JPH10312606A - テープ停止制御方法および磁気記録再生装置 - Google Patents

テープ停止制御方法および磁気記録再生装置

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JPH10312606A
JPH10312606A JP9134317A JP13431797A JPH10312606A JP H10312606 A JPH10312606 A JP H10312606A JP 9134317 A JP9134317 A JP 9134317A JP 13431797 A JP13431797 A JP 13431797A JP H10312606 A JPH10312606 A JP H10312606A
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JP
Japan
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tape
tension
magnetic recording
capstan
pinch roller
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Application number
JP9134317A
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English (en)
Inventor
Hikari Hirata
光 平田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication of JPH10312606A publication Critical patent/JPH10312606A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープ保護モードにおける磁気テープのテン
ションを精度よく制御可能なテープ停止制御方法および
磁気記録再生装置を提供すること。 【解決手段】 磁気記録再生装置において、テープ停止
状態からテープ保護モードへの移行時に、まず巻き取り
側のリールモータ3のトルクを制御してテープ6のテン
ションを下げ、その後キャプスタン13とピンチローラ
12によってドラム10に巻きついているテープ6を必
要な量だけ弛ませる。あるいはテープ6を弛ませている
間にテンションを下げる。本発明においては、予めテー
プのテンションを殆ど0に下げるので、テープを送り出
す時にテープのテンションを考慮する必要がなく、テー
プ保護に必要な量だけテープを精度良く送り出せばよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテープ停止制御方法
および磁気記録再生装置に関し、特に、テープ保護モー
ドにおける磁気テープのテンションを精度よく制御可能
なテープ停止制御方法および磁気記録再生装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば放送局用の磁気記録再生装
置においては、コマーシャルの送出や編集などの際に、
磁気テープの同一箇所を繰り返し再生し、送出すること
があり、この時には磁気テープを回転ドラムに巻き付け
たままの状態で待機する必要があった。そして、回転ド
ラム上の回転ヘッドが磁気テープに対し摺動接触する時
間が長くなると、磁気テープにダメージを与える恐れが
あった。このダメージからテープを保護するために、待
機中はテープテンションをきわめて低い値(0グラム近
傍)に設定し、テープをたるませるテープ保護モードが
用意されていた。このテープ保護モード(テンション解
放モード)においては、待機中に再生命令等が指示され
た場合には速やかに再生画像を送出する必要があるの
で、回転ヘッドは回転し続けており、磁気テープと回転
ヘッドは常に接触していた。
【0003】図5は、従来のテープ保護モード移行時の
処理を示すフローチャートである。S1においてはテー
プを挟んでピンチローラをキャプスタンに圧着する。S
2においてはキャプスタンモータを駆動してキャプスタ
ンとピンチローラとに挟まれたテープを送り出す。
【0004】S3においてはテンションレギュレータの
位置を入力することによってテープテンション値を検出
する。S4においては、テンション値が所定の値以下に
なったか否かが判定される。そして、判定結果が否定の
場合にはS2に戻るが、肯定の場合にはS5に移行す
る。S5においてはキャプスタンモータの駆動を停止
し、S6においてはピンチローラをキャプスタンから離
脱する。
【0005】従来、テープ停止状態においては、巻き取
り側リールにテープを巻き取る方向にトルクがかかって
おり、テープ保護モードへの移行時においては、該テン
ション(約20グラム程度)がそのまま残ってしまって
いた。即ち、ピンチローラから巻き取りリールまでのテ
ープにテンションがかかっているので、S6においてピ
ンチローラを離脱した場合に、ドラムに巻き付いている
テープが巻き取りリール側に引っ張られる。従って、S
4におけるテンションの判定値をその分だけ低く設定
し、ドラムに巻き付いているテープのゆるみ量を多く設
定していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のテ
ープ保護モード移行時の処理においては、引っ張られる
分のテープテンションを考慮して、多めにテープをたる
ませるので、テープがドラムのテープリードから外れて
しまい、再生モード移行時にテープがリードエッジと接
触してテープにダメージが発生する恐れがあるという問
題点があった。
【0007】また、テープのゆるみ量にばらつきが発生
し、テープがゆるみ過ぎた場合にはドラムリードから脱
落してしまい、一度ゆるんだテープが再度張る際に、テ
ープとリードとの接触によって、テープ下エッジにダメ
ージが発生する恐れがあった。更に、テープのゆるみが
少な過ぎた場合には、待機時にヘッドとの接触によって
テープの磁性面にダメージを受ける恐れがあるという問
題点もあった。本発明の目的は、前記のような従来技術
の問題点を解決し、テープ保護モードにおける磁気テー
プのテンションを精度よく制御可能なテープ停止制御方
法および磁気記録再生装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録再生装
置におけるテープ停止制御方法は、テープ停止状態から
テープ保護モードへの移行時に、キャプスタンとピンチ
ローラーによってドラムに巻きついているテープを所定
量だけたるませる第1の工程と、遅くとも前記第1の工
程が完了してピンチローラがキャプスタンから離脱する
前に実行される、巻き取り側のテープのテンションを下
げる第2の工程とを任意の順序で起動することを特徴と
する。
【0009】また、本発明の磁気記録再生装置は、停止
状態における巻き取り側のテープのテンションを下げる
テンション低下手段と、キャプスタンとピンチローラー
によってドラムに巻きついているテープを所定量だけた
るませるテープ送り手段と、テープ停止状態からテープ
保護モードへの移行時に、遅くとも前記テープ送り手段
の動作が完了してピンチローラがキャプスタンから離脱
する前にテンション低下手段の動作が完了するように、
テンション低下手段およびテープ送り手段を任意の順序
で作動させる制御手段とを含むことを特徴とする。
【0010】本発明においては、テンションを下げる工
程あるいはテンション低下手段が、予めテープのテンシ
ョンを殆ど0に下げるので、テープを緩ませる第1の工
程あるいはテープ送り手段がテープのテンションを考慮
する必要がなく、テープ保護に必要な量だけテープを精
度良く送り出すように作用する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は、本発明が適用され
る放送局用磁気記録再生装置の主要部の機構例を示す説
明図である。図1においては、テープ6がローディング
された状態を示している。通常再生時はカセット1の送
り出し側リールであるSリール4から送り出されたテー
プ6は、複数のガイドピンを経由し、キャプスタンモー
タ14によって駆動されるキャプスタン13およびピン
チローラ12によって挟まれ、巻き取られる。
【0012】ドラムモータ11によって駆動されるドラ
ム10には図示しない周知のテープリードがあり、該リ
ードに沿ってドラム10を周回したテープ6は、テンシ
ョンレギュレータ19を経て、巻き取り側リールである
Tリール2に巻き取られる。なお、TリールおよびSリ
ールはそれぞれTリールモータ3およびSリールモータ
5によって駆動され、任意の回転方向に任意の値のトル
クを駆けることが出来るように構成されている。
【0013】テンションレギュレータ19はバネによっ
て図1の上部方向に回転する力がかけられ、テープのテ
ンションとバネの力が釣り合った位置で止まるようにな
っている。そして、テンションレギュレータ19の回転
軸に装着された角度センサ20によってテープのテンシ
ョン値を検出することが出来る。なお各種磁気ヘッド1
5〜18がテープ経路上に配置されている。
【0014】図2は、磁気記録再生装置の制御機能を示
すブロック図である。制御プログラムを記憶したRO
M、RAM、入出力回路等を内蔵し、装置全体を制御す
るCPU30は、パネル39から、あるいは外部制御端
子から入力される動作命令に基づき、各種モータやソレ
ノイドを駆動する。ソレノイド32は、ドライバ31を
介してCPU30によって駆動され、ピンチローラ12
をキャプスタン13に圧着/離脱させる。検出回路34
はキャプスタンモータ14およびドラムモータ11それ
ぞれの回転数を検出し、CPU30はそれぞれのモータ
11、14が所定の回転数になるように、フィードバッ
ク制御する。
【0015】角度センサ20はテンションレギュレータ
19の回転角を検出し、CPU30は、例えば再生時に
はテープテンションが一定の値になるように、送り出し
側のSリールモータ5のトルクを制御する。また、テー
プの停止時には、Tリールモータ3、Sリールモータ5
のそれぞれを制御し、Tリール、Sリールのそれぞれに
テープが弛まず、かつピンチローラを離脱してもテープ
が移動しない程度の弱いトルク(例えば20グラム程度
以下)をかけておく。
【0016】図3は、磁気記録再生装置の動作モードの
遷移例を示す説明図である。なお、この遷移図は本発明
に関する主要部を示したものであり、全てのモードおよ
び状態遷移を示すものではない。再生モード50におい
てはテープが走行しているが、テープ停止モード52あ
るいは静止画再生モード51においては、テープはドラ
ムに巻き付いた状態で停止している。従って、ヘッドと
の接触によるダメージを防止するために、テープ停止状
態で所定時間が経過するとテープ保護モード53に移行
する。
【0017】テープ保護モード53においては、テープ
のテンションを殆ど0に制御し、かつ、再生命令あるい
は静止画再生命令が入力された場合には直ちに画像の再
生が行えるようにするために、テープが必要以上に弛ん
でドラムのリードから外れたりしないように制御され
る。
【0018】図6は、本発明のテープ保護(テンション
レリース)モード移行時の処理を示すフローチャートで
ある。S11においては、CPU30はドライバ38を
介してTリールモータ3を制御し、例えばトルクを1/
4に下げる。従って、Tリールに架かっているバックテ
ンション(例えば約20グラム)がかなり低下する。但
し、完全に0にしてしまうとテープ6が弛み過ぎるの
で、ごく僅かテンションを残しておく。図4は、本発明
のテープ保護モード移行時の動作を示す説明図である。
図4(a)が図6のS1に対応する状態である。Tリー
ルトルクを下げた結果、テープのテンションが釣り合う
まで、僅かにテープが送り出される。
【0019】図6のS12においては、テープを挟んで
ピンチローラをキャプスタンに圧着する。S13におい
てはキャプスタンモータを駆動してキャプスタンとピン
チローラとに挟まれたテープを送り出す。S14におい
てはテンションレギュレータ19の位置を入力すること
によってテープテンション値を検出する。S15におい
ては、テンション値が所定の値以下になったか否かが判
定される。そして、判定結果が否定の場合にはS13に
戻るが、肯定の場合にはS16に移行する。
【0020】図4(b)が図6のS13に対応する状態
である。キャプスタン12はピンチローラ13に圧着さ
れ、テープ6が所定量だけ送り出される。この結果、テ
ンションレギュレータ19がバネの力によって図4の上
方に移動する。CPU30は角度センサ20によってテ
ンションレギュレータ19の位置、即ちテンション値を
検出する。
【0021】図6において、S16においてはキャプス
タンモータ14の駆動を停止し、S17においてはピン
チローラ12をキャプスタン13から離脱する。図4
(c)が図6のS17に対応する状態である。本発明に
おいては、S11において巻き取り側のテンションを殆
ど0に下げておくので、S17においてピンチローラ1
2をキャプスタン13から離脱してもテープが引っ張ら
れることがなく、テープにはテンションレギュレータ1
9によって張られたテンションがそのまま架かってい
る。従って、CPU30は角度センサ20の値を監視し
ながらテープを送り出していくことによって、精度良く
テンションを制御することが出来る。
【0022】以上、実施例を開示したが、本発明におい
ては以下に示すような変形例も考えられる。実施例にお
いては、最初にテンションを低減させておいてからテー
プの送り出しをする例を開示したが、例えば最初にピン
チローラを圧着させてテープを送り出しながら、テープ
のテンションを低減させるためにTリールのトルクを低
減するようにしてもよい。要するに、テープの送り出し
が終了して、ピンチローラを離脱させるまでにテンショ
ンの低減が完了していれば良い。なお、実施例において
は、図3にモード遷移の一例を開示したが、本発明はテ
ープが停止し、ドラムが回転している任意のモードに適
用可能である。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
テンションを下げる工程において、予めテープのテンシ
ョンを殆ど0に下げるので、テープを緩ませる工程にお
いては、テープのテンションを考慮する必要がなく、テ
ープ保護に必要な量だけテープを精度良く送り出すこと
ができる。従って、テープが弛み過ぎてドラムのリード
から脱落したり、張りすぎて磁性面がダメージを受ける
恐れが減少するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される放送局用磁気記録再生装置
の主要部の機構を示す説明図である。
【図2】磁気記録再生装置の制御機能を示すブロック図
である。
【図3】磁気記録再生装置の動作モードの遷移を示す説
明図である。
【図4】本発明のテンション解放モード移行時の動作を
示す説明図である。
【図5】従来のテンション解放モード移行時の処理を示
すフローチャートである。
【図6】本発明のテンション解放モード移行時の処理を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…テープカセット、2…Tリール、3…Tリールモー
タ、4…Sリール、5…Sリールモータ、6…テープ、
10…ドラム、11…ドラムモータ、12…ピンチロー
ラ、13…キャプスタン、14…キャプスタンモータ、
15、16、17、18…ヘッド、19…テンションレ
ギュレータ、20…角度センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ停止状態からテープ保護モードへ
    の移行時に、 キャプスタンとピンチローラーによってドラムに巻きつ
    いているテープを所定量だけたるませる第1の工程と、 遅くとも前記第1の工程が完了してピンチローラがキャ
    プスタンから離脱する前に実行される、巻き取り側のテ
    ープのテンションを下げる第2の工程と、を任意の順序
    で起動することを特徴とする磁気記録再生装置における
    テープ停止制御方法。
  2. 【請求項2】 上記第2の工程は、巻き取り側リールの
    駆動モータのトルクを低下させることによって実行され
    ることを特徴とする請求項1に記載のテープ停止制御方
    法。
  3. 【請求項3】 停止状態における巻き取り側のテープの
    テンションを下げるテンション低下手段と、 キャプスタンとピンチローラーによってドラムに巻きつ
    いているテープを所定量だけたるませるテープ送り手段
    と、 テープ停止状態からテープ保護モードへの移行時に、遅
    くとも前記テープ送り手段の動作が完了してピンチロー
    ラがキャプスタンから離脱する前にテンション低下手段
    の動作が完了するように、テンション低下手段およびテ
    ープ送り手段を任意の順序で作動させる制御手段とを含
    むことを特徴とする磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 上記テンション低下手段は、巻き取り側
    リールの駆動モータのトルクを低下させるトルク低下手
    段であるとを特徴とする請求項3に記載の磁気記録再生
    装置。
JP9134317A 1997-05-08 1997-05-08 テープ停止制御方法および磁気記録再生装置 Pending JPH10312606A (ja)

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JPH10312606A true JPH10312606A (ja) 1998-11-24

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