JPH10321084A - 主回路切換器 - Google Patents

主回路切換器

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JPH10321084A
JPH10321084A JP13177397A JP13177397A JPH10321084A JP H10321084 A JPH10321084 A JP H10321084A JP 13177397 A JP13177397 A JP 13177397A JP 13177397 A JP13177397 A JP 13177397A JP H10321084 A JPH10321084 A JP H10321084A
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contact
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plate
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cover
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JP13177397A
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Sadao Kuwahata
節生 桑畑
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブレードと固定側接続部との間に接触部の過熱
を防ぐことのできる主回路切換器を得ること。 【解決手段】接続板6Aの側面に対して、支えレバー13
の脚部を挿入し、六角穴付きボルト28で揺動自在に連結
する。支えレバー13の支え部で、上下の接触子10の中間
部を支持するとともに、接触子10の基端の接触部を接続
板6Aの先端に形成した溝に遊嵌する。支えレバー13の
両側面に突設したボス13hでカバー12の固定部を揺動自
在に連結することで、カバー12の内部に収納した歯形板
ばね11Aの前後端を接触子10の前後の背面に押圧する。
上下の接触子10の間の中心とブレードの中心とが組立の
誤差でずれた場合には、そのずれに従って、ボス13hを
軸にカバー12が揺動し、更に支えレバー13が六角穴付き
ボルト28を軸に揺動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主回路切換器に関
する。
【0002】
【従来の技術】電気鉄道の架空電線では、特に長距離鉄
道において、給電電力が直流区間から交流区間に、また
その逆に変る電線路がある。この電気鉄道を走行する電
気車では、交流で受電する場合のために降圧変圧器を搭
載し、交直の切換区間において、電源側に対応して負荷
側を切り換えるための交直切換器が組み込まれている。
【0003】交流給電の定格は、例えば22kV 100A、
直流の給電の定格は、1500V 800〜3000Aで、交直切換
器は、これらの仕様に従って製作される。図11は、従来
の主回路切換器としての交直切換器の一部を構成する固
定側接続部の一例を示す平面図、図12は図11の前面図で
ある。
【0004】図11及び図12において、主回路切換器の組
立のベースとなる図示しない取付枠の片側に固定された
支持碍子2Bには、鋼板から曲げ加工された取付板5B
の片側がボルト26を介して固定されている。この取付板
5Bの左側には、直角に折曲された曲げ部5aの中央部
に対して、二段曲げ部5bが形成されている。
【0005】この二段曲げ部5bには、銅板製の端子板
21の中間部が載置され、更に図11においては台形状で図
12においてはL字形の押え板24の片側が重ねられ、ボル
ト27で固定されている。押え板24の他側は、ボルト31で
曲げ部5bの上端に固定されている。
【0006】端子板21の左側には、一対のボルト穴21a
(注;紙面の制約上片側のみ示す)が形成され、このボ
ルト穴21aが形成された端子板21の上面には、負荷側に
接続される図示しない接続導体が重ねられ、ボルトで固
定されている。
【0007】端子板21の右端には、厚い銅板製のスペー
サが上下に添設されている。これらのスペーサの外面側
には、弧状の曲げ部が中間部に形成され先端で 180°に
曲げ加工された撓み導板20Aの基端が重ねられ、この撓
み導板20Aには、図11に示すように基端部を残して2条
の溝が形成されている。
【0008】撓み導板20Aの外面側には、薄い鋼板から
製作された添板20Bが重ねられている。撓み導板20Aの
対向面には、先端が外側に曲げ加工された接点19が3列
に添設され、各接点19の外面側には一対のスタッドがろ
う付され、このスタッドを介して、各接点19は撓み導板
20Aと添板20Bに固定されている。
【0009】接点19の対向側には、前述したブレード18
が二点鎖線で示されている。添板20Bの外面側には、厚
いスペーサを介して、厚い燐青銅板から製作された加圧
板23Aの基端が重ねられ、この加圧板23Aの外面側に
は、薄い鋼板から製作された添板23Bが添設されてい
る。
【0010】このうち、加圧板23Aの先端には、外面側
に溝が形成されたスタッド22が貫挿され、両側からナッ
トで加圧板23Aに固定されている。このスタッド22の他
側は、前述した添板20Bの外面に接触している。
【0011】これらの撓み導板20A,添板20B及び加圧
板23Aと添板23Bの基端並びにスペーサには、3本のス
タッド31が貫挿され、両側から螺合されたナットで端子
板21の右端に固定されている。
【0012】スタッド31の上部には、断面がU字状に形
成されたカバー25の基端がナットを介して重ねられ、ス
タッド31の上端から螺合されたナットでスタッド31に固
定されている。スタッド31の上端には、図11に示すよう
に締付作業のための溝が形成されている。
【0013】なお、主回路切換器には、図11及び図12で
示した固定側接続部の右側に対して、この固定側接続部
と同一品の他側の固定側接続部が対称的に設けられ、片
方が交流側に他方が直流側に接続されている。
【0014】このように固定側接続部が構成された主回
路切換器においては、相対置する接点19の間にブレード
18の先端が投入されると、端子板21の右端からスペーサ
を介して上下の撓み導板20Aに分流した電流は、接点19
を経てブレード18に流れる。
【0015】そのために、投入時のブレード18と接点19
との接触面には、所定の接触圧力が与えられ、この接触
圧力は、各加圧板23Aの先端に貫挿された3本のスタッ
ド22の両側のナットを緩め、スタッド22の外側の端面に
形成された溝に先端を挿入した工具で、スタッド22を進
退させることで行う。
【0016】このときには、上下に3列に対置した接点
19の対向面の間の接点間隙が規定の寸法となり、且つ、
端子板21の延長線と各接点19との間隙が同一且つ平行と
なるように、ノギスで測定しながら行う。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
固定側接続部が構成された主回路切換器においては、各
接点19とブレード18との平行度が出ていない場合には、
接触面積が低下して、接触部の通電面積の減少により過
熱するおそれがある。
【0018】また、もし、ブレード18と固定側接続部と
の中心位置がずれていた場合には、片側の接点との接触
圧力が低下して、接触抵抗の増加により過熱するおそれ
がある。
【0019】特に、交流側が22kVとなる交直切換器で
は、開極時の電源側と負荷側の絶縁間隙を確保するため
に、ブレード18が長くなるので、このブレード18の基端
の組立角度の僅かが誤差で、先端の位置が大きくずれる
ので、上記中心位置のずれが発生するおそれがある。
【0020】そのため、前述したスタッド22の位置の調
整とブレード18の組立に当たっては、ブレード18の先端
の中心が接点19の中心となり、且つ平行となるように、
ブレード18の固定側接続部への投入と開極を何回も繰り
返して、上記問題の発生を防いでいる。
【0021】しかし、この作業は、各接点間隙と対向面
が同一となるように、片側の固定側接続部だけでも上下
で合計6本の調整ねじ22を緩め両側のナットを締め付け
なければならないだけではなく、片側の固定側接続部の
調整が終ると他側の固定側接続部も行わなければならな
い場合もあるので、その作業に時間がかかる。そこで、
本発明の目的は、組立が容易で、ブレードと固定側接続
部との間の接触部の過熱を防ぐことのできる主回路切換
器を得ることである。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、接続板の片側に接触面を対向させて配置された少く
とも一組の接触子とこの接触子の背面を押圧する押圧具
が組み込まれて相対置して配置された一対の接続部と、
先端が片側の接続部から断路され他側の接続部に投入さ
れるブレードとを備えた主回路断路器において、接続板
の片側に接触子の基端の接触面が遊嵌する凹部を形成
し、接続板の中間部に片側の連結部が連結され他側の両
面に接触子の対向面の中間部を支え部で支える支え具を
設けたことを特徴とする。
【0023】また、請求項2に対応する発明の主回路切
換器は、支え具の連結部と支え部との間にカバー連結部
を形成し、対向面で押圧具を支持する一対のカバーをカ
バー連結部に連結したことを特徴とする。
【0024】また、請求項3に対応する発明の主回路切
換器は、支え具の連結部が連結される接続連結部を接続
板の両側面に設けたことを特徴とする。また、請求項4
に対応する発明の主回路切換器は、接触子の基端の接触
面を弧状の凸面とし、接続板の凹部を断面弧状の溝とし
たことを特徴とする。
【0025】また、請求項5に対応する発明の主回路切
換器は、押圧具を、接触子の背面の前後を両側で押圧す
る歯形板ばねとしたことを特徴とする。さらに、請求項
6に対応する発明の主回路切換器は、カバー連結部を支
え具の両側面に突設し、カバー連結部に連結具で締め付
けられる溝部をカバーに形成したことを特徴とする。
【0026】このような手段によって、本発明の主回路
切換器においては、連結部で接続板に連結した支え具の
支え部の両面に接触子を配置し、接続板の凹部に基端の
接触面が遊嵌した接触子の背面を押え具で押圧して、接
触子の先端の対向部に投入されるブレードと接続部との
組立の誤差に伴う位置ずれに対応する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の主回路切換器の一
実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の
主回路切換器の第1の実施形態を示す平面図、図2は図
1の前面図、図3は図2のA−A断面拡大図である。
【0028】また、図4は、図1の左側後方に示した後
述する交流側接続部を示す拡大詳細図で、従来の技術で
示した図11に対応する図、図5は、図4の前面図で同じ
く図12に対応する図である。
【0029】このうち、図1及び図2と図3において、
軟鋼板から断面U字状に折り曲げて製作された取付枠1
の中央部やや前方には、支持碍子2Aが支持ベース14を
介して立設されている。
【0030】取付枠1の左側の後端には、支持碍子2A
と同一品の支持碍子2Bが厚い複数のスペーサを介して
立設されている。同じく、取付枠1の右側の後端にも、
支持碍子2Aと同一品の支持碍子2Cが厚い複数のスペ
ーサを介して対称的に立設されている。
【0031】このうち、支持碍子2Bの上端には、交流
側の接続部4Aが詳細を図4及び図5で後述するように
取り付けられ、支持碍子2Cの上端にも接続部4Aと同
一品の直流側の接続部4Bが対称的に固定されている。
【0032】取付枠1の後端の左右には、取付脚1aが
溶接されている。同じく、取付枠1の両側の前方にも取
付脚1aが対称的に溶接され、これらの取付脚1aは、
軟鋼板からU字状に形成され、この底部に対して取付枠
1を固定する取付穴があらかじめ加工されている。
【0033】取付枠1の右端前方には、L字形の段付部
が形成され、この段付部の前面には、固定ベース7aが
固定され、この固定ベース7aの前面には、空圧の電磁
弁7A,7Bが左右に取り付けられている。
【0034】取付枠1の前面の左端には、低圧の端子台
1bが横に取り付けられ、この端子台1bの上部には、
横に長い小形の電線貫通穴が形成され、端子台1bの右
側にも、横に長い大形の打抜穴1cが形成されている。
【0035】取付枠1には、支持碍子2Aの支持ベース
14の中心部に対して貫通穴が形成されている。この貫通
穴には、上部が支持碍子2Aの中空部を貫通したブレー
ド軸15の下部が貫通し、取付枠1の下面に固定された図
示しない軸受で支持されている。
【0036】ブレード軸15の下端には、図3で示す手動
操作棒15aの基端が固定され、この手動操作棒15aは、
取付枠1の前端に形成された打抜穴1cを貫通して前方
に突き出ている。
【0037】取付枠1の下部後方には、複動形の空圧シ
リンダ16が作動軸を前方にして固定されている。この空
圧シリンダ16の作動軸の先端には、図3の図示しない右
側面図ではU字状となるクレビス16aの後端が固定され
ている。
【0038】取付枠1の右端前方には、前述した固定ベ
ース7aの後方に対して、クレビス17aの右端が固定さ
れ、このクレビス17aの左端に挿入された連結ピンを介
して、ばね挿入具17bの右端が連結されている。
【0039】このばね挿入具17bには、圧縮コイルばね
17dが挿入され、この圧縮コイルばね17dの左端に対し
て短いばね挿入具17cの右端が挿入されている。左右の
ばね挿入具17b,17cの軸心には、軸棒が挿入され左端
がばね挿入具17cにピンで固定されている。
【0040】ばね挿入具17cの左端は、ブレード軸15の
右側後方から突き出たレバー15cの先端に連結ピンを介
して連結されている。この連結ピンにはリンク17eの前
端が連結され、このリンク17eの後端は、連結ピンを介
して前述した空圧シリンダ16の前端のクレビス16aの前
端に連結されている。空圧シリンダ16の前端と電磁弁7
Aは、空圧配管8Bで接続され、空圧シリンダ16の後端
と電磁弁7Bは、空圧配管8Aで接続されている。
【0041】ブレード軸15の後部左側には、ブレード軸
15の切換動作に連動する補助開閉器9が取付枠1に固定
され、この補助開閉器9の複数の接点は、取付枠1の前
端左側に固定された端子台1bの上側の端子に絶縁電線
で接続されている。
【0042】ブレード軸15の上端は、支持碍子2Aの上
端内側に圧入された図示しない軸受を貫通し、上端面に
は縦断面がU字形の固定具3aが溶接で固定されてい
る。この固定具3aには、ブレード3の基端が挿入さ
れ、4本のボルトで固定具3aに固定されている。この
ブレード3の中間部の上面には、パンタグラフに接続さ
れるブレード側端子3bが突設され、ブレード3にろう
付されている。
【0043】支持碍子2B,2Cの上端には、図2及び
図5で示すようにZ字形に形成された軟鋼板製の取付板
5Aの下部が、上部を外側にして対称的に図5で示すボ
ルト26で固定されている。
【0044】これらの取付板5Aの上端には、図4及び
図5の部分分解斜視図の図8(e)で示す銅板製の接続
端子板6A,6Bが図1及び図2で示すように対称的に
ボルト27で固定されている。
【0045】この接続端子板6A,6Bの下面中央部に
は、低い段付面6aが図8(e)で示すようにあらかじ
め形成され、取付板5Aの上端の先端は、段付面6aの
段付部に密着している。取付板6A,6Bの片側には、
この接続端子板6A,6Bに接続される図示しない負荷
側の導体を締め付けるボルト穴が形成されている。
【0046】接続端子板6A,6Bの他側の前後面に
は、図8(e)で示すように連結穴6fが加工され、接
続端子板6A,6Bの他側の先端の上下には、緩い傾斜
面6cが形成されている。この傾斜面6cの後部には、
浅い弧状の溝部6bが形成されている。
【0047】接続端子板6A,6Bの他側には、図8
(b)の斜視図で示す軟鋼板製の支えレバー13が設けら
れている。この支えレバー13の片側には、平行な脚部13
aが対称的に突設され、この脚部13aの基端の外面側に
は、ボス13hが前後に突設されている。
【0048】脚部13aの先端には、ボルト穴13bが加工
され、脚部13aの外面側には、ボルト穴13bと同一軸心
上にナット13cが溶接されている。このナット13cに
は、六角穴付きボルト28が図4及び図5に示すように螺
合され、この六角穴付きボルト28の軸部は、接続端子板
6A,6Bの両側面に形成された連結穴6fに挿入され
ている。
【0049】この結果支えレバー13は、連結穴6fに挿
入された六角穴付きボルト28を軸として、他側が上下に
揺動自在となっている。支えレバー13の他側の上下に
は、水平な支え部13d,13fが対称的に形成され、これ
らの支え部13d,13fの両端には、一対の案内部13e,
13gが上下方向に対称的に形成されている。
【0050】上下の支え部13d,13fの上下には、図8
(c)で示す6本の接触子10が内面側10aを対置して添
設され、この接触子10の基端側の接触部10cは、接続端
子板6Aの他側の上下に形成された溝部6bと接触して
いる。
【0051】接触部10cは、先端側の接触部10bととも
に弧状に突起し、図4,図5の図示しない右側面から見
た接触面も僅かに弧状となっている。接触子10の中間部
の両側面には、僅かな凸部が形成されている。
【0052】上下に配置された接触子10の更に上下に
は、図8(a)で示す一対のカバー12が対称的に設けら
れている。このカバー12には、軟鋼板で蓋状に形成され
た蓋板12aの前後端の基端側に対して、ブロック状の固
定部12bが溶接され、この固定部12bの対向面の中央部
に対して弧状の溝12cが形成され、この溝12cの両側に
固定穴12dが縦に加工されている。蓋板12aの中央部に
も、固定穴12eが形成されている。
【0053】これらのカバー12の底部には、それぞれば
ね用ステンレス鋼板から製作された添板11Bと図8
(d)で示す歯形板ばね11Aが順に重ねられ、図4及び
図5で示すボルト30と内側の角ナットでカバー12に固定
されている。
【0054】これらのカバー12は、固定部12bの対向面
に形成された溝部12cが支えレバー13の脚部13aから突
設されたボス13hに当接され、固定部12bに形成された
固定穴12dに図4及び図5に示すように挿入された六角
穴付きボルト29で互いに締め付けられることで、カバー
12の先端側がボス13hを軸として揺動自在となってい
る。
【0055】また、六角穴付きボルト29による締付で、
各カバー12の底に固定された歯形板ばね11Aの歯部の先
端により接触子10の外面側10の前後を押圧している。こ
の歯形板ばね11Aの歯部の押圧力によって、接触子10の
内面側10aの先端側は、図6に示すように支えレバー13
の支え部13d,13fの先端の外面に押圧されている。
【0056】このように構成された接続部においては、
接続端子板6Aの上下に形成された溝6bに接触部10c
が挿入された接触子10の背面を、同一品の歯形板ばね11
Aで上下から加圧することで、上下に対置した接触子10
の先端側の接触部10bの位置を、接続端子板6Aの板厚
の中心の延長線に対してほぼ対称位置に維持している。
【0057】次に、このように接続部が構成された主回
路切換器の作用を説明する。図1,図2及び図3におい
て、変圧器側に接続された左側の接続部に投入されたブ
レード3を右側の直流側に切り換えるときには、電磁弁
7Bを励磁して、この電磁弁7Bに接続された空圧配管
8Aを介してシリンダ16の後部に圧縮空気を供給する。
【0058】すると、この空圧シリンダ16のロッドが前
方に駆動され、ブレード軸15のレバー15cとトグル機構
17の左端のばね挿入具17cが前方に揺動し、トグル機構
17の圧縮コイルばね17dを圧縮するとともに、これらの
レバー15cの中心線とトグル機構17の中心線が直線状と
なった位置を過ぎると、圧縮コイルばね17dの放勢力で
レバー15cは高速で駆動されて、ブレード3は直流側の
接続部の接触子10の間に投入される。
【0059】この切換投入過程において、例えば、図7
の部分断面図で示すように、ブレード3の位置が僅かに
下方に偏っていた場合でも、ブレード3の下方への押圧
力を下側の接触子10の先端の接触部を介して歯形板ばね
11A及び添板11Bが押され、この押圧力で支えレバー13
が接続端子板6Aの連結穴6fに挿入された六角穴付き
ボルト28を軸に下方に揺動することで対応することがで
きる。
【0060】また、ブレード3と接続端子板6Aとが平
行に組み立てられなかった場合でも、各接触子10は、歯
形板ばね11Aの歯部の撓みと接触子10の各接触部10b,
10cの弧状の面によって対応することができるので、平
行度のばらつきに伴う接触抵抗の増加を防ぐことができ
る。
【0061】また、接続部の組立に当たっては、支えレ
バー13の上下に接触子10をあらかじめ配置し、添板11B
と歯形板ばね11Aをボルト30で内面に固定したカバー12
を、ボルト29で支えレバー13のボス13hに固定した図8
(a)の平面図及び図8(a)の前面図を示す図8
(b)で示した中間組立ユニットを、図8(a)に示す
ように接続端子板6Aに六角穴付きボルト28を介して固
定することで、組み込むことができ、部品の種別と数も
少なく、中間組立ユニットの組立には調整を必要としな
いので、組立が容易且つ均一となる。
【0062】なお、上記実施形態では、交流側と直流側
の負荷に切り換える主回路切換器の場合で説明したが、
図1において例えば左後方を電源側とし、右後方を接地
側として、ブレード3のブレード端子3bに接続される
負荷側の接地断路器として使用し、負荷側の保守・点検
時の安全用の切換断路器として使用してもよく、或い
は、常用と予備の電源の主回路切換用として使用するこ
ともできる。
【0063】図10は、本発明の主回路切換器の第2の実
施形態を示す部分縦断面図で、ブレード3Aが直線運動
で、接続端子板を直接に支持碍子2Dを介して固定した
場合を示す。
【0064】なお、上記実施形態では、主回路をブレー
ドで切り換える場合で説明したが、図10において、ブレ
ード3Aを主回路機器の後部に突設された端子導体と
し、主回路機器の挿脱によって自動連結される自動接続
用として用いてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上、本発明によれば、接続板の片側に
接触子の基端の接触面が遊嵌する凹部を形成し、接続板
の中間部に片側の連結部が連結され他側の両面に接触子
の対向面の中間部を支え部で支える支え具を設けること
で、また、特に請求項2に対応する発明によれば、支え
具の連結部と支え部との間にカバー連結部を形成し、押
圧具を対向面で支持する一対のカバーをカバー連結部に
連結し、また、特に請求項3に対応する発明によれば、
支え具の連結部が連結される接続連結部を接続板の両側
面に設け、また、特に請求項4に対応する発明によれ
ば、接触子の基端の接触面を弧状の凸面とし、接続板の
凹部を断面弧状の溝とし、また、特に請求項5に対応す
る発明によれば、押圧具を、接触子の背面の前後を両側
で押圧する歯形板ばねとし、さらに、特に請求項6に対
応する発明によれば、カバー連結部を支え具の両側面に
突設し、カバー連結部に連結具で締め付けられる溝部を
カバーに形成することで、連結部で接続板に連結した支
え具の支え部の両面に接触子を配置し、接続板の凹部に
基端の接触面が遊嵌した接触子の背面を押え具で押圧し
て、接触子の先端の対向部に投入されるブレードと接続
部との組立の誤差に伴う位置ずれに対応可能としたの
で、組立が容易で、ブレードと固定側接続部との間の接
触部の過熱を防ぐことのできる主回路切換器を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の主回路切換器の第1の実施形態を示す
平面図。
【図2】図1の前面図。
【図3】図2のA−A断面拡大図。
【図4】図1及び図2に示した接続部4Aの拡大詳細
図。
【図5】図4の前面図。
【図6】図4のB−B断面図。
【図7】本発明の主回路切換器の第1の実施形態の作用
を示す部分断面図。
【図8】本発明の主回路切換器の第1の実施形態の主要
構成部品を示す斜視図で、(a)はカバー、(b)は支
えレバー、(c)は接触子、(d)は歯形板ばね、
(e)は接続端子板を示す。
【図9】本発明の主回路切換器の第1の実施形態の図7
と異なる作用を示す部分説明図で、(a)は部分破断分
解図、(b)は(a)の部分前面図。
【図10】本発明の主回路切換器の第2の実施形態を示
す部分縦断面図。
【図11】従来の主回路切換器の一例を示す部分平面
図。
【図12】図11の前面図。
【符号の説明】
1…取付枠、2A,2B,2C,2D…支持碍子、3,
3A…ブレード、4A,4B…接続部、5A…取付板、
6A,6B…接続板、7A,7B…電磁弁、8A,8B
…空圧配管、9…補助開閉器、10…接触子、11A…歯形
板ばね、11B…添板、12…カバー、13…支えレバー、14
…支持ベース、15…ブレード軸、16…空シリンダ、17…
トグル機構。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続板の片側に接触面を対向させて配置
    された少くとも一組の接触子とこの接触子の背面を押圧
    する押圧具とが組み込まれて相対して配置された一対の
    接続部と、先端が片側の接続部から断路され他側の接続
    部に投入されるブレードとを備えた主回路断路器におい
    て、前記接続板の片側に前記接触子の基端の接触面が遊
    嵌する凹部を形成し、前記接続板の中間部に片側の連結
    部が連結され他側の両面に前記接触子の対向面の中間部
    を支え部で支える支え具を設けたことを特徴とする主回
    路切換器。
  2. 【請求項2】 前記支え具の前記連結部と前記支え部と
    の間にカバー連結部を形成し、対向面で前記押圧具を支
    持する一対のカバーを前記カバー連結部に連結したこと
    を特徴とする請求項1に記載の主回路切換器。
  3. 【請求項3】 前記支え具の前記連結部が連結される接
    続連結部を前記接続板の両側面に設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載の主回路切換器。
  4. 【請求項4】 前記接触子の基端の接触面を弧状の凸面
    とし、前記接続板の凹部を断面弧状の溝としたことを特
    徴とする請求項1に記載の主回路切換器。
  5. 【請求項5】 前記押圧具を、前記接触子の背面の前後
    を両側で押圧する歯形板ばねとしたことを特徴とする請
    求項1に記載の主回路切換器。
  6. 【請求項6】 前記カバー連結部を前記支え具の両側面
    に突設し、前記カバー連結部に連結具で締め付けられる
    溝部を前記カバーに形成したことを特徴とする請求項2
    に記載の主回路切換器。
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