JPH10321564A - ウェーハ回収装置 - Google Patents

ウェーハ回収装置

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JPH10321564A
JPH10321564A JP9129908A JP12990897A JPH10321564A JP H10321564 A JPH10321564 A JP H10321564A JP 9129908 A JP9129908 A JP 9129908A JP 12990897 A JP12990897 A JP 12990897A JP H10321564 A JPH10321564 A JP H10321564A
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JP
Japan
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wafer
wafers
unit
transfer
cassette
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Application number
JP9129908A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Tanmachi
三男 反町
Kenichi Nakaura
健一 中浦
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67242Apparatus for monitoring, sorting or marking
    • H01L21/67271Sorting devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28DWORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
    • B28D5/00Fine working of gems, jewels, crystals, e.g. of semiconductor material; apparatus or devices therefor
    • B28D5/0058Accessories specially adapted for use with machines for fine working of gems, jewels, crystals, e.g. of semiconductor material
    • B28D5/0082Accessories specially adapted for use with machines for fine working of gems, jewels, crystals, e.g. of semiconductor material for supporting, holding, feeding, conveying or discharging work
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28DWORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
    • B28D5/00Fine working of gems, jewels, crystals, e.g. of semiconductor material; apparatus or devices therefor
    • B28D5/04Fine working of gems, jewels, crystals, e.g. of semiconductor material; apparatus or devices therefor by tools other than rotary type, e.g. reciprocating tools
    • B28D5/045Fine working of gems, jewels, crystals, e.g. of semiconductor material; apparatus or devices therefor by tools other than rotary type, e.g. reciprocating tools by cutting with wires or closed-loop blades

Abstract

(57)【要約】 【課題】多数枚同時に切断されたウェーハを、そのウェ
ーハが保持されているスライスベースから一枚ずつ自動
で回収し、自動で正常なウェーハと不良ウェーハとを識
別することができるウェーハ回収装置の提供。 【解決手段】スライスベースSに保持されたウェーハ
W、W、…は、走行する固定砥粒ワイヤ44によって、
スライスベースSから一枚ずつ切り離される。切り離さ
れたウェーハWは、第1コンベア46によって回収部1
8に搬送される。この搬送過程において、ウェーハWの
形状がCCDカメラ48に撮像され、その画像データが
制御装置50に出力される。制御装置50は、その画像
データを画像処理して正常なウェーハか不良ウェーハか
を識別する。そして、その識別結果に基づいて、回収部
18において正常なウェーハと不良ウェーハとが分けて
回収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウェーハ回収装置に
係り、特にワイヤソーで多数枚同時に切断されたウェー
ハを、そのウェーハが保持されているスライスベースか
ら一枚ずつ回収するウェーハ回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、半導体素子の素材と
なるシリコン等のインゴットInをワイヤソー1で多数
枚同時に切断する場合、その切断されるウェーハWが所
定の結晶方位となるように、インゴットInをワイヤ列
に対して所定角度θ傾けて切断する。この結果、インゴ
ット両端部の2、3枚のウェーハW、W、…は、円形に
は切断されず三日月状や下端部が欠けた状態で切断され
る。
【0003】ところで、上記のようにして多数枚同時に
切断されたウェーハW、W、…は、全てスライスベース
Sに保持された状態(バッチ状態)にあるため、スライ
スベースSから剥離して枚葉化する必要がある。このウ
ェーハWの枚葉化の処理には、専用の剥離装置を用いて
行うが、上記のように円形に切断されなかったウェーハ
(不良ウェーハ)は、製品とはすることができないの
で、剥離装置にセットする前、又は、スライスベースS
から剥離した後にオペレータが識別して取り除いてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、切断の
度に、オペレータが切断されたウェーハの中から不良ウ
ェーハを識別して取り除いていたのでは、効率が悪く、
生産性が上がらないという問題があった。本発明は、こ
のような事情を鑑みてなされたもので、多数枚同時に切
断されたウェーハを、そのウェーハが保持されているス
ライスベースから一枚ずつ自動で回収し、自動で正常な
ウェーハと不良ウェーハとを識別することができるウェ
ーハ回収装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、インゴットの状態から切断機によって多
数枚同時に切断されたウェーハを、そのウェーハが保持
されているスライスベースから一枚ずつ回収するウェー
ハ回収装置において、ウェーハを下側にしてスライスベ
ースを保持する保持手段と、前記保持手段に保持された
スライスベースに沿って走行する走行体と、前記走行体
に設けられるとともに、その走行体の走行によって前記
スライスベースを切断し、前記スライスベースからウェ
ーハを一枚ずつ切り離す切断手段と、前記保持手段の下
方に設置され、前記スライスベースから切り離されて落
下するウェーハを受け取るとともに、その受け取ったウ
ェーハを搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬
送されるウェーハの形状を撮像する撮像手段と、前記撮
像手段の撮像結果から正常なウェーハと不良ウェーハと
を識別する識別手段と、前記搬送手段によって搬送され
たウェーハを回収する回収部と、からなることを特徴と
する。
【0006】本発明によれば、保持手段に保持されたス
ライスベースは切断手段によって切断され、この結果、
スライスベースに保持されたウェーハが一枚ずつスライ
スベースから切り離される。切り離されたウェーハは、
落下して搬送手段に受け取られ、その搬送手段によって
回収部に搬送される。そして、その搬送過程で、ウェー
ハの形状が撮像手段によって撮像され、その撮像結果か
ら識別手段で正常なウェーハと不良ウェーハとが識別さ
れる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るウェーハ回収装置の好ましい実施の形態について詳説
する。図1は、本発明に係るウェーハ回収装置の実施の
形態の全体構成図である。同図に示すように、ウェーハ
回収装置10は、ウェーハWをスライスベースSから一
枚ずつ切り離す切断部12と、その切り離されたウェー
ハWを搬送する搬送部14と、搬送部14で搬送される
ウェーハWの形状を撮像して、その良否を識別する識別
部16と、搬送部14で搬送されたウェーハWを回収す
る回収部18とから構成されている。以下、各部ごと
に、その構成を詳説する。
【0008】図2は、前記切断部12の構成を示す正面
図であり、図3は、その側面図である。前述したよう
に、この切断部12は、スライスベースSに櫛歯状に保
持されているウェーハW、W、…を、一枚ずつスライス
ベースSから切り離す作業を行う。図2、図3に示すよ
うに、図示しないフレームによって水平に支持されたベ
ース20には、その下面部に切断対象であるウェーハを
取り付けるためのセッティングユニット22が設置され
ている。
【0009】ところで、本実施の形態のウェーハ回収装
置10で回収することを対象としているウェーハW、
W、…は、ワイヤソー等の切断機によってインゴットの
状態から多数枚同時に切断されたものを対象としている
が、ワイヤソー等の切断機では、通常、インゴットを切
断機に取り付ける場合、図5に示すように、マウンティ
ングプレートMと呼ばれる専用の装着部材を介して切断
機に取り付けている。そして、切断終了後は、そのマウ
ンティングプレートMごとウェーハを切断機から取り出
している。したがって、本実施の形態のウェーハ回収装
置10においても、ウェーハW、W、…は、マウンティ
ングプレートMに装着された状態で搬送されてくる。
【0010】通常、マウンティングプレートMは、図5
に示すように、インゴットInに接着されたスライスベ
ースSの上面に接着され、そのスライスベースSの形状
に対応して長方形の板状に形成されている。切断機に装
着する場合は、その両端部に形成されたツバMa、Ma
の部分を、切断機側のセッティングユニットで把持する
ことにより装着する。したがって、本実施の形態のウェ
ーハ回収装置10のセッティングユニット22も同様
に、マウンティングプレートMのツバMa、Maの部分
を把持してウェーハを装着する構成とされている。
【0011】すなわち、前記セッティングユニット22
は、断面コ字状の枠型に形成され、その両端下部にマウ
ンティングプレートMのツバMa、Maが係合する突起
部22a、22aが形成されている。前記マウンティン
グプレートMは、この突起部22a、22aに係合され
ると、前記ベース20と平行に保持され、その上面部を
前記ベース20に内蔵された一対の油圧シリンダ24、
24に押圧されることにより固定される。
【0012】前記セッティングユニット22の両側に
は、一対のガイドレール26、26がセッティングユニ
ット22に沿って平行に配設されている。この一対のガ
イドレール26、26には、スライダ28、28を介し
て走行ベース30がスライド自在に支持されている。前
記走行ベース30は、断面コ字状に形成された一対の走
行フレーム30A、30Aを、棒状に形成された連結フ
レーム30Bで連結して構成されている。そして、送り
装置32に駆動されることにより、前記ガイドレール2
6上を往復走行する。
【0013】この送り装置32は、前記ガイドレール2
6Aに沿って回動自在に支持されたネジ棒34と、その
ネジ棒34に螺合されたナット部材36、及び、ネジ棒
34を回転させるモータ38とから構成されており、前
記走行ベース30は、前記ナット部材36に連結されて
いる。この走行ベース30が連結されたナット部材36
は、前記モータ38を駆動することによりネジ棒34に
沿って移動し、この結果、前記走行ベース30が、ガイ
ドレール26に沿って走行する。
【0014】前記走行ベース30を構成する一対の走行
フレーム30A、30Aには、それぞれモータ40、4
0が設置されている。このモータ40、40のスピンド
ルには、それぞれプーリ42、42が固着されており、
該プーリ42、42には、無端状に形成された固定砥粒
ワイヤ44が張設されている。この固定砥粒ワイヤ44
は、通常のワイヤの周囲に多数の砥粒を固着して成形し
たものであり、被切断物に押し当てながら走行させるこ
とにより、被切断物を切断する。そして、前記プーリ4
2、42に張設された固定砥粒ワイヤ44は、前記モー
タ40、40を駆動することにより走行する。
【0015】なお、このプーリ42、42の位置は、張
設した固定砥粒ワイヤ44が、前記セッティングユニッ
ト22に取り付けられたウェーハWのスライスベースS
の切断位置と一致するように設定する。以上のように構
成された切断部12は、次のようにして、ウェーハW、
W、…をスライスベースSから切り離す。すなわち、固
定砥粒ワイヤ44を走行させた状態で送り装置32を駆
動し、走行ベース30をセッティングユニット22に取
り付けられたウェーハWに向けて走行させる。走行ベー
ス30がウェーハWに向かって走行することにより、固
定砥粒ワイヤ44がスライスベースSに押し当てられ、
この結果、スライスベースSが切断されてウェーハWが
スライスベースSから切り離される。走行ベース30
は、スライスベースSに沿って走行してゆくので、スラ
イスベースSは、順次固定砥粒44に切断されてゆき、
この結果、一枚ずつウェーハW、W、…がスライスベー
スSから切り離されてゆく。
【0016】次に、搬送部14の構成について説明す
る。前述したように、搬送部14は、前記切断部12で
スライスベースSから切り離されたウェーハWを回収部
18に搬送する作業を行う。この搬送部14は、図1〜
図3に示すように、ベルトコンベア46で構成されてい
る(以下、このベルトコンベアを「第1コンベア46」
という。)。この第1コンベア46は、前記切断部12
のセッティングユニット22に取り付けられたウェーハ
Wの下方に設置されており、ウェーハWの取り付け方向
に沿って走行する。そして、前記切断部12でスライス
ベースSから切り離されたウェーハWは、この第1コン
ベア46上に落下し、回収部18に搬送される。
【0017】なお、落下した際の衝撃で、ウェーハWに
割れや欠け等が発生するのを防止するためにも、搬送ベ
ルトはゴム等の弾性体で形成されているものが望まし
い。次に、識別部16の構成について説明する。この識
別部16は、前記搬送部14の第1コンベア46上を搬
送されてくるウェーハWをCCDカメラ48で撮像し、
その画像データを画像処理してウェーハWの良否を識別
する。
【0018】図1に示すように、前記CCDカメラ48
は、図示しないフレームに支持されて前記第1コンベア
46の上方に設置されている。このCCDカメラ48
は、前記第1コンベア46上を搬送されてくるウェーハ
Wを撮像し、その画像データを制御装置50に出力す
る。制御装置50は、前記CCDカメラ48から出力さ
れてくる画像データを画像処理し、ウェーハWの良否を
識別する。すなわち、ウェーハWに欠けや割れが無いか
どうかを判断し、正常なウェーハと不良ウェーハとを識
別する。
【0019】次に、回収部18の構成について説明す
る。前述したように、回収部18は、前記切断部12で
スライスベースSから切り離されたウェーハWの回収を
行うが、この際、前記識別部16による識別結果に基づ
いて、正常なウェーハと不良ウェーハとを区別して回収
する。図1及び図4に示すように、前記回収部18は、
正常なウェーハWO が回収されるウェーハ回収カセット
52と、不良ウェーハWX が回収される不良ウェーハ回
収カセット54を備えており、更に、その正常なウェー
ハWO を前記ウェーハ回収カセット52に移送する移送
パッド56と、不良ウェーハ回収カセット54に移送す
るベルトコンベア58(以下、このベルトコンベア58
を「第2コンベア58」いう。)を備えている。
【0020】前記第2コンベア58は、前記第1コンベ
ア46の終端部に連続して設けられており、その終端部
に前記不良ウェーハ回収カセット54が設置されてい
る。この第2コンベア58上には、前記第1コンベア4
6で搬送されてきたウェーハWをベルトの中央部にガイ
ドするための一対のガイド部材60、60が設置されて
いる。前記第2コンベア58上を搬送されるウェーハW
は、このガイド部材60、60によってベルトの中央に
ガイドされ、ベルト上に設定された所定の受渡位置Oに
搬送される。
【0021】前記ウェーハ回収カセット52は、前記第
2コンベア58の側部に設置されている。前記移送パッ
ド56は、真空吸着によってウェーハWを保持し、ウェ
ーハWを前記受渡位置Oからウェーハ回収カセット52
に移送する。この移送パッド56は、図示しない移動手
段によって、前記ウェーハ回収カセット52と前記受渡
位置Oとの間を往復移動可能に構成されており、また、
前記図示しない昇降手段によって昇降移動可能に構成さ
れている。
【0022】ところで、前記移送パッド56と第2コン
ベア58は、共に制御装置50によって、その駆動を制
御されている。すなわち、正常なウェーハWO はウェー
ハ回収カセット52に、また、不良ウェーハWX は不良
ウェーハ回収カセット54に、それぞれ回収されるよう
に、識別部16の識別結果に基づき前記移送パッド56
と第2コンベア58の駆動が制御されている。
【0023】ここで、例えば、前記識別部16で正常と
判断されたウェーハWO が、第1コンベア46によって
搬送されてきたとする。まず、制御装置50は、第2コ
ンベア58に駆動信号を出力して、その正常なウェーハ
O を受渡位置Oまで搬送する。ウェーハWO が受渡位
置Oまで搬送されたところで、第2コンベア58の駆動
を停止し、次いで、移送パッド56を駆動して、そのウ
ェーハWO を受渡位置Oからウェーハ回収カセット52
に移送する。
【0024】一方、前記識別部16で不良ウェーハWX
と判断されたウェーハWO が、第1コンベア46によっ
て搬送されてきた場合は、第2コンベア58を駆動し
て、そのまま不良ウェーハ回収カセット54に搬送す
る。本実施の形態のウェーハ回収装置10は、以上のよ
うに構成され、その作用は次の通りである。
【0025】まず、ワイヤソー等の切断機で多数枚同時
に切断されたウェーハW、W、…をマウンティングプレ
ートMに装着された状態でウェーハ回収装置10まで搬
送してくる。そして、マウンティングプレートMを切断
部12のセッティングユニット22に取り付け、固定す
る。固定後、装置を稼働させる。装置が稼働されると、
まず、固定砥粒ワイヤ44を走行させるモータ40、4
0が駆動され、固定砥粒ワイヤ44が走行を開始する。
これと同時に、第1コンベア46も駆動され、そのベル
トが走行を開始する。
【0026】前記固定砥粒ワイヤ44を走行させるモー
タ40が駆動されると、次いで、固定砥粒ワイヤ44の
送り装置32が駆動され、この結果、固定砥粒ワイヤ4
4が走行しながら、スライスベースSに向かって移動す
る。そして、この走行する固定砥粒ワイヤ44がスライ
スベースSに押し当てられて、スライスベースSが切断
され、この結果、ウェーハWがスライスベースSから切
り離される。
【0027】前記スライスベースSから切り離されたウ
ェーハWは、走行する第1コンベア46の搬送ベルト上
に落下し、その第1コンベア46によって回収部18に
搬送される。この第1コンベア46によって搬送される
ウェーハWは、その搬送過程で識別部16のCCDカメ
ラ48によって形状が撮像され、その画像データが制御
装置50に出力される。
【0028】制御装置50は、CCDカメラ48から出
力された画像データを画像処理し、切り出されたウェー
ハWが、正常なウェーハWO であるか不良ウェーハWX
であるかを識別し、その識別の結果、次のように、回収
部18の移送パッド56と第2コンベア58を制御す
る。すなわち、切り出されたウェーハWが正常なウェー
ハWO であると判断した場合は、第2コンベア58に駆
動信号を出力して、第1コンベア46から搬送されてく
る正常なウェーハWO を受渡位置Oまで搬送する。そし
て、その受渡位置Oに搬送された正常なウェーハW
O を、移送パッド56に駆動出力してウェーハ回収カセ
ット52に移送する。
【0029】一方、切り出されたウェーハWが不良ウェ
ーハWX であると判断した場合は、第2コンベア58を
駆動して、第1コンベア46から搬送されてくる不良ウ
ェーハWX を、そのまま不良ウェーハ回収カセット54
に搬送する。前記切断部12のセッティングユニット2
2に取り付けられたウェーハW、W、…は、走行する固
定砥粒ワイヤ44によって一枚ずつ順次切り出されてゆ
くので、同様の作業を行って順次回収してゆく。
【0030】このように、本実施の形態のウェーハ回収
装置によれば、多数枚同時に切断されたバッチ状態のウ
ェーハWを自動で枚葉化し、かつ、正常なウェーハと不
良ウェーハとを分けて回収することができる。また、切
断されたウェーハW、W、…の端部に位置しているウェ
ーハの欠けや割れだけでなく、中間部に位置しているウ
ェーハの割れや欠け等(切断過程や搬送過程において何
らかの事情により発生する)も発見して、不良ウェーハ
として回収することができるので、極めて有効である。
すなわち、端部に位置しているウェーハは一見して割れ
や欠けが生じていると認識することができるが、それ以
外のウェーハは、割れや欠けが生じていることを発見す
ることが困難である。したがって、これを自動で識別
し、あらかじめ分けて回収しておくことにより、後の工
程で不良ウェーハの処理をせずに済み、処理効率が向上
する。
【0031】なお、本実施の形態では、スライスベース
Sの切断装置として、無端状に形成された固定砥粒ワイ
ヤを走行させてスライスベースSを切断する構成とした
が、切断装置は、これに限定されるものではなく、次の
ような構成でもよい。すなわち、一方のワイヤリールか
ら繰り出された固定砥粒ワイヤを他方のワイヤリールで
巻き取る構成とし、この一対のワイヤリール間を走行す
る固定砥粒ワイヤでスライスベースSを切断する。
【0032】また、固定砥粒ワイヤによって切断する場
合に限らず、往復動する鋸刃によって切断するように構
成してもよく、また、円盤状に形成された鋸刃(ディス
クカッター)によって切断するように構成してもよい。
また、本実施の形態では、回収部18において、正常な
ウェーハと不良ウェーハとを、それぞれの回収カセット
に分けて回収しているが、次のように回収してもよい。
すなわち、スライスベースSから切り離したウェーハ
は、全て1つの回収カセットにスライスベースSから切
り離した順番通りに回収する。そして、識別部16で不
良と判断されたウェーハを、後からオペレータが抜き取
るようにしてもよい。この場合においても、オペレータ
は、あらかじめ抜き取るべきウェーハが分かっており、
枚葉化されているウェーハを抜き取るので、簡易、迅速
にウェーハを回収することができる。
【0033】また、回収部18は、正常なウェーハと不
良ウェーハとを分けて回収できれば、本実施の形態に示
したものに限らず、例えば、第1コンベア46で搬送さ
れてきたウェーハを一つの搬送用吸着パッドでウェーハ
回収カセット52と不良ウェーハ回収カセット54に回
収するように構成してもよい。また、本実施の形態で
は、回収部18において正常なウェーハWO をウェーハ
回収カセット52に回収するように構成しているが、次
のように構成してもよい。すなわち、回収部18にウェ
ーハを次工程(例えば洗浄工程)に搬送する、コンベア
を別途設置し、正常と判断されたウェーハをこのコンベ
アによって次工程に搬送する。これにより、ウェーハを
連続処理できるので、ウェーハの処理効率が向上する。
【0034】さらに、回収部18は、次のような構成と
することにより、ウェーハの製造工程全体の生産効率及
び製造されるウェーハの品質を向上させることができ
る。すなわち、回収部18にウェーハの厚さを測定する
測定部を設け、ウェーハ回収カセット52に回収された
ウェーハWの厚さを測定することができるように構成す
る。これにより、インゴットを切断した切断機のマシン
コンディションを確認することができ、その測定結果に
基づいて切断条件等を修正することにより、次のインゴ
ットを切断する時には、より高精度なウェーハを切断す
ることができる。なお、この測定部で得られるウェーハ
の厚さは、切断直後のものであるので、極めて的確に切
断機のマシンコンディションを把握することができる。
【0035】また、後工程であるウェーハの面取り工程
等に、その厚さの測定データを提供することにより、面
取り精度等の安定化を図ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多数枚同時に切断されたウェーハを、そのウェーハが保
持されているスライスベースから一枚ずつ自動で回収す
ることができるとともに、その回収したウェーハを自動
で正常なウェーハと不良ウェーハとに識別することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウェーハ回収装置の実施の形態の
全体構成図
【図2】切断部の構成を示す正面図
【図3】切断部の構成を示す側面図
【図4】回収部の構成を示す正面図
【図5】ワイヤソーによるインゴットの切断状況を説明
する説明図
【符号の説明】
10…ウェーハ回収装置 12…切断部 14…搬送部 16…識別部 18…回収部 48…CCDカメラ 50…制御装置 M…マウンティングプレート S…スライスベース W…ウェーハ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インゴットの状態から切断機によって多
    数枚同時に切断されたウェーハを、そのウェーハが保持
    されているスライスベースから一枚ずつ回収するウェー
    ハ回収装置において、 ウェーハを下側にしてスライスベースを保持する保持手
    段と、 前記保持手段に保持されたスライスベースに沿って走行
    する走行体と、 前記走行体に設けられるとともに、その走行体の走行に
    よって前記スライスベースを切断し、前記スライスベー
    スからウェーハを一枚ずつ切り離す切断手段と、 前記保持手段の下方に設置され、前記スライスベースか
    ら切り離されて落下するウェーハを受け取るとともに、
    その受け取ったウェーハを搬送する搬送手段と、 前記搬送手段によって搬送されるウェーハの形状を撮像
    する撮像手段と、 前記撮像手段の撮像結果から正常なウェーハと不良ウェ
    ーハとを識別する識別手段と、 前記搬送手段によって搬送されたウェーハを回収する回
    収部と、からなることを特徴とするウェーハ回収装置。
  2. 【請求項2】 前記回収部は、 正常なウェーハが回収される第1のカセットと、 不良ウェーハが回収される第2のカセットと、 前記搬送手段によって搬送されたウェーハを前記第1の
    カセット内に移送する第1の移送手段と、 前記搬送手段によって搬送されたウェーハを前記第2の
    カセット内に移送する第2の移送手段と、 前記識別手段の識別結果に基づいて、正常なウェーハが
    前記第1のカセットに、不良ウェーハが前記第2のカセ
    ットにそれぞれ回収されるように前記第1の移送手段及
    び前記第2の移送手段を制御する制御手段と、からなる
    ことを特徴とする請求項1記載のウェーハ回収装置。
  3. 【請求項3】 前記回収部は、 正常なウェーハを次工程に搬送する第2の搬送手段と、 不良ウェーハが回収されるカセットと、 前記搬送手段によって搬送されたウェーハを前記第2の
    搬送手段に移送する第1の移送手段と、 前記搬送手段によって搬送されたウェーハを前記カセッ
    ト内に移送する第2の移送手段と、 前記識別手段の識別結果に基づいて、正常なウェーハが
    前記第2の搬送手段に移送され、不良ウェーハが前記第
    2のカセットに回収されるように前記第1の移送手段及
    び前記第2の移送手段を制御する制御手段と、 からなることを特徴とする請求項1記載のウェーハ回収
    装置。
  4. 【請求項4】 前記切断手段は、固定砥粒が付着したワ
    イヤを走行させてスライスベースを切断することを特徴
    とする請求項1、2又は3記載のウェーハ回収装置。
  5. 【請求項5】 前記ウェーハ回収装置は、回収したウェ
    ーハの厚さを測定する測定手段を備えていることを特徴
    とする請求項1、2又は3記載のウェーハ回収装置。
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