JPH103179A - 静電荷像現像用トナー、装置ユニット及び画像形成方法 - Google Patents
静電荷像現像用トナー、装置ユニット及び画像形成方法Info
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- JPH103179A JPH103179A JP307397A JP307397A JPH103179A JP H103179 A JPH103179 A JP H103179A JP 307397 A JP307397 A JP 307397A JP 307397 A JP307397 A JP 307397A JP H103179 A JPH103179 A JP H103179A
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Abstract
像保持体の不均一な削れを防ぎ、装置の高速化に適用し
ても長期にわたって高品位な画像が得られる静電荷像現
像用トナーを提供することにある。 【解決手段】 本発明は、少なくとも、トナー粒子、無
機微粉体、樹脂微粒子及び金属酸化物粒子を有する静電
荷像現像用トナーであり、該静電荷像現像用トナーの重
量平均粒径が4〜12μmであり、3.17μm以下の
個数%が30個数%以下であり、該無機微粉体の一次粒
子は平均粒径が1〜50nmであり、該樹脂微粒子は、
平均粒径が0.1〜2μmであり、その形状係数SF1
が100以上150未満であり、該金属酸化物は、平均
粒径が0.3〜3μmであり、その形状係数SF1が1
50乃至250であることを特徴とする静電荷像現像用
トナーに関する。
Description
録、静電印刷の如き画像形成方法における静電荷像を現
像するための静電荷像現像用トナー、該トナーを有する
装置ユニット及び該トナーを使用する画像形成方法に関
する。
7,691号明細書、特公昭42−23910号公報お
よび特公昭43−24748号公報等に記載されている
ように多数の方法が知られている。一般には光導電性物
質を利用した静電荷像担持体表面を、種々の手段で一様
に帯電させた後、静電荷像担持体上に静電荷像を形成
し、次いで該静電荷像をトナーを用いて現像し、必要に
応じて紙の如き転写材にトナー画像を転写した後、加
熱、圧力、加熱加圧あるいは溶剤蒸気等により定着し複
写物又はプリントを得るものである。さらに静電潜像担
持体上に転写されず残ったトナーは種々の方法でクリー
ニングされ、上述の工程が繰り返される。
ーを除去する方法としては、ブレードクリーニング方
式、ファーブラシクリーニング方式、磁気ブラシクリー
ニング方式など静電荷像担持体にクリーニング部材を接
触させて行うのが一般的である。この場合は、クリーニ
ング部材は適当な圧力で静電荷像担持体に圧接している
ので、繰り返し使用している間に静電荷像担持体が傷つ
いたり、トナーが固着する現象が発生する。
静電荷像担持体表面に当接させて直流電圧と交流電圧を
重畳した電圧をかけて帯電を行う接触帯電方法が多く提
案されており、従来のコロナ帯電方法に比較して低い印
加電圧を使用し得る。また、オゾンの発生が少ないとい
った利点を有している。この接触帯電方法によると、例
えば図3に図示するように、静電荷像担持体(感光体ド
ラム)1に帯電部材である帯電ローラ2を接触従動回転
させ、交流電圧Vacと直流電圧Vdcとを重畳した電圧
(Vac+Vcd)を帯電ローラ2に印加することにより、
感光体ドラム1を均一に帯電することができる。
2は導電性を保つ必要があり、従来芯金のまわりに、E
PDM,NBRの如き弾性ゴムにカーボンを分散させた
導電弾性部材を形成したものが使用されている。そのた
め、帯電ローラ2はゴム硬度がASKER(アスカー)
−Cで70°以上にならざるを得なかった。上述の如き
帯電ローラ2を使用して接触帯電を実施した場合に、芯
金2aに印加された電圧の交流成分Vacのために導電性
部材2bが振動し、そして帯電ローラ2と感光体ドラム
1とのニップ部(当接部)で音が発生し問題となる。こ
の騒音の発生は硬度が大きいと、より大きくなる傾向が
あった。
音の発生はなくなるが感光体ドラム1の表面の均一な帯
電を得ることができず、斑点状の帯電ムラを生じやす
い。
報で帯電部材の硬度をASKER(アスカー)−Cで6
0°以下とすることによって、帯電による騒音のレベル
を低下させる帯電方法を提案した。
プリンターに対して、低エネルギー化、あるいは高速化
という技術的要求が強くなってきている。その結果トナ
ーは低エネルギーで軟化するように設計することが好ま
しい。このようなトナーと前述の硬度を低下させた帯電
部材を組み合わせた場合、静電荷像担持体表面にトナー
が固着しやすくなり、静電荷像担持体の寿命が短くなる
という問題点が生じやすい。帯電部材がローラ形状の場
合特にその傾向が強く、その理由は、帯電部材の硬度が
低下すると、静電荷像担持体の駆動力が接触面を介して
帯電部材に伝わる際に、帯電部材が変形して力が分散
し、帯電部材と静電荷像担持体の表面でスベリが生じる
ためと推測している。
象を回避するために、例えば、特開昭48−47345
号公報においてトナー中に摩擦減少現像物質と研磨物質
の双方を添加することが提案されている。しかし、この
方法では繰り返し使用により静電荷像担持体表面に生成
もしくは付着する紙粉,オゾン付加物の如き低電気抵抗
物質の除去が行われにくくなり、特に高温高湿環境下に
おいて低抵抗物質により静電荷像担持体上の静電荷像が
乱れる画像流れ現象が発生するといった問題点があっ
た。
3号公報、特開平3−10311号公報では金属酸化物
とシリカ微粉体を含有したトナーが提案されている。し
かしこの方法では、近年要求される記録装置の高速化に
より、帯電工程及びクリーニング工程でのトナーの負荷
が大きくなってきたため、静電荷像担持体へのトナーの
融着や静電荷像担持体表面の不均一な削れを防ぐことが
困難となってきた。
ては、疎水性シリカ粒子と樹脂微粒子及び金属酸化物を
含有したトナーが提案されている。この方法ではそれぞ
れの粒子の環境特性が規定されていないためにトナーが
周囲の影響を受け易く、高温高湿環境下では帯電量ダウ
ン、低温低湿環境下ではチャージアップしやすいという
問題点を有する。さらに、静電荷像担持体のキズの発
生、トナー固着をさらに抑制する必要がある。
の問題点を解決した静電荷像現像用トナー、装置ユニッ
ト及び画像形成方法を提供することにある。
ーの固着及び静電荷像担持体の不均一な削れを防ぎ、装
置の高速化に適用しても長期にわたって高品位な画像が
得られる静電荷像現像用トナーを提供することにある。
ユニットを提供することにある。
分を有する電圧を印加し、オゾンの発生が少ない接触帯
電方法を用い、帯電による騒音の発生がなく、更に低温
定着化,高速化を実現するトナーを用いた場合にも、静
電荷像保持体表面にトナーの固着及び不均一な削れが発
生することなく長寿命を達成し得る画像形成方法を提供
することにある。
トナー粒子、無機微粉体、樹脂微粒子及び金属酸化物粒
子を有する静電荷像現像用トナーであり、該静電荷像現
像用トナーの重量平均粒径が4〜12μmであり、3.
17μm以下の個数%が30個数%以下であり、該無機
微粉体の一次粒子は平均粒径が1〜50nmであり、該
樹脂微粒子は、平均粒径が0.1〜2μmであり、その
形状係数SFが100以上150未満であり、該金属酸
化物は、平均粒径が0.3〜3μmであり、その形状係
数SF1が150乃至250であることを特徴とする静
電荷像現像用トナーに関する。
可能な装置ユニットにおいて、静電荷像保持体と、該静
電荷像保持体に形成された静電荷像を静電荷像現像用ト
ナーを用いて現像する現像手段とを少なくとも有し、該
静電荷像現像用トナーは、少なくとも、トナー粒子、無
機微粉体、樹脂微粒子及び金属酸化物粒子を含有し、該
静電荷像現像用トナーの重量平均粒径が4〜12μmで
あり、3.17μm以下の個数%が30個数%以下であ
り、該無機微粉体の一次粒子は平均粒径が1〜50nm
であり、該樹脂微粒子は、平均粒径が0.1〜2μmで
あり、その形状係数SF1が100以上150未満であ
り、該金属酸化物は、平均粒径が0.3〜3μmであ
り、その形状係数SF1が150乃至250であること
を特徴とする装置ユニットに関する。
帯電する工程、静電荷像保持体に静電荷像を形成する工
程、該静電荷像を静電荷像現像用トナーにより現像しト
ナー画像を形成する工程、該静電荷像保持体に形成され
たトナー画像を転写材に転写する工程及び転写後該静電
荷像保持体の表面をクリーニング手段を当接させてクリ
ーニングする工程を有し、クリーニング後の該静電荷像
保持体を使用し上記工程を繰り返す画像形成方法におい
て、該静電荷像現像用トナーは、少なくとも、トナー粒
子、無機微粉体、樹脂微粒子及び金属酸化物粒子を含有
し、該静電荷像現像用トナーの重量平均粒径が4〜12
μmであり、3.17μm以下の個数%が30個数%以
下であり、該無機微粉体の一次粒子は平均粒径が1〜5
0nmであり、該樹脂微粒子は、平均粒径が0.1〜2
μmであり、その形状係数SF1が100以上150未
満であり、該金属酸化物は、平均粒径が0.3〜3μm
であり、その形状係数SF1が150乃至250である
ことを特徴とする画像形成方法に関する。
有している電圧を帯電部材に印加し、該帯電部材を静電
荷像保持体に当接させて該静電荷像保持体表面を帯電す
る工程、静電荷像を形成する工程、該静電荷像をトナー
により現像する工程を有する画像形成方法であり、該帯
電部材は、静電荷像保持体に接触する高抵抗体からなる
上層部と、該上層部の下層を構成し少なくとも交流成分
を有している電圧が印加される導電性の下層部とを備
え、該静電荷像保持体が、少なくとも導電性支持体、電
荷発生層を有する積層構造を有し、該静電荷像保持体の
表面層にフッ素原子、ケイ素原子又は両者を有し、該ト
ナーは、少なくとも、トナー粒子、無機微粉体、樹脂微
粒子及び金属酸化物粒子を有し、該トナーは重量平均粒
径が4〜12μmであり、3.17μm以下の個数%が
30個数%以下であり、該無機微粉体の一次粒子は平均
粒径が1〜50nmであり、該樹脂微粒子は、平均粒径
が0.1〜2μmであり、その形状係数SF1が100
以上乃至150未満であり、該金属酸化物は、平均粒径
が0.3〜3μmであり、その形状係数SF1が150
乃至250であることを特徴とする画像形成方法に関す
る。
年要求される高速化,高耐久化においても充分に効果を
発揮することができる。
微粉体と金属酸化物が、静電荷像担持体表面に付着する
紙粉,トナーなどを削り取る。このうち上記構成の粒径
の細かい、比表面積の大きい無機微粉体は、静電荷像担
持体上を微細に削り、静電荷像担持体表面とクリーニン
グ部材及び帯電部材との摩擦抵抗を減少させるのにも効
果的である。
化物は、無機微粉体でも除去できない様な、強く固着し
たり広範囲にわたって固着したりした付着物を除去する
のに効果的である。
粒子を含有させることによって、金属酸化物が偏って存
在する部分がある時に、その部分だけ周囲と比較して極
端に削れるのを緩和させつつ、遊離した様な余分な無機
微粉体を吸着させクリーニングしやすくなる。さらにこ
の樹脂微粒子は、ある極微量がクリーナーをすり抜け、
極微量クリーニングをすり抜けたトナー等を捕集し、帯
電不良につながる帯電部材の汚染、静電荷像担持体への
きず,固着防止を行う。
を高度に規定することにより、上記作用を効果的に発揮
できる。また、トナーの帯電特性も安定する。
トナーと同極性にすることによって、トナーの帯電性を
安定させることができる。
のトナーを転写材上に移す際、トナーと逆極性に帯電し
た該金属酸化物が、転写材上のトナーから静電荷像担持
体表面または静電荷像担持体上のトナーに移動する。も
しくは、外添の際のばらつきにより、より多量の該金属
酸化物が付着したトナーが転写の際、静電荷像担持体表
面に残る。いずれかの原因により、転写工程を終えた静
電荷像担持体上に大きな割合で金属酸化物が残存し、静
電荷像担持体表面の付着物を効果的に除去することがで
きる。
ーニングをすり抜けるトナーによる帯電部材汚染に対し
て、ASKER−Cで60°以下の硬度の柔らかい帯電
部材を用いた場合には、汚染物質が帯電部材表面に存在
しても帯電部材表面が静電荷像担持体との当接部分で柔
軟に変形し静電荷像担持体と十分に接地することによ
り、帯電不良を起しづらく、好ましい。
は、重量平均粒径が4〜12μmであり、3.17μm
以下の個数%が30個数%以下である。
合、流動性の低下・付着力の増加が生じ、現像・転写・
クリーニング性能が低下する。一方、12μmを超える
と画像再現性に問題を生じる。また、3.17μm以下
の個数%が30個数%を超えると、クリーニング・カブ
リの問題が生じる。
コールターカウンターTA−II型あるいはコールター
マルチサイザー(コールター社製)を用いる。電解液は
1級塩化ナトリウムを用いて1%NaCl水溶液を調製
する。たとえば、ISOTON R−II(コールター
サイエンティフィックジャパン社製)が使用できる。測
定法としては、前記電界水溶液100〜150ml中に
分散剤として界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼン
スルフォン酸塩)を0.1〜5ml加え、更に測定試料
を2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は超音波
分散器で約1〜3分間分散処理を行い、前記測定装置に
よりアパーチャーとして100μmアパーチャーを用い
て、2μm以上のトナーの体積、個数を測定して体積分
布と個数分布とを算出する。
定することで本発明は、より効果を発揮する。無機微粉
体の一次粒子は平均粒径が1〜50nmであり、樹脂微
粒子は平均粒径が0.1〜2μmであり、金属酸化物は
平均粒径が0.3μm〜3μmである。
未満の場合、トナーの流動性は向上するが、環境特性が
悪化する傾向にある。一方、50nmを超えると、トナ
ーへの流動性付加が不十分となり、カブリ,現像性の悪
化を生じやすい。
の場合、金属酸化物による静電荷像担持体の削れを十分
に緩和することができない。また、クリーニング部材を
すり抜けるものが多くなり帯電部材を汚染しやすい。一
方、2μmを超えると、遊離した無機微粉体を吸着補集
できない。
の場合、静電荷像担持体の付着物を除去できなかった
り、クリーニング部材をすり抜けて画像欠陥を起こしや
すい。一方、3μmを超えると、静電荷像担持体表面や
現像剤担持体(現像スリーブ)の削れが顕著となる。
ぞれ形状係数が下述の範囲にあることが本発明の特徴の
一つである。
上乃至150未満(より好ましくはSF1が115以上
乃至145未満)、形状係数SF2が110以上乃至2
00未満(より好ましくはSF2が120以上乃至17
5未満)であることが好ましい。
至250(より好ましくはSF1が160乃至23
0)、形状係数SF2が160以上300(より好まし
くはSF2が175乃至270)であることが好まし
い。
々の外添剤粒径を規定した上で両者の球形度(SF
1)、凹凸度(SF2)を規定することが重要であるこ
とを本発明者らは鋭意検討の結果発見した。球形度、凹
凸度はクリーニング部材でのクリーニング性、付着物の
除去性能に大きく関与している。
る程度のものが好ましく、クリーニング部材でクリーナ
ー中に取り込まれにくく、クリーニング部材と静電荷像
担持体との接触部に存在し、他のトナー等のクリーニン
グ性を増大させる。また、球形状を呈することから、あ
る程度クリーニング部材をすり抜けることにより帯電部
材上でトナー等を補集し、静電荷像担持体に対するきず
を防止する。
大きく不定形を示すものが好ましく、球形を呈するもの
は付着物の除去性能が劣り、クリーナー部材でのすり抜
けも多くなり、画像欠損を生じやすく、静電荷像担持体
の片削れを生じやすい。
E−SEM(S−800)を用い、外添剤の本発明の平
均粒径の範囲内の粒子を30000〜60000倍に拡
大した像を10個無作為にサンプリングし、その画像情
報はインターフェースを介して、ニコレ社製画像解析装
置(Luzex3)に導入し解析を行ない下式より算出
する。
は粒子の周囲長、AREAは粒子の投影面積を示す。)
/g(より好ましくは70〜150m2/g)、樹脂微
粒子の比表面積は5.0〜20.0m2/g(より好ま
しくは8.0〜15.0m2/g)、金属酸化物の比表
面積は0.5〜10.0m2/gであることが好まし
い。
も小さいと遊離物としての存在確率が大きくなり、無機
微粉体の偏在や凝集物による黒ポチの発生原因となりや
すい。300m2/gよりも大きいとトナーの吸湿性が
高くなり現像剤の環境安定性が低下する。樹脂微粒子の
比表面積が5.0m2/gよりも小さい場合、遊離した
無機微粉体を吸着する量が減少する。20.0m2/g
よりも大きい場合には、金属酸化物による静電荷像担持
体の削れを充分に緩和することが困難となる。該金属酸
化物の比表面積が0.5m2/gよりも小さいと静電荷
像担持体表面や現像剤担持体の削れが顕著となる。1
0.0m2/gよりも大きいと静電荷像担持体表面の付
着物を除去できなかったり、クリーニング部材をすり抜
けて画像欠陥につながる場合がある。
〜1014Ωcm(より好ましくは108〜1014Ωc
m)が好ましい。該樹脂微粒子の体積固有抵抗が107
Ωcmよりも低いと充分なトナーの帯電量が得られなか
ったり、遊離して静電荷像担持体表面に付着した際には
電荷のリークを生じやすく、1014Ωcmよりも大きい
とトナーがチャージアップを起こしやすく、画像濃度が
低下しやすい。
3〜3.0重量%であり、該樹脂微粒子の添加量はトナ
ーに対し0.005〜0.5重量%であり、該金属酸化
物の添加量はトナーに対し0.05〜5.0重量%(よ
り好ましくは0.05〜2.0重量%)であることが好
ましい。
とトナーの凝集性が増し、3.0重量%よりも多くなる
とチャージアップを生じやすい。樹脂微粒子の添加量が
0.005重量%未満だと金属酸化物の研磨力をバラン
ス良く緩和できなくなり、0.5重量%よりも多い場合
にはクリーニング不良が生じやすく帯電ローラ汚れが生
じやすい。金属酸化物の添加量が0.05重量%未満で
あると静電荷像担持体への研磨力が弱く、5.0重量%
よりも多いと静電荷像担持体が必要以上にしかも不均一
に削れやすい。
好ましいものは、ケイ素ハロゲン化合物の蒸気相酸化に
より生成された、乾式法またはヒュームドシリカと称さ
れる乾式シリカ、及び水ガラス等から製造されるいわゆ
る湿式シリカの両方が使用可能である。なかでも、表面
及びシリカ微粉体の内部にあるシラノール基が少なく、
またNa2O,SO3 2- 等の製造残渣のない乾式シリカ
の方が好ましい。乾式シリカにおいては製造工程におい
て例えば、塩化アルミニウムまたは、塩化チタンの如き
他の金属ハロゲン化合物をケイ素ハロゲン化合物と共に
用いることによってシリカと他の金属酸化物の複合微粉
体を得ることも可能である。本発明において、無機微粉
体はそれらも包含する。
て、0.001〜2μmの範囲内であることが好まし
く、特に好ましくは、0.002〜0.2μmの範囲内
のシリカ微粉体を使用するのが良い。
であることが環境安定性から好ましい。
方法が用いられる。疎水化処理剤としてはシリコーンオ
イルあるいはシリコーンワニスといったオルガノシロキ
サン単位を有するケイ素化合物が用いられることが好ま
しいが、特にトナーの流動性,帯電性からシリコーンオ
イルが好ましい。
シリコーンオイルとしては、一般式
キル基,ハロゲン変性アルキル基,フェニル基または変
性フェニルの如きシリコーンオイル変性基を示し、R”
は炭素数1乃至3のアルキル基またはアルコキシ基を示
し、m及びnは整数を示す〕で表わされるものが例示さ
れる。例えば、ジメチルシリコーンオイル,アルキル変
性シリコーンオイル、α−メチルスチレン変性シリコー
ンオイル、クロルフェニルシリコーンオイル、フッ素変
性シリコーンオイル等が挙げられる。シリコーンオイル
としては上記式のものに限定されるわけではない。
ける粘度が50乃至1000センチストークスの物が好
ましい。50センチストークス未満では熱が加わること
により一部揮発し、帯電特性が劣化しやすい。1000
センチストークスを超える場合では、処理作業上取扱い
が困難となる。シリコーンオイル処理の方法としては、
公知技術が使用できる。例えば、ケイ酸微粉体とシリコ
ーンオイルとを混合機を用い、混合する;ケイ酸微粉体
中にシリコーンオイルを噴霧器を用い噴霧する;或いは
溶剤中にシリコーンオイルを溶解させた後、ケイ酸微粉
体を混合する方法が挙げられる。処理方法としてはこれ
に限定されるものではない。
シリコーンワニスは公知の物質が使用できる。
1、KP−112等が挙げられるが、これらに限定され
るものではない。
イル処理と同じ公知技術が使用できる。
ロキサン単位を有するケイ素化合物の一部は、静電荷像
保持体上に転移し、遊離ポリオレフィンの如き粉体のク
リーニングをさらに容易にする効果がある。
以下の方法で測定される。もちろん、本発明の測定法を
参照しながら他の測定法も可能である。
交換水100ml及び試料0.1gを入れ、振とう機
(ターブラシェーカーミキサーT2C型)で90rpm
の条件で10分間振とうする。振とう後10分間静置
し、無機粉末層と水層が分離した後、下層の水層を20
乃至30ml採取し、10mmセルに入れ、500nm
の波長で無機微粉体を入れていないブランクのイオン交
換水を基準として透過率を測定し、その透過率の値をも
って無機微粉体の疎水化度とするものである。
度は、60%以上(より好ましくは90%以上)を有す
るのが良い。疎水化度が60%未満であると、高湿下で
の無機微粉体の水分吸着により高品位の画像が得られに
くい。
値の測定の例を示す。図4に示した錠剤成型装置を用い
て、試料41を錠剤に成型する。初めに、試料約0.3
gを錠剤成型室43に入れる。次いで、押棒42を錠剤
成型室43に差し込み、油圧ポンプ45により250k
g/cm2で5分間加圧し、直径約13mm,高さ約2
〜3mmのペレット状の錠剤を成型する。44は圧力計
である。
び裏面に導電剤をコートし、例えば、HEWLETT
PAKARD社製16008A RESISTIVIT
YCELL;または同社製4329A HIGH RE
SISTANCE METERを用いて温度23.5
℃,湿度65%RHの環境下で電圧1000V印加時の
抵抗値を測定し、計算により体積固有抵抗値ρを求め
る。
ードライ法などによって生成条件を調整することにより
製造され得る。好ましくはスチレン、アクリル酸、メチ
ルメタクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘ
キシルアクリレート等、トナー用結着樹脂に用いられる
モノマーを乳化重合法により単独あるいは共重合して得
られるガラス転移点80℃以上の樹脂粒子が良好な効果
を示す。
ていてもよく、体積固有抵抗値及びトリボ電荷量調整の
ために表面が金属、金属酸化物、顔料、染料、界面活性
剤等で処理されても良い。
モノマー単位を51重量%以上含む、ブロックまたはラ
ンダムスチレン系共重合体であることが特に好ましい。
スチレン系樹脂微粒子は、通常、トナーの結着樹脂に用
いられるスチレン−アクリル樹脂やポリエステル樹脂と
帯電列が近く、トナー粒子との相互帯電が少なく流動性
が悪化しにくい。従って、トナーの結着樹脂としてスチ
レン系樹脂が好ましい。
単位が51重量%未満であるとトナーの凝集性が強くな
り、流動性が悪化し、画像白ヌケ、画像濃度ムラを生じ
やすい。
鉛、アルミニウム、コバルト、ジルコニウム、マンガ
ン、セリウム、ストロンチウムの如き酸化物;チタン酸
カルシウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸ストロン
チウム、チタン酸バリウムの如き複合金属酸化物が挙げ
られる。なかでも静電荷像担持体への研磨性及びトナー
の帯電性からチタン酸ストロンチウム、及び酸化セリウ
ムが最も好ましい。
子及び金属酸化物の比表面積は、例えば、湯浅アイオニ
クス(株)製,全自動ガス吸着量測定装置:オートソー
ブ1を使用し、吸着ガスに窒素を用い、BET多点法に
より求める。なお、サンプルの前処理としては、50℃
で10時間の脱気を行う。
及び金属酸化物の帯電性は、例えば鉄粉キャリアを用い
た二成分トリボの極性で判断できる。
(a)実質的にTHF不溶分を含まず、(b)重合体成
分のTHF可溶分は、GPCクロマトグラムにおいて、
分子量3×103〜3×104の領域にメインピークを有
し、且つ分子量1×105〜3×106の領域にサブピー
ク又はショルダーを有し、(c)1mgKOH/g以上
の酸価を有する方が好ましい。
低分子量重合体(GPCクロマトグラムにおいて分子量
5×104未満の領域)の酸価(AVL)と高分子量重合
体(GPCクロマトグラムにおいて分子量5×104以
上の領域)の酸価(AVH)とが下記条件 AVL>AVH を満足している方が好ましい。
合体の酸価(AVL)が21〜35mgKOH/gであ
り、且つ高分子量重合体の酸価(AVH)が0.5〜11
mgKOH/gであり、且つその差の関係が 10≦(AVL−AVH)≦27 である方が好ましい。
価の値が0.7以下である方が好ましい。
分のGPCクロマトグラムにおいて、分子量3×104
以上1×105未満の領域に極小値を有する方が好まし
い。
ついて詳しく説明する。
THF不溶分を含まないことが好ましい。具体的には、
樹脂組成物基準で5重量%以下、好ましくは3重量%以
下であると、より好ましい。
中のTHF溶媒に対して不溶性となったポリマー成分
(実質的に架橋ポリマー)の重量割合を示し、架橋成分
を含む樹脂組成物の架橋の程度を示すパラメーターとし
て使うことができる。THF不溶分とは、以下のように
測定された値をもって定義する。
(w1g)、円筒濾紙(例えば東洋濾紙製No.86
R)に入れてソックスレー抽出器にかけ、溶媒としてT
HF100〜200mlを用いて6時間抽出し、溶媒に
よって抽出された可溶成分をエバポレートした後、10
0℃で数時間真空乾燥し、THF可溶樹脂成分量を秤量
する(w2g)。トナー中の磁性体あるいは顔料の如き
樹脂成分以外の成分の重量を(w3g)とする。THF
不溶分は、下記式から求められる。
2)}/(w1−w3)〕×100 THF不溶分を5重量%を超えて含有すると、定着性を
悪化させる。
HF可溶分により測定されるGPCのクロマトグラム
は、分子量3×103〜3×104(より好ましくは、5
×103〜2×104)の領域にメインピークを有し、且
つ、分子量1×105〜3×106(より好ましくは、5
×105〜1×106 )の領域にサブピークもしくはシ
ョルダーを有することが好ましい。
量100万以上を示す重合体成分が面積比で3%以上
(より好ましくは3〜10%)存在することが好まし
い。分子量が100万以上でTHFに可溶な成分が3%
以上存在することで、低温定着を阻害することなく耐オ
フセット性を向上させると同時に、トナーの高温放置下
での保存安定性をも高めることが出来る。
合体成分の分子量分布は、GPC(ゲルパーミェーショ
ンクロマトグラフィ)によって次の条件で測定される。
l注入
する分子量分布を、数種の単分散ポリスチレン標準試料
により作成された検量線の対数値とカウント数との関係
から算出した。検量線作成用の標準ポリスチレン試料と
しては、例えば、Pressure Chemical
Co.製あるいは、東洋ソーダ工業社製の分子量が6
×102,2.1×103,4×103,1.75×1
04,5.1×104,1.1×105,3.9×105,
8.6×105,2×106,4.48×106のものを
用い。少なくとも10点程度の標準ポリスチレン試料を
用いるのが適当である。また、検出器にはRI(屈折
率)検出器を用いる。
gKOH/g以上(より好ましくは2mgKOH/g以
上)の酸価を有することが好ましい。重合体成分が1m
gKOH/g以上の酸価を有することにより、トナーの
帯電が安定し、長期の耐久性が良好となる。
量重合体の酸価(AVL)と高分子量重合体の酸価
(AVH)の関係がAVL>AVHであることが好ましく、更
に好ましくは低分子量重合体の酸価(AVH)が21〜3
5mgKOH/gであり、且つ高分子量重合体の酸価
(AVH)が0.5〜11mgKOH/gであり、且つそ
の差の関係が、 10≦(AVL−AVH)≦27 であることが好ましい。
重合体と高分子量重合体から成るトナー樹脂組成物にお
いて、上記に示す酸価をそれぞれの重合体成分が有する
ことが低温定着性、耐オフセット性、静電荷像担持体へ
のトナー固着の防止、更には、現像性向上に効果的であ
ることを見い出した。
及び分子量分布が支配するが、この成分中に酸成分を含
有すること、更には高分子量重合体成分の酸価よりも1
0mgKOH/g以上大きくすることにより、同一のT
g及び同一の分子量分布を有する酸価が上記範囲外の樹
脂組成物より、低粘度化できる。
分子量重合体成分の酸価を10mgKOH/g以上低く
設定(酸価0.5〜11mgKOH/g)することによ
り、低分子量重合体成分と高分子量重合体成分の分子鎖
のからみ合いをある程度抑制し、このため、低温側での
低粘度化、更には高温側での弾性特性維持を達成するも
のと考えられる。またこのことは、高速機における低温
定着化,現像特性の向上につながるものである。
を超えると、低分子量重合体成分と高分子量重合体成分
の混合性に不具合が生じ耐久オフセット性,現像性が低
下しやすい。
mgKOH/g以上の場合に、帯電の立ち上がり性が良
好となる。
gKOH/gを超えると、環境特性、特に高湿下の現像
性が損われる場合がある。
OH/g未満の場合では、低分子量重合体成分(酸価2
1〜35mgKOH/g)との混合性が不具合となり、
現像性、特にカブリ特性が悪化する場合がある。
値が、0.7以下(より好ましくは、0.4〜0.6)
であることがより好ましい。酸価/全酸価の値が、0.
7を超えると、トナーの帯電のバランス、すなわち、帯
電・放電のバランスが、帯電傾向となり、トナー帯電安
定性が低下しやすい。
可溶分のGPCクロマトグラムにおいて分子量3×10
4以上1×105未満の領域に極小値(Min)を有する
ことが好ましい。低温定着性と耐高温オフセット性を両
立するために、低分子量重合体成分及び高分子量重合体
成分それぞれ独立した分子量分布を形成していることが
好ましい。
は、低分子量重合体成分と高分子量重合体成分との関係
において、その混合割合に関して、 WL:WH=50:50〜90:10 を満足することが好ましい。その理由は、低分子量重合
体成分と高分子量重合体成分の割合が、この範囲外であ
ると、定着性及び耐オフセット性が低下しやすい。すな
わち、低分子量重合体成分は50重量%未満であると定
着性が低下しやすく、一方、高分子量重合体成分が10
重量%未満となると耐高温オフセット性が低下しやす
い。
いては、
と高分子成分の混合量とそれぞれの酸価が上式の関係を
満足しない場合、
樹脂全体に占める酸価の4倍よりも低くなる場合、低分
子量成分と高分子成分の混合性が増し、低温側での低粘
性,高温側での高弾性をより強調しにくくなる傾向にあ
る。
方、30を超えると高湿下の現像性が低下する傾向にあ
る。
重合体成分及び高分子重合体成分の酸価(JIS酸価)
は以下の方法により求める。
m:分取カラム)測定条件 温度:40℃ 溶媒:THF 流量:5ml/min. 検出器:RI 試料は、予め重合体成分以外の添加剤を分離しておく。
分取方法としては、分子量が5×104となる溶出時間
を予め測定し、その前後で低分子重合体成分及び高分子
重合体成分を分取する。分取したサンプルから溶剤を除
去し酸価測定用試料とする。
をW(g)とする。 2)20cc三角フラスコに試料を入れ、トルエン/エ
タノール(2:1)の混合溶液10ccを加え溶解す
る。 3)指示薬としてフェノールフタレインのアルコール溶
液数滴を加える。 4)0.1規定のKOHのアルコール溶液を用いてフラ
スコ内の溶液をビュレットを用いて滴定する。この時の
KOH溶液の量をS(ml)とする。同時にブランクテ
ストをし、この時のKOH溶液の量をB(ml)とす
る。 5)次式により酸価を計算する。
り行う。
る。試料の粉砕品約2gを精秤し、その重さをW′
(g)とする。 2)200cc三角フラスコに試料を入れ、1,4−ジ
オキサン30cc、ピリジン10cc、4−ジメチルア
ミノピリジン20mgを加え1時間溶解する。 3)イオン交換水3.5ccを加え4時間還流する。そ
の後冷却する。 4)指示薬としてフェノールフタレインのアルコール溶
液数滴を加える。 5)0.1規定のKOHのTHF溶液を用いてフラスコ
内の溶液をビュレットを用いて滴定する。この時のKO
H溶液の量をS′(ml)とする。同時にブランクテス
トをし、この時のKOH溶液量をB′(ml)とする。 6)次式により全酸価を測定する。
交換水20ccに加え溶解し、次でTHF720cc、
イオン交換水100ccを加え、その後撹拌しながらメ
タノールを透明になるまで加えたものを用いる。
マーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、α−エチル
アクリル酸、クロトン酸の如きアクリル酸及びそのα−
或いはβ−アルキル誘導体;フマル酸、マレイン酸、シ
トラコン酸の如き不飽和ジカルボン酸及びそのモノエス
テル誘導体又は無水マレイン酸などがある。このような
モノマーを単独、或いは混合して、他のモノマーと共重
合させることにより所望の重合体を作ることができる。
この中でも、特に不飽和ジカルボン酸のモノエステル誘
導体を用いることが酸価/全酸価値をコントロールする
上で好ましい。
イン酸モノエチル、マレイン酸モノブチル、マレイン酸
モノオクチル、マレイン酸モノアリル、マレイン酸モノ
フェニル、フマル酸モノメチル、フマル酸モノエチル、
フマル酸モノブチル、フマル酸モノフェニルの如きよう
なα,β−不飽和ジカルボン酸のモノエステル;n−ブ
テニルコハク酸モノブチル、n−オクテニルコハク酸モ
ノメチル、n−ブテニルマロン酸モノエチル、n−ドデ
セニルグルタル酸モノメチル、n−ブテニルアジピン酸
モノブチルの如きようなアルケニルジカルボン酸のモノ
エステル;フタル酸モノメチルエステル、フタル酸モノ
エチルエステル、フタル酸モノブチルエステルのような
芳香族ジカルボン酸のモノエステルなどが挙げられる。
は、結着樹脂の高分子側を構成している全モノマーに対
し1〜20重量%、好ましくは3〜15重量%添加すれ
ばよい。
が選択される理由としては、該懸濁重合では水系の懸濁
液に対して、溶解度の高い酸モノマーの形で使用するの
は適切でなく、溶解度の低いエステルの形で用いるのが
好ましいからである。
れた共重合体中のカルボン酸基及びカルボン酸エステル
部位はアルカリ処理を行い、ケン化させることもでき
る。アルカリのカチオン成分と反応させて、カルボン酸
基或いはカルボン酸エステル部位を極性官能基に変化さ
せることが好ましい。結着樹脂の高分子側成分に含金属
化合物と反応するカルボキシル基が含有されていても、
カルボキシル基が無水化、すなわち閉環された状態にあ
ると、架橋反応の効率が低下するからである。
後、重合時に使用した溶媒中に水溶液として投入し、撹
拌しながら行なえばよい。本発明に用いることのできる
アルカリとしては、Na,K,Ca,Li,Mg,Ba
の如きアルカリ金属及びアルカリ土類金属の水酸化物;
Zn,Ag,Pb,Niの如き遷移金属の水酸化物;ア
ンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、ピリジウム塩
の如き4級アンモニウム塩の水酸化物などがある。特に
好ましい例として、NaOHやKOHが挙げられる。
体中のカルボン酸基及びカルボン酸エステル部位の全て
に渡って行われる必要はなく、部分的にケン化反応が進
行し、極性官能基に変わっていればよい。
ンダー樹脂中の極性基の種類、分散方法、構成モノマー
の種類などにより一概に決定し難いのであるが、バイン
ダー樹脂の酸価の0.02〜5倍当量であればよい。
0.02倍当量より少ない場合はケン化反応が十分でな
く、反応によって生じる極性官能基の数が少なくなり、
結果として後の架橋反応が不十分となる。逆に5倍当量
を超える場合は、カルボン酸エステル部位の如き官能基
に対し、エステルの加水分解、ケン化反応による塩の生
成などによって官能基に悪影響を及ぼす。
を施した時は、処理後の残存カチオン濃度が5〜100
0ppmの間に含まれ、アルカリの量を規定するのに好
ましく用いることができる。
から、ガラス転移温度(Tg)が50〜70℃、好まし
くは55〜65℃であり、Tgが50℃より低いと高温
雰囲気下でのトナーの劣化や定着時でのオフセットの原
因となりやすい。また、Tgが70℃を超えると、定着
性が低下する傾向にある。
成分のTgLと高分子量重合体成分のTgHの関係は、 TgL≧TgH−5(℃) の範囲にあることが好ましく、TgLがTgH−5未満で
ある場合、現像性が低下する傾向がある。より好ましく
はTgL≧TgHがよい。
として、溶液重合法により高分子量重合体と低分子量重
合体を別々に合成した後にこれらを溶液状態で混合し、
次いで脱溶剤する溶液ブレンド法;押出機の如き手段に
より溶融混練するドライブレンド法;溶液重合法により
得られた低分子量重合体を溶解した高分子量重合体を構
成するモノマーに溶解し、懸濁重合を行い、水洗・乾燥
し、樹脂組成物を得る2段階重合法等が挙げられる。し
かし、ドライブレンド法では、均一な分散、相溶の点で
問題があり、また、2段階重合法だと均一な分散性に利
点が多いものの、低分子量重合体成分を高分子量重合体
成分以上に増量することが困難であり、低分子量重合体
成分の存在下では、分子量の大きい高分子量重合体成分
の合成が困難であるだけでなく、不必要な低分子量重合
体成分が副生成することから、本発明に適用するには、
該溶液ブレンド法が最も好適である。
分の合成方法として本発明に用いることの出来る重合法
として、溶液重合法、乳化重合法や懸濁重合法が挙げら
れる。
溶の単量体(モノマー)を乳化剤で小さい粒子として水
相中に分散させ、水溶性の重合開始剤を用いて重合を行
う方法である。この方法では反応熱の調節が容易であ
り、重合の行われる相(重合体と単量体からなる油相)
と水相とが別であるから停止反応速度が小さく、その結
果重合速度が大きく、高重合度のものが得られる。更
に、重合プロセスが比較的簡単であること、及び重合生
成物が微細粒子であるために、トナーの製造において、
着色剤及び荷電制御剤その他の添加物との混合が容易で
あること等の理由から、トナー用バインダー樹脂の製造
方法として有利な点がある。
が不純になり易く、重合体を取り出すには塩析などの操
作が必要で、この不便を避けるためには懸濁重合が好都
合である。
部に対して、モノマー100重量部以下(好ましくは1
0〜90重量部)で行うのが良い。使用可能な分散剤と
しては、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール
部分ケン化物、リン酸カルシウム等が用いられ、一般に
水系溶媒100重量部に対して0.05〜1重量部で用
いられる。重合温度は50〜95℃が適当であるが、使
用する開始剤、目的とするポリマーによって適宜選択す
べきである。
重合体成分は、本発明の目的を達成する為に以下に例示
する様な多官能性重合開始剤単独あるいは単官能性重合
開始剤を併用する。
具体例としては、1,1−ジ−t−ブチルパーオキシ−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,3−ビス
−(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、
2,5−ジメチル−2,5−(t−ブチルパーオキシ)
ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ−(t−ブチ
ルパーオキシ)ヘキシン−3、トリス−(t−ブチルパ
ーオキシ)トリアジン、1,1−ジ−t−ブチルパーオ
キシシクロヘキサン、2,2−ジ−t−ブチルパーオキ
シブタン、4,4−ジ−t−ブチルパーオキシバレリッ
クアシッド−n−ブチルエステル、ジ−t−ブチルパー
オキシヘキサハイドロテレフタレート、ジ−t−ブチル
パーオキシアゼレート、ジ−t−ブチルパーオキシトリ
メチルアジペート、2,2−ビス−(4,4−ジ−t−
ブチルパーオキシシクロヘキシル)プロパン、2,2−
t−ブチルパーオキシオクタン及び各種ポリマーオキサ
イド等の1分子内に2つ以上のパーオキサイド基などの
重合開始機能を有する官能基を有する多官能性重合開始
剤、及びジアリルパーオキシジカーボネート、t−ブチ
ルパーオキシマレイン酸、t−ブチルパーオキシアリル
カーボネート及びt−ブチルパーオキシイソプロピルフ
マレート等の1分子内に、パーオキサイド基などの重合
開始機能を有する官能基と重合性不飽和基の両方を有す
る多官能性重合開始剤が挙げられる。
−ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチル
シクロヘキサン、1,1−ジ−t−ブチルパーオキシシ
クロヘキサン、ジ−t−ブチルパーオキシヘキサハイド
ロテレフタレート、ジ−t−ブチルパーオキシアゼレー
ト及び2,2−ビス−(4,4−ジ−t−ブチルパーオ
キシシクロヘキシル)プロパン、及びt−ブチルパーオ
キシアリルカーボネートである。
バインダーとして要求される種々の性能を満足する為に
は、単官能性重合開始剤と併用されることが好ましい。
特に該多官能性重合開始剤の半減期10時間を得る為の
分解温度よりも低いそれを有する重合開始剤と併用する
ことが好ましい。
1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−ト
リメチルシクロヘキサン、n−ブチル−4,4−ジ(t
−ブチルパーオキシ)バレレート、ジクミルパーオキシ
ド、α,α’−ビス(t−ブチルパーオキシジイソプロ
ピル)ベンゼン、t−ブチルパーオキシクメン、ジ−t
−ブチルパーオキシドの如き有機過酸化物、アゾビスイ
ソブチロニトリル、ジアゾアミノアゾベンゼンの如きア
ゾおよびジアゾ化合物等が利用出来る。
能性重合開始剤と同時にモノマー中に添加しても良い
が、該多官能性重合開始剤の開始剤効率を適正に保つ為
には、任意の重合条件下で、重合時間が該多官能性重合
開始剤の示す半減期を経過した後に添加するのが好まし
い。
100重量部に対し0.05〜2重量部で用いるのが好
ましい。
重合体成分は、本発明の目的を達成する為に以下に例示
する様な架橋性モノマーで架橋されていることが好まし
い。架橋性モノマーとしては主として2個以上の重合可
能な二重結合を有するモノマーが用いられる。具体例と
しては、芳香族ジビニル化合物(例えば、ジビニルベン
ゼン、ジビニルナフタレン等);アルキル鎖で結ばれた
ジアクリレート化合物類(例えば、エチレングリコール
ジアクリレート、1,3−ブチレングリコールジアクリ
レート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,
5−ペンタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサ
ンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジ
アクリレート、及び以上の化合物のアクリレートをメタ
クリレートに代えたもの);エーテル結合を含むアルキ
ル鎖で結ばれたジアクリレート化合物類(例えば、ジエ
チレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコ
ールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアク
リレート、ポリエチレングリコール#400ジアクリレ
ート、ポリエチレングリコール#600ジアクリレー
ト、ジプロピレングリコールジアクリレート、及び以上
の化合物のアクリレートをメタクリレートに代えたも
の);芳香族基及びエーテル結合を含む鎖で結ばれたジ
アクリレート化合物類〔例えば、ポリオキシエチレン
(2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パンジアクリレート、ポリオキシエチレン(4)−2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンジアクリ
レート、及び、以上の化合物のアクリレートをメタクリ
レートに代えたもの〕;ポリエステル型ジアクリレート
化合物類〔例えば、商品名MANDA(日本化薬)〕が
挙げられる。多官能の架橋剤としては、ペンタエリスリ
トールアクリレート、トリメチロールエタントリアクリ
レート、トリメチロールプロパントリアクリレート、テ
トラメチロールプロパントリアクリレート、テトラメチ
ロールメタンテトラアクリレート、オリゴエステルアク
リレート、及び以上の化合物のアクリレートをメタアク
リレートに代えたもの;トリアリルシアヌレート、トリ
アリルトリメリテート;等が挙げられる。
0重量部に対して、1重量部以下、好ましくは0.00
1〜0.05重量部の範囲で用いることが好ましい。
定着性,耐オフセット性の点から好適に用いられるもの
として、芳香族ジビニル化合物(特にジビニルベンゼ
ン)、芳香族基及びエーテル結合を含む鎖で結ばれたジ
アクリレート化合物類が挙げられる。
分の合成方法としては、公知の方法を用いることが出来
る。しかし、塊状重合法では、高温で重合させて停止反
応速度を速めることで、低分子量の重合体を得ることが
できるが、反応をコントロールしにくい問題点がある。
その点、溶液重合法では、溶媒によるラジカルの連鎖移
動の差を利用して、また、開始剤量や反応温度を調整す
ることで低分子量重合体を温和な条件で容易に得ること
ができ、本発明で用いる樹脂組成物中の低分子量体を得
るには好ましい。特に、開始剤使用量を最小限に抑え、
開始剤残渣の影響を極力抑えるという点で、加圧条件下
での溶液重合法も好ましい。
び、低分子量重合体成分を得る為のモノマーとしては、
次のようなものが挙げられる。
−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−メトキシ
スチレン、p−フェニルスチレン、p−クロルスチレ
ン、3,4−ジクロルスチレン、p−エチルスチレン、
2,4−ジメチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、
p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチ
レン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチ
レン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチ
レンの如きスチレン及びその誘導体;エチレン、プロピ
レン、ブチレン、イソブチレンの如きエチレン不飽和モ
ノオレフィン;ブタジエンの如き不飽和ポリエン;塩化
ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、沸化ビニルの如
きハロゲン化ビニル;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、ベンゾエ酸ビニルの如きビニルエステル;メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピ
ル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチ
ル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸ドデシ
ル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル、メタクリル酸
ステアリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジメ
チルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル
の如きα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル;ア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブ
チル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸プロピル、ア
クリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリル
酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アクリ
ル酸2−クロルエチル、アクリル酸フェニルの如きアク
リル酸エステル;ビニルメチルエーテル、ビニルエチル
エーテル、ビニルイソブチルエーテルの如きビニルエー
テル;ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、メ
チルイソプロペニルケトンの如きビニルケトン;N−ビ
ニルピロール、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルイ
ンドール、N−ビニルピロリドンの如きN−ビニル化合
物;ビニルナフタリン;アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル、アクリルアミドの如きアクリル酸誘導体もし
くはメタクリル酸誘導体が挙げられる。これらのビニル
系モノマーが単独もしくは2つ以上で用いられる。
レン−アクリル系共重合体となるようなモノマーの組み
合わせが好ましい。
双方が、少なくともスチレン系重合体成分又は共重合体
成分を65重量部以上含有することが混合性の点で好ま
しい。
分子量重合体は予め低分子量ワックスと混合しておくこ
とで、ミクロ領域での相分離が緩和され、高分子成分を
再凝集させず、低分子量重合体との良好な分散状態が得
られる。
ては、ポリプロピレン、ポリエチレン、マイクロクリス
タリンワックス、カルナバワックス、サゾールワック
ス、パラフィンワックス、高級アルコール系ワックス、
エステルワックス等;及びこれらの酸化物やグラフト変
性物等が挙げられる。
量は3万以下、好ましくは1万以下(より好ましくは8
00〜9000)のものが好ましい。添加量としてはバ
インダー重合体成分100重量部に対し、約1〜20重
量部が好ましい。
に際し、予めバインダー重合体成分中に添加、混合して
も良い。特に、重合体成分の調製時に、低分子量ワック
スと高分子量重合体とを溶剤に予備溶解した後、低分子
量重合体溶液と混合する方法でも良い。
時の樹脂の変質防止、操作性等を考慮し、5〜70重量
%であり、高分子量重合体成分とポリオレフィン重合体
の予備溶液は5〜60重量%、低分子量重合体溶液は5
〜70重量%の固体濃度であることが一例として挙げら
れる。
解又は分散させる方法は、撹拌混合により行われ、撹拌
は回分式又は連続式でおこなっても良い。
法は、該予備溶液の固形分量100重量部に対して、該
低分子量重合体溶液を10〜1000重量部添加し撹拌
混合を行うことが挙げられる。この場合、回分式でも連
続式でも良い。
に用いる有機溶剤としては、ベンゼン、トルオール、キ
シロール、ソルベントナフサ1号、ソルベントナフサ2
号、ソルベントナフサ3号、シクロヘキサン、エチルベ
ンゼン、ソルベッソ100、ソルベッソ150、ミネラ
ルスピリットの如き炭化水素系溶剤;メタノール、エタ
ノール、iso−プロピルアルコール、n−ブチルアル
コール、sec−ブチルアルコール、iso−ブチルア
ルコール、アミルアルコール、シクロヘキサノールの如
きアルコール系溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンの如きケト
ン系溶剤;酢酸エチル、n−酢酸ブチル、セロソルブア
セテートの如きエステル系溶剤;メチルセロソルブ、エ
チルセロソルブ、ブチルセロソルブ、メチルカルビトー
ルの如きエーテル系溶剤が挙げられる。これらの中で芳
香族、ケトン系、エステル系の溶剤が好ましい。また、
これらを混合して用いても差し支えない。
溶剤溶液を加熱後、常圧下で有機溶剤の10〜80重量
%を除去した後、減圧下で、残存溶剤を除去する方法が
好ましい。この時、有機溶剤溶液は、用いた有機溶剤の
沸点以上、200℃以下に保持することが好ましい。有
機溶剤の沸点を下回ると溶剤留去時の効率が悪いだけで
なく、有機溶剤中の重合体に不必要な剪断力がかかった
り、各構成重合体の再分散が促進され、ミクロな状態で
の相分離を起こす場合がある。また、200℃を超える
と重合体が解重合し、分子切断によるオリゴマーが生成
し、樹脂組成物内への不純物の混入を招くので好ましく
ない。
性トナーであることが好ましく、磁性体としては磁性酸
化鉄が好ましく、更にケイ素元素を含有することが好ま
しい。
素の含有率は、鉄元素を基準にして0.1〜5.0重量
%、好ましくは0.4〜2.0重量%(より好ましくは
0.5〜0.9重量%)であることが好ましい。
り、トナーとしての流動性に優れ、その結果トナーの帯
電が安定化し、トナーの耐久性が向上する。さらにケイ
素元素を含有する磁性体を含有するトナーは、潜像担持
体表面に対して非常にソフトな研磨効果を有し、潜像担
持体表面にトナーが固着しかけても完全に固着する前に
適度に研磨され、潜像担持体の耐久性を向上させる効果
がある。
線分析装置SYSTEM3080(理化学電機工業
(株)製)を使用し、JIS K0119「けい光X線
分析通則」に従って、蛍光X線分析を行うことにより測
定した。
子は、結着樹脂100重量部に対して、20重量部乃至
200重量部を用いることが好ましい。更に好ましくは
30〜150重量部を用いることが良い。
磁性酸化鉄粒子は、シランカップリング剤、チタンカッ
プリング剤、チタネート、アミノシラン、有機ケイ素化
合物で処理しても良い。
ンブラック、銅フタロシアニンの如き顔料または染料が
使用可能である。
剤の場合、モノアゾ染料の金属錯塩,サリチル酸,アル
キルサリチル酸,ジアルキルサリチル酸またはナフトエ
酸の金属錯塩等;正帯電制御剤の場合、ニグロシン染
料,アジン系染料,トリフェニルメタン系染顔料,イミ
ダゾール系化合物,4級アンモニウム塩あるいは4級ア
ンモニウム塩を側鎖に有するポリマー等が挙げられる。
これらは、単独あるいは混合して使用できる。
及び着色剤としての顔料,染料又は磁性体,帯電制御
剤,その他の添加剤を、ボールミルの如き混合機により
充分混合してから加熱ロール,ニーダー,エクストルー
ダーの如き熱混練機を用いて溶融,捏和及び練肉して樹
脂類を互いに相溶せしめた中に顔料又は染料を分散又は
溶解せしめ、冷却固化後粉砕及び厳密な分級をおこなっ
て本発明のトナーを得ることが出来る。
て、重合法によってトナーを製造することが可能であ
る。この懸濁重合法トナーは重合性単量体及び本発明の
帯電制御剤,顔料又は染料,磁性酸化鉄,重合開始剤
(更に必要に応じて架橋剤及びその他の添加剤)を均一
に溶解または分散せしめて単量体組成物とした後、この
単量体組成物あるいは、この単量体組成物をあらかじめ
重合したものを分散安定性を含有する連続相(例えば
水)中に適当な撹拌機を用いて分散し、同時に重合反応
を行わせ、所望の粒径を有するトナー粒子としたもので
ある。
し、それに基づき、画像形成方法を説明する。
り、その周囲には一次帯電装置2、露光光学系3、トナ
ー担持体5を有する現像装置4、転写装置9、クリーニ
ング装置11が配置されている。
置2により感光体である静電荷像担持体1の表面を一様
に帯電し、露光光学系3により像露光して静電荷像担持
体1の表面に静電潜像を形成する。
面上に、トナー層厚規制部材6により、本発明の構成に
基づきトナーコート層を形成し、現像部において静電荷
像担持体1の導電性基体とトナー担持体5との間にバイ
アス印加手段8により交互バイアス、パルスバイアス及
び/または直流バイアスを印加しながら、静電荷像担持
体1に形成した静電荷像を現像する。
写装置9、電圧印加手段10により、転写紙Pの背面か
らトナーと逆極性の電荷を加えて、転写紙Pへ静電転写
される。
ーラ定着器12を通過させることにより定着画像が得ら
れる。
磁性トナーは、クリーニング装置11により除去され、
再び一次帯電以下の工程が繰り返される。
とも導電性支持体、電荷発生層及び電荷輸送層から成る
積層構造を有し、該静電荷像担持体の表面層にフッ素及
び/或いはケイ素原子を有することが長寿命化及び静電
荷像担持体表面の不均一な削れを防止する上で好まし
い。
は、公知のフッ素樹脂があげられ、四フッ化エチレン、
三フッ化塩化エチレン、六フッ化プロピレン、フッ化ビ
ニル、フッ化ビニリデン、二フッ化二塩化エチレン等の
単独、及び、それらの共重合体の中から1種、或いはそ
れ以上が適宜選択される。また、フッ化カーボンも使用
可能である。
は非フッ素系重合性単量体都の重合共重合から合成され
たフッ素系セグメントを含有するブロック、またはグラ
フトポリマー、界面活性剤、マクロモノマーを単独ある
いは上記フッ素樹脂との併用のかたちで用いることがで
きる。
ロキサン三次元架橋物、ジメチルシロキサン−モノメチ
ルシロキサン三次元架橋物、超高分子量ポリジメチルシ
ロキサン、ポリジメチルシロキサンセグメントを含有す
るブロックポリマー、グラフトポリマー、界面活性剤、
マクロモノマー、末端修飾ポリジメチルシロキサン等が
用いられる。三次元架橋物の場合、微粒子の形状で用い
られる粒径は0.01〜5μmの範囲で使用可能であ
る。ポリジメチルシロキサン化合物の場合、その分子量
は3,000〜5,000,000の範囲が好ましく用
いられる。
に感光層組成物として分散させる。
リコン化合物は、有機感光層(OPC)組成物中50%
以下の量で好ましく用いられる。より好ましくは0.5
〜50%である。
はケイ素原子を存在させると、静電荷像担持体表面のエ
ネルギーを低下させる作用があり、トナーが固着しにく
くなる。配合量が多すぎるとクリーニング部材との摩擦
係数が下がりすぎるため、逆にトナーのすり抜け、クリ
ーニング不良の原因となる。
カートリッジ)の一具体例を示す。装置ユニットは、現
像手段と静電荷像担持体とを少なくとも一体的にカート
リッジ化し、装置ユニットは、画像形成装置本体(例え
ば、複写機、レーザービームプリンター等)に着脱可能
なように形成される。
静電荷像担持体(感光ドラム)1、クリーニングブレー
ド708aを有するクリーナ708、接触帯電手段を有
する一次帯電器(帯電ローラ)742を一体とした装置
ユニット750が例示される。
ナー容器760内に磁性トナー710を有し、該磁性ト
ナー710を用い、現像時には、バイアス印加手段から
のバイアスにより感光ドラム1と現像スリーブ704と
の間に所定の電界が形成され、現像工程が好適に実施さ
れるためには、感光ドラム1と現像スリーブ704との
間の距離は大切である。
ましくは、ASKER−Cで60°以下、さらに好まし
くは55°以下とすることにより、被帯電体である静電
荷像担持体表面に対し弱い押圧力で帯電に十分な接触幅
を得ることができ、オゾンの発生が少なく、更に帯電部
材に交流成分を有する電圧を印加した際にも、帯電によ
る騒音の発生が少ない。
以下とするための形態としては、好ましくは、下層部を
熱可塑性エラストマーまたは柔軟なゴムから成る弾性層
と導電層とから構成するか、または、下層部を導電性ス
ポンジにて形成することが好ましい。
部材の上層部は、高抵抗体から成る厚さ50〜200μ
mの層であることが、リークを発生せず安定な帯電性を
得る上で好ましい。
するが、本発明は何らこれらに限定されるものではな
い。
拌しながら容器内を十分に窒素で置換した後、昇温して
還流した。
リル酸−n−ブチル18重量部、マレイン酸モノブチル
7重量部及びジ−tert−ブチルパーオキサイド2重
量部の混合液を4時間かけて滴下した後、2時間保持し
重合を完了し、低分子量重合体(L−1)溶液を得た。
減圧下で乾燥させ、得られた低分子量重合体(L−1)
のGPC、及びガラス転移点(Tg)の測定を行ったと
ころ、重量平均分子量(Mw)=9,600、数平均分
子量(Mn)=6,000、ピーク分子量(PMw)=
8,500、Tg=62℃、酸価23であった。
った。
ルコールの2重量%水溶液20重量部を投入した後、ス
チレン70重量部、アクリル酸−n−ブチル25重量
部、マレイン酸モノブチル5重量部、ジビニルベンゼン
0.005重量部、及び2,2−ビス(4,4−ジ−t
ert−ブチルパーオキシシクロヘキシル)プロパン
(半減期10時間温度;92℃)0.1重量部の混合液
を加え、撹拌し懸濁液とした。
5℃まで昇温して、重合を開始した。同温度に24時間
保持した後、ベンゾイルパーオキサイド(半減期10時
間温度;72℃)0.1重量部を追加添加した。さら
に、12時間保持して重合を完了した。
重合体(H−1)の酸価(AV=7.8)の6倍当量の
NaOH水溶液を投入し、2時間撹拌を行った。
洗、乾燥した後、分析したところ、Mw=180万、P
Mw=120万、Tg=62℃、酸価7であった。
子量重合体(H−1)25重量部及び低分子量ポリプロ
ピレンワックス(Mw=6000)4重量部を投入し、
昇温して還流下で撹拌し、予備溶解を行う。この状態で
12時間保持した後、高分子量重合体(H−1)と低分
子量ポリプロピレンワックスの均一な予備溶解液(Y−
1)を得た。
減圧下で乾燥させ、得られた固形分のガラス転移点を測
定したところ、61℃であった。
1)の均一溶液300重量部を投入し、還流させる。
体(L−1)溶液を還流下で混合した後、有機溶剤を留
去し、得られた樹脂を冷却、固化後粉砕してトナー用樹
脂組成物(I)を得た。
Mw=110万、分子量100万以上の樹脂組成物のG
PCの分子量分布における面積比は9.5%、Tg=6
2.3℃、THF不溶分(低分子量ポリプロピレンワッ
クスを除く)は2.0重量%であった。
で溶融混練し、冷却した混練物をハンマーミルで粗粉砕
し、粗粉砕物をジェットミルで微粉砕し、得られた微粉
砕粉を固定壁型風力分級機で分級して分級粉を生成し
た。さらに、得られた分級粉をコアンダ効果を利用した
多分割分級装置(日鉄鉱業社製エルボジェット分級機)
で超微粉及び粗粉を同時に厳密に分級除去して、重量平
均粒径(D4)6.5μm(粒径12.7μm以上の磁
性トナー粒子の含有量:0.2%、粒径3.17μm以
下の個数%:12.0%)の負帯電性磁性トナー粒子を
得た。
低分子量側ピーク値8200、高分子量側ピーク値67
万、AVL=23、AVH=7、酸価/全酸価=0.44で
あった。
粉体(疎水性シリカ)A−1を1.2重量%、表2に示
す樹脂微粒子B−1を0.08重量%、表3に示す金属
酸化物C−1を1.5重量%、それぞれヘンシェルミキ
サーで混合して、表4に示す静電荷像現像用トナーIを
調製した。表3に示す金属酸化物は各々必要に応じサン
ドミルにて粉砕を行い、所望粒度,形状を得た。
ぞれ表1に示すA−1〜2、表2に示すB−1〜2、表
3に示すC−1,2に変える以外は製造例1と同様にし
て、表4に示す静電荷像現像用トナーII〜VIを調製
した。
重合体とし、無機微粉体,樹脂微粒子,金属酸化物をそ
れぞれA−3,B−5,C−2とし、製造例1と同様に
して表4に示すトナーVを調製した。このトナーは、G
PC測定による低分子量側ピーク値8300、高分子量
側ピーク値40万、AVL=0、AVH=0であった。な
お、重量平均粒径(D4)は、7.6μm(粒径12.
7μm以上の磁性トナー粒子の含有量:3.2%、粒径
3.17μm以下の個数%:5.0%)であった。
るスチレン−nブチルアクリレート無水マレイン酸共重
合体を用い、添加する無機微粉体,樹脂微粒子,金属酸
化物をそれぞれA−1,B−3,C−1とし、製造例1
と同様にして表4に示すトナーVIを調製した。この現
像剤のトナーは、GPC測定による低分子量側ピーク値
32000、高分子量側ピーク値73万、AVL=21、
AVH=7、酸価/全酸価=0.46であった。重量平均
粒径(D4)は、6.3μm(粒径12.7μm以上の
磁性トナー粒子の含有量:3.2%、粒径3.17μm
以下の個数%:19.0%)であった。
5) トナーIの無機微粉体、樹脂微粒子、金属酸化物を、表
1に示す疎水性シリカA−2,4、表2に示す樹脂微粒
子B−1,4、表3に示す金属酸化物C−1〜4に変え
る以外は製造例1と同様にして、表5に示す静電荷像現
像用トナー(i)〜(v)を調製した。
ノン製LBP309GIIを16枚/分から30枚/分
に改造した改造機に装置ユニットを装着し、画出し評価
を行った。このときのプロセススピードは、140mm
/secであった。
C)ドラムとしては、有機光導電体(OPC)層の最表
層にテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレ
ン共重合体微粉末(平均粒径0.32μmの乳化重合フ
ァインパウダー)を、該有機光導電体(OPC)層全組
成物中25%の量を分散させた感光体Aを用いた。
金属製の芯金2aと、該芯金の外周囲に形成された下層
部2bと、該下層部2bの外周囲に形成された上層部2
cとを有し、本実施例では、外径は15mm(芯金2a
直径8mm、上層部2c厚さ150μm)のものを用い
た。該帯電ローラの硬度はASKER−Cで45°(A
SKER−C硬度計100を使用し、500g荷重によ
り中央及び左右の各3点ずつ計9点測定した平均値)で
あった。
を持って接触する帯電ローラ2を有し、感光体ドラム1
の回転にともない矢印方向に従動回転する。帯電ローラ
2には、電源部より交流電圧Vacと直流電圧Vdcとを重
畳した電圧(Vac+Vdc;Vdc=−700V、ピーク間
電圧Vpp=1800V、周波数Vf=1000Hz)を
印加し、感光体ドラム1をVD=−700Vに一様に帯
電された。
の振動による帯電音は実用上全く問題のないレベルであ
った。次いで帯電した感光体ドラム1の表面を、画像パ
ターンに応じて微少スポットのレーザー光を走査するこ
とにより、VL=−170Vの静電潜像を形成し、交流
バイアスf=1800Hz、Vpp=1400V、及び直
流バイアスVdc=−500Vを、トナーを担持した現像
スリーブとの間に印加しながら、OPC表面の静電潜像
を現像してトナー像を形成した。
する転写ローラを当接圧50g/cmでOPCドラムに
当接させた転写装置により転写紙の裏からプラス電荷を
かけて転写し、更に加熱加圧ローラ定着器を通過させる
ことで定着画像を得た。このとき、加熱加圧ローラ定着
器の加熱ローラの表面温度を185℃、加熱ローラと加
圧ローラ間の総圧を5.5kg、ニップを4mmに設定
した。
0%RH)及び高温高湿(32.5℃/80%RH)環
境下において、以下間欠の画出し試験を行った。プリン
トスピードは1枚/12secとした。
をとった後に、5mm角のベタ黒が9個(3列3段)の
画像を連続100枚プリントして、定着性評価の画像と
した。その後逐次トナーを補給しながら2万枚の耐久を
行った。
黒が9個(3列3段)の画像をプリントして、“マクベ
ス反射濃度計”(マクベス社製)を用いて、原稿濃度が
0.00白地部分のプリント画像に対する相対濃度を測
定した。
mm角のベタ黒が9個(3列3段)の画像を連続100
枚プリントしたサンプルを用い、柔和な薄紙により定着
画像を50g/cm2の荷重で摺擦し、摺擦前後での画
像濃度の低下率の最悪値で、下記のように評価した。 A(優) :5%未満 B(良) :5%〜10%未満 C(可) :10%〜20%未満 D(悪い):20%以上
プリントアウトし、画像上の汚れの程度により評価し
た。 A(優) :未発生 B(良) :ごくわずかに発生する C(可) :わずかに発生する D(悪い):画像上の汚れが著しく発生
聞き、評価した。 A(優) :全く気にならない B(良) :ほとんど気にならない C(可) :少し気になる D(悪い):かなり気になる
の耐久を行い、画像流れの評価を行った。 A(優) :未発生 B(良) :ごくわずかに発生する C(可) :わずかに発生する D(悪い):著しく発生し、画像全体がにじむ
面の目視評価及び画像評価を行った。 A(優) :未発生 B(良) :わずかに発生するが、画像への影響はない C(可) :固着が目立つが画像への影響は少ない D(悪い):固着が顕著で画像への影響が大きい 評価結果を表6に示す。
実施例7と同様にして評価を行った。結果を表6に示
す。
と同様にして評価を行った。結果を表6に示す。
と同様にして評価を行った。結果を表6に示す。
は実施例7と同様にして評価を行った。結果を表6に示
す。
粒子を抜いた感光体Bを用い、トナー(v)を用いる以
外は実施例7と同様にして評価を行った。結果を表6に
示す。
0と同様にして評価を行った。結果を表6に示す。
現像用トナーに、粒度を規定した無機微粉体、さらに平
均粒径,形状係数を規定した金属酸化物及び樹脂微粒子
を含有させることによってトナーの帯電性が安定し、ま
たトナーによる感光体の削れのバランスがとれ、感光体
へのトナー及び他の物質の固着、感光体の不均一な削れ
を防ぎ、装置の高速化に適用しても長期にわたって高品
位な画像を得ることができる。
図である。
いる錠剤成形装置の概略図である。
る。
Claims (80)
- 【請求項1】 少なくとも、トナー粒子、無機微粉体、
樹脂微粒子及び金属酸化物粒子を有する静電荷像現像用
トナーであり、 該静電荷像現像用トナーの重量平均粒径が4〜12μm
であり、3.17μm以下の個数%が30個数%以下で
あり、 該無機微粉体の一次粒子は平均粒径が1〜50nmであ
り、 該樹脂微粒子は、平均粒径が0.1〜2μmであり、そ
の形状係数SF1が100以上150未満であり、 該金属酸化物は、平均粒径が0.3〜3μmであり、そ
の形状係数SF1が150乃至250であることを特徴
とする静電荷像現像用トナー。 - 【請求項2】 該樹脂微粒子は形状係数SF1が115
以上乃至145未満であり、該金属酸化物は形状係数S
F1が160乃至230であることを特徴とする請求項
1に記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項3】 該樹脂微粒子は形状係数SF2が110
以上乃至200未満であり、該金属酸化物は形状係数S
F2が160乃至300であることを特徴とする請求項
1又は2に記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項4】 該樹脂微粒子は形状係数SF2が120
以上乃至175未満であり、該金属酸化物は形状係数S
F2が175乃至270であることを特徴とする請求項
1乃至3のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項5】 該無機微粉体はトナー粒子と同極性に帯
電し、該樹脂微粒子はトナー粒子と同極性に帯電し、か
つ、樹脂微粒子の体積固有抵抗が107〜1014Ωcm
であり、該金属酸化物はトナー粒子と逆極性に帯電する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の静
電荷像現像用トナー。 - 【請求項6】 該無機微粉体の添加量がトナー粒子10
0重量部に対し0.3〜3.0重量部であり、 該樹脂微粒子の添加量がトナー粒子100重量部に対し
0.005〜0.5重量部であり、 該金属酸化物の添加量がトナー粒子100重量部に対し
0.05〜5.0重量部であることを特徴とする請求項
1乃至5のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項7】 該無機微粉体の比表面積が70〜300
m2/gであり、該樹脂微粒子の比表面積が5.0〜2
0.0m2/gであり、該金属酸化物の比表面積が0.
5〜10.0m2/gであることを特徴とする請求項1
乃至6のいずれに記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項8】 該無機微粉体が疎水性シリカであること
を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の静電荷
像現像用トナー。 - 【請求項9】 該無機微粉体が、シリコーンオイルにて
処理されていることを特徴とする請求項1乃至8のいず
れかに記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項10】 該樹脂微粒子は、スチレン系又は及び
アクリル系有機微粒子であることを特徴とする請求項1
乃至9のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項11】 該金属酸化物が、チタン酸ストロンチ
ウム又は/及び酸化セリウムであることを特徴とする請
求項1乃至10のいずれかに記載の静電荷像現像用トナ
ー。 - 【請求項12】 該トナー粒子の重合体成分が、 (a)実質的にTHF不溶分を含まず、 (b)重合体成分のTHF可溶分は、GPCクロマトグ
ラムにおいて、少なくとも分子量3×103〜3×104
の領域にメインピークを有し、且つ分子量1×105〜
3×106の領域にサブピーク又はショルダーを有し、 (c)1mgKOH/g以上の酸価を有することを特徴
とする請求項1乃至11のいずれかに記載の静電荷像現
像用トナー。 - 【請求項13】 該トナー粒子の重合体成分は低分子量
重合体(GPCクロマトグラムにおいて分子量5×10
4未満の領域)の酸価(AVL)と高分子量重合体(GP
Cクロマトグラムにおいて分子量5×104以上の領
域)の酸価(AVH)とが下記条件 AVL>AVH を満足していることを特徴とする請求項1乃至12のい
ずれかに記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項14】 該重合体成分の低分子量重合体は酸価
(AVL)が21〜35mgKOH/gであり、且つ高
分子量重合体の酸価(AVH)が0.5〜11mgKOH
/gであり、且つその差の関係が 10≦(AVL−AVH)≦27 であることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに
記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項15】 該重合体成分は酸価/全酸価の値が
0.7以下であることを特徴とする請求項1乃至14の
いずれかに記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項16】 該重合体成分はTHF可溶分のGPC
クロマトグラムにおいて、分子量3×104以上1×1
05未満の領域に極小値を有することを特徴とする請求
項1乃至15のいずれかに記載の静電荷像現像用トナ
ー。 - 【請求項17】 該トナー粒子が磁性体を含有すること
を特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の静電
荷像現像用トナー。 - 【請求項18】 該トナーがケイ素を含有する磁性体を
含有することを特徴とする請求項1乃至16のいずれか
に記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項19】 画像形成装置本体に着脱可能な装置ユ
ニットにおいて、 静電荷像保持体と、該静電荷像保持体に形成された静電
荷像を静電荷像現像用トナーを用いて現像する現像手段
とを少なくとも有し、 該静電荷像現像用トナーは、少なくとも、トナー粒子、
無機微粉体、樹脂微粒子及び金属酸化物粒子を含有し、 該静電荷像現像用トナーの重量平均粒径が4〜12μm
であり、3.17μm以下の個数%が30個数%以下で
あり、 該無機微粉体の一次粒子は平均粒径が1〜50nmであ
り、 該樹脂微粒子は、平均粒径が0.1〜2μmであり、そ
の形状係数SF1が100以上150未満であり、 該金属酸化物は、平均粒径が0.3〜3μmであり、そ
の形状係数SF1が150乃至250であることを特徴
とする装置ユニット。 - 【請求項20】 静電荷像保持体が感光ドラムであり、
感光ドラムには接触帯電手段が装着されている請求項1
9に記載の装置ユニット。 - 【請求項21】 接触帯電手段が帯電ローラである請求
項20に記載の装置ユニット。 - 【請求項22】 静電荷像保持体にはクリーニング手段
が装着されている請求項19乃至21のいずれかに記載
の装置ユニット。 - 【請求項23】 クリーニング手段は、ブレードクリー
ニング手段である請求項22に記載の装置ユニット。 - 【請求項24】 該樹脂微粒子は形状係数SF1が11
5以上乃至145未満であり、該金属酸化物は形状係数
SF1が160乃至230であることを特徴とする請求
項19乃至23のいずれかに記載の装置ユニット。 - 【請求項25】 該樹脂微粒子は形状係数SF2が11
0以上乃至200未満であり、該金属酸化物は形状係数
SF2が160乃至300であることを特徴とする請求
項19乃至24のいずれかに記載の装置ユニット。 - 【請求項26】 該樹脂微粒子は形状係数SF2が12
0以上175未満であり、該金属酸化物は形状係数SF
2が175乃至270であることを特徴とする請求項1
9乃至25のいずれかに記載の装置ユニット。 - 【請求項27】 該無機微粉体はトナー粒子と同極性に
帯電し、該樹脂微粒子はトナー粒子と同極性に帯電し、
かつ、樹脂微粒子の体積固有抵抗が107〜1014Ωc
mであり、該金属酸化物はトナー粒子と逆極性に帯電す
ることを特徴とする請求項19乃至26のいずれかに記
載の装置ユニット。 - 【請求項28】 該無機微粉体の添加量がトナー粒子1
00重量部に対し0.3〜3.0重量部であり、 該樹脂微粒子の添加量がトナー粒子100重量部に対し
0.005〜0.5重量部であり、 該金属酸化物の添加量がトナー粒子100重量部に対し
0.05〜5.0重量部であることを特徴とする請求項
19乃至27のいずれかに記載の装置ユニット。 - 【請求項29】 該無機微粉体の比表面積が70〜30
0m2/gであり、該樹脂微粒子の比表面積が5.0〜
20.0m2/gであり、該金属酸化物の比表面積が
0.5〜10.0m2/gであることを特徴とする請求
項19乃至28のいずれに記載の装置ユニット。 - 【請求項30】 該無機微粉体が疎水性シリカであるこ
とを特徴とする請求項19乃至29のいずれかに記載の
装置ユニット。 - 【請求項31】 該無機微粉体が、シリコーンオイルに
て処理されていることを特徴とする請求項19乃至30
のいずれかに記載の装置ユニット。 - 【請求項32】 該樹脂微粒子は、スチレン系又は及び
アクリル系有機微粒子であることを特徴とする請求項1
9乃至31のいずれかに記載の装置ユニット。 - 【請求項33】 該金属酸化物が、チタン酸ストロンチ
ウム又は及び酸化セリウムであることを特徴とする請求
項19乃至32のいずれかに記載の装置ユニット。 - 【請求項34】 該トナー粒子の重合体成分が、 (a)実質的にTHF不溶分を含まず、 (b)重合体成分のTHF可溶分は、GPCクロマトグ
ラムにおいて、少なくとも分子量3×103〜3×104
の領域にメインピークを有し、且つ分子量1×105〜
3×106の領域にサブピーク又はショルダーを有し、 (c)1mgKOH/g以上の酸価を有することを特徴
とする請求項19乃至33のいずれかに記載の装置ユニ
ット。 - 【請求項35】 該トナー粒子の重合体成分の低分子量
重合体(GPCクロマトグラムにおいて分子量5×10
4未満の領域)の酸価(AVL)と高分子量重合体(GP
Cクロマトグラムにおいて分子量5×104以上の領
域)の酸価(AVH)とが下記条件 AVL>AVH を満足していることを特徴とする請求項19乃至34の
いずれかに記載の装置ユニット。 - 【請求項36】 該重合体成分の低分子量重合体の酸価
(AVL)が21〜35mgKOH/gであり、且つ高分
子量重合体の酸価(AVH)が0.5〜11mgKOH/
gであり、且つその差の関係が 10≦(AVL−AVH)≦27 であることを特徴とする請求項19乃至35のいずれか
に記載の装置ユニット。 - 【請求項37】 該重合体成分の酸価/全酸価の値が
0.7以下であることを特徴とする請求項19乃至36
のいずれかに記載の装置ユニット。 - 【請求項38】 該重合体成分のTHF可溶分のGPC
クロマトグラムにおいて、分子量3×104以上1×1
05未満の領域に極小値を有することを特徴とする請求
項19乃至37のいずれかに記載の装置ユニット。 - 【請求項39】 該トナー粒子が磁性体を含有すること
を特徴とする請求項19乃至38のいずれかに記載の装
置ユニット。 - 【請求項40】 該トナーがケイ素を含有する磁性体を
含有することを特徴とする請求項19乃至39のいずれ
かに記載の装置ユニット。 - 【請求項41】 静電荷像保持体表面を帯電する工程、
静電荷像保持体に静電荷像を形成する工程、該静電荷像
を静電荷像現像用トナーにより現像しトナー画像を形成
する工程、該静電荷像保持体に形成されたトナー画像を
転写材に転写する工程及び転写後該静電荷像保持体の表
面をクリーニング手段を当接させてクリーニングする工
程を有し、クリーニング後の該静電荷像保持体を使用し
上記工程を繰り返す画像形成方法において、 該静電荷像現像用トナーは、少なくとも、トナー粒子、
無機微粉体、樹脂微粒子及び金属酸化物粒子を含有し、 該静電荷像現像用トナーの重量平均粒径が4〜12μm
であり、3.17μm以下の個数%が30個数%以下で
あり、 該無機微粉体の一次粒子は平均粒径が1〜50nmであ
り、 該樹脂微粒子は、平均粒径が0.1〜2μmであり、そ
の形状係数SF1が100以上150未満であり、 該金属酸化物は、平均粒径が0.3〜3μmであり、そ
の形状係数SF1が150乃至250であることを特徴
とする画像形成方法。 - 【請求項42】 静電荷像保持体は、バイアスが印加さ
れている接触帯電手段によって帯電される請求項41に
記載の画像形成方法。 - 【請求項43】 静電荷像保持体は、感光ドラムであ
り、接触帯電手段が帯電ローラである請求項42に記載
の画像形成方法。 - 【請求項44】 該静電潜像担持体は、少なくとも導電
性支持体、電荷発生層を有する積層構造を有しており、
該静電潜像担持体の表面層は、フッ素原子、ケイ素原子
又は両者を有していることを特徴とする請求項39乃至
43のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項45】 該樹脂微粒子は形状係数SF1が11
5以上乃至145未満であり、該金属酸化物の形状係数
SF1が160乃至230であることを特徴とする請求
項39乃至44のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項46】 該樹脂微粒子は形状係数SF2が11
0以上200未満であり、該金属酸化物の形状係数SF
2が160乃至300であることを特徴とする請求項3
9乃至44のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項47】 該樹脂微粒子は形状係数SF2が12
0以上乃至175未満であり、該金属酸化物は形状係数
SF2が175乃至270であることを特徴とする請求
項39乃至46のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項48】 該無機微粉体はトナー粒子と同極性に
帯電し、該樹脂微粒子はトナー粒子と同極性に帯電し、
かつ、樹脂微粒子の体積固有抵抗が107〜1014Ωc
mであり、該金属酸化物はトナー粒子と逆極性に帯電す
ることを特徴とする請求項39乃至47のいずれかに記
載の画像形成方法。 - 【請求項49】 該無機微粉体の添加量がトナー粒子1
00重量部に対し0.3〜3.0重量部であり、 該樹脂微粒子の添加量がトナー粒子100重量部に対し
0.005〜0.5重量部であり、 該金属酸化物の添加量がトナー粒子100重量部に対し
0.05〜5.0重量部であることを特徴とする請求項
39乃至48のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項50】 該無機微粉体の比表面積が70〜30
0m2/gであり、該樹脂微粒子の比表面積が5.0〜
20.0m2/gであり、該金属酸化物の比表面積が
0.5〜10.0m2/gであることを特徴とする請求
項39乃至49のいずれに記載の画像形成方法。 - 【請求項51】 該無機微粉体が疎水性シリカであるこ
とを特徴とする請求項39乃至50のいずれかに記載の
画像形成方法。 - 【請求項52】 該無機微粉体が、シリコーンオイルに
て処理されていることを特徴とする請求項39乃至51
のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項53】 該樹脂微粒子は、スチレン系又は及び
アクリル系有機微粒子であることを特徴とする請求項3
9乃至52のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項54】 該金属酸化物が、チタン酸ストロンチ
ウム又は及び酸化セリウムであることを特徴とする請求
項39乃至53のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項55】 該トナー粒子の重合体成分が、 (a)実質的にTHF不溶分を含まず、 (b)重合体成分のTHF可溶分は、GPCクロマトグ
ラムにおいて、少なくとも分子量3×103〜3×104
の領域にメインピークを有し、且つ分子量1×105〜
3×106の領域にサブピーク又はショルダーを有し、 (c)1mgKOH/g以上の酸価を有することを特徴
とする請求項39乃至54のいずれかに記載の画像形成
方法。 - 【請求項56】 該トナー粒子の重合体成分の低分子量
重合体(GPCクロマトグラムにおいて分子量5×10
4未満の領域)の酸価(AVL)と高分子量重合体(GP
Cクロマトグラムにおいて分子量5×104以上の領
域)の酸価(AVH)とが下記条件 AVL>AVH を満足していることを特徴とする請求項39乃至55の
いずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項57】 該重合体成分の低分子量重合体の酸価
(AVL)が21〜35mgKOH/gであり、且つ高分
子量重合体の酸価(AVH)が0.5〜11mgKOH/
gであり、且つその差の関係が 10≦(AVL−AVH)≦27 であることを特徴とする請求項39乃至56のいずれか
に記載の画像形成方法。 - 【請求項58】 該重合体成分は酸価/全酸価の値が
0.7以下であることを特徴とする請求項39乃至57
のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項59】 該重合体成分のTHF可溶分のGPC
クロマトグラムにおいて、分子量3×104以上1×1
05未満の領域に極小値を有することを特徴とする請求
項39乃至58のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項60】 該トナー粒子が磁性体を含有すること
を特徴とする請求項39乃至59のいずれかに記載の画
像形成方法。 - 【請求項61】 該トナーがケイ素を含有する磁性体を
含有することを特徴とする請求項39乃至60のいずれ
かに記載の画像形成方法。 - 【請求項62】 少なくとも交流成分を有している電圧
を帯電部材に印加し、該帯電部材を静電荷像保持体に当
接させて該静電荷像保持体表面を帯電する工程、静電荷
像を形成する工程、該静電荷像をトナーにより現像する
工程を有する画像形成方法であり、 該帯電部材は、静電荷像保持体に接触する高抵抗体から
なる上層部と、該上層部の下層を構成し少なくとも交流
成分を有している電圧が印加される導電性の下層部とを
備え、 該静電荷像保持体が、少なくとも導電性支持体、電荷発
生層を有する積層構造を有し、該静電荷像保持体の表面
層にフッ素原子、ケイ素原子又は両者を有し、 該トナーは、少なくとも、トナー粒子、無機微粉体、樹
脂微粒子及び金属酸化物粒子を有し、 該トナーは重量平均粒径が4〜12μmであり、3.1
7μm以下の個数%が30個数%以下であり、 該無機微粉体の一次粒子は平均粒径が1〜50nmであ
り、 該樹脂微粒子は、平均粒径が0.1〜2μmであり、そ
の形状係数SF1が100以上乃至150未満であり、 該金属酸化物は、平均粒径が0.3〜3μmであり、そ
の形状係数SF1が150乃至250であることを特徴
とする画像形成方法。 - 【請求項63】 該帯電部材は、硬度がASKER−C
で60°以下であることを特徴とする請求項62に記載
の画像形成方法。 - 【請求項64】 該樹脂微粒子は形状係数SF1が11
5以上乃至145未満であり、該金属酸化物は形状係数
SF1が160乃至230であることを特徴とする請求
項62又は63に記載の画像形成方法。 - 【請求項65】 該樹脂微粒子は形状係数SF2が11
0以上乃至200未満であり、該金属酸化物の形状係数
SF2が160乃至300であることを特徴とする請求
項62乃至64のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項66】 該樹脂微粒子は形状係数SF2が12
0以上175未満であり、該金属酸化物は形状係数SF
2が175乃至270であることを特徴とする請求項6
2乃至65のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項67】 該無機微粉体はトナー粒子と同極性に
帯電し、該樹脂微粒子はトナー粒子と同極性に帯電し、
かつ、樹脂微粒子の体積固有抵抗が107〜1014Ωc
mであり、該金属酸化物はトナー粒子と逆極性に帯電す
ることを特徴とする請求項62乃至66のいずれかに記
載の画像形成方法。 - 【請求項68】 該無機微粉体の添加量がトナー粒子1
00重量部に対し0.3〜3.0重量部であり、 該樹脂微粒子の添加量がトナー粒子100重量部に対し
0.005〜0.5重量部であり、 該金属酸化物の添加量がトナー粒子100重量部に対し
0.05〜5.0重量部であることを特徴とする請求項
62乃至67のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項69】 該無機微粉体の比表面積が70〜30
0m2/gであり、該樹脂微粒子の比表面積が5.0〜
20.0m2/gであり、該金属酸化物の比表面積が
0.5〜10.0m2/gであることを特徴とする請求
項62乃至68のいずれに記載の画像形成方法。 - 【請求項70】 該無機微粉体が疎水性シリカであるこ
とを特徴とする請求項62乃至69のいずれかに記載の
画像形成方法。 - 【請求項71】 該無機微粉体が、シリコーンオイルに
て処理されていることを特徴とする請求項62乃至69
のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項72】 該樹脂微粒子は、スチレン系又は及び
アクリル系有機微粒子であることを特徴とする請求項6
2乃至71のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項73】 該金属酸化物が、チタン酸ストロンチ
ウム又は及び酸化セリウムであることを特徴とする請求
項62乃至72のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項74】 該トナー粒子の重合体成分が、 (a)実質的にTHF不溶分を含まず、 (b)重合体成分のTHF可溶分は、GPCクロマトグ
ラムにおいて、少なくとも分子量3×103〜3×104
の領域にメインピークを有し、且つ分子量1×105〜
3×106の領域にサブピーク又はショルダーを有し、 (c)1mgKOH/g以上の酸価を有することを特徴
とする請求項62乃至73のいずれかに記載の画像形成
方法。 - 【請求項75】 該トナー粒子の重合体成分の低分子量
重合体(GPCクロマトグラムにおいて分子量5×10
4未満の領域)の酸価(AVL)と高分子量重合体(GP
Cクロマトグラムにおいて分子量5×104以上の領
域)の酸価(AVH)とが下記条件 AVL>AVH を満足していることを特徴とする請求項62乃至74の
いずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項76】 該重合体成分の低分子量重合体の酸価
(AVL)が21〜35mgKOH/gであり、且つ高分
子量重合体の酸価(AVH)が0.5〜11mgKOH/
gであり、且つその差の関係が 10≦(AVL−AVH)≦27 であることを特徴とする請求項62乃至75のいずれか
に記載の画像形成方法。 - 【請求項77】 該重合体成分の酸価/全酸価の値が
0.7以下であることを特徴とする請求項62乃至76
のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項78】 該重合体成分のTHF可溶分のGPC
クロマトグラムにおいて、分子量3×104以上1×1
05未満の領域に極小値を有することを特徴とする請求
項62乃至77のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項79】 該トナー粒子が磁性体を含有すること
を特徴とする請求項62乃至78のいずれかに記載の画
像形成方法。 - 【請求項80】 該トナーがケイ素を含有する磁性体を
含有することを特徴とする請求項62乃至79のいずれ
かに記載の画像形成方法。
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