JPH10322118A - 空中線装置用レドーム - Google Patents

空中線装置用レドーム

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JPH10322118A
JPH10322118A JP12411697A JP12411697A JPH10322118A JP H10322118 A JPH10322118 A JP H10322118A JP 12411697 A JP12411697 A JP 12411697A JP 12411697 A JP12411697 A JP 12411697A JP H10322118 A JPH10322118 A JP H10322118A
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Mitsuru Tawara
満 田原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表面に水膜が付着することを簡易かつ確実に防
止できるようにし、これにより降雨時においても電波の
透過性を良好に保つことを可能とする空中線装置用レド
ームを提供する。 【解決手段】レドーム8の内部の空中線装置の電波放射
範囲を取り囲む側面部に、雨滴の付着に対して水膜を形
成しない程度に十分に荒く、かつレドーム8内部に雨水
が吹き込むことを最大限に防止できる程度に十分に細か
い網目を有する網7を設けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば空中線装置
を保護するために使用される空中線装置用レドームに関
する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、レーダを雨,風等から保
護するレドームは、電波透過率の良い材料で作られてい
る。ところが、レドームに雨や雪が付着すると表面に水
膜が形成され、電波透過率が低下する。この影響は使用
される周波数帯域が高くなるにつれて大きくなり、特に
Xband帯と呼ばれる周波数を利用する気象レーダに
あっては性能が著しく低下する。
【0003】このため、従来より水膜付着に対する対策
を講じたレドームが提案されている。図3は、このよう
な従来のレドームの一例を示す図である。図3におい
て、基台1に球殻状のレドーム2が設置されており、こ
の中に図示しない空中線装置が収納されている。このレ
ドーム2の表面には、はっ水剤が塗布されており、これ
により降雨の際にレドーム2の表面に水膜が形成されな
いようになっている。またレドーム2の表面には隙間3
を有するとい4が設けられており、とい4により集めら
れた雨を隙間3から集中的に流すことで、上方向からの
雨に対しては、水膜の形成を効果的に防止できるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のレドームには次に示すような不具合があった。す
なわち、はっ水剤は時間の経過と共に剥がれ落ちるため
定期的に塗布しなければならない。ところが多くの空中
線装置は電波到達距離を考慮して地面から高い位置に設
置されることが多い。このためレドームにはっ水剤を塗
布する作業は大がかり且つ危険なものとなる。
【0005】また、レドームの表面に設けられたとい
は、上方向からの雨に対しては有効であるものの、横方
向からの雨には対処できず、特に豪雨時には効果が薄い
と言わざるを得ない。
【0006】このように従来のレドームには、降雨時の
水膜の付着に対する対策が十分でなく、このため降雨時
には内部の空中線装置が放射する電波が十分に透過しな
い虞があると言う不具合があった。
【0007】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、その目的は、表面に水膜が付着することを簡易かつ
確実に防止でき、これにより降雨時においても電波の透
過性を良好に保つことを可能とする空中線装置用レドー
ムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、空中線装置を収容する空中線装置用レドー
ムにおいて、少なくとも前記空中線装置の電波放射範囲
を取り囲む側面部を網状に開口させたことを特徴とす
る。
【0009】また本発明は、前記網状の開口部を多重構
造としたことを特徴とする。また本発明は、前記側面部
の上部に、前記側面部に対して外側に迫り出すようにオ
ーバーハングを形成したことを特徴とする。
【0010】また本発明は、前記網状の開口部分の網目
を、水滴により水膜を形成しない大きさを有するものと
したことを特徴とする。また本発明は、前記網状の開口
部を、電波透過性を有する部材により形成したことを特
徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。 (第1の実施形態)図1に本発明の第1の実施形態のレ
ドーム8の構成を示す。図1において、基台1に図示し
ない空中線装置が設置され、その周囲を取り囲むように
球殻状の骨組み5が形成されている。この骨組み5の頭
頂部分には、覆い6が形成されている。この覆い6は、
空中線装置を上部から覆う程度に広く、かつ空中線装置
の電波放射範囲を覆わない程度の面積を有する。さら
に、骨組み5には網7が取り付けられ、かくしてレドー
ム8が形成される。
【0012】ここで、骨組み5および網7は、空中線装
置の放射する電波をシールドしない例えばプラスチック
等のような材質でできている。また、網7の網目の大き
さは、雨滴の付着に対して水膜を形成しない程度に十分
に荒く、かつレドーム8内部に雨水が吹き込むことを最
大限に防止できる程度に十分に細かいものとなってい
る。
【0013】上記構成によれば、覆い6により空中線装
置に対する上方向からの雨が阻止され、このため上方向
からの雨に対して空中線装置を保護することができる。
また、空中線装置の電波放射範囲を覆う骨組み5および
網7は、電波透過性の良い部材で形成されているので、
空中線装置から放射される電波は減衰することなくレド
ーム8を透過することができる。さらに、網7の網目の
大きさは、水膜を形成しない程度に十分に荒いものとな
っているので、横方向からの雨は網7に付着したのち、
水膜を形成することなく流れ落ちる。このため、降雨時
においても空中線装置の電波放射範囲には水膜が形成さ
れず、電波透過性を良好に保つことが可能となる。
【0014】(第2実施形態)図2に本発明の第2の実
施形態のレドーム13の構成を示す。図2に示すレドー
ム13は上記第1の実施形態のレドーム8と略同等の構
成をしているが、前記覆い6に代えて覆い9を設けたも
のである。この覆い9は、前記覆い6の外縁部の直径を
骨組み5の最大直径よりも大きくなるようにしたもので
ある。すなわち、覆い9は骨組み5よりも外側に迫り出
した部分(オーバーハング部分11)を有している。な
お、覆い9が空中線装置10の電波放射範囲12を覆わ
ない面積を有することは上記第1の実施形態と同様であ
る。
【0015】上記構成においては、覆い9に降り注いだ
雨はレドーム13の側面よりも外側に流れ落ちるので、
覆い9からの雨水が網7にかかることがなく、より高い
水膜防止効果を期待できる。またこの覆い9は、空中線
装置10の電波放射範囲12に被さることがないように
なっているので、覆い9自体または覆い9に形成された
水膜が空中線装置9の放射する電波を遮ることがない。
【0016】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
るものではない。例えば上記各実施形態ではレドーム本
体の側面部にのみ網7を設けるようにしたが、側面部の
内側にさらに空中線装置を取り囲むようにもう一つの網
を設けてもよい。また、これらの網をさらに何重にも渡
って設けるようにしてもよい。このようにすると、外側
の網を越えて吹き込んだ雨がそれより内部の網によって
遮られる。このため、より大きな防雨効果を期待でき
る。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、空中
線装置を取り囲む側面部に雨滴の付着に対して水膜を形
成しない程度に十分に荒く、かつレドーム本体内部に雨
水が吹き込むことを最大限に防止できる程度に十分に細
かい網目を有する網を取り付けたので、表面に水膜が付
着することを簡易かつ確実に防止でき、これにより降雨
時においても電波の透過性を良好に保つことを可能とす
る空中線装置用レドームを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係わるレドームの
構成を示す正面図。
【図2】 本発明の第2の実施形態に係わるレドームの
構成を示す正面図。
【図3】 従来のレドームの構成を示す正面図。
【符号の説明】
1…基台 2,8,13…レドーム 3…隙間 4…とい 5…骨組み 6,9…覆い 7…網 8…隙間 10…空中線装置 11…オーバーハング部分 12…電波放射範囲

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空中線装置を収容する空中線装置用レド
    ームにおいて、少なくとも前記空中線装置の電波放射範
    囲を取り囲む側面部を網状に開口させたことを特徴とす
    る空中線装置用レドーム。
  2. 【請求項2】 前記網状の開口部を多重構造としたこと
    を特徴とする請求項1記載の空中線装置用レドーム。
  3. 【請求項3】 前記側面部の上部が、前記側面部に対し
    て外側に迫り出すようにオーバーハングを形成したこと
    を特徴とする請求項1記載の空中線装置用レドーム。
  4. 【請求項4】 前記網状の開口部分の網目は、水滴によ
    り水膜を形成しない大きさを有することを特徴とする請
    求項1または2に記載の空中線装置用レドーム。
  5. 【請求項5】 前記網状の開口部は、電波透過性を有す
    る部材により形成されることを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれかに記載の空中線装置用レドーム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004138572A (ja) * 2002-10-21 2004-05-13 Mitsubishi Electric Corp 車載レーダ装置
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CN113675609B (zh) * 2020-05-15 2023-05-12 华为技术服务有限公司 屏蔽罩、天线和天线安装架

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