JPH10321606A - 配線形成方法 - Google Patents

配線形成方法

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JPH10321606A
JPH10321606A JP14573497A JP14573497A JPH10321606A JP H10321606 A JPH10321606 A JP H10321606A JP 14573497 A JP14573497 A JP 14573497A JP 14573497 A JP14573497 A JP 14573497A JP H10321606 A JPH10321606 A JP H10321606A
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etching
gas
film
wiring
nitrogen
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JP14573497A
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Akihiro Ito
彰浩 伊藤
Shinji Sato
新治 佐藤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度プラズマエッチング法をCu配線加工
プロセスに有効に適用できる配線形成方法を提供し、さ
らには、Cu膜のパターニングを行いながら同時にCu
配線の周囲に保護膜を形成する配線形成方法を提供する
ことにある。 【解決手段】 エッチングガスとして、塩素ガスと不活
性ガス(He、Ne、Ar、Kr、Xeのうちの1種又
は複数種)との混合ガスを用いることで、不活性ガスに
よる塩素ガスの希釈作用及びガス滞在時間の短縮作用に
より、高い微細加工制御性が得られるようにした。ま
た、前記混合ガスに窒素系ガス(N2 、NH3 のうちい
ずれか又は両方)を添加した窒素系ガス添加混合ガスを
用いることにより、エッチングにより形成されたCu膜
10の側壁に保護膜として窒化銅膜が形成され、より異
方性良く低い基板温度でCu膜のパターニングが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
おける配線形成方法に関し、特に高密度プラズマエッチ
ング法によりCu系金属層をエッチングして微細配線を
形成する配線形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路(以下、LSIと
いう。)の配線材料として一般にAlが用いられてい
る。しかし、近年、LSIの配線の微細化に伴って、A
1又はA1合金の配線では、比抵抗の高さによる信号伝
達速度の遅れや、エレクトロマイグレーション耐性の低
さによる信頼性の低下が問題となってきている。そこ
で、Cuを配線材料として使用することが検討されてい
る。Cuは、比抵抗がAlの約1/2であり、エレクト
ロマイグレーション耐性も約2桁の向上を期待できる。
しかし、Cuを配線材料として使用するためにはいくつ
かの課題があった。その一つはCu膜のパターニング方
法の確立である。すなわち、従来のAl系配線パターニ
ングで用いられているドライエッチング法は、Cuのハ
ロゲン化物の蒸気圧が低いため、Cu膜のパターニング
にすぐには適用できない。もう一つの課題は、Cuが空
気中では100℃台の温度で容易に酸化する性質を有
し、またCu原子がSiO2 層間絶縁膜や半導体素子が
形成されたSi基板などへ容易に拡散する性質を有する
ため、Cu配線の周囲に酸化及びCu原子の拡散を防止
するための保護膜を形成する技術の確立である。
【0003】既に、Cu系金属層をパターニングして微
細配線を形成する配線形成方法として、SiCl4 とN
2 との混合ガスのプラズマを用い、基板温度を250
℃、プロセス圧力を2Paに設定して反応性イオンエッ
チング(RIE:Reactive IonEtchinng)法によりエッ
チングする方法(K.Ohno,M.Sato and Y.Arita,Jpn.J.App
l.Phys.,Vol.28(1989)pp.L1070) CCl4 とArとの混
合ガスのプラズマを用い、基板温度を225℃、プロセ
ス圧力を2Paに設定してRIE法によりエッチングす
る方法(G.C.Sehart and P.M.Sehlble,J.Electrochem.So
c.,Vol.130(1983)pp.1777)などが提案されている。前者
によれば20nm/min、後者によれば500nm/
minのエッチング速度がそれぞれ得られる。また、S
iCl4 とCl2 とN2 とNH3 との混合ガスのプラズ
マを用い、基板温度300℃、プロセス圧力11〜27
Paの条件下で、マグネトロンRIE法によりエッチン
グ処理を行うことにより、150nm/minのエッチ
ング速度を達成する方法も知られている。この方法では
エッチング処理と同時にエッチング加工側壁面にSiO
Nからなる拡散酸化保護膜を形成する(Y.Igarasi,T.Yam
anobe and T.Ito,Jpn.J.Appl.Phys.,Vol.34(1995)pp.10
12) 。また、Cl2 ガスのプラズマを用い、基板温度6
0〜200℃、プロセス圧力約3Paの条件下で700
nm以上の赤外光照射しながらRIE法によりCu系微
細配線を形成する方法も提案されている(特開平7−2
9908号公報)。
【0004】また、Cl2 ガスのプラズマを用い、基板
温度230〜270℃、プロセス圧力1.3Pa以下で
マグネトロンRIE法によるエッチング処理を実施する
加工法も提案されている(宮崎博史、SEMIテクノロ
ジーシンポジュウム96講演予稿集、5−41(199
6))。また、ガス状の金属塩化物と窒素系ガスと塩素
系ガスを含むエッチングガスのプラズマで、側壁に拡散
酸化防止保護膜となる金属窒化物を堆積しながら、Cu
系金属層をエッチングする方法も提案されている(特開
平7−86285号公報)。この場合、基板温度200
〜350℃、プロセス圧力1〜5Paの条件下でRIE
法による加工を行っている。また、Ti塩化物、Zr塩
化物等からなる側壁拡散酸化防止保護の構成元素を含む
塩化物からなる主原料ガスと窒素系ガス及び窒素系ガス
からなるエッチングガスのプラズマで、側壁に保護膜と
なる金属窒化物を堆積しながら、Cu系金属層をエッチ
ングする方法も提案されている(特開平8−88229
号公報)。この場合、基板温度300℃、プロセス圧力
4.7Paの条件下で150nm/minのエッチング
速度が得られるRIE法による加工例が示されている。
以上の従来例は、プロセス圧力0.7〜13PaのRI
E法又はマグネトロンRIE法を使用した場合に使用さ
れた技術例である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方法
は、Cu配線のドライエッチング方法に注目した場合、
全てRIE法及びマグネトロンRIE法を用い、特開平
7−29908号公報に示された例を除き、200〜3
50℃という高い基板温度で処理が行われている。その
ため、昇温度時間によるスループットの低下、ウェハ昇
温ステージなどの増設による装置の大型化を招き、製造
効率及びコスト面において好ましくない。また、最近の
半導体製造プロセスには、従来からのRIE法及びマグ
ネトロンRIE法と平行して高密度プラズマエッチング
法が導入されつつある。高密度プラズマエッチング法の
代表例をあげると、ECR(Electron Cyclotron Resona
nce)エッチング法、ICP(Inductivity Coupled Plasm
a)エッチング法、Heliconエッチング法、TCP
(Transformer Coupled Plasma)エッチング法、UHF(U
ltra-high-frequency)プラズマ法、SWP(Surface Wav
e Plasma) エッチング法などがあげられる。
【0006】高密度プラズマエッチング法によるドライ
エッチング装置は、高密度プラズマ源と独立に、100
kHz以上の周波数の電界を印加することができる被エ
ッチング材料の載置部を備えており、プラズマ密度とウ
ェハに入射するイオン密度とを各々独立に制御できる。
そして、プラズマ密度を1011〜1012/cm3 の範
囲、プロセス圧力を1.0×10-2〜1.0Paの範囲
で各々独立に制御することにより、被エッチング材料表
面で、RIE法の場合より高い入射イオン束と被エッチ
ング材に対して垂直な入射イオンの入射方向性が得ら
れ、高精度の微細加工が可能となる。さらには、入射粒
子は高い運動エネルギーを持つため、従来のRIE法よ
りも低い基板温度でのエッチングが可能となる。これに
対し、従来のRIE法及びマグネトロンRIE法による
ドライエッチング装置の場合は、被エッチング材料の載
置部にだけ高周波電力を印加する構成をもち、プラズマ
密度とプロセス圧力の制御範囲は、それぞれ1010〜1
11/cm3 1.0〜30Pa程度であり、プラズマ密
度と入射イオンエネルギーは独立には制御できない。C
u配線の実現は、配線微細化の要請上必要とされるもの
で、このような高密度プラズマエッチング法をCu配線
加工プロセスへ適用しようとすることは、技術的に自然
な帰結である。しかし、高密度プラズマエッチング法を
Cu配線加工に適用するためには、従来のRIE法を念
頭にした技術とは異なる技術が必要となる。本発明の目
的は、高密度プラズマエッチング法をCu配線加工プロ
セスに有効に適用できる配線形成方法を提供し、さらに
は、Cu膜のパターニングを行いながら同時にCu配線
の周囲に保護膜を形成する配線形成方法を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】高密度プラズマエッチン
グ法では、エッチングガスに塩素単体ガスを用いると、
塩素のイオン化が進みすぎるので、Cu膜に限らずエッ
チングマスクや下地材料まで、短時間のうちにエッチン
グしてしまい、加工制御性が得られない。また、加工制
御性を得る目的で塩素単体ガスの導入量を減らすと被処
理体表面内でのエッチング形態のバラつきが大きくな
る。一方、微細加工においては、エッチング処理室内に
おけるガスの滞在時間(t)を小さくする必要がある。
つまり、エッチング過程に寄与した後の変性したエッチ
ングガス及びエッチング対象物から発生した蒸発物の速
やかな排出が必要である。ガスの滞在時間は、t=PV
/Q(Pは処理室内の圧力、Vは処理室の容積、Qは導
入ガスの流量)と表される。処理室内の圧力が一定の場
合、導入ガスの流量を大きくする必要がある。このよう
な課題を解決するために、請求項1に記載の配線形成方
法では、エッチングガスとして、塩素ガスと不活性ガス
(He、Ne、Ar、Kr、Xeのうちの1種又は複数
種)との混合ガスを用いる。このような混合ガスを用い
た場合、不活性ガスの希釈作用及びガス滞在時間の短縮
作用により、高い微細加工制御性が得られ、Cu膜の高
精度微細パターニングが可能となる。また、請求項2に
記載の発明では、請求項1に記載の配線形成方法におい
て、前記混合ガス中における不活性ガス原子の数を塩素
原子の数の10〜3000%になるようにした。このよ
うにすると、より高い微細加工制御性が得られ、より高
精度にCu膜の微細パターニングを行うことができる。
【0008】また、請求項3に記載の発明では、請求項
1又は2に記載の配線形成方法において、前記混合ガス
に窒素系ガス(N2 、NH3 のうちいずれか又は両方)
を添加した窒素系ガス添加混合ガスを用いるようにし
た。このような窒素系ガス添加混合ガスを用いてドライ
エッチングを行うと、エッチングにより形成されたCu
配線の側壁に窒化銅膜が形成され、より異方性良く低い
基板温度でCu膜のパターニングが可能となる。また、
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の配線形成
方法において、前記窒素系ガス添加混合ガス中における
窒素系ガスの窒素原子の数を塩素原子の数の0.01%
〜100%とした。前記窒素系ガス添加混合ガス中にお
ける窒素原子の数が塩素原子の数よりも多いと、エッチ
ング速度が大きくなり過ぎ、また、Cuの窒化膜の厚さ
が厚くなり過ぎ、Cu配線断面の広い領域が窒化膜にな
ってしまう。これに対し、窒素原子の数が塩素原子の数
に対して0.01%〜100%でであれば、制御性の良
いエッチングが可能となり、且つ適度な膜厚の窒化銅か
らなる側壁保護膜が形成されるのでエッチングの異方性
がより向上する。また、請求項5に記載の発明では、請
求項3又は4に記載の配線形成方法において、前記Cu
配線を形成した後、Cu配線の側壁にSiO2 系膜又は
SiON系膜を形成するようにした。この場合、SiO
2 系膜及びSiON系膜の膜厚の下限は1.0nm程度
とするが、上限は限定せず層間絶縁膜の一部又は全部を
構成するよう形成してもよい。これらSiO2 系膜、S
iON系膜は、フッ素を添加した膜、水素を添加した膜
等も含むものとする。
【0009】上記のようにすれば、請求項3、4の方法
でエッチング加工しCu配線パターンを作成した場合、
既にCu配線の側壁に窒化銅からなる側壁保護膜が形成
されているので、層間絶縁膜を形成する場合に予め特別
な側壁保護膜の形成を行わなくとも、従来のプラズマC
VD法等を使用して、Cu配線部を酸化させることなく
良質のSiO2 系、SiON系の層間絶縁膜膜を形成す
ることが可能となる。さらに、SiO2 系膜、SiON
系膜の形成過程及びその後の熱処理過程において、窒化
銅からなる保護膜から発生した窒素がSiO2 系膜を窒
化するので、SiON系膜がよりN含有率の高いSiO
N系膜となる。したがって、煩雑な処理を行うことなく
SiON系の保護膜を形成できる。また、請求項6に記
載の発明では、請求項5に記載の配線形成方法におい
て、前記Cu配線の側壁にSiO2 系膜又はSiON系
膜からなる保護膜を形成した後、アンモニアプラズマ処
理又は窒素プラズマ処理を行う。上記のようにすれば、
Cu配線の側壁に形成されたSiO2 系膜は一部窒化し
SiON膜となり、SiON系膜はよりN含有率の高い
SiON系膜となる。SiON系膜は、N含有率の高い
ほどより高い拡散酸化防止機能を持つので、複雑なガス
系、煩雑な工程、特別な条件を用いず、簡便な方法で良
質の側壁保護膜が得られる。
【0010】また、請求項7に記載の発明では、請求項
3又は4に記載の配線形成方法において、前記混合ガス
に金属ハロゲン化ガスを添加しドライエッチング処理を
行うようにした。上記のようにすれば、窒素系ガスプラ
ズマ解離種と金属ハロゲン化ガス解離種とが結合しエッ
チング加工部の側壁に金属窒化膜が形成されるため、エ
ッチング異方性を向上させることができると同時に、C
u配線の側壁に金属窒化膜からなる保護膜が形成され
る。また、請求項8に記載の発明では、請求項7に記載
の配線形成方法において、前記金属ハロゲン化ガスを、
Ti、Zr、Nb、W、Ta、Moのハロゲン化物のう
ちの1種又は複数種からなるガスとした。上記のように
すれば、エッチング加工部の側壁にTi、Zr、Nb、
W、Ta、Mo、Al等の窒化物膜が形成されるため、
エッチング異方性を向上させることができると同時に、
Cu配線の側壁に金属窒化膜からなる保護膜が形成され
る。なお、上記ハロゲン化物には、例えば、TiCl
4 、ZrCl4 、NbCl4、WCl6 、WF6 、Ta
Cl5 TaF5 、MoCl5 、MoF6 などがある。ま
た、請求項9に記載の発明では請求項3又は4に記載の
配線形成方法において、前記窒素系ガス添加混合ガスに
SiCl4 とCCl4 の一方又は両方を添加することに
より、前記窒素系ガス添加混合ガス中におけるSi原子
とC原子の合計数が窒素原子の数より小さくなるように
した。上記のようにすれば、エッチング加工側壁に非晶
質SiN膜、非晶質SiON膜、非晶質C膜、非晶質S
iCN膜のいずれかが形成される。これらの非晶質膜
が、エッチング異方性を向上させると共に、Cu配線の
側壁保護膜として機能する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1(a)〜(d)は本発明に係る配線形
成方法に共通する一連の加工工程を示した工程説明図で
ある。まず、図1(a)に示すように、半導体素子が形
成されたSiウェハ1上に、SiO2 膜(層間絶縁膜
膜)2を形成してなる下地基板3を用意し、この下地基
板3上にスパッタリング法等により厚さ50nm程度の
拡散酸化防止膜4、厚さ500nm程度のCu配線主材
膜(Cu膜)5、及び厚さ50nm程度の拡散酸化防止
膜6を順次積層形成し多層膜基板7を作成する。下層の
拡散酸化防止膜4は、Cu配線主材膜5中のCu原子が
SiO2 膜及びSiウエハ1内へ拡散するのを防止する
ために設けられ、上層の拡散酸化防止膜6はCu配線主
材膜5の酸化を防ぐために設けられる。その材料には、
Ti、Nb、Cr、W、Ta、Moなどの金属、或いは
それらの窒化物や酸化物が用いられる。次に、図1
(b)に示すように、多層膜基板7上に、CVD法及び
スパッタリング法等によりSiO2 膜、SiON膜、S
iN膜、TiN膜などの無機マスク膜8又は塗布法によ
り有機レジスト膜を形成する。無機マスク膜8を形成し
た場合は、さらに有機レジスト膜を塗布し、露光、現像
してレジストパターンを形成する。そして、ドライエッ
チング法等によりレジストパターンを介して無機マスク
膜8を配線形状にパターニングすることにより、図1
(c)に示すように、配線パターンマスク9を形成す
る。また、有機レジスト膜を使用した場合は、露光、現
像してレジストパターンを形成し、無機又は有機の配線
パターンマスクを形成する。その後、配線パターンマス
ク9が形成された多層膜基板7を高密度プラズマエッチ
ング装置に搬入し、少なくともエッチング工程の一部で
本発明の方法を使用して、図1(d)に示すように、C
u配線主材膜5及びその上下の拡散酸化防止膜5、6を
配線形状にエッチング加工することにより、Cu配線1
0を作製する。 上記高密度プラズマエッチング装置に
よるエッチング方式の主なものとして、ECRエッチン
グ法、ICPエッチング法、Helicon エッチング法、T
CPエッチング法、UHFプラズマ法、SWPエッチン
グ法などがあげられるが、これらの方式に限定するもの
ではない。
【0012】次に、各請求項に対応する実施の形態につ
いて説明する。 [ 請求項1及び2に対応する実施の形態]図2(a)〜
(c)は請求項1及び2に対応する実施の形態を示す一
連の工程説明図である。まず、半導体素子が形成された
Siウェハ1上にSiO2 膜2を形成した下地基板3を
用意し、この下地基板3上に、DCスパッタリング法に
より順次厚さ50nmの拡散酸化防止TiN膜11、厚
さ500nmのCu配線主材膜5、厚さ50nmの拡散
酸化防止TiN膜12を形成し、多層膜基板13を作成
する(図2(a))。次に、多層膜基板13上に400
nmの厚さのTEOS膜(無機マスク膜)を形成し、そ
の上にさらに有機レジスト膜を塗布し、露光、現像して
レジストパターンを形成する。そして、CF4 ガスを導
入したRIEドライエッチング法によりレジストパター
ンをマスクにしてTEOS膜を配線形状に加工し、TE
OSマスク(配線パターンマスク)14を形成する(図
2(b))。その後、TEOSマスク14が形成された
多層膜基板13を、図3に示すICPエッチング装置3
0に搬入する。
【0013】この装置は、エッチング処理室31とロー
ド/アンロード室32とを備え、両室31、32は、ウ
ェハ搬送搬出時以外はゲートバルブ33で仕切られてい
る。エッチング処理室3の天井部にはアルミナ窓34が
設けられており、その窓34の大気側面に接するように
して最大外径200mmの渦巻状(5ターン)のプラズマ
発生手段としての銅製平面コイル(以下、ICPコイル
という)35が設けられている。このICPコイル35
には、13.56MHz の高周波電力を印加できる。ま
た、アルミナ窓34の下方にはアルミナ窓34面と平行
にウェハステージ36が設けられている。このウェハス
テージ36は、13.56MHz の高周波電力を印加で
き、ヒータ37により加熱できるようになっている。ロ
ード/アンロード室32内にはウエハ搬送アーム38が
設けられており、多層膜基板(図3中ではウエハと記
す)13は、ウエハ搬送アーム38によって把持されて
エッチング処理室31内に搬送され、ウェハステージ3
6上に載置される。
【0014】処理の際、ウェハステージ36の温度は1
50℃に保持しておく。そして、ウェハ13をウェハス
テージ36上に載置してから15分後に、エッチング処
理室1へ塩素(Cl2 )ガスとアルゴン(Ar)ガスと
を混合したエッチングガスGを全流量35sccmで導
入し、エッチング処理室1内の圧力を4.0×10-1
aにする。同時に、ICPコイル35とウェハステージ
36に、それぞれ600Wと100Wの高周波電力を印
加し、上下からプラズマを励起しエッチングを開始す
る。塩素及びアルゴンの流量比を変化させた場合の、ウ
エハ13すなわちTEOSマスク14付多層膜基板のC
u配線主材膜5及びその上下の拡散酸化防止膜5、6か
らなる部分のエッチング速度の変化の様子を図4に示
す。Cl2 の割合が大きいとエッチング速度は、150
0nm/min程度になり、エッチングの制御性が得ら
れないことがわかる。エッチングの制御性を得るため、
エッチングガスGは、エッチング処理室1内における塩
素原子の数に対する不活性ガス原子の比が、10〜30
00%であることが必要である。請求項1に記載の混合
ガスを用いた例として、塩素原子を10sccm、アル
ゴン(Ar)を25sccmの流量でエッチング処理室
1内に導入して処理を行ったところ、Cu配線主材膜5
及びその上下の拡散酸化防止膜5、6からなる部分のエ
ッチング速度は、約190nm/minであった。そし
て、制御性良く配線形状にエッチング加工することがで
きた(図2(c))。
【0015】[ 請求項3及び4に対応する実施の形態]
図2(b)と同様に、TEOSマスク14を有する多層
膜基板13(TiN/Cu/TiN//SiO2 /S
i)を作成し、それを図3のICPエッチング装置30
に搬入する。ICPエッチング装置30のエッチング処
理室1に導入するエッチングガスGの成分以外は、上記
請求項1及び2に対応する実施の形態と同様の条件とし
エッチング処理を行う。つまりウェハステージ温度は1
50℃に保持し、エッチング処理室1内の圧力は4.0
×10-1Paにし、ICPコイル35とウェハステージ
36に、それぞれ600Wと100Wの高周波電力を印
加する。そして、塩素(Cl2 )ガスの流量を10sc
cm、アルゴン(Ar)ガス及び窒素(N2 )ガスの全
流量35sccmとした窒素系ガス添加混合ガスをエッ
チングガスGとしてエッチング処理室1に導入する。塩
素(Cl2 )ガスを10sccm、窒素(N2 )ガスを
25sccmで導入し、アルゴン(Ar)ガスを導入し
ない場合は、TiN/Cu/TiN膜のエッチング速度
は、700nm/minと大き過ぎる値を示す。塩素
(Cl2 )ガスを10sccm、アルゴン(Ar)ガス
を21sccm、窒素(N2 )ガスを4sccmで導入
した場合の、エッチング速度は500nm/minと適
度である。請求項1の混合ガスを用いた効果がここでも
見られ、アルゴン(Ar)の存在により、制御性の良い
エッチング速度が得られることがわかる。塩素(Cl
2 )ガスを10sccm、アルゴン(Ar)ガスを21
sccm、窒素(N2 )ガスを4sccmで導入し15
秒間エッチングした後の、TiN/Cu/TiN膜部の
X線回折パターンを図5に示す。このX線回折パターン
よりCu3 Nの存在を示すピークが確認でき、Cu膜5
の表面が窒化しながら、エッチングが進行していること
が判る。また、本発明者は、別の実験においても、塩素
(Cl2 )が存在している窒素(N2 )ガスのプラズマ
は、Cu膜表面に黒緑色の窒化層を形成する作用がある
ことを確認した。請求項3、4、5の発明は、このよう
な知見に基づくものである。塩素(Cl2 )ガスを10
sccm、窒素(N2 )ガスを10sccm以下(より
適切には5sccm以下)にした窒素系ガス添加混合ガ
スを使用すれば、良好な異方性エッチングができる。そ
の理由は、図6に示すように、エッチングされたCu膜
10の側壁にCuの窒化層41ができて、活性な塩素解
離種がCu膜10の側壁への到達するのを防ぐためと考
えられる。塩素(Cl2 )ガスを10sccmで、窒素
(N2 )ガスを10sccm以上にした窒素系ガス添加
混合ガスでは、エッチング速度が大きすぎ、また、Cu
膜10の側壁に厚いCuの窒化層ができ配線断面のCu
部の領域が小さくなり実質的に配線抵抗を大きくしてし
まう。
【0016】[ 請求項5及び6に対応する実施の形態]
図2(b)と同様に、TEOSマスク14を有する多層
膜基板13を作成し、それを図3のICPエッチング装
置30に搬入する。導入するエッチングガスGの成分以
外は、請求項1及び2に対応する実施の形態と同様の条
件とし、同様の工程でエッチング処理を行う。エッチン
グガスGの構成ガス種は請求項3及び4に対応する実施
の形態と同様である。この実施の形態では、塩素(Cl
2 )10sccm、アルゴン(Ar)23sccm及び
窒素(N2 )2sccmからなる窒素系ガス添加混合ガ
スをエッチングガスGとして導入しつつ、エッチング処
理を行って、配線パターンを形成した基板を作成する。
この基板を、プラズマ−CVD装置にセットし、ケイ酸
エチル(Si( OC25 )4) を500sccm、酸素
(O2 )を800sccmで導入し、圧力665Pa、
13.56MHz の高周波電力400W、基板温度300
℃でプラズマTEOS膜42を100nmの膜厚で形成
する(図7)。通常このような、酸化性条件では、銅は
酸化してしまう場合が多いが、図6のCu配線パターン
形成時にCu膜10のエッチング部側壁に形成された窒
化銅層41が酸化防止層として働き、Cu配線主材部は
酸化しない。上記の工程の後、以下の熱処理工程を行う
場合もある。基板をセットしたまま、CVD室をターボ
分子ポンプで、1.0×10-4Paまで排気した後、ア
ルゴン(Ar)を導入し、圧力1.3×103 Pa、基
板温度450℃で20分の熱処理工程を行う。窒化銅
は、400℃台で窒素を放出し、単体の銅になる性質が
ある。このため、プラズマTEOS膜42形成時及びこ
の熱処理工程により図6のCu配線パターン形成時にC
u膜10のエッチング部側壁に形成された窒化銅層10
は、窒素原子を放出し、その一部はプラズマTEOS膜
42を窒化しSiON層を形成し拡散酸化防止バリア層
となる。
【0017】次に、このプラズマTEOS膜42付基板
を常圧CVD装置にセットし、ケイ酸エチル(Si(O
25 )4) を1.5L/min、オゾン(O3 )を8
0g/Nm3 、酸素(O2 )を8.0L/min、N2
を20L/min導入し、基板温度400℃で、オゾン
TEOS膜43を800nm成膜し層間絶縁膜を形成す
る(図7)。また場合により、上記プラズマTEOS膜
42を形成した工程の後、アンモニア又は窒素プラズマ
処理を行い、より拡散酸化防止効果が高まるN組成分の
大きいSiON層の形成を行う工程を実施してもよい。
アンモニアプラズマ処理条件の例として、プラズマCV
D装置にプラズマTEOS膜42を形成した基板をセッ
トし、アンモニア(NH3 )を30sccm、窒素(N
2 )を300sccm導入し、圧力665Pa、13.
56MHz の高周波電力400W、基板温度400℃でプ
ラズマTEOS膜42を窒化しSiON層の形成を行
う。
【0018】〔請求項7及び8に対応する実施の形態〕
図2(b)と同様に、TEOSマスク14を有する多層
膜基板13を作成し、それを図3のICPエッチング装
置30に搬入する。導入するエッチングガスGの成分以
外は、請求項1及び2に対応する実施の形態と同様の条
件とし、同様の工程でエッチング処理を行う。この実施
の形態では、塩素(Cl2 )10sccm、アルゴン
(Ar)15sccm、窒素(N2 )ガスを5sccm
とした窒素系ガス添加混合ガスに、更に金属ハロゲン化
ガスとしてWF6 ガスを5sccm加えたエッチングガ
スGを導入しつつ、エッチング処理を行って、配線パタ
ーンを形成した基板を作成する。その結果、図8に示す
ように、エッチングと同時にCu膜10のエッチング部
側壁に非晶質WN膜44が形成され、エッチング異方性
が良好になる。また、非晶質WN膜44はそのまま側壁
拡散酸化防止層として機能する。
【0019】〔請求項9に対応する実施の形態〕図2
(b)と同様に、TEOSマスク14を有する多層膜基
板13を作成し、それを図3のICPエッチング装置3
0に搬入する。導入するエッチングガスGの成分以外
は、請求項1及び2に対応する実施の形態と同様の条件
とし、同様の工程でエッチング処理を行う。この実施の
形態では、塩素(Cl2 )10sccm、アルゴン(A
r)15sccm、窒素(N2 )ガスを5sccmとし
た窒素系ガス添加混合ガスに、更にSiCl4 を5sc
cm加えたエッチングガスGを導入しつつ、エッチング
処理を行って、配線パターンを形成した基板を作成す
る。その結果、図9に示すように、エッチングと同時に
Cu膜10のエッチング部側壁に非晶質SiON膜45
が形成され、エッチング異方性が良好になる。また、非
晶質SiON膜45はそのまま側壁拡散酸化防止層とし
て機能する。なお、非晶質SiON膜45中の酸素原子
は、TEOSマスク14やエッチング室壁などから供給
されたものと推測できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下のような優れた効果を発揮できる。請求項1に記載の
配線形成方法では、エッチングガスとして、塩素ガスと
不活性ガス(He、Ne、Ar、Kr、Xeのうちの1
種又は複数種)との混合ガスを用いるようにしたので、
不活性ガスによる塩素ガスの希釈作用及びガス滞在時間
の短縮作用により、高い微細加工制御性が得られ、Cu
膜の高精度微細パターニングが可能となる。また、請求
項2に記載の発明では、請求項1に記載の配線形成方法
において、前記混合ガス中における不活性ガス原子の数
を塩素原子の数の10〜3000%になるようにしたこ
とにより、より高い微細加工制御性が得られ、より高精
度にCu膜の微細パターニングを行うことができる。ま
た、請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載
の配線形成方法において、前記混合ガスに窒素系ガス
(N2 、NH3 のうちいずれか又は両方)を添加した窒
素系ガス添加混合ガスを用いるようにしたことにより、
エッチングにより形成されたCu配線の側壁に窒化銅膜
が形成され、より異方性良く低い基板温度でCu膜のパ
ターニングが可能となる。また、請求項4に記載の発明
では、請求項3に記載の配線形成方法において、前記窒
素系ガス添加混合ガス中における窒素系ガスの窒素原子
の数を塩素原子の数の0.01%〜100%としたこと
により、制御性の良いエッチングが可能となり、且つ適
度な膜厚の窒化銅からなる側壁保護膜が形成されるので
エッチングの異方性がより向上する。また、請求項5に
記載の発明では、請求項3又は4に記載の配線形成方法
において、前記Cu配線を形成した後、Cu配線の側壁
にSiO2 系膜又はSiON系膜を形成するようにした
ことにより、層間絶縁膜を形成する場合に予め特別な側
壁保護膜の形成を行わなくとも、従来のプラズマCVD
法等を使用して、Cu配線部を酸化させることなく良質
のSiO2 系、SiON系の層間絶縁膜膜を形成するこ
とが可能となる。さらに、SiO2 系膜、SiON系膜
の形成過程及びその後の熱処理過程において、窒化銅か
らなる保護膜から発生した窒素がSiO2 系膜を窒化す
るので、SiON系膜がよりN含有率の高いSiON系
膜となる。したがって、煩雑な処理を行うことなくSi
ON系の保護膜を形成できる。また、請求項6に記載の
発明では、請求項5に記載の配線形成方法において、前
記Cu配線の側壁にSiO2 系膜又はSiON系膜から
なる保護膜を形成した後、アンモニアプラズマ処理又は
窒素プラズマ処理を行うようにしたことにより、窒素系
ガスプラズマ解離種と金属ハロゲン化ガス解離種とが結
合しエッチング加工部の側壁に金属窒化膜が形成される
ため、エッチング異方性を向上させることができると同
時に、Cu配線の側壁に金属窒化膜からなる保護膜が形
成される。また、請求項8に記載の発明では、請求項7
に記載の配線形成方法において、前記金属ハロゲン化ガ
スを、Ti、Zr、Nb、W、Ta、Moのハロゲン化
物のうちの1種又は複数種からなるガスとしたことによ
り、エッチング加工部の側壁にTi、Zr、Nb、W、
Ta、Mo、Al等の窒化物膜が形成されるため、エッ
チング異方性を向上させることができると同時に、Cu
配線の側壁に金属窒化膜からなる保護膜が形成される。
また、請求項9に記載の発明では請求項3又は4に記載
の配線形成方法において、前記窒素系ガス添加混合ガス
にSiCl4 とCCl4 の一方又は両方を添加するよう
にしたことにより、前記窒素系ガス添加混合ガス中にお
けるSi原子とC原子の合計数が窒素原子の数より小さ
くなるようにして、エッチング加工側壁に非晶質SiN
膜、非晶質SiON膜、非晶質C膜、非晶質SiCN膜
のいずれを形成させることができる。これらの非晶質膜
は、エッチング異方性を向上させると共に、Cu配線の
側壁保護膜として機能する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は本発明に係る配線形成方法に
共通する一連の加工工程を示した工程説明図である。
【図2】(a)〜(c)は請求項1及び2に対応する実
施の形態を示す一連の工程説明図である。
【図3】本発明に係る配線形成方法を実施する際に使用
する高密度プラズマエッチング装置の一例を示す装置構
成図である。
【図4】Cl2 及びAlの流量とエッチング速度との関
係を示した図である。
【図5】Cu配線形成部のエッチング処理後におけるX
線回折パターンを示す図である。
【図6】請求項3及び4に対応する実施の形態を示す工
程説明図である。
【図7】請求項5及び6に対応する実施の形態を示す工
程説明図である。
【図8】請求項7及び8に対応する実施の形態を示す工
程説明図である。
【図9】請求項9に対応する実施の形態を示す工程説明
図である。
【符号の説明】
1 Siウェハ、2 SiO2 膜(層間絶縁膜膜)、3
下地基板、4 拡散酸化防止膜、5 Cu配線主材膜
(Cu膜)、6 拡散酸化防止膜、7 多層膜基板、8
無機マスク膜、9 配線パターンマスク、10 Cu
配線、11 拡散酸化防止TiN膜、12 拡散酸化防
止TiN膜、13 多層膜基板、14TEOSマスク
(配線パターンマスク)、30 TCPエッチング装
置、31エッチング処理室、32 ロード/アンロード
室、41 窒化銅層、42 プラズマTEOS膜、43
オゾンTEOS膜、44 非晶質WN膜、45 非晶
質SiON膜。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路の配線形成方法であっ
    て、Cu膜上に配線パターン形状を有するエッチングマ
    スクを形成した後、塩素ガスと不活性ガス(He、N
    e、Ar、Kr、Xeのうちの1種又は複数種)との混
    合ガスを用いて高密度プラズマエッチング処理を行うこ
    とにより所望のCu配線を形成するようにしたことを特
    徴とする配線形成方法。
  2. 【請求項2】 前記混合ガス中における不活性ガス原子
    の数が塩素原子の数の10〜3000%であることを特
    徴とする請求項1に記載の配線形成方法。
  3. 【請求項3】 前記混合ガスに窒素系ガス(N2 、NH
    3 のうちいずれか又は両方)を添加した窒素系ガス添加
    混合ガスを用いることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の配線形成方法。
  4. 【請求項4】 前記窒素系ガス添加混合ガス中における
    窒素系ガスの窒素原子の数が塩素原子の数の0.01%
    〜100%であることを特徴とする請求項3に記載の配
    線形成方法。
  5. 【請求項5】 前記Cu配線を形成した後、Cu配線の
    側壁にSiO2 系膜又はSiON系膜を形成することを
    特徴とする請求項3又は4に記載の配線形成方法。
  6. 【請求項6】 前記Cu配線の側壁にSiO2 系膜又は
    SiON系膜を形成した後、アンモニアプラズマ処理又
    は窒素プラズマ処理を行うことを特徴とする請求項5に
    記載の配線形成方法。
  7. 【請求項7】 前記混合ガスに金属ハロゲン化ガスを添
    加したことを特徴とする請求項3又は4に記載の配線形
    成方法。
  8. 【請求項8】 前記金属ハロゲン化ガスは、Ti、Z
    r、Nb、W、Ta、Moのハロゲン化物のうちの1種
    又は複数種からなることを特徴とする請求項7に記載の
    配線形成方法。
  9. 【請求項9】 前記窒素系ガス添加混合ガスにSiCl
    4 とCCl4 の一方又は両方を添加し、前記窒素系ガス
    添加混合ガス中におけるSi原子とC原子の合計数が、
    窒素原子の数より小さくなるようにしたことを特徴とす
    る請求項3又は4に記載の配線形成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001244266A (ja) * 2000-02-28 2001-09-07 Lg Philips Lcd Co Ltd 電子素子用基板およびその製造装置
JP2012169657A (ja) * 2007-07-05 2012-09-06 Imec 銅の光子誘起除去
CN103177801A (zh) * 2011-12-20 2013-06-26 日东电工株式会社 导电性薄膜和导电性薄膜卷

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