JPH1031456A - 液晶表示装置及び液晶表示方法 - Google Patents

液晶表示装置及び液晶表示方法

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JPH1031456A
JPH1031456A JP8186420A JP18642096A JPH1031456A JP H1031456 A JPH1031456 A JP H1031456A JP 8186420 A JP8186420 A JP 8186420A JP 18642096 A JP18642096 A JP 18642096A JP H1031456 A JPH1031456 A JP H1031456A
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JP
Japan
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liquid crystal
polarity
signal
polarity inversion
pattern
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JP8186420A
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Inventor
Ken Yoshino
研 吉野
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、大幅なハードウェアの追加を要す
ることなく、映像表示の際に生じる極性反転構造に基づ
く模様の流動現象を抑制する液晶表示装置及び液晶表示
方法を提供することである。 【解決手段】 液晶プロジェクタ1では、3枚の液晶パ
ネルのうち少なくともG液晶パネルについては、コント
ローラ34からイクスクルーシブ・ノア・ゲートEXN
35を介して入力されるEXN35出力FRP′に従っ
て、極性反転回路37により他の液晶パネルを交流駆動
するための極性反転パターンに対し、偶数フィールドの
場合にのみ、1H毎に交互に反転される極性が正反対と
なる極性反転パターンが生成され、該極性反転パターン
によりG液晶パネルを交流駆動する。よってG液晶パネ
ルでは、極性反転構造に基づく縞模様の流動方向が他の
液晶パネルにおける前記縞模様の流動方向とは逆にな
り、合成表示される映像において前記縞模様の流れが互
いに打ち消し合って相殺され、前記流動現象が抑制され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶プロジェク
タ、液晶テレビ等に用いられる液晶表示装置に係り、詳
細には、TFT(thin film transistor)アクティブマ
トリクスパネルを用いた液晶表示装置及び液晶表示方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、日本国内のTV放送規格であるN
TSC方式(National Television System Committee)
では、インターレス走査によって奇偶2フィールドで1
画面(1フレーム)が構成され、1フレームの走査線数
は525本(このうち有効走査線数は483本程度)、
フレーム周波数は30[Hz]である。しかし、小型液
晶テレビの大部分は、液晶パネルの走査線数が220〜
240本である。これは、上記NTSC方式の有効走査
線数の約半分にあたる。したがって、これらの液晶表示
装置では前記1フィールドで1画面を構成し、奇偶それ
ぞれのフィールドを同ライン(走査線)を用いて交互に
表示するハーフライン駆動方式が採用されている。
【0003】このハーフライン駆動方式では垂直解像度
が低下するが、ノンインターレス(順次)走査を行なっ
ているため、3〜4インチの小型液晶パネルにおいては
画質の低下を視覚認識することができない。しかし、4
0インチ以上の大画面表示を行なう液晶プロジェクタな
どにおいては前記垂直解像度の低下による画質の低下が
顕著に現れてしまうので、液晶パネルに440〜480
本の走査線を設けてフルライン駆動方式で映像表示を行
なっている。
【0004】このフルライン駆動方式においては上記イ
ンターレス走査が用いられ、この際、大幅なハードウェ
アの追加を要することなく、インターレス化や液晶駆動
周波数の低下などにより生じる画質の低下を抑える方法
として、ペアライン駆動方法が知られている。
【0005】ペアライン駆動方法は、液晶パネルに設け
られた440〜480本の走査線ついて、ペアラインと
なる隣接する2本の走査線の組合せを1フィールド毎に
交互にずらし、インターレス走査の際に各ペアラインを
順次同時に走査して(TFTアクティブマトリクスパネ
ルでは、隣接するゲート線を2本ずつ同時に開いていく
ことに対応する)、該各ペアラインに接続された2行毎
の各画素について、上下段で同じビデオ信号(映像入力
信号)に基づく映像表示を行なうようにした駆動方法で
ある。
【0006】一般に液晶は交流駆動を行なわなければな
らず、ハーフライン駆動方式による液晶パネルでは、1
フィールド毎に各画素に入力されるビデオ信号の極性を
正と負に交互に反転させる30[Hz]の交流駆動を行
なっている。しかし、単純に1フィールド毎に画面全体
分の、各画素に入力されるビデオ信号の極性反転を行な
った場合、液晶駆動周波数(30[Hz])と同周期の
フリッカー(ちらつき)が生じてしまうので、このフリ
ッカー対策として図8に示すように1フィールド毎に加
えて1走査線毎に、各画素に入力されるビデオ信号の極
性を反転させるライン反転駆動が行なわれていた。
【0007】図8は、ハーフライン駆動方式において、
液晶パネルに配設された各画素に入力されるビデオ信号
の極性変化を示す図である。同図において各画素単位で
はフリッカーが生じているが、上下に隣接する各画素に
入力されるビデオ信号の極性が正と負に交互に反転され
ているので空間的な積分効果によって画面全体ではフリ
ッカーが視覚認識できない。
【0008】また、ペアライン駆動方法を用いたフルラ
イン駆動方式では、同様にフリッカー対策としてライン
反転駆動を行なうが、この際、ペアラインとなる隣接す
る2本の走査線は同極性で反転駆動されるので、図9に
示すようにペアライン反転駆動となる。なお、この場
合、インターレス走査によって奇偶2フィールドで1画
面(1フレーム)が構成されるので、液晶の駆動周波数
はフレーム周波数の半分の15[Hz]となる。
【0009】従来、複数の液晶パネルを備えた多板式液
晶プロジェクタなどにおいては、各液晶パネルを上記ペ
アライン反転駆動(図9参照)によって交流駆動し、各
液晶パネルに生成される各映像を、反射光、或いは透過
光により合成し、この合成映像をスクリーンに投影して
映像表示を行なっていた。
【0010】一方、液晶テレビや液晶プロジェクタなど
の液晶表示装置において、ソースドライバの耐圧が高い
場合、或いは液晶の動作しきい値電圧が低い場合などに
は、液晶パネルの共通電極電位を一定値とするコモン対
称駆動が行なわれる。このコモン対称駆動においてフリ
ッカーなどの影響による画質の低下を抑える方法として
は、以下に示すような列(信号線)反転駆動方法が知ら
れている。
【0011】図10は、コモン対称駆動を行なう従来の
液晶テレビのビデオ信号処理部における部分回路図であ
り、R信号に関する処理を行なう部分について示したも
のである。同図においてビデオ信号処理部8は、コント
ローラ50、インバータ51、極性反転回路52,53
及びLCDドライバ回路54により構成されている。ま
たLCDドライバ回路54は、液晶パネル55、上側及
び下側ソースドライバ56,57及びゲートドライバ5
8により構成され、液晶パネル55は両ソースドライバ
56,57、ゲートドライバ58及びこれらのドライバ
を制御するコントローラ50により表示駆動される。
【0012】コントローラ50は、所定期間(1ペアラ
イン走査期間:1H)毎にR信号の極性を正と負に交互
に反転させるための極性反転制御信号FRPを生成し、
該信号FRPをそのまま極性反転回路52に出力すると
ともに、該信号FRPをインバータ51を介して極性反
転回路53に出力する。
【0013】コントローラ50では、このように極性反
転制御信号FRPを極性反転回路52に、また該信号F
RPのインバータ出力FRP′(該信号FRPの反転信
号)を極性反転回路53に出力することによって、両極
性反転回路52,53において1H毎に正と負に交互に
反転されるR信号の極性がちょうど正反対となるように
両極性反転回路52,53を駆動制御する。
【0014】また、コントローラ50は、液晶パネル5
5に配設された440〜480本の走査線(ゲート線)
について、ペアラインとなる隣接する2本の走査線の組
合せを1フィールド毎に交互に変更する。さらに、コン
トローラ50は、その他の制御信号を生成して各部に出
力する。その他の制御信号としては、例えば、ゲートド
ライバ58に出力するゲートスタート信号GSを含むゲ
ートドライバ制御信号や、上側及び下側ソースドライバ
56,57に出力するソースドライバ制御信号などであ
る。
【0015】極性反転回路52,53は、液晶を交流駆
動するために所定期間(1H)毎にR信号の極性を正と
負に交互に反転させる回路であり、対応するソースドラ
イバ56,57に対して、それぞれ独立して1H毎にR
信号の極性を反転させた信号(R′、R″信号)を出力
する。なお、上側ソースドライバ56に出力されるR′
信号と下側ソースドライバ57に出力されるR″信号
は、1H毎に交互に反転される極性がちょうど正反対と
なるように制御されている。
【0016】液晶パネル55は、TFTアクティブマト
リクスパネルなどによって構成されており、水平方向に
は440〜480本の走査線(ゲート線)が、また垂直
方向には複数の信号線(ソース線)が配設されており、
これらの走査線と信号線との各交点には画素となる表示
素子が接続されている。また前記信号線のうち奇数列の
信号線は上側ソースドライバ56に、偶数列の信号線は
下側ソースドライバ57にそれぞれ接続されている。こ
の液晶パネル55では、ゲートドライバ58及び両ソー
スドライバ56,57により前記走査線及び信号線が表
示駆動されることによって映像表示が行なわれる。
【0017】上側及び下側ソースドライバ56,57
は、各々シフトレジスタやラッチ回路(共に図示省略)
を備え、対応する極性反転回路52,53から入力され
るR′、R″信号について、コントローラ34から入力
されるソースドライバ制御信号に基づき、各信号線(ソ
ース線)に入力するR成分のビデオ信号を抽出し、所定
期間(例えば、1H)保持した後、該各ビデオ信号を対
応する各信号線に一斉に出力する。
【0018】ゲートドライバ58は、液晶パネル55に
配設された440〜480本の走査線(ゲート線)つい
て、コントローラ50から入力されるゲートドライバ制
御信号に基づいてインターレス走査を行なうが、この
際、隣接する走査線を2本ずつ順次同時に走査するペア
ライン駆動を行なう。
【0019】コモン対称駆動を行なう従来の液晶テレビ
4は上記のように構成されており、ゲートドライバ58
によってペアライン走査が行なわれる毎に、上側及び下
側ソースドライバ56,57から互いに極性が異なり、
かつ、1H毎に該極性が反転されたビデオ信号が、それ
ぞれ奇数列の各信号線、偶数列の各信号線を介して、走
査された2本の走査線と前記各信号線との各交点に接続
された画素に入力されていく。したがって、図11に示
すように各ペアライン毎に加えて隣接する信号線毎に、
入力されるビデオ信号の極性が反転される。
【0020】このような列(信号線)反転駆動により液
晶テレビ4では、図9に示すペアライン反転駆動の場合
に比べ、さらに隣接する各画素列毎に、入力されるビデ
オ信号の極性が正と負に交互に反転されることとなっ
て、フリッカーによる画質の低下を一段と軽減すること
が可能となる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の液晶表示装置及び液晶表示方法においては、
以下に述べるような問題点があった。
【0022】すなわち、図9に示すようなペアライン反
転駆動の場合、画面全体に生じるフリッカーはほとんど
視覚認識できないものの、液晶の駆動周波数が15[H
z]にまで低下してしまったこと及びインターレス化に
よって、各ペアライン毎の、すなわち2行毎の各画素の
極性反転構造に基づく縞模様が画面下方(図12(a)
参照)、或いは画面上方(図12(b)参照)に流れて
いくのが視覚認識されてしまうという問題点があった。
【0023】また、このような問題点を解決するために
はビデオ信号の倍速変換を行ない、1走査線毎に倍速反
転駆動を行なえばよいが、そのためには、A/Dコンバ
ータ、ラインメモリ、D/Aコンバータ等の大幅なハー
ドウェアの追加を必要とし、コストアップを招くという
問題点があった。
【0024】さらに、図11に示すような列(信号線)
反転駆動の場合、図9同様、画面全体に生じるフリッカ
ーはほとんど視覚認識できないものの、各画素列におい
て2画素毎の極性反転構造に基づく模様が画面下方(図
11参照)、或いは画面上方(図示省略)に流れていく
のが視覚認識されてしまうという問題点があった。
【0025】本発明は、上記内容に鑑みてなされたもの
であり、大幅なハードウェアの追加を要することなく、
映像表示の際に生じる極性反転構造に基づく模様の流動
現象を抑制する液晶表示装置及び液晶表示方法を提供す
ることである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明の液晶表示装置は、複数の信号
線と複数の走査線とをマトリクス状に配設し、これらの
信号線と走査線との各交点に表示素子を接続した液晶パ
ネルを複数有し、この各液晶パネルに配設された前記走
査線について、隣接する走査線の組合せを1フィールド
毎に交互に変更し、映像入力信号に応じた走査タイミン
グで前記各走査線の組合せを順次同時に走査する走査手
段と、前記各液晶パネルに配設された前記各信号線に入
力される映像入力信号の極性を、前記走査タイミング毎
に正と負に交互に反転させて前記各表示素子を交流駆動
する映像駆動手段と、を備え、前記各液晶パネルに生成
された映像を合成して表示する液晶表示装置において、
前記映像駆動手段により前記走査タイミング毎に正と負
に交互に反転される映像入力信号の極性反転パターン
を、1フィールドおきに反転制御するパターン制御手段
を備え、前記映像駆動手段は、このパターン制御手段に
より制御される極性反転パターンに基づいて、前記複数
の液晶パネルのうち少なくとも1つの液晶パネルに入力
される前記映像入力信号の極性を反転させて、当該液晶
パネルの前記各表示素子を交流駆動することを特徴とし
ている。
【0027】よって、請求項1記載の発明の液晶表示装
置によれば、複数の信号線と複数の走査線とをマトリク
ス状に配設し、これらの信号線と走査線との各交点に表
示素子を接続した液晶パネルを複数有し、この各液晶パ
ネルに配設された前記走査線について、隣接する走査線
の組合せを1フィールド毎に交互に変更し、映像入力信
号に応じた走査タイミングで前記各走査線の組合せを順
次同時に走査する走査手段と、前記各液晶パネルに配設
された前記各信号線に入力される映像入力信号の極性
を、前記走査タイミング毎に正と負に交互に反転させて
前記各表示素子を交流駆動する映像駆動手段と、を備
え、前記各液晶パネルに生成された映像を合成して表示
する液晶表示装置において、前記映像駆動手段により前
記走査タイミング毎に正と負に交互に反転される映像入
力信号の極性反転パターンを、1フィールドおきに反転
制御するパターン制御手段を備え、前記映像駆動手段で
は、このパターン制御手段により制御される極性反転パ
ターンに基づいて、前記複数の液晶パネルのうち少なく
とも1つの液晶パネルに入力される前記映像入力信号の
極性を反転させて、当該液晶パネルの前記各表示素子を
交流駆動する。
【0028】また、請求項6記載の発明の液晶表示方法
は、複数の信号線と複数の走査線とをマトリクス状に配
設し、これらの信号線と走査線との各交点に表示素子を
接続した液晶パネルを複数有し、この各液晶パネルに配
設された前記走査線について、隣接する走査線の組合せ
を1フィールド毎に交互に変更し、映像入力信号に応じ
た走査タイミングで前記各走査線の組合せを順次同時に
走査し、前記各液晶パネルに配設された前記各信号線に
入力される映像入力信号の極性を、前記走査タイミング
毎に正と負に交互に反転させて前記各表示素子を交流駆
動し、前記各液晶パネルに生成された映像を合成して表
示する液晶表示方法において、前記複数の液晶パネルの
うち少なくとも1つの液晶パネルについては、前記走査
タイミング毎に正と負に交互に反転される映像入力信号
の極性反転パターンを1フィールドおきに反転制御し、
この極性反転パターンに基づいて前記映像入力信号の極
性を反転させて当該液晶パネルの前記各表示素子を交流
駆動することを特徴としている。
【0029】よって、請求項6記載の発明の液晶表示方
法によれば、複数の信号線と複数の走査線とをマトリク
ス状に配設し、これらの信号線と走査線との各交点に表
示素子を接続した液晶パネルを複数有し、この各液晶パ
ネルに配設された前記走査線について、隣接する走査線
の組合せを1フィールド毎に交互に変更し、映像入力信
号に応じた走査タイミングで前記各走査線の組合せを順
次同時に走査し、前記各液晶パネルに配設された前記各
信号線に入力される映像入力信号の極性を、前記走査タ
イミング毎に正と負に交互に反転させて前記各表示素子
を交流駆動し、前記各液晶パネルに生成された映像を合
成して表示する液晶表示方法において、前記複数の液晶
パネルのうち少なくとも1つの液晶パネルについては、
前記走査タイミング毎に正と負に交互に反転される映像
入力信号の極性反転パターンを1フィールドおきに反転
制御し、この極性反転パターンに基づいて前記映像入力
信号の極性を反転させて当該液晶パネルの前記各表示素
子を交流駆動する。
【0030】また請求項2に記載するように、請求項1
記載の発明の液晶表示装置において、前記複数の液晶パ
ネルは、R,G,B用の3枚の液晶パネルで構成され、
この3枚の液晶パネルのうちG用の液晶パネルについ
て、前記パターン制御手段により1フィールドおきに反
転される前記極性反転パターンに基づいて、前記映像駆
動手段により前記各表示素子を交流駆動することが有効
である。
【0031】この請求項2記載の発明の液晶表示装置に
よれば、前記複数の液晶パネルは、R,G,B用の3枚
の液晶パネルで構成され、この3枚の液晶パネルのうち
G用の液晶パネルについて、前記パターン制御手段によ
り1フィールドおきに反転される前記極性反転パターン
に基づいて、前記映像駆動手段により前記各表示素子が
交流駆動される。
【0032】また請求項7に記載するように、請求項6
記載の発明の液晶表示方法において、前記複数の液晶パ
ネルは、R,G,B用の3枚の液晶パネルで構成され、
この3枚の液晶パネルのうちG用の液晶パネルについ
て、1フィールドおきに反転制御される前記極性反転パ
ターンに基づいて前記映像入力信号の極性を反転させて
当該液晶パネルの前記各表示素子を交流駆動することが
有効である。
【0033】この請求項7記載の発明の液晶表示方法に
よれば、前記複数の液晶パネルは、R,G,B用の3枚
の液晶パネルで構成され、この3枚の液晶パネルのうち
G用の液晶パネルについて、1フィールドおきに反転制
御される前記極性反転パターンに基づいて前記映像入力
信号の極性を反転させて当該液晶パネルの前記各表示素
子を交流駆動する。
【0034】したがって、複数の液晶パネルのうち少な
くとも1つの液晶パネルについては、他の液晶パネルを
交流駆動するための極性反転パターンを1フィールドお
きに反転させた極性反転パターンで交流駆動がなされる
ので、当該液晶パネルでは、極性反転構造に基づく縞模
様の流動方向が他の液晶パネルにおける前記縞模様の流
動方向とは逆方向となり、合成表示される映像において
前記縞模様の流れが互いに打ち消し合って相殺され、前
記流動現象を抑制することが可能となる。その結果、液
晶表示装置のコストアップを招くことなく、画質の向上
を図ることができる。
【0035】また請求項3に記載するように、請求項1
記載の発明の液晶表示装置において、前記複数の液晶パ
ネルは3枚の液晶パネルで構成され、前記映像駆動手段
により前記走査タイミング毎に正と負に交互に反転され
る映像入力信号の極性反転パターンを第1の極性反転パ
ターンとし、前記パターン制御手段は、当該第1の極性
反転パターンを1フィールドおきに反転制御して第2の
極性反転パターンを生成するとともに、当該第1及び第
2の極性反転パターンとは異なる第3の極性反転パター
ンを生成し、前記映像駆動手段は、このパターン制御手
段により制御される第1〜第3の各極性反転パターンに
基づいて、前記映像入力信号の極性反転パターンを前記
3枚の液晶パネル毎に異ならせるように制御して、当該
各液晶パネルの前記各表示素子を交流駆動することが有
効である。
【0036】この請求項3記載の発明の液晶表示装置に
よれば、前記複数の液晶パネルは3枚の液晶パネルで構
成され、前記映像駆動手段により前記走査タイミング毎
に正と負に交互に反転される映像入力信号の極性反転パ
ターンを第1の極性反転パターンとし、前記パターン制
御手段では、当該第1の極性反転パターンを1フィール
ドおきに反転制御して第2の極性反転パターンを生成す
るとともに、当該第1及び第2の極性反転パターンとは
異なる第3の極性反転パターンを生成し、前記映像駆動
手段では、このパターン制御手段により制御される第1
〜第3の各極性反転パターンに基づいて、前記映像入力
信号の極性反転パターンを前記3枚の液晶パネル毎に異
ならせるように制御して、当該各液晶パネルの前記各表
示素子を交流駆動する。
【0037】また請求項8に記載するように、請求項6
記載の発明の液晶表示方法において、前記複数の液晶パ
ネルは3枚の液晶パネルで構成され、前記走査タイミン
グ毎に正と負に交互に反転される映像入力信号の極性反
転パターンを第1の極性反転パターンとし、この第1の
極性反転パターンを1フィールドおきに反転制御して第
2の極性反転パターンを生成するとともに、当該第1及
び第2の極性反転パターンとは異なる第3の極性反転パ
ターンを生成し、この第1〜第3の各極性反転パターン
に基づいて、前記映像入力信号の極性反転パターンを前
記3枚の液晶パネル毎に異ならせるように制御して、当
該各液晶パネルの前記各表示素子を交流駆動することが
有効である。
【0038】この請求項8記載の発明の液晶表示方法に
よれば、前記複数の液晶パネルは3枚の液晶パネルで構
成され、前記走査タイミング毎に正と負に交互に反転さ
れる映像入力信号の極性反転パターンを第1の極性反転
パターンとし、この第1の極性反転パターンを1フィー
ルドおきに反転制御して第2の極性反転パターンを生成
するとともに、当該第1及び第2の極性反転パターンと
は異なる第3の極性反転パターンを生成し、この第1〜
第3の各極性反転パターンに基づいて、前記映像入力信
号の極性反転パターンを前記3枚の液晶パネル毎に異な
らせるように制御して、当該各液晶パネルの前記各表示
素子を交流駆動する。
【0039】したがって、3枚の液晶パネルのうち2枚
の液晶パネルでは、極性反転構造に基づく縞模様の流動
方向が互いに逆方向となるようにそれぞれの極性反転パ
ターンを制御して、該各極性反転パターンにより当該2
枚の液晶パネルを交流駆動し、残る1枚の液晶パネルで
は、前記2枚の液晶パネルとは異なる極性反転パターン
で当該液晶パネルを交流駆動することによって、請求項
1記載の発明の効果に加え、さらにフィールド間のフリ
ッカーによる画質の低下を軽減することが可能となる。
その結果、液晶表示装置のコストアップを招くことな
く、画質の向上を図ることができる。
【0040】また請求項4に記載するように、請求項1
〜請求項3のいずれかに記載の発明の液晶表示装置にお
いて、前記複数の液晶パネルに前記映像駆動手段により
生成される各映像を、反射光、或いは透過光により合成
し、この合成映像をスクリーンに投影して表示する投影
型液晶表示装置であることが有効である。
【0041】この請求項4記載の発明の液晶表示装置に
よれば、前記複数の液晶パネルに前記映像駆動手段によ
り生成される各映像を、反射光、或いは透過光により合
成し、この合成映像をスクリーンに投影して表示する投
影型液晶表示装置において、投影される合成映像に現れ
る極性反転構造に基づく縞模様の流動現象を抑制し、コ
ストアップを招くことなく、画質の向上を図ることがで
きる。
【0042】請求項5記載の発明の液晶表示装置は、複
数の信号線と複数の走査線とをマトリクス状に配設し、
これらの信号線と走査線との各交点に表示素子を接続し
た液晶パネルを有し、前記走査線について隣接する走査
線の組合せを1フィールド毎に交互に変更し、映像入力
信号に応じた走査タイミングで前記各走査線の組合せを
順次同時に走査する走査手段と、前記信号線について、
奇数列の各信号線に入力される映像入力信号の極性と偶
数列の各信号線に入力される映像入力信号の極性とを正
と負に互いに異ならせ、かつ、前記走査タイミング毎に
当該両映像入力信号の極性を正と負に交互に反転させて
前記各表示素子を交流駆動する映像駆動手段と、を備
え、前記液晶パネルに映像を表示する液晶表示装置にお
いて、前記映像駆動手段により前記走査タイミング毎に
正と負に交互に反転される映像入力信号の極性反転パタ
ーンを、1フィールドおきに反転制御するパターン制御
手段を備え、前記映像駆動手段は、このパターン制御手
段により制御される極性反転パターンに基づいて、前記
奇数列の信号線、或いは前記偶数列の信号線のうちいず
れか一方の信号線に入力される前記映像入力信号の極性
を反転させて、当該信号列の前記各表示素子を交流駆動
することを特徴としている。
【0043】よって、請求項5記載の発明の液晶表示装
置によれば、複数の信号線と複数の走査線とをマトリク
ス状に配設し、これらの信号線と走査線との各交点に表
示素子を接続した液晶パネルを有し、前記走査線につい
て隣接する走査線の組合せを1フィールド毎に交互に変
更し、映像入力信号に応じた走査タイミングで前記各走
査線の組合せを順次同時に走査する走査手段と、前記信
号線について、奇数列の各信号線に入力される映像入力
信号の極性と偶数列の各信号線に入力される映像入力信
号の極性とを正と負に互いに異ならせ、かつ、前記走査
タイミング毎に当該両映像入力信号の極性を正と負に交
互に反転させて前記各表示素子を交流駆動する映像駆動
手段と、を備え、前記液晶パネルに映像を表示する液晶
表示装置において、前記映像駆動手段により前記走査タ
イミング毎に正と負に交互に反転される映像入力信号の
極性反転パターンを、1フィールドおきに反転制御する
パターン制御手段を備え、前記映像駆動手段では、この
パターン制御手段により制御される極性反転パターンに
基づいて、前記奇数列の信号線、或いは前記偶数列の信
号線のうちいずれか一方の信号線に入力される前記映像
入力信号の極性を反転させて、当該信号列の前記各表示
素子を交流駆動する。
【0044】また、請求項9記載の発明の液晶表示装置
は、複数の信号線と複数の走査線とをマトリクス状に配
設し、これらの信号線と走査線との各交点に表示素子を
接続した液晶パネルを有し、前記走査線について隣接す
る走査線の組合せを1フィールド毎に交互に変更し、映
像入力信号に応じた走査タイミングで前記各走査線の組
合せを順次同時に走査し、前記信号線について、奇数列
の各信号線に入力される映像入力信号の極性と偶数列の
各信号線に入力される映像入力信号の極性とを正と負に
互いに異ならせ、かつ、前記走査タイミング毎に当該両
映像入力信号の極性を正と負に交互に反転させて前記各
表示素子を交流駆動し、前記液晶パネルに映像を表示す
る液晶表示方法において、前記奇数列の信号線、或いは
前記偶数列の信号線のうちいずれか一方の信号線につい
ては、前記走査タイミング毎に正と負に交互に反転され
る映像入力信号の極性反転パターンを1フィールドおき
に反転制御し、この極性反転パターンに基づいて前記映
像入力信号の極性を反転させて当該信号列の前記各表示
素子を交流駆動することを特徴としている。
【0045】よって、請求項9記載の発明の液晶表示方
法によれば、複数の信号線と複数の走査線とをマトリク
ス状に配設し、これらの信号線と走査線との各交点に表
示素子を接続した液晶パネルを有し、前記走査線につい
て隣接する走査線の組合せを1フィールド毎に交互に変
更し、映像入力信号に応じた走査タイミングで前記各走
査線の組合せを順次同時に走査し、前記信号線につい
て、奇数列の各信号線に入力される映像入力信号の極性
と偶数列の各信号線に入力される映像入力信号の極性と
を正と負に互いに異ならせ、かつ、前記走査タイミング
毎に当該両映像入力信号の極性を正と負に交互に反転さ
せて前記各表示素子を交流駆動し、前記液晶パネルに映
像を表示する液晶表示方法において、前記奇数列の信号
線、或いは前記偶数列の信号線のうちいずれか一方の信
号線については、前記走査タイミング毎に正と負に交互
に反転される映像入力信号の極性反転パターンを1フィ
ールドおきに反転制御し、この極性反転パターンに基づ
いて前記映像入力信号の極性を反転させて当該信号列の
前記各表示素子を交流駆動する。
【0046】したがって、液晶パネルに配設された奇数
列の画素列、或いは偶数列の画素列のうちいずれか一方
の画素列については、当該画素列を交流駆動するための
極性反転パターンを1フィールドおきに反転させた極性
反転パターンで交流駆動を行なうので、当該画素列では
極性反転構造に基づく2画素毎の模様の流動方向が隣接
する他方の画素列における前記模様の流動方向とは逆方
向となり、表示される映像において前記模様の流れが隣
接する各画素列毎に互いに打ち消し合って相殺され、前
記流動現象を抑制することが可能となる。その結果、液
晶表示装置のコストアップを招くことなく、画質の向上
を図ることができる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に好適
な実施の形態を詳細に説明する。 (第1の実施の形態)図1〜図4は、本発明の液晶表示
装置を適用したTFT3板式カラー液晶プロジェクタの
実施の形態の第1例について示す図である。
【0048】まず、構成を説明する。図1は液晶プロジ
ェクタの光学系の構成図である。同図において液晶プロ
ジェクタ1は、メタルハライドランプ11、リフレクタ
12、反射ミラー13,14,15、ダイクロイックミ
ラー16,17,18,19、熱線・紫外線カットフィ
ルター20、液晶パネル21,22,23、コンデンサ
ーレンズ24,25,26及び投影レンズ27によって
構成される。
【0049】メタルハライドランプ11は、放物面によ
るリフレクタ12の焦点位置に設けられており、メタル
ハライドランプ11からの光は、リフレクタ12で反射
して同図下方に設けられた反射ミラー13に入射され
る。反射ミラー13に入射された光は熱線・紫外線カッ
トフィルター20を通して色分離用のダイクロイックミ
ラー16に入射され、ダイクロイックミラー16はB成
分の光のみが反射されるとともに、他の光は透過する。
【0050】ダイクロイックミラー16で分光されたB
成分の光は反射ミラー14で反射されてコンデンサーレ
ンズ26に入射され、コンデンサーレンズ26で光の絞
り込みを行なって液晶パネル23に入射される。また、
ダイクロイックミラー16を透過した光は、色分離用の
ダイクロイックミラー17に入射され、ダイクロイック
ミラー17はG成分の光のみが反射されるとともに、他
の光は透過する。
【0051】ダイクロイックミラー17で分光されたG
成分の光はコンデンサーレンズ25に入射され、コンデ
ンサーレンズ25で光の絞り込みを行なって液晶パネル
22に入射される。液晶パネル22を透過したG成分の
光は、色合成用のダイクロイックミラー18に入射さ
れ、ここで液晶パネル23を透過したB成分の光と合成
される。
【0052】同様に、ダイクロイックミラー17を透過
したR成分の光は、コンデンサーレンズ24に入射さ
れ、コンデンサーレンズ24で光の絞り込みを行なって
液晶パネル21に入射される。液晶パネル21を透過し
たR成分の光は、反射ミラー15で反射されて色合成用
のダイクロイックミラー19に入射され、ここで色合成
用のダイクロイックミラー18で合成されたB成分及び
G成分の光と更に合成される。そして、ダイクロイック
ミラー19で合成された光は、投影レンズ27によりス
クリーン上へ投影される。
【0053】このように、B、G、Rの順に分光された
それぞれの光は液晶パネル21,22,23に入射さ
れ、各液晶パネル21,22,23では各色に対応した
映像がそれぞれに再生されており、入射光は各液晶パネ
ル21,22,23で各色ごとに変調を受ける。
【0054】本実施の形態例では、上記各液晶パネル2
1,22,23を駆動する駆動方式に以下のような特徴
を有するものである。
【0055】図2は液晶プロジェクタ(TFT3板式カ
ラー液晶プロジェクタ)のビデオ信号処理部の回路図で
ある。同図においてビデオ信号処理部5は、Y/C分離
回路31、色復調回路32、同期処理回路33、コント
ローラ34、イクスクルーシブ・ノア・ゲートEXN3
5、極性反転回路36,37,38及びLCDドライバ
回路39,40,41により構成されている。
【0056】また、LCDドライバ回路39は、R液晶
パネル21、ソースドライバ42及びゲートドライバ4
5により構成され、R液晶パネル21は該ソースドライ
バ42、ゲートドライバ45及びこれらのドライバを制
御するコントローラ34により表示駆動される。同様
に、LCDドライバ回路40は、G液晶パネル22、ソ
ースドライバ43及びゲートドライバ46により構成さ
れ、また、LCDドライバ回路41は、B液晶パネル2
3、ソースドライバ44及びゲートドライバ47により
構成され、G液晶パネル22及びB液晶パネル23は該
ソースドライバ43,44、ゲートドライバ46,47
及びこれらのドライバを制御するコントローラ34によ
り表示駆動される。
【0057】Y/C分離回路31は、複合ビデオ信号か
ら輝度信号Yとクロマ信号Cとを分離する回路である。
色復調回路32は、Y/C分離回路31により分離され
た輝度信号Y及びクロマ信号CからR、G、Bの原色信
号を作成する回路であり、作成したR、G、Bの原色信
号をそれぞれ極性反転回路36,37,38に出力す
る。同期処理回路33は、複合ビデオ信号から複合同期
信号C−Sを抽出する回路である。
【0058】コントローラ34は、同期処理回路33に
より抽出された複合同期信号C−Sに基づいて、所定期
間(1ペアライン走査期間:1H)毎にR、G、B信号
の極性を正と負に交互に反転させるための極性反転制御
信号FRP、奇数フィールドと偶数フィールドを判別す
るフィールド判別信号FLDなどを生成し、生成した極
性反転制御信号FRPを極性反転回路36,38にその
まま出力する。また、コントローラ34は、上記生成し
た極性反転制御信号FRP及びフィールド判別信号FL
Dをイクスクルーシブ・ノア・ゲートEXN35を介し
て極性反転回路37に出力する。
【0059】コントローラ34では、このように極性反
転制御信号FRPを極性反転回路36,38に、また該
信号FRPとフィールド判別信号FLDのEXN35出
力FRP′を極性反転回路37に出力することによっ
て、各極性反転回路36,37,38において1H毎に
極性が正と負に交互に反転されるR,G,B信号につい
て、偶数フィールドの場合にのみ、G信号の極性が、
R、B信号の極性に対してちょうど正反対となるように
各極性反転回路36,37,38を駆動制御する。
【0060】また、コントローラ34は、前記複合同期
信号C−Sに基づいて各液晶パネル21,22,23に
配設された440〜480本の水平走査線(ゲート線)
について、ペアラインとなる隣接する2本の走査線の組
合せを1フィールド毎に交互に変更する。さらに、コン
トローラ34は、前記複合同期信号C−Sに基づいてそ
の他の制御信号を生成して各部に出力する。その他の制
御信号としては、例えば、ゲートドライバ45,46,
47に出力するゲートスタート信号GSを含むゲートド
ライバ制御信号や、ソースドライバ42,43,44に
出力するソースドライバ制御信号などである。
【0061】極性反転回路36,37,38は、液晶を
交流駆動するために所定期間(1H)毎にR、G、B信
号の極性を正と負に交互に反転させる回路であり、対応
するソースドライバ42,43,44に対して、それぞ
れ独立して1H毎にR、G、B信号の極性を反転させた
信号(R′、G′、B′信号)を出力する。
【0062】この場合、詳細は後述するが、R液晶パネ
ル21、G液晶パネル22及びB液晶パネル23の3つ
の液晶パネルのうち、G液晶パネル22のソースドライ
バ43に出力されるG′信号の極性は、他の2つの液晶
パネル21,23のソースドライバ42,44に出力さ
れるR′、B′信号の極性に対して、偶数フィールドの
場合にのみ、1H毎に交互に反転される極性がちょうど
正反対となるように制御されている。
【0063】なお、各極性反転回路36,37,38か
ら対応する各液晶パネル21,22,23に出力される
VCOM (R)、VCOM (G)、VCOM (B)信号は、各
液晶パネル21,22,23における共通電極の電位信
号である。
【0064】各液晶パネル21,22,23は、TFT
アクティブマトリクスパネルなどによって構成されてお
り、水平方向には440〜480本の水平走査線(ゲー
ト線)が、また垂直方向には複数の信号線(ソース線)
が配設されており、これらの走査線と信号線との各交点
には画素となる表示素子が接続されている。各液晶パネ
ル21,22,23では、対応するゲートドライバ4
5,46,47及びソースドライバ42,43,44に
よって前記走査線及び信号線が表示駆動されることによ
って、各色(R、G、B)に対応した映像がそれぞれに
再生される。
【0065】各ソースドライバ42,43,44は、シ
フトレジスタやラッチ回路(共に図示省略)を備え、対
応する極性反転回路36,37,38から入力される
R′、G′、B′信号について、コントローラ34から
入力されるソースドライバ制御信号に基づき、各信号線
(ソース線)に入力するR、G、B成分のビデオ信号を
抽出し、所定期間(例えば、1H)保持した後、該各ビ
デオ信号を対応する各信号線に一斉に出力する。
【0066】各ゲートドライバ45,46,47は、対
応する各液晶パネル21,22,23に配設された44
0〜480本の水平走査線(ゲート線)ついて、コント
ローラ34から入力されるゲートドライバ制御信号に基
づいてインターレス走査を行なうが、この際、隣接する
走査線を2本ずつ順次同時に走査するペアライン駆動を
行なう。以上が、本実施の形態における液晶プロジェク
タ1の構成である。
【0067】次に、動作を説明する。図2に示す液晶プ
ロジェクタ1のビデオ信号処理部5に複合ビデオ信号が
入力されると、該複合ビデオ信号はY/C分離回路31
及び同期処理回路33に入力される。Y/C分離回路3
1では、入力された複合ビデオ信号を輝度信号Yとクロ
マ信号C(R−Y,B−Y)に分離して色復調回路32
に出力する。色復調回路32では、Y/C分離回路31
によって分離された輝度信号Y及びクロマ信号Cから
R、G、Bの原色信号を作成して各R、G、B信号毎に
対応する極性反転回路36,37,38に出力する。
【0068】一方、ビデオ信号処理部5に入力された複
合ビデオ信号の一部は、同期処理回路33に入力され
る。同期処理回路33は、入力された複合ビデオ信号か
ら複合同期信号C−Sを抽出し、該信号C−Sをコント
ローラ34に出力する。コントローラ34では、同期処
理回路33から入力された複合同期信号C−Sに基づい
て極性反転制御信号FRPやフィールド判別信号FLD
などを生成し、極性反転制御信号FRPを極性反転回路
36,38にそのまま出力するとともに、該信号FRP
及びフィールド判別信号FLDをイクスクルーシブ・ノ
ア・ゲートEXN35を介して極性反転回路37に出力
する。
【0069】極性反転回路36,38には、コントロー
ラ34から極性反転制御信号FRPが入力され、極性反
転回路36,38では、この極性反転制御信号FRPに
従って色復調回路32から出力されたR、B信号につい
て、1H毎にその極性を正と負に交互に反転させて、
R′、B′信号として対応するソースドライバ42,4
4に出力する。
【0070】また、極性反転回路37には、コントロー
ラ34からイクスクルーシブ・ノア・ゲートEXN35
を介してEXN35出力FRP′が入力され、極性反転
回路37では、このEXN35出力FRP′に従って色
復調回路32から出力されたG信号について、1H毎に
その極性を正と負に交互に反転させて、G′信号として
ソースドライバ43に出力する。
【0071】図3及び図4は、図12においてi=1と
した場合の、ビデオ信号処理部における各種信号のタイ
ミングチャートを示す図である。図3に示すようにコン
トローラ34では、複合同期信号C−Sに基づいて極性
反転制御信号FRP(1H毎に、P:非反転、N:反
転、を交互に繰り返すパルス信号)を生成しており、該
信号FRPを極性反転回路36,38にそのまま出力す
る。
【0072】なお、この極性反転制御信号FRPに基づ
いて実際に液晶パネル21,22でペアライン反転駆動
が行なわれる際には、対応するソースドライバ42,4
4においてビデオ信号が所定期間(1H)だけ保持され
ることから、1H分だけ遅延されることとなる(図3参
照)。この極性反転制御信号FRPに基づいてR液晶パ
ネル21及びB液晶パネル23では、以下に示すような
ペアライン反転駆動が行なわれる。
【0073】すなわち、図3に示すように、nフレーム
の奇数フィールドでは、ゲートスタート信号GSの立下
りに同期して、先ず、ゲート線G1 及びG2 が走査さ
れ、該ゲート線G1 及びG2 に接続された2行の各画素
には、極性反転制御信号FRPに基づいて非反転の、す
なわち正極性のビデオ信号がソースドライバ42,44
から各信号線を介して入力される。次いで、ゲート線G
3 及びG4 が走査され、該ゲート線G3 及びG4 に接続
された2行の各画素には、極性反転制御信号FRPに基
づいて反転された、すなわち負極性のビデオ信号がソー
スドライバ42,44から各信号線を介して入力され
る。
【0074】同様にして、図示を省略するが、ゲート線
G5 〜Gn (n=440〜480)が2本ずつ走査さ
れ、該走査された2本のゲート線に接続された2行の各
画素には、極性反転制御信号FRPに基づいて交互に正
極性、負極性のビデオ信号がソースドライバ42,44
から各信号線を介して入力される。
【0075】そして、次フィールド(nフレームの偶数
フィールド)以降においては、1フィールド毎に隣接す
る2本のゲート線の組合せが交互に変更されて、同様に
してペアライン駆動が行なわれる(図3参照)。
【0076】このようなペアライン駆動がR液晶パネル
21及びB液晶パネル23において行なわれることによ
り、この2つの液晶パネル21,23では、2行毎の各
画素の極性反転構造に基づく縞模様が画面下方に流れる
ように表示駆動制御がなされる。
【0077】一方、コントローラ34では、複合同期信
号C−Sに基づいて前記極性反転制御信号FRPととも
に、図4に示すように奇数フィールドであるならば“H
i”、偶数フィールドであるならば“Lo”となるフィ
ールド判別信号FLDを生成しており、両信号FRP、
FLDをイクスクルーシブ・ノア・ゲートEXN35を
介して極性反転回路37に出力する。この際、EXN3
5出力FRP′波形は、図4に示すように偶数フィール
ドの場合にのみ、前記極性反転制御信号FRPの反転波
形となる。
【0078】したがって、極性反転回路37には、偶数
フィールドの場合にのみ、前記極性反転制御信号FRP
の反転波形となるEXN35出力FRP′が入力される
こととなって、極性反転回路37では、このEXN35
出力FRP′に従って、R′、B′信号の極性に対し
て、偶数フィールドの場合にのみ、1H毎に交互に反転
される極性がちょうど正反対となるG′信号を生成し、
ソースドライバ43に出力する。
【0079】よって、G液晶パネル22では、図4に示
すようなペアライン反転駆動が行なわれることとなり、
その結果、G液晶パネル22では、2行毎の各画素の極
性反転構造に基づく縞模様が画面上方に流れるように表
示駆動制御がなされる。
【0080】このように液晶プロジェクタ1のコントロ
ーラ34では、R液晶パネル21及びB液晶パネル23
については、図3に示すように前記縞模様が画面下方に
流れていくように、またG液晶パネル22については、
図4に示すように前記縞模様が画面上方に流れていくよ
うに、各液晶パネル21,22,23におけるペアライ
ン反転駆動を制御する。
【0081】液晶プロジェクタ1では、このようなペア
ライン反転駆動を行なうことにより、3枚の各液晶パネ
ル21,22,23に生成される映像を光学系で合成し
てできるカラー映像において、前記縞模様の画面上下方
向への流れを互いに打ち消し合って相殺し、3板とも同
じペアライン反転駆動を行なっていた従来の場合と比較
して、前記流動現象を視覚認識できない程にまで抑制
し、画質を向上することができる。
【0082】なお、本実施の形態例においては、極性反
転回路37において反転制御されるG′信号の極性につ
いて、R′、B′信号の極性に対し、偶数フィールドの
場合にのみ、1H毎に交互に反転される極性がちょうど
正反対となるように制御する構成としているが、これは
偶数フィールドの場合に限定されるものではなく、奇数
フィールドの場合であってもよい。
【0083】また、本実施の形態例においては、R,
G,Bの3つの液晶パネル21,22,23のうちG液
晶パネル22について、前記縞模様の流動方向がR,B
液晶パネル21,23における前記縞模様の流動方向と
は逆方向となるようにペアライン反転駆動を行なう構成
としているが、これは視覚に与える影響がG(緑)成分
が最も大きいからであり、R液晶パネル21やB液晶パ
ネル23であってもよい。
【0084】以上のようなことから、本実施の形態にお
ける液晶プロジェクタ1(TFT3板式カラー液晶プロ
ジェクタ)によれば、R,G,B用の3枚の液晶パネル
21,22,23のうち少なくともG用の液晶パネル2
2については、コントローラ34からイクスクルーシブ
・ノア・ゲートEXN35を介して入力されるEXN3
5出力FRP′に従って、極性反転回路37によりR,
B用の液晶パネル21,23を交流駆動するための極性
反転パターンに対し、偶数フィールドの場合にのみ、1
H毎に交互に反転される極性がちょうど正反対となる極
性反転パターンが生成され、該極性反転パターンによっ
てG液晶パネル22を交流駆動するので、G液晶パネル
22では、極性反転構造に基づく縞模様の流動方向が
R,B液晶パネル21,23における前記縞模様の流動
方向とは逆方向となり、合成表示される映像において前
記縞模様の流れが互いに打ち消し合って相殺され、前記
流動現象を抑制することが可能となる。
【0085】また、本実施の形態における液晶プロジェ
クタ1によれば、投影される合成映像に現れる極性反転
構造に基づく縞模様の流動現象を抑制し、コストアップ
を招くことなく、画質の向上を図ることができる。以上
が実施の形態の第1例についての説明である。
【0086】(第2の実施の形態)次に、図5は、本発
明の液晶表示装置を適用したTFT3板式カラー液晶プ
ロジェクタの実施の形態の第2例について示す図であ
る。
【0087】なお、第2の実施の形態例における液晶プ
ロジェクタの構成及び動作は、基本的に上記第1の実施
の形態例における液晶プロジェクタ1と同様であるの
で、ここでは本実施の形態に特有な部分のみを説明する
ものとする。
【0088】図5は第2の実施の形態における液晶プロ
ジェクタ(TFT3板式カラー液晶プロジェクタ)のビ
デオ信号処理部の回路図である。なお、同図において前
記図2に示したビデオ信号処理部5の回路構成と同一の
構成要素には同一番号を付し、説明を省略するものとす
る。
【0089】図5においてビデオ信号処理部6は、前記
図2に示したY/C分離回路31、色復調回路32、同
期処理回路33、コントローラ34、イクスクルーシブ
・ノア・ゲートEXN35、極性反転回路36,37,
38及びLCDドライバ回路39,40,41と、イン
バータ48とにより構成されている。
【0090】コントローラ34は、極性反転制御信号F
RP、フィールド判別信号FLDなどを生成し、生成し
た極性反転制御信号FRPを極性反転回路38にそのま
ま出力する。また、コントローラ34は、上記生成した
極性反転制御信号FRP及びフィールド判別信号FLD
をイクスクルーシブ・ノア・ゲートEXN35を介して
極性反転回路37に、さらにインバータ48を介して極
性反転回路36に出力する。
【0091】コントローラ34では、このように極性反
転制御信号FRPを極性反転回路38に、該信号FRP
とフィールド判別信号FLDのEXN35出力FRP′
を極性反転回路37に、該EXN35出力FRP′のイ
ンバータ48出力FRP″を極性反転回路36に出力す
ることによって、各極性反転回路36,37,38にお
いて1H毎に極性が正と負に交互に反転されるR,G,
B信号について、B信号の極性を基準とした時に、該B
信号の極性に対して偶数フィールドの場合にのみ、G信
号の極性がちょうど正反対となるように、また該B信号
の極性に対して奇数フィールドの場合にのみ、R信号の
極性がちょうど正反対となるように各極性反転回路3
6,37,38を駆動制御する。
【0092】極性反転回路36,37,38は、液晶を
交流駆動するために所定期間(1H)毎にR、G、B信
号の極性を正と負に交互に反転させる回路であり、対応
するソースドライバ42,43,44に対して、それぞ
れ独立して1H毎にR、G、B信号の極性を反転させた
信号(R′、G′、B′信号)を出力する。
【0093】この場合、R液晶パネル21、G液晶パネ
ル22及びB液晶パネル23の3つの液晶パネルのう
ち、G液晶パネル22のソースドライバ43に出力され
るG′信号の極性は、B液晶パネル23のソースドライ
バ44に出力されるB′信号の極性に対して、偶数フィ
ールドの場合にのみ、1H毎に交互に反転される極性が
ちょうど正反対となり、またR液晶パネル21のソース
ドライバ42に出力されるR′信号の極性は、前記B′
信号の極性に対して、奇数フィールドの場合にのみ、1
H毎に交互に反転される極性がちょうど正反対となるよ
うに制御されている。
【0094】本実施の形態例における液晶プロジェクタ
2は上記のように構成されており、コントローラ34で
は、B液晶パネル23については前記図3に示すように
2行毎の各画素の極性反転構造に基づく縞模様が画面下
方に流れていくように、またR液晶パネル21及びG液
晶パネル22については前記図4に示すように前記縞模
様が画面上方に流れていくように、各液晶パネル21,
22,23におけるペアライン反転駆動を制御する。
【0095】液晶プロジェクタ2では、このようなペア
ライン反転駆動を行なうことにより、3枚の各液晶パネ
ル21,22,23に生成される映像を光学系で合成し
てできるカラー映像において、前記縞模様の画面上下方
向への流れを互いに打ち消し合って相殺し、3板とも同
じペアライン反転駆動を行なっていた従来の場合と比較
して、前記流動現象を視覚認識できない程にまで抑制す
るとともに、上記第1の実施の形態における液晶プロジ
ェクタ1の場合と比較して、3枚の液晶パネルをそれぞ
れ異なる極性反転パターンで交流駆動する構成としたこ
とにより、さらにフィールド間のフリッカーによる画質
の低下を軽減することが可能となる。
【0096】なお、本実施の形態例においては、G,B
用の2枚の液晶パネル22,23では、前記縞模様の流
動方向が互いに逆方向となるようにそれぞれの極性反転
パターンを制御して、該各極性反転パターンにより当該
2枚の液晶パネル22,23を交流駆動し、残る1枚の
R用の液晶パネル21では、前記2枚の液晶パネル2
2,23とは異なる極性反転パターンとして、G液晶パ
ネル22を交流駆動するための極性反転パターンを反転
した極性反転パターンを用いているが、このR液晶パネ
ル21を交流駆動するための極性反転パターンは前記極
性反転パターンに限定されるものではなく、G,B用の
2枚の液晶パネル22,23を交流駆動するための極性
反転パターンと異なれば、どのようなものであってもよ
い。
【0097】以上のようなことから、本実施の形態にお
ける液晶プロジェクタ2(TFT3板式カラー液晶プロ
ジェクタ)によれば、R,G,B用の3枚の液晶パネル
21,22,23のうちG,B用の2枚の液晶パネル2
2,23では、極性反転構造に基づく縞模様の流動方向
が互いに逆方向となるように、コントローラ34からの
制御信号FRP、FRP′に従って両極性反転回路3
7,38においてそれぞれの極性反転パターンが制御さ
れ、該各極性反転パターンによってG,B用の液晶パネ
ル22,23を交流駆動し、残る1枚のR用の液晶パネ
ル21では、コントローラ34からの制御信号FRP″
に従って極性反転回路36により前記2枚の液晶パネル
22,23とは異なる極性反転パターンが制御され、該
極性反転パターンによってR用の液晶パネル21を交流
駆動する構成としたことにより、請求項1記載の発明の
効果に加え、さらにフィールド間のフリッカーによる画
質の低下を軽減することが可能となる。
【0098】また、本実施の形態における液晶プロジェ
クタ2によれば、投影される合成映像に現れる極性反転
構造に基づく縞模様の流動現象を抑制し、コストアップ
を招くことなく、画質の向上を図ることができる。以上
が実施の形態の第2例についての説明である。
【0099】上記第1、第2の実施の形態例において
は、複数の液晶パネルを備えた多板式の液晶表示装置に
ついて述べたが、本発明は単板式の液晶表示装置に対し
ても適用可能である。 (第3の実施の形態)次に、図6は、本発明の液晶表示
装置を適用した液晶テレビの実施の形態の第3例につい
て示す図である。
【0100】なお、第3の実施の形態例における液晶テ
レビ3の構成及び動作は、基本的に図10及び図11に
示した液晶テレビ4と同様であるので、ここでは本実施
の形態に特有な部分のみを説明するものとする。
【0101】図6は、コモン対称駆動を行なう液晶テレ
ビのビデオ信号処理部における部分回路図であり、R信
号に関する処理を行なう部分について示したものであ
る。なお、同図において図10に示したビデオ信号処理
部8の回路構成と同一の構成要素には同一番号を付し、
説明を省略するものとする。
【0102】図6においてビデオ信号処理部7は、図1
0に示したコントローラ50、極性反転回路52,53
及びLCDドライバ回路54とイクスクルーシブ・ノア
・ゲートEXN59とにより構成されている。またLC
Dドライバ回路54は、液晶パネル55、上側及び下側
ソースドライバ56,57及びゲートドライバ58によ
り構成され、液晶パネル55は両ソースドライバ56,
57、ゲートドライバ58及びこれらのドライバを制御
するコントローラ50により表示駆動される。
【0103】コントローラ50は、極性反転制御信号F
RP、フィールド判別信号FLDなどを生成し、生成し
た極性反転制御信号FRPをそのまま極性反転回路52
に出力する。また、コントローラ50は、上記生成した
極性反転制御信号FRP及びフィールド判別信号FLD
をイクスクルーシブ・ノア・ゲートEXN59を介して
極性反転回路53に出力する。
【0104】コントローラ50では、このように極性反
転制御信号FRPを極性反転回路52に、また該信号F
RPとフィールド判別信号FLDのEXN59出力FR
P″を極性反転回路53に出力することによって、両極
性反転回路52,53において1H毎に正と負に交互に
反転されるR信号の極性を、偶数フィールドの場合にの
み、ちょうど正反対となるように両極性反転回路52,
53を駆動制御する。
【0105】極性反転回路52,53は、液晶を交流駆
動するために所定期間(1H)毎にR信号の極性を正と
負に交互に反転させる回路であり、対応するソースドラ
イバ56,57に対して、それぞれ独立して1H毎にR
信号の極性を反転させた信号(R′、R″信号)を出力
する。なお、下側ソースドライバ57に出力されるR″
信号の極性は、上側ソースドライバ56に出力される
R′信号の極性に対して、偶数フィールドの場合にの
み、1H毎に交互に反転される極性がちょうど正反対と
なるように制御されている。
【0106】本実施の形態において、コモン対称駆動を
行なう液晶テレビ3は上記のように構成されており、ゲ
ートドライバ58によってペアライン走査が行なわれる
毎に、両極性反転回路52,53において生成された
R′、R″信号に基づいて、上側及び下側ソースドライ
バ56,57から1H毎に極性が反転されたビデオ信号
が、それぞれ奇数列の各信号線、偶数列の各信号線を介
して、走査された2本の走査線と前記各信号線との各交
点に接続された画素に入力されていく。
【0107】このような極性反転駆動により液晶テレビ
3では、図7に示すように各画素列において2画素毎の
極性反転構造に基づく模様が交互に画面上方、画面下方
に流れていくように、各画素列における極性反転駆動を
制御する。
【0108】液晶テレビ3では、このような極性反転駆
動を行なうことにより、液晶パネル55に生成される映
像において、前記模様の画面上下方向への流れを隣接す
る各画素列毎に互いに打ち消し合って相殺し、図11に
示した従来の極性反転駆動の場合と比較して、前記流動
現象を視覚認識できない程にまで抑制し、画質を向上す
ることができる。
【0109】なお、本実施の形態例においては、両極性
反転回路52,53において反転制御されるR′、R″
信号の極性について、偶数フィールドの場合にのみ、1
H毎に交互に反転される極性がちょうど正反対となるよ
うに制御する構成としているが、これは偶数フィールド
の場合に限定されるものではなく、奇数フィールドの場
合であってもよい。
【0110】以上のようなことから、本実施の形態にお
ける液晶テレビ3によれば、液晶パネル55に配設され
た偶数列の画素列について、コントローラ50からイク
スクルーシブ・ノア・ゲートEXN59を介して入力さ
れるEXN59出力FRP″に従って、極性反転回路5
3により奇数列の画素列を交流駆動するための極性反転
パターンに対し、偶数フィールドの場合にのみ、1H毎
に交互に反転される極性がちょうど正反対となる極性反
転パターンが生成され、該極性反転パターンによって偶
数列の画素列を交流駆動するので、当該画素列では極性
反転構造に基づく2画素毎の模様の流動方向が隣接する
奇数列の画素列における前記模様の流動方向とは逆方向
となり、表示される映像において前記模様の流れが隣接
する各画素列毎に互いに打ち消し合って相殺され、前記
流動現象を抑制することが可能となる。
【0111】以上、本発明を実施の形態の第1例〜第3
例に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の
形態例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で適宜に変更可能であることは勿論である。
【0112】例えば、上記実施の形態の第1例及び第2
例においては、R,G,B用の3枚の液晶パネルを備え
た液晶プロジェクタ(TFT3板式カラー液晶プロジェ
クタ)について述べたが、液晶パネルの種類や枚数など
は記載内容に限定されるものではない。
【0113】
【発明の効果】請求項1、2、6及び7記載の発明によ
れば、複数の液晶パネルのうち少なくとも1つの液晶パ
ネルについては、他の液晶パネルを交流駆動するための
極性反転パターンを1フィールドおきに反転させた極性
反転パターンで交流駆動がなされるので、当該液晶パネ
ルでは、極性反転構造に基づく縞模様の流動方向が他の
液晶パネルにおける前記縞模様の流動方向とは逆方向と
なり、合成表示される映像において前記縞模様の流れが
互いに打ち消し合って相殺され、前記流動現象を抑制す
ることが可能となる。その結果、液晶表示装置のコスト
アップを招くことなく、画質の向上を図ることができ
る。
【0114】請求項3及び8記載の発明によれば、3枚
の液晶パネルのうち2枚の液晶パネルでは、極性反転構
造に基づく縞模様の流動方向が互いに逆方向となるよう
にそれぞれの極性反転パターンを制御して、該各極性反
転パターンにより当該2枚の液晶パネルを交流駆動し、
残る1枚の液晶パネルでは、前記2枚の液晶パネルとは
異なる極性反転パターンで当該液晶パネルを交流駆動す
ることによって、請求項1記載の発明の効果に加え、さ
らにフィールド間のフリッカーによる画質の低下を軽減
することが可能となる。その結果、液晶表示装置のコス
トアップを招くことなく、画質の向上を図ることができ
る。
【0115】請求項4記載の発明によれば、投影型液晶
表示装置において、投影される合成映像に現れる極性反
転構造に基づく縞模様の流動現象を抑制し、コストアッ
プを招くことなく、画質の向上を図ることができる。
【0116】請求項5及び9記載の発明によれば、液晶
パネルに配設された奇数列の画素列、或いは偶数列の画
素列のうちいずれか一方の画素列については、当該画素
列を交流駆動するための極性反転パターンを1フィール
ドおきに反転させた極性反転パターンで交流駆動を行な
うので、当該画素列では極性反転構造に基づく2画素毎
の模様の流動方向が隣接する他方の画素列における前記
模様の流動方向とは逆方向となり、表示される映像にお
いて前記模様の流れが隣接する各画素列毎に互いに打ち
消し合って相殺され、前記流動現象を抑制することが可
能となる。その結果、液晶表示装置のコストアップを招
くことなく、画質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置を適用した液晶プロジェ
クタの光学系の構成図である。
【図2】図1に示した液晶プロジェクタのビデオ信号処
理部の回路図である。
【図3】図12(a)においてi=1とした場合の、図
2に示したビデオ信号処理部における各種信号のタイミ
ングチャート(その1)である。
【図4】図12(a)においてi=1とした場合の、図
2に示したビデオ信号処理部における各種信号のタイミ
ングチャート(その2)である。
【図5】第2の実施の形態における液晶プロジェクタの
ビデオ信号処理部の回路図である。
【図6】第3の実施の形態における液晶テレビのビデオ
信号処理部における部分回路図であり、R信号に関する
処理を行なう部分について示したものである。
【図7】図6に示したコモン対称駆動を行なう液晶テレ
ビにおいて、液晶パネルに配設された各画素に入力され
るビデオ信号の極性変化を示す図である。
【図8】ハーフライン駆動方式において、液晶パネルに
配設された各画素に入力されるビデオ信号の極性変化を
示す図である。
【図9】ペアライン駆動方法を用いたフルライン駆動方
式において、液晶パネルに配設された各画素に入力され
るビデオ信号の極性変化を示す図である。
【図10】コモン対称駆動を行なう従来の液晶テレビの
ビデオ信号処理部における部分回路図であり、R信号に
関する処理を行なう部分について示したものである。
【図11】図10に示したコモン対称駆動を行なう従来
の液晶テレビにおいて、液晶パネルに配設された各画素
に入力されるビデオ信号の極性変化を示す図である。
【図12】図9に示したビデオ信号の極性変化につい
て、ある画素列における極性の状態遷移を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 液晶プロジェクタ(TFT3板式カラー液晶プロジ
ェクタ) 2 液晶プロジェクタ(TFT3板式カラー液晶プロジ
ェクタ) 3 液晶テレビ 5 ビデオ信号処理部 6 ビデオ信号処理部 7 ビデオ信号処理部 11 メタルハライドランプ 12 リフレクタ 13,14,15 反射ミラー 16,17,18,19 ダイクロイックミラー 20 熱線・紫外線カットフィルター 21,22,23 液晶パネル 24,25,26 コンデンサーレンズ 27 投影レンズ 31 Y/C分離回路 32 色復調回路 33 同期処理回路 34 コントローラ 35 イクスクルーシブ・ノア・ゲート 36,37,38 極性反転回路 39,40,41 LCDドライバ回路 42,43,44 ソースドライバ 45,46,47 ゲートドライバ 48 インバータ 50 コントローラ 51 インバータ 52,53 極性反転回路 54 LCDドライバ回路 55 液晶パネル 56,57 ソースドライバ 58 ゲートドライバ 59 イクスクルーシブ・ノア・ゲート

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の信号線と複数の走査線とをマトリク
    ス状に配設し、これらの信号線と走査線との各交点に表
    示素子を接続した液晶パネルを複数有し、 この各液晶パネルに配設された前記走査線について、隣
    接する走査線の組合せを1フィールド毎に交互に変更
    し、映像入力信号に応じた走査タイミングで前記各走査
    線の組合せを順次同時に走査する走査手段と、 前記各液晶パネルに配設された前記各信号線に入力され
    る映像入力信号の極性を、前記走査タイミング毎に正と
    負に交互に反転させて前記各表示素子を交流駆動する映
    像駆動手段と、を備え、前記各液晶パネルに生成された
    映像を合成して表示する液晶表示装置において、 前記映像駆動手段により前記走査タイミング毎に正と負
    に交互に反転される映像入力信号の極性反転パターン
    を、1フィールドおきに反転制御するパターン制御手段
    を備え、 前記映像駆動手段は、このパターン制御手段により制御
    される極性反転パターンに基づいて、前記複数の液晶パ
    ネルのうち少なくとも1つの液晶パネルに入力される前
    記映像入力信号の極性を反転させて、当該液晶パネルの
    前記各表示素子を交流駆動することを特徴とする液晶表
    示装置。
  2. 【請求項2】前記複数の液晶パネルは、R,G,B用の
    3枚の液晶パネルで構成され、この3枚の液晶パネルの
    うちG用の液晶パネルについて、前記パターン制御手段
    により1フィールドおきに反転される前記極性反転パタ
    ーンに基づいて、前記映像駆動手段により前記各表示素
    子を交流駆動することを特徴とする請求項1記載の液晶
    表示装置。
  3. 【請求項3】前記複数の液晶パネルは3枚の液晶パネル
    で構成され、 前記映像駆動手段により前記走査タイミング毎に正と負
    に交互に反転される映像入力信号の極性反転パターンを
    第1の極性反転パターンとし、 前記パターン制御手段は、当該第1の極性反転パターン
    を1フィールドおきに反転制御して第2の極性反転パタ
    ーンを生成するとともに、当該第1及び第2の極性反転
    パターンとは異なる第3の極性反転パターンを生成し、 前記映像駆動手段は、このパターン制御手段により制御
    される第1〜第3の各極性反転パターンに基づいて、前
    記映像入力信号の極性反転パターンを前記3枚の液晶パ
    ネル毎に異ならせるように制御して、当該各液晶パネル
    の前記各表示素子を交流駆動することを特徴とする請求
    項1記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記複数の液晶パネルに前記映像駆動手段
    により生成される各映像を、反射光、或いは透過光によ
    り合成し、この合成映像をスクリーンに投影して表示す
    る投影型液晶表示装置であることを特徴とする請求項1
    〜請求項3のいずれかに記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】複数の信号線と複数の走査線とをマトリク
    ス状に配設し、これらの信号線と走査線との各交点に表
    示素子を接続した液晶パネルを有し、 前記走査線について隣接する走査線の組合せを1フィー
    ルド毎に交互に変更し、映像入力信号に応じた走査タイ
    ミングで前記各走査線の組合せを順次同時に走査する走
    査手段と、 前記信号線について、奇数列の各信号線に入力される映
    像入力信号の極性と偶数列の各信号線に入力される映像
    入力信号の極性とを正と負に互いに異ならせ、かつ、前
    記走査タイミング毎に当該両映像入力信号の極性を正と
    負に交互に反転させて前記各表示素子を交流駆動する映
    像駆動手段と、を備え、前記液晶パネルに映像を表示す
    る液晶表示装置において、 前記映像駆動手段により前記走査タイミング毎に正と負
    に交互に反転される映像入力信号の極性反転パターン
    を、1フィールドおきに反転制御するパターン制御手段
    を備え、 前記映像駆動手段は、このパターン制御手段により制御
    される極性反転パターンに基づいて、前記奇数列の信号
    線、或いは前記偶数列の信号線のうちいずれか一方の信
    号線に入力される前記映像入力信号の極性を反転させ
    て、当該信号列の前記各表示素子を交流駆動することを
    特徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】複数の信号線と複数の走査線とをマトリク
    ス状に配設し、これらの信号線と走査線との各交点に表
    示素子を接続した液晶パネルを複数有し、 この各液晶パネルに配設された前記走査線について、隣
    接する走査線の組合せを1フィールド毎に交互に変更
    し、映像入力信号に応じた走査タイミングで前記各走査
    線の組合せを順次同時に走査し、 前記各液晶パネルに配設された前記各信号線に入力され
    る映像入力信号の極性を、前記走査タイミング毎に正と
    負に交互に反転させて前記各表示素子を交流駆動し、前
    記各液晶パネルに生成された映像を合成して表示する液
    晶表示方法において、 前記複数の液晶パネルのうち少なくとも1つの液晶パネ
    ルについては、前記走査タイミング毎に正と負に交互に
    反転される映像入力信号の極性反転パターンを1フィー
    ルドおきに反転制御し、この極性反転パターンに基づい
    て前記映像入力信号の極性を反転させて当該液晶パネル
    の前記各表示素子を交流駆動することを特徴とする液晶
    表示方法。
  7. 【請求項7】前記複数の液晶パネルは、R,G,B用の
    3枚の液晶パネルで構成され、この3枚の液晶パネルの
    うちG用の液晶パネルについて、1フィールドおきに反
    転制御される前記極性反転パターンに基づいて前記映像
    入力信号の極性を反転させて当該液晶パネルの前記各表
    示素子を交流駆動することを特徴とする請求項6記載の
    液晶表示方法。
  8. 【請求項8】前記複数の液晶パネルは3枚の液晶パネル
    で構成され、 前記走査タイミング毎に正と負に交互に反転される映像
    入力信号の極性反転パターンを第1の極性反転パターン
    とし、 この第1の極性反転パターンを1フィールドおきに反転
    制御して第2の極性反転パターンを生成するとともに、
    当該第1及び第2の極性反転パターンとは異なる第3の
    極性反転パターンを生成し、 この第1〜第3の各極性反転パターンに基づいて、前記
    映像入力信号の極性反転パターンを前記3枚の液晶パネ
    ル毎に異ならせるように制御して、当該各液晶パネルの
    前記各表示素子を交流駆動することを特徴とする請求項
    6記載の液晶表示方法。
  9. 【請求項9】複数の信号線と複数の走査線とをマトリク
    ス状に配設し、これらの信号線と走査線との各交点に表
    示素子を接続した液晶パネルを有し、 前記走査線について隣接する走査線の組合せを1フィー
    ルド毎に交互に変更し、映像入力信号に応じた走査タイ
    ミングで前記各走査線の組合せを順次同時に走査し、 前記信号線について、奇数列の各信号線に入力される映
    像入力信号の極性と偶数列の各信号線に入力される映像
    入力信号の極性とを正と負に互いに異ならせ、かつ、前
    記走査タイミング毎に当該両映像入力信号の極性を正と
    負に交互に反転させて前記各表示素子を交流駆動し、前
    記液晶パネルに映像を表示する液晶表示方法において、 前記奇数列の信号線、或いは前記偶数列の信号線のうち
    いずれか一方の信号線については、前記走査タイミング
    毎に正と負に交互に反転される映像入力信号の極性反転
    パターンを1フィールドおきに反転制御し、この極性反
    転パターンに基づいて前記映像入力信号の極性を反転さ
    せて当該信号列の前記各表示素子を交流駆動することを
    特徴とする液晶表示方法。
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