JPH10317642A - 接着剤保持ケース及び床支持ボルトの接着方法 - Google Patents

接着剤保持ケース及び床支持ボルトの接着方法

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JPH10317642A
JPH10317642A JP12721497A JP12721497A JPH10317642A JP H10317642 A JPH10317642 A JP H10317642A JP 12721497 A JP12721497 A JP 12721497A JP 12721497 A JP12721497 A JP 12721497A JP H10317642 A JPH10317642 A JP H10317642A
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JP
Japan
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case
adhesive
floor
bolt
working rod
Prior art date
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Pending
Application number
JP12721497A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Moriki
啓之 森木
Yoshiaki Imai
義明 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床パンを支持する床支持ボルトを床面に対し
容易にしかも堅固に接着できるようにする。 【解決手段】 接着剤保持ケース30のケース本体32
内に接着剤20を充填しておき、ケース30を作業棹4
2の先端に保持させる。導入口40を介して床支持ボル
ト12を上部開口34内に導き入れ、ケース30を床面
に押し付けた後、作業棹42を引き抜き、ケース30を
ボルト12の下端部周囲に残す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は床パンを支持する床
支持ボルトの床への接着作業に使用する接着剤保持ケー
スとそれを用いた床支持ボルトの接着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】第10図(a)の如く、ユニットバスル
ーム、ユニットトイレルーム等のユニットルームの床パ
ン10は床支持ボルト12によって建築物躯体床面14
に支持されている。この床支持ボルト12は、床パン1
0の下面に固設されたナット16に螺着されており、該
床支持ボルト12を回して上下方向に進退させることに
より床パン10をレベル調整する。この床パン10上に
壁パネル18が立設される。
【0003】この床支持ボルト12が床面14から浮き
上ったり左右ズレすることを防止するために、第10図
(b)のように床支持ボルト12が接着剤20によって
床14に接着される。
【0004】従来、この接着剤20を床支持ボルト12
の下端付近に塗り付けるには、第10図(a)のように
長い「へら」22の先端に接着剤20を盛り付け、この
へら22を床パン10の床下に差し込んで床支持ボルト
12の下端付近に塗り付けることがあるが、作業性が悪
いうえに、接着剤20を満遍なくボルト周囲に塗り付け
ることが難しい。
【0005】床支持ボルト12の配置予定位置の周囲に
予め囲いを設けておき、この囲いの内側に接着剤を溜め
ておき、この囲いの内側に床支持ボルト12が入るよう
に床パン10を据え付ける工法もあるが、囲いと床支持
ボルト12との位置合わせに手間がかかるという問題が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の問題点を解消し、床支持ボルトの接着作業を
容易に行うことができるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の接着剤保持ケー
スは、床支持ボルトを床に接着するための接着剤を保持
するケースであって、下面が開放し、上面にボルトが通
過する上部開口が設けられ、側面には該上部開口にボル
トを導く導入口が設けられているケース本体と、該ケー
ス本体を作業棹の先端に保持させる保持手段とを備えて
なるものである。
【0008】本発明の床支持ボルトの接着方法は、この
接着剤保持ケース内に接着剤を充填し、作業棹の先端に
該接着剤保持ケースを保持させて該接着剤保持ケースを
床パンの床下に差し込み、該接着剤保持ケースの導入口
を通して床支持ボルトを該ケース本体内に導入し、次い
で該接着剤保持ケースを床に押し付けた後該接着剤保持
ケースを作業棹と接着剤保持ケースとを離反し、作業棹
だけ後退させるようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0009】なお、本発明では、ケース本体からフラン
ジが突設されており、該フランジに前記保持手段として
のフック孔が設けられていることが好ましい。
【0010】このフック孔に作業棹の先端を係合させて
接着剤保持ケースを作業棹先端に保持させることができ
る。
【0011】この接着剤保持ケースのケース本体を略円
錐形とすることにより、接着剤使用量を少なくすること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0013】第1図は本発明の実施の形態に係る接着剤
保持ケースの斜視図、第2図は同平面図、第3、4図は
第2図のIII −III 線、IV−IV線に沿う断面図、第5図
はこの接着剤保持ケースを用いた床支持ボルトの接着状
態を示す断面図、第6図は接着作業方法を示す斜視図、
第7図は作業棹の構成図である。
【0014】この接着剤保持ケース30は、略円錐形状
のケース本体32と、このケース本体32の上部に設け
られた上部開口34と、ケース本体32の下部から外方
に広がり出すように設けられたフランジ部36と、この
フランジ部36に設けられたフック孔38と、フランジ
部36及びケース本体32を貫くように設けられ、上部
開口34を保持ケース30の外方に連絡しているボルト
導入口40とを備えている。
【0015】この接着剤保持ケース30の内側に接着剤
20が充填され、この保持ケース30が作業棹42の先
端に保持される。なお、接着剤20をケース本体32内
に充填する時には、接着剤20をケース本体32に対し
スリ切り一杯に充填するのが好ましい。
【0016】第7図に示す通り、この作業棹42は、握
り棒44と、この握り棒44に対し板バネ46を介して
連結された馬蹄形クランプ48とを備えている。馬蹄形
クランプ48の下面側にはL字形のフック50が設けら
れている。このフック50を接着剤保持ケース30のフ
ック孔38に係合させることにより、作業棹42の先端
に接着剤保持ケース30を保持させることができる。
【0017】第6図の通り、接着剤保持ケース30を作
業棹42に保持させると、ボルト導入口40が作業棹4
2の前方を指向するようになる。そこで、この導入口4
0がボルト12に向かうように作業棹42を前進させ、
導入口40を介して床支持ボルト12を接着剤保持ケー
ス30の上部開口34内に導き入れる。その後、握り棒
44の先端側を下方に押し下げ、接着剤保持ケース30
を建築物躯体床面14に押し付ける。なお、接着剤保持
ケース30を床面14に押し付ける場合、作業棹42を
前後方向に往復動させ、接着剤20と床面14とのなじ
みを持たせるようにするのが好ましい。
【0018】その後、作業棹42を後退させる。そうす
ると、フック50がフック孔38から抜け、第5図の如
く接着剤保持ケース30が床パン10(第5図では図示
略)の下方に置き去りにされた状態となる。この接着剤
保持ケース30内に充填されていた接着剤20が床支持
ボルト12の下端部分の全周を取り巻くようになり、こ
の接着剤20によってボルト12が床面14に対し堅固
に接着されるようになる。
【0019】なお、この実施の形態にあっては、ケース
本体32が略円錐形状となっているため、接着剤20の
使用量が少なくて済むという効果が得られる。ただし、
本発明では、第9図に示すように、ケース本体32Aを
円筒形状とした接着剤保持ケース30Aを用いても良
い。符号36Aはフランジ部、38Aはフック孔、40
Aはボルト導入口を示す。
【0020】本発明では、第8図に示す如く、ケース本
体32の内面からアンカー状の突起52を下方に向けて
突設し、これによって接着剤20がケース本体32から
脱落しにくくするように構成しても良い。
【0021】ただし、この接着剤20は、エポキシ、ウ
レタン等の接着剤樹脂材料と炭酸カルシウム、珪砂など
の骨材とを混練したものであり、この接着剤樹脂材料の
混合量を少なくし接着剤20としての流動性を極めて小
さいものとしている。このため、突起52が無くても、
下面側が開いたケース本体32内にこの接着剤20を充
填し、第6図の如く作業棹42の先端に接着剤保持ケー
ス30を保持させた時に、接着剤20がケース本体32
から脱落することはない。
【0022】特に本発明を限定するものではないが、接
着剤保持ケース30としてはポリプロピレン又はポリエ
チレン製とするのが好ましい。上部開口34の直径とし
ては、ボルトの直径に対し約2mm程度大きくしたもの
が好ましい。
【0023】
【発明の効果】以上の通り、本発明の接着剤保持ケース
及び床支持ボルトの接着方法によると、床パンを支持す
る床支持ボルトを床面に対し極めて容易に接着すること
ができる。また、接着剤を床支持ボルトの全周に満遍な
く配材することができるため、床支持ボルトを床面に対
し強固に接着することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る接着剤保持ケースの斜視図で
ある。
【図2】図1の接着剤保持ケースの平面図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】床支持ボルトと床面との接着状態を示す縦断面
図である。
【図6】床支持ボルトの接着作業を説明する斜視図であ
る。
【図7】作業棹を示すものであり、(a)図は上方から
見た作業棹の斜視図、(b)図は作業棹を裏返しにした
状態の斜視図、(c)図は作業棹先端部の側面図であ
る。
【図8】別の実施の形態に係る接着剤保持ケース30B
の断面斜視図である。
【図9】別の実施の形態に係る接着剤保持ケース30A
の斜視図である。
【図10】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 床パン 12 床支持ボルト 14 建築物躯体床面 20 接着剤 30,30A,30B 接着剤保持ケース 32,32A ケース本体 34,34A 上部開口 36,36A フランジ部 38,38A フック孔 40,40A ボルト導入口 42 作業棹 44 握り棒 48 馬蹄形クランプ 50 フック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床支持ボルトを床に接着するための接着
    剤を保持するケースであって、 下面が開放し、上面にボルトが通過する上部開口が設け
    られ、側面には該上部開口にボルトを導く導入口が設け
    られているケース本体と、 該ケース本体を作業棹の先端に保持させる保持手段とを
    備えてなる接着剤保持ケース。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ケース本体から
    フランジが突設されており、該フランジに前記保持手段
    としてのフック孔が設けられていることを特徴とする接
    着剤保持ケース。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記ケース本
    体は略円錐形であることを特徴とする接着剤保持ケー
    ス。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    の接着剤保持ケース内に接着剤を充填し、作業棹の先端
    に該接着剤保持ケースを保持させて該接着剤保持ケース
    を床パンの床下に差し込み、 該接着剤保持ケースの導入口を通して床支持ボルトを該
    ケース本体内に導入し、次いで該接着剤保持ケースを床
    に押し付けた後該接着剤保持ケースを作業棹と接着剤保
    持ケースとを離反し、作業棹だけ後退させるようにした
    ことを特徴とする床支持ボルトの接着方法。
JP12721497A 1997-05-16 1997-05-16 接着剤保持ケース及び床支持ボルトの接着方法 Pending JPH10317642A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019182263A (ja) * 2018-04-12 2019-10-24 Joyson Safety Systems Japan株式会社 ステアリングホイール、加飾部品及び加飾部品の接着方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019182263A (ja) * 2018-04-12 2019-10-24 Joyson Safety Systems Japan株式会社 ステアリングホイール、加飾部品及び加飾部品の接着方法

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