スイッチ(CS)の出力波形、図3D
は5番端子(VIN(−))の入力波形をそれぞれ示
す。
【図4】この発明の一実施の形態の入出力特性を示す図
であり、図4Aは入力電圧に対して出力電圧が1/2倍
のとき、図4Bは入力電圧に対して出力電圧が1/n倍
のときを示すものである。
【図5】この発明の一実施の形態の効率改善の手段を示
す図であり、図5Aは改善前、図5Bは改善後を示すも
のである。
【図6】この発明の一実施の形態の他の出力電圧補正回
路の構成を示す回路図である。
【図7】この発明の一実施の形態の他の入出力特性を示
す図である。
【図8】従来の外部電源の入出力特性を示す図である。
【符号の説明】
1…入力端子、2…抵抗器、3…抵抗器、4…DC/D
Cコンバーター(IC1)、5…トランジスタ、6…抵
抗器、7…トランジスタ、8…トランジスタ、9…抵抗
器、10…抵抗器、11…出力端子、12…抵抗器、1
3…抵抗器、14…抵抗器、15…抵抗器、16…抵抗
器、17…抵抗器、Vin…入力電圧、Vo…出力電
圧、Vr…リファレンス電圧、20…リファレンス電圧
発生器、21…コンパレータ、22…オシレータ、23
…オペアンプ、24…アンドゲート、25…フリップフ
ロップ、26…トランジスタ、27…トランジスタ、2
8…ドライバ、40…入力電圧範囲、41…入力電圧範
囲、50…ダイオード、51…コイル、52…コンデン
サ、70…コイル、71…ダイオード、72…コンデン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電圧に対して所定の処理を施して出
    力電圧を出力電圧供給対象装置に出力する出力電圧補正
    回路において、 上記入力電圧に対して所定倍の出力電圧を上記出力電圧
    供給対象装置に出力すると共に、 上記出力電圧を上記出力電圧供給対象装置の入力電圧範
    囲内にするようにしたことを特徴とする出力電圧補正回
    路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の出力電圧補正回路におい
    て、 上記入力電圧に対して1/n(nは整数)倍の出力電圧
    を上記出力電圧供給対象装置に出力するようにしたこと
    を特徴とする出力電圧補正回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の出力電圧補正回路におい
    て、 上記入力電圧に対してn(nは整数)倍の出力電圧を上
    記出力電圧供給対象装置に出力するようにしたことを特
    徴とする出力電圧補正回路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の出力電圧補正回路におい
    て、 上記入力電圧に関する電圧が所定のリファレンス電圧に
    なるように上記出力電圧を制御することを特徴とする出
    力電圧補正回路。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の出力電圧補正回路におい
    て、 DC/DCコンバーターを用いて、上記入力電圧に対し
    て所定倍の出力電圧を出力するようにしたことを特徴と
    する出力電圧補正回路。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の出力電圧補正回路におい
    て、 DC/DCコンバーターを用いて、上記入力電圧に対し
    て所定倍の出力電圧を出力すると共に、上記DC/DC
    コンバーターの出力側にコレクターエミッタ間電圧の小
    さなトランジスタを設けるようにしたことを特徴とする
    出力電圧補正回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013102571A (ja) * 2011-11-07 2013-05-23 Sony Corp 電源供給装置および電力制御システムならびに電気機器の起動方法

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