JPH10318132A - 電動圧縮機 - Google Patents
電動圧縮機Info
- Publication number
- JPH10318132A JPH10318132A JP13211297A JP13211297A JPH10318132A JP H10318132 A JPH10318132 A JP H10318132A JP 13211297 A JP13211297 A JP 13211297A JP 13211297 A JP13211297 A JP 13211297A JP H10318132 A JPH10318132 A JP H10318132A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnet
- balance weight
- rotor
- electric compressor
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compressor (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
転子に内装された永久磁石からの磁束の漏れを防ぐこと
を図る。 【解決手段】 回転子7のバランスウエイト10を強磁
性体で構成するとともに、バランスウエイト10と永久
磁石8との間に非磁性体で構成された端板11を介在さ
せ、かつかしめピン9が永久磁石8に直接接しないよう
にすることにより磁束の漏れを防止したものである。
Description
サイクルに接続される電動圧縮機の特に電動要素の回転
子の技術に関する。
に使用されてきたCFC系の冷媒、例えばR12は分子
中に塩素を含むため大気中に放出されると微量であって
も成層圏の大量のオゾンを破壊することが解明されつつ
あり、塩素を含まないHC系(R600a)、FHC系
(R134a,R410A,R407C)の代替冷媒へ
切り替えが急速に進んでいる。また地球温暖化を防止す
るためエネルギー消費量を削減する必要があり、電動圧
縮機のエネルギー効率を向上させるため、その電動機に
ブラシレスモータが使用され始め、その特性上回転数の
制御による圧縮機の冷凍能力制御を行えるようになっ
た。
回転時のアンバランスをバランスさせるためのバランス
ウエイトを設けている。またブラシレスモータの回転子
には永久磁石が内装され、磁束の漏れを防ぐため、非磁
性体で構成されたバランスウエイトが採用されている。
図3は従来の誘導電動機を用いた特公平5−38154
号公報にある電動圧縮機の断面図である。容器1内に、
圧縮要素2と電動機要素3を備え、前記電動機要素3の
回転子4にはクランク軸5が焼き嵌めされ、前記クラン
ク軸5の先端にはピストン6が取り付けてある。
て電動圧縮機が運転を始めると回転子4が回転すること
によりクランク軸5が回転しピストン6が往復運動して
ガスを圧縮する。図4は前記誘導電動機の代わりにブラ
シレスモータを用いた電動圧縮機の断面図である。図5
は図4の要部断面図である。7は回転子、8は回転子7
に内装された永久磁石、9はかしめピン、10は回転子
の少なくとも一端に回転子7を貫通するかしめピン9に
よって固着された非磁性体である真鍮によって構成され
たバランスウエイト、11は非磁性体である真鍮によっ
て構成された端板で、バランスウエイト10と永久磁石
8との間に介在している。そのほかの構成要素および動
作は前記従来例に同じである。
来の構成では永久磁石からの磁束の漏れを防ぐため、バ
ランスウエイトが真鍮等の非磁性体で構成され、高価で
あるという課題を有していた。
するもので、安価なコストで磁力線の漏れを防ぐことを
目的とする。
に本発明では、バランスウエイトを強磁性体で構成する
とともにバランスウエイトと永久磁石との間に非磁性体
で構成された端板を介在させ、かつかしめピンは永久磁
石に直接接しないようにしたものである。これにより安
価なコストで磁束の漏れを防止することができる。
は、圧縮要素とこれを駆動するブラシレスモータを有
し、前記ブラシレスモータの回転子には永久磁石を内装
するとともに、前記圧縮要素の回転時のアンバランスを
バランスさせるためのバランスウエイトを前記回転子の
少なくとも一端に前記回転子を貫通するかしめピンによ
って固着した電動圧縮機であって前記バランスウエイト
を強磁性体で構成するとともに、前記バランスウエイト
と前記永久磁石との間に非磁性体で構成された端板を介
在させ、かつ前記かしめピンは前記永久磁石に直接接し
ないようにした電動圧縮機であり、安価なコストで磁束
の漏れを防止することができる。
真鍮またはアルミニウムからなる請求項1記載の電動圧
縮機であり安価なコストで磁束の漏れを防止することが
できる。
スウエイトが鋼材からなる請求項1、2記載の電動圧縮
機であり、安価なコストで磁束の漏れを防止することが
できる。
いて説明する。なお、従来例と同一部分は同一符号を付
し、詳細な説明を省略する。
発明の一実施例による電動圧縮機の断面図、図2は図1
の要部断面図であり、7は回転子、8は回転子7に内装
されたストロンチュームフエライトで構成された永久磁
石、10は強磁性体であるSPCC鋼板を積層させたバ
ランスウエイト、11はバランスウエイト10と永久磁
石8との間に介在させた非磁性体である真鍮またはアル
ミニウムで構成された端板、9は永久磁石8に直接接し
ないようにした強磁性体である鋼材で構成されたかしめ
ピン、バランスウエイト10は回転子7の両端に回転子
7を貫通するかしめピン9によって固着されている。以
上のような構成によって、永久磁石の磁束は、永久磁石
と強磁性体であるバランスウエイトとの間に非磁性体で
ある端板を介在させることにより磁束の漏れを防止でき
る。また、永久磁石から強磁性体であるかしめピンを伝
わり漏れる磁束は、かしめピンが永久磁石に直接接して
いないため両者間の磁気抵抗が増え磁束が減少する。そ
のためバランスウエイトの材質を非磁性体である真鍮か
ら強磁性体であるSPCC鋼板に変えても、電動圧縮機
の効率に大きく影響を及ぼすような磁束の漏れはない。
またバランスウエイトの材質を高価な真鍮から安価なS
PCCに変えることにより約75%の材料費のコストダ
ウンができ、安価なコストで磁束の漏れを防止できる。
記載の発明によれば、ブラシレスモータの回転子には永
久磁石を内装するとともに、圧縮要素の回転時のアンバ
ランスをバランスさせるためのバランスウエイトを回転
子の少なくとも一端に回転子を貫通するかしめピンによ
って固着した電動圧縮機であってバランスウエイトを強
磁性体で構成するとともに、バランスウエイトと永久磁
石との間に非磁性体で構成された端板を介在させ、かつ
かしめピンは永久磁石に直接接しないようにした電動圧
縮機であり、安価なコストで磁束の漏れを防止すること
ができるという有利な効果が得られる。
スモータの回転子には永久磁石を内装するとともに、圧
縮要素の回転時のアンバランスをバランスさせるための
バランスウエイトを回転子の少なくとも一端に回転子を
貫通するかしめピンによって固着した電動圧縮機であっ
てバランスウエイトを強磁性体で構成するとともに、バ
ランスウエイトと永久磁石との間に真鍮またはアルミニ
ウムで構成された端板を介在させ、かつかしめピンは永
久磁石に直接接しないようにした電動圧縮機であり、安
価なコストで磁束の漏れを防止することができるという
有利な効果が得られる。
スモータの回転子には永久磁石を内装するとともに、圧
縮要素の回転時のアンバランスをバランスさせるための
バランスウエイトを回転子の少なくとも一端に前記回転
子を貫通するかしめピンによって固着した電動圧縮機で
あってバランスウエイトを強磁性体で構成するととも
に、バランスウエイトと永久磁石との間に真鍮またはア
ルミニウムで構成された端板を介在させ、かつかしめピ
ンは鋼材で構成され永久磁石に直接接しないようにした
電動圧縮機であり、安価なコストで磁束の漏れを防止す
ることができるという有利な効果が得られる。
よる電動圧縮機の断面図
よる電動圧縮機の要部断面図
断面図
要部断面図
Claims (3)
- 【請求項1】 圧縮要素とこれを駆動するブラシレスモ
ータを有し、前記ブラシレスモータの回転子には永久磁
石を内装するとともに、前記圧縮要素の回転時のアンバ
ランスをバランスさせるためのバランスウエイトを前記
回転子の少なくとも一端に前記回転子を貫通するかしめ
ピンによって固着した電動圧縮機であって前記バランス
ウエイトを強磁性体で構成するとともに、前記バランス
ウエイトと前記永久磁石との間に非磁性体で構成された
端板を介在させ、かつ前記かしめピンは前記永久磁石に
直接接しないようにした電動圧縮機。 - 【請求項2】 端板は真鍮またはアルミニウムからなる
請求項1記載の電動圧縮機。 - 【請求項3】 バランスウエイトは鋼材からなる請求項
1、2記載の電動圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13211297A JPH10318132A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 電動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13211297A JPH10318132A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 電動圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10318132A true JPH10318132A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15073722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13211297A Pending JPH10318132A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 電動圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10318132A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001002728A1 (fr) * | 1999-07-02 | 2001-01-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Compresseur electrique |
WO2006057418A1 (en) * | 2004-11-24 | 2006-06-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Hermetic compressor |
CN100427757C (zh) * | 2004-11-24 | 2008-10-22 | 松下电器产业株式会社 | 封闭式压缩机 |
KR20100081815A (ko) * | 2009-01-07 | 2010-07-15 | 엘지전자 주식회사 | 밀폐형 압축기 및 이를 구비한 냉동기기 |
CN101900100A (zh) * | 2009-06-01 | 2010-12-01 | 松下电器产业株式会社 | 密闭式压缩机 |
WO2016107399A1 (zh) * | 2014-12-31 | 2016-07-07 | 浙江鸿友压缩机制造有限公司 | 一种空气压缩机曲轴 |
CN108475963A (zh) * | 2016-01-26 | 2018-08-31 | 东芝开利株式会社 | 密闭式压缩机以及制冷循环装置 |
-
1997
- 1997-05-22 JP JP13211297A patent/JPH10318132A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001002728A1 (fr) * | 1999-07-02 | 2001-01-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Compresseur electrique |
AU756428B2 (en) * | 1999-07-02 | 2003-01-16 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Electric compressor |
US6547538B1 (en) | 1999-07-02 | 2003-04-15 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Electric compressor |
WO2006057418A1 (en) * | 2004-11-24 | 2006-06-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Hermetic compressor |
KR100822563B1 (ko) | 2004-11-24 | 2008-04-16 | 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 | 밀폐형 압축기 |
CN100427757C (zh) * | 2004-11-24 | 2008-10-22 | 松下电器产业株式会社 | 封闭式压缩机 |
US7866957B2 (en) | 2004-11-24 | 2011-01-11 | Panasonic Corporation | Hermetic compressor |
KR20100081815A (ko) * | 2009-01-07 | 2010-07-15 | 엘지전자 주식회사 | 밀폐형 압축기 및 이를 구비한 냉동기기 |
CN101900100A (zh) * | 2009-06-01 | 2010-12-01 | 松下电器产业株式会社 | 密闭式压缩机 |
WO2016107399A1 (zh) * | 2014-12-31 | 2016-07-07 | 浙江鸿友压缩机制造有限公司 | 一种空气压缩机曲轴 |
CN108475963A (zh) * | 2016-01-26 | 2018-08-31 | 东芝开利株式会社 | 密闭式压缩机以及制冷循环装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101449788B1 (ko) | 유도 전동기, 압축기 및 냉동 사이클 장치 | |
US10879760B2 (en) | Permanent-magnet-embedded electric motor for compressor, compressor, and refrigeration cycle device | |
JPH10288180A (ja) | 圧縮機 | |
CN108604840B (zh) | 电动机、压缩机以及制冷空调装置 | |
JP2001055979A (ja) | 冷媒圧縮機 | |
JP2012060799A (ja) | 圧縮機用電動機及び圧縮機及び冷凍サイクル装置 | |
KR100939609B1 (ko) | 유도 동기(誘導同期) 전동기 | |
WO2020170390A1 (ja) | モータ、圧縮機および空気調和装置 | |
JP2003018776A (ja) | 誘導同期電動機 | |
JPH10318132A (ja) | 電動圧縮機 | |
JP7038827B2 (ja) | ステータ、電動機、圧縮機および空気調和装置 | |
JPH11303746A (ja) | 電動圧縮機 | |
JP2020080632A (ja) | Dcモータ、及びdcモータを用いた回転圧縮機 | |
JP7150181B2 (ja) | モータ、圧縮機、及び空気調和機 | |
US10900696B2 (en) | Electric motor for compressor, compressor, and refrigeration cycle device | |
US20230208223A1 (en) | Motor, compressor, and refrigeration cycle apparatus | |
WO2021199419A1 (ja) | 電動機、圧縮機、及び空気調和機 | |
JP7154373B2 (ja) | 電動機、圧縮機、及び空気調和機 | |
CN115398779A (zh) | 转子、电机、压缩机及空气调节装置 | |
JP3635485B2 (ja) | 永久磁石型電動機とその着磁方法 | |
JP2003193973A (ja) | 密閉型圧縮機及び密閉型圧縮機のリサイクル方法 | |
WO2023175670A1 (ja) | 電動機の固定子、圧縮機及び冷凍空調装置 | |
CN113474560B (zh) | 压缩机及空气调节装置 | |
US20230187986A1 (en) | Rotor, motor, compressor, and refrigeration cycle apparatus | |
JPH10290541A (ja) | 電動機の回転子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040514 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040614 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Effective date: 20040614 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20050620 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050620 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20070509 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070515 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20071002 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |