JPH10315305A - ロール表面の有機付着物除去装置 - Google Patents

ロール表面の有機付着物除去装置

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JPH10315305A
JPH10315305A JP9130112A JP13011297A JPH10315305A JP H10315305 A JPH10315305 A JP H10315305A JP 9130112 A JP9130112 A JP 9130112A JP 13011297 A JP13011297 A JP 13011297A JP H10315305 A JPH10315305 A JP H10315305A
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roll
ultraviolet lamp
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roll surface
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Shuichi Adachi
秀一 安達
Shoichi Hayashi
昭一 林
Toshiaki Takeuchi
稔朗 竹内
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱可塑性樹脂フィルムの製造/加工中であっ
ても容易に紫外線ランプの交換やカバー洗浄を行なえる
ようにして、製造/加工ラインの稼働率が低下するのを
防止し、作業者への負担を軽減するとともに、製造/加
工ラインの緊急停止時等に紫外線ランプが破損するのを
確実に防止する。 【解決手段】 ロール表面に紫外線を照射する紫外線ラ
ンプ6と、この紫外線ランプ6の周囲を覆いロール表面
近傍に配置されるチャンバ8とをそなえ、ロール表面に
紫外線ランプ6から紫外線を照射することにより、ロー
ル表面に付着する有機付着物を分解および酸化させて除
去するものであって、チャンバ8を、紫外線ランプ6と
ともに、ロール3,4の軸方向に沿って本体フレーム9
から水平に引き出すための引出機構(ガイドレール3
1,車輪33)をそなえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂フィ
ルム(シート状熱可塑性樹脂)の製造または加工に際し
て使用される、成形用ロールまたはそのフィルムを引き
延ばす延伸用ロールの表面に付着するフィルム屑等の有
機物を除去するための、ロール表面の有機付着物除去装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂フィルム製造装置の冷却ロ
ールに取り付けられた、従来のロール表面洗浄装置の例
について、図8を参照しながら説明する。図8はその模
式的な側面図であり、この図8に示すように、熱可塑性
樹脂フィルム製造装置では、溶融樹脂12が、押出機に
おけるTダイ等の口金11からシート状に成形されて押
し出され、冷却ロール(成形用ロール)13に巻き付い
て冷却・固化され、引取ロール14に案内されながら後
工程に送られる。
【0003】冷却ロール13の円筒外周面から付着物等
を除去して冷却ロール13の表面を洗浄するための装置
は、付着物除去装置15,排出用ブロワ19,オゾン分
解装置20,オゾン発生装置21およびフィルタ22か
ら構成されている。付着物除去装置15は、冷却ロール
13の円筒外周面から僅かに離れた位置において、その
軸方向外周面に沿って設置される。また、付着物除去装
置15は、紫外線ランプ16を、2重壁となっている内
側の囲い17と外側のチャンバ18とにより囲んで構成
されており、囲い17と外側のチャンバ18との間に形
成された、冷却ロール13表面に近接するスリットか
ら、冷却ロール13の表面付近のエアを吸引する構造と
なっている。
【0004】上述した付着物除去装置15のチャンバ1
8には、フィルタ(F)22,オゾン分解装置(O
3 K)20および排出用ブロワ19が空気配管により接
続されており、チャンバ18内のエアが、フィルタ22
およびオゾン分解装置20を経由してブロワ19から外
部へ排気されるようになっている。また、囲い17に
は、オゾン(O3 )を発生するオゾン発生装置(O
3 G)21が接続されており、図示省略の清浄エア供給
源からの清浄エア(またはO2 )を、オゾン発生装置2
1を通してから囲い17内に供給することにより、オゾ
ンが囲い17内に供給されるようになっている。
【0005】囲い17内には、紫外線ランプ16からの
紫外線を冷却ロール13の表面に向けて反射する反射板
23がそなえられ、この反射板23により紫外線ランプ
16の光量を有効に生かせるようになっている。上述の
ごとく構成された従来のロール表面洗浄装置の作用につ
いて、以下に説明する。
【0006】押出機の口金11から押し出されたシート
状樹脂(溶融樹脂)12は、冷却ロール13において急
速に冷却され、冷却ロール13の表面には、時間の経過
とともに、樹脂の屑や樹脂中の析出物あるいは添加物が
付着し堆積する。付着物除去装置15は、機械の運転中
に連続的に冷却ロール13の表面に紫外線ランプ16か
ら紫外線を照射して、有機付着物を化学結合解離させる
と同時に、空気中の酸素を紫外線によってオゾンに変換
することにより、冷却ロール13の表面に付着する有機
付着物を、分解および酸化させガス化して取り除くこと
ができる。
【0007】また、付着物除去装置15においては、紫
外線ランプ16を2重壁(囲い17およびチャンバ1
8)で囲み、その2重壁により冷却ロール13の表面に
近接して明けられたスリットを通じて、冷却ロール13
の表面付近のエアとともに、有機付着物を紫外線の作用
で酸化/分解して生じたガスや、冷却ロール13の表面
から浮いた有機物の滓,塵等が吸い出されブロワ19か
ら外部へ排出される。
【0008】このとき、チャンバ18内から排出された
空気は、フィルタ22において固形物を取り除かれ、オ
ゾン分解装置20でオゾン(O3 )を酸素(O2 )に分
解し無毒化してから、ブロワ19を通じて外部へ放出さ
れる。また、囲い17内に溜まった分解ガスは、囲い1
7内に供給される清浄エアによって追い出され、このエ
ア中の酸素は、紫外線ランプ16からの紫外線によりオ
ゾンに加工されるので、オゾンも補給される。
【0009】さらに、囲い17内に清浄酸素(O2 )を
オゾン発生装置21に通してから囲い17内へ供給する
ようにすれば、活性酸素が増加し、冷却ロール13の表
面の有機付着物の酸化を強力に促進させることができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のロール表面の有機付着物除去装置では、付着物
除去装置15が外部固定部材(図示省略)に固設されて
いるので、その装置15内の紫外線ランプ16の出力が
低下しこれを取り替える必要がある場合には、フィルム
プラント全体を停止させてから付着物除去装置15を取
り外し、冷却ロール13から離して取替え作業を行なわ
なければならない。
【0011】また、通常、フィルム製造ラインの上方に
も付帯設備が設置されることは避けられず、紫外線ラン
プ16の取替え作業を行なう際、作業者は窮屈な作業を
強いられることになっている。さらに、紫外線ランプ1
6の交換作業のためには、プラントのラインを1時間以
上停止させることになり、プラント全体の稼働率を低下
させることになる。
【0012】一方、フィルムからの熱が冷却ロール13
の表面に移動した直後でその表面温度が高い(約200
℃)状態であっても、ライン稼働中、紫外線ランプ16
は、囲い17からチャンバ18へ流れるエアにより常に
冷却され、紫外線ランプ16の周囲は適温に保持されて
いるが、ラインの緊急停止時や停電による停止時などに
は、そのエアの供給が止まり、紫外線ランプ16の温度
が冷却ロール13の余熱で上昇して紫外線ランプ16が
破損するおそれがある。
【0013】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、熱可塑性樹脂フィルムの製造/加工中であっ
ても容易に紫外線ランプの交換やカバー洗浄を行なえる
ようにして、製造/加工ラインの稼働率が低下するのを
防止し、作業者への負担を軽減するとともに、製造/加
工ラインの緊急停止時等に紫外線ランプが破損するのを
確実に防止した、ロール表面の有機付着物除去装置を提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のロール表面の有機付着物除去装置(請求項
1)は、熱可塑性樹脂フィルムの製造または加工に用い
られる成形用ロールまたはフィルム引き延ばし用延伸ロ
ール(以下、単にロールという)の表面に紫外線を照射
する紫外線ランプと、この紫外線ランプの周囲を覆いロ
ール表面近傍に配置されるチャンバとをそなえ、ロール
表面に紫外線ランプから紫外線を照射することにより、
ロール表面に付着する有機付着物を分解および酸化させ
て除去するものであって、チャンバを、紫外線ランプと
ともに、ロールの軸方向に沿って本体フレームから水平
に引き出すための引出機構をそなえたことを特徴として
いる。
【0015】請求項1記載のロール表面の有機付着物除
去装置において、引出機構を、チャンバの両側において
ロールの軸方向に沿って水平にそれぞれ設置された一対
のガイドレールと、チャンバに取り付けられ一対のガイ
ドレール上を走行する車輪とから構成してもよいし(請
求項2)、チャンバの一側においてロールの軸方向に沿
って水平に設置されたスライドバーと、チャンバの他側
においてロールの軸方向に沿って水平に設置されたガイ
ドレールと、チャンバに取り付けられスライドバーに沿
って移動するスライド軸受と、チャンバに取り付けられ
ガイドレール上を走行する車輪とから構成してもよい
(請求項3)。
【0016】請求項1〜請求項3のいずれかに記載のロ
ール表面の有機付着物除去装置において、引出機構に、
チャンバを本体フレームの外まで水平に引き出す力をチ
ャンバに付勢するバネと、紫外線ランプの稼働時にバネ
の力に対抗してチャンバを使用位置に位置決めする一方
で停電時にバネの力を解放すべくチャンバに対して掛け
外し可能に設けられたソレノイド作動ストッパとをそな
えてもよい(請求項4)。
【0017】請求項1〜請求項3のいずれかに記載のロ
ール表面の有機付着物除去装置において、引出機構に、
チャンバを本体フレームの外まで水平に引き出す力を滑
車にて案内されるワイヤを介し自重によりチャンバに作
用させる重錘と、紫外線ランプの稼働時に重錘の重量に
対抗してチャンバを使用位置に位置決めする一方で停電
時に重錘の重量を解放すべくチャンバに対して掛け外し
可能に設けられたソレノイド作動ストッパとをそなえて
もよい(請求項5)。
【0018】請求項1〜請求項3のいずれかに記載のロ
ール表面の有機付着物除去装置において、引出機構に、
紫外線ランプの稼働時にチャンバを係止してチャンバを
使用位置に位置決めする一方で停電時にチャンバとの係
止状態を解除すべくチャンバに対して掛け外し可能に設
けられたソレノイド作動ストッパと、本体フレームの外
側に設置されチャンバを本体フレームの外まで水平に引
き出しうるエアシリンダと、エアシリンダによりチャン
バを引き出させる作動圧縮エアを蓄圧するアキュムレー
タと、エアシリンダとアキュムレータとの間に介装され
停電時に開状態になってエアシリンダとアキュムレータ
とを連通させる電磁作動弁とをそなえてもよい(請求項
6)。
【0019】請求項1〜請求項3のいずれかに記載のロ
ール表面の有機付着物除去装置において、停電時に電力
供給を行なう予備電源と、停電時に予備電源からの電力
供給を受けて作動しチャンバ内の紫外線ランプの周囲に
エアを送り込んで紫外線ランプを冷却する冷却用ブロワ
とをそなえてもよい(請求項7)。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 〔1〕第1実施形態の説明 図1〜図3は本発明の第1実施形態としてのロール表面
の有機付着物除去装置を示すもので、図1はその有機付
着物除去装置をそなえたフィルム成形装置の概略構成を
示す模式的な側面図、図2はその要部を示す模式的な側
断面図、図3はその有機付着物除去装置をそなえたフィ
ルム成形装置を示す斜視図である。
【0021】図1に示すように、本発明の実施形態(第
1〜第5実施形態)では、ロール表面の有機付着物除去
装置5を、シート状樹脂(熱可塑性樹脂フィルム,シー
ト状熱可塑性樹脂)2の製造装置における冷却ロール
(成形用ロール)3および引取ロール(成形用ロール)
4に取り付けた場合について説明する。まず、本実施形
態のロール表面の有機付着物除去装置5の概略構成につ
いて説明する。なお、図1では、有機付着物除去装置5
の側断面が模式的に示されるとともに、周辺機器がブロ
ックにより図示化されている。
【0022】図1および図3に示すように、熱可塑性樹
脂フィルム製造装置では、溶融状態のシート状樹脂2
が、押出機における押出機のTダイ1からシート状に成
形されて押し出され、冷却ロール(成形用ロール)3に
巻き付いて冷却・固化されてから、引取ロール(成形用
ロール)4および送りロール45に案内されながら後工
程に送られるようになっている。
【0023】各ロール3,4および45は、一対の本体
フレーム9,9により軸受(図示省略)を介して両側か
ら軸支され、図示省略のロール駆動機構により、シート
状樹脂2が弛まないように、後工程ほど周速を若干速め
て回転駆動されている。そして、本実施形態の有機付着
物除去装置5は、冷却ロール3および引取とーる4のそ
れぞれにおいて、その円筒外周面から僅かに離れた位置
に、その軸方向外周面に沿って設置されている。
【0024】この有機付着物除去装置5は、図1および
図2に示すように、紫外線ランプ6を、内側の囲い7と
外側のチャンバ8とから成る2重壁により囲んで構成さ
れており、囲い7と外側のチャンバ8との間に形成され
た、ロール3,4の表面に近接するスリットから、ロー
ル3,4の表面付近のエア〔囲い7で区画されたロール
幅方向(軸方向)に長い面上のエア〕を吸引する構造と
なっている。
【0025】なお、図2では、冷却ロール3の外周(上
方)にそなえられた有機付着物除去装置5のみを図示し
ているが、引取ロール4の外周(下方)にそなえられた
有機付着物除去装置5も、図1に示すように、冷却ロー
ル3下方にそなえられたものと略同様に構成されてい
る。上述した有機付着物除去装置5のチャンバ8には、
従来と同様、フィルタ(F)22,オゾン分解装置(O
3 K)20および排出用ブロワ19が排気配管27およ
び可撓配管28により接続されており、チャンバ8内の
エアが、フィルタ22およびオゾン分解装置20を経由
してブロワ19から外部へ排気されるようになってい
る。
【0026】また、囲い7には、オゾン(O3 )を発生
するオゾン発生装置(O3 G)21が接続されており、
図示省略の清浄エア供給源からの清浄エア(または
2 )を、オゾン発生装置21を通してからオゾン供給
配管25および可撓配管26を経由して囲い7内に供給
することにより、オゾンが囲い7内に供給されるように
なっている。このオゾン発生装置21により供給される
オゾン供給量は少量で十分である。
【0027】囲い7内には、紫外線ランプ6からの紫外
線をロール3や4の表面に向けて反射する反射板23が
そなえられ、この反射板23により紫外線ランプ6の光
量を有効に生かせるようになっている。上述のように構
成された本実施形態の有機付着物除去装置5の基本的な
作用について説明する。
【0028】押出機のTダイ1から押し出されたシート
状樹脂2は、冷却ロール3において急速に冷却され、引
取ロール4から送りローラ45へ受け渡され、後処理工
程に送られて行く。冷却ロール3および引取ロール4の
表面には、時間の経過とともに、樹脂の屑や樹脂中の析
出物あるいは添加物が付着堆積する現象が見られる。ま
た、周囲の環境によっては、油脂や有機浮遊物が付着す
ることがある。
【0029】この有機付着物除去装置5は、機械の運転
中に連続的にロール3,4の表面に紫外線ランプ6から
紫外線を照射して、有機付着物を化学結合解離させる
(低圧水銀灯の有する波長253.7nmの紫外線が適し
ている)と同時に、空気中の酸素を紫外線によってオゾ
ンに変換する(低圧水銀灯の有する波長184.9nmの
紫外線が適している)ことにより、ロール3,4の表面
に付着する有機付着物を分解および酸化させガス化して
取り除くことができる。
【0030】また、有機付着物除去装置5においては、
紫外線ランプ6を2重壁(囲い7およびチャンバ8)で
囲み、その2重壁によりロール3,4の表面に近接して
明けられたスリットを通じて、ロール3,4の表面付近
のエアとともに、有機付着物を紫外線の作用で酸化/分
解して生じたガスや、ロール3,4の表面から浮いた有
機物の滓,塵等が吸い出されブロワ19から外部へ排出
される。
【0031】このとき、チャンバ8内から排出された空
気は、フィルタ22において固形物を取り除かれ、オゾ
ン分解装置20でオゾン(O3 )を酸素(O2 )に分解
し無毒化してから、ブロワ19を通じて外部へ放出され
る。また、囲い7内に溜まった分解ガスは、囲い7内に
供給される清浄エアによって追い出され、このエア中の
酸素は、紫外線ランプ6からの紫外線によりオゾンに加
工されるので、オゾンが容易に補給される。
【0032】さらに、囲い7内に清浄酸素(O2 )をオ
ゾン発生装置21に通してから囲い7内へ供給するよう
にすれば、オゾン(O3 )が供給され、紫外線(波長2
53.7nm)のO3 分解作用による活性酸素が増加し、
冷却ロール13の表面の有機付着物の酸化を強力に促進
させることができる。なお、有機付着物除去装置5のチ
ャンバ8内は負圧になっているので、周りの隙間から有
害なオゾンが外部に漏れ出るおそれはない。
【0033】以上、有機付着物除去装置5の概要につい
て説明したが、もし、この有機付着物除去装置5が、外
部固定部材に固設されていれば、その装置5内の紫外線
ランプ6の出力が低下してこれを取り替える必要がある
場合や、囲い7やチャンバ8内の掃除や手入れを行なう
際には、フィルムプラント全体を止め、有機付着物除去
装置5を取り外し、ロール3,4から離して作業しなけ
ればならなかった。
【0034】そこで、ラインを止めることなくそれらの
保全作業を容易に行なえるようにするほか、製造/加工
ラインの緊急停止時等に紫外線ランプ6が破損するのを
防止するために、本実施形態(第1〜第5実施形態)で
は、以下に説明するような構成および作用を有する機構
がそなえられている。第1実施形態では、図1および図
3に示すように、有機付着物除去装置5は、冷却ロール
3の上側と引取ロール4の下側とに設置されており、チ
ャンバ8を、紫外線ランプ6および囲い7とともに、各
ロール3,4の軸方向に沿って本体フレーム9から水平
に引き出すための引出機構を有している。
【0035】第1実施形態における引出機構には、図1
〜図3に示すように、チャンバ8の両側において一対の
本体フレーム9,9と直交する方向(ロール3,4の軸
方向)に沿って水平にそれぞれ設置された一対のガイド
レール31,31と、チャンバ8の外側に軸保持部材3
2の軸に対して回転自在に取り付けられ一対のガイドレ
ール31,31上を走行する4個の車輪33とがそなえ
られている。ガイドレール31,31の外側の端部は、
支え台36(引取ロール4側は支え台37)により支え
られている。
【0036】従って、有機付着物除去装置5は、車輪3
3によりガイドレール31,31に案内されて本体フレ
ーム9からロール3,4の軸方向へ水平に抜き出すこと
ができるようになっている。なお、引取ロール4の下側
に設置された有機付着物除去装置5は、本体フレーム9
に明けられた角孔9a(図1,図3参照)から抜き出さ
れる。
【0037】また、図3に示すように、第1実施形態に
おける引出機構には、引張バネ38およびソレノイド作
動ストッパ34がそなえられている。引張バネ38は、
一端をチャンバ8の端面に止められるとともに、他端
を、支え台36(または37)から延設されたアーム3
9の先端に止められ、チャンバ8を本体フレーム9の外
まで水平に引き出す力をチャンバ8に付勢するものであ
る。
【0038】ソレノイド作動ストッパ34は、一方のガ
イドレール31に固設され、電流が通じて電磁力が作用
すれば係止部34aを突出する一方、電流が断たれる
と、内蔵するバネ(図示省略)の付勢力により係止部3
4aを引き込むものであり、紫外線ランプ6の稼働時
(フィルム製造ラインが通常運転を行なっている時)に
は、係止部34aを突き出しチャンバ8の端部を係止す
ることにより引張バネ38の付勢力に対抗してチャンバ
8を使用位置に位置決めする一方で、停電時には、引張
バネ38の付勢力を解放すべく係止部34aを引き込み
チャンバ8に対する係止状態を解除するようになってい
る。
【0039】図3において、冷却ロール3側の有機付着
物除去装置5は、ソレノイド作動ストッパ34に電流が
通じておらず係止部34aがバネ力により引き込まれて
本体フレーム9の外側へ引き出された状態で図示されて
おり、引取ロール4側の有機付着物除去装置5は、ソレ
ノイド作動ストッパ34に電流が通じており係止部34
aがバネ力に対抗して突出されてチャンバ8の端部を係
止し、引張バネ38の付勢力に対抗して本体フレーム9
の内側に位置決め・配置した状態(装置5の稼働状態)
で図示されている。
【0040】なお、図3において、符号35は、引張バ
ネ38により有機付着物除去装置5(チャンバ8等)を
引き出した際に、引出末端位置を規制(決定)すべく一
方のガイドレール31に固設されチャンバ8の端面に当
接する固定ストッパである。また、本実施形態では、図
3に示すごとく、有機付着物除去装置5がロール3,4
の軸方向に移動するので、オゾン供給配管25と囲い7
との間は可撓配管26を介して連結されるとともに、チ
ャンバ8と排気配管27との間は可撓配管28を介して
連結されている。さらに、図示を省略しているが、紫外
線ランプ6用の電気配線も可撓ケーブルを用いて配線さ
れている。
【0041】本発明の第1実施形態としてのロール表面
の有機付着物除去装置5は上述のごとく構成され、引張
バネ38により、チャンバ8等を本体フレーム9の外側
へ引き出す力が付勢されているので、人為的にソレノイ
ド作動ストッパ34への給電を停止すれば係止部34a
が引き込まれて引張バネ38の付勢力が解放され、車輪
33を一対のガイドレール31,31上で走行させなが
ら、チャンバ8等(装置5)を製造ラインの外側に抜き
出すことができる。
【0042】従って、シート状樹脂2の製造/加工中で
あっても容易に紫外線ランプ6の交換やカバー洗浄(囲
い7やチャンバ8内の洗浄)を行なうことができ、製造
/加工ラインの稼働率が低下するのを確実に防止できる
ほか、作業者への負担を大幅に軽減することができる。
また、停電時には、ソレノイド作動ストッパ34への電
流が断たれ、係止部34aが自動的に引き込まれるた
め、この係止部34aがチャンバ8の端面から外れて引
張バネ38の付勢力が解放され、チャンバ8が引張バネ
38の付勢力を受け自動的に本体フレーム9から水平に
引き出される。従って、製造/加工ラインの緊急停止時
や停電による停止時等で電源が遮断された場合でも、ロ
ール3,4の余熱に晒されて紫外線ランプ6が破損する
のを確実に防止することができる。
【0043】〔2〕第2実施形態の説明 図4は本発明の第2実施形態としてのロール表面の有機
付着物除去装置を示すもので、図4はその要部を示す模
式的な側断面図であり、この第2実施形態も第1実施形
態とほぼ同様に構成されているが、この第2実施形態で
は、図4に示すように、装置5を各ロール3,4の軸方
向に沿って本体フレーム9から水平に引き出すための引
出機構において、第1実施形態のガイドレール31の一
方をスライドバー41に変更した構造となっている。そ
の他の部分は、第1実施形態と同様に構成されているの
で、その説明は省略する。
【0044】つまり、円筒軸形状のスライドバー41
が、チャンバ8の一側においてロール3,4の軸方向
(本体フレーム9と直交する方向)に沿って水平に本体
フレーム9,9に固設されるとともに、支え台36,3
7(図3参照)によって端部を支持されている。また、
ガイドレール43が、チャンバ8の他側においてロール
3,4の軸方向に沿って水平に(スライドバー41と平
行に)本体フレーム9,9に固設されるとともに、支え
台36,37(図3参照)によって端部を支持されてい
る。
【0045】そして、有機付着物除去装置5のチャンバ
8の一方側には、スライドバー41を挿嵌されこのスラ
イドバー41に沿って滑走・移動するスライド軸受42
が取り付けられるとともに、チャンバ8の他方側には、
ガイドレール43に案内されて走行する車輪44が取り
付けられている。本発明の第2実施形態としてのロール
表面の有機付着物除去装置は上述のごとく構成されてい
るので、前述した第1実施形態と同様、引張バネ38に
より、チャンバ8等を本体フレーム9の外側へ引き出す
力が付勢され、人為的にソレノイド作動ストッパ34へ
の給電を停止すれば係止部34aが引き込まれて引張バ
ネ38の付勢力が解放され、スライド軸受42をスライ
ドバー41に沿って滑走させるとともに車輪44をガイ
ドレール43上で走行させながら、チャンバ8等(装置
5)を製造ラインの外側に抜き出すことができる。
【0046】従って、シート状樹脂2の製造/加工中で
あっても容易に紫外線ランプ6の交換やカバー洗浄(囲
い7やチャンバ8内の洗浄)を行なうことができ、製造
/加工ラインの稼働率が低下するのを確実に防止できる
ほか、作業者への負担を大幅に軽減することができる。
また、停電時には、ソレノイド作動ストッパ34への電
流が断たれ、係止部34aが自動的に引き込まれるた
め、この係止部34aがチャンバ8の端面から外れて引
張バネ38の付勢力が解放され、チャンバ8が引張バネ
38の付勢力を受け自動的に本体フレーム9から水平に
引き出される。従って、製造/加工ラインの緊急停止時
や停電による停止時等で電源が遮断された場合でも、ロ
ール3,4の余熱に晒されて紫外線ランプ6が破損する
のを確実に防止することができる。
【0047】特に、第2実施形態においては、上述のよ
うなスライドバー41とスライド軸受42との組み合わ
せは、有機付着物除去装置5の使用時の位置精度を要求
される場合に有効である。 〔3〕第3実施形態の説明 図5は本発明の第3実施形態としてのロール表面の有機
付着物除去装置を示すもので、図5はその引出機構を示
す側面図であり、この第3実施形態も第1実施形態とほ
ぼ同様に構成されているが、この第3実施形態では、図
5に示すように、装置5を各ロール3,4の軸方向に沿
って本体フレーム9から水平に引き出すための引出機構
において、引張バネ38に代えて、重錘57の重量を用
いて装置5の引出を行なう構造となっている。その他の
部分は、第1実施形態と同様に構成されているので、そ
の説明は省略する。
【0048】つまり、第1の可撓ワイヤ51が、その一
端をチャンバ8の端面に結合され、その中間を第1の滑
車53に巻回されて180度方向を変え、その他端を一
方のガイドレール31の中間の係止部材52に結合する
ようにそなえられている。また、第2の可撓ワイヤ54
が、その一端を第1の滑車53に結合され、その中間
を、支え台36(もしくは37)に固設されたアーム5
6の端部に枢着された第2の滑車55に巻回されて鉛直
方向へ垂下され、その他端には重錘57を結ばれ、この
重錘57の自重により自然に吊り下げられるようにそな
えられている。
【0049】ソレノイド作動ストッパ34は、第1実施
形態と同様のもので、紫外線ランプ6の稼働時(フィル
ム製造ラインが通常運転を行なっている時)には、係止
部34aを突き出しチャンバ8の端部を係止することに
より重錘57の重量(重力)に対抗してチャンバ8を使
用位置に位置決めする一方で、停電時には、重錘57の
重量(重力)を解放すべく係止部34aを引き込みチャ
ンバ8に対する係止状態を解除するようになっている。
【0050】なお、図5においては、稼働時の有機付着
物除去装置5の位置を実線で示す一方、有機付着物除去
装置5の引出位置を二点鎖線で示している。また、第1
の滑車53の移動距離は、装置5の移動距離の半分であ
るので、重錘57の上下移動距離も装置5の移動距離の
半分である。さらに、図5に示すように、重錘57が降
下した時に床面と当接することを避けるために、床に
は、重錘57が降下する穴50が形成されている。
【0051】本発明の第3実施形態としてのロール表面
の有機付着物除去装置は上述のごとく構成されているの
で、重錘57により、チャンバ8等を本体フレーム9の
外側へ引き出す力が付勢され、人為的にソレノイド作動
ストッパ34への給電を停止すれば係止部34aが引き
込まれて重錘57の重力が解放され、車輪33をガイド
レール31,31上で走行させながら、チャンバ8等
(装置5)を製造ラインの外側に抜き出すことができ
る。
【0052】従って、シート状樹脂2の製造/加工中で
あっても容易に紫外線ランプ6の交換やカバー洗浄(囲
い7やチャンバ8内の洗浄)を行なうことができ、製造
/加工ラインの稼働率が低下するのを確実に防止できる
ほか、作業者への負担を大幅に軽減することができる。
また、停電時には、ソレノイド作動ストッパ34への電
流が断たれ、係止部34aが自動的に引き込まれるた
め、この係止部34aがチャンバ8の端面から外れて重
錘57の重力が解放され、チャンバ8が重錘57の重力
を受け自動的に本体フレーム9から水平に引き出され
る。従って、製造/加工ラインの緊急停止時や停電によ
る停止時等で電源が遮断された場合でも、ロール3,4
の余熱に晒されて紫外線ランプ6が破損するのを確実に
防止することができる。
【0053】特に、第3実施形態においては、引出機構
を、動力を必要とすることなく安価に構成することがで
きる。また、第1実施形態における引張バネ38を支え
るためのアーム39による突出し長さが不要になり、引
出機構をよりコンパクトに構成することができる。 〔4〕第4実施形態の説明 図6は本発明の第4実施形態としてのロール表面の有機
付着物除去装置を示すもので、図6はその引出機構を示
す側面図であり、この第4実施形態も第1実施形態とほ
ぼ同様に構成されているが、この第4実施形態では、図
6に示すように、装置5を各ロール3,4の軸方向に沿
って本体フレーム9から水平に引き出すための引出機構
において、引張バネ38に代えて、エアシリンダ64を
用いて装置5の引出を行なう構造となっている。その他
の部分は、第1実施形態と同様に構成されているので、
その説明は省略する。
【0054】また、第4実施形態における第1の可撓ワ
イヤ51,第1の滑車53,第3の可撓ワイヤ61およ
び第3の滑車62の構成および作用は、第3実施形態に
おける第1の可撓ワイヤ51,第1の滑車53,第2の
可撓ワイヤ54および第2の滑車55の構成および作用
とほぼ同様である。つまり、第1の可撓ワイヤ51が、
その一端をチャンバ8の端面に結合され、その中間を第
1の滑車53に巻回されて180度方向を変え、その他
端を一方のガイドレール31の中間の係止部材52に結
合するようにそなえられている。また、第3の可撓ワイ
ヤ61が、その一端を第1の滑車53に結合され、その
中間を、支え台36(もしくは37)に固設されたアー
ム63の端部に枢着された第2の滑車55に巻回されて
180度方向を変え、その他端にはエアシリンダ64の
ロッド65の先端を結合するようにそなえられている。
【0055】このエアシリンダ64は、本体フレーム9
の外側に設置され、ロッド65を本体フレーム9の外方
に向けて伸縮駆動することによりガイドレール31,3
1と平行に作動し、チャンバ8等(装置5)を本体フレ
ーム9の外まで水平引き出しうるものである。ロッド6
5は、図6に実線で示すように、稼働時には、エアシリ
ンダ64から伸長した状態で配置されている。
【0056】そして、エアシリンダ64には、電磁作動
弁66aを介してアキュムレータ66が接続されてい
る。アキュムレータ66は、エアシリンダ64によりチ
ャンバ8等を引き出させる作動圧縮エア(ロッド65を
引き込む作動圧縮エア)を蓄圧するものであり、電磁作
動弁66aは、エアシリンダ64とアキュムレータ66
との間に介装され停電時に開状態になってエアシリンダ
64とアキュムレータ66とを連通させるものである。
【0057】ソレノイド作動ストッパ34は、第1実施
形態と同様のもので、紫外線ランプ6の稼働時(フィル
ム製造ラインが通常運転を行なっている時)には、係止
部34aを突き出しチャンバ8の端部を係止してチャン
バ8を使用位置に位置決めする一方で、停電時には、係
止部34aを引き込みチャンバ8に対する係止状態を解
除するようになっている。
【0058】本発明の第4実施形態としてのロール表面
の有機付着物除去装置は上述のごとく構成されているの
で、人為的にソレノイド作動ストッパ34および電磁作
動弁66aへの給電を停止すれば、ソレノイド作動スト
ッパ34の係止部34aがチャンバ8の端部から外れる
とともに、電磁作動弁66aが開状態になってエアシリ
ンダ64とアキュムレータ66との間が連通状態とな
り、アキュムレータ66に蓄圧された作動圧縮エアがエ
アシリンダ64に供給されてこのエアシリンダ64にお
けるロッド65が収縮する。
【0059】これにより、チャンバ8等を本体フレーム
9の外側へ引き出す力が付勢され、車輪33をガイドレ
ール31,31上で走行させながら、チャンバ8等(装
置5)を製造ラインの外側に抜き出すことができる。従
って、シート状樹脂2の製造/加工中であっても容易に
紫外線ランプ6の交換やカバー洗浄(囲い7やチャンバ
8内の洗浄)を行なうことができ、製造/加工ラインの
稼働率が低下するのを確実に防止できるほか、作業者へ
の負担を大幅に軽減することができる。
【0060】また、停電時には、ソレノイド作動ストッ
パ34への電流が断たれ、係止部34aが自動的に引き
込まれるため、この係止部34aがチャンバ8の端面か
ら外れると同時に、電磁作動弁66aが開状態になって
エアシリンダ64とアキュムレータ66との間が連通状
態となり、アキュムレータ66に蓄圧された作動圧縮エ
アがエアシリンダ64に供給されてこのエアシリンダ6
4が作動し、チャンバ8がエアシリンダ64により自動
的に本体フレーム9から水平に引き出される。
【0061】従って、製造/加工ラインの緊急停止時や
停電による停止時等で電源が遮断された場合でも、ロー
ル3,4の余熱に晒されて紫外線ランプ6が破損するの
を確実に防止することができる。特に、第4実施形態に
おいては、引出機構を、ガイドレール31の下方に配置
したエアシリンダ64を用いて駆動することができるの
で、第1,第2実施形態のアーム39(図3参照)や第
3実施形態のアーム56(図5参照)による突出し長さ
も不要になり、第1〜第3実施形態に比べてロール3,
4の軸方向の長さを短縮でき、よりコンパクトに構成す
ることができるほか、有機付着物除去装置5の配置位置
が低い場合の引出機構の設置をより容易に行なえるよう
になる。
【0062】なお、図6においては、稼働時の有機付着
物除去装置5の位置を実線で示す一方、有機付着物除去
装置5の引出位置を二点鎖線で示している。 〔5〕第5実施形態の説明 図7(a)および図7(b)は本発明の第5実施形態と
してのロール表面の有機付着物除去装置を示すもので、
図7(a)はその概略構成を示す模式的な側面図、図7
(b)はその制御盤の構成を示す図である。
【0063】この第5実施形態では、図1にて説明した
有機物付着装置5において、停電時に有機付着物除去装
置5のチャンバ8を引き出さずに、バッテリ(予備電
源)71を用いて冷却用ブロワ69を作動させ、ロール
3,4の余熱により紫外線ランプ6が損傷しない温度に
なるまで、囲い7内の紫外線ランプ6の周囲にエアを送
って冷却を行なうように構成している。
【0064】つまり、図7(a)に示すように、オゾン
供給配管25には第1の電磁操作弁(S1 )67が介装
されるとともに、この第1の電磁操作弁67と可撓配管
26との間のオゾン供給配管25には、分岐配管25a
が連通接続されており、この分岐配管25aには、第2
の電磁操作弁(S2 )68を介して冷却用ブロワ69が
連通接続されている。この冷却用ブロワ69は、ブロワ
駆動用モータ(M)69aにより駆動されるようになっ
ている。
【0065】また、図7(b)に示すように、制御盤7
0内には、予備電源としてのバッテリ71と、主操作電
源により作動し第1の電磁操作弁67を開閉駆動すべく
接点Rを開閉するリレー(R)72と、バッテリ71に
より作動し第2の電磁操作弁68およびモータ69aを
作動させるべく接点Tを開閉するタイマリレー(T)7
3とがそなえられている。
【0066】ここで、主操作電源が停電状態になると、
主操作電源側回路で接点Rが開放されて第1の電磁操作
弁67が閉鎖されると同時に、バッテリ71側回路で接
点Rが閉鎖され、タイマリレー73が所定時間だけ作動
し、接点Tが所定時間(紫外線ランプ6が損傷しない温
度になると予測される時間)だけ閉鎖され、その所定時
間の間、第2の電磁操作弁68が閉鎖されるとともにモ
ータ69aが作動して冷却用ブロワ69が駆動されるよ
うになっている。
【0067】本発明の第5実施形態としてのロール表面
の有機付着物除去装置は上述のごとく構成されているの
で、停電時には、第1の電磁操作弁67が閉じてオゾン
発生装置21からのオゾンの供給を断ち、主操作電源が
切れるので、リレー72が逆作動してバッテリ71側回
路の接点Rが閉じられ、バッテリ71の予備電源が通じ
てタイマリレー73が起動され、接点Tが閉じる。
【0068】これにより、モータ69aが起動され冷却
用ブロワ69が作動すると同時に、第2の電磁操作弁6
8が開かれ、分岐配管25a,オゾン供給配管25およ
び可撓配管26を通じて、囲い7内の紫外線ランプ6の
周囲にエアが送り込まれ、紫外線ランプ6が自動的に冷
却されその温度が上昇するのを防いでいる。なお、ロー
ル3,4が安全な温度まで下がる頃を見計らってタイマ
リレー73が自動的に切れて、ブロワ69の作動が停止
されるとともに、第2の電磁操作弁68が閉じられる。
【0069】従って、製造/加工ラインの緊急停止時や
停電による停止時等で電源が遮断された場合でも、ロー
ル3,4の余熱で紫外線ランプ6が破損するのを確実に
防止することができる。 〔6〕その他 なお、上述した実施形態では、本発明の有機付着物除去
装置を、成形用ロールである冷却ロール3や引取ロール
4に適用した場合について説明しているが、本発明は、
これに限定されるものではなく、フィルム引き延ばし用
延伸ロールの表面に付着する有機付着物を除去する場合
にも、上述と同様に適用され、上述と同様の作用効果を
得ることができる。
【0070】そして、本発明は上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明とその趣旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施することができる。
【0071】
【発明の効果】
(1)以上詳述したように、請求項1記載のロール表面
の有機付着物除去装置によれば、引出機構により、チャ
ンバを、紫外線ランプとともに、ロールの軸方向に沿っ
て本体フレームから水平に引き出すことができる。従っ
て、熱可塑性樹脂フィルムの製造/加工中であっても容
易に紫外線ランプの交換やカバー洗浄を行なうことがで
き、製造/加工ラインの稼働率が低下するのを確実に防
止できるほか、作業者への負担を大幅に軽減することが
できる。
【0072】また、製造/加工ラインの緊急停止時や停
電による停止時等で電源が遮断された場合には、引出機
構を用いて、チャンバを紫外線ランプとともに引き出す
ことにより、ロールの余熱で紫外線ランプが破損するの
を確実に防止できるという効果もある。 (2)請求項2記載のロール表面の有機付着物除去装置
によれば、引出機構において車輪を一対のガイドレール
上で走行させることにより、チャンバを、紫外線ランプ
とともに、ロールの軸方向に沿って本体フレームから水
平に引き出すことができるので、上述した請求項1記載
の装置と同様の作用効果を得ることができる。
【0073】(3)請求項3記載のロール表面の有機付
着物除去装置によれば、引出機構においてスライド軸受
をスライドバーに沿って移動させるとともに車輪をガイ
ドレール上で走行させることにより、チャンバを、紫外
線ランプとともに、ロールの軸方向に沿って本体フレー
ムから水平に引き出すことができるので、上述した請求
項1記載の装置と同様の作用効果を得ることができるほ
か、スライドバーとスライド軸受との組み合わせは、有
機付着物除去装置の使用時の位置精度を要求される場合
に極めて有効である。
【0074】(4)請求項4記載のロール表面の有機付
着物除去装置によれば、停電時には、ソレノイド作動ス
トッパがチャンバから外れてバネの付勢力が解放され、
チャンバがバネの付勢力を受け自動的に本体フレームか
ら水平に引き出される。従って、製造/加工ラインの緊
急停止時や停電による停止時等で電源が遮断された場合
でも、ロールの余熱で紫外線ランプが破損するのをより
確実に防止することができる。
【0075】(5)請求項5記載のロール表面の有機付
着物除去装置によれば、停電時には、ソレノイド作動ス
トッパがチャンバから外れて重錘の重力が解放され、チ
ャンバが重錘の重量を受け自動的に本体フレームから水
平に引き出される。従って、製造/加工ラインの緊急停
止時や停電による停止時等で電源が遮断された場合で
も、ロールの余熱で紫外線ランプが破損するのをより確
実に防止することができるほか、引出機構を、動力を必
要とすることなく安価に且つコンパクトに構成すること
ができる。
【0076】(6)請求項6記載のロール表面の有機付
着物除去装置によれば、停電時には、ソレノイド作動ス
トッパがチャンバから外れるとともに、電磁作動弁が開
状態になってエアシリンダとアキュムレータとの間が連
通状態となり、アキュムレータに蓄圧された作動圧縮エ
アがエアシリンダに供給されてこのエアシリンダが作動
し、チャンバがエアシリンダにより自動的に本体フレー
ムから水平に引き出される。
【0077】従って、製造/加工ラインの緊急停止時や
停電による停止時等で電源が遮断された場合でも、ロー
ルの余熱で紫外線ランプが破損するのをより確実に防止
することができるほか、ロール軸方向の長さをより短縮
でき、引出機構をコンパクトに構成できるほか、チャン
バ等の配置位置が低い場合の引出機構の設置をより容易
に行なうことができる。
【0078】(7)請求項7記載のロール表面の有機付
着物除去装置によれば、停電時には、予備電源からの電
力を冷却用ブロワに供給してこのブロワを作動させ、チ
ャンバ内の紫外線ランプの周囲にエアを送り込んで紫外
線ランプを自動的に冷却することができるので、製造/
加工ラインの緊急停止時や停電による停止時等で電源が
遮断された場合でも、ロールの余熱で紫外線ランプが破
損するのをより確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としてのロール表面の有
機付着物除去装置をそなえたフィルム成形装置の概略構
成を示す模式的な側面図である。
【図2】第1実施形態のロール表面の有機付着物除去装
置の要部を示す模式的な側断面図である。
【図3】第1実施形態のロール表面の有機付着物除去装
置をそなえたフィルム成形装置を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態としてのロール表面の有
機付着物除去装置の要部を示す模式的な側断面図であ
る。
【図5】本発明の第3実施形態としてのロール表面の有
機付着物除去装置の引出機構を示す側面図である。
【図6】本発明の第4実施形態としてのロール表面の有
機付着物除去装置の引出機構を示す側面図である。
【図7】(a),(b)はいずれも本発明の第5実施形
態としてのロール表面の有機付着物除去装置を示すもの
で、(a)はその概略構成を示す模式的な側面図、
(b)はその制御盤の構成を示す図である。
【図8】従来のロール表面洗浄装置(有機付着物除去装
置)をそなえた熱可塑性樹脂フィルム製造装置の概略構
成を示す模式的な側面図である。
【符号の説明】
1 Tダイ(押出機の口金) 2 シート状樹脂(熱可塑性樹脂フィルム,シート状熱
可塑性樹脂) 3 冷却ロール(成形用ロール) 4 引取ロール(成形用ロール) 5 有機付着物除去装置 6 紫外線ランプ 7 囲い 8 チャンバ 9 本体フレーム 21 オゾン発生装置 31 ガイドレール 33 車輪 34 ソレノイド作動ストッパ 34a 係止部 38 引張バネ 41 スライドバー 42 スライド軸受 43 ガイドレール 51 第1の可撓ワイヤ 53 第1の滑車 54 第2の可撓ワイヤ 55 第2の滑車 57 重錘 64 エアシリンダ 66 アキュムレータ 66a 電磁作動弁 67 第1の電磁操作弁 68 第2の電磁操作弁 69 冷却用ブロワ 71 バッテリ(予備電源)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】各ロール3,4および45は、一対の本体
フレーム9,9により軸受(図示省略)を介して両側か
ら軸支され、図示省略のロール駆動機構により、シート
状樹脂2が弛まないように、後工程ほど周速を若干速め
て回転駆動されている。そして、本実施形態の有機付着
物除去装置5は、冷却ロール3および引取ロール4のそ
れぞれにおいて、その円筒外周面から僅かに離れた位置
に、その軸方向外周面に沿って設置されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】また、囲い7には、オゾン(O3 )を発生
するオゾン発生装置(O3 G)21が接続されており、
図示省略の清浄エア供給源からの清浄エア(または
2 )を、オゾン発生装置21を通してからオゾン供給
配管25および可撓配管26を経由して囲い7内に供給
することにより、オゾンが囲い7内に供給されるように
なっている。このオゾン発生装置21により供給される
オゾン供給量は少量で十分である。なお、紫外線ランプ
6からの紫外線の照射により、後述のごとく囲い7内の
酸素がオゾンに変換されるので、その紫外線の波長によ
って十分な量のオゾンが発生する場合には、オゾン発生
装置21によるオゾン供給を停止したり、オゾン発生装
置21を省略することが可能である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】押出機のTダイ1から押し出された溶融状
態のシート状樹脂2は、冷却ロール3において急速に冷
却され、引取ロール4から送りローラ45へ受け渡さ
れ、後処理工程に送られて行く。冷却ロール3および引
取ロール4の表面には、時間の経過とともに、樹脂の屑
や樹脂中の析出物あるいは添加物が付着堆積する現象が
見られる。また、周囲の環境によっては、油脂や有機浮
遊物が付着することがある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】また、有機付着物除去装置5においては、
紫外線ランプ6を2重壁(囲い7およびチャンバ8)で
囲み、その2重壁によりロール3,4の表面に近接して
明けられたスリットを通じて、ロール3,4の表面付近
のエアとともに、有機付着物を紫外線の作用で酸化/分
解して生じたガスや、ロール3,4の表面から浮いた有
機物の滓,塵等が吸い出されブロワ19から外部へ
される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】このとき、チャンバ8内から吸い出された
空気は、フィルタ22において固形物を取り除かれ、オ
ゾン分解装置20でオゾン(O3 )を酸素(O2 )に分
解し無毒化してから、ブロワ19を通じて外部へ放出さ
れる。また、囲い7内に溜まった分解ガスは、囲い7内
に供給される清浄エアによって追い出され、このエア中
の酸素は、紫外線ランプ6からの紫外線によりオゾンに
加工されるので、オゾンが容易に補給される。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂フィルムの製造または加工
    に用いられる成形用ロールまたはフィルム引き延ばし用
    延伸ロールの表面に紫外線を照射する紫外線ランプと、
    該紫外線ランプの周囲を覆い該成形用ロールまたは該延
    伸ロールの表面近傍に配置されるチャンバとをそなえ、
    該成形用ロールまたは該延伸ロールの表面に該紫外線ラ
    ンプから紫外線を照射することにより、該成形用ロール
    または該延伸ロールの表面に付着する有機付着物を分解
    および酸化させて除去する、ロール表面の有機付着物除
    去装置において、 該チャンバを、該紫外線ランプとともに、該成形用ロー
    ルまたは該延伸ロールの軸方向に沿って本体フレームか
    ら水平に引き出すための引出機構がそなえられているこ
    とを特徴とする、ロール表面の有機付着物除去装置。
  2. 【請求項2】 該引出機構が、 該チャンバの両側において該成形用ロールまたは該延伸
    ロールの軸方向に沿って水平にそれぞれ設置された一対
    のガイドレールと、 該チャンバに取り付けられ、該一対のガイドレール上を
    走行する車輪とから構成されていることを特徴とする、
    請求項1記載のロール表面の有機付着物除去装置。
  3. 【請求項3】 該引出機構が、 該チャンバの一側において該成形用ロールまたは該延伸
    ロールの軸方向に沿って水平に設置されたスライドバー
    と、 該チャンバの他側において該成形用ロールまたは該延伸
    ロールの軸方向に沿って水平に設置されたガイドレール
    と、 該チャンバに取り付けられ、該スライドバーに沿って移
    動するスライド軸受と、 該チャンバに取り付けられ、該ガイドレール上を走行す
    る車輪とから構成されていることを特徴とする、請求項
    1記載のロール表面の有機付着物除去装置。
  4. 【請求項4】 該引出機構に、 該チャンバを該本体フレームの外まで水平に引き出す力
    を該チャンバに付勢するバネと、 該紫外線ランプの稼働時に該バネの力に対抗して該チャ
    ンバを使用位置に位置決めする一方で停電時に該バネの
    力を解放すべく、該チャンバに対して掛け外し可能に設
    けられたソレノイド作動ストッパとがそなえられている
    ことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載のロール表面の有機付着物除去装置。
  5. 【請求項5】 該引出機構に、 該チャンバを該本体フレームの外まで水平に引き出す力
    を、滑車にて案内されるワイヤを介し、自重により該チ
    ャンバに作用させる重錘と、 該紫外線ランプの稼働時に該重錘の重量に対抗して該チ
    ャンバを使用位置に位置決めする一方で停電時に該重錘
    の重量を解放すべく、該チャンバに対して掛け外し可能
    に設けられたソレノイド作動ストッパとがそなえられて
    いることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか
    に記載のロール表面の有機付着物除去装置。
  6. 【請求項6】 該引出機構に、 該紫外線ランプの稼働時に該チャンバを係止して該チャ
    ンバを使用位置に位置決めする一方で停電時に該チャン
    バとの係止状態を解除すべく、該チャンバに対して掛け
    外し可能に設けられたソレノイド作動ストッパと、 該本体フレームの外側に設置され、該チャンバを該本体
    フレームの外まで水平に引き出しうるエアシリンダと、 該エアシリンダにより該チャンバを引き出させる作動圧
    縮エアを蓄圧するアキュムレータと、 該エアシリンダと該アキュムレータとの間に介装され、
    停電時に開状態になって該エアシリンダと該アキュムレ
    ータとを連通させる電磁作動弁とがそなえられているこ
    とを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載
    のロール表面の有機付着物除去装置。
  7. 【請求項7】 停電時に電力供給を行なう予備電源と、 停電時に該予備電源からの電力供給を受けて作動し、該
    チャンバ内の該紫外線ランプの周囲にエアを送り込んで
    該紫外線ランプを冷却する冷却用ブロワとがそなえられ
    ていることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれ
    かに記載のロール表面の有機付着物除去装置。
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