JPH10315061A - ワークの挿入組付装置並びにその方法 - Google Patents

ワークの挿入組付装置並びにその方法

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JPH10315061A
JPH10315061A JP9139424A JP13942497A JPH10315061A JP H10315061 A JPH10315061 A JP H10315061A JP 9139424 A JP9139424 A JP 9139424A JP 13942497 A JP13942497 A JP 13942497A JP H10315061 A JPH10315061 A JP H10315061A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークの種類や型式等を問わず機種対応力に
富み、組み付け条件が異なるワークに対しても条件設定
を簡単に数値的に行なえ、装置全体を軽量、コンパクト
化して製造コストを大幅に低減させる。 【構成】 位置決めされた第2ワーク14へ第1ワーク
12を挿入組付するワークの挿入組付装置であって、第
2ワーク14側へ第1ワーク12を進退させる進退手段
20と、第2ワーク14に対する第1ワーク12の進退
移動方向を軸線Zとして軸線回りにいずれかのワークを
回転させる回転手段26と、を有し、進退手段20は、
本体部18により第2ワーク14に対して進退自在に支
持されたスライダ22と、スライダ22に接続され第1
ワーク12を把持する把持手段24と、これらスライダ
22と把持手段24間に所要の弾発付勢力を与える弾発
付勢手段42と、を備えてなるワークの挿入組付装置1
0から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば駆動系ユニッ
ト、各種精密機械、自動車、その他の生産ライン等にお
いてワークとワークとの組み付けを行なう際に用いられ
るワークの挿入組付装置並びにその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車の自動変速機組み付
け作業において、トランスミッションへトルクコンバー
タを組み付ける装置として例えば、特開平8−2159
47号が公知である。この装置では、トランスミッショ
ンのスプライン軸と、トルクコンバータの噛合軸筒との
共回りを防止してワークどうしの嵌合を短時間で行なわ
せるために、一方のワークに対して接近離反自在に移動
プレート及び挿入プレート等の前後移動テーブルを支持
させ、これらの前後移動テーブルを移動させる前、及び
後テーブル駆動手段と、これらの移動テーブルに設けら
れて他方のワークを保持するワーク保持手段と、該一対
のワークの嵌合時にいずれか一方のワークを回転させる
ワーク回転手段と、該一対のワーク嵌合時にいずれか一
方のワークを他方のワークから離間する方向へ微小駆動
させるワーク進退手段としてのプッシャシリンダを備え
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置におい
ては、駆動シリンダ51によりトルクコンバータ方向に
移動及び挿入プレート47、48を近接移動させ、挿入
及び移動プレートにまたがるように配置された回転ユニ
ット102を駆動させトルクコンバータを回転させてセ
ンタリングし、移動プレート側に設けた挿入シリンダ5
4を駆動させて移動プレート47に対し挿入プレート4
8を移動させ、トルクコンバータ側に近い挿入プレート
48の移動位置を検出しながら、プッシャシリンダ57
を前後動させて嵌合位置を探す作業を行ないながら自動
組付を行なうものであった。しかしながら、この装置で
は、一方のワークに対して他方のワークを進退移動させ
るだけでも駆動シリンダ51、挿入シリンダ54、プッ
シャシリンダ57を必要として制御が複雑になり、コス
トも掛かるだけでなく、複数のシリンダ機構による精度
の低下を生じさせるのみならず、これらのシリンダ機構
を複数のテーブルに載置させた状態でテーブルごと駆動
させるから、装置が大型、重量化し、製造コストが高い
ものとなるとともに、やはり精度上の問題を生じさせる
欠点があった。さらに、この従来装置では、進退移動の
ためにすべてエアー圧力による駆動シリンダを用いてい
るから、シリンダが最低3個、その他に、シリンダ駆動
用電磁弁、エアー圧力コントロールのためのレギュレー
タ、これをコントロールするための電磁弁等が必要とな
り、駆動のための部品点数が多く、さらに制御を複雑化
する一方、シリンダの進退移動量がそのまま1のワーク
の他方のワークへの嵌合の有無を生じさせるから、位置
の制御とともに、圧力制御を必要とし、さらにセンサに
よる位置検出により両ワークの接触か非接触かのどちら
を判断し、シリンダによる一定の押し付け力の下で接触
状態のときにいずれかのワークを回転させるだけである
から、現実にはスプラインと噛合軸との嵌合がそれほど
円滑にすすみにくいという問題があった。さらには、こ
の従来装置では組み付け作業における各種の設定を行な
うときに、ワークの種類や、型式により挿入速度や回転
速度が異なり、かつ、圧力制御と位置制御の2系統の制
御を同時に行なわねばならず、条件設定作業が非常に複
雑で汎用性に欠けるという問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その1つの目的はワークの種類や型式
等を問わず機種対応力に富み、嵌合深さやその他の組み
付け条件が異なるワークに対しても条件設定を簡単に数
値的に行なえるとともに、装置全体を軽量、コンパクト
化して製造コストを大幅に低減させることのできるワー
クの挿入組み付け装置並びにその方法を提供することで
ある。本発明の他の目的は、組み付け作業を円滑に行な
え、組み付け工程におけるサイクルタイムを短縮させ、
全体の作業時間を大幅に短縮させることのできるワーク
の挿入組付装置並びにその方法を提供することである。
本発明の他の目的は、条件設定を簡単に行なわせ得ると
同時に動作精度を大幅に向上させることのできるワーク
の挿入組付装置並びにその方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、位置決めされた第2ワーク14へ第1
ワーク12を挿入組付するワークの挿入組付装置であっ
て、前記第2ワーク14側へ第1ワーク12を進退させ
る進退手段20と、該第2ワーク14に対する第1ワー
ク12の進退移動方向へ延びる線を軸線Zとして該軸線
回りにいずれかのワークを回転させる回転手段26と、
を有し、前記進退手段20は、本体部18により第2ワ
ーク14に対して進退自在に支持されたスライダ22
と、該スライダ22に接続され第1ワーク12を把持す
る把持手段24と、これらスライダ22と把持手段24
間に所要の弾発付勢力を与える弾発付勢手段42と、を
備えてなるワークの挿入組付装置10から構成される。
【0006】また、本発明のワークの挿入組付装置は、
前記第1、第2ワーク12、14は挿入深さ方向におい
て互いに嵌合する挿入嵌合部R、S、Tを有し、前記挿
入嵌合部への嵌合の有無を検出する検出手段92が設け
られ、前記進退手段20による前記第1ワーク12の前
進移動に連係させて前記検出手段92自体を第2ワーク
14側へ同期前進させるとともに、任意の基準位置にお
いて該検出手段92を固定させ、同検出手段92と第1
ワーク12との連係を解除させて第1ワーク12のみを
進退移動させる嵌合位置検出機構76が設けられてなる
こととしても良い。
【0007】また、本発明のワークの挿入組付装置は、
前記把持手段24を離隔させて前記スライダ22に対し
て進退移動自在に案内保持するとともに、該把持手段2
4を回転自在に支持する進退回転保持機構59を備えて
なることとしても良い。
【0008】また、本発明のワークの挿入組付装置は、
前記挿入嵌合部R、S、Tに対応する検出手段92の検
出基準位置は、各挿入嵌合部R、S、Tの始め当り位置
R1、S1、T1よりもより挿入深さ方向に変位させた
位置であることとしても良い。
【0009】さらに、本発明は、位置決めされた第2ワ
ーク14に対して進退自在に移動するスライダ22に、
第1ワーク12を把持する把持手段24をスライダ22
との間に所要の弾発付勢力を与えるようにして接続さ
せ、弾発付勢力を付加させた状態で、第1ワーク12を
第2ワーク14に対して進退させつつ進退方向を軸Z線
として軸回り方向に回転させながら第2ワーク14に対
して第1ワーク12を組み付けるワークの挿入組付方法
から構成される。
【0010】また、本発明のワークの挿入組付方法にお
いては、前記第1ワーク12の第2ワーク14方向への
前進と同期してこの第1ワーク12と同じ方向に検出手
段92を移動させ、これら第1、第2ワーク12、14
の挿入深さ方向に設けた複数の段階の各挿入嵌合部R、
S、Tの当り位置R1、S1、T1またはその近傍位置
に検出手段92の検出基準位置を設定して検出手段92
のみを該基準位置に停止させた状態で第1ワーク12の
みを進退移動、かつ回転させつつ第1ワーク12と同一
方向に検出手段92の前進及び停止を行なわせながら第
1ワークを第2ワークへ組み付けるようにしても良い。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のワークの挿入組付装置
は、位置決めされた第2ワークへ第1ワークを挿入組付
するワークの挿入組付装置であって、前記第2ワーク側
へ第1ワークを進退させる進退手段と、該第2ワークに
対する第1ワークの進退移動方向へ延びる線を軸線とし
て該軸線回りにいずれかのワークを回転させる回転手段
と、を有し、前記進退手段は、本体部により第2ワーク
に対して進退自在に支持されたスライダと、該スライダ
に接続され第1ワークを把持する把持手段と、これらス
ライダと把持手段間に所要の弾発付勢力を与える弾発付
勢手段と、を備えてなる。第2ワークに対して進退する
スライダの先端側にスライダとは分離させた状態で把持
手段を設け、さらにスライダを第2ワークに押し付ける
と弾発付勢力を発生させるような弾発付勢手段をスライ
ダと把持手段との間に介装させることにより、常時弾性
的な押し付け力を第2ワーク側に付加させた状態で、第
1ワークを進退移動あるいは回転させつつ挿入嵌合作用
を行なわせるから、位相が最も近い合致位置で一致して
確実に嵌合させることができる。同時にスライダの前進
により付勢力を付加させ得るから嵌合のための制御がス
ライダの位置制御のみで実現でき、設計、製作、あるい
は装置の立ち上げや段取り変え時等の条件設定が極めて
簡単で、円滑である。弾発付勢手段は、ゴム、その他の
弾性部材でも良いが、スプリングがより好適である。ス
ライダの前後動を支持する支持台をZ軸方向と交差方
向、あるいは上下方向のX、Y方向にも移動できるよう
にしても良い。把持手段は、空気圧の負圧を駆動させた
エアチャック式のものが好適であるが、これに限るもの
ではない。メカニカルにワークを挟着するようにしても
良いし、その具体的構成は任意で良い。進退駆動用の駆
動力は、進退あるいは前後動の位置制御を任意の位置に
可変制御できるものであれば良い。電気式アクチュエー
タとしてのサーボモータが好適である。交流、直流、D
Cブラシレス、ステッピングモータその他任意のサーボ
機構を実現し得るモータを用いて良い。ワークを回転さ
せながら、押し付け力を付加して進退させても良いし、
非嵌合時にいったん第1ワークを後退させて微小角度回
転させ、近接させ前後動させるようにしても良い。挿入
嵌合部は各ワークにより異なるから第1段のみの場合で
も良いし、第2、第3、第4その他任意の嵌合位置を設
定しても良い。嵌合の検出基準の設定は任意である。例
えば、全部で4段階の挿入嵌合位置があった場合に、
1、2、3段が一度に嵌合した時にいったん進退を停止
させて再トライするようにしても良いし、1、2段が一
度に嵌合した時に進退停止、再トライとするようにして
も良いし、1段づつ嵌合を行なわせて停止しながら挿
入、嵌合を行なわせるようにしても良い。
【0012】第1、第2ワークは挿入深さ方向において
互いに嵌合する挿入嵌合部を有し、前記挿入嵌合部への
嵌合の有無を検出する検出手段が設けられ、前記進退手
段による前記第1ワークの前進移動に連係させて前記検
出手段自体を第2ワーク側へ同期前進させるとともに、
任意の基準位置において該検出手段を固定させ、同検出
手段と第1ワークとの連係を解除させて第1ワークのみ
を進退移動させる嵌合位置検出機構を設けることが好適
である。第1ワークと同期して動く検出手段自体の前進
の機構は、実施例のようにブレーキ装置とカラーによる
ストッパ機構との組み合わせによる方が簡単で好まし
い。この他にもブレーキ装置を複数組み合わせて制御さ
せたり、複数本のガイドシャフトを用いて組み合わせ動
作により検出手段の動きを制御させても良い。1本のガ
イドシャフトを用いて弾発付勢力の付加調整と、ワーク
を支持するスライダの移動量検知制御ができるから、検
出手段としてのセンサはリミットスイッチや導電性ゴム
等の接触センサを用いても良い。好適には近接センサで
あり、励磁コイル使用のもの、光電式、静電容量式、超
音波式、空気圧式その他のセンサを用いて良い。
【0013】把持手段を離隔させて前記スライダに対し
て進退移動自在に案内保持するとともに、該把持手段を
回転自在に支持する進退回転保持機構を備えることとし
ても良い。スライダに対しヘッダ部がスライド自在であ
り、かつ回転可能である構成であれば良い。
【0014】前記挿入嵌合部に対応する検出手段の検出
基準位置は、各挿入嵌合部の始め当り位置よりもより挿
入深さ方向に変位させた位置であるのが好ましい。バネ
力を付加させ得る位置となり、押し付け力を付加した状
態での第1ワークの進退動及び回転動作により第1ワー
クの挿入、嵌合をしやすくする。具体的な変位させた位
置は任意に設定して良い。変位量を大きく取るほど弾発
付勢力すなわち押し付け力が大きくなる。
【0015】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の好適な実
施例を説明する。実施例では、自動車の自動変速機のト
ランスミッションとトルクコンバータとの組み付けを行
なう際のワークの挿入組付装置に適用した例を示してい
る。
【0016】図7において、トルクコンバータの流体系
と連動して自動的にギヤチェンジする図示しないギヤ式
変速機を内蔵するトランスミッションケース310内に
変速機側に対する出力軸312が回転自在に支持されて
いる。該トランスミッションケース310のエンジンE
Nとの連結側にはコンバータハウジング314が取りつ
けられており、図6に示すように該コンバータハウジン
グ314内にトルクコンバータTCが把持された状態で
進入し、出力軸312に挿入組付される。変速機側とな
るトランスミッションケース310内における出力軸3
12の一端側には図示しないオイルポンプが装着されて
いる。トルクコンバータTCのハウジングのエンジンE
N側の中央部には、円筒状のボス部316が形成されて
おり、エンジンのクランク軸と連結される。トルクコン
バータTC内にはドーナツ形のケースの中に例えば公知
のポンプインペラ、タービンインペラの各羽根車が向か
い合わせに配置され、中央部にステータ羽根車が配置さ
れた構成である。そして、ポンプインペラはエンジンの
クランクシャフトに直結するとともに、タービンインペ
ラは出力軸312に直結し、ギア式変速機に連結され
る。これによって、エンジン駆動力はポンプインペラを
回し、内部の流体粘性によりタービンインペラを回動さ
せ、出力軸312にトルクを伝達させるようになってい
る。
【0017】実施例において、トルクコンバータTCと
出力軸312との間にはスプラインとスプライン受筒か
らなる3箇所の第1、第2、第3挿入嵌合部R、S、T
が設けられており、トルクコンバータTCを把持してエ
ンジン側から装着するときにこれらのスプラインとスプ
ライン受筒との位相を合致させてスプライン嵌合させる
ことによりトランスミッションTMに対してトルクコン
バータTCを組み付ける。本実施例において、このコン
バータハウジング314内に突出させた出力軸312を
第2ワーク14とし、この出力軸312に向けて挿入嵌
合されるトルクコンバータTCが第1のワーク12とさ
れる。
【0018】図1は本発明の実施例に係るワークの挿入
組付装置10の要部を断面した正面図、図2は、その平
面図であり、図において、支持台16上には立体四角ケ
ース状の本体部18が固定されている。この本体部18
は図上左右方向に長いレール状のスライダ22を左右に
進退移動するように支持するとともに、該スライダ22
の一端側(図上左端側)にトルクコンバータTCを把持
する把持手段24を接続させている。
【0019】ワークの挿入組付装置10は、位置決めさ
れた第2ワーク14側へ第1ワーク12を進退させる進
退手段20と、第2ワーク14に対する第1ワーク12
の進退移動方向へ延びる線を軸線として該軸線回りにい
ずれかのワークを回転させる回転手段26と、を有し、
また、進退手段20は、本体部18により第2ワーク1
4に対して進退自在に支持されたスライダ22と、該ス
ライダ22に接続され第1ワーク12を把持する把持手
段24を備えている。
【0020】図において、本体部18には、スライダ2
2をZ軸500方向(実施例では左右方向であり、第2
ワークに対する第1ワークの進退移動方向へ延びる線を
軸線とする軸の長手方向)へのスライド移動を案内させ
るガイドレール機構が内蔵されており、スライダ22を
円滑にZ軸方向に案内ガイドさせる。また、図2におい
て、該本体部18には前後サーボモータ28が曲がりア
ーム部を介して側面側に平行に設けられており、本体部
18内に設けた図示しない減速歯車機構、ラック・ピニ
オン機構を介してスライダ22を数値制御された所定の
移動量スライド移動させる。
【0021】また、スライダ22の前方側、すなわち、
把持手段24により第1ワークとしてのトルクコンバー
タTCを第2ワークとしてのトランスミッションの出力
軸312方向へ向かう方向側(以下、前方側)には円筒
状の軸受台30が取りつけ固定されている。そして、図
1の破線に示すようにスライダ22内には回転サーボモ
ータ32が内蔵され、その回転軸34が軸受台30の軸
受孔内に突入しかつ先端側を前方側に突出させて図1上
矢示破線Yより軸受筒46を除くトルクコンバータTC
側全体を回転させるべく、回転自在に軸支されている。
実施例において、進退手段20は前後サーボモータ28
を含み、回転手段26は回転サーボモータ32を含む。
【0022】図1、2において段付き円筒形状の回転ブ
ロック36が回転サーボモータ32の回転軸34端部に
固定されており、同回転軸34の回転とともにZ軸回り
に回転する。この回転ブロック36と所要の間隔Hを間
にして該回転ブロック36と対向するようにヘッダ部3
8が設けられている。このヘッダ部38は回転ブロック
36の回転とともに回転し、かつ、該回転ブロック36
に対してZ軸方向すなわちトランスミッションTMの出
力軸312方向に進退自在にスライドし得るように設け
られている。
【0023】図3に示すように、回転ブロック36の前
方側端面には中心から略同じ半径位置であって、周方向
に略等角となる位置に4個の支持ロッド40がトランス
ミッション(第2ワーク)側に向けて突設固定されてい
る。さらに、これらの支持ロッド40のそれぞれの中間
となる周方向位置には弾発付勢手段42としてのコイル
スプリング44が同じく、トランスミッション側に向け
て取り付けられている。
【0024】図1において、回転ブロック36に対向す
るように同回転ブロック36のトランスミッションTM
側には円筒形状の軸受筒46が配置されている。この軸
受筒46の内側には複数の軸受48が設置され、この軸
受48の内輪側には円筒形状のヘッダ本体39が嵌着固
定されており、外周側の軸受筒46に対して回転自在に
設置されている。このヘッダ本体39の周方向略等角位
置には4個のロッド用孔50が円筒形の軸方向に穿孔さ
れている。
【0025】さらにこれらの孔50内にはそれぞれ直動
ベアリング52が設置されており、これらの直動ベアリ
ング52にスライド自在に軸支されるようにして回転ブ
ロック36側の4本の支持ロッド40が貫挿されてい
る。これらの支持ロッド40の先端側にはストッパ54
が取りつけられており、ヘッダ本体39が回転ブロック
36から離隔方向位置における所定の離隔位置で抜け止
めを行なうようになっている。
【0026】また、図に示すように、ヘッダ本体39の
回転ブロック36との対向面側は該回転ブロック36と
の間に間隔Hを配置させており、この間隔Hであって、
これらヘッダ本体39と回転ブロック36間にコイルス
プリング44が介装されている。これによって、弾発付
勢手段42としてのコイルスプリング44により、回転
ブロック36を支持するスライダと後述する把持手段2
4間に所要の弾発付勢力を生じさせつつヘッダ本体39
を支持ロッド40によってZ軸のスライド方向にスライ
ド自在に支持させ、かつ、このスライド自在性を保ちな
がら、ヘッダ本体39をZ軸回りに回転自在に支持させ
ている。この弾発付勢手段によりトルクコンバータの把
持手段を常時第2ワーク側に所要の押し付け力を付加し
た状態で回転させるから確実、迅速なスプライン嵌合を
実現させる。そして、弾発付勢手段を例えばスプリング
から構成することにより、スプリングの圧縮度合いに応
じた押圧力をトルクコンバータに付加することができ、
しかもスライダのZ軸方向の進退量により押圧力を加減
することができるから、組付対象のワークごとに挿入速
度や回転速度を簡単に調整することができる。
【0027】このようにして、後述する把持手段24を
離隔させてスライダ22に対して進退移動自在に案内保
持するとともに、該把持手段24を回転自在に支持する
進退回転保持機構59が構成される。ここに、進退回転
保持機構59は直動ベアリング52、支持ロッド40、
軸受48及びヘッダ本体39を含む。この進退回転保持
機構59により、スライダ22と把持手段24を分割さ
せた状態で保持し、常時弾発付勢力を与え得るようにし
て回転、及び微小量の進退移動動作により第1ワークを
第2ワークへ挿入、嵌合させる機構を実現させ得ること
となる。
【0028】一方、このヘッダ本体39の第2ワーク側
中央部にはスライダ側に向けて穴56が穿穴されてい
る。そして、この穴56内にはトルクコンバータTCの
位置決め用の穴58を形成するための穴付き筒ブロック
60が嵌着固定されている。そして、トルクコンバータ
TCのボス部316がこの穴58内に嵌合されて、位置
決めを確実に行なうようにしている。
【0029】さらに、ヘッダ本体39の第2ワーク側に
はプレート66が取りつけられている。このプレート6
6の縁部にはトルクコンバータの面出し用の突周部68
が設けられており、トルクコンバータTCと外縁側で面
合わせ状に当接し、外径側の面出しを行なう。
【0030】また、前記ヘッダ本体39には、通気孔7
0が穿孔されており、この通気孔70に連通するように
接続したエアホース72を介して図示しない負圧駆動用
モータにより吸着パッドに負圧力を与えるようになって
いる。そして、前記したプレート66の第2ワーク側に
は通気孔70に連通する吸着パッド74が取りつけられ
ており、吸引負圧力を与えられることにより図に示すよ
うなトルクコンバータTCを吸引把持してトランスミッ
ション側への挿入組付を行なう。実施例において把持手
段24はこの吸着パッド74を含む。
【0031】実施例図1、2において、本体部18とス
ライダ22と、軸受筒46にかけて嵌合位置検出機構7
6が設けられている。支持台16の上面には矩形プレー
トからなるベース78が取りつけられている。そして、
このベース78上には取付金具80を介して例えば空気
圧のブレーキ装置82が設けられている。そして、この
ブレーキ装置82内のブレーキ室を貫通してスライダ2
2の上方であって該スライダ22に平行(すなわちZ軸
方向)にガイドシャフト84が横移動自在に設けられて
いる。このブレーキ装置82にブレーキがかかっている
状態では本体部18に該ガイドシャフト84を拘束する
とともに、装置内部にエアを供給してブレーキを解除す
ると、スライダ22とともに第2ワーク側に前進する。
【0032】図において、スライダ22の軸受台30上
面側にはZ軸方向を横断するように軸受ホルダ86が固
定されており、Z軸方向に配置される軸を支持する。こ
の軸受ホルダ86の1つの軸受孔内に円筒部を後方側に
突出させ、鍔部を前方側に配置させてブッシュ88が嵌
合されている。そして、該ブッシュ88内にガイドシャ
フト84を貫通させて軸支している。図2、5に見られ
るように、軸受ホルダ86の前方側であってブッシュ8
8に隣接するようにガイドシャフト84にはカラー89
が貫装固定されている。これによって、ブレーキ装置8
2のブレーキが利いていない場合にはスライダ22が第
2ワーク側に前進すると軸受ホルダ86でこのカラー8
9を押動して同期前進させるとともに、第2ワークに対
して後退する方向には自由に移動し得るようになってい
る。さらに、軸受ホルダ86の後方側(第2ワークから
離間する方向側)にはカラー91が固定されており、ブ
ッシュ88の円筒端部側と、このカラー91間にはコイ
ルバネ93が介装され、軸受ホルダ86とガイドシャフ
ト84間に所要の付勢力を付加してガタツキをなくし、
係合状態を確実に取っている。
【0033】さらに、この軸受ホルダ86の第2ワーク
側突出端にはL形状に曲折させたブラケット90が取り
つけられており、さらに、このブラケット90の先端部
には検出手段92としての近接センサ94が取りつけら
れている。
【0034】一方、図1において、ヘッダ本体39を内
部に収納させた軸受筒46の上面側には上方に向けて支
持突片96が突設されている。この支持突片96にはロ
ッド98が後方側に向けて突設されている。一方、前記
軸受台30に取りつけた軸受ホルダ86には孔が開口さ
れており、この孔内にブッシュ100が嵌挿されてい
る。そして、このブッシュ100中心の軸孔内にロッド
98が貫通しており、これによってロッド98は軸受ホ
ルダ86に対して相対的に移動可能となっている。
【0035】図1、2において、このロッド98の長手
方向略中央位置には前記センサ94を押動させる、検出
対象としての被検出体102(ドッグ)が固定されてい
る。この被検出体102は、センサ94に対して相対的
に平行に移動するように取りつけられており、ヘッダ本
体39側のZ軸方向移動とともに移動するから該ヘッダ
本体39の第2ワークに対する移動位置をセンサ94に
検出させる。そして、進退手段20により、第1ワーク
としてのトルクコンバータTCの前進移動に連係させて
センサとしての検出手段92自体を第2ワーク14側へ
同期前進させるとともに、任意の基準位置においてこの
検出手段92を固定させ、同検出手段92と第1ワーク
12との連係を解除させて弾発付勢力を付加した状態で
第1ワークのみを進退移動させることにより位相を円
滑、確実に一致させてスプライン嵌合を短時間に行なわ
せる。このような嵌合位置検出機構76により、第2ワ
ークに対する第1ワークの位置のパラメータのみで各サ
ーボモータを含むサーボ機構の制御を設計すれば良いか
ら、設計上の時間短縮、効率化が実現されるばかりでな
く、第2ワーク側に対する進退移動を駆動させるサーボ
モータは単に1個だけで実現できる。したがって、装置
全体は、単一の軸を基本として前後動させるだけで良
く、よって、軸や、軸受や駆動機構をテーブル上に載置
させた状態で移動させるようなことがなく、一体的な単
一の構造体で装置を実現できる。しかも、駆動部分が進
退手段としては1個のサーボモータのみで良いから、重
量が大幅に軽減され、同時に装置の大きさも大幅にコン
パクト化されて、製作コストも低減できる。
【0036】なお、図中104はサーボ機構を統括制御
する制御部の制御パネルである。制御部は、検出手段に
より把持手段24を支持するヘッダ本体39の深さ方向
位置を検出させ、設定した検出基準位置における第1、
第2のワークの嵌合の有無あるいはその状態に対応し、
必要に応じて前後及び回転サーボモータ28、32を連
動させるように制御する。
【0037】実施例において、挿入嵌合部R、S、Tに
対応する検出手段92の検出基準位置は、各挿入嵌合部
の始め当り位置(各嵌合部の最初の当接位置)よりも、
より挿入深さ方向に移動した位置に設定されている。こ
れにより、各挿入嵌合部におけるトルクコンバータの回
転、及び進退移動による挿入動作を行なわせるときに第
1ワーク12を第2ワーク14に対して弾発付勢状態、
すなわち弾性的に押しつけた状態で回転させつつスプラ
イン位相合わせを行なうから短時間で位相の合致を生じ
させることができるものである。
【0038】また、前述のように進退手段20は、本体
部18により第2ワーク14に対して進退自在に支持さ
れたスライダ22と、該スライダ22に接続され第1ワ
ーク12を把持する把持手段24と、これらスライダ2
2と把持手段24間に所要の弾発付勢力を与えるスプリ
ングからなる弾発付勢手段42を備えているから、常時
弾発的な押し付け作用を与えながら第1ワークを第2ワ
ークに挿入嵌合させることとなり、単にコンタクト位置
のみで挿入深さ方向としての前後位置を設定してその位
置で両ワークの位置を固定させ、その状態でいずれかの
ワークを回転させるのと異なり、位相が一致すれば即座
にしかも空振りすることなく、必ず嵌合することとなる
から、位相合わせ及び嵌合が円滑かつ確実に行なわれる
結果、これらワークの挿入、組付作業のサイクルタイム
を大幅に短縮させることとなる。
【0039】次に、図6ないし図14に基づいて、実施
例に係るワークの挿入組付方法をも示しながら、同ワー
クの挿入組付装置の作用を説明する。図6では、吸着パ
ッド74でトルクコンバータTCを吸着把持した状態
で、第2ワークが収容されているコンバータハウジング
314内に進入させて第1の嵌合部Rにおけるトルクコ
ンバータTC側のスプライン噛合筒側とトランスミッシ
ョンの出力軸312との始めの当り位置で接触している
状態を示している。この状態から各挿入嵌合部において
弾発付勢手段42により、常に所要の押し付け力で第1
ワークを第2ワーク側に押し付けた状態でいずれかのワ
ーク(本実施例では第1ワーク)を回転させてスプライ
ンの位相合わせ及び嵌合を確実、迅速に行なう。図7で
は、第1、第2、第3のすべての挿入嵌合部R、S、T
において嵌合し、挿入組付が完了した状態を示してい
る。
【0040】第2ワーク14としてのトランスミッショ
ンTMは図示しないコンベアにより挿入組付位置に搬送
され、位置決めされる。一方、ワークの挿入組付装置1
0は、このトランスミッションTMと対向する位置に配
置され、スライダ22が該トランスミッションに向かう
ように進退移動するようにセットされる。そして、例え
ば挿入組付装置10の上方から組付用のトルクコンバー
タTCがロボットにより下降され、これを装置10の吸
着パッド74により吸着保持する。このとき、ブレーキ
装置82にはアエが供給されてロックを解除しており、
ガイドシャフト84はスライダ22の進退移動とともに
移動するようになっている。
【0041】図13において、ステップS1でトルクコ
ンバータTCを吸着保持した状態で図8に示すように本
体部18側にスライダ22は収束した位置にある。この
状態からステップS2で図9のようにスライダ22が第
2ワーク側に前進し、トルクコンバータTCとトランス
ミッションTMの出力軸312は、第1挿入嵌合部Rの
始め当り位置で接触する。このとき、ガイドシャフト8
4はスライダ22に押されてセンサ94及び被検出体1
02も同期して前進している。そして、ステップS3で
接触位置から更にトルクコンバータは前進すると、弾発
付勢手段42としてのスプリング44が圧縮され、把持
手段24を介してトルクコンバータTCをバネ定数と圧
縮方向のTCの移動距離で決まる押し付け力で押し付け
る。ステップS4で、スプリングが圧縮された所定の検
出基準位置をセンサ94は検出し、ブレーキ装置82へ
のエア供給を停止させてブレーキを利かせ(図10)、
ガイドシャフト84を拘束すると、ガイドシャフト84
は本体部18に拘束され、本体部からの絶対距離位置で
停止する。ステップS5において、この状態からスライ
ダ22を適宜距離後退させると、センサ94は絶対距離
位置で停止した状態でスライダ22及び把持手段24が
後退する。次に、ステップS6で回転ブロック36を回
転させてヘッダ本体39を介してトルクコンバータTC
を回転させる。そして、ステップS7において、スライ
ダ22を前進させ、第1挿入嵌合部Rでの始めの当り位
置R1で弾発付勢力をかけて第2ワーク側に押し付けた
状態で回転させつつトルクコンバータを前後動させる。
これによって、第1ワークとしてのトルクコンバータT
Cは、空振りがなく、確実に最も近い位相一致点でスプ
ライン位相が確実に一致し、かつ、挿入嵌合することと
なる。こうして、ステップS8でスプリング圧縮により
離れていたセンサ94と被検出体102が再び近接する
と、センサは第1段の挿入嵌合部における嵌合状態を検
知する。
【0042】第1挿入嵌合部Rで嵌合が行なわれるとス
テップ9においてスライダ22の前後動及びヘッダ本体
39、すなわち吸着パッド74の回転を停止し、ステッ
プ10でブレーキ装置82にエアを供給し、ブレーキを
解除してガイドシャフト84を本体部18の拘束から解
除する。これによって、再びセンサ94はスライダの動
きに追従するようになる。そしてステップ11でヘッダ
本体39の回転を開始させる。
【0043】第1段の挿入嵌合部の嵌合状態からさらに
第2挿入嵌合部に向かうに際し、ステップ12でスライ
ダ22は前進し、第2段の始め当り位置S1で接触す
る。ステップ13でさらにスライダが前進すると、スプ
リング44を圧縮させ、弾発付勢力を生じさせ、押し付
け状態にする。ステップ14で第2挿入嵌合部での検出
基準位置でブレーキ装置82のエア供給を停止させてエ
アロックをかけ、本体部18にセンサを拘束させて、セ
ンサ94を絶対距離位置に停止保持する。この状態でス
テップ15においてスライダ22を前後動させ、所要の
押し付け力及び又は回転により第1ワークとしてのトル
クコンバータTCを第2ワークとしてのトランスミッシ
ョンTMに挿入させる。位相を一致させてステップ16
で第2挿入嵌合部Sの嵌合状態をセンサが感知する。こ
のようにして第2段から第3段までの挿入嵌合部Tに向
かう動作は、上記のステップS9からS15までと同じ
動作を行なう。
【0044】そして、ステップ17において第3段の挿
入嵌合部Tが嵌合すると、ステップ18でスライダ22
が前後動を停止するとともに、ヘッダ本体39も回転を
停止する。そして、ステップ19でブレーキ装置82に
エアを供給してエアロックを解除し、ガイドシャフト8
4を本体部18の拘束から解き、ステップ20で吸着パ
ッド74の負圧を解除してトルクコンバータの把持力を
解除させ、後退して(ステップ21)次の第1ワークと
してのトルクコンバータTCの把持の工程を待つことと
なる。図12は、この間の動作を図式的に示したもので
ある。
【0045】このようにして、ワークの挿入組付方法と
しては、位置決めされた第2ワークに対して進退自在に
移動するスライダに、第1ワークを把持する把持手段を
スライダとの間に所要の弾発付勢力を与えるようにして
接続させ、該弾発付勢力を付加させた状態で、第1ワー
クを第2ワークに対して進退させつつ進退方向を軸線と
して軸回り方向に回転させながら第2ワークに対して第
1ワークを組み付けるワークの組み付け方法として与え
られる。
【0046】また、第1ワークの第2ワーク方向への前
進と同期してこの第1ワークと同じ方向に検出手段を移
動させ、これら第1、第2ワークの挿入深さ方向に設け
た複数の段階の各挿入嵌合部の検出基準位置は、各挿入
嵌合部の始めの当り位置またはその近傍位置に設定して
も良い。そして、検出手段のみを該基準位置に停止させ
た状態で第1ワークのみを進退移動、かつ回転させつつ
第1ワークと同一方向に検出手段の前進及び停止を行な
いながら第1ワークを第2ワークへ組み付けるようにし
ても良い。ワークは実施例構成のみでなく、その他の精
密機械、自動車関連、船舶、鉄鋼、その他の製造ライン
でのワークの組付作業に適用できる。
【0047】本発明に係るワークの挿入組付装置並びに
その方法は、上記した実施例構成に限定されるものでは
なく、特許請求の範囲に記載した発明の本質を逸脱しな
い範囲において任意の改変を行なっても良い。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のワークの
挿入組付装置によれば、位置決めされた第2ワークへ第
1ワークを挿入組付するワークの挿入組付装置であっ
て、前記第2ワーク側へ第1ワークを進退させる進退手
段と、該第2ワークに対する第1ワークの進退移動方向
へ延びる線を軸線として該軸線回りにいずれかのワーク
を回転させる回転手段と、を有し、前記進退手段は、本
体部により第2ワークに対して進退自在に支持されたス
ライダと、該スライダに接続され第1ワークを把持する
把持手段と、これらスライダと把持手段間に所要の弾発
付勢力を与える弾発付勢手段と、を備えているので、弾
発付勢力の調整や、スライダの移動量設定のみで挿入組
付条件を設定でき、ワークの種類や型式等を問わず機種
対応力に富み、嵌合深さやその他の組み付け条件が異な
るワークに対しても条件設定を簡単に行なえるととも
に、装置全体を軽量、コンパクト化して製造コストを大
幅に低減させることが可能である。また、最も近い位相
合わせ点で確実に位相を合致させ、嵌合させ得ることが
できるから挿入から嵌合までの時間が極めて短く、さら
に挿入嵌合動作を円滑に行なえ、組み付け工程における
サイクルタイムを短縮させ、全体のワーク組付作業時間
を大幅に短縮させることができる。さらに、条件設定を
簡単に行なわせ得ると同時に小型、軽量化を実現できる
結果、動作の信頼性や位置決め精度を大幅に向上させる
ことが可能であるという効果を奏する。
【0049】また、前記第1、第2ワークは挿入深さ方
向において互いに嵌合する挿入嵌合部を有し、前記挿入
嵌合部への嵌合の有無を検出する検出手段が設けられ、
前記進退手段による前記第1ワークの前進移動に連係さ
せて前記検出手段自体を第2ワーク側へ同期前進させる
とともに、任意の基準位置において該検出手段を固定さ
せ、同検出手段と第1ワークとの連係を解除させて第1
ワークのみを進退移動させる嵌合位置検出機構を設ける
ことにより、第2ワークに対する第1ワークの位置のパ
ラメータのみで各サーボモータを含むサーボ機構の制御
を設計すれば良いから、設計上の時間短縮、効率化が実
現されるばかりでなく、弾発付勢力として例えばバネを
用いる時にはバネの定数に対応するバネの選択及び進退
移動量のみでバネによる押し付け力調整を行え、挿入速
度、回転速度もこれに対応して柔軟に設定できるからワ
ークの機種ごとに異なる種々の条件に迅速に設定でき、
作業立ち上げ時間を大幅に短縮できる。さらに、第2ワ
ーク側に対する進退移動を駆動させるサーボモータは単
に1個だけで実現でき、よって装置全体は、単一の軸を
基本として前後動させるだけの構成にできて装置の軽
量、コンパクト化を具体化させ得る。
【0050】また、前記把持手段を離隔させて前記スラ
イダに対して進退移動自在に案内保持するとともに、該
把持手段を回転自在に支持する進退回転保持機構を備え
ることにより、第2ワーク側に対する進退移動を駆動さ
せるサーボモータは単に1個だけで実現でき、よって、
装置全体は、単一の軸を基本として前後動させるだけの
機構を実現し得る結果、装置全体を一体的な単一の構造
体で実現できる。しかも、駆動部分が進退手段としては
1個のサーボモータのみで良いから、重量が大幅に軽減
され、同時に装置の大きさも大幅にコンパクト化され
て、製作コストも低減できる。
【0051】また、前記挿入嵌合部に対応する検出手段
の検出基準位置は、各挿入嵌合部の始め当り位置よりも
より挿入深さ方向に変位させた位置とすることにより、
この検出位置で検出手段を停止保持させてスライダを前
後動させて挿入嵌合動作を行なわせるから、弾発付勢手
段により常時第1ワーク側への付勢力付加の機構を実現
でき、位相合わせ及び嵌合の確実、迅速性の実効を保持
し得る。
【0052】また、本発明のワークの挿入組付方法によ
れば、位置決めされた第2ワークに対して進退自在に移
動するスライダに、第1ワークを把持する把持手段をス
ライダとの間に所要の弾発付勢力を与えるようにして接
続させ、弾発付勢力を付加させた状態で、第1ワークを
第2ワークに対して進退させつつ進退方向を軸線として
軸回り方向に回転させながら第2ワークに対して第1ワ
ークを組み付けるから、弾発付勢力の調整や、スライダ
の移動量設定のみで挿入組付条件を設定でき、ワークの
種類や型式等を問わず機種対応力に富み、嵌合深さやそ
の他の組み付け条件が異なるワークに対しても条件設定
を簡単に行なえる。また、最も近い位相合わせ点で確実
に位相を合致させ、嵌合させ得ることができるから挿入
から嵌合までの時間が極めて短く、さらに挿入嵌合動作
を円滑に行なえ、組み付け工程におけるサイクルタイム
を短縮させ、全体のワーク組付作業時間を大幅に短縮さ
せることができる。
【0053】また、ワークの挿入組付方法を、前記第1
ワークの第2ワーク方向への前進と同期してこの第1ワ
ークと同じ方向に検出手段を移動させ、これら第1、第
2ワークの挿入深さ方向に設けた複数の段階の各挿入嵌
合部の当り位置またはその近傍位置に検出手段の検出基
準位置を設定して検出手段のみを該基準位置に停止させ
た状態で第1ワークのみを進退移動、かつ回転させつつ
第1ワークと同一方向に検出手段の前進及び停止を行な
いながら第1ワークを第2ワークへ組み付けるようにす
ることにより、第2ワークに対する第1ワークの位置の
パラメータのみで各サーボモータを含むサーボ機構の制
御を設計すれば良いから、設計上の時間短縮、効率化が
実現される。また、弾発付勢力として例えばバネを用い
る時にはバネの定数に対応するバネの選択及び進退移動
量のみでバネによる押し付け力調整を行え、挿入速度、
回転速度もこれに対応して柔軟に設定でき、よって、ワ
ークの機種ごとに異なる種々の条件に迅速に設定でき
て、作業立ち上げ時間を大幅に短縮させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るワークの挿入組付装置の
要部を断面した正面図である。
【図2】その平面図である。
【図3】図1のA−A線端面のみを示した断面図であ
る。
【図4】ヘッダ本体部分でトルクコンバータ側を見た端
面のみを示した断面図である。
【図5】図2のB−B線一部切欠要部説明図である。
【図6】トルクコンバータの出力軸に対する第1挿入嵌
合部の始めの当り位置で接触した状態の要部破断拡大説
明図である。
【図7】トルクコンバータの出力軸に対するすべての挿
入嵌合部で嵌合した状態の要部破断拡大説明図である。
【図8】ワークの挿入組付装置の作用説明図である。
【図9】ワークの挿入組付装置の作用説明図である。
【図10】ワークの挿入組付装置の作用説明図である。
【図11】ワークの挿入組付装置の作用説明図である。
【図12】ワークの挿入組付装置の動作の図式的作用説
明図である。
【図13】ワークの挿入組付装置の挿入組付動作のフロ
ーチャート図である。
【図14】ワークの挿入組付装置の挿入組付動作のフロ
ーチャート図である。
【符号の説明】
10 ワークの挿入組付装置 12 第1ワーク 14 第2ワーク 18 本体部 20 進退手段 22 スライダ 24 把持手段 26 回転手段 28 前後サーボモータ 32 回転サーボモータ 38 ヘッダ部 42 弾発付勢手段 44 コイルスプリング 59 進退回転保持機構 74 吸着パッド 76 嵌合位置検出機構 82 ブレーキ装置 84 ガイドシャフト 92 検出手段 102 被検出体 312 出力軸 TC トルクコンバータ TM 変速機 R 第1挿入嵌合部 S 第2挿入嵌合部 T 第3挿入嵌合部 H 間隔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置決めされた第2ワークへ第1ワーク
    を挿入組付するワークの挿入組付装置であって、 前記第2ワーク側へ第1ワークを進退させる進退手段
    と、 該第2ワークに対する第1ワークの進退移動方向へ延び
    る線を軸線として該軸線回りにいずれかのワークを回転
    させる回転手段と、を有し、 前記進退手段は、本体部により第2ワークに対して進退
    自在に支持されたスライダと、該スライダに接続され第
    1ワークを把持する把持手段と、これらスライダと把持
    手段間に所要の弾発付勢力を与える弾発付勢手段と、を
    備えてなるワークの挿入組付装置。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2ワークは挿入深さ方向に
    おいて互いに嵌合する挿入嵌合部を有し、 前記挿入嵌合部への嵌合の有無を検出する検出手段が設
    けられ、 前記進退手段による前記第1ワークの前進移動に連係さ
    せて前記検出手段自体を第2ワーク側へ同期前進させる
    とともに、任意の基準位置において該検出手段を固定さ
    せ、同検出手段と第1ワークとの連係を解除させて第1
    ワークのみを進退移動させる嵌合位置検出機構が設けら
    れてなる請求項1記載のワークの挿入組付装置。
  3. 【請求項3】 前記把持手段を離隔させて前記スライダ
    に対して進退移動自在に案内保持するとともに、該把持
    手段を回転自在に支持する進退回転保持機構を備えてな
    る請求項1または2記載のワークの挿入組付装置。
  4. 【請求項4】 前記挿入嵌合部に対応する検出手段の検
    出基準位置は、各挿入嵌合部の始め当り位置よりもより
    挿入深さ方向に変位させた位置である請求項2記載のワ
    ークの挿入組付装置。
  5. 【請求項5】 位置決めされた第2ワークに対して進退
    自在に移動するスライダに、第1ワークを把持する把持
    手段をスライダとの間に所要の弾発付勢力を与えるよう
    にして接続させ、弾発付勢力を付加させた状態で、第1
    ワークを第2ワークに対して進退させつつ進退方向を軸
    線としていずれかのワークを軸回り方向に回転させなが
    ら第2ワークに対して第1ワークを組み付けるワークの
    挿入組付方法。
  6. 【請求項6】 前記第1ワークの第2ワーク方向への前
    進と同期してこの第1ワークと同じ方向に検出手段を移
    動させ、 これら第1、第2ワークの挿入深さ方向に設けた複数の
    段階の各挿入嵌合部の当り位置またはその近傍位置に検
    出手段の検出基準位置を設定して検出手段のみを該基準
    位置に停止させた状態で第1ワークのみを進退移動、か
    つ回転させつつ第1ワークと同一方向に検出手段の前進
    及び停止を行なわせながら第1ワークを第2ワークへ組
    み付ける請求項5記載のワークの挿入組付方法。
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