JPH10321681A - ウエハプローバ及びテストボードの交換方法 - Google Patents

ウエハプローバ及びテストボードの交換方法

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JPH10321681A
JPH10321681A JP9128596A JP12859697A JPH10321681A JP H10321681 A JPH10321681 A JP H10321681A JP 9128596 A JP9128596 A JP 9128596A JP 12859697 A JP12859697 A JP 12859697A JP H10321681 A JPH10321681 A JP H10321681A
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test board
wafer prober
test
connection ring
wafer
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Tomoaki Tamura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テストヘッド1の開閉なしにテストボード8
の交換を可能とし、ポゴピンや位置決めガイド等の破損
を抑え、作業者への精神的負担を軽減し、自動化に対応
するウエハプローバを提供する。 【解決手段】 半導体ウエハ12に形成された半導体素
子の電気的特性を測定するために使用されるウエハプロ
ーバ30であって、当該ウエハプローバ30に設けられ
た開閉自在のテストヘッド1に着脱自在にテストボード
8が接続されており、当該テストヘッド1が閉鎖状態に
ある段階で、該テストボード8が、該テストヘッド1と
離反せしめられ、且つ該テストヘッド1と離反せしめら
れた状態で、該テストヘッド1との接合面と平行な面、
若しくはそれに近似する面に沿って摺動し得る様に構成
されているウエハプローバ30。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハに形
成されたチップの電気的特性を測定するテスタの電極
(テスタピン)と前記チップ上の電極(パッド)とを電
気的に接続させるウエハプローバに関し、特にテストヘ
ッドを搭載したウエハプローバに関する。
【0002】
【従来の技術】ウエハプローバは、半導体ウエハ内の各
チップの電気的特性を測定し、良品と不良品を判別する
テスタの電極とチップの電極とをプローブカードを介し
て、電気的に接続させる装置であり、ウエハが収納され
たウエハキャリアからウエハを自動的に搬送し、自動的
に各チップを測定(電気的に接続する)し、測定後、ウ
エハを自動的にウエハキャリアに回収できる装置に改良
され、現在では、プローブカードを自動で交換する機
能、ネットワークに接続し、品種データをダウンロー
ド、測定データをアップロードする機能を有するまでに
自動化が進み、作業性が向上している。
【0003】ところで、近年の半導体チップの高機能・
高集積化に伴い、製造上少量多品種生産が増加してい
る。このため、作業者の操作が非常に増加している。例
えば、品種Aのウエハを測定後、引き続いて異なる品種
Bのウエハを測定する場合、作業者は、品種Bに対応し
たプローブカードと、品種によってはテストボードを交
換しなければならない。
【0004】また、テスターとウエハの間の接触抵抗が
高いなどのトラブルが発生した場合、テストボードの交
換、脱着及びテストヘッド開閉などを繰り返して対応す
ることが多い。従来のテストボードの交換作業につい
て、図面を参照して詳細に説明する。図8〜図11に
は、例えば、特開昭62−263647号公報に示され
る様な、従来のウエハプローバの構成が示されており、
当該ウエハプローバは、例えば、テストヘッド1、メイ
ンステージ2、ローダステージ3、テストヘッド開閉機
構部4から構成されている。 図8(A)はウエハプロ
ーバの要部正面説明図、図8(B)はウエハプローバの
要部上面説明図、図9はウエハプローバの内部構造説明
図である。
【0005】係る従来に於けるウエハプローバのテスト
ヘッド1は、常時(測定時)閉じているため、テストボ
ード8を交換する場合は、先ず(1)テストヘッド1を
開き、(2)テストボード8を交換する(即ち、例えば
固定解除→交換→再固定を行う。又テストボード8の固
定及び解除は、ワンタッチ式が主流である)。次に、
(3)テストヘッド1を閉めるという作業が必要であ
る。このテストボード8交換作業を低減するため、該特
開昭62−263647号公報では、半導体全品種に対
してボード8(テストボード8、コンタクトボード8
a、プローブカード10a、接続リング9を含み、一体
構造となっている)の交換を把持搬送手段17を介して
自動化している。
【0006】これを図10及び図11を参照して説明す
る。図10(A)はウエハプローバの要部平面説明図で
あり、図10(B)はウエハプローバの要部正面説明
図、図11はボードを把持搬送手段5を介して交換する
状態を示した要部平面説明図である。当該ウエハプロー
バは、以下の様な機構を有している。
【0007】即ち、メインステージ2、ウエハプローバ
のローダステージ3、収納室18(ボード収納棚を含
む)、ボード16(テストボード8、コンタクトボード
8a、ポゴピンボード、プローブカード10a)、ハウ
ジング(接続リング9)、クランプ用金具(接続リング
固定治具10を含む)、把持搬送手段17(昇降用モー
タ17a、昇降用スクリュー17b、昇降用レール17
c、スライド用モータ17d、スライド用スクリュー1
7e、スライド用レール17f、ボード用ホーク17g
を含む)、テストヘッド1、ヘッドプレート6、テスト
ヘッドの回転制御モータ19、コントローラ20から構
成され、ウエハ12がウエハキャリア15に収納された
状態でウエハプローバのローダステージ3に搭載され
る。
【0008】又、上記従来のウエハプローバに於けるテ
ストボードの交換作業は、前記のように、まず(1)テ
ストヘッド1をテストヘッドの回転制御モータ19によ
り、図10(B)に示す様に、左側方向に回転する。
(2)それによって解放された当該ウエハプローバの上
部表面から、現在装着されているボード16を把持搬送
手段17により取り外し、収納室18に収納する。
【0009】次いで、(3)切り替える品種に対応した
新たなテストボード16を収納室18からヘッドプレー
ト6に上記把持搬送手段17により搬送する。(4)そ
の後、テストヘッド1を、テストヘッドの回転制御モー
タ19により、図10(B)に示す様に、右側方向に回
転して、ヘッドプレート6に接続させて、閉鎖状態とな
す。
【0010】(5)かくして、当該テストボードの交換
作業が完了した後、ウエハプローバのローダステージ3
によりウエハキャリア15に収納されたウエハ12をウ
エハプローバのメインステージ2に搬送し、測定に移
る。しかしながら、この従来例では、テストヘッド1を
回転させ開閉動作を行うため、ポゴピン(例えば、ばね
を有するコンタクトピン)やテストヘッド1とヘッドプ
レート6を位置決めするガイド(ピン等)の破損が今ま
でと変わらず、又当該テストヘッドも重量が大きいの
で、人為的な作業では、危険も伴う。
【0011】また、ボード16がテストボード8、ポゴ
ピンボード8a、プローブカード10a、接続リング9
の一体構造である必要があるため、テストボード8やプ
ローブカード10a単独の交換ができず、品種の数に応
じて、ポゴピンボード8a、接続リング9が必要となっ
てしまうためコストが大きい。さらに、接続リング(9)
がヘッドプレート6と一体構造の形式には適用できな
い。
【0012】又、種々の組み合わせからなるテストボー
ドを多数用意しておかなければならないと言う問題もあ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】つまり、係る従来のウ
エハプローバに於いては、テストボードを交換する場
合、まず問題点となるのがテストヘッドの開閉である。
近年、開閉数は多品種少量生産の増大のため多くなり、
一日に十数回以上という場合もある。一般的にテストヘ
ッドは大重量であり、多ピン化、高速化等の影響により
100kg〜200kgが主流となっている。このため
開閉作業は非常に危険を伴い、作業者への精神的な圧迫
感が強い。
【0014】また、開閉機構の主流が旋回式のため、プ
ローバ上面の位置決めピン及びポゴピンが破損し、半導
体ウエハとテスタとの間の電気的導通が不能になるとい
う問題点がある。このため、テストボード自動交換に際
しては、テストヘッド開閉動作を無くす必要がある。し
かしながら、上記した特開昭62−263647号公報
に於いては、テストヘッドを開く必要があり、当該テス
トヘッドの開閉作業は人が行うものであるため、上記問
題点の解決とならない。また、プローブカードとボード
(テストボード、ポゴピンボード、接続リングを含む)
が一体である必要があるため、例えばプローブカードの
み交換する場合、テストボードのみ交換する場合では、
フレキシブルな対応ができない。
【0015】さらに、プローバヘッドプレートにボード
(接続リング)が固定されている形式のテスタでは、自
動交換が不可能となり、特定の機種あるいは形式のテス
タに限定されてしまう。また、プローブカードとボード
が一体構造のため、品種の数に応じて、ポゴピンボー
ド、接続リング等がそれぞれ必要となるためコストが大
きい。
【0016】従って、本発明の目的は、上記した従来技
術の欠点を改良し、重量のあるテストヘッドを開閉操作
することなく、テストボードの交換を可能とし、テスト
ヘッドとウエハプローバの間を電気的に接続しているポ
ゴピンや機械的な接続のための位置決めガイド等の破損
を抑え、作業者への精神的負担を軽減し、且つ自動化に
対応しえるウエハプローバを提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成する為、以下に示す様な基本的な技術構成を採用す
るものである。即ち、本発明の第1の態様としては、半
導体ウエハに形成された半導体素子の電気的特性を測定
するために使用されるウエハプローバであって、当該ウ
エハプローバに設けられた開閉自在のテストヘッドに着
脱自在にテストボードが接続されており、当該テストヘ
ッドが閉鎖状態にある段階で、該テストボードが、該テ
ストヘッドと離反せしめられ、且つ該テストヘッドと離
反せしめられた状態で、該テストヘッドとの接合面と平
行な面、若しくはそれに近似する面に沿って摺動し得る
様に構成されているウエハプローバであり、第2の態様
としては、半導体ウエハに形成された半導体素子の電気
的特性を測定するために使用されるウエハプローバであ
って、当該ウエハプローバに設けられた開閉自在のテス
トヘッドに、適宜のテストボード着脱機構を介して、当
該テストボードが着脱自在に接続されているウエハプロ
ーバに於いて、当該テストヘッドが閉鎖状態にある段階
で、当該テストボード着脱機構を駆動させて、該テスト
ボードを当該テストヘッドから離反させる工程、当該テ
ストボード着脱機構を更に駆動させて、該テストボード
をテストボードガイドに係合保持せしめる工程、当該テ
ストボードを該テストボードガイドに沿って摺動させる
工程、及び当該ウエハプローバ本体側部に於ける当該テ
ストボードガイドと対応する位置に設けられたテストボ
ード交換手段により、当該テストボードが該ウエハプロ
ーバ外部に取り出され、別のテストボードが当該テスト
ボードガイドに挿入される工程、とから構成されている
ウエハプローバに於けるテストボード交換方法である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係るウエハプローバ及び
テストボードの交換方法は、上記問題点を解決するた
め、具体的には、テストボードの交換をテストヘッドを
開閉せずに行えるよう、例えば、テストボードとプロー
ブカードとの間の接続リング部を、シリンダあるいはモ
ータによる駆動部を有した接続リング固定治具に取り付
けることにより、テストボードと、プローブカード及び
接続リング部とを一体的に構成し且つ一体的に上下可動
とし、該テストボード(パフォーマンスボード)交換時
に接続リング部を降下させ、テストボードと接続リング
部を分離させる様に構成するか、また、テストボードに
付随した接続リングとを一体的な構造となし、これをシ
リンダあるいはモータによる駆動部を有した接続リング
固定治具に取り付けることにより上下可動とし、テスト
ボード(パフォーマンスボード)交換時に接続リング固
定治具を降下させ、接続リング固定治具とテストボード
と該テストボードに固定された接続リング部とを分離さ
せることにより該接続リング部を含むテストボードを挿
抜可能にし、さらに自動化に対応しえる様にしたもので
ある。
【0019】尚、本発明に於ける当該ウエハプローバで
の、該テストヘッド開閉動作は、テストヘッドメンテナ
ンス、接続リング部メンテナンスのため、従来通り開閉
可能となる様に構成されている。更に、プローブカード
交換については、例えば前記した従来例である特開昭6
1−10738号公報において提案されたような自動交
換手段が使用可能であり、さらに、当該テストボードを
該テストヘッドに固定させる方法は、特に特定されるも
のではないが、例えばねじ止めの様な人為的なものでは
なく、ワンタッチ式であるテストボード固定方式を使用
する事が望ましい。
【0020】つまり、本発明に係るウエハプローバのよ
り具体例な構成の例としては、当該ウエハプローバのテ
ストヘッドに、当該テストヘッドと着脱自在に接続され
るテストボード、当該半導体素子と接触するプローブを
有するプローブカード及び当該両者の中間に位置し、当
該両者を相互に接続する接続リング部とからなる検査部
材が、取りつけられており、当該テストボードの交換時
に、該テストボードは、該テストヘッドと離反せしめら
れ、且つ当該テストボードは、該テストヘッドと離反せ
しめられた状態で、該テストヘッドとの接合面と平行な
面、若しくはそれに近似する面に沿って摺動し得る様に
構成されているウエハプローバである。
【0021】
【実施例】以下に、本発明に係るウエハプローバの具体
例を図面を参照しながら詳細に説明する。図1〜図4
は、本発明に係るウエハプローバの一具体例の構成を説
明する図であり、図中、半導体ウエハ12に形成された
半導体素子の電気的特性を測定するために使用されるウ
エハプローバ30であって、当該ウエハプローバ30に
設けられた開閉自在のテストヘッド1に着脱自在にテス
トボード8が接続されており、当該テストヘッド1が閉
鎖状態にある段階で、該テストボード8が、該テストヘ
ッド1と離反せしめられ、且つ該テストヘッド1と離反
せしめられた状態で、該テストヘッド1との接合面と平
行な面、若しくはそれに近似する面に沿って摺動し得る
様に構成されているウエハプローバ30が示されてい
る。
【0022】つまり、本発明に於いては、従来の方法に
於ける様に、重量のある当該テストヘッド1を開閉する
作業を回避し、当該テストヘッド1が閉鎖状態のまま、
使用中のテストボード8を抜取り、且つそれに替わって
別に必要とされるテストボード8を同様に当該ウエハプ
ローバ30のテストヘッド1を閉鎖したままの状態で当
該ウエハプローバ内の必要な場所まで挿入し移動させる
様に構成したものである。
【0023】即ち、本発明に於ける該ウエハプローバ3
0に於いては、当該テストヘッド1が閉鎖状態にある段
階で、該テストボード8を該テストヘッド1から離反せ
しめるか、該テストボード8を該テストヘッド1に当接
せしめる様に機能するテストボード着脱機構11が当該
ウエハプローバ30の内部に設けられているものであ
る。
【0024】本発明に於ける該ウエハプローバ30に於
いては、該テストボード8は、単独で交換する様にして
もよいが、後述する様に、接続リング部及びプローブカ
ード等を一体化した形で交換出来る様にする事も出来
る。係るテストボードの交換方法に関しては、より具体
的には、図3(A)〜図4に示されている。
【0025】即ち、図示の様に、当該テストボード8を
交換する場合には、該テストヘッド1が閉鎖状態にある
段階で、該テストボード8を該テストヘッド1から図で
見て下の方向に下降させて、該テストボード8を該テス
トヘッド1から離反させた後、当該テストボード8を下
降させた位置から、図2に示す様に、該テストヘッド1
の下面が構成する平面に平行に移動させて当該ウエハプ
ローバ30の側面から当該ウエハプローバ30の外部に
取り出せる様に構成されている。
【0026】又、別のテストボード8を挿入設定する際
には、上記の動きとは逆の動作を行わせる事によって、
新しいテストボード8を該テストヘッド1に当接固定さ
せる事が出来る。更に、本発明に於いては、当該テスト
ボード8は、適宜のテストボード着脱機構11によって
その位置が下降或いは上昇する様に構成されているもの
であり、当該テストボード着脱機構は、例えば、モータ
或いはシリンダー等で構成させているものであり、更
に、該テストボード8は当該テストボード着脱機構11
に直接接続してその位置を変化させる様に構成したもの
であっても良く、又該テストボード着脱機構11と連動
してその位置が変化する固定治具10に保持されている
ものであっても良い。
【0027】尚、本発明に於いて使用されるテストボー
ド8は、その一例として、図3(A)から図4に示す様
に、該テストヘッド1と対向する面とは反対側に面に、
検査されるべき当該半導体ウェハ素子12と接触するプ
ローブを有するプローブカード10aが接続リング部9
を介して接合せしめられているものである。その場合に
は、該テストボード8は、該プローブカード10aと該
接続リング部9とを介して該固定治具10に保持されて
いる事になる。
【0028】係る構成に於いては、図3(A)及び図3
(B)から明らかな様に、当該固定治具9は、該プロー
ブカード10aの全部と該接続リング部9の一部を保持
する様に構成されている事が望ましい。上記した本発明
に係るウエハプローバ30に於いて、該テストボード8
と接続リング9及びプローブカード10aとが一体構造
になっている場合について、その構成と動作をより詳細
に以下に説明する。
【0029】図1(A)aはウエハプローバの要部正面
説明図、図1(B)は要部側面説明図、図2は要部上面
説明図、図3(A)、図3(B)、図4、図5(A)、
図5(B)及び図6は、当該ウエハプローバ30の内部
構造及び動作説明図である。図において、1はテストヘ
ッドであり、2はウエハプローバのメインステージ、3
はウエハプローバ30のローダステージ、4はウエハプ
ローバ30のテストヘッド開閉機構部である。図7はテ
ストボード交換時の動作フローチャートである。
【0030】テストヘッド1は、テストヘッド固定治具
5によって固定されており、テストヘッド開閉機構部4
と接続しており、測定時(通常時)にはメインステージ
2上のヘッドプレート6に設けてある位置決めガイド及
びテストヘッドクランパ7により固定されている。ま
た、テストヘッド1は、テストボード8(コンタクトボ
ード8aを含む)が装着され、ポゴピン(例えば、バネ
を有するコンタクトピン)を介して電気的に接続され
る。
【0031】又、ウエハプローバ30本体とは、接続リ
ング9に付随したポゴピンを介して電気的に接続されて
いる。一方、該ウエハプローバ30のメインステージ2
は、ヘッドプレート6、接続リング9、プローブカード
10a、及び接続リング固定治具10(プローブカード
ホルダ10b、プローブカードクランパ10c等が含ま
れている)及び接続リング固定治具10を上下動作させ
るための上下駆動部11が上部に配置され、内部に半導
体ウエハ12を真空により把持するチャック13とそれ
をXYZθ駆動するためのステージ(図示せず)が連結
され、配置されている。
【0032】また、メインステージ2は、テストボード
8を出し入れするための扉14があり、ヘッドプレート
6には、テストボード8を引き出すためのガイド16
(スライダー等)が設けられている。又、ローダステー
ジ3は、半導体ウエハ12を収納するウエハキャリア1
5を搭載し、ウエハプローバ30に設けた適宜のコント
ローラ制御手段(図示せず)により、半導体ウエハ12
をメインステージ2のチャック13に自動的に搬送す
る。
【0033】更に、テストヘッド開閉機構部4は、テス
トヘッド固定治具5を介してテストヘッド1と機械的に
接続されており、適宜の駆動手段、例えばシリンダ、モ
ータ等により旋回状に開閉動作を行う。一方、接続リン
グ9は、接続リングの固定治具10の位置決めガイドあ
るいはボルト等により固定される。
【0034】つまり、接続リング固定治具10は、上下
駆動部11と機械的に接続され、シリンダやモータ等に
より上下駆動が可能であり、半導体ウエハ12に平行に
固定できる。例えば、品種Aの半導体ウエハ12を測定
し、次いで、品種Bの半導体ウエハ12を測定する場合
には、テストボード8及びプローブカード10aを品種
Bに応じたものに交換する必要がある。
【0035】係るテストボード8の交換操作を図7に示
すフローチャートを参照しながらその具体例を説明す
る。先ず、作業者は、品種Aから品種Bへ切り替える場
合、スタート後、ステップ(1)でまず品種Bに対応し
た品種パラメータを、所定の情報源から所定の制御手段
を介して取得する。
【0036】この段階では、図3(A)に示す様に、固
定治具10は、第1の位置にあり、該テストボード8が
該接続リング部9及び該プローブカード10aと一体の
状態で該テストヘッド1に接合せしめられている。次い
でステップ(2)に進み、そのパラメータに従って、テ
ストボード8を交換作業に入るが、当該交換操作は、先
ずステップ(2)でウエハプローバ30に設けられたテ
ストボード交換用SWを押し、テストボード交換開始信
号がウエハプローバ30のコントローラ(図示せず)に
伝達され、各センサーの状態を検出し、交換可能かどう
かを判断する。そこで、交換作業が必要でないとの判断
が出た場合には、通常の測定作業が継続され、又、当該
判断が交換可能である場合、ステップ(3)に進み、当
該コントローラからテストヘッド1あるいはテスタの制
御部にその信号が伝達され、テストヘッド1のテストボ
ードクランプをリセットして外し、テストボード8がフ
リーの状態になる。次いでステップ(4)に於いて、チ
ャック13を交換作業に障害とならない位置に退避させ
る。
【0037】本具体例に於いては、図の下方に退避させ
る事になる。次いでステップ(5)に進み、図3(B)
に示される様に、接続リング固定治具10は上下駆動部
11により、テストボード8と接続リング9が離反する
位置まで下降する。つまり、該固定治具10が第2の位
置に変位するものであり、係る段階では、該接続リング
部9及び該プローブカード10aとが、該固定治具10
に保持された状態で、上記第2の位置迄下降し、更に下
降を継続すると、ステップ(6)に移行し、該テストボ
ード8が、当該固定治具10の変位行程の途中の設けら
れたテストボードガイド16に係合保持せしめられる事
になる。
【0038】テストボードガイド16は、ヘッドプレー
ト6に設けられた高精度なガイドであって、このガイド
に沿って該テストボード8が、ウエハプローバ30の外
部に排出され、若しくは新たなテストボード8が外部か
ら挿入されて、テストヘッド1と接合する位置に移動せ
しめられる。更に、ステップ(7)に於いて、該固定治
具10の下降操作が継続され、当該固定治具10が図4
に示す様に、第3の位置に来た場合には、当該テストボ
ード8は、該接続リング部及び該プローブカードと一体
化されたまま、該テストボードガイド16に係合保持さ
れ、一方該固定治具10はそのまま下降を続ける第3の
位置に到達する。
【0039】尚、上記工程が実行されている間、各ステ
ップ毎にそれぞれ必要な状態を検出して異常状態の発生
の有無を確認しながら、各ステップの工程を実行する事
になっている。例えば、該テストボード8がヘッドプレ
ート6の高精度なテストボードガイド16上に乗ったか
否か、或いは該固定治具10が該接続リング9と一体と
なったテストボード8と干渉しない所定の位置まで下降
したか否か等を適宜のセンサにより検出し、検出された
信号はウエハプローバのコントローラに伝達され、必要
な場合には、警報を発生させ、或いは当該工程の操作を
中止させる。
【0040】次いで、ステップ(8)に進み、当該テス
トボード8を該テストボードガイド16に沿って適宜の
排出手段(図示せず)を使用して、ヘッドプレート6の
テストボードガイド16から該テストボード8をウエハ
プローバ30の外部に排出させる。図1(A)及び図1
(B)に示す様に、当該ウエハプローバ30の一側面部
に開口部が設けられており、当該開口部に適宜の扉14
を設け、該テストボード8を排出する際には、該扉14
を開放して、そこから適宜のロボット等で構成されるテ
ストボード取り出し/挿入手段17を使用して、該テス
トボード8を取り出す様にする事が出来る。
【0041】或いは、該ヘッドプレート6に設けた高精
度なテストボードガイド16に付随させたスライダ及び
リードスクリュー等(人為的に引き出すことも可能)に
よりテストボード8を該扉14からメインステージ2正
面の所定の位置に出てくる様にしても良く、それによっ
て作業者及び自動取り出し装置等により、テストボード
8が取り出される。
【0042】尚、テストボート8を出し入れするための
扉14が完全に開いた状態かどうかを付随のセンサによ
り検出する様にしても良い。次に品種Bに対応するプロ
ーブカード10aと接続リング部9を一体的に構成した
テストボード8を挿入する場合は、ステップ(8)の後
半に於いて、作業者及び自動挿入装置等17により、メ
インステージ2正面の所定の位置にテストボード8をセ
ットする。セットされたテストボード8は、上記した扉
14を介して、例えば、ヘッドプレート6に設けた高精
度なテストボードガイド16に付随したスライダ及びリ
ードスクリューによってテストヘッド1と接続可能な位
置まで挿入される。
【0043】次いで、ステップ(9)に進み、所定位置
まで該テストボードガイド16に沿って挿入されたテス
トボード8は、図4に示す状態に配置され、次いで当該
接続リング固定治具10は、図4の第3の位置から、機
械的に接続された上下駆動部11の上昇により、前記し
た第2の位置に向けて上昇する。その後、ステップ(1
0)に到り、当該固定治具10が、テストボード8と一
体化された接続リング部9とプローブカード10aと接
合し、且つ接続リング9に設けられている位置決めガイ
ドと該固定治具10のガイドとが係合される。
【0044】次いで、ステップ(11)に於いて、該駆
動部11の上昇運動が継続されるに従い、該固定治具1
0も該接続リング部9とプローブカード10aを保持し
ながら、当該接続リング部9に固定されている該テスト
ボード8を伴って上昇し、ステップ(12)に於いて、
当該固定治具10は、第1の位置に到達して、テストヘ
ッド1に設けられている適宜のガイドに接続する。
【0045】係るテストボード8と該テストヘッド1と
が正確に接続されたかどうかをテストヘッド1に設けら
れた適宜のセンサにより検出し、該テストボード8がテ
ストヘッド1に正確にクランプされた事が確認された
後、テストボード8を挿抜するための扉14を閉じる事
によってテストボード8の交換作業が完了する。つま
り、本発明に於ける上記具体例に於いては、当該固定治
具10が変位する行程の途中に、当該テストボード8を
係合保持せしめるテストボードガイド16が設けられて
いる事が特徴の一つである。
【0046】又、上記した説明より明らかな様に、本発
明に於けるウエハプローバ30は、該固定治具10が図
3(A)に示す第1の位置にある場合には、該テストボ
ード8が該接続リング部9及び該プローブカード10a
と一体の状態で該テストヘッド1に接合せしめられてお
り、該固定治具10が図3(B)に示す第2の位置にあ
る場合には、該接続リング部9及び該プローブカード1
0aとが、該固定治具10に保持された状態で、該テス
トボード8が、当該固定治具10の変位行程の途中の設
けられたテストボードガイド16に係合保持せしめられ
ており、当該固定治具10が図4に示す第3の位置にあ
る場合には、該固定治具10は、該接続リング部9及び
該プローブカード10aと離反状態にある様に構成され
ているものである。
【0047】次に、本発明に於けるウエハプローバ30
の他の具体例として、基本的な構成及びテストボード8
の交換方法の基本的なシステムは、上記具体例と同様で
あるが、本具体例は、テストボード8と接続リング部9
が分離され、かつ接続リング部9が接続リング固定治具
10に常時支持されている様な構造である場合について
図5(A)、図5(B)及び図6を参照しながら説明す
る。
【0048】即ち、本具体例のテストボード交換方法は
基本的には、上記した図7のフローチャートと実質的に
同一であるので、異なる点のみ以下に説明する。先ず、
本具体例に於いては、当該テストボード8と該接続リン
グ部9とは適宜の着脱自在の機構(図示せず)を介して
接合せしめられているものである。従って、当該テスト
ボード8と該接続リング部9とが接合している状態を示
す図5(A)は、図3(A)の状態と同一である。
【0049】先ず、作業者は、品種Aから品種Bへ切り
替える場合、スタート後、ステップ(1)でまず品種B
に対応した品種パラメータを、所定の情報源から所定の
制御手段を介して取得する。この段階では、図3(A)
に示す様に、固定治具10は、第1の位置にあり、該テ
ストボード8が該接続リング部9及び該プローブカード
10aと一体の状態で該テストヘッド1に接合せしめら
れている。
【0050】又、図7に於けるステップ(1)からステ
ップ(6)までの操作も前記具体例と同様である。つま
り、本具体例に於いて、接続リング固定治具10が上下
駆動部11により、テストボード8と接続リング9が離
反する位置まで下降し、第2の位置まで変位する操作ま
で、前記具体例と同一である。
【0051】即ち、係る段階で、該接続リング部9及び
該プローブカード10aとが、該固定治具10に保持さ
れた状態で、該テストボード8と共に上記第2の位置迄
下降し、図5(B)に示す様に、当該固定治具10の変
位行程の途中の設けられたテストボードガイド16に該
テストボード8が係合保持せしめられる事も、図3
(B)と同様である。
【0052】上記両具体例の違いは、ステップ(7)に
移行した時点で見られるものであり、即ち、図6に示さ
れる様に、ステップ(7)に於いて、該固定治具10の
下降操作が継続され、当該固定治具10が図6に示す様
に、第3の位置に来た場合には、当該テストボード8
は、該テストボードガイド16に係合保持されるが、該
接続リング部及び該プローブカードは、該テストボード
8と離反して該固定治具10に保持されたまま、該固定
治具10と一体的に下降を続け第3の位置に到達する。
【0053】ステップ(8)では、従って、テストボー
ド8のみを交換する様に構成されているのである。そし
て、別の品種Bに対応するテストボード8を挿入する場
合は、品種Bに対応するプローブカード10aをステッ
プ(8)の後半に於いて、作業者及び自動挿入装置等1
7により、メインステージ2正面の所定の位置にテスト
ボード8をセットする。セットされたテストボード8
は、上記した扉14を介して、例えば、ヘッドプレート
6に設けた高精度なテストボードガイド16に付随した
スライダ及びリードスクリューによってテストヘッド1
と接続可能な位置まで挿入される。
【0054】次いで、ステップ(9)に進み、所定位置
まで該テストボードガイド16に沿って挿入されたテス
トボード8は、図6に示す状態に配置され、次いで当該
プローブカード10aと接続リング部9を保持した接続
リング固定治具10は、図6の第3の位置から、機械的
に接続された上下駆動部11の上昇により、前記した第
2の位置に向けて上昇する。
【0055】その後、ステップ(10)に到り、当該固
定治具10に保持された接続リング部9とテストボード
8とが適宜の位置決めガイドを介して互いに当接、接合
される。その後の工程は、前記した具体例と同一であ
る。即ち、本具体例に於けるウエハプローバ30は、上
記した様に、該固定治具10が第1の位置にある場合に
は、該テストボード8が該接続リング部9及び該プロー
ブカード10aと一体の状態で該テストヘッド1に接合
せしめられており、該固定治具10が第2の位置にある
場合には、該接続リング部9及び該プローブカード10
aとが、該固定治具10に保持された状態で、該テスト
ボード8が、当該固定治具10の変位行程の途中の設け
られたテストボードガイド16に係合保持せしめられて
おり、当該固定治具10が第3の位置にある場合には、
該接続リング部9が該テストボード8から離反せしめら
れ、且つ該固定治具10は、該接続リング部9及び該プ
ローブカード10aを保持する様に構成されている事を
特徴とするものである。
【0056】又、本発明に於けるウエハプローバ30
は、半導体ウエハ12に形成された半導体チップの電気
的特性を測定するために使用されるウエハプローバにお
いて、電気的特性によりチップの良、不良を判定する検
査装置のテストヘッドに装着されたテストボード8とプ
ローブカード10aとの間の接続リング部9を、駆動部
を有した接続リング固定治具10に取り付けることによ
り上下可動とし、テストボード交換時に接続リング部9
を降下させ、テストボード8と接続リング部9を分離さ
せることによりテストボードを挿抜できるように構成し
たことを特徴とするものである。
【0057】更に、本発明に於いては、テストボードに
接合された接続リングを、駆動部を有する接続リング固
定治具10に取り付けることにより上下可動とし、テス
トボード交換時に接続リング固定治具10を降下させ、
接続リング固定治具10とテストボードに付随した接続
リング部9を分離させることによりテストボード8を挿
抜できるように構成しても良い。
【0058】上記した様に、本発明に於けるテストボー
ドの交換方法としては、例えば、半導体ウエハに形成さ
れた半導体素子の電気的特性を測定するために使用され
るウエハプローバであって、当該ウエハプローバに設け
られた開閉自在のテストヘッドに、適宜のテストボード
着脱機構を介して、当該テストボードが着脱自在に接続
されているウエハプローバに於いて、当該テストヘッド
が閉鎖状態にある段階で、(1)当該テストボード着脱
機構を駆動させて、該テストボードを当該テストヘッド
から離反させる工程、(2)当該テストボード着脱機構
を更に駆動させて、該テストボードをテストボードガイ
ドに係合保持せしめる工程、(3)当該テストボードを
該テストボードガイドに沿って摺動させる工程、及び
(4)当該ウエハプローバ本体側部に於ける当該テスト
ボードガイドと対応する位置に設けられたテストボード
交換手段により、当該テストボードが該ウエハプローバ
外部に取り出され、別のテストボードが当該テストボー
ドガイドに挿入される工程、とから構成されているもの
である。
【0059】更に、本発明に於いては、当該テストボー
ドを該テストボードガイドに挿入し、該ウエハプローバ
本体内に於ける所定の位置に配置せしめる工程、当該テ
ストボード着脱機構を駆動させて、テストボードガイド
に係止されている該テストボードに当該テストボード着
脱機構を当接せしめる工程、当該テストボード着脱機構
を更に駆動させて、該テストボードを該テストボードガ
イドから離反せしめ、当該テストヘッドに接合せしめる
工程、とから構成されている事も望ましい。
【0060】本発明により品種交換時のテストヘッド1
の開閉によるポゴピン、位置決めガイドの破損が以下の
様に低減できる。 例えば、1日に品種交換=10回、テストヘッド1日常
点検(テストヘッド1開閉が必ず必要がある)=1回の
場合 従来方法では、テストヘッド1開閉回数=11回、ポゴ
ピン破損数=5本/月、位置決めガイド交換=1回/年
であったが、本発明の方法では、テストヘッド1開閉回
数=1回、ポゴピン破損数=0.5本/月、位置決めガイ
ド交換=1回/10となり、大幅な改善が得られた。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、半導体
ウエハ12の電気的特性を測定するためのウエハプロー
バにおいて、テストボード8を交換する場合、テストヘ
ッド1を開閉せずに行えるため、開閉動作をメンテナン
ス時など最小限に抑えることできる。このため、ポゴピ
ンやテストヘッド1とヘッドプレート6の位置決めガイ
ド等の破損を抑えることができる。また、開閉動作を行
う作業者への精神的負担を最小限に抑えることができ
る。
【0062】さらに、テストボード8、接続リング9、
プローブカード10aをそれぞれ独立させることによ
り、テストボード8とプローブカード10aを単独で交
換できるため、多品種生産にフレキシブルな対応が可能
となり、接続リング9を複数個持たなくてもテストボー
ド8及びプローブカード10aが交換できるため余計な
コストがかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は、本発明のウエハプローバの要部
正面説明図であり、図1(B)はその要部側面説明図で
ある。
【図2】図2は、本発明にかかるウエハプローバの要部
上面説明図である。
【図3】図3(A)及び図3(B)は、本発明の一具体
例に於けるウエハプローバの内部構造及びテストヘッド
交換時の動作説明図である。
【図4】図4は、本発明の一具体例に於けるウエハプロ
ーバの内部構造及びテストヘッド交換時の動作説明図で
ある。
【図5】図5(A)及び図5(B)は、本発明の他の具
体例に於けるウエハプローバの内部構造及びテストヘッ
ド交換時の動作説明図である。
【図6】図6は、本発明の他の具体例に於けるウエハプ
ローバの内部構造及びテストヘッド交換時の動作説明図
である。
【図7】図7は、本発明に於けるテストボード交換時の
動作フローチャートである。
【図8】図8(A)は、従来の一般的なウエハプローバ
における要部正面説明図であり、図8(B)は、従来の
ウエハプローバの要部上面説明図である。
【図9】図9は、従来のウエハプローバに於ける内部構
造説明図である。
【図10】図10(A)従来のウエハプローバに於ける
テストボード交換機構の例を示す要部平面説明図であ
り、図10(B)は、その要部正面説明図である。
【図11】図11は、従来のウエハプローバに於けるボ
ードを把持搬送手段を介して交換する状態を示した要部
平面説明図である。
【符号の説明】
1…テストヘッド 2…ウエハプローバのメインステージ 3…ウエハプローバのローダステージ 4…テストヘッド開閉機構 5…テストヘッド固定治具 6…ヘッドプレート 7…テストヘッドクランパ 8…テストボード 9…接続リング 10…固定治具 10a…プローブカード 10b…プローブカードホルダ 10c…プローブカードクランパ 11…上下駆動部 12…半導体ウエハ 13…チャック 14…扉 15…ウエハキャリア 16…テストボードガイド 17…把持搬送手段 17a…昇降用モータ 17b…昇降用スクリュー 17c…昇降用レール 17d…スライド用モータ 17e…スライド用スクリュー 17f…スライド用レール 17g…ボード用ホーク 18 …収納室 19 …テストヘッドの回転制御モータ 20 …コントローラ

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハに形成された半導体素子の
    電気的特性を測定するために使用されるウエハプローバ
    であって、当該ウエハプローバに設けられた開閉自在の
    テストヘッドに着脱自在にテストボードが接続されてお
    り、当該テストヘッドが閉鎖状態にある段階で、該テス
    トボードが、該テストヘッドと離反せしめられ、且つ該
    テストヘッドと離反せしめられた状態で、該テストヘッ
    ドとの接合面と平行な面、若しくはそれに近似する面に
    沿って摺動し得る様に構成されている事を特徴とするウ
    エハプローバ。
  2. 【請求項2】 当該テストヘッドが閉鎖状態にある段階
    で、該テストボードを該テストヘッドから離反せしめる
    か、該テストボードを該テストヘッドに当接せしめるテ
    ストボード着脱機構が設けられている事を特徴とする請
    求項1記載のウエハプローバ。
  3. 【請求項3】 当該テストボードは、該テストヘッドが
    閉鎖状態にある段階で、当該ウエハプローバ本体の側面
    から該ウエハプローバに挿入出来るか、当該ウエハプロ
    ーバから排出出来る様に構成されている事を特徴とする
    請求項1又は2に記載のウエハプローバ。
  4. 【請求項4】 当該テストボードは、該テストボード着
    脱機構と連動してその位置が変化する固定治具に保持さ
    れている事を特徴とする請求項2記載のウエハプロー
    バ。
  5. 【請求項5】 当該テストボードは、該テストヘッドと
    対向する面とは反対側に面に、検査されるべき当該半導
    体ウェハ素子と接触するプローブを有するプローブカー
    ドが接続リング部を介して接合せしめられている事を特
    徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のウエハプロー
    バ。
  6. 【請求項6】 該テストボードは、該プローブカードと
    該接続リング部とを介して該固定治具に保持されている
    事を特徴とする請求項5記載のウエハプローバ。
  7. 【請求項7】 当該固定治具は、該プローブカードの全
    部と該接続リング部の一部を保持する様に構成されてい
    る事を特徴とする請求項6記載のウエハプローバ。
  8. 【請求項8】 当該固定治具が変位する行程の途中に、
    当該テストボードを係合保持せしめるテストボードガイ
    ドが設けられている事を特徴とする請求項1乃至7の何
    れかに記載のウエハプローバ。
  9. 【請求項9】 該固定治具が第1の位置にある場合に
    は、該テストボードが該接続リング部及び該プローブカ
    ードと一体の状態で該テストヘッドに接合せしめられて
    おり、該固定治具が第2の位置にある場合には、該接続
    リング部及び該プローブカードとが、該固定治具に保持
    された状態で、該テストボードが、当該固定治具の変位
    行程の途中の設けられたテストボードガイドに係合保持
    せしめられており、当該固定治具が第3の位置にある場
    合には、該固定治具は、該接続リング部及び該プローブ
    カードと離反状態にある様に構成されている事を特徴と
    する請求項5乃至8の何れかに記載のウエハプローバ。
  10. 【請求項10】 当該テストボードと該接続リング部と
    は着脱自在の機構を介して接合せしめられている事を特
    徴とする請求項5乃至8の何れかに記載のウエハプロー
    バ。
  11. 【請求項11】 該固定治具が第1の位置にある場合に
    は、該テストボードが該接続リング部及び該プローブカ
    ードと一体の状態で該テストヘッドに接合せしめられて
    おり、該固定治具が第2の位置にある場合には、該接続
    リング部及び該プローブカードとが、該固定治具に保持
    された状態で、該テストボードが、当該固定治具の変位
    行程の途中の設けられたテストボードガイドに係合保持
    せしめられており、当該固定治具が第3の位置にある場
    合には、該接続リング部が該テストボードから離反せし
    められ、且つ該固定治具は、該接続リング部及び該プロ
    ーブカードを保持する様に構成されている事を特徴とす
    る請求項10記載のウエハプローバ。
  12. 【請求項12】 該テストボードは、当該テストボード
    ガイドに沿って、摺動する様に構成されている事を特徴
    とする請求項1乃至11の何れかに記載のウエハプロー
    バ。
  13. 【請求項13】 該ウエハプローバ本体に於ける当該テ
    ストボードガイドに対応する側面部に、該テストボード
    ガイドから所定のテストボードを引き出し、且つ該テス
    トボードガイドに対して、異なるテストボードを挿入す
    る為のテストボード交換手段が設けられている事を特徴
    とする請求項12記載のウエハプローバ。
  14. 【請求項14】 半導体ウエハに形成された半導体ウェ
    ハの電気的特性を測定するために使用されるウエハプロ
    ーバにおいて、電気的特性によりチップの良、不良を判
    定する検査装置のテストヘッドに装着されたテストボー
    ドとプローブカードとの間の接続リング部を、駆動部と
    連動する固定治具に取り付けることにより上下可動と
    し、テストボード交換時に接続リング部を降下させ、テ
    ストボードと接続リング部を分離させることによりテス
    トボードを挿抜できるように構成したことを特徴とする
    ウエハプローバ。
  15. 【請求項15】 半導体ウエハに形成された半導体ウェ
    ハの電気的特性を測定するために使用されるウエハプロ
    ーバにおいて、電気的特性によりチップの良、不良を判
    定する検査装置のテストヘッドに装着されたテストボー
    ドに接合された接続リングを、駆動部と連動する固定治
    具に取り付けることにより上下可動とし、テストボード
    交換時に固定治具を降下させ、固定治具とテストボード
    に付随した接続リング部を分離させることによりテスト
    ボードを挿抜できるように構成したことを特徴とするウ
    エハプローバ。
  16. 【請求項16】 テストボード交換の異常動作を検出す
    るための検出器を、当該ウエハプローバの所定の部位に
    配置せしめ、当該検出器から検出された信号に応答し
    て、駆動される警報手段と異常動作に対応する処理操作
    手段とが設けられている事を特徴とする請求項14又は
    15に記載のウエハプローバ。
  17. 【請求項17】 半導体ウエハに形成された半導体素子
    の電気的特性を測定するために使用されるウエハプロー
    バであって、当該ウエハプローバに設けられた開閉自在
    のテストヘッドに、適宜のテストボード着脱機構を介し
    て、当該テストボードが着脱自在に接続されているウエ
    ハプローバに於いて、当該テストヘッドが閉鎖状態にあ
    る段階で、 当該テストボード着脱機構を駆動させて、該テストボー
    ドを当該テストヘッドから離反させる工程、 当該テストボード着脱機構を更に駆動させて、該テスト
    ボードをテストボードガイドに係合保持せしめる工程、 当該テストボードを該テストボードガイドに沿って摺動
    させる工程、及び当該ウエハプローバ本体側部に於ける
    当該テストボードガイドと対応する位置に設けられたテ
    ストボード交換手段により、当該テストボードが該ウエ
    ハプローバ外部に取り出され、別のテストボードが当該
    テストボードガイドに挿入される工程、 とから構成されている事を特徴とするウエハプローバに
    於けるテストボード交換方法。
  18. 【請求項18】 当該テストボードを該テストボードガ
    イドに挿入し、該ウエハプローバ本体内に於ける所定の
    位置に配置せしめる工程、 当該テストボード着脱機構を駆動させて、テストボード
    ガイドに係止されている該テストボードに当該テストボ
    ード着脱機構を当接せしめる工程、 当該テストボード着脱機構を更に駆動させて、該テスト
    ボードを該テストボードガイドから離反せしめ、当該テ
    ストヘッドに接合せしめる工程、 とから構成されている事を特徴とする請求項17記載の
    ウエハプローバに於けるテストボード交換方法。
  19. 【請求項19】 当該テストボード着脱機構は、当該テ
    ストボード着脱機構の駆動に応答してその位置を変位し
    える固定治具を含んでおり、該テストボードは当該固定
    治具により保持せしめられている事を特徴とする請求項
    17又は18記載のテストボード交換方法。
  20. 【請求項20】 当該テストボードは、プローブカード
    及び接続リング部を介して該固定治具に保持されている
    事を特徴とする請求項19記載のテストボード交換方
    法。
  21. 【請求項21】 当該テストボードは、該プローブカー
    ド及び接続リング部と一体化された状態で、ウエハプロ
    ーバから排出され或いはウエハプローバに対して挿入さ
    れるものである事を特徴とする請求項20記載のテスト
    ボード交換方法。
  22. 【請求項22】 当該テストボードは、該プローブカー
    ド及び接続リング部とは分離された状態で、ウエハプロ
    ーバから排出され或いはウエハプローバに対して挿入さ
    れるものである事を特徴とする請求項20記載のテスト
    ボード交換方法。
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