JPH10317753A - 携帯電話機およびそれを用いたキーレスエントリシステム - Google Patents

携帯電話機およびそれを用いたキーレスエントリシステム

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JPH10317753A
JPH10317753A JP12722997A JP12722997A JPH10317753A JP H10317753 A JPH10317753 A JP H10317753A JP 12722997 A JP12722997 A JP 12722997A JP 12722997 A JP12722997 A JP 12722997A JP H10317753 A JPH10317753 A JP H10317753A
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key
mobile phone
keyless
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JP12722997A
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English (en)
Inventor
Koji Kishimoto
光司 岸本
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キーに送信機を内蔵させる必要がなく、キー
を小型化でき、また送信機を内蔵したキーホルダを不要
とすることができる携帯電話機およびそれを用いたキー
レスエントリシステムを提供する。 【解決手段】 この携帯電話機1には、電話機用マイコ
ン27とキーレス用マイコン25とが備えられており、
キーレスキー9が押圧操作され、動作モードがキーレス
モードになると、ロックキーおよびアンロックキー等で
構成されるキーレス機能キー17が発光ダイオード23
により点灯され、いずれかのキーレス機能キー17が押
圧操作されると、送信回路31およびアンテナ33を通
じて車両に搭載された解施錠制御装置に、押圧操作され
たキーレス機能キー17に対応する車両ドアの解施錠等
を指示するための電波信号が送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機(本明
細書においては簡易型携帯電話機も含む)およびそれを
用いたキーレスエントリシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のキーレスエントリシステムでは、
送信機はキーホルダやキーの頭部に内蔵されており、キ
ーホルダやキーに設けられた解施錠用のボタンが操作者
により押圧操作されると、この送信機から車両内に搭載
された受信側の解施錠制御装置に車両ドアの解施錠等を
指示する信号が電波または赤外線によって送信されるよ
うになっている。解施錠制御装置は、その信号を受信す
ると、その信号の指示内容に応じた車両ドアの解施錠制
御を行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術では、送信機をキーの頭部に内蔵させる場合、
キーが大型化し、その結果キーが通常のキーケースには
収納不能となり、収納場所に困るという問題がある。ま
た、同様に送信機をキーホルダに内蔵する場合にも、送
信機を内蔵したキーホルダはかさばり、収納場所に困る
という問題がある。
【0004】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、キー
に送信機を内蔵させる必要がなく、キーを小型化でき、
また送信機を内蔵したキーホルダを不要とすることがで
きる携帯電話機およびそれを用いたキーレスエントリシ
ステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段は、通信電波により通話内容を送受する携
帯電話機であって、モード切替指令および車両ドアの解
施錠指令が入力される入力手段と、前記入力手段を通じ
て入力されるモード切替指令に応答して、前記通信電波
により通話内容を送受するための電話機モードと、車両
に搭載された車両ドアの解施錠制御装置に解施錠動作を
指示する電波信号を送信するためのキーレスモードとを
切り替えるモード切替手段と、前記キーレスモードに切
り替えられた状態で前記入力手段を通じて前記解施錠指
令が入力されたときに、その入力された解施錠指令に対
応する車両ドアの解施錠動作を前記解施錠制御装置に指
示するための指示信号を作成する指示信号作成手段と、
前記指示信号作成手段が作成した前記指示信号を電波信
号として前記解施錠制御装置に送信する送信手段とを備
えることを特徴とする。
【0006】好ましくは、前記モード切替手段および前
記指示信号作成手段が、前記通信電波により通話内容を
送受する電話機機能を司るマイコンとは別のマイコンに
備えられるのがよい。
【0007】また、好ましくは、前記モード切替手段お
よび前記指示信号作成手段が、前記通信電波により通話
内容を送受する前記電話機機能を司るマイコンと同一の
マイコン内に備えられるのがよい。
【0008】さらに、好ましくは、前記モード切替手
段、前記指示信号作成手段および前記送信手段による各
動作を実行するために必要な所定の制御情報を記憶した
記憶手段が、前記マイコンを収容した携帯電話機ケース
に着脱自在に備えられるのがよい。
【0009】また、好ましくは、前記入力手段は、前記
解施錠指令を入力するための専用の機能入力キーを備え
るのがよい。
【0010】さらに、好ましくは、前記携帯電話機は電
話番号入力のためのダイヤルキーを備え、前記解施錠指
令は前記ダイヤルキーを通じて所定の機能コードとして
入力されるのがよい。
【0011】また、好ましくは、前記入力手段は、前記
モード切替指令を入力するための専用のモード切替スイ
ッチを備えるのがよい。
【0012】さらに、好ましくは、前記携帯電話機は電
話番号入力のためのダイヤルキーを備え、前記モード切
替指令は前記ダイヤルキーを通じて所定の切替コードと
して入力されるのがよい。
【0013】また、好ましくは、前記携帯電話機は、前
記電話機モードと前記キーレスモードととで異なった点
灯色、或いは異なった点灯形態に点灯されるプッシュボ
タンを備えるのがよい。
【0014】さらに、前記目的を達成するための技術的
手段は、前記携帯電話機を用いて車両に搭載された車両
ドアの解施錠制御装置を駆動制御するキーレスエントリ
システムであって、前記解施錠制御装置は、前記携帯電
話機から送信される前記電波信号を受信する受信手段
と、前記車両ドアの解施錠を行う駆動手段と、前記受信
手段が受信した前記電波信号に含まれる前記指示信号に
基づいて前記駆動手段を制御し、前記指示信号に対応す
る解施錠動作を前記駆動手段に行わせる制御手段とを備
えることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態に係
る携帯電話機を用いたキーレスエントリシステムを構成
する携帯電話機のブロック図であり、図2はその携帯電
話機の平面図であり、図3は図1の携帯電話機と伴って
キーレスエントリシステムを構成する解施錠制御装置の
ブロック図である。
【0016】図1および図2に示される携帯電話機1
は、通常の電話機機能の他に、車両に搭載された後述す
る解施錠制御装置51に車両ドア等の解施錠を指示する
ための電波信号を送信するキーレス送信機能を備えてお
り、その筐体3の前面には、”0”ないし”9”、”
*”および”#”の各キーからなる通常のダイヤルキー
5の他に、この携帯電話1の動作モードを電話機モード
とキーレスモードとの間で切り替えるモード切替スイッ
チとしての電話キー7およびキーレスキー9と、ロック
キー11、アンロックキー13およびトランクキー15
とからなるキーレス機能キー17(機能入力キー)とを
備えた入力手段が設けられている。これらのキー5,
7,9,17からの入力は、キー5,7,9,17を押
圧することにより行われるようになっている。
【0017】また、各ダイヤルキー5には発光ダイオー
ド21が個別に備えられ、各キーレス機能キー17には
発光ダイオード23が個別に備えられている。そして、
この携帯電話機1の動作モードが電話機モードのときに
は発光ダイオード21が点灯され、これによって各ダイ
ヤルキー5が点灯されるようになっており、動作モード
がキーレスモードのときには発光ダイオード23が点灯
され、これによって各キーレス機能キー17が点灯され
るようになっている。このように各キー5,17が点灯
されると、発光ダイオード21,23の光により、各キ
ー5,17の表示面に記入されたダイヤル番号や「Lo
ck」、「Unlock」および「Trunk」等の文
字が照らし出されるようになっている。
【0018】この携帯電話機1の制御用のマイコンとし
ては、キーレス用のマイコン25と、電話機用のマイコ
ン27とが備えられている。
【0019】キーレス用のマイコン25は、このマイコ
ン25がキーレス送信機能を実行するのに必要な制御プ
ログラムや制御データが記憶されたRAM25aおよび
ROM25bと、モード切替部25c(モード切替手
段)と、指示信号作成部25d(指示信号作成手段)と
を備えている。指示信号作成部25dは、この携帯電話
機1の動作モードがキーレスモードになっているとき
に、キーレス機能キー17を通じて解施錠指令が入力さ
れるとこれに応答して、入力された解施錠指令に対応し
た解施錠動作を車両に搭載された後述する解施錠制御装
置51に指示するための指示信号を作成する。指示信号
作成部25dが作成した指示信号は、送信手段としての
送信回路31およびアンテナ33を通じて電波信号とし
て解施錠制御装置51に送信される。
【0020】モード切替部25cは、電話キー7および
キーレスキー9を通じて入力されるモード切替指令に基
づいて、マイコン25および送信回路31の動作状態を
待機状態(電話機モード)と起動状態(キーレスモー
ド)との間で切り替えるとともに、出力回路35を通じ
て発光ダイオード23のオン、オフ制御を行う。
【0021】電話機用のマイコン27は、このマイコン
27が電話機機能を実行するのに必要な制御プログラム
や制御データが記憶されたRAM27aおよびROM2
7bと、モード切替部27c(モード切替手段)とを備
えており、各ダイヤルキー5、電話キー7およびキーレ
スキー9からの信号が入力されるようになっている。ま
た、このマイコン27には、マイクロホン37を通じて
電気信号に変換された音声信号が入力回路39を介して
入力されるようになっており、マイクロホン37から入
力された音声信号は、マイコン27で信号処理された
後、送受信回路41を通じてアンテナ43から通信電波
によって送信される。また、アンテナ43で受信した通
信電波に含まれる音声信号が送受信回路41を通じてマ
イコン27に入力されると、その音声信号はマイコン2
7で信号処理された後、出力回路45を通じてスピーカ
47に出力され、音声化される。
【0022】この他、マイコン27は、ダイヤルキー5
より所定の電話番号が入力されると、その電話番号に対
応する通話相手の電話機を呼び出すための信号を送受信
回路41を通じてアンテナ43から送信する機能と、ア
ンテナ43で受信した通信電波にこの携帯電話機1を呼
び出すための信号が含まれている場合には、この携帯電
話機1に電話が掛かっていることを知らせるべく出力回
路45を通じてスピーカ47から呼び出し音を出力する
機能とを有している。
【0023】また、マイコン27のモード切替部27c
は、電話キー7およびキーレスキー9を通じて入力され
るモード切替指令に基づいて、マイコン27と、入力回
路39、送受信回路41および出力回路45の動作状態
を待機状態(キーレスモード)と起動状態(電話機モー
ド)との間で切り替えるとともに、出力回路49を通じ
て発光ダイオード21のオン、オフ制御を行う。
【0024】ここで、キーレス用のアンテナ33は、電
話機用のアンテナ43と共用であってもよく、或いはマ
イコン25,27等が配設される回路基板上に別途設け
るようにしてもよい。
【0025】車両に搭載された解施錠制御装置51は、
図3に示されるように、携帯電話機1から送信される電
波信号を受信するための受信手段としてのアンテナ53
および受信回路55と、各車両ドアおよびトランクに設
けられ、車両ドアの解施錠およびトランクの解錠を行う
アクチュエータ57(駆動手段)と、アンテナ53を通
じて受信回路55が受信した受信電波信号に基づいて、
駆動回路59を通じて各アクチュエータ57を駆動制御
し、受信電波信号が示す解施錠動作を行うマイコン61
(制御手段)とを備えている。マイコン61には、この
マイコン61が受信回路55およびアクチュエータ57
の制御を行うために必要な制御プログラムや制御データ
が記憶されたRAM61aおよびROM61bが備えら
れている。
【0026】このように構成されるキーレスエントリシ
ステムでは、携帯電話機1にキーレス機能キー17とし
て、車両ドア、ここでは車両に設けられ全てのドアの施
錠および解錠を指示するためのロックキー11およびア
ンロックキー13と、トランクの解錠を指示するための
トランクキー15とが設けられており、携帯電話機1の
動作モードがキーレスモードとなっているときに、ロッ
クキー11、アンロックキー13、またはトランクキー
15が押圧操作されると、これに応答して、携帯電話機
1のキーレス用のマイコン25の指示信号作成部25d
が、各キー11,13,15に対応する解施錠動作を解
施錠制御装置51に指示するための指示信号を作成し、
その指示信号を送信回路31およびアンテナ33を通じ
て電波信号として解施錠制御装置51に向けて送信す
る。
【0027】ここで、携帯電話機1から解施錠制御装置
51に向けて送信される電波信号の周波数、およびその
電波信号によって送信される送信信号の内容および送信
信号の変調方式は、従来のキー等に内蔵されたキーレス
用の送信機から送信される電波信号と同一であり、受信
側の解施錠制御装置51には、携帯電話機1から送信さ
れるキーレス用の電波信号を受信するための特別な変更
を施す必要がないようになっている。このため、従来か
ら用いられている送信機を内蔵したキーおよびキーホル
ダによっても解施錠制御装置51を遠隔操作することが
できるようになっている。なおここでは、携帯電話機1
から解施錠制御装置51に向けて送信される電波信号に
は、電話機用の通信電波に用いられる周波数帯域よりも
低い周波数帯域(例えば350MHz)の電波が用いら
れ、その変調方式にはアナログのFM変調が用いられ
る。
【0028】携帯電話機1から解施錠制御装置51に向
けて送信された電波信号は、アンテナ53で受信され、
受信回路55を通じてマイコン61に入力される。マイ
コン61は、受信した電波信号が示す解施錠動作の内容
を識別し、駆動回路59を通じてアクチュエータ57を
駆動制御し、携帯電話機1で押圧操作されたロックキー
11、アンロックキー13、またはトランクキー15に
対応する解施錠動作を行う。
【0029】ここで、携帯電話機1のマイコン25のR
OM25b(例えばEPROM)、および解施錠制御装
置51側のマイコン61のROM61b(例えばEPR
OM)には、互いに対応する個別識別のためのIDコー
ドが記憶されており、携帯電話機1から送信される電波
信号には、その先頭部にIDコードが含まれており、解
施錠制御装置51は電波信号を受信すると、受信電波信
号の先頭部に含まれているIDコードが、そのROM6
1bに記憶されているIDコードと一致した場合にの
み、受信電波信号が示す解施錠動作を行うようになって
いる。
【0030】図4は、携帯電話機1のマイコン25,2
7の制御を示すフローチャートである。ステップS1
で、電話キー7またはキーレスキー9からのキー入力が
あると、ステップS2に進み、ステップS1のキー入力
がキーレスキー9からの入力であるか否かが判断され、
キーレスキー7からの入力である場合にはステップS3
に進み、キーレス用のマイコン25が待機状態から制御
動作を開始し、発光ダイオード23によってキーレス機
能キー17が点灯されるとともに、この携帯電話機1の
動作モードがキーレスモードとなってステップS5に進
み、ステップS2での判断が否定的である場合にはステ
ップS4に進み、電話機用のマイコン27等が待機状態
から起動し、発光ダイオード21によってダイヤルキー
5が点灯されるとともに、この携帯電話機1の動作モー
ドが電話機モードとなってステップS6に進む。
【0031】ステップS5では、ステップS1でキーレ
スキー9からの入力があってから10秒以内にいずれか
のキーレス機能キー17からのキー入力があるか否かを
判断しつつ、各キーレス機能キー17からの入力待ちを
行い、10秒以内にいずれかのキーレス機能キー17か
らの入力がない場合には、ステップS7でキーレスモー
ドをキャンセルしてステップS1に戻り、10秒以内に
いずれかのキーレス機能キー17からの入力があると、
ステップS8に進み、ステップS5で入力されたキーに
対応する解施錠動作を解施錠制御装置51に指示するた
めの指示信号の送信処理が行われる。
【0032】ステップS6では、ステップS1で電話キ
ー7からの入力があってから10秒以内にダイヤルキー
5を通じた電話番号の入力があるか否かを判断しつつ、
電話番号の入力待ちを行い、10秒以内に電話番号の入
力がない場合には、ステップS9で電話機モードをキャ
ンセルしてステップS1に戻り、10秒以内に電話番号
の入力があると、ステップS10に進み、その電話番号
に対応する相手方の電話機の呼び出し処理が行われ、そ
の後通話相手と電話が通じると、通話処理が行われる。
【0033】以上のように、本実施形態によれば、近年
広く普及している携帯電話機に、車両に搭載された解施
錠制御装置51を送信電波により遠隔操作する機能を付
加することにより、従来のように送信機をキーに内蔵さ
せる必要がなく、キーを小型化でき、また送信機を内蔵
したキーホルダを不要とすることができる。また、キー
やキーホルダを紛失したり、車内に置いたままドアを施
錠してしまった場合にも、携帯電話機1により車両ドア
の開閉を行うことができる。
【0034】また、携帯電話機1から解施錠制御装置5
1に向けて送信される電波信号は、従来のキー等に内蔵
されたキーレス用の送信機から送信される電波信号と同
一であり、受信側の解施錠制御装置51には携帯電話機
1から送信されるキーレス用の電波信号を受信するため
の特別な変更を施す必要がないので、比較的容易に実施
することができる。このため、本実施形態の形態電話機
1および従来の送信機を内蔵したキー等のいずれによっ
ても解施錠制御装置51を遠隔操作することができるよ
うになっているので、操作者の要望に柔軟に対応するこ
とができる。
【0035】さらに、この携帯電話機1は、電話機用の
マイコン27とキーレス用のマイコン25とを備える構
成でり、通常の携帯電話機にキーレス送信機能を付与す
る場合、キーレス用のマイコン25を追加すればよく、
電話機用のマイコンの大幅な設計や設定の変更を行う必
要がないので、携帯電話機にキーレス送信機能を容易に
付加することができる。
【0036】また、この携帯電話機1の動作モードを電
話機モードとキーレスモードとの間で切り替える電話キ
ー7およびキーレスキー9が設けられているので、ワン
タッチで動作モードの切り替えを行うことができる。
【0037】さらに、キーレス機能キー17として、ロ
ックキー11、アンロックキー13およびトランクキー
15が設けられているので、各キー11,13,15を
押圧操作することにより、ワンタッチで車両ドアの解施
錠およびトランクの解錠を行うことができる。
【0038】また、キーレスキー9が押圧操作され、動
作モードがキーレスモードになると、各キーレス機能キ
ー17が点灯され、各キー17に記入された「Loc
k」、「Unlock」および「Trunk」が照らし
出されるので、動作モードがキーレスモードになってい
ることを容易に認識できるとともに、周囲が暗い場所で
キーレス機能キー17のキー操作を行う場合にでも、所
望とするキー17を容易に押圧操作することができる。
【0039】図5は本発明の第2実施形態に係る携帯電
話機を用いたキーレスエントリシステムを構成する携帯
電話機のブロック図であり、図6はその携帯電話機の平
面図であり、図7は図5の携帯電話機と伴ってキーレス
エントリシステムを構成する解施錠制御装置のブロック
図である。図5および図6の携帯電話機および図7の解
施錠制御装置において、図1および図2の携帯電話機お
よび図3の解施錠制御装置と対応する部分には、同一の
参照符号を付して説明を省略し、ここでは構成の異なる
部分のみを説明する。
【0040】本実施形態の携帯電話機71には、前記キ
ーレス用のマイコン25および電話機用のマイコン27
の代わりに、電話機機能およびキーレス送信機能の双方
を司るマイコン73が備えられている。このマイコン7
3は、このマイコン73が電話機機能およびキーレス送
信機能を実行するのに必要な制御プログラムや制御デー
タが記憶されたRAM73aおよびROM73bと、電
話キー7およびキーレスキー9を通じて入力されるモー
ド切替指令に応答し、携帯電話機71の動作モードを電
話機モードとキーレスモードとの間で切り替えるモード
切替部73c(モード切替手段)と、指示信号作成部7
3d(指示信号作成手段)とを備えている。
【0041】また、この携帯電話機71では、前記キー
レス機能キー17が設けられておらず、車両ドアの解施
錠やトランクの解錠等に対応する複数の機能コードがダ
イヤルキー5を通じてマイコン73に入力されるように
なっている。各ダイヤルキー5には、出力回路75,7
7を通じてマイコン73のモード切替部73cによって
オン、オフ制御される発光色の異なる2種類の発光ダイ
オード79,81が設けられている。このうち、発光ダ
イオード79は赤色の光を発するものであり、この携帯
電話機71の動作モードがキーレスモードであるときに
点灯されるようになっており、発光ダイオード81は緑
色の光を発光するものであり、この携帯電話機71の動
作モードが電話機モードであるときに点灯されるように
なっている。これらの発光ダイオード79,81が点灯
されると、各ダイヤルキー5が赤色または緑色の光によ
って点灯するとともに、その光によって各ダイヤルキー
5のダイヤル番号が照らし出される。
【0042】前記マイコン73のROM73bには、制
御プログラムおよびIDコードの他に、操作者が車両ド
アの解施錠等を行う際にダイヤルキー5から入力すべき
複数の機能コードと、この各機能コードに対応する解施
錠等の動作を解施錠制御装置51に指示するための指示
信号を作成するための制御データとが互いに対応付けら
れて記憶されている。キーレスモード時に、ダイヤルキ
ー5から所定の機能コードがマイコン73に入力される
と、マイコン73の指示信号作成部73dは、その入力
された機能コードに対応する制御データをROM73b
から読み出し、その制御データに基づいて指示信号を作
成し、作成した指示信号をIDコードと共に、送信回路
31を通じてアンテナ33から電波信号として解施錠制
御装置51に向けて第1実施形態の携帯電話機1と同様
な送信形式で送信する。
【0043】機能コードの具体例としては、”01”が
車両ドアの施錠を指示するためのコードであり、”0
2”が車両ドアの解錠を指示するためのコードであ
り、”03”がトランクの解錠を指示するためのコード
であり、”04”が運転席側の窓の開き動作を指示する
ためのコードであり、”05”が運転席側の窓の閉じ動
作を指示するためのコードであり、”06”が助手席側
の窓の開き動作を指示するためのコードであり、”0
7”が助手席側の窓の閉じ動作を指示するためのコード
である。
【0044】これに対応して、本実施形態の解施錠制御
装置51には、図7に示されるように、車両ドアの解施
錠を行うためのアクチュエータ59の他に、車両の各窓
を開閉するためのアクチュエータ83が備えられてお
り、携帯電話機71から送られてくる電波信号に応じ
て、マイコン61が駆動回路85を通じてアクチュエー
タ83を駆動制御し、各窓を開閉するようになってい
る。
【0045】図8は、携帯電話機71のマイコン73の
制御を示すフローチャートである。ステップS11で、
電話キー7またはキーレスキー9からのキー入力がある
と、ステップS12に進み、ステップS11のキー入力
がキーレスキー9からの入力であるか否かが判断され、
キーレスキー9からの入力である場合にはステップS1
3に進み、発光ダイオード79によってダイヤルキー5
が赤色に点灯されるとともに、この携帯電話機71の動
作モードがキーレスモードとなってステップS15に進
み、ステップS12での判断が否定的である場合にはス
テップS14に進み、発光ダイオード81によってダイ
ヤルキー5が緑色に点灯されるとともに、この携帯電話
機71の動作モードが電話機モードとなってステップS
16に進む。
【0046】ステップS15では、ステップS11でキ
ーレスキー9からの入力があってから10秒以内にダイ
ヤルキー5を通じた機能コードの入力があるか否かを判
断しつつ、ダイヤルキー5からの入力待ちを行い、10
秒以内に機能コードの入力がない場合には、ステップS
17でキーレスモードをキャンセルしてステップS11
に戻り、10秒以内に”01”等の機能コードの入力が
あると、ステップS18に進み、ステップS15で入力
された機能コードに対応する解施錠等の動作を解施錠制
御装置51に指示するための指示信号の送信処理が行わ
れる。
【0047】ステップS16では、ステップS11で電
話キー7からの入力があってから10秒以内にダイヤル
キー5を通じた電話番号の入力があるか否かを判断しつ
つ、電話番号の入力待ちを行い、10秒以内に電話番号
の入力がない場合には、ステップS19で電話機モード
をキャンセルしてステップS11に戻り、10秒以内に
電話番号の入力があると、ステップS20に進み、その
電話番号に対応する相手方の電話機の呼び出し処理が行
われ、その後通話相手と電話が通じると、通話処理が行
われる。
【0048】以上のように、本実施形態によれば、従来
のように解施錠制御装置51を遠隔制御するための送信
機をキーに内蔵させる必要がなく、キーを小型化でき、
また送信機を内蔵したキーホルダを不要とすることがで
きる等の第1実施形態と同様な効果が得られるととも
に、電話機機能およびキーレス送信機能の両機能がマイ
コン73により制御されるようになっているので、各機
能毎に専用のマイコンを備えるのに比べて、小型化およ
び低コスト化を図ることができる。
【0049】また、ダイヤルキー5を通じて所定の機能
コードを入力することにより、車両ドアの解施錠動作お
よび車両の窓の開き動作、閉じ動作を指示するようにな
っているので、各動作を指示するための専用の入力キー
を設ける必要がないので、携帯電話機71を小型化する
ことができる。
【0050】さらに、キーレスモードのときと電話機モ
ードのときとで、ダイヤルキー5が異なった色で点灯す
るようになっているので、携帯電話機71の動作モード
がキーレスモードであるのか、電話機モードであるのか
容易に認識することができる。
【0051】また、ダイヤルキー5からの電話番号およ
び機能コードの入力時、ダイヤルキー5が点灯され、ダ
イヤルキー5に記入されたダイヤル番号が照らし出され
るので、周囲が暗い場所でキー操作を行う場合にでも、
所望とするダイヤルキー5を容易に押圧操作することが
できる。
【0052】図9は本発明の第3実施形態に係る携帯電
話機を用いたキーレスエントリシステムを構成する携帯
電話機のブロック図であり、図10はその携帯電話機の
前面側の構成を示す平面図であり、図11はその背面側
の構成を示す斜視図である。図9ないし図11の携帯電
話機において、図5および図6の携帯電話機と対応する
部分には、同一の参照符号を付して説明を省略する。ま
た、図9の携帯電話機と伴ってキーレスエントリシステ
ムを構成する本実施形態の解施錠制御装置については、
図7の解施錠制御装置と同様な構成であり、図示を省略
する。
【0053】本実施形態の携帯電話機91の筐体3の背
面側には、図11に示されるように、メモリカード93
(記憶手段)が着脱自在に装填される収容凹部95が設
けれらている。この収容凹部95は、蓋部材97を装着
することによって閉鎖されるようになっている。収容凹
部95の開口部には、蓋部材97の係止爪97a,97
bが挿入係止される係止孔95a,95bが設けられて
いる。また、収容凹部95内には、メモリカード93の
コネクタ93aと接続されるコネクタ99が設けられて
いる。
【0054】メモリカード93は、SRAM等の書換可
能なメモリを内蔵した板状の記憶手段であり、このメモ
リカード93には、この携帯電話機91に備えられるマ
イコン101にキーレス送信動作を行わせるための制御
プログラムや制御データ等が記憶されている。一方、マ
イコン101内のRAM101aおよびROM101b
には、このマイコン101が電話機機能を実行するため
に必要な制御プログラムやデータ等が記憶されている。
また、マイコン101には、RAM101aおよびRO
M101bの他に、前述のマイコン73に備えられたモ
ード切替部73cおよび指示信号作成部73dと同様な
モード切替部101cおよび指示信号作成部101d
と、後述する操作者が独自に設定する専用コードの登録
処理を行う登録処理部101eとが備えられている。
【0055】即ち、メモリカード93には、制御プログ
ラムの他に、操作者が車両ドアの解施錠等を行う際にダ
イヤルキー5から入力すべき複数の機能コードと、この
各機能コードに対応する解施錠等の動作を解施錠制御装
置51に指示するための指示信号を作成するための制御
データとが互いに対応付けられて記憶されているととも
に、個別識別のためのIDコードが記憶されている。こ
の他、メモリカード93には、専用コードと、その専用
コードに対応付けられて登録された一または複数の機能
コードとが記憶される。
【0056】この携帯電話機91の動作モードには、前
述のキーレスモードおよび電話機モードの他に、操作者
独自の専用コードを登録するための専用コード登録モー
ドが設けられており、この携帯電話機91の前面に設け
られたメモリキー103を押圧操作することによって、
動作モードを専用コード登録モードにすることができ
る。この動作モードの切り替えは、マイコン101に備
えられたモード切替部101cによって行われる。専用
コードの登録方法については、以下に記載する図12の
フローチャートの説明の中で説明する。
【0057】図12は、携帯電話機91のマイコン10
1の制御を示すフローチャートである。ステップS21
で、電話キー7、キーレスキー9またはメモリキー10
3からマイコン101へのキー入力があると、ステップ
S22に進み、ステップS21のキー入力がキーレスキ
ー9からの入力であるか否かが判断され、キーレスキー
9からの入力である場合にはステップS23に進み、発
光ダイオード79によってダイヤルキー5が赤色に点灯
されるとともに、この携帯電話機71の動作モードがキ
ーレスモードとなってステップS24に進む。
【0058】ステップS22での判断が否定的である場
合にはステップS25に進み、ステップS21のキー入
力がメモリキー103からのキー入力であるか否かが判
断され、メモリキー103からの入力である場合には、
この携帯電話機71の動作モードが専用コード登録モー
ドとなってステップS26に進む。ここで、動作モード
が専用コード登録モードとなっていることを操作者が認
識しやすくするために、動作モードが専用コード登録モ
ードとなっている間、マイコン101のモード切替部1
01cに発光ダイオード79を点滅させるようにし、ダ
イヤルキー5が赤色の光で点滅するようにしてもよい。
【0059】ステップS25での判断が否定的である場
合にはステップS27に進み、発光ダイオード81によ
ってダイヤルキー5が緑色に点灯されるとともに、この
携帯電話機71の動作モードが電話機モードとなってス
テップS28に進む。
【0060】ステップS24では、ステップS21でキ
ーレスキー9からの入力があってから10秒以内にダイ
ヤルキー5を通じた機能コード、或いは操作者が独自に
設定した専用コードの入力があるか否かを判断しつつ、
ダイヤルキー5からの入力待ちを行い、10秒以内に機
能コード或いは専用コードの入力がない場合には、ステ
ップS29でキーレスモードをキャンセルしてステップ
S21に戻り、10秒以内に機能コード或いは専用コー
ドの入力があると、ステップS30に進む。
【0061】ステップS30では、ステップS24で入
力された機能コード、或いは専用コードに対応付けて登
録された一または複数の機能コードに対応する解施錠動
作を解施錠制御装置51に指示するための指示信号が指
示信号作成部101dによって作成され、その作成され
た指示信号の送信処理が第1実施形態の携帯電話機1と
同様な送信形式で行われる。
【0062】ステップS26,S31ないしS34で
は、マイコン101の登録処理部101eが、ダイヤル
キー5を通じた入力が何らない状態が10秒以上継続し
ていないか否かを判断しつつ、専用コードの登録処理を
行うようになっており、各ステップS26,S31ない
しS34において継続してダイヤルキー5からの入力が
ない状態が10以上継続すると、その時点でステップS
35で専用コード登録モードがキャンセルされてステッ
プS21に戻るようになっている。
【0063】ステップS26では、操作者が独自に設定
する専用コード、例えば”00”の入力が行われる。こ
の専用コードの入力は、まずダイヤルキー5のシャープ
(♯)キー5aより”♯”を入力した後、ダイヤルキー
5を通じて所望とする”00”等の専用コードを入力
し、その後もう一度”♯”を入力することによって行わ
れる。
【0064】続くステップS31ないしS33では、専
用コードの入力により携帯電話機91が解施錠制御装置
51に指示すべき解施錠動作等の指示の内容の入力が行
われる。この指示内容の入力は、まずダイヤルキー5の
アステリスク(*)キー5bより”*”を入力した後、
ダイヤルキー5を通じて出荷段階で既に設定されている
所定の機能コードを入力し、その後もう一度”*”を入
力することによって行われる。専用コードの入力によ
り、複数の動作を解施錠制御装置51に行わせたい場合
には、”*”を入力した後、所定の機能コードを入力
し、その後もう一度”*”を入力するという一連の入力
操作を繰り返すことによって動作内容の入力が行われ
る。
【0065】ステップS31ないしS33の例では、専
用コードに3つの動作内容を対応させて登録する場合の
動作手順が示されており、例えばステップS31では車
両ドアの施錠を指示する機能コード”01”が入力さ
れ、ステップS32では運転席側の窓の閉じ動作を指示
する機能コード”05”が入力され、ステップS33で
は助手席側の窓の閉じ動作を指示する機能コード”0
7”が入力され、所望とする全ての機能コードの入力が
完了し、ステップS34でメモリキー103からのキー
入力があると、ステップS36で”00”等の専用コー
ドに”01”,”05”,”07”等の機能コードが対
応付けられてメモりカード93に登録される。
【0066】このようにして登録された専用コードが前
記ステップS24で入力されると、ステップS30で、
指示信号作成部101dがメモリカード93から専用コ
ードに対応付けられた機能コード”01”,”0
5”,”07”を読み出し、読み出した各機能コードに
対応する解施錠等の動作を指示するための指示信号を作
成し、送信回路31およびアンテナ33を通じて解施錠
制御装置51に送信し、受信側の解施錠制御装置51に
おいて機能コード”01”,”05”,”07”に対応
する動作が一度に行われるようになっている。
【0067】ステップS28では、ステップS21で電
話キー7からの入力があってから10秒以内にダイヤル
キー5を通じた電話番号の入力があるか否かを判断しつ
つ、電話番号の入力待ちを行い、10秒以内に電話番号
の入力がない場合には、ステップS37で電話機モード
をキャンセルしてステップS21に戻り、10秒以内に
電話番号の入力があると、ステップS38に進み、その
電話番号に対応する相手方の電話機の呼び出し処理が行
われ、その後通話相手と電話が通じると、通話処理が行
われる。
【0068】以上のように、本実施形態によれば、従来
のように解施錠制御装置51を遠隔制御するための送信
機をキーに内蔵させる必要がなく、キーを小型化でき、
また送信機を内蔵したキーホルダを不要とすることがで
きる等の第2実施形態と同様な効果が得られるととも
に、メモリーカード93が着脱式なので、携帯電話機9
1にキーレス送信機能を持たせる必要がない場合には、
メモリーカード93を装着しない必要最小限の構成で使
用することができ、使用形態に応じた構成で携帯電話機
91を使用することができる。
【0069】また、メモリカード93に操作者独自の専
用コードが登録できるようになっているので、専用コー
ドを入力することにより、複数の動作、例えば車両ドア
の施錠および全ての窓の閉じ動作を一度に指示すること
ができ、操作性を向上させることができる。
【0070】さらに、メモリカード93が着脱式なの
で、同様な機能を備えた携帯電話機同士で、メモリカー
ド93を共用することができる。このため、車両を交換
する必要が生じた場合、携帯電話機内のROMにIDコ
ード等が登録されていると、車両の交換に伴って携帯電
話機も交換する必要があるが、本実施形態ではIDコー
ド等がメモリカード93に登録されているので、携帯電
話機91自体は交換しなくとも、メモリーカード93の
みを交換すれば対応することができ、また同様に、携帯
電話機91を交換する必要が生じた場合でも、車両に搭
載されている解施錠制御装置51に登録されているID
コードを変更しなくとも、携帯電話機91本体のみを交
換するだけで対応することができ、よって、使用者、携
帯電話機および車両の変更に柔軟に対応することができ
る。
【0071】なお、上述の各実施形態では、モード切替
用の電話キー7およびキーレスキー9を設けたが、電話
キー7およびキーレスキー9を設けず、ダイヤルキー5
を通じた所定の切替コードの入力によって、動作モード
が電話機モードとキーレスモードとの間で切り替えられ
るようにしてもよい。この場合、切替コードとしては、
電話番号に使用されていないコード、例えば”999
*”が使用される。このように、電話機キー7,キーレ
スキー9を取り除くことによって、省スペース化が図ら
れ、携帯電話機を小型化することができる。
【0072】また、上述の第2および第3実施形態で
は、解施錠等の指示用の機能コードをダイヤルキー5を
通じて入力するようにしたが、第1実施形態のようにロ
ックキー11、アンロックキー13、トランクキー15
および車窓の開閉を指示するための専用のキーを設けて
もよい。
【0073】さらに、上述の第2および第3実施形態で
は、ダイヤルキー5の点灯用に2種類の発光ダイオード
79,81を備え、キーレスモードのときと、電話機モ
ードのときとで異なった色でダイヤルキー5を点灯させ
るようにしたが、発光ダイオードの種類を1種類にし
て、各モードで同一の色で点灯させてもよい。また、こ
のように各モードでダイヤルキー5を同一の色で点灯さ
せる場合、電話機モード時は発光ダイオードを常時点灯
させる一方、キーレスモード時は発光ダイオードを点滅
させ、各モードでダイヤルキー5の点灯状態を異ならせ
るようにしてもよい。
【0074】
【発明の効果】以上のように、請求項1および請求項1
0記載の発明によれば、近年広く普及している携帯電話
機に、車両に搭載された解施錠制御装置を送信電波によ
り遠隔操作る機能を付加することにより、従来のように
送信機をキーに内蔵させる必要がなく、キーを小型化で
き、また送信機を内蔵したキーホルダを不要とすること
ができる。また、キーやキーホルダを紛失したり、車内
に置いたままドアを施錠してしまった場合にも、携帯電
話機により車両ドアの開閉を行うことができる。
【0075】請求項2記載の発明によれば、この携帯電
話機は、電話機機能を司るマイコンとは別に、キーレス
送信用に、モード切替手段および指示信号作成手段を備
えたマイコンを備える構成であり、通常の携帯電話機に
キーレス送信機能を付与する場合、キーレス用のマイコ
ンを追加すればよく、電話機用のマイコンの大幅な設計
や設定の変更を行う必要がないので、携帯電話機にキー
レス送信機能を容易に付加することができる。
【0076】請求項3記載の発明によれば、電話機機能
を司るマイコンにモード切替手段および指示信号作成手
段が備えられ、電話機機能およびキーレス送信機能の両
機能が単一のマイコンにより制御されるようになってい
るので、各機能毎に専用のマイコンを備えるのに比べ
て、小型化および低コスト化を図ることができる。
【0077】請求項4記載の発明によれば、モード切替
手段、指示信号作成手段および送信手段による各動作を
実行するために必要な所定の制御情報を記憶した記憶手
段が、マイコンを収容した携帯電話機ケースに着脱自在
に備えられる構成なので、携帯電話機にキーレス送信機
能を持たせる必要がない場合には、記憶手段を装着しな
い必要最小限の構成で使用することができ、使用形態に
応じた構成で携帯電話機を使用することができる。
【0078】請求項5記載の発明によれば、機能入力キ
ーを操作することによって、車両に搭載されている解施
錠制御装置に携帯電話機を通じて車両ドアの解施錠をワ
ンタッチで指示することができる。
【0079】請求項6記載の発明によれば、解施錠指令
がダイヤルキーを通じて所定の機能コードとして入力さ
れるので、解施錠指令を入力するための専用のキーを設
ける必要がなく、省スペース化が図られ、携帯電話機を
小型化することができる。
【0080】請求項7記載の発明によれば、モード切替
スイッチを操作することによって、この携帯電話機の動
作モードをワンタッチで切り替えることができる。
【0081】請求項8記載の発明によれば、モード切替
指令がダイヤルキーを通じて所定の切替コードとして入
力されるので、モード切替指令を入力するための専用の
スイッチを設ける必要がなく、省スペース化が図られ、
携帯電話機を小型化することができる。
【0082】請求項9記載の発明によれば、電話機モー
ドとキーレスモードととで異なった点灯色、或いは異な
った点灯形態に点灯されるプッシュボタンが備えられる
ので、動作モードがいずれのモードになっているかを容
易に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る携帯電話機を用い
たキーレスエントリシステムを構成する携帯電話機のブ
ロック図である。
【図2】図1の携帯電話機の平面図である。
【図3】図1の携帯電話機と伴ってキーレスエントリシ
ステムを構成する解施錠制御装置のブロック図である。
【図4】図1の携帯電話機に備えられるキーレス制御用
のマイコンおよび電話機用のマイコンの制御を示すフロ
ーチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態に係る携帯電話機を用い
たキーレスエントリシステムを構成する携帯電話機のブ
ロック図である。
【図6】図5の携帯電話機の平面図である。
【図7】図5の携帯電話機と伴ってキーレスエントリシ
ステムを構成する解施錠制御装置のブロック図である。
【図8】図5の携帯電話機に備えられるマイコンの制御
を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第3実施形態に係る携帯電話機を用い
たキーレスエントリシステムを構成する携帯電話機のブ
ロック図である。
【図10】図9の携帯電話機の前面側の構成を示す平面
図である。
【図11】図9の携帯電話機の背面側の構成を示す斜視
図である。
【図12】図9の携帯電話機に備えられるマイコンの制
御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯電話機 5 ダイヤルキー 7 電話キー 9 キーレスキー 17 キーレス機能キー 25 キーレス用マイコン 27 電話機用マイコン 51 解施錠制御装置 71 携帯電話機 73 マイコン 91 携帯電話機 93 メモリカード 101 マイコン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信電波により通話内容を送受する携帯
    電話機であって、 モード切替指令および車両ドアの解施錠指令が入力され
    る入力手段と、 前記入力手段を通じて入力されるモード切替指令に応答
    して、前記通信電波により通話内容を送受するための電
    話機モードと、車両に搭載された車両ドアの解施錠制御
    装置に解施錠動作を指示する電波信号を送信するための
    キーレスモードとを切り替えるモード切替手段と、 前記キーレスモードに切り替えられた状態で前記入力手
    段を通じて前記解施錠指令が入力されたときに、その入
    力された解施錠指令に対応する車両ドアの解施錠動作を
    前記解施錠制御装置に指示するための指示信号を作成す
    る指示信号作成手段と、 前記指示信号作成手段が作成した前記指示信号を電波信
    号として前記解施錠制御装置に送信する送信手段とを備
    えることを特徴とする携帯電話機。
  2. 【請求項2】 前記モード切替手段および前記指示信号
    作成手段が、前記通信電波により通話内容を送受する電
    話機機能を司るマイコンとは別のマイコンに備えられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
  3. 【請求項3】 前記モード切替手段および前記指示信号
    作成手段が、前記通信電波により通話内容を送受する前
    記電話機機能を司るマイコンと同一のマイコン内に備え
    られることを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
  4. 【請求項4】 前記モード切替手段、前記指示信号作成
    手段および前記送信手段による各動作を実行するために
    必要な所定の制御情報を記憶した記憶手段が、前記マイ
    コンを収容した携帯電話機ケースに着脱自在に備えられ
    ることを特徴とする請求項3に記載の携帯電話機。
  5. 【請求項5】 前記入力手段は、前記解施錠指令を入力
    するための専用の機能入力キーを備えることを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれかに記載の携帯電話機。
  6. 【請求項6】 前記携帯電話機は電話番号入力のための
    ダイヤルキーを備え、前記解施錠指令は前記ダイヤルキ
    ーを通じて所定の機能コードとして入力されることを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の携帯電話
    機。
  7. 【請求項7】 前記入力手段は、前記モード切替指令を
    入力するための専用のモード切替スイッチを備えること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の携帯
    電話機。
  8. 【請求項8】 前記携帯電話機は電話番号入力のための
    ダイヤルキーを備え、前記モード切替指令は前記ダイヤ
    ルキーを通じて所定の切替コードとして入力されること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の携帯
    電話機。
  9. 【請求項9】 前記携帯電話機は、前記電話機モードと
    前記キーレスモードととで異なった点灯色、或いは異な
    った点灯形態に点灯されるプッシュボタンを備えること
    を特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の携帯
    電話機。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    携帯電話機を用いて車両に搭載された車両ドアの解施錠
    制御装置を駆動制御するキーレスエントリシステムであ
    って、 前記解施錠制御装置は、 前記携帯電話機から送信される前記電波信号を受信する
    受信手段と、 前記車両ドアの解施錠を行う駆動手段と、 前記受信手段が受信した前記電波信号に含まれる前記指
    示信号に基づいて前記駆動手段を制御し、前記指示信号
    に対応する解施錠動作を前記駆動手段に行わせる制御手
    段とを備えることを特徴とする携帯電話機を用いたキー
    レスエントリシステム。
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