JPH10315488A - 印刷システム及び印刷方法並びに印刷制御プログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

印刷システム及び印刷方法並びに印刷制御プログラムが記録された記録媒体

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JPH10315488A
JPH10315488A JP12901997A JP12901997A JPH10315488A JP H10315488 A JPH10315488 A JP H10315488A JP 12901997 A JP12901997 A JP 12901997A JP 12901997 A JP12901997 A JP 12901997A JP H10315488 A JPH10315488 A JP H10315488A
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Kousuke Fukaya
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷データの属性(クリーニングを必要とす
るか否か等)に応じてクリーニング処理を実行し、迅速
な印刷処理が可能な印刷システム等を提供する。 【解決手段】 コンピュータにおいて、複数の印刷デー
タを生成すると共に、ヘッドのクリーニングが必要な印
刷データであるか否かを示すクリーニング情報を印刷デ
ータ毎に付加し出力する(ステップS2、S3及びS
4)。そして、プリンタにおいて、クリーニング情報に
基づいて、クリーナによりヘッドをクリーニングしつつ
印刷出力を行う(ステップS11乃至S15)。この
際、プリンタとコンピュータの間のデータ蓄積器におい
て、コンピュータから入力された印刷データを、クリー
ニングが不要な印刷データを先頭に移動すると共に(ス
テップS6)、短時間で終了するクリーニング処理を伴
う印刷データほど前方に移動し(ステップS7)、移動
後の順番でプリンタに出力して(ステップS8及びS
9)印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
データ生成装置と、当該データ生成装置に接続されてお
り、実際に印刷を実行する印刷部を清浄化しつつ印刷処
理を実行することが可能な印刷装置とにより構成される
印刷システムにおける印刷制御の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、インクジェット方式の印
刷装置においては、長時間印刷をすることなく放置する
と、プリンタヘッド部に含まれるノズル部に残留してい
るインクが乾燥してしまい、結果としてノズル詰りが生
じる場合がある。
【0003】また、多量の印刷処理を実行すると、ノズ
ル部の先端から使用するインクの液垂れを生じることが
あり、この場合にもノズル部が目詰りする場合がある。
【0004】従って、これらの現象が発生したときは、
従来では、例えば、負圧をかけてノズル部内の残留イン
クを吸出したり、また、物理的にノズル部の先端を拭き
取ったり、更に印刷領域でない部分に残留しているイン
クを吹出したりする、いわゆるクリーニング処理が行わ
れていた。
【0005】そして、当該クリーニング処理は、例え
ば、一定期間毎又は一定印刷量毎に実行されることが一
般的であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
データ生成装置において生成される印刷データには、ク
リーニング処理を行ってから印刷を実行することにより
得られる鮮明な印刷結果を必要とする印刷データ(例え
ば、最終的な印刷結果を取得したい印刷データ)と、鮮
明さよりも印刷処理の迅速性を要求する印刷データ(例
えば、印刷結果の態様を確認するためのいわゆる試し印
刷で十分な印刷データ)の双方が存在する場合が多い
が、このような場合に、上記従来のように一定期間毎又
は一定印刷量毎にクリーニング処理を実行するように構
成されていると、上記迅速性が要求される印刷データに
ついては、当該クリーニング処理を実行するタイミング
に当該迅速性が要求される印刷データが印刷装置に入力
されたときには、当該クリーニング処理に必要な時間の
ために、迅速な印刷処理ができない場合があるという問
題点があった。
【0007】そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みて
なされたもので、その課題は、クリーニング処理を行い
つつ印刷処理を実行する印刷システムにおいて、印刷デ
ータの属性(クリーニングを必要とするか否か等)に応
じてクリーニング処理を実行し、迅速な印刷処理が可能
な印刷システム及び印刷方法並びに印刷制御プログラム
を記録した記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、印刷すべき複数の印刷
データを生成すると共に、出力エンジン等の印刷手段を
清浄化して印刷すべき前記印刷データであるか否かを示
す清浄化識別情報を前記印刷データ毎に付加し、前記印
刷データと共に出力するコンピュータ等のデータ生成装
置と、前記清浄化識別情報が付加された印刷データを複
数個、一時的に蓄積して出力するデータ蓄積器等の蓄積
装置と、前記蓄積装置から出力された前記印刷データを
印刷出力する前記印刷手段を含むプリンタ等の印刷装置
と、により構成される印刷システムであって、前記印刷
装置は、前記印刷手段を清浄化するクリーナ等の清浄化
手段を更に備えると共に、前記清浄化識別情報に基づい
て、前記清浄化手段により前記印刷手段を清浄化しつつ
前記印刷データの印刷出力を行うように構成される。
【0009】請求項1に記載の発明の作用によれば、デ
ータ生成装置は、印刷すべき複数の印刷データを生成す
ると共に、清浄化識別情報を当該印刷データ毎に付加
し、印刷データと共に出力する。
【0010】そして、蓄積装置は、清浄化識別情報が付
加された印刷データを複数個、一時的に蓄積して出力す
る。
【0011】その後、印刷装置に含まれる印刷手段は、
蓄積装置から出力された印刷データを印刷出力する。
【0012】そして、印刷装置に含まれる清浄化手段
は、印刷手段を清浄化する。
【0013】このとき、清浄化識別情報に基づいて、清
浄化手段により印刷手段を清浄化しつつ印刷データの印
刷出力を行う。
【0014】よって、印刷データ毎に清浄化識別情報が
付加されているので、定期的に清浄化を実行する場合に
比して不必要な清浄化を防止でき、迅速に印刷出力を実
行できる。
【0015】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載の印刷システムにおい
て、前記蓄積手段は、複数の前記印刷データが蓄積され
た後、前記清浄化識別情報に基づいて、前記清浄化が必
要な前記印刷データに先立って当該清浄化が不要な前記
印刷データを前記印刷装置に出力し、前記印刷装置は、
入力される前記印刷データを入力された順序に印刷出力
するように構成される。
【0016】請求項2に記載の発明の作用によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、蓄積手段は、複数
の印刷データが蓄積された後、清浄化識別情報に基づい
て、清浄化が必要な印刷データに先立って当該清浄化が
不要な印刷データを印刷装置に出力する。
【0017】そして、印刷装置は、入力される印刷デー
タを入力された順序に印刷出力する。
【0018】よって、清浄化が不要な印刷データが先に
印刷出力されるので、当該清浄化が不要な印刷データに
ついてより迅速に印刷出力を実行することができる。
【0019】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、請求項2に記載の印刷システムにおい
て、前記清浄化を行うことを示す前記清浄化識別情報
は、前記清浄化に要する所要時間を示す副清浄化情報を
更に含み、前記蓄積手段は、前記清浄化を行うことを示
す前記清浄化識別情報が付加された前記印刷データにつ
いて、前記副清浄化情報に基づいて、前記清浄化が短時
間で完了する前記印刷データを先に前記印刷装置に出力
するように構成される。
【0020】請求項3に記載の発明の作用によれば、請
求項2に記載の発明の作用に加えて、清浄化を行うこと
を示す清浄化識別情報は、清浄化に要する所要時間を示
す副清浄化情報を更に含み、蓄積手段は、清浄化を行う
ことを示す清浄化識別情報が付加された印刷データにつ
いて、副清浄化情報に基づいて、清浄化が短時間で完了
する印刷データを先に印刷装置に出力する。
【0021】よって、清浄化しつつ印刷すべき印刷デー
タについても、短時間で清浄化が終了する印刷データほ
ど迅速に印刷出力することができる。
【0022】上記の課題を解決するために、請求項4に
記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の
印刷システムにおいて、前記印刷装置は複数種類の前記
印刷手段を備えると共に、前記清浄化識別情報は当該印
刷手段の種類毎に設定されており、更に前記清浄化手段
は、前記清浄化識別情報に基づいて、当該印刷手段毎に
前記清浄化を実行するように構成される。
【0023】請求項4に記載の発明の作用によれば、請
求項1から3のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、印刷装置が複数種類の印刷手段を備えると共に、清
浄化識別情報が当該印刷手段の種類毎に設定されてお
り、更に清浄化手段が、清浄化識別情報に基づいて、当
該印刷手段毎に清浄化を実行する。
【0024】よって、複数種類の印刷手段が備えられて
いる場合でも、不必要な清浄化を防止でき、迅速に印刷
出力を実行できる。
【0025】上記の課題を解決するために、請求項5に
記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の
印刷システムにおいて、前記印刷データはカラー印刷を
行うべきカラー印刷データであると共に、前記清浄化識
別情報は、当該カラー印刷に使用される色毎に設定され
ており、更に、前記清浄化手段は、当該色別に設定され
た清浄化識別情報に基づいて、前記色別に前記印刷手段
の清浄化を行うように構成される。
【0026】請求項5に記載の発明の作用によれば、請
求項1から4のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、印刷データはカラー印刷データであると共に、清浄
化識別情報は、当該カラー印刷に使用される色毎に設定
されており、更に、清浄化手段は、当該色別に設定され
た清浄化識別情報に基づいて清浄化を行いつつ印刷デー
タを印刷出力する。
【0027】よって、色毎に清浄化の必要性の有無が判
断できるので、より効率的に清浄化を実行することがで
きる。
【0028】上記の課題を解決するために、請求項6に
記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の
印刷システムにおいて、前記清浄化手段は、複数種類の
異なる清浄化処理を実施可能であると共に、前記清浄化
識別情報は、前記印刷データが前記印刷手段を清浄化し
て印刷すべきデータであるとき当該清浄化の処理の種類
を示す種別情報を更に含み、前記印刷装置は、前記種別
情報に対応した種類の清浄化処理を用いて前記清浄化手
段により前記印刷手段を清浄化しつつ前記印刷データの
印刷出力を実行するように構成される。
【0029】請求項6に記載の発明の作用によれば、請
求項1から5のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、清浄化手段が、複数種類の異なる清浄化処理を実施
可能であると共に、清浄化識別情報は、印刷データが印
刷手段を清浄化して印刷すべきデータであるとき種別情
報を更に含み、印刷装置は、種別情報に対応した種類の
清浄化処理を用いて清浄化手段により印刷手段を清浄化
しつつ印刷データの印刷出力を実行する。
【0030】よって、印刷データに対応した種類の清浄
化を実行しつつ迅速に印刷出力を実行できる。
【0031】上記の課題を解決するために、請求項7に
記載の発明は、印刷すべき複数の印刷データを生成する
と共に、印刷手段を清浄化して印刷すべき前記データで
あるか否かを示す清浄化識別情報を前記印刷データ毎に
付加し、前記印刷データと共に出力するデータ生成工程
と、前記清浄化識別情報が付加された印刷データを複数
個、一時的に蓄積手段に蓄積して出力する蓄積工程と、
前記蓄積工程において出力された前記印刷データを前記
印刷手段を用いて印刷出力する印刷工程と、により構成
される印刷方法であって、前記印刷工程は、前記印刷手
段を清浄化する清浄化工程を更に含むと共に、前記清浄
化識別情報に基づいて、前記清浄化工程において前記印
刷手段を清浄化しつつ前記印刷データの印刷出力を行う
ように構成される。
【0032】請求項7に記載の発明の作用によれば、デ
ータ生成工程において、印刷すべき複数の印刷データを
生成すると共に、清浄化識別情報を当該印刷データ毎に
付加し、印刷データと共に出力する。
【0033】そして、蓄積工程において、清浄化識別情
報が付加された印刷データを複数個、蓄積手段に一時的
に蓄積して出力する。
【0034】その後、印刷工程において、蓄積装置から
出力された印刷データを印刷手段を用いて印刷出力す
る。
【0035】そして、清浄化工程において印刷手段を清
浄化する。
【0036】このとき、清浄化識別情報に基づいて、清
浄化工程において印刷手段を清浄化しつつ印刷データの
印刷出力を行う。
【0037】よって、印刷データ毎に清浄化識別情報が
付加されているので、定期的に清浄化を実行する場合に
比して不必要な清浄化を防止でき、迅速に印刷出力を実
行できる。
【0038】上記の課題を解決するために、請求項8に
記載の発明は、請求項7に記載の印刷方法であって、前
記蓄積工程において、複数の前記印刷データが蓄積され
た後、前記清浄化識別情報に基づいて、前記清浄化が必
要な前記印刷データに先立って当該清浄化が不要な前記
印刷データを出力し、前記印刷工程において、入力され
る前記印刷データを入力された順序に印刷出力するよう
に構成される。
【0039】請求項8に記載の発明の作用によれば、請
求項7に記載の発明の作用に加えて、蓄積工程におい
て、複数の印刷データが蓄積された後、清浄化識別情報
に基づいて、清浄化が必要な印刷データに先立って当該
清浄化が不要な印刷データを出力する。
【0040】そして、印刷工程において、入力される印
刷データを入力された順序に印刷出力する。
【0041】よって、清浄化が不要な印刷データが先に
印刷出力されるので、当該清浄化が不要な印刷データに
ついてより迅速に印刷出力を実行することができる。
【0042】上記の課題を解決するために、請求項9に
記載の発明は、請求項8に記載の印刷方法において、前
記清浄化を行うことを示す前記清浄化識別情報は、前記
清浄化に要する所要時間を示す副清浄化情報を更に含
み、前記蓄積工程において、前記清浄化を行うことを示
す前記清浄化識別情報が付加された前記印刷データにつ
いて、前記副清浄化情報に基づいて、前記清浄化が短時
間で完了する前記印刷データを先に出力するように構成
される。
【0043】請求項9に記載の発明の作用によれば、請
求項8に記載の発明の作用に加えて、清浄化を行うこと
を示す清浄化識別情報は、清浄化に要する所要時間を示
す副清浄化情報を更に含み、蓄積工程において、清浄化
を行うことを示す清浄化識別情報が付加された印刷デー
タについて、副清浄化情報に基づいて、清浄化が短時間
で完了する印刷データを先に出力する。
【0044】よって、清浄化しつつ印刷すべき印刷デー
タについても、短時間で清浄化が終了する印刷データほ
ど迅速に印刷出力することができる。
【0045】上記の課題を解決するために、請求項10
に記載の発明は、請求項7から9のいずれか一項に記載
の印刷方法において、前記清浄化識別情報は複数種類の
前記印刷手段における当該印刷手段の種類毎に設定され
ており、更に前記清浄化工程において、前記清浄化識別
情報に基づいて、当該印刷手段毎に前記清浄化を実行す
るように構成される。
【0046】請求項10に記載の発明の作用によれば、
請求項7から9のいずれか一項に記載の発明の作用に加
えて、清浄化識別情報が複数種類の印刷手段における当
該印刷手段の種類毎に設定されており、更に清浄化工程
において、清浄化識別情報に基づいて、当該印刷手段毎
に清浄化を実行する。
【0047】よって、複数種類の印刷手段が備えられて
いる場合でも、不必要な清浄化を防止でき、迅速に印刷
出力を実行できる。
【0048】上記の課題を解決するために、請求項11
に記載の発明は、請求項7から10のいずれか一項に記
載の印刷方法において、前記印刷データはカラー印刷を
行うべきカラー印刷データであると共に、前記清浄化識
別情報は、当該カラー印刷に使用される色毎に設定され
ており、更に、前記清浄化工程において、当該色別に設
定された清浄化識別情報に基づいて、前記色別に前記印
刷手段の清浄化を行うように構成される。
【0049】請求項11に記載の発明の作用によれば、
請求項7から10のいずれか一項に記載の発明の作用に
加えて、印刷データはカラー印刷データであると共に、
清浄化識別情報は、当該カラー印刷に使用される色毎に
設定されており、更に、清浄化工程において、当該色別
に設定された清浄化識別情報に基づいて清浄化を行いつ
つ印刷データを印刷出力する。
【0050】よって、色毎に清浄化の必要性の有無が判
断できるので、より効率的に清浄化を実行することがで
きる。
【0051】上記の課題を解決するために、請求項12
に記載の発明は、請求項7から11のいずれか一項に記
載の印刷方法において、前記清浄化工程においては、複
数種類の異なる清浄化処理を実施可能であると共に、前
記清浄化識別情報は、前記印刷データが前記印刷手段を
清浄化して印刷すべきデータであるとき当該清浄化の処
理の種類を示す種別情報を更に含み、前記印刷工程にお
いて、前記種別情報に対応した種類の清浄化処理を用い
て前記印刷手段を清浄化しつつ前記印刷データの印刷出
力を実行するように構成される。
【0052】請求項12に記載の発明の作用によれば、
請求項7から11のいずれか一項に記載の発明の作用に
加えて、清浄化工程においては、複数種類の異なる清浄
化処理を実施可能であると共に、清浄化識別情報は、印
刷データが印刷手段を清浄化して印刷すべきデータであ
るとき種別情報を更に含み、印刷工程において、種別情
報に対応した種類の清浄化処理を用いて印刷手段を清浄
化しつつ印刷データの印刷出力を実行する。
【0053】よって、印刷データに対応した種類の清浄
化を実行しつつ迅速に印刷出力を実行できる。
【0054】上記の課題を解決するために、請求項13
に記載の発明は、データ生成装置に含まれるコンピュー
タを、印刷すべき複数の印刷データを生成すると共に、
印刷手段を清浄化して印刷すべき前記印刷データである
か否かを示す清浄化識別情報を前記印刷データ毎に付加
し、前記印刷データと共に出力する生成手段として機能
させる第1印刷制御プログラムと、蓄積装置に含まれる
コンピュータを、前記清浄化識別情報が付加された印刷
データを複数個、一時的に当該蓄積装置に蓄積して出力
させる蓄積制御手段として機能させる第2印刷制御プロ
グラムと、印刷装置に含まれるコンピュータを、前記蓄
積装置から出力された前記印刷データを印刷出力する前
記印刷手段を制御する印刷制御手段として機能させる第
3印刷制御プログラムと、により構成される印刷制御プ
ログラムが記録された記録媒体であって、前記印刷装置
に含まれるコンピュータは、前記印刷手段を清浄化する
清浄化手段として更に機能すると共に、前記清浄化識別
情報に基づいて、前記印刷手段を清浄化しつつ前記印刷
データの印刷出力を行うことを特徴とする印刷制御プロ
グラムが記録されて構成される。
【0055】請求項13に記載の発明の作用によれば、
生成手段として機能するコンピュータは、印刷すべき複
数の印刷データを生成すると共に、清浄化識別情報を当
該印刷データ毎に付加し、印刷データと共に出力する。
【0056】そして、蓄積制御手段としての機能するコ
ンピュータは、清浄化識別情報が付加された印刷データ
を複数個、一時的に蓄積装置に蓄積して出力させる。
【0057】その後、印刷制御手段として機能するコン
ピュータは、蓄積装置から出力された印刷データを印刷
出力する印刷手段を制御する。
【0058】そして、清浄化手段として機能するコンピ
ュータは、印刷手段を清浄化する。
【0059】このとき、清浄化識別情報に基づいて、印
刷手段を清浄化しつつ印刷データの印刷出力を行う。
【0060】よって、印刷データ毎に清浄化識別情報が
付加されているので、定期的に清浄化を実行する場合に
比して不必要な清浄化を防止でき、迅速に印刷出力を実
行できる。
【0061】上記の課題を解決するために、請求項14
に記載の発明は、請求項13に記載の印刷制御プログラ
ムが記録された記録媒体において、前記蓄積制御手段と
して機能するコンピュータは、複数の前記印刷データが
蓄積された後、前記清浄化識別情報に基づいて、前記清
浄化が必要な前記印刷データに先立って当該清浄化が不
要な前記印刷データを前記印刷装置に出力し、前記印刷
装置に含まれるコンピュータは、入力される前記印刷デ
ータを入力された順序に印刷出力するように構成され
る。
【0062】請求項14に記載の発明の作用によれば、
請求項13に記載の発明の作用に加えて、蓄積制御手段
として機能するコンピュータは、複数の印刷データが蓄
積された後、清浄化識別情報に基づいて、清浄化が必要
な印刷データに先立って当該清浄化が不要な印刷データ
を出力する。
【0063】そして、印刷制御手段として機能するコン
ピュータは、入力される印刷データを入力された順序に
印刷出力させる。
【0064】よって、清浄化が不要な印刷データが先に
印刷出力されるので、当該清浄化が不要な印刷データに
ついてより迅速に印刷出力を実行することができる。
【0065】上記の課題を解決するために、請求項15
に記載の発明は、請求項14に記載の印刷制御プログラ
ムが記録された記録媒体において、前記清浄化を行うこ
とを示す前記清浄化識別情報は、前記清浄化に要する所
要時間を示す副清浄化情報を更に含み、前記蓄積制御手
段として機能するコンピュータは、前記清浄化を行うこ
とを示す前記清浄化識別情報が付加された前記印刷デー
タについて、前記副清浄化情報に基づいて、前記清浄化
が短時間で完了する前記印刷データを先に前記印刷装置
に出力するように構成される。
【0066】請求項15に記載の発明の作用によれば、
請求項14に記載の発明の作用に加えて、清浄化を行う
ことを示す清浄化識別情報は、清浄化に要する所要時間
を示す副清浄化情報を更に含み、蓄積制御手段として機
能するコンピュータは、清浄化を行うことを示す清浄化
識別情報が付加された印刷データについて、副清浄化情
報に基づいて、清浄化が短時間で完了する印刷データを
先に出力する。
【0067】よって、清浄化しつつ印刷すべき印刷デー
タについても、短時間で清浄化が終了する印刷データほ
ど迅速に印刷出力することができる。
【0068】上記の課題を解決するために、請求項16
に記載の発明は、請求項13から15のいずれか一項に
記載の印刷制御プログラムが記録された記録媒体におい
て、前記印刷装置に含まれるコンピュータは、複数種類
の前記印刷手段を制御する印刷制御手段として機能する
と共に、前記清浄化識別情報は当該印刷手段の種類毎に
設定されており、更に前記清浄化手段として機能するコ
ンピュータは、前記清浄化識別情報に基づいて、当該印
刷手段毎に前記清浄化を実行するように構成される。
【0069】請求項16に記載の発明の作用によれば、
請求項13から15のいずれか一項に記載の発明の作用
に加えて、印刷装置に含まれるコンピュータは、複数種
類の印刷手段を制御する印刷制御手段として機能すると
共に、清浄化識別情報は当該印刷手段の種類毎に設定さ
れており、更に清浄化手段として機能するコンピュータ
は、清浄化識別情報に基づいて、当該印刷手段毎に清浄
化を実行する。
【0070】よって、複数種類の印刷手段が備えられて
いる場合でも、不必要な清浄化を防止でき、迅速に印刷
出力を実行できる。
【0071】上記の課題を解決するために、請求項17
に記載の発明は、請求項13から16のいずれか一項に
記載の印刷制御プログラムが記録された記録媒体におい
て、前記印刷データはカラー印刷を行うべきカラー印刷
データであると共に、前記清浄化識別情報は、当該カラ
ー印刷に使用される色毎に設定されており、更に、前記
清浄化手段として機能するコンピュータは、当該色別に
設定された清浄化識別情報に基づいて、前記色別に前記
印刷手段の清浄化を行うように構成される。
【0072】請求項17に記載の発明の作用によれば、
請求項13から16のいずれか一項に記載の発明の作用
に加えて、印刷データはカラー印刷データであると共
に、清浄化識別情報は、当該カラー印刷に使用される色
毎に設定されており、更に、清浄化手段として機能する
コンピュータは、当該色別に設定された清浄化識別情報
に基づいて清浄化を行いつつ印刷データを印刷出力す
る。
【0073】よって、色毎に清浄化の必要性の有無が判
断できるので、より効率的に清浄化を実行することがで
きる。
【0074】上記の課題を解決するために、請求項18
に記載の発明は、請求項13から17のいずれか一項に
記載の印刷制御プログラムが記録された記録媒体におい
て、前記清浄化手段として機能するコンピュータは、複
数種類の異なる清浄化処理を実施可能であると共に、前
記清浄化識別情報は、前記印刷データが前記印刷手段を
清浄化して印刷すべきデータであるとき当該清浄化の処
理の種類を示す種別情報を更に含み、前記印刷制御手段
として機能するコンピュータは、前記種別情報に対応し
た種類の清浄化処理を用いて前記印刷手段を清浄化しつ
つ前記印刷データの印刷出力を実行するように構成され
る。
【0075】請求項18に記載の発明の作用によれば、
請求項13から17のいずれか一項に記載の発明の作用
に加えて、清浄化手段として機能するコンピュータが、
複数種類の異なる清浄化処理を実施可能であると共に、
清浄化識別情報は、印刷データが印刷手段を清浄化して
印刷すべきデータであるとき種別情報を更に含み、印刷
制御手段として機能するコンピュータは、種別情報に対
応した種類の清浄化処理を用いて印刷手段を清浄化しつ
つ印刷データの印刷出力を実行する。
【0076】よって、印刷データに対応した種類の清浄
化を実行しつつ迅速に印刷出力を実行できる。
【0077】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明
する実施の形態は、データ生成装置としての複数のコン
ピュータが、蓄積装置としての一のデータ蓄積器を介し
て印刷装置としてのプリンタに接続されたネットワーク
システムにおいて、夫々のコンピュータにより当該プリ
ンタを共同使用する場合の印刷制御に対して本発明を適
用した場合の実施の形態である。
【0078】(I)全体構成 始めに、実施形態のネットワークシステムの構成につい
て、図1を用いて説明する。
【0079】図1に示すように、実施形態のネットワー
クシステムWは、4台のコンピュータ1乃至4と、デー
タ蓄積器6と、夫々のコンピュータ1乃至4とデータ変
換器6を接続する切換器5と、プリンタ7とにより構成
されている。
【0080】この構成において、各コンピュータ1乃至
4は、夫々が備えるアプリケーションソフトウェア等を
用いてプリンタ7において印刷出力すべき印刷データを
複数個生成して切換器5に出力する。ここで、上記印刷
データとしては、例えば、Adobe社の「ポストスク
リプト」等の周知のページ記述言語により作成される。
【0081】切換器5は、夫々のコンピュータ1乃至4
からの各印刷データを一時的に記憶するバッファ部を備
え、これらの印刷データをコンピュータ毎に時分割的に
データ蓄積器6に出力する。
【0082】一方、データ蓄積器6は、各コンピュータ
1乃至4から切換器5を介して送信されてくる夫々の印
刷データを、後述のフローチャートで示される処理に基
づいて蓄積すると共にその順序を入替え、入替えた後の
順番にしたがってプリンタ7に出力する。
【0083】そして、プリンタ7は出力されてきた印刷
データ毎に当該プリンタ7が保有する変換データ(印刷
用フォント、印刷用変換規則データ等)を用いて印刷出
力するためのいわゆるビットマップデータに展開した
後、当該ビットマップデータに基づき、対応する印刷出
力を行う。
【0084】(II)細部構成 次に、上記ネットワークシステムWを構成する各構成部
材の細部構成を図2及び図3を用いて説明する。
【0085】始めに、コンピュータ1乃至4の構成及び
動作について、図2(a)を用いて説明する。なお、各
コンピュータ1乃至4は、夫々同様の構成及び動作を実
行するので、以下の説明では、代表してコンピュータ1
について説明する。
【0086】図2(a)に示すように、コンピュータ1
は、ROM13に記憶されたプログラムを読み出してそ
れに含まれている各命令を実行することにより、生成手
段として機能するCPU10と、キーボード、マウス等
よりなる入力部11と、ネットワーク接続部12と、記
録媒体としてのROM(Read Only Memory)13と、R
AM(Random Access Memory)14と、CRT(Cathod
e Ray Tube)又は液晶等よりなるディスプレイ15と、
コンピュータ1内の各構成部材を接続するバス16とに
より構成されている。
【0087】上記の構成において、ネットワーク接続部
12は、切換器5に接続されており、コンピュータ1か
ら出力するデータ及びコンピュータ1に入力するデータ
に対していわゆるインターフェース動作を行う。
【0088】一方、入力部11は、コンピュータ1にお
ける処理に必要なデータが入力されたときそれをバス1
6を介してCPU10等に出力する。
【0089】ROM13は、コンピュータ1全体の制御
用のプログラム(後述の印刷処理用のフローチャートに
対応するプログラムを含む。)を記憶している読み出し
専用のメモリであり、所定のタイミングで必要なプログ
ラムを読み出して、バス16に出力する。
【0090】また、RAM14は、実際には、ハードデ
ィスク装置等の記憶装置等により構成され、CPU10
における処理に必要なデータ等を一時的に記憶し、必要
に応じてバス16に出力する。
【0091】更に、ディスプレイ15は、CPU10に
おける処理に必要な表示を行う。
【0092】最後に、CPU10は、RAM14に記憶
されているアプリケーションプログラムを用いて対応す
る文書作成、画像処理等の処理を行って印刷データDを
生成すると共に、コンピュータ1を構成する各構成部材
を制御する。
【0093】なお、本発明に係る印刷処理におけるコン
ピュータ1の動作については後ほど纏めて説明する。
【0094】次に、プリンタ7の構成及び動作につい
て、図2(b)を用いて説明する。
【0095】図2(b)に示すように、プリンタ7は、
CPU17と、ネットワーク接続部18と、ROM19
と、RAM20と、印刷手段としての出力エンジン21
と、バス22と、清浄化手段としてのクリーナ23とに
より構成されている。
【0096】この構成において、ネットワーク接続部1
8は、データ蓄積器6に接続されており、プリンタ7に
入力される当該プリンタ7において印刷出力すべき印刷
データに対してインターフェース動作を行う。
【0097】一方、CPU17は、プリンタ7を構成す
る各構成部材を制御し、当該印刷印刷データの印刷出力
を行う。
【0098】また、ROM19は、プリンタ7全体の制
御用のプログラムを記憶しているメモリであり、所定の
タイミングで必要なプログラムを読み出して、バス22
に出力する。
【0099】更に、RAM20は、CPU17における
処理に必要なデータ等を一時的に記憶し、必要に応じて
バス22に出力する。
【0100】出力エンジン21は、インクジェット方式
又はレーザビーム方式等の印刷部を備えており、CPU
17の制御の下、実際の印刷データの印刷出力処理を行
う。このとき、上記印刷部はカラー印刷が可能な印刷部
とされており、例えば、シアン色、マゼンタ色、イエロ
ー色及びブラック色の夫々の色に対応するヘッド部を備
えている。
【0101】最後に、クリーナ23は、CPU17の制
御の下、後述のフローチャートで示される処理により上
記印刷部内のヘッド部に対して上記クリーニング処理を
実行する。
【0102】なお、本発明に係る印刷処理におけるプリ
ンタ7の動作については後ほど纏めて説明する。
【0103】最後に、データ蓄積器6の構成及び動作に
ついて、図3を用いて説明する。
【0104】図3に示すように、データ蓄積器6は、イ
ンターフェース24及び25と、ROM27に記憶され
ているプログラムを読み出してそれに含まれる各命令を
実行する蓄積制御手段としてのCPU26と、記録媒体
としてのROM27と、蓄積手段としてのRAM28
と、バス30とにより構成されている。
【0105】更に、RAM28は、上記入力された印刷
データDを蓄積記憶する記憶領域29を備えている。な
お、RAM28は外部記憶装置、例えば、ハードディス
ク等により代用することもできる。
【0106】この構成において、インターフェース24
は、切換器5を介した各コンピュータ1乃至4からの印
刷データDに対してインターフェース動作行い、バス3
0に出力する。
【0107】そして、CPU26は、データ蓄積器6全
体を制御すると共に、後述の印刷処理における蓄積され
た印刷データDの並び換えを実行する。
【0108】次に、RAM28は、データ蓄積器6に入
力されてきた各コンピュータ1乃至4からの印刷データ
D等を一時的に記憶し、CPU26の制御の下、並び換
え処理を実行して所定の印刷タイミングでバス30に出
力する。
【0109】ROM27は、データ蓄積器6全体の制御
用のプログラム(後述の印刷処理用のフローチャートに
対応するプログラムを含む。)を記憶している読み出し
専用のメモリであり、所定のタイミングで必要なプログ
ラムを読み出して、バス30に出力する。
【0110】そして、インタフェース25は、RAM2
8から順次出力されてくる印刷データDに対してインタ
ーフェース動作を実行し、プリンタ7に出力する。
【0111】なお、本発明に係る印刷処理におけるデー
タ蓄積器6の動作については以下に纏めて説明する。
【0112】(III)印刷処理の実施形態 次に、ネットワークシステムWにおいて実行される本発
明に係る印刷処理について、図4乃至図6を用いて説明
する。なお、図4は当該印刷処理に対応するフローチャ
ートであり、図5はコンピュータにおいて生成される印
刷データDの構造を示す図であり、図6はRAM28に
おける並び換え処理を示す図である。
【0113】また、以下の説明においては、理解の容易
のために、コンピュータ1とデータ蓄積器6並びにプリ
ンタ7を用いた印刷処理について説明する。
【0114】更に、以下の実施形態において生成される
印刷データDは、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラ
ックの各色のインクを用いて印刷されるべきカラー印刷
データであるとする。
【0115】始めに、実施形態の印刷処理におけるコン
ピュータ1の動作について、図4(a)及び図5を用い
て説明する。
【0116】実施形態の印刷処理においては、コンピュ
ータ1は、始めに、印刷データDを構成するデータ部D
Bを一又は複数個作成する(ステップS1)。このデー
タ部DBは、例えば、一頁又は複数頁分の文書を含むデ
ータ部であってもよいし、カラー印刷すべき画像を含む
データ部であってもよい。
【0117】データ部DBが作成されると、次に、当該
データ部DBの属性に対応して、どのようなクリーニン
グ処理を実行してから当該データ部DBに含まれるデー
タを印刷すべきかを示す清浄化識別情報としてのクリー
ニング情報Cが生成され、各データ部DB毎に付加され
て、印刷データDが生成される(ステップS2)。ここ
で、当該クリーニング情報Cは各色毎に設定される。
【0118】なお、各データ部DBに含まれるデータの
属性とクリーニング情報Cの内容との関連については、
例えば、データ部DBに含まれるデータが試し印刷をす
るだけでよいデータであるときはクリーニング処理をし
ない旨のクリーニング情報Cが付加され、また、データ
部DBに含まれるデータが最終的な印刷結果として取得
したいデータであるときは全ての色についてクリーニン
グ処理を実行する旨のクリーニング情報Cが付加され
る。
【0119】更に、データ部DBに含まれるデータが単
色印刷(上記四つの色のうち、一の色のみを用いた印
刷)すべきデータであるときは当該単色印刷する色に対
応するヘッド部のみクリーニング処理を実行する旨のク
リーニング情報Cが付加され、更にまた、データ部DB
に含まれるデータがモノクロ印刷(黒色のみを用いた印
刷)すべきデータであるときは黒色に対応するヘッド部
のみクリーニング処理を実行する旨のクリーニング情報
Cが付加される。
【0120】次に、ステップS2の結果生成された印刷
データDの構造について図5を用いて例示しつつ説明す
る。
【0121】図5に示すように、印刷データDは、印刷
すべき画像等を含むデータ部DBの前に、各色に対応す
るフラグF1乃至F4を有した構造をしており、当該フラ
グF 1がシアン色に対応し、フラグF2がマゼンタ色に対
応し、フラグF3がイエロー色に対応し、フラグF4がブ
ラック色に対応している。そして、夫々のフラグF1
至F4が「1」とされているときに対応する色のヘッド
部に対するクリーニング処理が実行されることとなる。
【0122】より具体的には、例えば、図5(a)の場
合には、全てのフラグF1乃至F4が全て「0」であるの
で、当該データ部DBに含まれているデータを印刷する
際にはクリーニング処理は実行されない。すなわち、当
該データ部DBに含まれているデータは上記例示におけ
る試し印刷をするだけでよいデータであることとなる。
【0123】また、図5(b)の場合には、フラグF1
及びフラグF3のみが「1」であるので、当該データ部
DBに含まれているデータを印刷する際にはシアン色と
イエロー色のヘッド部に対してのみクリーニング処理が
実行される。
【0124】更に、図5(c)の場合には、全てのフラ
グF1乃至F4が「1」であるので、当該データ部DBに
含まれているデータを印刷する際には全ての色のヘッド
部に対してクリーニング処理が実行される。すなわち、
当該データ部DBに含まれているデータは上記例示にお
ける最終的な印刷結果として取得したいデータであるこ
ととなる。
【0125】なお、ステップS2におけるクリーニング
情報Cの付加については、予めデータ部DBに含まれる
データの属性とクリーニング処理の実行態様とを関係付
けて記憶しておき、データ部DBが作成される度に自動
的に付加するようにしてもよいし、或は、印刷データD
を作成する使用者自身が入力部11を操作することによ
りデータ部DB毎に付加するように構成することもでき
る。
【0126】ステップS2において印刷データDが生成
されると、次に、夫々の印刷データDを作成された順に
切換器5を介してデータ蓄積器6に出力する(ステップ
S3)。そして、印刷データDの作成を終了するか否か
が確認され(ステップS4)、終了するのであれば(ス
テップS4;yes)そのまま処理を終了し、作成を終
了しないのであれば(ステップS4;no)ステップS
1に戻って上述の処理を繰り返す。
【0127】次に、実施形態の印刷処理におけるデータ
蓄積器6の動作について、図4(b)及び図6を用いて
説明する。
【0128】実施形態の印刷処理においては、データ蓄
積器6は、始めに、コンピュータ1から出力されてきた
印刷データDを出力された順番にRAM28内に蓄積す
る(ステップS5)。このステップS5が終了した状態
における記憶領域29は、例えば、図6(a)に示す状
態となっている。ここで、図6(a)においては、最上
段の印刷データDが最初にデータ蓄積器6に入力された
印刷データDである。
【0129】印刷データDの蓄積が終了すると、次に、
各印刷データDに付加されているクリーニング情報Cを
参照したCPU26の制御により、蓄積されている印刷
データDのうち、クリーニング処理を必要としない印刷
データDを記憶領域29の先頭位置まで移動する(ステ
ップS6)。このとき、クリーニング処理を必要としな
い印刷データDが複数あるときは、当該複数の印刷デー
タDについて、先にデータ蓄積器6に蓄積された印刷デ
ータDが前となるように移動される。
【0130】次に、クリーニング情報Cを参照したCP
U26の制御により、いずれかのクリーニング処理を実
行する旨のクリーニング情報Cが付加されている印刷デ
ータDについて、その中でクリーニング処理を実行する
際の所要時間が短いものを記憶領域29内の前方に移動
させる(ステップS7)。このとき、通常は、クリーニ
ング処理をすべき色数が多いほど所要時間が多くかかる
ので、クリーニング処理をすべき色数が少ない印刷デー
タDほど記憶領域29内の前方に移動することとなる。
また、クリーニング処理をすべき色数が同じ印刷データ
Dについては、先にデータ蓄積器6に蓄積された印刷デ
ータDが前となるように移動される。
【0131】ここで、ステップS7の処理が終了した後
の記憶領域29の状態を図6(b)に例示する。図6
(b)は、図6(a)の状態となっている記憶領域29
に対してステップS6及びS7の処理を実行した結果で
ある。図6(b)に示すように、クリーニング処理が不
要な印刷データDが記憶領域の先頭に移動しており、そ
の後、順次クリーニング処理が必要な色数が多い印刷デ
ータDほど後に移動されている。
【0132】このようにして蓄積された印刷データDの
並び換え処理が終了すると、次に、並び換えた印刷デー
タDを先頭からプリンタ7に出力する(ステップS
8)。
【0133】そして、全ての印刷データDの出力が終了
したか否かが判定され(ステップS9)終了していない
ときは(ステップS9;no)ステップS8に戻って出
力処理を繰り返し、全ての印刷データDの出力が終了し
た場合には(ステップS9;yes)そのまま処理を終
了する。
【0134】最後に、実施形態の印刷処理におけるプリ
ンタ7の動作について、図4(c)を用いて説明する。
【0135】実施形態の印刷処理においては、プリンタ
7は、データ蓄積器6からの印刷データDを受信すると
(ステップS10)、次に、当該受信した印刷データD
に付加されているクリーニング情報Cを確認し(ステッ
プS11)、クリーニング処理が必要な印刷データDで
あるときは(ステップS11;yes)、当該クリーニ
ング情報Cに含まれているフラグF1乃至F4を参照して
対応する色のクリーニング処理をクリーナ23を用いて
実行し(ステップS12)ステップS13に移行する。
【0136】一方、ステップS11の判定において、ク
リーニング処理が不要な印刷データDであるときは(ス
テップS11;no)そのまま当該印刷データDにおけ
る一走査分のデータ(ビットマップデータにおける一行
分のデータ)の印刷処理を行う(ステップS13)。
【0137】そして、一つの印刷データDの全ての走査
数分だけ印刷が終了したか否かが判定され(ステップS
14)、終了していないときは(ステップS14;n
o)ステップS13に戻って次の一走査分の印刷処理を
実行する。
【0138】更に、ステップS14の判定において、全
ての走査数分の印刷が終了した場合には(ステップS1
4;yes)、次に、プリンタ7に入力された全ての印
刷データDの印刷が終了したか否かが判定され(ステッ
プS15)、終了していないときは(ステップS15;
no)ステップS11に戻って次に入力されている印刷
データDに対して入力された順序でステップS11乃至
S15の動作を繰り返す。
【0139】また、ステップS15の判定において、全
ての印刷データDに対して印刷が終了しているときは
(ステップS15;yes)そのまま処理を終了する。
【0140】以上説明したプリンタ7の動作により、印
刷データDについて、プリンタ7に入力された順序で、
必要に応じたクリーニング処理を実行しつつ印刷処理が
実行されることとなる。
【0141】以上説明したように、実施形態の印刷処理
によれば、印刷データD毎にクリーニング情報Cが付加
されているので、定期的にクリーニング処理を実行する
場合に比して不必要なクリーニング処理を防止でき、迅
速に印刷出力を実行できる。
【0142】また、複数の印刷データDが蓄積された
後、クリーニング情報Cに基づいて、クリーニング処理
が必要な印刷データDに先立って当該クリーニング処理
が不要な印刷データDをプリンタ7に出力し、プリンタ
7において、入力される印刷データDを入力された順序
に印刷出力するので、クリーニング処理が不要な印刷デ
ータDが先に印刷出力されることとなり、当該クリーニ
ング処理が不要な印刷データDについてより迅速に印刷
出力を実行することができる。
【0143】更に、クリーニング処理を行うことを示す
クリーニング情報Cは、各色毎に対応するフラグF1
至F4を更に含み、クリーニング処理を行うことを示す
クリーニング情報Cが付加された印刷データDについ
て、クリーニング処理が短時間で完了する印刷データD
を先にプリンタ7に出力するので、クリーニング処理し
つつ印刷すべき印刷データDについても、短時間でクリ
ーニング処理が終了する印刷データDほど迅速に印刷出
力することができる。
【0144】更にまた、色毎にクリーニング処理の必要
性の有無が判断できるので、より効率的にクリーニング
処理を実行しつつ印刷出力することができる。
【0145】なお、上述の実施形態においては、クリー
ニング処理の必要性の有無のみ色別にクリーニング情報
Cに設定していたが、これ以外に、クリーニング処理を
実行する程度(例えぱ、実行頻度や実行回数、圧力や角
度等の実行条件等)をもクリーニング情報Cに盛り込ん
で、クリーナ23に印刷データD毎に合わせた更に効率
的で適切なクリーニング処理が実行できるようにしても
よい。また、クリーナ23に複数の機構を持たせ、クリ
ーニング処理の種類(例えば、いわゆるパージ処理、ワ
イプ(拭き取り)処理又は吸い出し処理等)に応じてク
リーニング情報Cのフラグを設定し、印刷データD毎に
対応した適切なクリーニング処理がなされるようにして
もよい。なお、クリーニング処理については、特開平7
−125226号公報等に詳細に記載されているので、
その記載を参照されたい。
【0146】更に、これらのクリーニング処理を実行す
る程度又はクリーニング処理の種類に応じて設定された
クリーニング構報Cに基づいて、簡易なクリーニング処
理でよい印刷データDほど記憶領域29の前方に移動さ
せるようにすることもできる。この場合は、各クリー二
ング処理の種類又は程度に応じて必要な時間をフラグに
より判定し、短時間に終了するものほど記憶領域29の
前方に配置されるように並べ換えれば、迅速に印刷処理
が終了できることとなる。
【0147】更に、本発明は、異なる複数種類のヘッド
(例えば、解像度の異なる複数種類のヘッド、印刷ドッ
ト径の異なる複数種類のヘッド、濃度、粘度、定着性又
は耐水性等の物性の異なる複数種類のインクを用いて印
刷する複数種類のヘッド又はインクジェット方式やレー
ザビーム方式等の機構・方式の異なる複数種類のヘッ
ド)を備えるプリンタ7について、夫々のヘッド毎に異
なるクリーニング処理を実行できるようにフラグを設定
して印刷データDを構成してもよい。この場合にも、各
種類のヘッド毎にクリーニング処理にかかる時間をフラ
グにより判定し、短時間に終了するものほど記憶領域2
9の前方に配置されるように並び換えれば、迅速に印刷
処理が終了できることとなる。
【0148】この実施の形態について、図7乃至図9を
用いて、以下に具体的に記述する。なお、上述の実施の
形態と同一の機構、制御についてはその説明を省略し、
差異のある構成や制御についてのみ説明を行う。更に、
ここでは、図7に示すような、2種の出力エンジン21
a及び21bと夫々の出力エンジン21a及び21bに対応
したワイプクリーナ23a及び23b並びに吸引クリーナ
23cを備えたプリンタを例にして説明する。
【0149】このとき、図7に示す出力エンジン21a
は、インクジェット方式でカラー印制が可能な印刷部を
備えており、例えば、シアン色、マぜンタ色、イエロー
色及びプラック色の夫々の色に対応するヘッド部を備え
ている。一方、出カエンジン21bは、レーザビーム方
式で印刷が可能な印刷部を構えており、内部に静電潜像
を形成する感光ドラムを有するヘッド部を備えている。
【0150】また、ワイプクリーナ23aと吸引クリー
ナ23bについては出カエンジン21aに対応して設けら
れており、夫々が出力エンジン21aの各色のへッド部
個々に対してクリーニング処理を実行する。
【0151】また、ワイプクリーナ23cは出力エンジ
ン21bに対応して設けられており、上記感光ドラムに
対してクリーニング処理を実行する。
【0152】なお、吸引クリーナ23bは弱吸引と強吸
引の程度の異なる2つのクリーニング処理を実行可能に
構成されている。
【0153】次に、この実施の形態における印刷データ
Dについて説明する。
【0154】図8に示すように、当該印刷データDは、
印刷すべき画像等を含むデータ部DBの前に、各へッド
部(各色)に対応するフラグF1乃至F4及びGを備えた
構造をしており、当該フラグF1がシアン色、フラグF2
がマゼンク色、フラグF3がイエロー色、フラグF4がブ
ラック色の出力エンジン21aのヘッド部に夫々対応し
ており、フラグGが出力エンジン21bのヘッド部に対
応している。そして、フラグF1乃至F4が「1」とされ
ているときには、ワイプクリーナ23aにより、出力エ
ンジン21aの対応する色のヘッド部に対してクリーニ
ング処理が実行される。また、フラグF1乃至F4
「2」とされているときには、吸引クリーナ23bによ
り、弱吸引で出力エンジン21aの対応する色のヘッド
部に対してクリーニング処理が実行され、フラグF1
至F4が「3」とされているときには、吸引クリーナ2
3cにより、強吸引で出力エンジン21aの対応する色の
ヘッド部に対してクリーニング処理が実行される。ま
た、フラグGが「1」とされているときには、ワイプク
リーナ23cにより、出力エンジン21bのヘッド部の
感光ドラムに対してクリーニング処理が実行される。
【0155】より具体的には、図8(a)の場合にはフ
ラグF4のみが「1」であるので、当該データ部DBに
含まれているデータを印刷する際には、出カエンジン2
1aのブラック色のヘッド部に対してのみワイプクリー
ナ23aでクリーニング処理が実行される。更に、図8
(b)の場合にはフラグF1乃至F4が「3」であるの
で、当該データ部DBに含まれているデータを印刷する
際には、出力エンジン21aの全ての色のヘッド部に対
して吸引クリーナ23bで強吸引のクリーニング処理が
実行される。また、図8(c)の場合にはプラグGのみ
が「1」であるので、当該データ部DBに含まれている
データを印刷する際には、出力エンジン21bの感光ド
ラムに対してワイプクリーナ23cでクリーニング処理
が実行される。
【0156】このようにすることで、印刷データD毎
で、各ヘッド部毎にクリーニング処理の必要性の有無が
判断できるので、上述の実施形態と同様に、より効率的
にクリーニング処理を実行しつつ印刷出力することがで
きる。
【0157】次に、印刷データDの並べ換えの具体例に
ついて、図9を用いて説明する。
【0158】図9(a)に並び換えをする前の記憶領域
29の状態を示し、図9(b)に並び換え終了後の記憶
領域29の状態を示す。本実施形態における並べ換え
は、CPU26の制御により、各印刷データDに付加さ
れているクリーニング情報Cに基づいて当該各印刷デー
タDの印刷の際に行うクリーニング処理に所要する時間
を算出し、その時間の少ないものから先に印刷されるよ
うに並び換えを行う。ここで、図9に示す例は、フラグ
1乃至F4が「1」のときに行われるクリーニング処理
のヘッド部1つ当たりに必要なクリーニング時間を
「1」、フラグF1乃至F4が「2」のときに行われるク
リーニング処理のヘッド部1つ当たりに必要なクリーニ
ング時間を「3」、フラグF1乃至F4が「3」のときに
行われるクリーニング処理のヘッド部1つ当たりに必要
なクリーニング時間を「5」とすると共に、フラグGが
「1」のときに行うメンテナンス処理(感光ドラムに対
するクリーニング処理)に必要な時間を「4」と設定
し、各印刷データDに付加されたクリーニング情報Cに
基づいて所要時間を算出して並べ換えを行った結果の例
である。このようにすることで、短時間でクリーング処
理が終了する印刷データDほど迅速に印刷出力すること
ができる。
【0159】また、上述の各実施形態においては、デー
タ蓄積器6とプリンタ7とを別個独立の装置として説明
したが、これ以外にも、プリンタそのもの又はコンピュ
ータそのものに上記データ蓄積器としての機能を持たせ
ることも可能である。この場合には、本発明に係る動作
を示すプログラムを、コンピュータにおいて生成された
印刷データDをビットマップデータに展開するための、
いわゆるRIP(Raster Image Processer)プログラム
としてプリンタ内又はコンピュータ内に内蔵するように
することができる。
【0160】更に、上述の各実施形態に係る動作(図4
参照)に係るプログラムを記録媒体としてのフレキシブ
ルディスク等に記憶させ、必要に応じて、コンピュータ
内の上記RAMを構成するハードディスク装置内に記憶
させて利用するようにしてもよい。
【0161】また、上記実施形態は、コンピュータ1、
データ蓄積器6及びプリンタ7を含む動作について説明
したが、他のコンピュータ2乃至4を用いても全く同様
に印刷処理を実行することができる。この場合には、デ
ータ蓄積器6は、各コンピュータから入力されてきた印
刷データDの全てを対象として(各コンピュータに対し
て印刷処理の優先順位がついているときは、当該優先順
位に)上記ステップS6及びS7に示す並べ換え処理を
実行することとなる。
【0162】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、印刷データ毎に清浄化識別情報が付加さ
れているので、定期的に清浄化を実行する場合に比して
不必要な清浄化を防止でき、迅速に印刷出力を実行でき
る。
【0163】従って、印刷データの属性等に併せて清浄
化処理を行うことにより、迅速に印刷処理を実行するこ
とができる。
【0164】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、複数の印刷データが蓄積
された後、清浄化識別情報に基づいて、清浄化が必要な
印刷データに先立って当該清浄化が不要な印刷データを
印刷装置に出力し、印刷装置において入力される印刷デ
ータを入力された順序に印刷出力するので、清浄化が不
要な印刷データが先に印刷出力されることとなり、当該
清浄化が不要な印刷データについてより迅速に印刷出力
を実行することができる。
【0165】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加えて、清浄化を行うことを示す
清浄化識別情報は、清浄化に要する所要時間を示す副清
浄化情報を更に含み、蓄積手段は、清浄化を行うことを
示す清浄化識別情報が付加された印刷データについて、
副清浄化情報に基づいて、清浄化が短時間で完了する印
刷データを先に印刷装置に出力するので、清浄化しつつ
印刷すべき印刷データについても、短時間で清浄化が終
了する印刷データほど迅速に印刷出力することができ
る。
【0166】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、印
刷装置が複数種類の印刷手段を備えると共に、清浄化識
別情報が当該印刷手段の種類毎に設定されており、当該
清浄化識別情報に基づいて印刷手段毎に清浄化を実行す
るので、複数種類の印刷手段が備えられている場合で
も、不必要な清浄化を防止でき、迅速に印刷出力を実行
できる。
【0167】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、印
刷データはカラー印刷データであると共に、清浄化識別
情報は、当該カラー印刷に使用される色毎に設定されて
おり、更に、清浄化手段は、当該色別に設定された清浄
化識別情報に基づいて清浄化を行いつつ印刷データを印
刷出力するので、色毎に清浄化の必要性の有無が判断で
き、より効率的に清浄化を実行しつつ印刷出力すること
ができる。
【0168】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
から5のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、複
数種類の異なる清浄化処理を実施可能であると共に、清
浄化識別情報が印刷手段を清浄化して印刷すべき印刷デ
ータであるとき種別情報を更に含み、印刷装置が種別情
報に対応した種類の清浄化処理を用いて印刷手段を清浄
化しつつ印刷データの印刷出力を実行するので、印刷デ
ータに対応した種類の清浄化を実行しつつ迅速に印刷出
力を実行できる。
【0169】請求項7に記載の発明によれば、印刷デー
タ毎に清浄化識別情報が付加されているので、定期的に
清浄化を実行する場合に比して不必要な清浄化を防止で
き、迅速に印刷出力を実行できる。
【0170】従って、印刷データの属性等に併せて清浄
化処理を行うことにより、迅速に印刷処理を実行するこ
とができる。
【0171】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
に記載の発明の効果に加えて、複数の印刷データが蓄積
された後、清浄化識別情報に基づいて、清浄化が必要な
印刷データに先立って当該清浄化が不要な印刷データを
印刷装置に出力し、印刷装置において入力される印刷デ
ータを入力された順序に印刷出力するので、清浄化が不
要な印刷データが先に印刷出力されることとなり、当該
清浄化が不要な印刷データについてより迅速に印刷出力
を実行することができる。
【0172】請求項9に記載の発明によれば、請求項8
に記載の発明の効果に加えて、清浄化を行うことを示す
清浄化識別情報は、清浄化に要する所要時間を示す副清
浄化情報を更に含み、蓄積手段は、清浄化を行うことを
示す清浄化識別情報が付加された印刷データについて、
副清浄化情報に基づいて、清浄化が短時間で完了する印
刷データを先に印刷装置に出力するので、清浄化しつつ
印刷すべき印刷データについても、短時間で清浄化が終
了する印刷データほど迅速に印刷出力することができ
る。
【0173】請求項10に記載の発明によれば、請求項
7から9のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、
印刷装置が複数種類の印刷手段を備えると共に、清浄化
識別情報が当該印刷手段の種類毎に設定されており、当
該清浄化識別情報に基づいて印刷手段毎に清浄化を実行
するので、複数種類の印刷手段が備えられている場合で
も、不必要な清浄化を防止でき、迅速に印刷出力を実行
できる。
【0174】請求項11に記載の発明によれば、請求項
7から10のいずれか一項に記載の発明の効果に加え
て、印刷データはカラー印刷データであると共に、清浄
化識別情報は、当該カラー印刷に使用される色毎に設定
されており、更に、清浄化手段は、当該色別に設定され
た清浄化識別情報に基づいて清浄化を行いつつ印刷デー
タを印刷出力するので、色毎に清浄化の必要性の有無が
判断でき、より効率的に清浄化を実行しつつ印刷出力す
ることができる。
【0175】請求項12に記載の発明によれば、請求項
7から11のいずれか一項に記載の発明の効果に加え
て、複数種類の異なる清浄化処理を実施可能であると共
に、清浄化識別情報が印刷手段を清浄化して印刷すべき
印刷データであるとき種別情報を更に含み、印刷装置が
種別情報に対応した種類の清浄化処理を用いて印刷手段
を清浄化しつつ印刷データの印刷出力を実行するので、
印刷データに対応した種類の清浄化を実行しつつ迅速に
印刷出力を実行できる。
【0176】請求項13に記載の発明によれば、印刷デ
ータ毎に清浄化識別情報が付加されているので、定期的
に清浄化を実行する場合に比して不必要な清浄化を防止
でき、迅速に印刷出力を実行できる。
【0177】従って、印刷データの属性等に併せて清浄
化処理を行うことにより、迅速に印刷処理を実行するこ
とができる。
【0178】請求項14に記載の発明によれば、請求項
13に記載の発明の効果に加えて、複数の印刷データが
蓄積された後、清浄化識別情報に基づいて、清浄化が必
要な印刷データに先立って当該清浄化が不要な印刷デー
タを印刷装置に出力し、印刷装置において入力される印
刷データを入力された順序に印刷出力するので、清浄化
が不要な印刷データが先に印刷出力されることとなり、
当該清浄化が不要な印刷データについてより迅速に印刷
出力を実行することができる。
【0179】請求項15に記載の発明によれば、請求項
14に記載の発明の効果に加えて、清浄化を行うことを
示す清浄化識別情報は、清浄化に要する所要時間を示す
副清浄化情報を更に含み、蓄積手段は、清浄化を行うこ
とを示す清浄化識別情報が付加された印刷データについ
て、副清浄化情報に基づいて、清浄化が短時間で完了す
る印刷データを先に印刷装置に出力するので、清浄化し
つつ印刷すべき印刷データについても、短時間で清浄化
が終了する印刷データほど迅速に印刷出力することがで
きる。
【0180】請求項16に記載の発明によれば、請求項
13から15のいずれか一項に記載の発明の効果に加え
て、印刷装置が複数種類の印刷手段を備えると共に、清
浄化識別情報が当該印刷手段の種類毎に設定されてお
り、当該清浄化識別情報に基づいて印刷手段毎に清浄化
を実行するので、複数種類の印刷手段が備えられている
場合でも、不必要な清浄化を防止でき、迅速に印刷出力
を実行できる。
【0181】請求項17に記載の発明によれば、請求項
13から16のいずれか一項に記載の発明の効果に加え
て、印刷データはカラー印刷データであると共に、清浄
化識別情報は、当該カラー印刷に使用される色毎に設定
されており、更に、清浄化手段は、当該色別に設定され
た清浄化識別情報に基づいて清浄化を行いつつ印刷デー
タを印刷出力するので、色毎に清浄化の必要性の有無が
判断でき、より効率的に清浄化を実行しつつ印刷出力す
ることができる。
【0182】請求項18に記載の発明によれば、請求項
13から17のいずれか一項に記載の発明の効果に加え
て、複数種類の異なる清浄化処理を実施可能であると共
に、清浄化識別情報が印刷手段を清浄化して印刷すべき
印刷データであるとき種別情報を更に含み、印刷装置が
種別情報に対応した種類の清浄化処理を用いて印刷手段
を清浄化しつつ印刷データの印刷出力を実行するので、
印刷データに対応した種類の清浄化を実行しつつ迅速に
印刷出力を実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のネットワークシステムの構成を示す
ブロック図である。
【図2】コンピュータ及びプリンタの細部構成を示すブ
ロック図であり、(a)はコンピュータの細部構成を示
すブロック図であり、(b)はプリンタの細部構成を示
すブロック図である。
【図3】データ蓄積器の細部構成を示すブロック図であ
る。
【図4】実施形態の印刷処理の動作を示すフローチャー
トであり、(a)はコンピュータにおける動作を示すフ
ローチャートであり、(b)はデータ蓄積器における動
作を示すフローチャートであり、(c)はプリンタにお
ける動作を示すフローチャートである
【図5】印刷データの構成の例を示す図であり、(a)
は第1例であり、(b)は第2例であり、(c)は第3
例である。
【図6】データ蓄積器における並べ換え処理を示す図で
あり、(a)は並べ換え前の記憶領域の状態を示す図で
あり、(b)は並べ換え後の記憶領域の状態を示す図で
ある。
【図7】他の実施の形態におけるブリンタの細部構成を
示すブロック図である
【図8】他の実施の形態における印刷データの構成の例
を示す図であり、(a)は第1例であり、(b)は第2
例であり、(c)は第3例である。
【図9】他の実施の形態におけるデータ蓄積器における
並べ換え処理を示す図であり、(a)は並べ換え前の記
録領域の状態を示す図であり、(b)は並べ換え後の記
憶領域の状態を示す図である。
【符号の説明】
1、2、3、4…コンピュータ 5…切換器 6…データ蓄積器 7…プリンタ 10、17、26…CPU 11…入力部 12、18…ネットワーク接続部 13、19、27…ROM 14、20、28…RAM 15…ディスプレイ 16、22、30…バス 21、21a、21b…出力エンジン 23、23a、23b、23c…クリーナ 24、25…インターフェース 29…記憶領域 D…印刷データ C…クリーニング情報 F1、F2、F3、F4、G…フラグ W…ネットワークシステム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0138
【補正方法】変更
【補正内容】
【0138】更に、ステップS14の判定において、全
ての走査数分の印刷が終了した場合には(ステップS1
4;yes)、次に、プリンタ7に入力された全ての印
刷データDの印刷が終了したか否かが判定され(ステッ
プS15)、終了していないときは(ステップS15;
no)ステップS10に戻って次に入力されている印刷
データDに対して入力された順序でステップS10乃至
S15の動作を繰り返す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0148
【補正方法】変更
【補正内容】
【0148】この実施の形態について、図7乃至図9を
用いて、以下に具体的に記述する。なお、上述の実施の
形態と同一の機構、制御についてはその説明を省略し、
差異のある構成や制御についてのみ説明を行う。更に、
ここでは、図7に示すような、2種の出力エンジン21
a及び21bと夫々の出力エンジン21a及び21bに対応
したワイプクリーナ23a及び吸引クリーナ23b並びに
ワイプクリーナ23cを備えたプリンタを例にして説明
する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0149
【補正方法】変更
【補正内容】
【0149】このとき、図7に示す出力エンジン21a
は、インクジェット方式でカラー印刷が可能な印刷部を
備えており、例えば、シアン色、マンタ色、イエロー
色及びラック色の夫々の色に対応するヘッド部を備え
ている。一方、出エンジン21bは、レーザビーム方
式で印刷が可能な印刷部を備えており、内部に静電潜像
を形成する感光ドラムを有するヘッド部を備えている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0154
【補正方法】変更
【補正内容】
【0154】図8に示すように、当該印刷データDは、
印刷すべき画像等を含むデータ部DBの前に、各へッド
部(各色)に対応するフラグF1乃至F4及びGを備え
た構造をしており、当該フラグF1がシアン色、フラグ
2がマゼン色、フラグF3がイエロー色、フラグF4
がブラック色の出力エンジン21aのヘッド部に夫々対
応しており、フラグGが出力エンジン21bのヘッド部
に対応している。そして、フラグF1乃至F4が「1」と
されているときには、ワイプクリーナ23aにより、出
力エンジン21aの対応する色のヘッド部に対してクリ
ーニング処理が実行される。また、フラグF1乃至F4
「2」とされているときには、吸引クリーナ23bによ
り、弱吸引で出力エンジン21aの対応する色のヘッド
部に対してクリーニング処理が実行され、フラグF1
至F4が「3」とされているときには、吸引クリーナ2
bにより、強吸引で出力エンジン21aの対応する色の
ヘッド部に対してクリーニング処理が実行される。ま
た、フラグGが「1」とされているときには、ワイプク
リーナ23cにより、出力エンジン21bのヘッド部の
感光ドラムに対してクリーニング処理が実行される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0155
【補正方法】変更
【補正内容】
【0155】より具体的には、図8(a)の場合にはフ
ラグF4のみが「1」であるので、当該データ部DBに
含まれているデータを印刷する際には、出エンジン2
1aのブラック色のヘッド部に対してのみワイプクリー
ナ23aでクリーニング処理が実行される。更に、図8
(b)の場合にはフラグF1乃至F4が「3」であるの
で、当該データ部DBに含まれているデータを印刷する
際には、出力エンジン21aの全ての色のヘッド部に対
して吸引クリーナ23bで強吸引のクリーニング処理が
実行される。また、図8(c)の場合にはラグGのみ
が「1」であるので、当該データ部DBに含まれている
データを印刷する際には、出力エンジン21bの感光ド
ラムに対してワイプクリーナ23cでクリーニング処理
が実行される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0158
【補正方法】変更
【補正内容】
【0158】図9(a)に並び換えをする前の記憶領域
29の状態を示し、図9(b)に並び換え終了後の記憶
領域29の状態を示す。本実施形態における並べ換え
は、CPU26の制御により、各印刷データDに付加さ
れているクリーニング情報Cに基づいて当該各印刷デー
タDの印刷の際に行うクリーニング処理に所要する時間
を算出し、その時間の少ないものから先に印刷されるよ
うに並び換えを行う。ここで、図9に示す例は、フラグ
1乃至F4が「1」のときに行われるクリーニング処理
のヘッド部1つ当たりに必要なクリーニング時間を
「1」、フラグF1乃至F4が「2」のときに行われるク
リーニング処理のヘッド部1つ当たりに必要なクリーニ
ング時間を「3」、フラグF1乃至F4が「3」のときに
行われるクリーニング処理のヘッド部1つ当たりに必要
なクリーニング時間を「5」とすると共に、フラグGが
「1」のときに行うメンテナンス処理(感光ドラムに対
するクリーニング処理)に必要な時間を「4」と設定
し、各印刷データDに付加されたクリーニング情報Cに
基づいて所要時間を算出して並べ換えを行った結果の例
である。このようにすることで、短時間でクリーング
処理が終了する印刷データDほど迅速に印刷出力するこ
とができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1、2、3、4…コンピュータ 5…切換器 6…データ蓄積器 7…プリンタ 10、17、26…CPU 11…入力部 12、18…ネットワーク接続部 13、19、27…ROM 14、20、28…RAM 15…ディスプレイ 16、22、30…バス 21、21a、21b…出力エンジン 23…クリーナ23a、23c…ワイプクリーナ 23b…吸引クリーナ 24、25…インターフェース 29…記憶領域 D…印刷データ C…クリーニング情報 F1、F2、F3、F4、G…フラグ W…ネットワークシステム

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷すべき複数の印刷データを生成する
    と共に、印刷手段を清浄化して印刷すべき前記印刷デー
    タであるか否かを示す清浄化識別情報を前記印刷データ
    毎に付加し、前記印刷データと共に出力するデータ生成
    装置と、 前記清浄化識別情報が付加された印刷データを複数個、
    一時的に蓄積して出力する蓄積装置と、 前記蓄積装置から出力された前記印刷データを印刷出力
    する前記印刷手段を含む印刷装置と、 により構成される印刷システムであって、 前記印刷装置は、前記印刷手段を清浄化する清浄化手段
    を更に備えると共に、 前記清浄化識別情報に基づいて、前記清浄化手段により
    前記印刷手段を清浄化しつつ前記印刷データの印刷出力
    を行うことを特徴とする印刷システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の印刷システムにおい
    て、 前記蓄積手段は、複数の前記印刷データが蓄積された
    後、前記清浄化識別情報に基づいて、前記清浄化が必要
    な前記印刷データに先立って当該清浄化が不要な前記印
    刷データを前記印刷装置に出力し、 前記印刷装置は、入力される前記印刷データを入力され
    た順序に印刷出力することを特徴とする印刷システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の印刷システムにおい
    て、 前記清浄化を行うことを示す前記清浄化識別情報は、前
    記清浄化に要する所要時間を示す副清浄化情報を更に含
    み、 前記蓄積手段は、前記清浄化を行うことを示す前記清浄
    化識別情報が付加された前記印刷データについて、前記
    副清浄化情報に基づいて、前記清浄化が短時間で完了す
    る前記印刷データを先に前記印刷装置に出力することを
    特徴とする印刷システム。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    印刷システムにおいて、 前記印刷装置は複数種類の前記印刷手段を備えると共
    に、 前記清浄化識別情報は当該印刷手段の種類毎に設定され
    ており、 更に前記清浄化手段は、前記清浄化識別情報に基づい
    て、当該印刷手段毎に前記清浄化を実行することを特徴
    とする印刷システム。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一項に記載の
    印刷システムにおいて、 前記印刷データはカラー印刷を行うべきカラー印刷デー
    タであると共に、 前記清浄化識別情報は、当該カラー印刷に使用される色
    毎に設定されており、 更に、前記清浄化手段は、当該色別に設定された清浄化
    識別情報に基づいて、前記色別に前記印刷手段の清浄化
    を行うことを特徴とする印刷システム。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか一項に記載の
    印刷システムにおいて、 前記清浄化手段は、複数種類の異なる清浄化処理を実施
    可能であると共に、 前記清浄化識別情報は、前記印刷データが前記印刷手段
    を清浄化して印刷すべきデータであるとき当該清浄化の
    処理の種類を示す種別情報を更に含み、 前記印刷装置は、前記種別情報に対応した種類の清浄化
    処理を用いて前記清浄化手段により前記印刷手段を清浄
    化しつつ前記印刷データの印刷出力を実行することを特
    徴とする印刷システム。
  7. 【請求項7】 印刷すべき複数の印刷データを生成する
    と共に、印刷手段を清浄化して印刷すべき前記印刷デー
    タであるか否かを示す清浄化識別情報を前記印刷データ
    毎に付加し、前記印刷データと共に出力するデータ生成
    工程と、 前記清浄化識別情報が付加された印刷データを複数個、
    一時的に蓄積手段に蓄積して出力する蓄積工程と、 前記蓄積工程において出力された前記印刷データを前記
    印刷手段を用いて印刷出力する印刷工程と、 により構成される印刷方法であって、 前記印刷工程は、前記印刷手段を清浄化する清浄化工程
    を更に含むと共に、 前記清浄化識別情報に基づいて、前記清浄化工程におい
    て前記印刷手段を清浄化しつつ前記印刷データの印刷出
    力を行うことを特徴とする印刷方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の印刷方法であって、 前記蓄積工程において、複数の前記印刷データが蓄積さ
    れた後、前記清浄化識別情報に基づいて、前記清浄化が
    必要な前記印刷データに先立って当該清浄化が不要な前
    記印刷データを出力し、 前記印刷工程において、入力される前記印刷データを入
    力された順序に印刷出力することを特徴とする印刷方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の印刷方法において、 前記清浄化を行うことを示す前記清浄化識別情報は、前
    記清浄化に要する所要時間を示す副清浄化情報を更に含
    み、 前記蓄積工程において、前記清浄化を行うことを示す前
    記清浄化識別情報が付加された前記印刷データについ
    て、前記副清浄化情報に基づいて、前記清浄化が短時間
    で完了する前記印刷データを先に出力することを特徴と
    する印刷方法。
  10. 【請求項10】 請求項7から9のいずれか一項に記載
    の印刷方法において、 前記清浄化識別情報は複数種類の前記印刷手段における
    当該印刷手段の種類毎に設定されており、 更に前記清浄化工程において、前記清浄化識別情報に基
    づいて、当該印刷手段毎に前記清浄化を実行することを
    特徴とする印刷方法。
  11. 【請求項11】 請求項7から10のいずれか一項に記
    載の印刷方法において、 前記印刷データはカラー印刷を行うべきカラー印刷デー
    タであると共に、 前記清浄化識別情報は、当該カラー印刷に使用される色
    毎に設定されており、 更に、前記清浄化工程において、当該色別に設定された
    清浄化識別情報に基づいて、前記色別に前記印刷手段の
    清浄化を行うことを特徴とする印刷方法。
  12. 【請求項12】 請求項7から11のいずれか一項に記
    載の印刷方法において、 前記清浄化工程においては、複数種類の異なる清浄化処
    理を実施可能であると共に、 前記清浄化識別情報は、前記印刷データが前記印刷手段
    を清浄化して印刷すべきデータであるとき当該清浄化の
    処理の種類を示す種別情報を更に含み、 前記印刷工程において、前記種別情報に対応した種類の
    清浄化処理を用いて前記印刷手段を清浄化しつつ前記印
    刷データの印刷出力を実行することを特徴とする印刷方
    法。
  13. 【請求項13】 データ生成装置に含まれるコンピュー
    タを、印刷すべき複数の印刷データを生成すると共に、
    印刷手段を清浄化して印刷すべき前記印刷データである
    か否かを示す清浄化識別情報を前記印刷データ毎に付加
    し、前記印刷データと共に出力する生成手段として機能
    させる第1印刷制御プログラムと、 蓄積装置に含まれるコンピュータを、前記清浄化識別情
    報が付加された印刷データを複数個、一時的に当該蓄積
    装置に蓄積して出力させる蓄積制御手段として機能させ
    る第2印刷制御プログラムと、 印刷装置に含まれるコンピュータを、前記蓄積装置から
    出力された前記印刷データを印刷出力する前記印刷手段
    を制御する印刷制御手段として機能させる第3印刷制御
    プログラムと、 により構成される印刷制御プログラムが記録された記録
    媒体であって、 前記印刷装置に含まれるコンピュータは、前記印刷手段
    を清浄化する清浄化手段として更に機能すると共に、 前記清浄化識別情報に基づいて、前記印刷手段を清浄化
    しつつ前記印刷データの印刷出力を行うことを特徴とす
    る印刷制御プログラムが記録された記録媒体。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の印刷制御プログラ
    ムが記録された記録媒体において、 前記蓄積制御手段として機能するコンピュータは、複数
    の前記印刷データが蓄積された後、前記清浄化識別情報
    に基づいて、前記清浄化が必要な前記印刷データに先立
    って当該清浄化が不要な前記印刷データを前記印刷装置
    に出力し、 前記印刷装置に含まれるコンピュータは、入力される前
    記印刷データを入力された順序に印刷出力することを特
    徴とする印刷制御プログラムが記録された記録媒体。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の印刷制御プログラ
    ムが記録された記録媒体において、 前記清浄化を行うことを示す前記清浄化識別情報は、前
    記清浄化に要する所要時間を示す副清浄化情報を更に含
    み、 前記蓄積制御手段として機能するコンピュータは、前記
    清浄化を行うことを示す前記清浄化識別情報が付加され
    た前記印刷データについて、前記副清浄化情報に基づい
    て、前記清浄化が短時間で完了する前記印刷データを先
    に前記印刷装置に出力することを特徴とする印刷制御プ
    ログラムが記録された記録媒体。
  16. 【請求項16】 請求項13から15のいずれか一項に
    記載の印刷制御プログラムが記録された記録媒体におい
    て、 前記印刷装置に含まれるコンピュータは、複数種類の前
    記印刷手段を制御する印刷制御手段として機能すると共
    に、 前記清浄化識別情報は当該印刷手段の種類毎に設定され
    ており、 更に前記清浄化手段として機能するコンピュータは、前
    記清浄化識別情報に基づいて、当該印刷手段毎に前記清
    浄化を実行することを特徴とする印刷制御プログラムが
    記録された記録媒体。
  17. 【請求項17】 請求項13から16のいずれか一項に
    記載の印刷制御プログラムが記録された記録媒体におい
    て、 前記印刷データはカラー印刷を行うべきカラー印刷デー
    タであると共に、 前記清浄化識別情報は、当該カラー印刷に使用される色
    毎に設定されており、 更に、前記清浄化手段として機能するコンピュータは、
    当該色別に設定された清浄化識別情報に基づいて、前記
    色別に前記印刷手段の清浄化を行うことを特徴とする印
    刷制御プログラムが記録された記録媒体。
  18. 【請求項18】 請求項13から17のいずれか一項に
    記載の印刷制御プログラムが記録された記録媒体におい
    て、 前記清浄化手段として機能するコンピュータは、複数種
    類の異なる清浄化処理を実施可能であると共に、 前記清浄化識別情報は、前記印刷データが前記印刷手段
    を清浄化して印刷すべきデータであるとき当該清浄化の
    処理の種類を示す種別情報を更に含み、 前記印刷制御手段として機能するコンピュータは、前記
    種別情報に対応した種類の清浄化処理を用いて前記印刷
    手段を清浄化しつつ前記印刷データの印刷出力を実行す
    ることを特徴とする印刷制御プログラムが記録された記
    録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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