JPH1031645A - ボード装着認識方法 - Google Patents

ボード装着認識方法

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JPH1031645A
JPH1031645A JP8187955A JP18795596A JPH1031645A JP H1031645 A JPH1031645 A JP H1031645A JP 8187955 A JP8187955 A JP 8187955A JP 18795596 A JP18795596 A JP 18795596A JP H1031645 A JPH1031645 A JP H1031645A
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JP
Japan
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board
signal
value
monitoring means
bus
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JP8187955A
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Inventor
Takeshi Yamamoto
毅 山本
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Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ボード監視手段を備えた制御演算部と、ボード
からなる制御演算装置において、効率的なボード監視手
段を提供する。 【解決手段】アドレスバスABを経由してボード監視手段
WMA から送信された番地が示す位置に接続されているボ
ードBAi は、ボード監視手段WMA が出力したリクエスト
信号RQの能動値を受信すると、0の桁を含む自ボードの
種類の意味を含むコードをデータバスDBに出力し、能動
値の応答信号を応答線ACK に出力する。他のボードはリ
クエスト信号RQを受信すると能動値の応答信号のみを応
答線ACK に出力する。ボード監視手段WMA には全てのボ
ードの応答信号が能動値になると応答信号ACKの能動値
が入力され、この信号を受信するとボード監視手段はデ
ータバス上のデータを入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御演算部と、複
数個の、信号母線を介して制御演算部に接続される回路
基板であるボードからなる制御演算装置において、必要
とするボードが信号母線に接続されているか否かを検出
するボード装着認識方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に複数個の、ボードからなる制御演
算装置の一例として、制御演算装置Aのブロック図を示
す。制御演算装置Aは、制御演算部CA、ボードB0,B1,B2
からなり、制御演算部CA、ボードB0,B1,B2は信号母線SB
を形成するデータバスDB、アドレスバスAB、コントロー
ルバスCBを経由して互いに接続される。信号母線は2値
信号を伝送する信号線群であり、データバスDBは、複数
本の信号線からなるデータの伝送路であり、アドレスバ
スABは、複数本の信号線からなる番地の伝送路であり、
コントロールバスは、制御演算装置Aを構成する信号母
線SBに接続する各装置間でのデータの伝送が正しく行わ
れるように、データ入出力のタイミングなどの制御信号
を伝送する信号線群である。
【0003】制御演算部CAは、制御演算装置Aの中核と
なる機能を搭載した装置であり、ボードB0,B1,B1はそれ
ぞれ信号母線SBに着脱可能な接続端子を有する回路基板
上に形成された、固有の機能を有する装置である。例え
ば、ボードB0は、記憶装置であり、ボードB1は、制御演
算装置Aの内外を接続する入出力装置である。ボードB
0,B1,B2は、制御演算部CAに搭載しきれない機能や、専
門的に分化した機能を搭載しており、これらのボードが
制御演算部CAと信号母線SBを介して接続されることによ
って、制御演算装置Aは仕様に適合した装置として機能
することができる。なおボードB0,B1 等の "0、1" 等
の数値部分はボードの信号母線SBへの接続場所の番地を
代表する番号である。
【0004】図9に制御演算部CAの内部を表したブロッ
ク図を示す。図示のとおり制御演算装置CAは、制御演算
手段1、プログラム記憶手段2、データ記憶手段3、入
力装置4、表示装置5、入出力回路6からなる。制御演
算手段1は、プログラム記憶手段2に格納されているプ
ログラムを実行し、制御演算部CAの機能と、制御演算装
置Aの機能を実現する。なお以下の説明では、制御演算
手段1がプログラムを実行して実現する機能をプログラ
ムが実現する機能として説明する。プログラム記憶手段
2には、基本プログラムP0、ボード監視プログラムP1、
応用プログラムP2が格納されている。基本プログラムP0
は、入力装置4から操作信号を入力したり、表示装置5
にデータを表示するなど、制御演算部CAの基本機能を分
担するプログラムからなるプログラム群であり、ボード
監視プログラムP1は、制御演算装置Aの構成に必要なボ
ードB0,B1,B2などが正しく装着されているか否かを検出
する機能を有するプログラム群であり、応用プログラム
P2は、制御演算装置Aが外部に提供するサービスを分担
するプログラムからなるプログラム群である。
【0005】図10は、図9に示した制御演算装置Aを構
成するボードBi(i はボードB の番号、例えばボードB
0)が正しく信号母線SBに接続されているか否かを監視
する機構を示したブロック図であり、Aは制御演算装
置、CAは制御演算部、B0,B1,B2はボード、DBはデータバ
ス、ABはアドレスバス、CBはコントロールバスであっ
て、図8に示した同符号のものと同一のものである。図
9に示したボード監視プログラムP1とボード監視プログ
ラムP1が正常に機能するために必要な入出力回路やプロ
グラムはボード監視という一つの統一した機能を有する
で、図10ではこれらのものを統合してボード監視手段WM
として示す。ボードBiが正しく装着されているか否の判
定は、前述のとおりに信号母線SBを経由して伝達される
各ボードからの情報を監視プログラムP1が処理して判定
する。RQはリクエスト線、ACK は応答線である。リクエ
スト線RQは、ボード監視手段WMから監視手段WMの外部に
対して信号の出力を促すリクエスト信号RQを伝送する信
号線であり、応答線ACK は、リクエスト信号RQに対応す
る応答信号ACK を伝送する信号線であって、それぞれコ
ントロテールバスCBを構成する信号線である。なお以下
の説明では、信号とこの信号を伝送する信号線には同一
の符号を付加して説明する。
【0006】ボード監視手段WMは、制御演算装置A(図
8を参照)の構成に必要とするボードが正しく装着され
ているか否かの検査であるボード監視の処理を一定の周
期で実行する。図11は、一回の周期におけるボード監視
手段WMによるボード監視の動作を表したタイミングチャ
ートであり、図11の(a) はボード監視手段WMが検査した
箇所にボードが装着されている場合、図11(b) はボード
監視手段WMが検査した箇所にボードが装着されていない
場合を示したタイミングチャートである。図11において
ADi は、アドレスバスABにボード監視手段WMから出力さ
れた、ボードの装着位置を表す番地信号、RQはリクエス
ト信号であり、このリクエスト信号RQは監視手段WMから
出力され、監視手段WMから外部に対してデータの伝送を
要求する場合に能動の値とてし信号値の0になる。ACK
は、リクエスト信号RQに対応するボードからの応答信号
であり、リクエスト信号RQに応ずるデータを出力するボ
ードBiが応答信号ACK の値を能動の値の0にする。ボー
ド監視手段WMは、さらに入力したボードBiのデータから
要求した箇所に装着されているボードが制御演算装置A
の構成に適合したものであるかの判定もする。
【0007】以下図11(a) によって監視手段WMが出力し
た番地にボードか装着されている場合の監視手段WMの動
作を説明する。ボード監視手段WMは、ボード監視の動作
に入ると制御演算装置Aを構成するボードの装着場所を
示す番地ADi の最初の番地、例えば番地AD0 をアドレス
バスABに出力する。次いで時刻t0においてリクエスト信
号RQを2値信号の値の1から能動の値の0に変化させ
る。リクエスト信号RQの値が0になると、ボード監視手
段WMが出力している番地に該当する場所に装着されてい
るボードBiのみが、この番地をデコードした値によって
データバスDB(図9を参照)にデータの出力が可能とな
り、自ボードの種別などを表すデータであるコードCBi
をデータバスDBに出力する。さらにボードBiは応答信号
ACK の値を時刻t1において2値信号の値の1から0にし
て出力する。ボード監視手段WMは、応答信号ACK の値の
0を受信するとデータバスDB上にある、ボードBiから出
力されたコードCBi を入力し、時刻t2においてリクエス
ト信号RQを1に戻す。リクエスト信号RQの値が1になっ
たことを受けて、時刻t3においてボードBiは応答信号AC
K を1に戻し、データの出力を停止する。
【0008】次に図11の(b) によって、ボード監視手段
WMが検査した箇所にボードが装着されていなかった場合
のボード監視手段WMの動作を説明する。ボード監視手段
WMは番地信号ADi を出力し、時刻t0においてリクエスト
信号RQの値を0にする。ところが番地ADi にはボードが
装着さていないので応答信号ACK の値を0にするボード
がなく、応答信号ACK の値は1のままである。従ってボ
ード監視手段WMはデータの読み取りが不可能でありこの
状態がいつまでも続くことになる。そこで、制御演算装
置Aにおいては、制御演算部CA(図8を参照)内部に備
えた図外のタイマによってリクエスト信号RQの値を0に
した時点を起点にして時間を計測し、所定時間"tw"が経
過するとリクエスト信号の値を0に戻し、この時点でボ
ードが検査した箇所に接続されていないと判定する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のとおりに、従来
の制御演算部と、複数個の、信号母線を介して接続され
る回路基板であるボードとからなる制御演算装置におけ
るボード装着認識方法においては、制御演算装置を構成
するボードが正しく装着され、かつボードの種類が制御
演算装置の構成上予定されているものであるか否かを確
認するために、制御演算装置内にボード監視手段を設
け、このボード監視手段によって一定の周期で予定され
たボードの装着箇所にこの箇所を表す番地を出力し、こ
の番地に装着されるているボードからの応答のデータか
ら制御演算装置の構成が正常であるか否かを判定してい
る。またボード監視手段からの要求に対するボードから
の応答が所定時間に達しても受信されないことをもって
ボードの未装着を検出している。従って従来のボード装
着認識方法においては、一定周期で制御演算装置を構成
するボードの装着状態を監視するための信号母線の占有
時間を必要とし、特にボードの未装着箇所がある場合に
は、未装着を確認するための無駄な待ち時間が生ずるの
で、ボード装着状態の検査に要する処理時間が本来制御
演算装置に課せられたデータの処理の能率の低下の原因
となっていた。
【0010】以上の事情があることに鑑み本発明は、制
御演算装置を構成するボードの装着状態の検査の処理時
間を短縮し、本来の制御演算装置のデータの処理効率を
向上させることを可能としたボード装着認識方法を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、本発明によれば、ボード監視手段を備えた制御演算
部と、1個以上の、制御演算部に信号母線を経由して着
脱可能な接続端子を介して接続され、ボード監視手段に
監視される回路基板であるボードとからなる制御演算装
置において、信号母線のうちの、ボードと制御演算部と
の間でデータを伝送する信号線群であるデータバスの個
々の信号線を、この信号線の電圧がデータを伝送してい
ない状態では2値信号の値の1を表すように抵抗を介し
て2値信号の1の値を有する電源に接続し、ボード監視
手段から出力されるリクエスト信号の値がボードからの
データの出力を促す値である能動の値になり、この値に
対応する各ボードから出力される応答信号が全て能動の
値となった場合にのみボード監視手段に入力される応答
信号が能動の値となるように各ボードからボード監視手
段に入力される応答信号の回路を構成し、リクエスト信
号の値が能動値になった場合に、ボード監視手段から出
力される番地が表す箇所で信号母線に接続されているボ
ードは、このボードの種類の意味を含むコードとして0
の桁を含むコードをデータバスに出力し、次いでこのボ
ードは能動値の応答信号を出力し、このボード以外の全
てのボードはデータバスへの信号を出力せず能動値の応
答信号のみを出力し、監視手段は監視手段に入力される
応答信号が能動値となった場合にデータバスを経由する
データを入力する構成としたことを特徴とする。
【0012】即ち、本発明の方法を適用した制御演算装
置においては、ボード監視手段がボードの接続箇所を表
す番地を出力し、この番地にボードが装着されている場
合には、この番地のボードは自己のコードをデータバス
に出力し、この値がボード監視手段に読み取られる。ま
た番地の箇所にボードが装着されていない場合には、全
てのボードがリクエスト信号に応答する応答信号を能動
の値にするので、ボード監視手段は応答信号が能動値に
なったことを受けてデータバス上のデータを読み取る。
ボードのコードはいずれかの桁に0を含み、ボードのコ
ードが出力されていない場合は、データバスを構成する
信号線がすべて2値信号の1に相当する電圧に抵抗を介
して接続されているのでデータバス上の値は全ての信号
線について1である。従ってボード監視手段は、リクエ
スト信号の値を能動値にした後、応答信号の能動値を受
信した時点で読み取ったデータバス上の値に、0の桁が
あるか否かを判定し、ボードが接続されているか否かの
検知ができる。また、ボード監視手段は受信したコード
から、所定の番地に接続されているボードが適切な種類
のものであるかを判定することができる。
【0013】また、本発明の方法において、データバス
にデータが出力されていない状態では2値信号の値の1
を表すように抵抗を介して2値信号の1の値を有する電
源に接続された、パリティービットを伝送するパリティ
ー信号線を付加し、各ボードの種類の意味を含むコード
はパリティービットを含めて定義するものとする好適で
ある。即ち、ボード監視手段はリクエスト信号を能動に
した後に読み取るデータバス上の値をパリティーチェッ
クすることによって、出力した番地の箇所に正しくボー
ドが接続されているか否かの判定ができる。
【0014】また、本発明の方法において、信号母線の
うちのコントロールバスに専用の専用信号線を付加し、
ボードを信号母線に接続する操作に連動して専用信号線
を経由してボード監視手段に信号を送信するように構成
した第1のコンデンサと、ボードを信号母線から切り離
す操作に連動して専用信号線を経由してボード監視手段
に信号を送信するように構成した第2のコンデンサとを
備え、ボード監視手段は、専用信号線を経由するボード
の接続または切り離しを表す信号を受信した場合に、ボ
ードが信号母線に接続されているか否かの検査をするも
のとすると好適である。即ち、ボードを信号母線に接続
するか、信号母線から切り離す操作をした場合のいずれ
の場合にも専用信号線を経由する信号がボード監視手段
に入力され、この場合にのみボード監視手段はボードの
装着状態を検査をする。従って、常時は検査を省略する
ことができる。なおコンデンサには電源投入時にも充電
電流が流れるので、電源が投入された制御演算装置の初
期化の時点でもボードの装着状態が検査される。
【0015】さらに、本発明の方法において、ボードが
接続されていない状態では2値信号の値の1を表すよう
に抵抗を介して2値信号の1の値を有する電源に接続さ
れた専用信号線を付加し、各ボードは信号母線に接続さ
れた場合および信号母線に接続された状態で電源が投入
された場合に専用信号線に出力する信号の値を0にする
構成とし、かつ各ボードはボード監視手段から出力され
た番地がそれぞれのボードが信号母線に接続する位置を
表す番地である場合には、それぞれのボードは専用信号
線に出力する信号を2値信号値の1に変更する回路を備
えたものとし、ボード監視手段が制御演算装置を構成す
る全てのボードに順次、それぞれのボードが接続されて
いる位置を表す番地を出力し、全てのボードから専用信
号線に出力される信号値が1になることを正常な運転の
一つの条件とするものとすると好適である。即ち電源投
入の後に、ボード監視手段がボードの予定の装着箇所の
番地を順次出力すると、全ての予定装着箇所にボードが
接続されている場合にのみ専用線の信号の値が能動の値
となり運転可能条件の1つが完成するので、この条件に
より制御演算装置の構成が不正常な場合の運転を阻止す
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施の形態の一例
である、本発明の方法を適用した制御演算装置A1のブロ
ック図を示す。制御演算装置A1は、制御演算部CAA 、ボ
ードBA0,BA1および図外のボードBA2 からなる。制御演
算部CAA は、図10に示したボード監視手段監視手段WMに
代わるボード監視手段監視手段WMA を有する点以外は、
図10に示した制御演算部CAと同一機能の制御演算部であ
る。ボードBA0,BA1,BA2 はそれぞれ図8に示したボード
B0,B1,B2と同一機能を有するボードであり、リクエスト
信号RQに対する応答信号ACK の出力の形式のみがボード
B0,B1,B2の出力形式と異なり、応答信号の能動値は1で
ある。データバスDB、アドレスバスAB、コントローバス
CB、リクエスト線ACK 、応答線ACK は図10に示した同符
号の信号線と同一の機能を有する信号線であるのでそれ
ぞれの機能の説明は省略する。
【0017】データバスDBを構成するデータ線Dj(j は
データバスを構成する信号線D の番号、例えばD0,D1 )
は全て、それぞれ抵抗Rj(j は抵抗R の番号であり、デ
ータ線の番号のj に等しい)を介して2値信号の1を表
す電圧の電源の正極VSS に接続されている。抵抗Rjの値
は、データバスDBにデータが出力されていない場合は、
データ線Djの電圧を信号値の1にし、データバスDBに接
続する回路のどれかから信号値の0が出力されている場
合は信号値の0になるように定められる。応答線ACK は
抵抗RAを介して信号値の1の値の電源の正極に接続され
る。また応答信号線ACK に接続するそれぞれのボードの
端子と応答線の間にダイオードGi(i はダイオードG の
番号であり、ボードの装着箇所を表す番号の"i" と同一
番号である)が応答線ACK からボードに向かう極性で接
続する。また抵抗RAの値は、抵抗Rjの値に等しくする。
従って、応答線に接続するどれかのボードから応答信号
の値 "0" が出力されていると応答信号線ACK の電圧は
2値信号の0となり、全てのボートからの応答信号が1
の場合にのみ信号値の1の値に相当する電圧になる。
【0018】図2に図1に示したボード監視手段WMA の
ボードが装着されている場合のボードの装着を検出する
動作を表したタイミングチャートを示し、図によってボ
ード監視手段WMA の動作を説明する。図において、AD0
はボード監視手段WMA からアドレスバスAB(図1を参
照)に出力された、ボードBA0 の装着箇所を示す番地信
号、RQはボード監視手段WMA から出力されたボードのデ
ータの出力を促す信号、ACK0,ACK1,ACK2はそれぞれ、リ
クエスト信号RQに対応してボードBA0 、ボードBA1,BA2
から出力された応答信号であり、CBA0はボードBA0 から
出力されたこのボードの種別などを表すコードである。
ボードBA1 と図外のボードBA2 とはそれぞれ、時刻t0に
出力されたリクエスト信号RQの能動の値の0を受信する
が、リクエスト信号RQを受信した時点での番地信号が自
ボードの装着箇所の番地でないことを条件にして応答信
号ACK1および応答信号ACK2を時刻t0に続く時刻t11 にお
いて能動の値の1にする。ボードBA0 はリクエスト信号
値の0を受信した時点での番地信号AD0 が自ボードの装
着箇所を表す番地AD0 であるので、自ボードのコードCB
A0をデータバスDB(図1を参照)に出力し、次いで時刻
t1において応答信号ACK0を能動の値の1にする。応答信
号ACK0,ACK1 ,ACK2 は、ボードBA0,BA1,BA2 それぞれの
自方向に向かう極性のダイオードG0,G1,G2 を介して応
答線ACK に伝達される。一方ボード監視手段WMA の応答
線ACK に接続する回路の内部抵抗は入力回路であるので
抵抗値が著しく高く、かつ信号値の0を出力しているボ
ードに向かって信号値の1を出力しているボードBAi か
ら流れる電流はダイオードGiによって阻止されるので、
応答信号の値の0を出力しているボードが一つでも存在
すると、このボードに流入する電流によって応答線ACK
上の信号の値は非能動の値の0になる。従って、応答線
ACK 上の信号電圧は、ボードBA0,BA1,BA2 全てが信号値
の1を応答線ACK に出力した場合にのみ信号値の1を表
す電圧になる。従って、応答信号ACK はボードBA0,BA1,
BA2 の応答信号ACK0,ACK1,ACK2 が全て1になった時点
の時刻t1に能動の値の1になる。この値がボード監視手
段WMA に入力されるとボード監視手段WMA はデータバス
DB上に出力されているボードBA0 のコードCBA0を入力
し、入力終了の時点t2においてリクエスト信号を非能動
の値の1に戻す。ボードBA0,BA1,BA2 はリクエスト信号
RQが非能動の値の0になったことを受けて、それぞれの
応答信号ACK0,ACK1,ACK2を非能動の値の0に戻す。この
場合入力したコードCBA0には、数値が0の桁が含まれて
おり、ボード監視手段WMAは、このコードからボードBA0
がどんな種類のボードかを検知することができる。
【0019】図3に、図1に示した制御演算装置におい
て、ボード監視手段WMA が出力した番地にボードが装着
されていない場合のボードの装着を検出する動作を表し
たタイミングチャートを示し、この場合のボード監視手
段WMA の動作を図によって説明する。図において、ADi
はボードの装着箇所の番地信号、RQはリクエスト信号AC
K0,ACK1,ACK2 は応答信号、CBAiはボードBAi のコード
であって、図2に示した同符号の信号と同一の意味を有
する信号である。ボードBA0,BA1,BA2 はそれぞれ、時刻
t0に出力されたリクエスト信号RQの能動の値の0を受信
するが、リクエスト信号RQを受信した時点での番地信号
が自ボードの装着箇所の番地でないのでそれぞれ応答信
号ACK0,ACK1,ACK2を時刻t0に続く時刻t11 において能動
の値の1にする。ボードBA0,BA1,BA2 以外には応答信号
を出力しているボードがないので、応答線ACK 上の信号
値は、抵抗RA(図1を参照)を介して信号値が1の電源
から与えられる信号値の1になる。ボード監視手段WMA
(図1を参照)は、応答信号ACK の1を入力すると、デ
ータバスDB(図1を参照)上のデータを入力する。デー
タバスDBにはいずれのボードからもデータが出力されて
いないので、データバスDBのデータは、抵抗Riを介して
信号値が1の電源から与えられる信号値の1のみであ
る。ボード監視手段WMA は入力したデータの各桁が全て
1であることから、ボード監視手段WMA が出力した番地
にはボードが存在しないことを検知する。
【0020】図4に、本発明の実施の形態の他の一例で
ある、本発明の方法を適用した制御演算装置A2のブロッ
ク図を示す。制御演算装置A2は、制御演算部CAB 、ボー
ドBA0,BA1 および図外のボードBA2 からなる。制御演算
部CAB は、図1に示したボード監視手段WMA に代わるボ
ード監視手段WMB を有する点以外は、図1に示した制御
演算部CAA と同一機能の制御演算部である。ボードBA0,
BA1,BA2 、アドレスバスAB、コントローバスCB、リクエ
スト線ACK 、応答線ACK 、抵抗Ri,RA 、ダイオードG0,G
1 は図1に示した同符号のものと同一機能を有するもの
であるのでそれぞれの機能の説明は省略する。
【0021】データバスDBA は、図1に示したデータバ
スDBと同一の機能を有するデータバスにパリティービッ
トを伝送するパリティービット線PLを付加したデータバ
スであり、ボードBAi とボード監視手段WMB とは相互で
交信するデータにパリティービットを含める。即ち、ボ
ード監視手段WAB がボートの装着位置を表す番地を出力
し、リクエスト信号RQの値を能動の値の0にした場合に
は、この番地に装着されているボードは、自己のコード
にパリティービットを付加して出力する。なおボードの
コードはパリティービットを含めて1桁以上に0を含む
構成にする。例えばデータバスDBA をパリティー線を含
めて17本の信号線から構成する場合には、ボード番号
として出力されるデータは1の数が偶数個からなるデー
タとして構成する。従ってこの構成の制御演算装置A2に
おいては、ボード監視手段WMB から出力されたボードの
装着位置を表す信号に対して1の値が偶数個からなるデ
ータが返信された場合にのみこの位置にボードが存在す
るものとして判定する。なお、ボード監視手段WMB から
出力されたリクエスト信号RQに対する応答は、図2およ
び図3によって説明したとおりに行われる。
【0022】図5に、本発明の実施の形態のさらに他の
一例である、本発明の方法を適用した制御演算装置A3の
ブロック図を示す。制御演算装置A3は、制御演算部CAC
、ボードBB0,BB1 および図外のボードBB2 からなる。
ボードBB2 はボードの装着位置を検出する機能について
は、ボードBB0,BB1 と同一機能を有するので以下の説明
ではボードBB0,BB1 のみについて説明し、ボードBB2 に
ついての説明は省略する。制御演算部CAC は、図1に示
したボード監視手段監視手段WMA に代わるボード監視手
段監視手段WMC を有する点以外は、図1に示した制御演
算部CAA と同一機能の制御演算部である。アドレスバス
AB、データバスDBは図1に示した同符号のものと同一の
機能を有する信号線群である。コントロールバスCBA は
図1に示したコントロールバスCBと同一構成の信号線に
加えて、専用信号線TCL を有する。リクエスト線RQ、応
答線ACK は図1に示した同符号の信号線と同一の機能を
有する信号線であり、抵抗Ri,RA 、ダイオードG0,G1 は
図1に示した同符号のものと同一機能を有するものであ
る。ボードBB0,BB1 はそれぞれ図1に示したボードBA0,
BA1 と同一機能を有するボードであり、専用信号線TCL
への信号を出力する機構を有する点がBA0,BA1 と異な
る。
【0023】専用信号線TCL は、抵抗RTを介して信号値
の1を有する電源に接続し、ボードから専用信号線TCL
に信号が出力されない場合には専用信号線TCL 上の信号
値が非能動の値の1になるように抵抗値RTの値が選定さ
れている。G10,G11 はそれぞれボードBA0,BA1 と専用信
号線TCL を結ぶ信号線の間にボード監視手段WMC からそ
れぞれのボードに向かう方向に挿入されたダイオードで
ある。ボードBB0 、ボードBB1 はそれぞれ信号母線SBに
装着される場合および信号母線SBから抜き去られる場合
に専用信号線TCL に能動の信号値が0のパルスを出力す
る。ボード監視手段WMC は信号値が0のパルスを専用信
号線TCL を経由して入力することを条件にして、ボード
が信号母線SBに接続されているか否かの検査を実行す
る。
【0024】図6に、図5に示した専用信号線TCL に信
号値が0のパルスを出力する回路の一例として回路CQT1
を示す。回路CQT1は信号母線SBのボードBiが接続される
位置の近傍にボードごとに設けられる。回路CQT1は、コ
ンデンサC1,C2 、抵抗RG、接点CNT1,CNT2 、入力が所定
の敷居値電圧を越えると出力の値が1になるインバータ
IVからなり、接点CNT1と接点CNT2とは、ボードBBi を信
号母線SBに接続したり、切り離す操作である着脱の操作
に応じて開閉する機構を有し、接点CNT1はボードの装着
によって閉路し、接点CNT2はボードの装着によって開路
する。図において、RGは一方の極がボード監視手段WMC
(図5を参照)の電源の信号値の0を与える負極GND に
接続し、他方の極が接点CNT1と接点CNT それぞれの極に
接続する抵抗、C1は一方の極がボード監視手段WMC の電
源の信号値の1を有する正極VCCに接続し、他方の極が
接点CNT1と抵抗RGの直列回路に接続するコンデンサ、RP
1はコンデンサC1に並列に接続された抵抗で、抵抗RP1
の抵抗値は抵抗PGに比較し十分に高い抵抗値にし、コン
デンサC1が充放電する場合の時定数は、抵抗RGの値とコ
ンデンサC1の静電容量にほとんど依存すに値となるよう
に選定する。また、C2は一方の極が電源の正極VSS に接
続し、他方の極が抵抗RGと接点CN1 を接続する回路に接
続するコンデンサ、RP2 はコンデンサC2に並列に接続さ
れた抵抗で、コンデンサC2静電容量はコンデンサC1の静
電容量に等しく、抵抗PR2 の抵抗値は抵抗PR1 の抵抗値
に等しい値にする。
【0025】図6の回路は、ボードが信号母線SBに装着
されていない時の状態が示されており、この状態では接
点CNT1が開路しているので、コンデンサC1は抵抗PR1 に
よって放電され、接点CNT2は閉路しているのでコンデン
サC2は接点CNT2、抵抗RGを介して電源の電圧に充電され
ている。ボードが信号母線SBに装着されると接点CNT1が
閉路し、コンデンサC1、接点CNT1、抵抗RGの直列回路に
一時的に充電電流が流れ、接点CNT1と抵抗RGの接続点の
電圧が信号値の1の値を一時的に越え、この電圧を入力
されるインバータCPから信号値の0のパルスが出力され
る。コンデンサC1はこの回路の時定数を十分に越える時
間が経過するとコンデンサC1には電流が流れなくなる。
この状態では接点CNT2は開路していて、抵抗RGには抵抗
RP1 と接点CNT1を経由すの電流が流れるのみであるの
で、インバータIVに入力される電圧は、敷居値電圧以下
となりインバータIVの出力は非能動値の1になる。一方
コンデンサC2は抵抗RP2 によって放電される。次いでボ
ードが信号母線から切り離されると、接点CNT2が閉路
し、コンデンサC2に充電電流が流れ、接点CNT2と抵抗RG
の接続点の電圧が信号値の1の値を一時的に越え、この
電圧を入力されるインバータIVから信号値の0のパルス
が出力される。コンデンサC1に充電された電荷は、接点
CNT1が開路するので抵抗PR1 によって放電される。以上
に説明したとおりにして、図6に示した回路を有する制
御演算装置A3においては、ボードの着脱の都度、ボード
監視手段WMC に専用信号線TCL を経由して能動の値が0
のパルスが入力され、このパルスを受信したボード監視
手段TCL は、ボードの装着状態の検査を実行する。
【0026】図7に、図5に示したボードを信号母線SB
に着脱する際に専用信号線TCL に信号値が0のパルスを
出力する回路の他の一例として回路CQT2を示す。回路CQ
T2はデコード回路CRT1、フリップフロップCRT2、フリッ
プフロップCRT2の出力を増幅して出力するバッファP 、
フリップフロップCRT2のリセット回路CRT3からなりボー
ドBBi (図5を参照)上に設けられる。デコード回路CR
T1ははボード監視手段WMC からアドレスバスABを経由し
て出力される番地信号をデコードするデコード回路であ
り、デコード回路CRT1を搭載したボードが設置されてい
る番地に相当する番地信号が入力され、かつボード監視
手段WMC が出力するリクエスト信号RQの値が能動の値に
なった場合に、能動のパルスをフリップフロップCRT2に
出力する。フリップフロップCRT2は、リセット回路CRT3
から出力される信号が能動の値になるとリセットして信
号値の0を出力し、デコード回路CRT1から能動のパルス
を入力するとセットして信号値の1を出力する。リセッ
ト回路CRT3は電源電圧の立上りを検出してリセット信号
値の0を出力する回路である。G1i は信号線TCL からバ
ーファP に向かう方向に接続されたダイオードである。
【0027】制御演算装置A3を運転する初期において電
源が投入された段階では、制御演算装置A3を構成する各
ボードは、自ボードに搭載する回路CQT2によって電源の
立上りを検出して専用信号線TCL に信号値の0を出力す
る。また、電源投入後においても、新たに装着されるボ
ードがあるとこのボードから専用信号線TCL に信号値の
0が出力される。そこでボード監視手段WMC は、専用信
号線TCL から入力される信号値が0になった場合は制御
演算装置に何らかの変化があったことを意味するので、
この信号値を入力した場合には、信号母線SBのボードを
接続すべき所定の箇所に順次番地信号を出力する。番地
信号が出力された箇所にボードが装着されているなら
ば、この箇所のボードは専用信号線TCL に信号値の1を
出力する。回路CQT2と専用信号線TCL の間にはダイオー
ドG1i が挿入されており、信号値の1を出力している端
子から他の端子への電流の流出が阻止されるので、信号
値の0を専用信号線TCL に出力しているボードが1つで
もあれば専用信号線TCL 上の信号値は0となる。即ち、
ボード監視手段WMC から全ての所定のボード接続箇所に
番地信号が出力され、それぞれの箇所のボードから信号
値の1が出力された段階で専用信号線TCL を経由してボ
ード監視手段WMC に入力される信号がはじめて1にな
る。そこでボード監視手段WMC は運転の初期において
は、順次ボードの接続位置を表す番地信号を出力した結
果として専用信号線TCL を経由する信号値が1になるこ
とを運転開始の条件とし、運転の途中で専用信号線TCL
から入力する信号に値の0を検出した場合には、制御演
算装置を構成する各ボードに順次番地を出力し、専用信
号線TCL を経由する信号が1になるならば運転を継続
し、1にならない場合は異常処理をする。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明の方法
は、ボード監視手段を備えた制御演算部と、1個以上
の、制御演算部に信号母線を経由して着脱可能な接続端
子を介して接続され、ボード監視手段に監視される回路
基板であるボードとからなる制御演算装置において、信
号母線のうちの、ボードと制御演算部との間でデータを
伝送する信号線群であるデータバスの個々の信号線を、
この信号線の電圧がデータを伝送していない状態では2
値信号の値の1を表すように抵抗を介して2値信号の1
の値を有する電源に接続する。また、ボード監視手段か
ら出力されるリクエスト信号の値がボードからのデータ
の出力を促す値である能動の値になり、この値に対応す
る各ボードから出力される応答信号が全て能動の値とな
った場合にのみボード監視手段に入力される応答信号が
能動の値となるように各ボードからボード監視手段に入
力される応答信号の回路を構成しする。一方、リクエス
ト信号の値が能動値になった場合に、ボード監視手段か
ら出力される番地が表す箇所で信号母線に接続されてい
るボードは、このボードの種類の意味を含むコードとし
て0の桁を含むコードをデータバスに出力し、次いで能
動値の応答信号を出力し、このボード以外の全てのボー
ドはデータバスへの信号を出力せず能動値の応答信号の
みを出力し、監視手段は監視手段に入力される応答信号
が能動値となった場合にデータバスを経由するデータを
入力する構成とする。
【0029】即ち、本発明の方法を適用した制御演算装
置においては、制御演算装置のボード監視手段が出力し
た番地にボードが接続されている場合には、この番地の
ボードが1つ以上の桁に0を含む自ボードを代表するコ
ードを出力し、ボード監視手段はこのコードを入力して
処理を終わり、ボード監視手段が出力した番地にボード
が接続されていない場合には、ボード監視手段から出力
されたリクエスト信号に続いて出力される他のボードか
らの応答信号の能動値をボード監視手段が検出し、ボー
ド監視手段はデータバス上の全ての桁が1のデータを入
力して処理を終わる。従って、ボードが所定の箇所に接
続されていると否とに係わらずボード監視手段の処理時
間は通常のデータを入力する処理時間を越えることはな
く、ボード監視手段が入力したデータの値が全ての桁が
1で構成されているか否かによって所定のとおりにボー
ドが接続されているか否かを判定し、また入力したコー
ドの意味によって接続されているボードの種類の判定が
できる。
【0030】また、請求項2の発明によれば、データバ
スにデータが出力されていない状態では2値信号の値の
1を表すように抵抗を介して2値信号の1の値を有する
電源に接続された、パリティービットを伝送するパリテ
ィー信号線を付加し、各ボードの種類の意味を含むコー
ドはパリティービットを含めて定義する。従って、当発
明の方法を適用した制御演算装置においては、ボードが
所定の箇所に接続されていると否とに係わらず制御演算
装置のボード監視手段の処理時間は通常のデータを入力
する処理時間を越えることはなく、ボード監視手段が入
力したデータのパリティーチェックをすることによって
所定のとおりにボードが接続されているか否かを判定す
ることができる。
【0031】また、請求項3の発明によれば、コントロ
ールバスに専用の専用信号線を付加し、ボードを信号母
線に接続する操作に連動して専用信号線を経由してボー
ド監視手段に信号を送信するように構成した第1のコン
デンサと、ボードを信号母線から切り離す操作に連動し
て専用信号線を経由してボード監視手段に信号を送信す
るように構成した第2のコンデンサとを備え、ボード監
視手段は、専用信号線を経由するボードの接続または切
り離しを表す信号を受信した場合に、ボードが信号母線
に接続されているか否かの検査をする。即ち当発明の方
法を適用した制御演算装置のボード監視手段は、ボード
が信号母線に接続される場合、および信号母線が切り離
される場合に発せられる専用信号線を経由する信号の能
動値を受信することを条件にしてボードの接続状態の検
査をするので、一定周期でのボードの接続状態の検査が
省略され、検査以外の他の本来目的とする処理の能率が
向上される。
【0032】さらに、請求項4の発明によれば、ボード
が接続されていない状態では2値信号の値の1を表すよ
うに抵抗を介して2値信号の1の値を有する電源に接続
された専用信号線を付加し、各ボードは信号母線に接続
された場合および信号母線に接続された状態で電源が投
入された場合に専用信号線に出力する信号の値を0にす
る構成とし、かつ各ボードはボード監視手段から出力さ
れた番地がそれぞれのボードが信号母線に接続する位置
を表す番地である場合には、それぞれのボードは専用信
号線に出力する信号を2値信号値の1に変更する回路を
備えたものとし、ボード監視手段が制御演算装置を構成
する全てのボードに順次、それぞれのボードが接続され
ている位置を表す番地を出力し、全てのボードから専用
信号線に出力される信号値が1になることを正常な運転
の一つの条件とする。従って、当発明の方法を適用した
制御演算装置は、所定の箇所に全てボードが接続されて
いることを運転開始の一条件とするので、運転開始の事
前に異常運転が防止される。また運転中にボードの接続
状態に異変が生じた場合には、専用信号線から入力され
る信号によって、ボードの接続状態が検査され、異常運
転が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を適用した制御演算装置の一例の
ブロック図
【図2】図1に示した制御演算装置におけるボードが接
続されている場合の検査時の動作を表したタイミングチ
ャート
【図3】図1に示した制御演算装置におけるボードが接
続されていない場合の検査時の動作を表したタイミング
チャート
【図4】本発明の方法を適用した制御演算装置の他の一
例のブロック図
【図5】本発明の方法を適用した制御演算装置のさらに
他の一例のブロック図
【図6】図5に示した制御演算装置におけるパルス発生
回路の一例の回路図
【図7】図5に示した制御演算装置におけるパルス発生
回路の他の一例の回路図
【図8】従来の制御演算装置の一例のブロック図
【図9】図8に示した制御演算装置の構成要素である制
御演算部のブロック図
【図10】図8に示した制御演算装置のボードの信号母線
への接続状態を検査する機構を表したブロック図
【図11】図8に示した制御演算装置におけるボードの信
号母線への接続状態を検査する動作を表したタイミング
チャート
【符号の説明】
A1 制御演算装置 CAA 制御演算部 WMA ボード監視手段 BA0,BA1 ボード DB データバス D0,D1,Dm データ線 AB アドレスバス CB コントロールバス RQ リクエスト線 ACK 応答線 Rj,RA 抵抗 G0,G1 ダイオード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボード監視手段を備えた制御演算部と、1
    個以上の、制御演算部に信号母線を経由して着脱可能な
    接続端子を介して接続され、ボード監視手段に監視され
    る回路基板であるボードとからなる制御演算装置におい
    て、 信号母線のうちの、ボードと制御演算部との間でデータ
    を伝送する信号線群であるデータバスの個々の信号線
    を、この信号線の電圧がデータを伝送していない状態で
    は2値信号の値の1を表すように抵抗を介して2値信号
    の1の値を有する電源に接続し、ボード監視手段から出
    力されるリクエスト信号の値がボードからのデータの出
    力を促す値である能動の値になり、この値に対応する各
    ボードから出力される応答信号が全て能動の値となった
    場合にのみボード監視手段に入力される応答信号が能動
    の値となるように各ボードからボード監視手段に入力さ
    れる応答信号の回路を構成し、リクエスト信号の値が能
    動値になった場合に、ボード監視手段から出力される番
    地が表す箇所で信号母線に接続されているボードは、こ
    のボードの種類の意味を含むコードとして0の桁を含む
    コードをデータバスに出力し、次いでこのボードは能動
    値の応答信号を出力し、このボード以外の全てのボード
    はデータバスへの信号を出力せず能動値の応答信号のみ
    を出力し、監視手段は監視手段に入力される応答信号が
    能動値となった場合にデータバスを経由するデータを入
    力する構成としたことを特徴とするボード装着認識方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のボード装着認識方法にお
    いて、データバスにデータが出力されていない状態では
    2値信号の値の1を表すように抵抗を介して2値信号の
    1の値を有する電源に接続された、パリティービットを
    伝送するパリティー信号線を付加し、各ボードの種類の
    意味を含むコードはパリティービットを含めて定義する
    ことを特徴とするボード装着認識方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のボード装着認識方法にお
    いて、信号母線のうちのコントロールバスに専用の信号
    線を付加し、ボードを信号母線に接続する操作に連動し
    て専用信号線を経由してボード監視手段に信号を送信す
    るように構成した第1のコンデンサと、ボードを信号母
    線から切り離す操作に連動して専用信号線を経由してボ
    ード監視手段に信号を送信するように構成した第2のコ
    ンデンサとを備え、ボード監視手段は、専用信号線を経
    由するボードの接続または切り離しを表す信号を受信し
    た場合に、ボードが信号母線に接続されているか否かの
    検査をすることを特徴とするボード装着認識方法。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のボード装着認識方法にお
    いて、ボードが接続されていない状態では2値信号の値
    の1を表すように抵抗を介して2値信号の1の値を有す
    る電源に接続された専用信号線を付加し、各ボードは信
    号母線に接続された場合および信号母線に接続された状
    態で電源が投入された場合に専用信号線に出力する信号
    の値を0にする構成とし、かつ各ボードはボード監視手
    段から出力された番地がそれぞれのボードが信号母線に
    接続する位置を表す番地である場合には、それぞれのボ
    ードは専用信号線に出力する信号を2値信号値の1に変
    更する回路を備えたものとし、ボード監視手段が制御演
    算装置を構成する全てのボードに順次、それぞれのボー
    ドが接続されている位置を表す番地を出力し、全てのボ
    ードから専用信号線に出力される信号値が1になること
    を正常な運転の一つの条件とすることを特徴とするボー
    ド装着認識方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113064778A (zh) * 2021-04-08 2021-07-02 中科可控信息产业有限公司 直插式硬盘背板及其离线诊断方法和服务器

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CN113064778A (zh) * 2021-04-08 2021-07-02 中科可控信息产业有限公司 直插式硬盘背板及其离线诊断方法和服务器
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