JPH10314280A - 衛生設備室 - Google Patents

衛生設備室

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JPH10314280A
JPH10314280A JP10080564A JP8056498A JPH10314280A JP H10314280 A JPH10314280 A JP H10314280A JP 10080564 A JP10080564 A JP 10080564A JP 8056498 A JP8056498 A JP 8056498A JP H10314280 A JPH10314280 A JP H10314280A
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JP
Japan
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lamp
sanitary equipment
equipment room
ultraviolet
room according
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JP10080564A
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English (en)
Inventor
Makoto Hashimoto
誠 橋本
Satoshi Nagano
聡 長野
Hiromi Takahashi
弘美 高橋
Hidefumi Fujimoto
英史 藤本
Kazuo Takahashi
一雄 高橋
Kazuya Kokubu
和也 國分
Shinji Toyofuku
信次 豊福
Masayoshi Ketayama
正吉 桁山
Koji Takeda
宏二 武田
Tomohiro Hirakawa
智博 平河
Kaori Morihara
かおり 森原
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚れが付きにくく落ちやすく、また乾きやす
く、あるいは曇りにくいなどといった特性を有する親水
性の面を壁面や床面、鏡、天井、浴槽、便器、便座、洗
面器、カウンター、水栓金具、建具、収納棚等に配した
衛生設備室を提供する。 【解決手段】 本発明の衛生設備室(ユニットバス浴
室)1は、紫外線照射を受けて親水性を示す部材を浴室
1内に有し、可視光及び紫外線を浴室1内に当てる手段
である移動式照明灯16、壁面照明(紫外線ランプ単
独)41、紫外線を反射するリフレクター39、ハンデ
ィタイプ紫外線ランプ29が設置されているものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室やトイレ、洗
面所、サウナ、ユーティリティ、キッチン等の衛生設備
室に関する。特には、汚れが付きにくく落ちやすい、ま
た乾きやすい、あるいは曇りにくいなどといった特性を
有する親水性の面を壁面や床面、鏡、天井、浴槽、便
器、便座、洗面器、カウンター、水栓金具、建具、収納
棚等に配した衛生設備室に関する。
【0002】
【従来の技術】国際公開公報WO96/29375に
は、光触媒の作用により物品の表面を高度に親水化する
方法が提案されている。この方法に従えば、物品の表面
はアナターゼ型チタニアのような半導体光触媒のコーテ
ィングによって被覆される。この光触媒性コーティング
に光を照射することにより光触媒を充分な照度で充分な
時間にわたり光励起すると、光触媒性コーティングの表
面は水との接触角が約0°になる程度に高度に親水化さ
れる。
【0003】WO96/29375に開示されているよ
うに、このように高度に親水化可能な光触媒性コーティ
ングは、防曇、汚れ防止、自己浄化、その他種々の目的
で種々の物品に適用することができる。例えば、車両の
風防ガラス、建物の窓ガラス、眼鏡のレンズ、あるいは
鏡のような透明物品を光触媒性コーティングで被覆した
場合には、光触媒の光励起に伴いコーティングの表面は
高度に親水化され、その結果、物品が凝縮湿分や湯気で
曇ったり付着水滴で翳ったりするのが防止される。ある
いは、屋外に配置された建物や物品が光触媒性コーティ
ングで被覆されている場合には、親水化された表面に付
着した親油性又は疎水性の煤塵や汚染物は降雨の都度雨
水により洗い流され、表面は自己浄化される。
【0004】光触媒を光励起するためには、半導体であ
る光触媒のバンドギャップエネルギーよりも高いエネル
ギーをもった光を照射する種々の光源が利用される。チ
タニアのように光励起波長が紫外線領域にある光触媒の
場合には、その光励起には紫外線を要する。その場合、
物品が太陽光の照射を受けるような条件では、有利なこ
とに光触媒は太陽光に含まれる紫外線によって光励起さ
れる。
【0005】光励起が継続する限りは、光触媒性コーテ
ィングの表面は恒久的に親水性に維持される。光励起を
中断すると、表面の親水性は次第に低下する。これは、
光触媒性コーティングの表面が疎水性の物質、有機物、
無機物、金属イオン等による汚染物によって次第に汚染
されるからであると考えられる。しかし、光触媒を再び
光励起又は上記汚染物を除去すれば、又は上記汚染物を
除去すれば親水性は回復する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、照明と光触媒
作用との関係について述べる。代表的な光触媒(光半導
体)である酸化チタン(TiO2 )は、そのバンドギャ
ップ以上のエネルギーを持った光が当たると光触媒作用
を発揮する。そのような光を光触媒励起光と称すること
にする。酸化チタンの場合波長が約380nmより短い近
紫外光である。このような近紫外光を発する人工照明と
しては、いわゆるブラックライトブルー蛍光灯(主波長
360nm)や捕虫用ランプ(主波長370nm)がある。
さらに、一般の白色蛍光灯からも、微弱な水銀の輝線ス
ペクトル(365nm、318nm)が出ている。
【0007】天然光の入らない室内において光触媒作用
を発揮する部材を用いようとすると、上記ブラックライ
トブルーのような蛍光灯を白色蛍光灯と共に用いるか、
白色蛍光灯に含まれる近紫外光成分に期待することとな
る。しかし、ブラックライトブルー蛍光灯は、蛍光管が
青〜紫色に光り、照らされた物体がすべて青く見えてし
まう。そのため太陽光をはじめ白色(昼光、昼白色)の
照明下で生活をしている人にとって、きわめて異質な感
じを受け、一般の室内照明としては使いにくい。
【0008】本発明は、上述の光触媒親水性を活用し、
浴室やトイレ、洗面所、サウナ、ユーティリティ、キッ
チン等の衛生設備室を提供することを目的とする。特に
は、汚れが付きにくく落ちやすい、また乾きやすい、あ
るいは曇りにくいなどといった特性を有する親水性の面
を壁面や床面、鏡、天井、浴槽、便器、便座、洗面器、
カウンター、水栓金具、建具、収納棚等に配した衛生設
備室を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の衛生設備室は、紫外線照射を受けて親水性
を示す部材(親水性部材)を室内に有し、可視光及び紫
外線を該室内に当てる手段が設けられていることを特徴
とする。
【0010】
【発明の実施の形態】また、本発明の1態様の衛生設備
室は、紫外線照射を受けて親水性を示す部材(親水性部
材)を室内に有し、可視光及び紫外線を該室内に取り入
れる手段が設けられていることを特徴とする。
【0011】本発明においては、上記親水性部材が水と
の後退角20°以下の親水性を示すことが好ましい。部
材表面に付着した水が流滴性を示し防汚性・防曇性に優
れるからである。
【0012】本発明においては、上記親水性部材表面に
光触媒含有層あるいは銀、銅等の抗菌金属を担持した光
触媒含有層が形成されていることが好ましい。親水性と
ともに光触媒分解性あるいは抗菌性、帯電防止性等の有
用な作用も期待できる。
【0013】本発明においては、上記紫外線ランプが、
主に315〜380nmの波長の紫外線を発することが好
ましい。さらには315〜340nmの波長の紫外線を発
することがより好ましい。
【0014】本発明においては、上記親水性部材表面に
おける紫外線照度が1μ W/cm2以上であることが好まし
い。さらには10μ W/cm2以上であることがより好まし
い。親水性部材表面の良好な親水性を維持しやすいから
である。
【0015】本発明においては、上記可視光を室内に当
てるランプ(可視光ランプ)が、通常の白色灯よりも赤
色光成分を多く含み、近可視光紫外線照明による青味を
打ち消すことが好ましい。紫外線ランプといっても、や
や青っぽい可視光も発するものがほとんどである。もし
可視光照明が通常の白色光照明では、可視光ランプと紫
外線ランプを同時に点灯した場合には、全体として青味
がかった光となってしまう。そこで、可視光ランプが赤
色光成分を多く含むものとすれば、上記問題を解消でき
る。
【0016】本発明においては、上記紫外線ランプの光
の近可視光域及び可視光域(波長380nm〜600nm)
を低減するフィルターが設けられていることが好まし
い。上述の青味がかった照明となることを防止できる。
そのようなフィルターの材質としては石英ガラス等を用
いることができる。
【0017】同様の効果を達成するため、白色蛍光灯に
紫外光を出力する蛍光体を混入させたランプを用いる方
法もある。この方法によれば、青い光が出ることもなく
異質な感じは受けない。可視光ランプと兼用できるメリ
ットもある。混入する蛍光体の例としては、Ca(PO
4)2 ・KCl:Tl,(Ba,Mg,Zn)3 Si27
:Pb,SrO・4B23 :Pb,SrO・2Al2
3 :Pb,(Ca,Zn)3 (PO4)2 :Tl,
(Ca,Mg)3 (PO4)2 :Tl,CaKPO4 :T
l,BaSiO3 :(Tl,Pb,Sb),Ca3 (P
4)2 :Tl,BaSi25 Pb,BaFSiO3
(Pb,Tl),Ca3 (PO4)2 :(Ce,Th),
YPO4 :(Ce,Th),Sr3 (BO3)2 :Pb,
(Ba,Sr,Mg,Zn)3 Si27 :Pbが挙げ
られる。
【0018】本発明においては、上記紫外線ランプを、
上記室内に人がいないときに点灯するための手段(選択
点灯手段)が設けられていることとすることができる。
波長315〜380nmの紫外線で10μ W/cm2程度(太
陽光最大値の1/100程度)であれば、人体にある時
間以上当ったとしても問題のあるものではない。しか
し、それを大きく越える強さの紫外線を照射する場合に
は、使用者が紫外線を浴びることを好まない場合もあり
うる。そこで、衛生設備室内に人がいない時、あるいは
人がいない確率の高い時を選んで紫外線照射をすること
ができる。
【0019】本発明においては、使用者の選択にまかせ
てONできるスイッチを室外に設け、スイッチを押した
その瞬間だけ強照度の紫外線が点灯することも可能であ
る。あるいは、上記選択点灯手段が、該室内外に設けら
れている、使用者が手動でON−OFFするスイッチで
あることとすることができる。すなわち、紫外線照射の
ON−OFFを使用者の選択にまかせたのである。しか
し、この場合も、OFFしたまま忘れることもあるの
で、一定時間経過後あるいはある時刻になったら自動的
にONとすることもできる。
【0020】また、上記選択点灯手段が、上記衛生設備
室のドアをロックする手段を含むこととすることができ
る。すなわち、室内の紫外線ランプがOFFしていない
と衛生設備室のドアが開かないようなロックをかけるこ
とである。
【0021】あるいは、上記選択点灯手段が、上記衛生
設備室のドアをロックする手段を含み、上記ドアが開時
には上記紫外線ランプをOFFすることができる。この
場合、使用者が衛生設備室内に入ってドアを閉じた場合
に紫外線ランプが自動的にONとならないように、人感
知センサーによる紫外線ランプのOFFと組合せること
が望ましい。
【0022】本発明においては、上記選択点灯手段が、
上記可視光ランプのON−OFFスイッチと逆に連動す
るシーソースイッチを含むこととすることができる。す
なわち、可視光ランプのON−OFFスイッチ(衛生設
備室照明スイッチ)を人がONとした時は、人が衛生設
備室内に入る意思表示と考え紫外線ランプをOFFする
のである。逆の場合は人が衛生設備室内からいなくなっ
たと考えて紫外線ランプをONする。この方式では、照
明を消したまま人が衛生設備室内にいる場合に紫外線ラ
ンプがONしていることとなる。しかし、そのような時
間は全体から考えると短いと考えられるので問題がない
場合が多いと考えられる。
【0023】本発明においては、上記選択点灯手段が、
人感知センサーを含むこととすることができる。人感知
センサーとしては、赤外線発光素子と受光素子の組合せ
や、赤外線のパッシブセンサー、重量センサー等を利用
できる。
【0024】本発明においては、上記衛生設備室が浴室
であり、上記人感知センサーが、浴槽及び/又は洗い場
に設けられた赤外線センサー又は洗い場に設けられた重
量センサーであることとすることができる。人が長期に
滞在する可能性があるのは浴槽及び洗い場であるので、
同部に人感知センサーを置くことが好ましい。
【0025】本発明においては、上記紫外線ランプに、
紫外線遮蔽手段が付設されていることとすることができ
る。ここで上記紫外線遮蔽手段が、紫外線ランプ本体の
室内方向を遮る位置と開く位置との間で可動であること
とすることができる。ランプからの紫外線をカットする
のに、ランプを消すのではなく室内方向(あるいは室内
の一部方向)に向かう紫外線を遮蔽部材で遮蔽するので
ある。こうすることによって、ランプの頻繁なON−O
FFを避けることができる。また、人が滞在する時間の
短い部位(可能性の低い部位)には常に紫外線を当てて
おくこともできる。
【0026】本発明においては、上記選択点灯手段がタ
イマーを含むこととすることができる。このタイマーの
作用例としては、人があまり衛生設備室に入らない時間
帯(例えば深夜〜早朝)にかけて紫外線(あるいは通常
より強い紫外線)を照射するようにすることができる。
【0027】本発明においては、上記選択点灯手段が上
記紫外線ランプの一定期間当りの累積点灯時間を積算す
るタイマーを含むこととすることができる。すなわち、
一日あるいは一週間に基準照射時間(あるいは基準照射
量)をいくらと決めておいて、それを達成できるように
紫外線ランプをコントロールするのである。一日の基準
照射量としては、例えば10μ W/cm2×24=240μ
W/cm2・時間とできる。そして、もし30μ W/cm2の紫
外線ランプ照明を使用する場合の基準照射時間は8時間
/日である。
【0028】本発明の衛生設備室においては、上記紫外
線ランプとして、手持ち移動が可能なランプが付設され
ていることとすることができる。またはコロナ放電機を
用いることもできる。このようなハンディタイプの紫外
線ランプ又はコロナ放電機を用いて、器具の裏側や衛生
設備室の隅を紫外線照射することができる。あるいは、
汚れ負荷の高い局面に部分的・集中的に照射することが
できる。
【0029】本発明の衛生設備室においては、上記紫外
線ランプが室内において可動であることとすることがで
きる。浴槽の内壁や壁面の下部など、固定照明ではどう
しても照射しにくい(照明光の角度が小さくなる)部位
をも有効に照射することができる。より具体的には、上
記紫外線ランプが首振り式あるいは上記紫外線ランプ
が、上記室内の天井及び/又は壁に沿って移動可能であ
ることとできる。または光ファイバーを使用して照射す
ることもできる。
【0030】本発明の衛生設備室においては、上記室内
に、上記紫外線ランプから発せられる紫外線を反射する
リフレクターが設けられていることとすることができ
る。リフレクターの反射光により、浴槽の内壁やカウン
ターの奥などまで紫外線照明を当てることができる。こ
のリフレクターも照明同様に可動とできる。
【0031】本発明の衛生設備室においては、上記室内
に、上記紫外線ランプから発せられる紫外線を配光する
プリズム、スリット、又は導波路が設けられていること
とすることができる。上記ハンディタイプ紫外線ランプ
やリフレクター同様の効果を期待できる。
【0032】本発明の衛生設備室においては、上記親水
性部材が上記室内各部に配置されており、各部の親水性
部材の特性が配置部位に応じて異なることとすることが
できる。その例として、上記親水性部材表面には光触媒
含有層が形成されており、室内の下部の親水性部材には
上部よりも光触媒分解性及び抗菌性の強い光触媒含有層
が形成されていることとすることができる。すなわち、
室内の下部は汚れがはげしいので、光触媒分解性を強く
して又は光分解性に抗菌性を付与して、付着した汚れを
分解除去あるいは微生物、菌を死滅・抑制することがで
きる。壁面では特にカビ、床面では特にぬめりを防止す
ることができる。上記のような部材は、光触媒分解性及
び抗菌性の強い光触媒含有層とするか、あるいは銀、銅
等の抗菌金属を担持した光触媒含有層とすることにより
形成できる。
【0033】その場合具体的には、上記衛生設備室の壁
面が上下に分割されており、下部壁面には上記壁面より
光触媒分解性及び抗菌性の強い光触媒含有層、あるいは
銀、銅等の抗菌金属を担持した光触媒含有層が形成され
ていることとすることができる。光触媒含有層を壁面に
形成する最も安価な方法は、壁面材料(塩ビ鋼板等)の
製造時にコーティングしておくことである。そして、壁
面の上部材と下部材のコーティングを変えれば、上述の
ような衛生設備室を構成できる。
【0034】あるいは、上記親水性部材表面には光触媒
含有層が形成されており、室内の隅部の親水性部材には
親水性の継続性あるいは復活性の強い光触媒含有層ある
いは銀、銅等の抗菌金属を担持した光触媒含有層が形成
されていることとすることができる。
【0035】ここで親水性の継続性とは、不十分な紫外
線照明下においても親水性が長持ちする性質である。ま
た、親水性の復活性とは、紫外線照度不足あるいは有機
物、無機物、金属イオン等による汚染物の付着により親
水性を喪失した後に、紫外線照射を受け始めてから親水
性が復活するまでの時間が短い(必要紫外線量が少な
い)性質である。光触媒含有層の表面に、表面エネルギ
ーの水素結合成分を増加させる物質(例えばTiO2
WO3 、WO3 /ZrO2 、WO3 /SinO2等の金
属酸化物複合体)を加えることにより上記親水性の継続
性及び復活性を向上させることができる(同一出願人に
よる特願平7−354649号、特願平8−49420
号、特願平8−202726号、特願平8−25730
4号、特願平8−275193号参照)。または銀、銅
等の抗菌金属を加えることにより上記親水性の継続性及
び復活性を向上させることができる。温水、酸性水、ア
ルカリ水、軟水又は界面活性剤にて洗浄すれば、上記親
水性の継続性及び復活性を向上させることもできる。
【0036】本発明においては、上記室内の天井及び/
又は壁面が、紫外線ランプからの照射紫外線の角度が高
くなる方向に湾曲又は傾斜していることとすることがで
きる。また、上記室内の床幅木部が、紫外線ランプから
の照射紫外線の角度が高くなる方向に湾曲又は傾斜して
いることとすることができる。これにより、紫外線の照
射角度を高くする(正面から紫外線を受けるようにす
る)ことができ、照射強度が向上する。
【0037】また、本発明においては、上記室内に配置
されている器具類が埋込構造となっていることとするこ
とができる。埋込構造とは、使用者が操作する部位等の
最小限の部位を除いて、器具のかなりの部分が壁面内等
に埋め込まれている構造のことである。例えば、温水−
冷水混合水栓の場合、蛇口の先と、調整ツマミだけが浴
室内に出ており、本体は壁面の裏に隠れているようなも
のである。器具を埋込構造とすれば、器具の陰となって
紫外線が当りにくくなる部位を少なくすることができ
る。
【0038】本発明においては、上記室内における、手
すり、腰壁手すり、インテリアバー、スライドバー、タ
オルかけ、シャワーフック、浴槽ハンドグリップ、ドア
ストッパー等の突出部の裏側又は突出している器具内に
局所紫外線照射用の小型紫外線ランプが設けられている
こととすることができる。また、上記室内における突出
部の裏側又は突出している器具内に局所紫外線照射用の
小型リフレクター又は集光板が設けられていることとす
ることができる。上述のハンディタイプ紫外線ランプや
リフレクター、光導波路と同様の目的である。
【0039】本発明においては、上記可視光ランプと紫
外線ランプを同一のカバー内に一式の照明灯として収め
ることとしても上記可視光ランプと紫外線ランプを別体
として異なる位置に配置することとしてもよい。一体型
の場合は、ランプ自体としてのコストを安くすることが
できる。別体型の場合、配置を最適化することができ
る。
【0040】本発明において用いる紫外線ランプの種類
として、白熱電球、蛍光ランプ、電球型蛍光ランプ、冷
陰極ランプ及び無電極ランプ、例えばエキシマランプを
用いることができる。白熱電球、蛍光ランプでは紫外線
効率は低いが、照度を確保することが可能であれば、B
LBランプと同等に親水性部材表面の良好な親水性を維
持できる。
【0041】冷陰極ランプは、電界で加速された電子が
管内のアルゴンを励起し、励起されたアルゴンが水銀を
励起してイオン化し、この水銀イオンが紫外線(25
3.7nm、185nm)を放出し、この紫外線が管壁の蛍
光体を励起して高波長紫外線(365nm等)を発する。
寿命は10,000時間以上、紫外線効率は17%以上
と良好である。
【0042】エキシマランプは、管外の電極から管内に
高周波電圧を印加して、管内のヨウ素をイオン化し、こ
のイオン化されたヨウ素が短波長紫外線を発するもので
ある。寿命は、30,000時間以上、紫外線効率は2
5%以上ときわめて良好である。
【0043】本発明においては、上記紫外線ランプ設置
部の天井面又は壁面、あるいは照明灯一式が取外し式と
なっていることとすることができる。球交換等のメンテ
ナンスの際に、ランプ(照明灯)全体を降ろすことがで
き便利である。また、電源ボックスは天井裏、壁裏を利
用し設置することもできる。照明一式を取り外した時の
天井面又は壁面の開口部を点検口として利用することも
できる。
【0044】本発明においては、上記照明灯が、中心部
に配置された白熱灯と、その周りに配置された冷陰極ラ
ンプと、を備えることとすることができる。一体型照明
灯の構造をコンパクトにできる。この照明灯のカバーを
密閉型にすることにより防水構造とすることもでき、浴
室、サウナ等湿度の高い室内での使用が可能となる。こ
の場合、カバーの材質は紫外線透過型の材質(UV透過
型アクリル、ホウ珪酸ガラス、ローアイアンソーダガラ
ス、石英ガラス等)を用いることが好ましい。
【0045】本発明においては、上記照明灯が壁付型で
あり、該照明灯の下部に、上部をリフレクターに覆われ
たエキシマランプが配置されていることとすることがで
きる。このような照明灯はコンパクト、長寿命、単波長
なのでフィルター不要、汚れのひどい下部に効率よく紫
外線を照射できるという利点がある。この照明灯のカバ
ーを密閉型にすることにより防水構造とすることもで
き、浴室、サウナ等湿度の高い室内での使用が可能とな
る。この場合、カバーの材質は紫外線透過型の材質(U
V透過型アクリル、ホウ珪酸ガラス、ローアイアンソー
ダガラス、石英ガラス等)を用いることが好ましい。さ
らに、紫外線ランプを組み込んだ擬似窓を設けることも
できる。ランプを点灯しているときには、外光が入射し
ている雰囲気となり、窓のない室内空間の快適性を向上
する。点灯していないときには、絵として楽しむことも
でき、紫外線ランプが室内に存在していることを意識さ
せないで設置が可能となる。
【0046】本発明においては、太陽光の入射する窓が
設けられていることとすることができる。設置する窓の
例としては出窓、引き違い窓、天窓、ジャロジー窓、回
転窓、すべりだし窓、はめごろし窓等が挙げられる。好
ましくは最も汚れやすい面と対向する面上にできる限り
大きな窓を設ける。さらには汚れの付きやすい下方に外
からの紫外光を十分に取り入れるために、天窓のように
できる限り浴室の上方に設けることが望ましい。窓枠に
高輝アルミ等の反射板を設け、室内に効果的に光を集め
ることもできる。また、出窓床板に反射板を設けてもよ
い。窓ガラスは、ホウ珪酸ガラス、ローアイアンソーダ
ガラス、石英ガラス等を使用するとより好ましい。親水
性部材表面の親水化に有効な紫外線の透過率が高いから
である。340nmの紫外光の透過率を例にとると、普通
ガラスでは60%であるのに対して、ホウ珪酸ガラスで
は85%、ローアイアンソーダガラスでは82%、石英
ガラスでは90%以上と良好な親水性を維持するために
好都合である。太陽光を活用することにより紫外線ラン
プの照射照度を少なくすることが可能となるとともに強
力な紫外線照射(冬場で最大1,300μ W/cm2)が期
待できる。
【0047】本発明においては、上記衛生設備室が浴室
であり、天井面がアール形状を有することとすることが
できる。浴室内の蒸気(湯気)が天井に結露した時に流
れ易くなり、汚れの流下性に優れる。
【0048】本発明においては、上記衛生設備室が浴室
であり、天井にスプリンクラーが設けられていることと
することができる。なおスプリンクラーの替りに散水管
やスプレッダーを設けることもできる。浴室内の汚れを
洗い流すためである。この場合、温水、酸性水、アルカ
リ水、軟水、界面活性剤を吐出し、親水性部材表面を洗
い流すことにより、良好な親水性が維持できる。温水の
場合は45℃程度が好ましい。タイマーと組み合わせて
常時親水化部材表面に温水を補給すれば、より好まし
い。低照度下でも親水性を維持することが可能となるか
らである。酸性水の場合、好ましくはpH4以下であり、
さらに好ましくはpH3以下である。酸性水で洗浄するこ
とにより一度付着した汚れも除去でき、親水性を良好に
回復・維持することが可能となる。アルカリ水では脂
質、蛋白質汚れを効果的に除去し、親水性を良好に回復
・維持することが可能となる。また、軟水では金属イオ
ンによる汚染物を溶融し、付着を防ぎ、親水性を良好に
回復・維持することが可能となる。界面活性剤でも付着
した汚れを効果的に除去し、親水性を良好に回復させる
ことが可能となる。また、親水性を補う効果もある。さ
らには、つやを与え、美観を向上させる効果もある。酸
性水、アルカリ水、軟水等の生成装置あるいは界面活性
剤の吐出装置をスプリンクラー、散水管、スプレダー等
の上記散水設備及び機器に組み込み洗浄することも可能
である。また、洗浄装置を独立して設けることも可能で
ある。
【0049】以下、図面を参照しつつ説明する。図1
は、本発明の実施の形態による衛生設備室(具体的には
ユニットバス浴室)を示す模式的な正面断面図であり、
図2は、図1に示すユニットバス浴室の模式的な側面断
面図であり、図3は、図1に示すユニットバス浴室の上
から視た模式的な平面図である。
【0050】ユニットバス浴室1は天井3、四つの壁面
5及び床面7を有しており、この床面7の上には浴槽9
が壁面5と接触させて置かれている。天井3、壁面5及
び床面7それぞれの上には図示せぬ親水性部材が配置さ
れており、この親水性部材表面には光触媒含有層が形成
されている。天井3には該親水性部材に紫外線を照射す
る移動式照明灯16が取り付けられている。尚、親水性
部材とは紫外線照射を受けて親水性を示す部材である。
【0051】天井3は傾斜部13を有しており、この傾
斜部13は天井3の中央部と壁面5との間に位置してい
る。これにより、天井3はその中央部が上方に盛り上が
った形状となっている。また、天井3はアール部11に
よって壁面5と連結されている。したがって、浴室1内
の蒸気(湯気)が天井3に結露した時に、傾斜部13及
びアール部11によって天井3の結露が流れやすくな
り、汚れの流下性に優れたものとなる。
【0052】天井3の中央部には浴室1内の汚れを洗い
流すためのスプリンクラー15が取り付けられている。
傾斜部13には可視光ランプ17と紫外線ランプ18が
一体となっている型の移動式照明灯16が設けられてい
る。この移動式照明灯16の移動方法としては、傾斜部
13、アール部11及び壁面5の一部にレール19が設
けられており、このレール19の上を移動式照明灯16
が自在に移動できるものとしている。これにより、固定
式の照明灯の場合ではどうしても照明しにくい部位をも
有効に照明することができる。
【0053】紫外線ランプ18としては、315〜38
0nmの波長の紫外線を発するもので、上記親水性部材表
面における紫外線照度が平均で1μW/cm2 以上となる
ようなものを用いる。照度を1μW/cm2 以上とするこ
とで親水性部材表面の親水性を良好に維持できる。好ま
しくは315〜340nmの波長の紫外線を、照度10μ
W/cm2 以上照射する。これによって、親水性部材表面
の親水性をさらに良好に維持できる。
【0054】図3に示すように、四つの壁面5は互いに
壁面アール部83によって連結されている。また、二つ
の壁面5は壁面傾斜部81を有しており、この壁面傾斜
部81は壁面5の中央部と壁面アール部83との間に位
置している。これにより、壁面5はその中央部が浴室1
の外側に出っ張った形状となっている。このような形状
としているのは紫外線照射の強度をなるべく平均化する
ためである。また、壁面5の外側には、浴室1に人が出
入りするドア85、このドア85をロックするドアロッ
ク装置87、移動式照明灯16の可視光ランプ17をO
N−OFFする浴室照明スイッチ91及び紫外線ランプ
18等をON−OFFする紫外線ランプスイッチ93が
設けられている。この紫外線ランプスイッチ93によ
り、使用者が手動で紫外線ランプ18をON−OFFす
ることができ、紫外線照射のONーOFFを使用者の自
由な選択とすることができる。
【0055】壁面5は、図1、図2に示すように上部壁
面21と下部壁面23とにより構成されている。また、
壁面5はアール幅木部25によって床面7と連結されて
いる。このアール幅木部25のように浴室1の隅部をア
ール形状とすることにより、この隅部における紫外線照
射角度を高くすることができ、照射強度を向上させるこ
とができる。
【0056】天井3及び上部壁面21それぞれに配置さ
れた親水性部材表面には光触媒分解性及び抗菌性を有す
る光触媒含有層が形成されており、下部壁面23及び床
面7それぞれに配置された親水性部材表面には、天井3
及び上部壁面21より光触媒分解性及び抗菌性の強い光
触媒含有層が形成されている。このように上部壁面21
に比べて汚れが激しい下部壁面23や床面7及びアール
幅木部25の光触媒分解性及び抗菌性を強くすることに
よって、下部壁面23、床面7及びアール幅木部25に
付着した汚れを強力に分解除去し、また微生物、菌を死
滅させ、もしくは成長を抑え、ぬめり、カビ等を防止す
ることができる。
【0057】アール幅木部25に配置された親水性部材
には親水性の継続性あるいは復活性の強い光触媒含有層
あるいは銀、銅等の抗菌金属を担持した光触媒含有層が
形成されている。これにより、紫外線照射が不十分であ
ったり不足する場合がある浴室1内の隅部においても親
水性が長持ちすることとなる。
【0058】図1に示す一つの壁面5には浴槽9の上方
に位置する手すり37が設けられている。また、この壁
面5にはリフレクター39及び壁面照明41が設けられ
ており、この壁面照明41は単独の紫外線ランプを有す
るものである。壁面照明41を設けることにより、移動
式照明灯16のみでは紫外線を照射しにくい浴槽側壁3
5に紫外線を照射することができる。また、リフレクタ
ー39を設けることで、移動式照明灯16における紫外
線ランプ18から発せられる紫外線がリフレクター39
によって反射し、この反射光により浴槽側壁35に紫外
線を照射することができる。
【0059】浴槽9の内側には浴槽人感知センサー(赤
外線センサー)33が設けられており、この浴槽人感知
センサー33は赤外線発光部33a及び赤外線受光部3
3bにより構成されている。これにより、浴槽9内に人
がいる場合はその人の存在を感知する。洗い場における
壁面5には洗い場人感知センサー(赤外線センサー)3
1が設けられており、この洗い場人感知センサー31は
赤外線発光部31a及び赤外線受光部31bにより構成
されている。これにより、洗い場に人がいる場合はその
人の存在を感知する。
【0060】また、図2に示す浴槽9内には箱型のカウ
ンター61が設けられている。このカウンター61の内
部には混合水栓本体67が設けられており、カウンター
61の外部には混合水栓ツマミ63及び混合水栓蛇口6
5が設けられている。カウンター61の下部には小型紫
外線ランプ73及びこのランプ73から発せられる紫外
線の一部を遮光する遮光板71が取り付けられている。
【0061】また、図1に示す浴室1内には、器具の裏
側や浴室1の隅を紫外線照射するためのハンディタイプ
紫外線ランプ29が設けられている。これにより、移動
式照明灯16や壁面照明41では十分に紫外線を照射で
きない部分を補充的に紫外線照射することができる。
【0062】図2に示す一つの壁面5には埋込型のシャ
ワー51が設けられている。これは、シャワー51及び
混合水栓ツマミ53が露出しており、ホース55及びホ
ース本体57が壁面5内部に埋め込まれたものである。
このように埋込型としているのは、シャワー等の器具の
影になって紫外線が壁面5に照射されない部分を最小限
に抑えるためである。
【0063】床面7は図2に示すように傾斜面となって
いる。この床面7における高くなっている側にはスプレ
ッダー27が配置されている。このスプレッダー27に
水が供給されると、この水がスプレッダー27によって
床面7全体に広げられるようになっている。これは、こ
の広げられた水によって床面7を洗浄するためのもので
ある。
【0064】図4は、図1〜図3に示すユニットバス浴
室(衛生設備室)の各機能を制御するコントローラー及
びこれと各機能との接続関係を示す図である。
【0065】コントローラー100は、人感知センサー
31、33、可視光ランプ17、紫外線ランプ18、4
1、スプリンクラー15、ドアロック装置87、紫外線
ランプスイッチ93及び浴室照明スイッチ91それぞれ
と接続されている。また、コントローラ100はタイマ
ー103を有している。
【0066】このコントローラー100の機能について
以下に説明する。人感知センサー31、33により浴室
1内に人がいることを感知した場合、その信号がコント
ローラー100に送られ、この信号を受けると自動的に
紫外線ランプ18、41がOFFされるように制御す
る。また、紫外線ランプ18、41をONしたままでも
紫外線を遮蔽する反射板によって紫外線ランプ18、4
1を覆うことにより紫外線照射を遮るようにしても良
い。
【0067】また、浴室1内に人がいない時、あるいは
人がいない確率の高い時(例えば深夜〜早朝)のような
時間帯に紫外線ランプ18、41が点灯するようにタイ
マー103を設定しておき、その時間帯に紫外線ランプ
18、41がON−OFFされるように制御する。これ
に加えて、一定期間に基準照射時間(あるいは基準照射
量)を設定しておき、それを達成できるようにタイマー
103によって紫外線ランプ18、41がON−OFF
されるように制御する。
【0068】また、使用者が手動で紫外線ランプスイッ
チ93をOFFしたままその後ONするのを忘れている
場合、紫外線ランプスイッチ93をOFFしてから一定
時間経過した後あるいはある時刻になった後に自動的に
スイッチ93はONされるように制御する。
【0069】また、浴室1内の紫外線ランプ18、41
がONされている場合は自動的にドアロック装置87が
働きドア85がロックされ、紫外線ランプをOFFしな
いとドアが開かないように制御する。
【0070】また、浴室1のドア85が開いている時に
は紫外線ランプ18、41がOFFされ、ドア85を閉
じると紫外線ランプ18、41がONされるように制御
する。この場合、使用者が浴室1内に入ってドア85を
閉じても、人感知センサー31、33が作用するので紫
外線ランプ18、41が自動的にONされることはな
い。
【0071】また、浴室照明スイッチ(可視光ランプの
ON−OFFスイッチ)91を人がONした時は、人が
浴室1に入る意思表示と考え、紫外線ランプ18、41
がOFFされ、逆に浴室照明スイッチ91を人がOFF
した時は、人が浴室1からいなくなったと考え、紫外線
ランプ18、41がONされるように制御する。この場
合、照明を消したまま人が浴室1内にいても、人感知セ
ンサー31、33が作用するので紫外線ランプ18、4
1が自動的にONされることはない。
【0072】また、タイマー103で設定された所定の
時間にスプリンクラー15から水が発散されるように制
御する。
【0073】尚、上述したコントローラー100の機能
は、適宜選択し、組合せて用いることができるものであ
る。
【0074】また、上記の機能は主に浴室1内に人がい
ない時に紫外線を照射する場合の制御手段であるが、浴
室1内に人がいる時に紫外線を照射する場合は人体に影
響のないレベルの微量な紫外線照射とする。
【0075】上記実施の形態によれば、壁面5及び床面
7等それぞれの上に光触媒含有層を有する親水性部材を
配置し、天井3に可視光ランプ17と紫外線ランプ18
を有する移動式照明灯16を取り付け、壁面5に壁面照
明(紫外線ランプ単独)41を取り付けている。このた
め、可視光ランプ17から可視光を照射し、紫外線ラン
プ18、41から紫外線(光触媒励起光)を親水性部材
に照射することができる。これにより、光触媒含有層に
紫外線が照射されて光励起され、光触媒含有層の表面を
水との接触角が約0°になる程度に高度に親水化するこ
とができる。この結果、床面7等に汚れを付きにくくす
ることができ、汚れが付いてもその汚れを落としやす
く、また乾きやすくすることができ、あるいは曇りにく
くすることができる。
【0076】尚、上記実施の形態では、移動式照明灯1
6の移動方法としてレール19の上を移動式照明灯16
が自在に移動できる構成としているが、移動式照明灯1
6を首振り式とすることにより紫外線の照射方向を自在
に変更できる構成とすることも可能である。
【0077】また、レール19上を移動式照明灯16が
自在に移動できる構成としているが、固定式の照明灯、
例えば天井の中央部付近に取り付けられた可視光ランプ
及び紫外線ランプを有する照明灯を用いることも可能で
ある。
【0078】また、ユニットバス浴室1内に紫外線ラン
プ18及び壁面照明(紫外線ランプ単独)41を設置し
ているが、浴室の大きさに合せて紫外線ランプの形状、
配置、数等は適宜変更可能である。
【0079】また、リフレクター39を固定式としてい
るが、リフレクター39を移動式とすることも可能であ
る。
【0080】また、本発明をユニットバス浴室1に用い
ているが、これに限られず、例えばトイレ、洗面所、ユ
ーティリティ、キッチン、サウナ等の他の衛生設備室に
本発明を用いることも可能である。
【0081】また、紫外線ランプ又は紫外線が照射され
る箇所に、紫外線の強度により色が変わる紫外線反応型
塗料を塗布することも可能である。通常、紫外線ランプ
より紫外線が出ているか否かは眼で確認することができ
ないため、紫外線ランプからの紫外線が弱くなったり、
紫外線ランプが切れても、使用者が紫外線ランプを交換
しなければならないことに気付かない場合がある。その
ため、そのまま放置すれば親水部材に必要な量の紫外線
が照射されないので、親水による所定の効果を得ること
ができなくなる。しかし、上記のように紫外線反応型塗
料を塗布しておいた場合、紫外線ランプから照射される
紫外線が弱くなると、紫外線ランプ又は紫外線が照射さ
れる箇所に塗布した紫外線反応型塗料の色が変わり、使
用者に紫外線ランプが交換時期であることを知らせるこ
とができ、親水による所定の効果を失うことがない。
【0082】図5〜図8は、図1に示す移動式照明灯の
変形例である照明灯を示す模式的な断面図である。以
下、これら変形例について説明する。
【0083】図5は、電球型蛍光ランプを示す断面図で
ある。この電球型蛍光ランプ101は天井板103の下
に固定されている。電球型蛍光ランプ101は紫外線ラ
ンプ107を有しており、この紫外線ランプ107は天
井板103に固定されている。紫外線ランプ107に電
力を供給するコード102は天井板103の裏側に配設
されている。また、紫外線ランプ107の上側には上リ
フレクター105が設けられ、紫外線ランプ107の下
側には下リフレクター109が設けられている。上リフ
レクター105、下リフレクター109及び紫外線ラン
プ107は紫外線透過性のカバー111によって覆われ
ている。
【0084】この電球型蛍光ランプ101は、電極から
出る電子が水銀イオンを励起して紫外線を発し、その紫
外線が管壁にコーティングされた蛍光物質を励起して、
波長365nmの紫外線を発するものであり、5000時
間以上の寿命を有し、約10%の紫外線効率を有する。
また、電球型蛍光ランプ101では、床面方向及び天井
方向に照射される紫外線が上リフレクター105及び下
リフレクター109によって遮断される構成としている
ので、浴室の壁面にのみ紫外線が照射されるようになっ
ている。
【0085】図6は、可視光ランプ・紫外線ランプ一体
型照明灯(冷陰極ランプタイプ)を示す断面図である。
この可視光ランプ・紫外線ランプ一体型照明灯(冷陰極
ランプタイプ)121は天井板123の下に固定されて
いる。可視光ランプ・紫外線ランプ一体型照明灯121
は冷陰極ランプ127及び白熱灯133を有しており、
冷陰極ランプ127の下に白熱灯133が位置してい
る。冷陰極ランプ127はインバータ(高周波電源)1
25に接続されている。白熱灯133に電力を供給する
コード122は天井板123の裏側に配設されている。
また、冷陰極ランプ127から床面方向及び天井方向に
照射される紫外線を遮断するために、一体型照明灯12
1はリフレクター129、131を有している。リフレ
クター129、131、冷陰極ランプ127及び白熱灯
133は紫外線透過性のカバー135によって覆われて
いる。
【0086】この冷陰極ランプ127は、電界で加速さ
れた電子が管内のアルゴンを励起し、励起されたアルゴ
ンが水銀を励起してイオン化し、この水銀イオンが紫外
線を放出し、この紫外線が管壁の蛍光体を励起して、波
長365nmの紫外線を発するものであり、10000時
間程度の寿命を有し、17%の良好な紫外線効率を有す
る。また、可視光ランプ・紫外線ランプ一体型照明灯1
21では、リフレクター129、131の紫外線遮断効
果によって浴室の壁面にのみ紫外線が照射されるように
している。
【0087】図7は、可視光ランプ・紫外線ランプ一体
型照明灯(エキシマランプタイプ)を示す断面図であ
る。この可視光ランプ・紫外線ランプ一体型照明灯(エ
キシマランプタイプ)141は天井板143の下に固定
されている。この一体型照明灯141はエキシマランプ
147及び白熱灯153を有しており、白熱灯153の
横にエキシマランプ147が位置している。エキシマラ
ンプ147はインバータ(高周波電源)145に接続さ
れている。白熱灯153に電力を供給するコード142
は天井板143の裏側に配設されている。また、エキシ
マランプ147から発する紫外線が床面及び壁面にのみ
照射されるようにするため、一体型照明灯141はリフ
レクター149、151を有している。リフレクター1
49、151、エキシマランプ147及び白熱灯153
は紫外線透過性のカバー155によって覆われている。
【0088】このエキシマランプ147は、管外の電極
から管内に高周波電圧を印加して、管内のヨウ素をイオ
ン化し、このイオン化されたヨウ素が短波長紫外線を発
するものであり、30000時間程度の寿命を有し、2
5%の極めて良好な紫外線効率を有する。
【0089】図8は、リフレクター可動型の紫外線ラン
プを示す断面図である。このリフレクター可動型紫外線
ランプ161は、天井板163の下に固定されており、
紫外線ランプ165を有する。この紫外線ランプ165
の下にはリフレクター167が設置されており、このリ
フレクター167は図示せぬ移動手段によって紫外線ラ
ンプ165の周りを矢印のように移動させることができ
る構成となっている。この紫外線ランプ165及びリフ
レクター167は紫外線透過性のカバー169によって
覆われている。
【0090】尚、上記変形例では、上述した電球型蛍光
ランプ101、冷陰極ランプタイプ121、エキシマラ
ンプタイプ141及びリフレクター可動型紫外線ランプ
161を天井103、123、143、163に設置し
ているが、これらを浴室の壁面に設置することも可能で
ある。
【0091】(実施例1:低照度維持性:石原産業製)
あらかじめ表面にポリエステル系プライマーが固定され
たPETフィルム(東洋紡製、A4100)に、コート
剤の接着性を良くするために、コロナ放電処理を行っ
た。次に、同フィルム上に、ロールコーティング法によ
り、シリコーン系ハードコート剤(信越化学製、KP−
858)を被覆し、下地層を形成した。ロールコートの
処理温度は120℃、ロール速度は1〜100m/分、ロ
ールコート後は室温〜120℃で養生を行った。この下
地層に、上記と同じ目的でコロナ放電処理を施した。次
に、第1の光触媒性コーティング液(石原産業製、ST
K−01)と、第2の光触媒性コーティング液(石原産
業製、STK−03)と、エタノールとを重量比で1:
1:8で混合したコーティング液を調整した。そして、
上記コロナ放電処理を施した下地層上に、このコーティ
ング液を被覆し、光触媒フィルムを作成した。
【0092】上記光触媒フィルムを250mm×150mm
のPMMA板に粘着材を用いて貼着させて試料を得た。
この試料を浴室に設置して防汚評価を行った。この際、
汚れ負荷量を大きくして試料間の差異をより早く明らか
にするため、洗い場内に75cm四方の狭い囲いを作り、
その囲いの中でシャワーを用い体を洗うモニター試験を
実施した。入浴は1日4人とし、夜間には白色蛍光灯に
て照度10μW/cm2 の紫外線を、一日15時間照射し
た。尚、試料は、汚れやすく、また汚れの負荷の高い、
囲い内部の下端に固定した。付着する汚れは石鹸あか、
皮脂汚れなどで、この汚れを評価する指標として見た目
の感じに近い光沢保持率を用いた。光沢率の測定には、
日本電色工業製光沢計を用いた。比較のため、PETフ
ィルムについても実施例と同様に浴室の壁に設置して防
汚評価を実施した。その結果を下表に示す。
【0093】
【表1】
【0094】この表から分かるように、PETフィルム
は1日で光沢保持率が80%をきるのに対して、上記光
触媒フィルムについては10μW/cm2 という低照度下に
おいても光沢保持率80%を維持した。
【0095】(実施例2:低照度維持性:日本曹達製)
市販の光触媒フィルム(日本曹達製、ビストレータF)
を、250mm×150mmのPMMA板に粘着材を用いて
貼着させて試料を得た。この試料を、実施例1と同様の
方法で浴室に設置して防汚評価を行った。ただし、紫外
線照射条件を照度10μW/cm2 、1μW/cm2 の2条件に
変えてみた。その結果を下表に示す。
【0096】
【表2】
【0097】市販の光触媒フィルムを用い、10μW/cm
2 という低照度下においても、光沢保持率80%を維持
した。また、さらに低照度の1μW/cm2 でも光沢保持率
80%を維持できることが確認できた。
【0098】(実施例3:流滴性と接触角・後退角の関
係)実施例1及び2の光触媒フィルムと、比較例として
のタイル、ガラス、テフロン板、アクリル板、鏡の7種
類について、各々10cm角の試料を準備した。光触媒フ
ィルムは、10cm角のタイルに貼着し、あらかじめ紫外
線を照射したものと照射しないものと2種類の試料を作
成した。上記各種試料を用いて、流滴性を示す時の接触
角及び後退角の関係を調査した。流滴性とは水をかけた
時に水滴とならず、膜を形成して水が流れ落ちる状態を
いう。後退角とはサンプルを一定速度で水槽内に浸し、
引き上げたときの水の接触角である。ここで水槽内の水
は石鹸をつけて体を洗ったタオルを洗面器に水を入れて
濯いだ後の汚染水を用いた。また、流滴性の判断は水道
水を霧吹きで噴霧し、10秒後の状態を見て行った。表
面全体が濡れたようになっていれば流滴性あり、水滴が
ついていれば流滴性なしとした。その結果を下表に示
す。
【0099】
【表3】
【0100】接触角は50°程度であれば、流滴性を示
すことが確認できた。また、後退角20°以内であれば
流滴性を示すことが確認できた。
【0101】(実施例4:接触角と流滴性持続時間の関
係)接触角と流滴性持続時間の関係を調査した。石原産
業製光触媒コーティング液STK−01とSTK−03
を等量混合し、n−プロパノールで20倍に希釈してコ
ーティング液を得た。フローコーティング法により、1
0cm角の鏡に上記コーティング液を被覆し、150℃で
30分焼成した。さらに、BLBランプで紫外線照度5
00μW/cm2 を任意の時間照射し、さまざまな接触角を
示す試料を作成した。これらの試料を水平な台に垂直に
固定し、シャワーで水道水をかけ、流滴性が持続する時
間を調べた。
【0102】図9は、接触角と流滴性持続時間の関係を
表すグラフである。同図において、縦軸の維持時間は、
その時間(秒)以上流滴性を維持した時間を示す。この
図から分かるように、基材が鏡の場合、50°以下で流
滴性を示すことが確認できた。また、30°以下であれ
ば100秒以上流適性は持続することが確認できた。
【0103】(実施例5:酸性水洗浄による親水化の促
進)スプレーコーティング法により、まず10cm角のP
ET板にプライマー(信越化学製、PC−7A)を被覆
し、次にシリコーン系ハードコート剤(信越化学製、K
P−851)を被覆し、下地層を形成した。さらに石原
産業製光触媒コーティング液STK−01とSTK−0
3を等量混合し、n−プロパノールで20倍希釈した液
で、上記下地層を被覆し、自然乾燥後80°で30分間
加熱して試料を得た。試料は、あらかじめ紫外線照度1
mW/cm2のBLBランプを照射して親水化させておいた。
親水化後に汚染を付加して試料1を得た。汚染付加の方
法は、1日2人入浴した後の浴槽水に毎日4時間浸漬
し、これを1週間繰り返した。試料1を1%クエン酸水
溶液を霧吹きで噴霧洗浄し、試料2を得た。接触角を測
定すると洗浄していない試料1は15°、クエン酸洗浄
した試料2は20°であった。その後BLBランプによ
って1mW/cm2の紫外線を照射し親水化の様子をみたとこ
ろ、クエン酸洗浄した試料2は、洗浄しなかった試料1
よりも早く親水化が進み、接触角は5°まで下がった。
【0104】(実施例6:酸性水洗浄による防染性の向
上)実施例2の光触媒フィルムを、150mm×200mm
の塩ビ鋼板に貼着材を用いて貼着させて試料を得た。こ
の試料を浴室の壁に設置して防汚評価を行った。試料設
置位置は、汚れやすく、汚れの負荷の大きい洗い場の壁
の下部を選んだ。入浴人数は1日4人とし、毎日入浴後
に水道水、酸性水各々を使用して洗浄操作を実施した。
夜間には、白色蛍光灯にて照度10μW/cm2 、1μW/cm
2 の2条件の紫外線を一日5時間照射した。酸性水の供
給は、官能基の末端が水素型になっている陽イオン交換
樹脂を充填した水処理装置をサーモスタットシャワー金
具のシャワーホース途中に接続して行った。付着する汚
れは、石鹸かす、皮脂汚れなどで、この汚れを評価する
指標として見た目の感じに近い光沢保持率を用いた。光
沢率の測定には、日本電色工業製光沢計を用いた。比較
のため、PET鋼板についても実施例と同様に浴室の壁
に設置して防汚評価を行い、各種洗浄操作を実施した。
その結果を下表に示す。
【0105】
【表4】
【0106】PET鋼板で見ると、洗浄水質による光沢
保持率の差はない。しかし、光触媒と酸性水とを組み合
わせることによって、水道水洗浄に比べて、2倍以上汚
染性が向上することが確認できた。
【0107】(実施例7:酸洗浄による親水性の回復)
ディッピング法により、まず10cm角のガラス表面にテ
トラアルキルコキシシランのエタノール溶剤(日本曹達
製、NSi−500)を被覆、乾燥させ下地層を形成し
た。この下地層に、光触媒コーティング液(日本曹達
製、NTD−90)を専用希釈液(日本曹達製、NS−
1)で希釈して得た液を同様に被覆・乾燥させ、500
℃で30分焼成し、試料を得た。ディッピングの速度は
浸漬時毎分60cm、引き上げ時毎分24cmで行い、乾燥
は120℃で30分とした。上記試料に汚染水付加を5
回行った。ここで汚染水とは石鹸をつけて体を洗ったタ
オルを洗面器に水を入れて濯いだ後の水である。汚染付
加後試料の接触角を測ると53°であった。紫外線のあ
たらない条件の下で、10重量%硝酸水溶液に10分間
浸漬し、純水で濯ぎ、自然乾燥させる洗浄操作を行っ
た。洗浄操作後、再度接触角を測ると18°まで低下し
ていた。このことから、有機物・無機物・金属イオンに
よる汚染物は硝酸水溶液で除去され、親水化を回復させ
る効果があることが確認できた。
【0108】(実施例8:温水浸漬による親水性の維
持)エチルシリケート(コルコート社製)を5g、テト
ラエチルオルソシリケート(コルコート社製)を5gを
混合したものを、メタノール74.5gで希釈後、2%
硝酸水溶液15.5gを添加し、撹拌して加水分解させ
た。次に、この加水分解させた液を、イソプロパノール
とジエチルエーテルを7:3で混合した液で10倍に希
釈し、プライマー液を得た。次に、石原産業製光触媒コ
ーティング液STK−01とSTK−03を等量混合
し、イソプロパノールとジエチルエーテルを7:3で混
合した液で10倍に希釈し、トップコーティング液を得
た。
【0109】スプレーコーティング法により、まず10
cm角のPMMA板を上記プライマー液で被覆し、その後
上記トップコーティング液で被覆し、自然乾燥後80℃
で30分間加熱して試料を得た。試料は紫外線照度50
0μW/cm2 のBLBランプを照射して水との接触角を7
°まで親水化させた。その後紫外線のあたらない条件の
下で45℃の温水に1ケ月間浸漬したところ、水との接
触角は25°以下を維持した。この結果、親水化した表
面に温水が常時存在していれば暗所維持性が向上し、低
照度下においても接触角を小さく維持できるとの示唆を
得た。
【0110】(実施例9:親水化速度の波長依存性)分
光老化試験機(スガ試験機製、SPW−7)を用いて、
実施例1の光触媒フィルムの親水化速度の波長依存性を
調査した。分光老化試験機は任意の波長の光を発生させ
ることができる。試料は、分光老化試験機分光照射部の
形状にあわせて、10mm×150mmにフィルムを切り取
り、その両端を粘着テープでアルミ板に貼り付け作成し
た。試料の中心を分光老化試験機分光照射部の中心にあ
わせて設置し、ほぼ同一のスペクトル特性をもつ各種波
長の紫外線450μW/cm2 を照射し、接触角の時間変化
を測定した。その結果を下表に示す。
【0111】
【表5】
【0112】この表から分かるように、中心波長320
nmの紫外光が最も親水化が早く進み、波長が低いほど親
水化速度が速く、短時間の照射で親水化できることが確
認できた。
【0113】(実施例10:白熱電球及び蛍光灯による
親水化の確認)実施例1と同様の試料を市販の60W白
熱電球及び18W白色蛍光灯で親水化できるか試みた。
スペクトルアナライザー(オプトリサーチ製)を用いて
試料表面照度が10μW/cm2 になるように条件をそろ
え、各ランプ点灯後接触角を測定した。白熱電球を照射
した試料、白色蛍光灯を照射した試料とも、150時間
照射後は水との接触角は初期から25°程度下った。比
較のためBLBランプを照射した試料の接触角の変化を
みたところ同様の挙動を示し、白熱電球でも白色蛍光灯
でもBLBランプと同等の速度で親水化が可能であるこ
とが確認できた。
【0114】(実施例11:白色蛍光灯への紫外蛍光体
の混入)白色蛍光灯に紫外光を出力する蛍光体を混入さ
せて、3種類の蛍光灯を試作した。試作した各蛍光灯の
照度を照度計(トプコン製)にて測定した。その後各蛍
光灯の紫外線照度を10μW/cm2 にそろえ、実施例2と
同様の試料を用いて親水化速度を調べた。親水化速度
は、初期の接触角と96時間紫外線照射後の接触角の差
とした。比較のため、標準の白色蛍光灯の紫外線照度、
親水化速度も同様に調べた。その結果を下表に示す。
【0115】
【表6】
【0116】紫外蛍光体を混入しても、光の色合い及び
紫外線照度は、標準の白色蛍光灯とほとんど変わらなか
った。紫外蛍光体1割及び2割混入品では、標準の蛍光
灯より紫外線照度が低いにもかかわらず、親水化の速度
は早くなった。白色蛍光灯に紫外蛍光体を混入すること
により、違和感がなく、安全でかつ親水化を効率的に行
える紫外光可視光兼用可能なランプが供給できることが
確認できた。
【0117】(実施例12:銀担持による防汚性の向
上)実施例1の光触媒フィルムを、浴室ユニット用の塩
ビ鋼板壁パネル全面に粘着材を用いて貼着して、光触媒
壁を得た。まず、光触媒壁の表面に紫外線照度1μW/cm
2 のBLBランプを24時間照射して、上記表面を接触
角0°まで親水化させた。その後親水化させた表面に、
1重量%硝酸銀水溶液をスプレーコーティング法により
塗布し、塗布面に紫外線照度1mW/cm2のBLBランプを
20分間照射して銀を還元固定させ、さらに余剰の硝酸
銀水溶液を水洗除去して銀担持光触媒壁を作成した。比
較用としてPETフィルム(東洋紡製、E5000)を
同様に壁パネルに手貼りしてPET鋼板壁を作成した。
光触媒壁及び銀担持光触媒壁及びPET鋼板壁を浴室ユ
ニットに組み込み、入浴モニターを実施して防汚性を評
価した。尚、入浴は1日4人とし、紫外線源は、北向き
の窓から入射する太陽光と入浴時のみ点灯する白熱電球
2灯(紫外線照度0.5μW/cm2 以下)とした。女性モ
ニターに汚れの負荷が大きく、汚れのつきやすい壁下部
の汚れ具合について評価してもらった。尚、評価の基準
は 5:まったく汚れていない 4:かすかに汚れてい
る 3:少し汚れている 2:かなり汚れている 1:
著しく汚れている の5段階とした。その結果を下表に
示す。
【0118】
【表7】
【0119】この表から分かるように、光触媒壁は、標
準のPET壁よりも汚れが付きにくい。また、銀を担持
することによってさらに防汚性が向上することが確認で
きた。
【0120】(実施例13:銀担持時間と防汚性能の関
係)実施例1と同様の試料を、実施例10の方法で、紫
外線を照射する時間を10分、20分、30分と3段階
に変えて3種類の試料を得た。3種類の試料を浴室内の
壁に固定して防汚評価を実施した。入浴は1日4人と
し、夜間には白色蛍光灯にて照度10μW/cm2 の紫外線
を15時間照射した。実施例2の光触媒フィルムも同様
に3種類の試料を作成し、防汚評価を実施した。尚、S
EMにより観察してみたところ、実施例1の光触媒フィ
ルムは膜厚50nm、実施例2の光触媒フィルムは膜厚3
00nmであった。防汚評価の結果、膜厚の薄い実施例1
の光触媒フィルムについては、銀を還元固定する際の紫
外線照射時間は本実験の範囲内においては、長い方がよ
り防汚性に優れることが確認できた。また膜厚の厚い実
施例2の光触媒フィルムについては、照射時間が本実験
の範囲内においては、短い方がより防汚性に優れること
が確認できた。
【0121】(実施例14:窓光による親水化の確認)
実施例1の光触媒フィルムを、量産ラインで塩ビ鋼板に
ラミネートして、浴室ユニット用の壁パネルを試作し
た。このパネルを親水化させずに浴室ユニットに組み込
み、北向きに設置した窓から入射する太陽光で親水化す
るか否かの確認を行った。量産パネルには、搬出入時の
傷防止のため、ポリエチレンの保護フィルムが貼着され
ており、これを剥がしてから組立を行った。組立後、シ
ャワーで壁に水をかけると一面に水滴がついた。パネル
表面には保護フィルムを貼着していた粘着剤が残ってい
たため、撥水性を示したものと思われる。試作したパネ
ルの一部を切り出して、接触角を測定すると約80°で
あった。
【0122】組立後1日おいてから入浴モニターを開始
した。入浴は1日4人とし、浴室内の照明は白熱電灯が
2灯(紫外線照度0.5μW/cm2 以下)ついており、入
浴時のみ点灯することとした。モニター開始後5日経過
時点で、壁面には親水性が発現し、シャワーで水をかけ
ると水は膜を形成して流れ落ち、水滴は認められなくな
っていた。20日経過時点では皮脂汚れ、石鹸かす、水
垢などが付着して汚くなるどころか、汚れは付着してお
らず、親水性を維持していた。
【0123】(実施例15:窓の有効性・汚れ方の差異
確認)市販の光触媒フィルム(日本曹達製、ビストレー
タF)を、量産ラインで塩ビ鋼板にラミネートして、浴
室ユニット用の壁パネルを試作した。このパネルを北側
に引き違い窓のついている浴室ユニット、窓のない浴室
ユニット各々に組み込み、防汚評価を実施した。壁は、
組み込み前にあらかじめ紫外線照度100μW/cm2 を照
射し、接触角25°まで親水化させておいた。入浴は1
日4人とし、浴室内の照明は白熱電灯2灯(紫外線照度
0.5μW/cm2 以下)であり、入浴時のみ点灯すること
とした。比較のため、当社浴室ユニットに標準採用して
いるPETフィルムを塩ビ鋼板にラミネートした壁も用
意し、窓のない浴室ユニットに組み込み、同様に防汚評
価を実施した。女性モニターに汚れの負荷が大きく、汚
れのつきやすい壁下部の汚れ具合について評価してもら
った。入浴日数60日時点では汚れ負荷の少ない壁上部
の評価も同時に行った。尚、評価の基準は 5:まった
く汚れていない 4:かすかに汚れている 3:少し汚
れている 2:かなり汚れている 1:著しく汚れてい
る、の5段階とした。その結果を以下に示す。
【0124】
【表8】
【0125】この表から分かるように、光触媒壁は窓の
ない浴室でも標準のPET壁より汚れが付きにくいこと
が確認できた。浴室に窓がついている場合では、窓から
の紫外線で更に汚れにくくなることが確認できた。ま
た、PET壁は上部にも水滴跡や水の流れた跡が付着
し、全体的に汚れるのに対し、光触媒壁は下部こそ汚れ
はするが、上部はほとんど汚れないことが確認できた。
参考までに窓から入射する紫外線照度を測定したとこ
ろ、窓の設置されている面に垂直な壁面では5〜10μ
W/cm2 以上の照度が7時間は確保できることが確認でき
た。さらに窓の対面の壁下部では、冬場でも10μW/cm
2 以上の照度が8時間確保できることが確認できた(平
成9年12月11日測定、天気晴れ)。
【0126】(実施例16:汚れの拭き取り性確認)実
施例15で防汚評価したパネルを用いて、汚れの拭き取
りやすさの確認を行った。確認の方法はまず手で触って
みることから始め、布による水拭き、洗剤をつけたスポ
ンジでこすり洗い、と段階を追って実施した。光触媒壁
は汚れが浮いたように付着しており、手でかるく触った
だけでも取れるほどであり、水をつけた布で軽く一拭き
すると壁の表面は清浄化された。それに対してPET壁
は汚れが強固に付着しており、水をつけた布で拭いただ
けではおちず、洗剤をつけたスポンジでこすり洗いして
みたが、それでも完全には除去することができなかっ
た。以上より、両者のパネルには汚れの付き方に違いが
あり、光触媒壁はPET壁より、汚れが落としやすく清
掃性が良いことが確認できた。
【0127】(実施例17:床の乾燥促進・ぬめり防止
効果)浴室のDAP(ジアリルフタレート)床に、チタ
ニアに対して銀を1重量%担持した光触媒(ST−K0
1、チタニア/シリケート比8/2)をスプレーコーテ
ィングして自然乾燥させた。上記の光触媒をコーティン
グした床を使って浴室ユニットを組み立て、防汚評価を
実施した。比較のため、光触媒をコーティングしていな
いDAP床を使った浴室ユニットでも同様の評価を行っ
た。入浴は1日4人とし、浴室に窓はなく、照明は白熱
灯2灯(紫外線照度0.5μW/cm2 以下)であり、入浴
時のみ点灯することとした。DAP床では毎日床面に水
溜まりができていたのに対し、光触媒床では親水効果に
より、水がかかっても薄い水膜を形成して水溜まりはで
きず、すぐに乾燥した。10日経過後、DAP床ではぬ
めりが確認されたが、光触媒床ではぬめりは確認されな
かった。このことから、親水性による乾燥促進効果と銀
の抗菌作用による微生物成育防止効果が確認できた。
【0128】(実施例18:銀担持光触媒の抗菌・抗カ
ビ効果)実施例17と同様の液を、実際の家庭内の浴室
タイル壁にスプレーコーティングし、光触媒の抗菌・抗
カビ効果の確認を行った。紫外線光源は浴室窓からの入
射光と60W白熱電球1灯のみであった。銀担持光触媒
をコーティング後、試薬を使ってタイル壁のタンパク
質、脂質の付着状況を調査した。試薬はタンパク質、ア
ミノ酸と反応して紫色に着色するニンヒドリンを使用し
た。11日後に試してみたところ、光触媒未処理部分は
紫色に変化したが、処理部分は変化がなかった。また、
光触媒未処理部分はカビが発生したが、処理部分はカビ
の成長が抑制された。以上より、銀の抗菌作用による低
照度下における光触媒の抗菌・抗カビ効果が確認でき
た。
【0129】(実施例19:便器の抗菌・防汚性)スプ
レーコーティング法により、実施例17と同様の光触媒
コーティング液を、前処理としてサンポール洗浄を行っ
た大便器・小便器各々に被覆した。コーティングの前後
にはドライヤー乾燥を行った。これは、コーティング前
に基材表面に熱を与えることでコーティングむらをおさ
え、コーティング後にシリケートの脱水縮合反応を加速
して密着性を増すためである。
【0130】便器をモニターにより通常使用して、処理
面と未処理面の汚れを比較した。大便器処理面の親水性
は3週間以上維持され、汚物の付着は認められなかっ
た。大便器の場合、用便前に洗浄しておくと、汚物の洗
浄効果がより顕著に認められた。一方、未処理面では汚
物付着が認められた。小便器処理面の親水性は3週間以
上維持され、臭気の発生が抑制された。すなわち尿中の
成分を分解して臭気を発生させる菌が死滅したか、もし
くは成長が抑制されたということである。一方、未処理
面では1週間経過後臭気が発生した。この試験により、
便器に光触媒を施すことによる洗浄性の向上及び抗菌・
防汚効果が確認できた。
【0131】(実施例20:銀担持フィルム・実尿抗菌
性能確認)スプレーコーティング法により実施例1の光
触媒フィルムに1重量%硝酸銀水溶液を塗布し、塗布面
に紫外線照度1mW/cm2のBLBランプを20分間照射し
て銀を還元固定させ、さらに余剰の硝酸銀水溶液を水洗
除去して試料1を得た。試料1の抗菌性を評価するた
め、実際に尿を滴下して24時間室温で放置し、菌数の
増減を調べた。比較のため、銀系無機抗菌剤含有シート
(試料2)、有機抗菌剤含有シート(試料3)及び光触
媒コーティングを施していないPETフィルム(試料
4)についても同様に評価した。紫外線照射条件は室内
の蛍光灯(1μW/cm2 以下)のみであり、尿の滴下後約
8時間点灯した。試料2、試料3、試料4では菌数が初
期に対して数10倍以上増加した。一方、試料1では菌
数は減少し、90%以上の殺菌能力を有することが確認
できた。
【0132】(実施例21:銅担持フィルム・実尿抗菌
性能確認)スプレーコーティング法により実施例1の光
触媒フィルムに1重量%酢酸銅水溶液を塗布し、塗布面
に紫外線照度1mW/cm2のBLBランプを10分間照射し
て銅を還元固定させ、さらに余剰の酢酸銅水溶液を水洗
除去して試料5を得た。実施例20と同様に抗菌性を評
価した。試料5においても試料1と同様に菌数は減少
し、90%以上の殺菌能力を有することが確認できた。
【0133】(実施例22:帯電防止効果)2重量%の
硝酸水溶液をメタノールとエチルシリケートの混合液に
添加したものにブルッカイト型チタニアゾルを加え、n
−プロパノールで10倍に希釈して光触媒コーティング
液を得た。便座に上記光触媒コーティング液をスプレー
コーティングし、自然乾燥後60℃で30分間加温し
た。防汚効果を見るため、便座にカーボンブラック乾燥
粉末をふりかけ、振動を与えた。比較のため光触媒処理
していない便座にも同様にカーボンブラックをふりか
け、振動を与えた。光触媒処理していない便座はカーボ
ンブラックの粉末を吸着して全体的に黒くなってしまっ
たが、光触媒処理した便座は粉末が振り落とされ元の清
浄な状態に戻った。このことから光触媒の帯電防止効果
による防汚効果が確認できた。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、紫外線照射を受けて親水性を示す部材を室内に有
し、可視光及び紫外線を該室内に当てる手段が設けられ
ている。したがって、汚れが付きにくく落ちやすい、ま
た乾きやすい、あるいは曇りにくいなどといった特性を
有する親水性の面を壁面や床面、鏡、天井、浴槽、便
器、便座、洗面器、カウンター、水栓金具、建具、収納
棚等に配した衛生設備室を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による衛生設備室(具体的
にはユニットバス浴室)を示す模式的な正面断面図であ
る。
【図2】図1に示すユニットバス浴室の模式的な側面断
面図である。
【図3】図1に示すユニットバス浴室の上から視た模式
的な平面図である。
【図4】図1〜図3に示すユニットバス浴室(衛生設備
室)の各機能を制御するコントローラー及びこれと各機
能との接続関係を示す図である。
【図5】図1に示す移動式照明灯の変形例を示すもので
あって、電球型蛍光ランプを示す断面図である。
【図6】図1に示す移動式照明灯の変形例を示すもので
あって、可視光ランプ・紫外線ランプ一体型照明灯(冷
陰極ランプタイプ)を示す断面図である。
【図7】図1に示す移動式照明灯の変形例を示すもので
あって、可視光ランプ・紫外線ランプ一体型照明灯(エ
キシマランプタイプ)を示す断面図である。
【図8】図1に示す移動式照明灯の変形例を示すもので
あって、リフレクター可動型の紫外線ランプを示す断面
図である。
【図9】図9は、接触角と流滴性持続時間の関係を表す
グラフである。
【符号の説明】
1 ユニットバス浴室 3 天井 5 壁面 7 床面 9 浴槽 11 アール部 13 傾斜部 15 スプリンク
ラー 16 移動式照明灯(可視光ランプ・紫外線ランプ一体
型) 17 可視光ランプ 18 紫外線ランプ 19 レール 21 上部壁面 23 下部壁面 25 アール幅木部 27 スプレッダー 29 ハンディタイ
プ紫外線ランプ 31 洗い場人感知センサー(赤外線センサー) 31a、33a 発光部 31b、33b 受
光部 33 浴槽人感知センサー 35 浴槽側壁 37 手すり 39 リフレクター 41 壁面照明(紫外線ランプ単独) 51 シャワー(埋込型) 53 混合水栓ツマ
ミ 55 ホース 57 ホース本体 61 カウンター 63 混合水栓ツマ
ミ 65 混合水栓蛇口 67 混合水栓本体 71 遮光板 73 小型紫外線ラ
ンプ 81 壁面傾斜部 83 壁面アール部 85 ドア 87 ドアロック装
置 91 照明スイッチ 93 紫外線ランプ
スイッチ 100 コントローラー 101 電球型蛍光ランプ(紫外線ランプ単独) 102 コード 103 天井板 105 上リフレクター 107 紫外線ラン
プ 109 下リフレクター 111 カバー 121 可視光ランプ・紫外線ランプ一体型照明灯(冷
陰極ランプタイプ) 122 コード 123 天井板 125 インバータ(高周波電源) 127 冷陰極ランプ 129、131 リ
フレクター 133 白熱灯 135 カバー 141 可視光ランプ・紫外線ランプ一体型照明灯(エ
キシマランプタイプ) 142 コード 143 天井板 145 インバータ(高周波電源) 147 エキシマランプ 149、151 リ
フレクター 153 白熱灯 155 カバー 161 リフレクター可動型紫外線ランプ 163 天井 165 紫外線ラン
プ 167 リフレクター 169 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 弘美 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 藤本 英史 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 高橋 一雄 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 國分 和也 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 豊福 信次 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 桁山 正吉 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 武田 宏二 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 平河 智博 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 森原 かおり 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線照射を受けて親水性を示す部材
    (親水性部材)を室内に有し、可視光及び紫外線を該室
    内に当てる手段が設けられていることを特徴とする衛生
    設備室。
  2. 【請求項2】 紫外線照射を受けて親水性を示す部材
    (親水性部材)を室内に有し、可視光及び紫外線を該室
    内に当てるランプが設けられていることを特徴とする衛
    生設備室。
  3. 【請求項3】 上記親水性部材が水との後退角20°以
    下の親水性を示すことを特徴とする請求項1又は2記載
    の衛生設備室。
  4. 【請求項4】 上記親水性部材表面に光触媒含有層、あ
    るいは銀、銅等の抗菌金属を担持した光触媒含有層が形
    成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載
    の衛生設備室。
  5. 【請求項5】 上記紫外線ランプが、主に315〜38
    0nmの波長の紫外線を発することを特徴とする請求項2
    〜4いずれか1項記載の衛生設備室。
  6. 【請求項6】 上記親水性部材表面における紫外線照度
    が平均で1μ W/cm2以上であることを特徴とする請求項
    1〜5いずれか1項記載の衛生設備室。
  7. 【請求項7】 上記可視光を室内に当てるランプ(可視
    光ランプ)が、通常の白色灯よりも赤色光成分を多く含
    み、近可視光紫外線照明による青味を打ち消すことを特
    徴とする請求項2〜6いずれか1項記載の衛生設備室。
  8. 【請求項8】 上記紫外線ランプの光の近可視光域及び
    可視光域(波長380〜600nm)を低減するフィルタ
    ーが設けられていることを特徴とする請求項2〜6いず
    れか1項記載の衛生設備室。
  9. 【請求項9】 上記紫外線ランプを、上記室内に人がい
    ないときに点灯するための手段(選択点灯手段)が設け
    られていることを特徴とする請求項2〜8いずれか1項
    記載の衛生設備室。
  10. 【請求項10】 上記選択点灯手段が、該室内外に設け
    られている、使用者が手動でON−OFFするスイッチ
    であることを特徴とする請求項9記載の衛生設備室。
  11. 【請求項11】 上記選択点灯手段が、上記衛生設備室
    のドアをロックする手段を含むことを特徴とする請求項
    9又は10記載の衛生設備室。
  12. 【請求項12】 上記選択点灯手段が、上記衛生設備室
    のドアをロックする手段を含み、上記ドアが開時には上
    記紫外線ランプをOFFすることを特徴とする請求項1
    0記載の衛生設備室。
  13. 【請求項13】 上記選択点灯手段が、上記可視光ラン
    プのON−OFFスイッチと逆に連動するシーソースイ
    ッチを含むことを特徴とする請求項9記載の衛生設備
    室。
  14. 【請求項14】 上記選択点灯手段が、人感知センサー
    を含むことを特徴とする請求項9記載の衛生設備室。
  15. 【請求項15】 上記衛生設備室が浴室であり、上記人
    感知センサーが、浴槽及び/又は洗い場に設けられた赤
    外線センサー又は重量センサーであることを特徴とする
    請求項14記載の衛生設備室。
  16. 【請求項16】 上記紫外線ランプに、紫外線遮蔽手段
    が付設されていることを特徴とする請求項2記載の衛生
    設備室。
  17. 【請求項17】 上記紫外線遮蔽手段が、紫外線ランプ
    本体の室内方向を遮る位置と開く位置との間で可動であ
    ることを特徴とする請求項16記載の衛生設備室。
  18. 【請求項18】 上記選択点灯手段がタイマーを含むこ
    とを特徴とする請求項9記載の衛生設備室。
  19. 【請求項19】 上記選択点灯手段が上記紫外線ランプ
    の所定期間当りの累積点灯時間を積算するタイマーを含
    むことを特徴とする請求項2記載の衛生設備室。
  20. 【請求項20】 上記紫外線ランプとして、手持ち移動
    が可能なランプが付設されていることを特徴とする請求
    項2記載の衛生設備室。
  21. 【請求項21】 上記紫外線ランプが室内において可動
    であることを特徴とする請求項2記載の衛生設備室。
  22. 【請求項22】 上記紫外線ランプが首振り式であるこ
    とを特徴とする請求項21記載の衛生設備室。
  23. 【請求項23】 上記紫外線ランプが、上記室内の天井
    及び/又は壁に沿って移動可能であることを特徴とする
    請求項21記載の衛生設備室。
  24. 【請求項24】 上記室内に、上記紫外線ランプから発
    せられる紫外線を反射するリフレクターが設けられてい
    ることを特徴とする請求項2記載の衛生設備室。
  25. 【請求項25】 上記リフレクターが可動式であること
    を特徴とする請求項24記載の衛生設備室。
  26. 【請求項26】 上記室内に、上記紫外線ランプから発
    せられる紫外線を配光するプリズム、スリット、又は導
    波路が設けられていることを特徴とする請求項2記載の
    衛生設備室。
  27. 【請求項27】 上記親水性部材が上記室内各部に配置
    されており、各部の親水性部材の特性が配置部位に応じ
    て異なることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記
    載の衛生設備室。
  28. 【請求項28】 上記親水性部材表面には光触媒含有層
    が形成されており、上記室内の上部の親水性部材には光
    触媒分解性及び抗菌性を有する光触媒含有層が形成され
    ており、室内の下部の親水性部材には上部の親水性部材
    より光触媒分解性及び抗菌性の強い光触媒含有層又は抗
    菌金属を担持した光触媒含有層が形成されていることを
    特徴とする請求項27記載の衛生設備室。
  29. 【請求項29】 上記衛生設備室の壁面が上下に分割さ
    れており、 上部壁面には光触媒分解性及び抗菌性を有する光触媒含
    有層が形成されており、 下部壁面には上部壁面より光触媒分解性及び抗菌性の強
    い光触媒含有層又は抗菌金属を担持した光触媒含有層が
    形成されていることを特徴とする請求項27記載の衛生
    設備室。
  30. 【請求項30】 上記親水性部材表面には光触媒含有層
    が形成されており、室内の隅部の親水性部材には親水性
    の継続性あるいは復活性の強い光触媒含有層が形成され
    ていることを特徴とする請求項27記載の衛生設備室。
  31. 【請求項31】 上記室内の天井及び/又は壁面が、紫
    外線ランプからの照射紫外線の入射角度が高くなる方向
    に湾曲又は傾斜していることを特徴とする請求項2記載
    の衛生設備室。
  32. 【請求項32】 上記室内の床幅木部が、紫外線ランプ
    からの照射紫外線の入射角度が高くなる方向に湾曲又は
    傾斜していることを特徴とする請求項2記載の衛生設備
    室。
  33. 【請求項33】 上記室内に配置されている器具類が埋
    込構造となっていることを特徴とする請求項1又は2記
    載の衛生設備室。
  34. 【請求項34】 上記室内における、手すり、腰壁手す
    り、インテリアバー、スライドバー、タオルかけ、シャ
    ワーフック、浴槽ハンドグリップ、ドアストッパー等の
    突出部の裏側又は突出している器具の中に局所紫外線照
    射用の小型紫外線ランプが設けられていることを特徴と
    する請求項1又は2記載の衛生設備室。
  35. 【請求項35】 上記室内における突出部の裏側に局所
    紫外線照射用の小型リフレクター又は集光板が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載の衛生設備
    室。
  36. 【請求項36】 上記可視光ランプと紫外線ランプを同
    一のカバー内に一式の照明灯として収めたことを特徴と
    する請求項2〜6いずれか1項記載の衛生設備室。
  37. 【請求項37】 上記可視光ランプと紫外線ランプを別
    体として異なる位置に配置したことを特徴とする請求項
    2〜6いずれか1項記載の衛生設備室。
  38. 【請求項38】 上記紫外線ランプが蛍光ランプ又は白
    熱電球であることを特徴とする請求項2〜6いずれか1
    項記載の衛生設備室。
  39. 【請求項39】 上記可視光及び紫外光を室内に当てる
    ランプが白色蛍光灯に紫外蛍光灯を混入させたランプで
    あることを特徴とする請求項2〜6いずれか1項記載の
    衛生設備室。
  40. 【請求項40】 上記紫外線ランプが冷陰極ランプであ
    ることを特徴とする請求項2〜6いずれか1項記載の衛
    生設備室。
  41. 【請求項41】 上記紫外線ランプが無電極ランプであ
    ることを特徴とする請求項2〜6いずれか1項記載の衛
    生設備室。
  42. 【請求項42】 上記紫外線ランプ設置部の天井面又は
    壁面、あるいは照明灯一式が取外し式となっていること
    を特徴とする請求項2〜6いずれか1項記載の衛生設備
    室。
  43. 【請求項43】 上記照明灯が、中心部に配置された白
    熱灯と、その周りに配置された冷陰極ランプと、を備え
    ることを特徴とする請求項36記載の衛生設備室。
  44. 【請求項44】 上記照明灯が壁付型であり、 該照明灯の下部に、上部をリフレクターに覆われたエキ
    シマランプが配置されていることを特徴とする請求項3
    6記載の衛生設備室。
  45. 【請求項45】 太陽光の入射する窓が設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の衛生設備室。
  46. 【請求項46】 室内に紫外光を当てるランプを備えた
    擬似窓が付設されていることを特徴とする請求項1又は
    2記載の衛生設備室。
  47. 【請求項47】 上記衛生設備室が浴室であり、天井面
    がアール形状を有することを特徴とする請求項1又は2
    記載の衛生設備室。
  48. 【請求項48】 上記衛生設備室が浴室であり、天井に
    スプリンクラーが設けられ、温水、酸性水、アルカリ
    水、軟水又は界面活性剤を吐出することを特徴とする請
    求項1又は2記載の衛生設備室。
  49. 【請求項49】 上記衛生設備室が浴室であり、天井又
    は上部壁面に散水管が設けられ、温水、酸性水、アルカ
    リ水、軟水又は界面活性剤を吐出することを特徴とする
    請求項1又は2記載の衛生設備室。
  50. 【請求項50】 上記衛生設備室が浴室であり、床面又
    は下部壁面に散水管又はスプレッダーが設けられ、温
    水、酸性水、アルカリ水、軟水又は界面活性剤を吐出す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の衛生設備室。
  51. 【請求項51】 上記衛生設備室が浴室であり、酸性
    水、アルカリ水又は軟水を生成する装置あるいは界面活
    性剤を吐出する装置を備えることを特徴とする請求項1
    又は2記載の衛生設備室。
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