JPH0726193U - 障子はり用糊付け部材 - Google Patents
障子はり用糊付け部材Info
- Publication number
- JPH0726193U JPH0726193U JP2294493U JP2294493U JPH0726193U JP H0726193 U JPH0726193 U JP H0726193U JP 2294493 U JP2294493 U JP 2294493U JP 2294493 U JP2294493 U JP 2294493U JP H0726193 U JPH0726193 U JP H0726193U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glue
- shoji
- gluing
- squeezing
- outlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 直接障子桟に糊付けすることができるうえ
に、糊のはみ出しや糊だれがなく、障子を美麗にかつ簡
単・迅速にはり上げることができる糊付け部材を提供す
る。 【構成】 本考案の糊付け部材においては、糊容器本体
1の糊出口2に断面が横長矩形で漏斗状の抑え部材3が
取着されており、この抑え部材3の開口端に、絞出し部
6の端部が嵌め込まれている。絞出し部6は、連続気泡
または小孔を有し強度の高い柔軟なプラスチック多孔性
材料からなり、内部が中空で側面がほぼ二等辺三角形を
呈する形状に形成されている。そして、このような絞出
し部6の開口端のフランジ部7が、抑え部材3の開口縁
全周に形成されたつば部8によって外側から抑えられ固
定されている。
に、糊のはみ出しや糊だれがなく、障子を美麗にかつ簡
単・迅速にはり上げることができる糊付け部材を提供す
る。 【構成】 本考案の糊付け部材においては、糊容器本体
1の糊出口2に断面が横長矩形で漏斗状の抑え部材3が
取着されており、この抑え部材3の開口端に、絞出し部
6の端部が嵌め込まれている。絞出し部6は、連続気泡
または小孔を有し強度の高い柔軟なプラスチック多孔性
材料からなり、内部が中空で側面がほぼ二等辺三角形を
呈する形状に形成されている。そして、このような絞出
し部6の開口端のフランジ部7が、抑え部材3の開口縁
全周に形成されたつば部8によって外側から抑えられ固
定されている。
Description
【0001】
本考案は、糊容器に取付けて、障子桟に直接糊付けをするための糊付け部材に 関する。
【0002】
従来から障子はりを行うには、粘性のある障子糊を刷毛に付け、障子桟の肉厚 部等に塗布した後、塗布部に障子紙を当て引っ張りながら貼着する方法が採られ ていた。このとき、障子糊を肉厚部面の中央部につけることが、障子紙にはがれ を生じさせず、美麗に仕上げるこつであるとされるが、それには熟練を要する。 そして、熟練の度合いが十分でない場合には、障子糊が桟のコバにのみ多く付着 し、糊だれを生じて美麗に仕上がらないばかりでなく、障子桟の肉厚部と障子紙 との貼着が肉厚部全面において平均に行われず、障子紙の部分的な剥れが生じる という不都合があった。
【0003】 このような不都合を解消するために、最近、上縁に障子桟の肉厚とほぼ等しい U字形の切欠部を有し、両側にガイド突片が形成された、側面がほぼ二等辺三角 形状の糊付け用嘴管が開発されている。そして、この嘴管を糊容器本体の糊出口 に取着し、切欠部中央の条孔から糊を押出し障子桟の肉厚部等に直接糊付けして いる。
【0004】
しかしながら、このような嘴管においては、条孔からの糊の押出流出量を過不 足なく常に一定させることが難しいため、障子桟に糊が多く付着し過ぎて糊だれ が生じ、あるいは糊が付着されない部分が生じて、障子はりが美麗に仕上がらな いという問題があった。
【0005】 本考案は、このような問題を解決するためになされたもので、糊容器本体に取 付けることで、別に刷毛を用いることなく直接障子桟に糊付けすることができる うえに、障子桟の肉厚部面からの糊のはみ出しや糊だれがなく、障子を美麗には り上げることができ、かつ極めて簡単な操作で熟練を要することなく迅速に障子 はりをすることができる糊付け部材を提供することを目的とする。
【0006】
本考案の障子はり用糊付け部材は、糊容器本体の糊出口に、この出口と連通す るように取着される矩形漏斗状の抑え部材と、連続気泡または連続小孔を有する プラスチック多孔性材料から成り、前記抑え部材の先端開口部に嵌着された、中 空内部を有しかつ前面と後面とにより側面がほぼ二等辺三角形状を呈するように 形成された幅広の絞出し部とを備えてなることを特徴とする。
【0007】
本考案の糊付け部材においては、障子糊が充填された糊容器本体の糊出口に、 矩形漏斗状の抑え部材が取着され、この抑え部材を介して、内部が中空で側面が 二等辺三角形状を呈する幅広の絞出し部が取付けられる。そして、絞出し部は連 続気泡または連続小孔を有するプラスチック多孔性材料から構成されているので 、この絞出し部を障子桟の肉厚部面に桟に平行にして当接し、例えば軟質プラス チックのような柔軟性材料により成形された容器本体の側部を握って押すことに より、絞出し部全体に設けられた内外を連通する連続小孔等から、粘性の高い障 子糊が絞り出される。そして、このように絞出された糊が、先端にゆくほど薄い 刷毛状あるいは箆状の絞出し部により、障子桟肉厚部面に塗り付けられる。
【0008】 このように本考案の糊付け部材によれば、糊刷毛を用いることなく、糊を直接 障子桟に過不足なく塗り付けることができ、障子を美麗にはり上げることができ る。
【0009】
以下、図面に示す実施例について本考案を説明する。
【0010】 図1は、本考案の障子はり用糊付け部材の一実施例を示す正面図であり、図2 はその上面図である。
【0011】 図において符号1は、ポリエチレンのような軟質合成樹脂製で、内部に障子は り用の糊であるカルボキシルメチルセルロース(CMC)が充填された糊容器本 体を示し、その上部に糊出口2が突設されている。そしてこの糊出口2には、図 3および図4に示すように、横長矩形の開口端を有する矩形漏斗状の抑え部材3 が、内部が糊出口2と連通するように取着されている。すなわち、糊出口2の外 周には雄ねじ部が設けられており、この雄ねじ部に、抑え部材3の円筒状細径部 4の内周に設けられた雌ねじ部5が螺合されている。また、抑え部材3の開口端 には、以下に示す絞出し部6の開口端部が嵌め込まれている。すなわち絞出し部 6は、プラスチック粉体の焼結体や発泡プラスチックのような、連続気泡または 連続小孔を有しかつ機械的強度の高い柔軟な材料からなり、内部が中空で、前面 と後面とにより側面がほぼ二等辺三角形を呈する形状に形成されている。そして 、このような絞出し部6の開口端に形成されたフランジ部7が、抑え部材3の開 口縁全周に形成されたつば部8により、外側から抑えられ固定されている。
【0012】 このように構成される実施例の糊付け部材により障子はりを行うには、障子糊 が充填された糊容器本体1の糊出口2に、抑え部材3を介して嵌着固定された絞 出し部6を、障子桟の肉厚部面すなわち側面に桟に平行に当て、軟質合成樹脂製 の糊容器本体1の側部を握って押圧しつつ、絞出し部6を桟上を移動させる。こ のとき、糊容器本体1内に収容された障子はり用糊は、容器本体1の糊出口2、 抑え部材3の中空内部、絞出し部6の中空内部を経て、絞出し部6の全面に開孔 された連続気泡または連続小孔を通って障子桟上に絞出され、さらに刷毛状ある いは箆状の絞出し部6にガイドされて、障子桟の肉厚面上に連続的に塗り付けら れる。こうして、障子桟の縦方向にも横方向にも糊を連続的に塗布することがで き、また縦桟と横桟との交差部にも置くことができる。なお、障子はり作業が終 了したら、糊容器本体1から糊付け部材を取外し、内部で糊が固まらないように 水で良く洗浄してから保管することが望ましく、糊容器本体1は糊出口2に中栓 を嵌合し内部を密封してから保管するようにする。
【0013】 以上述べたように実施例の糊付け部材によれば、障子桟に直接糊付けすること ができ、糊を煮たり刷毛を用意したりする手数を省略することができる。また、 、障子桟の肉厚部面の所定の位置に正しく糊を塗り付けることができ、糊のはみ 出しや糊だれがなく、障子を美麗にはり上げることができる。さらに、障子桟の 交差部にも確実に糊付けすることができ、かつ熟練を要することなく極めて簡単 な操作で迅速に糊付けすることができる。
【0014】
以上説明したように本考案の障子はり用糊付け部材によれば、糊刷毛を用いる ことなく障子桟に直接糊付けすることをでき、糊を煮たり刷毛を用意したりする 手数を省略することができる。また、手加減や熟練を要さずに、障子桟の肉厚部 面の所定の位置に正しく連続的に糊を塗り付けることができ、糊のはみ出しや糊 だれがなく、障子を美麗にはり上げることができる。さらに、障子桟の交差部に も確実に糊付けすることができ、かつ極めて簡単な操作で迅速に糊付けすること ができる。
【図1】本考案の障子はり用糊付け部材の一実施例を示
す正面図。
す正面図。
【図2】本考案の実施例の上面図。
【図3】実施例の要部を示す縦断面図。
【図4】図1におけるA−A断面図。
1………糊容器本体 2………糊出口 3………抑え部材 4………円筒状細径部 5………雌ねじ部 6………絞出し部 7………フランジ部 8………つば部
Claims (1)
- 【請求項1】 糊容器本体の糊出口に、この出口と連通
するように取着される矩形漏斗状の抑え部材と、連続気
泡または連続小孔を有するプラスチック多孔性材料から
成り、前記抑え部材の先端開口部に嵌着された、中空内
部を有しかつ前面と後面とにより側面がほぼ二等辺三角
形状を呈するように形成された幅広の絞出し部とを備え
てなることを特徴とする障子はり用糊付け部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993022944U JP2512893Y2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 障子はり用糊付け部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993022944U JP2512893Y2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 障子はり用糊付け部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0726193U true JPH0726193U (ja) | 1995-05-16 |
JP2512893Y2 JP2512893Y2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=12096739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993022944U Expired - Lifetime JP2512893Y2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 障子はり用糊付け部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2512893Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08337096A (ja) * | 1995-06-14 | 1996-12-24 | Haiguruu Kogyo Kk | 障子張り用糊容器 |
JP2003071371A (ja) * | 2001-09-03 | 2003-03-11 | Kuretake Seishiyoudou:Kk | 液状物の塗布器具 |
JP2012206397A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Pilot Corporation | 液状糊塗布具 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5710880U (ja) * | 1980-06-20 | 1982-01-20 | ||
JPS616151U (ja) * | 1984-06-14 | 1986-01-14 | 中外ケミカル工業株式会社 | 発熱体構造物 |
-
1993
- 1993-04-30 JP JP1993022944U patent/JP2512893Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5710880U (ja) * | 1980-06-20 | 1982-01-20 | ||
JPS616151U (ja) * | 1984-06-14 | 1986-01-14 | 中外ケミカル工業株式会社 | 発熱体構造物 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08337096A (ja) * | 1995-06-14 | 1996-12-24 | Haiguruu Kogyo Kk | 障子張り用糊容器 |
JP2003071371A (ja) * | 2001-09-03 | 2003-03-11 | Kuretake Seishiyoudou:Kk | 液状物の塗布器具 |
JP2012206397A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Pilot Corporation | 液状糊塗布具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2512893Y2 (ja) | 1996-10-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3757990A (en) | Disposable flexible liner for paint trays | |
US2901100A (en) | Lipstick applicator and package | |
JPH0726193U (ja) | 障子はり用糊付け部材 | |
US8286681B2 (en) | Drywall tape applicator and method of using the same | |
US3200996A (en) | Collapsible bag type applicator | |
US2912711A (en) | Paint brush | |
US5064058A (en) | Liquid dispenser for applicator | |
CN213558164U (zh) | 应用于中空玻璃直角处的刮胶工装 | |
CN221831203U (zh) | 一种复合型面膜基布 | |
CN210390284U (zh) | 一种用于信封机上的喷胶装置 | |
JPS5821760Y2 (ja) | 糊容器 | |
US20040007578A1 (en) | Paintbrush draining container | |
CN211031834U (zh) | 一种会计用涂胶机 | |
JPH076114U (ja) | 薄型トップオープン紙箱 | |
JPS591734Y2 (ja) | 携帯用塗布具 | |
JPS596721Y2 (ja) | 化粧用エナメルリム−バ−用具 | |
JP3904753B2 (ja) | クリーム状物注出容器 | |
CN218282468U (zh) | 一种新型家装美缝涂料装置 | |
CN216797790U (zh) | 一种能够存放药膏的脚搓板 | |
JPS585797Y2 (ja) | コ−キングチユ−ブ | |
JP3049952U (ja) | 直線的面で塗れる四角柱型スティックのり | |
KR960001652Y1 (ko) | 도배기 | |
JP3015213U (ja) | 接着剤塗布道具 | |
JPH0541819Y2 (ja) | ||
JPS6037362Y2 (ja) | ごみ処理袋 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960416 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |