JPH10312822A - 物品の製造システム - Google Patents

物品の製造システム

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JPH10312822A
JPH10312822A JP9123657A JP12365797A JPH10312822A JP H10312822 A JPH10312822 A JP H10312822A JP 9123657 A JP9123657 A JP 9123657A JP 12365797 A JP12365797 A JP 12365797A JP H10312822 A JPH10312822 A JP H10312822A
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JP
Japan
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container
data
battery
work
temperature aging
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JP9123657A
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English (en)
Inventor
Yoshio Nojima
良夫 野島
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH10312822A publication Critical patent/JPH10312822A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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Abstract

(57)【要約】 【課題】物品の製造過程において、多数のワークが収容
されたコンテナ内から例えばNG評価のワークを抜き取
ることにより、その後の製造工程への影響をなくし、信
頼性の向上、並びに工程管理の簡単化を実現させる。 【解決手段】多数の電池本体10が収容可能とされ、各
製造ライン間に多数の電池本体10を一括して搬送する
コンテナ40と、コンテナ40に具備されたデータカー
ドDCに登録されている属性データをデータ書込み/読
出し装置804を通じてデータベース824に格納する
データサーバ826と、データサーバ826から送られ
る属性データに基づいて、多数の電池本体10のうち、
少なくともNG評価された電池本体10の座標データを
作成するワーク抜取り制御装置812と、作成された座
標データに対応する電池本体10を抜き取るワーク抜取
り装置810とを設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の製造ライン
に投入されたワークから所定の物品を製造する物品の製
造システムに関し、特に、物品の製造過程において、多
数のワークが収容されたコンテナ内から例えばNG評価
のワークを抜き取ることにより、その後の製造工程への
影響をなくすようにしたものである。ここで、ワークと
は、物品(最終製品を意味する)を構成する部品や前工
程で作製された中間物品、並びに最終製品自体を指す。
【0002】
【従来の技術】一般に、物品の製造システムにおいて
は、多数の製造ラインが機能的に集約されて構成されて
いる。そして、大量のワークが各製造ラインに投入され
て、最終的に所定の機能を有する物品(最終製品)が製
造されるようになっている。
【0003】各製造ラインにおいては、ワークを単体毎
に移送して予め設定された製造手順に従って、ワークを
組み立てて中間物品を製造し、その製造された中間物品
の性能を確認するための検査が行われた後、該中間物品
を後段の製造ラインに投入するようにしている。
【0004】このような製造工程は、1つのワークに対
して個々に処理を行うことから大量のワークを処理する
場合、非常に時間がかかり、1つの製品が出来上がるま
での実働時間が長くなるという問題を内在している。
【0005】そこで、大量のワークを一つの容器に収容
して、容器単位に処理を行うことが提案されている。こ
の提案例の場合、容器内に収容された大量のワークを一
度に処理することができることから、工数の削減を効率
よく図ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな容器を用いて大量のワークを一括処理する方法にお
いては、一つの容器内に収容された大量のワークのう
ち、一部のワークにおいて例えばNG評価がなされて
も、そのNG評価されたワークをそのまま容器に収容さ
せた状態で処理しなければならず、その後の製造工程へ
の影響が懸念される。
【0007】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、物品の製造過程において、多数のワーク
が収容されたコンテナ内から例えばNG評価のワークを
抜き取ることにより、その後の製造工程への影響をなく
すことができ、信頼性の向上、並びに工程管理の簡単化
を実現させることができる物品の製造システムを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る物品の製造システムは、複数のワークが収容可能と
され、各製造ライン間に前記複数のワークを一括して搬
送するコンテナと、前記コンテナ内に収容されている複
数のワークの属性データを受け取るデータ受取り手段
と、前記データ受取り手段からの情報に基づいて、前記
複数のワークのうち、少なくともNG評価されたワーク
の位置情報を作成する位置情報作成手段と、前記位置情
報作成手段にて作成された位置情報に対応するワークを
抜き取るワーク抜取り手段とを設けて構成する。
【0009】これにより、まず、複数のワークは、コン
テナ内に収容されて、コンテナと共に各製造ラインに搬
送される。そして、データ受取り手段を通じて、コンテ
ナ内に収容されている複数のワークの属性データ(前工
程での測定結果等)が受け取られる。位置情報作成手段
は、前記データ受取り手段にて受け取られた情報(属性
データを含む)に基づいて、少なくともNG評価された
ワークの位置情報を作成する。ワーク抜取り手段は、前
記位置情報作成手段にて作成された位置情報に対応する
ワークを抜き取る。
【0010】一つのコンテナ内に収容された複数のワー
クのうち、一部のワークにおいて例えばNG評価がなさ
れた場合、そのNG評価されたワークをコンテナから排
除することができ、NG評価のワークによるその後の製
造工程への影響をなくすことが可能となる。
【0011】例えば、ワークを二次電池とした場合、そ
の製造過程において、性能評価等を行うために二次電池
に対して充電が行われる。この充電処理によって不良と
評価された二次電池をそのまま次の工程に投入すると、
処理環境及び測定環境の急変をもたらし、前工程で良と
して評価された二次電池に対して悪影響を及ぼすおそれ
があり、二次電池の歩留まり低下をもたらす要因とな
る。
【0012】しかし、本発明に係る製造システムにおい
ては、上述のように、製造過程において、コンテナから
少なくともNG評価されたワーク(この場合、二次電
池)を抜き取ることができるため、前記のような問題が
発生しない。
【0013】そして、前記位置情報作成手段において、
前記データ受取り手段からの情報に基づき、前記NG評
価されたワークの位置情報に加えて、前記サンプル評価
対象のワークの位置情報を作成するようにしてもよい
(請求項2記載の発明)。
【0014】この場合、NG評価されたワークを早期に
抜き取ることができると共に、良として評価されたワー
クを速やかに他の性能評価に回すことが可能となり、履
歴管理等の充実を早期に図ることができる。
【0015】また、前記構成において、多数の棚を有
し、かつ前記コンテナをそれぞれ分離して収容可能とさ
れた収容ユニットと、前記収容ユニットに対する前記コ
ンテナの出入れ順序を設定する出入れ順序設定手段と、
前記出入れ順序設定手段にて設定された順番で前記コン
テナを出入れ搬送する搬送機構とを具備させ、前記デー
タ受取り手段において、前記搬送機構によって前記ワー
ク抜取り手段側に搬送された前記コンテナにおける前記
複数のワークの属性データを前記位置情報作成手段に供
給するようにしてもよい(請求項3記載の発明)。
【0016】これにより、例えば複数のワークが収容さ
れたコンテナが搬入されると、該コンテナは、収容ユニ
ットの多数の棚のうち、出入れ順序設定手段にて設定さ
れた棚(空いた棚)に収容される。この収容動作は、出
入れ順序設定手段からの情報を受け取った搬送機構が行
う。この収容ユニットへのコンテナの収容によって、当
該コンテナの出入れ順序が前記出入れ順序設定手段にて
設定される。
【0017】そして、前記搬送機構は、前記出入れ順序
設定手段にて設定された出入れ順序に従って収容ユニッ
トからコンテナを取り出してワーク抜取り手段側に搬送
する。
【0018】このとき、データ受取り手段は、前記ワー
ク抜取り手段に搬送されたコンテナ内に収容されている
複数のワークの属性データを前記位置情報作成手段に供
給する。この属性データの検索は、出入れ順序設定手段
からの棚番号とコンテナ番号並びに複数のワークを一括
管理するためのロット番号のうちの1つ、あるいは2つ
以上の組合せで行うことができる。
【0019】これによって、コンテナに収容されている
複数のワークのうち、NG評価されたワーク(及びサン
プル評価対象のワーク)がワーク抜取り手段を通じて抜
き取られることになる。
【0020】前記抜取り処理を終えたコンテナは、再び
収容ユニットの元の位置に戻されるか、この製造ライン
から搬出されることになる。これは、出入れ順序設定手
段にて任意に設定することができる。
【0021】このように、この発明に係る製造システム
においては、多数のコンテナに対するワークの抜取り動
作をスムーズに行うことができ、工数の削減をより一層
図ることができる。
【0022】また、前記構成において、前記コンテナ
に、当該コンテナに収容されている複数のワークの属性
がアクセスされるデータカードを具備させ、前記データ
受取り手段に、前記コンテナに具備された前記データカ
ードに対してアクセスを行うカードアクセス手段と、少
なくとも前記ワークに関する属性が登録されるセル情報
テーブルが記憶された記憶手段と、少なくとも前記カー
ドアクセス手段と前記記憶手段間のデータ転送を行うデ
ータアクセス手段とを設け、更に、前記カードアクセス
手段を通じて受け取られた少なくとも前記コンテナの識
別コードと該コンテナ内の複数のワークの属性データ
を、少なくとも前記識別コードを指標として前記セル情
報テーブルに格納するように構成してもよい(請求項4
記載の発明)。
【0023】これにより、まず、例えば複数のワークが
収容されたコンテナが搬入されると、カードアクセス手
段を通じて前記コンテナに具備されているデータカード
から複数のワークの属性データが読み出され、データア
クセス手段を通じて記憶手段内のセル情報テーブルに格
納される。
【0024】このとき、カードアクセス手段を通じて受
け取られた情報(少なくともコンテナの識別コードとコ
ンテナ内の複数のワークの属性データ)が、少なくとも
識別コードを指標として前記セル情報テーブルに格納さ
れる。
【0025】具体的には、前記セル情報テーブルは、任
意のレコード構成を採用することができ、コンテナ番号
をレコードインデックスとしたレコード構成を採用する
ことができる。この場合、カードアクセス手段にて読み
込まれたコンテナ番号に対応したレコードに属性データ
が格納されることになる。
【0026】前記セル情報テーブルへのアクセスインデ
ックスとしては、前記コンテナ番号以外のものも考えら
れる。例えば請求項3記載の発明に対応させた場合、収
容ユニットの棚番号をレコードインデックスとしたレコ
ード構成を採用することができる。この場合、前記コン
テナの搬入時に出入れ順序設定手段にて設定された棚番
号に対応したレコードに前記属性データが格納されるこ
とになる。
【0027】そして、コンテナがワーク抜取り手段側に
搬送された時点で、データアクセス手段を通じて、前記
セル情報テーブルのうち、当該コンテナのコンテナ番号
あるいは当該コンテナが収容されていた棚の棚番号に対
応するレコードから属性データが読み出されて、位置情
報作成手段に供給されることになる。
【0028】これによって、コンテナに収容されている
複数のワークのうち、NG評価されたワーク(及びサン
プル評価対象のワーク)がワーク抜取り手段を通じて抜
き取られることになる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る物品の製造シ
ステム及び物品の製造方法を例えば円筒形二次電池(以
下、単に電池と記す)の製造システムに適用した実施の
形態例(以下、単に実施の形態に係る製造システムと記
す)を図1〜図13を参照しながら説明する。
【0030】本実施の形態に係る製造システムは、前工
程である組立工程にて製造された電池本体に対してエー
ジング処理及び充放電検査等を行い、良品として認定さ
れた電池本体に対して印字、チュービング(ビニール製
のチューブで被覆する処理)及び選別処理を行って出荷
させるものである。
【0031】ここで、図1を参照しながら本実施の形態
に係る製造システムに投入される電池本体10の構成を
簡単に説明する。
【0032】この電池本体10は、有底円筒形状を有す
る電池缶12と、この電池缶12内にリチウム塩を含む
非水電解液14と共に封入される巻回群16及び封口体
18とを備える。
【0033】巻回群16は、リチウム含有金属酸化物を
主体とした層を有する正極シート20と負極材料を主体
とした合剤層とその合剤層上にリチウムを主体とした金
属材料が重ね合わされた負極シート22がセパレータ2
4を介して巻回されて構成されており、この正極シート
20の端部に正極リード26が設けられ、負極シート2
2の端部に負極リード28が設けられている。
【0034】正極リード26は、巻回群16の巻回中心
部側から電池缶12の開口12a側に延在すると共に、
封口体18に溶接されている。この封口体18は、ガス
ケット30を介して電池缶12の開口12a側の端部に
固定されている。負極リード28は、巻回群16の外周
側から電池缶12の内底部12b側に延在して、該内底
部12bに溶接されている。
【0035】電池缶12には、開口12aの近傍に位置
して環状溝部32が形成されている。この電池缶12内
には、巻回群16に対して下部絶縁板34と上部絶縁板
36とが配設されている。
【0036】そして、前記電池本体10は、多数揃えら
れて1つのコンテナ40(図2参照)に収容されるよう
になっている。このコンテナ40は、図2に示すよう
に、平面ほぼ正方形状(例えば1辺約560mm)で四
方に側壁(例えば高さ約100mm)42A〜42Dを
有する有底箱状の匣体44を有する。この匣体44の底
部46には、縦方向に16個、横方向に16個、計25
6個の貫通孔48(図3A及び図3B参照)がマトリク
ス状に配されている。
【0037】これら貫通孔48に対応してそれぞれに電
池本体10を保持するためのホルダ50が一体に形成さ
れている。
【0038】ホルダ50は、図3Bに示すように、対応
する貫通孔48を底部開口(例えば径が約15mmの円
形開口)とし、かつ上部に開口(例えば径が約21mm
の円形開口)52が形成された筒部(例えば高さ約28
mm)54として形成され、更に、この筒部54には、
その内壁に、高さ方向に延在し、かつ幅dが小(例えば
約3mm)とされ、筒部54の軸方向に突出する複数
(図示の例では6つ)のリブ部56が一体に形成されて
いる。
【0039】各リブ部56は、その上端部に軸方向に下
り傾斜とされたテーパー面58が形成されている。ま
た、各リブ部56は、その高さ方向任意の位置に段差が
形成されており、例えば図3Bの例では、匣体44の底
部46から約1mm上方の位置と、前記底部46から約
10mm上方の位置にそれぞれ段差(以下、便宜的に下
部段差60a及び上部段差60bと記す)が形成され、
リブ部56における上部段差60b上の張出し部(上部
張出し部56a)の突出幅d3は筒部54の内壁面から
例えば約1.4mmとされ、上部段差60b下の張出し
部(中央張出し部56b)の突出幅d2は筒部54の内
壁面から例えば約2.25mmとされ(上部張出し部5
6aの端面からの突出幅=約0.85mm)、下部段差
60a下の張出し部(下部張出し部56c)の突出幅d
1は筒部54の内壁面から例えば約4.5mm(中央張
出し部56bの端面からの突出幅=約2.25mm)と
されている。
【0040】これにより、下部張出し部56cの各端面
を結ぶことによって、径が12mmの円形開口が形づく
られ、中央張出し部56bの各端面を結ぶことによっ
て、径が16.5mmの円形開口が形づくられ、上部張
出し部56aの各端面を結ぶことによって、径が18.
2mmの円形開口が形づくられることとなる。
【0041】従って、下部段差60aには、外径が12
mmより大きく16.5mm未満の円筒電池が載置可能
であり、上部段差60bには、外径が16.5mmより
大きく18.2mm未満の円筒電池が載置可能である。
即ち、このホルダ50には、外径の異なる例えば2種類
の電池本体10が保持可能である。
【0042】一方、匣体44は、その上部にフランジ部
62が一体に形成されている。該フランジ部62の各コ
ーナー部C1〜C4のうち、3つのコーナー部C1、C
3及びC4が同一の曲率を有する湾曲形状に形成され、
残りのコーナー部C2が斜め方向に面取りされて、匣体
44における底部46の対角線に直交するテーパー面6
4として形成されている。
【0043】前記フランジ部62は、その内側に矩形環
状の段差66が形成され、この段差66にて区画形成さ
れる形状は、匣体44の底部外形とほぼ同じか僅かに大
とされている。そのため、1つのコンテナ40上に別の
コンテナ40を載せる場合、上に位置するコンテナ40
の底部46を、下に位置するコンテナ40のフランジ部
62の段差66内に挿入することによって、複数のコン
テナ40を安定して積載することが可能となる。
【0044】更に、匣体44の各側壁42A〜42Dに
は、複数の開口68が形成されており、特に、コーナー
部C4に接する辺を構成する側壁42Cの外面のうち、
前記コーナー部C4に近接する部分に、データ記憶用の
カード(データカード)DCが着脱自在に取付可能とさ
れたカード収納部70が形成されている。
【0045】このデータカードDCに内蔵されている記
憶部(ICチップや磁気記録面)には、250個の電池
に対する検査処理、例えば充放電処理の結果が例えば座
標情報やビット情報(0/1=GO/NG)として記憶
されるようになっている。
【0046】このコンテナ40は、自己消火性、自己難
燃性の材料にて一体成形されて構成されるものであり、
例えばABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレ
ン共重合体)とPBT(ポリブチレンテレフタレート)
とを混合させた合成樹脂にグラスファイバーを混入させ
た材料を成形材料として例えば射出成形により一体成形
されて構成することができる。市販品としては、例えば
ノバロイ−B(ダイセル化学工業株式会社の商品名であ
り、ノバロイはダイセル化学工業株式会社の登録商標で
ある)を用いることができる。
【0047】そして、このコンテナ40には、多数の電
池本体10が収容される。この場合、匣体44の底部4
6に多数配されたホルダ50にそれぞれ開口52を通じ
て個々に投入されることにより行われる。このコンテナ
40に対する電池本体10の出し入れは自動化された搬
送機構によって行われる。
【0048】そして、本実施の形態に係る製造システム
は、図4に示すように、電池本体10に対して低温のエ
ージング処理を行う低温エージング処理設備200と、
該低温エージング処理設備200における低温エージン
グ室208(図5参照)に隣接して設置され、前記低温
エージング処理後の電池本体10に対して常温のエージ
ング処理を行う第1の常温エージング処理設備300
と、電池本体10に対して高温のエージング処理を行う
高温エージング処理設備400と、電池本体10に対し
て部分充電や活性化処理を行う活性化処理設備500
と、該活性化処理後の電池本体10に対して常温のエー
ジング処理を行う第2の常温エージング処理設備600
と、電池本体10に対して容量チェックを行う容量検査
設備700と、電池本体10の次工程への投入時期を調
整するためのバッファ処理設備800と、少なくとも前
記容量検査設備700にて得られた検査値等に基づいて
電池本体10を印字、チュービング、振り分けして出荷
する選別・出荷設備900とを有して構成されている。
【0049】前記具体的構成に係る製造システムの各種
設備と基本的構成例における各種設備を比較すると、基
本的構成例の前処理設備100における低温エージング
処理設備110、常温エージング処理設備112、高温
エージング処理設備114、バッファ処理設備118及
び充放電処理設備120は、それぞれ具体的構成例にお
ける低温エージング処理設備200、第1の常温エージ
ング処理設備300、高温エージング処理設備400、
バッファ処理設備800及び活性化処理設備500とさ
れている。
【0050】即ち、この具体的構成例における活性化処
理設備500は、基本的構成例の前処理設備100にお
ける充放電処理設備120及び活性化処理設備102を
兼用しており、前記基本的構成例の揺動回転処理設備1
16は省略されている。
【0051】また、基本的構成例の後処理設備104に
おける常温エージング処理設備124、バッファ処理設
備128及び充放電処理設備130は、それぞれ具体的
構成例における第2の常温エージング処理設備600、
バッファ処理設備800及び容量検査設備700が対応
し、具体的構成例では、前記基本的構成例における高温
エージング処理設備126は省略されている。
【0052】なお、後処理設備104における確認処理
設備132は、後述するIR/OCV測定装置や容量測
定装置等が対応する。
【0053】そして、低温エージング処理設備200
は、この製造システムの前工程である組立工程にて製造
された電池本体10に対して所定の条件にて低温エージ
ング処理を行うものであり、この処理は、電池本体10
の発熱を抑えながらリチウムを溶解させる目的で行われ
る。
【0054】第1の常温エージング処理設備300は、
電池本体10のリチウムを溶解させる目的で、前記低温
エージング処理を終えた電池本体10に対して所定の条
件にて常温エージング処理を行う。
【0055】高温エージング処理設備400は、活性化
処理設備500での部分充電処理を終えた電池本体10
に対して所定の条件にて高温エージング処理を行うもの
であり、この処理は、電池本体10における部分充電後
の電位むらをなくすことと、該電池本体10のリチウム
を溶解させる目的で行われる。
【0056】活性化処理設備500は2通りの処理を行
う。1つは、前記第1の常温エージング処理を終えた電
池本体10のリチウムを溶解させることと、該電池本体
10の電位むらをなくす目的で、部分充電処理を行うも
のであり、他の1つは、電池本体10を電気化学的に活
性化させる目的で、活性化処理を行う。その後、必要に
応じて高温エージングと満充電を繰り返してもよい。
【0057】第2の常温エージング処理設備600は、
活性化処理設備500での活性化処理を終えた電池本体
10の微小短絡を検出することを目的として、該電池本
体10に対して所定の条件にて常温エージング処理を行
う。
【0058】容量検査設備700は、電池本体10の容
量上のランク付けを行うことを目的に、充電及び放電時
の容量を検査するものであり、容量検査後は、電池本体
10を部分充電状態にしておくのが望ましい。
【0059】前記各設備のうち、活性化処理設備50
0、容量検査設備700及びバッファ処理設備800に
は、電池本体10の内部抵抗(IR)及び開路電圧(O
CV)を測定するIR/OCV測定ユニット516(図
7参照)、716(図9参照)及び820(図10参
照)が設置され、選別・出荷設備900には電池本体1
0の開路電圧(OCV)を測定するOCV測定装置92
8(図12参照)が設置されている。なお、バッファ処
理設備800は、電池本体10に対する前記各種IR/
OCV測定を高精度に行えるようにするために設置され
ている。
【0060】活性化処理設備500内のIR/OCV測
定ユニット516での測定は、部分充電処理の前段階に
おいて、電池本体10の巻回群16、封口体18などが
内短していないか、及び溶接の外れ等がないかを検査す
る目的で行われ、更に、活性化処理の前段階において、
電池本体10に微小短絡がないかどうか、及び溶接の外
れ等がないかを検査する目的で行われる。
【0061】容量検査設備700内のIR/OCV測定
ユニット716でのIR/OCV測定は、電池本体10
に微小短絡がないかどうか、及び溶接の外れ等がないか
を検査する目的で行われる。
【0062】バッファ処理設備800内のIR/OCV
測定ユニット820でのIR/OCV測定は、活性化処
理後と、容量検査後の計2回行われる。活性化処理後の
1回目の測定は、活性化時の異常を検査すること、容量
検査前の測定と比較するためのデータ取り、及び溶接の
外れ等がないかを検査する目的で行われ、容量検査後の
2回目の測定は、電位が所定レベルあるかどうか、及び
溶接の外れ等がないかを検査する目的で行われる。
【0063】選別・出荷設備900内のOCV測定装置
928でのOCV測定は、電池本体10の電位が規定値
以内にあるかどうかを検査する目的で行われる。
【0064】なお、前記各IR/OCV測定ユニット
(516、716及び820)でのIR/OCV測定、
あるいは充放電処理において、一旦、エラーを受けた電
池本体10に対しては、それ以降の充放電処理は行われ
ない。
【0065】各設備への電池本体10の搬送は、コンテ
ナ40内に多数の電池本体10を収容し、更にコンテナ
40を5段積みとした状態で搬送するようになってお
り、この5段積みのコンテナ群の各設備間への搬送は自
走式の搬送車にて行われるようになっている。
【0066】次に、具体的に各設備の構成について、図
5〜図12を参照しながら説明する。まず、低温エージ
ング処理設備200は、図5に示すように、前工程であ
る組立工程から搬送されてくる多数の電池本体10を洗
浄する洗浄処理装置202と、洗浄処理装置202から
排出された多数の電池本体10を縦一列にそれぞれ直立
状態で後段に搬送する第1の搬送装置204と、該第1
の搬送装置204にて搬送された多数個の電池本体10
のうち、所定個数(例えば16個)の電池本体10を上
方に持ち上げて図2に示すコンテナ40に横一列単位に
収容するチャッキング機構206と、前記コンテナ40
に所定個数(例えば250個)の電池本体10が収容さ
れた段階で、コンテナ40に収容されている250個の
電池本体10を低温エージング室208に搬送する第2
の搬送装置210とを有する。
【0067】低温エージング室208は、例えば5つの
コンテナ40が段積み状態で収容できる空間を有し、該
空間の温度は、空調制御装置(図示せず)にて所定の低
温に保たれている。
【0068】第1の常温エージング処理設備300は、
前記低温エージング処理設備200における低温エージ
ング室208に隣接して設けられた分離室302と、該
分離室302に隣接して設けられた常温エージング室3
04を有して構成されている。この常温エージング室3
04は、前記低温エージング室208と同様に、例えば
5つのコンテナ40が段積み状態で収容できる空間を有
し、該空間の温度は、空調制御装置(図示せず)にて例
えば常温に保たれている。
【0069】前記低温エージング室208、分離室30
2及び常温エージング室304にかけてローラコンベア
(図示せず)が延長されて設けられ、コンテナ40は該
ローラコンベアによって低温エージング室208から分
離室302を経て常温エージング室304に搬送される
ようになっている。
【0070】分離室302は、低温エージング室208
との間及び常温エージング室304との間にそれぞれ開
閉シャッタ(便宜的に第1及び第2の開閉シャッタ30
6及び308と記す)が設置され、これら第1及び第2
の開閉シャッタ306及び308は、シャッタ制御装置
310からの駆動制御によって選択的に開閉動作するよ
うに構成されている。
【0071】即ち、低温エージング室208での低温エ
ージング処理が終了した時点で、第1の開閉シャッタ3
06が開動作して、低温エージング室208と分離室3
02とが連通し、コンテナ40はローラコンベアによっ
て低温エージング室208から分離室302内に搬送さ
れる。その後、コンテナ40が分離室302内に搬送さ
れた時点で、第1の開閉シャッタ306が閉動作して、
分離室302が低温エージング室208と雰囲気的に隔
離された時点で、第2の開閉シャッタ308が開動作し
て、今度は常温エージング室304と分離室302とが
連通し、コンテナ40はローラコンベアによって分離室
302から常温エージング室304内に搬送される。コ
ンテナ40が常温エージング室304内に搬送された時
点で、第2の開閉シャッタ308が閉動作して、分離室
302が常温エージング室304と雰囲気的に隔離され
る。
【0072】前記一連の動作が繰り返されることによっ
て、順次コンテナ群80は常温エージング室304内に
搬送されることになる。
【0073】高温エージング処理設備400は、図6に
示すように、コンテナ40の受入れ口に設置されたデー
タ書込み/読出し装置402と、前記コンテナ40の受
入れ口に搬送された5段積みのコンテナ群80を内部に
搬送する搬送装置404を有する。また、この高温エー
ジング処理設備400は、その内部空間に多数の棚を有
し、かつ5段積みのコンテナ群80を一単位として縦方
向及び横方向にマトリクス状に配置できる収容ユニット
406と、内部空間の温度を一定に維持するための空調
制御装置408と、前記コンテナ群80を収容ユニット
406の所定の棚に入れる、あるいは該所定の棚からコ
ンテナ群80を取り出すためのアーム付き搬送機構41
0と、該アーム付き搬送機構410を制御する搬送機構
制御装置412と、棚に収容されたコンテナ群80と棚
番号との対応関係を表す入出庫情報テーブルが格納され
たデータベース414と、少なくともデータ書込み/読
出し装置402からの出力データに基づいて前記テーブ
ルの内容を更新するデータサーバ416とを有して構成
されている。
【0074】前記搬送機構制御装置412とデータサー
バ416は共に、パーソナルコンピュータにて構成さ
れ、これら搬送機構制御装置412及びデータサーバ4
16は例えばバス結合方式のLAN418によってデー
タの授受が行われるようになっている。
【0075】活性化処理設備500は、図7に示すよう
に、コンテナ40の受入れ口に搬送された5段積みのコ
ンテナ群80を1段毎に分割する、又は5つに分割され
たコンテナ40を段積みして5段積みのコンテナ群80
とするコンテナ処理装置502と、1つのコンテナ単位
にデータカードDCに対してデータのアクセスを行うデ
ータ書込み/読出し装置504と、1つのコンテナ単位
に活性化処理設備500内に搬送する搬送装置506を
有する。
【0076】また、この活性化処理設備500は、その
内部空間に、搬送装置506を通じて搬送された1つの
コンテナ40を後述するIR/OCV測定ユニット51
6における1つのIR/OCV測定装置に搬送する、あ
るいは前記IR/OCV測定を終えた1つのコンテナ4
0を後述する充放電処理ユニット512における1つの
充放電処理装置に搬送する、あるいは前記充放電処理を
終えた1つのコンテナ40を前記搬送装置506に搬送
するアーム付き搬送機構508と、該アーム付き搬送機
構508を制御する搬送機構制御装置510と、1つの
コンテナ40内に収容されている多数の電池本体10に
対して充放電処理を行う充放電処理装置が多数配列され
た前記充放電処理ユニット512と、該充放電処理ユニ
ット512における各充放電処理装置をそれぞれ所定の
アルゴリズムに従って制御する充放電制御装置514
と、1つのコンテナ40内に収容された多数の電池本体
10に対して内部抵抗(IR)と開路電圧(OCV)を
測定する前記IR/OCV測定装置が多数配列されたI
R/OCV測定ユニット516と、該IR/OCV測定
ユニット516における各IR/OCV測定装置をそれ
ぞれ所定のアルゴリズムに従って制御するIR/OCV
制御装置518と、コンテナ40の搬入/搬出状況等を
表す入出庫情報テーブルと充放電結果やIR/OCV測
定の測定結果等が電池単位に登録されるセル情報テーブ
ル等が格納されたデータベース520と、少なくともデ
ータ書込み/読出し装置504からの出力データ、充放
電処理ユニット512やIR/OCV測定ユニット51
6からの出力データに基づいて前記テーブルの内容を更
新するデータサーバ522とを有して構成されている。
【0077】前記搬送機構制御装置510、充放電制御
装置514、IR/OCV制御装置518及びデータサ
ーバ522は共に、パーソナルコンピュータにて構成さ
れ、これら搬送機構制御装置510、充放電制御装置5
14、IR/OCV制御装置518及びデータサーバ5
22は例えばバス結合方式のLAN524によってデー
タの授受が行われるようになっている。
【0078】第2の常温エージング処理設備600は、
図8に示すように、コンテナ40の受入れ口に設置され
たデータ書込み/読出し装置602と、前記コンテナ4
0の受入れ口に搬送された例えば5段積みのコンテナ群
80を内部に搬送する搬送装置604とを有する。ま
た、この第2の常温エージング処理設備600は、その
内部空間に多数の棚を有し、かつ5段積みのコンテナ群
80を一単位として縦方向及び横方向にマトリクス状に
配置できる収容ユニット606と、内部空間の温度を一
定に維持するための空調制御装置608と、前記コンテ
ナ群80を収容ユニット606の所定の棚に入れる、あ
るいは該所定の棚からコンテナ群80を取り出すための
アーム付き搬送機構610と、該アーム付き搬送機構6
10を制御する搬送機構制御装置612と、コンテナ群
80の搬入/搬出状況や棚に収容されたコンテナ群80
と棚番号との対応関係等を表す入出庫情報テーブルとコ
ンテナ群80の出庫順を表す出庫順テーブルが格納され
たデータベース614と、少なくともデータ書込み/読
出し装置602からの出力データに基づいて前記テーブ
ルの内容を更新するデータサーバ616とを有して構成
されている。
【0079】前記搬送機構制御装置612とデータサー
バ616は共に、パーソナルコンピュータにて構成さ
れ、これら搬送機構制御装置612及びデータサーバ6
16は例えばバス結合方式のLAN618によってデー
タの授受が行われるようになっている。
【0080】容量検査設備700は、図9に示すよう
に、コンテナ40の受入れ口に搬送された5段積みのコ
ンテナ群80を1段毎に分割する、又は5つに分割され
たコンテナ40を段積みして5段積みのコンテナ群80
とするコンテナ処理装置702と、1つのコンテナ単位
にデータカードDCに対してデータのアクセスを行うデ
ータ書込み/読出し装置704と、1つのコンテナ単位
に容量検査設備700内に搬送する搬送装置706とを
有する。
【0081】また、この容量検査設備700は、その内
部空間に、搬送装置706を通じて搬送された1つのコ
ンテナ40を後述するIR/OCV測定ユニット716
における1つのIR/OCV測定装置に搬送する、ある
いは前記IR/OCV測定を終えた1つのコンテナ40
を後述する容量測定ユニット712における1つの容量
測定装置に搬送する、あるいは前記容量測定を終えた1
つのコンテナ40を前記搬送装置706に搬送するアー
ム付き搬送機構708と、該アーム付き搬送機構708
を制御する搬送機構制御装置710と、1つのコンテナ
40内に収容されている多数の電池本体10に対して充
放電処理を行って各電池本体10の電流容量を測定する
容量測定装置が多数配列された前記容量測定ユニット7
12と、該容量測定ユニット712における各容量測定
装置をそれぞれ所定のアルゴリズムに従って制御する容
量測定制御装置714と、1つのコンテナ40内に収容
された多数の電池本体10に対して内部抵抗(IR)と
開路電圧(OCV)を測定する前記IR/OCV測定装
置が多数配列されたIR/OCV測定ユニット716
と、該IR/OCV測定ユニット716における各IR
/OCV測定装置をそれぞれ所定のアルゴリズムに従っ
て制御するIR/OCV制御装置718と、容量測定処
理での測定結果やIR/OCV測定の測定結果に基づい
て個々の電池本体10をランク判定するランク判定装置
720と、コンテナ40の搬入/搬出状況やIR/OC
V測定ユニット716や容量測定ユニット712に収容
されたコンテナ40と棚番号との対応関係等を表す入出
庫情報テーブルと充放電結果やIR/OCV測定の測定
結果(ランクを含む)等が電池本体単位に登録されるセ
ル情報テーブル等が格納されたデータベース722と、
少なくともデータ書込み/読出し装置704からの出力
データ、容量測定ユニット712やIR/OCV測定ユ
ニット716からの出力データに基づいて前記テーブル
の内容を更新するデータサーバ724とを有して構成さ
れている。
【0082】前記搬送機構制御装置710、容量測定制
御装置714、IR/OCV制御装置718及びデータ
サーバ724は共に、パーソナルコンピュータにて構成
され、これら搬送機構制御装置710、容量測定制御装
置714、IR/OCV制御装置718及びデータサー
バ724は例えばバス結合方式のLAN726によって
データの授受が行われるようになっている。
【0083】バッファ処理設備800は、図10に示す
ように、コンテナ40の受入れ口に搬送された5段積み
のコンテナ群80を1段毎に分割する、又は5つに分割
されたコンテナ40を段積みして5段積みのコンテナ群
80とするコンテナ処理装置802と、1つのコンテナ
単位にデータカードDCに対してデータのアクセスを行
うデータ書込み/読出し装置804と、1つのコンテナ
単位にバッファ処理設備800内に搬送する搬送装置8
06と、コンテナ40内に収容されている多数の電池本
体10のうち、NG評価された電池本体10とサンプル
評価対象の電池本体10を抜き取ってそれぞれ別のコン
テナに入れるワーク抜取り装置810と該ワーク抜取り
装置810を所定のアルゴリズムに従って制御するワー
ク抜取り制御装置812とを有する。
【0084】また、このバッファ処理設備800は、そ
の内部空間に多数の棚を有し、かつ1つのコンテナ40
を一単位として縦方向及び横方向にマトリクス状に配置
できる収容ユニット814と、1つのコンテナ40を収
容ユニット814の所定の棚に入れる、あるいは該所定
の棚から1つのコンテナ40を取り出して後述するIR
/OCV測定ユニット820における1つのIR/OC
V測定装置に搬送する、あるいはIR/OCV測定を終
えた1つのコンテナ40を前記ワーク抜取り装置810
に搬送する、あるいは前記ワーク抜取り装置810での
処理を終えた1つのコンテナ40を前記搬送装置806
に搬送するアーム付き搬送機構816と、該アーム付き
搬送機構816を制御する搬送機構制御装置818と、
1つのコンテナ40内に収容された多数の電池本体10
に対して内部抵抗(IR)と開路電圧(OCV)を測定
する前記IR/OCV測定装置が多数配列されたIR/
OCV測定ユニット820と、該IR/OCV測定ユニ
ット820における各IR/OCV測定装置をそれぞれ
所定のアルゴリズムに従って制御するIR/OCV制御
装置822と、コンテナ40の搬入/搬出状況や収容ユ
ニット814等に収容されたコンテナ40と棚番号との
対応関係等を表す入出庫情報テーブルと充放電結果やI
R/OCV測定の測定結果等が電池本体単位に登録され
るセル情報テーブル等が格納されたデータベース824
と、少なくともデータ書込み/読出し装置804からの
出力データやIR/OCV測定ユニット820からの出
力データに基づいて前記テーブルの内容を更新するデー
タサーバ826とを有して構成されている。
【0085】前記ワーク抜取り制御装置812は、前記
データサーバ826から送られてくるセル情報(IR/
OCV測定結果及び充放電測定結果等)を解析して、前
工程でNG評価された1つあるいは複数の電池本体10
を割り出し、該電池本体10の座標データ(以下、便宜
的にNG座標データと記す)を求める。
【0086】更に、前記ワーク抜取り制御装置812
は、独自のROMに登録しているサンプル評価対象用の
座標データ(以下、便宜的にサンプル座標データと記
す)を取り出す。なお、前記サンプル座標データがNG
座標データと一致する場合は、前記サンプル座標データ
にオフセットを付加した座標データを新たなサンプル座
標データとする。
【0087】前記ワーク抜取り装置810は、図11に
示すように、前記アーム付き搬送機構816(図10参
照)によって搬送された1つのコンテナ40を載置、固
定するための固定台850と、NG評価された電池本体
10を収容するためのNG用コンテナ852と、サンプ
ル評価対象の電池本体10を収容するためのサンプル用
コンテナ854と、1つの多関節アームを有するロボッ
ト856と、前記ワーク抜取り制御装置812からのN
G座標データ及びサンプル座標データ並びにNG用コン
テナ852の更新座標データ及びサンプル用コンテナ8
54の更新座標データに基づいて、前記ロボット856
の多関節アームを移動駆動するロボット駆動制御機構8
58と、多関節アームのチャッキング機構860を駆動
制御するチャッキング制御機構862とを有する。
【0088】前記ワーク抜取り制御装置812、搬送機
構制御装置818、IR/OCV制御装置822及びデ
ータサーバ826は共に、パーソナルコンピュータにて
構成され、これらワーク抜取り制御装置812、搬送機
構制御装置818、IR/OCV制御装置822及びデ
ータサーバ826は例えばバス結合方式のLAN828
によってデータの授受が行われるようになっている。
【0089】選別・出荷設備900は、図12に示すよ
うに、コンテナ40の受入れ口に搬送された5段積みの
コンテナ群80を1段毎に分割する、又は5つに分割さ
れたコンテナ40を段積みして5段積みのコンテナ群8
0とするコンテナ処理装置902と、1つのコンテナ単
位にデータカードDCに対してデータのアクセスを行う
データ書込み/読出し装置904を有する。
【0090】また、この選別・出荷設備900は、印字
処理設備906と、チュービング処理設備908と、選
別処理設備910を有し、これら各種設備が連続した全
自動の一貫ラインとされている。
【0091】印字処理設備906は、1つのコンテナ単
位に選別・出荷設備900内に搬送する搬送装置916
と、該搬送装置916によって搬送された1つのコンテ
ナ40から電池本体10を例えば1列単位に取り出して
第1の移送装置918に投入する電池投入装置920を
有する。前記第1の移送装置918は、1個の電池本体
10が載置される例えば四角形状のキャリアが多数並べ
られて構成された移送装置本体と、該移送装置本体を駆
動して多数のキャリアを一方向あるいは逆方向に搬送制
御する駆動制御装置を有する。
【0092】また、この印字処理設備906は、前記各
種装置のほか、全ての電池本体10に対して印字を行う
印字装置922と、該印字装置922への印字データの
送出並びに印字装置922及び第1の移送装置918の
制御を行う印字制御装置924と、印字情報(シリアル
番号等)をデータサーバ914に転送する印字実績管理
装置926を有する。
【0093】チュービング処理設備908は、印字処理
を終えた電池本体10に対して開路電圧(OCV)の測
定を行うOCV測定装置928と、電池本体10にビニ
ール製のチューブを被せた後、別系統から供給された絶
縁リングを電池本体10にセットするチュービング装置
930と、該OCV測定装置928及びチュービング装
置930をそれぞれ所定のアルゴリズムに従って制御す
るチュービング制御装置932を有する。
【0094】選別処理設備910は、チュービング処理
を終えた電池本体10を移送する第2の移送装置934
と、前記チュービング処理を終えた電池本体10をセル
情報テーブルに登録されている当該電池本体10のラン
クに基づいて振り分けて、ランク毎に配置された図示し
ない選別用コンテナに投入する電池振分け装置936
と、選別用コンテナを所定個数ほど積載して出荷処理を
行うコンテナ積載装置938と、前記第2の移送装置9
34、電池振分け装置936及びコンテナ積載装置93
8の制御を行う選別制御装置940を有する。
【0095】前記印字制御装置924、チュービング制
御装置932及び選別制御装置940は、データ書込み
/読出し装置904からのDCデータや電池本体10の
搬送に使用される搬送データ等の授受が電池本体の搬送
に伴って行われるようになっている。
【0096】また、前記印字実績管理装置926及びデ
ータサーバ914は共に、パーソナルコンピュータにて
構成され、更に、例えばバス結合方式のLAN942に
よってデータの授受が行われるようになっている。
【0097】そして、図4に示すように、上述の低温エ
ージング処理設備200、第1の常温エージング処理設
備300、高温エージング処理設備400、活性化処理
設備500、第2の常温エージング処理設備600、容
量検査設備700、バッファ処理設備800、選別・出
荷設備900は、それぞれ延びるLANケーブル及びス
イッチングハブ1000を通してバックアップサーバ1
002に接続されている。つまり、各設備内のデータベ
ースに登録されている各種テーブルが定期的及び/又は
バックアップ要求時に大容量記憶装置1004にバック
アップされるようになっている。
【0098】本実施の形態の具体的構成に係る製造シス
テムは、基本的には以上のように構成されるものであ
り、次に本実施の形態に係る製造システムを用いて電池
を製造する方法を図13を参照しながら説明する。
【0099】まず、低温エージング処理工程S1におい
て、前記低温エージング処理設備200を通じて、電池
本体10に対し、所定の条件にて低温エージング処理が
行われる。具体的には、まず、図5に示すように、前工
程である組立工程から搬送されてくる多数個の電池本体
10が洗浄処理装置202に投入され、該洗浄処理装置
202において前記多数の電池本体10に対する洗浄処
理が行われる。洗浄処理装置202から排出された多数
の電池本体10は、第1の搬送装置204によって縦一
列にそれぞれ直立状態で後段の処理工程に搬送される。
【0100】前記第1の搬送装置204を通じて搬送さ
れた多数の電池本体10は、その搬送過程において、チ
ャッキング機構206を通じて、所定個数(例えば16
個)単位に上方に持ち上げられてコンテナ40の上方ま
で移送された後、コンテナ40の電池収容空間内に横一
列に収容される。そして、コンテナ40に所定個数(例
えば250個)の電池本体10が収容された段階で、該
250個の電池本体10は、コンテナ40と共に第2の
搬送装置210を通じて、低温エージング室208に搬
送される。
【0101】このとき、低温エージング室208内に
は、コンテナ40を5段積みの状態(コンテナ群80)
にして搬送される。低温エージング室208は、その室
内温度が、空調制御装置を通じて所定の低温に保たれて
おり、該低温エージング室208内に搬入されたコンテ
ナ群80内の多数の電池本体10は、各電池本体10自
身の発熱が抑えられながらリチウムの溶解がゆっくりと
行われることになる。
【0102】低温エージング処理工程S1を終えた多数
の電池本体10は、次の第1の常温エージング処理工程
S2に投入される。この第1の常温エージング処理工程
S2は、第1の常温エージング処理設備300を用い
て、電池本体10に対し、所定の条件で常温エージング
処理を行う。
【0103】具体的には、前記低温エージング処理を終
えたコンテナ群80は、ローラコンテナによる搬送駆動
と、図5に示すシャッタ制御装置310による第1及び
第2の開閉シャッタ306及び308に対する選択的な
開閉動作によって低温エージング室208から分離室3
02を経て常温エージング室304に投入される。常温
エージング室304は、その室内温度が、図示しない空
調制御装置を通じて常温に保たれており、該常温エージ
ング室304に搬入されたコンテナ群80内の多数の電
池本体10は、この第1の常温エージング処理によっ
て、内部のリチウム溶解が更に促進されることになる。
【0104】第1の常温エージング処理工程S2を終え
た1つのコンテナ群80は、次の部分充電工程S3に投
入される。この部分充電工程S3は、活性化処理設備5
00を用いて、前記第1の常温エージング処理を終えた
電池本体10に対し、所定の条件で部分充電処理を行
う。
【0105】具体的には、まず、前記第1の常温エージ
ング処理設備300から取り出されたコンテナ群80
は、図7に示すように、自走式の搬送車によって活性化
処理設備500のコンテナ受入れ口に搬送される。コン
テナ受入れ口にコンテナ群80が投入されると、コンテ
ナ群80は、コンテナ処理装置502を通じて1段毎に
分割され、1つのコンテナ40に取り付けられているデ
ータカードDCの内容(例えばコンテナID、ロット番
号、ステージ番号等のデータをいい、以下、便宜的にD
Cデータと記す)がデータ書込み/読出し装置504を
通じて読み取られる。読み取られたDCデータは、直接
あるいは搬送機構制御装置510を通じてデータサーバ
522に送信される。データサーバ522は、受信した
DCデータを基にコンテナ群80の入庫情報をデータベ
ース520の入出庫情報テーブルに登録する。
【0106】一方、搬送装置506は、データ書込み/
読出し装置504を通じてのDCデータの読み出しが終
了した時点で、1つのコンテナ40を活性化処理設備5
00内に搬送し、1つのコンテナ40をアーム付き搬送
機構508に受け渡す。
【0107】搬送機構制御装置510は、例えば、IR
/OCV測定ユニット516に配列されている多数のI
R/OCV測定装置のうち、空いているIR/OCV測
定装置にアームを移動して、1つのコンテナ40を当該
IR/OCV測定装置に投入する。IR/OCV制御装
置518は、前記IR/OCV測定装置内にコンテナ4
0が投入された時点で、当該IR/OCV測定装置を起
動する。これによって、前記コンテナ40内に収容され
ている多数の電池本体10に対する内部抵抗(IR)と
開路電圧(OCV)の測定が行われる。
【0108】測定結果は、IR/OCV制御装置518
及びデータサーバ522を通じてデータベース520の
セル情報テーブルに登録される。この測定結果におい
て、エラー判定された電池本体10は、それ以降の充放
電処理及び容量測定処理は行われない。エラー判定を受
けた電池本体10は、後述する第1のバッファ処理工程
S6でのワーク抜取り処理によって抜き取られるまで、
コンテナ40内に収容されたまま他の電池本体10と共
に各工程に搬送される。
【0109】前記IR/OCV測定を終えた1つのコン
テナ40は、前記アーム付き搬送機構508によって、
今度は、充放電処理ユニット512側に搬送される。即
ち、アーム付き搬送機構508は、充放電処理ユニット
512に配列されている多数の充放電処理装置のうち、
空いている充放電処理装置にアームを移動して、前記コ
ンテナ40を当該充放電処理装置に投入する。充放電制
御装置514は、前記充放電処理装置内にコンテナ40
が投入された時点で、当該充放電処理装置を起動する。
充放電処理装置は、該充放電処理装置に搬送されたコン
テナ40に収容されている多数の電池本体10に対して
所定の条件で部分充電を行う。この部分充電処理は、充
放電制御装置514の制御によって行われる。
【0110】前記充放電処理装置による部分充電によっ
て得られた測定結果は、充放電制御装置514及びデー
タサーバ522を通じてデータベース520のセル情報
テーブルに登録される。この測定結果において、新たに
エラー判定された電池本体10は、それ以降の充放電処
理及び容量測定処理は行われない。この場合も、エラー
判定を受けた電池本体10は、後述する第1のバッファ
処理工程S6でのワーク抜取り処理によって抜き取られ
るまで、コンテナ40内に収容されたまま他の電池本体
10と共に各工程に搬送される。
【0111】前記部分充電処理を終えた多数の電池本体
10が収容されたコンテナ40は、搬送装置506によ
ってコンテナ受入れ台まで搬送される。そして、5つの
コンテナ40がコンテナ受入れ台に揃った段階で、5段
積みのコンテナ群80にまとめられた後、自走式の搬送
車に受け渡される。各コンテナ40の搬送過程におい
て、データ書込み/読出し装置504を通じて各コンテ
ナ40のDCデータが読み取られ、更に、そのコンテナ
40に収容されている多数の電池本体10に関するセル
情報(IR/OCV測定結果及び部分充電結果等)がデ
ータカードDCに書き込まれる。読み取られたDCデー
タは、直接あるいは搬送機構制御装置510を通じてデ
ータサーバ522に送信される。データサーバ522
は、受信したDCデータを基にコンテナ40の出庫情報
をデータベース520の入出庫情報テーブルに登録す
る。この時点で、1つのコンテナ群80に対する部分充
電処理が終了する。この部分充電処理によって、電池本
体10でのリチウム溶解が効率よく促進し、併せて電池
本体10の電位むらが抑圧される。
【0112】部分充電工程S3を終えた1つのコンテナ
群80は、次の高温エージング処理工程S4に投入され
る。この高温エージング処理工程S4は、高温エージン
グ処理設備400を用いて、電池本体10に対し、所定
の条件で高温エージング処理を行う。
【0113】具体的には、まず、前記活性化処理設備5
00から取り出されたコンテナ群80は、図6に示すよ
うに、自走式の搬送車によって高温エージング処理設備
400のコンテナ受入れ口に搬送される。コンテナ受入
れ口にコンテナ群80が投入されると、最下段のコンテ
ナ40に取り付けられているデータカードDCのDCデ
ータがデータ書込み/読出し装置402を通じて読み取
られる。読み取られたDCデータは、直接あるいは搬送
機構制御装置412を通じてデータサーバ416に送信
される。データサーバ416は、受信したDCデータを
基にコンテナ群80の入庫情報をデータベース414の
入出庫情報テーブルに登録する。
【0114】一方、搬送装置404は、データ書込み/
読出し装置402を通じてのDCデータの読み出しが終
了した時点で、コンテナ群80を高温エージング処理設
備400内に搬送し、コンテナ群80をアーム付き搬送
機構410に受け渡す。
【0115】搬送機構制御装置412は、例えば、収容
状況テーブルの内容から現在空いている棚番号を検索
し、その棚番号に対応する棚の位置にアームを移動し
て、当該棚番号に対応した棚内にコンテナ群80を収容
する。データサーバ416は、コンテナ群80を所定の
棚に収容した時刻を入庫時刻として入出庫情報テーブル
に登録する。
【0116】そして、入庫時刻から所定時間経過したコ
ンテナ群80が収容されている棚の棚番号を出庫順テー
ブルから検索し、検索した棚番号を搬送機構制御装置4
12に供給する。搬送機構制御装置412は、アーム付
き搬送機構410を駆動し、前記棚番号に対応する棚か
らコンテナ群80を取り出して搬送装置404まで搬送
する。搬送装置404は搬送されたコンテナ群80をコ
ンテナ受入れ台まで搬送し、自走式の搬送車にコンテナ
群80を受け渡す。この搬送過程において、データ書込
み/読出し装置402を通じてDCデータが読み取られ
る。読み取られたDCデータは、直接あるいは搬送機構
制御装置412を通じてデータサーバ416に送信され
る。データサーバ416は、受信したDCデータを基に
コンテナ群80の出庫情報をデータベース414の入出
庫情報テーブルに登録する。この時点で、1つのコンテ
ナ群80に対する高温エージング処理が終了する。
【0117】高温エージング処理工程S4を終えた1つ
のコンテナ群80は、次の活性化処理工程S5に投入さ
れる。この活性化処理工程S5は、活性化処理設備50
0を用いて、前記高温エージング処理を終えた電池本体
10に対し、所定の条件で活性化処理を行う。
【0118】具体的には、まず、前記高温エージング処
理設備400から取り出されたコンテナ群80は、図7
に示すように、自走式の搬送車によって活性化処理設備
500のコンテナ受入れ口に搬送される。コンテナ受入
れ口にコンテナ群80が投入されると、コンテナ群80
は、コンテナ処理装置502を通じて1段毎に分割さ
れ、1つのコンテナ40に取り付けられているデータカ
ードDCの内容(DCデータ)がデータ書込み/読出し
装置504を通じて読み取られる。読み取られたDCデ
ータは、搬送機構制御装置510を通じてデータサーバ
522に送信される。データサーバ522は、受信した
DCデータを基にコンテナ群80の入庫情報をデータベ
ース520の入出庫情報テーブルに登録する。
【0119】一方、搬送装置506は、データ書込み/
読出し装置504を通じてのDCデータの読み出しが終
了した時点で、1つのコンテナ40を活性化処理設備5
00内に搬送し、1つのコンテナ40をアーム付き搬送
機構508に受け渡す。
【0120】搬送機構制御装置510は、例えば、IR
/OCV測定ユニット516に配列されている多数のI
R/OCV測定装置のうち、空いているIR/OCV測
定装置にアームを移動して、1つのコンテナ40を当該
IR/OCV測定装置に投入する。IR/OCV制御装
置518は、前記IR/OCV測定装置内にコンテナ4
0が投入された時点で、当該IR/OCV測定装置を起
動する。これによって、前記コンテナ40内に収容され
ている多数の電池本体10に対する内部抵抗(IR)と
開路電圧(OCV)の測定が行われる。
【0121】測定結果は、IR/OCV制御装置518
及びデータサーバ522を通じてデータベース520の
セル情報テーブルに登録される。この測定結果におい
て、エラー判定された電池本体10は、それ以降の充放
電処理及び容量測定処理は行われない。エラー判定を受
けた電池本体10は、後述する第1のバッファ処理工程
S6でのワーク抜取り処理によって抜き取られるまで、
コンテナ40内に収容されたまま他の電池本体10と共
に各工程に搬送される。
【0122】前記IR/OCV測定を終えた1つのコン
テナ40は、前記アーム付き搬送機構508によって、
今度は、充放電処理ユニット512側に搬送される。即
ち、アーム付き搬送機構508は、充放電処理ユニット
512に配列されている多数の充放電処理装置のうち、
空いている充放電処理装置にアームを移動して、前記コ
ンテナ40を当該充放電処理装置に投入する。充放電制
御装置514は、前記充放電処理装置内にコンテナ40
が投入された時点で、当該充放電処理装置を起動する。
充放電処理装置は、該充放電処理装置に搬送されたコン
テナ40に収容されている多数の電池本体10に対して
所定の条件で活性化処理を行う。この充放電処理装置に
よる活性化処理の制御は充放電制御装置514を通じて
行われる。
【0123】前記充放電処理装置による活性化処理によ
って得られた測定結果は、充放電制御装置514及びデ
ータサーバ522を通じてデータベース520のセル情
報テーブルに登録される。この測定結果において、新た
にエラー判定された電池本体10は、それ以降の容量測
定処理は行われない。この場合も、エラー判定を受けた
電池本体10は、後述する第1のバッファ処理工程S6
でのワーク抜取り処理によって抜き取られるまで、コン
テナ40内に収容されたまま他の電池本体10と共に各
工程に搬送される。
【0124】活性化処理を終えた多数の電池本体10が
収容されたコンテナ40は、搬送装置506によってコ
ンテナ受入れ台まで搬送される。そして、5つのコンテ
ナ40がコンテナ受入れ台に揃った段階で、5段積みの
コンテナ群80にまとめられた後、自走式の搬送車に受
け渡される。各コンテナ40の搬送過程において、デー
タ書込み/読出し装置504を通じて各コンテナ40の
DCデータが読み取られ、更に、そのコンテナ40に収
容されている多数の電池本体10に関するセル情報(I
R/OCV測定結果及び充放電測定結果等)がデータカ
ードDCに書き込まれる。読み取られたDCデータは、
直接あるいは搬送機構制御装置510を通じてデータサ
ーバ522に送信される。データサーバ522は、受信
したDCデータを基にコンテナ40の出庫情報をデータ
ベース520の入出庫情報テーブルに登録する。この時
点で、1つのコンテナ群80に対する活性化処理が終了
する。前記活性化処理によって、電池本体10でのリチ
ウム溶解が効率よく促進し、併せて電池本体10の電位
むらが抑圧される。
【0125】活性化処理工程S5を終えた1つのコンテ
ナ群80は、次の第1のバッファ処理工程S6に投入さ
れる。この第1のバッファ処理工程S6は、バッファ処
理設備800を用いて、電池本体10に対し、例えば3
時間〜6時間の放置処理を行う。
【0126】具体的には、まず、活性化処理設備500
から取り出されたコンテナ群80は、図10に示すよう
に、自走式の搬送車によってバッファ処理設備800の
コンテナ受入れ口に搬送される。コンテナ受入れ口にコ
ンテナ群80が投入されると、コンテナ群80は、コン
テナ処理装置802を通じて1段毎に分割され、1つの
コンテナ40に取り付けられているデータカードDCの
内容(DCデータ)がデータ書込み/読出し装置804
を通じて読み取られる。読み取られたDCデータは、直
接あるいは搬送機構制御装置818を通じてデータサー
バ826に送信される。データサーバ826は、受信し
たDCデータを基にコンテナ群80の入庫情報をデータ
ベース824の入出庫情報テーブルに登録する。
【0127】一方、搬送装置806は、データ書込み/
読出し装置804を通じてのDCデータの読み出しが終
了した時点で、1つのコンテナ40をバッファ処理設備
800内に搬送し、1つのコンテナ40をアーム付き搬
送機構816に受け渡す。
【0128】搬送機構制御装置818は、例えば、収容
状況テーブルの内容に基づいて収容ユニット814のう
ち、現在空いている棚番号を検索し、その棚番号に対応
する棚の位置にアームを移動することによって、当該棚
番号に対応した棚内に1つのコンテナ40を収容する。
データサーバ826は、1つのコンテナ40を所定の棚
に収容した時刻を入庫時刻として入出庫情報テーブルに
登録する。
【0129】そして、入庫時刻から所定時間経過したコ
ンテナ40が収容されている棚の棚番号を出庫順テーブ
ルから検索し、検索した棚番号を搬送機構制御装置81
8に供給する。
【0130】搬送機構制御装置818は、アーム付き搬
送機構816を駆動して、前記棚番号に対応する棚から
1つのコンテナ40を取り出し、IR/OCV測定ユニ
ット820に配列されている多数のIR/OCV測定装
置のうち、空いているIR/OCV測定装置にアームを
移動して、1つのコンテナ40を当該IR/OCV測定
装置に投入する。IR/OCV制御装置822は、前記
IR/OCV測定装置内にコンテナ40が投入された時
点で、当該IR/OCV測定装置を起動する。これによ
って、前記コンテナ40内に収容されている多数の電池
本体10に対する内部抵抗(IR)と開路電圧(OC
V)の測定が行われる。
【0131】測定結果は、IR/OCV制御装置822
及びデータサーバ826を通じてデータベース824の
セル情報テーブルに登録される。この測定結果におい
て、新たにエラー判定された電池本体10は、それ以降
の容量測定処理は行われない。エラー判定を受けた電池
本体10は、次のワーク抜取り処理によって抜き取られ
る。
【0132】前記IR/OCV測定を終えた1つのコン
テナ40は、前記アーム付き搬送機構816によって、
今度は、ワーク抜取り装置810側に搬送される。この
とき、前記コンテナ40は、図11に示すように、ワ−
ク抜取り装置810の固定台850に搬送されて、固定
台850上に載置、固定される。このとき、搬送機構制
御装置818からワーク抜取り装置810に対して、当
該コンテナ40が収容されていた棚番号が供給される。
【0133】コンテナ40が固定台850に固定された
時点で、ワーク抜取り制御装置812は、データサーバ
826に対して前記棚番号を送信して問い合わせ(照
合)を行う。データサーバ826は、ワーク抜取り制御
装置812からの棚番号を受け取って、データベース8
24に格納されている入出庫情報テーブルの棚番号に対
応するレコードからコンテナIDとロット番号を読み出
し、更に、これらコンテナIDとロット番号を検索キー
として、セル情報テーブルから当該コンテナ40内に収
容されている多数の電池本体10に関するセル情報を検
索し、読み出す。読み出したセル情報はワーク抜取り制
御装置812に返送される。
【0134】ワーク抜取り制御装置812は、データサ
ーバ826からのセル情報を解析して、前工程でNG評
価された1つあるいは複数の電池本体10を割り出し、
NG評価された電池本体10の座標データ(NG座標デ
ータ)を求める。また、ワーク抜取り制御装置812
は、独自のROMに登録しているサンプル座標データを
取り出す。なお、前記サンプル座標データがNG座標デ
ータと一致する場合は、上述したように、前記サンプル
座標データにオフセットを付加した座標データを新たな
サンプル座標データとする。
【0135】前記ワーク抜取り制御装置812にて得ら
れたNG座標データ及びサンプル座標データは、後段の
ワーク抜取り装置810に送られる。
【0136】ワーク抜取り装置810は、まず、ロボッ
ト駆動制御機構858を通じて、コンテナ40内に収容
されている多数の電池本体10のうち、サンプル座標デ
ータの内容に対応する電池本体10の位置に多関節アー
ムを移動させる。その後、チャッキング制御機構862
の駆動によって前記位置にある電池本体10をチャッキ
ング機構860にて保持して上方に持ち上げる。
【0137】その後、ロボット駆動制御機構858を通
じて、多関節アームをサンプル用コンテナ854の更新
座標データが示す位置に移動させ、チャッキング機構8
60による電池本体10の保持を解放して、サンプル用
コンテナ854の前記位置に電池本体10(サンプル評
価対象の電池本体)を収容する。前記一連の動作を必要
なサンプル数分行う。前記サンプル用コンテナ854の
更新座標データは、サンプル用コンテナ854内に電池
本体10が収容されるたびに順次更新される。
【0138】次に、ロボット駆動制御機構858を通じ
て、コンテナ40内に収容されている多数の電池本体1
0のうち、NG座標データの内容に対応する電池本体1
0の位置に多関節アームを移動させる。その後、チャッ
キング制御機構862の駆動によって前記位置にある電
池本体10をチャッキング機構860にて保持して上方
に持ち上げる。
【0139】その後、ロボット駆動制御機構858を通
じて、多関節アームをNG用コンテナ852の更新座標
データが示す位置に移動させ、チャッキング機構860
による電池本体10の保持を解放して、NG用コンテナ
852の前記位置に電池本体10(NG評価された電池
本体)を収容する。前記一連の動作をNG評価された数
分行う。前記NG用コンテナ852の更新座標データ
は、NG用コンテナ852内に電池本体10が収容され
るたびに順次更新される。
【0140】ワーク抜取り装置810によるコンテナ4
0からのサンプル評価対象の電池本体10とNG評価さ
れた電池本体10の抜き取り処理が終了した時点で、ワ
ーク抜取り制御装置812は、搬送機構制御装置818
に抜取り処理終了を示す信号を出力する。搬送機構制御
装置818は、前記信号の入力に基づいて、アーム付き
搬送機構816を駆動することによって、ワーク抜取り
装置810から前記コンテナ40を取り出して搬送装置
806側に搬送する。
【0141】コンテナ40は、搬送装置806によって
コンテナ受入れ台まで搬送される。そして、5つのコン
テナ40がコンテナ受入れ台に揃った段階で、5段積み
のコンテナ群80にまとめられた後、自走式の搬送車に
受け渡される。各コンテナ40の搬送過程において、デ
ータ書込み/読出し装置804を通じて各コンテナ40
のDCデータが読み取られ、更に、そのコンテナ40に
収容されている多数の電池本体10に関するセル情報
(IR/OCV測定結果及び充放電測定結果等)がデー
タカードDCに書き込まれる。読み取られたDCデータ
は、搬送機構制御装置818を通じてデータサーバ82
6に送信される。データサーバ826は、受信したDC
データを基にコンテナ40の出庫情報をデータベース8
24の入出庫情報テーブルに登録する。この時点で、1
つのコンテナ群80に対する第1のバッファ処理工程S
6が終了する。
【0142】この第1のバッファ処理工程S6におい
て、前記活性化処理後の電池本体10を所定時間放置す
ることにより、IR/OCV測定を高精度に行わせるこ
とができると共に、信頼性の向上を図ることができる。
【0143】第1のバッファ処理工程S6を終えた1つ
のコンテナ群80は、次の第2の常温エージング処理工
程S7に投入される。この第2の常温エージング処理工
程S7は、第2の常温エージング処理設備600を用い
て、電池本体10に対し、所定の条件で常温エージング
処理を行う。
【0144】具体的には、まず、前記バッファ処理設備
800から取り出されたコンテナ群80は、図8に示す
ように、自走式の搬送車によって第2の常温エージング
処理設備600のコンテナ受入れ口に搬送される。コン
テナ受入れ口にコンテナ群80が投入されると、最下段
のコンテナ40に取り付けられているデータカードDC
の内容(DCデータ)がデータ書込み/読出し装置60
2を通じて読み取られる。読み取られたDCデータは、
搬送機構制御装置612を通じてデータサーバ616に
送信される。データサーバ616は、受信したDCデー
タを基にコンテナ群80の入庫情報をデータベース61
4の入出庫情報テーブルに登録する。
【0145】一方、搬送装置604は、データ書込み/
読出し装置602を通じてのDCデータの読み出しが終
了した時点で、コンテナ群80を第2の常温エージング
処理設備600内に搬送し、コンテナ群80をアーム付
き搬送機構610に受け渡す。
【0146】搬送機構制御装置612は、例えば、収容
状況テーブルの内容から現在空いている棚番号を検索
し、その棚番号に対応する棚の位置にアームを移動し
て、当該棚番号に対応した棚内にコンテナ群80を収容
する。データサーバ616は、コンテナ群80を所定の
棚に収容した時刻を入庫時刻として入出庫情報テーブル
に登録する。
【0147】また、データサーバ616は、例えば1時
間に1回の割合で、最近1時間内に入庫したコンテナ群
80の入庫情報を検索し、検索した入庫情報を出庫順テ
ーブルに登録して該出庫順テーブルの内容を更新する。
【0148】そして、入庫時刻から所定時間経過したコ
ンテナ群80が収容されている棚の棚番号を出庫順テー
ブルから検索し、検索した棚番号を搬送機構制御装置6
12に供給する。搬送機構制御装置612は、アーム付
き搬送機構610を駆動し、前記棚番号に対応する棚か
らコンテナ群80を取り出して搬送装置604まで搬送
する。搬送装置604は搬送されたコンテナ群80をコ
ンテナ受入れ台まで搬送し、自走式の搬送車にコンテナ
群80を受け渡す。この搬送過程において、データ書込
み/読出し装置602を通じてDCデータが読み取られ
る。読み取られたDCデータは、直接あるいは搬送機構
制御装置612を通じてデータサーバ616に送信され
る。データサーバ616は、受信したDCデータを基に
コンテナ群80の出庫情報をデータベース614の入出
庫情報テーブルに登録する。この時点で、1つのコンテ
ナ群80に対する第2の常温エージング処理工程S7が
終了する。
【0149】この第2の常温エージング処理によって、
電池本体10の微小短絡を検出することが可能となり、
信頼性の高い二次電池を得ることができる。
【0150】第2の常温エージング処理工程S7を終え
た1つのコンテナ群80は、次の容量検査工程S8に投
入される。この容量検査工程S8は、容量検査設備70
0を用いて、充電及び放電時の電流容量を検査する。
【0151】具体的には、まず、第2の常温エージング
処理設備600から取り出されたコンテナ群80は、図
9に示すように、自走式の搬送車によって容量検査設備
700のコンテナ受入れ口に搬送される。コンテナ受入
れ口にコンテナ群80が投入されると、コンテナ群80
は、コンテナ処理装置702を通じて1段毎に分割さ
れ、1つのコンテナ40に取り付けられているデータカ
ードDCの内容(DCデータ)がデータ書込み/読出し
装置704を通じて読み取られる。読み取られたDCデ
ータは、直接あるいは搬送機構制御装置710を通じて
データサーバ724に送信される。データサーバ724
は、受信したDCデータを基にコンテナ群80の入庫情
報をデータベース722の入出庫情報テーブルに登録す
る。
【0152】一方、搬送装置706は、データ書込み/
読出し装置704を通じてのDCデータの読み出しが終
了した時点で、1つのコンテナ40を容量検査設備70
0内に搬送し、1つのコンテナ40をアーム付き搬送機
構708に受け渡す。
【0153】搬送機構制御装置710は、例えば、IR
/OCV測定ユニット716に配列されている多数のI
R/OCV測定装置のうち、空いているIR/OCV測
定装置にアームを移動して、1つのコンテナ40を当該
IR/OCV測定装置に投入する。IR/OCV制御装
置718は、前記IR/OCV測定装置内にコンテナ4
0が投入された時点で、当該IR/OCV測定装置を起
動する。これによって、前記コンテナ40内に収容され
ている多数の電池本体10に対する内部抵抗(IR)と
開路電圧(OCV)の測定が行われる。
【0154】測定結果は、IR/OCV制御装置718
及びデータサーバ724を通じてデータベース722の
セル情報テーブルに登録される。この測定結果におい
て、新たにエラー判定された電池本体10は、それ以降
の容量測定処理は行われない。この場合、エラー判定を
受けた電池本体10は、後述する選別・出荷工程S10
での電池振分け処理によって選別されるまで、コンテナ
40内に収容されたまま他の電池本体10と共に各工程
に搬送される。
【0155】前記IR/OCV測定を終えた1つのコン
テナ40は、前記アーム付き搬送機構708によって、
今度は、容量測定ユニット712側に搬送される。即
ち、アーム付き搬送機構708は、容量測定ユニット7
12に配列されている多数の容量測定装置のうち、空い
ている容量測定装置にアームを移動して、前記コンテナ
40を当該容量測定装置に投入する。容量測定制御装置
714は、前記容量測定装置内にコンテナ40が投入さ
れた時点で、当該容量測定装置を起動する。容量測定装
置は、該容量測定装置に搬送されたコンテナ40内に収
容されている多数の電池本体10に対して所定の条件で
容量測定を行う。この容量測定装置による容量測定の制
御は容量測定制御装置714を通じて行われる。
【0156】この電流容量の測定においては、充電期間
の最初の所定時間において、電池本体10に一定電流を
流して充電を行ういわゆる定電流充電(CC充電)が行
われ、残りの期間において、電池本体10の両端に一定
電圧を印加して充電を行う、いわゆる定電圧充電(CV
充電)が行われる。前記最初の所定時間における定電流
充電においては、一定電流が電池に流れることから、電
池本体10の両端電圧が時間の経過と共に徐々に上昇
し、その後の定電圧充電においては、一定電圧が電池本
体10の両端に印加されることから、電池本体10に流
れる電流が時間の経過と共に徐々に減少することとな
る。
【0157】前記容量測定によって得られた測定結果
は、容量測定制御装置714及びデータサーバ724を
通じてデータベース722のセル情報テーブルに登録さ
れる。この測定結果において、新たにエラー判定された
電池本体10は、後述する選別・出荷工程S10での電
池振分け処理によって選別されるまで、コンテナ40内
に収容されたまま他の電池本体10と共に各工程に搬送
される。
【0158】その後、ランク判定装置720において、
前記IR/OCV測定及び充放電処理の各測定結果に基
づいてランク判定を行う。判定されたランクは、データ
サーバ724を通じてデータベース722のセル情報テ
ーブルに登録される。
【0159】容量測定処理を終えた多数の電池本体10
が収容されたコンテナ40は、搬送装置706によって
コンテナ受入れ台まで搬送される。そして、5つのコン
テナ40がコンテナ受入れ台に揃った段階で、5段積み
のコンテナ群80にまとめられた後、自走式の搬送車に
受け渡される。各コンテナ40の搬送過程において、デ
ータ書込み/読出し装置704を通じて各コンテナ40
のDCデータが読み取られ、更に、そのコンテナ40に
収容されている多数の電池本体10に関するセル情報
(IR/OCV測定結果、容量測定結果及びランク等)
がデータカードDCに書き込まれる。読み取られたDC
データは、直接あるいは搬送機構制御装置710を通じ
てデータサーバ724に送信される。データサーバ72
4は、受信したDCデータを基にコンテナ40の出庫情
報をデータベース722の入出庫情報テーブルに登録す
る。この時点で、1つのコンテナ群80に対する容量測
定処理が終了する。
【0160】容量検査工程S8を終えた1つのコンテナ
群80は、次の第2のバッファ処理工程S9に投入され
る。この第2のバッファ処理工程S9は、バッファ処理
設備800を用いて、電池本体10に対し、所定時間の
放置処理と必要なIR/OCV測定処理を行う。この第
2のバッファ処理工程S9は、ワーク抜取り処理以外
は、前記第1のバッファ処理工程S6とほぼ同じ工程を
踏むため、その重複説明を省略する。
【0161】第2のバッファ処理工程S9を終えた1つ
のコンテナ群80は、次の選別・出荷工程S10に投入
される。この選別・出荷工程S10は、選別・出荷設備
900を用いて、電池本体10に対し、例えば印字、チ
ュービング処理を行って製品(二次電池)とした後に、
これら電池をそれぞれデータカードDCに記録されてい
るセル情報に基づいてランク分けを行って、ランク単位
に出荷するという処理を行う。
【0162】具体的には、まず、バッファ処理設備80
0から取り出されたコンテナ群80は、自走式の搬送車
によって選別・出荷設備900のコンテナ受入れ口に搬
送される。コンテナ受入れ口にコンテナ群80が投入さ
れると、コンテナ群80は、コンテナ処理装置902を
通じて1段毎に分割され、1つのコンテナ40に取り付
けられているデータカードDCの内容(DCデータ)が
データ書込み/読出し装置904を通じて読み取られ
る。読み取られたDCデータは、印字制御装置924に
送信される。
【0163】一方、搬送装置916は、データ書込み/
読出し装置904を通じてのDCデータの読み出しが終
了した時点で、1つのコンテナ40を選別・出荷設備9
00内に搬送し、1つのコンテナ40を電池投入装置9
20に受け渡す。電池投入装置920は、搬送装置91
6によって搬送された1つのコンテナ40から電池本体
10を1列ずつ取り出して後段の第1の移送装置918
に投入する。
【0164】第1の移送装置918は、初期動作の段階
で、原点出しが行われ、先頭のキャリアとして宣言され
たキャリア(以下、先頭キャリアと記す)が基端(始
端)の位置に位置決めされる。そして、前記電池投入装
置920の電池本体10の投入タイミングに同期して第
1の移送装置918が印字制御装置924を通じて搬送
制御され、先頭キャリアから順番にそれぞれ電池本体1
0が直立状態で載置されていく。
【0165】このキャリアの搬送過程において、電池本
体10の有無が光センサ(図示せず)を通じて検出さ
れ、少なくとも電池本体10が存在しないキャリアの情
報(例えばキャリアの搬送に同期してシフトされるシー
ケンサ(プログラマブル・コントローラ)内のデータメ
モリのデータ内容)が印字制御装置924内で更新され
ると共に、搬送データのずれを検出する。このずれは、
データなし情報をもつキャリアにて電池有りがセンサに
て検出された場合などに発生する。
【0166】第1の移送装置918によって縦1列とさ
れて順次搬送される多数の電池本体10は、まず、印字
装置922に投入される。印字装置922は、キャリア
の移動によって搬送された電池本体10の表面に印字を
行う。この印字処理は、コンテナのデータカードDCに
書き込まれたコンテナ情報から読み出された当該コンテ
ナ40のコンテナID、ロット番号及びランク情報に基
づいて印字制御装置924により作成された電池本体1
本ごとのシリアル番号が印字装置922に供給されるこ
とにより行われる。印字されたシリアル番号は、印字実
績管理装置926によりコンテナ単位でデータサーバ9
14に送られる。
【0167】印字処理を終えた電池本体10は、第1の
移送装置918によって、チュービング処理設備908
に投入され、まず、OCV測定装置928において、そ
れぞれ開路電圧(OCV)が測定される。この測定結果
は、チュービング制御装置932を通じてコンテナ単位
でデータベース912のセル情報テーブルに登録され
る。OCV測定を終えた多数の電池本体10は、後段の
チュービング装置930に投入される。
【0168】チュービング装置930は、別系統から供
給されたチューブ(ビニール製の袋)を電池本体10に
被せ、別系統から供給された例えば紙製の絶縁リングを
電池本体10にセットして熱収縮を行う。このチュービ
ング装置930によるチュービング処理は、チュービン
グエラー(チューブがうまく被らない等)とされる場合
がある。チュービングエラーとされた電池本体10は、
新たにNG品として排除される。
【0169】前記印字装置922、チュービング装置9
30及び電池振分け装置936は、それぞれキャリアの
ピッチ搬送クロックと同期させてシフトする電池情報
(電池の有無を示す情報等)をシーケンサのデータメモ
リ内に有し、それぞれの処理位置に該当するデータメモ
リのチャンネルに電池なしの情報(データなし)があっ
た場合、キャリア上に電池本体10が存在しないと判断
して、当該キャリアに対するそれぞれの処理を行わない
という動作を行う。
【0170】各装置では、各装置間での電池本体10の
受け渡し時にずれが生じないように、各装置の搬送ピッ
チ位置の照合を行っている。例えば、各装置の搬送ベル
ト軸に位置検出ができる円盤を取付け、常に同じ位置と
なっているかどうかを監視している。また、電池本体1
0の受け渡しと電池情報の受け渡しとのずれが検出でき
るように、各装置間の主要部に電池の有無の検出を行う
センサを設け、データとの照合を行っている。
【0171】チュービング処理を終えた電池本体10
(このチュービング処理を終えた電池本体10を以降の
説明では電池10と記す)は、第2の移送装置934に
よって、電池振分け装置936に投入される。
【0172】電池振分け装置936は、それぞれランク
に対応した位置(ランク振分け位置)に、図示しない例
えば良品と認定された5種の選別用コンテナと、1種の
NG用の選別用コンテナが設置されている。各選別用コ
ンテナは、例えば100本の電池本体10が収容できる
ようになっている。
【0173】この電池振分け装置936は、前記チュー
ビング制御装置932のデータメモリから受け渡された
搬送データをシーケンサのデータメモリに書き込み、ピ
ッチ搬送クロックに同期させて搬送データをシフトす
る。そして、各ランク振分け位置に該当するデータメモ
リ・チャンネルに該当ランクのデータがシフトされてき
たタイミングで、電池本体10を選別用コンテナに投入
するという処理動作を行う。これによって、個々の電池
本体10が該当ランクに対応する選別用コンテナに投入
されることになる。
【0174】100本の電池本体10が収容された選別
用コンテナは、コンテナ積載装置938によってランク
単位に段積みされて梱包体として出荷センタに搬送され
る。出荷センタでは、まず、自動パレタイズ装置によっ
て前記梱包体をパレットに積み込み、その後、自動結束
装置を用いて前記パレットを結束して出荷処理を行う。
出荷処理された二次電池は、その後、別工程にて数個単
位あるいは10数個単位にまとめられて、例えばバッテ
リーパックに収容される。即ち、パック処理が行われ
る。一方、NG容器に入れられた電池10に関しては、
廃棄処分等が行われる。
【0175】一般に、電子機器の直流電源として二次電
池を使用する場合、複数の電池を直列にあるいは並列に
接続して使用される。このため、接続される複数の電池
のうち、1つでも電流容量の低い電池があると、直流電
源としての性能及び寿命が当該電流容量の低い電池によ
って律速されることとなる。
【0176】しかし、本実施の形態に係る製造システム
では、前記セル情報(電流容量値やIR/OCV等)に
基づいて電池本体10をランク分けして選別するように
しているため、互いに電流容量値が近似する複数の電池
を揃えてパック(梱包)することが可能となり、電源と
して使用した場合の性能及び寿命を向上させることがで
きる。
【0177】このように、本実施の形態に係る製造シス
テムにおいては、一つのコンテナ40内に収容された多
数の電池本体10のうち、一部の電池本体10において
例えばNG評価がなされた場合、そのNG評価された電
池本体10をコンテナ40から排除することができるた
め、NG評価の電池本体10によるその後の製造工程へ
の影響をなくすことが可能となる。
【0178】例えば、二次電池の製造工程においては、
その製造過程(検査過程)において、性能評価等を行う
ために電池本体10に対して充電が行われる。この充電
処理によってNGと評価された電池本体10をそのまま
次の工程(第2の常温エージング処理工程S7)に投入
すると、処理環境及び測定環境の急変をもたらし、前工
程で良として評価された電池本体10に対して悪影響を
及ぼすおそれがあり、二次電池の歩留まり低下をもたら
す要因となる。
【0179】しかし、本実施の形態に係る製造システム
においては、上述のように、製造過程において、コンテ
ナ40から少なくともNG評価された電池本体10を抜
き取ることができるため、前記のような問題は発生しな
い。
【0180】特に、本実施の形態に係る製造システムに
おいては、前記NG評価された電池本体10の抜取りに
加えて、前記サンプル評価対象の電池本体10も抜き取
るようにしているため、NG評価された電池本体10を
早期に抜き取ることができると共に、良として評価され
た電池本体10を速やかに他の性能評価に回すことが可
能となり、履歴管理等の充実を早期に図ることができ
る。
【0181】また、本実施の形態に係る製造システムに
おいては、バッファ処理設備800において、入出庫情
報テーブルやセル情報テーブル等が格納されたデータベ
ース824に対してデータサーバ826を通じてアクセ
スを行い、棚番号に対応した棚に格納されているコンテ
ナ40のコンテナID及びロット番号を検索キーとし
て、セル情報テーブルから必要なセル情報を取り出し、
該セル情報をワーク抜取り制御装置812に供給するよ
うにしているため、多数の電池本体10が収容されたコ
ンテナ40に対するワークの抜取り動作をスムーズに行
うことができ、工数の削減をより一層図ることができ
る。
【0182】この実施の形態に係る製造システムにおい
ては、コンテナ40内に収容された多数の電池本体10
に対してエージング処理及び充放電処理を行い、コンテ
ナ40内から少なくともNG評価された電池本体10を
抜き取るシステムに適用した例を示したが、その他、容
器内に収容された多数のワークから少なくともNG評価
されたワークを抜き取るシステム全般に適用させること
ができる。
【0183】なお、この発明に係る物品の製造システム
は、上述の実施の形態に限らず、この発明の要旨を逸脱
することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんで
ある。
【0184】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る物品
の製造システムによれば、複数のワークが収容可能とさ
れ、各製造ライン間に前記複数のワークを一括して搬送
するコンテナと、前記コンテナ内に収容されている複数
のワークの属性データを受け取るデータ受取り手段と、
前記データ受取り手段からの情報に基づいて、前記複数
のワークのうち、少なくともNG評価されたワークの位
置情報を作成する位置情報作成手段と、前記位置情報作
成手段にて作成された位置情報に対応するワークを抜き
取るワーク抜取り手段とを設けるようにしている。
【0185】このため、物品の製造過程において、多数
のワークが収容されたコンテナ内から例えばNG評価の
ワークを抜き取ることにより、その後の製造工程への影
響をなくすことができ、信頼性の向上、並びに工程管理
の簡単化を実現させることができるという効果が達成さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】前工程の組立工程から本実施の形態に係る製造
システムに投入される電池本体の構成を示す断面図であ
る。
【図2】電池本体を多数収容することができるコンテナ
の構成を示す斜視図である。
【図3】図3Aはコンテナの底部に設けられたホルダの
構成を示す平面図であり、図3Bはホルダの縦断面図で
ある。
【図4】本実施の形態に係る製造システムを示す構成図
である。
【図5】低温エージング処理設備及び第1の常温エージ
ング処理設備を示す構成図である。
【図6】高温エージング処理設備を示す構成図である。
【図7】活性化処理設備を示す構成図である。
【図8】第2の常温エージング処理設備を示す構成図で
ある。
【図9】容量検査設備を示す構成図である。
【図10】バッファ処理設備を示す構成図である。
【図11】ワーク抜取り装置及びワーク抜取り制御装置
を示す構成図である。
【図12】選別・出荷設備を示す構成図である。
【図13】本実施の形態の具体的構成例に係る製造シス
テムによる電池の製造過程を示す工程ブロック図であ
る。
【符号の説明】
10…電池本体 40…コンテ
ナ 70…カード収納部 80…コンテ
ナ群 200…低温エージング処理設備 300…第1の常温エージング処理設備 400…高温
エージング処理設備 500…活性化処理設備 600…第2の常温エージング処理設備 700…容量
検査設備 800…バッファ処理設備 810…ワー
ク抜取り装置 812…ワーク抜取り制御装置 850…固定
台 852…NG用コンテナ 854…サン
プル用コンテナ 856…ロボット 858…ロボ
ット駆動制御機構 860…チャッキング機構 862…チャ
ッキング制御機構 900…選別・出荷設備 DC…データ
カード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のワークが収容可能とされ、各製造ラ
    イン間に前記複数のワークを一括して搬送するコンテナ
    と、 前記コンテナ内に収容されている複数のワークの属性デ
    ータを受け取るデータ受取り手段と、 前記データ受取り手段からの情報に基づいて、前記複数
    のワークのうち、少なくともNG評価されたワークの位
    置情報を作成する位置情報作成手段と、 前記位置情報作成手段にて作成された位置情報に対応す
    るワークを抜き取るワーク抜取り手段とを有することを
    特徴とする物品の製造システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の物品の製造システムにおい
    て、 前記位置情報作成手段は、前記データ受取り手段からの
    情報に基づいて、前記NG評価されたワークの位置情報
    に加えて、前記サンプル評価対象のワークの位置情報を
    作成することを特徴とする物品の製造システム。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の物品の製造システム
    において、 多数の棚を有し、かつ前記コンテナをそれぞれ分離して
    収容可能とされた収容ユニットと、 前記収容ユニットに対する前記コンテナの出入れ順序を
    設定する出入れ順序設定手段と、 前記出入れ順序設定手段にて設定された順番で前記コン
    テナを出入れ搬送する搬送機構とを具備し、 前記データ受取り手段は、前記搬送機構によって前記ワ
    ーク抜取り手段側に搬送された前記コンテナにおける前
    記複数のワークの属性データを前記位置情報作成手段に
    供給することを特徴とする物品の製造システム。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載の物品
    の製造システムにおいて、 前記コンテナは、当該コンテナに収容されている複数の
    ワークの属性がアクセスされるデータカードを具備し、 前記データ受取り手段は、前記コンテナに具備された前
    記データカードに対してアクセスを行うカードアクセス
    手段と、 少なくとも前記ワークに関する属性が登録されるセル情
    報テーブルが記憶された記憶手段と、 少なくとも前記カードアクセス手段と前記記憶手段間の
    データ転送を行うデータアクセス手段とを有し、 前記カードアクセス手段を通じて受け取られた少なくと
    も前記コンテナの識別コードと該コンテナ内の複数のワ
    ークの属性データを、少なくとも前記識別コードを指標
    として前記セル情報テーブルに格納することを特徴とす
    る物品の製造システム。
JP9123657A 1997-05-14 1997-05-14 物品の製造システム Pending JPH10312822A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111792248A (zh) * 2019-04-08 2020-10-20 北京京东乾石科技有限公司 调整料箱储位的方法和装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111792248A (zh) * 2019-04-08 2020-10-20 北京京东乾石科技有限公司 调整料箱储位的方法和装置
CN111792248B (zh) * 2019-04-08 2024-03-01 北京京东乾石科技有限公司 调整料箱储位的方法和装置

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