JPH10315188A - シート材切断装置 - Google Patents

シート材切断装置

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JPH10315188A
JPH10315188A JP13917897A JP13917897A JPH10315188A JP H10315188 A JPH10315188 A JP H10315188A JP 13917897 A JP13917897 A JP 13917897A JP 13917897 A JP13917897 A JP 13917897A JP H10315188 A JPH10315188 A JP H10315188A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚紙の切断においても切断線のずれがなく確
実な切断ができ、かつ組み立てが容易なシート材切断装
置。 【解決手段】 固定刃7の両端に左右フレーム11、2
1を固定してフレームを構成し、駆動手段8により揺動
駆動される駆動側クランク3、トルク伝達部材5及び従
動側クランク4をフレーム11、21に揺動可能に軸支
し、駆動側、従動側クランク3、4のアームに該クラン
クが揺動して可動刃先が固定刃に摺動するよう可動刃1
を軸支し、かつ可動刃先1aが付勢手段14により固定
刃先7aに圧接される。従動側クランク3の駆動アーム
32をフレーム21の長孔23を潜らせフレーム21の
外側に出して組み立てる。従動側クランク4とトルク伝
達部材5は一体に板金加工により成形される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙、フィルムなど
のシート材、特に印画紙などのコーティングしたシート
材の切断において、被切断成品シート材に切断部の変色
やコーティング層の膨れ、はがれ等が生じない切断を可
能にし、かつ組み立てが容易なシート材切断装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、などに搭載され、
紙、フィルム、などのシート材を切断するシート材切断
装置としては、可動刃を回転させて切断するロータリ式
切断装置や2枚の丸刃を紙幅方向に移動させて切断する
ローラ式切断装置が使用される。しかし、これらの切断
装置は切れ刃の位置が固定されないために、例えば画像
ラボ機などに搭載され印画紙などの厚紙を切断する場合
には切断線が変動したり、切断面が荒れたりするという
問題点がある。そこで、可動刃と固定刃とを剪断角をも
たせて圧接摺動させて切断するスライド式切断装置が使
用される。このような切断装置として、例えば実公昭5
8−37594号公報に記載の切断幅に対応する長さの
直線刃先を有する可動刃を固定刃に圧接摺動させて切断
する切断装置や、特開平01−289697号公報、特
開平04−300198号公報記載の刃先線が逆V字形
に窪んだ薄板状の可動刃と直線刃先の固定刃を圧接摺動
させて切断する切断装置などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のロータリ式、ローラ式、スライド式のいずれのシー
ト材切断装置でも、可動刃と固定刃の交差接触を確実に
するために固定刃、可動刃ともに何らかの形で両者共に
可動に指示されているので、切断線を決める刃先同士の
噛み合い位置にがたが生じて切断線がずれやすく、前記
のように印画紙などの厚紙を切断する場合には切断線に
ずれが生じたり、切断面がけばだったり、切断線が着色
したりするという問題点があった。
【0004】また、従来の切断装置は、部品数が多く、
かつ組み立て工数がかかるという欠点があった。
【0005】そこで本発明は、剛性の高い棒状直線の固
定刃と可動刃を使用するとともに、切断線を決定する固
定刃を完全に固定して可動刃の方を揺動させて圧接する
ことにより、切断線のずれをなくし、印画紙などの厚紙
の切断において確実な切断を可能にすると共に、組み立
てが容易なシート材切断装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のシート材切断装置は、直線状刃先を有する
可動刃と固定刃の刃先を交差圧接して摺動させ、両刃先
の間に挿入されたシート材を切断するシート材切断装置
において、固定刃を固定するフレームと、該フレームに
揺動可能に軸支され駆動手段により揺動駆動される揺動
アームと、該揺動アームの揺動により前記可動刃先が固
定刃と摺動しかつ前記固定刃との干渉を防ぐように該揺
動アームに揺動可能に軸支された可動刃と、該可動刃先
を前記固定刃先に圧接するように付勢する付勢手段とを
備えたことを特徴とするものである。
【0007】即ち、本発明のシート材切断装置は、従来
の切断装置のように固定刃を揺動などして可動刃に圧接
させるのでなく、切断線を決める固定刃はフレームに固
定しておき、可動刃の方を揺動させて固定刃に圧接させ
るので、印画紙などの厚紙を切断しても切断線のずれる
ことがない。また、揺動アームをフレームに揺動可能に
軸支し、この揺動アームに可動刃を揺動可能に軸支し、
かつ付勢手段により可動刃先を固定刃に圧接するように
されているので、揺動アームの揺動により可動刃先は固
定刃に圧接されながら往復運動をしてシート材を切断す
る。これにより装置の小形化ができる。
【0008】前記フレームは、前記固定刃を梁として該
固定刃の両端部に駆動側フレームと従動側フレームを固
定して構成されることが装置の小形化のために一層望ま
しい。即ち、従来の切断装置においては、左右フレーム
を連結する梁フレームを設けてこの梁フレームに固定刃
を装着したが、本発明の方式によれば固定刃が梁フレー
ムを兼ねるので梁フレームを別に設ける必要がなく小型
にかつコストの低減ができる。
【0009】また、前記揺動アームは、前記駆動側及び
従動側フレームにそれぞれ揺動可能に軸支された駆動側
クランクおよび従動側クランクと、該駆動側クランクお
よび従動側クランクを連結して揺動トルクを伝達するト
ルク伝達部材とを備え、前記可動刃の両端が前記駆動側
クランクと従動側クランクの腕により揺動可能に軸支さ
れることにより簡易に可動刃の往復駆動が可能である。
【0010】また、前記駆動側クランクおよび従動側ク
ランクと前記トルク伝達部材は板金加工により成形され
ることにより従来のロッドによるトルク伝達部材よりも
安価に剛性の高いトルク伝達部材がえられる。また、前
記従動側クランクと前記トルク伝達部材は一体にして板
金加工により成形されることにより一層部品点数の低減
とコスト低減が可能になる。
【0011】さらに、本発明のシート材切断装置の前記
駆動側クランクはL字型の一方の足で前記可動刃を揺動
可能に軸支する支持アームと他方の足が駆動手段に係合
する駆動アームと該L字型の角隅部に設けられた揺動支
点からなるL字型部材から形成され、前記駆動側フレー
ムには前記駆動側クランクの揺動支点を軸支する軸支点
と該軸支点近傍の長孔とが設けられ、前記駆動アームを
前記駆動側フレームの固定刃側から前記長孔に挿入して
潜らせ、該フレームの固定刃側の反対側に覗かせて組み
立てることを特徴とするものである。
【0012】即ち、本発明のシート材切断装置では、支
持アームと駆動アームを一体にした駆動側クランクの駆
動アーム側をフレームに設けられた長孔を潜らせて組み
立てるので、部品点数が少なく組み立てが簡単で組み立
て工数とコストの低減ができる。この駆動側クランクは
板金加工で成形することがコスト低減のためにさらに望
ましい。
【0013】なお、本切断装置の駆動手段は切断刃の切
り終わり側に配設することが望ましい。これは以下の理
由によるものである。即ち、この種のカッタは、切断負
荷によって刃物の支軸回りに刃先同士の圧接力が高まる
向きのモーメントが生じるように設計してある。このた
め、可動刃が用紙に食い付く瞬間の衝撃が刃先同士の圧
接方向にも作用する。例えば、紙厚をt、剪断角をαと
した場合、可動刃が用紙に食い付く瞬間に、刃先同士は
用紙の縁よりt/tanαだけ手前で接触しており、圧
接方向の衝撃が繰り返し加わることによって、この部分
に偏摩耗が発生する。これにより、用紙の幅や挿入位置
が変わって偏摩耗部分と重なった時に切断不具合が発生
することがある。これに対し、切り終わり側に駆動部を
配置すると、駆動部から遠い位置で切断が開始されるた
め、可動刃が用紙に食い付く瞬間の衝撃がトルク伝達部
材の弾性変形により吸収されて和らげられ、上記のよう
な偏摩耗が比較的浅く広い形状になり、用紙の幅や挿入
位置が変わっても、切断不具合が起こり難くなる。さら
に、切り終わり側に駆動部を配置すると、駆動部に近い
位置で切断が終了するため、トルク伝達部材の弾性変形
による刃先同士のオーバーラップ不足が生ずることがな
く用紙の切り残しの発生が防止できる。また、切断終了
の瞬間、切断刃が切断負荷から一気に解放されてトルク
伝達部材に蓄積された弾牲変形により弾かれることによ
り発生する音や振動も少なくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の1実施形態
により具体的に説明する。図1は第1実施形態の本発明
のシート材切断装置の分解斜視図、図2はその正面図、
図3は図2のP−P断面図、図4は可動刃と固定刃の交
差角を説明する図である。
【0015】図において、固定刃7は直線状の刃先線7
aを有する長形厚板状をなし、その両端に従動側フレー
ム(左フレーム)11と駆動側フレーム(右フレーム)
21をそれぞれ2本づつのビス13、13で固定してい
る。これによって、固定刃7が梁を形成して従動側、駆
動側フレーム(左右フレーム)11、21を連結してい
るので、従来の切断装置のような左右フレームを連結す
る梁フレームが不要になり、部品点数が減少できる。
【0016】可動刃1は直線状の刃先線1aを有する長
形厚板状をなし、図1の左端下部に突起した刃先案内部
1cが設けられている。この刃先案内部1cの刃面側が
固定刃7の刃先7aに摺接して可動刃1の刃先を案内す
るようになっている。可動刃1には両端端面の上方に可
動刃支持ピン2が植設され、刃先案内部1cの端面には
ばね係止ピン6が植設されている。
【0017】駆動側クランク3は、板金加工により作ら
れた変形L字型の板状をなし、このL字型の角隅部に設
けられた軸孔3aを中心として揺動する。このL字型の
一方の足の端部近傍に支持ピン孔3bが設けられ、可動
刃1の可動刃支持ピン2を揺動可能に軸支して支持アー
ム31を形成している。L字型の他方の足の端部にスラ
イド溝3cが設けられて駆動アーム32を形成し、スラ
イド溝3cにモータ8のモータクランクピン9aが係合
して駆動側クランク3を軸孔3aを中心として揺動させ
るようになっている。駆動アーム32は、その面が支持
アーム31の面と平行でかつ両者の面に段差が付くよう
に、L字型の角部の腕の付け根近傍でくねって曲げられ
ている。この段差は駆動アーム32を右フレーム21の
長孔23を潜らせたときに支持アーム31がフレーム2
1の内側に、駆動アーム32がその外側に位置して長孔
23内を自由に揺動できるようにされている。支持アー
ム31の腕中央部側面にはヒンジ33が直角に曲げて設
けられ、貫通孔33aに挿通されたビス34と植設され
たノックピン35とによりトルク伝達部材5の一端側5
aを固定するようになっている。
【0018】従動側クランク4にはその両端近傍にクラ
ンクの揺動の支点になる軸孔4aと可動刃1の可動刃支
持ピン2を揺動可能に軸支する支持ピン孔4bが設けら
れている。従動側クランク4の腕の側面に直角にトルク
伝達部材5の他端5bが固定されている。本実施形態の
ように従動側クランク4とトルク伝達部材5とは一体の
板材から板金加工により成形されることが望ましいが、
別個に製作して溶接などにより固着してもよい。トルク
伝達部材5は剛性をますためにL字断面のビーム状をな
し、前述のようにその一端5aに支持アーム31のヒン
ジ33を固定して駆動側クランク4の駆動トルクを従動
側クランク5に伝達するようになっている。
【0019】左フレーム11には、軸ピン12が左フレ
ーム11の外側に突出するように植設され、従動側クラ
ンク4の軸孔4aに挿通されて従動側クランク4を揺動
可能に軸支する。また、左フレーム11にはばね係止部
15が設けられ、このばね係止部15と可動刃1のばね
係止ピン6との間にはコイルばね14(付勢手段)が張
設されて可動刃1の刃先1aが固定刃先7aに圧接され
るように付勢されている。
【0020】右フレーム21には内側に向けて軸ピン2
2が植設され、駆動側クランク3の軸孔3aに挿通して
駆動側クランク3を揺動可能に軸支するようになってい
る。また、右フレーム21には長孔23と24および窓
25が設けられている。長孔23は組み立ての際に駆動
側クランク3の駆動アーム32を潜らせることができ、
駆動側クランク3が揺動するとき障害にならぬ大きさに
されている。長孔24には、駆動側クランク3の支持ピ
ン孔3bに挿通され右フレーム21の外側まで突出した
可動刃1の可動刃支持ピン2が貫通され、駆動側クラン
ク3が揺動するとき回動できるようになっている。この
右フレーム21の外側に突出した可動刃支持ピン2の先
端で図示しないリミットスイッチを作動させモータ8を
回転、停止させるようになっている。窓25はモータ8
を右フレーム21の内側にセットするときにモータクラ
ンク9が右フレーム21の外側に覗くことができるよう
な大きさにされている。
【0021】以下、上記構成の本発明のシート材切断装
置の組み立てについて説明する。まず、左右フレーム1
1、21を固定刃7の両端にそれぞれ2本のビス13を
用いて固定してフレームを構成する。次に駆動側クラン
ク3の駆動アーム32を内側から長孔23に潜らせてフ
レーム21の外側に出し、軸ピン22を軸孔3aに挿通
する。次に可動刃1の駆動側の可動刃支持ピン2を支持
ピン孔3bに挿通したのち、従動側クランク4と一体に
なったトルク伝達部材5を左フレーム11の方向から挿
入し、従動側の可動刃支持ピン2を支持ピン孔4bに、
軸ピン12を軸孔4aに挿通する。その後、トルク伝達
部材5の一端5aと駆動側クランク3のヒンジ33とを
ビス34とノックピン35を用いて固定する。そして、
可動刃先1aが固定刃先7aに圧接するように、コイル
ばね4の一端4aをばね係止部15に、他端14bを可
動刃1のばね係止ピン6に装着する。次に、モータ8の
クランク9を窓25に潜らせてモータクランクピン9a
を駆動側クランク3のスライド溝3cに係合させた後、
モータ8を図示しないねじなどにより右フレーム21に
固定する。
【0022】このように組み立てたときに、可動刃先1
aが固定刃先7aに対して図2に示すように剪断角αを
持ち、図4に示すように交差角βを持つように設定され
る。これにより、切断進行時に可動刃と固定刃の両刃先
の接点が常に点で接し、刃物が摩耗しても小さい力で綺
麗に切断ができる。この剪断角α、交差角βは被切断シ
ート材により変えられるが、通常剪断角αは1.0〜1
0.0度に、交差角βは0.05〜0.3度とすること
が望ましい。
【0023】上記構成の本発明の切断装置の動作につい
て説明する。モータ8を回転駆動すると、モータクラン
クピン9aに係合しているスライド溝3cにより図3に
示すように駆動側クランク3が軸ピン22を中心として
図のX方向の反時計方向に揺動し、トルク伝達部材5を
介して揺動トルクが従動側クランク4に伝達され、駆動
側クランク3と従動側クランク4が同期して揺動する。
このとき、可動刃1の両端は可動刃支持ピン2により駆
動側クランク3と従動側クランク4の支持ピン孔3b,
4bに支持されており、かつコイルばね14により可動
刃先1aと固定刃先7aとが圧接するように付勢されて
いるので、可動刃1はその刃先1aを固定刃先7aに圧
接しながら図3のY方向に下降し、両刃先間に挿入され
た図示しないシート材を切断する。このとき、切断線を
決定する固定刃は固定されているので、従来の固定刃を
動かして可動刃に圧接させる切断装置のように切断線が
ずれるおそれがない。切断が終了してさらにモータ8が
回転するとクランク4は図のX方向の時計方向に揺動し
可動刃1はY方向に上昇する。この揺動運動により右フ
レーム21の長孔24から突出した可動刃支持ピン2の
突出部は軸ピン22を中心として回動し、図示しないリ
ミットスイッチを作動させてモータ8を停止する。
【0024】図5は本発明第2実施形態のシート材切断
装置の分解斜視図である。前記図の第1実施形態と共通
の部品については同一の記号を使用する。図について説
明すると、駆動側クランク42と従動側クランク43は
棒状のトルク伝達部材44で連結され、可動刃1を両端
の可動刃支持ピン2で支持している。駆動側クランク4
2と、モータ8のモータクランクピン9aに係合して駆
動側クランク42を揺動駆動する駆動アーム41はフレ
ーム40を両側から挟んでフレーム40のスライド溝4
0aに貫挿されたアームピン45で連結される。駆動側
クランク42を固定したトルク伝達部材44の一端44
aがフレームの軸孔40bと駆動アーム41の軸孔41
aに挿通されている。これにより、モータ8が回転する
と駆動アーム41が軸孔41aを中心として揺動し、ア
ームピン45を介して駆動側クランク42をトルク伝達
部材44を軸として揺動させる。そして、可動刃支持ピ
ン2により支持している可動刃1を往復駆動して固定刃
7と協同してシート材を切断する。
【0025】本発明第2実施形態のシート材切断装置
は、前記第1実施形態に比しやや部品数が増す点はある
が、固定刃を不動に固定しており、前記第1実施形態と
同様の効果が得られる。
【0026】以上説明したように、本発明の実施形態の
シート材切断装置は、従来の切断装置のように固定刃を
動かして可動刃に圧接させるのでなく、切断線を決める
固定刃は固定しておき、可動刃の方を揺動させて固定刃
に圧接させるので、印画紙などの厚紙を切断しても切断
線のずれることがない。また、可動刃はフレームに揺動
可能に軸支された揺動アームの揺動により往復運動をし
てシート材を切断するの構造なので装置が小形にでき
る。
【0027】また、フレームは固定刃の両端に左右フレ
ームを固定して固定刃を梁として構成されるので、従来
の切断装置のように左右フレームを連結する梁フレーム
を別に設ける必要がなく小型にかつコストが低減でき
る。また、この揺動アームを板金加工により成形した駆
動側クランク、従動側クランク及びそれを連結して同期
駆動するトルク伝達部材から構成し、従動側クランクと
トルク伝達部材を板金加工により一体成形しているの
で、安価に剛性の高いトルク伝達部材がえられ、一層の
部品点数の低減とコスト低減が可能になる。
【0028】さらに前記駆動側クランクを、角隅部に設
けられた支点を中心として揺動し、一方の足で可動刃を
揺動可能に軸支する支持アームと他方の足で駆動手段に
係合する駆動アームを有するL字型に形成し、この駆動
アームを右フレームに設けられた長孔に挿入して潜ら
せ、駆動アームを覗かせて組み立てるので、部品点数が
少なく組み立てが簡単で組み立て工数とコストの低減が
できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシート材
切断装置は、部品数が少なく組み立てが容易で、かつ切
断線のずれがなく印画紙などの切断においても安定した
切断が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態のシート材切断装置の分解
斜視図である。
【図2】本発明実施形態のシート材切断装置の正面図で
ある。
【図3】図2のP−P断面図である。
【図4】可動刃と固定刃の交差角を説明する図である。
【図5】本発明第2実施形態のシート材切断装置の分解
斜視図である。
【符号の説明】
1 可動刃 2 可動刃支持ピン 3 駆動側クランク 3a 軸孔 3b 支持ピン孔 3c スライド溝 4 従動側クランク 4a 軸孔 4b 支持ピン孔 5 トルク伝達部材 6 ばね係止ピン 7 固定刃 8 モータ(駆動手段) 9 モータクランク 11 従動側フレーム(左フレーム) 12 軸ピン 13 ビス 14 コイルばね(付勢手段) 15 ばね係止部 21 駆動側フレーム(右フレーム) 22 軸ピン 23 長孔 24 長孔 25 窓 31 支持アーム 32 駆動アーム 33 ヒンジ 34 ビス 35 ノックピン 40 駆動側フレーム 41 駆動アーム 42 支持アーム 43 従動側アーム 44 トルク伝達部材 45 リンクピン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状刃先を有する可動刃と固定刃の刃
    先を交差圧接して摺動させ、両刃先の間に挿入されたシ
    ート材を切断するシート材切断装置において、固定刃を
    固定するフレームと、該フレームに揺動可能に軸支され
    駆動手段により揺動駆動される揺動アームと、該揺動ア
    ームの揺動により前記可動刃先が固定刃と摺動しかつ前
    記固定刃との干渉を防ぐように該揺動アームに揺動可能
    に軸支された可動刃と、該可動刃先を前記固定刃先に圧
    接するように付勢する付勢手段とを備えたことを特徴と
    するシート材切断装置。
  2. 【請求項2】 前記フレームは、前記固定刃を梁として
    該固定刃の両端部に駆動側フレームと従動側フレームを
    固定して構成されることを特徴とする請求項1に記載の
    シート材切断装置。
  3. 【請求項3】 前記揺動アームは、前記駆動側及び従動
    側フレームにそれぞれ揺動可能に軸支された駆動側クラ
    ンクおよび従動側クランクと、該駆動側クランクおよび
    従動側クランクを連結して揺動トルクを伝達するトルク
    伝達部材とを備え、前記可動刃の両端が前記駆動側クラ
    ンクと従動側クランクの腕により揺動可能に軸支される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のシート材切
    断装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動側クランクおよび従動側クラン
    クと前記トルク伝達部材は板金加工により成形されてい
    ることを特徴とする請求項3に記載のシート材切断装
    置。
  5. 【請求項5】 前記従動側クランクと前記トルク伝達部
    材は一体にして板金加工により成形されていることを特
    徴とする請求項3に記載のシート材切断装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動側クランクはL字型の一方の足
    で前記可動刃を揺動可能に軸支する支持アームと他方の
    足が駆動手段に係合する駆動アームと該L字型の角隅部
    に設けられた揺動支点からなるL字型部材から形成さ
    れ、前記駆動側フレームには前記駆動側クランクの揺動
    支点を軸支する軸支点と該軸支点近傍の長孔とが設けら
    れ、前記駆動アームを前記駆動側フレームの固定刃側か
    ら前記長孔に挿入して潜らせ、該フレームの固定刃側の
    反対側に覗かせて組み立てることを特徴とする請求項4
    または5に記載のシート材切断装置。
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