JPH10313484A - ハンズフリー装置の制御方法 - Google Patents

ハンズフリー装置の制御方法

Info

Publication number
JPH10313484A
JPH10313484A JP9135900A JP13590097A JPH10313484A JP H10313484 A JPH10313484 A JP H10313484A JP 9135900 A JP9135900 A JP 9135900A JP 13590097 A JP13590097 A JP 13590097A JP H10313484 A JPH10313484 A JP H10313484A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
call
key
vehicle
telephone
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9135900A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Sakagami
達也 坂上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP9135900A priority Critical patent/JPH10313484A/ja
Publication of JPH10313484A publication Critical patent/JPH10313484A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】通話不能エリアに入る直前に発信操作があれ
ば、発信を保留して通話の途中で回線が切断されてしま
うことを防止できるようにする。 【解決手段】電波状態の良好でない通話不能エリアのデ
ータを予め作成しておき、発信操作があったときに、ナ
ビゲーションシステムからのナビデータ、通話不能エリ
アデータ及び車速センサによる自車速に基づき、現在位
置からΔT時間後に自車が通話不能エリアに到達するか
どうかを予測し、到達すると予測されるときには発信を
保留してその旨を報知する。また発信保留後、発信操作
からTmax時間を経過するまでにΔT時間以上の通話が
可能なエリアがあればそのエリアに到達した時点で相手
側との回線を接続し、そのような通話可能なエリアがな
ければ発信操作を無効にしてその旨を報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車室内に設けら
れ電話機を手で持つことなく通話ができるハンズフリー
装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話機を手で持つことなく通話可
能なハンズフリー装置を自動車の車室内に設置すること
が提案され、特に最近の携帯用電話機(以下、携帯電話
という)の普及に伴って携帯電話を装着するタイプのハ
ンズフリー装置が考えられており、この種の装置は例え
ば図8に示すように構成されている。
【0003】図8に示すように、センターコンソールや
グローボックス等にクレードル1が設置され、このクレ
ードル1には市販の各種携帯電話HTを収容できる凹状
部2が形成され、凹状部2には携帯電話HTの収容を検
出してハンズフリー動作を可能にするための検出スイッ
チSが設けられている。
【0004】さらに図8に示すように、クレードル1に
はケーブル3が接続されており、このケーブル3の先端
に設けられたコネクタ4が、携帯電話HT側にも設けら
れたコネクタに接続されることによって、クレードル1
を介して図示しない制御回路に携帯電話HTが接続さ
れ、制御回路からの制御コード信号によって携帯電話H
Tの動作が制御されるようになっている。
【0005】また図8に示すように、クレードル1には
相手側からの音声を送出するためのスピーカ6が接離自
在に接続されると共に、通話キー、終了キー、保留キー
等の電話操作用の各種操作キー7を有する操作手段と、
車室内の乗員の発する音声を集音するための内蔵マイク
8とから成る操作ユニット9が、クレードル1に接離自
在に接続され、音量調整用つまみ10がクレードル1に
設けられている。
【0006】そして、コネクタ4を携帯電話HT側のコ
ネクタに接続して携帯電話HTをクレードル1の凹状部
2に収容すると、上記した制御回路によって携帯電話H
Tを制御することが可能になり、例えばドライバがひと
りで運転中に着信がある場合、スピーカ6から呼出音が
送出され、ドライバが操作ユニット9の通話キーをオン
することにより、携帯電話HTが回線接続状態に制御さ
れて相手側との通話が可能になる一方、ドライバが発信
する場合には、操作ユニット9の通話キーをオンして所
定の電話番号をダイヤルするか、或いは携帯電話HTに
予め登録した電話番号のなかから所定の電話番号を呼び
出すべく操作ユニット9の所定キーを操作してダイヤル
することにより、携帯電話HTが発信状態に制御されて
所望の通話先の電話機が呼び出される。
【0007】このとき、通常制御回路側から予め規定さ
れた所定の制御コード信号のうち操作されたキーに応じ
た制御コード信号が携帯電話HTに出力され、携帯電話
HTが所定の動作状態に制御されるようになっており、
この制御コード信号は各種の携帯電話メーカで共通にす
べく規格化されている。
【0008】また、クレードル1は自動車のバッテリに
も接続されているため、凹状部2に携帯電話HTを収容
することによって、携帯電話HTを充電することもでき
るようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したハン
ズフリー装置の場合、例えばトンネル等の電波状態の良
好でない通話不能エリアに入る直前にドライバが発信操
作を行ったときには、通話不能エリアに入った時点で回
線を維持できなくなり、ドライバ及び相手側が通話して
いる途中で突然に回線が切断されてしまうという問題が
あった。
【0010】この発明が解決しようとする課題は、通話
不能エリアに入る直前に発信操作があれば、発信を保留
して通話の途中で回線が切断されてしまうことを防止で
きるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
車室内に設置されて携帯用電話機に接離自在に接続さ
れ、前記電話機に接続された状態で前記電話機のキー以
外に別途設けられた通話キー、終了キー、保留キー等の
電話操作用キーの操作に応じて前記電話機の動作状態を
制御し、着信があったときには呼出音を発生し、通話時
には相手側からの通話音声をスピーカより送出すると共
に車室内で発せられる音声をマイクにより集音して相手
側に送出するハンズフリー装置において、電波状態の良
好でない通話不能エリアを道路地図データから求めて通
話不能エリアデータを予め作成しておき、前記電話操作
用キーの操作による発信操作があったときに、ナビゲー
ションシステムから目的地までの経路データ、自車の位
置データ等のナビデータを取り込むと共に、車速センサ
により検出される自車速度を取り込み、前記通話不能エ
リアデータに基づき現在位置から所定時間後に自車が通
話不能エリアに到達するかどうかを予測し、到達すると
予測されるときには発信保留すべく前記電話機を制御す
ることを特徴としている。
【0012】このような構成によれば、例えばトンネル
等の電波状態の良好でない通話不能エリアに入る直前に
ドライバが発信操作を行っても、発信処理により回線が
接続される前に、発信が保留される。
【0013】従って、従来のように通話不能エリアに入
ったときに通話の途中で回線が切断されてしまうことが
ない。
【0014】このとき、請求項2に記載のように、車室
内に設置されて携帯用電話機に接離自在に接続され、前
記電話機に接続された状態で前記電話機のキー以外に別
途設けられた通話キー、終了キー、保留キー等の電話操
作用キーの操作に応じて前記電話機の動作状態を制御
し、着信があったときには呼出音を発生し、通話時には
相手側からの通話音声をスピーカより送出すると共に車
室内で発せられる音声をマイクにより集音して相手側に
送出するハンズフリー装置において、電波状態の良好で
ない通話不能エリアを道路地図データから求めて通話不
能エリアデータを予め作成しておき、前記電話操作用キ
ーの操作による発信操作があったときに、ナビゲーショ
ンシステムから道路地図データ、自車の位置データ等の
ナビデータを取り込むと共に、車速センサにより検出さ
れる自車速度を取り込み、進行方向に分岐路が存在し、
その分岐路の少なくともひとつに通話不能エリアがある
場合に、自車が現在位置から所定時間後にその通話不能
エリアに到達すると予測されるときには、発信保留すべ
く前記電話機を制御するようにしてもよい。
【0015】さらに、請求項3に記載のように、発信保
留した旨の報知を行うようにすると、発信操作をした者
が発信保留されたことを容易に把握することができる。
【0016】ところで、請求項4に記載のように、発信
保留した後であって、発信操作から予め定めた最大時間
を経過するまでの間に、通話可能な時間が前記所定時間
以上継続するエリアが存在しないと予測されるときに
は、発信操作を無効にしてその旨を発信操作した者に対
して報知し、存在すると予測されるときには、その通話
可能なエリアに到達した時点で発信処理をして回線を接
続するようにすれば、一旦発信保留されたときでも所定
時間以上通話できるエリアがある場合には、そのエリア
に到達した時点で回線が接続され、呼出先に必要な要件
を伝えることが可能である。
【0017】一方、通話可能なエリアがあっても、通話
できる時間が所定時間に満たない場合や、通話可能なエ
リアが全くない場合には、発信操作が無効にされてその
旨が報知され、発信操作をした者は発信できなかったこ
とを容易に把握することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態について図
1ないし図7を参照して説明する。ここで、図1はブロ
ック図、図2は一部の詳細なブロック図、図3及び図4
は動作説明用のフローチャート、図5ないし図7は動作
説明図である。但し、本実施形態におけるハンズフリー
装置の外観構成は基本的に図8に示すものとほぼ同じで
あるため、以下の説明では図8も参照する。
【0019】まず図1について説明する。同図におい
て、20は通信手段であり、クレードル1に収容された
携帯電話HTとケーブル3及びコネクタ4により接続さ
れ、着信を検出して呼出音を発生する。
【0020】21はナビゲーションシステムであり、C
D−ROM等のデータ格納手段22に記憶された地図デ
ータから目的地や自車位置周辺の道路地図データや、目
的地までの経路データを読み出し、読み出した道路地図
データまたは経路データに基づく道路地図を図外の表示
手段の画面上に自車位置と共に表示し、音声も使って目
的地まで誘導する機能を有する。また上記したデータ格
納手段22には、上記した地図データから予め求めたト
ンネルや高架下、橋上等の電界強度が微弱なエリア、つ
まり電波状態が良好でない通話不能エリアデータも格納
されており、ナビゲーションシステム21によってこの
通話不能エリアデータがデータ格納手段22から読み出
されるようになっている。
【0021】23はメッセージ送出手段であり、後述す
る制御手段により制御され、半導体メモリ等から成るメ
モリ23aに記憶された所定のメッセージデータを音声
合成部23bにより音声合成し、通信手段20及び携帯
電話HTを介して相手側に送出する。
【0022】24は制御手段であり、マイクロコンピュ
ータ等により構成され、車速を検出する車速センサS
A、パーキングブレーキ状態を検出するパーキングブレ
ーキセンサSB等の各種センサからの信号が入力され、
通信手段20に接続され、基本的に操作ユニット9のキ
ー操作に応じた制御コード信号を通信手段20を介し携
帯電話HTに出力して携帯電話HTを制御し、通信手段
20を介して携帯電話HTから出力される制御コード信
号に応じてハンズフリー装置の制御を行うと共に、通話
時にスピーカ6及びマイク8を制御する機能を有する。
尚図1において、ATは携帯電話HTのアンテナであ
る。
【0023】つぎに、制御手段24の内部構成を示す図
2について説明する。
【0024】図2において、24aは車速センサSA、
パーキングブレーキセンサSB等の各種センサからの信
号が入力される入力部、24bはナビゲーションシステ
ム21から目的地までの経路データ、自車の位置データ
等のナビデータ及び通話不能エリアデータを取り込むナ
ビデータ取込部、24cは判断部であり、入力部24a
へのセンサ出力から、自車が走行中かどうかを判断する
と共に、ナビデータ取込部24bに取り込んだナビデー
タ、通話不能エリアデータ及び車速センサによる車速等
に基づき、図5に示すように、現在位置から所定時間で
あるΔT時間後に自車が例えばトンネルA等の通話不能
エリアに到達するかどうかを予測する。このΔT時間と
は、必要な要件を相手側に伝えるのに必要と思われる最
低限の時間(例えば1〜2分程度)に設定される。
【0025】このとき、判断部24cは、図6に示すよ
うに、目的地までの経路誘導をしない場合であって、ナ
ビゲーションシステム21から取り込んだ道路地図デー
タから、自車の進行方向に分岐路が存在しその分岐路の
少なくともひとつにトンネルA等の通話不能エリアがあ
ると判断されるときに、自車が現在位置からΔT時間後
にその通話不能エリアに到達するかどうかも予測する。
【0026】24dは予め定められた発信保留の最大時
間に相当するタイマ時間Tmax (>2×ΔT)をカウン
トする内蔵タイマ、24eは主制御部であり、通信手段
20を介して携帯電話HTから出力される制御コード信
号に応じて各部の制御を行い、特に通話時には通話音声
の集音及び送出を行うべくスピーカ6及びマイク8を制
御する機能を有すると共に、操作キー7のいずれかの操
作時に、コード信号出力部24fを制御して、予め規定
された所定の制御コード信号のうち操作されたキーに応
じた制御コード信号を通信手段20を介して携帯電話H
Tに出力し、携帯電話HTを所定の動作状態に制御する
機能を有する。
【0027】また、主制御部24eは、発信操作即ち操
作キー7である通話キーがオンされて所定の電話番号が
ダイヤルされたときに、タイマ24dを制御してカウン
トをスタートさせると共に、判断部24cにより、分岐
路も含めて現在位置からΔT時間後に自車が通話不能エ
リアに到達すると予測されたときに携帯電話HTを発信
保留状態に制御すべくコード信号出力部24fから通信
手段20を介して所定の制御コード信号を出力させ、メ
ッセージ送出手段23を制御してドライバに対して発信
保留された旨のメッセージを送出させる機能を有する。
【0028】ところで、判断部24cは、主制御部24
eにより携帯電話HTが発信保留された後であって、発
信操作からタイマ24dによりカウントされるタイマ時
間Tmax を経過するまでの間に、通話可能な時間がΔT
時間以上継続するエリアが存在するかどうか、例えば図
7に示すようにトンネルAと次のトンネルAとの間に通
話可能な時間がΔT時間以上継続するエリアが存在する
かどうかを予測し、判断部24cにより、このような通
話可能なエリアが存在しないと予測されたときには、主
制御部24eは、ドライバによる発信操作を無効にし、
メッセージ送出手段23を制御してドライバに対して発
信操作を無効にした旨のメッセージを送出させ、存在す
ると予測されたときには、そのような通話可能なエリア
に到達した時点で発信処理をして回線を接続する機能を
有する。
【0029】つぎに、上記したハンズフリー装置の動作
について図3及び図4のフローチャートを参照して説明
する。
【0030】まず図3に示すように、制御手段24の主
制御部24eにより発信操作があるか否か、即ち操作キ
ー7である通話キーがオンされて所定の電話番号がダイ
ヤルされたか否かの判定がなされ(ステップS1)、こ
の判定結果がYESであれば後に詳述する発信処理が行
われ(ステップS2)、その後再びステップS1に戻
る。
【0031】一方、上記したステップS1の判定結果が
NOであれば、主制御部24eにより着信があるか、つ
まり発信者側の電話機からの着信信号があるか否かの判
定がなされ(ステップS3)、この判定結果がYESで
あれば操作キー7である通話キーの操作による回線接続
を含む所定の着信処理が行われ(ステップS4)、その
後ステップS1に戻り、ステップS3の判定結果がNO
であれば通話中か否かの判定がなされ(ステップS
5)、この判定結果がNOであればステップS1に戻
る。
【0032】また、ステップS5の判定結果がYESで
あれば、終話操作即ち操作キー7である終了キーの操作
があったか否かの判定がなされ(ステップS6)、この
判定結果がYESであれば、回線が切断される通話終了
処理が行われ(ステップS7)、その後ステップS1に
戻り、ステップS6の判定結果がNOであれば、相手側
の終話操作による終話信号があるか否かの判定がなされ
(ステップS8)、この判定結果がYESであればステ
ップS7の処理に移行し、判定結果がNOであればその
ままステップS1に戻る。
【0033】つぎに、上記した発信処理について詳細に
説明すると、図4に示すように、まず車速センサSA、
パーキングブレーキセンサSBの出力に基づき走行中か
否かの判定がなされ(ステップT1)、この判定結果が
NOであれば後述するステップT9の処理に移行し、判
定結果がYESであれば発信保留中か否かの判定がなさ
れ(ステップT2)、この判定結果がYESであれば後
述するステップT7の処理に移行し、判定結果がNOで
あれば、ナビデータ取込部24bに取り込んだナビデー
タ、通話不能エリアデータ及び入力部24aへのセンサ
出力に基づき、現在位置からΔT時間の範囲内にトンネ
ルなどの通話不能エリアがあるか否か、言い換えれば現
在位置からΔT時間後に自車が例えばトンネル等の通話
不能エリアに到達するか否かの判定がなされる(ステッ
プT3)。
【0034】そして、ステップT3の判定結果がNOで
あれば後述するステップT9の処理に移行し、判定結果
がYESであれば、通話不能エリアに入って回線が突然
切断されてしまうことを防止するために発信保留され
(ステップT4)、メッセージ送出手段23が制御され
てドライバに向け発信が保留された旨の所定のメッセー
ジが送出される(ステップT5)。このときのメッセー
ジとしては、例えば“回線を維持できません。発信を一
時保留します。”といった内容が考えられる。
【0035】続いて、タイマ24dのカウントがスター
トされ(ステップT6)、通話不能エリアに入ったか否
かの判定がなされ(ステップT7)、この判定結果がY
ESであれば後述するステップT10の処理に移行し、
判定結果がNOであれば、通話不能エリアを出たと判断
されて再びその位置からΔT時間の範囲内にトンネルな
どの通話不能エリアがあるか否かの判定がなされ(ステ
ップT8)、この判定結果がNOであれば、その先には
通話不能エリアがないと判断されて発信処理が行われ
(ステップT9)、呼出先との回線が接続されて通常の
通話をすることが可能になり、その後動作は終了する。
【0036】一方、ステップT8の判定結果がYESで
あれば、タイマ24dのカウント時間がTmax に達した
か否かの判定がなされ(ステップT10)、この判定結
果がYESであれば、発信操作が無効にされ、メッセー
ジ送出手段23が制御されてドライバに向け発信操作が
無効にされた旨の所定のメッセージが送出され(ステッ
プT11)、その後動作は終了する。このときのメッセ
ージとしては、例えば“発信できませんでした。”とい
った内容が考えられる。
【0037】また、ステップT10の判定結果がNOで
あれば、着信があるか否かの判定がなされ(ステップT
12)、この判定結果がNOであれば上記したステップ
T7に移行し、判定結果がYESであればそのまま動作
は終了し、図3に示すステップS4の着信処理により相
手側との回線が接続されて通話を行えることになる。こ
のとき回線が接続されても、すぐに通話不能エリアに入
って回線が切断されてしまうため、メッセージ送出手段
23を制御して相手側に対しまもなく通話不能エリアに
入る旨のメッセージを送出するようにしてもよい。
【0038】従って、例えばドライバが走行中に発信操
作をしたときに、自車が現在位置からΔT時間後に分岐
路も含めてトンネル等の通話不能エリアに到達すると予
測された場合には、図4のステップT1〜T5の処理に
より、携帯電話HTが発信保留状態に制御され、メッセ
ージ送出手段23によりドライバに対して発信保留され
た旨のメッセージが送出される。
【0039】また、このように発信保留された後発信操
作をしてからTmax 時間を経過するまでの間に、通話不
能エリアが断続するものの通話可能な時間がΔT時間以
上継続する場合には、図4のステップT6〜T9の処理
により、その通話可能なエリアに到達した時点で一旦相
手側との回線が接続されて必要な要件を伝達することが
できる。
【0040】一方、このように発信保留された後、発信
操作をしてからTmax 時間を経過するまでの間に通話不
能エリアが断続し、その間においてΔT時間以上通話が
可能なエリアがないときには、図4のステップT6〜T
8、T10及びT11の処理により、Tmax 時間を経過
した時点で発信操作が無効にされてその旨のメッセージ
がドライバに対して送出される。このとき、発信保留中
にΔTの時間以上の通話が可能なエリアに入り、しかも
TMax 時間を経過するまでの間に着信があれば、ステッ
プT10、T12の処理を経て相手側との回線が接続さ
れて通話できる状態となる。
【0041】さらに、発信保留された後、発信操作をし
てからTmax 時間を経過するまで通話不能エリアが継続
する場合には、図4のステップT6、T7、T10及び
T11処理により、Tmax 時間を経過した時点で発信操
作が無効にされてその旨のメッセージがドライバに対し
て送出される。
【0042】このように、上記した実施形態によれば、
電波状態の良好でない通話不能エリアに入る直前にドラ
イバが発信操作を行った場合に発信が保留されるため、
従来のように通話不能エリアに入ったときに通話の途中
で突然回線が切断されてしまうことを防止できる。
【0043】また、発信保留した旨が報知されるため、
発信操作をしたドライバは発信保留されたことを容易に
把握することができる。
【0044】さらに、発信保留した後に発信操作からT
max 時間を経過するまでの間に、ΔT以上の時間通話が
可能なエリアが存在しない場合や、通話が可能なエリア
があっても通話できる時間がΔT時間に満たない場合に
は、発信操作が無効にされてその旨が発信操作したドラ
イバに対して報知されるため、ドライバは通話不能エリ
アを通過してから再度発信操作をし直せばよいことを容
易に認識できる。
【0045】一方、発信保留した後に発信操作からTma
x 時間を経過するまでの間に、ΔT以上の時間通話が可
能なエリアが存在するときには、その通話可能なエリア
に到達した時点で回線が接続されるため、その通話可能
なエリアを通過する間に相手側に必要な要件を伝えるこ
とが可能になる。
【0046】なお、上記実施形態では、通話不能エリア
がトンネルである場合について説明しているが、トンネ
ル以外に橋の上や高架下等が電波状態の良好でない通話
不能エリアに該当する。
【0047】また、上記実施形態では、発信保留した旨
及び発信操作を無効にした旨をメッセージとして音声に
より出力する場合について説明しているが、これらメッ
セージに代えて、警告ランプの点灯等によりその旨を報
知するようにしてもよいのは勿論である。
【0048】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、通話不能エリアに入る直前に発信操作を行った
場合には発信が保留されるため、通話不能エリアに入っ
たときに通話の途中で回線が突然切断されてしまうこと
を未然に防止でき、従来のように回線が切断されること
による不快感を防止することが可能になる。
【0049】さらに、請求項2に記載の発明によれば、
進行方向に分岐路が存在するときにその分岐路のうちひ
とつにでも通話不能エリアがあれば、通話不能エリアに
入る直前に発信操作を行った場合には発信が保留される
ため、請求項1に記載の発明の場合と同様に、通話不能
エリアに入ったときに通話の途中で回線が突然切断され
てしまうことを未然に防止できる。
【0050】また、請求項3に記載の発明によれば、発
信保留した旨を報知するため、発信操作をした者は発信
が保留されたことを容易に把握することができる。
【0051】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
ΔT以上の時間通話が可能なエリアに到達した時点で回
線が接続されるため、その通話可能なエリアを通過する
間に相手側に必要な要件を伝えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のブロック図である。
【図2】同上の一部の詳細なブロック図である。
【図3】同上の動作説明用フローチャートである。
【図4】同上の動作説明用フローチャートである。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】同上の動作説明用図である。
【図7】同上の動作説明用図である。
【図8】この発明の背景となるハンズフリー装置の外観
斜視図である。
【符号の説明】
6 スピーカ 7 操作キー 8 マイク 20 通信手段 22 データ格納手段 21 ナビゲーションシステム 23 メッセージ送出手段 24 制御手段 24a 入力部 24b ナビデータ取込部 24c 判断部 24d タイマ 24e 主制御部 24f コード信号出力部 HT 携帯電話
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 1/60 H04M 1/60 A // G09B 29/10 G09B 29/10 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に設置されて携帯用電話機に接離
    自在に接続され、前記電話機に接続された状態で前記電
    話機のキー以外に別途設けられた通話キー、終了キー、
    保留キー等の電話操作用キーの操作に応じて前記電話機
    の動作状態を制御し、着信があったときには呼出音を発
    生し、通話時には相手側からの通話音声をスピーカより
    送出すると共に車室内で発せられる音声をマイクにより
    集音して相手側に送出するハンズフリー装置において、 電波状態の良好でない通話不能エリアを道路地図データ
    から求めて通話不能エリアデータを予め作成しておき、 前記電話操作用キーの操作による発信操作があったとき
    に、ナビゲーションシステムから目的地までの経路デー
    タ、自車の位置データ等のナビデータを取り込むと共
    に、車速センサにより検出される自車速度を取り込み、 前記通話不能エリアデータに基づき現在位置から所定時
    間後に自車が通話不能エリアに到達するかどうかを予測
    し、 到達すると予測されるときには発信保留すべく前記電話
    機を制御することを特徴とするハンズフリー装置の制御
    方法。
  2. 【請求項2】 車室内に設置されて携帯用電話機に接離
    自在に接続され、前記電話機に接続された状態で前記電
    話機のキー以外に別途設けられた通話キー、終了キー、
    保留キー等の電話操作用キーの操作に応じて前記電話機
    の動作状態を制御し、着信があったときには呼出音を発
    生し、通話時には相手側からの通話音声をスピーカより
    送出すると共に車室内で発せられる音声をマイクにより
    集音して相手側に送出するハンズフリー装置において、 電波状態の良好でない通話不能エリアを道路地図データ
    から求めて通話不能エリアデータを予め作成しておき、 前記電話操作用キーの操作による発信操作があったとき
    に、ナビゲーションシステムから道路地図データ、自車
    の位置データ等のナビデータを取り込むと共に、車速セ
    ンサにより検出される自車速度を取り込み、 進行方向に分岐路が存在し、その分岐路の少なくともひ
    とつに通話不能エリアがある場合に、自車が現在位置か
    ら所定時間後にその通話不能エリアに到達すると予測さ
    れるときには発信保留すべく前記電話機を制御すること
    を特徴とするハンズフリー装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 発信保留した旨の報知を行うことを特徴
    とする請求項1または2に記載のハンズフリー装置の制
    御方法。
  4. 【請求項4】 発信保留した後であって、発信操作から
    予め定めた最大時間を経過するまでの間に、通話可能な
    時間が前記所定時間以上継続するエリアが存在しないと
    予測されるときには、発信操作を無効にしてその旨を発
    信操作した者に対して報知し、存在すると予測されると
    きには、その通話可能なエリアに到達した時点で発信処
    理をして回線を接続することを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載のハンズフリー装置の制御方法。
JP9135900A 1997-05-10 1997-05-10 ハンズフリー装置の制御方法 Withdrawn JPH10313484A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9135900A JPH10313484A (ja) 1997-05-10 1997-05-10 ハンズフリー装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9135900A JPH10313484A (ja) 1997-05-10 1997-05-10 ハンズフリー装置の制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10313484A true JPH10313484A (ja) 1998-11-24

Family

ID=15162455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9135900A Withdrawn JPH10313484A (ja) 1997-05-10 1997-05-10 ハンズフリー装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10313484A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001002805A1 (fr) * 1999-07-06 2001-01-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif de navigation
JP2006217095A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Nec Corp 移動通信システム、携帯通信端末、情報サーバ及びそれらに用いる感度悪化通知方法並びにそのプログラム
US7206588B2 (en) 2002-09-13 2007-04-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Communication device and communication system
JP2007258782A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Sanyo Electric Co Ltd 通信システム及びナビゲーション装置
JP2010011010A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Fujitsu Ltd 携帯端末

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001002805A1 (fr) * 1999-07-06 2001-01-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif de navigation
US6411894B2 (en) 1999-07-06 2002-06-25 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Navigation device
US7206588B2 (en) 2002-09-13 2007-04-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Communication device and communication system
JP2006217095A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Nec Corp 移動通信システム、携帯通信端末、情報サーバ及びそれらに用いる感度悪化通知方法並びにそのプログラム
JP2007258782A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Sanyo Electric Co Ltd 通信システム及びナビゲーション装置
JP2010011010A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Fujitsu Ltd 携帯端末

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6600975B2 (en) In-vehicle communication device and communication control method
KR100796714B1 (ko) 운전 중 통화를 제한하는 휴대폰
EP0851699B1 (en) A mobile communication apparatus with a security function and a method of communicating with a base station with security
US8108009B2 (en) In-vehicle hands free device
JPH10304464A (ja) ハンズフリー装置の制御方法
US8542818B2 (en) Vehicle call device, call system, center, and calling method
US8126514B2 (en) In-vehicle apparatus, cellular phone device, and method for controlling communication therebetween
JP2004140731A (ja) 車載用ハンズフリー電話装置
JP2003051896A (ja) 車載用通信装置及びその方法
JPH10313484A (ja) ハンズフリー装置の制御方法
JP3330843B2 (ja) ハンズフリー装置及びその制御方法
JP3124001B2 (ja) 緊急通報システム端末機器および緊急通報システム
JP2006303585A (ja) ハンズフリー通話装置
US7146173B2 (en) Method and network for answering calls to mobile terminals according to user-defined response modes
JP3755417B2 (ja) 移動体電話用車載システム
JPH10154955A (ja) 携帯電話機、基地局および携帯電話機の高速移動状態検出方法
JP3194725B2 (ja) 緊急通報方法及び緊急通報システム端末機器
JPH10303806A (ja) ハンズフリー装置
JP2002335584A (ja) 無線通信端末の着信制御装置および車内無線通信システム
JP2002345020A (ja) 携帯端末
JP2000216916A (ja) 緊急通報システム端末機器および緊急通報システム
JPH10315876A (ja) ハンズフリー装置及びその制御方法
JP3142265B2 (ja) 緊急通報システム端末機器および緊急通報システム
JP4039166B2 (ja) 緊急通報装置
JP3225233B2 (ja) 緊急通報システム端末機器および緊急通報システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040803