JPH10316921A - 筆記具用金属光沢色インキ - Google Patents

筆記具用金属光沢色インキ

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JPH10316921A
JPH10316921A JP12834397A JP12834397A JPH10316921A JP H10316921 A JPH10316921 A JP H10316921A JP 12834397 A JP12834397 A JP 12834397A JP 12834397 A JP12834397 A JP 12834397A JP H10316921 A JPH10316921 A JP H10316921A
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JP
Japan
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ethanol
ink
aluminum
weight
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JP12834397A
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English (en)
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Masaaki Morita
昌明 森田
Hideaki Toomi
英明 遠見
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エタノールと、これに可溶な樹脂と、アルミ
ニウム顔料と、着色顔料とを含むインキ組成物で、通常
使用する吸収紙、特に有色吸収紙における筆記において
も、非吸収紙と殆ど変わらない顔料の発色の良い金属光
沢色の美麗描線が描ける筆記具用金属光沢色インキを提
供すること。 【解決手段】 エタノールに可溶な樹脂とアルミニウム
顔料と着色顔料とからなり、エチルセルロース及びポリ
ビニルブチラールから選ばれる少なくとも1種と、アク
リル樹脂及びポリビニルピロリドンから選ばれる少なく
とも1種の樹脂を併用して用いる筆記具用金属光沢色イ
ンキ。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、筆記具用金属光沢色イ
ンキ組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より金属光沢色インキを有するマー
キングペン等の筆記具としては、主溶剤としてキシレン
等の芳香族系炭化水素やメチルシクロヘキサン等の脂環
式炭化水素を用いた所謂油性タイプが主流であったが、
近年臭気や毒性が高いなどといった安全性の問題から、
グリコール系やアルコール系に置き換えられたり、水を
主溶剤とする所謂水性タイプのものが提案されている。
【0003】しかしながら、これらの溶剤はその高い極
性により、金属顔料との反応性が高く、顔料の変色やビ
ヒクルへの金属イオンの溶出、ガス発生等の問題が生じ
やすかった。アルミニウム顔料について、ガスの発生な
どによる劣化の起こらないメタリックカラー用インキ組
成物として、本出願人は特開平4−342775号公報
を提案している。しかしこれはアルミニウム顔料につい
てのもので、金属光沢色インキについては問題は解決し
ていなかった。
【0004】近年、金属顔料の表面処理技術の進歩によ
り、銀色として使用されるアルミニウム顔料に関して
は、耐反応性に優れた表面処理品が上市されており、グ
リコール系やアルコール系溶剤の使用下でも殆んど問題
とならないが、金色として使用されるブロンズ顔料に関
しては、同様の処理品が上市されているものの、アルミ
ニウム顔料と比べた場合、光輝性や耐反応性の点で十分
でない。また顔料の比重もアルミニウム顔料に比べて約
3倍もある為、沈降に関しても不利となり、筆記具用の
インキとしては問題が多い。
【0005】そこで、アルミニウム顔料に着色目的の顔
料や染料を併用する事により、金色やその他の有色な金
属光沢色を発現する手法が考えられてきたが、この手法
によるインクは、ガラス、コート紙等の非吸収面筆記時
には問題とならないものの、紙面等の吸収紙に筆記した
場合、着色目的の顔料や染料が紙の繊維内に浸透してし
まい、金属粉顔料の筆跡の周辺に顔料や染料の輪郭線が
描かれたり、十分な濃度の有色の金属光沢色が得られ
ず、銀色に近い描線となってしまう傾向にある。
【0006】これに対して、着色顔料を多量添加する事
によって解決する方法も考えられるが、インキバルクの
色あるいは非吸収面筆記の描線と、吸収面筆記の描線と
が、著しく異なってしまったり、インキバルクの経時安
定性が悪くなったりする問題がある。
【0007】さらに近年では、アルミニウム顔料に着色
顔料を化学的に吸着させた有色のアルミニウム顔料が開
発されており、これを使用する事により吸収面筆記時の
着色顔料の吸収面への浸透は解決されるものであるが、
通常のアルミニウム顔料に比べ、粒子が大きい事や、水
性化等の表面処理も通常のものより不十分である事か
ら、筆記具用のエタノール系インキには適用し難い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、エタ
ノールとこれに可溶な樹脂とアルミニウム顔料と、着色
顔料から少なくともなるインキ組成物において、通常使
用する吸収紙、特に有色吸収紙における筆記において
も、非吸収紙と殆ど変わらない顔料の発色の良い金属光
沢色をなす美麗描線を描くことができる筆記具用金属光
沢色インキを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、エタノー
ルとこれに可溶な樹脂とアルミニウム顔料と着色顔料か
ら少なくともなるインキ組成物について、鋭意研究を重
ねた結果、エタノールに可溶な樹脂として、エチルセル
ロース及びポリビニルブチラールから選ばれる少なくと
も1種と、アクリル樹脂及びポリビニルピロリドンとか
ら選ばれる少なくとも1種の樹脂を併用して用いること
により、所期の目的を達成し得ることを見い出し、本発
明を完成するに至った。
【0010】すなわち本発明の筆記具用金属光沢色イン
キは、エタノールとこれに可溶な樹脂とアルミニウム顔
料と着色顔料から少なくともなるインキ組成物におい
て、エタノールに可溶な樹脂としてエチルセルロース及
びポリビニルブチラールから選ばれた少なくとも1種
と、アクリル樹脂及びポリビニルピロリドンとから選ば
れる少なくとも1種の樹脂を併用して用いてなる筆記具
用金属光沢色インキである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の筆記具用金属光沢
色インキ組成物の実施の形態について詳細に説明する。
本発明の筆記具用金属光沢色インキ組成物において、ア
ルミニウム顔料は金属光沢色を発現するために用いら
れ、その種類は特に限定されないが、エタノールとの反
応性を考え、表面処理されたものが望ましい。市販のア
ルミニウム顔料として具体的には、No.22000M
H{大和金属粉工業(株)製}、STAPA Hydro
lac−CHROMALX、同−PM、同−BG{以
上、エカルト(株)製}、AW−7000R、AW−80
8C、4S、4FS、AV−10{以上、旭化成メタル
ズ(株)製}、WB0230、WX1130、WJP−U
75C、0780YV(以上、東洋アルミニウム(株)
製}等が挙げられる。これらのアルミニウム顔料は、単
独あるいは複数混合して使用でき、その使用量は、イン
キ組成物全量に対して1〜15重量%であることが好ま
しい。1重量%未満であると、筆記した場合の筆跡の金
属光沢感が十分発揮されず、15重量%を超える場合
は、筆跡の金属光沢感が強すぎ、着色顔料の発色が弱く
なってしまうとともにインキの流動性が悪くなり、経時
的にも不安定になり易くなる。
【0012】本発明に用いる着色顔料は、有機顔料であ
れば特に種類は限定されるものではない。生顔料のまま
用いる事も可能ではあるが、経時安定性等を考慮した場
合、予めビーズミルやペイントシェーカー等の分散機で
エタノール中に分散した形のものや、加工顔料の形で市
販されているものを用いる事が好ましい。加工顔料の形
で市販されているものとして具体的には、アゾ系顔料と
してMICROLITH Yellow 4G−A、同
MX−A、同2R−A、MICROLITH Red
2C−A、同3R−A、MICROLITH Blue
4G−A、MICROLITH Green G−
A、MICROLITH Violet B−A{以上
日本チバガイギー(株)製}、FUJI AS Yel
low458、同Yellow475、同Red56
8、同Blue650、同Orange250、同Gr
een210{以上、富士色素(株)製}等が挙げられ
る。
【0013】本発明に用いるエタノールに可溶な樹脂
は、エチルセルロースおよびポリビニルブチラールから
選ばれる少なくとも1種と、アクリル樹脂、ポリビニル
ピロリドンから選ばれる少なくとも1種を用いる事がで
きる。これらの樹脂は、エタノールに可溶でありさえす
れば、分子量、官能基数等に依らず自由に使用すること
ができる。
【0014】エチルセルロース、ポリビニルブチラール
から選ばれる樹脂は着色顔料表面に、アクリル樹脂、ポ
リビニルピロリドンから選ばれる樹脂はアルミニウム顔
料表面に作用し、比較的分散安定なインクを形成すると
ともに、これらの樹脂同士でも弱い吸着状態を起こすた
めに、柔らかく再分散しやすい凝集体となるとともに、
着色顔料とアルミニウム顔料が樹脂を介し結びつくこと
により、色分離のない均一な有色の光沢色層をなすイン
キバルクが形成される。この再分散しやすい凝集体と、
着色顔料とアルミニウム顔料の結びつきの効果により、
通常使用する吸収紙における筆記においても、非吸収紙
と殆ど変わらない顔料の発色の良い金属光沢色をなす美
麗な描線を描くことが可能となるものであると推察され
る。
【0015】前記樹脂以外に、筆跡や描画の筆記面への
密着性や耐水性を向上させる目的で他のエタノールに溶
解する樹脂も使用する事ができる。エタノールに溶解す
る樹脂であるならば、特に限定されるものではないが、
市販のものとしては例えば、ケトン樹脂としてケトンレ
ジンK−90{荒川化学工業(株)製}、ハロン110H
{本州化学(株)製}、ラロパールK80{BASF ジ
ャパン(株)製}などが、またアルデヒド樹脂としては、
ラロパールA80、同A101{BASF ジャパン
(株)製}などが、スチレン系樹脂としては、スプラパー
ルAP−20、AP−30{BASF ジャパン(株)
製}などが、ロジン変性マレイン酸樹脂として、マルキ
ード31、同32、同33、同34{荒川化学工業(株)
製}などが、テルペンジフェノール樹脂として、YP−
90、YP−90L{ヤスハラケミカル(株)製}などが
挙げられる。
【0016】エタノールは主溶剤として用いる。
【0017】この他、必要に応じて、グリコール等の遅
乾溶剤、粘度調節剤、界面活性剤等の添加剤を適宜添加
することができる。
【0018】
【実施例】以下、実施例に基づいて、本発明を更に具体
的に説明するが、本発明はこの実施例によって何等限定
されるものではない。
【0019】 (実施例1) (金色インキ) アルミニウムペースト 7重量部 “AW−808C”〔旭化成メタルズ(株)製;アルミニウム 粉末含量約70%〕 アクリル樹脂 50重量部 “ESL−70”〔藤倉化成(株)製;40%エタノール溶液で供給〕 黄色顔料トナー 2重量部 “MICROLITH Yellow 2R-A”の10%分散体 (加工顔料にエタノールを加え、ペイントシェーカーで 1時間分散、平均粒径約200nm: エチルセルロースを4%含有) 赤色顔料トナー 0.5重量部 “MICROLITH Red 3R-Aの10%分散体 (加工顔料にエタノールを加え、ペイントシェーカーで 1時間分散、平均粒径約300nm: エチルセルロースを4%含有) エタノール 40.5重量部 上記成分を密閉容器中で1時間撹拌し、金色インキを得
た。
【0020】 (実施例2) (黄色金属光沢色インキ) アルミニウムペースト 5重量部 “4S”〔旭化成メタルズ(株)製;アルミニウム粉末含有量約70%〕 ポリビニルピロリドン 30重量部 〔PVP K-15{gaf(株)製;40%エタノール溶液として使用}〕 テルペンジフェノール樹脂 20重量部 〔YP−90L{ヤスハラケミカル(株)製; 50%エタノール溶液として使用〕 黄色顔料トナー 3重量部 〔Symuler Fast Yellow GRTF(Pig Yellow 13)の10%分散体 (顔料7%、エチルセルロース3%にエタノールを加え、 ペイントシェーカーで4時間分散、平均粒径約300nm)〕 エタノール 42重量部 上記成分を密閉容器中で1時間撹拌し、黄色の金属光沢
色インキを得た。
【0021】 (実施例3) (青色金属光沢色インキ) アルミニウムペースト 10重量部 〔“STAPA HYDROLAC PM Chromal VIII” {ECKART(株)製;アルミニウム粉末含有量約70%}〕 ポリビニルピロリドン 30重量部 〔“PVP K-30”{gat(株)製}20%エタノール溶液として使用〕 ケトン樹脂 20重量部 〔“ケトンレジンK−90”{荒川化学工業(株)製} 50%エタノール溶液として使用〕 青色顔料トナー 3重量部 〔“FUJI AS BLUE 650”の10%分散体{(加工顔料にエタノール を加え、ペイントシェーカーで1時間分散、平均粒径約200nm) ポリビニルブチラールを5%含有}〕 エタノール 37重量部 上記成分を密閉容器中で3時間撹拌し、青色の金属光沢
色インキを得た。
【0022】 (実施例4) (赤色金属光沢色インキ) アルミニウムペースト 8重量部 〔“0780YV{東洋アルミニウム(株)製、 アルミニウム粉末含有量約65%〕 ポリビニルブチラール 30重量部 〔“エスレック B BL−1”{積水化学(株)製 10%エタノール溶液として使用〕 スチレンアクリル樹脂 25重量部 〔“ジョンクリル67”{ジョンソンポリマー(株)製、 40%エタノール溶液として使用〕 アルデヒド樹脂 20重量部 〔“ラロパール A 101”{BASFジャパン(株)製 50%エタノール溶液として使用〕 赤色顔料 2重量部 〔“FUJI RED 2510”;富士色素(株)製〕 エタノール 15重量部 上記成分を密閉容器中で3時間撹拌し、赤色の金属光沢
色インキを得た。
【0023】(比較例1)実施例1のアクリル樹脂(E
SL−70)50重量部の代わりにロジン変性マレイン
酸樹脂〔マルキード33{荒川化学工業(株)製}50
%エタノール溶液として使用〕を50重量部用いた以外
は実施例1と同じ配合で同様に作製し、実施例1と同様
に金色インキを得た。
【0024】(比較例2)実施例4のポリビニルブチラ
ール(エスレック B BL−1)30重量部を0重量
部(不添加)とし、アルデヒド樹脂(ラロパールA10
1)を20重量部から50重量部に変更した以外は、実
施例4と同じ配合で同様に作製し、実施例4と同様の赤
色の金属光沢色インキを得た。
【0025】以上の実施例1〜4、比較例1〜2で得た
金属光沢色インキについて、以下の項目について評価試
験を行った。結果を表1に示す。
【0026】(1)インキバルク状態観察 各インキをガラス容器内に入れ、均一になるまで良く振
蕩した後、室温で1日間放置。放置後のインキバルクの
状態を観察した。 評価 ○:均一な有色メタリック層(下層)と透明上澄み層(上層) △:均一な有色メタリック層(下層)を形成する。 ▲:均一な有色メタリック層(下層)を形成しない。 ×:メタリック層(下層)が銀色で顔料層と完全に分離
【0027】(2)インキバルク粘度変化 各インキを30ccのガラス容器に約20cc充填し、50
℃dryの条件で1ケ月放置。放置後の初期からの粘度
の上昇度合いについて調べた。
【0028】(3)吸収紙筆記試験 各インキを三菱鉛筆(株)製ペイントマーカーPX−2
0のインキタンクに約8ml充填し、直径5mmの撹拌球を
1個入れて、所定の組立手順を経て、評価用マーキング
ペンを作製。この評価用マーキングペンを良く振蕩し、
ポンピングにより十分ペン先にインキを含ませ、黒模造
紙上に丸書き筆記を行った。筆記乾燥後の描線状態(着
色顔料の紙面内への浸透の程度)を肉眼にて観察する事
により評価した。 評価 ○:美麗な有色メタリックカラー △:着色顔料の色沈みにより、若干薄色の有色メタリックカラー ▲:かなり銀色に近い有色メタリックカラー ×:銀色と変わらない
【0029】(4)再分散性 評価用マーキングペンを上向きの状態で50℃dryの
条件で1ケ月放置。放置後のマーキングペンを上下向き
に振蕩し、撹拌球が動き出すまでの回数を測定した。
【0030】
【表1】
【0031】実施例1〜4の結果より、エチルセルロー
ス及びポリビニルブチラールから選ばれる樹脂とアクリ
ル樹脂、ポリビニルピロリドンから選ばれる樹脂を併用
することにより、柔らかく再分散しやすい凝集体を形成
するとともに、色分離(アルミニウム顔料と着色顔料が
独立して存在している状態)のない均一な有色の金属光
沢色層が形成され、このことにより、吸収紙筆記時で
も、美麗な有色金属光沢色を呈する描線が提供される事
が分かる。これに対して、比較例1〜2の様に、前記樹
脂を併用して使用しない場合は、インキバルク状態観察
の結果や再分散性が実施例1〜4のインキより劣り、吸
収紙筆記時に着色顔料の紙面内への浸透が激しく、銀色
と変わらない描線になってしまうことが分かる。
【0032】実施例4の結果が実施例1〜3に比べ、吸
収紙筆記試験の結果を除き劣っているのは、着色顔料の
生顔料のまま用いていることによるためであると推察さ
れ、このことにより、着色顔料はあらかじめ分散処理し
た状態のものを使用するのが望ましいことが分かる。
【0033】
【発明の効果】本発明に係る筆記具用金属光沢色インキ
組成物は、エチルセルロース及びポリビニルブチラール
から選ばれる少なくとも1種の樹脂が着色顔料表面に、
アクリル樹脂及びポリビニルピロリドンから選ばれる少
なくとも1種の樹脂がアルミニウム顔料表面に作用し、
比較的分散安定なインクを形成するとともに、これらの
樹脂同士でも弱い吸着状態を起こすために、柔らかく再
分散しやすい凝集体を形成するとともに、着色顔料とア
ルミニウム顔料が樹脂群を介して結びつくことにより、
色分離のない均一な有色の金属光沢色層が形成されるた
めに、再分散し易く、経時的にも安定で、吸収面筆記時
においても、着色顔料が吸収面内に浸透し難く、美麗な
有色金属光沢色を発現させるといった効果が示されるも
のである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エタノールと、これに可溶な樹脂と、アル
    ミニウム顔料と、着色顔料とから少なくともなるインキ
    組成物において、 エタノールに可溶な樹脂としてエチルセルロース及びポ
    リビニルブチラールから選ばれる少なくとも1種と、ア
    クリル樹脂及びポリビニルピロリドンとから選ばれる少
    なくとも1種の樹脂を併用して用いてなる筆記具用金属
    光沢色インキ。 【0001】
JP12834397A 1997-05-19 1997-05-19 筆記具用金属光沢色インキ Withdrawn JPH10316921A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016523292A (ja) * 2013-06-13 2016-08-08 オペス・コーポレーション・オイ マトリックス、機能性化合物および膜形成剤を有するマトリックス
WO2017043301A1 (ja) * 2015-09-07 2017-03-16 株式会社サクラクレパス 油性マーキングペン用金属粉顔料インキ組成物
CN109054499A (zh) * 2018-08-07 2018-12-21 长春吉星印务有限责任公司 一种用于凹版绿色印刷的环保水性银墨及其制备方法

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