JPH10313246A - 信号発生装置および方法 - Google Patents

信号発生装置および方法

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Publication number
JPH10313246A
JPH10313246A JP9121073A JP12107397A JPH10313246A JP H10313246 A JPH10313246 A JP H10313246A JP 9121073 A JP9121073 A JP 9121073A JP 12107397 A JP12107397 A JP 12107397A JP H10313246 A JPH10313246 A JP H10313246A
Authority
JP
Japan
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clock signal
signal
input
voltage
controlled oscillator
Prior art date
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Application number
JP9121073A
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English (en)
Inventor
Masahiro Yumiba
正裕 弓場
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP9121073A priority Critical patent/JPH10313246A/ja
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログ電圧を電圧制御発振器に入力させて
任意の周波数のクロック信号を発生させるとき、このク
ロック信号の周波数の精度を向上させる。 【解決手段】 電圧制御発振器9が出力するクロック信
号f2をカウントし、このクロック信号f2より高周波
で高精度なクロック信号f1を外部入力してカウントす
る。このクロック信号f1のカウント数が事前に設定さ
れた数値と一致するとクロック信号f2のカウント数を
検出し、このカウント数と事前に設定された数値とを比
較して電圧制御発振器9に入力されるアナログ電圧を補
正することで、高精度なクロック信号f1と同等な精度
で任意の周波数のクロック信号f2を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電圧制御発振器で
クロック信号を発生させる信号発生装置および方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、電圧制御発振器を利用してクロッ
ク信号を発生する信号発生装置が、クロック信号を必要
とする各種の機器に利用されている。電圧制御発振器
は、入力されるアナログ電圧に対応して出力するクロッ
ク信号の周波数が変化するので、アナログ電圧の調節に
よりクロック信号を各種の周波数で出力することができ
る。
【0003】例えば、特開昭57−188155号公報
などに開示されているスタッフ同期方式の信号伝送装置
では、送信部と受信部とが伝送路のクロック周波数と整
数比の関係にない周波数で動作する。このため、送信部
では、送信クロックを分周して疑似データフレームを生
成し、この疑似データフレームと伝送路データフレーム
との位相を比較してスタッフ情報を生成し、このスタッ
フ情報を通信する情報とともに伝送路のクロック周波数
で伝送路に送出する。
【0004】一方、信号発生装置に相当する受信部で
は、受信したスタッフ情報と伝送路データフレームと受
信クロックを分周した疑似データフレームとを利用し
て、受信クロックを送信クロックと一致するよう周波数
制御する。より詳細には、スタッフ情報と伝送路データ
フレームから送信部の疑似データフレームと同等な分周
パルスを生成し、電圧制御発振器が発生する受信クロッ
クの周波数を分周して分周パルスを生成する。これらの
分周パルスの位相差をアナログ電圧に変換して電圧制御
発振器を制御することにより、受信部の受信クロックを
送信部の送信クロックに一致させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなスタッフ
同期方式の信号伝送装置の受信部では、所望の周波数の
クロック信号を発生させるため、電圧制御発振器に入力
させるアナログ電圧を調節している。
【0006】しかし、上述した信号伝送装置では、伝送
路データフレームを正確に再生するためには、送信部と
受信部とで伝送路のクロック周波数を高精度に一致させ
る必要がある。このため、受信部の信号発生装置では、
伝送路と同一の周波数のクロック信号を生成しており、
伝送路のクロック信号と同一の精度で任意の周波数のク
ロック信号を発生させることは困難である。
【0007】本発明は上述のような課題に鑑みてなされ
たものであり、所定のクロック信号と同一の精度で任意
の周波数のクロック信号を生成する信号発生装置および
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一の信号発生装
置は、可変自在なアナログ電圧を発生する電圧発生手段
と、該電圧発生手段から入力されるアナログ電圧に対応
した周波数でクロック信号を出力する電圧制御発振器
と、該電圧制御発振器が出力するクロック信号をカウン
トする内部カウント手段と、前記電圧制御発振器が出力
するクロック信号より高精度なクロック信号の入力を受
け付けるクロック入力手段と、該クロック入力手段に入
力されたクロック信号をカウントする外部カウント手段
と、該外部カウント手段のカウント数が事前に設定され
た数値と一致すると前記内部カウント手段のカウント数
を検出する数値検出手段と、該数値検出手段で検出され
たカウント数と事前に設定された数値とを比較して前記
電圧発生手段が発生するアナログ電圧を補正する電圧補
正手段と、を具備している。
【0009】従って、電圧発生手段が発生する可変自在
なアナログ電圧が電圧制御発振器に入力されるので、こ
の電圧制御発振器は、入力されるアナログ電圧に対応し
た周波数でクロック信号を出力する。このクロック信号
を内部カウント手段がカウントし、クロック入力手段に
入力される高精度なクロック信号を外部カウント手段が
カウントする。このカウント数が事前に設定された数値
と一致すると内部カウント手段のカウント数を数値検出
手段が検出し、この検出されたカウント数と事前に設定
された数値とを電圧補正手段が比較して電圧発生手段が
発生するアナログ電圧を補正する。
【0010】つまり、電圧制御発振器が出力するクロッ
ク信号の周波数本来の周波数から変動していると、これ
が外部入力される高精度なクロック信号に基づいて補正
されるので、任意の周波数のクロック信号が外部入力の
クロック信号と同等な精度で出力される。
【0011】なお、本発明で云う各種手段は、その機能
を実現するように形成されていれば良く、例えば、専用
のハードウェア、適正なプログラムがソフトウェアによ
り実装されたコンピュータ、これらの組み合わせ、等を
許容する。また、外部入力されるクロック信号が高精度
であるとは、生成するクロック信号に要求される精度を
満足していることを意味しており、発振やジッタの精度
が良好であることを意味している。
【0012】本発明の他の信号発生装置は、可変自在な
デジタル信号を発生するデジタル発生手段と、該デジタ
ル発生手段から入力されるデジタル信号をアナログ電圧
に変換して出力するデジタルアナログコンバータと、該
デジタルアナログコンバータから入力されるアナログ電
圧に対応した周波数でクロック信号を出力する電圧制御
発振器と、該電圧制御発振器が出力するクロック信号を
カウントする内部カウンタ回路と、前記電圧制御発振器
が出力するクロック信号より高精度なクロック信号の入
力を受け付けるクロック入力手段と、該クロック入力手
段に入力されたクロック信号をカウントする外部カウン
タ回路と、該外部カウンタ回路のカウント数が事前に設
定された数値と一致すると検出信号を出力するコンパレ
ータ回路と、該コンパレータ回路から検出信号が入力さ
れると前記内部カウンタ回路のカウント数をラッチする
ラッチ回路と、前記コンパレータ回路から検出信号が入
力されると前記ラッチ回路でラッチされたカウント数と
事前に設定された数値との差分を検出する差分検出手段
と、該差分検出手段が検出した差分に対応して前記デジ
タル発生手段が出力するデジタル信号を補正する信号補
正手段と、を具備している。
【0013】従って、デジタル発生手段が発生する可変
自在なデジタル信号がデジタルアナログコンバータによ
りアナログ電圧に変換され、このアナログ電圧に対応し
た周波数で電圧制御発振器がクロック信号を出力する。
このクロック信号を内部カウンタ回路がカウントし、ク
ロック入力手段に入力される高精度なクロック信号を外
部カウンタ回路がカウントする。このカウント数が事前
に設定された数値と一致するとコンパレータ回路が検出
信号を出力し、この検出信号が入力されるとラッチ回路
が内部カウンタ回路のカウント数をラッチする。また、
コンパレータ回路から検出信号が入力されると差分検出
手段がラッチ回路でラッチされたカウント数と事前に設
定された数値との差分を検出し、この差分に対応してデ
ジタル発生手段が出力するデジタル信号を信号補正手段
が補正する。
【0014】つまり、電圧制御発振器が出力するクロッ
ク信号の周波数が本来の周波数から変動していると、こ
れが外部入力される高精度なクロック信号に基づいて補
正されるので、任意の周波数のクロック信号が外部入力
のクロック信号と同等な精度で出力される。
【0015】上述のような信号発生装置における他の発
明としては、コンパレータ回路から検出信号が入力され
ると外部カウンタ回路と内部カウンタ回路とラッチ回路
とをリセットする回路リセット手段も具備している。従
って、回路リセット手段がコンパレータ回路から検出信
号が入力されると外部カウンタ回路と内部カウンタ回路
とラッチ回路とをリセットするので、クロック信号の周
波数を調整する処理動作が自動的に繰り返し実行され
る。
【0016】本発明の一の信号発生方法は、アナログ電
圧を電圧制御発振器に入力させて対応する周波数のクロ
ック信号を発生させる信号発生方法において、該電圧制
御発振器が出力するクロック信号をカウントし、前記電
圧制御発振器が出力するクロック信号より高精度なクロ
ック信号の入力を受け付け、このクロック信号をカウン
トし、このクロック信号のカウント数が事前に設定され
た数値と一致すると前記電圧制御発振器のクロック信号
のカウント数を検出し、このカウント数と事前に設定さ
れた数値とを比較して前記電圧制御発振器に入力される
アナログ電圧を補正するようにした。
【0017】従って、電圧制御発振器が出力するクロッ
ク信号の周波数本来の周波数から変動していると、これ
が外部入力される高精度なクロック信号に基づいて補正
されるので、任意の周波数のクロック信号が外部入力の
クロック信号と同等な精度で出力される。
【0018】本発明の他の信号発生方法は、アナログ電
圧を電圧制御発振器に入力させて対応する周波数のクロ
ック信号を発生させる信号発生方法において、前記電圧
制御発振器が出力するクロック信号をカウントし、前記
電圧制御発振器が出力するクロック信号より高精度なク
ロック信号の入力を受け付け、このクロック信号をカウ
ントし、このクロック信号のカウント数が事前に設定さ
れた数値と一致すると前記電圧制御発振器が出力するク
ロック信号のカウント数をラッチし、このラッチされた
カウント数と事前に設定された数値との差分を検出し、
この検出された差分に対応してデジタル信号を発生し、
このデジタル信号をアナログ電圧に変換して前記電圧制
御発振器に入力させるようにした。
【0019】従って、電圧制御発振器が出力するクロッ
ク信号の周波数本来の周波数から変動していると、これ
が外部入力される高精度なクロック信号に基づいて補正
されるので、任意の周波数のクロック信号が外部入力の
クロック信号と同等な精度で出力される。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面を参
照して以下に説明する。なお、図1は本実施の形態の信
号発生装置の論理的構造を示す模式図、図2は物理的構
造を示すブロック図、図3は本実施の形態の信号発生方
法を示す模式的なフローチャートである。
【0021】本実施の形態の信号発生装置1は、図2に
示すように、クロック入力手段としてクロック入力端子
2を具備しており、このクロック入力端子2に高周波で
高精度なクロック信号f1が外部入力される。このクロ
ック入力端子2には、外部カウント手段として外部カウ
ンタ回路3が接続されており、この外部カウンタ回路3
は、外部入力されるクロック信号をカウントする。この
外部カウンタ回路3には、コンパレータ回路4が接続さ
れており、このコンパレータ回路4は、前記外部カウン
タ回路3のカウント数と事前に設定された数値F1とを
比較して一致すると検出信号S1を出力する。
【0022】また、本実施の形態の信号発生装置1は、
前記外部カウンタ回路3とは別個に内部カウント手段と
して内部カウンタ回路5を具備しており、この内部カウ
ンタ回路5にラッチ回路6が接続されている。このラッ
チ回路6の制御端子には前記コンパレータ回路4が接続
されており、前記ラッチ回路6は、前記コンパレータ回
路4から検出信号S1が入力されると前記内部カウンタ
回路5のカウント数をラッチする。つまり、前記外部カ
ウンタ回路3のカウント数が事前に設定された数値F1
と一致すると、前記内部カウンタ回路5のカウント数が
検出されるので、図1に示すように、この部分が数値検
出手段101として機能する。
【0023】前記ラッチ回路6にはワンチップCPU7
が接続されており、このワンチップCPU7は、ソフト
ウェアとして事前に設定された制御プログラムに対応し
て各種の処理動作を実行する。前記コンパレータ回路4
の出力端子も前記ワンチップCPU7に接続されてお
り、このワンチップCPU7は、二個の前記カウンタ回
路3,5と前記ラッチ回路6とのリセット端子にも接続
されている。
【0024】前記ワンチップCPU7の出力端子には、
デジタルアナログコンバータであるD/AC(Digital
/Analog Converter)8を介して電圧制御発振器であ
るVCO(Voltage Controlled Oscillator)9が接
続されており、このVCO9は、前記内部カウンタ回路
5にフィードバック接続されている。
【0025】前記D/AC8は、前記ワンチップCPU
7が後述するデジタル発生手段102として出力するデ
ジタル信号をアナログ電圧に変換して出力し、前記VC
O9は、前記D/AC8から入力されるアナログ電圧に
対応した周波数でクロック信号f2を出力する。前記内
部カウンタ回路5は、前記VCO9が出力するクロック
信号f2をカウントし、前記ラッチ回路6は、前述のよ
うに前記コンパレータ回路4から検出信号S1が入力さ
れると前記内部カウンタ回路5のカウント数をラッチす
る。
【0026】このようにラッチされたカウント数は前記
ワンチップCPU7に入力され、このワンチップCPU
7のデータ処理に利用される。このワンチップCPU7
が、事前に実装された適正なプログラムに対応して各種
の処理動作を実行することにより、本実施の形態の信号
発生装置1は、各種機能を各種手段として論理的に具備
している。
【0027】このような各種手段として、本実施の形態
の信号発生装置1は、図1に示すように、電圧補正手段
103、電圧発生手段104、回路リセット手段10
5、等を具備しており、前記電圧補正手段103は、差
分検出手段106や信号補正手段107を具備してい
る。
【0028】前記電圧発生手段104は、前記デジタル
発生手段102および前記D/AC8からなり、前記デ
ジタル発生手段102はデジタル信号を可変自在に発生
する。前記D/AC8はデジタル信号をアナログ電圧に
変換するので、前記電圧発生手段104としては、アナ
ログ電圧を可変自在に発生する。
【0029】前記差分検出手段106は、前記コンパレ
ータ回路4から検出信号S1が入力されると、前記ラッ
チ回路6でラッチされたカウント数と事前に設定された
数値F2との差分を検出する。この事前に設定された数
値F2は、高周波で高精度なクロック信号f1が事前に
設定された数値F1までカウントされる時間に、前記V
CO9が適正に出力するクロック信号f2がカウントさ
れる数値として設定されている。
【0030】前記信号補正手段107は、前記差分検出
手段106が検出した差分に対応して、前記デジタル発
生手段102が出力するデジタル信号を補正するので、
前記電圧補正手段103としては、前記数値検出手段1
01で検出されたカウント数と事前に設定された数値F
2とを比較して前記電圧発生手段104が発生するアナ
ログ電圧を補正する。
【0031】なお、前記デジタル発生手段102が発生
するデジタル信号は、クロック信号f2のカウント数と
数値F2との差分が“0”の場合、前記VCO9にクロ
ック信号f2を適正な周波数で出力させるアナログ電圧
に変換されるデジタル信号として設定されている。
【0032】そして、前記信号補正手段107は、クロ
ック信号f2のカウント数が数値F2より大きいと、そ
の差分に対応して前記デジタル発生手段102のデジタ
ル信号を減少させ、クロック信号f2のカウント数が数
値F2より小さいと、その差分に対応して前記デジタル
発生手段102のデジタル信号を増加させるよう設定さ
れている。
【0033】前記回路リセット手段105は、前記コン
パレータ回路4から検出信号S1が入力されると、前記
外部カウンタ回路3と前記内部カウンタ回路5と前記ラ
ッチ回路6とのリセット端子にリセット信号を送信し、
これらの回路3,5,6をリセットする。
【0034】上述のような各種手段は、必要により前記
D/AC8等のハードウェアを利用して実現されるが、
その主体は前記ワンチップCPU7の内蔵プロセッサが
内蔵メモリに事前に実装されたソフトウェアに対応して
動作することにより実現されている。
【0035】このようなソフトウェアは、例えば、前記
内蔵メモリに事前に設定されたデジタル信号を前記VC
O9に出力すること、前記コンパレータ回路4から検出
信号S1が入力されると、前記ラッチ回路6でラッチさ
れたカウント数と内蔵メモリに事前に設定された数値F
2との差分を検出すること、この差分に対応して前記V
CO9に出力するデジタル信号を補正すること、前記コ
ンパレータ回路4から検出信号S1が入力されると、前
記外部カウンタ回路3と前記内部カウンタ回路5と前記
ラッチ回路6とにリセット信号を送信すること、等の処
理動作を前記ワンチップCPU7の内蔵プロセッサ等に
実行させるための制御プログラムとして前記内蔵メモリ
等の情報記憶媒体に格納されている。
【0036】上述のような構成において、本実施の形態
の信号発生装置1による信号発生方法を図3を参照して
以下に説明する。まず、ワンチップCPU7が事前に設
定された所定のデジタル信号を出力するので、これがD
/AC8によりアナログ電圧に変換される。このアナロ
グ電圧に対応した周波数でVCO9がクロック信号f2
を発生するので、これが所望のクロック信号f2として
外部出力される。
【0037】各部が理想的に機能した場合には、これで
所望の周波数のクロック信号f2が外部出力されるが、
実際には各種要因のためにクロック信号f2が所望の周
波数から変動することがある。しかし、本実施の形態の
信号発生装置1の信号発生方法では、高周波で高精度な
クロック信号f1を外部入力し、これを利用して外部出
力するクロック信号f2の周波数を補正することができ
る。このことを以下に順次説明する。
【0038】まず、外部入力するクロック信号f1の周
波数が64(kHz)、外部出力するクロック信号f2の
周波数が42(kHz)で、これらのクロック信号f1,
f2は同期しないとする。また、コンパレータ回路4に
事前に設定された数値F1は64000、ワンチップC
PU7に事前に設定された数値F2は42000とす
る。
【0039】上述のような二つのクロック信号f1,f
2の周波数が整数比の関係にあり同期していれば、クロ
ック信号f1を分周等してクロック信号f2を生成すれ
ば良いが、上述のようにクロック信号f1,f2の周波
数が整数比の関係になく同期しないと、クロック信号f
1からクロック信号f2を生成することは困難である。
【0040】そこで、本実施の形態の信号発生装置1の
信号発生方法では、前述のように生成したクロック信号
f2を内部カウンタ回路5でカウントし(ステップS
2)、クロック信号f2より高周波で高精度なクロック
信号f1をクロック入力端子2から入力して外部カウン
タ回路3でカウントする(ステップS1,S2)。
【0041】このクロック信号f1のカウント数をコン
パレータ回路4が事前に設定された数値F1である64
000と比較し(ステップS3)、これが一致すると検出
信号S1を出力するので、この検出信号S1はカウント
開始から1.0(sec)後に出力されることになる。こ
の検出信号S1が入力されるラッチ回路6は、内部カウ
ンタ回路5のカウント数をラッチするので(ステップS
4)、このカウント数は各部が理想的に機能していれば
42000となる。
【0042】そこで、このカウント数をワンチップCP
U7が事前に設定された数値F2である42000と比
較し(ステップS5)、その差分に対応してD/AC8に
出力するデジタル信号を補正する(ステップS6)。例え
ば、クロック信号f2のカウント数が42010の場
合、これは本来の数値よりパルス数が10個だけ多いこ
とになるので、この分だけパルス数が減少するようにワ
ンチップCPU7はD/AC8に出力するデジタル信号
を補正する。
【0043】このように補正されたデジタル信号がD/
AC8によりアナログ電圧に変換され(ステップS7)、
このアナログ電圧に対応してVCO9がクロック信号f
2を発生するので(ステップS8)、このクロック信号f
2は適正な周波数に補正された状態で出力されることに
なる(ステップS9)。
【0044】本実施の形態の信号発生装置1の信号発生
方法では、上述のようにVCO9が出力するクロック信
号f2の周波数が本来の周波数から変動していると、こ
れが外部入力される高周波で高精度なクロック信号f1
に基づいて補正されるので、任意の周波数のクロック信
号f2を外部入力のクロック信号f1と同等な精度で出
力することができる。
【0045】しかも、本実施の形態の信号発生装置1の
信号発生方法では、ワンチップCPU7は、コンパレー
タ回路4から検出信号S1が入力されると、二個のカウ
ンタ回路3,5とラッチ回路6とをリセットするので
(ステップS10)、上述のようにクロック信号f2の周
波数を調整する処理動作が自動的に繰り返し実行される
ことになり、クロック信号f2は常時適正に調整されて
出力される。
【0046】なお、本発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許
容する。例えば、上記形態では高周波のクロック信号f
1を外部入力して低周波のクロック信号f2を外部出力
することを例示したが、低周波のクロック信号f1を外
部入力して高周波のクロック信号f2を外部出力するこ
とも可能である。
【0047】さらに、上記形態ではワンチップCPU7
に適正な制御プログラムをソフトウェアとして実装して
おくことで差分検出手段106等を実現し、専用のハー
ドウェアであるコンパレータ回路4とラッチ回路6とで
数値検出手段101を形成することを例示したが、この
ような各種手段は必要な機能を実現するように形成され
ていれば良く、上述のように専用のハードウェア、適正
なソフトウェアを実装したコンピュータ、これらの部分
的な組み合わせ、等で形成することが可能である。
【0048】また、上記形態では外部出力するクロック
信号f2の周波数を補正する制御を間断なく繰り返すこ
とを例示したが、この制御の間隔は必要により設定すれ
ば良く、例えば、所望により手動操作された場合のみ補
正制御を実行するようなことも可能である。
【0049】さらに、上記形態ではクロック信号f2を
適正な周波数に一度で修正することを想定したが、例え
ば、クロック信号f2の用途により周波数を一度に補正
すると不具合が発生するような場合には、その周波数を
経時的に補正するような制御が好ましい。
【0050】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0051】請求項1記載の発明の信号発生装置は、可
変自在なアナログ電圧を発生する電圧発生手段と、該電
圧発生手段から入力されるアナログ電圧に対応した周波
数でクロック信号を出力する電圧制御発振器と、該電圧
制御発振器が出力するクロック信号をカウントする内部
カウント手段と、前記電圧制御発振器が出力するクロッ
ク信号より高精度なクロック信号の入力を受け付けるク
ロック入力手段と、該クロック入力手段に入力されたク
ロック信号をカウントする外部カウント手段と、該外部
カウント手段のカウント数が事前に設定された数値と一
致すると前記内部カウント手段のカウント数を検出する
数値検出手段と、該数値検出手段で検出されたカウント
数と事前に設定された数値とを比較して前記電圧発生手
段が発生するアナログ電圧を補正する電圧補正手段と、
を具備していることにより、任意の周波数のクロック信
号を良好な精度で出力することができる。
【0052】請求項2記載の発明の信号発生装置は、可
変自在なデジタル信号を発生するデジタル発生手段と、
該デジタル発生手段から入力されるデジタル信号をアナ
ログ電圧に変換して出力するデジタルアナログコンバー
タと、該デジタルアナログコンバータから入力されるア
ナログ電圧に対応した周波数でクロック信号を出力する
電圧制御発振器と、該電圧制御発振器が出力するクロッ
ク信号をカウントする内部カウンタ回路と、前記電圧制
御発振器が出力するクロック信号より高精度なクロック
信号の入力を受け付けるクロック入力手段と、該クロッ
ク入力手段に入力されたクロック信号をカウントする外
部カウンタ回路と、該外部カウンタ回路のカウント数が
事前に設定された数値と一致すると検出信号を出力する
コンパレータ回路と、該コンパレータ回路から検出信号
が入力されると前記内部カウンタ回路のカウント数をラ
ッチするラッチ回路と、前記コンパレータ回路から検出
信号が入力されると前記ラッチ回路でラッチされたカウ
ント数と事前に設定された数値との差分を検出する差分
検出手段と、該差分検出手段が検出した差分に対応して
前記デジタル発生手段が出力するデジタル信号を補正す
る信号補正手段と、を具備していることにより、任意の
周波数のクロック信号を良好な精度で出力することがで
きる。
【0053】請求項3記載の発明は、請求項2記載の信
号発生装置であって、コンパレータ回路から検出信号が
入力されると外部カウンタ回路と内部カウンタ回路とラ
ッチ回路とをリセットする回路リセット手段も具備して
いることにより、出力するクロック信号の周波数を補正
する制御を間断なく繰り返すことができるので、任意の
周波数のクロック信号を常時良好な精度で出力すること
ができる。
【0054】請求項4記載の発明の信号発生方法は、ア
ナログ電圧を電圧制御発振器に入力させて対応する周波
数のクロック信号を発生させる信号発生方法において、
該電圧制御発振器が出力するクロック信号をカウント
し、前記電圧制御発振器が出力するクロック信号より高
精度なクロック信号の入力を受け付け、このクロック信
号をカウントし、このクロック信号のカウント数が事前
に設定された数値と一致すると前記電圧制御発振器のク
ロック信号のカウント数を検出し、このカウント数と事
前に設定された数値とを比較して前記電圧制御発振器に
入力されるアナログ電圧を補正するようにしたことによ
り、任意の周波数のクロック信号を良好な精度で出力す
ることができる。
【0055】請求項5記載の発明の信号発生方法は、ア
ナログ電圧を電圧制御発振器に入力させて対応する周波
数のクロック信号を発生させる信号発生方法において、
前記電圧制御発振器が出力するクロック信号をカウント
し、前記電圧制御発振器が出力するクロック信号より高
精度なクロック信号の入力を受け付け、このクロック信
号をカウントし、このクロック信号のカウント数が事前
に設定された数値と一致すると前記電圧制御発振器が出
力するクロック信号のカウント数をラッチし、このラッ
チされたカウント数と事前に設定された数値との差分を
検出し、この検出された差分に対応してデジタル信号を
発生し、このデジタル信号をアナログ電圧に変換して前
記電圧制御発振器に入力させるようにしたことにより、
任意の周波数のクロック信号を良好な精度で出力するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の信号発生装置の論理的
構造を示す模式図である。
【図2】信号発生装置の物理的構造を示すブロック図で
ある。
【図3】信号発生装置による信号発生方法を示す模式的
なフローチャートである。
【符号の説明】
1 信号発生装置1 2 クロック入力手段であるクロック入力端子 3 外部カウント手段である外部カウンタ回路 4 コンパレータ回路 5 内部カウント手段である内部カウンタ回路 6 ラッチ回路 7 ワンチップCPU 8 デジタルアナログコンバータ 9 電圧制御発振器 101 数値検出手段 102 デジタル発生手段 103 電圧補正手段 104 電圧発生手段 105 回路リセット手段 106 差分検出手段 107 信号補正手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変自在なアナログ電圧を発生する電圧
    発生手段と、 該電圧発生手段から入力されるアナログ電圧に対応した
    周波数でクロック信号を出力する電圧制御発振器と、 該電圧制御発振器が出力するクロック信号をカウントす
    る内部カウント手段と、 前記電圧制御発振器が出力するクロック信号より高精度
    なクロック信号の入力を受け付けるクロック入力手段
    と、 該クロック入力手段に入力されたクロック信号をカウン
    トする外部カウント手段と、 該外部カウント手段のカウント数が事前に設定された数
    値と一致すると前記内部カウント手段のカウント数を検
    出する数値検出手段と、 該数値検出手段で検出されたカウント数と事前に設定さ
    れた数値とを比較して前記電圧発生手段が発生するアナ
    ログ電圧を補正する電圧補正手段と、を具備しているこ
    とを特徴とする信号発生装置。
  2. 【請求項2】 可変自在なデジタル信号を発生するデジ
    タル発生手段と、 該デジタル発生手段から入力されるデジタル信号をアナ
    ログ電圧に変換して出力するデジタルアナログコンバー
    タと、 該デジタルアナログコンバータから入力されるアナログ
    電圧に対応した周波数でクロック信号を出力する電圧制
    御発振器と、 該電圧制御発振器が出力するクロック信号をカウントす
    る内部カウンタ回路と、 前記電圧制御発振器が出力するクロック信号より高精度
    なクロック信号の入力を受け付けるクロック入力手段
    と、 該クロック入力手段に入力されたクロック信号をカウン
    トする外部カウンタ回路と、 該外部カウンタ回路のカウント数が事前に設定された数
    値と一致すると検出信号を出力するコンパレータ回路
    と、 該コンパレータ回路から検出信号が入力されると前記内
    部カウンタ回路のカウント数をラッチするラッチ回路
    と、 前記コンパレータ回路から検出信号が入力されると前記
    ラッチ回路でラッチされたカウント数と事前に設定され
    た数値との差分を検出する差分検出手段と、 該差分検出手段が検出した差分に対応して前記デジタル
    発生手段が出力するデジタル信号を補正する信号補正手
    段と、を具備していることを特徴とする信号発生装置。
  3. 【請求項3】 コンパレータ回路から検出信号が入力さ
    れると外部カウンタ回路と内部カウンタ回路とラッチ回
    路とをリセットする回路リセット手段も具備しているこ
    とを特徴とする請求項2記載の信号発生装置。
  4. 【請求項4】 アナログ電圧を電圧制御発振器に入力さ
    せて対応する周波数のクロック信号を発生させる信号発
    生方法において、 該電圧制御発振器が出力するクロック信号をカウント
    し、 前記電圧制御発振器が出力するクロック信号より高精度
    なクロック信号の入力を受け付け、 このクロック信号をカウントし、 このクロック信号のカウント数が事前に設定された数値
    と一致すると前記電圧制御発振器のクロック信号のカウ
    ント数を検出し、 このカウント数と事前に設定された数値とを比較して前
    記電圧制御発振器に入力されるアナログ電圧を補正する
    ようにしたことを特徴とする信号発生方法。
  5. 【請求項5】 アナログ電圧を電圧制御発振器に入力さ
    せて対応する周波数のクロック信号を発生させる信号発
    生方法において、 前記電圧制御発振器が出力するクロック信号をカウント
    し、 前記電圧制御発振器が出力するクロック信号より高精度
    なクロック信号の入力を受け付け、 このクロック信号をカウントし、 このクロック信号のカウント数が事前に設定された数値
    と一致すると前記電圧制御発振器が出力するクロック信
    号のカウント数をラッチし、 このラッチされたカウント数と事前に設定された数値と
    の差分を検出し、 この検出された差分に対応してデジタル信号を発生し、 このデジタル信号をアナログ電圧に変換して前記電圧制
    御発振器に入力させるようにしたことを特徴とする信号
    発生方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4515646B2 (ja) * 2001-01-22 2010-08-04 マスプロ電工株式会社 基準周波数発生装置

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JP4515646B2 (ja) * 2001-01-22 2010-08-04 マスプロ電工株式会社 基準周波数発生装置

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