JP2589735Y2 - レドームの水膜防止機構 - Google Patents

レドームの水膜防止機構

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JP2589735Y2
JP2589735Y2 JP1993068650U JP6865093U JP2589735Y2 JP 2589735 Y2 JP2589735 Y2 JP 2589735Y2 JP 1993068650 U JP1993068650 U JP 1993068650U JP 6865093 U JP6865093 U JP 6865093U JP 2589735 Y2 JP2589735 Y2 JP 2589735Y2
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radome
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hose
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満 田原
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Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えばレーダの保護に使
用されるレドームに取り付けられ、降雨の際に水膜の付
着を防止するレドームの水膜防止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、レーダを雨,風等から保
護するレドームは電波透過率の良い材料で作られてい
る。図6に従来のレドームの外観の一例を示す。ところ
で、最近の気象レーダ等にあっては、使用する周波数が
高くなる傾向にある。例えば、Xバンドと称される高い
周波数帯を使用したレーダの場合、降雨の際にレドーム
表面に付着した水膜がレーダの電波を減衰させてしまう
という従来の低い周波数のときには生じなかった問題が
発生し、その改善が要望視されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述したように、最近
の気象レーダ等にあっては、使用する周波数が高くなる
傾向にあり、レドーム上空からの雨によりレドーム表面
に付着した水膜がレーダの電波を減衰させてしまうとい
う問題が生じていた。
【0004】本考案は上記問題点を改善すべくなされた
もので、レドーム表面に水膜が付着しにくくなるように
し、電波の減衰を抑えることのできるレドームの水膜防
止機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案のレドームの水膜防止機構は、レドーム上部を
取り囲み、複数に分割された各々を円形状に保持するよ
うにその中空に第1のロープが通されたホースと、前記
第1のロープと繋がれた第2のロープと、前記第2のロ
ープより吊されたおもりとを具備したことを第1の特徴
とし、さらに、前記おもりの代わりに一端が第2のロー
プと接続され、多端が固定されたばねを用いたことを第
2の特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成にあっては、レドームの上部周囲にホ
ースが設けられ、吊されたおもりによりホースがレドー
ム表面に密着するのでホースが「とい」として働き、電
波放射範囲に相当する部分には雨水が流れない。これに
よりレドーム表面には水膜が付着しにくくなくなり、電
波の減衰が抑えられる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細
に説明する。図1は、本考案の第1の実施例を示す正面
図である。図1において、10はレドームであり、この
中にレーダ装置が収納されている。図1には簡単のため
アンテナ部のみ示す。このレドーム10の電波放射範囲
より上部にはその周囲を取り囲むようにホース11が設
けられている。このホース11は、例えばゴムあるいは
ビニールテトロンのような樹脂製であり、複数に分割さ
れている。このホース11は中空であり、この中にはホ
ース11を円形に保持するためのロープ12が通ってい
る。さらに、分割されたホースとホースの継ぎ目にはロ
ープ13が繋がれている。このロープ13は途中からホ
ース11と同じ材質のホース14で覆われている。ま
た、図2に示すように、ロープ13のホース14で覆わ
れていない部分には、ちりとり型の形状をしたガイド1
7が設けられており、先端の細くなっている部分がホー
ス14の一端に取り付けられている。
【0008】ロープ13の一方にはおもり15が吊され
ている。この部分を拡大した図を図3に示す。このおも
り15の重みによりホース11とロープ12はレドーム
10に密着する。また、おもり15は筒16に覆われて
いる。この筒16は、おもり15の揺れ止めとして用い
られ、おもり15の上下左右を抑える。また、筒16の
下側はおもり15が当たらないように大きく取られてい
る。これは、おもり15の重みでロープ13が伸びたと
きに、おもり15が筒16の下部にあたらないようにす
るためである。なお、筒16はレドーム10に取り付け
られていてもよい。
【0009】以上のように構成した場合、上空より雨が
降ると、吊されたおもり15によりホース11がレドー
ム10表面に密着するのでホース11が「とい」として
働く。そのため雨水はホース11で受け止められ、ここ
にたまった雨水はホース11の分割部(継ぎ目)よりガ
イド17を介して集中的にホース14を伝わって下方へ
流れる。このため、電波放射範囲に相当する部分には雨
水が流れない。これによりレドーム表面には水膜が付着
しにくくなり、電波の減衰が抑えられる。
【0010】上記構成のレドームの水膜防止機構によれ
ば、レドーム10とは独立しているので、既存のレドー
ムにも取り付けが可能である。次に、図4を用いて本考
案の第2の実施例を説明する。図4において、図1と同
一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。本
実施例と上述した第1の実施例と異なる点は、図1のお
もり15にあたる部分をばね20とした点である。はね
20の一方端は固定され、ロープ13を下方向に引っ張
る。これにより、ホース11、ロープ12がレドーム1
0に密着し、第1の実施例と同様、レドーム10上部に
降った雨はホース11により受け止められ、ホース11
の分割部(継ぎ目)より集中的に雨を流すことができる
ので、レーダの電波放射範囲に相当する部分のレドーム
表面には水膜が付着しにくくなる。この第2の実施例の
構成によれば、ばね20は一端が固定されているので、
ホース11をより安定に保持することができる。
【0011】次に、本考案の第3の実施例について図5
を用いて説明する。図5において、31はといであり、
レドーム30に直接固定されている。32はパイプであ
り、とい31にたまった雨水を下方へ流す。上記実施例
によれば、簡易に取り付けが可能である。
【0012】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案のレドーム
の水膜防止機構によれば、レドーム表面に水膜が付着し
にくくなるようにし、電波の減衰を抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す正面図。
【図2】図1のロープ間の継ぎ目部分を示す図。
【図3】図1のおもりの部分を拡大した図。
【図4】本考案の第2の実施例を示す正面図。
【図5】本考案の第3の実施例を示す正面図。
【図6】従来のレドームの外観の一例を示す図。
【符号の説明】 10…レドーム、11,14…ホース、12,13…ロ
ープ、15…おもり、16…筒、17…ガイド、20…
ばね

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レドーム上部を取り囲み、複数に分割さ
    れた各々を円形状に保持するようにその中空に第1のロ
    ープが通されたホースと、前記第1のロープと繋がれた
    第2のロープと、前記第2のロープより吊されたおもり
    とを具備したことを特徴とするレドームの水膜防止機
    構。
  2. 【請求項2】 前記おもりの代わりに一端が第2のロー
    プと接続され、多端が固定されたばねを用いたことを特
    徴とする請求項1記載のレドームの水膜防止機構。
  3. 【請求項3】 前記第2のロープは、ホースに覆われて
    いることを特徴とする請求項1または2記載のレドーム
    の水膜防止機構。
  4. 【請求項4】 前記第2のロープを覆うホースの一方端
    には雨水を受けるためのガイドを設けたことを特徴とす
    る請求項3記載のレドームの水膜防止機構。
JP1993068650U 1993-12-22 1993-12-22 レドームの水膜防止機構 Expired - Lifetime JP2589735Y2 (ja)

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JPH0742208U JPH0742208U (ja) 1995-07-21
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