JPH10313553A - 小型モータ - Google Patents

小型モータ

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Publication number
JPH10313553A
JPH10313553A JP11839297A JP11839297A JPH10313553A JP H10313553 A JPH10313553 A JP H10313553A JP 11839297 A JP11839297 A JP 11839297A JP 11839297 A JP11839297 A JP 11839297A JP H10313553 A JPH10313553 A JP H10313553A
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JP
Japan
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gear
output member
wheel
output
armature
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Application number
JP11839297A
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English (en)
Inventor
Hideji Sekine
根 秀 二 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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Publication date
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  • Dc Machiner (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートバックにおいての収納スペースを大き
くとる必要がないコンパクトな外形の小型モータを提供
する。 【解決手段】 第1の減速機構9、第1の減速機構9に
結合された第2の減速機構10と、第2の減速機構10
の出力端に一体的に結合され、ランバーサポート機構に
備えたサポート駆動レバーに当接可能なレバー押動部1
1dが形成されていて、第2の減速機構10により与え
られた回転力により回動してランバーサポート機構のサ
ポート駆動レバーを駆動可能な出力部材11を備えてい
る小型モータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のシート
バックに内蔵されてシートに座った乗員の腰椎の支持位
置を変更するランバーサポート機構の原動力に用いる小
型モータに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のシートバックに内蔵されてシー
トに座った乗員の腰椎の支持位置を変更するランバーサ
ポート機構の原動力となる小型モータとしては、アーマ
チュアの回転により回転するホイールギヤにリードスク
リューが結合され、このリードスクリューにナット体が
噛み合っているものが知られている。
【0003】このような小型モータでは、正方向の通電
によりケース内のアーマチュアが正回転すると、このア
ーマチュアに備えたアーマチュアシャフトが正回転し、
このアーマチュアシャフトに設けたウオームによってホ
イールギヤが減速して正回転し、ホイールギヤが正回転
することによってリードスクリューが正回転し、リード
スクリューに噛合されたナット体がリードスクリューの
長さ方向に沿う第1の方向に移動し、ナット体に固定さ
れたサポート駆動レバーが第1の方向に移動することに
よってサポート駆動レバーに結合されサポート板がシー
トバックに対して前進する。
【0004】これに反して、逆方向の通電によりケース
内のアーマチュアが逆回転すると、このアーマチュアに
備えたアーマチュアシャフトが逆回転し、このアーマチ
ュアシャフトに設けたウオームによってホイールギヤが
減速して逆回転し、ホイールギヤが逆回転することによ
ってリードスクリューが逆回転し、リードスクリューに
噛合されたナット体がリードスクリューの長さ方向に沿
う第2の方向に移動し、ナット体に固定されたサポート
駆動レバーが第2の方向に移動することによってサポー
ト駆動レバーに結合されサポート板がシートバックに対
して後退する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の小型
モータにおいては、リードスクリューの両端を回転可能
に支持するための軸受等の支持手段が必要になり、さら
に、該支持手段は、ナット体のストロークの両外側に配
置されなければならないから、リードスクリューおよび
ナット体部分が大きな長さ寸法をもつものとなり、シー
トバックにおいての収容スペースが大きくなるという問
題点があった。
【0006】また、上記の小型モータにおいては、アー
マチュアの回転をサポート板のストローク(約30mm)
に応じたナット体の移動に変換しなければならないた
め、アーマチュアの回転を大きく減速する必要があり、
それによって、アーマチュアシャフトのウオームとホイ
ールギヤの歯形およびリードスクリューとナット体の歯
形を大減速用の歯形とするため、歯車の歯形が複雑にな
りうるという問題点があった。
【0007】
【発明の目的】この発明に係わる小型モータは、シート
バックにおいての収納スペースを大きくとる必要がない
コンパクトな外形の小型モータを提供することを目的と
している。
【0008】
【発明の構成】
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる小型モータでは、ケースと、ケースの内周に配置さ
れたマグネットと、マグネットの内側に配置され、通電
によりケース内で回転するアーマチュアと、アーマチュ
アに備えたアーマチュアシャフトと、ケース内に収容さ
れて、アーマチュアシャフトに連結され、アーマチュア
シャフトの回転を減速する第1の減速機構と、ケース内
に収容されて第1の減速機構に連結され、第1の減速機
構の回転を減速する第2の減速機構と、第2の減速機構
の出力端に一体的に結合され、ランバーサポート機構に
備えたサポート駆動レバーに当接可能な螺旋状のレバー
押動部が形成されていて、第2の減速機構により与えら
れた回転力により回動してランバーサポート機構のサポ
ート駆動レバーを駆動可能な出力部材を備えている構成
としたことを特徴としている。
【0010】この発明の請求項2に係わる小型モータで
は、第1の減速機構には、アーマチュアシャフトに形成
されたウオームと、偏心軸部が形成されているとともに
枢支軸が挿通され、ウオームに噛合されて回転するホイ
ールギヤが備えられ、第2の減速機構には、ケースの内
側に配置されたアウタギヤと、アウタギヤに噛合可能に
配置され、ホイールギヤの偏心軸部に遊挿可能な偏心軸
部遊挿部と、少なくとも2個の出力ホイール押動部が形
成され、ホイールギヤの回転によりアウタギヤに噛合さ
れながら減速されて回転するインナギヤと、インナギヤ
の上側に配置され、インナギヤの出力ホイール押動部が
遊挿可能な押動部受けと、出力部材に結合される出力部
材結合部が形成され、インナギヤの回転により減速され
て回動する出力ホイールが備えられており、出力部材に
は、出力ホイールの出力部材結合部が嵌合可能な結合部
受けが形成されている構成としたことを特徴としてい
る。
【0011】この発明の請求項3に係わる小型モータで
は、出力ホイールと出力部材とのあいだには、出力ホイ
ールの出力部材結合部が予め定められた範囲を回動可能
なストローク設定部を形成したプレートが配置されてい
る構成としたことを特徴としている。
【0012】この発明の請求項4に係わる小型モータで
は、出力部材には、出力部材本体の中央にホイールギヤ
の同軸上に枢支軸を挿入可能な枢支軸挿通孔が形成され
ており、出力部材のレバー押動部には、出力部材本体の
外側に傾斜状押動面が形成され、この傾斜状押動面は、
出力部材が回転することにより、サポート駆動レバーを
出力部材本体の長さ方向に押動可能である構成としたこ
とを特徴としている。
【0013】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わる小型モータ
において、アーマチュアシャフトの回転は、第1の減速
機構により一段目の減速が行われて第2の減速機構に与
えられ、第2の減速機構により二段目の減速が行われて
出力部材を回動させる。そして、出力部材が回動するこ
とによって出力部材のレバー押動部がランバーサポート
機構のサポート駆動レバーを駆動する。それ故、ケース
内にそれぞれ配置された第1の減速機構と第2の減速機
構とによって、アーマチュアシャフトの回転が出力部材
に大減速されて与えられるから、リードスクリューとナ
ット体の組み合わせのものと比べて、ケースの外側に大
きく張り出すことがない。
【0014】この発明の請求項2に係わる小型モータに
おいて、アーマチュアシャフトが回転すると、第1の減
速機構によってウオームより回転力が与えられてホイー
ルギヤが回転する。そして、このホイールギヤの偏心軸
部が回転することによって、第2の減速機構によって偏
心軸部に偏心軸部遊挿部が遊挿されたインナギヤがアウ
タギヤに噛合しながら公転し、インナギヤが公転するこ
とによって、出力ホイール押動部が円運動するため、出
力ホイール押動部が押動部受けに遊挿された出力ホイー
ルが回動し、出力ホイールの回動によって、出力ホイー
ルの出力部材結合部が結合部受けに嵌合された出力部材
が回動する。そして、出力部材が回動することによっ
て、出力部材のレバー押動部がランバーサポート機構の
サポート駆動レバーを駆動する。それ故、請求項1の作
用に加え、アーマチュアシャフトの回転は、ウオームと
ホイールギヤとからなる第1の減速機構によって減速さ
れた後に、アウタギヤ、インナギヤ、出力ホイールから
なる第2の減速機構によってさらに減速されて出力され
るから、簡単な歯車の組み合わせによって大減速が図ら
れる。
【0015】この発明の請求項3に係わる小型モータに
おいて、出力部材は、プレートのストローク設定部の端
部に衝突することによってストロークが決められてい
る。それ故、請求項2の作用に加え、プレートのストロ
ーク設定部のみを変えることによって、出力部材のスト
ロークが簡単に変更される。
【0016】この発明の請求項4に係わる小型モータに
おいて、出力部材は、枢支軸挿通孔に枢支軸が挿入され
て第2の減速機構に備えた出力ホイールの出力部材結合
部とともに回動する。そして、出力部材は、回動するこ
とによって、レバー押動部の傾斜状押動面がサポート駆
動レバーを出力部材本体の長さ方向に押動する。それ
故、請求項2の作用に加え、出力部材は、ホイールギヤ
と同一の枢支軸によって同軸に回転可能に支持されるか
ら、リードスクリューを備えたもの比べて出力部材を支
持するための手段を別個に設ける必要がない。
【0017】
【実施例】図1ないし図5にはこの発明に係わる小型モ
ータの一実施例が示されている。
【0018】図示される小型モータ1は、主として、モ
ータケース2、ギヤケース3、第1のマグネット4、第
2のマグネット5、アーマチュア6、第1のブラシ7、
第2のブラシ8、第1の減速機構9、差動減速機構であ
る第2の減速機構10、出力部材11から構成されてお
り、アーマチュア6に、アーマチュアシャフト12と、
アーマチュアコア13と、アーマチュアコイル14と、
コンミュテータ15が備えられている。
【0019】モータケース2は、一端部が開放されてい
るとともに他端部が閉塞されており、内側に第1のマグ
ネット4、第2のマグネット5がそれぞれ取付けられて
いる。第1、第2のマグネット4、5は対向位置にN
極、S極がそれぞれ着磁されており、第1、第2のマグ
ネット4、5の内側に後述するアーマチュア6が配置さ
れている。
【0020】モータケース2の閉塞側端部の内側には、
アーマチュア6に備えたアーマチュアシャフト12の他
端部を回転可能に支持するための第1の軸受16が固定
されている。モータケース2は開放側の端部がビス17
によってギヤケース3にねじ止められている。
【0021】ギヤケース3は、モータケース2内に配置
されたアーマチュアシャフト12の突出側に配置されて
いる。ギヤケース3の中央部には、後述するアーマチュ
アシャフト12が挿入される丸孔状の図示しないシャフ
ト孔が形成されている。このシャフト孔内には、モータ
ケース2とは反対側の一端部に図示しない第2の軸受が
固定されているとともに、モータケース2側に図示しな
い第3の軸受が固定されている。
【0022】第1、第2のマグネット4、5の内側に配
置されたアーマチュア6には、前述したように、アーマ
チュアシャフト12、アーマチュアコア13、アーマチ
ュアコイル14,コンミュテータ15が備えられてい
る。
【0023】アーマチュアシャフト12のほぼ中央に
は、アーマチュアコア13が固定されている。アーマチ
ュアコア13には、予め定められたスロット数の巻回部
13aが形成されている。
【0024】アーマチュアコア13の近傍には、アーマ
チュアシャフト12上にコンミュテータ15が固定され
ている。コンミュテータ15には、アーマチュアコア1
3の巻回部13aと同数のコンミュテータ片15aが備
えられている。そして、アーマチュアコア15には、コ
ンミュテータ片15aにそれぞれ電気的に接続されたア
ーマチュアコイル14が巻回部13aに巻き付けられて
いる。アーマチュアコア14は前述した第1、第2のマ
グネット4、5の内周部に非接触で配置されている。
【0025】アーマチュア6のコンミュテータ15の外
側には、第1、第2のブラシ7、8がコンミュテータ片
15aにそれぞれ電気的に接続可能に対向配置されてい
る。第1、第2のブラシ7、8は、モータケース2の開
口側に取付けられた図示しないホルダベース上で同じく
図示しないブラシスプリングによりそれぞれのコンミュ
テータ片15aに向け押圧された状態で保持されている
とともに、図3に示される外部接続配線18によって図
示しない外部のシート駆動回路に電気的に接続される。
シート駆動回路には、ランバーサポート前進スイッチ、
ランバーサポート後退スイッチがそれぞれ設けられてい
るとともに、アーマチュア6が回転を拘束された際に発
生する電流変動を検出することによってランバーサポー
ト前進スイッチ、ランバーサポート後退スイッチによる
通電をカットオフする遮断回路が設けられている。
【0026】アーマチュア6は、シート駆動回路のラン
バーサポート前進スイッチがオン切換えされると、外部
接続配線18を通じて第1のブラシ7に電源の電位が与
えられるとともに第2のブラシ8が接地されるため、第
1のブラシ7、第1のブラシ7に電気的に接続されてい
るコンミュテータ片15a、このコンミュテータ片15
aに電気的に接続されているアーマチュアコイル14、
このアーマチュアコイル14に電気的に接続されている
対向位置のコンミュテータ片15a、このコンミュテー
タ片15aに電気的に接続されている第2のブラシ8に
電源の電流が流れ、アーマチュアコア13の巻回部13
aにおいて磁力が発生し、アーマチュアコア13より発
生した磁力と、第1、第2のマグネット4、5より発生
している磁力とによる電磁誘導によって、アーマチュア
シャフト12が図4中時計方向に正回転する。
【0027】上記とは異なり、アーマチュア6は、シー
ト駆動回路のランバーサポート後退スイッチがオン切換
えされると、外部接続配線18を通じて第2のブラシ8
に電源の電位が与えられるとともに第1のブラシ7が接
地されるため、第2のブラシ8、第2のブラシ8に電気
的に接続されているコンミュテータ片15a、このコン
ミュテータ片15aに電気的に接続されているアーマチ
ュアコイル14、このアーマチュアコイル14に電気的
に接続されている対向位置のコンミュテータ片15a、
このコンミュテータ片15aに電気的に接続されている
第1のブラシ7に電源の電流が流れ、アーマチュアコア
13のコイル巻回部13aにおいて磁力が発生し、アー
マチュアコア13より発生した磁力と、第1、第2のマ
グネット4、5より発生している磁力とによる電磁誘導
によって、アーマチュアシャフト12が図4中反時計方
向に逆回転する。
【0028】一方、アーマチュアシャフト13のギヤケ
ース3内に突出した部位には、ウオーム12aが形成さ
れている。ウオーム12aは、第1の減速機構9の一部
を構成するものであって、ホイールギヤ19に噛み合っ
ている。
【0029】ホイールギヤ19は、第1の減速機構9の
他の一部を構成するものであって、このホイールギヤ1
9には、図4に示されるように、円板状に形成されたホ
イールギヤ本体19aの外側縁に、ウオーム12aに噛
合される歯部(はす歯)19bが形成されているととも
に、このホイールギヤ本体19aの上側に、ホイールギ
ヤ本体19aの中心に対して偏心した偏心軸部19c
と、ホイールギヤ本体19aの中心に同心の同心軸部1
9dが形成されており、ホイールギヤ本体19aの中央
に、丸孔の枢支軸挿通孔19eが形成されている。
【0030】ホイールギヤ19は、ギヤケース3内に固
定された枢支軸20が枢支軸挿通孔19eに挿入される
ことによって回転可能に支持されている。そして、ホイ
ールギヤ19は、アーマチュアシャフト12が図4中時
計方向に正回転することによって、ウオーム12aを介
し正方向の回転力が伝達され、減速された回転数でもっ
て図4中時計方向に回転するため、偏心軸部19cがホ
イールギヤ本体19aの中心に対して偏心しながら図4
中時計方向に回転する。これに反して、ホイールギヤ1
9は、アーマチュアシャフト12が図4中反時計方向に
逆回転することによって、ウオーム12aを介し逆方向
の回転力が伝達され、減速された回転数でもって図4中
反時計方向に回転するため、偏心軸部19cがホイール
ギヤ本体19aの中心に対して偏心しながら図4中反時
計方向に回転する。
【0031】ホイールギヤ19の上側には、インナギヤ
21が配置されている。インナギヤ21は、第2の減速
機構10の一部を構成するものであって、このインナギ
ヤ21には、円環板形のインナギヤ本体21aの外側縁
に歯部(平歯)21bが形成されている。この歯部21
bは後述するアウタギヤ22に噛み合う。
【0032】インナギヤ21には、インナギヤ本体21
aの中央に、偏心軸部第1遊挿部21cが形成されてい
る。偏心軸部第1遊挿部21cは、前述したホイールギ
ヤ19の偏心軸部19cが遊挿可能な内径寸法に形成さ
れている。
【0033】インナギヤ21には、インナギヤ本体21
aの上面に、対向位置において丸棒形にして上方にそれ
ぞれ突出した一対の出力ホイール押動部21d、21e
が形成されている。出力ホイール押動部21d、21e
は、後述する出力ホイール23に形成された押動部受け
23c、23dにそれぞれ遊挿される。
【0034】インナギヤ21の外側には、アウタギヤ2
2が配置されている。アウタギヤ22は、第2の減速機
構10の他の一部を構成するものであって、インナギヤ
21の外径寸法よりも大きい内径寸法をもって円環板形
をなしていてアウタギヤ本体22aの内周側にインナギ
ヤ21の歯部21bの歯数よりも少ない数の歯部(平
歯)22bが形成されており、アウタギヤ本体22aが
ギヤケース3内に固定されている。
【0035】インナギヤ21は、ウオーム12aとによ
り減速されたホイールギヤ19が図4中時計方向に回転
することによって、ホイールギヤ19の偏心軸部19c
の回転を受けて歯部21bがアウタギヤ22の歯部22
bに噛み合いながらアウタギヤ22の内側を減速された
回転数で図4中反時計方向に偏心しながら公転するた
め、出力ホイール押動部21d、21eがアウタギヤ2
2の内側を図4中反時計方向に公転する。これに反し
て、ウオーム12aとにより減速されたホイールギヤ1
9が図4中時計方向に逆回転することによって、ホイー
ルギヤ19の偏心軸部19cの逆回転を受けて歯部21
bがアウタギヤ22の歯部22bに噛み合いながらアウ
タギヤ22の内側を減速された回転数で図4中時計方向
に公転するため、出力ホイール押動部21d、21eが
アウタギヤ22の内側を図4中時計方向に公転する。
【0036】インナギヤ21の上側には、出力ホイール
23が配置されている。出力ホイール23は、第2の減
速機構10の残りの一部を構成するものであって、出力
ホイール23には、円環板形の出力ホイール本体23a
の中央に同心軸部第2遊挿部23bが形成されている。
同心軸部第2遊挿部23bは、前述したホイールギヤ1
9の同心軸部19dが遊挿可能な内径寸法に形成されて
いる。
【0037】出力ホイール23には、出力ホイール本体
23aの上面に、対向位置において丸孔形にして一対の
押動部受け23c、23dがそれぞれ形成されている。
押動部受け23c、23dは、インナギヤ21の出力ホ
イール押動部21d、21eの外径寸法よりも大きい内
径寸法を有し、内側にインナギヤ21の出力ホイール押
動部21d、21eが遊挿される。
【0038】そして、出力ホイール23には、出力ホイ
ール本体23aの上面に、同心軸部第2遊挿部23bの
円周に沿って予め定められた長さ寸法をもって、上方に
向けて矩形に突出した出力部材結合部23eが形成され
ている。出力部材結合部23eは、後述する出力部材1
1に結合される。
【0039】出力ホイール23は、インナギヤ21がア
ウタギヤ22の内側で図4中反時計方向に公転すること
によって、インナギヤ21の出力ホイール押動部21
d、21eによって押動部受け23c、23dがインナ
ギヤ21の公転方向に図4中反時計方向に押動されるた
め、アウタギヤ22の内側で図4中反時計方向に公転す
る。その際、出力ホイール23の出力部材結合部23e
がアウタギヤ22の中心と同心で図4中反時計方向に円
運動を行う。これに反して、出力ホイール23は、イン
ナギヤ21がアウタギヤ22の内側で図4中時計方向に
公転することによって、インナギヤ21の出力ホイール
押動部21d、21eによって押動部受け23c、23
dがインナギヤ21の公転方向に図4中時計方向に押動
されるため、アウタギヤ22の内側で図4中時計方向に
公転する。その際、出力ホイール23の出力部材結合部
23eがアウタギヤ22の中心と同心で図4中時計方向
に円運動を行う。出力ホイール23の円運動は、ウオー
ム12aとホイールギヤ19とからなる第1の減速機構
9およびアウタギヤ22、インナギヤ21、出力ホイー
ル23からなる第2の減速機構10によるため、アーマ
チュアシャフト12の回転が簡単な歯車の組み合わせに
よって大減速されて出力ホイール23に伝えられる。
【0040】出力ホイール23の上側には、プレート2
4が配置されている。プレート24は、略五角形の薄い
板であって、外側に設けられたねじ孔24a、24a、
24aを通したビス25をギヤケース3にねじ込むこと
によってギヤケース3に固定されている。
【0041】プレート24の中央には、略丸孔状のスト
ローク設定部24bが形成されている。このストローク
設定部24bは、円弧部24b1と、円弧部24b1の
端部に配置された第1、第2のエンド24b2、24b
3とからなる。円弧部24b1の内径寸法は、出力ホイ
ール23が公転する際の出力部材結合部23eの軌跡円
の大きさよりもわずかに大きい。
【0042】プレート24は、ストローク設定部24b
内に枢支軸20、出力ホイール23の出力部材結合部2
3eがそれぞれ挿入されるため、出力ホイール23がイ
ンナギヤ21によって図4中反時計方向に公転する際、
出力ホイール23の出力部材結合部23eが第1のエン
ド24b2に衝突するまで出力ホイール23の回動を許
容し、出力ホイール23の出力部材結合部23eが第1
のエンド24b2に衝突したら、出力ホイール23の回
動を阻止する。これに反して、プレート24は、出力ホ
イール23がインナギヤ21によって図4中時計方向に
公転する際、出力ホイール23の出力部材結合部23e
が第2のエンド24b3に衝突するまで出力ホイール2
3の回動を許容し、出力ホイール23の出力部材結合部
23eが第2のエンド24b3に衝突したら、出力ホイ
ール23の回動を阻止する。この場合、円弧部24b1
は、約270度に選ばれているが、円弧部24b1の角
度を変更することによって出力ホイール23の回動スト
ロークが任意に選ばれる。
【0043】ギャケース3にねじ止めされ、ストローク
設定部24b上に出力ホイール23の出力部材結合部2
3eおよび枢支軸20が突出したプレート24上には出
力部材11が配置されている。
【0044】出力部材11には、略円筒形の出力部材本
体11aの中央に枢支軸挿通孔11bが形成されている
とともに、出力部材本体11aの下部に角孔形の結合部
受け11cが形成されている。枢支軸挿通孔11bの内
径寸法は枢支軸20の外径寸法よりもわずかに大きい。
また、結合部受け11cの孔の大きさは、出力ホイール
23の出力部材結合部23eの外形の大きさよりもわず
かに大きい。
【0045】出力部材11は、結合部受け11cがプレ
ート24上に突出している出力ホイール23の出力部材
結合部23eに挿嵌されるとともに、枢支軸挿通孔11
bがプレート24上に突出した枢支軸20に回動可能に
挿通され、出力部材本体11aから突出した枢支軸20
の端部にファスナ26が嵌着されている。出力部材本体
11aはファスナ26が枢支軸20の端部に嵌着される
ことによって枢支軸20から抜け止めされている。この
とき、出力部材11は、ホイールギヤ19と同一の枢支
軸20によって同軸に回転可能に支持されるため、出力
部材11の両端を支持するための手段を別個に設ける必
要がない。
【0046】出力部材本体11aの外側には、レバー押
動部11dが形成されている。レバー押動部11dは、
プレート24から離れた出力部材本体11aの先端部か
らプレート24に近い出力部材本体11aの基端部まで
のあいだに、出力部材本体11aのまわりを螺旋状にし
て形成されており、このレバー押動部11dには、出力
部材本体11aの先端部から基端部に近付くに従い、出
力部材本体11aの筒方向に、図4中左回りにしてプレ
ート24からの高さ寸法が小さくなる傾斜状押動面11
eが形成されている。この傾斜状押動面11eは、出力
部材本体11aの径方向が、出力部材本体11aの枢支
軸挿通孔11bに挿入された枢支軸20の軸方向に対し
てほぼ直交しており、図5に示されるランバーサポート
機構30に備えたサポート駆動レバー31が当接する。
【0047】出力部材11は、出力ホイール23の出力
部材結合部23eがプレート24のストローク設定部2
4b内を図4中反時計方向に回動することによって、レ
バー押動部11dの傾斜状押動面11eに当接している
サポート駆動レバー31を図5中前方に向けて押圧し、
その後に、出力ホイール23の出力部材結合部23eが
プレート24の第1のエンド24b2に衝突したところ
で回動が停止されてサポート駆動レバー31の押圧を止
める。これに反して、出力ホイール23の出力部材結合
部23eがプレート24のストローク設定部24b内を
図4中時計方向に回動することによって、レバー押動部
11dの傾斜状押動面11eに当接しているサポート駆
動レバー31を図5中前方に向けて押圧せず、その後
に、出力ホイール23の出力部材結合部23eがプレー
ト24の第2のエンド24b3に衝突したところで回動
が停止される。このとき、出力部材11には、第1の減
速機構9および第2の減速機構10によって、アーマチ
ュアシャフト12の回転が大減速されて与えられるた
め、アーマチュアシャフト12の回転を減速するのに複
雑な歯形の歯車を必要としないから、出力部材11が第
2の減速機構10上に大きく張り出すことがない。な
お、ランバーサポート機構30は、戻しばねがなくて
も、乗員の着座力によって復帰する。
【0048】ランバーサポート機構30は、シートのシ
ートバックに内蔵されており、図5に示されるように、
サポート駆動レバー31の基端部31aがシートバック
の骨組みとなるフレーム32に回動可能にして支持され
ていて、図示しない戻しばねにより図5中時計方向であ
る後退方向に向けて付勢されている。そして、サポート
駆動レバー31の先端部31bがサポート板33が回動
可能に支持されている。サポート板33はシートに座っ
た乗員の腰椎にあたるシートバックのほぼ中央に配置さ
れている。ランバーサポート機構30は、戻しばねに抗
してサポート駆動レバー31に図5中反時計方向に向け
た回動力が与えられると、サポート板33が位置Aから
位置Bまで前進移動してシートバックの中央部において
突出し、これに反して、サポート駆動レバー31に図5
中反時計方向に向けた回動力が与えられなくなると、戻
しばねの弾性復元力によってサポート板33が位置Bか
ら位置Aまで後退移動してシートバックの中央部におい
て突出しなくなる。
【0049】このような構造を有する小型モータ1は、
シートバック内において、出力部材11のレバー押動部
11dに形成された傾斜状押動面11eがランバーサポ
ート機構30のサポート駆動レバー31の中央部31c
に当接された状態で、ギヤケース3がフレーム32に固
定され、外部接続配線18がシート駆動回路に電気的に
接続されて車体に搭載される。
【0050】サポート板33が位置Aにあってシートバ
ックの中央部において突出していない復帰の状態におい
て、シート駆動回路のランバーサポート前進スイッチが
オン切換えされると、外部接続配線18を通じて第1の
ブラシ7に電源の電位が与えられるとともに第2のブラ
シ8が接地されるため、アーマチュアシャフト12が図
4中時計方向に正回転し、アーマチュアシャフト12が
正回転することによって、ウオーム12aを介してホイ
ールギヤ19が図4中時計方向に正回転する。
【0051】ホイールギヤ19が図4中時計方向に回転
することによって、インナギヤ21がホイールギヤ19
の偏心軸部19cの回転を受けてアウタギヤ22の内側
を減速された回転数で図4中反時計方向に公転するた
め、インナギヤ21の出力ホイール押動部21d、21
eがアウタギヤ22の内側を図4中反時計方向に公転
し、出力ホイール23の出力部材結合部23eがアウタ
ギヤ22の中心と同心で図4中反時計方向に円運動し、
出力ホイール23の出力部材結合部23eがプレート2
4のストローク設定部24b内を図4中反時計方向に回
動することによって、出力部材11が図4中反時計方向
に回動し、戻しばねに抗してサポート駆動レバー31を
図5中後方に向けて押圧する。
【0052】サポート駆動レバー31が図5中後方に向
けて押圧されたランバーサポート機構30は、サポート
駆動レバー31が図5中反時計方向に回動するため、サ
ポート板33が位置Aから位置Bに向けて移動してシー
トバックの中央部において突出する。
【0053】図4中反時計方向に回動する出力部材11
は、出力ホイール23の出力部材結合部23eがプレー
ト24の第1のエンド24b2に衝突したところで出力
ホイール23の出力部材結合部23eが回動を阻止され
てサポート駆動レバー31の押圧を止めるため、ランバ
ーサポート機構30のサポート板33がシートバックの
中央部において突出する位置Bで停止する。このとき、
出力ホイール23の出力部材結合部23eがプレート2
4の第1のエンド24b2に衝突したところで回動を阻
止されることによって、インナギヤ21、ホイールギヤ
19、アーマチュアシャフト12もそれぞれ回転が拘束
されるため、シート駆動回路に設けた遮断回路が働いて
ランバーサポート前進スイッチによる通電がカットオフ
される。
【0054】そして、サポート板33が位置Bにあって
シートバックの中央部において突出している状態におい
て、シート駆動回路のランバーサポート後退スイッチが
オン切換えされると、外部接続配線18を通じて第2の
ブラシ8に電源の電位が与えられるとともに第1のブラ
シ7が接地されるため、アーマチュアシャフト12が図
4中反時計方向に逆回転し、アーマチュアシャフト12
が逆回転することによって、ウオーム12aを介してホ
イールギヤ19が図4中反時計方向に逆回転する。
【0055】ホイールギヤ19が図4中反時計方向に回
転することによって、インナギヤ21がホイールギヤ1
9の偏心軸部19cの回転を受けてアウタギヤ22の内
側を減速された回転数で図4中時計方向に公転するた
め、インナギヤ21の出力ホイール押動部21d、21
eがアウタギヤ22の内側を図4中時計方向に公転し、
出力ホイール23の出力部材結合部23eがアウタギヤ
22の中心と同心で図4中時計方向に円運動し、出力ホ
イール23の出力部材結合部23eがプレート24のス
トローク設定部24b内を図4中時計方向に回動するこ
とによって、出力部材11が図4中時計方向に回動す
る。
【0056】出力部材11が図4中時計方向に回転を始
めると、ランバーサポート機構30は、戻しばねの弾性
復元力によってサポート駆動レバー31が図5中時計方
向に戻り回動するため、サポート板33が位置Bから位
置Aに向けて移動してシートバックの中央部において突
出しなくなる。
【0057】図4中時計方向に回動する出力部材11
は、出力ホイール23の出力部材結合部23eがプレー
ト24の第2のエンド24b3に衝突したところで出力
ホイール23の出力部材結合部23eが回動を阻止され
るため、ランバーサポート機構30のサポート板33が
シートバックの中央部において突出しない位置Aで停止
する。このとき、出力ホイール23の出力部材結合部2
3eがプレート24の第2のエンド24b3に衝突した
ところで回動を阻止されることによって、インナギヤ2
1、ホイールギヤ19、アーマチュアシャフト12も回
転が拘束されるため、シート駆動回路に設けた遮断回路
が働いてランバーサポート後退スイッチによる通電がカ
ットオフされる。
【0058】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に係わる小型モータによれば、アーマチュアシャ
フトの回転は、第1の減速機構により一段目の減速が行
われて第2の減速機構に与えられ、第2の減速機構によ
り二段目の減速が行われて出力部材を回動させる。そし
て、出力部材が回動することによって出力部材のレバー
押動部がランバーサポート機構のサポート駆動レバーを
駆動する。それ故、ケース内にそれぞれ配置された第1
の減速機構と第2の減速機構とによって、アーマチュア
シャフトの回転が出力部材に大減速されて与えられるか
ら、リードスクリューとナット体の組み合わせのものと
比較して、ケースの外側に大きく張り出すことがない。
よって、シートバックにおいての収納スペースを大きく
とる必要がないという優れた効果を奏する。
【0059】この発明の請求項2に係わる小型モータに
よれば、アーマチュアシャフトが回転すると、第1の減
速機構によってウオームより回転力が与えられてホイー
ルギヤが回転する。そして、、このホイールギヤの偏心
軸部が回転することによって、第2の減速機構によって
偏心軸部に偏心軸部遊挿部が遊挿されたインナギヤがア
ウタギヤに噛合しながら公転し、インナギヤが公転する
ことによって、出力ホイール押動部が円運動するため、
出力ホイール押動部が押動部受けに遊挿された出力ホイ
ールが回動し、出力ホイールの回動によって、出力ホイ
ールの出力部材結合部が結合部受けに嵌合された出力部
材が回動する。そして、出力部材が回動することによっ
て、出力部材のレバー押動部がランバーサポート機構の
サポート駆動レバーを駆動する。それ故、請求項1の効
果に加え、アーマチュアシャフトの回転は、ウオームと
ホイールギヤとからなる第1の減速機構によって減速さ
れた後に、アウタギヤ、インナギヤ、出力ホイールから
なる第2の減速機構によってさらに減速されて出力され
るから、簡単な歯車の組み合わせによって大減速が図ら
れるという優れた効果を奏する。
【0060】この発明の請求項3に係わる小型モータに
よれば、出力部材は、プレートのストローク設定部の端
部に衝突することによってストロークが決められてい
る。それ故、請求項2の効果に加え、プレートのストロ
ーク設定部のみを変えることによって、出力部材のスト
ロークが簡単に変更されるという優れた効果を奏する。
【0061】この発明の請求項4に係わる小型モータに
よれば、出力部材は、枢支軸挿通孔に枢支軸が挿入され
て第2の減速機構に備えた出力ホイールの出力部材結合
部とともに回動する。そして、出力部材は、回動するこ
とによって、レバー押動部の傾斜状押動面がサポート駆
動レバーを出力部材本体の長さ方向に押動する。それ
故、請求項2の効果に加え、出力部材は、ホイールギヤ
と同一の枢支軸によって同軸に回転可能に支持されるか
ら、リードスクリューを備えたもの比べて出力部材を支
持するための手段を別個に設ける必要がないという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる小型モータの一実施例の部分
破断正面図である。
【図2】図1に示した小型モータの平面図である。
【図3】図1に示した小型モータの右側面図である。
【図4】図1に示した小型モータにおいての減速機構の
各部品の組み合わせを表す外観斜視図である。
【図5】図1に示した小型モータのランバーサポート機
構組付け状態の外観図である。
【符号の説明】
1 小型モータ 2 (ケース)モータケース 3 (ケース)ギヤケース 4 (マグネット)第1のマグネット 5 (マグネット)第2のマグネット 6 アーマチュア 9 第1の減速機構 10 第2の減速機構 11 出力部材 11c 結合部受け 11d レバー押動部 11e 傾斜状押動面 12 アーマチュアシャフト 12a ウオーム 19 ホイールギヤ 19c 偏心軸部 19d 枢支軸挿通孔 20 枢支軸 21 インナギヤ 21c (偏心軸部遊挿部)偏心軸部第1遊挿部 21d 出力ホイール押動部 21e 出力ホイール押動部 22 アウタギヤ 23 出力ホイール 23c 押動部受け 23d 押動部受け 23e 出力部材結合部 24 プレート 24b ストローク設定部 30 ランバーサポート機構 31 サポート駆動レバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、 上記ケースの内周に配置されたマグネットと、 上記マグネットの内側に配置され、通電により上記ケー
    ス内で回転するアーマチュアと、 上記アーマチュアに備えたアーマチュアシャフトと、 上記ケース内に収容されて上記アーマチュアシャフトに
    連結され、該アーマチュアシャフトの回転を減速する第
    1の減速機構と、 上記ケース内に収容されて上記第1の減速機構に連結さ
    れ、第1の減速機構の回転を減速する第2の減速機構
    と、 上記第2の減速機構の出力端に一体的に結合され、ラン
    バーサポート機構に備えたサポート駆動レバーに当接可
    能な螺旋状のレバー押動部が形成されていて、該第2の
    減速機構により与えられた回転力により回動して該ラン
    バーサポート機構のサポート駆動レバーを駆動可能な出
    力部材を備えていることを特徴とする小型モータ。
  2. 【請求項2】 第1の減速機構には、アーマチュアシャ
    フトに形成されたウオームと、偏心軸部が形成されてい
    るとともに枢支軸が挿通され、該ウオームに噛合されて
    回転するホイールギヤが備えられ、 第2の減速機構には、ケースの内側に配置されたアウタ
    ギヤと、該アウタギヤに噛合可能に配置され、該ホイー
    ルギヤの偏心軸部に遊挿可能な偏心軸部遊挿部と、少な
    くとも2個の出力ホイール押動部が形成され、ホイール
    ギヤの回転によりアウタギヤに噛合されながら減速され
    て回転するインナギヤと、該インナギヤの上側に配置さ
    れ、該インナギヤの出力ホイール押動部が遊挿可能な押
    動部受けと、出力部材に結合される出力部材結合部が形
    成され、インナギヤの回転により減速されて回動する出
    力ホイールが備えられており、 出力部材には、上記出力ホイールの出力部材結合部が嵌
    合可能な結合部受けが形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の小型モータ。
  3. 【請求項3】 出力ホイールと出力部材とのあいだに
    は、該出力ホイールの出力部材結合部が予め定められた
    範囲を回動可能なストローク設定部を形成したプレート
    が配置されていることを特徴とする請求項2に記載の小
    型モータ。
  4. 【請求項4】 出力部材には、出力部材本体の中央にホ
    イールギヤと同軸上に枢支軸を挿入可能な枢支軸挿通孔
    が形成されており、出力部材のレバー押動部には、出力
    部材本体の外側に傾斜状押動面が形成され、この傾斜状
    押動面は、出力部材が回転することにより、サポート駆
    動レバーを出力部材本体の長さ方向に押動可能であるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の小型モータ。
JP11839297A 1997-05-08 1997-05-08 小型モータ Pending JPH10313553A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106218460A (zh) * 2015-06-02 2016-12-14 现代自动车株式会社 折叠座椅致动器
KR102120487B1 (ko) * 2019-11-07 2020-06-08 덕일산업 주식회사 럼버 서포트 액츄에이터

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106218460A (zh) * 2015-06-02 2016-12-14 现代自动车株式会社 折叠座椅致动器
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