JPH10318579A - 熱交換換気装置 - Google Patents

熱交換換気装置

Info

Publication number
JPH10318579A
JPH10318579A JP9131148A JP13114897A JPH10318579A JP H10318579 A JPH10318579 A JP H10318579A JP 9131148 A JP9131148 A JP 9131148A JP 13114897 A JP13114897 A JP 13114897A JP H10318579 A JPH10318579 A JP H10318579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air supply
air
duct
fan
exhaust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9131148A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanjiro Kinoshita
歓治郎 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP9131148A priority Critical patent/JPH10318579A/ja
Publication of JPH10318579A publication Critical patent/JPH10318579A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Duct Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで且つ省動力の熱交換換気装置を提
供する。 【解決手段】 天井裏空間58内に配置される本体ケー
シング1内に、給気用ファン3と排気用ファン4とこれ
ら各ファン3,4の吸込側流路に設置された熱交換器2
とを収容してなる熱交換換気ユニット本体Z1を備え、
給気Aaを排気Abとの間で熱交換して室内へ吹き出す
ようにしたものにおいて、上記給気用ファン3の吹出口
3cと天井52に設けた給気吹出口13との間を給気吹
出用ダクト6により接続する一方、上記排気用ファン4
の排気吸込口7を上記天井裏空間58内に開放させる。
かかる構成とすることで、上記天井裏空間58を排気チ
ャンバーとして機能させて該天井裏空間58への排気吸
込用ダクトの設置を不要とすることができ、その結果、
例えば従来のように排気吸込用ダクトを設置する場合に
比して、使用ダクト数及びダクト設置工事が共に削減さ
れ、それだけ熱交換換気装置全体としてのコスト低減が
図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、特に高気密構造
の建屋における熱交換換気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】給気と排気との間で熱交換を行いながら
室内の換気を行う熱交換換気装置として従来より種々の
構造が提案されており、例えば天井裏空間内に、給気用
ファンと排気用ファンと熱交換器とを備えてなる熱交換
換気ユニット本体を設置するとともに、該熱交換換気ユ
ニット本体と天井に設けた給気吹出口及び排気吹出口と
をそれぞれ給気用ダクト及び排気用ダクトにより接続す
ることを基本構造としている。この場合、上記各ダクト
としては、鋼板製ダクトが主体であって、必要に応じて
フレキシブルな断熱ダクトを用いるのが通例であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる鋼板
製のダクト等を使用する場合には、該ダクトそのものが
比較的高価であることから製造コストが高くつくととも
に、該ダクトが剛体で且つ重量が嵩むことから施工性が
低劣で施工コストが高くつく、等の問題があった。ま
た、ダクトを天井裏空間の狭い梁下部分に敷設する場合
には圧力損失低減のために特殊形状の管部材を必要とし
たり、ダクトを複数の管路に分岐させる必要があり、製
造コストが高くつくという問題もあった。さらに、従来
使用されていたフレキシブルな断熱ダクトは、コイルバ
ネ状に巻回された芯線を備えることから、その内周面の
凹凸が激しく通風時の圧力損失が大きいという問題があ
った。
【0004】そこで本願発明は、特に近年における建屋
の高気密・高断熱化を考慮した上で、低コストで且つ省
動力の熱交換換気装置を提供せんとしてなされたもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0006】本願の第1の発明では、建屋50の天井裏
空間58内に配置される本体ケーシング1内に、給気用
ファン3と排気用ファン4とこれら各ファン3,4の吸
込側流路に設置された熱交換器2とを収容してなる熱交
換換気ユニット本体Z1を備え、上記給気用ファン3に
より取り入れられる給気Aaを、上記熱交換器2におい
て上記排気用ファン4により室内から排出される排気A
bとの間で熱交換して室内へ吹き出すようにした熱交換
換気装置において、上記給気用ファン3の吹出口3cと
天井52に設けた給気吹出口13との間を給気吹出用ダ
クト6により接続する一方、上記排気用ファン4の排気
吸込口7を上記天井裏空間58内に開放させたことを特
徴としている。
【0007】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかる熱交換換気装置において、上記給気吹出用ダクト
6の全体又はその一部を膜材又はフィルム材でなる筒状
体で構成したことを特徴としている。
【0008】本願の第3の発明では、上記第1の発明に
かかる熱交換換気装置において、上記給気吹出用ダクト
6の全体又はその一部を膜材又はフィルム材により内側
流路36と外側流路37とをもつ二重筒状に形成し、上
記給気用ファン3の吹出口3cと上記給気吹出口13と
を上記内側流路36を介して接続し該内側流路36内に
給気Aaを流通させるとともに、該給気Aaの一部を上
記外側流路37内に導入するように構成したことを特徴
としている。
【0009】本願の第4の発明では、その下面側を室内
に臨ませた状態で建屋50の天井裏空間58内に配置さ
れるとともに該下面側には排気吸込口41を備えたグリ
ル40が取り付けられる本体ケーシング1内に、給気用
ファン3と排気用ファン4とこれら各ファン3,4の吸
込側流路に設置された熱交換器2とを収容してなる熱交
換換気ユニット本体Z2を備え、上記給気用ファン3に
より取り入れられる給気Aaを、上記熱交換器2におい
て上記排気用ファン4により室内から排出される排気A
bとの間で熱交換して室内へ吹き出すようにした熱交換
換気装置において、上記給気用ファン3の吹出口3cと
天井52に設けた給気吹出口13との間を、その全体又
はその一部を膜材又はフィルム材でなる筒状体で構成し
た給気吹出用ダクト6により接続したことを特徴として
いる。
【0010】本願の第5の発明では、その下面側を室内
に臨ませた状態で建屋50の天井裏空間58内に配置さ
れるとともに該下面側には排気吸込口41を備えたグリ
ル40が取り付けられる本体ケーシング1内に、給気用
ファン3と排気用ファン4とこれら各ファン3,4の吸
込側流路に設置された熱交換器2とを収容してなる熱交
換換気ユニット本体Z2を備え、上記給気用ファン3に
より取り入れられる給気Aaを、上記熱交換器2におい
て上記排気用ファン4により室内から排出される排気A
bとの間で熱交換して室内へ吹き出すようにした熱交換
換気装置において、上記給気用ファン3の吹出口3cと
天井52に設けた給気吹出口13との間を、その全体又
はその一部を膜材又はフィルム材により内側流路36と
外側流路37とをもつ二重筒状に形成した給気吹出用ダ
クト6の上記内側流路36により接続し該内側流路36
内に給気Aaを流通させる一方、上記外側流路37内に
上記給気Aaの一部を導入するようにしたことを特徴と
している。
【0011】本願の第6の発明では、上記第2,第3,
第4又は第5の発明にかかる熱交換換気装置において、
上記給気吹出用ダクト6の内圧力を調整する圧力調整手
段10を備えたことを特徴としている。
【0012】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0013】 本願の第1の発明にかかる熱交換換気
装置によれば、熱交換換気ユニット本体Z1における給
気用ファン3の吹出口3cと天井52に設けた給気吹出
口13との間を給気吹出用ダクト6により接続する一
方、排気用ファン4の排気吸込口7を天井裏空間58内
に開放させて該天井裏空間58を排気チャンバーとして
機能させているので、該天井裏空間58への排気吸込用
ダクトの設置が不要となり、例えば従来のように排気吸
込用ダクトを設置する場合に比して、使用ダクト数及び
ダクト設置工事が共に削減され、それだけ熱交換換気装
置全体としてのコスト低減が図れるものである。
【0014】 本願の第2の発明にかかる熱交換換気
装置によれば、上記に記載の効果に加えて次のような
特有の効果が奏せられる。即ち、本発明では、上記給気
吹出用ダクト6の全体又はその一部を膜材又はフィルム
材でなる筒状体で構成しているので、例えば上記給気吹
出用ダクト6を鋼板製とする場合に比して、軽量で且つ
取り扱いが容易であることからダクト設置工事の作業性
が向上し、それだけ低コスト化が図れる。
【0015】また、上記給気吹出用ダクト6を膜材又は
フィルム材でなる筒状体で構成しているので、例えば上
記給気吹出用ダクト6を天井裏空間58の梁下の狭い空
間部を通して設置する場合においては、該給気吹出用ダ
クト6を容易に変形させて設置することができるので、
例えば従来のように特殊形状の管を使用するような必要
がなく、それだけダクト設置工事の簡略化及び低コスト
化が実現される。また、上記給気吹出用ダクト6の設置
後においては、該給気吹出用ダクト6に給気Aaを流す
と該給気吹出用ダクト6が給気Aaの圧力によって膨張
しこれが上記梁と干渉することも有り得るが、かかる場
合においては、該梁の形状に沿って上記給気吹出用ダク
ト6が適宜自在に変形することで、該梁との干渉にも拘
わらず該給気吹出用ダクト6の通路面積が確保され、圧
力損失の少ない給気吹出が実現されることになる。
【0016】さらに、膜材又はフィルム材でなる筒状体
で給気吹出用ダクト6を構成することで、例えば該給気
吹出用ダクト6として従来のフレキシブルなダクトを使
用する場合に比して、該給気吹出用ダクト6の内周面が
平滑で通風抵抗が少なく、それだけ給気吹出用ダクト6
における給気の圧力損失が可及的に低減され、空気搬送
動力(即ち、給気用ファン3の駆動動力)の低減による
省動力化が促進されることになる。
【0017】 本願の第3の発明にかかる熱交換換気
装置では、上記給気吹出用ダクト6の全体又はその一部
を膜材又はフィルム材により内側流路36と外側流路3
7とをもつ二重筒状に形成し、上記給気用ファン3の吹
出口3cと上記給気吹出口13とを上記内側流路36を
介して接続し該内側流路36内に給気Aaを流通させる
とともに、該給気Aaの一部を上記外側流路37内に導
入するように構成している。
【0018】従って、この発明の熱交換換気装置によれ
ば、上記及びに記載の効果に加えて次のような特有
の効果が奏せられる。即ち、上記給気吹出用ダクト6の
外側流路37内に給気Aaの一部を導入することで、本
来的な給気Aaの通路である上記内側流路36の外側に
断熱空気層が形成されることとなり、上記給気Aaの熱
損失が可及的に防止され、より省エネルギーな熱交換換
気が実現されることになる。特に、かかる給気吹出用ダ
クト6は、天井裏空間58の断熱性が幾分低い建屋構造
における熱交換換気装置に適用した場合にその効果がよ
り顕著となるものである。
【0019】 本願の第4の発明にかかる熱交換換気
装置によれば、排気吸込口41が室内に臨んで設けられ
た熱交換換気装置において、給気用ファン3の吹出口3
cと天井52に設けた給気吹出口13との間を、その全
体又はその一部を膜材又はフィルム材でなる筒状体で構
成した給気吹出用ダクト6により接続しているので、例
えば上記給気吹出用ダクト6を鋼板製とする場合に比し
て、軽量で且つ取り扱いが容易であることからダクト設
置工事の作業性が向上し、それだけ低コスト化が図れ
る。
【0020】また、上記給気吹出用ダクト6を膜材又は
フィルム材でなる筒状体で構成しているので、例えば上
記給気吹出用ダクト6を天井裏空間58の梁下の狭い空
間部を通して設置する場合においては、該給気吹出用ダ
クト6を容易に変形させて設置することができるので、
例えば従来のように特殊形状の管を使用するような必要
がなく、それだけダクト設置工事の簡略化及び低コスト
化が実現される。また、上記給気吹出用ダクト6の設置
後においては、該給気吹出用ダクト6に給気Aaを流す
と該給気吹出用ダクト6が給気Aaの圧力によって膨張
しこれが上記梁と干渉することも有り得るが、かかる場
合においては、該梁の形状に沿って上記給気吹出用ダク
ト6が適宜自在に変形することで、該梁との干渉にも拘
わらず該給気吹出用ダクト6の通路面積が確保され、圧
力損失の少ない給気吹出が実現されることになる。
【0021】さらに、膜材又はフィルム材でなる筒状体
で給気吹出用ダクト6を構成することで、例えば該給気
吹出用ダクト6として従来のフレキシブルなダクトを使
用する場合に比して、該給気吹出用ダクト6の内周面が
平滑で通風抵抗が少なく、それだけ給気吹出用ダクト6
における給気の圧力損失が可及的に低減され、空気搬送
動力(即ち、給気用ファン3の駆動動力)の低減による
省動力化が促進されることになる。
【0022】 本願の第5の発明にかかる熱交換換気
装置は、排気吸込口41が室内に臨んで設けられた熱交
換換気装置において、給気用ファン3の吹出口3cと天
井52に設けた給気吹出口13との間を、その全体又は
その一部を膜材又はフィルム材により内側流路36と外
側流路37とをもつ二重筒状に形成した給気吹出用ダク
ト6の上記内側流路36により接続し該内側流路36内
に給気Aaを流通させる一方、上記外側流路37内に上
記給気Aaの一部を導入するようにしている。
【0023】従って、この発明の熱交換換気装置によれ
ば、上記に記載の効果に加えて、上記給気吹出用ダク
ト6の外側流路37内に給気Aaの一部を導入すること
で、本来的な給気Aaの通路である上記内側流路36の
外側に断熱空気層が形成されることから、上記給気Aa
の熱損失が可及的に防止され、より省エネルギーな熱交
換換気が実現されることになる。特に、かかる給気吹出
用ダクト6は、天井裏空間58の断熱性が幾分低い建屋
構造における熱交換換気装置に適用した場合にその効果
がより顕著となるものである。
【0024】 本願の第6の発明にかかる熱交換換気
装置によれば、上記,,又はに記載の効果に加
えて次のような特有の効果が奏せられる。即ち、本発明
では、上記給気吹出用ダクト6の内圧力を調整する圧力
調整手段10を備えているので、該圧力調整手段10に
より上記給気吹出用ダクト6の内圧力を適宜調整するこ
とで、給気Aaの圧力によって膜材又はフィルム材でな
る筒状体で構成された上記給気吹出用ダクト6が、最大
通路面積をもつ略円形断面状に膨張され、該給気吹出用
ダクト6における給気Aaの圧力損失が可及的に低減さ
れ、結果的に空気搬送動力の低減による省動力化がさら
に促進されることになる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本願発明を幾つかの好適な
実施形態に基づいて具体的に説明する。第1の実施形態(図1〜図4参照) 図1及び図2には、本願発明の第1の実施形態にかかる
熱交換換気装置を、高気密・高断熱構造の建屋50にお
けるスラブ51と天井52との間の天井裏空間58内に
設置した状態を示している。尚、上記天井52の下方に
は、仕切壁55によって区画された二つの居住空間5
3,54が形成されるとともに、この二つの居住空間5
3,54は上記仕切壁55の底部近傍に設けた通気口5
6を介して相互に連通している。
【0026】上記熱交換換気装置は、次述する熱交換換
気ユニット本体Z1と給気吸込用ダクト5と給気吹出用
ダクト6及び排気吹出用ダクト8を備えて構成される。
【0027】上記熱交換換気ユニット本体Z1は、図2
〜図4に示すように、偏平な矩形筺状の本体ケーシング
1内に、相互に直交する方向に延びる第1流路21と第
2流路22とを交互に配置してなる矩形直状形態をもつ
熱交換器2と、スクロール状のケーシング3a内に羽根
車3bを収容してなる遠心式の給気用ファン3と、スク
ロール状のケーシング4a内に羽根車4bを収容してな
る遠心式の排気用ファン4とを配置して構成される。
尚、この熱交換換気ユニット本体Z1は、図1に示すよ
うに、上記天井裏空間58内の上記居住空間54に対応
する位置に、吊りボルト31,31,・・によって上記
スラブ51に吊下された状態で設置されている。
【0028】上記熱交換器2は、その対向する一対の稜
線部2a,2bを同一の鉛直線上に略合致させた倒立状
態で上記本体ケーシング1の中央部に横設配置されてお
り、上記第1流路21は上記熱交換器2の左側上部の第
1通風空間23と右側下部の第2通風空間24とに連通
し、また上記第2流路22は上記熱交換器2の右側上部
の第3通風空間25と左側下部の第4通風空間26とに
連通している。
【0029】上記給気用ファン3は、上記熱交換器2の
長手方向の一端寄りに偏位した状態で上記第2通風空間
24内に配置され、その吹出口3cは上記本体ケーシン
グ1の一方の側壁1aに開口し、その吸込口3dは上記
第2通風空間24に臨んで開口している。また、この給
気用ファン3の吹出口3cには、接続筒18を介して後
述する給気吹出用ダクト6が接続されている。さらに、
上記熱交換器2を介して上記吸込口3dに臨む上記第1
通風空間23は、例えば鋼板製の給気吸込用ダクト5を
介して室外に連通している。
【0030】上記排気用ファン4は、上記熱交換器2の
長手方向の他端寄りに偏位した状態で上記第4通風空間
26内に配置され、その吹出口4cは上記本体ケーシン
グ1の他方の側壁1bに開口し、その吸込口4dは上記
第4通風空間26に臨んで開口している。また、この排
気用ファン4の吹出口4cは、例えば鋼板製の排気吹出
用ダクト8を介して室外に連通している。さらに、上記
熱交換器2を介して上記吸込口4dに臨む上記第3通風
空間25は、上記本体ケーシング1の一方の側壁1aに
設けた排気吸込口7を介して上記天井裏空間58に開放
されている。
【0031】一方、上記天井裏空間58の上記居住空間
53の反居住空間54寄り部位に対応する位置には、横
長箱状形態をもつ給気チャンバー9が、その下端の開口
部を上記天井52を貫通して上記居住空間53に臨まし
めた状態で設けられている。そして、この給気チャンバ
ー9の下端開口には、給気吹出口13を備えた吹出グリ
ル12が居住空間53側から取り付けられている。
【0032】また、上記給気チャンバー9の上記熱交換
換気ユニット本体Z1寄りの側壁9aには、該熱交換換
気ユニット本体Z1側に指向させて接続筒19が取り付
けられている。そして、この接続筒19と上記熱交換換
気ユニット本体Z1側の上記接続筒18との間に、次述
の給気吹出用ダクト6が配置されている。尚、上記接続
筒18と接続筒19とは、略同軸上に位置する如くその
取付位置が相対的に設定されている。
【0033】また、給気チャンバー9の他方の側壁9b
の内面側で且つ上記接続筒19の下端と略同一高さ位置
には、ダンパー10(特許請求の範囲中の「圧力調整手
段」に該当する)が揺動自在に取り付けられており、該
ダンパー10の揺動位置に応じて該給気チャンバー9か
ら上記給気吹出口13に至る通路が絞られるようになっ
ている。尚、このダンパー10は、適宜のバネ力をもつ
圧縮スプリング11により、所定の初期絞り度を維持す
る如く弾性支持されており、該ダンパー10に作用する
空気圧力が上記スプリング11のバネ力を越えた時には
自動的に該スプリング11が縮小変位して絞り度を減少
させるようになっている。
【0034】上記給気吹出用ダクト6は、例えば膜材又
はフィルム材によって形成された筒状体で構成され、そ
の一端を上記接続筒18に、その他端を上記接続筒19
に、それぞれ嵌挿固定することで該各接続筒18,19
間に架装され、上記給気用ファン3からの給気Aaを上
記給気チャンバー9に導いてこれを上記給気吹出口13
から上記居住空間53側へ吹き出させることを可能とし
ている。尚、この給気吹出用ダクト6は、上述のように
膜材又はフィルム材によって形成されるものであること
から、上記給気用ファン3から給気Aaが送られていな
い状態においては、該給気Aaの圧力による膨張作用が
働かないことから、上記接続筒18と接続筒19との間
において垂れ下がることになる。このような給気吹出用
ダクト6の垂れ下がりを防止するために、上記接続筒1
8の開口縁上端と上記接続筒19の開口縁上端との間
に、例えば針金を張設してこれを支持部材20とし、該
支持部材20によって上記給気吹出用ダクト6の中間部
分を支持するようにしている。
【0035】一方、上記天井52の、平面視において上
記熱交換換気ユニット本体Z1側の上記排気吸込口7と
略同軸上に位置し且つ上記仕切壁55を跨いでその両側
に近接する二位置には、それぞれ排気吸込口14,14
が設けられている。
【0036】続いて、以上の如く構成された熱交換換気
装置による熱交換換気作用を、図1〜図3を併用しつつ
説明する。
【0037】上記熱交換換気ユニット本体Z1が運転さ
れると、室外の外気は給気Aaとして上記給気用ファン
3の吸引作用により上記給気吸込用ダクト5を介して上
記熱交換器2側に導入される。また一方、上記各居住空
間53,54内の室内空気は、上記排気用ファン4の吸
引作用により上記各排気吸込口14,14から上記天井
裏空間58を介して排気Abとして上記排気吸込口7か
ら上記熱交換器2側に導入される。そして、この熱交換
器2においては、その第1流路21を流通する上記給気
Aaと第2流路22を流通する排気Abとの間において
熱交換が行われる。熱交換後の排気Abは、上記排気吹
出用ダクト8を通して室外へ放出される。また、熱交換
後の給気Aaは、上記給気吹出用ダクト6を通して上記
給気チャンバー9に送られ、該給気チャンバー9から上
記給気吹出口13を介して上記居住空間53内に吹き出
される。この居住空間53内に吹き出された給気Aa
は、該居住空間53内に拡散されるとともに、その一部
は上記仕切壁55の通気口56を通して上記居住空間5
4に導入され該居住空間54内に拡散される。かかる給
気Aaの上記各居住空間53,54への導入と、該各居
住空間53,54からの排気Abの排出とが連続的に行
われることで、上記各居住空間53,54の熱交換換気
が実現されるものである。
【0038】この場合、先ず、排気Abの排出について
は、上記天井裏空間58が高気密構造であることから、
専用の排気用ダクトを設けなくとも、該天井裏空間58
を排気チャンバーとして機能させて排気Abを効率良く
排出することができるものである。また、上記各排気吸
込口14,14が上記排気吸込口7と同軸上に配置され
ていることで、該各排気吸込口14,14から天井裏空
間58内へ導入された排気Abは該天井裏空間58内へ
大きく拡散されることなく上記排気吸込口7側へ吸入さ
れる。このため、該排気Abの熱損失が少なくなり、そ
の分、上記熱交換器2における排気Abから給気Aaへ
の伝熱量が大きくなり、省エネルギーな熱交換換気が実
現されることになる。
【0039】一方、給気Aaの導入であるが、この場
合、先ず、上記給気吹出用ダクト6が膜材又はフィルム
材で構成されていることでその内周面の平滑度が高く、
また該給気吹出用ダクト6がその内部を流通する給気A
aの圧力によって略円形断面状に膨張し最大の通路面積
が確保される。これらの結果、上記給気吹出用ダクト6
を流通する給気Aaの圧力損失が可及的に低減され、そ
れだけ空気搬送動力、即ち、上記給気用ファン3の駆動
動力の削減が可能なことから、熱交換換気装置の省動力
化、ランニングコストの低減が実現されるものである。
尚、このように、給気Aaの圧力によって給気吹出用ダ
クト6を膨張させる構成を採る場合、給気Aaの流量が
少ないと該給気吹出用ダクト6の膨張作用が低くなる
が、この実施形態においては上述のように上記給気チャ
ンバー9にダンパー10を設けて給気Aaを適度に絞っ
て該給気吹出用ダクト6内の圧力上昇を図るようにして
いるので、給気Aaの流量が少ない場合でも適正な通路
面積が確保されるものである。また、逆に、給気Aaの
流量が多い場合には、上記ダンパー10の絞り作用によ
って上記給気吹出用ダクト6に過度の膨張作用が働くと
か、該給気吹出用ダクト6における流通抵抗が増加する
等のことが懸念されるが、この実施形態のものにおいて
は上述のように上記ダンパー10をスプリング11によ
って弾性的に支持しているので、給気Aaの圧力増大に
伴って上記ダンパー10の絞り度が自動的に低下され、
上述の如き不都合の発生が未然に防止されることにな
る。
【0040】また、上記ダンパー10は、上記作用以外
に、上記居住空間53の空気室分布の適正化作用をも
つ。即ち、図4に示すように、給気Aaの流量が少ない
場合には上記ダンパー10の絞り度が大きくなることか
ら、上記給気吹出口13からの吹出噴流A1は該給気吹
出口13から比較的狭い噴流域をもって吹き出され上記
居住空間53内への到達距離は長くなる。これに対し
て、給気Aaの流量が多い場合には上記ダンパー10の
絞り度が小さくなることから、上記給気吹出口13から
の吹出噴流A2は該給気吹出口13から比較的広い噴流
域をもって吹き出され上記居住空間53内への到達距離
は過大に大きくなることなく適正な到達距離に保持され
る。かかる作用により、上記居住空間53の空気室分布
の適正化が促進されるものである。
【0041】一方、この熱交換換気装置においては、そ
の特有の構成により、以下の如き製造上あるいは施工上
において有用な効果を奏する。
【0042】即ち、この熱交換換気装置においては、排
気用ファン4の排気吸込口7を天井裏空間58内に開放
させて該天井裏空間58を排気チャンバーとして機能さ
せているので、該天井裏空間58への排気吸込用ダクト
の設置が不要となり、例えば従来のように排気吸込用ダ
クトを設置する場合に比して、使用ダクト数及びダクト
設置工事が共に削減され、それだけ熱交換換気装置全体
としてのコスト低減が図れる。
【0043】また、上記給気吹出用ダクト6を膜材又は
フィルム材でなる筒状体で構成しているので、例えば上
記給気吹出用ダクト6を鋼板製とする場合に比して、軽
量で且つ取り扱いが容易であることからダクト設置工事
の作業性が向上し、それだけ低コスト化が図れることに
なる。
【0044】さらに、上記給気吹出用ダクト6を膜材又
はフィルム材でなる筒状体で構成しているので、例えば
図1及び図2にそれぞれ鎖線図示するように、上記スラ
ブ51の中間位置に該スラブ51から下方へ突出状態で
梁57が設けられているような場合でも、上記給気吹出
用ダクト6を上記梁57の下側を容易に迂回して設置す
ることができ、例えば従来のように特殊形状の管を使用
するような必要がなく、それだけダクト設置工事の簡略
化及び低コスト化が実現される。
【0045】また、上記給気吹出用ダクト6の設置後に
おいては、該給気吹出用ダクト6に給気Aaを流すと該
給気吹出用ダクト6が給気Aaの圧力によって膨張しこ
れが上記梁57と干渉することも有り得るが、かかる場
合においては、該梁57に対応する部位が鎖線図示する
ように(符号6′参照)該梁57の形状に沿って横長偏
平断面状に滑らかに変形するので、該梁57との干渉に
も拘わらず該給気吹出用ダクト6の適正な通路面積が確
保され、圧力損失の少ない給気吹出が実現されることに
なる。
【0046】第2の実施形態(図5及び図6参照) 図5及び図6には、本願発明の第2の実施形態にかかる
熱交換換気装置の設置状態を示している。この実施形態
の熱交換換気装置は、上記天井裏空間58の気密性が上
記第1の実施形態の場合よりも若干劣る構造の建屋50
に適用するに好適な熱交換換気装置であって、その基本
構成を上記第1の実施形態にかかる熱交換換気装置と同
一として上で、上記天井52に設けられる上記各排気吸
込口14,14の構造に特有の構成を付加したものであ
る。
【0047】即ち、上記各排気吸込口14に、排気吸込
用ファン28を設置するとともに該排気吸込用ファン2
8の外側にその吹出口が上記熱交換換気ユニット本体Z
1側の上記排気吸込口7に指向する風向ガイド29を備
えたものである。
【0048】このように、上記排気吸込口14に排気吸
込用ファン28と風向ガイド29を設けると、上記各居
住空間53,54内から吸入される排気Abは、上記天
井裏空間58内に殆ど拡散されることなく強制的に上記
熱交換換気ユニット本体Z1側の排気吸込口7に向けて
吹き出され、スムーズに該排気吸込口7から熱交換換気
ユニット本体Z1内に吸入される。従って、譬え上記天
井裏空間58の気密性が若干低くても、排気Abの天井
裏空間58内への拡散が抑制されることで該排気Abの
熱損失が抑制され、良好な熱交換換気が実現されるもの
である。
【0049】第3の実施形態(図7及び図8参照) 本願発明の第3の実施形態にかかる熱交換換気装置は、
上記天井裏空間58の断熱性が上記各実施形態の場合よ
りも低い場合に好適なものであって、断熱性が低いこと
による影響を、上記給気吹出用ダクト6側の構造を工夫
することで解決したものである。
【0050】即ち、図7及び図8に示すように、上記給
気吹出用ダクト6を、上記熱交換換気ユニット本体Z1
側の接続筒18と上記給気チャンバー9側の接続筒19
との間に配置される膜材又はフィルム材でなる内側ダク
ト15と、上記熱交換換気ユニット本体Z1側において
上記接続筒18の外側にこれと略同心状に配置された接
続筒33と上記給気チャンバー9側において上記接続筒
19の外側にこれと略同心状に配置された接続筒34と
の間に配置される膜材又はフィルム材でなる外側ダクト
16とでなる二重筒状に形成している。尚、この内側ダ
クト15と外側ダクト16との間には、これら両者の間
隔保持用に複数のダクト支持材17,17,・・が放射
状に設けられている。
【0051】さらに、上記接続筒19の周壁には複数の
通孔35,35,・・を形成し、該各通孔35,35,
・・を介して上記内側ダクト15の内周側の内側流路3
6と該内側ダクト15と外側ダクト16との間に位置す
る外側流路37とを相互に連通せしめている。
【0052】かかる構成とすることで、上記給気用ファ
ン3から吹き出される給気Aaはその圧力によって上記
内側ダクト15を略円形断面に膨張させながらその内側
流路36を通って上記給気チャンバー9側に流れ上記給
気吹出口13から上記居住空間53内に吹き出される。
この場合、上記接続筒19側において上記各通孔35,
35,・・を通して上記給気Aaの一部が上記外側流路
37に流入し、ここに滞留して上記内側流路36の外側
に環状の空気層、即ち断熱層を形成する。従って、譬え
上記天井裏空間58の断熱性が幾分低くても、上記断熱
層によって上記給気Aaの放熱が防止され、該給気Aa
の熱損失が可及的に低減され、結果的に上記天井裏空間
58の断熱性が低いにも拘わらず良好な熱交換換気が実
現されるものである。
【0053】尚、この実施形態のように、上記内側流路
36と外側流路37とを連通する通孔35を上記給気吹
出用ダクト6の下流側部位に設けることで、該内側流路
36及び外側流路37における圧力損失の関係から、常
に、「(内側流路36内の圧力)>(外側流路37内の
圧力)」の関係が成立するので、上記断熱層の存在に拘
わらず上記内側流路36の断面形状は、圧力損失低減と
いう点において好適な形状である略円形断面形状に維持
される。
【0054】また、上記内側ダクト15と外側ダクト1
6とは、この実施形態の如くこれらを別体構成とするの
に代えて、例えばこれら両者を一体構造とすることも可
能である。尚、この場合、この内側ダクト15と外側ダ
クト16とを同質の素材でなる膜状又はフィルム状の支
持部材により接続する。
【0055】第4の実施形態(図9〜図12参照) 図9〜図12には、本願発明の第4の実施形態にかかる
熱交換換気装置を示している。この実施形態の熱交換換
気装置は、上記各実施形態においては上記熱交換換気ユ
ニット本体Z1を上記天井裏空間58内に配置する構造
のものとしていたのに対して、この実施形態においては
熱交換換気ユニット本体Z2を上記天井52に臨んで配
置される構造としたものである。従って、上記熱交換換
気ユニット本体Z1の本体ケーシング1の下面側を開口
させてこれを上記天井52を通して上記居住空間54に
臨ましめるとともに、該開口部分に排気吸込口41を設
けたグリル40を居住空間54側から取り付け、上記居
住空間53内の排気Abは上記仕切壁55の通気口56
を通して上記居住空間54に移動させた後、該居住空間
54における排気Abと混合させて上記排気吸込口41
から上記熱交換器2側に吸入するようなっている。
【0056】これ以外の構成は全て上記各実施形態の場
合と同様であり、またその作用効果も同様であるので、
ここでの説明は省略する。
【0057】その他 (1)上記各実施形態においては、上記給気吹出用ダク
ト6の全体を膜材又はフィルム材で構成したが、本願発
明はかかる構成に限定されるものではなく、例えば該給
気吹出用ダクト6の一部を膜材又はフィルム材で構成し
ても良い。
【0058】(2)本願発明にかかる熱交換換気装置
は、顕熱交換器、全熱交換器の何れにも適用できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施形態にかかる熱交換換気
装置の全体構成を示す断面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図2のIII−III矢視図である。
【図4】図2のIV−IV矢視図である。
【図5】本願発明の第2の実施形態にかかる熱交換換気
装置の全体構成を示す断面図である。
【図6】図5のVI−VI矢視図である。
【図7】本願発明の第3の実施形態にかかる熱交換換気
装置の要部構成を示す断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII断面図である。
【図9】本願発明の第4の実施形態にかかる熱交換換気
装置の全体構成を示す断面図である。
【図10】図9のX−X矢視図である。
【図11】図10のXI−XI矢視図である。
【図12】図10のXII−XII矢視図である。
【符号の説明】
1は本体ケーシング、2は熱交換器、3は給気用ファ
ン、4は排気用ファン、5は給気吸込用ダクト、6は給
気吹出用ダクト、7は排気吸込口、8は排気吹出用ダク
ト、9は給気チャンバー、10はダンパー、11はスプ
リング、12は吹出グリル、13は給気吹出口、14は
排気吸込口、15は内側ダクト、16は外側ダクト、1
7はダクト支持材、18及び19は接続筒、20は支持
部材、21は第1流路、22は第2流路、23〜26は
通風空間、28は排気吸込用ファン、29は風向ガイ
ド、31及び32は吊りボルト、35は通孔、36は内
側流路、37は外側流路、40はグリル、41は排気吸
込口、50は建屋、51はスラブ、52は天井、53及
び54は居住空間、55は仕切壁、56は通気口、57
は梁、58は天井裏空間、Aaは給気、Abは排気、Z
1及びZ2は熱交換換気ユニット本体である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋(50)の天井裏空間(58)内に
    配置される本体ケーシング(1)内に、給気用ファン
    (3)と排気用ファン(4)とこれら各ファン(3),
    (4)の吸込側流路に設置された熱交換器(2)とを収
    容してなる熱交換換気ユニット本体(Z1)を備え、上
    記給気用ファン(3)により取り入れられる給気(A
    a)を、上記熱交換器(2)において上記排気用ファン
    (4)により室内から排出される排気(Ab)との間で
    熱交換して室内へ吹き出すようにした熱交換換気装置で
    あって、 上記給気用ファン(3)の吹出口(3c)と天井(5
    2)に設けた給気吹出口(13)との間を給気吹出用ダ
    クト(6)により接続する一方、 上記排気用ファン(4)の排気吸込口(7)を上記天井
    裏空間(58)内に開放させたことを特徴とする熱交換
    換気装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記給気吹出用ダクト(6)の全体又はその一部を膜材
    又はフィルム材でなる筒状体で構成したことを特徴とす
    る熱交換換気装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記給気吹出用ダクト(6)の全体又はその一部を膜材
    又はフィルム材により内側流路(36)と外側流路(3
    7)とをもつ二重筒状に形成し、 上記給気用ファン(3)の吹出口(3c)と上記給気吹
    出口(13)とを上記内側流路(36)を介して接続し
    該内側流路(36)内に給気(Aa)を流通させるとと
    もに、該給気(Aa)の一部を上記外側流路(37)内
    に導入するように構成したことを特徴とする熱交換換気
    装置。
  4. 【請求項4】 その下面側を室内に臨ませた状態で建屋
    (50)の天井裏空間(58)内に配置されるとともに
    該下面側には排気吸込口(41)を備えたグリル(4
    0)が取り付けられる本体ケーシング(1)内に、給気
    用ファン(3)と排気用ファン(4)とこれら各ファン
    (3),(4)の吸込側流路に設置された熱交換器
    (2)とを収容してなる熱交換換気ユニット本体
    (Z2)を備え、上記給気用ファン(3)により取り入
    れられる給気(Aa)を、上記熱交換器(2)において
    上記排気用ファン(4)により室内から排出される排気
    (Ab)との間で熱交換して室内へ吹き出すようにした
    熱交換換気装置であって、 上記給気用ファン(3)の吹出口(3c)と天井(5
    2)に設けた給気吹出口(13)との間を、その全体又
    はその一部を膜材又はフィルム材でなる筒状体で構成し
    た給気吹出用ダクト(6)により接続したことを特徴と
    する熱交換換気装置。
  5. 【請求項5】 その下面側を室内に臨ませた状態で建屋
    (50)の天井裏空間(58)内に配置されるとともに
    該下面側には排気吸込口(41)を備えたグリル(4
    0)が取り付けられる本体ケーシング(1)内に、給気
    用ファン(3)と排気用ファン(4)とこれら各ファン
    (3),(4)の吸込側流路に設置された熱交換器
    (2)とを収容してなる熱交換換気ユニット本体
    (Z2)を備え、上記給気用ファン(3)により取り入
    れられる給気(Aa)を、上記熱交換器(2)において
    上記排気用ファン(4)により室内から排出される排気
    (Ab)との間で熱交換して室内へ吹き出すようにした
    熱交換換気装置であって、 上記給気用ファン(3)の吹出口(3c)と天井(5
    2)に設けた給気吹出口(13)との間を、その全体又
    はその一部を膜材又はフィルム材により内側流路(3
    6)と外側流路(37)とをもつ二重筒状に形成した給
    気吹出用ダクト(6)の上記内側流路(36)により接
    続し該内側流路(36)内に給気(Aa)を流通させる
    一方、 上記外側流路(37)内に上記給気(Aa)の一部を導
    入するようにしたことを特徴とする熱交換換気装置。
  6. 【請求項6】 請求項2,3,4又は5において、 上記給気吹出用ダクト(6)の内圧力を調整する圧力調
    整手段(10)を備えたことを特徴とする熱交換換気装
    置。
JP9131148A 1997-05-21 1997-05-21 熱交換換気装置 Pending JPH10318579A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9131148A JPH10318579A (ja) 1997-05-21 1997-05-21 熱交換換気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9131148A JPH10318579A (ja) 1997-05-21 1997-05-21 熱交換換気装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10318579A true JPH10318579A (ja) 1998-12-04

Family

ID=15051132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9131148A Pending JPH10318579A (ja) 1997-05-21 1997-05-21 熱交換換気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10318579A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000249392A (ja) * 1999-03-02 2000-09-12 Takenaka Komuten Co Ltd 二重管式断熱ダクト
JP2011012837A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Mitsubishi Electric Corp 熱交換換気装置
EP2645009B1 (de) * 2012-03-29 2023-01-04 STIEBEL ELTRON GmbH & Co. KG Lüftungsanlage
JP2024011244A (ja) * 2022-07-14 2024-01-25 日本グランデ株式会社 チャンバーボックス式炭パワークリーンシステム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000249392A (ja) * 1999-03-02 2000-09-12 Takenaka Komuten Co Ltd 二重管式断熱ダクト
JP2011012837A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Mitsubishi Electric Corp 熱交換換気装置
EP2645009B1 (de) * 2012-03-29 2023-01-04 STIEBEL ELTRON GmbH & Co. KG Lüftungsanlage
JP2024011244A (ja) * 2022-07-14 2024-01-25 日本グランデ株式会社 チャンバーボックス式炭パワークリーンシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100838881B1 (ko) 공기조화기
JP2006349223A (ja) 熱交換機器
JP2907026B2 (ja) 換気空調装置
KR100746078B1 (ko) 공기조화 시스템의 덕트
KR20080019357A (ko) 공기조화기
JPH10318579A (ja) 熱交換換気装置
RU2010100754A (ru) Модульная вентиляционная система
CN101086382A (zh) 空气调节系统的风道
TW202221262A (zh) 空調系統及其控制方法
JP2006071226A (ja) 天吊型空気調和装置
JP4807266B2 (ja) 空気調和機
JP6626550B1 (ja) 住宅用空気調和装置
CN211650515U (zh) 窗式空调器
JPH02282642A (ja) 熱交換換気設備
JP5247610B2 (ja) 熱交換換気装置
KR20210098073A (ko) 공기조화 시스템의 덕트
JPH0526492A (ja) 空気調和機
JPH10325565A (ja) 空気調和装置
JP4961371B2 (ja) 空気調和機の熱源機
JPH0835701A (ja) 換気装置
JPH10253114A (ja) 給排ボックス
JP3070400B2 (ja) 空気調和機の換気装置
JPS6317335A (ja) 換気装置
JPH04148130A (ja) ダクト式空気調和機
CN214619818U (zh) 空调器