JPH10317574A - 光壁用ガラス部材 - Google Patents
光壁用ガラス部材Info
- Publication number
- JPH10317574A JPH10317574A JP9126082A JP12608297A JPH10317574A JP H10317574 A JPH10317574 A JP H10317574A JP 9126082 A JP9126082 A JP 9126082A JP 12608297 A JP12608297 A JP 12608297A JP H10317574 A JPH10317574 A JP H10317574A
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- JP
- Japan
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- glass
- frame
- panel
- spacer
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Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
Abstract
る。 【解決手段】建物の開口部11に取り付けできる枠体9
に、意匠材3を内在する複数個の複層ガラスブロック4
を嵌着固定してパネル状に構成した光壁用ガラス部材。
Description
り付ける光壁用ガラス部材に関する。
代表的なものにガラスブロックがある。このガラスブロ
ックは、ガラスを成形して立体的に組み上げる方式が取
られている。この種のガラスブロックは成形性が良く、
表面の意匠性にも優れているが、成形組立時に内部が真
空に近い状態になるために、かなりの肉厚が必要とな
り、結果的に重量が非常に重くなっている。
み立てる際には、湿式工法となってているので、施工性
にも難がある。このガラスブロックをユニット化し、複
数個組み合わせたタイプもあるが、重量が更に重くなる
ために、持ち運びや施工が一層行いにくくなる。また施
工に熟練された人の手作業が必要となり、工期がかかっ
てしまう。
材を内装したものとして、特開昭61−35899号が
あるが、これは通常の複層ガラスの内部に装飾部材を取
り付けたに過ぎないものであって、ガラスブロックに代
替できるものではないし、この複層ガラスを枠体に複数
個組み合わせて嵌着固定しパネル化することについて
も、一切開示されていない。
は、成形されたガラス材をブロックに組み合わせるのに
高温加熱が必要となり、生産性が良くない。また単体の
ブロックを前記したように湿式工法で積層して光壁に仕
上げていく際、面精度、目地の通り及び段の通り等の点
で施工難易度が高いために作業性が悪い。さらに、使用
する個数が多いと、難易度が一層高くなり施工性が大幅
に落ちることが予測される。
としてなされたもので、意匠材を内在させた複層ガラス
もしくは複層ガラスブロックによりこれまでのガラスブ
ロックを代替できるようにし、枠体にこれら複層ガラス
ブロックを複数個嵌め込みパネル化した軽量で施工しや
すい光壁ガラス部材を提供することを課題とする。
に取り付けできる枠体に、意匠材を内在する複数個の複
層ガラスブロックを嵌着固定してパネル状に構成した光
壁用ガラス部材を提供する。
ブロックは、複数のガラス板、該ガラス板の周辺に配置
されこれらガラス板を空間層が得られるように隔置する
スペーサー及び前記空間層に組み込まれた意匠材とを有
し、前記ガラス板の周辺部はスペーサーで隔置された状
態でシール材により封着されており、かつ前記意匠材は
スペーサーに固定されていることを特徴とする。
ックは金属または樹脂製のスペーサーで周辺を隔置して
複層構成されたガラス板の空間層に意匠材が封入されて
おり、意匠性を高めながら複層ガラスとしての断熱及び
遮音の性能を維持するとともに、封入する意匠材の選択
により適度の光り透過性を有している。
い。また、前記空間層の厚さも自由に選択できるが、こ
の空間層の厚さを大きくすると、断熱及び遮音性能を向
上させることができ、例えば住宅用としては50〜10
0mmが好ましいが、50mm未満あるいは100mm
を超えてもよい。
光壁材として使用されている通常のガラスブロックに近
いあるいは実質的にこれと同じ特性及び性能が得られ
る。特に、2枚のガラス板の周辺部に配置され、これら
ガラス板を隔置するスペーサーに、広幅のものを用いて
空間層を大きくすれば、前記したように高い断熱及び遮
音効果が得られる。また乾燥剤入りのものを使用すれ
ば、耐久性の優れた通常の複層ガラスと同等の性能とな
る。
匠材は、金属、ガラスあるいは樹脂等の成形体が適用で
き、更にこれらを組み合わせて用いたり、あるいは意匠
性を高めるために着色を施してもよい。この意匠材は、
通常前記スペーサーの内面にその周辺端部を係止もしく
は固定することにより、複層ガラスブロックの空間層部
に組み込まれる。実際には、作業性の関係から意匠材を
取り付けてスペーサーを枠状に事前組み立てした後、ガ
ラス板の間に適用する。しかし、スペーサーの形態ある
いは仕様によっては、これに限定されることなく、複層
ガラスブロックの組み立て工程の適当な段階で組み込み
すればよい。
クを枠体に嵌着して固定し、パネル化あるいはユニット
化することにより光壁用ガラス部材を形成する。このパ
ネル化した光壁用ガラス部材は、該枠体を利用してその
まま建物の開口部に取り付けることができ、枠体の周辺
にはこの取り付けの便宜を図るために、釘またはねじ用
孔が設けられている。
パネル化するには、一般に次の2つの方法がある。一つ
は枠体の中央に大きな一つの切欠部を設け、この部分に
複数個の複層ガラスブロックを積層して嵌め込み、その
目地部分をシール材で密封して固定する方法であり、他
の方法は枠体の切欠部を補助桟もしくは仕切り桟で区画
することにより、単一の複層ガラスブロックを嵌め込み
できる大きさの切欠部を複数個並列して設け、これらの
切欠部のそれぞれに複層ガラスブロックを嵌め込みパネ
ル状に構成する。
ともできるが、通常は組み立て工場でパネル化して完成
品として市場に出し、そのまま取り付け施工できるよう
になっている。なお、パネル化の際必要あれば枠体と複
層ガラスブロックの間にもシール材を施す。
12個の複層ガラスブロックが組み込まれる。その数
は、ブロックの大きさや重さなどを勘案して決めるが、
持ち運びや施工性から4〜8個程度が好ましい。
する。図1は、本発明の光壁用ガラス部材に用いる複層
ガラスブロック4の断面図を示す。複層ガラスブロック
は、2枚のガラス板1の周辺にスペーサー2を配置し
て、これらガラス板の間に所定の空間層が得られるよう
に隔置し、該空間層に意匠材3を挿入した状態で周辺部
を封着することにより形成される。図において、5はス
ペーサーとガラス板とを接着する一次シール材、6はそ
の外側を密封する二次シール材、7は前記スペーサーの
内部に充填した乾燥剤である。
成形体で、ガラス板1を通して見た時、所望の意匠効果
が得られるような形状、模様あるいは着色を有してい
る。この意匠材3は、前記空間層に面するスペーサー2
の内側に突出して設けた嵌合溝に、端部を差し込むこと
により固定されている。
層ガラスブロック4のスペーサー部の部分断面図であ
る。この場合は、図示するようにスペーサー2の内側に
凹溝を設け、この溝に意匠材3の端部を嵌合し、あるい
は緩衝材8を介在させて嵌合し固定する。このように意
匠材3は、複層ガラスブロックの空間層内に安定して固
定できれば、その封入方法は適宜選択できる。
組み込んでパネル化した光壁用ガラス部材の斜視図であ
る。本例では枠体9の切欠部に6個の複層ガラスブロッ
ク4を並列積層して組み込み、これら複層ガラスブロッ
ク4の目地部あるいは枠体と複層ガラスブロック4との
間にシール材を施し、パネル状に完成している。この光
壁用ガラス部材は、ガラス板1の厚さを例えば3mm、
意匠材3をアクリル樹脂で形成した場合には、これまで
のガラスブロックと比較すると、同じサイズのパネルで
約半分の重量となる。
は工場などにおいて事前に行う。そして、パネル化され
た光壁用ガラス部材を施工現場に運び、建物の開口部に
取り付け施工する。この場合、上記枠体9の周縁部に釘
孔またはねじ孔10を設けておくと、この光壁用ガラス
部材を建物の開口部11に釘やねじにより簡便に取り付
けできる。
化し光壁用ガラス部材を形成しているので、軽量化が図
られ運搬及び施工が容易となる。そして、この軽量化さ
れたユニットを完成品として市場に提供することで、ガ
ラスブロックのような現場での湿式工法から簡単施工の
乾式工法になるので、誰でも容易に施工できる。
ックで光壁用ガラス部材を形成することにより、空間層
を十分にとればガラスブロックとほぼ同等の断熱及び遮
音効果が得られるばかりでなく、意匠材を変更あるいは
工夫することにより、意匠性を高めることができ、しか
も種々の意匠を簡単に得ることが可能となる。
匠材固定部を示す部分断面図
Claims (2)
- 【請求項1】建物の開口部に取り付けできる枠体に、意
匠材を内在する複数個の複層ガラスブロックを嵌着固定
してパネル状に構成した光壁用ガラス部材。 - 【請求項2】前記複層ガラスブロックは、複数のガラス
板、該ガラス板の周辺に配置されこれらガラス板を空間
層が得られるように隔置するスペーサー及び前記空間層
に組み込まれた意匠材とを有し、前記ガラス板の周辺部
はスペーサーで隔置された状態でシール材により封着さ
れており、かつ前記意匠材はスペーサーに固定されてい
ることを特徴とする請求項1記載の光壁用ガラス部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9126082A JPH10317574A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 光壁用ガラス部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9126082A JPH10317574A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 光壁用ガラス部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10317574A true JPH10317574A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=14926168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9126082A Withdrawn JPH10317574A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 光壁用ガラス部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10317574A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008248641A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Yunison:Kk | 構築用枠体 |
-
1997
- 1997-05-15 JP JP9126082A patent/JPH10317574A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008248641A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Yunison:Kk | 構築用枠体 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040210 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040401 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060317 |