JPH10316229A - 自動搬送装置 - Google Patents

自動搬送装置

Info

Publication number
JPH10316229A
JPH10316229A JP9146078A JP14607897A JPH10316229A JP H10316229 A JPH10316229 A JP H10316229A JP 9146078 A JP9146078 A JP 9146078A JP 14607897 A JP14607897 A JP 14607897A JP H10316229 A JPH10316229 A JP H10316229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
conveyor
conveyed
conveyor block
stopped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9146078A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukiya Okimoto
幸也 沖本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanki Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sanki Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanki Engineering Co Ltd filed Critical Sanki Engineering Co Ltd
Priority to JP9146078A priority Critical patent/JPH10316229A/ja
Publication of JPH10316229A publication Critical patent/JPH10316229A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
  • Control Of Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送物の大きさによらず、且つ、搬送物どう
し衝突させること無く確実に搬送物を下流側に搬送させ
ることのできる自動搬送装置を提供することが課題であ
る。 【解決手段】 自ブロック上に搬送物が存在しない場合
には、自ブロックを駆動状態とし、自ブロック上に搬送
物が存在し且つ下流側ブロックが駆動されているときに
は、自ブロックを駆動状態とする。一方、自ブロック上
に搬送物が存在し且つ下流側ブロックが駆動されていな
い場合には、自ブロックを停止状態とする。これによ
り、搬送物どうしが衝突することなく、長手の搬送物に
ついても確実に下流側に搬送することができるようにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続して供給され
る搬送物を、互いに接触すること無く順次上流側から下
流側へ搬送可能な自動搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、工場の出荷工程では、製造され
た製品を段ボール内に梱包し、これを仕分け用のコンベ
ヤ上に乗せて上流側から下流側へ搬送し、出荷先、出荷
日等、各項目毎に適宜仕分けするようにしている。この
ような出荷工程では、上流側の段ボール載置場所に常に
一定の時間間隔で段ボールが供給されるとは限らないの
で、コンベヤ上に載置される段ボールの間隔もまた一定
とならず、供給数が多いときにはあまり間隔をとらずに
段ボールが乗せられ、また、供給数が少ないときには段
ボールどうしの間隔が広くなる。
【0003】また、コンベヤの搬送効率を向上させるた
めには、できるだけ段ボールどうしの間隔を狭くするこ
とが望ましい。そこで、コンベヤ上に載置された段ボー
ルを順次下流側へ送り出し、下流側で渋滞した場合に
は、段ボールどうしを衝突させて隙間をつめる方法が実
用に共されている。ところが、このような搬送装置では
衝突の影響を受けない搬送物であれば問題は無いが、精
密機器等衝の突の衝撃により損傷の恐れがあるものにつ
いては実用的では無い。
【0004】この問題を解決するため、従来より、搬送
物どうしの衝突を回避する自動搬送装置として、コンベ
ヤ全体を所定長さのコンベヤブロック(以下、単にブロ
ックという)に区分し、各ブロック毎に駆動・停止の制
御を可能とし、更に、各ブロック上に搬送物が存在する
かどうかを検出するための検出センサを取り付け、自ブ
ロックと隣接する下流側のブロック上に搬送物が存在す
る場合には自ブロックの駆動を停止し、反対に、下流側
のブロック上に搬送物が存在しない場合には自ブロック
を駆動させることにより、各搬送物どうしが衝突するこ
と無く、逐次間隔をつめながら搬送物を下流側に送り出
すものが知られている。
【0005】しかしながら、このような従来の搬送装置
では、搬送物の大きさが一定であれば問題はないが、例
えば、2つのブロックにまたがるような長手の搬送物が
送られてきた場合には、当該2つのブロックの検出セン
サがともに搬送物の存在を検知することになり、2つの
ブロックのうち、上流側のブロックは駆動しないことに
なる。これを図8を参照しながら詳細に説明すると、い
ま、下流側から上流側に向けて3つのブロック101
a、101b、101cが存在し、このうち、ブロック
101a上に搬送物102aが載置され、ブロック10
1b、101c上に長手の搬送物102bが載置されて
いるときには、検出センサ103aにより搬送物102
aの存在が検知されるので、ブロック101b、101
cは共に回転駆動せず、停止したままである。そして、
ブロック101aが駆動して搬送物102aが下流側に
送られると、ブロック101a上に搬送物が存在しない
ことが検出センサ103aにより検知されるので、間隔
を詰めるためにブロック101bは回転駆動することに
なる。ところが、検出センサ103bにより、ブロック
101b上に搬送物の存在が検出されるので、ブロック
101cは回転駆動しないことになる。このため、搬送
物102bはブロック101bのみの駆動力にて送り出
さなければならず、重量が重い場合には搬送できなくな
ってしまうことがある。従って、ブロック101bの下
流側のブロック101aが空いているいるにも関わら
ず、搬送物102bを下流側へ送り出せなくなるという
問題が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
における自動搬送装置においては、大きさの異なる搬送
物が送られてきた場合には、この搬送物を送り出すこと
ができないことがあり、何とか搬送物の大きさによら
ず、円滑に搬送物を非接触で送り出すことのできる搬送
装置の考案が望まれていた。この発明はこのような従来
の課題を解決するためになされたものであり、その目的
とするところは、搬送物の大きさによらず、確実に搬送
物どうしが接触すること無く、且つ、搬送物どうしの間
隔を詰めて搬送することのできる自動搬送装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、任意のタイミングで
送り出される任意のサイズの搬送物を、各搬送物どうし
の衝突を回避して搬送する自動搬送装置であって、それ
ぞれが独立に駆動、停止する複数個のコンベヤブロック
を連接して構成され、前記搬送物を上流側から下流側ま
で搬送するコンベヤと、前記各コンベヤブロックの駆
動、停止を制御する制御手段と、前記各コンベヤブロッ
ク毎に配置され、当該コンベヤブロック上に搬送物が存
在するか否かを判定する搬送物検出手段と、を有し、前
記制御手段は、搬送物検出手段により、自コンベヤブロ
ック上に搬送物が存在しないことが検出された際には自
コンベヤブロックを駆動させ、自コンベヤブロック上に
搬送物が存在し、且つ、隣接する下流側コンベヤブロッ
クが駆動状態であるときには自コンベヤブロックを駆動
させ、自コンベヤブロック上に搬送物が存在し、且つ、
隣接する下流側コンベヤブロックが停止状態であるとき
には自コンベヤブロックを停止させるべく制御を行うこ
とが特徴である。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、任意のタ
イミングで送り出される任意のサイズの搬送物を、各搬
送物どうしの衝突を回避して搬送する自動搬送装置であ
って、それぞれが独立に駆動、停止する複数個のコンベ
ヤブロックを連接して構成され、前記搬送物を上流側か
ら下流側まで搬送するコンベヤと、前記各コンベヤブロ
ックの駆動、停止を制御する制御手段と、前記各コンベ
ヤブロック毎に配置され、当該コンベヤブロック上に搬
送物が存在するか否かを判定する搬送物検出手段と、を
有し、前記制御手段は、搬送物検出手段により、自コン
ベヤブロック上に搬送物が存在しないことが検出され、
且つ、隣接する上流側コンベヤブロック上に搬送物が存
在する場合には自コンベヤブロックを駆動させ、自コン
ベヤブロック上に搬送物が存在せず、且つ、隣接する上
流側コンベヤブロック上に搬送物が存在しない場合には
自コンベヤブロックを停止させ、自コンベヤブロック上
に搬送物が存在し、且つ、隣接する下流側コンベヤブロ
ックが駆動状態であるときには自コンベヤブロックを駆
動させ、自コンベヤブロック上に搬送物が存在し、且
つ、隣接する下流側コンベヤブロックが停止状態である
ときには自コンベヤブロックを停止させるべく制御を行
うことを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記制御手段は、自コンベヤブロック
が駆動状態にある時に、自コンベヤブロック上に搬送物
が存在せず、且つ、隣接する上流側コンベヤブロック上
に搬送物が存在しない状態となった際には、一定時間経
過後に自コンベヤブロックの駆動を停止させることを特
徴とする。
【0010】上述の如く構成された本願請求項1に記載
の発明では、自コンベヤブロック上に搬送物が存在しな
い場合には、自コンベヤブロックを駆動させることによ
り上流側から送られる搬送物を自コンベヤブロック上に
導く。そして、自コンベヤブロック上に搬送物が送ら
れ、且つ、下流側コンベヤが駆動状態であれば、自コン
ベヤブロック上の搬送物を下流側に送り出しても衝突の
危険はないので、自コンベヤブロックを駆動状態とす
る。一方、下流側コンベヤブロックが駆動状態でなけれ
ば、下流側コンベヤブロック上に載置されている搬送物
との衝突を回避するため、自コンベヤブロックを停止の
状態とする。これにより、各搬送物が衝突すること無く
搬送することができ、且つ、長手の搬送物についても確
実に搬送することができるようになる。
【0011】請求項2に記載の発明では、更に、上流側
コンベヤブロック上に搬送物が載置されているかどうか
に基づいて自コンベヤブロックの駆動、停止を制御す
る。即ち、自コンベヤブロック上に搬送物が無く、且つ
上流側コンベヤブロック上に搬送物が存在しない場合に
は、自コンベヤブロックを駆動させても上流側からの搬
送物を自コンベヤブロック側へ導くことはできないの
で、自コンベヤブロックを停止の状態とする。従って、
搬送に関与しないコンベヤブロックを停止させることが
でき、電力の消費を低減させることができる。
【0012】請求項3に記載の発明では、上流側のコン
ベヤブロックから自コンベヤブロック側に搬送物を導く
際に、上流側コンベヤブロックの存在検出信号がオフと
なって即時に自コンベヤブロックの駆動が停止される
と、搬送物が確実に自コンベヤブロック上に載置されな
い状態で停止してしまうので、存在検出信号がオフとな
った後、一定時間自コンベヤブロックの駆動を継続させ
ることにより、上流側からの搬送物を確実に自コンベヤ
ブロック上に載置させることができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明が適用された自動搬
送装置の第1の実施形態の構成を模式的に示す説明図で
あり、図示のように、この搬送装置は、搬送物を上流側
から下流側に順次搬送する長手のコンベヤを有してお
り、該コンベヤは複数のコンベヤブロック(以下、単に
ブロックという)A,B,C・・・が連結されて構成さ
れている。そして、図中矢印「Y」に示す方向に搬送物
1を互いに衝突すること無く送り出すものである。
【0014】各ブロックA,B・・・の側部近傍には、
コントローラ2a,2b,2c・・・が配置されてお
り、これにより、各ブロックA,B・・・は独立して駆
動、停止を切り換えることができるようになっている。
また、各ブロックA,B・・・の下流側先端部位には、
ブロック上に搬送物1が存在するかどうかを検出するた
めの検出センサ3a,3b,3c・・・が設置され、該
検出センサ3a,3b・・・はそれぞれ対応する各コン
トローラ2a,2b・・・に接続されている。更に、各
コントローラ2a,2b・・・は、隣どうしがそれぞれ
電気的に接続されており、信号のやりとりが行われるよ
うになっている。
【0015】図2は、本実施形態に係る各コントローラ
2a,2b・・・における動作手順を示すフローチャー
トであり、まず、検出センサ3により自ブロック(例え
ばB)上に搬送物1が存在しているか否かを判定し(ス
テップST1)、存在しない場合には(ステップST1
でNO)自ブロックBを駆動させて上流側ブロックCか
ら送られる搬送物1を自ブロックB上に導く(ステップ
ST4)。また、これと同時に上流側ブロックCのコン
トローラ2cに搬送信号を出力する(ステップST
5)。
【0016】また、自ブロックB上に搬送物1が存在す
る場合には(ステップST1でYES)、隣接する下流
側ブロックAが駆動されているかどうかが判定される
(ステップST2)。そして、駆動されている場合には
(ステップST2でYES)、ブロックBからブロック
Aに向けて搬送物1を送り出しても他の搬送物1と接触
することは無いので、自ブロックBを駆動させ、且つ上
流側ブロックCのコントローラ2cに搬送信号を出力す
る(ステップST4,5)。一方、下流側ブロックAが
駆動されていないときには(ステップST2でNO)、
自ブロックBを回転駆動させない(ステップST3)。
即ち、自ブロックB上に搬送物1が存在し、且つ、下流
側ブロックAが駆動されていなければ、下流側ブロック
A上に置かれた搬送物1と自ブロックB上の搬送物1と
が衝突することになるので、これを回避するために自ブ
ロックBを停止させてこの上に載置された搬送物1を待
機状態とする。
【0017】上記の内容をまとめると、下記の如くの動
作となる。(S1)自ブロック上に搬送物が無い場合に
は、自ブロックは動作状態となる。(S2)自ブロック
上に搬送物が存在し、且つ、下流側ブロックが動作して
いるときには自ブロックは動作状態となる。(S3)自
ブロック上に搬送物が存在し、且つ、下流側ブロックが
停止しているときには自ブロックは停止状態となる。
【0018】以下、図3(a)〜(d)、図4(e)〜
(g)に示す説明図を参照しながら、具体的な搬送の手
順について説明する。いま、図3(a)に示す如くブロ
ックA、Bにかけて長手の搬送物1aが載置され、更
に、ブロックC、Dにかけて通常サイズの搬送物1bが
載置され、更に、ブロックF、Gにかけてやはり通常サ
イズの搬送物1cが載置された状態で、ブロックAの下
流側が駆動していると、ブロックAは駆動することにな
り、これに伴って、上流側の各ブロックB、C、D・・
・も全て駆動状態となる。なお、図中に示す「ON」、
「OFF」は、各ブロックA,B,C・・・の動作状態
を示すものであり、「ON」は駆動、「OFF」は停止
をそれぞれ示している。
【0019】次いで、ブロックAの下流側が何らかの理
由で停止すると、同図(b)に示すように、ブロックA
は検出センサ3aにて搬送物1の存在が検出された時点
で駆動が停止され(前述の条件S3による)、同様にブ
ロックBもまた停止となる。この時、ブロックCでは検
出センサ3cによる検出信号が得られないので、駆動が
継続され、更に前述の条件S1、S2によりブロックC
よりも上流側の各ブロックD,E,F・・・は駆動が続
けられる。次いで、同図(c)に示すように、ブロック
Cの検出センサ3cにて搬送物1bの存在が検出される
と該ブロックCは停止状態とされ、引き続きブロック
D,E・・・は駆動が継続される。
【0020】その後、同図(d)、図4(e)〜(g)
に示すように、順次下流側の搬送物が送り出され、隙間
を埋めるようにして停止することになる。また、各搬送
物1は、前方に存在する搬送物1と衝突すること無く、
衝突の手前で停止することになるので、各搬送物に衝撃
が加えられること無く、安全に且つ隙間を空けず効率良
く搬送物を送り出すことができるようになる。
【0021】このようにして、本実施形態では、前記し
た条件S1〜S3に従って各ブロックの駆動、停止を制
御しており、たとえ長手の搬送物が送られてきた場合で
も、搬送物どうし衝突させること無く確実に下流側に搬
送することができる。
【0022】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。この実施形態では、概略的な構成は前記した第
1の実施形態と同様であるが、各コントローラ2での制
御方法が異なる。図5は、第2の実施形態に係るコント
ローラ2の制御手順を示すフローチャートであり、以下
該フローチャートに沿って動作を説明する。まず、自ブ
ロックB上に搬送物1が載置されているかどうかが判定
され(ステップST11)、搬送物1が存在しない場合
には(ステップST11でNO)、上流側ブロックC上
に搬送物1が存在するかどうかが判定される(ステップ
ST15)。そして、存在している場合には(ステップ
ST15でYES)上流側ブロックC上の搬送物1を自
ブロックB上に送り出すために自ブロックBを駆動させ
(ステップST16)、更に、上流側ブロックCの検出
センサ3cに搬送信号を出力する(ステップST1
7)。
【0023】一方、上流側ブロックC上に搬送物1が載
置されていない場合には(ステップST15でNO)、
自ブロックBを駆動させない(ステップST14)。ま
た、上流側ブロックCが駆動中で、検出センサ3cによ
る検出信号がオンからオフに切り換えられた場合でも、
タイマTMの動作により、所定時間動作を継続させた後
に停止するように構成されている。即ち、上流側ブロッ
クCから搬送物1が送られている際に、検出センサ3c
がオンからオフに切り替わった後、即時に自ブロックB
の駆動が停止すると、完全に搬送物が自ブロックB側に
送り出されない状態で停止してしまうので、これを回避
するために、たとえ検出センサ3cの検出信号がオンか
らオフに切り替わっても自ブロックBは所定時間オンを
継続させる。
【0024】また、自ブロックB上に搬送物1が存在す
る場合には(ステップST11でYES)、下流側ブロ
ックAに自ブロックBの存在信号を出力すると共に(ス
テップST12)、下流側ブロックAから搬送信号が与
えられているかどうかが判定される(ステップST1
3)。そして、搬送されていない場合には(ステップS
T13でNO)、自ブロックBの駆動を停止させる(ス
テップST14)。つまり、下流側ブロックA上に載置
された搬送物1と自ブロックB上に載置された搬送物1
との衝突を避けるために、自ブロックBを停止させる。
一方、下流側ブロックAから搬送信号が与えられると
(ステップST13でYES)、ステップ16,17に
より、自ブロックBは駆動され、搬送信号が上流側ブロ
ックCに出力される。つまり、下流側ブロックAが駆動
状態であれば、自ブロックB上に載置された搬送物1を
下流側に送り出しても搬送物1どうしが衝突することは
無いので、自ブロックBを駆動させてこの上に載置され
た搬送物1を下流側へ搬送する。
【0025】こうして、上流側の在席状況、及び下流側
の搬送状況、自ブロック上の在席状況に応じて適宜自ブ
ロックの駆動、停止が制御され、各搬送物1どうしが衝
突すること無く搬送されるのである。
【0026】上記の各動作をまとめると下記の如くとな
る。 (T1)自ブロック上に搬送物が存在せず、且つ、上流
側ブロック上に搬送物が載置されている場合には自ブロ
ックは駆動状態となる。 (T2)自ブロック上に搬送物が存在せず、且つ、上流
側ブロック上に搬送物が載置されていない場合には自ブ
ロックは停止状態となる。 (T3)自ブロック上に搬送物が載置されており、且
つ、下流側ブロックが搬送状態にある場合には自ブロッ
クは駆動状態となる。 (T4)自ブロック上に搬送物が載置されており、且
つ、下流側ブロックが搬送状態でない場合には自ブロッ
クは停止状態となる。
【0027】以下、図6(a)〜(d)、図7(e)〜
(g)に示す動作説明図を参照しながら、第2の実施形
態に係る動作について説明する。いま、同図(a)に示
す如くブロックA、Bにかけて長手の搬送物1aが載置
され、また、ブロックC、Dにかけて通常サイズの搬送
物1bが載置され、更に、ブロックF,Gにかけてやは
り通常サイズの搬送物1cが載置された状態であると、
検出センサ3aでは搬送物1aの存在が検出されておら
ず、且つ、検出センサ3bでは搬送物1aの存在が検出
されているので、上記T1の条件により、ブロックAは
駆動することになる。また、ブロックBでは、自ブロッ
クが搬送物1aの存在を検出しており、下流側ブロック
Aが駆動しているので、上記T3の条件により駆動する
ことになる。つまり、長手の搬送物1aはブロックA,
Bの駆動により下流側に送り出される。また、同様に各
条件T1〜T4により、ブロックCは駆動、ブロックD
は駆動、ブロックEは停止、ブロックFは駆動となる。
【0028】その後、図6(b)に示されるように、搬
送物1aがブロックAの検出センサ3aに検出され、且
つ、ブロックAの下流側が停止すると、T4の条件によ
りブロックAは停止される。同様に、ブロックBも停止
となるが、ブロックCはT3の条件により駆動される。
更に、ブロックDは駆動、ブロックEは停止、ブロック
Fは駆動とされる。更に、詳細な説明は省略するが、図
6(c),(d)、図7(e)〜(g)の如く動作して
隙間を詰めながら搬送物を送り出すことができる。ここ
で、図6、図7の各図から容易に理解されるように、初
期の状態においてはランダムに間隔を空けながら搬送さ
れて来た搬送物1が、搬送物1どうしが衝突すること無
く、且つ、除々に隙間を埋めるように搬送されるので、
衝突による損傷を防止することができ、効率の良い搬送
を行うことができるようになる。
【0029】また、搬送物1aの如くの、長手の搬送物
が搬送された場合においても、他の搬送物1と衝突する
こと無く確実に隙間を詰めながら搬送することができる
ので、汎用性が向上する。更に、隣接する上流側及び下
流側のブロックの動作状況により、適宜自ブロックを停
止させるように制御するので、搬送に寄与しないブロッ
クを停止させることができ、電力の消費を削減するとと
もに、機器の長寿命化を図ることができるようになる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動搬送
装置では、各コンベヤブロック毎に設けられたコントロ
ーラにより、上流側の状態、下流側の状態に基づき、自
コンベヤブロックを駆動させるかどうかを判定している
ので、搬送物どうしが衝突すること無く、且つ、順次搬
送物どうしの間に存在する間隔を詰めながら搬送するこ
とができる。従って、効率の良い搬送が可能となると共
に、搬送物どうしの衝突による内部に梱包された製品の
損傷を防止することができるようになる。また、搬送に
寄与しないコンベヤブロックは停止状態とされるので、
電力の消費を削減することができ、更に、機器の長寿命
化をも図ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る自動搬送装置の構
成を示す説明図。
【図2】 本発明の第1の実施形態に係る自動搬送装置
に搭載されるコントローラの動作手順を示すフローチャ
ート図。
【図3】 本発明の第1の実施形態に係る自動搬送装置
の動作説明図。
【図4】 本発明の第1の実施形態に係る自動搬送装置
の動作説明図。
【図5】 本発明の第2の実施形態に係る自動搬送装置
に搭載されるコントローラの動作手順を示すフローチャ
ート図。
【図6】 本発明の第2の実施形態に係る自動搬送装置
の動作説明図。
【図7】 本発明の第2の実施形態に係る自動搬送装置
の動作説明図。
【図8】 従来における自動搬送装置の動作を示す説明
図。
【符号の説明】
A,B,C・・・ ブロック(コンベヤブロック) 1(1a〜1c) 搬送物 2(2a,2b,2c・・・) コントローラ(制御手
段) 3(3a,3b,3c・・・) 検出センサ TM タイマ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意のタイミングで送り出される任意の
    サイズの搬送物を、各搬送物どうしの衝突を回避して搬
    送する自動搬送装置であって、 それぞれが独立に駆動、停止する複数個のコンベヤブロ
    ックを連接して構成され、前記搬送物を上流側から下流
    側まで搬送するコンベヤと、 前記各コンベヤブロックの駆動、停止を制御する制御手
    段と、 前記各コンベヤブロック毎に配置され、当該コンベヤブ
    ロック上に搬送物が存在するか否かを判定する搬送物検
    出手段と、を有し、前記制御手段は、 搬送物検出手段により、自コンベヤブロック上に搬送物
    が存在しないことが検出された際には自コンベヤブロッ
    クを駆動させ、 自コンベヤブロック上に搬送物が存在し、且つ、隣接す
    る下流側コンベヤブロックが駆動状態であるときには自
    コンベヤブロックを駆動させ、 自コンベヤブロック上に搬送物が存在し、且つ、隣接す
    る下流側コンベヤブロックが停止状態であるときには自
    コンベヤブロックを停止させるべく制御を行うことを特
    徴とする自動搬送装置。
  2. 【請求項2】 任意のタイミングで送り出される任意の
    サイズの搬送物を、各搬送物どうしの衝突を回避して搬
    送する自動搬送装置であって、 それぞれが独立に駆動、停止する複数個のコンベヤブロ
    ックを連接して構成され、前記搬送物を上流側から下流
    側まで搬送するコンベヤと、 前記各コンベヤブロックの駆動、停止を制御する制御手
    段と、 前記各コンベヤブロック毎に配置され、当該コンベヤブ
    ロック上に搬送物が存在するか否かを判定する搬送物検
    出手段と、を有し、前記制御手段は、 搬送物検出手段により、自コンベヤブロック上に搬送物
    が存在しないことが検出され、且つ、隣接する上流側コ
    ンベヤブロック上に搬送物が存在する場合には自コンベ
    ヤブロックを駆動させ、 自コンベヤブロック上に搬送物が存在せず、且つ、隣接
    する上流側コンベヤブロック上に搬送物が存在しない場
    合には自コンベヤブロックを停止させ、 自コンベヤブロック上に搬送物が存在し、且つ、隣接す
    る下流側コンベヤブロックが駆動状態であるときには自
    コンベヤブロックを駆動させ、 自コンベヤブロック上に搬送物が存在し、且つ、隣接す
    る下流側コンベヤブロックが停止状態であるときには自
    コンベヤブロックを停止させるべく制御を行うことを特
    徴とする自動搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、自コンベヤブロックが
    駆動状態にある時に、自コンベヤブロック上に搬送物が
    存在せず、且つ、隣接する上流側コンベヤブロック上に
    搬送物が存在しない状態となった際には、一定時間経過
    後に自コンベヤブロックの駆動を停止させることを特徴
    とする請求項2記載の自動搬送装置。
JP9146078A 1997-05-21 1997-05-21 自動搬送装置 Pending JPH10316229A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9146078A JPH10316229A (ja) 1997-05-21 1997-05-21 自動搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9146078A JPH10316229A (ja) 1997-05-21 1997-05-21 自動搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10316229A true JPH10316229A (ja) 1998-12-02

Family

ID=15399622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9146078A Pending JPH10316229A (ja) 1997-05-21 1997-05-21 自動搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10316229A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005047675A (ja) * 2003-07-29 2005-02-24 Daifuku Co Ltd 搬送装置
JP2009046308A (ja) * 2008-10-24 2009-03-05 Daifuku Co Ltd 搬送装置
JP2010100416A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Ito Denki Kk コンベア装置、並びに、コンベア制御装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5094672A (ja) * 1973-12-24 1975-07-28
JPH04201917A (ja) * 1990-11-30 1992-07-22 Misuzu Koki Kk アキュームレーションコンベア
JPH0645937U (ja) * 1992-11-20 1994-06-24 三機工業株式会社 ベルト駆動ローラコンベヤ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5094672A (ja) * 1973-12-24 1975-07-28
JPH04201917A (ja) * 1990-11-30 1992-07-22 Misuzu Koki Kk アキュームレーションコンベア
JPH0645937U (ja) * 1992-11-20 1994-06-24 三機工業株式会社 ベルト駆動ローラコンベヤ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005047675A (ja) * 2003-07-29 2005-02-24 Daifuku Co Ltd 搬送装置
JP2009046308A (ja) * 2008-10-24 2009-03-05 Daifuku Co Ltd 搬送装置
JP2010100416A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Ito Denki Kk コンベア装置、並びに、コンベア制御装置
US8028817B2 (en) 2008-10-24 2011-10-04 Itoh Denki Co., Ltd. Conveyor and conveyor controller

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2421777B1 (en) Zoned accumulation conveyor
KR100526643B1 (ko) 콘베이어시스템및그제어방법
US7905345B2 (en) Conveyor system and method for accumulating packages of varying lengths
JP4122392B2 (ja) ゾーンコントローラ
KR20160149993A (ko) 반송 설비
JPH10316229A (ja) 自動搬送装置
JP2019189386A (ja) 制御装置及びコンベヤ
KR20180109761A (ko) 물품 반송 설비
JP2007186288A (ja) 減列型製品供給装置
JP2005119798A (ja) 搬送装置
JP4862359B2 (ja) 走行体の走行制御システム及び走行体の走行制御方法
JP2012246079A (ja) 物品搬送装置
JP2003221112A (ja) 自動搬送装置
JP5193417B2 (ja) ボトル供給システム
JP2005119866A (ja) 製品供給装置
JP2003212334A (ja) 搬送システム
JP7173096B2 (ja) 物品搬送設備
KR20230131662A (ko) 화물 이송 시스템 및 그 제어방법
KR0114439Y1 (ko) 다열 이송 컨베이어의 이송물 마찰 감소장치
JPH07247015A (ja) 荷くずれ検出方法
JP2007153492A (ja) 物品切離し装置
JP2747853B2 (ja) 物品移載方法及び装置
JP2005060083A (ja) 搬送装置
JP2822136B2 (ja) 物品の搬送方法
JP2001163410A (ja) 物品の切出し搬送装置の緊急停止方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060614

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061025